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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-24
(45)【発行日】2023-12-04
(54)【発明の名称】足場
(51)【国際特許分類】
   E04G 3/00 20060101AFI20231127BHJP
   E04G 5/14 20060101ALI20231127BHJP
【FI】
E04G3/00 D
E04G5/14 302A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019130007
(22)【出願日】2019-07-12
(65)【公開番号】P2021014722
(43)【公開日】2021-02-12
【審査請求日】2022-06-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000002299
【氏名又は名称】清水建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】落合 等
【審査官】山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-146573(JP,A)
【文献】実開平04-084651(JP,U)
【文献】実開平07-040893(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 3/00
E04G 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面矩形状の柱に取り付けられて、前記柱の一の外周面である第1外周面よりも突出した突出状態で使用される作業床を有する足場において、
前記作業床は、前記柱における前記第1外周面と直交する面において前記第1外周面と平行となる水平方向に延びる作業床旋回軸の軸回りに旋回可能に構成され、
前記作業床は、前記突出状態から上方に旋回するように構成されていることを特徴とする足場。
【請求項2】
前記作業床に着脱可能な手すり部を有することを特徴とする請求項1に記載の足場。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足場に関する。
【背景技術】
【0002】
高層建物を建設する際に、高層建物の外周部に設けられた柱に、柱の外周面よりも外側に突出するように配置される作業床を有する足場が取り付けられることがある(例えば、特許文献1参照)。このような足場は、外壁材よりも外側に突出するため、外壁材をタワークレーンで落とし込んで取り付ける際に邪魔になることがある。このため、作業床が水平面内で旋回可能に構成され、作業床を柱の外周面よりも突出した状態(突出状態とする)と、柱の外周面から突出せずに柱の外周面よりも内側に配置された状態(非突出状態とする)と、に旋回させて切り替えることができる足場が知られている。非突出状態では、突出状態の作業床が配置されるスペースが空くことになる。
作業床が水平面内で旋回可能な足場を採用することにより、外壁材を取り付ける際には作業床を旋回させて非突出状態とし、外壁材を取り付けた後も足場が必要な場合には、作業床を旋回させて突出状態とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-303764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような作業床が水平面内で旋回可能な足場では、鉛直方向から見た平面視において、旋回時の作業床の軌跡が、突出状態の作業床が配置されるスペースよりも大きくなる。このため、突出状態の作業床の周囲に高層建物を囲う仮設材などが設けられていると、作業床が旋回する際に仮設材などと干渉してしまうため、作業床を旋回させることが困難である。
このような場合には、仮設材を取り外して作業床を旋回させる、または仮設材は外さずに作業床を取り外す必要があり、いずれも作業に危険性があるとともに手間がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、突出状態の作業床が設置されているスペースを安全にかつ容易に空けることができる足場を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る足場は、断面矩形状の柱に取り付けられて、前記柱の一の外周面である第1外周面よりも突出した突出状態で使用される作業床を有する足場において、前記作業床は、前記柱における前記第1外周面と直交する面において前記第1外周面と平行となる水平方向に延びる作業床旋回軸の軸回りに旋回可能に構成され、前記作業床は、前記突出状態から上方に旋回するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、作業床が、柱の外周面よりも内側において柱の外周面と平行となる水平方向に延びる軸回りに旋回可能に構成されている。これにより、水平に設置された突出状態の作業床を旋回させて上方に跳ね上げるまたは下側に移動させることで、柱の外周面よりも内側となる位置に配置された非突出状態とすることができる。
