(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-27
(45)【発行日】2023-12-05
(54)【発明の名称】ネットワーク切替方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 36/14 20090101AFI20231128BHJP
H04W 76/25 20180101ALI20231128BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W76/25
(21)【出願番号】P 2022564835
(86)(22)【出願日】2021-04-15
(86)【国際出願番号】 CN2021087360
(87)【国際公開番号】W WO2021218643
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2022-10-25
(31)【優先権主張番号】202010340251.X
(32)【優先日】2020-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】馬 偉
(72)【発明者】
【氏名】劉 紅 軍
(72)【発明者】
【氏名】李 冬 梅
(72)【発明者】
【氏名】文 武
(72)【発明者】
【氏名】張 博 山
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,(TP for data forwarding BL CR for TS 38.413) Inter-system direct forwarding with shared SgNB/gNB[online],3GPP TSG RAN WG3 #106,3GPP,2019年11月22日,R3-196559,[検索日 2023.06.28],Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_106/Docs/R3-196559.zip>
【文献】Huawei,Inter-system HO from EN-DC to SA with shared SgNB/gNB[online],3GPP TSG RAN WG3 #107_e,3GPP,2020年03月06日,R3-200670,[検索日 2023.06.28],Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_107_e/Docs/R3-200670.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用されるネットワーク切替方法であって、
無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信することと、
前記無線リソース指示情報に基づいてソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することと、を含
み、
前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはプロトコルデータユニットPDUセッション保留情報、または非アクセス層NASリソース保留指示、またはサスペンド指示、またはサービス品質QoSフロー保留情報を含み、
前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる、
ネットワーク切替方法。
【請求項2】
前記第1メッセージは、無線リソース制御RRC再構成メッセージまたは無線制御メッセージである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ソースセル保留指示情報は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる、
請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記セカンダリーセル情報は、前記セカンダリーセル情報とソースセル情報との関係に基づき、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられ、
前記セカンダリーセル情報は、単一のセカンダリーセルの情報またはセカンダリーセルリストである、
請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
前記NASリソース保留指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部のNASリソースを保留することを指示することに用いられ、
前記一部または全部のNASリソースは、ユーザ機器UEの登録状態、トラッキングエリア更新TAU情報、完全性と暗号化情報の少なくとも1つを含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線接続を含み、
前記無線接続は、RRC接続、シグナリング無線ベアラSRB、データ無線ベアラDRB、PDUセッションコンテキスト、NAS層接続の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線構成を含み、
前記無線構成は、物理層L1構成、メディアアクセス制御MAC層構成、無線リンク制御RLC層構成、RRC層構成、パケットデータ統合プロトコルPDCP層構成、およびNAS層構成の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記PDUセッション保留情報は、ネットワーク切替後にPDUセッションを保留することを指示することに用いられ、
前記PDUセッション保留情報は、PDUセッション保留指示情報または保留すべきPDUセッションの情報リストを含み、
前記保留すべきPDUセッションの情報リストは、少なくとも1つのPDUセッションの情報を含む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
前記QoSフロー保留情報は、ネットワーク切替後にQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを指示することに用いられる、
請求項
1に記載の方法。
【請求項10】
前記一部または全部の無線リソースを保留することは、
下り帯域幅パートBWPを使用し続けることと、
下りリンク制御情報DCIにおけるリソース指示値RIV指示情報に基づき、物理下りリンク共有チャネルPDSCHで送信された下りデータを受信することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
【数1】
請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記一部または全部の無線リソースを保留することは、
DCI情報を受信するためのUEのセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTIを保留することと、
物理上りリンク制御チャネルPUCCHのリソース割当方式を保留することと、
割り当てられたPUCCHリソースセットを保留することと、
少なくとも1つのDRBを保留することと、
少なくとも1つのSRBを保留することと、
SRB1またはSRB2のうちの1つをSRB3に修正することと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記一部または全部の無線リソースを保留することは、
元のPDUセッションを用いてデータ伝送し続けることと、
第1通信ノードがPDUセッションを開始した後、データ接続を再構築して復元することと、
ネットワーク切替前のセキュリティコンテキストを使用することと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記一部または全部の無線リソースを保留することは、
専用制御チャネルDCCHを保留することを含み、
前記DCCHを保留することは、
前記DCCHに基づいてデータを送受信し続けることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記一部または全部の無線リソースを保留することは、
一部または全部のQOSフローまたはQOSフロー情報を保留すること、を含み、
前記QOSフローまたはQOSフロー情報を保留することは、
前記QOSフローまたはQOSフロー情報を用いてユーザプレーンのデータ送信およびユーザプレーンのデータ受信のうちの少なくとも1つをし続けることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
第2通信ノードに適用されるネットワーク切替方法であって、
第1通信ノードに、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを送信することを含
み、
前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはプロトコルデータユニットPDUセッション保留情報、または非アクセス層NASリソース保留指示、またはサスペンド指示、またはサービス品質QoSフロー保留情報を含み、
前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる、
ネットワーク切替方法。
【請求項17】
前記第2通信ノードは、ソース側のネットワークノードである、
請求項
16に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備える機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から
15のいずれか1項に記載の方法を実現する、
機器。
【請求項19】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備える機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項16または17に記載の方法を実現する、
