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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】リユース飲料容器管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/30 20230101AFI20231129BHJP
   B65D 25/20 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
G06Q10/30
B65D25/20 P
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019199859
(22)【出願日】2019-11-01
(65)【公開番号】P2021072038
(43)【公開日】2021-05-06
【審査請求日】2022-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000003768
【氏名又は名称】東洋製罐グループホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】笠井 修
【審査官】中野 修平
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-039656(JP,A)
【文献】特開2004-280676(JP,A)
【文献】特開2002-154547(JP,A)
【文献】特開2008-197699(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
B65D 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料を販売すると共に販売した飲料を入れるリユース容器を提供する各店舗に設置される店舗システムと、
ネットワークを介して前記店舗システムからの情報を受信して、前記店舗に返却された使用済みのリユース容器の回収・洗浄・配送を行う容器管理事業者に、使用済みのリユース容器の使用履歴情報を提供する管理システムとを備え、
前記店舗システムには、客が飲料を購入した場合に、飲料の購入日時情報、客に提供したリユース容器の個体情報、客が購入した飲料の種別情報が入力され、客が使用済みのリユース容器を返却した場合に、返却された使用済みのリユース容器の個体情報、その返却日時情報が入力され、
前記管理システムは、
前記店舗システムから送信された、飲料の購入日時情報、客に提供したリユース容器の個体情報、客が購入した飲料の種別情報、返却された使用済みのリユース容器の個体情報、その返却日時情報に基づいて、前記使用履歴情報を出力することを特徴とするリユース飲料容器管理システム。
【請求項2】
前記飲料の種別情報は、商品決済手段から前記店舗システムに入力されることを特徴とする請求項1記載のリユース飲料容器管理システム。
【請求項3】
前記リユース容器の個体情報は、リユース容器に付されているコード情報を読み取る容器個体情報読取装置から前記店舗システムに入力されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリユース飲料容器管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リユース飲料容器を管理するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、店舗での飲料の販売は、缶や瓶或いはペットボトルなどの容器に飲料を詰めた状態で販売されるのが一般的である。これに対して、近年環境面の意識の高まりから、3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))の推進が求められており、飲料の販売においても、瓶容器のリユース或いは缶やペットボトル容器のリサイクルが進められている。また、リデュース(塵の発生抑制)への対応としては、自前容器(所謂「マイボトル」)への飲料提供が一部の飲料販売業界で行われている。
【0003】
また、リユース容器による飲食品の提供方法として、下記特許文献1に記載されるような従来技術が提案されている。この提案は、飲食品価格にデポジット料を加えた額の対価支払いにより、購入者により選択された飲食品をリユース可能なカップに入れて購入者に提供し、購入者による飲食品の消費後、購入者は使用済みのカップをカップ投入口に投入し、カップ投入口に投入されたカップが真正カップであると判断された場合に、デポジット料が返金されるという方法である。この方法では、カップ投入口に投入された使用済みカップは回収されて洗浄され、再使用されることになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-197699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
