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特許7392652アクセス方法、モノのインターネットプラットフォーム、応用機器及びサービス機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】アクセス方法、モノのインターネットプラットフォーム、応用機器及びサービス機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/44 20130101AFI20231129BHJP
   H04M 3/00 20060101ALI20231129BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
G06F21/44
H04M3/00 A
H04M1/00 Q
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020552705
(86)(22)【出願日】2018-12-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-10
(86)【国際出願番号】 CN2018120257
(87)【国際公開番号】W WO2019184443
(87)【国際公開日】2019-10-03
【審査請求日】2021-12-07
(31)【優先権主張番号】201810293164.6
(32)【優先日】2018-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】趙 君傑
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2002/082852(WO,A1)
【文献】特表2016-537835(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/44
H04M 3/00
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法であって、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信することと、
前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することと、
前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信することと
を含み、
前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定すること、
及び/又は、
前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送すること、を含
前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送する場合、
前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、さらに、
前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定すること
を含み、
指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信することは、
前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送することを含む、アクセス方法。
【請求項2】
前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する前に、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信することを更に含む、請求項1に記載のアクセス方法。
【請求項3】
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、
前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できないと決定することと
を含む、請求項2に記載のアクセス方法。
【請求項4】
応用機器に応用されるアクセス方法であって、
サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信することと、
前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信することと、
前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスすることと
を含み、
前記方法は、
前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信することと、
前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信することと、を更に含み、
前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである、アクセス方法。
【請求項5】
サービス機器に応用されるアクセス方法であって、
応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供することを含み、
前記方法は、
モノのインターネットプラットフォームが前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記サービス機器の位置情報を前記モノのインターネットプラットフォームに送信すること、
及び/又は、
モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信すること、をさらに含
モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信する場合、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することと、
前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信することとを更に含む、アクセス方法。
【請求項6】
モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信する場合、
前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信することと、
前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信することと、
前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信することと
を更に含む、請求項に記載のアクセス方法。
【請求項7】
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することは、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、
前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することと
を含む、請求項に記載のアクセス方法。
【請求項8】
モノのインターネットプラットフォームであって、
サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第1受信回路と、
前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理回路と、
前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信するための第1送信回路と
を含み、
前記第1処理回路は、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理サブ回路を含み、
及び/又は、
前記第1処理回路は、
前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送することに用いられる第2処理サブ回路を含
前記第2処理サブ回路を含む場合、
前記第2処理サブ回路は、さらに、
前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定することに用いられ、
前記第1送信回路は、
前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送することに用いられる、モノのインターネットプラットフォーム。
【請求項9】
前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定する前に、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信するための第2受信回路を更に含む、請求項に記載のモノのインターネットプラットフォーム。
【請求項10】
第1処理サブ回路は、具体的には、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できないと決定することとに用いられる、請求項9に記載のモノのインターネットプラットフォーム。
【請求項11】
応用機器であって、
サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信するための第2送信回路と、
前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信するための第3受信回路と、
