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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】車両の下部車体構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/20 20060101AFI20231129BHJP
【FI】
B62D25/20 G
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019183697
(22)【出願日】2019-10-04
(65)【公開番号】P2021059174
(43)【公開日】2021-04-15
【審査請求日】2022-08-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115381
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 昌崇
(74)【代理人】
【識別番号】100133916
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 興
(72)【発明者】
【氏名】戎本 圭佑
(72)【発明者】
【氏名】棗 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】影山 和宏
(72)【発明者】
【氏名】松岡 秀典
【審査官】塚本 英隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-123344(JP,A)
【文献】特開2000-120021(JP,A)
【文献】特開2013-212758(JP,A)
【文献】特開2015-107770(JP,A)
【文献】特開2015-105033(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室の車幅方向の中央において前後方向に延びるとともに上方に膨出するトンネル部と、当該トンネル部の車幅方向の端部から車幅方向の外側に延びるフロア部と、当該フロア部の上面に配設されるシートとを備えた車両における下部車体構造であって、
前記トンネル部の下方において当該トンネル部の車幅方向の両端部間にわたって延びるトンネル補強部材と、
前記フロア部の上方且つ前記トンネル部の車幅方向の側方に設けられて、前記シートを前後方向に摺動可能に支持するシートレールと、
前記フロア部の上方に設けられて前記シートレールが取付けられるシートレール取付部を有し、前記シートレールを下方から支持するシートレール支持部材と、
上下方向に延びて、前記フロア部と前記シートレール取付部とを連結する連結部材とを備え、
前記フロア部は、前記連結部材が固定される第1固定部と、当該第1固定部の近傍に設けられて前記トンネル補強部材が固定される第2固定部と、前記第1固定部が設けられた第1フロア部材と、当該第1フロア部材の下方に設けられてこれに接合されるとともに前記第2固定部が設けられた第2フロア部材とを備え、
前記第1固定部は上下方向の一方側に膨出する形状を有し、
前記第1フロア部材と前記第2フロア部材との間には、前記トンネル補強部材を前記第2固定部に固定するための固定具が配設されており、
前記第1フロア部材は、上方に膨出して前記固定具の少なくとも一部が収容される固定具収容部と、上方に膨出する形状を有して前記第1固定部と前記固定具収容部とをつなぐ連絡部とを備える、ことを特徴とする車両の下部車体構造。
【請求項2】
請求項1に記載の車両の下部車体構造において、
前記連結部材は、上下方向に延びる外周面を備え、
前記第1固定部は、前記連結部材の外周面を囲み上下方向に延びる当接面を備え、
前記当接面と前記連結部材の外周面とは面接触している、ことを特徴とする車両の下部車体構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両の下部車体構造において、
前記フロア部には、前記第1固定部の外周面から外側に延びて当該外周面から離間するほど高さ寸法が小さくなるリブが形成されている、ことを特徴とする、車両の下部車体構造。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の下部車体構造において、
前記シートレール取付部と前記シートレールとの間に介設されたスペーサ部材を備え、
前記連結部材は、平面視で前記スペーサ部材の少なくとも一部と重複する位置に設けられている、ことを特徴とする車両の下部車体構造。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両の下部車体構造において、
前記連結部材は、前記シートレール取付部の下面と当接する頭部と、当該頭部から下方に延びて前記第1固定部に固定される首部とを備え、