機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術分野に関し、例えば、ネットワーク切替方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ機器(User Equipment、UE)の切り替え後のターゲット第5世代移動体通信技術(5th Generation mobile communicaton technology、5G)の基地局は、切り替え前の進化したユニバーサル地上波無線アクセス新しい無線-デュアル接続(Evolved Universal Terrestrial Radio Access and New Radio-Dual Connectivity、EN-DC)ネットワークにおけるセカンダリーノード(Secondary Node、SN)と同じ5G基地局であってもよく、該UEは、元の無線リソースを使用し続けることができる。UEの切り替え後のEN-DCネットワークにおけるセカンダリーノード(SN)は、切り替え前の5G基地局と同じ5G基地局であってもよく、該UEは、元の無線リソースを使用し続けることができる。UEの切り替え前の5G基地局が、切り替え前後で同じ基地局であることをどのように知ることができ、該UEの無線リソースを保留するかは、1つの解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、ネットワーク切替用の方法、装置、機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、第1通信ノードに適用されるネットワーク切替方法であって、無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信することと、無線リソース指示情報に基づいてネットワーク切替前のソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することとを含む、ネットワーク切替方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、第2通信ノードに適用されるネットワーク切替方法であって、第1通信ノードに、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを送信することを含む、ネットワーク切替方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、第1通信ノードに配置されるネットワーク切替装置であって、無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信するように構成される受信モジュールと、無線リソース指示情報に基づいてネットワーク切替前のソースセルの一部または全部の無線リソースを保留するように構成される保留モジュールとを備える、ネットワーク切替装置を提供する。
【0007】
本願の実施例は、第1通信ノードに配置されるネットワーク切替装置であって、第1通信ノードに、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを送信するように構成される送信モジュールを備える、ネットワーク切替装置を提供する。
【0008】
本願の実施例は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える機器であって、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本願の実施例のいずれかの方法を実現する、機器を提供する。
【0009】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本願の実施例のいずれかの方法を実現する、記憶媒体を提供する。
【0010】
本願の以上の実施例、他の態様、およびその実現形態については、図面の説明、実施形態および請求項でより多くの説明を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】5Gネットワークアーキテクチャの模式図である。
【
図2】関連技術におけるEN-DCアーキテクチャの模式図である。
【
図3】本願の実施例に係るネットワーク切替方法のフローチャートである。
【
図3a】本願の実施例に係るネットワーク切替方法のフローチャートである。
【
図4】本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、第4世代移動体通信技術(4th Generation mobile communicaton technology、4G)と5G、および5Gのスタンドアローン(Stand Alone、SA)/非スタンドアローン(Non-StandAlone、NSA)モード間で切り替える方法のフローチャートである。
【
図5】本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。
【
図6】本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。
【
図7】本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。
【
図8】本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。
【
図9】本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートである。
【
図10】本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートである。
【
図11】本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートである。
【
図12】本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートである。
【
図13】本願の実施例に係るネットワーク切替装置の構造模式図である。
【
図13a】本願の実施例に係るネットワーク切替装置の構造模式図である。
【
図14】本願の実施例に係る機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。
図面のフローチャートに示されたステップは、1グループのコンピュータ実行可能命令のようなコンピュータシステムで実行できる。且つ、フローチャートに論理的順序を示したが、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されたまたは説明されたステップを実行してもよい。
【0013】
5Gネットワークの基地局(NG-RAN node、次世代ノードB(next generation NodeB、gNB))は、大容量サービス(例えば、モバイルブロードバンド(Mobile Broad Band、MBB))をサポートすることができる。
図1は、5Gネットワークアーキテクチャの模式図である。
図1に示すように、5Gネットワークは、5Gコアネットワーク(5G Core、5GC)および5G基地局gNBを含む。5GCは、アクセス移動機能(Access Mobility Function、AMF)ノード、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)ノード、およびユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)ノード等のネットワーク要素ノードを含む。5G基地局は、gNB、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network、NG-RAN)ノードとも呼ばれる。5G基地局は、新しい物理層エアインタフェース設計を採用し、新しい物理層エアインタフェースは、新しい無線・アクセス技術(New Radio、NR)、NR無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)方式の基地局、および関連する基地局のネットワーク要素インタフェースをサポートする。5G基地局は、標準化された次世代(Next Generation、NG)インタフェースを介して5GCと相互接続(次世代コントロールプレーン(Next Generation-Control plane、NG-C)(シグナリング)接続および次世代ユーザプレーン(Next Generation-User plane、NG-U)(ユーザデータ)接続を含む)され、NG-RAN基地局(gNBまたは次世代ロングターム進化型ノードB(next generation-evolved NodeB、ng-eNB))間は、Xnインタフェースを介して相互接続(Xnコントロールプレーン(Xn-Control plane、Xn-C)接続およびXnユーザプレーン(Xn-User plane、Xn-U)接続を含む)される。
【0014】
5Gは、MBBサービスを提供することができるが、5Gネットワークは、音声サービス(Voice service)をサポートしない可能性があり、即ち、5Gアクセスでの音声通話インタフェース(Voice over New Radio、VoNR)機能をサポートしない。この場合、5Gネットワークに接続された移動端末も、ユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれ、4G(ロングタームイボリューション(Long Term Evolution、LTE))ネットワークに切り替えて音声サービスを確立する必要があり、4Gネットワークは、一般的に、ロングタームイボリューションネットワークに基づく音声通話(Voice over Long Term Evolution、VoLTE)機能をサポートする。
【0015】
4Gネットワークは、4Gコアネットワークを含み、即ち、進化したパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)および4G無線アクセスネットワーク(Long Term Evolution Radio Access Network、LTE RAN)を含み、ここで、EPCは、移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)ノード、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)ノード、公衆データネットワーク(Public Data Network、PDN)ゲートウェイ(PDN Gateway、PGW)ノード等の基本ネットワーク要素ノードを含み、4G無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)は、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)と関連する基地局のネットワーク要素との間のインタフェースを含む。
【0016】
移動端末の音声サービスとMBBサービスとを同時にサポートするために、EN-DCのネットワークアーキテクチャを提供する。
図2は、関連技術におけるEN-DCアーキテクチャの模式図であり、
図2に示すように、1つの端末は、同時に1つのeNB(4G基地局、LTE基地局)に接続されてマスターノード(Master Node、MN)とし、1つのgNB(5G基地局、NR基地局)に接続されてセカンダリーノード(Secondary Node、SN)とする。このマスターノードeNBは、S1インタフェースを介して4GコアネットワークEPCに接続され、X2インタフェースを介して5G基地局に接続される。この5G基地局gNBは、S1ユーザプレーン(S1-User plane、S1-U)インタフェースを介してEPCに接続されてもよいし、X2ユーザプレーン(X2-User plane、X2-U)インタフェースを介して他の5G基地局に接続されてもよい。
【0017】
アクセスネットワークにおいて、2つの基地局(例えば、EN-DCアーキテクチャにおける1つの4G基地局および1つの5G基地局)を密結合の方式で結合してUEに通信サービスを提供するネットワークモードを、デュアル接続(Dual Connectivity、DC)ネットワークと呼ぶ。
図2に示すように、この2つの基地局は、更にマスターノード(MN、第1ネットワーク要素とも呼ばれる)およびセカンダリーノード(SN、第2ネットワーク要素とも呼ばれる)に分けられる。デュアル接続ネットワークの設計により、セッションの通信容量を1回向上させることができる。
【0018】
