(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】パラメータ設定のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 4/50 20180101AFI20231129BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20231129BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20231129BHJP
【FI】
H04W4/50
H04W88/18
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2021526231
(86)(22)【出願日】2019-05-08
(86)【国際出願番号】 CN2019085978
(87)【国際公開番号】W WO2020103403
(87)【国際公開日】2020-05-28
【審査請求日】2021-07-29
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/116203
(32)【優先日】2018-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】シュ, ウェンリャン
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】3GPP,3GPP TS 29.122 V15.1.0 (2018-09)[online],3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; T8 reference point for Northbound APIs; (Release 15),2018年09月30日,1-14,35,36,51-53,148-157頁
【文献】3GPP,3GPP TS 23.682 V16.0.0 (2018-09)[online],3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Architecture enhancements to facilitate communications with packet data networks and applications (Release 16),Internet<https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.682/23682-g00.zip>,2018年09月30日,1-6,90-92頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて実装される方法(200)であって、
前記無線通信ネットワークにおけるネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出すること(202)と、
前記ネットワークデバイスから、前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信すること(204)と
を含
み、
CPパラメータセットの前記結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含む、方法(200)。
【請求項2】
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果は、前記複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのすべてについての前記結果を含む、または
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果が、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての前記結果のみを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のCPパラメータセットが、ユーザ機器(UE)またはUEのグループについて固有であり、
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが、それぞれの関連する有効時間を有し、
前記複数のCPパラメータセットが、
周期的通信インジケータ、
通信持続時間、
周期的時間、
スケジュールされた通信時間、
固定指示、および
トラフィックプロファイル
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記対応する結果コードが、
誤動作、
CPパラメータセット識別子が重複していること、および
他の理由
のうちの少なくとも1つを識別する失敗コードを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットについてのリソースを作成するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)POSTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP POST応答中に含まれ、
前記HTTP POST応答が、応答コード201作成済みまたは応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットを追加または更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP PUT応答中に含まれ、
前記HTTP PUT応答が、応答コード200 OKまたは応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットを更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP PUT応答中に含まれ、
前記HTTP PUT応答が、応答コード200 OKまたは応答コード409競合または応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記サーバが、サービス能力サーバ/アプリケーションサーバ(SCS/AS)またはアプリケーション機能(AF)を含み、前記ネットワークデバイスが、サービス能力公開機能(SCEF)またはネットワーク公開機能(NEF)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のCPパラメータセットと、前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果とが、モビリティ管理エンティティ(MME)ならびに/またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)によって使用されるためのものである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
無線通信ネットワークにおけるネットワークデバイスにおいて実装される方法(300)であって、
サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信すること(302)と、
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成すること(304)と、
前記パラメータプロビジョニング応答を前記サーバに送出すること(306)と
を含
み、
CPパラメータセットの前記結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含む、方法(300)。
【請求項11】
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果は、前記複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのすべてについての前記結果を含み、
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果が、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての前記結果のみを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のCPパラメータセットが、ユーザ機器(UE)またはUEのグループについて固有であり、
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが、それぞれの関連する有効時間を有し、
前記複数のCPパラメータセットが、
周期的通信インジケータ、
通信持続時間、
周期的時間、
スケジュールされた通信時間、
固定指示、および
トラフィックプロファイル
