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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】製氷装置
(51)【国際特許分類】
   F25C 5/187 20180101AFI20231129BHJP
   F25C 1/10 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
F25C5/187 B
F25C1/10 301A
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019223497
(22)【出願日】2019-12-11
(65)【公開番号】P2021092352
(43)【公開日】2021-06-17
【審査請求日】2022-11-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000002233
【氏名又は名称】ニデックインスツルメンツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100142619
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100125690
【弁理士】
【氏名又は名称】小平 晋
(74)【代理人】
【識別番号】100153316
【弁理士】
【氏名又は名称】河口 伸子
(72)【発明者】
【氏名】石水 昭夫
【審査官】西山 真二
(56)【参考文献】
【文献】実開平06-084273(JP,U)
【文献】特開2015-021710(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25C 1/10
F25C 5/187
F25C 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
製氷皿と、
前記製氷皿を支持するフレームと、
前記製氷皿の下方に貯まった氷の量を検出する検氷部材と、
前記検氷部材を第1位置から下方に駆動し、前記検氷部材が第2位置より下方まで降下したときに前記製氷皿を駆動して氷を排出させる駆動部と、
前記フレームに回転可能に支持される規制部材と、を有し、
前記規制部材の回転範囲は、
前記第2位置より下方への前記検氷部材の降下を許容する第1回転位置と、
前記第1位置と前記第2位置との間で前記検氷部材に当たって前記検氷部材の降下を規制する第2回転位置と、を含み、
前記検氷部材は、前記第1位置から所定の位置まで前記駆動部によって駆動され、前記所定の位置と前記第2位置との間では自重によって移動し、
前記検氷部材は、前記所定の位置と前記第2位置との間で前記規制部材に当たることを特徴とする製氷装置。
【請求項2】
前記検氷部材は、前記第2位置から前記第1位置へ移動するときに前記規制部材に当たる場合には、前記規制部材を前記第2回転位置から前記第1回転位置へ向かう方向へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
【請求項3】
製氷皿と、
前記製氷皿を支持するフレームと、
前記製氷皿の下方に貯まった氷の量を検出する検氷部材と、
前記検氷部材を第1位置から下方に駆動し、前記検氷部材が第2位置より下方まで降下したときに前記製氷皿を駆動して氷を排出させる駆動部と、
前記フレームに回転可能に支持される規制部材と、を有し、
前記規制部材の回転範囲は、
前記第2位置より下方への前記検氷部材の降下を許容する第1回転位置と、
前記第1位置と前記第2位置との間で前記検氷部材に当たって前記検氷部材の降下を規制する第2回転位置と、を含み、
前記検氷部材は、前記第2位置から前記第1位置へ移動するときに前記規制部材に当た
る場合には、前記規制部材を前記第2回転位置から前記第1回転位置へ向かう方向へ移動させることを特徴とする製氷装置。
【請求項4】
前記検氷部材は、前記第2位置から前記第1位置へ移動するときに前記規制部材に当たる場合には、前記規制部材を前記第2回転位置と前記第1回転位置の間の第3回転位置まで移動させ、
前記第3回転位置では、前記規制部材の重心が前記規制部材の回転中心に対して前記第2回転位置側に位置することを特徴とする請求項3に記載の製氷装置。
【請求項5】
製氷皿と、
前記製氷皿を支持するフレームと、
前記製氷皿の下方に貯まった氷の量を検出する検氷部材と、
前記検氷部材を第1位置から下方に駆動し、前記検氷部材が第2位置より下方まで降下したときに前記製氷皿を駆動して氷を排出させる駆動部と、
前記フレームに回転可能に支持される規制部材と、を有し、
前記規制部材の回転範囲は、
前記第2位置より下方への前記検氷部材の降下を許容する第1回転位置と、