UEがSA 5GネットワークからEN-DCネットワークに切り替えるシーンにおいて、UEは、元々SA 5Gネットワークに接続され、該UEがMBBサービスを行っている場合、音声サービス(例えば、音声電話に出たり、音声電話の通話を開始したりする)を行う必要があるが、該5Gネットワークが音声サービスをサポートできず、該UEは、VoLTEサービスを確立するためにLTEネットワークに切り替える必要があり、該UEは元のMBBサービスを続ける必要があるため、該UEは、EN-DCネットワークに切り替え、LTE RANノード(node)でVoLTE接続を確立し、NG-RAN nodeで元のMBBサービス接続を確立する。
【0019】
UEがEN-DCネットワークからSA 5Gネットワークに切り替えるシーンにおいて、UEは、元々EN-DCネットワーク、S-MN(ソースマスターノード(Source Master Node)はLTE eNBである)、S-SN(ソースセカンダリーノード(Source Secondary Node)はgNBであり、NG-RAN nodeとも呼ばれる)に接続され、UEがVoLTEサービス(例えば、電話を切る)を終了して5Gサービス(例えば、ブロードバンドストリーミングサービス、MBBサービス)を続ける場合、該UEはSA 5Gネットワーク(Stand Alone NR)に切り替える。
【0020】
上記第1種のシーンについては、UEの切り替え後のEN-DCネットワークにおけるセカンダリーノード(SN)と該UEの切り替え前のSA 5G基地局とが同じ基地局である場合、該UEの該同じ5G基地局での無線リソースを解放せずに使用し続けることができるようにする方法を提供する。上記第2種のシーンについては、類似する方法も提供する。UEの切り替え後のターゲット5G基地局は、切り替え後のターゲット5G基地局と切り替え前のソース5G基地局とが同じ5G基地局であることを知ることができ、該UEは、元の無線リソースを使用し続けることができる。
【0021】
しかし、UEの切り替え前の5G基地局がそれを知ることができて該UEの無線リソースを保留するようにする方法が提供されていない。UEの切り替え前のソース基地局が、UEの切り替えに成功したことを知ると、該UEの無線リソースを解放することで、切り替え後のターゲット5G基地局も該UEの無線リソースを使用し続けることができなくなる。
【0022】
本願の実施例は、UEの切り替え後のターゲット5G基地局が、切り替え前のソース5G基地局と同じ5G基地局であることを知ることができ、該UEが元の無線リソースを使用し続けることができることを実現するためのネットワーク切替用の方法、装置、機器および記憶媒体を提供する。
【0023】
1つの実施例において、本願の実施例は、ネットワーク切替方法を提供し、
図3は、本願の実施例に係るネットワーク切替方法のフローチャートである。該方法は、ネットワーク切替前後にUEが元の無線リソースを使用し続ける場合に適用できる。該方法は、本願に係るネットワーク切替装置で実行でき、該ネットワーク切替装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現することができ、前記方法は、第1通信ノードに適用される。
【0024】
図3に示すように、本願の実施例に係るネットワーク切替方法は、主にステップS11およびS12を含む。
【0025】
S11において、無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信する。
S12において、無線リソース指示情報に基づいてソースセルの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0026】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは第2通信ノードによって送信される。本実施例において、前記第1通信ノードは、ネットワークにおけるユーザ端末として理解され得る。本願の実施例において、ユーザ端末は、無線送受信機能を持つ機器であり、屋内または屋外、手持ち、着用または車載を含む陸上に配備されてもよいし、ユーザ端末は、水面(例えば、船舶等)に配備されてもよいし、空中(例えば、飛行機、風船および衛星等)に配備されてもよい。前記ユーザ機器は、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Portable android device、Pad)、無線送受信機能付きのコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末、工業用制御(industrial control)における無線端末、無人運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末等であってもよい。本願の実施例は、適用シーンを限定しない。ユーザ端末は、端末、アクセス端末、UEユニット、UE局、移動局、移動台、遠隔局、遠隔端末、移動機器、UE端末、無線通信機器、UEエージェントまたはUE装置等と呼ばれてもよい。本願の実施例はこれについて限定しない。
【0027】
前記第2通信ノードは、ソース側のネットワークノードとして理解され得る。ネットワークの切り替えがSA 5GネットワークからEN-DCネットワークに切り替える場合、前記第2通信ノードは、SA 5Gネットワークにおける5G 基地局として理解され得る。ネットワークの切り替えがEN-DCネットワークからSA 5Gネットワークに切り替える場合、前記第2通信ノードは、EN-DCネットワークにおけるマスターノードとして理解され得る。
【0028】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)再構成メッセージまたは無線制御メッセージである。
【0029】
1つの例示的な実施形態において、前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション保留情報、または非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)リソース保留指示、またはサスペンド指示、またはQoSフロー保留情報を含む。
【0030】
1つの例示的な実施形態において、前記ソースセル保留指示情報は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0031】
1つの例示的な実施形態において、セカンダリーセル情報とソースセル情報との関係に基づき、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0032】
1つの例示的な実施形態において、前記セカンダリーセル情報は、単一のセカンダリーセルの情報またはセカンダリーセルリストである。
【0033】
1つの例示的な実施形態において、前記NASリソース保留指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部のNASリソースを保留することを指示することに用いられ、ここで、一部または全部のNASリソースは、UEの登録状態、トラッキングエリア更新(Tracking Area Updating、TAU)情報、完全性と暗号化情報の1つまたは複数を含む。
【0034】
1つの例示的な実施形態において、前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0035】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線接続を含み、ここで、前記無線接続は、RRC接続、シグナリング無線ベアラ(Siganling Radio Bearer、SRB)、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)、PDUセッションコンテキスト、NAS層接続の少なくとも1つを含む。
【0036】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線構成を含み、ここで、前記無線構成は、第1層(Layer 1、L1)(物理層)構成、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層構成、無線リンク層制御(Radio Link Control、RLC)層構成、RRC層構成、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層構成、NAS層構成の少なくとも1つを含む。
【0037】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、ネットワーク切替後にPDUセッションを保留することを指示することに用いられる。
【0038】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、PDUセッション保留指示情報または保留すべきPDUセッションの情報リストを含み、ここで、前記PDUセッションの情報リストは、1つまたは複数のPDUセッションの情報を含む。
【0039】
1つの例示的な実施形態において、前記QoSフロー保留情報は、ネットワーク切替後にQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを指示することに用いられる。
【0040】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、下り帯域幅パート(BandWidth Part、BWP)を使用し続けることと、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)におけるリソース指示値(Resource Indicate Value、RIV)指示情報に基づき、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)で送信された下りデータを受信することとを含む。
【0041】
【0042】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、DCI情報を受信するためのUEのセル無線ネットワーク一時識別子(Cell-Radio Network Temporary Identifier、C-RNTI)を保留することを含む。
【0043】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、上りリンク制御チャネル物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)のリソース割当方式を保留することと、および/または、割り当てられたPUCCHリソースセットを保留することとを含む。
【0044】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、1つまたは複数のデータ無線ベアラ(DRB)を保留することと、1つまたは複数のシグナリング無線ベアラ(SRB)を保留することと、SRB1またはSRB2のうちの1つをSRB3に修正することとを含む。
【0045】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、元のPDUセッションを用いてデータ伝送し続けること、または、第1通信ノードがPDUセッションを開始した後、データ接続を再構築して復元することを含む。
【0046】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、ネットワーク切替前のセキュリティコンテキストを使用することを含む。
【0047】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、専用制御チャネル(Dedicated Control Channel、DCCH)を保留することを含む。
