(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-27
(45)【発行日】2023-12-05
(54)【発明の名称】フレグランス前駆体の添加を含む、洗浄機における悪臭に対抗する方法
(51)【国際特許分類】
C11B 9/00 20060101AFI20231128BHJP
D06L 1/16 20060101ALI20231128BHJP
A61L 9/01 20060101ALI20231128BHJP
【FI】
C11B9/00 L
C11B9/00 S
C11B9/00 G
D06L1/16
A61L9/01 H
A61L9/01 Q
(21)【出願番号】P 2021534635
(86)(22)【出願日】2018-12-17
(86)【国際出願番号】 EP2018085158
(87)【国際公開番号】W WO2020125922
(87)【国際公開日】2020-06-25
【審査請求日】2021-10-21
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】501105842
【氏名又は名称】ジボダン エス エー
(74)【代理人】
【識別番号】110003971
【氏名又は名称】弁理士法人葛和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フェリー,オレリー
【審査官】井上 恵理
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/086522(WO,A1)
【文献】特表2014-527112(JP,A)
【文献】特表2017-506945(JP,A)
【文献】特表2010-530373(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11B 9/00- 9/02
C11D 1/00-19/00
A61K 9/00-47/69
A23L 9/00- 9/22
A23L27/00-27/60
A61K 8/00- 8/99
A61Q 1/00-90/00
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
FSTA(STN)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄サイクルへのフレグランス前駆体の添加を含む、洗浄サイクルの最後における洗浄機の悪臭に対抗する方法であって、前記フレグランス前駆体が、
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート、
エチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナー
ト、および
それらの組み合わせから選択される、
前記方法。
【請求項2】
フレグランス前駆体が、以下から選択される請求項1に記載の方法:
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート、および
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートと、エチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナートおよび/または4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オンとの混合
物。
【請求項3】
フレグランス前駆体が、溶媒中の溶液の形態で添加される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
フレグランス前駆体が、フレグランス製剤の一部として添加される、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
フレグランスが、ファブリックコンディショナー/ソフトナー製剤の一部を形成する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
フレグランス前駆体が、以下から選択される請求項1に記載の方法:
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート、および
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートのエチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナートとのブレンド。
【請求項7】
ブレンドにおいて、エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートのエチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナートに対する重量比が、5:1~20:1である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
重量比率が8:1~10:1である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
溶液中のフレグランス前駆体の重量割合が、10~80重量%である、請求項3に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、フレグランス組成物に、より具体的にファブリックおよび食器/カトラリーの両方のための洗浄機における使用のためのフレグランス組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
洗浄サイクルを終えて、空にされ、継続的な期間を開けたままにされた場合、機から望ましくない匂いが漂うことは周知の現象であり、これは機内の残余水および洗浄サイクルの間に殺されなかった細菌の組み合わせによるものである。1つの可能性は、殺菌性調製物で機を運転することであり、いくつかの洗浄機製造業者がそのような製品を入手可能としている。別の可能性は、高温で洗浄するサイクルを運転して細菌を死滅させることであるが、これはエネルギーの無駄遣いとなる。さらなる可能性は、この匂いをマスクするためのフレグランスの添加であった。
