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特許7392115サービス指示方法及び機器

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-11-27

(45)【発行日】2023-12-05

(54)【発明の名称】サービス指示方法及び機器

(51)【国際特許分類】

H04W 68/02 20090101AFI20231128BHJP

H04W 4/50 20180101ALI20231128BHJP

H04W 88/14 20090101ALI20231128BHJP

【ＦＩ】

H04W68/02

H04W4/50

H04W88/14

【請求項の数】 16

(21)【出願番号】P 2022513346

(86)(22)【出願日】2020-08-27

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-11-01

(86)【国際出願番号】 CN2020111712

(87)【国際公開番号】W WO2021037136

(87)【国際公開日】2021-03-04

【審査請求日】2022-02-25

(31)【優先権主張番号】201910798427.3

(32)【優先日】2019-08-27

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】517372494

【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯＭＯＢＩＬＥＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＣＯ．，ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１，ｖｉｖｏＲｏａｄ，Ｃｈａｎｇ’ａｎ，Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ５２３８６３，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100099759

【弁理士】

【氏名又は名称】青木篤

(74)【代理人】

【識別番号】100123582

【弁理士】

【氏名又は名称】三橋真二

(74)【代理人】

【識別番号】100092624

【弁理士】

【氏名又は名称】鶴田準一

(74)【代理人】

【識別番号】100114018

【弁理士】

【氏名又は名称】南山知広

(74)【代理人】

【識別番号】100153729

【弁理士】

【氏名又は名称】森本有一

(74)【代理人】

【識別番号】100196601

【弁理士】

【氏名又は名称】酒井祐市

(72)【発明者】

【氏名】謝振華

(72)【発明者】

【氏名】柯小婉

(72)【発明者】

【氏名】王文

【審査官】鈴木重幸

(56)【参考文献】

【文献】特表２０１５－５２６９９７（ＪＰ，Ａ）

【文献】米国特許出願公開第２０１６／００２１５１６（ＵＳ，Ａ１）

【文献】Intel, Qualcomm Inc., Lenovo, Motorola Mobility，Enhancements for Dual Registration mode of operation[online]，3GPP TSG SA WG2 #128 S2-186372，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_128_Vilnius/Docs/S2-186372.zip>，2018年06月26日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ７／２４－７／２６

Ｈ０４Ｗ４／００－９９／００

３ＧＰＰＴＳＧＲＡＮＷＧ１－４

ＳＡＷＧ１－４

ＣＴＷＧ１，４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

ネットワーク機能によって実行されるサービス指示方法であって、
ユーザの端末機器からユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信することを含み、
前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応し、
前記ユーザの端末機器からユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信することの後、前記方法は、
ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージを受信するか、又は前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータを受信することであって、前記メッセージは、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータによってトリガーされることと、
ページングメッセージにより第一のターゲットマッチング値を前記端末機器に送信することにより、前記端末機器に前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に基づいて前記ページングメッセージに応答するかどうかを決定させることと、をさらに含み、
前記第一のターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応する、サービス指示方法。

【請求項2】

前記マッチング情報は、第二のターゲットマッチング値に対応する、
一つ又は複数のターゲットサービス情報と、
一つ又は複数のターゲットサービスタイプ情報と、
一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つをさらに含み、
前記第二のターゲットマッチング値は、一つ又は複数の前記マッチング値のうちの一つである、請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記サービスは、サービス情報によって表され、前記サービスタイプは、サービスタイプ情報によって表され、前記サービス情報及び／又は前記サービスタイプ情報は、
名称と、
識別子と、
ルール情報と、のうちの少なくとも一つを含む、請求項１に記載の方法。

【請求項4】

前記ユーザの端末機器からユーザに対するマッチング情報を受信することの前に、前記方法は、
前記ユーザの端末機器に要求メッセージを送信することをさらに含み、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであり、
又は、
前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信することの前に、前記方法は、
前記端末機器からの要求メッセージを受信することであって、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであることと、
前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成することとをさらに含む、請求項１に記載の方法。

【請求項5】

前記要求メッセージは、ターゲットサービス情報及び／又はターゲットサービスタイプ情報に対応する、
一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項４に記載の方法。

【請求項6】

前記方法は、
前記端末機器の現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報を受信することと、
前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報、前記マッチング情報、及び前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのうちの一つに従って、前記第一のターゲットマッチング値の送信を拒否するかどうかを決定することとをさらに含む、請求項１に記載の方法。

【請求項7】

端末機器によって実行されるサービス指示方法であって、
ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することを含み、
前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応し、
前記ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することの後、前記方法は、
前記ネットワークから第一のターゲットマッチング値が付帯されるページングメッセージを受信することであって、前記第一のターゲットマッチング値は、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプに対応することと、
前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に基づいて前記ページングメッセージに応答するかどうかを決定することと、をさらに含む、サービス指示方法。

【請求項8】

前記ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することの後、前記方法は、
前記第一のターゲットマッチング値に対応する前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのヒント情報を送信することとをさらに含み、
前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプは、前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に従って決定されるものである、請求項７に記載の方法。

【請求項9】

前記ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することの後、前記方法は、
前記ネットワークに現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報を送信することをさらに含み、
前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報は、前記ネットワークが前記マッチング情報及び前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報に従って、ページング情報を送信するかどうかを決定するためのものである、請求項７に記載の方法。

【請求項10】

前記ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することの後、前記方法は、
現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報、前記第一のターゲットマッチング値に従って、前記ページングメッセージに応答するかどうかを決定することをさらに含む、請求項８に記載の方法。

【請求項11】

前記ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信することの前に、前記方法は、
前記ネットワークから送信される要求メッセージを受信することであって、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであることと、
前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成することとをさらに含み、
又は、
前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することの前に、前記方法は、
前記ネットワークに要求メッセージを送信することをさらに含み、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものである、請求項７に記載の方法。

【請求項12】

【請求項13】

【請求項14】

前記サービスは、サービス情報によって表され、前記サービスタイプは、サービスタイプ情報によって表され、前記サービス情報及び／又は前記サービスタイプ情報は、
名称と、
識別子と、
ルール情報と、のうちの少なくとも一つを含む、請求項７に記載の方法。

【請求項15】

ユーザの端末機器からユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信するための通信モジュールを含み、
前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応し、
前記通信モジュールは、さらに、
ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージを受信するか、又は前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータを受信することであって、前記メッセージは、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータによってトリガーされることと、
ページングメッセージにより第一のターゲットマッチング値を前記端末機器に送信することにより、前記端末機器に前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に基づいて前記ページングメッセージに応答するかどうかを決定させることと、を実行するために用いられ、
前記第一のターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応する、ネットワーク機器。

【請求項16】

ネットワークにユーザの端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信するための通信モジュールを含み、
前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応し、
前記通信モジュールは、さらに、
前記ネットワークから第一のターゲットマッチング値が付帯されるページングメッセージを受信することであって、前記第一のターゲットマッチング値は、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプに対応することと、
前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に基づいて前記ページングメッセージに応答するかどうかを決定することと、を実行するために用いられる、端末機器。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年８月２７日に中国で提出された中国特許出願番号２０１９１０７９８４２７．３の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、通信分野に関し、特にサービス指示方法及び機器に関する。

【背景技術】

【0002】

第３世代パートナーシッププロジェクト（３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎＰａｒｔｎｅｒｓｈｉｐＰｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ）は、モバイルネットワークの着信サービスのユーザページングプロセスを定義しており、具体的なフローは、アプリケーションサーバがアプリケーションデータを送信し、アプリケーションデータがユーザプレーン機能（ＵｓｅｒＰｌａｎｅＦｕｎｃｔｉｏｎ、ＵＰＦ）に到着すると、ＵＰＦがセッション管理機能（ＳｅｓｓｉｏｎＭａｎａｇｅｍｅｎｔＦｕｎｃｔｉｏｎ、ＳＭＦ）に下りリンクデータ通知を送信し、ＳＭＦがアクセス及び移動性管理機能（ＡｃｃｅｓｓａｎｄＭｏｂｉｌｉｔｙＭａｎａｇｅｍｅｎｔＦｕｎｃｔｉｏｎ、ＡＭＦ）にページング要求メッセージを送信し、ＡＭＦが基地局を介して端末機器にページングメッセージを送信し、端末機器がページングメッセージを受信すると、モバイルネットワークとの接続を確立するサービス要求を開始することである。

【0003】

関連技術では、基地局から端末機器に送信されるページングメッセージにマッチング値が付帯されることが可能であるが、上記マッチング値がいずれもサービスに関連しないため、サービスに関連するマッチング値をどのように設定するかは、関連技術における早急な解決の待たれる技術課題となる。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

本開示の実施例は、サービスに関連するマッチング値を設定できないという関連技術における問題を解決するためのサービス指示方法及び機器を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0005】

第一の方面によれば、ネットワーク機能によって実行されるサービス指示方法を提供する。前記方法は、
ユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信することを含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応する。

【0006】

第二の方面によれば、端末機器によって実行されるサービス指示方法を提供する。前記方法は、
ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信することを含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応する。