飲料の販売において、3Rのうち環境対応に最も効果が高いと言えるのはReduce(リデュース)であり、消費者が自前容器を用意して容器の流通を減らすことが一つの取り組みとしてなされている。しかしながら、種類や状態(高温・低温・凍結・含炭酸など)が様々な飲料に適する容器を自前で用意することは難しく、自前容器は一部の飲料販売に限られているのが現状である。また、自前容器は常に携帯し、自分で容器を洗浄しなくてはならないという面倒な点があり、このことが自前容器の利用拡大を妨げている。
【0006】
その一方で、自前容器の利用者は、容器に入って売られていない飲料を自分好みに用意して飲んでいる場合があり、このような利用の仕方が自前容器を利用することの大きなメリットになっている。
【0007】
自前容器の代替手段として、前述した従来技術のようなリユース容器の利用が考えられる。リユース容器を利用すると、容器を常に携帯する面倒さや自分で容器を洗浄する面倒さは解消される。しかしながら、容器を回収・洗浄して再使用する際の環境負荷が生じることになるので、リユース容器を利用する際には、このような環境負荷をできる限り少なくすることが求められる。
【0008】
前述した従来技術によると、使用済みの容器を回収して洗浄する事業者は、容器にどのような飲食品が入れられたかを把握することできない。このため、入れられた飲食品に応じて洗浄工程を選択することができず、洗浄して容器を使用前の状態に戻すに際して、常に過剰な仕様で洗浄を行うことになり、リユースサイクルを継続する上で環境負荷が大きくなる問題があった。
【0009】
また、前述した自前容器のメリットをリユース容器に求めると、容器に入れる飲料の種類や状態が様々なものになるが、前述した従来技術は、画一容器を使用しており、自分好みの飲料を適切な状態で保持することができない問題があった。
【0010】
本発明は、このような問題に対処することを課題としている。すなわち、自前容器の代替手段としてリユース容器を利用して飲料の販売を行うに際して、容器を回収・洗浄・再使用する際の環境負荷をできる限り少なくすること、リユース容器の利用性を高めて、自前容器を利用する場合と同等に、自分好みの飲料を適切な状態で保持できるようにすること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
飲料を販売すると共に販売した飲料を入れるリユース容器を提供する各店舗に設置される店舗システムと、ネットワークを介して前記店舗システムからの情報を受信して、前記店舗に返却された使用済みのリユース容器の回収・洗浄・配送を行う容器管理事業者に、使用済みのリユース容器の使用履歴情報を提供する管理システムとを備え、前記店舗システムには、客が飲料を購入した場合に、飲料の購入日時情報、客に提供したリユース容器の個体情報、客が購入した飲料の種別情報が入力され、客が使用済みのリユース容器を返却した場合に、返却された使用済みのリユース容器の個体情報、その返却日時情報が入力され、前記管理システムは、前記店舗システムから送信された、飲料の購入日時情報、客に提供したリユース容器の個体情報、客が購入した飲料の種別情報、返却された使用済みのリユース容器の個体情報、その返却日時情報に基づいて、前記使用履歴情報を出力することを特徴とするリユース飲料容器管理システム。
なお、本明細書は、本発明の使用形態として、上記リユース飲料容器管理システムを用いたリユース飲料容器管理方法であって、前記店舗システムを備えた各店舗に集められた使用済みのリユース容器を回収し、洗浄して、各店舗に配送する容器管理事業者は、前記使用履歴情報に基づいて、使用済みのリユース容器の洗浄工程を選択することを特徴とするリユース飲料容器管理方法も併せて開示している。
【発明の効果】
【0012】
このような特徴を有する本発明によると、容器管理事業者が、使用済みのリユース容器の使用履歴情報に基づいて、容器を洗浄する洗浄工程を適正に選択することができるので、容器を回収・洗浄・再使用する際の環境負荷をできる限り少なくすることができる。また、リユース容器は、容器の個体情報によって管理された様々な容器を提供することができるので、利用者は、リユース容器の利用性を高めて、自前容器を利用する場合と同等に、自分好みの飲料を適切な状態で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】リユース飲料容器管理システムの全体構成を示した説明図。
図2】店舗システムと洗浄工場の内容を示した説明図。
図3】リユース飲料容器管理システムを利用した飲料販売における容器の移動を示した説明図。
図4】リユース飲料容器管理システムを利用した飲料販売における店舗での商品販売を示した説明図。
図5】リユース飲料容器管理システムにおける情報の流れなどを示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