【発明の概要】
【0003】
特別なクリーニング調製物の購入または追加の熱水洗浄を必要とせずに、この悪臭問題に対する具体的に有効な対抗策が今や見いだされた。したがって、それへのフレグランス前駆体の添加を含む、洗浄サイクルの最後における洗浄機の悪臭に対抗する方法を提供する。
【0004】
「フレグランス前駆体」は、具体的な状況下において分解し、芳香性材料を提供する化合物を意味する。状況は化合物の性質に依存し、-例えば、いくつかの前駆体は湿気の存在下で、他は酸素の存在下で分解する。しかしながら、共通の因子は、分解に際して、これらが芳香性材料を生み出すことである。
【0005】
「洗浄サイクルの最後における」は、実際の洗浄剤洗浄が完了した後の、洗浄サイクルの一部を意味する。これは、典型的には少なくとも1のリンスステップを包含し、このステップの間にファブリックソフトナーが導入されることがある。フレグランス前駆体は、ファブリックソフトナーに、ファブリックソフトナーに含まれるフレグランス製剤の一部として含まれてもよく、またはこれは好適な溶媒中の溶液として独立して、またはフレグランスの一部として、ファブリックソフトナーに添加されてもよい。
【0006】
フレグランス前駆体は、当該技術分野において周知である、およびあらゆる好適なフレグランス前駆体を使用してもよい。具体的な態様において、フレグランス前駆体は、湿気の影響を受けてまたは酸素の存在下で分解するフレグランス前駆体のクラスから選択される。かかるフレグランス前駆体の典型例は、例えば、国際公開WO2007/143873およびWO2018/096176(湿気切断)、およびWO2012/085287(酸素切断)に見出し得る。
【0007】
具体的な態様において、前駆体は、以下からなる群から選択される:
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート;
エチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナート;
4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン;
1-ブトキシ-3-((1E,4Z)-へプタ-1,4-ジエン-1-イル)ベンゼン;
2-エトキシ-4-((1E,4Z)-へプタ-1,4-ジエン-1-イル)フェノール;
およびそれらの混合物。
【0008】
1より多くのかかる前駆体を使用してもよく、以下の記載における単数形の使用は、複数形を包含する。前駆体の数および性質は、所望される匂い対策および/または快楽効果の程度に全面的に依存する。
【0009】
あるフレグランス前駆体が、上述の状況において、驚くほど長期にわたるフレグランスを提供し、よって、このように処理された洗浄機は、6日以上の、持続的な期間、望ましくない匂いがない状態を維持する。
【0010】
前駆体は単独で使用してもよく、またはこれは他の一般的なフレグランス成分と組み合わせて、完全なフレグランス製剤を提供してもよい。上記で定義した前駆体は、フレグランス産業が「トップノート」としている高度に揮発性の材料であるアルデヒドおよび/またはケトンを放出するので、香料製剤におけるそれらの存在は、よりゆっくり蒸発するが、全体的な快楽効果のために不可欠なフレグランス材料である、「ミドルノート」および「ベースノート」の割合を増やすことで補わなければならない。
【0011】
本開示の組成物において有用な「トップノート」フレグランス材料の典型的な非限定例は以下を包含する:
エチルイソブチラートブチルアセタート、(+-)-エチル2-メチルブタノアート、(+)-イソプロピルメチルブタノアート、(+-)-エチル2-メチルペンタノアート、(2E)-2ヘキセナール3-メチル-2-ブテン-1-イルアセタート、2-へプタノンメチルヘキサノアート、7-メチル-3-メチレン-1,6-オクタジエン、5-メチル-3-へプタノン、(+)-リモネン、(+-)-4-メチル-4-ペンテン-2-イル2-メチルプロパノアート、(Z)-3-ヘキセニルホルマート、1-メトキシ-4-プロピルベンゼン、
【0012】
(+-)-(3-メトキシ-2-メチルプロピル)ベンゼン、2-フェニルエチルホルマート、(+-)-2-ペンチルシクロ-ペンタノン、メチルフェニルアセタート、(+)-(1R)-1,7,7-トリメチル-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン、3-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジンベンジルアセタート、シクロヘキシルエチルアセタート、エチル2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-1-フェニル-1-エタノール、2-メチルペンチル-2-メチルペンタノアート、(+-)-2-プロピルヘプタンニトリル、(+-)-3-メルカプトヘキシルアセタート、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、(1RS,2RS)-2-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、(+)-1-フェニルエチルアセタート、エチル2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエン-1-カルボキシラート、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、(+-)-3,7ジメチル-6-オクテン-1-イルホルマート、(+-)-エチル2-アセチル-4-メチル-4-ペンテノアート、cis-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、trans-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、エチルフェニルアセタート、(+-)-2,2,5-トリメチル-5-ペンチルシクロ-ペンタノン、メチル(2e)-2-ノネノアート、(+-)-2,4-ジメチル-4-フェニルテトラヒドロフラン、(+-)-3,7-ジメチル-6-オクテニルホルマート、アリル(3-メチルブトキシ)アセタート、(+-)-アリル(2-メチルブトキシ)アセタート、ヘキシル(2E)-2-メチル-2-ブテノアート、
