(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-22
(45)【発行日】2023-12-01
(54)【発明の名称】発光装置
(51)【国際特許分類】
H01L 33/08 20100101AFI20231124BHJP
H01L 33/38 20100101ALI20231124BHJP
H01L 33/24 20100101ALI20231124BHJP
H01L 33/10 20100101ALI20231124BHJP
【FI】
H01L33/08
H01L33/38
H01L33/24
H01L33/10
(21)【出願番号】P 2021512845
(86)(22)【出願日】2019-09-11
(86)【国際出願番号】 KR2019011795
(87)【国際公開番号】W WO2020055143
(87)【国際公開日】2020-03-19
【審査請求日】2022-09-08
(32)【優先日】2018-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506029004
【氏名又は名称】ソウル バイオシス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SEOUL VIOSYS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】65-16,Sandan-ro 163 Beon-gil,Danwon-gu,Ansan-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジョン ミン
(72)【発明者】
【氏名】キム,チャン ヨン
【審査官】佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-012244(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0288093(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 33/00-33/64
G09F 9/33
G09F 9/30
G09F 9/302
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1n型半導体層と、第1活性層と、第1p型半導体層とを有する第1発光部と、
前記第1発光部上に配置され、第2n型半導体層と、第2活性層と、第2p型半導体層とを有し、前記第2n型半導体層は、第1面と、第1面に対向する第2面とを有する第2発光部と、
前記第2発光部上に配置され、第3n型半導体層と、第3活性層と、第3p型半導体層とを有する第3発光部と、
前記第2n型半導体層の第1面上に配置された第1接触構造体と、
前記第2n型半導体層の第2面上に配置された第2接触構造体と、
前記第3n型半導体層と電気的に接続するように前記第3発光部に延在する第3接触構造体と、を含み、
前記第1接触構造体は、前記第1発光部内に延在して前記第1n型半導体層と電気的に接続し、
前記第2接触構造体は、前記第2発光部内に延在して第3n型半導体層と電気的に接続することを特徴とす
る発光装置。
【請求項2】
前記発光装置の第1角に配置され、第1、第2、及び第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、
前記発光装置の第2角に配置され、前記第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、
前記発光装置の第3角部に配置され、前記第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、
前記発光装置の第4角部に配置され、前記第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとをさらに含み、
前記第1、第2、及び第3n型半導体層は、前記第1乃至第3接触構造体によって互いに電気的に接続されることを特徴とする請求項
1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第2発光部は第2角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、
前記第3発光部は前記第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有する、請求項
2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第1接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第1p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、
前記第1カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、
前記第2接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第2p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、
前記第2カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層と、をさらに含むことを特徴とする請求項
1に記載の発光装置。
【請求項5】
第1n型半導体層と、第1活性層と、第1p型半導体層とを有する第1発光部と、
前記第1発光部上に配置され、第2n型半導体層と、第2活性層と、第2p型半導体層とを有し、前記第2n型半導体層は、第1面と、第1面に対向する第2面とを有する第2発光部と、
前記第2発光部上に配置され、第3n型半導体層と、第3活性層と、第3p型半導体層とを有する第3発光部と、
前記第2n型半導体層の第1面上に配置された第1接触構造体と、
前記第2n型半導体層の第2面上に配置された第2接触構造体と、
前記第1発光部内に延在し、前記第1n型半導体層と電気的に接続する第3接触構造体と、を含み、
前記第1接触構造体は前記第2発光部内に延在し、
前記第2接触構造体は前記第3発光部内に延在し、前記第3n型半導体層と電気的に接続されることを特徴とす
る発光装置。
【請求項6】
前記第1接触構造体の一方の面は前記第2n型半導体層に電気的に接続し、
前記第1接触構造体の他方の面は前記第1n型半導体層に電気的に接続することを特徴とする請求項
5に記載の発光装置。
【請求項7】
前記発光装置の第1角部に配置され、前記第1、第2、第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、
前記発光装置の第2角部に配置され、前記第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、
前記発光装置の第3角部に配置され、前記第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、
前記発光装置の第4角部に配置され、前記第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとをさらに含み、
前記第1、第2、第3n型半導体層は、前記第1及び第2接触構造体によって互いに電気的に接続されることを特徴とする請求項
5に記載の発光装置。
【請求項8】
前記第1発光部は、前記第1n型半導体層及び前記第2活性層が前記第2角部の少なくとも一部に形成されないようなメサ構造体を有し、
前記第2発光部は、前記第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、
前記第3発光部は、前記第4角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有することを特徴とする請求項
7に記載の発光装置。
【請求項9】
前記第1接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第2p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、