【0015】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るリユース飲料容器管理システム1は、ネットワークNに接続された店舗システム2と管理システム3とを備えている。店舗システム2は、飲料を販売すると共に販売した飲料を入れるリユース容器(以下、単に容器という)を提供する各店舗(店舗A,店舗B,店舗C,店舗D,…)に設置されており、管理システム3は、ネットワークNを介して店舗システム2からの情報を受信して、容器管理事業者に、使用済みの容器の使用履歴情報を提供する。
【0016】
各店舗(店舗A,店舗B,店舗C,店舗D,…)には、容器が貯められており、容器管理事業者は、各店舗に貯められた使用済みの容器を洗浄して未使用の状態に戻す洗浄工場4を有しており、また、各店舗に貯められた使用済みの容器を回収して洗浄工場4に搬送し、洗浄済みの容器を各店舗に搬送するための輸送手段5を有している。
【0017】
図2に示すように、店舗システム2には、商品決済手段21、顧客情報読取手段22、容器個体情報読取手段23などが設けられており、これら手段が読み取った情報が情報処理手段20に送信されている。情報処理手段20は、情報の送受信機能を有するコンピュータである。
【0018】
商品決済手段21は、店舗に訪れた客が購入した商品の決済処理を行うシステムであり、この商品決済手段21から、購入した飲料の種別情報が店舗システム2に入力される。
【0019】
顧客情報読取手段22は、客が所有する登録媒体(カードや携帯情報端末など)から登録情報を読み取るシステムであり、この顧客情報読取手段22から、顧客情報が店舗システム2に入力される。
【0020】
容器個体情報読取手段23は、容器に付されているコード情報(バーコードや二次元コードなど)を読み取るシステムであり、この容器個体情報読取手段23から、客に提供する容器の個体情報或いは客が返却した容器の個体情報が店舗システム2に入力される。コード情報に含まれる容器の個体情報は、容器の種類に関する情報を含んでおり、個体情報からその容器がどのような飲料を入れるのに適しているかを把握することができる。
【0021】
また、図2に示すように、洗浄工場4は、例えば、容器分別装置40と容器個体情報読取手段41を備えている。容器個体情報読取手段41は、回収された容器のコード情報を読み取るものであり、読み取ったコード情報から得られる容器の個体情報を容器分別装置40に送信している。容器分別装置40は、送信された容器の個体情報と管理システム3から送信されてくる容器の使用履歴情報に基づいて、回収された容器を容器の種類や使用状況毎に分別するものである。分別された容器は、容器の使用履歴情報に応じて選択された洗浄工程(洗浄工程1,洗浄工程2,洗浄工程3,…)にて洗浄される。
【0022】
図3及び図4によって、リユース飲料容器管理システム1を利用した飲料の販売形態例を説明する。リユース飲料容器管理システム1を利用して飲料を購入するためには、新規客は、店舗(例えば、店舗A又は店舗B)に訪れてデポジット登録を行う。デポジット登録とは、容器を使用するためのデポジット料とユーザ登録を行うことであり、登録済みの客がデポジット登録客になる。新規客がデポジット登録する際には、必ずしも店舗を訪れる必要は無く、個人所有の情報端末(PCやスマートフォン)からリユース飲料容器管理システム1の運営サイトにアクセスすることで、デポジット登録を行うこともできる。
【0023】
デポジット登録客は、店舗にて、飲料商品を購入し、購入した飲料に合った容器の提供を受け、その容器内に飲料を充填する。図3は、リユース飲料容器管理システム1を利用した飲料販売における容器の移動を示している。デポジット登録客は、店舗にある飲料商品を選択して購入することできる。店舗にある飲料の商品例としては、図4に示すように、ディスペンサーDによって直接容器に充填することができるジュース類などの飲料(飲料1,飲料2,飲料3,…)、ディスペンサーDの氷,冷水,湯などと一緒に容器に入れる粉末飲料やティーパックなどがある。
【0024】
デポジット登録客が商品を購入する際には、図4に示すように、店舗レジの商品決済手段21にて決済処理が行われる。これによって、購入した飲料商品の飲料種別情報が店舗システム2に入力される。そして、決済完了後に、購入した飲料商品に合う容器(洗浄済みの容器)が店員からデポジット登録客に提供される。容器が提供されたデポジット登録客は、容器をディスペンサーDに設置して飲料の充填を行う。
【0025】
デポジット登録客は、容器に飲料を充填すると、店舗内或いは店舗外で飲料を消費する。そして、図3に示すように、容器が空になると、デポジット登録客は、元の店舗又は別の店舗に空の容器を持っていき、使用済みの容器を返却する。店舗に返却された使用済みの容器は、前述したように、輸送手段5にて回収され、洗浄工場4に搬送され、洗浄工場4にて洗浄された洗浄済みの容器が、輸送手段5にて各店舗に搬送される。
【0026】
リユース飲料容器管理システム1にて飲料購入を行う際には、図5に示すように、購入者所有の情報媒体(カードや携帯情報端末など)と店舗システム2と管理システム3との間で各種の情報が行き来することになる。
【0027】
