(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 30/10 20200101AFI20231129BHJP
G06F 30/12 20200101ALI20231129BHJP
G06F 30/18 20200101ALI20231129BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20231129BHJP
G06F 113/16 20200101ALN20231129BHJP
【FI】
G06F30/10
G06F30/12
G06F30/18
G06Q30/06
G06F113:16
(21)【出願番号】P 2020083887
(22)【出願日】2020-05-12
【審査請求日】2022-12-05
(73)【特許権者】
【識別番号】320004836
【氏名又は名称】株式会社小寺製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】小寺 栄治
【審査官】合田 幸裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-080744(JP,A)
【文献】特開2002-215956(JP,A)
【文献】特開2004-133928(JP,A)
【文献】特開2017-152155(JP,A)
【文献】特開2014-235601(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 30/10
G06F 30/12
G06F 30/18
G06Q 30/06
G06F 113/16
IEEE Xplore
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する見積り装置であって、
複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付ける構成図指定情報受付部と、
前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信するGUI制御部と、
前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付ける設計情報受付部と、
複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する見積り算出部と
を備え、
前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含み、
前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含み、
前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む、見積り装置。
【請求項2】
前記設計情報は、先に入力されて受け付けられる第1設計情報と、後に入力される第2設計情報とを含み、
前記設計情報受付部は、部品規格情報を参照して、前記第1設計情報によって示される部品の規格に、前記第2設計情報によって示される部品の規格が合うか否かを判定し、合うと判定した場合にだけ、前記第2設計情報を受け付け、
前記部品規格情報は、前記第1設計情報によって示される前記部品の規格に合う別の部品に関する情報である、請求項1に記載の見積り装置。
【請求項3】
前記GUIは、前記第1設計情報を入力する第1GUIと、前記第2設計情報を入力する第2GUIとを含み、
前記表示情報は、前記第1GUIを表示するための第1表示情報と、前記第2GUIを表示するための第2表示情報とを含み、
前記第1設計情報は、コネクタを指定するコネクタ指定情報を含み、
前記第2設計情報は、前記コネクタと異なる種別の部品を指定する部品指定情報を含み、
前記設計情報受付部が、前記第1GUIから入力される前記第1設計情報を前記端末装置から受け付けた後に、前記GUI制御部は、前記第1設計情報によって指定される前記コネクタの規格に合う部品を示す適合部品情報を、前記第2表示情報に含める、請求項2に記載の見積り装置。
【請求項4】
前記GUI制御部は、前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図が示す前記ワイヤーハーネスのタイプに応じて、指定対象のコネクタ画像を示す情報と、他のコネクタ画像を示す情報と、前記指定対象のコネクタ画像に対応するコネクタを指定するためのコネクタ入力部を示す情報とを、前記表示情報に含め、
前記指定対象のコネクタ画像を示す前記情報は、前記指定対象のコネクタ画像を前記他のコネクタ画像よりも強調して表示するための情報を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の見積り装置。
【請求項5】
前記設計情報を記憶する設計情報記憶部をさらに備え、
前記設計情報は、結線情報を含み、
前記GUI制御部は、前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図が示す前記ワイヤーハーネスのタイプに応じて、複数のコネクタ画像を示す情報と、前記複数のコネクタ画像の各々に配置される複数の端子画像を示す情報とを、前記表示情報に含め、
互いに異なる前記コネクタ画像において、起点になる前記端子画像と、終点になる前記端子画像とが、前記GUIを介して選択された場合、前記設計情報受付部は、起点になる前記端子画像に対応する端子と、終点になる前記端子画像に対応する端子とが結線されることを示す前記結線情報を記憶するように、前記設計情報記憶部を制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の見積り装置。
【請求項6】
前記GUI制御部は、起点になる前記端子画像に対応する前記端子と終点になる前記端子画像に対応する前記端子とを結線する電線を指定するための電線入力部を示す情報と、起点になる前記端子画像に対応する前記端子を指定するための起点端子入力部を示す情報と、終点になる前記端子画像に対応する前記端子を指定するための終点端子入力部を示す情報とを、前記表示情報に含める、請求項5に記載の見積り装置。
【請求項7】
前記GUI制御部は、起点になる前記端子画像と終点になる前記端子画像とを接続する電線画像を示す情報と、選択用画像を示す情報とを、前記表示情報に含め、
前記選択用画像は、前記電線画像に対応して配置され、前記電線画像を選択するための画像であり、
前記GUI制御部は、前記選択用画像を介して選択された前記電線画像に関連する情報を入力するための関連情報入力部を示す情報を、前記表示情報に含める、請求項6に記載の見積り装置。
【請求項8】
前記設計情報に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計図を作成する設計図作成部と、
前記設計情報によって示される前記ワイヤーハーネスの発注を示す発注情報を受け付ける発注受付部と、
前記発注受付部が前記発注情報を受け付けるまで、前記ワイヤーハーネスの前記設計図を前記端末装置に対して開示することを禁止する開示禁止部と
をさらに備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の見積り装置。
【請求項9】
ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する見積り方法であって、
複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付けるステップと、
前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付けるステップと、
複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するステップと
を含み、
前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含み、
前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含み、
前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む、見積り方法。
【請求項10】
ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するコンピュータープログラムであって、
コンピューターに、
複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付けるステップと、
前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信するステップと、
前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付けるステップと、
複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するステップと
を実行させ、
前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含み、
前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含み、