前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスするためのアクセス回路と、
前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信するための第4受信回路と、
前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信するための第3送信回路と、
を含み、
前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである、応用機器。
【請求項12】
サービス機器であって、
応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供するためのリソース提供回路を含み、
前記サービス機器は、
モノのインターネットプラットフォームが前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信するための第4送信回路、
及び/又は、
モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第5受信回路、を含
前記第5受信回路を含む場合、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第2処理回路と、
前記応用機器がサービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第7送信回路と
を更に含む、サービス機器。
【請求項13】
前記第5受信回路を含む場合、
前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信するための第5送信回路と、
前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信するための第6受信回路と、
前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第6送信回路と
を更に含む、請求項12に記載のサービス機器。
【請求項14】
前記第2処理回路は、
前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、
前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することと
に用いられる、請求項12に記載のサービス機器。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含むコンピュータ装置であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか一項に記載のアクセス方法が実現される、コンピュータ装置。
【請求項16】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含むコンピュータ装置であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項に記載のアクセス方法が実現される、コンピュータ装置。
【請求項17】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含むコンピュータ装置であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項のいずれか一項に記載のアクセス方法が実現される、コンピュータ装置。
【請求項18】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか一項に記載のアクセス方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項に記載のアクセス方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項のいずれか一項に記載のアクセス方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年3月30日に中国特許庁に提出された中国特許出願201810293164.6の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
【0002】
本開示は、モノのインターネット技術分野に係り、特にアクセス方法、モノのインターネットプラットフォーム、応用機器及びサービス機器に係る。
【背景技術】
【0003】
モノのインターネット技術の発展に伴い、M2M(マシンツーマシン)は、広く利用されている。M2Mは、人の関わりを減らし、システムの自動化レベルを向上させることができる。
【0004】
現在、M2Mは、主に、モノのインターネットプラットフォームを介した間接的相互接続と、直接的な相互接続との2種類の通信方式がある。要求を発する機器は、応用機器と称し、サービスを提供する機器は、サービス機器と称する。
【0005】
モノのインターネットの実際の応用において、モノのインターネットプラットフォームを介して、アクセスできないサービス機器の利用ライセンスを一部の応答機器が取得してシステムに一定の不便をもたらすことが生じたり、一部の応用機器が不正な方式でサービス機器にアクセスしてリソースの損失をもたらすことが生じたりする。
【発明の概要】
【0006】
本開示の実施例は、モノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法を提供し、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信することと、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信することとを含む。
【0007】
ここで、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する前に、前記方法において、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信することを更に含む。前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することを含む。
【0008】
ここで、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できないと決定することとを含む。
【0009】
ここで、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送することと、前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定することとを含む。指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信することは、前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送することを含む。
【0010】
別の態様において、本開示の実施例は、応用機器に応用されるアクセス方法を更に提供し、サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信することと、前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信することと、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスすることとを含む。
【0011】
ここで、前記アクセス方法において、前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信することと、前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信することとを更に含み、前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである。
【0012】
また、本開示の実施例は、サービス機器に応用されるアクセス方法を更に提供し、応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供することを含む。
【0013】
ここで、前記アクセス方法において、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信することを更に含む。よって、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0014】
ここで、前記アクセス方法において、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信することと、前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信することと、前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信することと、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信することとを更に含む。
【0015】
ここで、前記アクセス方法において、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信することと、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信することとを更に含む。
【0016】