先ず、新規客がデポジット登録を行う際には、前述したように、ユーザ登録の情報とデポジット料の支払い情報(例えば、電子決済情報やクレジット情報)が店舗システム2に入力され、店舗システム2からの出力で購入者所有の情報媒体にデポジット設定が記録される。この際、店舗システム2から管理システム3に情報が送信され、管理システム3におけるユーザ情報管理テーブルにユーザ登録情報が記録され、管理システム3におけるデポジット情報管理テーブルにデポジット料決済情報が記録される。
【0028】
そして、デポジット登録客が飲料商品を購入すると、店舗システム2の商品決済手段21にて飲料商品と容器使用料の決済がなされ、その決済処理によって、店舗システム2に購入飲料の種類情報、購入日時情報、提供した容器の個体情報が入力される。この際、店舗システム2から管理システム3に情報が送信され、管理システム3における購入飲料情報管理テーブルに購入飲料の種類情報や購入日時情報が記録され、管理システム3における容器使用履歴情報管理テーブルに購入飲料種類情報、購入日時情報、容器の個体情報が記録される。
【0029】
そこで、店員が飲料商品と容器を飲料購入者に提供すると、飲料購入者は、前述したように容器に飲料を充填し、店舗内或いは店舗外で飲料を消費し、容器が空になると、容器を店舗に返却する。その際に、店舗システム2にて、返却日時情報と返却容器の個体情報が入力され、これらの情報が管理システム3に送信され、管理システム3における容器使用履歴情報管理テーブルにて、返却日時情報とその容器の個体情報が記録される。
【0030】
飲料購入者は、使用済みの容器を店舗に返却すると、新たに飲料商品を購入することができる。新たな飲料商品の購入は、容器を返却した店舗にて引き続き購入しても良いし、他の店舗に移って購入しても良い。また、店舗に容器を返却してから新たな飲料商品を購入するまでの間に所定の時間(又は日にち)を挟んでも良い。飲料購入者が新たな飲料商品を購入する場合には、購入者所有の情報媒体によってデポジット情報の提示がなされ、店舗システム2は、その情報の入力に基づいてデポジット情報の確認を行う。デポジット情報の確認がなされると、前述した飲料商品購入と同様の流れになる。また、店舗システム2にてデポジット情報を確認した際には、その情報が管理システム3に送信され、管理システム3におけるデポジット情報管理テーブルに確認情報が記録される。
【0031】
飲料購入者が使用済みの容器を店舗に返却した後、新たに飲料商品の購入を行わない場合であって、飲料購入者がデポジットの退会を希望する場合には、購入者所有の情報媒体によってデポジット情報の提示がなされ、店舗システム2は、その情報の入力に基づいてデポジット返金処理と退会処理を行って、デポジット登録客所有の情報媒体に退会設定(デポジット料の返金を含む)を出力する。
【0032】
この際、デポジット情報の確認情報と店舗システム2が行ったデポジット返金処理と退会処理の情報は、管理システム3に送信され、これらの情報は管理システム3におけるデポジット情報管理テーブルに記録される。飲料購入者が使用済みの容器を店舗に返却した後、飲料購入者がデポジットの退会を希望しない場合には、次の飲料商品を購入するまでの待機状態になる。
【0033】
このような情報の流れを確立することで、一つの容器が飲料購入者に提供されて、その容器に飲料が充填され、飲料が消費された後、その容器が店舗に返却される度に、その容器の使用履歴情報が管理システム2における容器使用履歴情報管理テーブルに記録されることになる。容器使用履歴情報管理テーブルに記録された使用履歴情報は、少なくとも使用済みの容器が洗浄工場4に回収されるまでに、洗浄工場4を運営する容器管理事業者に提供される。
【0034】
また、管理システム3における各テーブルに記録された情報は、リユース飲料容器管理システム1を利用した飲料商品の販売を継続することで、随時大量の情報(ビックデータ)が蓄積されることになる。これらの情報は、各種の分析を行い、データベース化することで、リユース飲料容器管理システム1を運用する上での貴重な情報となるので、この情報をリユース飲料容器管理システム1の運用に参画する各種事業者(店舗運営事業者、飲料商品製造事業者、容器管理事業者など)に情報提供することで、リユース飲料容器管理システム1の運用を一層健全化することができる。
【0035】
以上説明したように、本発明の実施形態に係るリユース飲料容器管理システム1は、容器管理事業者が、使用済みの容器を適正に洗浄するための使用履歴情報を出力するので、容器を回収・洗浄・再使用する際の環境負荷をできる限り少なくすることができる。また、容器は、容器の個体情報によって管理された様々な容器を提供することができるので、利用者は、容器の利用性を高めて、自前容器を利用する場合と同等に、自分好みの飲料を適切な状態で保持することができる。
【0036】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0037】
1:リユース飲料容器管理システム,
2:店舗システム,3:管理システム,4:洗浄工場,5:輸送手段,
21:商品決済手段,22:顧客情報読取手段,23:容器個体情報読取手段,
N:ネットワーク,D:ディスペンサー
図1
図2
図3
図4
図5