前記頭部の外径は前記首部の外径よりも大きい、ことを特徴とする車両の下部車体構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室の車幅方向の中央において前後方向に延びるとともに上方に膨出するトンネル部と、当該トンネル部の車幅方向の端部から車幅方向の外側に延びるフロア部と、乗員が着座するシートとを備えた車両における下部車体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
FR(フロントエンジン・リヤドライブ)式および4WD(四輪駆動)式の自動車などの車両では、前後方向に延びるプロペラシャフトを収納するためのトンネル部が車室の車幅方向の中央に設けられる。トンネル部を有する車両では、トンネル部の車幅方向の外側にシートおよびこれを摺動可能に支持する左右一対のシートレールが配設される。
【0003】
トンネル部は、上方に膨出して下方に開口する形状を有していることからその剛性は比較的低い。そのため、トンネル部を有する車両では、トンネル部近傍に設けられるシートレールつまり一対のシートレールのうち車幅方向の中央側に配置されるシートレールが車体に対して安定して支持されないおそれがある。
【0004】
これに対して、特許文献1には、トンネル部を備える車両において、トンネル部の下方に車幅方向に延びる補強部材を設け、車幅方向の中央側のシートレールを前記の補強部材に連結した構造が開示されている。
【0005】
具体的には、特許文献1の構造では、車幅方向の中央側のシートレールが載置されるクロスメンバの上面から下方に離間した位置に前記の補強部材が配設されている。補強部材には上下方向に貫通する貫通孔が形成されて、この貫通孔に、上下方向に延びる長尺なナットが下方から差し込まれている。そして、このナットにクロスメンバの上面の上方からボルトが螺合されており、これにより、シートレールが補強部材に連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2013-154731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の構造では、シートレールに加えられた荷重をナットを介して補強部材に逃がすことができ、シートレールは安定する。しかし、この構造では、ナットはボルトに螺合されているだけであり、ナット自体の取付け剛性は弱い。そのため、シートレールに水平面に沿う方向の荷重が加えられたとき等には、シートレールから補強部材へ荷重が適切に伝達されないおそれがある。このように、特許文献1の構造には、シートレールを安定して支持する上でさらなる改善の余地がある。
【0008】
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、シートレールをより安定して支持することのできる車両の下部車体構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するためのものとして、本発明は、車室の車幅方向の中央において前後方向に延びるとともに上方に膨出するトンネル部と、当該トンネル部の車幅方向の端部から車幅方向の外側に延びるフロア部と、当該フロア部の上面に配設されるシートとを備えた車両における下部車体構造であって、前記トンネル部の下方において当該トンネル部の
車幅方向の両端部間にわたって延びるトンネル補強部材と、前記フロア部の上方且つ前記トンネル部の車幅方向の側方に設けられて、前記シートを前後方向に摺動可能に支持するシートレールと、前記フロア部の上方に設けられて前記シートレールが取付けられるシートレール取付部を有し、前記シートレールを下方から支持するシートレール支持部材と、上下方向に延びて、前記フロア部と前記シートレール取付部とを連結する連結部材とを備え、前記フロア部は、前記連結部材が固定される第1固定部と、当該第1固定部の近傍に設けられて前記トンネル補強部材が固定される第2固定部と、前記第1固定部が設けられた第1フロア部材と、当該第1フロア部材の下方に設けられてこれに接合されるとともに前記第2固定部が設けられた第2フロア部材とを備え、前記第1固定部は上下方向の一方側に膨出する形状を有し、前記第1フロア部材と前記第2フロア部材との間には、前記トンネル補強部材を前記第2固定部に固定するための固定具が配設されており、前記第1フロア部材は、上方に膨出して前記固定具の少なくとも一部が収容される固定具収容部と、上方に膨出する形状を有して前記第1固定部と前記固定具収容部とをつなぐ連絡部とを備える、ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0010】
この構造では、トンネル部の車幅方向の側方に設けられたシートレールが取付けられるシートレール取付部とフロア部とが、フロア部の第1固定部に固定された上下方向に延びる連結部材を介して互いに連結されるとともに、フロア部のうちの第1固定部の近傍に設けられた第2固定部にトンネル補強部材が固定されており、連結部材およびフロア部を介して、シートレール取付部とトンネル補強部材とが連結されている。そのため、シートレールからシートレール取付部に加えられた荷重をトンネル補強部材に逃がすことができ、比較的剛性が弱いトンネル部付近に設けられるシートレールをトンネル補強部材によって安定して支持することができる。
