(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び、システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20231129BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231129BHJP
【FI】
G06Q30/0601 310
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020178377
(22)【出願日】2020-10-23
【審査請求日】2022-09-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 豊和
(72)【発明者】
【氏名】羽鳥 貴之
(72)【発明者】
【氏名】澤田 修一
(72)【発明者】
【氏名】久保 大輝
(72)【発明者】
【氏名】石川 智基
(72)【発明者】
【氏名】岡 尚哉
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0349980(US,A1)
【文献】国際公開第2017/104237(WO,A1)
【文献】特開2004-362070(JP,A)
【文献】特開2016-095632(JP,A)
【文献】国際公開第2020/250385(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0203949(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行する制御部を備え
、
前記制御部は、前記電気製品のアイドル状態のときに消費される電力からの前記電気製品の消費電力の変動量の最大値と、記憶されたデータとを照合することで、前記ユーザが消費した商品を推定する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記電力の変動に関する情報と前記ユーザが消費した商品との関係を記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、
前記電力の変動に関する情報と、前記記憶部に記憶されている関係とに基づいて、前記ユーザが消費した商品を推定する、
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記ユーザが前記商品を消費したと推定した回数に基づいて、前記商品の消費量を推定する、
請求項1
または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記商品の消費量を計数し、
前記計数した前記商品の消費量に基づいて前記商品の残量を算出し、
前記算出した前記商品の残量が、前記商品を発注する閾値にまで減少した場合に、前記商品を発注する、
請求項1から
3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、
ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行する情報処理方法
であって、
前記コンピュータが、前記電気製品のアイドル状態のときに消費される電力からの前記電気製品の消費電力の変動量の最大値と、記憶されたデータとを照合することで、前記ユーザが消費した商品を推定する、
情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータが、
前記電力の変動に関する情報と、記憶部に記憶されている前記電力の変動に関する情報と前記ユーザが消費した商品との関係とに基づいて、前記ユーザが消費した商品を推定する、
請求項
5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータが、
前記ユーザが前記商品を消費したと推定した回数に基づいて、前記商品の消費量を推定する、
請求項
5または6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータが、
前記商品の消費量を計数し、
前記計数した前記商品の消費量に基づいて前記商品の残量を算出し、
前記算出した前記商品の残量が、前記商品を発注する閾値にまで減少した場合に、前記商品を発注する、
請求項
5から7の何れか1項に記載の情報処理方法。
【請求項9】
ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得する計測器と、
前記計測器から、前記電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行するサーバと、
を備えるシステム
であって、
前記サーバが、前記電気製品のアイドル状態のときに消費される電力からの前記電気製品の消費電力の変動量の最大値と、記憶されたデータとを照合することで、前記ユーザが消費した商品を推定する、
システム。
【請求項10】
前記サーバは、