のうちの少なくとも1つを含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
前記対応する結果コードが、
誤動作、
CPパラメータセット識別子が重複していること、および
他の理由
のうちの少なくとも1つを識別する失敗コードを含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットについてのリソースを作成するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)POSTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP POST応答中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することは、
前記サーバが許可されたかどうか、および/あるいは複数のCPパラメータセットの数がオペレータポリシまたは設定に基づく限界に達したかどうか、および/あるいは前記POSTメッセージ中の前記複数のCPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、
前記検査の結果に基づいて、
前記複数のCPパラメータセットの各々について参照識別子を割り振ること、
CPパラメータ更新要求をホーム加入者サーバ(HSS)および/または統合データ管理(UDM)に送出すること、
前記HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ更新応答を受信すること、ならびに、
前記CPパラメータ更新応答が成功の結果を指示するとき、CPパラメータセットを表す、リソース「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」およびすべてのサブリソース「個々のCPセットプロビジョニング」を作成すること、を実施することと、
前記検査の結果と前記CPパラメータ更新応答とに基づいて、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することと
を含み、
前記HTTP POST応答が、応答コード201作成済みまたは応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットを追加または更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP PUT応答中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することは、
前記サーバが許可されたかどうか、および/あるいは複数のCPパラメータセットの数がオペレータポリシまたは設定に基づく限界に達したかどうか、および/あるいは前記PUTメッセージ中の前記複数のCPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、
前記検査の結果に基づいて、
CPパラメータ変更メッセージをホーム加入者サーバ(HSS)および/または統合データ管理(UDM)に送出すること、
前記HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ変更応答を受信すること、ならびに
前記CPパラメータ変更応答が成功コードを含むとき、前記複数のCPパラメータセットに関係するリソースを更新すること、を実施することと、
前記検査の結果と前記CPパラメータ変更応答とに基づいて、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することと
を含み、
前記HTTP PUT応答が、応答コード200 OKまたは応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記パラメータプロビジョニング要求が、前記複数のCPパラメータセットを更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答が、HTTP PUT応答中に含まれ、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することは、
前記サーバが許可されたかどうか、および/または前記PUTメッセージ中の前記CPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、
前記検査の結果に基づいて、
CPパラメータ更新メッセージをホーム加入者サーバ(HSS)および/または統合データ管理(UDM)に送出すること、
前記HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ更新応答を受信すること、ならびに
前記CPパラメータ更新応答が成功コードを含むとき、前記複数のCPパラメータセットに関係するリソースを更新すること、を実施することと、
前記検査の結果と前記CPパラメータ更新応答とに基づいて、前記パラメータプロビジョニング応答を生成することと
を含み、
前記HTTP PUT応答が、応答コード200 OKまたは応答コード409競合または応答コード500内部サーバエラーを含む、請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記サーバが、サービス能力サーバ/アプリケーションサーバ(SCS/AS)またはアプリケーション機能(AF)を含み、前記ネットワークデバイスが、サービス能力公開機能(SCEF)またはネットワーク公開機能(NEF)を含む、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記複数のCPパラメータセットと、前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つの前記それぞれの結果とが、モビリティ管理エンティティ(MME)ならびに/またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)によって使用されるためのものである、請求項10から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて実装される装置(410)であって、
プロセッサ(411)と、
前記プロセッサ(411)に結合されたメモリ(412)と
を備え、前記メモリ(412)が、前記プロセッサ(411)によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置(410)は、
前記無線通信ネットワークにおけるネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出することと、
前記ネットワークデバイスから、前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信すること
であって、CPパラメータセットの前記結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含む、ことと
を行うように動作可能である、装置(410)。
【請求項20】
無線通信ネットワークにおけるネットワークデバイスにおいて実装される装置(420)であって、
プロセッサ(421)と、
前記プロセッサ(421)に結合されたメモリ(422)と
を備え、前記メモリ(422)が、前記プロセッサ(421)によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置(420)は、
サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信することと、
前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する前記複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成すること
であって、CPパラメータセットの前記結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含む、ことと、
前記パラメータプロビジョニング応答を前記サーバに送出することと
を行うように動作可能である、装置(420)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の非限定的なおよび例示的な実施形態は、一般に通信の技術分野に関し、詳細には、パラメータ設定のための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点において読み取られるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものに関する承認として理解されるべきではない。
【0003】