前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む、コンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコスト算出システムは、CAD装置及びコスト算出装置を備える。CAD装置は、ワイヤーハーネスの電線又は部品を表す構成要素図形を図面上に配置したときは、対応するレコードをCADモデルデータに記述する。また、CAD装置は、構成要素図形が互いに関連するように配置されたときは、レコード同士のリンク情報をCADモデルデータに記述する。コスト算出装置は、CADモデルデータに含まれるレコード及びリンク情報に基づいて、電線長、部品の種類及び個数、並びに加工作業を算出する。そして、コスト算出装置は、電線及び部品の単価、及び加工作業の単位工数をデータベースに問い合わせ、ワイヤーハーネスのコストを算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたコスト算出システムでは、オペレーターは最初にワイヤーハーネスの品番を入力しなければならない。従って、熟練者でないと、誤入力が発生し易い。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤーハーネスの見積りのための設計情報を入力する際の誤入力を抑制できる見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、見積り装置は、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。見積り装置は、構成図指定情報受付部と、GUI制御部と、設計情報受付部と、見積り算出部とを備える。構成図指定情報受付部は、複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付ける。GUI制御部は、前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する。設計情報受付部は、前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付ける。見積り算出部は、複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含む。前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含む。前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む。
【0007】
本発明の他の局面によれば、見積り方法では、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。見積り方法は、複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付けるステップと、前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信するステップと、前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付けるステップと、複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するステップとを含む。前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含む。前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含む。前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む。
【0008】
本発明の更に他の局面によれば、コンピュータープログラムは、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。コンピュータープログラムは、コンピューターに、複数のワイヤーハーネス構成図のうちから1つのワイヤーハーネス構成図を指定する指定情報を、ネットワークを介して端末装置から受け付けるステップと、前記指定情報によって指定された前記ワイヤーハーネス構成図に基づいて、前記ワイヤーハーネスの設計情報を入力するGUIを前記端末装置に表示するための表示情報を用意して、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信するステップと、前記端末装置に表示される前記GUIを介して入力される前記設計情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受け付けるステップと、複数の部品データのうちから前記設計情報によって特定される部品データと、複数の作業データのうちから前記設計情報によって特定される作業データとに基づいて、前記ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するステップとを実行させる。前記複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、前記ワイヤーハーネスの構成を示す図であって、前記ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示すコネクタ図形を含む。前記複数の部品データの各々は、前記ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す部品情報と、前記部品の単価を示す部品単価情報とを含む。前記複数の作業データの各々は、前記ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目と、前記作業項目によって示される作業内容の単価を示す作業単価情報とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ワイヤーハーネスの見積りのための情報を入力する際の誤入力を抑制できる見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態に係る見積りシステムを示す図である。
【
図2】本実施形態に係る見積り装置を示す図である。
【
図3】本実施形態に係るワイヤーハーネス構成データベースを示す図である。
【
図4】本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(1コネクタ)を示す図である。
【
図5】本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(2コネクタ)を示す図である。
【
図6】本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(3コネクタ)を示す図である。
【
図7】(a)(b)本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(4コネクタ)を示す図である。
【
図8】(a)(b)本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(5コネクタ)を示す図である。
【
図9】(a)(b)(c)本実施形態に係るワイヤーハーネス構成図(6コネクタ)を示す図である。
【
図10】本実施形態に係るコネクタデータベースを示す図である。
【
図11】本実施形態に係る端子データベースを示す図である。
【
図12】本実施形態に係る電線データベースを示す図である。
【
図13】本実施形態に係るチューブデータベースを示す図である。
【
図14】本実施形態に係る作業データベースを示す図である。
【
図15】本実施形態に係る基本情報入力GUIを示す図である。
【
図16】本実施形態に係るコネクタ仕様入力GUIを示す図である。
【
図17】本実施形態に係る結線情報入力GUIを示す図である。
【
図18】本実施形態に係る詳細結線情報入力GUIを示す図である。
【
図19】本実施形態に係る結線情報入力結果GUIを示す図である。
【
図20】本実施形態に係るオプション入力GUI(ツイスト)を示す図である。
【
図21】本実施形態に係るオプション入力GUI(マークチューブ)を示す図である。
【
図22】本実施形態に係るオプション入力結果GUIを示す図である。
【
図23】本実施形態に係る管理GUIを示す図である。
【
図25】本実施形態に係る見積り方法の一部を示すフローチャートである。
【
図26】本実施形態に係る見積り方法の他の一部を示すフローチャートである。
【
図27】本実施形態に係る見積り方法の更に他の一部を示すフローチャートである。
【
図28】本実施形態に係る見積り方法の更に他の一部を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0012】
図1~
図28を参照して、本発明の実施形態に係る見積りシステムSYSを説明する。まず、
図1を参照して、見積りシステムSYSを説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る見積りシステムSYSを示す図である。
【0013】
図1に示すように、見積りシステムSYSは、見積り装置100と、少なくとも1つの端末装置200とを備える。見積りシステムSYSは複数の端末装置200を備えていてもよい。
【0014】
見積り装置100と端末装置200とは、ネットワークNWを介して相互に通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話網、及び、近距離無線ネットワークを含む。
【0015】
見積り装置100は、ネットワークNWを介した端末装置200からの要求に応じて、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。見積り装置100は、例えば、サーバーである。
【0016】
端末装置200は、ユーザーからワイヤーハーネスの見積りのための情報の入力を受け付けて、ネットワークNWを介して見積りのための情報を見積り装置100に送信する。
【0017】
端末装置200は、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、表示部204と、入力部205とを含む。
【0018】
制御部201は、記憶部202、通信部203、表示部204、及び、入力部205を制御する。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。
【0019】
記憶部202は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部202は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー、ソリッドステートドライブ、及び/又は、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部202は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。記憶部202は、非一時的コンピューター読取可能記憶媒体の一例に相当する。
【0020】
通信部203はネットワークNWに接続される。通信部203は、ネットワークNWを介して、見積り装置100と通信する。通信部203は、通信機であり、例えば、ネットワークインターフェースコントローラーである。