突出状態の作業床を非突出状態となるように旋回させる際の作業床の軌跡は、鉛直方向から見た平面視において、突出状態の作業床が設置されているスペースよりも大きくなることがない。このため、突出状態の作業床が設置されているスペースの周囲に仮設材などが設けられている場合でも、旋回する作業床が仮設材などと干渉することない。その結果、仮設材を取り外したり、作業床を取り外したりする作業を行うことなく、突出状態の作業床が設置されているスペースを安全かつ容易に空けることができる。
【0008】
また、作業床が下方に旋回することが無く、作業床の安全性を向上させることができる。
【0009】
また、本発明に係る足場では、前記作業床に着脱可能な手すり部を有していてもよい。
このような構成とすることにより、作業床を旋回させる際に、手すり部が仮設材や柱と干渉する虞がある場合でも、手すり部を外すことで、作業床を旋回させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、旋回時の作業床の軌跡が突出状態の作業床が設置されているスペースよりも大きくなることがなく、突出状態の作業床が設置されているスペースを安全にかつ容易に空けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態による突出状態の足場の一例を示す平面図である。
図2】本発明の実施形態による突出状態の足場の一例を示すY方向の一方側から見た側面図である。
図3】本発明の実施形態による非突出状態の足場の一例を示すY方向の一方側から見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態による足場について、図1図3に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による足場1は、高層建物11の建設現場において、高層建物11の外周部に設けられた柱12に取り付けられている。
柱12は、断面形状が矩形となる角形鋼管などで構成されている。柱12の外周面のうち、柱12の断面形状の矩形の4辺それぞれに対応する部分を第1~第4外周面13~16とする。
柱12の第1~第4外周面13~16のうち、第1外周面(外面)13と第2外周面14とが平行に配置され、第3外周面15と第4外周面16とが平行に配置され、第1外周面13および第2外周面14と、第3外周面15および第4外周面16とが直交する面となっている。
【0013】
第1外周面13および第2外周面14と平行となる水平方向をX方向とし、第3外周面15および第4外周面16と平行となる水平方向をY方向とする。
柱12は、Y方向の一方側に第1外周面13が配置され、Y方向の他方側に第2外周面14が配置され、X方向の一方側に第3外周面15が配置され、X方向の他方側に第4外周面16が配置されるように設置されている。
柱12は、高層建物11のY方向の一方側の縁部に設けられていて、Y方向の一方側の第1外周面13(外周面)が高層建物11の外側を向き、Y方向の他方側の第2外周面14が高層建物11の内側を向いている。
X方向のうち、第4外周面16が設けられている側に対して第3外周面15が設けられている側をX方向の一方側とし、第3外周面15が設けられている側に対して第4外周面16が設けられている側をX方向の他方側とする。
【0014】
本実施形態では、柱12のX方向の両側それぞれに、柱12の第1外周面13から外側(Y方向の一方側)に突出するように足場1,17が設けられている。柱12のX方向の一方側に設けられた足場が本発明の実施形態による足場1で、柱12のX方向の他方側に設けられた足場は、従来の足場17となっている。これらの2つの足場1,17は、柱12の外側において連結材(不図示)を用いて連結可能に構成されている。
【0015】
図1および図2に示すように、本発明の実施形態による足場1は、柱12の第3外周面15に設けられたピース18に着脱可能に固定される固定部2と、固定部2に対してX方向に延びる軸回りに旋回可能に連結された作業床3と、作業床3に着脱可能な手すり部4と、を有している。
作業床3は、固定部2のY方向の一方側(外側)に配置されている。
【0016】
固定部2は、床部21と、床部21と一体に設けられ柱12のピース18に係止される被係止部22と、床部21と一体に設けられ作業床3を旋回可能に支持する一対の支持壁部23,24と、を有している。
床部21は、板面が水平面となる板状に形成され、上面を作業者が載ったり資材を置いたりする作業面として使用可能に構成されている。床部21は、柱12のX方向の一方側に配置されている。
床部21は、平面視形状が矩形で、Y方向の寸法が柱12のY方向の寸法よりも小さく設定されている。床部21の外側(Y方向の一方側)の縁部は、柱12のX方向の一方側における第1外周面13よりもやや内側となる位置に配置されている。柱12の内側(Y方向の他方側)の縁部は、柱12のX方向の一方側における柱12の第2外周面14よりも外側(Y方向の一方側)となる位置に配置されている。
被係止部22は、床部21のX方向の他方側(柱12側)におけるY方向の他方側(内側)の角部に取り付けられている。被係止部22は、柱12の第3外周面15に設けられたピース18に着脱可能に構成されている。
固定部2は、被係止部22が柱12に係止されると、床部21が上記の姿勢となり、柱12に対して移動したり旋回したりしないように固定される。
【0017】