前記第1カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、
前記第2接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第3p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、
前記第2カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層と、をさらに含むことを特徴とする請求項
5に記載の発光装置。
【請求項10】
前記第1接触構造体と前記第3接触構造体とは互いに電気的に接続していることを特徴とする請求項
5に記載の発光装置。
【請求項11】
前記第1、第2、及び第3接触構造体のそれぞれは、オーミック層、第1導電層、バリア層、第2導電層、及び接着層を含み、
前記第1接触構造体の接着層と前記第3接触構造体の接着層とは互いに接触することを特徴とする請求項
10に記載の発光装置。
【請求項12】
前記発光装置の第1角部に配置され、前記第1、第2、及び第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、
前記発光装置の第2角部に配置され、前記第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、
前記発光装置の第3角部に配置され、前記第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、
前記発光装置の第4角部に配置され、前記第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとをさらに含み、
前記第1、第2、第3n型半導体層は、前記第1、第2、及び第3接触構造体によって互いに電気的に接続されることを特徴とする請求項
10に記載の発光装置。
【請求項13】
前記第2発光部は、前記第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、
前記第3発光部は、前記第4角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有することを特徴とする請求項
12に記載の発光装置。
【請求項14】
前記第3接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第1p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、
前記第1カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、
前記第2接触構造体の外側側壁を取り囲み、前記第3p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、
前記第2カラーフィルタの外側側壁を取り囲み、前記第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層と、をさらに含むことを特徴とする請求項
10に記載の発光装置。
【請求項15】
前記第1発光部の前記第1面に対向する第2面上に配置された基板をさらに含むことを特徴とする請求項1
又は5に記載の発光装置。
【請求項16】
前記第3発光部上に配置され、前記第1、第2、及び第3n型半導体層を電気的に接続する共通パッドと、
前記第3発光部上に配置され、前記第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、
前記第3発光部上に配置され、前記第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、
前記第3発光部上に配置され、前記第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドと、をさらに含むことを特徴とする請求項1
又は5に記載の発光装置。
【請求項17】
前記第3発光部上に配置され、それぞれ前記共通パッド、前記第1パッド、前記第2パッド、及び前記第3パッドと電気的に接続された貫通電極を有する支持基板をさらに含むことを特徴とする請求項
16に記載の発光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の例示的実施形態は一般に、発光装置に関し、より詳細には、複数の発光層が積層された発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオードは、無機光源として、表示装置、車両用ランプ、総合照明など様々な分野で多用されている。発光ダイオードは、寿命が長く、消費電力が少なく、既存の光源に比べて応答速度が速いため、既存の光源に急速に置き換わりつつある。
【0003】
特に、表示装置は、青色、緑色、赤色の混合色を利用して様々な色を表示することが一般的である。表示装置の各画素は青色、緑色、及び赤色のサブ画素を含み、特定の画素の色はこれらのサブ画素の色を通して決定され、画像は画素の組合せによって実現される。
【0004】
発光ダイオードは、主に表示装置のバックライト光源として使用されてきた。しかし、近年、発光ダイオードを用いて画像を直接実現する次世代ディスプレイとしてマイクロLEDディスプレイが開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の例示的な実施形態に従って構成された発光装置は、優れた光再現性を有する。
【0006】
本発明の概念のさらなる特徴は以下の説明に記載され、一部は説明から明らかになるか、又は本発明の概念の実施によって知ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の例示的な実施形態による発光装置は以下を含む。
【0008】
第1n型半導体層と、第1活性層と、第1p型半導体層とを含み、第1発光部の第1面上に配置され、第2n型半導体層と、第2活性層と、第2p型半導体層とを含み、第2n型半導体層は第1面と対向する第2面と、第2発光部の第1面上に配置された第3発光部と、第3n型半導体層と、第3活性層と、第3p型半導体層とを含み、第2n型半導体層の第1面に接触する第1接触構造体と、第2n型半導体層の第2面に接触する第2接触構造体とを含む、第1発光部。
【0009】
第1接触構造体は第1n型半導体層に電気的に接続するように第1発光部内に延在してもよく、第2接触構造体は第3n型半導体層と電気的に接続するように第2発光部内に延在してもよい。
【0010】
発光装置はさらに、第3n型半導体層と電気的に接続するように第3発光部内に延在する第3接触構造体を含んでもよい。
【0011】
発光装置はさらに、発光装置の第1角部に配置され、第1、第2、及び第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、発光装置の第2角部に配置され、第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、発光装置の第3角部に配置され、第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、発光装置の第4角部に配置され、第1、第2、及び第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとを含み、第1、第2、及び第3n型半導体層は、第1乃至第3接触構造体によって互いに電気的に接続される。
【0012】
第2発光部は第2角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、第3発光部は、第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有してもよい。
【0013】