【0011】
しかも、この構造では、連結部材が固定される第1固定部が上下方向について膨出する形状を有していることで、第1固定部の剛性が高められて連結部材の取付け剛性が高くされている。そのため、連結部材のぐらつきを抑制して、シートレールに対して水平方向に荷重が加えられた場合等においても、この荷重をシートレール取付部および連結部材を介してトンネル補強部材に適切に伝達することができる。従って、シートレールおよびシートが確実に安定して支持される。さらに、この構造によれば、第1固定部周辺の剛性ひいては連結部材の取付け剛性を高めることができるとともに、固定具の配設スペースを確保できる。
【0012】
前記構成において、好ましくは、前記連結部材は、上下方向に延びる外周面を備え、前記第1固定部は、前記連結部材の外周面を囲み上下方向に延びる当接面を備え、前記当接面と前記連結部材の外周面とは面接触している(請求項2)。
【0013】
この構成によれば、連結部材の取付け剛性がより高められるため、シートレールがより確実に安定する。
【0014】
前記構成において、好ましくは、前記フロア部には、前記第1固定部の外周面から外側に延びて当該外周面から離間するほど高さ寸法が小さくなるリブが形成されている(請求項3)。
【0015】
この構成によれば、リブによって第1固定部の剛性ひいては連結部材の取付け剛性が高められる。そのため、シートレールがより一層確実に安定する。
【0016】
前記構成において、好ましくは、前記シートレール取付部と前記シートレールとの間に介設されたスペーサ部材を備え、前記連結部材は、平面視で前記スペーサ部材の少なくとも一部と重複する位置に設けられている(請求項4)。
【0017】
この構成によれば、シートレールからスペーサ部材に加えられた荷重をシートレール取付け部を介して効果的に連結部材ひいてはトンネル補強部材に伝達することができる。
【0018】
前記構成において、好ましくは、前記連結部材は、前記シートレール取付部の下面と当接する頭部と、当該頭部から下方に延びて前記第1固定部に固定される首部とを備え、前記頭部の外径は前記首部の外径よりも大きい(請求項5)。
【0019】
この構成によれば、連結部材全体の寸法を小さく抑えつつ、シートレール取付部に加えられた荷重を連結部材ひいてはトンネル補強部材により適切に伝達することができる。
【発明の効果】
【0022】
以上説明したように、本発明の車両の下部車体構造によれば、シートレールがより安定して支持される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施形態に係る車両の下部車体構造を示す概略平面図である。
図2図1のII-II線断面図の一部を示した図である。
図3】後側第1シートブラケット周辺を示した概略斜視図である。
図4図3に示す状態から後側第1シートブラケットを取り外した状態を示した概略斜視図である。
図5図3のV-V線断面図である。
図6図3のVI-VI線断面図である。
図7図4に対応する概略平面図である。
図8図7のVIII-VIII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車両の下部車体構造について説明する。なお、以下の説明では、前後方向(車両の前後方向)において、車両の前進走行時の進行方向を「前」とし、図面においてもこの進行方向を「前」と表す。また、図面において、車幅方向の外側を「外」と表す。また、適宜、車幅方向のことを左右方向といい、車両の前進走行時の進行方向(前)を向いた状態での右を右とする。
【0025】
<全体構成>
図1は、車両1の車体構造の一部を示した概略平面図である。図2は、図1のII-II線断面の一部を示した図である。なお、図2では、後述する第1シートレール6Aおよびスペーサ部材50を除き、断面を示すハッチングの図示は省略している。
【0026】
車両1は、車幅方向に延びてエンジンルームR1と車室R2とを区画するダッシュパネル2、車室R2の床面を構成する車体フロア3、車体フロア3の車幅方向の両縁に沿って前後方向に延びる一対のサイドシル4およびトンネルメンバ5とを備える。また、車両1は、乗員が着座するシート(不図示)を前後方向に摺動可能に支持するシートレール6を備える。1つのシートは、車幅方向について互いに平行に並ぶ一対のシートレール6(6A、6B)によって支持される。各シートレール6は前後方向に延びる形状を有する。本実施形態では、運転席のシートと助手席のシートとが前後方向に摺動可能となっており、車両1には、運転席のシートを支持する一対のシートレール6と、助手席のシートを支持する1対のシートレール6とが設けられている。
【0027】
車体フロア3は、トンネル部3Aとフロア部3Bとを有する。
【0028】