一対の支持壁部23,24は、床部21のX方向の一方側の縁部から上側に突出する第1支持壁部23と、床部21のX方向の他方側の縁部から上側に突出する第2支持壁部24と、から構成されている。第1支持壁部23と第2支持壁部24とはY方向に対称となっている。
第1支持壁部23および第2支持壁部24は、壁面が方向を向く鉛直面となっている。
第1支持壁部23および第2支持壁部24は、それぞれ床部21におけるY方向の他方側の部分から上側に突出している。
第1支持壁部23および第2支持壁部24は、柱12の第1外周面13よりも内側(Y方向の他方側)に配置されている。第1支持壁部23および第2支持壁部24には、作業床3が旋回可能に連結される。詳細については後述する。
【0018】
作業床3は、作業床本体部31と、作業床本体部31と一体に設けられ固定部2に旋回可能に連結される一対の連結壁部32,33と、作業床本体部31と一体に設けられ手すり部4を支持可能な複数の手すり支持部34と、を有している。
【0019】
作業床本体部31は、平板状に形成されている。作業床本体部31は、旋回することで、図1および図2に示すような板面が水平面となる姿勢と、図3に示すような板面が鉛直面となる姿勢とに切り替え可能に構成されている。作業床本体部31は、作業床3として使用する使用時には、板面が水平面となる姿勢となり、不使用時には、板面が鉛直面となる姿勢になるように設定されている。本実施形態では、上記の2つの姿勢に手動で切り替えるように設定されている。以下の作業床3の説明では、作業床3が使用時の姿勢であるものとする。
本実施形態では、作業床本体部31には、Y方向の一方側の縁部に作業床本体部31から上方に突出する側壁部311が設けられている。側壁部311は、一対の連結壁部32,33と干渉しない位置に設けられている。
【0020】
一対の連結壁部32,33は、作業床本体部31のX方向一方側の縁部から側に突出する第1連結壁部32と、作業床本体部31のX方向他方側の縁部から上側に突出する第2連結壁部33と、から構成されている。第1連結壁部32と第2連結壁部33とはY方向に対称となっている。
第1連結壁部32および第2連結壁部33は、壁面が方向を向く鉛直面となっている。
第1連結壁部32および第2連結壁部33は、それぞれ作業床本体部31におけるY方向の他方側の部分から上側に突出し、作業床本体部31の上側において作業床本体部31のY方向他方側の縁部よりもY方向の他方側に突出している。
第1連結壁部32における作業床本体部31よりもY方向の他方側に突出している部分を第1突出部35とし、第2連結壁部33における作業床本体部31よりもY方向の他方側に突出している部分を第2突出部36とする。
【0021】
第1突出部35は、第1支持壁部23とX方向に重なった状態に配置され、第1連結具37で第1支持壁部23に連結されている。本実施形態では、第1連結具37は、ボルト・ナットで、第1突出部35および第1支持壁部23にはボルトがY方向に貫通する貫通孔が形成されている。
第1連結具37で連結された第1連結壁部32と第1支持壁部23とは、ボルトの軸371を中心に相対回転可能に構成されている。
【0022】
第2突出部36は、第2支持壁部24とX方向に重なった状態に配置され、第2連結具38で第1支持壁部23に連結されている。本実施形態では、第2連結具38は、ボルト・ナットで、第2突出部36および第2支持壁部24にはボルトがY方向に貫通する貫通孔が形成されている。
第2連結具38で連結された第2連結壁部33と第2支持壁部24とは、ボルトの軸381を中心に相対回転可能に構成されている。
【0023】
第1連結具37のボルトおよび第2連結具38のボルトは、それぞれの軸が同一直線状に配置されるように設けられている。第1連結具37のボルトの軸371および第2連結具38のボルトの軸381は方向に延びている。第1連結具37のボルトの軸371および第2連結具38のボルトの軸381を作業床旋回軸39(軸)とする。
作業床旋回軸39は、床部21の上方で柱12の第1外周面13よりもY方向の他方側(内側)に配置されている。
作業床3は、第1連結壁部32および第2連結壁部33が、固定部2の第1支持壁部23および第2支持壁部24に対して作業床旋回軸39を中心に旋回することにより、固定部2に対して作業床旋回軸39を中心に旋回するように構成されている。
作業床3を上記のように旋回させる際には、作業床3から手すり部4を外した状態とする。
【0024】
使用時の作業床3は、作業床本体部31のY方向の一方側の縁部が柱12の第1外周面13よりもY方向の一方側に突出した突出状態となっている。使用時の作業床3における作業床本体部31のY方向の他方側の縁部は、柱12の第1外周面13よりもY方向の他方側に位置し、固定部2の床部21のY方向の一方側の縁部と対向している。
突出状態の作業床3は、作業床本体部31の上面が、固定部2の床部21の上面と同じ高さで連続して配置されている。作業床本体部31の上面および床部21の上面が作業面となる。
【0025】
作業床3は、突出状態から作業床本体部31のY方向の一方側の縁部が上側に移動するように、作業床旋回軸39を中心に旋回すると、作業床本体部31の板面がY方向を向く鉛直面となる起立した状態となる。
起立した状態の作業床3は、床部21の上側に配置され、柱12の第1外周面13よりも外側(Y方向の一方側)に突出していない状態となる。