前記第1位置と前記第2位置との間で前記検氷部材に当たって前記検氷部材の降下を規制する第2回転位置と、を含み、
前記規制部材は、前記フレームに回転可能に支持される軸部と、前記軸部を中心として円弧状に延びる規制部と、を備え、
前記検氷部材は、前記規制部に当たることを特徴とする製氷装置。
【請求項6】
前記フレームは、前記規制部材を前記第1回転位置に保持する第1係止部、および、前記規制部材を前記第2回転位置に保持する第2係止部を備え、
前記規制部材は、前記第1係止部と前記第2係止部の少なくとも一方に係止される被係止部を備え、
前記第1係止部および前記第2係止部と、前記被係止部のいずれか一方が弾性変形することを特徴とする請求項5に記載の製氷装置。
【請求項7】
前記第1係止部は、径方向に弾性変形する第1腕部に設けられた第1保持溝であり、
前記第2係止部は、径方向に弾性変形する第2腕部に設けられた第2保持溝であり、
前記被係止部は、前記規制部から径方向に突出する凸部であり、
前記第1保持溝に前記凸部が嵌まることにより、前記第1回転位置に前記規制部材が保持され、
前記第2保持溝に前記凸部が嵌まることにより、前記第2回転位置に前記規制部材が保持されることを特徴とする請求項6に記載の製氷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製氷皿に給水した水を凍らせて製氷する製氷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫に搭載される製氷装置は、特許文献1に記載されている。特許文献1の自動製氷装置は、製氷皿と、製氷皿を回転させることで製氷皿から氷を落下させる駆動部と、駆動部によって待機位置から下降させることで下方に貯まっている氷の量を検知する検氷部材(満氷検知レバー)とを備える。検氷部材が最下点位置まで降下した場合には下方に貯まっている氷が不足しているとして、製氷皿から氷を落下させる動作を行う一方、検氷部材が降下途中で氷に当たってそれ以上降下不能となる場合には、氷が下方に十分貯まった満氷状態であるとして、それ以降、製氷皿から氷を排出させる動作や、製氷皿に給水する動作等を停止する。
【0003】
特許文献1の自動製氷装置では、製氷皿は保持体ごとフレームから着脱可能になっており、製氷皿を取り外して洗浄などを行うことができる。フレームには、検氷部材の動作を規制する規制部材が取り付けられている。製氷皿が保持体ごとフレームから取り外されると、保持体に設けられたリブが規制部材から外れて規制部材が自重で回転降下し、検氷部材が下降しないように位置規制する。従って、製氷皿が取り外されている間は、製氷動作は停止される。製氷皿とともに保持体がフレームに装着されると、保持体に設けられたリブによって規制部材が上方へ回転して、検氷部材の動作を規制しない位置に移動する。従って、製氷動作が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2010-65974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来から、検氷部材の動作を規制する規制部材を用いて、製氷動作のオンオフを切り替えることが行われている。例えば、特許文献1では、製氷皿の着脱状態に応じて検氷部材の動作を規制する規制部材を備えている。また、製氷装置のユーザが手動で規制部材の位置を変えることにより、製氷動作のオンオフを手動で切り替えることも提案されている。
【0006】
ユーザが手動で規制部材の位置を変えることができる構造を採用する場合には、規制部材に検氷部材や他の物体が当たって規制部材が動くおそれがある。規制部材が意図しない位置へ動いてしまうと、検氷部材の動作を規制できない。
【0007】
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、検氷部材の動作を規制する規制部材が意図しない位置へ動いて検氷部材の動作を規制できなくなることを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る製氷装置は、製氷皿と、前記製氷皿を支持するフレームと、前記製氷皿の下方に貯まった氷の量を検出する検氷部材と、前記検氷部材を第1位置から下方に駆動し、前記検氷部材が第2位置より下方まで降下したときに前記製氷皿を駆動して氷を排出させる駆動部と、前記フレームに回転可能に支持される規制部材と、を有し、前記規制部材の回転範囲は、前記第2位置より下方への前記検氷部材の降下を許容する第1回転位置と、前記第1位置と前記第2位置との間で前記検氷部材に当たっ