発光装置はさらに、第1接触構造体の外側壁を取り囲み、第1p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、第1カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、第2接触構造体の外側壁を取り囲み、第2p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、第2カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層とを含んでもよい。
【0014】
第1接触構造体は第2発光部内に延在してもよく、第2接触構造体は第3発光部内に延在してもよく、第3n型半導体層と電気的に接続されてもよい。
【0015】
第1接触構造体の一方の面は第2n型半導体層と電気的に接続してもよく、第1接触構造体の他方の面は第1n型半導体層と電気的に接続してもよい。
【0016】
発光装置はさらに、発光装置の第1角部に配置され、第1、第2、第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、発光装置の第2角部に配置され、第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、発光装置の第3角部に配置され、第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、発光装置の第4角部に配置され、第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとを含んでもよく、第1、第2、第3n型半導体層は、第1及び第2接触構造体によって互いに電気的に接続される。
【0017】
第1発光部は第2角部の少なくとも一部に第1n型半導体層及び第2活性層が形成されないようにメサ構造体を有し、第2発光部は第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、第3発光部は、第4角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有してもよい。
【0018】
発光装置はさらに、第1接触構造体の外側壁を取り囲み、第2p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、第1カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、第2接触構造体の外側壁を取り囲み、第3p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、第2カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層とを含んでもよい。
【0019】
発光装置はさらに、第1発光部内に延在し、第1n型半導体層に電気的に接続する第3接触構造体を含んでもよい。
【0020】
第1接触構造体及び第3接触構造体は、互いに電気的に接続していてもよい。
【0021】
第1、第2、及び第3接触構造体のそれぞれはオーミック層、第1導電層、バリア層、第2導電層、及び接着層を含んでもよく、第1接触構造体の接着層と第3接触構造体の接着層とは互いに接触してもよい。
【0022】
発光装置はさらに、発光装置の第1角部に配置され、第1、第2、及び第3n型半導体層と電気的に接続された共通パッドと、発光装置の第2角部に配置され、第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、発光装置の第3角部に配置され、第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、発光装置の第4角部に配置され、第1、第2、及び第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとを含み、第1、第2、及び第3n型半導体層は、第1、第2、及び第3接触構造体によって互いに電気的に接続されてもよい。
【0023】
第2発光部は第2及び第3角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有し、第3発光部は、第4角部の一部が除去されたようなメサ構造体を有してもよい。
【0024】
発光装置はさらに、第3接触構造体の外側壁を取り囲み、第1p型半導体層上に延在する第1カラーフィルタと、第1カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第1カラーフィルタ上に延在する第1接着層と、第2接触構造体の外側壁を取り囲み、第3p型半導体層上に延在する第2カラーフィルタと、第2カラーフィルタの外側壁を取り囲み、第2カラーフィルタ上に延在する第2接着層とを含んでもよい。
【0025】
発光装置はさらに、第1発光部の第1面に対向する第2面上に配置された基板を含んでもよい。
【0026】
発光装置はさらに、第3発光部上に配置され、第1、第2、及び第3n型半導体層を電気的に接続する共通パッドと、第3発光部上に配置され、第1p型半導体層と電気的に接続された第1パッドと、第3発光部上に配置され、第2p型半導体層と電気的に接続された第2パッドと、第3発光部上に配置され、第3p型半導体層と電気的に接続された第3パッドとを含んでもよい。
【0027】
発光装置はさらに、第3発光部上に配置され、共通パッド、第1パッド、第2パッド、及び第3パッドとそれぞれ電気的に接続された貫通電極を含む支持基板を含んでもよい。
【0028】
前述した一般的な説明と、以下の詳細な説明とは、どちらも例示的及び説明的であり、特許請求される本発明のさらなる説明を提供するように意図されていることを理解されたい。
【発明の効果】
【0029】
例示的な実施形態によれば、第1n型半導体層、第2n型半導体層、及び第3n型半導体層は、共通パッドに対して、共通して電気的に接続され、第1p型半導体層、第2p型半導体層、及び第3p型半導体層が共通して接続される場合と比較して、電流が安定して供給されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1A】例示的な一実施形態による発光装置の上面図である。
【
図1B】例示的な実施形態による
図1AのラインA-A’に沿った断面図である。
【
図1C】例示的な実施形態による
図1AのラインA-A’に沿った断面図である。
【
図1D】例示的な実施形態による
図1AのラインA-A’に沿った断面図である。
【
図2A】別の例示的な実施形態による発光装置の上面図である。
【
図3】さらに他の実施形態による発光装置の断面図である。
【
図4】さらに他の実施形態による発光装置の断面図である。
【
図5】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図6】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図7】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図8】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図9】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図10】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図11】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図12】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図13】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図14】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図15】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図16】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【