【0021】
表示部204は、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI:Graphical User Interface)等の各種情報を表示する。以下、グラフィカルユーザーインタフェースを「GUI」と記載する。GUIは、例えば、画像によって構成される。また、本実施形態において、ウィジェットは、GUIのインターフェース部品を示す。ウィジェットは、例えば、画像によって構成される。表示部204は、例えば、液晶ディスプレイ、又は、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイである。
【0022】
入力部205は、ユーザーからの各種情報の入力を受け付ける。入力部205は、例えば、キーボード及びポインティングデバイス、又は、タッチパネルである。
【0023】
次に、
図2を参照して、見積り装置100を説明する。
図2は、見積り装置100を示す図である。見積り装置100は、制御部1と、記憶部2と、通信部3と、表示部4と、入力部5とを含む。
【0024】
制御部1は、記憶部2、通信部3、表示部4、及び、入力部5を制御する。制御部1は、CPUのようなプロセッサーを含む。
【0025】
記憶部2は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部2は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー、ソリッドステートドライブ、及び/又は、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部2は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。記憶部2は、非一時的コンピューター読取可能記憶媒体の一例に相当する。
【0026】
通信部3はネットワークNWに接続される。通信部3は、ネットワークNWを介して、端末装置200と通信する。通信部3は、通信機であり、例えば、ネットワークインターフェースコントローラーである。
【0027】
制御部1は、通信部3及びネットワークNWを介して、端末装置200の通信部203と通信する。また、端末装置200の制御部201は、通信部203及びネットワークNWを介して、見積り装置100の通信部3と通信する。
【0028】
表示部4は、各種情報を表示する。表示部4は、例えば、液晶ディスプレイ、又は、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイである。
【0029】
入力部5は、管理者からの各種情報の入力を受け付ける。入力部5は、例えば、キーボード及びポインティングデバイス、又は、タッチパネルである。
【0030】
記憶部2は、ワイヤーハーネス構成図記憶部21と、コネクタデータ記憶部22と、端子データ記憶部23と、電線データ記憶部24と、チューブデータ記憶部25と、作業データ記憶部26と、設計情報記憶部27とを含む。記憶部21~27は、制御部1によるアクセスが可能である限りにおいて、別々の記憶装置で構成されていてもよいし、1つの記憶装置で構成されていてもよい。また、記憶部21~27の一部又は全部が、ネットワークNWを介して制御部1に接続されていてもよい。
【0031】
ワイヤーハーネス構成図記憶部21はワイヤーハーネス構成データベース210を記憶する。ワイヤーハーネス構成データベース210は、複数のワイヤーハーネス構成図を記憶する。複数のワイヤーハーネス構成図の各々は、ワイヤーハーネスの構成を示す図である。
【0032】
コネクタデータ記憶部22はコネクタデータベース220を記憶する。端子データ記憶部23は端子データベース230を記憶する。電線データ記憶部24は電線データベース240を記憶する。チューブデータ記憶部25はチューブデータベース250を記憶する。作業データ記憶部26は、作業データベース260を記憶する。
【0033】
設計情報記憶部27は、設計情報270と、設計
図271と、模式
図272とを記憶する。設計情報270は、ワイヤーハーネスの設計情報である。具体的には、設計情報270は、ワイヤーハーネスを構成する部品の品番を示す品番情報、部品の寸法を示す寸法情報、及び、部品の数を示す数情報含む。設計情報270は付属情報を含んでいてもよい。付属情報は、ワイヤーハーネスを構成する部品に対する処理を示す情報である。
【0034】
設計
図271は、ワイヤーハーネスの設計図である。模式
図272は、ワイヤーハーネスの模式図である。模式
図272は、ワイヤーハーネスを模式的に示すことで、ワイヤーハーネスの概略を示す。模式
図272に含まれるワイヤーハーネス製造情報は、設計
図271に含まれるワイヤーハーネス製造情報よりも少ない。ワイヤーハーネス製造情報とは、ワイヤーハーネスを製造するために不可欠な情報のことである。
【0035】
次に、
図3~
図9(c)を参照して、ワイヤーハーネス構成データベース210を説明する。
【0036】
図3は、ワイヤーハーネス構成データベース210を示す図である。
図3に示すように、ワイヤーハーネス構成データベース210は、複数のワイヤーハーネス構成
図W1~WNを格納する。「N」は2以上の整数を示す。ワイヤーハーネス構成
図W1~WNを総称してワイヤーハーネス構成
図Wnと記載する場合がある。「n」は1以上N以下の整数である。
【0037】
図4~
図9(c)は、ワイヤーハーネス構成
図W1~W10を示す図である。
【0038】
図4に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W1は1つのコネクタ図形Cを含む。
【0039】
図5に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W2は2つのコネクタ図形C、C2を含む。
【0040】
図6に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W3は3つのコネクタ図形Cを含む。
【0041】
図7(a)及び
図7(b)に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W4、W5の各々は、4つのコネクタ図形Cを含む。ワイヤーハーネス構成
図W4、W5では、コネクタ図形Cの配置及び配線が異なる。
【0042】
図8(a)及び
図8(b)に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W6、W7の各々は、5つのコネクタ図形Cを含む。ワイヤーハーネス構成
図W6、W7では、コネクタ図形Cの配置及び配線が異なる。
【0043】
図9(a)~
図9(c)に示すように、ワイヤーハーネス構成
図W8~W10の各々は、6つのコネクタ図形Cを含む。ワイヤーハーネス構成
図W8~W10では、コネクタ図形Cの配置及び配線が異なる。
【0044】
図4~
図9(c)に示すように、コネクタ図形Cは、ワイヤーハーネスを構成するコネクタを示す。また、ワイヤーハーネス構成
図W1~W10の各々は、配線概要を示す模式的な配線図形を含んでいる。
図4~
図9(c)に示すワイヤーハーネス構成
図W1~W10は、一例である。従って、ワイヤーハーネス構成データベース210は、7以上のコネクタ図形を含むワイヤーハーネス構成
図Wnを記憶していてもよい。
【0045】
次に、
図10を参照して、コネクタデータベース220を説明する。
図10は、コネクタデータベース220を示す図である。
図10に示すように、コネクタデータベース220は、複数のコネクタデータ221を格納している。
【0046】
複数のコネクタデータ221の各々は、互いに関連付けられた、品番情報222と、単価情報223と、適合端子品番情報224と、極数情報225とを含む。品番情報222はコネクタの品番を示す。単価情報223は、コネクタの単価を示す。適合端子品番情報224は、コネクタの規格に合う端子の品番を示す。極数情報225は、コネクタに配置可能な端子の数の最大値を示す。
【0047】
次に、
図11を参照して、端子データベース230を説明する。
図11は、端子データベース230を示す図である。
図11に示すように、端子データベース230は、複数の端子データ231を格納している。
【0048】
複数の端子データ231の各々は、互いに関連付けられた、品番情報232と、単価情報233と、電線規格値情報234とを含む。品番情報232は端子の品番を示す。単価情報233は、端子の単価を示す。電線規格値情報234は、端子の規格に合う電線の規格値を示す。
【0049】
次に、
図12を参照して、電線データベース240を説明する。
図12は、電線データベース240を示す図である。
図12に示すように、電線データベース240は、複数の電線データ241を格納している。
【0050】
複数の電線データ241の各々は、互いに関連付けられた、品番情報242と、単価情報243と、電線規格値情報244とを含む。品番情報242は電線の品番を示す。単価情報243は、電線の単価を示す。電線規格値情報244は、電線の規格値を示す。
【0051】
次に、
図13を参照して、チューブデータベース250を説明する。
図13は、チューブデータベース250を示す図である。
図13に示すように、チューブデータベース250は、複数のチューブデータ251を格納している。
【0052】
複数のチューブデータ251の各々は、互いに関連付けられた、品番情報252と、単価情報253とを含む。品番情報252はチューブの品番を示す。単価情報253は、チューブの単価を示す。チューブは、単数又は複数の電線が挿入される部材であり、単数又は複数の電線を覆う。
【0053】
以上、
図10~
図13を参照して説明したコネクタデータ221、端子データ231、及び、電線データ241を総称して、「部品データDA」と記載する場合がある。チューブデータ251を部品データDAに含めてもよい。
【0054】
品番情報222、232、242を総称して、「部品情報F1」と記載する場合がある。チューブデータ251の品番情報252を部品情報F1に含めてもよい。
【0055】
単価情報223、233、243を総称して、「部品単価情報F2」と記載する場合がある。チューブデータ251の単価情報253を部品単価情報F2に含めてもよい。
【0056】