前記電力の変動に関する情報と前記ユーザが消費した商品との関係を記憶する記憶部を更に備え、
前記電力の変動に関する情報と、前記記憶部に記憶されている関係とに基づいて、前記ユーザが消費した商品を推定する、
請求項
9に記載のシステム。
【請求項11】
前記サーバは、
前記ユーザが前記商品を消費したと推定した回数に基づいて、前記商品の消費量を推定する、
請求項
9または10に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
日用品をはじめとする物品の定期的な購入をサポートするための技術が知られている。例えば、特許文献1には、ビーコン装置に設けられた注文ボタンが押下されたことをトリガとして、当該ビーコン装置に関連付いた商品を注文する処理を実行するシステムが開示されている。特許文献1に記載されたビーコン装置を、冷蔵庫や洗面室といった、商品を貯蔵する場所の近傍に設置することで、商品の発注を簡便な操作で行わせることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、従来技術においては、ユーザが自身で商品の在庫を管理し、発注を行わなければならないという点において改善の余地があった。本開示の目的は、商品の消費量を推定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様の一つは、
ユーザの周囲において稼働する電気製品へ供給される電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行する制御部を備える情報処理装置である。
【0006】
本開示の態様の一つは、
コンピュータが、
ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行する情報処理方法である。
【0007】
本開示の態様の一つは、
ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得する計測器と、
前記計測器から、前記電力の変動に関する情報を取得することと、
前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、
を実行するサーバと、
を備えるシステムである。
【0008】
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラ
ム、または、このプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、商品の消費量を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】第1実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。
【
図2】実施形態に係るシステムを構成するスマートプラグ、ECサーバ、及び、センタサーバの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図3】センタサーバの機能構成を例示した図である。
【
図4】商品情報DBに格納される商品情報テーブルの構成を例示した図である。
【
図5】センタサーバが商品を発注する処理のフローを示したフローチャートである。
【
図6】第2実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。
【
図7】第2実施形態に係るシステムを構成する空気清浄機、及び、ECサーバのそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【
図9】空気清浄機が商品を発注する処理のフローを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の態様の一つである情報処理装置は制御部を備える。制御部は、ユーザの周囲において稼働する電気製品において消費される電力の変動に関する情報を取得することと、前記電力の変動に関する情報に基づいて前記ユーザが消費した商品及び前記商品の消費量を推定することと、を実行する。ユーザの周囲において稼働する電気製品は、例えば、エアコンディショナーまたは空気清浄機などのユーザの周囲の空気の状態に応じて稼働状態が変化する製品である。電気製品の稼働状態が変化することにより、電化製品で消費される電力が変化する。そのため、電気製品において消費される電力の変動は、ユーザの周囲の空気の状態と相関がある。ユーザの周囲の空気の状態は、商品の消費に応じた状態となるため、電化製品において消費される電力の変動は、商品固有のものとなる。
【0012】
例えば、ユーザがタバコを吸った場合には、空気清浄機の消費電力が増加する。この空気清浄機の消費電力の変動は、タバコを吸ったことに応じた変動であり、例えば、消費電力の変動量の最大値、消費電力が変動している継続時間、または、消費電力の単位時間当たりの変動量を積算した値(変動量を時間で積分した値としてもよい。)などは、タバコの消費と相関がある。したがって、空気清浄機の消費電力の変動量の最大値、消費電力が変動している継続時間、または、消費電力の単位時間当たりの変動量を積算した値などに基づいて、タバコを1本消費したことを推定できる。