無線通信ネットワークでは、サービス能力サーバ/アプリケーションサーバ(SCS/AS)などのサーバが、最大レイテンシ、最大応答時間およびダウンリンクパケットの示唆された数など、パラメータのために使用され得るパラメータ値を示唆するために、サービス能力公開機能(SCEF)またはネットワーク公開機能(NEF)などのネットワークデバイスを介して、ネットワークパラメータ設定要求をネットワークに発行し得る。これらのパラメータについての値を示唆することによって、SCS/ASなどのサーバは、ユーザ機器(UE)の電力節約モード(PSM)、拡張アイドルモード間欠受信(DRX)、および拡張バッファリング設定など、UE/ネットワーク挙動のいくつかの態様に影響を及ぼし得る。たとえばオペレータの設定に基づいて、SCEF/NEFおよびホーム加入者サーバ(HSS)などのネットワークデバイスは、示唆された設定パラメータ値を受け付けるか、拒否するか、または修正することを選定し得る。SCEF/NEFなどのネットワークデバイスは、受け付けられた/修正された値をSCS/ASなどのサーバに指示し得る。この特徴は、UEのグループについてのパラメータ値を示唆するためにも使用され得る。
【発明の概要】
【0004】
本開示の第1の態様では、無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて実装される方法が提供される。本方法は、ネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出することを含み得る。本方法は、ネットワークデバイスから、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信することをさらに含み得る。
【0005】
本開示の第2の態様では、ネットワークデバイスにおいて実装される方法が提供される。本方法は、サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信することを含み得る。本方法は、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成することをさらに含み得る。本方法は、パラメータプロビジョニング応答をサーバに送出することをさらに含み得る。
【0006】
本開示の第3の態様では、無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて実装される装置が提供される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え得、前記メモリは、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置は、ネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出することと、ネットワークデバイスから、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信することとを行うように動作可能である。
【0007】
本開示の第4の態様では、ネットワークデバイスにおいて実装される装置が提供される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え得、前記メモリは、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置は、サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信することと、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成することと、パラメータプロビジョニング応答をサーバに送出することとを行うように動作可能である。
【0008】
本開示の第5の態様では、無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて実装される装置が提供される。本装置は、ネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出するように設定された送出ユニットと、ネットワークデバイスから、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信するように設定された受信ユニットとを備え得る。
【0009】
本開示の第6の態様では、ネットワークデバイスにおいて実装される装置が提供される。本装置は、サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信するように設定された受信ユニットと、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成するように設定された生成ユニットと、サーバへのパラメータプロビジョニング応答を受信するように設定された受信ユニットとを備え得る。
【0010】
本開示の第7の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様による方法を行わせる命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
【0011】
本開示の第8の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第2の態様による方法を行わせる命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
【0012】
本開示の第9の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様による方法を行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0013】
本開示の第10の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第2の態様による方法を行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0014】
本開示のいくつかの実施形態による提案されるソリューションを適用することによって多くの利点が達成され得る。たとえば、本開示のいくつかの実施形態は、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。本開示のいくつかの実施形態は、1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示するそれらの1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてについての結果を送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。本開示のいくつかの実施形態は、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての結果のみを送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。
【0015】
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利益が、例として、同様の参照番号または文字が同様のエレメントまたは等価エレメントを指定するために使用される、添付の図面を参照しながら、以下の発明を実施するための形態から、より十分に明らかになろう。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を容易にするために例示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】モビリティ管理エンティティ(MME)への通信パターン(CP)パラメータプロビジョニングのためのプロシージャを示す図である。
【
図2】本開示の一実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図4a】本開示の一実施形態による、装置の簡略ブロック図である。
【
図4b】本開示の別の実施形態による、装置の簡略ブロック図である。
【
図5】本開示の別の実施形態による、装置の簡略ブロック図である。
【
図6】本開示の別の実施形態による、装置の簡略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
説明の目的で、以下の説明では、開示される実施形態の完全な理解を提供するために詳細が記載される。しかしながら、実施形態が、これらの具体的な詳細なしに、または等価な構成を用いて実装され得ることは、当業者には明らかである。
【0018】