【0007】

第三の方面によれば、端末機器を提供する。この端末機器は、
ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信するための通信モジュールを含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応する。

【0008】

第四の方面によれば、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、
ユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信するための通信モジュールを含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応する。

【0009】

第五の方面によれば、端末機器を提供する。この端末機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第二の方面に記載のサービス指示方法のステップを実現させる。

【0010】

第六の方面によれば、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第一の方面に記載のサービス指示方法のステップを実現させる。

【0011】

第七の方面によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面と第二の方面に記載のサービス指示方法のステップを実現させる。

【発明の効果】

【0012】

本開示の実施例では、ネットワーク機能は、ユーザに対するマッチング情報を受信できるとともに、端末機器にマッチング情報を送信でき、このマッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つのマッチング値は、一つ又は複数のサービス又はサービスタイプに対応し、サービスに関連するマッチング値を設定できないという関連技術における問題を解決し、通信の有効性を向上させる。

【0013】

本開示の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本開示の実施例において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。

【図面の簡単な説明】

【0014】

【図1】本開示の一実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図2】本開示のいくつかの具体的な実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図3】本開示のいくつかの具体的な実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図4】本開示のいくつかの具体的な実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図5】本開示のいくつかの具体的な実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図6】本開示のいくつかの具体的な実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図7】本開示の別の実施例によるサービス指示方法の概略フローチャートを示す図である。

【図8】本開示の一実施例による端末機器の構造概略図である。

【図9】本開示の一実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。

【図10】本開示の別の実施例による端末機器の構造概略図である。

【図11】本開示の別の実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0015】

本開示の発明目的、技術案及び有益な技術的効果をより明確にするために、以下は、具体的な実施例を結び付けながら、本開示を詳細に説明する。なお、本明細書に記述されている実施例は、本開示を解釈するためのものだけであり、本開示を限定するためのものではない。

【0016】

わかりやすくするために、本明細書は、いくつかの数値範囲のみを明確に開示している。しかしながら、任意の下限を任意の上限と組み合わせて、明確に記載されていない範囲を形成してもよく、また、任意の下限を他の下限と組み合わせて明確に記載されていない範囲を形成してもよく、同様に、任意の上限を他の任意の上限と組み合わせて、明確に記載されていない範囲を形成してもよい。なお、明確に記載されていないが、範囲のエンドポイント間の各ポイント又は単一の数値はいずれも、この範囲に含まれる。したがって、各ポイント又は単一の数値を自体の下限又は上限として、他の任意のポイント又は単一の数値と組み合わせて、又は他の下限又は上限と組み合わせて、明確に記載されていない範囲を形成してもよい。

【0017】

本明細書の記述では、説明すべきことは、特に説明されていない限り、「以上」、「以下」は、その数字自体を含み、「一つ又は複数」のうちの「複数」の意味は、二つ以上である。

【0018】

本開示の上記発明内容は、本開示における各開示されている実施の形態又は各実現方式を記述することを意図するものではない。以下の記述では、例示的な実施の形態をより具体的に例を挙げて説明する。出願書類全体のいくつかの箇所で、一連の実施例を通じて指導を提供しており、これらの実施例は、様々な組み合わせ形式で使用されてもよい。各実施例では、列挙は、代表的な組み合わせに過ぎず、網羅的な列挙として解釈されるべきではない。

【0019】

なお、本開示の実施例の技術案は、様々な通信システム、例えば、長期的進化（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システム、ＬＴＥ周波数分割デュプレックス（ＦｒｅｑｕｅｎｃｙＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘ、ＦＤＤ）システム、ＬＴＥ時分割デュプレックス（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＤｕｐｌｅｘ、ＴＤＤ）、ユニバーサル移動通信システム（ＵｎｉｖｅｒｓａｌＭｏｂｉｌｅＴｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）又はワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス（ＷｏｒｌｄｗｉｄｅＩｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙｆｏｒＭｉｃｒｏｗａｖｅＡｃｃｅｓｓ、ＷｉＭＡＸ）通信システム、５Ｇシステム、又はニューラジオ（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）システム、又は後続の進化通信システムに適用可能である。

【0020】

本開示の実施例では、端末機器は、モバイルステーション（ＭｏｂｉｌｅＳｔａｔｉｏｎ、ＭＳ）、モバイル端末（ＭｏｂｉｌｅＴｅｒｍｉｎａｌ）、携帯電話（ＭｏｂｉｌｅＴｅｌｅｐｈｏｎｅ）、ユーザ機器（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、ハンドセット（ｈａｎｄｓｅｔ）及び携帯機器（ｐｏｒｔａｂｌｅｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）、車両（ｖｅｈｉｃｌｅ）などを含んでもよいが、それらに限らない。この端末機器は、無線アクセスネットワーク（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信を行うことができ、例えば、端末機器は、携帯電話（又は「セルラ」電話と呼ばれる）、無線通信機能を有するコンピュータなどであってもよく、端末機器は、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型のモバイル装置であってもよい。

【0021】

本開示の実施例では、ネットワーク機器は、無線アクセスネットワークに配備されている、端末機器に無線通信機能を提供するための装置である。前記ネットワーク機器は、基地局であってもよく、前記基地局は、各種の形式のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含んでもよい。異なる無線アクセス技術を採用するシステムでは、基地局機能を備えた機器の名称は、異なる可能性がある。例えば、ＬＴＥネットワークでは、進化型ノードＢ（ＥｖｏｌｖｅｄＮｏｄｅＢ、ｅＮＢ又はｅＮｏｄｅＢ）と呼ばれ、第３世代（３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎ、３Ｇ）ネットワークでは、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ）、又は、後続の進化通信システムにおけるネットワーク機器などと呼ばれるが、用語は、制限を構成しない。

【0022】

図１に示すように、本開示の一実施例は、サービス指示方法１００を提供する。この方法は、ネットワーク機能、例えば、ＡＭＦ、ＳＭＦ又はＵＰＦによって実行されてもよく、言い換えれば、この方法は、ネットワーク側のネットワーク機能によって実行されてもよい。この方法は、以下のステップを含む。

【0023】

Ｓ１０２、ユーザに対するマッチング情報を受信するか、又はユーザの端末機器にユーザに対するマッチング情報を送信し、上記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含んでもよく、一つのマッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応してもよく、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応してもよい。

【0024】

上記言及されたユーザは、具体的には、汎用加入者識別モジュール（ＵｎｉｖｅｒｓａｌＳｕｂｓｃｒｉｂｅｒＩｄｅｎｔｉｔｙＭｏｄｕｌｅ、ＵＳＩＭ）によって決定されてもよく、一つのユーザは、一つのＵＳＩＭに対応する。

【0025】

上記言及されたマッチング情報は、一つ又は複数のマッチング関係を含んでもよく、そのうちのいずれか一つのマッチング関係（区別の便宜上、ここでターゲットマッチング関係と呼ばれる）については、ターゲットマッチング値、及び
１）ターゲットマッチング値に関連する（又は対応すると呼ばれる）サービスを指示するための一つ又は複数のターゲットサービス情報と、
２）ターゲットマッチング値に関連する（又は対応すると呼ばれる）サービスタイプを指示するための一つ又は複数のターゲットサービスタイプ情報と、
３）ターゲットサービス情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、そのうち、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
４）ターゲットサービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
５）ターゲットサービス情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、そのうち、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
６）ターゲットサービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
７）ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
８）ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
９）ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
１０）ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。

【0026】

一般的に、一つのマッチング関係は、一つのマッチング値を含んでもよく、異なるマッチング関係に含まれるマッチング値が異なる。

【0027】

選択的に、上記マッチング情報は、有効期間情報をさらに含む。

【0028】

なお、ここで一つのターゲットマッチング関係を例として説明するだけであり、実際には、マッチング情報に含まれる一つ又は複数のマッチング関係はいずれも、上記例に示すようなものであってもよい。

【0029】

なお、本明細書の各実施例において言及された「ターゲット…」、例えば、ターゲットサービス情報のうちの「ターゲット」という言葉は、そのうちの一つの具体的なサービス情報をわかりやすく紹介するためのものだけであり、他の具体的な意味を代表するものではない。

【0030】

本明細書の各実施例で言及されたサービス情報及び／又はサービスタイプ情報は、具体的には、
１）名称（例えば、ウィーチャット、マルチメディア音声通話、インスタントメッセージングタイプ、ゲームタイプなど）と、
２）識別子（例えば、１はウィーチャット、２はマルチメディア音声通話、３はインスタントメッセージングタイプ、４はゲームタイプなど）と、
３）ルール識別子と、数字又はワイルドカードを含んでもよい一つ又は複数のＩＰアドレスと、数字又はワイルドカードを含んでもよい一つ又は複数のポート番号と、一つ又は複数のプロトコル情報（例えば、ＲＴＰプロトコルはＴＣＰプロトコルに基づく）と、例えば、ｖｏｉｃｅｃｏｄｅを介して音声サービスであることを識別でき、ｖｉｄｅｏｃｏｄｅを介してビデオサービスであることを識別できる一つ又は複数のコーデック情報と、のうちの少なくとも一つを含むルール情報と、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。