ここで、前記アクセス方法において、以下を更に含む。前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとを含む。
【0017】
また、本開示の実施例は、モノのインターネットプラットフォームを更に提供し、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第1受信回路と、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理回路と、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信するための第1送信回路とを含む。
【0018】
ここで、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定する前に、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信するための第2受信回路を更に含む。前記第1処理回路は、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理サブ回路を含む。
【0019】
ここで、第1処理サブ回路は、具体的には、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できないと決定することとに用いられる。
【0020】
ここで、前記第1処理回路は、前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送することと、前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定することとに用いられる第2処理サブ回路を更に含む。前記第1送信回路は、前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送することに用いられる。
【0021】
また、本開示の実施例は、応用機器を更に提供し、サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信するための第2送信回路と、前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信するための第3受信回路と、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスするためのアクセス回路とを含む。
【0022】
ここで、前記応用機器は、前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信するための第4受信回路と、前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信するための第3送信回路とを更に含み、前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである。
【0023】
また、本開示の実施例は、サービス機器を更に提供し、応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供するためのリソース提供回路を含む。
【0024】
ここで、前記サービス機器は、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信するための第4送信回路を更に含む。よって、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0025】
ここで、前記サービス機器は、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第5受信回路と、前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信するための第5送信回路と、前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信するための第6受信回路と、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第6送信回路とを更に含む。
【0026】
ここで、前記サービス機器は、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第7受信回路と、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第2処理回路と、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された前記操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第7送信回路とを更に含む。
【0027】
ここで、前記サービス機器は、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとに用いられる第2処理回路を更に含む。
【0028】
また、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含むコンピュータ装置を更に提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の上記実施例によるモノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法、又は、本開示の上記実施例による応用機器に応用されるアクセス方法、又は、本開示の上記実施例によるサービス機器に応用されるアクセス方法が実現される。
【0029】
また、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の上記実施例によるモノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法のステップ、又は、本開示の上記実施例による応用機器に応用されるアクセス方法のステップ、又は、本開示の上記実施例によるサービス機器に応用されるアクセス方法のステップが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本開示の一部実施例によるモノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法のフローチャートである。
図2】本開示の一部実施例による応用機器に応用されるアクセス方法のフローチャートである。
図3】本開示の一部実施例によるサービス機器に応用されるアクセス方法のフローチャートである。
図4】本開示の一部実施例によるアクセス方法の実際応用1でのフローチャートである。
図5】本開示の一部実施例によるアクセス方法の実際応用2でのフローチャートである。
図6】本開示の一部実施例によるアクセス方法の実際応用3でのフローチャートである。
図7】本開示の一部実施例によるアクセス方法の実際応用4でのフローチャートである。
図8】本開示の一部実施例によるアクセス方法の実際応用5でのフローチャートである。
図9】本開示の一部実施例によるモノのインターネットプラットフォームの構造図である。
図10】本開示の一部実施例による応用機器の構造図である。
図11】本開示の一部実施例によるサービス機器の構造図である。
図12】本開示の一部実施例によるコンピュータ装置の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点を明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例とともに詳細に記載する。以下の記載では、本開示の実施例を全面的に理解してもらうだけのために、具体的な配置及び構成要素の特定の細部を提供する。よって、明らかに、当業者にとって、ここに記載の実施例に対し、本開示の範囲や精神を逸脱することなく様々な変更や修正を行うことができる。また、明確及び簡潔のために、既知の機能や構造の記載を省略している。
【0032】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は、任意かつ適切な方式で1つ又は複数の実施例に組み入れられることができる。
【0033】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能及び内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0034】
本開示の実施例は、アクセスできないサービス機器の利用ライセンスをモノのインターネットプラットフォームからユーザに対し提供する可能性がある問題に対し、解決策を提供する。
【0035】
1つの態様では、本開示の実施例は、モノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法を提供し、図1に示すように、以下のステップ11~13を含む。
【0036】
ステップ11において、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージを受信する。操作要求メッセージには、該応用機器の位置情報が担持されている。
【0037】
ここで、上記応用機器は、携帯電話、PAD、ノートパソコンなど、ユーザ又は管理者個人のスマート端末であり、スマート端末のロケーション機能によって位置情報を提供する。上記サービス機器は、自動販売機、自動写真機、共有応用機器などである。本開示は、応用機器が操作要求メッセージに基づいてサービス機器に対し具体的に操作することを限定せず、サービス機器にアクセスしてそのリソースを利用するようにユーザ機器が要求してもよいし、サービス機器にアクセスしてその更新や配置などを行うように管理者機器が要求してもよい。