【0013】
(2RS,5SR)-6-エチル-2,10,10-トリメチル-1-オキサスピロ[4.5]デカ-3,6-ジエン、((2RS,5SR)-6-エチル-2,10,10-トリメチル-1-オキサスピロ[4.5]デカ-3,6-ジエン、cis-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、trans-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、((3z)-3-ヘキセン-1-イル(3z)-3-ヘキセノアート、(z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、2-フェニルエチルアセタート,1,1-ジメチル-2-フェニルエチルアセタート、1-メトキシ-4-[(1e)-1-プロペン-1-イル]ベンゼン、4-フェニル-2-ブタノン、4-メチルフェニルイソブチラート、2-フェニルエタノール、(1R,4R)-8-メルカプト-3-p-メンタノン、(+-)-(e)-1-(2,2-ジメチル-6-メチレン-1-シクロヘキシル)-2-ブテン-1-オン、(2E)-1-[(1RS,2SR)-2,6,6-トリメチル-3-シクロヘキセン-1-イル]-2-ブテン-1-オン、[2-(1-エトキシエトキシ)エチル]ベンゼン、1,1-ビス(2-フェニルエトキシ)-エタン、3,7-ジメチル-6-オクテニルアセタート、5-メチル-3-へプタノン、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イルアセタート、(2E)-1-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、2,4,6-トリメチル-4-フェニル-1,3-ジオキサン、ベンジルプロパノアート、(+-)-(2e)-1-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、エチルトリシクロ[5.2.1.0.(2,6)]デカンカルボキシラート、(+-)-(2e)-1-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、3-メチルブチル-2-フェニルエチルエーテル、(+-)-4-オクタノリドヘキシルヘキサノアート、(+-)-3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、(+-)-3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、(e)-4-デセナールオクチルアセタート、(+-)-3,5,6,6-テトラメチル-4-メチリデン-2-へプタノン、(+-)-(4e)-3,4,5,6,6-ペンタメチル-4-ヘプテン-2-オン、
(+-)-(M3Z)-3,4,5,6,6-ペンタメチル-3-ヘプテン-2-オン、(+-M3E)-3,4,5,6,6-ペンタメチル-3-ヘプテン-2-オン、(+-)-(3-メトキシ-2-メチルプロピル)ベンゼン、2-フェニルエチルホルマート、
【0014】
(+-)-2-プロピルヘプタンニトリル、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、(+-)-1-フェニルエチル-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、cis-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、trans-4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキシルアセタート、(Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、(E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、(+-)-2,6-ジメチル-5-ヘプテナール、(2E,6Z)-2,6-ノナジエナール、メチル2-オクチノアート、デカナール、(+-)-2-メチルデカナール、ウンデカナール、ドデカナール、10-ウンデセナール、(9E)-9-ウンデセナール、(9Z)-9-ウンデセナール、8-イソプロピル-6-メチル-ビシクロ[2.2.2]オクタ-5-エン-2-カルバルデヒド、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イルアセタート、エチルイソブチラート、ブチルアセタート、(+-)-エチル2-メチルブタノアート、(+)-イソプロピル2-メチル-ブタノアート、(+-)-エチル2-メチルペンタノアート、(2E)-2-ヘキセナール3-メチル-2-ブテン-1-イルアセタート、2-へプタノン、メチルヘキサノアート、7-メチル-3-メチレン-1,6-オクタジエン、5-メチル-3-へプタノン、(+)-リモネン、(+-)-4-メチル-4-ペンテン-2-イル-2-(Z)-3-ヘキセニルホルマート、エチルヘキサノアート、3-オクタノン、(+-)-メチル2-エチルヘキサノアート、2-オクタノン、(1R,5R)-4,7,7-トリメチル-6-チアビシクロオクタ-3-エン-(1R,4R,5R)-4,7,7-トリメチル-6-チアビシクロ[3.2.1]オクタン、(E)-2-ヘキセニルアセタート、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、1-イソブチル-3-メチルブチルアセタート、(+-)-2,6-ジメチル-7-オクテン-4-オン、(2Z)-3-メチル-2-ヘキセン-1-イルアセタート、((2E)-3-メチル-2-ヘキセン-1-イルアセタート、3,7-ジメチル-1,3,6-オクタトリエン、エチルヘプタノアート、エチル3-オキソブタノアート、(2Z)-エチル3-ヒドロキシ-2-ブテノアート、へプチルアセタート、3-メチルブチルブタノアート、メチルブチルブタノアート、(+-)-4-ペンタノリド、ヘキシルアセタート、(+-)-2,6-ジメチル-5-ヘプテナール、