適合端子品番情報224及び電線規格値情報234を総称して、「部品規格情報F3」と記載する場合がある。
【0057】
部品データDAは、少なくとも、部品情報F1と、部品単価情報F2とを含む。部品情報F1は、ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品を示す。コネクタ、端子、電線、及び、チューブは、ワイヤーハーネスを構成することの可能な部品である。端子はコネクタに配置される。電線は端子に電気的に接続される。部品単価情報F2は、部品の単価を示す。部品データDAは、部品規格情報F3を含んでいてもよい。部品規格情報F3は、部品情報F1によって示される部品の規格に合う別の部品に関する情報を示す。
【0058】
次に、
図14を参照して、作業データベース260を説明する。
図14は、作業データベース260を示す図である。
図14に示すように、作業データベース260は、複数の作業データ261を格納している。複数の作業データ261の各々は、作業番号情報262と、作業項目263と、作業単価情報264とを含む。作業番号情報262は、作業項目263を識別するための情報である。作業項目263は、ワイヤーハーネスの製造に関する作業項目である。つまり、作業項目263は、ワイヤーハーネスを製造する際の作業内容を示す。作業単価情報264は、作業項目263によって示される作業内容の単価を示す。
【0059】
例えば、作業項目263によって示される「切断」は、電線を切断する作業を示す。例えば、作業項目263によって示される「圧着」は、電線を端子に圧着する作業を示す。
【0060】
例えば、作業項目263によって示される「マークチューブ」は、電線にマークチューブを取り付ける作業を示す。マークチューブは、電線の一部を覆う部材である。マークチューブには、例えば、配線に関する情報が印字されている。配線に関する情報は、例えば、配線の目印である。
【0061】
例えば、作業項目263によって示される「銘板」は、コネクタに銘板を取り付ける作業を示す。銘板は、コネクタに取り付けられる部材である。銘板には、例えば、コネクタ及び/又は配線に関する情報が印字されている。配線に関する情報は、例えば、配線の目印である。
【0062】
例えば、作業項目263によって示される「ツイスト」は、複数の電線を縒る作業を示す。例えば、作業項目263によって示される「検査」は、ワイヤーハーネスを検査する作業を示す。
【0063】
次に、
図2に戻って、制御部1を説明する。制御部1は、構成図指定情報受付部11と、GUI制御部12と、設計情報受付部13と、見積り算出部14と、設計図作成部15と、発注受付部16と、開示禁止部17とを含む。具体的には、制御部1のプロセッサーが、記憶部2の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行することによって、構成図指定情報受付部11、GUI制御部12、設計情報受付部13、見積り算出部14、設計図作成部15、発注受付部16、及び、開示禁止部17として機能する。
【0064】
構成図指定情報受付部11は、複数のワイヤーハーネス構成
図Wnのうちから1つのワイヤーハーネス構成
図Wnを指定する指定情報X1を、通信部3及びネットワークNWを介して端末装置200から受け付ける。
【0065】
GUI制御部12は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wnに基づいて、GUIを端末装置200に表示するための表示情報Y1を用意する。GUIは、ワイヤーハーネスの設計情報270を入力するためのインターフェースである。そして、GUI制御部12は、通信部3及びネットワークNWを介して表示情報Y1を端末装置200に送信する。その結果、端末装置200の表示部204は、表示情報Y1に基づいてGUIを表示する。
【0066】
設計情報受付部13は、端末装置200に表示されるGUIを介して入力される設計情報270を、通信部3及びネットワークNWを介して端末装置200から受け付ける。
【0067】
見積り算出部14は、複数の部品データDAのうちから設計情報270によって特定される部品データDAと、複数の作業データ261のうちから設計情報270によって特定される作業データ261とに基づいて、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。
【0068】
設計図作成部15は、設計情報270に基づいて、ワイヤーハーネスの設計
図271を作成する。また、設計図作成部15は、設計情報270に基づいて、ワイヤーハーネスの模式
図272を作成する。
【0069】
発注受付部16は、設計情報270によって示されるワイヤーハーネスの発注を示す発注情報を受け付ける。
【0070】
開示禁止部17は、発注受付部16が発注情報を受け付けるまで、ワイヤーハーネスの設計
図271を端末装置200に対して開示することを禁止する。発注情報は、設計情報270によって示されるワイヤーハーネスの発注を示す。本実施形態によれば、見積りの依頼者である端末装置200のユーザーが、発注前に設計
図271を入手することを抑制できる。その結果、見積りの依頼者に対して無料で設計
図271を提供するという事態を回避できる。
【0071】
以上、
図2を参照して説明したように、本実施形態によれば、ワイヤーハーネス構成
図Wnが指定された後に、設計情報270を入力するためのGUIが端末装置200に提供される。従って、端末装置200のユーザーは、ワイヤーハーネス構成
図Wnの指定を起点として設計情報270を入力できる。その結果、見積り装置100では、ワイヤーハーネスの見積りのための設計情報270を入力する際の誤入力を抑制できる。また、見積り装置100は、ワイヤーハーネス構成
図Wnに基づいて直感的で理解し易いGUIを端末装置200に提供できる。
【0072】
特に、本実施形態では、設計情報270は、第1設計情報Z1と、第2設計情報Z2とを含む。第1設計情報Z1は、先に端末装置200に入力されて設計情報受付部13に受け付けられる。第2設計情報Z2は、第1設計情報Z1よりも後に端末装置200に入力される。
【0073】
設計情報受付部13は、部品規格情報F3を参照して、第1設計情報Z1によって示される部品の規格に、第2設計情報Z2によって示される部品の規格が合うか否かを判定する。部品規格情報F3は、第1設計情報Z1によって示される部品の規格に合う別の部品を示す情報である。そして、設計情報受付部13は、第1設計情報Z1によって示される部品の規格に、第2設計情報Z2によって示される部品の規格が合うと判定した場合にだけ、第2設計情報Z2を受け付ける。従って、本実施形態によれば、見積り装置100が、誤った第2設計情報Z2を受け付けることを抑制できる。その結果、見積り装置100は、円滑かつ正確に見積り金額を算出できる。
【0074】
例えば、第1設計情報Z1によって示される部品はコネクタであり、第2設計情報Z2によって示される部品は端子又は電線である。例えば、第1設計情報Z1によって示される部品は端子であり、第2設計情報Z2によって示される部品は電線である。例えば、第1設計情報Z1によって示される部品は電線であり、第2設計情報Z2によって示される部品は端子である。
【0075】
また、本実施形態では、GUIは、第1設計情報Z1を入力する第1GUIと、第2設計情報Z2を入力する第2GUIとを含む。そして、表示情報Y1は、第1GUIを表示するための第1表示情報Y11と、第2GUIを表示するための第2表示情報Y12とを含む。端末装置200の表示部204は、第1表示情報Y11に基づいて第1GUIを表示する。また、表示部204は、第2表示情報Y12に基づいて第2GUIを表示する。
【0076】
第1設計情報Z1は、コネクタを指定するコネクタ指定情報Q1を含む。第2設計情報Z2は、コネクタと異なる種別の部品を指定する部品指定情報Q2を含む。
【0077】
GUI制御部12は、設計情報受付部13が第1GUIから入力される第1設計情報Z1を端末装置200から受け付けた後に、適合部品情報M1を第2表示情報Y12に含める。適合部品情報M1は、第1設計情報Z1によって指定されるコネクタの規格に合う部品を示す。従って、第2表示情報Y12に基づいて表示部204に表示される第2GUIは、適合部品情報M1を含むことができる。その結果、端末装置200のユーザーが、コネクタの規格に合わない部品を指定する部品指定情報Q2を入力することを抑制できる。
【0078】
コネクタ指定情報Q1は、例えば、コネクタの品番を示す品番情報である。部品指定情報Q2は、例えば、端子を指定する情報である。この場合、例えば、部品指定情報Q2は、端子の品番を指定する品番情報である。また、この場合、適合部品情報M1は、コネクタの規格に合う端子を示す情報である。
【0079】
又は、コネクタ指定情報Q1は、例えば、コネクタの品番を示す品番情報である。部品指定情報Q2は、例えば、電線を指定する情報である。この場合、例えば、部品指定情報Q2は、電線の品番を指定する品番情報である。また、この場合、適合部品情報M1は、コネクタの規格に合う電線を示す情報である。
【0080】
次に、
図15を参照して、基本情報を入力するためのGUI301を説明する。
図15は、GUI301を示す図である。GUI301は、見積り装置100によって送信された表示情報DP1に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
【0081】
図15に示すように、GUI301は、ウィジェット61~65、及び、ワイヤーハーネス構成
図Wnを含む。ウィジェット61は、図番を入力するためのテキストボックスである。図番は、ユーザーが模式
図272及び設計
図271を識別するための情報である。ウィジェット62は、機種名を入力するためのテキストボックスである。機種名は、ユーザーがワイヤーハーネスを識別するための情報である。ウィジェット63は、部品名称を入力するためのテキストボックスである。部品名称は、ワイヤーハーネスが適用される部品をユーザーが識別するための情報である。
【0082】
ウィジェット64は、コネクタ数を入力するためのテキストボックスである。コネクタ数は、ワイヤーハーネスを構成するコネクタの数である。GUI301は、ウィジェット64に入力されたコネクタ数に応じて、ワイヤーハーネス構成
図Wnを変更する。具体的には、GUI301は、ウィジェット64に入力されたコネクタ数と同数のコネクタ図形Cを有する全てのワイヤーハーネス構成