図17】例示的な実施形態による発光装置の製造方法を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本開示の構成及び効果を十分に理解するために、本開示の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。しかしながら、本開示は、本明細書に記載された実施形態に限定されず、様々な形態で実施されてもよく、様々な変更が追加されてもよい。
【0032】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語は、本開示がその一部である当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
【0033】
以下、図面を参照して、様々な実施形態による発光装置を説明する。
【0034】
図1Aは例示的な実施形態による発光装置の上面図であり、
図1B及び
図1Cは、例示的な実施形態による
図1AのラインA-A’に沿った断面図である。
【0035】
図1A~
図1Cを参照すると、発光装置は、基板100上に垂直に積層された第1発光部LE1、第2発光部LE2、及び第3発光部LE3を含んでもよい。
【0036】
基板100は窒化ガリウム系半導体層を成長させることで得ることができ、サファイア(Al2O3)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウムガリウム(InGaN)、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化ガリウム(Ga2O3)、又はシリコンを含むことができる。また、基板100は、パターン化されたサファイア基板であってもよい。
【0037】
基板100の一方の面が第1発光部LE1に接し、他方の対向面が発光装置の光抽出面であってもよい。いくつかの例示的な実施形態では、基板100が除去されてもよい。このとき、第1発光部LE1の基板100側の面は、発光装置の光抽出面であってもよい。光抽出面が基板100の他方の面又は第1発光部LE1の一方の面である場合、第1発光部LE1から出射される光の波長は最も短くてもよく、第2発光部LE2から出射される光の波長は、第1発光部LE1から出射される光の波長よりも長くてもよく、第3発光部LE3から出射される光の波長よりも短くてもよく、第3発光部LE3から出射される光の波長は最も長くてもよい。例えば、第1発光部LE1は青色光を、第2発光部LE2は緑色光を、第3発光部LE3は赤色光をそれぞれ発光してもよい。
【0038】
第1発光部LE1は、第1n型半導体層102、第1活性層104、第1p型半導体層106、及び第1透明電極108を含んでもよい。第2発光部LE2は、第2n型半導体層202、第2活性層204、第2p型半導体層206、及び第2透明電極208を含んでもよい。第3発光部LE3は、第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306、及び第3透明電極308を含んでもよい。
【0039】
第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302の各々は、Siドープ窒化ガリウム系半導体層であってもよい。第1p型半導体層106、第2p型半導体層206、及び第3p型半導体層306の各々は、Mgドープ窒化ガリウム系半導体層であってもよい。第1活性層104、第2活性層204、及び第3活性層304は多重量子井戸(MQW)を含んでもよく、その構成比率は、所望のピーク波長の光を発するように決定される。第1透明電極108、第2透明電極208及び第3透明電極308のそれぞれとして、ZnO、インジウム錫酸化物(ITO)、亜鉛ドープインジウム錫酸化物(ZITO)、酸化亜鉛インジウム(ZIO)、酸化ガリウムインジウム(GIO)、酸化亜鉛錫(ZTO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)などの透明導電性酸化物(TCO)が用いられてもよい。
【0040】
発光装置はさらに、第1発光部LE1の一部を貫通する第1接触構造体CT1と、第2発光部LE2の一部を貫通する第2接触構造体CT2と、第3発光部LE3の一部を貫通する第3接触構造体CT3とを含んでもよい。
【0041】
第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3は、それぞれ、オーミック層110、210、及び310、第1導電層112、212、及び312、バリア層114、214、及び314、第2導電層116、216、及び316、ならびに接着層118、218、及び318を含んでもよい。オーミック層110、210、310のうち少なくとも一つはCrを含み、第1導電層112、214、314のうち少なくとも一つはAlを含み、バリア層114、214、314のうち少なくとも一つはTiとNiを含み、複数回積層され、第2導電層116、216、316のうち少なくとも一つはAuを含み、接着層118、218、318のうち少なくとも一つはIn又はSnを含んでもよい。
【0042】
例示的な実施形態によれば、第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3は、互いに重なるように配置されてもよい。発光装置が上面から見て略四角形の構造体を有する場合には第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2及び第3接触構造体CT3は発光装置の第1角部CN1において互いに重なるように順次配置されてもよい。
【0043】
発光装置はさらに、第1発光部LE1と第2発光部LE2との間に配置された第1カラーフィルタCF1、第1接着層AD1、及び第2接着層AD2と、第2発光部LE2と第3発光部LE3との間に配置された第2カラーフィルタCF2及び第3接着層AD3とを含むことができる。
【0044】
第1カラーフィルタCF1及び第2カラーフィルタCF2は、TiO2とSiO2とが交互に積層された構造体を有する分散ブラッグ反射鏡を含むことができる。しかしながら、本発明の概念はこれに限定されず、カラーフィルタCF1、CF2は、SiNx、Al2O3、Ta2O5などの他の誘電体物質を含んでもよい。例えば、第1カラーフィルタCF1と第2カラーフィルタCF2とは、構成比率、交互の積層順、並びにTiO2及びSiO2の個数に関して異なっていてもよい。例示的な一実施形態によれば、第1カラーフィルタCF1は、第2発光部LE2から発生する光と第3発光部LE3から発生する光とを選択的に通過させ、第1発光部LE1から発生する光を反射させてもよい。第2カラーフィルタCF2は第3発光部LE3から発生する光を選択的に通過させ、第1発光部LE1から発生する光及び第2発光部LE2から発生する光を反射させてもよい。第1カラーフィルタCF1及び第2カラーフィルタCF2は、絶縁層として機能してもよい。
【0045】
第1接着層AD1、第2接着層AD2、及び第3接着層AD3の各々は接着性を有し、高い透過率を有する材料、例えば、シリコンオンガラス(SOG)、エポキシ樹脂、ポリイミド、SU8、ベンゾシクロブタン(BCB)などを含んでもよい。
【0046】
なお、第1発光部LE1において、第1n型半導体層102、第1活性層104、第1p型半導体層106、及び第1透明電極108を順次積層してもよい。第1発光部LE1は、第1透明電極108、第1p型半導体層106、及び第1活性層104を通過する第1孔H1(
図6参照)を有してもよい。第1孔H1は、一定の幅又は下向きに徐々に減少する幅を有してもよい。このように、第1透明電極108の面積は第1p型半導体層106の面積と同じであってもよく、それ未満であってもよく、第1p型半導体層106の面積は第1活性層104の面積と同じであってもよく、それ未満であってもよい。
【0047】
第1孔H1は、第1n型半導体層102を部分的に露出させてもよい。第1接触構造体CT1は、第1孔H1内に配置されてもよく、第1透明電極108から突出する構造体を有してもよい。より詳細には、第1接触構造体CT1の上面が第1透明電極108の上面よりも高い位置に配置されてもよい。例示的な実施形態によれば、第1接触構造体CT1において、オーミック層110、第1導電層112、バリア層114、第2導電層116、及び接着層118は、順次積層されてもよい。
【0048】