本実施形態による作業床3は、不使用時には、作業床3を起立した状態とすることができる。本実施形態において、作業床3が起立した状態を非突出状態とする。
なお、作業床3は、非突出状態の作業床本体部31の上縁部が下側に移動するように、作業床旋回軸39を中心に旋回して、作業床本体部31の板面が水平面となると突出状態となる。
【0026】
図示しないが、足場1には、作業床3を突出状態にロックする第1ロック部と、作業床3を非突出状態にロックする第2ロック部と、が設けられている。
また、足場1には、突出状態の作業床3が、固定部2に対して作業床旋回軸39を中心に下側に移動するように旋回することを防止するストッパ5(図2参照)が設けられている。ストッパ5は、例えば、床部21の下側に床部21よりも外側(Y方向の一方側)に突出するように設けられた部材で、作業床3が下側に旋回しようとすると作業床3と当接して作業床3の下側への旋回を阻止するように構成されている。
【0027】
図1および図2に示すように、手すり部4は、金属製のパイプなどを加工して製作されている。手すり部4は、それぞれ上下方向に延びて作業床本体部31の外周部に沿って複数設けられた手すり縦部材41と、隣り合う手すり縦部材41の上端部間に架けられた手すり横部材42(図1参照)と、を有している。手すり部4は、手すり縦部材41の下部側が手すり支持部34に支持されている。
【0028】
手すり支持部34は、手すり縦部材41の下部側が挿入可能な筒状に形成されている。突出状態の作業床3において、手すり縦部材41の下部側が手すり支持部34に挿入され、手すり縦部材41が立設し、手すり横部材42が架設された状態となると、手すり横部材42を手すりとして使用することができる。
手すり部4は、手すり縦部材41を手すり支持部34から取り外すことで作業床3から取り外せるように構成されている。手すり部4には、手すり縦部材41を手すり支持部34に挿入した状態にロックするロック機構が設けられていてもよい。
【0029】
次に、上述した本実施形態による足場1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による足場1では、作業床3が、柱12の第1外周面13よりも内側において柱12の第1外周面13と平行となる水平方向に延びる作業床旋回軸39を中心に旋回可能に構成されている。これにより、水平に設置された突出状態の作業床3を旋回させて上方に跳ね上げることで、柱12の外周面よりも内側となる位置に配置された非突出状態とすることができる。
突出状態の作業床3を上方に跳ね上げて非突出状態となるように旋回させ際の作業床3の軌跡は、鉛直方向から見た平面視において、突出状態の作業床3が設置されているスペースよりも大きくなることがない。このため、突出状態の作業床3が設置されているスペースの周囲に仮設材などが設けられている場合でも、旋回する作業床3が仮設材などと干渉することない。その結果、仮設材を取り外したり、作業床3を取り外したりする作業を行うことなく、突出状態の作業床3が設置されているスペースを安全かつ容易に空けることができる。
【0030】
また、本実施形態による足場1では、作業床3は、突出状態から上方に旋回するように構成されているため、作業床3が下方に旋回することが無く、作業床3の安全性を向上させることができる。
【0031】
また、本実施形態による足場1では作業床3に着脱可能な手すり部4を有していることにより、作業床3を旋回させる際に、手すり部4が仮設材や柱12と干渉する虞がある場合でも、手すり部4を外すことで、作業床3を旋回させることができる。
【0032】
以上、本発明による足場の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、柱12のX方向の一方側に本発明の実施形態による足場1が設置され、柱12のY方向の他方側に従来の足場17が設置されているが、柱12の両側それぞれに本発明の実施形態による足場1が設置され、それらを接続可能に構成されていてもよい。
【0033】
また、上記の実施形態では、足場1は、柱12に固定される固定部2を有し、作業床3が固定部2に作業床旋回軸39を中心に旋回可能に連結されているが、作業床3が直接柱12に作業床旋回軸39を中心に旋回可能に連結されていてもよい。
【0034】
また、上記の実施形態では、作業床3が突出状態から上側に旋回して起立した非突出状態となることで、突出状態の作業床3が設置されているスペースを空けるように構成されている。これに対し、作業床3が突出状態から下側に旋回して垂下した非突出状態となることで、突出状態の作業床3が設置されているスペースを空けるように構成されていてもよい。このような場合には、足場1には、上記の実施形態のようなストッパ5が設けられていなくてもよい。
【0035】
また、上記の実施形態では、足場1には、作業床3に着脱可能な手すり部4が設けられているが、手すり部4が設けられていなくてもよいし、作業床3の旋回に支障が無ければ作業床3に固定されていてもよい。また、足場1に手すり部4が設けられている場合は、手すり部4の形態は上記以外であってもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 足場
2 固定部
3 作業床
4 手すり部
5 ストッパ
12 柱
13 第1外周面(外周面)
39 作業床旋回軸(軸)
図1
図2
図3