トンネル部3Aは、車体フロア3のうち車幅方向の中央において前後方向に延びるとともに上方に膨出する部分である。トンネル部3Aの内側には、プロペラシャフト(不図示)が収容される。プロペラシャフトは、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)式あるいは4WD式の車両に設けられて、車両前部に設けられたエンジンルームR1内のエンジンの駆動力を後輪(不図示)に伝達するためのものである。本実施形態の車両1は、FR式であり、エンジンの駆動力は後輪のみに伝達される。トンネル部3Aは下方に開口するU字状を有している。
【0029】
フロア部3Bは、車体フロア3のうち、トンネル部3Aの車幅方向の両端部から外側(車幅方向の外側)に延びる部分である。フロア部3Bは、トンネル部3Aの車幅方向の両縁からサイドシル4まで延びている。前記のシートはフロア部3Bの上方に配設される。
【0030】
車体フロア3は、トンネルパネル10、フロアパネル20、クロスメンバ30で構成されている。
【0031】
トンネルパネル10は、車体フロア3の車幅方向の中央部分に設けられた前後方向に延びるパネル部材である。トンネルパネル10は、断面ハット状を有しており、その車幅方向の中央部分に設けられて上方に膨出するトンネル部3Aを有する。つまり、本実施形態では、トンネルパネル10の一部がトンネル部3Aを構成する。
【0032】
さらに、トンネルパネル10は、トンネル部3Aの車幅方向の両縁からそれぞれ車幅方向の外側に延びる左右一対の第1延出部11と、各第1延出部11の車幅方向の外側縁から車幅方向の外側に向かって下方に傾斜する左右一対の傾斜部12と、各傾斜部12の車幅方向の外側縁から車幅方向の外側に延びる左右一対の第2延出部13とを有する。第1延出部11、傾斜部12および第2延出部13は、フロア部3Bの一部を構成する。
【0033】
本実施形態では、トンネル部3Aの上面の車幅方向の両側部に第1補強部材18がそれぞれ溶接によって接合されており、トンネルパネル10およびトンネル部3Aの剛性が高められている。また、トンネル部3Aの内側には、トンネル部3Aの内側面に沿って延びる第2補強部材19が接合されており、これによってもトンネル部3Aの剛性が高められている。
【0034】
フロアパネル20は、トンネルパネル10とサイドシル4とにわたって略水平に延びるパネル部材であり、トンネルパネル10を挟んで左右にそれぞれ1つずつ設けられている。フロアパネル20は、トンネルパネル10の第2延出部13の車幅方向の外側の端部に溶接等により接合されており、当該端部から車幅方向の外側に延びている。なお、フロアパネル20の高さ位置は、第1延出部11の高さ位置よりも低くなっている。
【0035】
クロスメンバ30は、トンネル部3Aとサイドシル4とにわたって車幅方向に延びる部材である。車両1は、クロスメンバ30として、トンネル部3Aを挟んで互いに対向する左右一対の後側クロスメンバ30Aと、これよりも前方に設けられてトンネル部3Aを挟んで互いに対向する左右一対の前側クロスメンバ30Bとを有する。
【0036】
各クロスメンバ30は、略ハット状の断面を有するクロスメンバ本体部31と、クロスメンバ本体部31の車幅方向の中央側の端部から車幅方向の中央側に延びるクロスメンバ延出部32とを備える。
【0037】
クロスメンバ本体部31は、トンネルパネル10の傾斜部12からサイドシル4まで延びており、これらに接合されている。クロスメンバ本体部31は、フロアパネル20の上面にこれと当接する状態で載置されており、クロスメンバ本体部31とフロアパネル20とによって、車両1には車幅方向に延びる閉断面が形成されている。クロスメンバ本体部31は、フロアパネル20、サイドシル4に溶接等により接合されている。
【0038】
クロスメンバ延出部32は、クロスメンバ本体部31の上面を構成する横板部31aの車幅方向の中央側の縁から車幅方向の中央側に延びている。クロスメンバ延出部32は、トンネルパネル10の第1延出部11の上面に沿って延びており、第1延出部11に溶接等により接合されている。
【0039】
各前側クロスメンバ30Bの車幅方向の外側の端部には、これらをそれぞれ上方から覆う前側シートブラケット41が設けられている。前側シートブラケット41は、前側クロスメンバ30Bの車幅方向の外側の端部に溶接等により接合されている。
【0040】
各後側クロスメンバ30Aの車幅方向の中央側の端部、つまり、後側クロスメンバ30Aのクロスメンバ延出部32には、これらをそれぞれ上方から覆う後側第1シートブラケット42が設けられている。後側第1シートブラケット42は、クロスメンバ延出部32とともに第1延出部11に溶接等により接合されている。
【0041】
各後側クロスメンバ30Aの車幅方向の外側の端部には、これらをそれぞれ上方から覆う後側第2シートブラケット43が設けられている。後側第2シートブラケット43は、後側クロスメンバ30Aの車幅方向の外側の端部に溶接等により接合されている。
【0042】
これらシートブラケット41、42、43は、シートレール6を支持するためのものであり、後側クロスメンバ30Aの車幅方向の両端部および前側クロスメンバ30Bの車幅方向の外側の端部ではこれらシートブラケット41、42、43によってシートレール6が支持される。一方、前側クロスメンバ30Bの車幅方向の中央側の端部にはシートブラケットは設けられておらず、この端部つまりクロスメンバ延出部32自体がシートレール6を支持する。