【0048】
1つの例示的な実施形態において、DCCHを保留することは、前記DCCHに基づいてデータを送受信し続けることを含む。
【0049】
1つの例示的な実施形態において、一部または全部の無線リソースを保留することは、一部または全部のQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを含む。
【0050】
1つの例示的な実施形態において、QOSフローまたはQOSフロー情報を保留することは、前記QOSフローおよび/またはQOSフロー情報を用いてユーザプレーンのデータ送信および/または受信し続けることを含む。
【0051】
1つの例示的な実施形態において、本願の実施例は、ネットワーク切替方法を提供し、
図3aは、本願の実施例に係るネットワーク切替方法のフローチャートである。該方法は、ネットワーク切替前後にUEが元の無線リソースを使用し続ける場合に適用できる。該方法は、本願に係るネットワーク切替装置で実行でき、該ネットワーク切替装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現することができ、前記方法は第2通信ノードに適用される。
【0052】
図3aに示すように、本願の実施例に係るネットワーク切替方法は、主にステップS21を含む。
【0053】
S21において、第1通信ノードに、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを送信する。
【0054】
1つの例示的な実施形態において、前記第2通信ノードは、ソース側にあるネットワークノードである。
【0055】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは、RRC再構成メッセージまたは無線制御メッセージである。
【0056】
1つの例示的な実施形態において、前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはPDUセッション保留情報、またはNASリソース保留指示、またはサスペンド指示、またはQoSフロー保留情報を含む。
【0057】
1つの例示的な実施形態において、前記ソースセル保留指示情報は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0058】
1つの例示的な実施形態において、セカンダリーセル情報とソースセル情報との関係に基づき、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0059】
1つの例示的な実施形態において、前記セカンダリーセル情報は、単一のセカンダリーセルの情報またはセカンダリーセルリストである。
【0060】
1つの例示的な実施形態において、前記NASリソース保留指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部のNASリソースを保留することを指示することに用いられ、ここで、一部または全部のNASリソースは、UEの登録状態、TAU情報、完全性と暗号化情報の1つまたは複数を含む。
【0061】
1つの例示的な実施形態において、前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0062】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線接続を含み、ここで、前記無線接続は、RRC接続、SRB、DRB、PDUセッションコンテキスト、NAS層接続の少なくとも1つを含む。
【0063】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線構成を含み、ここで、前記無線構成は、L1(物理層)構成、MAC層構成、RLC層構成、RRC層構成、PDCP層構成、NAS層構成の少なくとも1つを含む。
【0064】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、ネットワーク切替後にPDUセッションを保留することを指示することに用いられる。
【0065】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、PDUセッション保留指示情報または保留すべきPDUセッションの情報リストを含み、ここで、前記PDUセッションの情報リストは、1つまたは複数のPDUセッションの情報を含む。
【0066】
1つの例示的な実施形態において、前記QoSフロー保留情報は、ネットワーク切替後にQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを指示することに用いられる。
【0067】
1つの応用的な実施形態において、
図4は、本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。
【0068】
本実施例は、端末と、上記実施例におけるターゲットRANノードと、ソースネットワークのRANノードとの間の動作である。本実施例は、3つのネットワークノードに関し、ネットワークノード1はUEであり、ネットワークノード2は、UEが現在在圏しているネットワークノードNR gNBであり、ネットワークノード3は、UEが切り替えるターゲットネットワークRANネットワークノードの進化したユニバーサル地上波無線アクセス(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access、E-UTRA)eNBである。
【0069】
S401において、RRC接続状態にあるUEは、所属するソースネットワークのRANノードgNBにインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(Internet protocol Multimedia Subsystem、IMS)の音声通話サービスを自発的に開始する。
【0070】
S402において、前記コアネットワーク(Core Network、CN)は、現在の5Gシステム(5G System、5GS)がIMSの音声サービスをサポートしないことを発見した後、gNBは、NRからの移動制御(MobilityFromNRCommand)メッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知する。前記MobilityFromNRCommandメッセージには、セカンダリーセルまたはセルグループ情報(NR)が含まれる。
【0071】
S403において、端末は、前記MobilityFromNRCommandに基づいてE-UTRAへの切り替えを開始する。端末は、前記セカンダリーセルまたはセルグループ情報とソースネットワークノードgNBのセルまたはセルグループ情報とが一致することを発見すれば、前記E-UTRAのセルネットワークノードeNBへの切り替えを完了した後、ソースネットワークノードgNBとの一部または全部の無線接続、あるいは一部または全部の無線構成、あるいは一部または全部のPDUセッション(SESSION)を保留する。
【0072】
S404において、前記EN-DCネットワークは、前記保留された一部の無線接続、または無線構成、または保留された一部または全部のPDU SESSIONにより、データの伝送を行う。
【0073】
前記UEは、前記0~複数のセカンダリーセルまたはセルグループ情報が担持されたMobilityFromNRCommandメッセージを受信した後、前記0~複数のセカンダリーセルまたはセルグループ情報のうちの1つのセルまたはセルグループ情報がソースセルのセル情報またはセルグループ情報に一致するまたは同じネットワークノードgNBを使用する場合、UEは、前記セカンダリーセルまたはセルグループとのネットワークノードgNBとの無線構成または無線接続の確立要求を開始しない。
【0074】
前記UEは、前記MobilityFromNRCommandメッセージを受信した後、前記0~複数のセカンダリーセルまたはセルグループ情報のうちの1つのセルまたはセルグループ情報がソースセルのセル情報またはセルグループ情報に一致するまたは同じネットワークノードgNBを使用する場合、UEは、ソースセルのS-MNネットワークノードgNBとの一部または全部の無線構成、あるいは一部または全部の無線接続を保留する。
【0075】
前記UEは、マスターセルまたはセルグループ情報が担持された前記MobilityFromNRCommandメッセージを受信した後、そのうちの1つのセルまたはセルグループ情報がソースセルのセル情報またはセルグループ情報に一致するまたは同じネットワークノードgNBを使用する場合、UEは、ソースセルのS-MNネットワークノードgNBとの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0076】
前記一部または全部の接続は、RRC接続、一部または全部のSRB、一部または全部のDRBを含む。
【0077】
前記一部または全部の無線リソースは、物理層リソース、MACリソース、SRB、DRB、PDCPエンティティ、サービスデータアダプテーションプロトコル(Service Data Adaptation Protocol、SDAP)エンティティを含む。
【0078】
前記無線構成は、一部または全部のL1(物理層)構成、一部または全部のMAC層構成、一部または全部のRLC層構成、一部または全部のRRC層構成、一部または全部のPDCP層構成、一部または全部のNAS構成を含む。
【0079】
前記ステップS401の音声通話サービスを開始することは、以下の処理を含む。
端末は、gNBを介してinviteメッセージをIMSのサーバに送信し、IMSのサーバは、gNBを介して100tryingメッセージをUEに送信し、UEは、gNBを介して183Session ProgressをIMSのサーバに送信し、IMSのサーバは、一時確認(Provisional ACKnowledgement、PRACK)メッセージをUEに送信し、UEは200 OKメッセージをIMSのサーバに送信する。
【0080】
前記一部または全部の物理層構成を保留することは、UEが前記下りBWPを使用し続け、DCIにおけるRIV指示情報に基づいてPDSCHで送信された下りデータを受信することを含む。
【0081】
【0082】
前記一部または全部の物理層構成を保留することは、DCI情報を受信するためのUEのC-RNTIを保留することを含む。
【0083】
前記一部または全部の物理層構成を保留することは、上りリンク制御チャネルPUCCHのリソース割当方式を保留すること、および/または割り当てられたPUCCHリソースセットを保留することを含む。
【0084】
前記一部または全部の無線接続を保留することは、1つまたは複数のDRB(データ無線ベアラ)を保留することを含む。
【0085】
前記一部または全部の無線接続を保留することは、1つまたは複数のSRB(シグナリング無線ベアラ)を保留することを含む。
【0086】
前記一部または全部の無線接続を保留することは、SRB1またはSRB2のうちの1つをSRB3に修正することを含む。
【0087】
前記一部または全部のNAS構成を保留することは、UEの登録状態、および/またはTAU情報、および/または完全性と暗号化情報を保留することを含む。
【0088】
前記UEが切り替えを完了した後、元のPDU SESSIONを用いてデータ伝送を行い続け、または、E-sgNBでPDN接続の再構築を開始し、データ接続を復元する。