図Wnを表示する。
【0083】
GUI301は、1つのワイヤーハーネス構成
図Wnを表示している場合は、1つのワイヤーハーネス構成
図Wnを指定する指定情報X1を生成する。GUI301は、2以上のワイヤーハーネス構成
図Wnを表示している場合は、カーソルによって指定された1つのワイヤーハーネス構成
図Wnを指定する指定情報X1を生成する。GUI301は、ワイヤーハーネス構成
図Wnを指定するためのGUIである。
【0084】
ウィジェット65は、GUI301を、コネクタの仕様を入力するためのGUI302(
図16)に変更するためのボタンである。ウィジェット65が操作されると、GUI301は、端末装置200を介して、指定情報X1を見積り装置100に送信する。また、端末装置200は、見積り装置100から、GUI302を表示するための表示情報DP2を受信する。
【0085】
なお、GUI制御部12は、ウィジェット61~65を示す情報、及び、ワイヤーハーネス構成
図Wnを、表示情報DP1に含めて、端末装置200に送信する。
【0086】
図16は、GUI302を示す図である。GUI302は、表示情報DP2に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
【0087】
図16に示すように、GUI302は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、及び、ウィジェット66、67を含む。ウィジェット66は、GUI302をGUI301(
図15)に変更するためのボタンである。ウィジェット67は、GUI302をGUI303(
図17)に変更するためのボタンである。
【0088】
また、GUI302は、ワイヤーハーネス構成
図Wnに含まれるコネクタ図形ごとに、入力領域AR1、AR2を有する。
【0089】
入力領域AR1には、ウィジェット69~71、及び、ワイヤーハーネス画像68が配置される。ワイヤーハーネス画像68は、ワイヤーハーネス構成
図Wnによって示されるワイヤーハーネスを模式的に示す。
【0090】
ワイヤーハーネス画像68は、ワイヤーハーネス構成
図Wnのコネクタ図形に対応して、指定対象のコネクタ画像681と、他のコネクタ画像682とを含む。GUI302は、指定対象のコネクタ画像681を、他のコネクタ画像682よりも強調して表示する。従って、本実施形態によれば、端末装置200のユーザーは、指定対象のコネクタ画像681を容易に識別できて、誤入力を抑制できる。ウィジェット69~70は、指定対象のコネクタ画像681に対応するコネクタを指定するためのインターフェース部品である。ウィジェット69~70は、「コネクタ入力部」の一例に相当する。
【0091】
具体的には、ウィジェット69は、コネクタを指定するためのテキストボックスである。つまり、ウィジェット69は、コネクタの品番を入力するためのテキストボックスである。ウィジェット70は、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するコネクタの品番を検索するためのボタンである。ウィジェット70が操作されると、ウィジェット69が、検索結果を示すドロップダウンリストとして機能する。つまり、ウィジェット69が、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するコネクタの品番を列挙したドロップダウンリストとして機能する。ウィジェット71は、リテーナの「有り」又は「無し」を入力するためのドロップダウンリストである。
【0092】
入力領域AR2には、入力領域AR1と同様に、ウィジェット69~71、及び、ワイヤーハーネス画像68が配置される。
【0093】
GUI302を表示するための表示情報DP2は、次のようにして生成される。
【0094】
すなわち、
図2のGUI制御部12は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスのタイプに応じて、指定対象のコネクタ画像681を示す情報と、他のコネクタ画像682を示す情報と、指定対象のコネクタ画像681に対応するコネクタを指定するためのウィジェット69~71を示す情報とを、GUI302を表示するための表示情報DP2に含める。指定対象のコネクタ画像681を示す情報は、指定対象のコネクタ画像681を他のコネクタ画像682よりも強調して表示するための情報を含む。また、GUI制御部12は、ワイヤーハーネス構成
図Wnを示す情報と、ウィジェット66、67を示す情報を表示情報DP2に含める。そして、GUI制御部12は、表示情報DP2を端末装置200に送信する。
【0095】
また、GUI制御部12は、ウィジェット70が操作されたことを示す操作情報を受信すると、コネクタデータベース220(
図10)から、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するコネクタの品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果であるコネクタの品番を端末装置200に送信して、ウィジェット69にコネクタの品番を列挙させる。例えば、GUI制御部12は、コネクタデータベース220の極数情報225に基づいて、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するコネクタの品番を、コネクタデータベース220から取得する。
【0096】
図16のウィジェット67が操作されると、GUI302は、端末装置200を介して、ウィジェット69に入力されたコネクタの品番と、ウィジェット71に入力されたリテーナの情報とを、第1設計情報Z1として、見積り装置100に送信する。また、端末装置200は、見積り装置100から、GUI303(
図17)を表示するための表示情報DP3を受信する。
【0097】
図17は、GUI303を示す図である。GUI303は、表示情報DP3に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
【0098】
図17に示すように、GUI303は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、ウィジェット76、77、複数のコネクタ画像79、80、及び、複数の端子画像791、792、801、802を含む。ウィジェット76は、GUI303をGUI302(
図16)に変更するためのボタンである。ウィジェット77は、GUI303をGUI306(
図20)に変更するためのボタンである。
【0099】
コネクタ画像79、80は、ワイヤーハーネス構成
図Wnのコネクタ図形に対応して配置される。また、端子画像791、792、801、802は、第1設計情報Z1によって指定された品番のコネクタに配置可能な端子に対応して、コネクタ画像79、80に配置される。端子画像791、792、801、802は端子番号を含む。
【0100】
具体的は、コネクタ画像79上に、端子画像791、792が配置されている。コネクタ画像80上に、端子画像801、802が配置されている。
【0101】
GUI303は、カーソルによって、起点となる端子画像791と、終点となる端子画像802とが選択されると、端子画像791が起点であることを示す起点端子情報と、端子画像802が終点であることとを示す終点端子情報とを、端末装置200を介して、第2設計情報Z2として見積り装置100に送信する。
【0102】
GUI303は、選択された端子画像791、802を、非選択の端子画像792、801よりも強調して表示する。その結果、端末装置200のユーザーは、選択された端子画像791、802を容易に認識できる。
【0103】
GUI303を表示するための表示情報DP3は、次のようにして生成される。
【0104】
すなわち、GUI制御部12は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成図が示すワイヤーハーネスのタイプに応じて、複数のコネクタ画像79、80を示す情報と、複数のコネクタ画像79、80の各々に配置される複数の端子画像791、792、801、802を示す情報とを、GUI303を表示するための表示情報DP3に含める。また、GUI制御部12は、ワイヤーハーネス構成
図Wnを示す情報と、ウィジェット76、77を示す情報を表示情報DP3に含める。そして、GUI制御部12は、表示情報DP3を端末装置200に送信する。例えば、GUI制御部12は、コネクタデータベース220の極数情報225に基づいて、複数の端子画像791、792、801、802の数を決定することができる。
【0105】
また、設計情報受付部13は、端子画像791が起点であることを示す起点端子情報と、端子画像802が終点であることとを示す終点端子情報とを受信すると、結線情報WCを記憶するように、設計情報記憶部27を制御する。つまり、設計情報受付部13は、互いに異なるコネクタ画像79、80において、起点になる端子画像791と、終点になる端子画像802とが、GUI303を介して選択された場合、設計情報受付部13は、結線情報WCを記憶するように、設計情報記憶部27を制御する。結線情報WCは、起点になる端子画像791に対応する端子と、終点になる端子画像802に対応する端子とが結線されることを示す。設計情報記憶部27は、結線情報WCを設計情報270として記憶する。本実施形態によれば、端末装置200のユーザーは、GUI303によって、起点になる端子画像791と終点になる端子画像802とを選択するだけで容易に結線情報WCを入力できる。
【0106】
図17のGUI303において、起点となる端子画像791と終点となる端子画像802とが選択されると、GUI303は、GUI304(
図18)を表示するための表示情報DP4を見積り装置100に要求する。端末装置200は、見積り装置100から表示情報DP4を受信する。
【0107】
図18は、GUI304を示す図である。GUI304は、表示情報DP4に基づいて、例えばGUI303上に重ねて表示される。
【0108】
図18に示すように、GUI304は、ウィジェット81~86を含む。ウィジェット81、82、83は、起点になる端子画像791に対応する端子と終点になる端子画像802に対応する端子とを結線する電線を指定するためのインターフェース部品である。ウィジェット81~83は、「電線入力部」の一例に相当する。