【0043】
1対のシートレール6のうち車幅方向の中央側つまりトンネル部3Aの車幅方向の側方に配置される第1シートレール6Aは、その前端部が前側クロスメンバ30Bのクロスメンバ延出部32の上面に取付けられ、その後端部が後側第1シートブラケット42の上面に取付けられることで、クロスメンバ30の上方において前後方向に延びる姿勢で支持される。1対のシートレール6のうち車幅方向の外側に配置される第2シートレール6Bは、その前端部が前側シートブラケット41の上面に取付けられ、その後端部が後側第2シートブラケット43の上面に取付けられることで、クロスメンバ30の上方において前後方向に延びる姿勢で支持される。ここで、前記の第1シートレール6Aが、請求項の「シートレール」に相当する。
【0044】
各シートレール6の前後方向の各端部とシートブラケット41、42、43および前側クロスメンバ30Bのクロスメンバ延出部32との間にはスペーサ部材50が介設されている。スペーサ部材50は、その前後方向の長さおよび車幅方向の長さがシートレール6のこれらの方向の長さよりも短い板状の部材であり、前後方向に延びる形状を有する。スペーサ部材50はシートレール6の前後方向の各端部の下面に溶接等により接合されている。各シートブラケット41、42、43および前側クロスメンバ30Bのクロスメンバ延出部32はスペーサ部材50と連結されており、シートレール6の前後方向の各端部はスペーサ部材50を介して各41、42、43および前側クロスメンバ30Bのクロスメンバ延出部32に連結されている。
【0045】
トンネルメンバ5は、トンネル部3Aの下方において略水平に延びるパネル部材である。トンネルメンバ5は、トンネル部3Aの車幅方向の両端部間にわたって延びて、トンネル部3Aの開口部分を下方から覆っている。トンネルメンバ5は、トンネルパネル10の第1延出部11の下方まで延びている。前後方向について、トンネルメンバ5が配設された領域には、後側クロスメンバ30Aが配設された領域が含まれており、トンネルメンバ5は、トンネル部3Aのうち後側クロスメンバ30Aが設けられた部分の下方を覆っている。このトンネルメンバ5は、請求項の「トンネル補強部材」に相当する。
【0046】
<詳細構造>
第1シートレール6Aの後端部が取付けられる部分付近の詳細構造について説明する。この部分の構造はトンネル部3Aを挟んで左右対称であり、以下では、トンネル部3Aの右側の部分に係る構造についてのみ説明する。また、以下では、後側クロスメンバ30Aのクロスメンバ延出部32であって前記のように後側第1シートブラケット42に覆われるとともにこれと接合される部分を、ブラケット取付部130という。このブラケット取付部130は、請求項の「第1フロア部材」に相当する。
【0047】
図3は、後側クロスメンバ30Aの車幅方向の中央側の端部周辺の概略斜視図であってシートレール6が取り外された状態を示す図である。図4は、図3に示す状態から後側第1シートブラケット42が取り外された状態を示す図である。図5は、図3のV-V線断面図である。なお、図5には、合わせてシートレール6を図示している。図6は、図3のVI-VI線断面図である。図7は、図3に示す状態の概略平面図である。なお、図7には、図3のV-V線およびVI-VI線に対応する位置を示している。図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。
【0048】
図4等に示すように、ブラケット取付部130は、略板状を有している。ブラケット取付部130は、トンネルパネル10の第1延出部11の左縁つまりトンネル部3Aの左側の下縁から右方に延びている。ブラケット取付部130は、平面視で略方形を呈している。ブラケット取付部130は、その外周縁において第1延出部11に溶接等により接合されている。
【0049】
図3に示すように、後側第1シートブラケット42は、平面視でブラケット取付部130に対応する略方形を有しており、ブラケット取付部130のほぼ全体を上方から覆っている。
【0050】
後側第1シートブラケット42は、上方に膨出する形状を有している。後側第1シートブラケット42は、その上面を構成して略水平に延びる板状のブラケット上面部141を有する。前記のスペーサ部材50は、ブラケット上面部141に載置されてこれに取付けられている。ここで、この後側第1シートブラケット42は、請求項の「シートレール支持部材」に相当し、ブラケット上面部141は、請求項の「シートレール取付部」に相当する。
【0051】