【0031】

一般的には、上記サービス情報に含まれるのは、サービス名称、例えば、ウィーチャット、マルチメディア音声通話などであり、上記サービスタイプ情報に含まれるのは、サービスタイプ名称、例えば、インスタントメッセージングタイプ、ゲームタイプなどである。一般的には、上記サービス情報に含まれるのは、サービス識別子であり、例えば、１はウィーチャット、２はマルチメディア音声通話などであり、上記サービスタイプ情報に含まれるのは、サービスタイプ識別子であり、例えば、１はインスタントメッセージングタイプ、２はゲームタイプなどである。

【0032】

一般的には、上記サービス情報に含まれるのは、サービスルール情報、例えば、ある一つ又は複数のサービスのルール情報であり、上記サービスタイプ情報に含まれるのは、サービスタイプルール情報、例えば、ある一つ又は複数のサービスタイプのルール情報である。

【0033】

本明細書の各実施例で言及されたマッチング値は、ランダムに生成されるものであってもよく、又は、ハッシュ関数で計算して生成されるものであってもよい。

【0034】

本開示の実施例によるサービス指示方法では、ネットワーク機能は、ユーザに対するマッチング情報を受信できるとともに、端末機器にマッチング情報を送信でき、このマッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つのマッチング値は、一つ又は複数のサービス又はサービスタイプに対応し、サービスに関連するマッチング値を設定できないという関連技術における問題を解決し、通信の有効性を向上させる。

【0035】

上記Ｓ１０２によって、端末機器（又は端末と略称される）とネットワーク機能がマッチング情報をネゴシエートして決定するプロセスを実際に実現した。後続のプロセスでは、選択的に、ネットワーク機能はさらに、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージを受信するか、又は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータを受信し、そして、前記端末機器に前記ターゲットマッチング値を送信してもよく（この実施例で言及されたターゲットマッチング値は、前に言及されたターゲットマッチング値と異なってもよい）、そのうち、前記ターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応し、前記メッセージは、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータによってトリガーされる。

【0036】

上記言及されたターゲットサービスのデータは、ターゲットサービスデータと呼ばてもよく、上記言及されたターゲットサービスのデータに関連するメッセージは、例えば、下りリンクデータ通知、例えば、ＤＬｄａｔａＮｏｔｉｆｙメッセージなどであってもよく、具体的には、ウィーチャット通知メッセージ、マルチメディア音声通話通知メッセージなどであってもよい。

【0037】

上記言及されたターゲットサービスタイプのデータは、ターゲットサービスタイプデータと呼ばてもよく、上記言及されたターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージは、例えば、下りリンクデータ通知、例えば、ＤＬｄａｔａＮｏｔｉｆｙメッセージなどであってもよく、具体的には、インスタントメッセージング通知メッセージ、ゲーム通知メッセージなどであってもよい。

【0038】

選択的に、上述した端末機器に送信されるターゲットマッチング値は、ページングメッセージに付帯されており、端末機器側にもマッチング情報が保存されており、このように、端末機器はさらに、このターゲットマッチング値に従って、上記ページングメッセージに応答するかどうかを決定することができるとともに、端末機器がページングを受け入れるかどうかを決定できないという関連技術における問題を解決し、通信の柔軟性を向上させることができる。

【0039】

選択的に、上記実施例では、ネットワーク機能はさらに、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージを受信するか、又は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータを受信した後、端末機器の現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報、マッチング情報、及び前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのうちの一つに従って、前記ターゲットマッチング値の送信を拒否するかどうかを決定してもよい。当然のことながら、この実施例では、ネットワーク機能はさらに、前記端末機器の現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報を予め受信してもよい。

【0040】

例えば、端末機器の現在活動しているサービスの優先度がターゲットサービスデータに対応するサービスの優先度よりも高い場合、前記ターゲットマッチング値の送信を拒否する。

【0041】

上記実施例１００で言及されたマッチング情報は、一つの実施の形態では、ネットワーク機能によって決定されてもよく、このように、ネットワーク機能はさらに、端末機器からの要求メッセージを受信してもよく、そのうち、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであり、前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成してもよい。

【0042】

上記実施例１００で言及されたマッチング情報は、別の実施の形態では、端末によって決定されてもよく、このように、ネットワーク機能はさらに、前記ユーザの端末機器に要求メッセージを送信してもよく、そのうち、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものである。

【0043】

選択的に、上記二つの実施の形態で言及された要求メッセージは、ターゲットサービス情報及び／又はターゲットサービスタイプ情報に対応する、
一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、そのうち、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、そのうち、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つをさらに含む。

【0044】

本開示の実施例によるサービス指示方法を詳細に説明するために、以下は、いくつかの具体的な実施例を結び付けて紹介する。

【0045】

実施例１
この実施例では、ネットワーク機器は、各サービス及び／又は各サービスタイプにマッチング値を割り当ててもよい。図２に示すように、この実施例は、ステップ２０１～ステップ２０７を含んでもよい。

【0046】

ステップ２０１（このステップは選択的なステップである）では、端末機器（又は端末と略称される）は、非アクセス層（Ｎｏｎ－ＡｃｃｅｓｓＳｔｒａｔｕｍ、ＮＡＳ）メッセージを介してＡＭＦにサービス配置要求メッセージを送信し、例えば、ＵＬＮＡＳｍｅｓｓａｇｅ又はＲｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを送信し、サービス配置要求メッセージは、サービス情報リストを付帯してもよく、サービス情報リストは、一つ又は複数のサービス情報、及び／又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含んでもよい。

【0047】

選択的に、サービス配置要求メッセージは、有効期間情報を付帯してもよく、この有効期間情報は、有効期間が満了する前に関連情報を更新すること、例えば、ステップ２０１～２０２を再度実行するか、又はステップ２０２を再度実行して関連情報を更新することを指示してもよい。

【0048】

選択的に、サービス配置要求メッセージは、各サービス情報に対応するサービスの優先度情報、又は、各サービス情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービス情報、又は各サービス情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービス情報をさらに含んでもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0049】

選択的に、サービス配置要求メッセージは、各サービスタイプ情報に対応するサービスタイプ（又は対応するサービス）の優先度情報、又は、各サービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報、又は各サービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報をさらに含んでもよい。複数のサービスタイプ情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービスタイプ情報に対応してもよい。

【0050】

上記高優先度のサービス情報によって指示されるサービスは、それに対応する一つ又は複数のサービス情報によって指示されるサービスをプリエンプトでき、低優先度のサービス情報によって指示されるサービスは、それに対応する一つ又は複数のサービス情報によって指示されるサービスを妨害できない。

【0051】

上記高優先度のサービスタイプ情報によって指示されるサービスは、それに対応する一つ又は複数のサービスタイプ情報によって指示されるサービスをプリエンプトでき、低優先度のサービスタイプ情報によって指示されるサービスは、それに対応する一つ又は複数のサービスタイプ情報によって指示されるサービスを妨害できない。

【0052】

上記言及されたサービス情報、又は高／低優先度のサービス情報は、サービス名称、例えば、ウィーチャット（Ｗｅｃｈａｔ）、ＱＱ、マルチメディア音声通話（ＩＭＳＶｏｉｃｅｃａｌｌ）、マルチメディアビデオ通話（ＩＭＳＶｉｄｅｏｃａｌｌ）、あるゲーム名称などを含んでもよく、サービスタイプの名称及び／又は識別子を含んでもよく、例えば、サービスタイプ識別子１がサービスタイプ名称「インスタントメッセージング」、例えば、ウィーチャット又はＱＱなどに対応し、サービスタイプ識別子２がサービスタイプ名称「ＩＭＳ」、例えば音声又はビデオ通話に対応し、サービスタイプ識別子３がサービスタイプ名称「ゲーム」に対応するなどであり、サービス識別子を含んでもよく、例えば、１はウィーチャット、２はＩＭＳＶｏｉｃｅｃａｌｌ、３はＱＱなどである。

【0053】

選択的に、上記言及されたサービス情報、又は高／低優先度のサービス情報は、端末がセッションを確立するプロセスにおいて各サービスに対応するセッション識別子及び／又はフロー識別子（即ち、セッション識別子＋フロー識別子、セッション識別子、又はフロー識別子）をさらに含んでもよく、サービスイニシエータ情報、例えば、ＩＭＳの呼び出し番号（ｃａｌｌｉｎｇｎｕｍｂｅｒ）をさらに含んでもよい。

【0054】

サービス情報／サービスタイプ情報がセッション識別子及び／又はフロー識別子を含む場合、後続のプロセスでは、ＡＭＦはさらに、ＳＭＦにセッション識別子及び／又はフロー識別子に対応するサービス識別子、サービス名称、サービスタイプ識別子、又はサービスタイプ名称などを問い合わせることにより、マッチング値とサービス／サービスタイプとの対応関係を取得することができる。