て前記検氷部材の降下を規制する第2回転位置と、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明を適用した製氷装置では、検氷部材が第2位置より下方まで降下する場合には、製氷皿の下方に貯まった氷の量が少ないので、製氷皿を駆動して氷を排出させ、製氷動作を行う。これに対して、検氷部材が第2位置より下方まで降下しない場合には、下方に貯まった氷量が十分な満氷状態であるので、氷の排出を停止し、製氷動作を停止できる。また、本発明では、フレームに規制部材が支持されており、規制部材の位置を切り替えることによって、検氷部材の降下を規制できる。従って、満氷状態でないときでも製氷動作等を停止できる。さらに、規制部材は回転部材であるため、規制部材の移動方向が回転位置に応じて異なる。従って、検氷部材等との接触によって規制部材が意図しない位置へ動くおそれが少ないので、検氷部材の動作を規制できなくなることを抑制できる。
【0010】
本発明において、前記検氷部材は、前記第1位置から所定の位置まで前記駆動部によって駆動され、前記所定の位置と前記第2位置との間では自重によって移動し、前記検氷部材は、前記所定の位置と前記第2位置との間で前記規制部材に当たることが好ましい。このようにすると、検氷部材が規制部材に当たったときに駆動部が過負荷状態になることを回避することができる。
【0011】
本発明において、前記検氷部材は、前記第2位置から前記第1位置へ移動するときに前記規制部材に当たる場合には、前記規制部材を前記第2回転位置から前記第1回転位置へ向かう方向へ移動させることが好ましい。このようにすると、検氷部材によって規制部材を退避させることができる。従って、ユーザが不適切なタイミングで規制部材を動かした場合に、検氷部材を正常な動作に復帰させることができる。
【0012】
本発明において、前記検氷部材は、前記第2位置から前記第1位置へ移動するときに前記規制部材に当たる場合には、前記規制部材を前記第2回転位置と前記第1回転位置の間の第3回転位置まで移動させ、前記第3回転位置では、前記規制部材の重心が前記規制部材の回転中心に対して前記第2回転位置側に位置することが好ましい。このようにすると、検氷部材によって規制部材を第3回転位置まで退避させた後に、自重によって規制部材を第1回転位置に復帰させることができる。
【0013】
本発明において、前記規制部材は、前記フレームに回転可能に支持される軸部と、前記軸部を中心として円弧状に延びる規制部と、を備え、前記検氷部材は、前記規制部に当たることが好ましい。このように、規制部を円弧状にすることで、規制部の強度を高めることができる。また、規制部材をスムーズに回転させることができる。
【0014】
本発明において、前記フレームは、前記規制部材を前記第1回転位置に保持する第1係止部、および、前記規制部材を前記第2回転位置に保持する第2係止部を備え、前記規制部材は、前記第1係止部と前記第2係止部の少なくとも一方に係止される被係止部を備え、前記第1係止部および前記第2係止部と、前記被係止部のいずれか一方が弾性変形することが好ましい。このようにすると、第1回転位置および第2回転位置で規制部材を保持できる。したがって、規制部材が意図しない位置へ動くことを抑制できる。また、係止部と被係止部の一方を弾性変形させて係止状態を解除できるので、手動で規制部材を回転させることができる。さらに、係止状態か形成されるときにクリック感が得られるので、規制部材を第1回転位置および第2回転位置に切り替える操作を容易に、且つ、正確に行うことができる。
【0015】
この場合に、前記第1係止部は、径方向に弾性変形する第1腕部に設けられた第1保持溝であり、前記第2係止部は、径方向に弾性変形する第2腕部に設けられた第2保持溝であり、被係止部は、前記規制部から径方向に突出する凸部であり、前記第1保持溝に前記
凸部が嵌まることにより、前記第1回転位置に前記規制部材が保持され、前記第2保持溝に前記凸部が嵌まることにより、前記第2回転位置に前記規制部材が保持されることが好ましい。このようにすると、凸部が保持溝に嵌まるときにクリック感を発生させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、検氷部材が第2位置より下方まで降下する場合には、製氷皿の下方に貯まった氷の量が少ないので、製氷皿を駆動して氷を排出させ、製氷動作を行う。これに対して、検氷部材が第2位置より下方まで降下しない場合には、下方に貯まった氷量が十分な満氷状態であるので、氷の排出を停止し、製氷動作を停止できる。また、本発明では、フレームに規制部材が支持されており、規制部材の位置を切り替えることによって、検氷部材の降下を規制できる。従って、満氷状態でないときでも製氷動作等を停止できる。さらに、規制部材は回転部材であるため、規制部材の移動方向が回転位置に応じて異なる。従って、検氷部材等との接触によって規制部材が意図しない位置へ動くおそれが少ないので、検氷部材の動作を規制できなくなることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明を適用した製氷装置の斜視図である。