【0038】
ステップ12において、応用機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0039】
ここで、サービス機器は、モノのインターネットプラットフォームで関連登録を完成してから、モノのインターネットプラットフォームによってユーザに応用することができるようになる。従って、サービス機器は、その状況が予見可能なものであり、応用機器の位置情報から、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断することができる。
【0040】
ステップ13において、応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定した場合、サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを応用機器に送信する。
【0041】
ここで、本開示において、操作応答メッセージの送信メカニズムを限定しない。
【0042】
例えば、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器から送信された操作要求メッセージを受け入れてから、操作応答メッセージを応用機器に送信し、応用機器は、直接、該操作応答メッセージの指示情報に基づいてサービス機器にアクセスする。又は、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器から送信された操作要求メッセージを受け入れるかに関わらず、操作応答メッセージを応用機器にフィードバックする。応用機器から送信された操作要求メッセージを受け入れると、サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報を操作応答メッセージに担持させる。応用機器から送信された操作要求メッセージを受け入れなければ、指示情報を操作応答メッセージにカプセル化せず、応用機器に拒否を示す(拒否を示す操作応答メッセージに拒否理由を担持させてもよい)。また例えば、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置情報に基づいて応用機器がサービス機器と接続可能かをサービス機器に判断させる。操作応答メッセージは、サービス機器から発されるが、モノのインターネットプラットフォームは、単に操作応答メッセージを応用機器に転送する機能を奏する。
【0043】
本実施例において、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置情報を取得し、該位置情報から、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断し、接続の確立が可能であると判断した場合のみにおいて、サービス機器にアクセスするための指示情報を応用機器に送信する。実際の応用において、本実施例によれば、モノのインターネットプラットフォームからユーザに対し利用できないリソースを割り当てることが生じることを避けることができるため、モノのインターネットプラットフォームに対するユーザの利用体験を向上させる。また、本実施例によれば、合理的な位置にある応用機器に対しサービス機器のリソースを提供することができるため、応用機器が不正なアクセス方式でサービス機器のリソースを取得することをある程度防止することもできる。
【0044】
以下、本実施例のアクセス方法を詳細に紹介する。
【0045】
本実施例のモノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置情報を取得してから、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを、2種類の方式で判断する。
【0046】
応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断する1つの方式として、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置とサービス機器の位置とを比較して、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断する。
【0047】
具体的には、本実施例のアクセス方法において、上記ステップ12の実行に先立って、サービス機器から送信されたサービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームが受信するステップを更に含む。
【0048】
ここで、サービス機器の位置情報は、サービス機器から報告するように、モノのインターネットプラットフォームによって自主的に命令してもよいし、サービス機器が所定のプロトコルに従って自らモノのインターネットプラットフォームに報告してもよい。
【0049】
対応して、ステップ12を実行する際に、モノのインターネットプラットフォームは、具体的には、応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0050】
例示的な紹介として、本実施例のアクセス方法は、まず、応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器とサービス機器との距離、及び/又は、応用機器とサービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定し、その後、上記距離及び/又は上記角度に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0051】
実際の応用において、本実施例は、ユーザ機器がサービス機器にアクセスする方式に応じて、距離閾値と角度閾値を決定する(例えばユーザ機器とサービス機器とはブルートゥース(登録商標)で接続する場合、ブルートゥースのインタラクション能力に基づいて、距離閾値と角度閾値を決定する)。
【0052】
応用機器とサービス機器との距離が距離閾値を超えず、及び/又は、応用機器とサービス機器との角度が角度閾値を超えないと、応用機器がその位置においてサービス機器と接続可能であると決定する。
【0053】
応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断するもう1つの方式として、モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかをサービス機器に決定させる。
【0054】
即ち、モノのインターネットプラットフォームは、直接、操作要求メッセージをサービス機器に転送し、サービス機器は、操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。その後、モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信する。応用機器がサービス機器と接続を確立できる場合、操作応答メッセージには、サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が担持される。従って、モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が操作応答メッセージに担持されるかに応じて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が担持される場合、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定する。
【0055】
対応して、上記ステップ13を実行する際に、モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器から受信した操作応答メッセージを応用機器に転送する。
【0056】
ここで、サービス機器は、操作要求メッセージを受信すると、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを2種類の方式で決定する。
【0057】
方式1は、サービス機器は、自身の位置情報と応用機器の位置情報に基づいて、応用機器と接続を確立できるかを決定する。
【0058】
方式2は、サービス機器は、応用機器との接続の確立を試み、接続に成功した場合、応用機器との接続を確立できるかを決定する。
【0059】
明らかに、方式2の場合、サービス機器から自主的に応用機器に接続できた場合、応用機器が同様に自主的にサービス機器に接続できることを示す。従って、該判断メカニズムに基づいて、モノのインターネットプラットフォームからユーザ機器に対し利用可能なサービス機器のリソースを配置する成功率を大幅に向上させることができる。
【0060】
また、本実施例のモノのインターネットプラットフォームは、操作要求メッセージを受信すると、まず応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。モノのインターネットプラットフォームは、応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定した後に、操作要求メッセージをサービス機器に転送し、サービス機器によって、更に、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。サービス機器は、更に、応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定した後に、操作応答メッセージをモノのインターネットプラットフォームにフィードバックする。
【0061】
対応して、本開示の一部実施例は、応用機器に応用されるアクセス方法を更に提供し、図2に示すように、以下のステップ21~23を含む。