【0109】
具体的には、ウィジェット81は、電線の長さを入力するためのテキストボックスである。ウィジェット82は、電線の品番を入力するためのテキストボックスである。ウィジェット83は、第1設計情報Z1によって指定された品番のコネクタに配置することの可能な規格を有する電線の品番を検索するためのボタンである。ウィジェット83が操作されると、ウィジェット82が、検索結果を示すドロップダウンリストとして機能する。つまり、ウィジェット82が、第1設計情報Z1によって指定された品番のコネクタに配置することの可能な規格を有する電線の品番を列挙したドロップダウンリストとして機能する。
【0110】
ウィジェット84は、起点になる端子画像791に対応する端子(具体的には端子の品番)を指定するためのドロップダウンリストである。ウィジェット84は、「起点端子入力部」の一例に相当する。
【0111】
ウィジェット85は、終点になる端子画像802に対応する端子(具体的には端子の品番)を指定するためのドロップダウンリストである。ウィジェット85は、「終点端子入力部」の一例に相当する。
【0112】
具体的には、ウィジェット84、85は、ウィジェット82に入力された品番の電線に合う規格を有する端子の品番を列挙したドロップダウンリストである。
【0113】
ウィジェット86は、ウィジェット81、82、84、85の入力内容を確定するためのボタンである。
【0114】
なお、
図17の端子画像792、801は、端子画像791、802と同様に、GUI303を介して選択されて、結線情報WCが取得される。また、
図17の端子画像792、801に対応する端子及び電線の品番が、端子画像791、802に対応する端子及び電線の品番と同様に、
図18のGUI304を介して入力される。
【0115】
図18のGUI304を表示するための表示情報DP4は、次のようにして生成される。
【0116】
すなわち、GUI制御部12は、起点になる端子画像791に対応する端子と終点になる端子画像802に対応する端子とを結線する電線を指定するためのウィジェット81~83を示す情報と、起点になる端子画像791に対応する端子を指定するためのウィジェット84を示す情報と、終点になる端子画像802に対応する端子を指定するためのウィジェット85を示す情報と、ウィジェット86を示す情報とを、GUI304を表示するための表示情報DP4に含める。そして、GUI制御部12は、表示情報DP4を端末装置200に送信する。従って、本実施形態によれば、端末装置200のユーザーは、GUI304のウィジェット81~85を介して、電線及び端子の情報を容易に入力できる。
【0117】
また、GUI制御部12は、ウィジェット83が操作されたことを示す操作情報を受信すると、第1設計情報Z1によって指定されたコネクタの品番に基づいて、コネクタデータベース220、端子データベース230、及び、電線データベース240から、第1設計情報Z1によって指定された品番のコネクタに配置することの可能な規格を有する電線の品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果である電線の品番を端末装置200に送信して、ウィジェット82に電線の品番を列挙させる。
【0118】
例えば、GUI制御部12は、コネクタデータベース220(
図10)から、第1設計情報Z1によって指定されたコネクタの品番に関連付けられた適合端子品番情報224を取得する。そして、GUI制御部12は、端子データベース230(
図11)から、適合端子品番情報224によって示される端子の品番に関連付けられた電線規格値情報234を取得する。さらに、GUI制御部12は、電線データベース240(
図12)から、電線規格値情報234によって示される電線の規格値を含む電線規格値情報244が関連付けられた電線の品番を取得する。そして、GUI制御部12は、電線の品番を端末装置200に送信して、ウィジェット82に電線の品番を列挙させる。
【0119】
また、GUI制御部12は、端子データベース230(
図11)から、ウィジェット82に入力された品番の電線に合う規格を有する端子の品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果である端子の品番を端末装置200に送信して、ウィジェット84、85に端子の品番を列挙させる。
【0120】
例えば、GUI制御部12は、電線データベース240(
図12)から、ウィジェット82に入力された電線の品番に関連付けられた電線規格値情報244を取得する。そして、GUI制御部12は、端子データベース230(
図11)から、電線規格値情報244によって示される電線の規格値を含む電線規格値情報234が関連付けられた端子の品番を取得する。そして、GUI制御部12は、端子の品番を端末装置200に送信して、ウィジェット84、85に端子の品番を列挙させる。
【0121】
なお、例えば、GUI制御部12は、コネクタデータベース220(
図10)から、第1設計情報Z1によって指定されたコネクタの品番に関連付けられた適合端子品番情報224を取得して、ウィジェット84、85に列挙させてもよい。そして、GUI制御部12は、端子データベース230から、ウィジェット84、85に入力された端子の品番に関連付けられた電線規格値情報234を取得してもよい。さらに、GUI制御部12は、電線データベース240から、電線規格値情報234によって示される規格の電線の品番を取得してもよい。そして、GUI制御部12は、ウィジェット82に電線の品番を列挙させてもよい。
【0122】
図18のウィジェット86が操作されると、GUI304は、端末装置200を介して、ウィジェット81に入力された電線の長さと、ウィジェット82に入力された電線の品番と、ウィジェット84、85に入力された端子の品番とを、第2設計情報Z2として、見積り装置100に送信する。また、端末装置200は、見積り装置100から、GUI305(
図19)を表示するための表示情報DP5を受信する。
【0123】
図19は、GUI305を示す図である。GUI305は、表示情報DP5に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
図19に示すように、GUI305は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、ウィジェット76A、77A、87、及び、ワイヤーハーネスの模式
図272を含む。ウィジェット76Aは、GUI305をGUI302(
図16)に変更するためのボタンである。ウィジェット77Aは、GUI305をGUI306(
図20)に変更するためのボタンである。ウィジェット87は、模式
図272を登録するためのボタンである。
【0124】
模式
図272は、コネクタ画像90、91、端子画像901、902、911、912、電線画像L1、L2、及び、電線長情報L11、L21を含む。
【0125】
コネクタ画像90、91は、ワイヤーハーネス構成
図Wnのコネクタ図形に対応して配置される。
【0126】
また、端子画像901、902は、コネクタ画像90に配置され、端子画像911、912は、コネクタ画像91に配置される。端子画像901、902、911、912は端子番号を含む。模式
図272では、端子画像901、902、911、912は、コネクタにおける端子の物理的な配置を示している。
【0127】
電線画像L1は、結線情報WCに従って端子画像901から端子画像912まで延びる電線を表す。電線画像L1は、起点となる端子画像901と終点となる端子画像912とを接続する。電線画像L2は、結線情報WCに従って端子画像902から端子画像911まで延びる電線を表す。電線画像L2は、起点となる端子画像902と終点となる端子画像911とを接続する。
【0128】
電線画像L1、L2の色彩は、
図18のウィジェット82に入力された電線の品番に応じた色彩に設定される。電線長情報L11、L21は、それぞれ、電線画像L1、L2の近傍に配置され、
図18のウィジェット81に入力された電線の長さを示している。なお、模式
図272は、電線長情報L11、L21を含まなくてもよい。
【0129】
図19のGUI305を表示するための表示情報DP5は、次のようにして生成される。
【0130】
すなわち、GUI制御部12は、ワイヤーハーネスの模式
図272を示す情報と、ワイヤーハーネス構成
図Wnを示す情報と、ウィジェット76A、77A、87を示す情報とを含むように表示情報DP5を生成して、表示情報DP5を端末装置200に送信する。
【0131】
具体的には、
図2の設計図作成部15が、GUI301(
図15)を介して入力された指定情報X1、GUI302(
図16)を介して入力された第1設計情報Z1、及び、GUI303、304(
図17、
図18)を介して入力された第2設計情報Z2(結線情報WCを含む。)に基づいて、ワイヤーハーネスの模式
図272を作成する。
【0132】
図19のウィジェット77Aが操作されると、端末装置200は、見積り装置100から、GUI306(
図20)を表示するための表示情報DP6を受信する。
【0133】
図20は、GUI306を示す図である。GUI306は、表示情報DP6に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
図20に示すように、GUI306は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、ウィジェット67A、87、92~96、98、99、報知領域97、報知部103~107、ワイヤーハーネスの模式
図272、及び、選択用画像101、102を含む。
【0134】
ウィジェット67Aは、GUI306をGUI303(
図17)に変更するためのボタンである。ウィジェット87は、模式
図272を登録するためのボタンである。
【0135】
ウィジェット92は、GUI306を、「ツイスト」に関連する情報を入力するための構成に変更するボタンである。ウィジェット93は、GUI306を、「チューブ」に関連する情報を入力するための構成に変更するボタンである。
【0136】
ウィジェット94は、GUI306を、「マークチューブ」に関連する情報を入力するための構成に変更するボタンである。ウィジェット95は、GUI306を、「銘板」に関連する情報を入力するための構成に変更するボタンである。ウィジェット96は、GUI306を、「結束バンド」に関連する情報を入力するための構成に変更するボタンである。「結束バンド」は、複数の電線を束ねるバンドである。
