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  • 特許-ソケット構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-22
(45)【発行日】2023-12-01
(54)【発明の名称】ソケット構造
(51)【国際特許分類】
   B25B 21/00 20060101AFI20231124BHJP
【FI】
B25B21/00 H
【請求項の数】 9
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021072935
(22)【出願日】2021-04-22
(65)【公開番号】P2021186962
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2021-04-28
(31)【優先権主張番号】109118214
(32)【優先日】2020-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】511314186
【氏名又は名称】優鋼機械股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】謝 智慶
【審査官】山内 康明
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-068238(JP,A)
【文献】米国特許第05438894(US,A)
【文献】国際公開第2009/022585(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0251092(US,A1)
【文献】意匠登録第1579930(JP,S)
【文献】米国特許出願公開第2007/0144311(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソケット構造であって、締結部材を接続するのに用いられる締結端、及び駆動端により構成され、前記締結端は前記ソケット構造の一端に設けられ、前記駆動端は前記ソケット構造の他端に設けられ、前記駆動端は、前記締結端側に位置する複数の側部接続面、前記側部接続面に対して締結端から離れる側に位置しかつ前記駆動端の構造強度を高めるための環状突出構造、及び重さを効果的に減らし軽量化するための少なくとも2つの第1貫通孔を有し、前記側部接続面は相連なって前記駆動端を取り囲んでおり、2つの前記第1貫通孔はそれぞれ前記駆動端に前記ソケット構造の中心軸に対して対称に貫通形成され、前記側部接続面は、加力手段を接続するのに用いられ、前記環状突出構造は前記駆動端の一端から前記締結端から離れる側に向かって突出し且つ前記一端を取り囲んでおり、前記環状突出構造の厚さは前記駆動端の厚さよりも大きく、
前記環状突出構造の厚さおよび前記駆動端の厚さは、前記ソケット構造の中心軸に垂直な方向での厚さである、ソケット構造。
【請求項2】
前記側部接続面は相連なって等辺多角柱又は等角多角柱を構成する、請求項1に記載のソケット構造。
【請求項3】
前記少なくとも2つの第1貫通孔は少なくとも2つの前記側部接続面に貫通形成される、請求項1に記載のソケット構造。
【請求項4】
各前記側部接続面の間は接続部を有し、前記少なくとも2つの第1貫通孔はそれぞれ少なくとも2つの前記接続部に貫通形成される、請求項1に記載のソケット構造。
【請求項5】
前記締結端は少なくとも1つの第2貫通孔を有し、それは前記締結端に貫通形成される、請求項1に記載のソケット構造。
【請求項6】
前記少なくとも1つの第2貫通孔の数は2つであり、2つの前記第2貫通孔はそれぞれ前記締結端に中心軸に対して対称に貫通形成される、請求項5に記載のソケット構造。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第2貫通孔の一端から前記締結端の一端までの距離は前記締結部材のねじ頭の厚さよりも大きいか又は小さい、請求項5に記載のソケット構造。
【請求項8】
複数の第3貫通孔をさらに含み、それは前記駆動端に貫通形成され、各前記第3貫通孔の寸法サイズと各前記第1貫通孔の寸法サイズは異なる、請求項1に記載のソケット構造。
【請求項9】
複数の第3貫通孔をさらに含み、それは前記駆動端に貫通形成され、各前記第3貫通孔の形状と各前記第1貫通孔の形状は異なる、請求項1に記載のソケット構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はソケット構造に関し、特に重さを軽くし得る軽量ソケット構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
各種様々な締結部材や加力手段の規格や用途に対応するため、当業者の工具箱内には通常、各種規格サイズのソケットが数多く準備されている。
【0003】
一般的に従来のソケットは回転トルクやその構造強度を維持するために、金属材料で製造されている。ソケットは工具箱内に不可欠な手工具であるが、ソケットが多いと工具箱の重さが大幅に増加し、使用者の携帯する負担が増えてしまう。
【0004】