図2図1の製氷装置において、検氷部材を最下点位置に移動させた状態を示す斜視図である。
図3図1の製氷装置の分解斜視図である。
図4】規制部材が検氷部材の降下を許容する第1回転位置に移動した状態を示す側面図である。
図5】規制部材が検氷部材の降下を規制する第2回転位置に移動した状態を示す側面図である。
図6】検氷部材による規制部材の退避動作の説明図であり、第2回転位置にある規制部材に検氷部材が下方から当たった状態を示す側面図である。
図7】検氷部材による規制部材の退避動作の説明図であり、規制部材が第3回転位置まで移動した状態を示す説明図である。
図8】変形例の規制部材およびフレームの斜視図である。
図9】変形例の規制部材取付部および規制部材の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る製氷装置1について説明する。以下の説明では、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とする。X軸方向は製氷皿2の回転軸線L方向に沿う方向である。Z軸方向は、製氷装置1の設置姿勢(図1に示す姿勢)における上下方向である。X軸方向において、製氷皿2が位置する側をX1方向とし、駆動部3が位置する側をX2方向とする。Z軸方向において、上方をZ1とし、下方をZ2とする。また、Y軸方向において、検氷部材4が位置する側をY1方向とし、その反対側をY2方向とする。
【0019】
(全体構成)
図1は、本発明を適用した製氷装置1の斜視図である。図2は、図1の製氷装置1において、検氷部材4を最下点位置4Cに移動させた状態を示す斜視図である。図3は、図1の製氷装置の分解斜視図である。製氷装置1は、冷蔵庫に搭載される。製氷装置1は、給水機構(図示せず)から水が上面に供給される製氷皿2と、製氷皿2を支持するフレーム6と、フレーム6に支持される駆動部3と、製氷皿2の下方に設けられた貯氷容器(図示せず)に貯まった氷の量を検知するための検氷部材4と、フレーム6に支持される規制部材5を有する。駆動部3は、冷蔵庫本体から電源が供給されるとともに、冷蔵庫本体に設けられた製氷制御部(図示せず)により制御される。
【0020】
駆動部3は、後述するように、所定のタイミングで検氷部材4を待機位置4A(図1図4参照)から下方の検氷位置4B(図5参照)に向けて駆動して、貯氷容器に貯まった氷の量を検知する検氷動作を行う。製氷制御部は、貯氷容器に貯まった氷の量が少ない場合には製氷皿2から氷を排出させる。これに対して、貯氷容器に貯まった氷の量が十分な満氷状態にある場合、製氷皿2からの氷の排出および製氷皿2への給水を停止する。本形態において、駆動部3は、回転軸線Lを中心に製氷皿2を反転させる際に製氷皿2を捩ることによって、製氷皿2から氷を排出させる。
【0021】
(製氷皿)
製氷皿2は、弾性変形可能な材料からなり、本形態では、樹脂材料からなる。図3に示すように、製氷皿2は、X1方向の端部に位置する第1壁部21と、X2方向の端部に位置する第2壁部22とを備える。第1壁部21には、X1方向に突出した軸部23と、Y1方向の端部でX1方向に突出する突出部25とを備える。第2壁部22には、駆動部3の出力軸31に連結される連結部24が設けられている。
【0022】
製氷皿2は、複数の貯水用凹部20を備える。第1壁部21と第2壁部22との間には、貯水用凹部20がY方向に2個並んだ列がX方向に5列形成されている。製氷皿2の下面には、製氷皿2の温度を検知するサーミスタ(図示せず)が配置される。サーミスタが製氷皿2の温度を検知することで、製氷皿2の貯水用凹部20に供給された水が凍ったか否かが製氷制御部により判断される。
【0023】
(駆動部)
駆動部3は、フレーム6に連結された直方体状のケース32を備える。ケース32の内部には、駆動源となるモータ(図示せず)と、モータの駆動力を伝達する回転伝達機構(図示せず)と、回転伝達機構によりモータの回転力が伝達されるカム歯車33とが配意される。カム歯車33には、出力軸31が一体に形成される。出力軸31は、ケース32のX1方向の側壁に設けられた穴34からケース32の外側に突出し、製氷皿2の連結部24に嵌っている。
【0024】
製氷皿2から氷を排出させる際、駆動部3は、出力軸31をR1方向に回転させる。これにより、製氷皿2は、上向きの製氷姿勢から斜め下向きの離氷姿勢に変化する。製氷皿2を製氷姿勢に戻す時は、出力軸31をR2方向に回転させる。
【0025】
(フレーム6)