本明細書で使用される「無線通信ネットワーク」という用語は、LTEアドバンスト(LTE-A)、LTE、新無線(new radio:NR)など、任意の好適な通信規格に従うネットワークを指す。以下の説明では、「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。さらに、無線ネットワークにおける端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、限定はしないが、LTEなどの第4世代(4G)通信プロトコル、NRなどの第5世代(5G)通信プロトコルを含む、任意の好適な世代の通信プロトコル、および/あるいは現在知られているかまたは将来において開発されることになる任意の他のプロトコルに従って実施され得る。
【0019】
「ネットワークデバイス」という用語は、端末デバイスがそのデバイスを介して無線通信ネットワークにアクセスし、無線通信ネットワークからサービスを受ける、無線通信ネットワークにおけるネットワークデバイスを指す。たとえば、3GPPタイプセルラネットワークなど、無線通信ネットワークでは、ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとを備え得る。たとえば、アクセスネットワークデバイスは、基地局(BS)、無線アクセスバックホール統合伝送(IAB)ノード、アクセスポイント(AP)、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)などを備え得る。BSは、たとえば、ノードB(ノードBまたはNB)、エボルブドノードB(eノードBまたはeNB)、次世代ノードB(gノードBまたはgNB)、リモートラジオユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムト、ピコなどの低電力ノードなどであり得る。コアネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスによって相互接続される顧客に多数のサービスを提供し得る複数のネットワークデバイスを備え得る。各アクセスネットワークデバイスは、有線接続または無線接続を介してコアネットワークデバイスに接続可能である。
【0020】
「ネットワーク機能(NF)」という用語は、無線通信ネットワークのネットワークデバイスにおいて実装され得る任意の好適な機能を指す。たとえば、5Gネットワークでは、ネットワーク機能は、認証サーバ機能(AUSF)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、データネットワーク(DN)(たとえば、オペレータサービス、インターネットアクセスまたは第三者サービス)、ネットワーク公開機能(NEF)、ネットワークリポジトリ機能(NRF)、ネットワークスライス選択機能(NSSF)、ポリシ制御機能(PCF)、セッション管理機能(SMF)、統合データ管理(UDM)、ユーザプレーン機能(UPF)、アプリケーション機能(AF)、ユーザ機器(UE)、(無線)アクセスネットワーク((R)AN)、5G機器識別情報レジスタ(5G-EIR)、セキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)、統合データリポジトリ(UDR)、非構造化データ記憶機能(UDSF)など、複数のネットワーク機能(NF)を含み得る。
【0021】
「端末デバイス」という用語は、通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信することができる任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、無線通信ネットワークでは、端末デバイスは、モバイル端末、ユーザ機器(UE)、または他の好適なデバイスを指し得る。端末デバイスは、たとえば、加入者局(SS)、ポータブル加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)であり得る。端末デバイスは、限定はしないが、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャデバイス、ゲーミング端末デバイス、音楽記憶および再生器具、モバイルフォン、セルラフォン、スマートフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェアラブルデバイス、車載無線デバイス、無線エンドポイント、移動局、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)などを含み得る。以下の説明では、「端末デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」および「UE」という用語は、互換的に使用され得る。一例として、UEは、3GPPのLTE規格またはNR規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定された端末デバイスを表し得る。本明細書で使用される「ユーザ機器」または「UE」は、必ずしも、関連のあるデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味における「ユーザ」を有するとは限らない。いくつかの実施形態では、端末デバイスは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、UEは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいは、無線通信ネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに初めに関連しないことがあるデバイスを表し得る。
【0022】
また別の例として、モノのインターネット(IOT)シナリオでは、端末デバイスは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。UEは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではマシン型通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの具体的な例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具、たとえば、冷蔵庫、テレビジョン、時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオでは、UEは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。
【0023】
本明細書で使用されるダウンリンク(DL)送信は、ネットワークデバイスから端末デバイスへの送信を指し、アップリンク(UL)送信は、反対方向における送信を指す。
【0024】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らない。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
【0025】
様々なエレメントについて説明するために、「第1の」および「第2の」などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメントは、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメントを別のエレメントと区別するために使用されるにすぎない。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のエレメントは第2のエレメントと呼ばれることがあり、同様に、第2のエレメントは第1のエレメントと呼ばれることがある。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された用語のうちの1つまたは複数のいずれかのおよびすべての組合せを含む。
【0026】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示しない限り、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しないことをさらに理解されよう。
【0027】
以下の説明および特許請求の範囲において、別段に規定されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。
【0028】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、少なくとも
図1に示されている構成要素を備える通信システムに関して説明される。たとえば、本開示のいくつかの実施形態によるCPパラメータプロビジョニングのためのプロシージャが、以下の差を伴って5Gネットワークにおいて適用可能であり得る。
- SCS/ASなどのサーバの説明がAFに適用される、
- SCEFなどのネットワークデバイスの説明がNEFに適用される、
- HSSなどのネットワークデバイスの説明がUDMに適用される、