そのため、ソケットの重さを如何に減らして携帯の利便性を向上させるかは、当業者にとって改良の価値ある課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、貫通孔を設けることにより軽量ソケット構造の重さを効果的に減らし、携帯しやすくする目的を達成する、軽量ソケット構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの実施形態が提供する軽量ソケット構造は、締結端及び駆動端により構成され、締結端は軽量ソケット構造の一端に設けられ、駆動端は軽量ソケット構造の他端に設けられ、駆動端は複数の側部接続面及び少なくとも2つの第1貫通孔を有し、側部接続面は相連なって駆動端を取り囲んでおり、2つの第1貫通孔はそれぞれ駆動端に軽量ソケット構造の中心軸に対して対称に貫通形成される。
【0007】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、側部接続面は相連なって等辺多角柱又は等角多角柱を構成することができる。
【0008】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、少なくとも2つの第1貫通孔は少なくとも2つの側部接続面に貫通形成することができる。
【0009】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、各側部接続面の間は接続部を有し、少なくとも2つの第1貫通孔はそれぞれ少なくとも2つの接続部に貫通形成することができる。
【0010】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、締結端は少なくとも1つの第2貫通孔を有することができ、それは締結端に貫通形成される。
【0011】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、少なくとも1つの第2貫通孔の数は2つでよく、2つの第2貫通孔はそれぞれ締結端に中心軸に対して対称に貫通形成される。
【0012】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、締結端は締結部材を接続するのに用いられ、少なくとも1つの第2貫通孔の一端から締結端の一端までの距離は締結部材のねじ頭の厚さより大きくても小さくてもよい。
【0013】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、環状突出構造をさらに含むことができ、それは駆動端の一端から外側に向かって突出し且つその一端を取り囲んでおり、環状突出構造の厚さは駆動端の厚さよりも大きい。
【0014】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、複数の第3貫通孔をさらに含むことができ、それは駆動端に貫通形成され、各第3貫通孔の寸法の大きさと各第1貫通孔の寸法の大きさは異なる。
【0015】
上述の実施形態による軽量ソケット構造において、複数の第3貫通孔をさらに含むことができ、それは駆動端に貫通形成され、各第3貫通孔の形状と各第1貫通孔の形状は異なる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の上述及び他の目的、特徴、優位点並びに実施例をより明解にするため、図面について以下の通り説明する。
【0017】
図1】本発明の1つの実施形態における軽量ソケット構造の概念図である。
図2図1の軽量ソケット構造の断面概念図である。
図3】本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造の概念図である。
図4】本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造の概念図である。
図5】本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しつつ本発明の複数の実施例について説明する。明確に説明するため、以下の記述中では多くの実務上の詳細も併せて説明する。なお、それらの実務上の詳細は本発明を限定するものではないことを理解されたい。即ち、本発明の一部の実施例中、それらの実務上の詳細は不要である。また、図面を簡略化するため、公知慣用の構造及び構成要素は、図面中に簡単に概略する方法で示している。また、重複する構成要素は同じ符号で示されている場合がある。
【実施例1】
【0019】
図1及び図2を参照して、図1は本発明の1つの実施形態における軽量ソケット構造100の概念図であり、図2図1の軽量ソケット構造100の断面概念図である。軽量ソケット構造100は、締結端110及び駆動端120により構成され、締結端110は軽量ソケット構造100の一端に設けられ、駆動端120は軽量ソケット構造100の他端に設けられ、駆動端120は複数の側部接続面121及び少なくとも2つの第1貫通孔130を有する。側部接続面121は相連なって駆動端120を取り囲んでいる。2つの第1貫通孔130はそれぞれ駆動端120に軽量ソケット構造100の中心軸Xに対して対称に貫通形成される。
【0020】
第1貫通孔130を設けることにより、軽量ソケット構造100の重さを効果的に減らすことができ、使用者がより便利に携帯して使用することができる。また、側部接続面121を設けることにより、駆動端120を様々なタイプの加力手段との接続に供し得るとともに、側部接続面121が駆動端120を加力手段とより緊密に接続させることができ、これにより軽量ソケット構造100の加力効果を高めている。
【0021】
図2から分かるように、軽量ソケット構造100の締結端110は締結穴131を有し、それは締結部材(図示しない)を接続するのに用いられ、駆動端120は加力手段(図示しない)を接続するのに用いられる駆動穴122を有する。締結穴131及び駆動穴122の設置並びに締結部材及び加力手段の接続方法については、手工具のソケット構造分野において通常知識であるため、ここでは説明を省略する。