フレーム6は、製氷皿2のY1方向の側でX軸方向に延びる第1壁部61と、製氷皿2のY2方向の側でX軸方向に延びる第2壁部62と、Y軸方向に延びて第1壁部61と第2壁部62のX1側の端部を接続する第3壁部63と、Y軸方向に延びて第1壁部61と第2壁部62のX2側の端部を接続する第4壁部64とを備える。さらに、フレーム6は、第4壁部64の上端からX1方向に張り出して駆動部3の上方で第1壁部61と第2壁部62との間を部分的に接続する矩形の支持部65を備える。
【0026】
第3壁部63は、板状の複数のリブがお互いに連結された多孔性の壁である。第3壁部63の中央には、製氷皿2の軸部23を回転可能に支持する軸穴630が設けられる。従って、製氷皿2の軸部23はフレーム6に支持される一方、製氷皿2の第2壁部22は、連結部24および駆動部3を介してフレーム6に支持される。第3壁部63の内側には、製氷皿2が回転軸線Lを中心にR1方向に回転した際、製氷皿2の突出部25に当接する被当接部(図示せず)が設けられている。
【0027】
(検氷部材)
検氷部材4は、駆動部3のY1方向の側面に連結される軸部41と、軸部41からX1方向に延びる第1アーム部42と、第1アーム部42のX1方向の端部から第1アーム部42に対して傾斜した方向に延びる第2アーム部43とを備える。駆動部3は、検氷部材4を回転軸線L1周りに回転させ、図1に示す待機位置4Aと、図2に示す最下点位置4Cとの間を移動させる。図1に示すように、待機位置4Aでは、第2アーム部43が斜め上方へ延びている。図2に示すように、最下点位置4Cでは、第2アーム部43のZ2方向の縁431は斜め下方へ延びているが、第2アーム部のZ1方向の縁432は略水平に延びている。検氷部材4は、検氷動作を行う際、待機位置4Aと最下点位置4Cとの間の検氷位置4B(図5参照)で第2アーム部43のZ2方向の縁431が略水平に延びて氷との接地面積が大きくなるように構成されている。
【0028】
(検氷動作および氷の排出動作)
製氷装置1は、サーミスタ(図示せず)による製氷皿2の温度の検知結果に基づいて、製氷皿2での製氷が完了したと判断したとき、以下に説明する検氷動作および氷の排出動作を行う。検氷動作では、駆動部3が検氷部材4を回転軸線L2周りに回転させ、第1位置である待機位置4Aから最下点位置4Cに向けて駆動する。その結果、検氷部材4が最下点位置4Cまで降下したときには、駆動部3に設けられたスイッチがオンとなるので、貯氷容器に貯まった氷の量が少ないとして製氷皿2から氷を排出させる。
【0029】
製氷皿2から氷を排出させる際、駆動部3が出力軸31をR1方向に回転させると、製氷皿2がR2方向に回転して出力軸31側の端部が反転する。その途中で、製氷皿2の突出部25がフレーム6の被当接部(図示せず)に当接し、製氷皿2が捩れる。その結果、製氷皿2から氷が排出される。氷の排出後、駆動部3が出力軸31をR2方向に回転させて上向きの製氷姿勢に復帰させる。そして、製氷皿2へ給水して製氷動作を続ける。
【0030】
これに対して、検氷動作において、検氷部材4が最下点位置4Cまで降下せず、最下点位置4Cより上方に設定された第2位置である検氷位置4Bで停止したときには、駆動部3のスイッチが所定時間を経過してもオンに切り換わらない。この場合、貯氷容器に貯まった氷の量が十分な満氷状態にあるとして、製氷動作を停止する。すなわち、駆動部3は、製氷皿2を駆動せず、氷の排出を行わずに検氷部材4を待機位置4A(第1位置)に復帰ざせる
【0031】
(規制部材)
図4は、規制部材5が検氷部材4の降下を許容する第1回転位置5Aに移動した状態を示す側面図である。図5は、規制部材5が検氷部材4の降下を規制する第2回転位置5Bに移動した状態を示す側面図であり、検氷部材4が規制部材5に上方から当たった状態を示す。フレーム6には、規制部材5が検氷部材4の回転軸線L1と略平行な回転軸線L2周りに回転可能に支持されている。
【0032】
規制部材5は、第1回転位置5Aと第2回転位置5Bを含む範囲で回転可能である。図4に示すように、第1回転位置5Aは、検氷部材4の検氷位置4Bより下方への降下を許容する位置である。図5に示すように、第2回転位置5Bは、検氷部材4の検氷位置4Bまでの降下を阻止する位置である。図5に示すように、検氷部材4が待機位置4Aと検氷位置4Bとの間に設定された干渉位置4Dまで降下したとき、検氷部材4の第2アーム部43が第2回転位置5Bに移動した規制部材5に当接するので、検氷部材4の検氷位置4Bまでの降下が阻止される。
【0033】
駆動部3は、検氷動作を行う際、検氷部材4を待機位置4A(第1位置)から所定の位置まで駆動し、所定の位置と最下点位置4Cとの間では自重によって検氷部材4を移動させる。本形態では、待機位置4Aと干渉位置4Dとの間に設定された駆動終了位置(所定
の位置)までは検氷部材4を駆動部3によって移動させ、駆動終了位置と最下点位置4Cとの間では自重によって検氷部材4を移動させる。従って、検氷部材4が干渉位置4Dで規制部材5に当接するとき、検氷部材4は自重によって移動している。