- NEFは、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS23.502の5.2.3.6節で説明されているNudm_ParameterProvisionサービスを使用することによって、UDMと対話するものとする。
【0029】
図1は、モビリティ管理エンティティ(MME)への通信パターン(CP)パラメータプロビジョニングのためのプロシージャを示し、これは、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS23.682の5.10.2節のコピーである。
【0030】
図1に示されているように、ステップ1において、SCS/ASは、更新要求(外部識別子またはMSISDN(デジタルネットワーク番号のためのモバイル加入者統合サービス)または外部グループ識別子、SCS/AS識別子、(1つまたは複数の)CPパラメータセットId、(1つまたは複数の)CPパラメータセット、(1つまたは複数の)有効時間、削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットId)メッセージをSCEFに送出する。(1つまたは複数の)CPパラメータセットは、表5.10.1-1において規定されているパラメータを含む。CPパラメータセットIdが、SCS/ASによって各CPパラメータセットに割り振られる。
【0031】
SCS/ASは、UEのCPパラメータセットの一部または全部を追加、変更または削除するために、このプロシージャを使用し、たとえば、ASが、UEが、有意な時間期間の間、移動することを開始または停止したことに気づいている場合、特に、ASが、そうするようにUEに命令している場合、SCS/ASは、(1つまたは複数の)対応するCPパラメータセットおよびその(1つまたは複数の)有効時間ならびにそれらの(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdをSCEFに提供する。SCS/ASが、(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットを設定することとともに、(1つまたは複数の)前に設定されたCPパラメータセットの削除を実施することを希望する場合、それは、(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットと、消去を必要とする(1つまたは複数の)CPパラメータセットを表す削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdの両方を含むものとする。SCS/ASが、(1つまたは複数の)前に設定されたCPパラメータセットの削除を実施することのみを希望する場合、それは、削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdを含むものとする。
【0032】
ステップ2において、SCEFは、SCS/ASが、UEにまたは識別されたグループ中の各UEにCP要求を送出することを許可されるかどうかを検査する。SCEFは、オペレータポリシまたは設定に基づいて追加/修正/削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットをフィルタ処理および選択する。SCEFは、UEについて(1つまたは複数の)複数のCPパラメータセットがある場合、CPパラメータの潜在的重複について検査しないが、これは、MMEにおいてハンドリングされる。
【0033】
重複していることがある複数のSCEFからCPパラメータセットを受信することを回避するために、HSSは、所与のUEについて単一のSCEFのみからCPパラメータセットを受け付けるものとする。
【0034】
ステップ3において、SCEFは、UEごとに(1つまたは複数の)選択されたCPパラメータセットを配信するために、CPパラメータ更新要求(外部識別子またはMSISDNまたは外部グループ識別子、(1つまたは複数の)SCEF参照ID、SCEFアドレス、(1つまたは複数の)CPパラメータセット、(1つまたは複数の)有効時間、削除のための(1つまたは複数の)SCEF参照ID)メッセージをHSSに送出する。このメッセージ中に含まれる複数のCPパラメータセットがあり得、ここで、追加または修正のための各CPパラメータセットが、メッセージ中に含まれるかまたは所与のUEのためにすでにプロビジョニングされた他のCPパラメータセットと重複しないと決定された。SCEFは、SCS/ASからの(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdに基づいて、HSSに送出されるべきCPパラメータセットについて(1つまたは複数の)SCEF参照IDを導出する。
【0035】
SCS/ASからのCPパラメータセットの削除についての要求が、SCEFによる重複しないCPパラメータセットの修正についての要求を生じ得る。
【0036】
ステップ4において、HSSは、たとえば、外部識別子またはMSISSNまたは外部グループ識別子の存在に関して、CPパラメータ更新要求メッセージを調べる。検査が失敗した場合、HSSは、ステップ5に従ってSCEFに応答メッセージを直ちに送出する。HSSは、外部識別子またはMSISDNをIMSI(国際モバイル加入者識別情報)に分解するか、または外部グループ識別子をIMSIグループ識別子に分解し、IMSIまたはIMSIグループ識別子によって識別されたUEサブスクリプションデータの一部として(1つまたは複数の)CPパラメータセットおよびそれらの(1つまたは複数の)有効時間を記憶し、したがって、(1つまたは複数の)CPパラメータセットは、(1つまたは複数の)サービングMMEがUEのモビリティにより変更されたとき、(1つまたは複数の)サービングMMEにフォワーディングされ得る。
【0037】
HSSは、記憶されたCPパラメータセットに関連するSCEF参照IDが、所与のUEのためにすでに記憶されたCPパラメータセットについてのSCEF参照IDに一致することによって、記憶されたCPパラメータセットが修正されるべきであると決定する。HSSが、既存のCPパラメータセットが修正されるべきであると決定した場合、HSSは、すでに記憶されたCPパラメータセットを廃棄し、同じSCEF参照IDの下で新しいCPパラメータセットと有効時間とを記憶する。
【0038】
HSSは、関連するSCEF参照IDおよび有効時間とともに、新しいCPパラメータセットを記憶する。
【0039】
CPパラメータセットが削除されるべきである場合、HSSは、サブスクリプションからCPパラメータセットを除去する。
【0040】
HSSに記憶されたCPパラメータセットについての有効時間が満了した場合、HSSは、追加のシグナリングなしで、関連するCPパラメータセットを自律的に削除する。
【0041】
(1つまたは複数の)CPパラメータセットがSGSNに提供されないことに留意されたい。
【0042】
HSSが、(1つまたは複数の)記憶されたCPパラメータセットのコンテンツの有効性を確認する必要がないことに留意されたい。
【0043】
ステップ5において、HSSは、CPパラメータ更新応答(SCEF参照ID、原因)メッセージをSCEFに送出する。原因値は、成功のサブスクリプション更新、または失敗したサブスクリプション更新の理由を指示する。
【0044】
ステップ6において、SCEFは、(1つまたは複数の)CPパラメータセットのプロビジョンが成功したかどうかをSCS/ASに通知するために、更新応答((1つまたは複数の)CPパラメータセットId、(1つまたは複数の)原因)メッセージを送出する。
【0045】
ステップ7において、HSSは、(1つまたは複数の)対応する有効時間、(1つまたは複数の)SCEF参照ID、および削除のための(1つまたは複数の)SCEF参照IDとともに(1つまたは複数の)CPパラメータセットをMMEに送出するために、各UEについて挿入サブスクリプションデータプロシージャを始動する。
【0046】
MMEは、記憶されたCPパラメータセットに関連するSCEF参照IDが、UEのためにすでに記憶されたCPパラメータセットについてのSCEF参照IDに一致することによって、記憶されたCPパラメータセットが修正されるべきであると決定する。MMEが、既存のCPパラメータセットが修正されるべきであると決定した場合、MMEは、すでに記憶されたCPパラメータセットを廃棄し、同じSCEF参照IDの下で、UEの(E)MMコンテキストにおいて、関連する有効時間とともに、受信されたCPパラメータセットを記憶する。
【0047】
MMEは、関連するSCEF参照IDおよび有効時間とともに、新しいCPパラメータセットを記憶する。MMEは、TS23.401[7]において説明される(1つまたは複数の)CPパラメータセットを使用し得る。
【0048】
CPパラメータセットが削除されるべきである場合、MMEは、サブスクリプションからCPパラメータセットを除去する。
【0049】