【0055】

ステップ２０２では、ＡＭＦは、ＮＡＳメッセージを介して端末にサービス配置応答メッセージを送信し、例えば、ＤＬＮＡＳｍｅｓｓａｇｅ又はＲｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎＡｃｃｅｐｔメッセージを送信し、サービス配置応答メッセージは、一つ又は複数のマッチング関係、例えば、ポリシー（Ｐｏｌｉｃｙ）マッチング関係又は原因（Ｃａｕｓｅ）マッチング関係を付帯してもよい。選択的に、サービス配置応答メッセージはさらに、有効期間情報を付帯してもよい。

【0056】

実際に、この実施例におけるステップ２０１を実行してもよく、省略してもよく、以下は、二つの状況に分けてステップ２０２を紹介する。

【0057】

この実施例でステップ２０１を実行しなければ、マッチング情報は、少なくとも、マッチング値（例えば、ポリシーマッチング関係においてはポリシー識別子であり、原因マッチング関係においては原因値である）と、マッチング値に対応する一つ又は複数のサービス情報／サービスタイプ情報とを含む。

【0058】

ポリシーマッチング情報であれば、各サービス情報に対応するサービスの優先度情報、又は、各サービス情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービス情報、又は各サービス情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービス情報をさらに含んでもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0059】

ポリシーマッチング情報であれば、各サービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報、又は、各サービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報、又は各サービスタイプ情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報をさらに含んでもよい。複数のサービスタイプ情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービスタイプ情報に対応してもよい。

【0060】

選択的に、上記ポリシー識別子又は原因値は、複数のポリシー識別子又は複数の原因値の間に規則性がないように、ランダムに生成されるもの、又は他の計算方式によって生成されるもの、例えば、ハッシュ（ＨＡＳＨ）関数を使用して生成されるものであってもよい。一つのマッチング値が複数のサービス情報／サービスタイプ情報に対応すれば、これらの複数のサービス情報／サービスタイプ情報が一つの同様なマッチング値に対応することとして表してもよく、サービス情報、高／低優先度のサービス情報の記述については、ステップ２０１を参照する。

【0061】

この実施例でステップ２０１を実行すれば、マッチング情報は、少なくともマッチング値を含み、マッチング値の順序は、ステップ２０１におけるサービス情報リストにおけるサービス情報／サービスタイプ情報の順序と同じであってもよく、それにより、マッチング値とサービス情報／サービスタイプ情報とのマッチングを実現する。

【0062】

選択的に、マッチング情報は、ステップ２０１におけるサービス情報の順序番号をさらに含んでもよく、それにより、全部又は一部のサービス情報／サービスタイプ情報に対するマッチングを実現でき、例えば、ネットワーク機器がステップ２０１におけるなんらかのサービス情報／サービスタイプ情報によって指示されるサービスの識別をサポートしない場合、このサービスのマッチング値を提供しない。

【0063】

当然のことながら、マッチング情報は、マッチング値に対応する一つ又は複数のサービス情報／サービスタイプ情報をさらに含んでもよく、マッチング情報におけるサービス情報／サービスタイプ情報は、ステップ２０１におけるすべてのサービス情報／サービスタイプ情報のサブセット又はフルセットであってもよい。

【0064】

【0065】

【0066】

選択的に、上記ポリシー識別子又は原因値は、複数のポリシー識別子又は複数の原因値の間に規則性がないように、ランダムに生成されるもの、又は他の計算方式によって生成されるもの、例えば、ハッシュ（ＨＡＳＨ）関数を使用して生成されるものであってもよい。

【0067】

一つのマッチング値が複数のサービス情報に対応すれば、これらの複数のサービス情報が一つの同様なマッチング値に対応するか、又は、複数のサービス情報の順序番号が一つの同様なマッチング値に対応することとして表してもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0068】

一つのマッチング値が複数のサービスタイプ情報に対応すれば、これらの複数のサービスタイプ情報が一つの同様なマッチング値に対応するか、又は、複数のサービスタイプ情報の順序番号が一つの同様なマッチング値に対応することとして表してもよい。複数のサービスタイプ情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0069】

サービス情報／サービスタイプ情報がセッション識別子及び／又はフロー識別子を含む場合、ＡＭＦはさらに、ＳＭＦにセッション識別子及び／又はフロー識別子に対応するサービス識別子、サービス名称、サービスタイプ識別子、又はサービスタイプ名称などを問い合わせることにより、マッチング値とセッション識別子及び／又はフロー識別子との対応関係を取得することができる。

【0070】

ステップ２０３では、後続のある時刻で、アプリケーションサーバは、端末にアプリケーションデータを送信する。

【0071】

ステップ２０４では、アプリケーションデータがＵＰＦに到着すると、ＵＰＦは、ＳＭＦに下りリンクデータ通知、例えば、ＤＬｄａｔａＮｏｔｉｆｙメッセージを送信する。

【0072】

下りリンクデータ通知にＵＰＦが識別したアプリケーション識別子が付帯されてもよく、又はＵＰＦがパケット検出ルールを使用して受信した下りリンクデータをマッチングし、マッチングしたルールを見つけた後にＵＰＦが識別したルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つが付帯されてもよい。そのうち、上記マッチングルールは、ルール識別子、元のＩＰアドレス、元のポート、プロトコル情報、コーデック情報などの内容のうちの少なくとも一つを含む。

【0073】

ステップ２０５では、ＳＭＦは、アプリケーション識別子、又はルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つに従って、対応するサービス情報、例えば、サービス名称及び／又はサービス識別子を見つける。

【0074】

選択的に、サービス情報は、サービスイニシエータ情報をさらに含んでもよく、ルール識別子又はアプリケーション識別子又はフロー識別子又はセッション識別子＋フロー識別子がサービス情報であれば、このステップを実行しなくてもよい。

【0075】

ステップ２０６では、ＳＭＦは、ＡＭＦにサービス情報が付帯されるページング要求メッセージ、例えば、Ｎａｍｆ＿Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ＿Ｎ１Ｎ２ＭｅｓｓａｇｅＴｒａｎｓｆｅｒメッセージを送信する。

【0076】

このステップにおけるＡＭＦは、端末の移動によってステップ２０２におけるＡＭＦと異なる可能性があるが、関連するマッチング情報は、元のＡＭＦから取得されてもよい。

【0077】

ステップ２０７では、ＡＭＦは、サービス情報に従ってマッチング値を取得してから、基地局を介して、端末にマッチング値が付帯されるページングメッセージ、例えば、Ｐａｇｅメッセージを送信する。

【0078】

端末は、マッチング値が付帯されるページングメッセージを受信した後、マッチング値に従ってページングメッセージに応答するかどうか、即ち、モバイルネットワークとの接続を確立するサービス要求を開始するかどうかを決定する。

【0079】

例えば、端末は、マッチング値に対応する優先度に従って応答するかどうかを決定するか、又は実行中のサービスの受け入れ可能なマッチング値に従って応答するかどうかを決定するか、又は実行中のサービスの応答の受け入れ可能な他のサービスのサービス情報に対応するマッチング値がページングメッセージにおけるマッチング値を含むかどうかに従って応答するかどうかを決定する。

【0080】

また、例えば、端末は、ユーザにマッチング値に対応するサービス情報を提示することにより、ユーザが対応するサービスを受け入れるかどうかを決定することを許容する。

【0081】

実施例２
この実施例では、端末は、各サービスにマッチング値を割り当ててもよく、当然のことながら、ネットワークは、一部のマッチング値を修正してもよい。図３に示すように、この実施例は、ステップ３０１～ステップ３０７を含んでもよい。

【0082】

ステップ３０１では、端末は、ＮＡＳメッセージを介してＡＭＦにサービス配置要求メッセージを送信し、例えば、ＵＬＮＡＳｍｅｓｓａｇｅ又はＲｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを送信し、サービス配置要求メッセージは、一つ又は複数のマッチング関係、例えば、ポリシー（Ｐｏｌｉｃｙ）マッチング関係又は原因（Ｃａｕｓｅ）マッチング関係を付帯してもよい。

【0083】

上記マッチング関係は、少なくとも、マッチング値（例えば、ポリシーマッチング情報においてはポリシー識別子であり、原因マッチング情報においては原因値である）と、マッチング値に対応する一つ又は複数のサービス情報／サービスタイプ情報とを含む。

【0084】

以下は、マッチング関係がマッチング値及びこのマッチング値に対応する一つ又は複数のサービス情報を含むことを例として紹介するが、理解できるように、マッチング関係がマッチング値及びこのマッチング値に対応する一つ又は複数のサービスタイプ情報を含む場合、その実行プロセスは、上記実行プロセスと同様であり、ここではこれ以上説明しない。

【0085】

ポリシーマッチング情報であれば、各サービス情報に対応する優先度情報、又は、各サービス情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービス情報、又は各サービス情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービス情報をさらに含んでもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0086】