【0015】
(3Z)-3-ヘキセン-1-イルブチラート、ヘキシル2-メチルプロパノアート、エチル(2E)-2,4-ジメチル-2-ペンテノアート、3-メチルブタン酸、(+-H)-ペンチル-2-プロペニルアセタート、(3Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート、3,5,5-トリメチルヘキシルアセタート、エチルベンゾアート、アリルヘプタノアート、1-(3,3-ジメチル-1-シクロヘキシル)エチルホルマート、(+-)-メチル2,2-ジメチル-6-メチリデンシクロヘキサンカルボキシラート、(Z)-3-ヘキセニルイソブチラート、(-)-プロピル(s)-2-ジメチルプロポキシ)アリルヘキサノアート、(+-)-3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、(+-)-(Z)-3-ヘキセニル2-メチルブタノアート、オクチルアセタート、(+-)-1S,23,5,6,6-テトラメチル-4-メチリデン-2-へプタノン、(+-)-(4e)-3,4,5,6,6-ペンタメチル-4-ヘプテン-2-オン、1-メトキシ-4-プロピルベンゼン、(+-)-(3-メトキシ-2-メチルプロピル)ベンゼン、2-フェニルエチルホルマート、(+-)-2-ペンチルシクロペンタノン、メチルフェニルアセタート、(+)-(1R)-1,7,7-トリメチル-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン、3-(2,2-ジメチル-プロピル)ピリジン、ベンジルアセタート、ヘキサノリド、(+-)-2-ペンチルシクロペンタノン、メチルフェニルアセタート、2-シクロヘキシルエチルアセタート、エチル-2-メチル-1,3-ジオキソランe-2-アセタート、2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテン-1-オン、2-メトキシ-4-メチルフェノールヘプタノリド、(3Z)-3-ヘキセン-1-イル(2E)-2-メチル-2-ブテノアート、(3Z)-3-ヘキセン-1-イル(3Z)-3-ヘキセノアート、2-フェニルエチルアセタート、ヘキサン酸、1-メトキシ-4-[1E)-1-プロペン-1-イル]ベンゼンフェニルエタノール、(+-)-(e)-1-(2,2-ジメチル-6-メチレン-1-シクロヘキシル)-2-ブテン-1-オン、(2E)-1-[(1RS.2SR)-2,6,6-トリメチル-3-シクロヘキセン-1-イル]-2-ブテン-1-オン、[2-(1-エトキシエトキシ)エチル]ベンゼン、(1,1-ビス(2-フェニルエトキシ)エタン5-メチル-3-へプタノンオキシム、
【0016】
(+-)-(2E)-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、3-メチルブチル-2-フェニルエチルエーテルブチルアセタート、(+-)-3-ヒドロキシ-2-ブタノン、1-ブタノール、(+-)-4-メチル-4-ペンテン-2-イル2-メチル-プロパノアート、エチルヘキサノアート、ジアリルジスルフィド、アリルヘプタノアート、(+-)-2-ペンチルシクロ-ペンタノン、メチルフェニルアセタート、2-シクロヘキシルエチルアセタート、エチル2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-アセタート、(3Z)-3-ヘキセン-1-イル(3Z)-3-ヘキセノアート、2-フェニルエチルアセタート、ヘキサン酸、1-メトキシ-4-[(1E)-1-プロペン-1-イル]ベンゼン、2-フェニルエタノール、(+-)-(E)-1-(2,2-ジメチル-6-メチレン-1-シクロヘキシル)-2-ブテン-1-オン、(2E)-1-[(1RS,2SR)-2,6,6-トリメチル-3-シクロヘキセン-1-イル]-2-ブテン-1-オン、1,1-ビス(2-フェニルエトキシ)エタン、5-メチル-3-へプタノンオキシム、3-メチルブチル-2-フェニルエチルエーテル、(+-)-4-オクタノリド、1-ブタノール、(+-)-メチル2-エチルヘキサノアート、3-メチルブタン酸、6,6-デメトキシ-2,5,5-トリメチル-2-ヘキセン、4-(2-メチル-2-プロパニル)シクロヘキサノン、(+-)-(3Z)-3,4,5,6,6-ペンタメチル-3-ヘプテン-2-オン、(1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]へプタ-2-イルプロパノアート、(+-)-1-(2-tert-ブチル-1-シクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、(+-)-アルファ-テルピネオール、(+-)-2-エトキシ-2,6,6-トリメチル-9-メチレン-ビシクロ[3.3.1]ノナン、(+-)-(2E)-1-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、
【0017】
(+-)-(E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-ブテン-2-オン、3-オクタノン、(+-)-メチル2-エチルヘキサノアート、エチルアセタート、エチルブタノアート、2-オクタノン、(E)-2-ヘキセニルアセタート、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、1-イソブチル-3-メチルブチルアセタート、(+-)-2,6-ジメチル-7-オクテン-4-オン、(+-)-3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、(+-)-3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール、2-フェニルエチルホルマート、(+-)-2-プロピル-ヘプタンニトリル、