MMEに記憶されたCPパラメータセットについての有効時間が満了した場合、MMEは、追加のシグナリングなしで、関連するCPパラメータセットを自律的に削除する。
【0050】
図1に示されているプロシージャは、SCS/ASが、1つのメッセージ中で複数のCPパラメータセットを要求することを可能にする。「成功」というDiameterコマンドレベル結果は、すべての(1つまたは複数の)CPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされることを意味するとは限らず、HSSは、要求されたCPパラメータセットについて異なるプロビジョニング結果を指示し得るが、現在、SCEFは、個々のCPパラメータセットについていかなるエラー指示をもSCS/ASに送出しない。帰結は、複数のCPパラメータセットプロビジョニングについて、SCS/ASが、すべてのCPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされたと誤って信じ得ることである。
【0051】
上述の問題または他の問題を克服または緩和するために、あるいは有用なソリューションを提供するために、本開示の実施形態は、ソリューションを提案する。本開示のいくつかの実施形態は、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。本開示のいくつかの実施形態は、1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示するそれらの1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてについての結果を送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。本開示のいくつかの実施形態は、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての結果のみを送出することが可能であるようなSCEF/NEFの拡張を提案する。
【0052】
図2は、SCS/ASおよびAFなど、サーバにおいて実装されるかまたはサーバに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の一実施形態による、方法200のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法200の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。装置は、無線通信ネットワーク中にあり得る。装置は、無線通信ネットワークにおいてSCEFまたはNEFなどのネットワークデバイスと通信し得る。
【0053】
ブロック202において、サーバは、ネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出し得る。ネットワークデバイスは、ネットワークパラメータ設定に関係する任意の好適なネットワークデバイスであり得る。たとえば、ネットワークデバイスは、3GPP無線ネットワークにおけるSCEFまたはNEFであり得る。
【0054】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータは、UEまたはUEのグループについて固有であり得る。この場合、パラメータプロビジョニング要求は、UEまたはUEのグループの識別子をさらに含み得る。UEまたはUEのグループの識別子は、外部識別子またはMSISDNまたは外部グループ識別子など、任意の好適な形式をとり得るが、それに限定されない。
【0055】
一実施形態では、各CPパラメータセットが、関連する有効時間を有し得る。有効時間は、CPパラメータセットがいつ満了するかを指示し得、NEF/SCEF、HSS、およびAMF/MMEなど、関与するノードによって削除され得る。有効時間は、特定のCPパラメータセットが満了時間を有しないことを指示する値にセットされ得る。有効時間が満了したとき、NEF/SCEF、HSS、およびAMF/MMEなど、関与するノードは、関与するノード間の追加のシグナリングなしに、関連するCPパラメータセットを自律的に削除し得る。有効時間のフォーマットは、SCEF/NEF、HSS、およびAMF/MME/SGSN(サービング汎用パケット無線サービスサポートノード)など、関与するノードが、関連するCPパラメータセットの満了を一貫しておよび一様に解釈することを可能にする様式で規定され得る。
【0056】
1つまたは複数のCPパラメータセットは、3GPP TS23.683の表5.10.1-1またはその将来のバージョンにおいて規定されているCPパラメータセットなど、任意の好適なCPパラメータを含み得る。一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットは、周期的通信インジケータと、通信持続時間と、周期的時間と、スケジュールされた通信時間と、固定指示と、トラフィックプロファイルとを含み得る。周期的通信インジケータは、UEが周期的に通信するか否か、たとえば、要求に応じて通信するにすぎないかを識別し得る。通信持続時間は、周期的通信の持続間隔時間を指示し得、周期的通信インジケータとともに使用され得る。通信持続時間の一例は、5分であり得る。周期的時間は、周期的通信の間隔時間を指示し得、周期的通信インジケータとともに使用され得る。周期的時間の一例は、1時間ごとであり得る。スケジュールされた通信時間は、UEが通信のために利用可能である時間帯および曜日を指示し得る。スケジュールされた通信時間の一例は、時間:13:00~20:00、日:月曜日であり得る。固定指示は、UEが、固定であるのか、移動であるのかを識別し得る。バッテリー指示は、UEについての電力消費危険度(criticality)、すなわち、UEが、再充電可能でない/交換可能でないバッテリーをもつバッテリー電源式であるかどうか、再充電可能な/交換可能なバッテリーをもつバッテリー電源式であるかどうか、またはバッテリー電源式でないかどうか、を識別し得る。トラフィックプロファイルは、データ送信のタイプ、すなわち、シングルパケット送信(ULまたはDL)、デュアルパケット送信(ULと後続のDL、またはDLと後続のUL)、複数のパケット送信、を識別し得る。
【0057】
パラメータプロビジョニング要求は、任意の他の好適な情報をさらに含み得る。たとえば、パラメータプロビジョニング要求は、外部識別子(Id)またはMSISDNまたは外部グループ識別子、SCS/AS識別子、(1つまたは複数の)CPパラメータセットId、(1つまたは複数の)CPパラメータセット、(1つまたは複数の)有効時間、削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdのうちの少なくとも1つを含み得る。(1つまたは複数の)CPパラメータセットは、上記で説明されたパラメータを含み得る。CPパラメータセットIdが、ASなどのサーバによって各CPパラメータセットに割り振られ得る。
【0058】
SCS/ASなどのサーバは、UEのCPパラメータセットの一部または全部を追加、変更または削除し得、たとえば、ASなどのサーバが、UEが、有意な時間期間の間、移動することを開始または停止したことに気づいている場合、特に、AS/AFなどのサーバが、そうするようにUEに命令している場合、SCS/ASなどのサーバは、(1つまたは複数の)対応するCPパラメータセットおよびその(1つまたは複数の)有効時間ならびにそれらの(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdをSCEFなどのネットワークノードに提供し得る。SCS/ASなどのサーバが、(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットを設定することとともに、前に設定されたCPパラメータセットの削除を実施することを希望する場合、それは、(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットと、消去を必要とする(1つまたは複数の)CPパラメータセットを表す削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdの両方を含むものとする。SCS/ASなどのサーバが、(1つまたは複数の)前に設定されたCPパラメータセットの削除を実施することのみを希望する場合、それは、削除のための(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdを含むものとする。
【0059】
ネットワークデバイスがパラメータプロビジョニング要求を受信したとき、ネットワークデバイスは、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成し、パラメータプロビジョニング応答をサーバに送出し得る。ネットワークデバイスの詳細な動作が以下で説明される。
【0060】