後側第1シートブラケット42は、ブラケット上面部141の周縁のうち左側の縁を除く部分から下方に延びる下延部142と、下延部142の下縁から外側に向かって略水平に延びる第1フランジ部143と、ブラケット上面部141の左側の縁および第1フランジ部143の左側の縁から上方に延びる第2フランジ部144とを有する。第1フランジ部143は、ブラケット取付部130の外周縁の上面に上方から当接しており、これとともに第1延出部11に接合されている。第1フランジ部143は、後側クロスメンバ30Aのクロスメンバ本体部31の上面31aまで延びており、この上面31aにも溶接等により接合されている。ブラケット上面部141はトンネル部3Aの右側面から右方に延びており、第2フランジ部144はトンネル部3Aの右側面に溶接等により接合されている。
【0052】
ブラケット上面部141のうちスペーサ部材50が載置された部分には、ブラケット上面部141を上下方向に貫通するブラケット貫通孔145が形成されている。また、スペーサ部材50にも、ブラケット貫通孔145と対応する位置に、スペーサ部材50を上下方向に貫通するスペーサ貫通孔51が形成されている。
【0053】
図4等に示すように、ブラケット取付部130には、上方に膨出する第1膨出部131と第2膨出部132とが形成されている。つまり、ブラケット取付部130は、第1延出部11の上面に沿って略水平に延びる平面部139と、この平面部139からそれぞれ上方に膨出する第1膨出部131および第2膨出部132を有する。なお、第1膨出部131と第2膨出部132を含むブラケット取付部130は、板状部材が折り曲げられること等により形成されている。第1膨出部131は、請求項の「第1固定部」に相当し、第2膨出部132は請求項の「固定具収容部」に相当する。
【0054】
第1膨出部131は略円錐台状を有している。第1膨出部131の中央部分(平面視で中央となる部分)には、第1膨出部131つまりブラケット取付部130を上下に貫通する第1貫通孔136が形成されている。第2膨出部132も略円錐台状を有している。第2膨出部132の中央部分(平面視での中央部分)にも、第2膨出部132つまりブラケット取付部130を貫通する第2貫通孔137が形成されている。
【0055】
第1膨出部131は、ブラケット上面部141の下方で、且つ、第1貫通孔136の中心軸と前記のブラケット貫通孔145の中心軸とが一致する位置(各中心軸が同じライン上に存在する位置)に設けられている。
【0056】
第2膨出部132は、第1膨出部131の近傍に設けられている。本実施形態では、第2膨出部132は、第1膨出部131よりもわずかに後側で且つわずかに車幅方向の中央側の位置に設けられている。第1膨出部131と第2膨出部132との間に位置する連絡部133も、平面部139よりも上方に膨出しており、ブラケット取付部130のうち第1膨出部131から第2膨出部132にかけての領域は、その全体が平面部139に対して上方に膨出している。つまり、ブラケット取付部130には上方に膨出する(図8において一部を鎖線で示した平面部139から上方に膨出する)膨出部134が形成されており、一部が第1膨出部131を構成し、一部が第2膨出部132を構成している。
【0057】
第1膨出部131のうち第1貫通孔136の開口縁付近は上方に膨出するように湾曲しており、第1膨出部131には、第1貫通孔136の開口縁から上方に延びる当接面138が形成されている。
【0058】
第1膨出部131の周囲には、第1膨出部131の外周面から径方向の外側に延びる複数のリブ135が形成されている。各リブ135の高さ寸法(平面部139に対する高さ寸法)は、径方向外側に向かって徐々に小さくなっており、各リブ135は、第1膨出部131の頂部付近と平面部139とを斜めにつないでいる。本実施形態では、第1膨出部131の周面のうち互いに対向する部分に、それぞれ1つずつリブ135が形成されている。また、第1膨出部131の周面のうちその周方向についてこれら2つのリブ135とおよそ90度ずれた部分にも1つのリブ135が形成されている。
【0059】
第1膨出部131には、上下方向に延びるナット60が第1貫通孔136に挿入された状態で固定されている。ナット60は上下方向に延びるナット60が挿入されている。このナット60は一般的なナットよりも背が高く(ナットの軸方向についての長さが長く)、以下では、このナット60を背高ナット60という。背高ナット60の上端部の外径は背高ナット60の他の部分の外径よりも大きく、背高ナット60は、その上端部を構成する頭部61と、頭部61から下方に延びて頭部61の外径よりも小さい外径の首部62とを備える。この背高ナット60は、請求項の「連結部材」に相当する。
【0060】
背高ナット60の下端部の外径は、第1貫通孔136の内径とほぼ同じであり、背高ナット60は、その下端部の外周面が第1膨出部131の当接面138と全周にわたって面接触する状態で第1貫通孔136内に挿入されている。背高ナット60の下端部は第1膨出部131の当接面138に溶接されており、これにより背高ナット60は第1膨出部131に固定されている。本実施形態では、背高ナット60の下端部と当接面138とはこれらの全周にわたって溶接されている。
【0061】