【0013】
なお、消費電力の変動量は、ユーザが商品を消費していない状態のときの電気製品の消費電力からの変動量としてもよい。以下において、ユーザが商品を消費していない状態のときの電気製品の消費電力の基準値を基準電力ともいい、消費電力の変動量といった場合には基準電力からの変動量とする。なお、基準電力は、電気製品がアイドル状態のときの消費電力であってもよい。
【0014】
また、例えば、カセットコンロを使用して調理をすると、部屋の温度が上がる。これにより、エアコンディショナーが部屋の温度を下げようとして消費電力が変動する。このときの消費電力の変動は、部屋の温度の上昇に応じたものとなり、消費されたガスの量に相関する。したがって、エアコンディショナーの消費電力の変動量の最大値、消費電力が変動している継続時間、または、単位時間当たりの変動量を積算した値などに基づいて、ガスを消費したと推定することができ、さらには、ガスの消費量を推定するこができる。
【0015】
このように、消費された商品と電気製品において消費される電力の変動とは相関があるため、消費される電力の変動に関する情報に基づいて、ユーザが消費した商品及びその商品の消費量を推定することができる。なお、ユーザの周囲において稼働する電気製品は、空気の状態に関連した物理量に基づいたフィードバック制御が行われている製品であってもよい。
【0016】
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。また、以下の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
【0017】
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るシステム1の概略構成を示す図である。システム1は、スマートプラグ10、ECサーバ20、センタサーバ30、及び、空気清浄機40を含む。スマートプラグ10、ECサーバ20、及び、センタサーバ30は、ネットワークN1によって相互に接続されている。スマートプラグ10は、ユーザの家屋に設けられるコンセントに差し込まれるプラグと、空気清浄機40に設けられるプラグが差し込まれるコンセントと、を有する。空気清浄機40には、スマートプラグ10を介して電力が供給される。スマートプラグ10は、空気清浄機40に供給される電力、すなわち、空気清浄機40で消費される電力を計測する。なお、空気清浄機40は、ユーザの周囲において稼働する電気製品の一例である。
【0018】
ネットワークN1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等の電話通信網、または、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。なお、
図1には、例示的にスマートプラグ10、ECサーバ20、及び、センタサーバ30を夫々1つ図示しているが、これらは複数存在し得る。
【0019】
図2に基づいて、スマートプラグ10、ECサーバ20、及び、センタサーバ30のハードウェア構成について説明する。なお、空気清浄機40は従来の構成のものを利用できる。空気清浄機40は、周囲の空気の汚れ度合いをセンサによって検出し、汚れ度合いに応じたファンの回転速度の制御を実施する。すなわち、空気の汚れ度合いが大きいほど、ファンの回転速度を高めることにより、単位時間当たりに除去する空気の汚れを増加させる。
図2は、本実施形態に係るシステム1を構成するスマートプラグ10、ECサーバ20、及び、センタサーバ30の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【0020】
センタサーバ30は、一般的なコンピュータの構成を有している。センタサーバ30は、プロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33、及び、通信部34を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ31は、制御部の一例である。
【0021】
プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等である。プロセッサ31は、センタサーバ30を制御し、様々な情報処理の
演算を行う。主記憶部32は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。補助記憶部33は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハー
ドディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等である。補