【0089】
前記UEが切り替えを完了した後、元のPDU SESSIONを用いてデータ伝送を行い続け、または、E-sgNBでPDU SEESSIONの再構築を開始、データ接続を復元する。
【0090】
1つの応用的な実施形態において、
図5は、本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。本実施例は3つのネットワークノードに関し、ネットワークノード1はUEであり、ネットワークノード2は、UEが現在在圏しているネットワークのNR g-NBであり、ネットワークノード3は、UEが切り替えるターゲットネットワークのE-UTRA e-NBである。
【0091】
S501において、RRC接続状態を処理するUEは、所属するgNBにIMSの音声通話サービスを自発的に開始する。
【0092】
S502において、前記CNは、現在の5GSがIMSの音声サービスをサポートしないことを発見した後、eNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知する。前記MobilityFromNRCommandメッセージには、ソースNRセルを保留する指示情報が含まれる。
【0093】
S503において、端末は、前記MobilityFromNRCommandに基づいてE-UTRAへの切り替えを開始し、前記E-UTRAのセルへの切り替えを完了した後、一部または全部のソースNRセルの無線接続または無線構成を保留する、または一部または全部のPDU SESSIONを保留する。
【0094】
前記一部または全部の接続は、RRC接続および関連するSRB、DRBを含む。
前記一部または全部の無線リソースは、L1(物理層)リソース、MACリソース、SRB、DRB、PDCPエンティティ、SDAPエンティティを含む。
【0095】
前記無線構成は、一部または全部のL1(物理層)構成、一部または全部のMAC層構成、一部または全部のRLC層構成、一部または全部のRRC層構成、一部または全部のPDCP層構成、一部または全部のNAS構成を含む。
【0096】
S504において、前記EN-DCネットワークは、前記保留された一部または全部の無線接続、または無線構成またはPDU SESSIONにより、データの伝送を行う。
【0097】
1つの応用的な実施形態において、
図6は、本願の実施例に係る端末が、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。本実施例は、3つのネットワークノードに関し、ネットワークノード1はUEであり、ネットワークノード2は、UEが現在在圏しているネットワークのNR g-NBであり、ネットワークノード3は、UEが切り替えるターゲットネットワークのE-UTRA e-NBである。
【0098】
S601において、RRC接続状態にあるUEは、前記gNBに測定報告を送信する。
S602において、gNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、E-UTRAのターゲットマスターノード(T-MN)情報(マスターeNB(M-eNB))、およびソースNRセルを保留する指示情報が含まれる。
【0099】
S603において、端末は、前記MobilityFromNRCommandに基づいてE-UTRAへの切り替えを開始し、前記E-UTRAのセルへの切り替えを完了した後、一部または全部のソースNRセルの無線ベアラを保留する。
【0100】
前記一部または全部のソースセルの無線ベアラを保留することは、元の一部または全部の物理層リソース構成を保留し、SRB1、SRB2およびDRBのうちの一部または全部のSDAPエンティティまたはPDCPエンティティを保留することと、NRネットワークにおける全部または一部のPDU SESSIONを保留することと、全部または一部のPDU SESSIONに対し、EN-DCネットワークで対応するPDN CONNECTIONの接続の再構築を開始することとを含む。
【0101】
S604において、前記eNBは、ネットワークニーズに応じてUEをスケジュールし、前記保留された一部のSRBまたはDRBまたはPDU SESSIONにより、制御シグナリングまたはデータの伝送を行う。
【0102】
1つの応用的な実施形態において、
図7は、本願の実施例に係る端末が、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。本実施例は、3つのネットワークノードに関し、ネットワークノード1はUEであり、ネットワークノード2は、UEが現在在圏しているネットワークのNR gNBであり、ネットワークノード3は、UEが切り替えるターゲットネットワークのE-UTRA eNBである。
【0103】
S701において、RRC接続状態にあるUEは、前記gNBに測定報告を送信する。
S702において、eNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、E-UTRAのT-MN情報(M-eNB)、およびターゲットセカンダリーノード(T-SN)情報(gNB)が含まれる。
【0104】
S703において、端末は、前記MobilityFromNRCommandに基づいてE-UTRAへの切り替えを開始し、前記E-UTRAのセルへの切り替えが完了した後、前記T-SNがソースNRセル(即ち、T-SNがソースNRセルのノードである)である場合、一部または全部のソースNRセルの無線ベアラを保留する。前記一部または全部のソースセルの無線ベアラを保留することは、元の一部または全部の物理層リソース構成を保留し、またはSRB1、SRB2およびDRBのうちの一部または全部のSDAPエンティティまたはPDCPエンティティを保留することと、NRネットワークにおける全部または一部のPDU SESSIONを保留することと、全部または一部のPDU SESSIONに対し、EN-DCネットワークで対応するPDN CONNECTIONの再構築を開始することとを含む。
【0105】
S704において、前記eNBは、ネットワークニーズに応じてUEをスケジュールし、前記保留された一部のSRBまたはDRBまたはPDU SESSIONにより、制御シグナリングまたはデータの伝送を行う。
【0106】
1つの応用的な実施形態において、
図8は、本願の実施例に係る端末が音声通話を開始する際、4Gと5G、および5GのSA/NSAモード間で切り替える方法のフローチャートである。本実施例は3つのネットワークノードに関し、ネットワークノード1はUEであり、ネットワークノード2は、UEが現在在圏しているネットワークのNR gNBであり、ネットワークノード3は、UEが切り替えるターゲットネットワークのE-UTRA eNBである。
【0107】
S801において、CNは、接続状態にあるUEに対してIMSの着信音声通話サービスを開始し、5GSがIMS Voiceサービスをサポートしないことを発見した後、eNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えを接続状態にあるUEに通知し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、E-UTRAのT-MN情報(M-eNB)およびT-SN情報が含まれる。
【0108】
S802において、端末は、前記MobilityFromNRCommandに基づいてE-UTRAへの切り替えを開始し、RRC再構成(RRCRECONFIGURATION)メッセージを前記eNBに送信する。
【0109】
端末は、前記T-SN情報が現在のNRセルであることを発見した場合、前記E-UTRAのセルへの切り替えが完了した後、一部または全部のソースNRセルの無線リソースを保留する。前記一部または全部のソースセルの無線リソースを保留することは、元の一部または全部の物理層(Layer1、L1)リソース構成を保留し、SRB1、SRB2およびDRBのうちの一部または全部のSDAPエンティティまたはPDCPエンティティを保留することと、NRネットワークにおける全部または一部のPDU SESSIONを保留することと、全部または一部のPDU SESSIONに対し、EN-DCネットワークで対応するPDN CONNECTIONの接続の再構築を開始しないこととの1つを含む。
【0110】
S803において、前記EN-DCネットワークは、前記保留された一部のSRBまたはDRBまたはPDU SESSIONにより、制御シグナリングまたはデータの伝送を行う。
【0111】
1つの応用的な実施形態において、
図9は、本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートであり、UEは、接続状態にあってEN-DC 5Gネットワークに接続され、端末は、NRノードgNBとエンハンスメント型モバイルブロードバンド(Enhanced Mobile Broadband、EMMB)サービスを行っており、現在のネットワークの測定報告に基づき、ネットワーク側は、UEがMNセルの切り替えを行う必要があることを発見し、EMMBサービスの連続性、特にPDU SESSIONデータの連続性を確保するために、切り替えのフローは、以下のとおりである。
【0112】
S901において、eNBは、RRC接続再構成(RRC ConnectionReconfiguration)メッセージを送信して別のEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、ここで、前記RRCConnectionReconfigurationメッセージには、マスターセルまたはセルグループおよび0~複数のセカンダリーセルまたはセルグループが含まれる。
【0113】
S902において、UEは、前記RRCConnectionReconfigurationを受信し、前記RRCConnectionReconfigurationで示されたターゲットEN-DCセルへの切り替えを開始し、RRC接続再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージをターゲットセルのeNBに送信し、NRセルからEN-DCセルへの切り替えを完了する。UEは、RRCConnectionReconfigurationにおけるセカンダリーセルまたはセルグループに従い、現在のUEとソースセル(S-MN、gNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留するか否かを決定する。前記マスターセルまたはセルグループおよび0~複数のセカンダリーセルまたはセルグループが、ソースセルまたはセルグループと一致する場合、UEとソースセルの一部または全部の現在のUEとソースセル(S-MN、GNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留する。
【0114】
切り替え後、UEは、ソースセルとのS-MNのPDU SESSIONを保留し、UEは、該PDU SESSIONのID(Identifier、ID)および/またはインターネットとプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスおよび/またはアクセスポイント名(Access Point Name、APN)情報に基づく新しいPDU SESSIONの確立要求を開始せず、新しいPDU SESSIONを確立する。
【0115】
前記UEは、保留された一部または全部のPDU SESSIONにより、データを受信および/または送信する。
【0116】