第1接着層AD1は第1孔H1内の第1接触構造体CT1の外側側壁を囲み、第1透明電極108上に延在してもよい。第1カラーフィルタCF1は第1孔H1における第1接着層AD1の外側側壁を囲み、第1透明電極108上に延在し、第1透明電極108と第1接着層AD1との間に配置されてもよい。
【0049】
なお、第2発光部LE2では、第2透明電極208、第2p型半導体層206、第2活性層204、及び第2n型半導体層202を順次積層してもよい。第2発光部LE2は、第2透明電極208、第2p型半導体層206、及び第2活性層204を通過する第2孔H2(
図11参照)を有してもよい。第2孔H2は、一定であるか又は下向きに徐々に増加する幅を有してもよい。したがって、第2活性層204は第2p型半導体層206よりも大きい幅または一定の幅を有してもよく、第2p型半導体層206は、第2透明電極208よりも大きい幅または一定の幅を有してもよい。
【0050】
第2孔H2は、第2n型半導体層202を部分的に露出させてもよい。第2接触構造体CT2は、第2孔H2内に配置されてもよく、第2透明電極208から突出する構造体を有してもよい。より具体的には、第2接触構造体CT2の底面が第2透明電極208の面よりも低い位置に配置されてもよい。第2接触構造体CT2では、接着層218、第2導電層216、バリア層214、第1導電層212、及びオーミック層210を順次積層してもよい。
【0051】
第2接着層AD2は第2接触構造体CT2の外側側壁を囲み、第2透明電極208上に延在してもよい。
【0052】
第1カラーフィルタCF1は第1透明電極108と第1接着層AD1との間に配置されるように図示されているが、本発明の概念はこれに限定されない。例えば、第1カラーフィルタCF1は、第2透明電極208と第2接着層AD2との間に配置されてもよい。
【0053】
例示的な実施形態によれば、第1接触構造体CT1及び第2接触構造体CT2が互いに電気的に接続させられ、第1n型半導体層102及び第2n型半導体層202は、互いに電気的に接続されてもよい。第1接触構造体CT1の接着層118と第2接触構造体CT2の接着層218とは、互いに接合されていてもよい。第1接触構造体(CT1)と第2接触構造体(CT2)の接合面に関して、第1接触構造体(CT1)と第2接触構造体(CT2)は互いに対称的な構造体を有してもよい。特に、接着層118、第2導電層116、バリア層114、第1導電層112、及びオーミック層110は第1接触構造体CT1における接合面から配置されてもよく、接着層218、第2導電層216、バリア層214、第1導電層212、及びオーミック層210は第2接触構造体CT2における接合面から配置されてもよい。このようにして、第2発光部LE2に印加される電流と第1発光部LE1に印加される電流とを等しくしてもよい。
【0054】
第1接着層AD1と第2接着層AD2とが接合されることにより、第1発光部LE1と第2発光部LE2とが物理的に接合されてもよい。
【0055】
また、第3発光部LE3では、第3透明電極308、第3p型半導体層306、第3活性層304、及び第3n型半導体層302を順次積層してもよい。第3発光部LE3は、第3透明電極308、第3p型半導体層306、及び第3活性層304を通過する第3孔H3(
図14参照)を有してもよい。第3孔H3は、下方に向かって次第に増加する幅を有してもよい。したがって、第3活性層304は第3p型半導体層306よりも大きい幅を有してもよく、第3p型半導体層306は第3透明電極308よりも大きい幅を有してもよい。
【0056】
第3孔H3は、第3n型半導体層302を部分的に露出させてもよい。第3接触構造体CT3は、第3孔H3に配置され、第3透明電極308から突出した構造体を有してもよい。より具体的には、第3接触構造体CT3の底面が第3透明電極308の面よりも低い位置に配置されてもよい。第3接触構造体CT3では、接着層318、第2導電層316、バリア層314、第1導電層312、及びオーミック層310を順次積層してもよい。例示的な実施形態によれば、第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3は実質的に同じ構造体を有するため、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302に転送される電流を等しくしてもよい。
【0057】
第3接着層AD3は第3孔H3で第3接触構造体CT3の外側側壁を取り囲み、第3透明電極308上に延在する。第2カラーフィルタCF2は第3接着層AD3の第3孔H3の外側側壁を囲み、第3透明電極308上に延在し、第3透明電極308と第3接着層AD3との間に配置される。
【0058】
上述したように、例示的な実施形態によれば、第1接触構造体CT1及び第2接触構造体CT2を互いに電気的に接続させることによって、第1n型半導体層102及び第2n型半導体層202を互いに電気的に接続させることができる。第1接触構造体CT1の接着層と第2接触構造体CT2の接着層とは、互いに接合されていてもよい。また、第1接着層AD1と第2接着層AD2とが接着されることにより、第1発光部LE1と第2発光部LE2とが物理的に接着されてもよい。
【0059】
別の例示的な実施形態によれば、
図1Dに示されるように、第2接触構造体CT2及び第3接触構造体CT3が互いに電気的に接続させられるとき、第2n型半導体層202及び第3n型半導体層302は、互いに電気的に接続されてもよい。第2接触構造体CT2の接着層と第3接触構造体CT3の接着層とは、互いに接合されていてもよい。また、第2接着層AD2と第3接着層AD3とが接着されるので、第2発光部LE2と第3発光部LE3とが物理的に接着されてもよい。
【0060】
発光装置はさらに、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202及び第3n型半導体層302を電気的に接続する共通パッドCPD、第1透明電極108と電気的に接続された第1パッドPD1、第2透明電極208と電気的に接続された第2パッドPD2、及び第3透明電極308と電気的に接続された第3パッドPD3を含んでもよい。共通パッドCPD、第1パッドPD1、第2パッドPD2、及び第3パッドPD3の各々は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Cr、Ti、及びCuからなる群から選択される少なくとも1つを含んでもよい。発光装置はさらに、第3n型半導体層302から、共通パッドCPD、第1パッドPD1、第2パッドPD2、及び第3パッドPD3を電気的に絶縁するための絶縁層IDLを含んでもよい。絶縁層IDLは例えば、酸化シリコンまたは窒化シリコンを含んでもよい。
【0061】
発光装置が上面から見て略四角形の構造体を有する場合には共通パッドCPDが第1角部CN1に配置されてもよく、第1パッドPD1は第2角部CN2に配置されてもよく、第2パッドPD2は第3角部CN3に配置されてもよく、第3パッドPD3は第4角部CN4に配置されてもよい。
【0062】
共通パッドCPDは、第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3によって、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302と共通に電気的に接続されてもよい。共通パッドCPDが第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302と共通して接続されているので、電流を安定して供給することができる。上述のように、第1p型半導体層106、第2p型半導体層206、及び第3p型半導体層306の各々はMgドープ窒化ガリウム系半導体層を含むが、Mgのドープ濃度が低いため、第1p型半導体層106、第2p型半導体層206、及び第3p型半導体層306の各々の接触抵抗は大きい。このように、共通パッドCPDが、第1p型半導体層106、第2p型半導体層206、及び第3p型半導体層306に、共通して電気的に接続する場合に比べて、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302に、共通して電気的に接続することにより、電流を安定して供給することができる。