助記憶部33には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。補助記憶部33に格納されたプログラムをプロセッサ31が主記憶部32の作業領域にロードして実行し、このプログラムの実行を通じて各構成部等が制御される。これにより、所定の目的に合致した機能をセンタサーバ30が実現する。主記憶部32および補助記憶部33は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体
である。なお、センタサーバ30は、単一のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータが連携したものであってもよい。また、補助記憶部33に格納される情報は、主記憶部32に格納されてもよい。また、主記憶部32に格納される情報は、補助記憶部33に格納されてもよい。補助記憶部33には、例えば、ユーザが所有する各商品の数に関する情報が記憶されている。
【0022】
通信部34は、ネットワークN1経由で、スマートプラグ10及びECサーバ20と通信を行う手段である。通信部34は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
【0023】
次に、ECサーバ20は、電子商取引を行うコンピュータであり、少なくともセンタサーバ30と商品の取引を行う。ECサーバ20は、センタサーバ30から商品の注文を受ける処理を行い、受注した商品をユーザへ提供するための処理を行う。なお、ECサーバ20は、例えば配送センター等に、配送する商品名及び配送先を通知する処理を行う。なお、実際の配送は宅配サービス等、既存の手段が利用できるため説明を省略する。ECサーバ20は、プロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、及び、通信部24を有する。ECサーバ20のプロセッサ21、主記憶部22、補助記憶部23、及び、通信部24は、センタサーバ30のプロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33、及び、通信部34と同様のため説明を省略する。
【0024】
次に、スマートプラグ10は、当該スマートプラグ10に接続されている空気清浄機40の消費電力を計測してセンタサーバ30へ送信する。なお、一般に、家庭用コンセントでは電圧が一定のため、電流を計測してセンタサーバ30へ送信してもよい。スマートプラグ10は、通信部11及び電力計12を有する。これらは、バスにより相互に接続される。なお、電力計12は、計測器の一例である。
【0025】
通信部11は、スマートプラグ10をネットワークN1に接続するための通信手段である。通信部11は、例えば、移動体通信サービス(例えば、5G(5th Generation)、4G(4th Generation)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)等の
電話通信網)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、RFID(Radio Frequency Identification)等の無線通信を利用して、ネットワークN1経由で他の装置(例えばセンタサーバ30等)と通信を行うための回路である。電力計12は、空気清浄機40の消費電力に応じた信号を出力するセンサである。スマートプラグ10は、所定時間毎に通信部11を介して消費電力をセンタサーバ30へ送信する。なお、電力計12に代えて電流計を備え、電流値をセンタサーバ30へ送信してもよい。
【0026】
次に、センタサーバ30の機能について説明する。
図3は、センタサーバ30の機能構成を例示した図である。センタサーバ30は、機能構成要素として、制御部301、及び、商品情報DB311を備える。センタサーバ30のプロセッサ31は、主記憶部32上のコンピュータプログラムにより、制御部301の処理を実行する。ただし、制御部301の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
【0027】
商品情報DB311は、プロセッサ31によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System、DBMS)のプログラムが、補助記憶部33に記憶されるデータを管理することで構築される。商品情報DB311は、例えば、リレーショナルデータベースである。
【0028】
なお、センタサーバ30の機能をスマートプラグ10またはECサーバ20に持たせることにより、センタサーバ30を省略することもできる。
【0029】
制御部301は、スマートプラグ10から受信した空気清浄機40の消費電力に関する情報に基づいて、消費された商品の推定、及び、商品の消費量の推定を行う。なお、消費されたことを推定する商品は、予めユーザによって登録された商品に限ってもよいし、センタサーバ30によって発注可能な商品に限ってもよい。制御部301は、例えば、スマートプラグ10から受信した消費電力の変動に関する情報を、商品情報DB311に記憶されている各商品に対応する消費電力の変動に関する情報と照合し、一致する商品を探す。そして、消費電力の変動が一致する商品があった場合に、その商品が消費されたと推定する。制御部301は、消費された商品を推定すると、消費カウンタに1を加算する。消費カウンタは、商品の消費回数をカウントするカウンタである。消費カウンタは商品ごとに設定される。