【0062】
ステップ21において、サービス機器へのアクセスが必要となると、応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信する。
【0063】
ステップ22において、モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信する。
【0064】
ステップ23において、応用機器がサービス機器にアクセスするために必要な指示情報が操作応答メッセージに担持されると、指示情報に基づいてサービス機器にアクセスする。
【0065】
ここで、応用機器は、直接サービス機器にアクセスしてもよいし、モノのインターネットプラットフォームを介してサービス機器に間接的にアクセスしてもよい。
【0066】
本実施例のアクセス方法において、サービス機器のリソースの利用をユーザからモノのインターネットプラットフォームに要求する際に、応用機器がその位置情報を自主的に報告することによって、モノのインターネットプラットフォームは、その位置情報を利用して、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定した場合のみにおいて、モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器にアクセスするための指示情報を応用機器に配信する。実際の応用において、本実施例によれば、モノのインターネットプラットフォームからユーザに対し利用できないリソースを割り当てることが生じることを避けることができるため、モノのインターネットプラットフォームからユーザにもたらす体験を向上させる。
【0067】
以下、実施例の応用機器側のアクセス方法を詳細に紹介する。
【0068】
具体的には、モノのインターネットプラットフォームは、受信した応用機器の位置情報をサービス機器に送信し、サービス機器は、応用機器の位置情報に基づいて、応用機器との接続の確立を前もって試みる。モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器による接続確立の試みの状況に応じて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断する。
【0069】
従って、本実施例の応用機器は、接続確立を試みる要求をサービス機器から受信した場合、接続に成功すると、サービス機器にフィードバックして、接続確立の試みの状況をサービス機器から該モノのインターネットプラットフォームに通知させる。このように、本実施例のアクセス方法において、更に以下のステップ24~25を含む。
【0070】
ステップ24において、応用機器は、モノのインターネットプラットフォームの接続命令メッセージに基づいてサービス機器が送信した接続要求メッセージを受信する。
【0071】
ステップ25において、応用機器は、サービス機器が接続要求メッセージに基づいて応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージをサービス機器に送信する。
【0072】
実際の応用において、何らかの理由により、サービス機器の接続要求を応用機器が受け入れることができないことがあり、応用機器は、接続失敗理由を接続応答メッセージに担持させてサービス機器に知らせ、サービス機器によって、接続失敗理由をモノのインターネットプラットフォームに転送する。次に、モノのインターネットプラットフォームは、更に、該接続失敗理由を応用機器のユーザに表示し、ユーザによって、更に関連の処理作業を実行する。
【0073】
明らかに、上記方法に基づいて、応用機器のユーザは、モノのインターネットプラットフォームを通じて、どのサービス機器が利用可能か、どのサービス機器が利用できないかを明確に知ることができる。利用体験の角度から、本実施例によれば、明らかな向上が見られる。
【0074】
また、本開示の一部実施例は、サービス機器に応用されるアクセス方法を更に提供し、図3に示すように、応用機器がサービス機器にアクセスするときに、応用機器にローカルのサービスリソースを提供するステップ31を含む。
【0075】
ここで、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できると判断した場合のみにおいて、サービス機器にアクセスするための指示情報を応用機器に配信し、応用機器は、該指示情報に基づいてサービス機器にアクセスできるようになる。
【0076】
本実施例によれば、モノのインターネットプラットフォームからユーザに対し利用できないサービス機器リソースを割り当てることを効果的に避けることができる。
【0077】
明らかに、本実施例のサービス機器に応用されるアクセス方法は、上記のモノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法及び応用機器に応用されるアクセス方法に対応する。よって、3つのアクセス方法は、同じ技術効果を奏することができる。
【0078】
具体的には、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置とサービス機器の位置を比較し、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断する。
【0079】
従って、本実施例のアクセス方法は、更に、サービス機器の位置情報をサービス機器がモノのインターネットプラットフォームに送信するステップ32を含む。よって、モノのインターネットプラットフォームは、応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0080】
実際の応用において、上記サービス機器の位置情報は、モノのインターネットプラットフォームの命令に基づいて、サービス機器が応答方式でモノのインターネットプラットフォームに報告してもよいし、サービス機器が一定のプロトコルに従って自主的にモノのインターネットプラットフォームに報告してもよいし、更に、サービス機器がモノのインターネットプラットフォームに登録する際に報告してもよい。
【0081】
また、モノのインターネットプラットフォームは、更に、受信した操作要求メッセージをサービス機器に転送し、サービス機器によって、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定して、操作応答メッセージをフィードバックする。
【0082】
実行可能な実現態様として、本実施例のアクセス方法は、更に以下のステップ33~36を含む。
【0083】
ステップ33において、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信する。操作要求メッセージには、前記応用機器の位置情報が担持されている。
【0084】
ステップ34において、応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを応用機器に送信する。
【0085】
ステップ35において、応用機器から送信された接続応答メッセージを受信する。接続応答メッセージは、サービス機器が応用機器の位置情報に基づいて応用機器と接続を確立することに成功したかを指示することに用いられる。
【0086】
ステップ36において、サービス機器が応用機器の位置情報に基づいて応用機器と接続を確立することに成功したことが接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信する。
【0087】
上記実現態様に基づいて、サービス機器は、応用機器の位置情報に基づいて、応用機器との接続の確立を前もって試みる。モノのインターネットプラットフォームは、サービス機器による接続確立の試みの状況に応じて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを判断する。明らかに、サービス機器から自主的に応用機器に接続できた場合、応用機器が同様に自主的にサービス機器に接続できることを示す。従って、該判断メカニズムに基づいて、モノのインターネットプラットフォームからユーザ機器に対し利用可能なサービス機器のリソースを配置する成功率を大幅に向上させることができる。
【0088】
もう1つの実行可能な実現態様として、本実施例のアクセス方法は、更に以下のステップ37~39を含む。
【0089】
ステップ37において、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信する。操作要求メッセージには、応用機器の位置情報が担持されている。
【0090】
ステップ38において、応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0091】
ステップ39において、応用機器がサービス機器と接続を確立できる場合、サービス機器へのアクセスを応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信する。
【0092】
ここで、ステップ38を実行する際に、応用機器の位置情報及びサービス機器の位置情報に基づいて、応用機器とサービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器とサービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定し、距離が距離閾値以下、及び/又は、角度が角度閾値以下であると、応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定する。
【0093】