1つの応用的な実施形態において、
図10は、本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートであり、UEは、元々SA 5Gネットワークに接続され、該UEがMBBサービスを行っている場合、音声サービス(例えば、音声電話に出たり、音声電話の通話を開始したりする)を行う必要があるが、該5Gネットワークが音声サービスをサポートできず、該UEは、VoLTEサービス(LTEに基づくVoice)を確立するためにLTEネットワークに切り替える必要があり、該UEは元のMBBサービスを続ける必要があるため、該UEは、EN-DCネットワークに切り替え、LTE RAN nodeでVoLTE接続を確立し、NG-RAN nodeで元のMBBサービス接続を確立する。
【0117】
UEは、元のノード(S-node)とも呼ばれる元のSA 5Gネットワークの5G基地局(S-gNB)に接続され、UEが切り替えたターゲットEN-DCネットワークにおいて、T-MN(Target Master node)はLTE eNBであり、M-eNB(Master eNB)とも呼ばれ、T-SN(Target Secondary node)は5G基地局であり、つまりNG-RAN nodeである。ターゲットNG-RAN nodeが元のNR nodeである場合、切り替えのフローは以下のとおりである。
【0118】
S1001において、gNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、ここで、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、ソースセル(即ち、ソースNRセル)を保留する指示が含まれる。
【0119】
S1002において、UEは、前記MobilityFromNRCommandを受信し、ターゲットEN-DCセルへの切り替えを開始し、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージをターゲットセルのe-NBに送信し、NRセルからEN-DCセルへの切り替えを完了する。UEは、MobilityFromNRCommandにおけるソースセルを保留する指示に従い、現在のUEとソースセルまたはセルグループ(S-MN、gNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留するか否かを決定する。示された指示情報がソースセルを保留することであれば、UEとソースセルのセカンダリーノードS-SNの一部または全部の現在のUEとソースセル(S-MN、gNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留する。
【0120】
S1003において、EN-DCネットワークは、保留されたPDU SESSIONにより、通信し続ける。
【0121】
前記UEは、前記T-MNおよびソースセルを保留する指示情報が担持されたMobilityFromNRCommandメッセージを受信した後、前記指示情報がソースセルを保留することであれば、保留されたソースセルのPDU SESSIONに対して再構築を開始しない。
【0122】
切り替え後、UEは、ソースセルとのS-MNのPDU SESSIONを保留し、UEは、該PDU SESSIONのIDおよび/またはIPアドレスおよび/またはAPN情報に基づく新しいPDU SESSIONの確立要求を開始せず、新しいPDU SESSIONを確立する。
【0123】
1つの応用的な実施形態において、
図11は、本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートであり、UEは、接続状態にあってEN-DC5Gネットワークに接続され、端末およびNRノードgNBは、EMMBサービスを行っており、現在のネットワークの測定報告に基づき、ネットワーク側は、UEがMNセルの切り替えを行う必要があることを発見し、EMMBサービスの連続性を確保するために、ネットワークは、SNセルの現在の無線構成または無線接続を保持したい。
【0124】
切り替えのフローは以下のとおりである。
S1101において、eNBは、RRCConnectionReconfigurationメッセージを送信し、別のEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、ここで、前記RRCConnectionReconfigurationメッセージには、セカンダリーセルまたはセルグループ保留指示情報が含まれる。
【0125】
S1102において、UEは、前記RRCConnectionReconfigurationを受信し、ターゲットEN-DCセルへの切り替えを開始し、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージをターゲットセルのeNBに送信し、NRセルからEN-DCセルへの切り替えを完了する。UEは、RRCConnectionReconfigurationにおけるセカンダリーセルまたはセルグループの保留指示情報に基づき、現在のUEとソースセカンダリーセルまたはセルグループの無線構成または無線接続を保留するか否かを決定する。前記指示情報がセカンダリーセルを保留するように指示すれば、UEとソースセカンダリーセルまたはセルグループの一部または全部の無線構成または無線接続を保留する。
【0126】
S1103において、EN-DCネットワークは、前記T-MNおよびソースセカンダリーセルまたはセルグループに保留された一部または全部の無線構成または無線接続により、UEと通信する。
【0127】
前記UEは、前記T-MNのセカンダリーセル保留指示情報が担持されたRRCConnectionReconfigurationメッセージを受信した後、前記指示情報がセカンダリーセルを保留するように指示すれば、UEは、前記ソースセカンダリーセルまたはセルグループの情報と一致するまたは同じネットワークノードのセカンダリーセルまたはセルグループを使用する無線構成または無線接続の更新または再構築を開始しない。
【0128】
前記UEは、前記T-MNのセカンダリーセル保留指示情報が担持されたRRCConnectionReconfigurationメッセージを受信した後、前記指示情報がセカンダリーセルを保留するように指示すれば、UEは、ソースセカンダリーセルまたはセルグループの一部または全部との無線リソースを保留する。
【0129】
前記一部または全部の無線リソースは、L1(物理層)リソース、MACリソース、SRB、DRB、PDCPエンティティ、SDAPエンティティを含む。
【0130】
前記無線構成は、一部または全部のL1(物理層)構成、一部または全部のMAC層構成、一部または全部のRLC層構成、一部または全部のRRC層構成、一部または全部のPDCP層構成、一部または全部のNAS構成を含む。
【0131】
1つの応用的な実施形態において、
図12は、本願の実施例に係る端末が現在のネットワークの測定報告に基づいてネットワークを切り替える方法のフローチャートであり、UEは、元々SA 5Gネットワークに接続され、該UEがMBBサービスを行っている場合、音声サービス(例えば、音声電話に出たり、音声電話の通話を開始したりする)を行う必要があるが、該5Gネットワークが音声サービスをサポートできず、該UEは、VoLTEサービス(LTEに基づくVoice)を確立するためにLTEネットワークに切り替える必要があり、該UEは元のMBBサービスを続ける必要があるため、該UEは、EN-DCネットワークに切り替え、LTE RAN nodeでVoLTE接続を確立し、NG-RAN nodeで元のMBBサービス接続を確立する。
【0132】
NRネットワークにおいて、UEは、データ通信を行うためにネットワークとPDU SESSIONを確立する必要があり、ネットワークの切り替え時に、データの連続性を保持するために、一般的に、UEは、ネットワーク切替後に現在のPDU SESSIONを解放し、ターゲットセルで新しいPDU SESSIONまたはセッション記述プロトコル接続(Session Description Procotol CONNECTION、SDP CONNECTION)を対応して確立し、この場合、PDUセッションまたはSDP CONNECTIONの再構築はいずれもデータ伝送を一時的に終了し、より高いデータの連続性を確保するために、ターゲットセルのT-SNが現在セルのS-MNRANノードまたはセルと一致する場合、フローは以下のとおりである。
【0133】
S1201において、gNBは、MobilityFromNRCommandメッセージを送信してEN-DCネットワークへの切り替えをUEに通知し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、PDU SESSION保留指示が含まれる。
【0134】
S1202において、UEは、前記MobilityFromNRCommandを受信し、ターゲットEN-DCセルへの切り替えを開始し、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージをターゲットセルのeNBに送信する。UEは、MobilityFromNRCommandにおけるPDU保留指示情報に従い、現在のUEとソースセルまたはセルグループのノード(S-MN、gNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留するか否かを決定する。示された指示情報がソースセルを保留することであれば、UEとソースセルのセカンダリーノードS-SNの一部または全部の現在のUEとソースセルまたはセルグループのノード(S-MN、gNB)の全部または一部のPDU SESSIONを保留する。
【0135】
S1203において、EN-DCネットワークは、保留されたPDU SESSIONにより、通信し続ける。
【0136】
前記UEは、前記T-MNおよびPDU SESSIONを保留する指示情報が担持されたMobilityFromNRCommandメッセージを受信した後、前記指示情報がPDUを保留することであれば、保留されたソースセルのPDU SESSIONに対して再構築を開始しない。
【0137】
前記PDU SESSION保留指示情報は、PDU SESSIONを保留する指示であってもよいし、保留すべきPDU SESSIONの情報のリストであってもよい。
【0138】
前記切り替え後のUEは、ソースセルのS-MNとのPDU SESSIONを保留し、UEは、該PDU SESSIONのIDおよび/またはIPアドレスおよび/またはAPN情報に基づく新しいPDU SESSIONの確立要求を開始せず、新しいPDU SESSIONを確立する。
【0139】
1つの応用的な実施形態において、本実施例は、異なるネットワーク間の切り替えをサポートするUEを提供し、UEは、以下のような動作を行う。
【0140】
UEは、NRのMobilityFromNRCommandメッセージを受信し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、ソースセル保留指示情報、またはセルまたはセルグループ情報が含まれる。
【0141】
UEは、前記ソースセル保留指示情報、あるいはセルまたはセルグループ情報とソースセルまたはセルグループとの関係に基づき、ソースネットワークにおける全部または一部のPDU SESSIONを保留するか否かを決定する。
【0142】
UEは、保留されたPDU SESSIONにより、通信し続ける。