【0063】
図1A~
図1Cを参照すると、絶縁層EDL上に配置された第1パッドPD1は第3発光部LE3、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2発光部LE2、第1接着層AD1及び第1カラーフィルタCF1を通過し、第1透明電極108まで延びる第1ビア構造体VS1を介して、第1透明電極108と電気的に接続されていてもよい。絶縁層IDLは第3n型半導体層302上に延在し、第1ビア構造体VS1の外側側壁を取り囲む構造体を有していてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、第1パッドPD1及び第1ビア構造体VS1が互いに一体化されてもよい。
【0064】
絶縁層IDL上に配置された第2パッドPD2は第3発光部LE3、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2n型半導体層202、第2活性層204、及び第2p型半導体層206を通過し、第2透明電極208まで延びる第2ビア構造体VS2を介して、第2透明電極208と電気的に接続されてもよい。絶縁層IDLは第3n型半導体層302上に延在し、第2ビア構造体VS2の外側側壁を取り囲む構造体を有していてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、第2パッドPD2及び第2ビア構造体VS2が互いに一体化されてもよい。
【0065】
絶縁層IDL上に配置された第3パッドPD3は第3n型半導体層302、第3活性層304、及び第3p型半導体層306を通過し、第3透明電極308まで延びる第3ビア構造体VS3を介して、第3透明電極308と電気的に接続されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、前記第3パッドPD3及び第3ビア構造体VS3が互いに一体化されてもよい。
【0066】
図1Cを参照すると、基板100は選択的に除去されてもよい。基板100が除去された発光装置は、第3発光部LE3上に支持基板SUBをさらに備えてもよい。支持基板SUBは、基板100が取り外された発光装置が屈曲(または湾曲)する現象を抑制することができる。支持基板SUBは、シリコンを含んでいてもよい。
【0067】
このとき、発光装置はさらに、第1ビア構造体VS1と電気的に接続された第7ビア構造体VS7と、第2ビア構造体VS2と電気的に接続された第6ビア構造体VS6と、第3ビア構造体VS3と電気的に接続された第5ビア構造体VS5と、共通パッドCPDと電気的に接続された第4ビア構造体VS4とを含んでもよい。
【0068】
図2Aは別の例示的な実施形態による発光装置の上面図であり、
図2Bは、
図2AのラインA-A’に沿った断面図である。
【0069】
図2A及び
図2Bを参照すると、発光装置は、第1発光部LE1、第1カラーフィルタCF1、第1接着層AD1、第2接着層AD2、第2発光部LE2、第3接着層AD3、第2カラーフィルタCF2、及び第3発光部LE3を含むことができる。
【0070】
第1発光部LE1では、第1n型半導体層102、第1活性層104、第1p型半導体層106、及び第1透明電極108を順次積層してもよい。第2発光部LE2では、第2透明電極208、第2p型半導体層206、第2活性層204及び第2n型半導体層202を順次積層してもよい。第3発光部LE3では、第3透明電極308、第3p型半導体層306、第3活性層304及び第3n型半導体層302を順次積層してもよい。
【0071】
発光装置は第1発光部LE1と第2発光部LE2との間に配置された第1カラーフィルタCF1、第1接着層AD1及び第2接着層AD2を含み、第2発光部LE2と第3発光部LE3との間に配置された第2カラーフィルタCF2及び第3接着層AD3を含むことができる。発光装置はさらに、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302と電気的に接続された共通パッドCPD、第1p型半導体層106と電気的に接続された第1パッドPD1、第2p型半導体層206と電気的に接続された第2パッドPD2、及び第3p型半導体層306と電気的に接続された第3パッドPD3を含んでもよい。
【0072】
図示された実施形態によれば、第2発光部LE2及び第3発光部LE3は、それぞれメサ構造体を有してもよい。
【0073】
発光装置は上面から見て略四角形の構造体を有していてもよく、それぞれの角は第1角部CN1、第2角部CN2、第3角部CN3、及び第4角部CN4と称されてもよい。第2発光部LE2は、第2角部CN2及び第3角部CN3に配置された部分が除去されたメサ構造体を有してもよく、第3発光部LE3は、第2角部CN2、第3角部CN3及び第4角部CN4に配置された部分が除去されたメサ構造体を有してもよい。
【0074】
特に、第2発光部LE2は、第2n型半導体層202、第2活性層204、第2n型半導体層202及び第2角部CN2に配置された第2透明電極208がエッチングされ、第3角部CN3に配置された第2p型半導体層206、第2活性層204及び第2n型半導体層202がエッチングされた構造体を有していてもよい。第2角部CN2では、第2接着層AD2、第1カラーフィルタCF1及び第2角部CN2に配置された第1接着層AD1がエッチングされるようにして、第1発光部LE1の第1透明電極108が露出されていてもよい。第3角部CN3では、第2発光部LE2の第2透明電極208が露出されていてもよい。
【0075】
第3発光部LE3は、第2角部CN2及び第3角部CN3に配置された第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306及び第3透明電極308がエッチングされ、第4角部CN4に配置された第3n型半導体層302、第3活性層304及び第3p型半導体層306がエッチングされた構造体であってもよい。第2角部CN2では、第2角部CN2に配置された第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306、第3透明電極308、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2n型半導体層202、第2活性層204、第2p型半導体層206、第2透明電極208、第2接着層AD2、第1接着層AD1、及び第1カラーフィルタCF1がエッチングされ、第1発光部LE1の第1透明電極108が露出していてもよい。第3角部CN3では、第3角部CN3に配置された第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306、第3透明電極308、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2n型半導体層202、第2活性層204、及び第2p型半導体層206がエッチングされ、第2発光部LE2の第2透明電極208が露出していてもよい。第4角部CN4において、第3n型半導体層302、第3活性層304及び第3p型半導体層306がエッチングされるにつれて、第3発光部LE3の第3透明電極308が露出されてもよい。
【0076】
また、発光装置は、メサ構造体を有する第2発光部LE2及び第3発光部LE3において、メサ構造体の形成からエッチングされた部分を充填するパッシベーション層PALをさらに有してもよい。第1ビア構造体VS1、第2ビア構造体VS2、及び第3ビア構造体VS3は、パッシベーション層PALを介して、それぞれ、第1透明電極108、第2透明電極208、及び第3透明電極308と電気的に接続されてもよい。
【0077】
図示された実施形態では、第1発光部LE1、第2発光部LE2、第3発光部LE3、第1接着層AD1、第2接着層AD2、第3接着層AD3、第1カラーフィルタCF1、第2カラーフィルタCF2、共通パッドCPD、第1パッドPD1、第2パッドPD2、第3パッドPD3、第1ビア構造体VS1、第2ビア構造体VS2、及び第3ビア構造体VS3は
図1~
図1Cを用いて説明したものと実質的に同一であるので、重複を避けるため、繰り返しの説明は省略する。
【0078】
図3は、本発明のさらに他の実施形態による発光装置の断面図である。