【0137】
報知部103は、GUI306を介して入力された「ツイスト」に関連する情報を報知する領域である。報知部104は、GUI306を介して入力された「チューブ」に関連する情報を報知する領域である。報知部105は、GUI306を介して入力された「マークチューブ」に関連する情報を報知する領域である。報知部106は、GUI306を介して入力された「銘板」に関連する情報を報知する領域である。報知部107は、GUI306を介して入力された「結束バンド」に関連する情報を報知する領域である。
【0138】
選択用画像101は、電線画像L1に対応して配置され、電線画像L1を選択するための画像である。選択用画像102は、電線画像L2に対応して配置され、電線画像L2を選択するための画像である。
図20の例では、選択用画像101、102は、それぞれ、電線画像L1、L2に重ねて配置される。
【0139】
GUI306は、例えば、カーソルによって選択用画像101、102が指定されると、指定された選択用画像101、102を強調して表示する。GUI306は、指定された選択用画像101、102に対応する電線画像L1、L2が選択されたと認識する。
【0140】
報知領域97は、選択用画像101、102によって選択された電線画像L1、L2を示す情報を含んでいる。ウィジェット99は、選択用画像101、102による選択を解除するためのボタンである。
【0141】
図20の例では、ウィジェット92が操作されており、GUI306は、「ツイスト」に関連する情報を入力するための構成になっている。
【0142】
そこで、ウィジェット98は、選択用画像101、102を介して選択された電線画像L1、L2に関連する情報を入力するためのボタンである。ウィジェット98は、「関連情報入力部」の一例に相当する。
【0143】
具体的には、ウィジェット98が操作されると、選択された電線画像L1、L2に対応する電線に対して「ツイスト」を行うことが登録される。そして、GUI306は、選択された電線画像L1、L2に対応する電線に対して「ツイスト」を行うことを示すオプション情報を、端末装置200を介して見積り装置100に送信する。オプション情報は、設計情報270の1つである。
【0144】
なお、
図20では、模式
図272は、電線長情報L11、L21を含んでいないが、電線長情報L11、L21を含んでいてもよい。
【0145】
GUI306を表示するための表示情報DP6は、次のようにして生成される。
【0146】
すなわち、GUI制御部12は、起点になる端子画像901、902と終点になる端子画像911、912とを接続する電線画像L1、L2を示す情報と、選択用画像101、102を示す情報と、選択用画像101、102を介して選択された電線画像L1、L2に関連する情報を入力するためのウィジェット98とを、GUI306を表示するための表示情報DP6に含める。そして、GUI制御部12は、表示情報DP6を端末装置200に送信する。従って、本実施形態によれば、端末装置200のユーザーは、選択用画像101、102によって、所望の電線画像L1、L2を容易に選択できるし、選択した電線画像L1、L2に関連する情報をウィジェット98を介して容易に入力できる。
【0147】
また、例えば、
図20の端子画像901がカーソルによって選択されて、さらに、ウィジェット94が操作されると、端末装置200は、見積り装置100から、GUI307(
図21)を表示するための表示情報DP7を受信する。
【0148】
図21は、GUI307を示す図である。GUI307は、表示情報DP7に基づいて、例えばGUI306上に重ねて表示される。
【0149】
図21に示すように、GUI307は、報知領域108、及び、ウィジェット109~111を含む。報知領域108は、選択された端子画像901に対応する端子番号を示している。ウィジェット109は、マークチューブに印字する文字を入力するためのテキストボックスである。文字は、数字及び/又は記号を含んでいてもよい。ウィジェット110は、印字の向きを入力するためのラジオボタンである。ウィジェット111は、ウィジェット109、110の入力内容を確定するためのボタンである。
【0150】
ウィジェット111が操作されると、GUI307は、ウィジェット109、110に入力された情報と、選択された端子画像901に対応する端子に接続される電線に対して「マークチューブ」を行うことを示すオプション情報とを、端末装置200を介して見積り装置100に送信する。オプション情報は、設計情報270の1つである。また、端末装置200は、見積り装置100から、GUI308(
図22)を表示するための表示情報DP8を受信する。
【0151】
図22は、GUI308を示す図である。GUI308は、表示情報DP8に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
図22に示すように、GUI308は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、ウィジェット67A、87、92~96、報知部103~107、及び、ワイヤーハーネスの模式
図272を含む。
【0152】
ワイヤーハーネスの模式
図272は、
図20の模式
図272の構成に加えて、「ツイスト」を行うことを示すアイコン115と、電線長情報L11、L21とを含んでいる。なお、
図22のワイヤーハーネスの模式
図272は、アイコン115及び電線長情報L11、L21を含んでいなくてもよい。
【0153】
ウィジェット87が操作されると、端末装置200は、見積り装置100から、GUI309(
図23)を表示するための表示情報DP9を受信する。
【0154】
図23は、GUI309を示す図である。GUI309は、表示情報DP9に基づいて端末装置200の表示部204に表示される。
図23に示すように、GUI309は、指定情報X1によって指定されたワイヤーハーネス構成
図Wn、及び、ウィジェット112、113を含む。ウィジェット112は、設計
図271を印刷するためのボタンである。ただし、GUI309は、発注受付部16が発注を受け付けるまでは、ウィジェット112を操作不可能な状態に設定する。そして、GUI309は、発注受付部16が発注を受け付けると、ウィジェット112を操作可能な状態に設定する。ウィジェット113は、ワイヤーハーネスの見積りを見積り装置100に依頼するためのボタンである。
【0155】
次に、
図24を参照して、ワイヤーハーネスの設計
図271を説明する。
図24は、ワイヤーハーネスの設計
図271を示す図である。
図24に示すように、設計
図271は、コネクタ図形161、171、端子図形162、163、172、173、銘板図形164、174、マークチューブ図形165、166、電線図形168、169、チューブ情報167、電線長情報175、176、及び、ツイスト図形177を含む。
【0156】
コネクタを示すコネクタ図形161、171は、ワイヤーハーネス構成
図Wnのコネクタ図形に対応して配置される。また、コネクタ図形161、171は、GUI302(
図16)を介して入力されたコネクタの品番を含む。
【0157】
端子を示す端子図形162、163は、コネクタ図形161に配置され、端子を示す端子図形172、173は、コネクタ図形171に配置される。端子図形162、163、172、173は、端子番号を含む。設計
図271では、直線状の電線図形168、169が略平行になるように(交差しないように)、端子図形162、163、172、173が配置される。従って、端子図形162、163、172、173は、コネクタにおける物理的な配置ではなく、論理的な配置を示している。つまり、端子図形162、163は、それぞれ、
図22の模式
図272の端子画像901、902に対応する。また、端子図形172、173は、それぞれ、
図22の模式
図272の端子画像912、911に対応する。この点は、
図24と
図22とで端子番号を比較することにより容易に理解できる。
【0158】
電線を示す電線図形168は、結線情報WCに従って、起点となる端子図形162と終点となる端子図形172とを接続する。電線図形169は、結線情報WCに従って、起点となる端子図形163と終点となる端子図形173とを接続する。
【0159】
電線長情報175、176は、それぞれ、電線図形168、169の近傍に配置され、GUI304(
図18)を介して入力された電線の長さを示している。
【0160】
マークチューブ図形165が、電線図形168において、端子図形162の側に配置され、マークチューブ図形166が、電線図形169において、端子図形163の側に配置される。マークチューブ図形165、166は、マークチューブを示す。マークチューブ図形165、166は、GUI307(
図21)を介して入力された情報を含む。
【0161】
ツイスト図形177は、電線図形168、169に跨って配置される。ツイスト図形177は、GUI306(
図20)を介して入力された情報に基づいている。ツイスト図形177は、電線図形168、169に対応する電線に対して「ツイスト」を行うことを示している。
【0162】
銘板図形164、174は、それぞれ、コネクタ図形161、171に対応して配置される。銘板図形164は、コネクタ図形161に対応するコネクタに取り付ける銘板の情報を示す。銘板図形174は、コネクタ図形171に対応するコネクタに取り付ける銘板の情報を示す。銘板図形164、174は、GUI306(
図20)を介した入力に基づく。
【0163】
チューブ情報167は、電線図形168、169に対応して配置される。チューブ情報167は、電線図形168、169に対応する電線をチューブで覆うことを示している。チューブ情報167は、GUI306(
図20)を介した入力に基づく。
【0164】
なお、マークチューブ図形165、166、チューブ情報167、ツイスト図形177、及び、銘板図形164、174は、オプションである。
【0165】
また、
図2の設計図作成部15は、GUI301(
図15)を介して入力された指定情報X1、GUI302(
図16)を介して入力された第1設計情報Z1、及び、GUI303、304(
図17、
図18)を介して入力された第2設計情報Z2(結線情報WCを含む。)に基づいて、ワイヤーハーネスの設計