【0030】
このようにして、制御部301は、商品の消費回数をカウントする。そして、消費カウンタが所定値以上になると、制御部301は、ECサーバ20へその商品を発注する。所定値は、商品の残量に基づいて設定してもよい。例えば、商品の残量が0になる前に商品が届くように所定値を設定してもよい。また、例えば、商品の残量が下限値以下となった場合に商品を発注してもよい。商品の残量に基づいて発注を行う場合には、例えば、ユーザが端末を用いて消費の残量の初期値をセンタサーバ30に登録しておく。このときに発注する商品の数は、例えば、消費カウンタの数と同数としてもよい。そのため、消費カウンタの所定値は、商品の販売単位の整数倍に設定してもよい。例えば、ユーザがタバコを消費した場合には、一箱に入っている所定の本数の整数倍を発注してもよい。
【0031】
制御部301は、商品を発注するときに、商品に関する情報、発注量に関する情報、及び、発送先に関する情報をECサーバ20へ送信する。ECサーバ20へ送信する商品に関する情報は、商品を識別可能な情報であり、例えば、商品名または商品IDである。ECサーバ20へ送信する発注量に関する情報は、一度に発注する商品の数量に関する情報である。発注量は、ユーザが設定してもよく、商品の消費量を発注量として設定してもよい。ECサーバ20へ送信する発送先に関する情報は、ユーザに商品を届けるために必要となる情報である。発送先に関する情報には、例えば、ユーザの住所、氏名、及び、電話番号などに関する情報が含まれる。発送先に関する情報は、ユーザがセンタサーバ30へ登録しておく。
【0032】
制御部301は、商品の残量の初期値、及び、消費カウンタなどを商品情報DB311に格納する。
図4は、商品情報DB311に格納される商品情報テーブルの構成を例示した図である。商品情報DB311は、ユーザ毎に生成される。商品情報テーブルは、商品ID、消費前在庫量、発注閾値、発注量、消費カウンタ、及び、消費電力変動量の各フィールドを有する。商品IDフィールドは、各商品に対応する識別情報(商品ID)が入力されるフィールドである。商品IDは、制御部301が付与してもよい。消費前在庫量フィールドは、ユーザが商品を消費する前の商品の残量が入力されるフィールドである。消費前在庫量の初期値は、例えば、ユーザが端末を介して入力する。発注閾値フィールドは、制御部301が商品を発注する閾値(発注閾値)となる商品の残量が入力されるフィールドである。発注閾値は、ユーザが設定してもよく、制御部301が設定してもよい。
【0033】
発注量フィールドは、一度に発注する商品の数量(発注量)が入力されるフィールドである。発注量も、ユーザが設定してもよく、制御部301が設定してもよい。また、発注量は、消費カウンタの数と同数としてもよい。消費カウンタフィールドは、消費カウンタの数値が入力されるフィールドである。制御部301は、スマートプラグ10から送信される消費電力の変動に基づいて、消費カウンタフィールドを更新する。
【0034】
消費電力変動量フィールドは、商品を消費したときの空気清浄機40の消費電力の変動
に関する情報が入力されるフィールドである。なお、消費電力変動量フィールドには、商品を消費したときの空気清浄機40の消費電力の変動に関する情報が格納されている場所に関する情報が入力されていてもよい。消費電力の変動に関する情報は、予め学習させて補助記憶部33に記憶させておく。例えば、各商品を消費したときの電力の変動を予め実験またはシミュレーション等により求めておいてもよい。消費電力の変動に関する情報は、例えば、商品を消費したときに対応する空気清浄機40の消費電力の基準電力からの変動量の最大値、基準電力からの変動量の積分値、または、基準電力からの変動量が所定量以上の継続時間である。なお、ここでいう所定量は、例えば、消費電力が基準電力から変化したと判断し得る値である。これらは、商品を消費したことに伴う空気の汚れまたは臭いを除去するのに要する消費電力と相関がある。この消費電力の変動に関する情報は商品ごとに異なるため、商品ごとに予め学習させて補助記憶部33に記憶させておく。
【0035】
例えば、タバコを吸ったときには、空気清浄機40が空気の汚れを除去しようとして、ファンモータの回転速度を増加させる。このときに、空気清浄機40の消費電力が増加する。例えば、タバコを1本吸ったときの空気清浄機40の消費電力の基準電力からの変動量の最大値、基準電力からの変動量の積分値、または、基準電力からの変動量が所定量以上の継続時間は、タバコ1を1本吸ったときの固有の値になる。したがって、これらの関係を予め学習させてそのデータを補助記憶部33に記憶させておけば、空気清浄機40の消費電力に基づいて、タバコを消費したこと、及び、タバコの消費量を推定することができる。
【0036】