【0034】
図1図2に示すように、規制部材5は、フレーム6において検氷部材4の側方に位置する第1壁部61に取り付けられている。図3に示すように、規制部材5は、円板部51と、円板部51の中心からY2方向へ突出する軸部52と、円板部51の外周部分からY2方向へ突出する規制部53を備える。規制部53は軸部52を中心として円弧状に延びる円弧壁である。フレーム6には、第1壁部61に規制部材取付部67が形成されている。規制部材取付部67は、第1壁部61を貫通する軸孔68と、第1壁部61を貫通し軸孔68を中心として円弧状に延びるガイド溝69を備える。規制部材5の軸部52は軸孔68に挿入されており、軸部52の先端に設けられた係止部54が軸孔68の縁に係止される。これにより、規制部材5がフレーム6から外れることが防止される。規制部53はガイド溝69に配置され、ガイド溝69から検氷部材4が位置する側(Y2方向)へ突出する。
【0035】
図1図2に示すように、円板部51は、フレーム6のY1方向の側面に配置される。円板部51には、Y1方向へ突出する操作部55が形成されている。操作部55は、規制部53が形成されている角度範囲の略中央に配置される。ユーザは、フレーム6の外側から操作部55を指で持って規制部材5を回転軸線L2周りに回転させることができる。規制部材5が軸部52を中心として回転するとき、規制部53は、ガイド溝69内を周方向に移動する。図4に示すように、第1回転位置5Aでは、規制部53がガイド溝69の周方向の一方側CWの端部に位置する。図5に示すように、第2回転位置5Bでは、規制部53がガイド溝69の周方向の他方側CCWの端部に位置する。
【0036】
上記のように、本形態では、ユーザが手動で規制部材5の回転位置を第1回転位置5Aおよび第2回転位置5Bに切り替えることが可能である。図4に示すように、第1回転位置5Aでは、規制部53は、破線で示した検氷部材4の回転範囲40の外周側に位置する。従って、規制部材5が第1回転位置5Aに位置するときには、規制部53が検氷部材4と干渉することが回避されるので、検氷部材4の検氷位置4Bより下方への降下が許容される。
【0037】
図5に示すように、第2回転位置5Bでは、規制部53の一部が検氷部材4の回転範囲40の内周側に位置する。従って、規制部材5を第2回転位置5Bに移動させると、待機位置4Aと検氷位置4Bとの間の干渉位置4Dまで検氷部材4が降下したとき、検氷部材4の第2アーム部43が規制部53に上方から当接する。第2回転位置5Bでは、規制部53がガイド溝69の周方向の他方側CCWの端部に位置するため、検氷部材4が当たっても規制部材5は回転しない。従って、規制部材5によって検氷部材4の検氷位置4Bまでの降下が阻止される。
【0038】
(検氷部材による規制部材の退避動作)
図6図7は、検氷部材4による規制部材5の退避動作の説明図である。図6は、第2回転位置5Bにある規制部材5に検氷部材4が下方から当たった状態を示す側面図である。図7は、規制部材5が第3回転位置5Cまで移動した状態を示す説明図である。製氷装置1は、ユーザが手動で規制部材5を回転させるため、検氷動作の途中で規制部材5の操作が行われる可能性がある。従って、検氷部材4が規制部材5よりも下方へ下降した状態でユーザの操作が行われて規制部材5が第2回転位置5Bに移動する可能性がある。本形態では、このような事態が発生したとしても、検氷部材4によって規制部材5を第1回転位置5Aに退避させて正常動作に復帰することが可能である。
【0039】
図6に示すように、検氷部材4が規制部材5よりも下方へ下降した状態で、ユーザが規制部材5を操作して規制部材5の位置を第2回転位置5Bに切り替えた場合には、検氷部材4は、検氷位置4B(第2位置)から待機位置4A(第1位置)へ戻る途中で、規制部53の周方向の他方側CCWの端部に下側から衝突する。図6の状態からさらに検氷部材4が上昇すると、規制部53は検氷部材4によって上方へ押し上げられて周方向の一方側CWへ回転する。
【0040】
規制部材5は、検氷部材4によって図7に示す第3回転位置5Cまで回転させられる。図7に示すように、第3回転位置5Cでは、規制部材5の重心Gは、規制部材5の回転中心に対して第1回転位置5A側(すなわち、CW方向)に位置する。規制部材5は回転軸線L2を中心として回転するため、規制部材5の重心Gは回転軸線L2に対して第1回転位置5A側(すなわち、CW方向)に位置する。従って、規制部材5は、検氷部材4によって第3回転位置5Cまで回転させられると、以降は、自重によって第3回転位置5Cから第1回転位置5Aへ回転する。よって、規制部材5を第1回転位置5Aに退避させることが可能である。
【0041】