図271を作成する。なお、オプション情報が存在する場合は、設計図作成部15は、GUI306、307(
図20、
図21)を介して入力されたオプション情報に更に基づいて、ワイヤーハーネスの設計
図271を作成する。
【0166】
次に、
図2及び
図25~
図28を参照して、見積り装置100が実行する見積り方法を説明する。見積り方法では、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。
図25~
図28は、本実施形態に係る見積り方法を示すフローチャートである。
図25~
図28に示すように、本実施形態に係る見積り方法は、ステップS1~ステップS31を含む。
【0167】
図2及び
図25に示すように、ステップS1において、GUI制御部12は、ワイヤーハーネス構成
図Wnを指定するGUI301(
図15)を表示するための表示情報DP1を端末装置200に送信する。
【0168】
次に、ステップS2において、構成図指定情報受付部11は、コネクタ数を示す情報を、端末装置200から受信する。
【0169】
次に、ステップS3において、GUI制御部12は、コネクタ数に応じたワイヤーハーネス構成
図Wnを端末装置200に送信する。具体的には、GUI制御部12は、コネクタ数に応じたワイヤーハーネス構成
図Wnを、ワイヤーハーネス構成データベース210から取得して、端末装置200に送信する。
【0170】
次に、ステップS4において、構成図指定情報受付部11は、ワイヤーハーネス構成
図Wnの指定情報X1を端末装置200から受信する。
【0171】
次に、ステップS5において、GUI制御部12は、コネクタの品番を指定するためのGUI302(
図16)を表示するための表示情報DP2を端末装置200に送信する。
【0172】
次に、ステップS6において、GUI制御部12は、端末装置200から、コネクタの品番の検索要求(
図16のウィジェット70)を受信したか否かを判定する。
【0173】
ステップS6で否定判定(No)されると、処理はステップS8に進む。
【0174】
一方、ステップS6で肯定判定(Yes)されると、処理はステップS7に進む。
【0175】
ステップS7において、GUI制御部12は、コネクタデータベース220から、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するコネクタの品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果であるコネクタの品番を端末装置200に送信する。
【0176】
次に、ステップS8において、設計情報受付部13は、コネクタの品番を端末装置200から受信する。
【0177】
次に、ステップS9において、GUI制御部12は、コネクタデータベース220(例えば極数情報225)を参照して、ステップS8で受信した品番によって示されるコネクタが、ワイヤーハーネス構成
図Wnが示すワイヤーハーネスを構成することの可能な規格を有するか否かを判定する。
【0178】
ステップS9で否定判定(No)されると、処理はステップS6に進む。
【0179】
一方、ステップS9で肯定判定(Yes)されると、処理は
図26のステップS10に進む。
【0180】
図26に示すように、ステップS10において、GUI制御部12は、結線情報WCを入力するGUI303(
図17)を表示するための表示情報DP3を端末装置200に送信する。
【0181】
次に、ステップS11において、設計情報受付部13は、起点端子情報及び終点端子情報を端末装置200から受信して、結線情報WCを設計情報記憶部27に記憶させる。
【0182】
次に、ステップS12において、GUI制御部12は、詳細結線情報を入力するGUI304(
図18)を表示するための表示情報DP4を端末装置200に送信する。
【0183】
次に、ステップS13において、GUI制御部12は、端末装置200から、電線の品番の検索要求(
図18のウィジェット83)を受信したか否かを判定する。
【0184】
ステップS13で否定判定(No)されると、処理はステップS15に進む。
【0185】
一方、ステップS13で肯定判定(Yes)されると、処理はステップS14に進む。
【0186】
ステップS14において、GUI制御部12は、コネクタデータベース220、端子データベース230、及び、電線データベース240から、コネクタに配置することの可能な規格を有する電線の品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果である電線の品番を端末装置200に送信する。
【0187】
次に、ステップS15において、設計情報受付部13は、電線の長さ、及び、電線の品番を、端末装置200から受信する。
【0188】
次に、ステップS16において、GUI制御部12は、コネクタデータベース220、端子データベース230、及び、電線データベース240を参照して、ステップS15で受信した品番によって示される電線が、コネクタの規格に合うか否かを判定する。
【0189】
ステップS16で否定判定(No)されると、処理はステップS13に進む。
【0190】
一方、ステップS16で肯定判定(Yes)されると、処理はステップS17に進む。
【0191】
ステップS17において、GUI制御部12は、端子データベース230及び電線データベース240から、ステップS15で受信した品番の電線に合う規格の端子の品番を検索する。そして、GUI制御部12は、検索結果である端子の品番を端末装置200に送信する。
【0192】
次に、ステップS18において、設計情報受付部13は、起点となる端子の品番及び終点となる端子の品番を端末装置200から受信する。そして、処理は
図27のステップS19に進む。
【0193】
図27に示すように、ステップS19において、設計図作成部15は、GUI301(
図15)を介して入力された指定情報X1、GUI302(
図16)を介して入力された第1設計情報Z1、及び、GUI303、304(
図17、
図18)を介して入力された第2設計情報Z2(結線情報WCを含む。)に基づいて、ワイヤーハーネスの模式
図272を作成する。そして、GUI制御部12は、模式
図272を含むGUI305(
図19)を表示するための表示情報DP5を端末装置200に送信する。
【0194】
次に、ステップS20において、GUI制御部12は、オプション情報を入力するGUI306、307(
図20、
図21)を表示するための表示情報DP6、DP7を端末装置200に送信する。
【0195】
次に、ステップS21において、設計情報受付部13は、オプション情報を端末装置200から受信する。
【0196】
次に、ステップS22において、設計図作成部15は、オプション情報に基づいて、ワイヤーハーネスの模式
図272を更新する。そして、GUI制御部12は、更新された模式
図272を含むGUI308(
図22)を表示するための表示情報DP8を端末装置200に送信する。
【0197】
次に、ステップS23において、GUI制御部12は、端末装置200からの登録要求に応じて(
図20、
図22のウィジェット87)、模式
図272を登録する。
【0198】
次に、ステップS24において、管理情報を含むGUI309(
図23)を表示するための表示情報DP9を端末装置200に送信する。この場合、GUI制御部12は、GUI309に含まれるウィジェット112を操作不可能な状態に設定する。そして、処理は
図28のステップS25に進む。
【0199】
図28に示すように、ステップS25において、見積り算出部14は、端末装置200からの見積り要求に応じて(
図23のウィジェット113)、設計情報270(指定情報X1、第1設計情報Z1、第2設計情報Z2、オプション情報)に基づいてワイヤーハーネスの見積り金額を算出する。
【0200】
次に、ステップS26において、設計図作成部15は、設計情報270に基づいて、ワイヤーハーネスの設計
図271を作成する。
【0201】
次に、ステップS27において、開示禁止部17は、設計
図271を開示禁止の状態に設定する。
【0202】
次に、ステップS28において、発注受付部16は、ワイヤーハーネスの発注情報を受信したか否かを判定する。
【0203】
ステップS28で否定判定(No)された場合は処理を終了する。
【0204】
一方、ステップS28で肯定判定(Yes)された場合は、処理はステップS29に進む。
【0205】
ステップS29において、開示禁止部17は、設計
図271を開示許可の状態に設定する。
【0206】
次に、ステップS30において、GUI制御部12は、管理情報を含むGUI309(
図23)表示するための表示情報DP9を端末装置200に送信する。この場合、GUI制御部12は、GUI309に含まれるウィジェット112を操作可能な状態に設定する。
【0207】
次に、ステップS31において、GUI制御部12は、端末装置200からの設計
図271の送信要求に応じて(
図23のウィジェット112)、設計
図271を端末装置200に送信する。そして、処理は終了する。
【0208】
なお、ステップS26の処理のタイミングは、特に限定されず、例えば、ステップS25よりも前であってもよいし、ステップS28での肯定判定の後でもよい。
【0209】
なお、記憶部2に記憶されたコンピュータープログラムは、制御部1にステップS1~S31の処理を実行させる。制御部1は、「コンピューター」の一例に相当する。コンピュータープログラムは、ワイヤーハーネスの見積り金額を算出するコンピュータープログラムである。
【0210】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、または、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
【0211】
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0212】
本発明は、見積り装置、見積り方法、及び、コンピュータープログラムに関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0213】
11 構成図指定情報受付部
12 GUI制御部
13 設計情報受付部
14 見積り算出部
15 設計図作成部
16 発注受付部
17 開示禁止部
27 設計情報記憶部
100 見積り装置