制御部301は、消費前在庫量から発注閾値を減算した値を、商品の発注が必要となる消費量として算出する。消費カウンタが、この発注が必要となる消費量以上になると、ECサーバ20に対して発注量に応じた発注を行う。このときに、制御部301は、商品ID、発注量および発送先をECサーバ20に送信する。制御部301は、発注が完了すると、発注閾値に消費カウンタの数を加算した合計値を消費前在庫量に入力することで、消費前在庫量を更新する。その後、制御部301は、消費カウンタをリセットする。
【0037】
次に、センタサーバ30が商品を発注する処理について説明する。
図5は、センタサーバ30が商品を発注する処理のフローを示したフローチャートである。
図5に示したフローチャートは、所定の時間毎にセンタサーバ30において実行される。なお、商品情報テーブルの、商品ID、消費前在庫量、発注閾値、発注量、及び、消費電力変動量の各フィールドには、必要な情報がすでに格納されているものとして説明する。また、商品の発送先もセンタサーバ30の補助記憶部33に記憶されているものとして説明する。
【0038】
ステップS101では、制御部301が、消費電力を受信したか否か判定する。なお、空気清浄機40の消費電力が基準電力から変化した場合に、スマートプラグ10が、消費電力に関する情報をセンタサーバ30に送信してもよい。この場合、制御部301が消費電力を受信したときには、空気清浄機40において消費電力が上昇していることになる。別法として、スマートプラグ10が、空気清浄機40の消費電力を定期的に送信してもよい。このときには、前回の消費電力の送信時から今回の送信時までの間の消費電力の推移を送信してもよく、送信時の消費電力の瞬時値を送信してもよい。いずれにせよ、空気清浄機40の消費電力に基づいて商品が消費されたことが判別可能な間隔で、スマートプラグ10が消費電力を送信する。なお、スマートプラグ10は、スマートプラグ10の識別情報を紐付けして消費電力をセンタサーバ30に送信している。センタサーバ30には、スマートプラグ10の識別情報と、ユーザとの関係が予めユーザによって登録されており、この関係は補助記憶部33に記憶されている。ステップS101で肯定判定された場合にはステップS102へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
【0039】
ステップS102では、制御部301が、消費電力の変動量が、商品が消費されたとき
の消費電力の変動量に相当するか否か判定する。制御部301は、例えば、スマートプラグ10から受信した消費電力の変動量の最大値を、商品情報DB311に記憶されている各商品に対応する消費電力の変動量の最大値と照合し、一致する商品を探す。そして、消費電力の変動量の最大値が一致する商品があった場合に、その商品が消費されたと判定する。ステップS102で肯定判定された場合にはステップS103へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。なお、消費電力が上昇傾向にある場合には、消費電力の変動量の最大値がまだ分からないために消費された商品を推定することが困難である。そのため、ステップS102では、消費電力が減少傾向にある場合に限り、商品が消費されたか否か判定してもよい。
【0040】
ステップS103では、制御部301が、消費カウンタに1を加算することにより、消費カウンタをカウントアップする。これにより、商品が消費された回数、すなわち、商品の消費量が計数される。ステップS104では、制御部301が、ステップS103で算出した消費カウンタを商品情報DB311に格納することにより商品情報DB311を更新する。
【0041】
ステップS105では、制御部301が、消費カウンタが、消費前在庫量から発注閾値を減算した値以上であるか否か判定する。すなわち、制御部301は、ステップS101で取得した消費電力に対応する商品の消費量が、この商品を発注する必要のある回数に達しか否か判定している。ステップS105で肯定判定された場合にはステップS106へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
【0042】
ステップS106では、制御部301は、発注情報を生成する。発注情報は、ユーザに商品を届けるために必要な情報であって、制御部301がECサーバ20に送信する情報である。発注情報には、商品ID、商品の発注量に関する情報、及び、商品の発送先に関する情報が含まれる。制御部301は、補助記憶部33に記憶されている情報に基づいて、発注情報を生成する。ステップS107では、制御部301が、発注情報をセンタサーバ30へ送信する。そして、ステップS108では、制御部301が、商品情報DB311を更新する。このときに、制御部301は、消費カウンタをリセットし、さらに、発注閾値に消費カウンタの数を加算した合計値を、消費前在庫量に入力する。
【0043】
以上説明したように本実施形態によれば、スマートプラグ10によって検出される空気清浄機40の消費電力をセンタサーバ30が取得し、この消費電力に基づいて消費された商品を推定すると共に、商品の消費量を推定する。さらに、この商品の消費量に応じて商品を発注する。したがって、ユーザが、自身で商品の在庫を管理しなくても、商品を適切な時期に補充することができる。