前記切り替え後のUEは、ソースセルのS-MNとのPDU SESSIONを保留し、UEは、該PDU SESSIONのIDおよび/またはIPアドレスおよび/またはAPN情報に基づく新しいPDU SESSIONの確立要求を開始せず、新しいPDU SESSIONを確立する。
【0143】
1つの応用的な実施形態において、本実施例は、異なるネットワーク間の切り替えをサポートするUEを提供し、UEは、以下のような動作を行う。
【0144】
UEは、NRのMobilityFromNRCommandメッセージを受信し、前記MobilityFromNRCommandメッセージには、PDU SESSION保留情報が含まれる。
【0145】
UEは、前記PDU SESSION保留情報に基づき、ソースネットワークにおける全部または一部のPDU SESSIONを保留するか否かを決定する。
【0146】
UEは、保留されたPDU SESSIONにより、通信し続ける。
前記切り替え後、UEは、ソースセルのS-MNとのPDU SESSIONを保留し、UEは、該PDU SESSIONのIDおよび/またはIPアドレスおよび/またはAPN情報に基づく新しいPDU SESSIONの確立要求を開始せず、新しいPDU SESSIONを確立する。
【0147】
前記PDU SESSION保留情報は、PDU SESSIONを保留する指示であってもよいし、保留すべきPDU SESSIONの情報リストであってもよく、前記PDU SESSIONの情報リストは、少なくとも1つのPDU SESSIONの情報を含む。
【0148】
1つの応用的な実施形態において、異なるネットワーク間の切り替えをサポートするネットワークノード(ソースノード)は、MobilityFromNRCommandまたはRRCCONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを送信し、前記MobilityFromNRCommandまたはRRCCONNECTION RECONFIGURATIONメッセージには、ソースセル保留指示情報、あるいはセルまたはセルグループ情報、あるいはPDU SESSION保留情報またはDRB保留情報が含まれる。
【0149】
前記セル保留指示情報は、切り替え後にソースセルの全部または一部の無線接続または無線構成を保留するように端末に指示することに用いられる。
【0150】
前記セルまたはセル情報、切り替え後にソースセルの全部または一部の無線接続または無線構成を保留するように端末に指示することに使用できる。
【0151】
前記セル保留指示情報は、切り替え後にソースセルの全部または一部の無線接続または無線構成を保留するように端末に指示することに使用できる。
【0152】
前記DRB保留情報は、セルを切り替えた後に一部または全部のDRBを保留するように端末に指示することに使用できる。
【0153】
前記セルまたはセル情報は、切り替え後にソースセルの全部または一部の無線リソース構成、あるいは全部または一部の無線接続、あるいは全部または一部のPDU SEESSIONを保留するように端末に指示することに使用できる。
【0154】
前記PDU SESSION保留情報は、ソースセルの全部または一部の無線リソース配置、あるいは全部または一部の無線接続、あるいは全部または一部のPDU SEESSIONを保留するように端末に指示することに用いられる。
【0155】
1つの応用的な実施形態において、異なるネットワーク間の切り替えをサポートするネットワークノード(ターゲットネットワークのコアネットワークのネットワーク要素)が、一部または全部のソースセル無線接続または無線リソースを保留した端末から送信されたRRCCONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを受信した後、ネットワークは、保留された一部または全部の無線接続または無線構成により、データ通信を行う。
【0156】
1つの応用的な実施形態において、異なるネットワーク間の切り替えをサポートするネットワークノード(ターゲットネットワークのコアネットワークのネットワーク要素)が、PDU SESSIONを保留した端末から送信されたRRCCONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを受信した後、ネットワークは、保留された一部または全部のPDU SESSIONにより、データ通信を行う。
【0157】
1つの実施例において、本願の実施例は、ネットワーク切替装置を提供し、
図13は、本願の実施例に係るネットワーク切替装置の構造模式図である。該装置は、ネットワーク切替前後にUEが元の無線リソースを使用し続ける場合に適用できる。該ネットワーク切替装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現することができ、前記方法は、第1通信ノードに適用される。
【0158】
図13に示すように、本願の実施例に係るネットワーク切替装置は、主に受信モジュール131と保留モジュール132とを備える。
【0159】
受信モジュール131は、無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信するように構成される。
【0160】
保留モジュール132は、無線リソース指示情報に基づいてソースセルの一部または全部の無線リソースを保留するように構成される。
【0161】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは第1通信ノードによって送信される。
【0162】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは、RRC再構成メッセージまたは無線制御メッセージである。
【0163】
1つの例示的な実施形態において、前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはPDUセッション保留情報、またはNASリソース保留指示、またはサスペンド指示、またはQoSフロー保留情報を含む。
【0164】
1つの例示的な実施形態において、前記ソースセル保留指示情報は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0165】
1つの例示的な実施形態において、セカンダリーセル情報とソースセル情報との関係に基づき、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0166】
1つの例示的な実施形態において、前記セカンダリーセル情報は、単一のセカンダリーセルの情報またはセカンダリーセルリストである。
【0167】
1つの例示的な実施形態において、前記NASリソース保留指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部のNASリソースを保留することを指示することに用いられ、ここで、一部または全部のNASリソースは、UEの登録状態、TAU情報、完全性と暗号化情報の1つまたは複数を含む。
【0168】
1つの例示的な実施形態において、前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0169】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線接続を含み、ここで、前記無線接続は、RRC接続、SRB、DRB、PDUセッションコンテキスト、NAS層接続の少なくとも1つを含む。
【0170】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線構成を含み、ここで、前記無線構成は、L1(物理層)構成、MAC層構成、RLC層構成、RRC層構成、PDCP層構成、NAS層構成の少なくとも1つを含む。
【0171】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、ネットワーク切替後にPDUセッションを保留することを指示することに用いられる。
【0172】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、PDUセッション保留指示情報または保留すべきPDUセッションの情報リストを含み、ここで、前記PDUセッションの情報リストは、1つまたは複数のPDUセッションの情報を含む。
【0173】
1つの例示的な実施形態において、前記QoSフロー保留情報は、ネットワーク切替後にQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを指示することに用いられる。
【0174】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、下り帯域幅パート(BWP)を使用し続け、下りリンク制御情報(DCI)におけるRIV指示情報に基づいてPDSCHで送信された下りデータを受信するように構成される。
【0175】
【0176】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、DCI情報を受信するためのUEのC-RNTIを保留するように構成される。
【0177】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、上りリンク制御チャネルPUCCHのリソース割当方式を保留し、および/または、割り当てられたPUCCHリソースセットを保留するように構成される。
【0178】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、1つまたは複数のデータ無線ベアラ(DRB)を保留し、1つまたは複数のシグナリング無線ベアラ(SRB)を保留し、SRB1またはSRB2のうちの1つをSRB3に修正するように構成される。
【0179】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、元のPDUセッションを用いてデータ伝送を行い続け、または、第1通信ノードがPDUセッションを開始した後、データ接続を再構築して復元するように構成される。
【0180】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、ネットワーク切替前のセキュリティコンテキストを使用するように構成される。
【0181】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、DCCHを保留するように構成される。
【0182】
1つの例示的な実施形態において、DCCHを保留することは、前記DCCHに基づいてデータを送受信し続けることを含む。
【0183】
1つの例示的な実施形態において、保留モジュール132は、一部または全部のQOSフローまたはQOSフロー情報を保留するように構成される。
【0184】
1つの例示的な実施形態において、QOSフローまたはQOSフロー情報を保留することは、前記QOSフローおよび/またはQOSフロー情報を用いてユーザプレーンのデータ送信および/または受信し続けることを含む。
【0185】
本実施例に係るネットワーク切替装置は、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法を実行することができ、該方法の実行に対応する機能モジュールを備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法を参照することができる。
【0186】