以下、モノのインターネットプラットフォーム、応用機器、サービス機器とともに、本開示のアクセス方法の実際応用を詳細に紹介する。
【0094】
実際応用1
図4に示すように、本実際応用1のアクセス方法は、以下を含む。
応用機器AE1とサービス機器AE2は、モノのインターネットプラットフォームCSEに登録要求を発し、CSEでの登録フローを開始する。CSEは、AE1とAE2に登録応答をフィードバックする。AE1とAE2の登録が完了し、CSEは、ローカルにAE1とAE2のリソースを確立する。
AE2は、位置更新要求をCSEに発し、AE2の現在の位置情報をCSEに送信する。CSEは、AE2の位置情報を記録した後に、位置更新応答をAE2にフィードバックし、CSEにおけるAE2の位置更新フローが完了する。
【0095】
AE1は、AE2のリソースを利用する必要がある場合、AE2に関する操作要求メッセージをCSEに発する。該操作要求メッセージには、AE1の位置情報が担持される。
【0096】
CSEは、AE1とAE2の位置情報に基づいて、AE1とAE2との距離、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を算出する。CSEは、AE1とAE2との距離、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が所定ポリシー(例えば、AE1とAE2との距離が距離閾値を超えたか、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が角度閾値を超えたか)を満たすかを判断する。所定ポリシーを満たすと、CSEは、指示情報が担持された操作応答メッセージをAE1に送信する。次に、AE1は、指示情報に基づいてAE2にアクセスし(AE1が直接AE2にアクセスするか、CSEを介してAE2に間接的にアクセスする)、AE2のサービスリソースを利用する。
【0097】
実際応用2
図5に示すように、本実際応用2のアクセス方法は、以下を含む。
応用機器AE1とサービス機器AE2は、モノのインターネットプラットフォームCSEに登録要求を発し、CSEでの登録フローを開始する。CSEは、AE1とAE2に登録応答をフィードバックする。AE1とAE2の登録が完了し、CSEは、ローカルにAE1とAE2のリソースを確立する。
AE1は、AE2のリソースを利用する必要がある場合、AE2に関する操作要求メッセージをCSEに発する。該操作要求メッセージには、AE1の位置情報が担持される。
【0098】
CSEは、AE1の位置情報が担持された接続命令メッセージをAE2に送信する。
【0099】
AE2は、AE1の位置情報に基づいてAE1との接続の確立を試み、接続要求メッセージをAE1に送信する。
【0100】
AE1は、接続要求メッセージに基づいて、接続応答メッセージをAE2にフィードバックする。
【0101】
AE2は、接続応答メッセージに基づいて、AE1との接続の確立に成功したかを決定し、操作応答メッセージをCSEに送信して、AE2がAE1との接続の確立に成功したかを指示する。ここで、AE2がAE1との接続の確立に成功した場合、AE1がAE2にアクセスするための指示情報を操作応答メッセージにカプセル化する。
【0102】
CSEは、AE2の操作応答メッセージに指示情報が担持されているかに応じて、AE1がAE2に接続できるかを判断する。
AE1がAE2に接続できると判断した場合、CSEは、指示情報が担持された操作応答メッセージをAE1に送信する。次に、AE1は、指示情報に基づいてAE2にアクセスし、AE2のサービスリソースを利用する。
【0103】
以上に加え、本実際応用2は、適宜に変更可能である。
【0104】
例えば、AE2は、接続命令応答メッセージをCSEに送信して、AE2がAE1との接続の確立に成功したことを指示する場合、CSEは、接続命令応答メッセージを受信すると、実際応用1のように、AE1の位置情報とAE2の位置情報に基づいて、AE1とAE2が所定ポリシー(例えばAE1とAE2との距離が距離閾値を超えたか、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が角度閾値を超えたか)を満たすかを判断する。所定ポリシーを満たすと、CSEは、指示情報が担持された操作応答メッセージをAE1に送信する。逆の場合、CSEは、AE1からAE2へのアクセス拒否の関連フローを実行する。
【0105】
ここで、接続命令応答メッセージは、AE2の位置情報を担持することができる。即ち、CSEは、接続命令応答メッセージからAE2の位置情報を取得することができる。
【0106】
また例えば、CSEは、AE2に関する操作要求メッセージをAE1から受信すると、まず、実際応用1のように、AE1の位置情報とAE2の位置情報に基づいて、AE1とAE2が所定ポリシー(例えばAE1とAE2との距離が距離閾値を超えたか、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が角度閾値を超えたか)を満たすかを判断する。所定ポリシーを満たすと、接続命令メッセージをAE2に送信する。逆の場合、AE1とAE2とは接続できないと決定し、AE1からAE2へのアクセス拒否の関連フローを実行する。
【0107】
実際応用3
実際応用3において、AE1は、CSEを介さなくてもAE2にアクセスすることができる。図6に示すように、本実際応用3のアクセス方法は、以下を含む。
AE1は、操作要求メッセージをブロードキャスト方式で送信する。該操作要求メッセージには、AE1の位置情報が担持される。
AE2は、操作要求メッセージを受信すると、AE1とAE2の位置情報に基づいて、AE1とAE2との距離、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を算出する。
AE2は、AE1とAE2との距離、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が所定ポリシー(例えばAE1とAE2との距離が距離閾値を超えたか、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が角度閾値を超えたか)を満たすかを判断する。所定ポリシーを満たすと、AE2は、操作応答メッセージをAE1に送信する。
AE2は、操作応答メッセージをAE1にフィードバックする。AE1は、AE2へのアクセスを開始し、AE2上のサービスリソースを利用し、操作要求メッセージに対応する要求フローを実行する。
【0108】
実際応用4
図7に示すように、本実際応用4のアクセス方法は、以下を含む。
応用機器AE1とサービス機器AE2は、モノのインターネットプラットフォームCSEに登録要求を発し、CSEでの登録フローを開始する。CSEは、AE1とAE2に登録応答をフィードバックする。AE1とAE2の登録が完了し、CSEは、ローカルにAE1とAE2のリソースを確立する。
AE2は、位置更新要求をCSEに発し、AE2の現在の位置情報をCSEに送信する。CSEは、AE2の位置情報を記録した後に、位置更新応答をAE2にフィードバックする。CSEにおけるAE2の位置更新フローが完了する。
【0109】
AE1は、AE2のリソースを利用する必要がある場合、AE2に関する操作要求メッセージをCSEに発する。該操作要求メッセージには、AE1の位置情報が担持される。
【0110】
CSEは、操作要求メッセージをAE2に転送する。
【0111】
AE2は、AE1とAE2との距離、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が所定ポリシー(例えばAE1とAE2との距離が距離閾値を超えたか、AE1とAE2とを繋いだ線と水平面とで形成される角度が角度閾値を超えたか)を満たすかを判断する。所定ポリシーを満たすと、AE2は、操作応答メッセージをCSEに送信する。
【0112】
CSEは、操作応答メッセージを受信すると、操作応答メッセージをAE1に転送する。ここで、指示情報は、AE2によって操作応答メッセージにカプセル化されてもよいし、CSE2によって操作応答メッセージにカプセル化されてもよい。
【0113】
実際応用5
実際応答5において、AE1は、CSEを介さなくてもAE2にアクセスすることができる。図8に示すように、本実際応用5のアクセス方法は、以下を含む。
AE1は、操作要求メッセージをブロードキャスト方式で送信する。該操作要求メッセージには、AE1の位置情報が担持される。
AE2は、操作要求メッセージを受信すると、AE1の位置情報に基づいて、直接、接続要求メッセージをAE1に送信する。
AE1は、接続要求メッセージを受信すると、該接続要求メッセージに基づいてAE2との接続を完了し、接続応答メッセージをAE2にフィードバックする。
AE2は、接続応答メッセージを受信し、AE1との接続の確立を決定し、AE1のアクセスを受け入れ、操作応答メッセージをAE2にフィードバックする。
AE1は、AE2にアクセスすると、操作要求メッセージで要求される関連フローを実行する。
【0114】
また、本開示の一部実施例は、モノのインターネットプラットフォームを更に提供し、図9に示すように、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第1受信回路91と、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理回路92と、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信するための第1送信回路93とを含む。
【0115】