【0079】
図3を参照すると、発光装置は、基板100上に積層された第1発光部LE1、第2発光部LE2、及び第3発光部LE3を含んでもよい。
【0080】
第1発光部LE1は順次積層された第1n型半導体層102、第1活性層104、第1p型半導体層106、第1透明電極108を含んでもよく、第2発光部LE2は順次積層された第2n型半導体層202、第2活性層204、第2p型半導体層206、第2透明電極208を含んでもよく、第3発光部LE3は、順次積層された第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306、第3透明電極308を含んでもよい。
【0081】
発光装置はさらに、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302と電気的に接続された共通パッドCPD、第1p型半導体層106と電気的に接続された第1パッドPD1、第2p型半導体層206と電気的に接続された第2パッドPD2、及び第3p型半導体層306と電気的に接続された第3パッドPD3を含んでもよい。
【0082】
発光装置は、第1発光部LE1の一部を貫通する第1接触構造体CT1と、第2発光部LE2の一部を貫通する第2接触構造体CT2と、第3発光部LE3の一部を貫通する第3接触構造体CT3とをさらに含んでもよい。第1接触構造体CT1の一方の面は、第1n型半導体層102と電気的に接続させてもよい。第2n型半導体層202は、当該一方の面とは反対側の第1接触構造体CT1の他方の面と第2接触構造体CT2との間に配置され、第1接触構造体CT1及び第2接触構造体CT2に電気的に接続させられてもよい。第3n型半導体層302は、第2接触構造体CT2と第3接触構造体CT3との間に配置され、第2接触構造体CT2と第3接触構造体CT3に電気的に接触させられてもよい。
【0083】
第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3では、オーミック層110、210及び310、第1導電層112、212及び312、バリア層114、214及び314、第2導電層116、216及び316、並びに接着層118、218及び318を順次積層してもよい。第1接触構造体(CT1)、第2接触構造体(CT2)、及び第3接触構造体(CT3)の各々は、下方に向かって次第に減少する幅を有してもよい。
【0084】
発光装置はさらに、第1接触構造体CT1の外側壁を取り囲み、第1透明電極108上に延在する第1カラーフィルタCF1と、第1カラーフィルタCF1の外側壁を取り囲み、第1透明電極108上に延在し、第1発光部LE1及び第2発光部LE2を互いに接合する第1接着層AD1とを含んでもよい。
【0085】
発光装置はさらに、第2接触構造体CT2の外側壁を取り囲み、第2透明電極208上に延在する第2カラーフィルタCF2と、第2カラーフィルタCF2の外側壁を取り囲み、第2透明電極208上に延在し、第2発光部LE2及び第3発光部LE3を互いに接合する第2接着層AD2とを含んでもよい。
【0086】
発光装置はさらに、第3接触構造体CT3の外側側壁を囲み、第3透明電極308上に延在する絶縁層IDLを含んでもよい。絶縁層IDLは例えば、酸化シリコン又は窒化シリコンを含んでもよい。
【0087】
図示された実施形態では第1発光部LE1、第2発光部LE2、第3発光部LE3、第1接着層AD1、第2接着層AD2、第3接着層AD3、第1カラーフィルタCF1、第2カラーフィルタCF2、絶縁層IDL、共通パッドCPD、第1パッドPD1、第2パッドPD2、第3パッドPD3、第1ビア構造体VS1、及び第2ビア構造体VS2については
図1A~
図1C、
図2A及び
図2Bを用いて上述したものと略同じであるため、ここでは繰り返しの説明を省略する。
【0088】
図4は、さらに他の実施形態に係る発光装置の断面図である。
【0089】
図4を参照すると、発光装置は、基板100上に積層された第1発光部LE1、第2発光部LE2、及び第3発光部LE3を含んでもよい。
【0090】
第1発光部LE1は順次積層された第1透明電極108と、第1p型半導体層106と、第1活性層104と、第1n型半導体層102とを含んでもよく、第2発光部LE2は順次積層された第2透明電極208と、第2p型半導体層206と、第2活性層204と、第2n型半導体層202とを含んでもよく、第3発光部LE3は順次積層された第3透明電極308と、第3p型半導体層306と、第3活性層304と、第3n型半導体層302とを含んでもよい。
【0091】
発光装置はさらに、第1n型半導体層102、第2n型半導体層202、及び第3n型半導体層302と電気的に接続された共通パッドCPD、第1p型半導体層106と電気的に接続された第1パッドPD1、第2p型半導体層206と電気的に接続された第2パッドPD2、及び第3p型半導体層306と電気的に接続された第3パッドPD3を含んでもよい。
【0092】
発光装置は、前記第2発光部LE2の一部を貫通する第2接触構造体CT2と、前記第3発光部LE3の一部を貫通する第3接触構造体CT3とをさらに含んでもよい。第2接触構造体CT2の一方の面は第1n型半導体層102と電気的に接続させてもよく、一方の面とは反対を向いている第2接触構造体CT2の他方の面は第2n型半導体層202に電気的に接続させられてもよい。第3接触構造体CT3の一方の面は第2n型半導体層202に電気的に接続させられてもよく、当該一方の面とは反対側の第3接触構造体CT3の他方の面は第3n型半導体層302に電気的に接続させられてもよい。第2n型半導体層202は、第2接触構造体CT2と第3接触構造体CT3との間に配置されてもよい。
【0093】
第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3において、接着層、第2導電層、バリア層、第1導電層、及びオーミック層を順次積層することができる。第1接触構造体CT1、第2接触構造体CT2、及び第3接触構造体CT3の各々は、下方に向かって次第に増加する幅を有してもよい。
【0094】
発光装置はさらに、第2接触構造体CT2の外側壁を取り囲み、第2透明電極208上に延在する第1カラーフィルタCF1と、第1カラーフィルタCF1の外側壁を取り囲み、第1カラーフィルタCF1上に延在し、第1発光部LE1及び第2発光部LE2を互いに接合する第1接着層AD1とを含んでもよい。
【0095】
発光装置はさらに、第3接触構造体CT3の外側壁を取り囲み、第3透明電極308上に延在する第2カラーフィルタCF2と、第2カラーフィルタCF2の外側壁を取り囲み、第2カラーフィルタCF2上に延在し、第2発光部LE2及び第3発光部LE3を互いに接合する第2接着層AD2とを含んでもよい。
【0096】
図示された実施形態では第1発光部LE1、第2発光部LE2、第3発光部LE3、第1接着層AD1、第2接着層AD2、第3接着層AD3、第1カラーフィルタCF1、第2カラーフィルタCF2、絶縁層IDL、共通パッドCPD、第1パッドPD1、第2パッドPD2、第3パッドPD3、第1ビア構造体VS1、第2ビア構造体VS2、及び第3ビア構造体VS3は、
図1A~
図1C、
図2A及び
図2Bを用いて上述したものと略同じであるため、繰り返しの説明は省略する。
【0097】
以下、
図1を参照して上述した発光装置の製造方法について、より詳細に説明する。
【0098】
図5~
図17は、本発明の一実施形態による発光装置の製造方法を示す断面図である。
【0099】
図5を参照すると、第1発光部LE1を形成するために、第1n型半導体層102、第1活性層104、第1p型半導体層106、及び第1透明電極108が第1基板100上に形成されてもよい。
【0100】
第1n型半導体層102、第1活性層104、及び第1p型半導体層106は、有機金属化学蒸着法(MOCVD)又は分子線エピタキシー(MBE)などのプロセスを通じて基板100上に順次成長される。次いで、第1透明電極108は、化学蒸着法(CVD)プロセス、又は物理蒸着法(PVD)プロセスを使用することによって、第1p型半導体層106上に形成されてもよい。
【0101】