上記ネットワーク切替装置の実施例において、備える各ユニットおよびモジュールは、機能ロジックに従って分割されたものに過ぎず、上記分割に限定されるものではなく、対応する機能を実現できれば良い。各機能ユニットの名称も、互いに区別しやすいためのものに過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではない。
【0187】
1つの例示的な実施形態において、本願の実施例は、ネットワーク切替装置を提供し、
図13aは、本願の実施例に係るネットワーク切替装置の構造模式図である。該装置は、ネットワーク切替前後にUEが元の無線リソースを使用し続ける場合に適用できる。該ネットワーク切替装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現することができ、前記装置は、第2通信ノードに配置される。
【0188】
図13aに示すように、本願の実施例に係るネットワーク切替装置は、主に送信モジュール1301を備える。
【0189】
送信モジュール1301は、第1通信ノードに、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを送信するように構成される。
【0190】
1つの例示的な実施形態において、前記第2通信ノードは、ソース側にあるネットワークノードである。
【0191】
1つの例示的な実施形態において、前記第1メッセージは、RRC再構成メッセージまたは無線制御メッセージである。
【0192】
1つの例示的な実施形態において、前記無線リソース指示情報は、ソースセル保留指示情報、またはセカンダリーセル情報、またはPDUセッション保留情報、またはNASリソース保留指示、またはサスペンド指示、またはQoSフロー保留情報を含む。
【0193】
1つの例示的な実施形態において、前記ソースセル保留指示情報は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0194】
1つの例示的な実施形態において、セカンダリーセル情報とソースセル情報との関係に基づき、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留する。
【0195】
1つの例示的な実施形態において、前記セカンダリーセル情報は、単一のセカンダリーセルの情報またはセカンダリーセルリストである。
【0196】
1つの例示的な実施形態において、前記NASリソース保留指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部のNASリソースを保留することを指示することに用いられ、ここで、一部または全部のNASリソースは、UEの登録状態、TAU情報、完全性と暗号化情報の1つまたは複数を含む。
【0197】
1つの例示的な実施形態において、前記サスペンド指示は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示することに用いられる。
【0198】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線接続を含み、ここで、前記無線接続は、RRC接続、SRB、DRB、PDUセッションコンテキスト、NAS層接続の少なくとも1つを含む。
【0199】
1つの例示的な実施形態において、前記一部または全部の無線リソースは、一部または全部の無線構成を含み、ここで、前記無線構成は、L1(物理層)構成、MAC層構成、RLC層構成、RRC層構成、PDCP層構成、NAS層構成の少なくとも1つを含む。
【0200】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、ネットワーク切替後にPDUセッションを保留することを指示することに用いられる。
【0201】
1つの例示的な実施形態において、前記PDUセッション保留情報は、PDUセッション保留指示情報または保留すべきPDUセッションの情報リストを含み、ここで、前記PDUセッション情報のリストは、1つまたは複数のPDUセッションの情報を含む。
【0202】
1つの例示的な実施形態において、前記QoSフロー保留情報は、ネットワーク切替後にQOSフローまたはQOSフロー情報を保留することを指示することに用いられる。
【0203】
本実施例に係るネットワーク切替装置は、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法を実行することができ、該方法の実行に対応する機能モジュールを備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法を参照することができる。
【0204】
上記ネットワーク切替装置の実施例において、備える各ユニットおよびモジュールは、機能ロジックに従って分割されたものに過ぎず、上記分割に限定されるものではなく、対応する機能を実現できれば良い。各機能ユニットの名称も、互いに区別しやすいためのものに過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではない。
【0205】
本願の実施例は、機器を更に提供し、
図14は、本願の実施例に係る機器の構造模式図であり、
図14に示すように、該機器は、プロセッサ141、メモリ142、入力装置143、出力装置144および通信装置145を備える。機器におけるプロセッサ141の数は1つまたは複数であってもよく、
図14において、1つのプロセッサ141を例とし、機器におけるプロセッサ141、メモリ142、入力装置143および出力装置144は、バスまたは他の方式で接続することができ、
図14において、バスを介して接続することを例とする。
【0206】
メモリ142は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の実施例におけるネットワーク切替方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ネットワーク切替装置における受信モジュール131および保留モジュール132)、また、本願の実施例におけるネットワーク切替方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ネットワーク切替装置における送信モジュール1301)を記憶するために使用できる。プロセッサ141は、メモリ142に記憶されたソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、機器の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち、本願の実施例に係るいずれかの方法を実現する。
【0207】
メモリ142は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。メモリ142は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ142は、プロセッサ141に対してリモートに設けられたメモリを含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して通信ノードに接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0208】
入力装置143は、入力された数字または文字情報を受信し、機器のユーザ構成および機能制御に関連するキー信号入力を生成することに使用できる。出力装置144は、ディスプレイ等の表示デバイスを含んでもよい。
【0209】
通信装置145は、受信機と送信機とを含んでもよい。通信装置145は、プロセッサ141の制御に基づいて情報の送受信通信を行うように構成される。
【0210】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、ネットワーク切替方法を実現することに用いられ、前記方法は第1通信ノードに適用され、前記方法は、無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを受信することと、無線リソース指示情報に基づいてソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することとを含む。
【0211】
本願の実施例に係るコンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体において、コンピュータ実行可能命令は、上述したネットワーク切替方法に限定されない動作を実現することに用いられ、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法における関連動作を実現することにも使用できる。
【0212】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、ネットワーク切替方法を実現することに用いられ、前記方法は第2通信ノードに適用され、前記方法は、ネットワーク切替後にソースセルの一部または全部の無線リソースを保留することを指示するための無線リソース指示情報が担持された第1メッセージを第1通信ノードに送信することとを含む。
【0213】
本願の実施例に係るコンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体において、コンピュータ実行可能命令は、上述したネットワーク切替方法に限定されない動作を実現することに用いられ、本願のいずれかの実施例に係るネットワーク切替方法における関連動作を実現することにも使用できる。
【0214】
以上の実施形態の説明により、当業者は、本願がソフトウェアおよび汎用ハードウェアによって実現でき、ハードウェアによっても実現できることを理解できる。このような理解に基づき、本願の技術案は、ソフトウェア製品の形式で具現化でき、該コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピー(登録商標)ディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスクまたは光ディスク等の1つの記憶媒体に記憶でき、1台の端末(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であってもよい)に本願の各実施例に係る方法を実行させるための複数の命令を含む。
【0215】
以上は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0216】
当業者であれば、ユーザ端末という用語は、任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含むことが理解されるべきである。
【0217】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0218】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態構成データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0219】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現でき、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等を含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。