次いで、ブロック204において、サーバは、ネットワークデバイスから、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信し得る。
【0061】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果は、1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてについての結果を含み得る。たとえば、各CPパラメータセットは、それが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示するための対応する結果を有し得る。
【0062】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果は、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての結果のみを含み得る。この場合、結果が特定のCPパラメータセットの結果を含まないとき、これは、特定のCPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされたことを意味する。
【0063】
1つのCPパラメータセットの結果は、ステータスコードなど、任意の好適な形式をとり得る。ステータスコードは、たとえばステータスコードの数に応じて、任意の好適なビット数を占有し得る。たとえば、ステータスコード「1」が、CPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされたことを指示し得、ステータスコード「0」が、CPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされなかったことを指示し得、その逆も同様である、2つのステータスコードがあるとき、ステータスコードは、1ビットを占有し得る。この場合、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果がビットマップをとり得る。
【0064】
一実施形態では、CPパラメータセットの結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含み得る。CPパラメータセット識別子のデータタイプは、アレイ(ストリング)であり得る。
【0065】
一実施形態では、結果コードは、失敗コードと、成功コードとを含み得る。失敗コードは、特定の失敗理由を識別し得る。たとえば、失敗理由は、誤動作、CPパラメータセット識別子が重複していること、および他の理由のうちの少なくとも1つを識別し得る。誤動作は、CPパラメータプロビジョニングにおいて何かが誤って機能するか、またはCPパラメータプロビジョニングがまったく機能しないことを指示し得る。CPパラメータセット識別子が重複していることは、(1つまたは複数の)受信されたCPパラメータセット識別子がすでにプロビジョニングされたことを指示し得る。他の理由は、指定されていない他の理由を指示し得る。他の実施形態では、任意の他の好適なタイプの失敗コードがあり得る。失敗コードは、たとえば失敗理由の数に応じて、任意の好適なビット数で表され得る。たとえば、3つの失敗理由があるとき、失敗コードは、2ビットを占有し得る。
【0066】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つまたは複数のCPパラメータセットについてのリソースを作成するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)POSTメッセージ中に含まれ得、パラメータプロビジョニング応答は、HTTP POST応答中に含まれ得る。HTTP POSTメッセージは、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP POSTメッセージは、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS29.122の表5.10.3.2.3.4-1において規定されているHTTP POST要求と同様または同じであり得る。HTTP POST応答は、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP POST応答は、本開示の実施形態によるHTTP POST応答が、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果をさらに含むことを除いて、3GPP TS29.122の表5.10.3.2.3.4-1において規定されているHTTP POST応答と同様または同じであり得る。
【0067】
たとえば、
図1に示されている3GPPネットワークでは、1つまたは複数のCPパラメータセットについてのリソースを作成するために、SCS/ASは、1つまたは複数の新しいプロビジョニングされたCPパラメータセットを含む、「CPプロビジョニングサブスクリプション」リソースについてのHTTP POSTメッセージをSCEFに送出し得る。HTTP POSTメッセージの本文は、単一のUEについての外部識別子またはMSISDNあるいはUEのグループについての外部グループID、SCS/AS識別子および(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdに関連するCP情報の1つまたは複数のセットを含むものとする。ExpectedUMT_5G特徴がサポートされる場合、「expectedUmts」属性内の予想されるUE移動軌道も含まれるものとする。HTTP POSTメッセージを受信した後に、SCEFは、SCS/ASが許可されるかどうかを検査するものとする。SCEFは、(1つまたは複数の)CPパラメータセットの数が、オペレータポリシまたは設定に基づく限界に達したかどうかをも検査し得る。有効性確認の後に、SCEFは、各受信されたCPパラメータセットIdについて、CPパラメータセットIdから導出され得るSCEF参照IDを割り振り、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS29.336において指定されているように(1つまたは複数の)CPパラメータセットを配信するためのCPパラメータ更新要求メッセージをHSSに送出するものとする。HSSから成功の結果を受信した後に、SCEFは、CPパラメータセットを表す、リソース「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」およびすべてのサブリソース「個々のCPセットプロビジョニング」を作成するものとする。SCEFは、各々、「cpParameterSet」属性中の「self」属性内の、作成されたサブスクリプションリソース「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」および(1つまたは複数の)サブリソース「個々のCPセットプロビジョニング」についてのURIを含んでいるロケーションヘッダフィールドを含む201作成済みでSCS/ASに応答するものとし、さもなければ、SCEFは、いかなるリソースをも作成しないものとし、500内部サーバエラーにセットされたステータスコードでSCS/ASに応答するものとする。SCEFは、(1つまたは複数の)あるCPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされない(たとえば、HSSが失敗を返す、および/またはSCEFがCPパラメータプロビジョニングを受け付けない(たとえば、要求中の1つまたは複数のCPパラメータセット識別子が既存のサブスクリプション中にすでに存在する))場合、HTTP応答の本文中に(1つまたは複数の)CPパラメータセット識別子のリストおよび(1つまたは複数の)結果をもつ(1つまたは複数の)CP報告をも含めるものとする。
【0068】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つまたは複数のCPパラメータセットを追加または更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ得、パラメータプロビジョニング応答は、HTTP PUT応答中に含まれ得る。HTTP PUTメッセージは、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP PUTメッセージは、3GPP TS29.122の表5.10.3.3.3.2において規定されているHTTP PUT要求と同様または同じであり得る。HTTP PUT応答は、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP PUT応答は、本開示の実施形態によるHTTP PUT応答が、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果をさらに含むことを除いて、3GPP TS29.122の表5.10.3.3.3.2において規定されているHTTP PUT応答と同様または同じであり得る。