【0022】
図1中、第1貫通孔130の数は2つでよく、1つの第1貫通孔130ともう1つの貫通孔130は、駆動端120に軽量ソケット構造100の中心軸Xに対して対称に貫通形成されている。さらに詳述すると、2つの第1貫通孔130はそれぞれ2つの側部接続面121に中心軸Xに対して対称に貫通形成されている。これにより、中心軸Xに対して対称な2つの第1貫通孔130を杆体部材(図示しない)が貫通するのに供することができ、杆体部材は加力手段として軽量ソケット構造100の回転を駆動し、締結したい締結部材を締め付けるか取り外すことができる。これにより、本発明の軽量ソケット構造100は、駆動穴122により加力手段(ソケットレンチなど)と接続できるだけでなく、第1貫通孔130を様々な形態の加力手段(杆体部材など)の接続に供することもできる。これにより、軽量ソケット構造100がより多様な加力手段と組み合わせられるようになり、且つ各種の作業角度及び各種の作業環境により一層対応できるようになり、軽量ソケット構造100の応用幅を広げることができる。他の実施例において、第1貫通孔130の数は使用ニーズに応じて配置することができ、本発明はここで開示する内容に限定されない。
【0023】
一方、図1中、側部接続面121の数は6つでよい。側部接続面121を設けることにより、軽量ソケット構造100の駆動端120を多角柱にすることができ、駆動端120をラチェットレンチ又はコンビネーションスパナなど、様々なタイプの加力手段の接続に供することができる。
【0024】
さらに、各側部接続面121は相連なって、等辺四角柱、等辺五角柱、等辺六角柱、等辺八角柱、等辺十二角柱又は等辺十六角柱などの等辺多角柱を構成することができる。また、側部接続面121は相連なって、等角三角柱、等角四角柱、等角五角柱、等角六角柱、等角八角柱、等角十二角柱又は等角十六角柱などの等角多角柱を構成することもできる。側部接続面121の数はニーズに応じて配置することができ、本発明はこれらに限定されない。
【0025】
対称な2つの第1貫通孔130及び複数の側部接続面121を設けることにより、軽量ソケット構造100がより多様な加力手段と組み合わせられるようになり、且つ各種の作業角度及び各種の作業環境により一層対処できるようになり、軽量ソケット構造100の応用幅を広げることができるが、第1貫通孔130の数及び設ける位置は使用ニーズに応じて設定することができ、本発明はここで開示する内容に限定されない。
【0026】
また、軽量ソケット構造100は環状突出構造140をさらに含むことができ、それは駆動端120の一端から外側に向かって突出し且つ駆動端120の一端を取り囲んでいる。図2から分かるように、環状突出構造140の厚さD4は駆動端120の厚さD3よりも大きくすることができ、つまり、環状突出構造140は駆動端120よりも厚く、これにより、環状突出構造140が駆動端120の構造強度を効果的に高めることができるほか、環状突出構造140が駆動端120を取り囲む構造配置により、応力の分散に役立てることができ、加力が大きすぎて軽量ソケット構造100が破損又は変形してしまうリスクが低減され、軽量ソケット構造100の耐用年数をより増加させることができる。さらに、環状突出構造140を設けることにより、加力手段を駆動端120により安定的に係合させて、加力手段の加力効果を一層高めることができる。
【実施例2】
【0027】
図3を参照して、図3は本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造200の概念図である。図3の軽量ソケット構造200の締結端210、駆動端220及び側部接続面221の配置関係はいずれも図1の軽量ソケット構造100の対応する構成要素と類似しており、同じ部分については説明を省略する。特別な点として、図3の実施形態中、駆動端220の角側部接続面221の間は接続部250を有し、各第1貫通孔230は接続部250に貫通形成されている。
【0028】
さらに詳述すると、図3中、側部接続面221の数は6つでよく、駆動端220は六角柱でよく、接続部250は六角柱の角部分に示している。図3に示す通り、第1貫通孔230の数は2つでよく、2つの第1貫通孔230はそれぞれ2つの接続部250に軽量ソケット構造200の中心軸Xに対して対称に貫通形成することができ、つまり、2つの第1貫通孔230は駆動端220の対角に貫通形成することができ、これにより、軽量ソケット構造200を各種の作業角度及び作業環境に一層合わせることができる。
【実施例3】
【0029】
図4を参照して、図4は本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造300の概念図である。図4の軽量ソケット構造300の締結端310、駆動端320、側部接続面321及び第1貫通孔330の配置関係はいずれも図1の軽量ソケット構造100の対応する構成要素と類似しており、同じ部分については説明を省略する。特別な点として、図4中、軽量ソケット構造300の締結端310は第2貫通孔360を有することができ、第2貫通孔360は締結端310に貫通形成されている。第2貫通孔360を設けることにより、軽量ソケット構造300の重さをさらに減らすことができる。
【0030】