背高ナット60は、その中心軸と、スペーサ貫通孔51およびブラケット貫通孔145の中心軸とが一致し、且つ、スペーサ部材50と背高ナット60とが平面視で重複する位置に配設されている。本実施形態では、背高ナット60の頭部61の外径の方が、スペーサ部材50の車幅方向の長さよりも大きく、車幅方向について背高ナット60の頭部61が占める領域はスペーサ部材50が占める領域よりもわずかに外側にはみ出している。一方、前後方向については、背高ナット60の頭部61が占める領域は、スペーサ部材50の前端から後端までの範囲内におさまっている。
【0062】
スペーサ部材50と、後側第1シートブラケット42と、ブラケット取付部130とは、背高ナット60によって互いに連結されている。具体的には、スペーサ貫通孔51およびブラケット貫通孔145に上方から共通の第1ボルト70が挿通されて、この第1ボルト70が背高ナット60に螺合されている。第1ボルト70の頭部71の外径はスペーサ貫通孔51の内径よりも大きい。第1ボルト70は、その頭部71の下面がスペーサ部材50の上面に当接した状態で背高ナット60に螺合しており、これにより、スペーサ部材50ひいては第1シートレール6Aと、後側第1シートブラケット42と、第1膨出部131ひいてはブラケット取付部130とが互いに連結されている。
【0063】
図6等に示すように、トンネルパネル10の第1延出部11には、第2膨出部132に形成された第2貫通孔137と対向する位置に、第1延出部11を上下に貫通するフロア側貫通孔11aが形成されている。フロア側貫通孔11aの中心軸と第2貫通孔137の中心軸とは一致している。
【0064】
第1延出部11のうちフロア側貫通孔11aが形成された部分の下方には、トンネルメンバ5が配設されており、トンネルメンバ5のうちのフロア側貫通孔11aと対向する部分には、トンネルメンバ5を上下に貫通するトンネルメンバ側貫通孔5aが形成されている。フロア側貫通孔11aの中心軸とトンネルメンバ側貫通孔5aの中心軸とは一致している。
【0065】
これらフロア側貫通孔11aとトンネルメンバ側貫通孔5aとには第2ボルト80が挿入されている。この第2ボルト80とこれに螺合されたナット90とによって、トンネルメンバ5と第1延出部11とは互いに連結されている。具体的には、フロア側貫通孔11aとトンネルメンバ側貫通孔5aとに下方から共通の第2ボルト80が挿通されている。第2ボルト80は第1延出部11から上方に突き出ている。第1延出部11の上方において第2ボルト80にナット90が螺合されている。第2ボルト80の頭部81の外径はトンネルメンバ側貫通孔5aの内径よりも大きい。第2ボルト80は、その頭部81の上面がトンネルメンバ5の下面に下方から当接する状態でナット90に螺合しており、これにより、トンネルメンバ5と第1延出部11とは連結されている。このように、本実施形態では、第1延出部11のうちフロア側貫通孔11aが形成された部分11bにトンネルメンバ5が固定されており、この部分11bが請求項の「第2固定部」に相当し、第1延出部11が請求項の「第2フロア部材」に相当する。また、ナット90が、請求項の「固定具」に相当する。
【0066】
ここで、前記のように、第1延出部11とブラケット取付部130とは溶接等により接合されている。これより、第1延出部11を介してトンネルメンバ5はブラケット取付部130に連結されていることになる。
【0067】
ナット90は、第2膨出部132の下方に配設されており、その上部は第2膨出部132の内側に収容されている。第2ボルト80は、その上端が第2膨出部132に形成された第2貫通孔137を通って第2膨出部132よりも上方まで突き出ている。前記のように、第2膨出部132は第1膨出部131の近傍に設けられている。これより、第2膨出部132内に収容されるナット90および第1延出部11のうちこのナット90によってトンネルメンバ5が固定される部分11bは、第1膨出部131近傍に位置している。ここで、本明細書において、第2膨出部132および第1延出部11のうちナット90によってトンネルメンバ5が固定される部分11bが、第1膨出部131の近傍にあるというのは、第2膨出部132および前記の固定部分11bが、上下方向についてブラケット上面部141と第1延出部11との間で且つ前後方向についてトンネルメンバ5の前端と後端の間の領域に存在することをいう。
【0068】
<作用効果>
以上説明したとおり、本実施形態では、トンネル部3Aの車幅方向の側方に設けられた第1シートレール6Aが取付けられるブラケット上面部141と、フロア部3Bを構成する第1延出部11およびブラケット取付部130(後側クロスメンバ30Aの車幅方向の中央側の端部)とが、ブラケット取付部130の第1膨出部131に固定された上下方向に延びる背高ナット60を介して互いに連結されている。また、フロア部3Bを構成する第1延出部11のうち第1膨出部131近傍の部分にトンネルメンバ5が固定されている。そして、これにより、背高ナット60とフロア部3B(ブラケット取付部130と第1延出部11)とを介して、ブラケット上面部141とトンネルメンバ5とが連結されている。従って、第1シートレール6Aからブラケット上面部141に加えられた荷重をトンネルメンバ5に伝達することができ、第1シートレール6Aおよびこれに支持されるシートをトンネルメンバ5によって安定して支持することができる。