図6を参照すると、第1発光部LE1をエッチングして第1n型半導体層102を露出させることにより、第1透明電極108、第1p型半導体層106、及び第1活性層104を通過する第1接触孔H1を形成してもよい。
【0102】
例えば、第1発光部LE1は上面から見て略四角形の構造体を有していてもよく、第1孔H1は第1角部CN1に配置されていてもよい。第1孔H1は、下方に向かって次第に減少する幅を有してもよい。したがって、第1活性層104は第1p型半導体層106よりも小さい幅を有してもよく、第1p型半導体層106は、第1透明電極108よりも小さい幅を有してもよい。
【0103】
図7を参照すると、第1カラーフィルタCF1は第1孔H1を満たさないように、第1発光部LE1の面に沿って連続的に形成されていてもよい。第1カラーフィルタCF1は、TiO
2とSiO
2が交互に積層される構造体を有するDBRを含んでもよい。
【0104】
図8を参照すると、第1カラーフィルタCF1が形成された第1発光部LE1上に、第1孔H1を埋め込むように第1接着層AD1が形成されてもよい。第1接着層AD1は、SOGを含んでもよい。
【0105】
図9を参照すると、第1孔H1を充填した第1接着層AD1及び第1カラーフィルタCF1をエッチングすることにより、第1n型半導体層102を露出させる第1接触孔CH1が形成されていてもよい。例えば、第1接触孔CH1は、下方に向かって次第に減少する幅を有してもよい。
【0106】
図10を参照すると、第1接触孔CH1の内部を満たす第1接触構造体CT1が形成されてもよい。第1接触構造体CT1として、オーミック層110、第1導電層112、バリア層114、第2導電層116、及び接着層118が順次積層されてもよい。オーミック層110はCrを含んでもよく、第1導電層112はAlを含んでもよく、バリア層114は複数回積層されたTi及びNiを含んでもよく、第2導電層116はAuを含んでもよく、接着層118はIn又はSnを含んでもよい。
【0107】
図11を参照すると、第2n型半導体層202、第2活性層204、第2p型半導体層206、及び第2透明電極208を含む第2発光部LE2が、第2基板200上に形成されてもよい。そして、第2n型半導体層202を露出させる第2孔H2を形成し、第2孔H2の内部を満たす第2接着層AD2を形成してもよい。
【0108】
図12を参照すると、第2n型半導体層202を露出する第2接触孔CH2を形成した後、第2孔H2を充填する第2接着層AD2をエッチングして、第2接触孔CH2を充填する第2接触構造体CT2を形成してもよい。第2接触構造体CT2として、オーミック層210、第1導電層212、バリア層214、第2導電層216、及び接着層218が順次積層されてもよい。
【0109】
図13を参照すると、第2接触構造体CT2の接着層218が第1接触構造体CT1の接着層118と接合するように、第2発光部LE2を裏返して第1発光部LE1に接合してもよい。
【0110】
次いで、第2基板200は、レーザーリフトオフプロセス等によって除去されてもよい。
【0111】
図14を参照すると、第3n型半導体層302、第3活性層304、第3p型半導体層306、及び第3透明電極308を含む第3発光部LE3が、第3基板300上に形成されてもよい。次いで、第3n型半導体層302を露出させる第3孔H3を形成し、第3孔H3の内部を満たす第3接着層AD3を形成してもよい。
【0112】
第3n型半導体層302を露出させる第3接触孔CH3を形成した後、第3孔H3を満たす第3接着層AD3をエッチングしてもよい。そして、第3接触孔CH3を埋め込まないように第3発光部LE3の面に沿って第2カラーフィルタCF2を連続的に形成し、第2カラーフィルタCF2上に第3接触孔CH3を埋め込む第3接触構造体CT3を形成してもよい。第2カラーフィルタCF2は、TiO2とSiO2が交互に積層された構造体を有するDBRを含んでもよい。第2カラーフィルタCF2は、第1カラーフィルタCF1とは構成比率、交互の積層順、並びにTiO2及びSiO2の個数の点で異なっていてもよい。第3接触構造体CT3として、オーミック層310、第1導電層312、バリア層314、第2導電層316、及び接着層318が、順次積層されてもよい。
【0113】
図15を参照すると、第3接触構造体CT3の接着層318が第2n型半導体層202に面するように、第3発光部LE3を裏返して第2発光部LE2に接合してもよい。このように、第1発光部LE1に結合された第2発光部LE2は、第3発光部LE3に結合されてもよい。
【0114】
次いで、第3基板300は、レーザーリフトオフプロセス等によって除去されてもよい。
【0115】
図16を参照すると、第1透明電極108を露出する第1ビア孔VIA1と、第2透明電極208を露出する第2ビア孔VIA2と、第3透明電極308を露出する第3ビア孔VIA3とが形成されてもよい。
【0116】
第1ビア孔VIA1は第3発光部LE3、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2発光部LE2、第2接着層AD2、第1接着層AD1、及び第1カラーフィルタCF1を通過し、第1透明電極108を露出させてもよい。
【0117】
第2ビア孔VIA2は、第3発光部LE3、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2n型半導体層202、第2活性層204、及び第2p型半導体層206を通過し、第2透明電極208を露出してもよい。
【0118】
第3ビア孔VIA3は、第3n型半導体層302、第3活性層304及び第3p型半導体層306を通過し、第3透明電極308を露出させてもよい。
【0119】
例示的な実施形態によれば、第1発光部LE1、第2発光部LE2、及び第3発光部LE3の各々は、上面から見て略四角形の構造体を有していてもよい。第2発光部LE2は裏返して第1発光部LE1上に配置してもよく、第3発光部LE3は裏返して第2発光部LE2上に配置してもよい。
【0120】
第1ビア孔VIA1は第2角部CN2に配置されてもよく、第2ビア孔VIA2は第3角部CN3に配置されてもよく、第3ビア孔VIA3は第4角部CN4に配置されてもよい。
【0121】
図17を参照すると、第3発光部LE3、第2カラーフィルタCF2、第3接着層AD3、第2発光部LE2、第2接着層AD2、第1カラーフィルタCF1、第1接着層AD1の面に沿って絶縁層IDLを連続して形成し、第1ビア孔VIA1、第2ビア孔VIA2、第3ビア孔VIA3を充填しないようにしてもよい。絶縁層IDLは例えば、酸化シリコン又は窒化シリコンを含んでもよい。
【0122】
次いで、第1透明電極108を第1ビア孔VIA1の底部に露出させ、第2透明電極208を第2ビア孔VIA2の底部に露出させ、第3透明電極308を第3ビア孔VIA3の底部に露出させ、第3n型半導体層302の一部を露出させるように、絶縁層IDLをエッチングすることができる。
【0123】
図1Bに戻って説明すると、第1ビア孔VIA1を充填し、第1透明電極108に電気的に接続する第1ビア構造体VS1と、第2ビア孔VIA2を充填し、第2透明電極208に電気的に接続する第2ビア構造体VS2と、第3ビア孔VIA3を充填し、第3透明電極308に電気的に接続する第3ビア構造体VS3とが、それぞれ形成されてもよい。
【0124】
第1ビア構造体VS1に電気的に接続された第1パッドPD1と、第2ビア構造体VS2に電気的に接続された第2パッドPD2と、第3ビア構造体VS3に電気的に接続された第3パッドPD3と、第3n型半導体層302に電気的に接続された共通パッドCPDとが、追加的に形成されてもよい。
【0125】
いくつかの例示的な実施形態において、第1パッドPD1、第2パッドPD2、及び第3パッドPD3は、それぞれ、第1ビア構造体VS1、第2ビア構造体VS2、及び第3ビア構造体VS3と一体化されてもよい。
【0126】
本明細書では特定の例示的な実施形態及び実装形態を説明したが、他の実施形態及び修正はこの説明から明らかになるであろう。したがって、本発明の概念は、そのような実施形態に限定されるものではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲のより広い範囲、ならびに当業者には明らかであろう様々な自明な修正形態及び同等の構成に限定される。