上記言及されたサービス情報、及び／又は高／低優先度のサービス情報は、サービス名称、例えば、ウィーチャット（Ｗｅｃｈａｔ）、ＱＱ、マルチメディア音声通話（ＩＭＳＶｏｉｃｅｃａｌｌ）、マルチメディアビデオ通話（ＩＭＳＶｉｄｅｏｃａｌｌ）、あるゲーム名称などを含んでもよく、サービスタイプの名称及び／又は識別子を含んでもよく、例えば、サービスタイプ識別子１がサービスタイプ名称「インスタントメッセージング」、例えば、ウィーチャット又はＱＱなどに対応し、サービスタイプ識別子２がサービスタイプ名称「ＩＭＳ」、例えば音声又はビデオ通話に対応し、サービスタイプ識別子３がサービスタイプ名称「ゲーム」に対応するなどであり、サービス識別子を含んでもよく、例えば、１はウィーチャット、２はＩＭＳＶｏｉｃｅｃａｌｌ、３はＱＱなどである。

【0087】

選択的に、上記言及されたサービス情報、又は高／低優先度のサービス情報は、端末がセッションを確立するプロセスにおいて各サービスに対応するセッション識別子及び／又はフロー識別子をさらに含んでもよく、サービスイニシエータ情報、例えば、ＩＭＳの呼び出し番号（ｃａｌｌｉｎｇｎｕｍｂｅｒ）をさらに含んでもよい。

【0088】

【0089】

選択的に、サービス配置要求メッセージは、有効期間情報を付帯してもよく、この有効期間情報は、有効期間が満了する前に関連情報を更新すること、例えば、ステップ３０１～３０２を再度実行するか、又はステップ３０１を再度実行して関連情報を更新することを指示してもよい。

【0090】

選択的に、上記ポリシー識別子又は原因値は、複数のポリシー識別子又は複数の原因値の間に規則性がないように、ランダムに生成されるもの、又は他の計算方式によって生成されるもの、例えば、ハッシュ（ＨＡＳＨ）関数を使用して生成されるものであってもよい。一つのマッチング値が複数のサービス情報に対応すれば、これらの複数のサービス情報が一つの同様なマッチング値に対応することとして表してもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0091】

サービス情報がセッション識別子及び／又はフロー識別子を含む場合、後続のプロセスでは、ＡＭＦはさらに、ＳＭＦにセッション識別子及び／又はフロー識別子に対応するサービス識別子、サービス名称、サービスタイプ識別子、又はサービスタイプ名称などを問い合わせることにより、マッチング値とサービス／サービスタイプとの対応関係を取得することができる。

【0092】

ステップ３０２（このステップは選択的なステップである）では、ＡＭＦは、ＮＡＳメッセージを介して端末にサービス配置応答メッセージを送信し、例えば、ＤＬＮＡＳｍｅｓｓａｇｅ又はＲｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎＡｃｃｅｐｔメッセージを送信する。

【0093】

サービス配置応答メッセージは、一つ又は複数のマッチング関係を付帯してもよく、有効期間情報をさらに付帯してもよく、マッチング関係には、少なくともマッチング値が含まれ、マッチング値は、端末から受信されるマッチング値の一部のみを含んでもよく、例えば、ネットワーク機器がステップ２０１におけるなんらかのサービス情報によって指示されるサービスの識別をサポートしない場合、対応するマッチング値を返さない。

【0094】

マッチング関係は、ステップ２０１におけるマッチング値及び対応する再割り当てられたマッチング値をさらに含んでもよく、これは、対応するマッチング値に新しいマッチング値を再割り当てることを表す。

【0095】

マッチング関係は、マッチング値に対応する一つ又は複数のサービス情報をさらに含んでもよく、マッチング情報におけるサービス情報は、ステップ２０１におけるすべてのサービス情報のサブセット又はフルセットであってもよい。

【0096】

ポリシーマッチング関係であれば、各サービス情報に対応する優先度情報、又は、各サービス情報に対応する一つ又は複数の高優先度のサービス情報、又は各サービス情報に対応する一つ又は複数の低優先度のサービス情報をさらに含んでもよい。複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0097】

そのうち、ポリシー識別子又は原因値は、複数のポリシー識別子又は原因値の間に規則性がないように、ランダムに生成されるもの、又は計算方式によって生成されるもの、例えば、ハッシュ（ＨＡＳＨ）関数を使用して生成されるもの、又は端末からのものであってもよい。一つのマッチング値が複数のサービス情報に対応することは、複数のサービス情報が一つの同様なマッチング値に対応することとして表してもよく、複数のサービス情報は、同様な一つ又は複数の高／低優先度のサービス情報に対応してもよい。

【0098】

ステップ３０３では、後続のある時刻で、アプリケーションサーバは、端末にアプリケーションデータを送信する。

【0099】

ステップ３０４では、アプリケーションデータがＵＰＦに到着すると、ＵＰＦは、ＳＭＦに下りリンクデータ通知、例えば、ＤＬｄａｔａＮｏｔｉｆｙメッセージを送信する。

【0100】

【0101】

ステップ３０５では、ＳＭＦは、アプリケーション識別子、又はルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つに従って、対応するサービス情報、例えば、サービス名称及び／又はサービス識別子を見つける。

【0102】

【0103】

ステップ３０６では、ＳＭＦは、ＡＭＦにサービス情報が付帯されるページング要求メッセージ、例えば、Ｎａｍｆ＿Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ＿Ｎ１Ｎ２ＭｅｓｓａｇｅＴｒａｎｓｆｅｒメッセージを送信する。

【0104】

このステップにおけるＡＭＦは、端末の移動によってステップ３０１におけるＡＭＦと異なる可能性があるが、関連するマッチング情報は、元のＡＭＦから取得されてもよい。

【0105】

ステップ３０７では、ＡＭＦは、サービス情報に従ってマッチング値を取得してから、基地局を介して、端末にマッチング値が付帯されるページングメッセージ、例えば、Ｐａｇｅメッセージを送信する。

【0106】

【0107】

【0108】

【0109】

実施例３
この実施例は、主にポリシーマッチング情報の役割を具現化し、図４に示すように、この実施例は、ステップ４０１～ステップ４０８を含んでもよい。

【0110】

ステップ４０１では、実施例１のステップ２０１～２０２、又は実施例２のステップ３０１～３０２を採用して、端末とＡＭＦがポリシーマッチング情報をネゴシエートするプロセスを完了する。

【0111】

ステップ４０２では、選択的に、端末は、ＡＭＦに現在の別のＵＳＩＭの活動しているサービスのサービス情報を通知し、例えば、サービス情報が付帯されるＵＬＮＡＳｍｅｓｓａｇｅを送信する。この実施例では、端末に複数のＵＳＩＭがインストールされる可能性がある。

【0112】

ステップ４０３では、後続のある時刻で、アプリケーションサーバは、端末にアプリケーションデータを送信する。

【0113】

ステップ４０４では、アプリケーションデータがＵＰＦに到着すると、ＵＰＦは、ＳＭＦに下りリンクデータ通知、例えば、ＤＬｄａｔａＮｏｔｉｆｙメッセージを送信する。

【0114】

下りリンクデータ通知にＵＰＦが識別したアプリケーション識別子が付帯されてもよく、又はＵＰＦがパケット検出ルールを使用して受信した下りリンクデータをマッチングし、マッチングしたルールを見つけた後にＵＰＦが識別したルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つが付帯されてもよい。そのうち、上記マッチングルールは、元のＩＰアドレス、元のポート、プロトコル情報などの内容を含む。

【0115】

ステップ４０５では、ＳＭＦは、アプリケーション識別子、又はルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つに従って、対応するサービス情報、例えば、サービス名称及び／又はサービス識別子を見つける。

【0116】

【0117】

ステップ４０６では、ＳＭＦは、ＡＭＦにサービス情報が付帯されるページング要求メッセージ、例えば、Ｎａｍｆ＿Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ＿Ｎ１Ｎ２ＭｅｓｓａｇｅＴｒａｎｓｆｅｒメッセージを送信する。

【0118】

このステップにおけるＡＭＦは、端末の移動によってステップ４０１におけるＡＭＦと異なる可能性があるが、関連するマッチング情報は、元のＡＭＦから取得されてもよい。

【0119】

ステップ４０７では、ＡＭＦは、ＳＭＦからのサービス情報及び端末とネゴシエートしたポリシーマッチング情報に従って、ページングを実行するかどうかを決定する。

【0120】

例えば、ＡＭＦは、ポリシーマッチング情報からＳＭＦからのサービス情報（区別の便宜上、第一のサービス情報と呼ばれる）の優先度を見つけ、ポリシーマッチング情報から端末の現在活動しているサービスのサービス情報（区別の便宜上、第二のサービス情報と呼ばれる）の優先度を見つけ、二つの優先度を比較し、第一のサービス情報の優先度が比較的に低く、即ち、第二のサービス情報の優先度よりも低ければ、ページングの実行を拒否し、選択的に、ＳＭＦに通知し、第一のサービス情報の優先度が比較的に高ければ、ページングを実行し、第一のサービス情報と第二のサービス情報との優先度が等しければ、ページングを実行してもよく、当然のことながら、ページングの実行を拒否してもよい。