【0044】
<第2実施形態>
図6は、本実施形態に係るシステム100の概略構成を示す図である。システム100は、空気清浄機40が、消費電力に基づいて商品の消費量を推定し、商品の消費量が所定値以上になると、ECサーバ20へ商品を発注するシステムである。
【0045】
図6の例では、システム100は、ECサーバ20及び空気清浄機40を含む。ECサーバ20及び空気清浄機40は、ネットワークN1によって相互に接続されている。
【0046】
空気清浄機40のハードウェア構成について説明する。なお、ECサーバ20のハードウェア及び機能については第1実施形態と同じため、本実施形態では、主に空気清浄機40について説明する。
図7は、第2実施形態に係るシステム100を構成する空気清浄機40、及び、ECサーバ20のそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。空気清浄機40は、プロセッサ41、主記憶部42、補助記憶部43、通信部44、電力
計45、センサ部46、及び、ファンモータ47を有する。これらは、バスにより相互に接続される。なお、空気清浄機40のプロセッサ41、主記憶部42、及び、補助記憶部43は、第1実施形態で説明したセンタサーバ30のプロセッサ31、主記憶部32、及び、補助記憶部33と同様のため説明を省略する。プロセッサ41は、制御部の一例である。また、空気清浄機40の通信部44及び電力計45は、第1実施形態で説明した通信部11及び電力計12と同様のため説明を省略する。
【0047】
センサ部46は、空気の汚れ又は臭いを検出するセンサである。センサ部46は、例えば、臭いの強度に応じて電気抵抗が変化する素子を含む。ファンモータ47は、空気清浄機のファンを回転させるモータである。
【0048】
次に、空気清浄機40の機能について説明する。
図8は、空気清浄機40の機能構成を例示した図である。空気清浄機40は、機能構成要素として、制御部401及び商品情報DB411を備える。空気清浄機40のプロセッサ41は、主記憶部42上のコンピュータプログラムにより、制御部401の処理を実行する。ただし、制御部401の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
【0049】
商品情報DB411は、プロセッサ41によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System、DBMS)のプログラムが、補助記憶部43に記憶されるデータを管理することで構築される。商品情報DB411は、例えば、リレーショナルデータベースである。
【0050】
制御部401は、センサ部46で検出された空気の汚れ又は臭いに応じて、ファンモータ47の回転速度をフィードバック制御する。この制御には公知の技術を用いることができる。
【0051】
また、制御部401は、電力計45で計測される空気清浄機40の消費電力に基づいて商品の消費を推定すると共に、商品の消費を推定した場合に消費カウンタに1を加算する。このようにして、制御部401は、商品の消費回数をカウントする。そして、消費カウンタが所定値以上になると、制御部401は、ECサーバ20へ商品を発注する。消費カウンタの所定値は、商品の残量に基づいて設定してもよい。例えば、商品の残量が0になる前に商品が届くように所定値を設定してもよい。この場合、例えば、ユーザが端末を用いて商品の残量の初期値を空気清浄機40に登録してもよいし、空気清浄機40に商品の残量の初期値を入力するためのインタフェースが備わっていてもよい。商品情報DB411には、第1実施形態の商品情報DB311と同じ情報が入力される。消費電力変動量フィールドに格納される情報は、予め補助記憶部43に記憶されていてもよいし、ECサーバ20からダウンロードしてもよい。
【0052】
制御部401は、消費前在庫量から発注閾値を減算した値を、商品の発注が必要となる消費回数として算出する。消費カウンタが、この発注が必要となる消費回数以上になると、ECサーバ20に対して発注量に応じた発注を行う。制御部401は、商品ID、発注量および発送先をECサーバ20に送信する。発送先は、ユーザによって予め空気清浄機40に記憶される。制御部401は、発注が完了すると、発注閾値に消費カウンタの数を加算した合計値を消費前在庫量に入力することで、消費前在庫量を更新する。また、制御部401は、消費カウンタをリセットする。
【0053】
次に、空気清浄機40が商品を発注する処理について説明する。
図9は、空気清浄機40が商品を発注する処理のフローを示したフローチャートである。
図10に示したフローチャートは、所定の時間毎に空気清浄機40において実行される。なお、商品情報テーブルの、商品ID、消費前在庫量、発注閾値、発注量、及び、消費電力変動量の各フィール
ドには、必要な情報がすでに格納されているものとして説明する。また、商品の発送先も空気清浄機40の補助記憶部43に記憶されているものとして説明する。
【0054】