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、(+-)-1-フェニルエチルアセタート、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、cis-4-(2-メチル-2-(Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、(E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、エチルブタノアート、(+-)-エチル2-メチルブタノアート、ヘキサナール、(1)-エチル-2-メチルペンタノアート、(-)-(1s9-2,6,6-トリメチル-ビシクロ[3,1,1]へプタ-2-エン、アルファ-ピネン、ベータ-ピネン、(2e)-2-ヘキセナール、(+)-3-ヒドロキシ-2-ブタノン、3-メチル-2-ブテン-1-イルアセタート、メチルヘキサノアート、(+)-2-エテニル-2,6,6-トリメチルテトラヒドロ-2h-フラン、ヘプタナール、1-ブタノール、エチルヘキサノアート、ベンズアルデヒド、
【0018】
(E)-2-ヘキセニルアセタート、(Z)-3-ヘキセノール、3,7-ジメチル-1,3,6-オクタトリエン、(Z)-3-ヘキセニルアセタート、(+-)-1-オクテン-3-オール、エチル3-オキソブタノアート、エチル3-ヒドロキシ-2-ブテノアート、ノナナール、ジブチルスルフィド、(+-)-1-メトキシ-3-ヘキサンチオール、テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチル-1-プロペニル)-2h-ピラン、(Z)-6-ノネナール、(+-)-エチル3-メチル-2-オキソペンタノアート、1-ヘキサノール、(+-)-メチルトリメチル-2-シクロヘキセン-1-カルボキシラート、(3Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート、ベンジルホルマート、(3E,5Z)-1,3,5-ウンデカトリエン、(2-メトキシ-エチル)ベンゼン、アリルヘプタノアート、(Z)-3-ヘキセニルホルマート、(+-)-(Z)-3-ヘキセニル2-エチルオクタノアート、2-メチル-3-ヘキサノンオキシム、(2E,6Z)-2,6-ノナジエナール、(Z)-4-デセナール、(+-)-(3-メトキシ-2-メチルプロピル)ベンゼン、2-フェニルエチルホルマート、エチル2-エチル-1,3-ジオキソラン-2-アセタート、メチル2-オクチノアート、(2,2-デメトキシエチル)ベンゼン、2-メチルペンチル2-メチルペンタノアート、(+-)-3,7-ジメチル-3-オクタノール、(+-)-3-メルカプトヘキシルアセタート、3-(4,4-ジメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)プロパナール、1,1-デメトキシ-2-フェニルプロパン、(+-)-1,5-ジメチル-1-ビニル-4-ヘキセニルアセタート、(+-)-エチル2-アセチル-4-メチル-4-ペンテノアート、(+-)-(4Z)-4-シクロオクテン-1-イル、メチルカルボナート、メチル(2E)-2-ノネノアート、(+-)-2,4-ジメチル-4-フェニルテトラヒドロフラン、(+-)-3-フェニルブタナール、(3Z)-3-ヘキセン-1-イル(3Z)-3-ヘキセノアート、
【0019】
ヘキサン酸、2-メトキシ-3-(4-メチルペンチル)ピラジン、2-メトキシ-4-プロピル-1-シクロヘキサノール、4-フェニル-2-ブタノン、(3Z)-3-ヘキセン-1-イル(2E)-2-メチル-2ブテノアート、8-イソプロピル-6-エチル-ビシクロ[2.2.2]オクタ-5-エン-2-カルバルデヒド、5-メチル-3-へプタノンオキシム、ベンジルプロパノアート、エチルトリシクロ[5.2.1.0.(2,6)]デカン-2-カルボキシラート、(+-)-(2E)-1-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、(+)-イソプロピル-2-メチルブタノアート、(+)-リモネン、1-メチル-4-(2-プロパニル)-1,4-シクロヘキサジエン、(+)-2,6-ジメチル-7-オクテン-4-オン、へプチルアセタート、ノナナール、(+)-4-ペンタノリド、1-(3,3-ジメチル-1-シクロヘキシル)エチルホルマート、エチルアセタート、ブチルアセタート、(+)-3-ヒドロキシ-2-ブタノン、2-フランメタンチオール、1-ブタノール、ジアリルジスルフィド、1-フェニルエタノン、アリルヘプタノアート、エチルヘキサノアートおよびベンズアルデヒド。
【0020】
本開示の組成物において有用な「ミドルノート」フレグランス材料の典型的な非限定例は以下を包含する:
メチル2-ノニノアート、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、(+-)-テトラヒドロ-2-イソブチル-4-メチル-4(2H)-ピラノール、(+-)-2-メチルウンデカナール、7-メチル-2hH1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、7-イソプロピル-2H,4H-1,5-ベンゾジオキセピン-3-オン、ドデカンニトリル、(2e,6z)-2,6-ノナジエン-1-オール、4-メトキシ-ベンズアルデヒド、4メチル2-ノニノアート、(4-メチルフェノキシ)アセトアルデヒド、7-メチル-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニルアセタート(+-)-(3E)-4-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-ブテン-2-オン、
【0021】