【0121】

また、例えば、ＡＭＦは、ポリシーマッチング情報から第二のサービス情報に対応する低優先度のサービス情報を見つけ、第一のサービス情報が低優先度のサービス情報にあれば、ページングの実行を拒否し、第一のサービス情報が低優先度のサービス情報になければ、ページングを実行する。

【0122】

さらに、例えば、ＡＭＦは、ポリシーマッチング情報から第二のサービス情報に対応する高優先度のサービス情報を見つけ、第一のサービス情報が高優先度のサービス情報にあれば、ページングを実行し、第一のサービス情報が高優先度のサービス情報になければ、ページングの実行を拒否する。

【0123】

ステップ４０８では、ＡＭＦは、ページングを実行する時、第一のサービス情報に従って対応するマッチング値を取得してから、基地局を介して、端末にマッチング値が付帯されるページングメッセージ、例えば、Ｐａｇｅメッセージを送信する。

【0124】

【0125】

例えば、端末は、マッチング値に対応する優先度に従って応答するかどうかを決定するか、又は第二のサービス情報の受け入れ可能なマッチング値に従って応答するかどうかを決定するか、又は第二のサービス情報の応答の受け入れ可能な他のサービスのサービス情報に対応するマッチング値がページングメッセージにおけるマッチング値を含むかどうかに従って応答するかどうかを決定する。

【0126】

【0127】

なお、ステップ４０７では、ＡＭＦは、ポリシーマッチング情報に従ってページングを実行するかどうかを決定したが、ページングを実行した後、端末は、ポリシーマッチング情報に従ってページングに応答するかどうかを再度決定し、このような実施の形態は、主に、端末が新しいポリシーマッチング情報を生成したがネットワークにタイムリーに通知しない可能性があることを考えに入れ、それにより、ページングに応答するかどうかの端末の主導権を向上させ、ユーザエクスペリエンスを向上させやすい。

【0128】

実施例４
この実施例では、サービス情報及びマッチング値は、異なるネットワーク機能によって決定されてもよい。図５に示すように、この実施例は、ステップ５０１～ステップ５０６を含んでもよい。

【0129】

ステップ５０１では、実施例１のステップ２０１～２０２、又は実施例２のステップ３０１～３０２を採用して、端末とＡＭＦがポリシーマッチング情報をネゴシエートするプロセスを完了する。

【0130】

ステップ５０２では、後続のある時刻で、アプリケーションサーバは、端末にアプリケーションデータを送信する。

【0131】

ステップ５０３では、アプリケーションデータがＵＰＦに到着すると、ＵＰＦは、ＳＭＦにアプリケーションデータを転送し、
又は、ＵＰＦは、ＳＭＦにＵＰＦによって識別されるアプリケーション識別子が付帯される下りリンクデータ到着通知を送信し、
又は、ＵＰＦは、パケット検出ルールを使用して受信したアプリケーションデータをマッチングし、マッチングしたルールを見つけた後にルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つを送信する。上記マッチングルールは、元のＩＰアドレス、元のポート、プロトコル情報などの内容を含む。

【0132】

ステップ５０４では、ＳＭＦは、ＡＭＦにアプリケーションデータ又は下りリンクデータ通知を転送する。

【0133】

選択的に、ＳＭＦは、ＡＭＦにマッチング情報を問い合わせてもよく、マッチング情報を取得した後、ステップ５０５で記述されるＡＭＦがマッチング値を決定する方式に従ってマッチング値を取得し、下りリンクデータ通知にマッチング値を付帯してもよく、このように、マッチング値を取得する操作は、ＳＭＦによって実行されてもよく、ＡＭＦは、直接受信してもよい。

【0134】

ステップ５０５では、選択的に、ＡＭＦは、ＳＭＦにパケット検出ルール及び／又はアプリケーション識別ルールを問い合わせてもよく、このように、ＡＭＦは、アプリケーションデータを受信した後、アプリケーション識別ルールを使用してアプリケーション識別子を識別してもよい。又は、ＡＭＦは、パケット検出ルールを使用して受信した下りリンクデータをマッチングし、マッチングしたルールを見つけた後にルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つを取得し、マッチングルールは、元のＩＰアドレス、元のポート、プロトコル情報などの内容を含む。ＡＭＦは、アプリケーション識別子、ルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つに従って、対応するサービス情報、例えば、サービス名称及び／又はサービス識別子を見つける。サービス情報は、サービスイニシエータ情報をさらに含んでもよく、ルール識別子又はアプリケーション識別子又はフロー識別子又はセッション識別子＋フロー識別子がサービス情報であれば、このステップを実行しない。

【0135】

選択的に、ＡＭＦは、下りリンクデータ通知を受信すると、アプリケーション識別子、ルール識別子、セッション識別子、フロー識別子のうちの少なくとも一つに従って、対応するサービス情報、例えば、サービス名称及び／又はサービス識別子を見つけてもよく、サービス情報は、サービスイニシエータ情報をさらに含んでもよく、ルール識別子又はアプリケーション識別子又はフロー識別子又はセッション識別子＋フロー識別子がサービス情報であれば、このステップを実行しない。

【0136】

ＡＭＦは、上記決定されたサービス情報とマッチング情報に従ってマッチング値を取得してもよく、又は下りリンクデータ通知からマッチング値を取得してもよい。

【0137】

この時のＡＭＦは、端末の移動によってステップ５０１におけるＡＭＦと異なる可能性があるが、マッチング情報は、元のＡＭＦから取得されてもよい。

【0138】

ステップ５０６では、ＡＭＦは、基地局を介して、端末にマッチング値が付帯されるページングメッセージ、例えば、Ｐａｇｅメッセージを送信する。

【0139】

【0140】

【0141】

【0142】

実施例５
図６に示すように、この実施例は、ステップ６０１～ステップ６０９を含んでもよい。

【0143】

ステップ６０１では、端末は、接続状態に入り、アプリケーションサーバとインタラクションを行い、サービスデータを送受信する。ＳＭＦは、端末ユーザにマッチング情報を配置していないサービスに対して、ＵＰＦにルール識別子とマッチング用の一組のサービスデータ情報を含むデータ検出ルールを送信し、サービスデータ情報は、一組のＩＰアドレス、一組のポート番号、一組のプロトコル情報などのメッセージ内容を含み、ＵＰＦは、サービスデータを検出した後、ＳＭＦにルール識別子又はサービスデータ情報が付帯されるデータ検出通知を送信する。

【0144】

ステップ６０２では、ＳＭＦは、ルール識別子又はサービスデータ情報に基づいて対応するサービス情報を見つけ、そして、ＡＭＦにサービス情報が付帯されるサービス通知を送信する。

【0145】

ステップ６０３では、ＡＭＦは、生成したマッチング値及び対応するサービス情報を含み、マッチング情報が付帯されるサービス配置メッセージを端末に送信し、サービス情報は、サービス名称又はサービス識別子を含み、サービスデータ情報をさらに含んでもよい。

【0146】

ステップ６０４では、端末は、サービス情報に従って実行中のサービスをマッチングし、対応するサービスのマッチング情報又はマッチング値を記憶し、その後のある時点で、端末は、アイドル状態に入る。

【0147】

異なるサービスに対してステップ６０１～６０４を繰り返してもよく、それにより、端末とネットワークは、様々なサービスに対する配置を完了する。

【0148】

ステップ６０５では、ある時点で、ＵＰＦは、サービスデータを受信した。

【0149】

ステップ６０６では、端末がアイドル状態にあるため、ＵＰＦは、ＳＭＦにルール識別子又はサービスデータ情報が付帯される下りリンクデータ通知を送信する。

【0150】

ステップ６０７では、ＳＭＦは、ルール識別子又はサービスデータ情報に従って対応するサービス情報を見つけた後、ＡＭＦにサービス情報が付帯される下りリンクデータ通知を送信する。

【0151】

ステップ６０８では、ＡＭＦは、サービス情報に従って、ユーザのマッチング情報から対応するマッチング値を見つける。

【0152】

ステップ６０９では、ＡＭＦは、基地局を介して、端末にマッチング値が付帯されるページングメッセージを送信する。

【0153】

なお、本明細書の上記各実施例は、ＬＴＥシステムに拡張して応用されてもよく、そのうち、端末とＡＭＦとの間のマッチング情報インタラクションプロセスは、端末と移動管理エンティティ（ＭｏｂｉｌｅＭａｎａｇｅｍｅｎｔＥｎｔｉｔｙ、ＭＭＥ）との間のマッチング情報のインタラクションにマッピングされてもよく、ＳＭＦがサービス情報を付帯してＡＭＦに送信することは、サービングゲートウェイ（ＳｅｒｖｉｎｇＧａｔｅｗａｙ、ＳＧＷ）／ＰＤＮゲートウェイ（ＰａｃｋｅｔＤａｔａＮｅｔｗｏｒｋＧａｔｅｗａｙ、ＰＧＷ）とＭＭＥとのインタラクションにマッピングされてもよく、ＡＭＦが端末にマッチング値が付帯されるＰａｇｅメッセージを送信することは、ＭＭＥが端末にマッチング値が付帯されるＰａｇｅメッセージを送信することにマッピングされてもよい。