明らかに、本実施例のモノのインターネットプラットフォームは、本開示の上記実施例によるモノのインターネットプラットフォームに応用されるアクセス方法の実行主体である。従って、該アクセス方法によって実現可能な技術効果は、本実施例のモノのインターネットプラットフォームでも同様に実現可能である。
【0116】
選択可能に、本実施例のモノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定する前に、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信するための第2受信回路を更に含む。
ここで、第1処理回路92は、具体的には、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第1処理サブ回路を含む。
【0117】
ここで、第1処理サブ回路は、具体的には、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できないと決定することとに用いられる。
【0118】
選択可能に、本実施例の第1処理回路92は、前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送することと、前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定することとに用いられる第2処理サブ回路を更に含む。
前記第1送信回路は、前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送することに用いられる。
【0119】
また、本開示の一部実施例は、応用機器を更に提供し、図10に示すように、サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信するための第2送信回路101と、前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信するための第3受信回路102と、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスするためのアクセス回路103とを含む。
【0120】
明らかに、本実施例の応用機器は、本開示の上記実施例による応用機器に応用されるアクセス方法の実行主体である。従って、該アクセス方法によって実現可能な技術効果は、本実施例の応用機器でも同様に実現可能である。
【0121】
選択可能に、本実施例の応用機器は、前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信するための第4受信回路と、前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信するための第3送信回路とを更に含み、前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである。
【0122】
また、本開示の一部実施例は、サービス機器を更に提供し、図11に示すように、応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供するためのリソース提供回路111を含む。
【0123】
明らかに、本実施例のサービス機器は、本開示の上記実施例によるサービス機器に応用されるアクセス方法の実行主体である。従って、該アクセス方法によって実現可能な技術効果は、本実施例のサービス機器でも同様に実現可能である。
【0124】
選択可能に、本実施例のサービス機器は、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信するための第4送信回路を更に含む。よって、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0125】
選択可能に、本実施例のサービス機器は、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第5受信回路と、前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信するための第5送信回路と、前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信するための第6受信回路と、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第6送信回路とを更に含む。
【0126】
選択可能に、本実施例のサービス機器は、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するための第7受信回路と、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するための第2処理回路と、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された前記操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するための第7送信回路とを更に含む。
【0127】
ここで、第2処理回路は、具体的には、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとに用いられる。
【0128】
また、図12に示すように、本開示の一部実施例は、プロセッサ121と、メモリ122と、メモリ122に格納されてプロセッサ121で動作可能なコンピュータプログラムを含むコンピュータ装置120を更に提供する。
【0129】
ここで、プロセッサ121とメモリ122とは、バスインタフェースを介してデータのやり取りが実現される。バスインタフェースは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ121をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ122をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。
【0130】
本実施例のコンピュータ装置120がモノのインターネットプラットフォームに応用される場合、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するプロセスと、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するプロセスと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信するプロセスとを実行する。
【0131】
選択可能に、プロセッサ121は、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するステップの前に、更に、メモリからプログラムを読み取ることによって、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信するプロセスを実行する。それに対応して、プロセッサ121が、具体的には、応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離及び/又は前記角度に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することとを含む。
【0132】
選択可能に、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、更に、前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送するプロセスと、前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定するプロセスと、前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送するプロセスとを実行する。
【0133】
また、本実施例のコンピュータ装置120が応用機器に応用される場合、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信するプロセスと、前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信するプロセスと、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスするプロセスとを実行する。
【0134】
選択可能に、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、更に、前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信するプロセスと、前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信するプロセスと実行し、前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである。
【0135】
また、本実施例のコンピュータ装置120がサービス機器に応用される場合、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供するプロセスを実行する。
【0136】
選択可能に、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、更に、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信するプロセスを実行する。よって、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0137】