(+-)-(e)-4-メチル-3-デセン-5-オール、6(8)-イソプロピルキノリン,1-フェニル-2-(1-プロポキシエトキシ)エタン、(+-)-1,3-ジメチル-3-フェニルブチルアセタート、1-(4-メトキシフェニル)-1-エタノン、3-ヒドロキシ-2-メチル-4(4H)-ピラノン、(2e)-1-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニルアセタート、(2e)-1-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、4-シクロヘキシル-2-メチル-2-ブタノール、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニルアセタート、アリル3-シクロヘキシルプロパノアート、2-フェニルエチルピバラート、2-フェニルエチルイソブチラート、
【0022】
(+-)-(e)-4-メチル-3-デセン-5-オール、ベンジル3-メチルブタノアート、エチル(e)-3-フェニル-2-プロペノアート、(+-)-6-プロピルテトラヒドロ-2h-ピラン-2-オン、(+-)-1,3-ジメチル-3-フェニルブチルアセタート、3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール、(e)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール、(z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール、4-シクロヘキシル-2-メチル-2-ブタノール、(+-)-3,7-ジメチル-1-オクタノール、3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール、(+-)-6-プロピルテトラヒドロ-2h-ピラン-2-オン、アリル3-シクロヘキシルプロパノアート、
【0023】
(3S,3aS,6R,7aR)-3,6-ジメチル-ヘキサヒドロ-1-ベンゾフラン-2(3H)-オン、2-フェニルエチル2-フェニルエチルイソブチラート、1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン、ベンゾ[d][l,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド、3-メチル-2-[(2Z)-2-ペンテン-l-イル]-2-シクロペンテン-1-オン、2-メトキシナフタレン、(2e)-1-(2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエン-1-イル)-2-ブテン-l-オン、(5rs,6rs)-2,6,10,10-テトラメチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-6-オール、2-tert-ブチル-デメトキシ-ベンゼン(2e)-l1(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブテン-1-オン、(e)-3-フェニル-2-プロペナール、(e)-3-フェニルプロペンニトリル、4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-イル)-2-ブタノン、および2-(6,6-ジメチル-ビシクロ[3.1.1]へプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート。
【0024】
本開示の組成物において有用な「ベースノート」フレグランス材料の典型的な非限定例は以下を包含する:
7-メチル-2H-l,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、(+-)-1-メチル-4-(4-メチル-3-ペンテニル)-3-シクロヘキセン-1-カルバルデヒド、(+-)-3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール、(+-)-3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール、(+-)-2,6,10-トリメチル-9-ウンデセナール、1,5,9-トリメチル-4,8-デカジエニルアセタート、(+-)-3-(3-イソプロピル-1-フェニル)ブタナール、(+-)-2-メチル-3-[4-(2-メチル-2-プロパニル)フェニル]プロパナール、(+-)-7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール、(z)-6-ノネン-1-オール、8(9)-メトキシ-トリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカン-3(4)-カルバルデヒド、(+-)-2,5-ジメチル-2-インダンメタノール、7-プロピル-2H,4H-1,5-ベンゾジオキセピン-3-オン、7-(2-メチル-2-プロパニル)-2H-1,5-ベンゾジオキセピン-3(4H)-オン、
【0025】
(+-)-3-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール、メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾアート、2-エチル-3-ヒドロキシ-4(4H)-ピラノン、アリル(シクロヘキシルオキシ)アセタート、1-(5,5-ジメチル-1-シクロヘキセン-l-イル)-4-ペンテン-1-オン、(+-)-2-フェニルエチル-2-メチル-ブタノアート、エチル(2e,4z)-2,4-デカジエノアート、(+-)-3,4’-ジメチルスピロ[オキシラン-2,9’-トリシクロ[6.2.1.0-2,7~]ウンデカ[4]エン,(+-)-(e)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-ブテン-2-オン,1,1-ジメチル-2-フェニルエチルブタノアート、ベンジル(e)-2-メチル-2-ブテノアート、
【0026】