さらに詳述すると、図4中、第2貫通孔360の数は2つでよく、各第2貫通孔360は締結端310に中心軸Xに対して対称に貫通形成されており、第1貫通孔330と第2貫通孔360はそれぞれ駆動端320と締結端310に互い違いに設けられている。これにより、軽量ソケット構造300全体の構造強度をより均一にすることができ、軽量ソケット構造300に過度の加力による変形がより生じにくくなるとともに、軽量ソケット構造300の耐用年数をより増加させることができる。他の実施例において、第2貫通孔360の数はニーズに応じて配置することができ、本発明はここで開示する内容に限定されない。
【0031】
また、第2貫通孔360の一端から締結端310の一端までの距離D1は、締結部材のねじ頭の厚さD2より大きくても同じでも小さくてもよい。図4の実施形態中、第2貫通孔360の一端から締結端310の一端までの距離D1は、締結部材のねじ頭の厚さD2より小さくてもよく、これにより、軽量ソケット構造300の締結穴311を締結部材に接続したとき、使用者は第2貫通孔360を通して締結部材の締め付け具合を直接観察することができ、さらに締結部材が締結穴311に確実に接続されているか否かを確認して、軽量ソケット構造300の加力効果を確保することができる。その他の実施形態において、第2貫通孔360の一端から締結端310の一端までの距離D1は、締結部材のねじ頭の厚さD2より大きくてもよく、これにより、締結端310が締結部材のねじ頭を完全に被覆し、軽量ソケット構造300の加力効果を一層高めることができる。なお、使用者は使用ニーズに応じて配置することができ、本発明はここで開示する内容に限定されない。
【実施例4】
【0032】
図5を参照して、図5は本発明の別の実施形態における軽量ソケット構造400の概念図である。図5の軽量ソケット構造400の締結端410、駆動端420、第1貫通孔430及び側部接続面421の配置関係はいずれも図1の軽量ソケット構造100の対応する構成要素と類似しており、同じ部分については説明を省略する。特別な点として、軽量ソケット構造400は第3貫通孔470をさらに含むことができ、それは駆動端420に貫通形成され、各第3貫通孔470の寸法サイズ及び形状と各第1貫通孔430の寸法サイズ及び形状は異なる。
【0033】
具体的には、図5の実施形態中、第3貫通孔470の数は4つであり、各第3貫通孔470は第1貫通孔430と隣接し、第3貫通孔470は2つずつ対になって駆動端420に中心軸Xに対して対称に貫通形成されている。これにより、第3貫通孔470を加力手段の貫通に供することができる。また、第1貫通孔430と寸法サイズ及び形状が異なる第3貫通孔470を配置することにより、軽量ソケット構造400を例えば大きさや規格の異なる加力手段など、より多様な加力手段と組み合わせられるようになり、使用者が締結や取り外し作業を行う際、加力手段の種類により幾らか制限されることがなくなる。
【0034】
また、図5に示す通り、第1貫通孔430及び第3貫通孔470は駆動端420に囲むように設けられ、これにより、軽量ソケット構造400が各種の作業角度及び各種の作業環境により一層対応できるようになり、締結や取り外し作業における利便性を高めることができる。
【0035】
図5の実施形態中、第3貫通孔470の形状は楕円形にすることができるが、その他の実施形態中、第3貫通孔470の数、形状、寸法サイズ及び設置位置は様々な使用ニーズに応じて変化させてもよく、本発明はここで開示する内容に限定されない。
【0036】
なお、上述で開示する内容の軽量ソケット構造における各技術的特徴はいずれも組み合わせて配置し、対応する効果を達成してもよい。
【0037】
要約すると、本発明の軽量ソケット構造は以下の優位点を有する。
【0038】
1つ目に、第1貫通孔を設けることにより、軽量ソケット構造の重さを効果的に軽くし、携帯の利便性を向上させることができる。
【0039】
2つ目に、第1貫通孔を駆動端に対称に貫通形成することにより、軽量ソケット構造を様々な加力手段の接続に供することができる。
【0040】
3つ目に、側部接続面を設けることにより、軽量ソケット構造をより多様な加力手段の接続に供することができ、これにより軽量ソケット構造が各種の作業角度及び作業環境により一層対応できるようになり、軽量ソケット構造の使用における利便性や応用幅を増加させることができる。
【0041】
4つ目に、第2貫通孔を設けることで軽量ソケット構造の重さを減らすことができるほか、使用者は第2貫通孔を通して締結部材の状態を直接観察し、締結部材が締結穴内に確実に接続されているか否かを確認することができる。
【0042】
5つ目に、環状突出構造を設けることにより、軽量ソケット構造の構造強度を高めることができ、且つその耐用年数をより増加させることができる。
【0043】
本発明を上述の実施形態により開示したが、それらは本発明を限定するものではなく、当業者であれば本発明の精神及び範囲を逸脱することなく各種の変更や修飾を行うことが可能であり、本発明の保護範囲は添付の特許請求の範囲が定めるところに準ずるものとする。
【符号の説明】
【0044】
100、200、300、400 軽量ソケット構造
110、210、310、410 締結端
120、220、320、420 駆動端
121、221、321、421 側部接続面
122 駆動穴
130、230、330、430 第1貫通孔
140 環状突出構造
250 接続部
131、311 締結穴
360 第2貫通孔
470 第3貫通孔
D1 第2貫通孔の一端から締結端の一端までの距離
D2 ねじ頭の厚さ
D3 駆動端の厚さ
D4 環状突出構造の厚さ
X 中心軸
図1
図2
図3
図4
図5