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態の製氷装置1は、製氷皿2と、製氷皿2を支持するフレーム6と、製氷皿2の下方に貯まった氷の量を検出する検氷部材4と、検氷部材4を待機位置4A(第1位置)から下方に駆動し、検氷部材4が検氷位置4B(第2位置)より下方まで降下したときに製氷皿2を駆動して氷を排出させる駆動部3と、フレーム6に回転可能に支持される規制部材5とを有する。規制部材5の回転範囲は、検氷位置4B(第2位置)より下方への検氷部材4の降下を許容する第1回転位置5Aと、待機位置4A(第1位置)と検氷位置4B(第2位置)との間で検氷部材4に当たって検氷部材4の降下を規制する第2回転位置5Bと、を含む。
【0042】
本形態の製氷装置1では、検氷部材4が検氷位置4B(第2位置)より下方まで降下する場合には、製氷皿2の下方に貯まった氷の量が少ないので、製氷皿2を駆動して氷を排出させ、製氷動作を行う。これに対して、検氷部材4が検氷位置4B(第2位置)より下方まで降下しない場合には、下方に貯まった氷量が十分な満氷状態であるので、氷の排出を停止し、製氷動作を停止できる。また、本形態では、フレーム6に規制部材5が支持されており、規制部材5の位置を手動で切り替えることによって、検氷部材4の降下を規制することができる。従って、満氷状態でないときでも製氷動作等を停止できる。さらに、規制部材5は回転部材であるため、規制部材5の移動方向が回転位置に応じて異なり、規制部材5を動かすために必要な力の方向が回転位置に応じて異なる。例えば、本形態では、規制部材5を第2回転位置5Bに移動させると、検氷部材4が検氷動作の途中で規制部材5に当たっても規制部材5は回転しない。従って、検氷部材4との接触によって規制部材5が意図しない位置へ動いて検氷部材4の動作を規制できなくなることを回避することができる。
【0043】
本形態では、検氷部材4は、待機位置4A(第1位置)から所定の位置まで駆動部3によって駆動される。所定の位置は、待機位置4Aと干渉位置4Dとの間に設定された駆動終了位置である。そして、検氷部材4は、所定の位置(駆動終了位置)と検氷位置4B(第2位置)との間では自重によって移動する。検氷部材4は、所定の位置(駆動終了位置)と検氷位置4B(第2位置)との間に設定された干渉位置4Dで規制部材5に当たるように構成されている。従って、検氷部材4と規制部材5とが衝突したときに駆動部3が過負荷状態になることを回避できる。
【0044】
本形態では、検氷部材4が検氷位置4B(第2位置)から待機位置4A(第1位置)へ向かう方向へ移動するときに規制部材5に当たる場合には、検氷部材4が規制部材5を第
2回転位置5Bから第1回転位置5Aへ向かう方向へ移動させる。すなわち、検氷部材4が検氷位置4Bあるいは最下点位置4Cに降下した状態で規制部材5の位置を第2回転位置5Bに切り替える操作が行われた場合には、検氷部材4を待機位置4Aへ復帰させる途中で規制部材5に当たってしまう。本形態では、このような場合でも、検氷部材4によって規制部材5を退避させることができる。従って、ユーザが不適切なタイミングで規制部材5を動かしたとしても、検氷部材4を待機位置4Aまで戻すことができる。
【0045】
また、本形態では、検氷部材4が検氷位置4B(第2位置)から待機位置4A(第1位置)へ向かう方向へ移動するときに規制部材5に当たる場合には、検氷部材4によって規制部材5を第2回転位置5Bと第1回転位置5Aの間の第3回転位置5Cまで移動させる。第3回転位置5Cでは、規制部材5の重心Gが規制部材5の回転軸線L(回転中心)に対して第2回転位置5B側に位置するので、自重によって第3回転位置5Cから第1回転位置5Aまで規制部材5を回転させることができる。従って、検氷部材4を正常な動作に復帰させることができる。
【0046】
本形態の規制部材5は、フレーム6に回転可能に支持される軸部52と、軸部52を中心として円弧状に延びる規制部53を備えている。検氷部材4は、第2アーム部43が規制部53に当たることによって検氷位置4Bへの移動が規制される。このように、規制部53を円弧状にすることで、規制部53の強度を高めることができる。また、規制部53を規制部材5の回転方向に延びる形状にすることで、規制部材5をスムーズに回転させることができる。
【0047】
なお、規制部53は、検氷部材4に衝突して検氷部材4の移動を規制できる形状であればよく、円弧状の壁でなくてもよい。例えば、円板部51からY2方向へ突出するピンであってもよい。
【0048】
(変形例)