選択可能に、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、更に、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するプロセスと、前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信するプロセスと、前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信するプロセスと、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するプロセスとを実行する。
【0138】
選択可能に、プロセッサ121は、メモリからプログラムを読み取ることによって、更に、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するプロセスと、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するプロセスと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するプロセスとを実行する。
【0139】
ここで、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとを含む。
【0140】
また、本開示の一部実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。
【0141】
本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がモノのインターネットプラットフォームに応用される場合、プロセッサによって実行されると、メモリからプログラムを読み取ることによって、サービス機器にアクセスするために応用機器から送信された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するステップと、前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するステップと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定した場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記応用機器に送信するステップとが実現される。
【0142】
選択可能に、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定するステップの前に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、前記サービス機器から送信された前記サービス機器の位置情報を受信するステップが実現される。前記応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する場合、具体的には、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定することであって、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と所定座標軸とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとを含む。
【0143】
選択可能に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、前記操作要求メッセージのうちの応用機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するように、前記操作要求メッセージを前記サービス機器に転送するステップと、前記サービス機器から送信された操作応答メッセージを受信し、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示する指示情報が前記操作応答メッセージに担持された場合、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できると決定するステップと、前記サービス機器から受信した操作応答メッセージを前記応用機器に転送するステップとが実現される。
【0144】
また、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が応用機器に応用される場合、プロセッサによって実行されると、サービス機器へのアクセスが必要となると、前記応用機器の位置情報が担持された操作要求メッセージをモノのインターネットプラットフォームに送信するステップと、前記モノのインターネットプラットフォームから送信された操作応答メッセージを受信するステップと、前記応用機器が前記サービス機器にアクセスするために必要な指示情報が前記操作応答メッセージに担持されると、前記指示情報に基づいて前記サービス機器にアクセスするステップとが実現される。
【0145】
選択可能に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、前記サービス機器から送信された接続要求メッセージを受信するステップと、前記サービス機器が前記接続要求メッセージに基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための接続応答メッセージを前記サービス機器に送信するステップと実行し、前記接続要求メッセージは、前記サービス機器が前記モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージを受信したときに発するものである。
【0146】
また、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がサービスに応用される場合、プロセッサによって実行されると、応用機器が前記サービス機器にアクセスするときに、前記応用機器にローカルのサービスリソースを提供するステップが実現される。
【0147】
選択可能に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、前記サービス機器の位置情報をモノのインターネットプラットフォームに送信するステップが実現される。よって、前記モノのインターネットプラットフォームは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できるかを決定する。
【0148】
選択可能に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するステップと、前記応用機器の位置情報に基づいて、接続要求メッセージを前記応用機器に送信するステップと、前記応用機器から送信された接続応答メッセージであって、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したかを指示するための前記接続応答メッセージを受信するステップと、前記サービス機器が前記応用機器の位置情報に基づいて前記応用機器と接続を確立することに成功したことが前記接続応答メッセージによって指示されると、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するステップとが実現される。
【0149】
選択可能に、本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がプロセッサによって実行されると、更に、モノのインターネットプラットフォームから転送された操作要求メッセージであって、前記応用機器の位置情報が担持された前記操作要求メッセージを受信するステップと、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定するステップと、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できる場合、前記サービス機器へのアクセスを前記応用機器に指示するための指示情報が担持された操作応答メッセージを前記モノのインターネットプラットフォームに送信するステップとが実現される。
【0150】
ここで、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器が前記サービス機器と接続を確立できるかを決定することは、前記応用機器の位置情報及び前記サービス機器の位置情報に基づいて、前記応用機器と前記サービス機器との距離、及び/又は、前記応用機器と前記サービス機器とを繋いだ線と水平面とで形成される角度を決定することと、前記距離が距離閾値以下、及び/又は、前記角度が角度閾値以下であると、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できると決定し、逆の場合、前記応用機器がサービス機器と接続を確立できないと決定することとを含む。
【0151】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
【0152】
別途に定義することを除き、本開示に使用されている技術用語や科学用語は、本開示の所属する分野の一般技能を持つ者が理解する通常の意味である。本開示に使用されている「含む」など、それに似た用語は、該用語の前に現れる素子又は部材が、該用語の後に列挙されている素子又は部材及びそれらの均等物をカバーし、ほかの素子又は部材を排除しないことを意味する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12