【0069】
しかも、この構造では、背高ナット60が固定される第1膨出部131が上方に膨出する形状を有しており、第1膨出部131の剛性すなわち背高ナット60の取付け剛性が高められている。そのため、上下方向に離間するブラケット上面部141とブラケット取付部130とを背高ナット60によって連結しながら、背高ナット60のぐらつきを抑制できる。従って、第1シートレール6Aに対して水平方向に荷重が加えられた場合等においても、この荷重を背高ナット60を介してトンネルメンバ5に適切に伝達することができ、第1シートレール6Aをより安定して支持することができる。
【0070】
特に、本実施形態では、第1膨出部131が上方に膨出していることで、背高ナット60の上端と、第1膨出部131に固定される部分との間の距離が短く抑えられている。そのため、背高ナット60のぐらつきが効果的に抑制される。
【0071】
また、本実施形態では、第1膨出部131に第1貫通孔136の開口縁から上方に延びる当接面138つまり上下方向に延びる当接面138が形成されている。そして、この当接面138が背高ナット60の下端部の外周面を囲んでこの外周面に面接触している。そのため、当接面138によって背高ナット60をより安定して支持することができ、これのぐらつきをより確実に抑制できる。
【0072】
また、本実施形態では、ブラケット取付部130に、第1膨出部131の外周面から外側に延びるようにリブ135が形成されている。そのため、リブ135によって第1膨出部131の剛性ひいては背高ナット60の取付剛性をさらに高めることができる。
【0073】
また、本実施形態では、背高ナット60とスペーサ部材50の少なくとも一部とが平面視で重複している。そのため、第1シートレール6Aに入力されてスペーサ部材50に付与された荷重を背高ナット60ひいてはトンネルメンバ5に効果的に伝達することができる。従って、第1シートレール6Aがより安定する。
【0074】
また、本実施形態では、背高ナット60の頭部61であってブラケット上面部141の下面と当接する部分の外径が、頭部61から下方に延びる首部62の外径よりも大きくなっている。これより、背高ナット60全体の寸法を小さく抑えつつ、ブラケット上面部141に加えられた荷重を背高ナット60ひいてはトンネルメンバ5により適切に伝達することができる。
【0075】
また、本実施形態では、ブラケット取付部130に第2膨出部132が設けられて、第2膨出部132の内側にナット90の一部が収容されるようになっている。そのため、第1膨出部131の剛性ひいては背高ナット60の取付け剛性をさらに高めることができるとともに、ナット90の配設スペースを確保することができる。
【0076】
<変形例>
前記実施形態では、第1膨出部131が上方に膨出する形状を有する場合を説明したが、第1膨出部131は下方に膨出していてもよい。
【0077】
第1膨出部131の周囲に設けられるリブ135の数は前記に限らない。ただし、複数のリブ135を設ければ、より確実に第1膨出部131の剛性および背高ナット60の取付け剛性を高めることができる。ここで、複数のリブ135を設ける場合においてリブ135を周方向に均等に設ければ、水平方向のどの方向からシートレール6に荷重が加えられたとしても、これを安定して支持することができる。従って、複数のリブ135を設ける場合には、リブ135を第1膨出部131の周方向に均等に設けるのが好ましい。
【0078】
前記実施形態では、トンネルメンバ5を第1延出部11に固定するためのナット90とブラケット取付部130とが接合されていない場合を説明したが、これらは溶接等により接合されてもよい。
【0079】
前記実施形態では、後側クロスメンバ30Aのクロスメンバ延出部32(ブラケット取付部130)に第1膨出部131が形成されるとともにこれにトンネルメンバ5が固定される場合を説明したが、前側クロスメンバ30Bのクロスメンバ延出部32に第1膨出部131を形成するとともにこれにトンネルメンバ5を連結してもよい。ただし、シートレール6の後端部にはより強い荷重が加えられるので、後側クロスメンバ30Aのクロスメンバ延出部32に第1膨出部131を形成するとともにこれにトンネルメンバ5を連結すれば、シートレール6ひいてはシートが効果的に安定する。
【符号の説明】
【0080】
3 車体フロア
3A トンネル部
3B フロア部
5 トンネルメンバ(トンネル補強部材)
6 シートレール
6A 第1シートレール(トンネル部の車幅方向の側方のシートレール)
10 トンネルパネル
11 第1延出部(第2フロア部材)
30 クロスメンバ
42 後側第1シートブラケット(シートレール支持部材)
60 背高ナット(連結部材)
90 ナット(固定具)
130 ブラケット取付部(第1フロア部材)
131 第1膨出部(第1固定部)
132 第2膨出部
133 連絡部
138 当接面
141 ブラケット上面部(シートレール取付部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8