図8は、変形例の規制部材15および規制部材取付部16の斜視図である。図9(a)は、変形例の規制部材取付部16をY2方向から見た正面図であり、図9(b)は、変形例の規制部材15をY2方向から見た正面図である。変形例の規制部材取付部16は、軸孔161およびガイド溝162を備える。軸孔161は、上記形態の軸孔68と同一形状である。一方、ガイド溝162は、内周側の縁に第1係止部163および第2係止部164が形成されている点を除き、上記形態のガイド溝69と同一形状である。また、変形例の規制部材15は、円板部151と、軸部152と、規制部153と、操作部(図示せず)を備える。円板部151、軸部152、および操作部は、上記形態の円板部51、軸部52、および操作部55と同一形状である。規制部153は、内周面に凸部156が形成されている点を除き、上記形態の規制部53と同一形状である。
【0049】
図9(a)に示すように、第1係止部163は、径方向内側に弾性変形する第1腕部であり、ガイド溝162の周方向の一方側CWの端部から周方向の他方側CCWへ円弧状に延びている。第2係止部164は、径方向内側に弾性変形する第2腕部であり、ガイド溝162の周方向の他方側CCWの端部から周方向の一方側CWへ円弧状に延びている。第1係止部163の先端には、径方向内側へ凹む第1保持溝165が形成されている。また、第2係止部164の先端には、径方向内側へ凹む第2保持溝166が形成されている。
【0050】
変形例の規制部材15は、図9(a)に示すように、ガイド溝162の周方向の一方側CWの端部に規制部153が位置する第1回転位置15A、および、ガイド溝162の周方向の他方側CCWの端部に規制部153が位置する第2回転位置15Bに移動する。変形例の規制部材15は、規制部153に設けられた凸部156が第1回転位置15Aでは第1保持溝165に係止される。また、第2回転位置15Bでは、第2保持溝166に凸
部156が係止される。第1係止部163(第1腕部)および第2係止部164(第2腕部)は、第1保持溝165および第2保持溝166から凸部156が外れるときに径方向内側へ弾性変形する。
【0051】
このように、変形例の規制部材15は、第1回転位置15Aにおいてフレーム6の第1係止部163に係止されるとともに、第2回転位置5Bにおいてフレーム6の第2係止部164に係止される被係止部である凸部156を備える。従って、第1回転位置15Aおよび第2回転位置15Bにおいて規制部材15を保持できるので、規制部材15が検氷部材4との接触や振動等によって意図しない位置へ動くことを抑制できる。また、第1係止部163(第1腕部)および第2係止部164(第2腕部)を弾性変形させて係止状態を解除できるので、手動で簡単に規制部材15を回転させることができる。さらに、凸部156と第1保持溝165が嵌まるとき、および、凸部156と第2保持溝166が嵌まるときにクリック感が得られるので、規制部材15を第1回転位置15Aおよび第2回転位置15Bに切り替える操作を容易に、且つ、正確に行うことができる。
【0052】
なお、図8図9に示す形態では、規制部153に凸部156が1箇所だけ形成されているが、規制部153に2箇所の凸部を形成して、2箇所のうちの1箇所を第1係止部163に係止し、他の1箇所を第2係止部164に係止する構成を採用することもできる。
【0053】
また、図8図9に示す形態では、第1係止部163(第1腕部)および第2係止部164(第2腕部)が径方向に弾性変形可能になっているが、規制部材15の側に凸部156を径方向に弾性変形可能にする構造を設けてもよい。また、規制部材15に溝を形成して被係止部として機能させ、フレーム6に規制部材15の溝に嵌まる凸部を形成して、凸部を第1係止部、第2係止部として機能させることもできる。
【符号の説明】
【0054】
1…製氷装置、2…製氷皿、3…駆動部、4…検氷部材、4A…待機位置(第1位置)、4B…検氷位置(第2位置)、4C…最下点位置、4D…干渉位置、5…規制部材、5A…第1回転位置、5B…第2回転位置、5C…第3回転位置、6…フレーム、15…規制部材、15A…第1回転位置、15B…第2回転位置、16…規制部材取付部、20…貯水用凹部、21…第1壁部、22…第2壁部、23…軸部、24…連結部、25…突出部、31…出力軸、32…ケース、33…カム歯車、34…穴、40…回転範囲、41…軸部、42…アーム部、43…アーム部、51…円板部、52…軸部、53…規制部、54…係止部、55…操作部、61…第1壁部、62…第2壁部、63…第3壁部、64…第4壁部、65…支持部、67…規制部材取付部、68…軸孔、69…ガイド溝、151…円板部、152…軸部、153…規制部、156…凸部、161…軸孔、162…ガイド溝、163…第1係止部、164…第2係止部、165…第1保持溝、166…第2保持溝、431…第2アーム部のZ2方向の縁、432…第2アーム部のZ1方向の縁、630…軸穴、CW…周方向の一方側、CCW…周方向の他方側、G…規制部材の重心、L…製氷皿の回転軸線、L1…検氷部材の回転軸線、L2…規制部材の回転軸線(回転中心)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9