(+-)-4-ノナノリド、9-デセン-1-オール、エチル(2e)-2,4,7-デカトリエノアート、5-ノナノリド、エチル(e)-3-フェニル-2-プロペノアート、(e)-3-フェニル-2-プロペニルアセタート、4-メトキシベンジルアセタート、1,5,9-トリメチル-4,8-デカジエニルアセタート、エチル2,3-エポキシ-3-フェニルブタノアート、(+-)-2,2,2-トリクロロ-1-フェニルエチルアセタート、(3z)-3-ヘキセン-1-イルベンゾアート、(+-)-4-デカノリド、2-フェノキシエチル2-メチルプロパノアート、アリルフェノキシアセタート、(+-)-6-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン、(e)-3-フェニル-2-プロペニルプロパノアート、8(9)-メトキシ-トリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカン-3(4)-カルバルデヒド、4-(4-メトキシフェニル)-2-ブタノン、6-ヘキシルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン、(+)-(1S,l’R)-2-[1-(3’,3’-ジメチル-1’-シクロヘキシル)エトキシ]-2-メチルプロピルプロパノアート、(+)-(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルスピロ[ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3,1’-シクロヘキサン]-2’-エン-4’-オン、ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート、
【0027】
(+-)-5-へプチルジヒドロ-2(3H)-フラノン、(1’R)-2-[2-(4’-メチル-3’-シクロヘキセン-1’-イル)プロピル]-シクロペンタノン、(e)-2-メトキシ-4-(1-プロペニル)フェニルアセタート、(+-)-4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロシクロペンタ[g]イソクロメン、メチル{(lRS,2RS)-3-オキソ-2-[(2z)-2-ペンテン-1-イル]シクロペンチル}アセタート、(+-)-5-オクチルジヒドロ-2(3H)-フラノン、(2e)-2-ベンジリデンオクタナール、4-ホルミル-2-メトキシフェニル2-メチルプロパノアート、(+-)-6-へプチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-オン、ベンジルベンゾアート(10e)-オキサシクロへプタデカ-10-エン-2-オン、(e)-2-ペンチル-3-フェニル-2-プロペナール、4-(4-ヒドロキシ-1-フェニル)-2-ブタノン、2-フェニルエチルフェニルアセタート、9-デセン-1-オール、2-エトキシナフタレン、(+-)-2,2,2-トリクロロ-1-フェニルエチルアセタート、(3z)-3-ヘキセン-1-イルベンゾアート、8(9)-メトキシ-トリシクロ[5.2.1.0(2,6)]デカン-3(4)-カルバルデヒド、
【0028】
(+-)-(3,7-ジメチル-6-オクテニルオキシ)アセトアルデヒド、(+-)-(3,7-ジメチル-6-オクテニルオキシ)アセトアルデヒド、ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート、メチル2-((1RS,2RS)-3-オキソ-2-ペンチルシクロペンチル)アセタート、(e)-2-メトキシ-4-(1-プロペニル)フェニルアセタート、ベンジルベンゾアート、(10e)-オキサシクロへプタデカ-10-エン-2-オン、(e)-2-ペンチル-3-フェニル-2-プロペナール、2-フェニルエチルフェニルアセタート、(+-)-7-メトキシ-3,7-ジメチル-2-オクタノール、(3e)-4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-l-イル)-3-ブテン-2-オン、ベンジル(e)-2-メチル-2-ブテノアート、1,2,3,5,6,7-ヘキサヒドロ-1,1,2,3,3-ペンタメチル-4-インデノン、(e)-3-メチル-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-4-ペンテン-2-オール,5,5,8a-トリメチルデカヒドロ-2-ナフタレニルアセタート、(2RS,4aRS,8aRS)-5,5,8a-トリメチルデカヒドロ-2-ナフタレニルアセタート、
【0029】
(+-)-3,6,8,8-テトラメチルオクタヒドロ-1H-3a,7-メタノアズレン-6-オール、3aRS,5aSR,9aSR、9bSR)-3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2、1-b]フラン、1RS,6RS、11RS)-2,2,9,11-テトラメチルスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-1-イルアセタート、(-)-(3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,l-b]フラン、(エトキシメトキシ)シクロドデカン、(+-)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ペンタノール、(+-)-(1-エトキシエトキシ)シクロドデカン、(+)-(1R,7R)-10,10-ジメチル-トリシクロ[7.1.1.0(2,7)]ウンデカ-2-エン-4-オン、(+)-(1S,2S,3S,5R)-2,6,6-トリメチルスピロビシクロ-[3.1.1]ヘプタン-3,1’-シクロヘキサン]-2’-エン-4’-オン、2-(2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-5-メチル-5-(1-メチルプロピル)-1,3-ジオキサン、(+-)-2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール、
【0030】