【0154】

以上は、図１～図６を結び付けて本開示の実施例によるサービス指示方法を詳細に記述した。以下は、図７を結び付けて本開示の別の実施例によるサービス指示方法を詳細に記述する。理解できるように、ネットワーク側から記述されたネットワークと端末機器とのインタラクションは、図１に示された方法におけるネットワーク側の記述と同じであるため、説明の繰り返しを回避するために、関連記述を適宜省略する。

【0155】

図７は、本開示の実施例によるサービス指示方法を実現する概略フローチャートであり、この方法は、端末機器側に用いられてもよい。図７に示すように、この方法７００は、以下を含んでもよい。

【0156】

Ｓ７０２、ネットワークに端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又はネットワークからの端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信し、上記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含んでもよく、一つのマッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応してもよく、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応してもよい。

【0157】

本開示の実施例では、端末機器は、ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信してもよく、又は前記ネットワークからの前記マッチング情報を受信してもよく、このマッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つのマッチング値は、一つ又は複数のサービス又はサービスタイプに対応し、サービスに関連するマッチング値を設定できないという関連技術における問題を解決し、通信の有効性を向上させる。

【0158】

選択的に、一実施例として、Ｓ７０２の後、前記方法は、
前記ネットワークからの第一のターゲットマッチング値が付帯されるメッセージを受信することと、
前記第一のターゲットマッチング値に従って、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのヒント情報を送信することとをさらに含んでもよく、
そのうち、前記第一のターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応してもよく、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプは、前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に従って決定されるものであってもよい。

【0159】

選択的に、一実施例として、Ｓ７０２の後、前記方法は、
前記ネットワークに現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報を送信することをさらに含んでもよく、
そのうち、前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報は、前記ネットワークが前記マッチング情報及び前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報に従って、ページング情報を送信するかどうかを決定するためのものである。

【0160】

選択的に、一実施例として、Ｓ７０２の後、前記方法は、
現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報、前記第一のターゲットマッチング値に従って、前記メッセージに応答するかどうかを決定することをさらに含んでもよい。

【0161】

選択的に、一実施例として、Ｓ７０２の前に、前記方法は、
前記ネットワークから送信される要求メッセージを受信することであって、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであることと、
前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成することとをさらに含んでもよい。

【0162】

選択的に、一実施例として、Ｓ７０２の前に、前記方法は、
前記ネットワークに要求メッセージを送信することをさらに含んでもよく、そのうち、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものである。

【0163】

選択的に、一実施例として、前記要求メッセージは、ターゲットサービス情報及び／又はターゲットサービスタイプ情報に対応する、
一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、そのうち、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、そのうち、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つをさらに含んでもよい。

【0164】

選択的に、一実施例として、前記マッチング値は、
ランダムに生成されるもの、又は、
ハッシュ関数で計算して生成されるものであってもよい。

【0165】

選択的に、一実施例として、前記マッチング情報は、第二のターゲットマッチング値に対応する、
一つ又は複数のターゲットサービス情報と、
一つ又は複数のターゲットサービスタイプ情報と、
一つ又は複数の高優先度のサービス情報であって、そのうち、前記高優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の高優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記高優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできるものと、
一つ又は複数の低優先度のサービス情報であって、そのうち、前記低優先度のサービス情報に対応するサービスが前記ターゲットサービス情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
一つ又は複数の低優先度のサービスタイプ情報であって、そのうち、前記低優先度のサービスタイプ情報に対応するサービスが前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスをプリエンプトできないものと、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスの優先度情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプの優先度情報と、
前記ターゲットサービス情報に対応するサービスのイニシエータ情報と、
前記ターゲットサービスタイプ情報に対応するサービスタイプに属するサービスのイニシエータ情報と、のうちの少なくとも一つをさらに含んでもよく、
そのうち、前記第二のターゲットマッチング値は、一つ又は複数の前記マッチング値のうちの一つであってもよい。

【0166】

選択的に、一実施例として、前記サービスは、サービス情報によって表されてもよく、前記サービスタイプは、サービスタイプ情報によって表されてもよく、前記サービス情報及び／又は前記サービスタイプ情報は、
名称と、
識別子と、
ルール情報と、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。

【0167】

選択的に、一実施例として、前記ルール情報は、
ルール識別子と、
一つ又は複数のＩＰアドレスと、
一つ又は複数のポート番号と、
一つ又は複数のプロトコルタイプと、
一つ又は複数のコーデック情報と、のうちの少なくとも一つを含んでもよく、
そのうち、前記ＩＰアドレスは、数字又はワイルドカードを含み、前記ポート番号は、数字又はワイルドカードを含む。

【0168】

以上は、図１～図７を結び付けて本開示の実施例によるサービス指示方法を詳細に記述した。以下は、図８を結び付けて本開示の実施例による端末機器を詳細に記述する。

【0169】

図８は、本開示の実施例による端末機器の構造概略図である。図８に示すように、端末機器８００は、
ネットワークに前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を送信するか、又は前記ネットワークからの前記端末機器のユーザに対するマッチング情報を受信するために用いられてもよい通信モジュール８０２を含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含み、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応する。

【0170】

【0171】

選択的に、一実施例として、通信モジュール８０２はさらに、
前記ネットワークからの第一のターゲットマッチング値が付帯されるメッセージを受信することと、
前記第一のターゲットマッチング値に従って、ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのヒント情報を送信することとに用いられてもよく、
そのうち、前記第一のターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応してもよく、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプは、前記第一のターゲットマッチング値及び前記マッチング情報に従って決定されるものであってもよい。

【0172】

選択的に、一実施例として、通信モジュール８０２はさらに、
前記ネットワークに現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報を送信することに用いられてもよく、
そのうち、前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報は、前記ネットワークが前記マッチング情報及び前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報に従って、ページング情報を送信するかどうかを決定するために用いられてもよい。

【0173】

選択的に、一実施例として、通信モジュール８０２はさらに、
現在活動しているサービスに対応するサービス情報又はサービスタイプ情報、前記第一のターゲットマッチング値に従って、前記メッセージに応答するかどうかを決定することに用いられてもよい。

【0174】

選択的に、一実施例として、通信モジュール８０２はさらに、
前記ネットワークから送信される要求メッセージを受信することであって、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含んでもよく、前記サービス情報は、前記サービスを指示するために用いられてもよく、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するために用いられてもよいことと、
前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成することとに用いられてもよい。

【0175】

選択的に、一実施例として、通信モジュール８０２はさらに、
前記ネットワークに要求メッセージを送信するために用いられてもよく、そのうち、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含んでもよく、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものである。

【0176】

【0177】

選択的に、一実施例として、前記マッチング値は、
ランダムに生成されるもの、又は、
ハッシュ関数で計算して生成されるものであってもよい。

【0178】

【0179】

【0180】

選択的に、一実施例として、前記ルール情報は、
ルール識別子と、
一つ又は複数のＩＰアドレスと、
一つ又は複数のポート番号と、
一つ又は複数のプロトコルタイプと、
一つ又は複数のコーデック情報と、のうちの少なくとも一つを含み、
そのうち、前記ＩＰアドレスは、数字又はワイルドカードを含み、前記ポート番号は、数字又はワイルドカードを含む。

【0181】

本開示の実施例による端末機器８００は、本開示の実施例による方法７００に対応するフローを参照してもよく、そして、この端末機器８００における各ユニット／モジュール及び上記他の操作及び／又は機能は、それぞれ方法７００における相応なフローを実現することを目指し、且つ同様又は等価の技術的効果を達成でき、簡潔にするために、ここではこれ以上説明しない。

【0182】

図９は、本開示の実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。図９に示すように、ネットワーク機器９００は、
ユーザに対するマッチング情報を受信するか、又は前記ユーザの端末機器に前記ユーザに対するマッチング情報を送信するために用いられてもよい通信モジュール９０２を含み、
そのうち、前記マッチング情報は、一つ又は複数のマッチング値を含んでもよく、一つの前記マッチング値は、一つ又は複数のサービスに対応し、又は一つ又は複数のサービスタイプに対応してもよい。

【0183】

【0184】

選択的に、一実施例として、通信モジュール９０２はさらに、
ターゲットサービス又はターゲットサービスタイプのデータに関連するメッセージを受信するか、又は前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータを受信することと、
前記端末機器に第一のターゲットマッチング値を送信することとに用いられてもよく、
そのうち、前記第一のターゲットマッチング値は、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプに対応してもよく、前記メッセージは、前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのデータによってトリガーされてもよい。

【0185】

【0186】

【0187】

選択的に、一実施例として、前記ルール情報は、
ルール識別子と、
一つ又は複数のＩＰアドレスと、
一つ又は複数のポート番号と、
一つ又は複数のプロトコルタイプと、
一つ又は複数のコーデック情報と、のうちの少なくとも一つを含んでもよく、
そのうち、前記ＩＰアドレスは、数字又はワイルドカードを含んでもよく、前記ポート番号は、数字又はワイルドカードを含んでもよい。

【0188】

選択的に、一実施例として、前記マッチング値は、
ランダムに生成されるもの、又は、
ハッシュ関数で計算して生成されるものであってもよい。

【0189】

選択的に、一実施例として、通信モジュール９０２はさらに、
前記ユーザの端末機器に要求メッセージを送信するために用いられてもよく、そのうち、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものである。

【0190】

選択的に、一実施例として、通信モジュール９０２はさらに、
前記端末機器からの要求メッセージを受信することであって、前記要求メッセージは、一つ又は複数のサービス情報、又は一つ又は複数のサービスタイプ情報を含み、前記サービス情報は、前記サービスを指示するためのものであり、前記サービスタイプ情報は、前記サービスタイプを指示するためのものであることと、
前記サービス情報又は前記サービスタイプ情報のために対応するマッチング値を生成することとに用いられてもよい。

【0191】

【0192】

選択的に、一実施例として、通信モジュール９０２はさらに、
前記端末機器の現在活動しているサービスに対応するサービス情報を受信することと、
前記現在活動しているサービスに対応するサービス情報、前記マッチング情報、及び前記ターゲットサービス又は前記ターゲットサービスタイプのうちの一つに従って、前記第一のターゲットマッチング値の送信を拒否するかどうかを決定することとに用いられてもよい。

【0193】

本開示の実施例によるネットワーク機器９００は、本開示の実施例による方法１００に対応するフローを参照してもよく、そして、このネットワーク機器９００における各ユニット／モジュール及び上記他の操作及び／又は機能は、それぞれ方法１００における相応なフローを実現することを目指し、且つ同様又は等価の技術的効果を達成でき、簡潔にするために、ここではこれ以上説明しない。

【0194】

図１０は、本開示の別の実施例による端末機器のブロック図である。図１０に示された端末機器１０００は、少なくとも一つのプロセッサ１００１と、メモリ１００２と、少なくとも一つのネットワークインターフェース１００４と、ユーザインターフェース１００３とを含む。端末機器１０００における各コンポーネントは、バスシステム１００５を介して結合される。理解できるように、バスシステム１００５は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するためのものである。バスシステム１００５は、データバスに加えて、電源バスと、制御バスと、状態信号バスとをさらに含む。しかしながら、明瞭に説明するために、図１０において、様々なバスはすべて、バスシステム１００５として表記されている。

【0195】

そのうち、ユーザインターフェース１００３は、ディスプレイ、キーボード、クリックデバイス（例えば、マウス、トラックボール（ｔｒａｃｋｂａｌｌ））、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含んでもよい。

【0196】

理解できるように、本開示の実施例におけるメモリ１００２は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含んでもよい。そのうち、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－ＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＲＯＭ、ＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥｒａｓａｂｌｅＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ）又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形式のＲＡＭは利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳｔａｔｉｃＲＡＭ、ＳＲＡＭ）、ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤｙｎａｍｉｃＲＡＭ、ＤＲＡＭ）、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＳｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓＤＲＡＭ、ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤｏｕｂｌｅＤａｔａＲａｔｅＳＤＲＡＭ、ＤＤＲＳＤＲＡＭ）、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＥｎｈａｎｃｅｄＳＤＲＡＭ、ＥＳＤＲＡＭ）、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ（ＳｙｎｃｈｌｉｎｋＤＲＡＭ、ＳＬＤＲＡＭ）とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ（ＤｉｒｅｃｔＲａｍｂｕｓＲＡＭ、ＤＲＲＡＭ）である。本開示の実施例に記述されたシステムと方法のメモリ１００２は、これら、及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。

【0197】

いくつかの実施形態では、メモリ１００２は、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又はそれらの拡張セットであるオペレーティングシステム１００２１及びアプリケーションプログラム１００２２という要素を記憶している。

【0198】

そのうち、オペレーティングシステム１００２１は、様々な基礎的なサービスの実現、及びハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる、様々なシステムプログラム、例えば、フレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層などを含む。アプリケーションプログラム１００２２は、様々なアプリケーションサービスを実現するための、様々なアプリケーションプログラム、例えば、メディアプレーヤー（ＭｅｄｉａＰｌａｙｅｒ）、ブラウザ（Ｂｒｏｗｓｅｒ）などを含む。本開示の実施例の方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム１００２２に含まれてもよい。

【0199】

本開示の実施例では、端末機器１０００は、メモリ１００２に記憶され、且つプロセッサ１００１上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ１００１によって実行される時、下記方法７００のステップを実現させる。

【0200】

上記本開示の実施例に開示された方法は、プロセッサ１００１に用いることができるか、又はプロセッサ１００１によって実現することができる。プロセッサ１００１は、信号処理の能力を持つ集積回路チップであってもよい。実現過程では、上記方法の各ステップは、プロセッサ１００１におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の指令によって完了されてもよい。上記プロセッサ１００１は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤｉｇｉｔａｌＳｉｇｎａｌＰｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦｉｅｌｄＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本開示の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又はこのプロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例を結び付けて開示された方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了されるように直接的に具現化するか、又は復号化プロセッサにおけるハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されると具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当技術分野において成熟したコンピュータ可読記憶媒体に存在してもよい。このコンピュータ可読記憶媒体は、メモリ１００２に存在し、プロセッサ１００１は、メモリ１００２における情報を読み取り、そのハードウェアを結び付けて上記方法のステップを完了する。具体的には、このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ１００１によって実行される時、上記方法７００の実施例の各ステップを実現させる。

【0201】

理解できるように、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、処理ユニットは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔｓ、ＡＳＩＣ）、デジタルシグナルプロセッサ（ＤｉｇｉｔａｌＳｉｇｎａｌＰｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、デジタルシグナルプロセッシングデバイス（ＤＳＰＤｅｖｉｃｅ、ＤＳＰＤ）、プログラマブル論理デバイス（ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ、ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ－ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本出願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。

【0202】

ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール（例えば、プロセス、関数など）によって本開示の実施例に記載の技術を実現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサによって実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部に実現されてもよい。

【0203】

端末機器１０００は、前記実施例において端末機器によって実現された各プロセスを実現でき、且つ同様又は等価の技術的効果を達成でき、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。

【0204】

図１１を参照すると、図１１は、本開示の実施例に用いられるネットワーク機器の構造図であり、方法の実施例１００の詳細を実現し、同じ効果を達成することができる。図１１に示すように、ネットワーク機器１１００は、プロセッサ１１０１と、送受信機１１０２と、メモリ１１０３と、バスインターフェースとを含み、そのうち、
本開示の実施例では、ネットワーク機器１１００は、メモリ１１０３に記憶され、且つプロセッサ１１０１上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ１１０１によって実行される時、方法１００のステップを実現させる。

【0205】

図１１では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ１１０１によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ１１０３によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ及びパワー管理回路などの各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、本明細書では、これ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機１１０２は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供してもよい。

【0206】

プロセッサ１１０１は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ１１０３は、プロセッサ１１０１の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。

【0207】

プロセッサ１１０１は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、特殊アプリケーションプロセッサ、又はフィールドプログラマブルプロセッサを含んでもよいが、それらに限らない。

【0208】

メモリ１１０３は、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－ＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスクストレージメディアデバイス、光ストレージメディアデバイス、フラッシュメモリデバイス、電気的、光学的、又はその他の物理的／有形のメモリストレージデバイスを含んでもよい。

【0209】

本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記方法の実施例１００～方法の実施例７００の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体の例は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、例えば、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。

【0210】

以上は、本開示の実施例による方法、装置（システム）及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照して本開示の各方面を記述した。なお、フローチャート及び／又はブロック図の各ブロックとフローチャート及び／又はブロック図における各ブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム指令によって実現されてもよい。これらのコンピュータプログラム指令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよく、それによって、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行されるこれらの指令がフローチャート及び／又はブロック図の一つ又は複数のブロックで指定される機能／動作を実現させるデバイスを生じさせてもよい。このようなプロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、特殊アプリケーションプロセッサ、又はフィールドプログラマブル論理回路であってもよいが、それらに限らない。さらに理解できるように、ブロック図及び／又はフローチャートにおける各ブロックとブロック図及び／又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェアによって実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせによって実現されてもよい。

【0211】

なお、本明細書で上記各実施例を記述しているが、そのために本開示の特許保護範囲を制限するものではない。したがって、本開示の創造理念に基づいて、本明細書に記載の実施例に対して行われた変更及び修正、又は本開示の明細書及び添付図面の内容を利用して実施される等価構造又は等価フロー変換、その他の関連する技術分野における上記技術案の直接的又は間接的な運用はすべて、本開示の特許保護の範囲に含まれる。

【図1】