ステップS201では、制御部401が、電力計45から消費電力を取得する。ステップS202では、制御部401が、商品が消費されたか否か判定する。ステップS201で取得した消費電力から変動量の最大値を抽出し、この最大値を、商品情報DB411の消費電力変動量フィールドに格納されている消費電力の変動量の最大値と比較して、消費電力の変動量の最大値が一致する商品を検索する。これにより、商品が消費されたか否か判定される。ステップS202で肯定判定された場合にはステップS203へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
【0055】
ステップS203では、制御部401が、消費カウンタに1を加算することにより、消費カウンタをカウントアップする。これにより、商品が消費された回数、すなわち、商品の消費量が計数される。ステップS204では、制御部401が、ステップS203で算出した消費カウンタを商品情報DB411に格納することにより商品情報DB411を更新する。
【0056】
ステップS205では、制御部401が、消費カウンタが、消費前在庫量から発注閾値を減算した値以上であるか否か判定する。すなわち、制御部401は、ステップS201で取得した消費電力に対応する商品の消費量が、この商品を発注する必要のある回数に達しか否か判定している。ステップS205で肯定判定された場合にはステップS206へ進み、否定判定された場合には本ルーチンを終了させる。
【0057】
ステップS206では、制御部401は、発注情報を生成する。発注情報は、ユーザに商品を届けるために必要な情報であって、制御部401がECサーバ20に送信する情報である。発注情報には、商品ID、商品の発注量に関する情報、及び、商品の発送先に関する情報が含まれる。制御部401は、補助記憶部43に記憶されている情報に基づいて、発注情報を生成する。ステップS207では、制御部401が、発注情報をセンタサーバ30へ送信する。
【0058】
そして、ステップS208では、制御部401が、商品情報DB411を更新する。このときに、制御部401は、消費カウンタをリセットし、さらに、発注閾値に消費カウンタの数を加算した合計値を、消費前在庫量に入力する。
【0059】
以上説明したように本実施形態によれば、空気清浄機40の消費電力に基づいて商品の消費量を推定し、この商品の消費量に応じて商品を発注することができる。したがって、ユーザが、自身で商品の在庫を管理しなくても、商品を適切な時期に補充することができる。
【0060】
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0061】
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
【0062】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。例えば、センタ
サーバ30の機能の一部または全部が、スマートプラグ10またはECサーバ20に備わっていてもよい。また、例えば、スマートプラグ10の機能の一部または全部が、空気清浄機40に備わっていてもよい。
【0063】
また、上記実施形態では、空気清浄機40の消費電力に基づいて消費された商品の推定および商品の消費量の推定を行っているが、空気清浄機40に限らず、空気の状態に応じて消費電力が変化する他の電気製品の消費電力に基づいて、消費された商品の推定および商品の消費量の推定を行ってもよい。例えば、エアコンディショナーの消費電力に基づいて、消費された商品を推定することができる。例えば、ガスボンベを使用するガスコンロを使用した場合には、ガスの消費に応じて部屋の温度が上昇する。そのため、エアコンディショナーでは、部屋の温度を下げようとしてファンを回転させるモータ及びポンプを回転させるモータの回転速度を上昇させる。これにより、消費電力が上昇する。このときの消費電力の変動量は、ガスボンベに充填されているガスの消費と相関がある。そのため、エアコンディショナーの消費電力の基準電電力からの変動量に基づいて、ガスが消費されたことの推定及びガスの消費量の推定を行うことができる。
【0064】
また、上記実施形態では、商品が消費された回数を商品の消費量として計数している。一方、1回の使用では消費しきれない商品も存在する。例えば、上記のガスボンベの場合には、1回使用でガスボンベ内のガスを全て消費するとは限らない。そこで、例えば、ガスを使用している時間に基づいて、ガスの消費量を推定してもよい。すなわち、ガスの使用が推定される場合に、その継続時間に基づいてガスの消費量を推定してもよい。そして、制御部301は、ガスの消費量が所定量以上となった場合に、ガスを発注する。
【0065】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【符号の説明】
【0066】
1 システム
10 スマートプラグ
11 通信部
12 電力計
20 ECサーバ
30 センタサーバ
31 プロセッサ
32 主記憶部
33 補助記憶部
34 通信部
40 空気清浄機