(+-)-l1(2,2,3,6-テトラメチル-シクロヘキシル)-3-ヘキサノール、(-)-(2e)-2-エチル-4-[(1R)-2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル]-2-ブテン-l-オール、1-[(1RS,6SR)-2,2,6-トリメチルシクロヘキシル]-3-ヘキサノール、(-)-(3aR,5aS,9aS,9b,R)-3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、(-)-(3aR,5aS,9aS,9b,R)-3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、(1’S,3’R)-{1-メチル-2-[(1’,2’,2’-トリメチル-ビシクロ[3.1.0]ヘキサ-3-イル)メチル]シクロプロピル}メタノール、および(+)-メチル(1R)-cis-3-オキソ-2-ペンチル-1-シクロペンタンアセタート。
【0031】
具体的な態様において、フレグランス製剤の一部として使用される場合、フレグランス前駆体は、製剤の0.1%~30重量%の割合で存在する。具体的な態様において、これは、0.5~20%、より具体的に0.5~17%、およびさらにより具体的に5~17%、およびさらにより具体的に15~17%の割合で存在する。これらの割合は、前駆体のブレンドにも有効である。
【0032】
具体的な態様において、前駆体は、以下から選択される:
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートおよび
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートのエチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナートとのブレンド。ブレンドにおいて、エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートのエチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナートに対する重量比は、5:1~20:1、具体的に8:1~10:1である。
【0033】
さらなる具体的な態様において、フレグランス前駆体は、フレグランス製剤の一部として添加してよく、ファブリックコンディショナー/ソフトナーなどの洗浄製品の構成要素としてではない。代替的に、香料製剤から分離して、典型的には、ジプロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、トリエチルシトラート(TEC)、ペンタン-1,2-ジオール、およびエタノールなどの好適な溶媒中の溶液として、添加してもよい。かかる溶液(またはフレグランスの一部として添加する場合においては、フレグランス)は、典型的には10重量%~80重量%の前駆体を含有する。前駆体溶液の分量は、全面的に個々の好みに依存するが、平均的なサイズの洗浄機における溶液の典型的な分量は、洗浄機に添加されるファブリックソフトナーの標準的な用量における前駆体を含有する香料処方と同じ割合の前駆体を提供し、ファブリックソフトナー典型的には1~2重量%のフレグランスを含有する。
【0034】
本開示は、以下の例を参照してさらに説明するが、これは具体的な態様を説明するが、いずれにしても限定することを意図するものではない。
【0035】
例:ファブリックソフトナーのために好適なフレグランス
【表1】
【0036】
1) Javanol=((1-メチル-2-(1,2,2-トリメチルビシクロ(3.1.0)-ヘキサ-3-イルメチル)-シクロプロピル)メタノール)
2) Radjanol=2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール
【0037】
このアコードは、フレッシュな、フローラルフルーティー特徴を有すると特徴付けられた。これをアコード1とした。
このアコードのDPG70部をエチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートで置き換えて、フレグランスアコードを作成した。これをアコード2とした。
【0038】
第3のアコードを、DPGを完全に、エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート(60部)、エチルN,S-ビス(4-オキソ-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)ブタン-2-イル)システイナート(40部)および4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン(10部)のブレンドの等しい量で置き換えることで調製した。これをアコード3とした。
【0039】
これらのアコードの全てを、ファブリックソフトナーベースの試料に、1.5重量%の用量で組み込み、これらのファブリックソフトナーの各々を、次いで下に記載の洗浄サイクルでテストした。ファブリックソフトナー試料は、テストの1日前に調製した。
【0040】
日常的に使用される通常の洗浄機の操作を模倣するために、タオル1枚、Tシャツ4枚(ポリエステル5%が2枚、ポリエステル100%が2枚)を洗濯物として、11回の洗浄を行った。サイクルは、30℃で38分、回転数は1200rpmであった。1日あたり4回の洗濯を行った。次の洗浄の前に、機のドアを1時間、部分的に開けておいた。
【0041】
3日目に、洗浄が完了したときに、熟練したパヒューマーによって機内の匂いを評価し、0(香料の匂い無し)から5(極めて強い香料の匂い)までのスケールで香料の匂いの査定をした。
【0042】
テスターのコメント付きの結果は以下の通りである:
アコード1-平均スコア1.75-あまり強くない、より少ないフレッシュさ、より少ない力強さ、より少ない心地よさ
アコード2-平均スコア4-よりシプレー、アルデヒド、よりクリーンな匂い、より強い、より心地よい
アコード3-平均スコア3-フローラル、ローズの様、より柔らかい、本来のフレグランスが検出可能
【0043】
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアートのみがフレグランスに加えられたファブリックソフトナーが、永続性の観点からだけではなく、嗅覚の観点からも、最良の結果をもたらした。