【0069】
たとえば、
図1に示されている3GPPネットワークでは、(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットを追加し、1つまたは複数のCPパラメータセットIdについて(1つまたは複数の)既存のCPパラメータセットを更新および/または除去するために、SCS/ASは、(1つまたは複数の)新しいリソースを作成することによって(1つまたは複数の)新しいCPパラメータセットを追加し、(1つまたは複数の)既存のリソースのいくつかの作成されたプロパティ(たとえば、有効時間)を変更し、および/あるいは(1つまたは複数の)既存のリソースのいくつかのプロパティまたはプロパティ全体を除去するように要求する、「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」リソースのためのHTTP PUTメッセージをSCEFに送出し得る。HTTP PUTメッセージを受信した後に、SCEFは、3GPP TS29.336において指定されているようにCPパラメータ変更をHSSに送出するものとする。HSSから成功コードをもつ応答を受信した後に、SCEFは、(1つまたは複数の)リソースを更新し、200 OKステータスコードをもつHTTP応答をSCS/ASに送出し、HTTP応答の本文中に(1つまたは複数の)CPパラメータセットIdのリストを含めるものとする。さもなければ、SCEFは、リソースを更新しないものとし、500内部サーバエラーにセットされたステータスコードをもつHTTP応答をSCS/ASに送出するものとする。SCEFは、(1つまたは複数の)あるCPパラメータセットが成功裡にプロビジョニングされない(たとえば、HSSが失敗を返す、および/またはSCEFがCPパラメータプロビジョニングを受け付けない(たとえば、要求中の1つまたは複数のCPパラメータセット識別子が既存のサブスクリプション中にすでに存在する))場合、HTTP応答の本文中に(1つまたは複数の)CPパラメータセット識別子のリストおよび(1つまたは複数の)結果をもつ(1つまたは複数の)CP報告をも含めるものとする。
【0070】
リソース「CPプロビジョニングサブスクリプション」へのHTTP POSTメッセージまたはリソース「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」へのHTTP PUTメッセージについて、(1つまたは複数の)すべてのアプリケーションのプロビジョニングが失敗した(たとえば、HSSがすべてのセットについて失敗を返す、および/またはSCEFがPFDプロビジョニングを受け付けない)場合、SCEFは、500内部サーバエラー応答で応答し、対応する失敗コード、およびプロビジョニングが失敗した(1つまたは複数の)CPパラメータセット識別子を含めるものとする。
【0071】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つのCPパラメータセットを更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ得、パラメータプロビジョニング応答は、HTTP PUT応答中に含まれ得る。HTTP PUTメッセージは、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP PUTメッセージは、3GPP TS29.122の表5.10.3.4.3.2-1において規定されているHTTP PUT要求と同様または同じであり得る。HTTP PUT応答は、任意の好適なフォーマットのものであり得る。たとえば、HTTP PUT応答は、本開示の実施形態によるHTTP PUT応答が、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果をさらに含むことを除いて、3GPP TS29.122の表5.10.3.4.3.2-1において規定されているHTTP PUT応答と同様または同じであり得る。
【0072】
たとえば、
図1に示されている3GPPネットワークでは、SCS/ASは、CPパラメータセットIdによって識別された個々のリソースを交換するように要求する、「個々のCPセットプロビジョニング」リソースのためのHTTP PUTメッセージをSCEFに送出し得る。HTTP PUTメッセージの本文は、CP情報のセットを含むものとする。そのような要求を受信した後に、SCEFは、3GPP TS29.336において指定されているようにHSSと対話するものとする。HSSから成功コードをもつ応答を受信した後に、SCEFは、リソースを更新し、200 OKステータスコードをもつHTTP応答をSCS/ASに送出するものとし、さもなければ、SCEFは、リソースを更新しないものとし、500内部サーバエラーにセットされたステータスコードをもつHTTP応答をSCS/ASに送出するものとする。CPパラメータセットのプロビジョニングが失敗した(たとえば、HSSがCPパラメータセットについて失敗を返す、またはSCEFがCPセットプロビジョニングを受け付けない)場合、SCEFは、対応するステータスコードとともに要求を拒否し、対応する失敗コード、およびプロビジョニングが失敗したCPパラメータセット識別子を含めるものとする。
【0073】
一実施形態では、CpReportと呼ばれるCP報告が、成功裡に追加または修正されなかった(1つまたは複数の)CPパラメータセット識別子および(1つまたは複数の)対応する失敗理由を指示するために表1において規定され得る。
【0074】
一実施形態では、3GPP TS29.122の表5.10.2.1.2-1は、上記で説明されたようなCpReportを組み込むために表2に改訂され得る。
【0075】
一実施形態では、CPパラメータプロビジョニングの失敗理由を表すCpFailureCodeと呼ばれる失敗コードが表3において規定され得る。
【0076】
一実施形態では、3GPP TS29.122の表5.10.3.2.3.4-1は、上記で説明されたようなCpReportを組み込むために表4に改訂され得る。
【0077】
一実施形態では、3GPP TS29.122の5.10.3.3.3.2-1は、上記で説明されたようなCpReportを組み込むために表5に改訂され得る。
【0078】
一実施形態では、3GPP TS29.122の5.10.3.4.3.2-1は、上記で説明されたようなCpReportを組み込むために表6に改訂され得る。
【0079】
一実施形態では、サーバは、サービス能力サーバ/アプリケーションサーバ(SCS/AS)またはアプリケーション機能(AF)を備え得、ネットワークデバイスは、サービス能力公開機能(SCEF)またはネットワーク公開機能(NEF)を備え得る。
【0080】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットと、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果とは、モビリティ管理エンティティ(MME)ならびに/またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)によって使用されるためのものである。
【0081】
図3は、SCEFまたはNEFなど、ネットワークデバイスにおいて実装されるかまたはネットワークデバイスに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の一実施形態による、方法300のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法300の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。
【0082】
ブロック302において、ネットワークデバイスは、サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信し得る。たとえば、サーバは、
図2のブロック202においてパラメータプロビジョニング要求を送出し得、次いで、ネットワークデバイスは、パラメータプロビジョニング要求を受信し得る。
【0083】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータは、上記で説明されたように、UEまたはUEのグループについて固有であり得る。一実施形態では、各CPパラメータセットが、上記で説明されたように、関連する有効時間を有し得る。一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットは、周期的通信インジケータと、通信持続時間と、周期的時間と、スケジュールされた通信時間と、固定指示と、トラフィックプロファイルとを含み得る。
【0084】
ブロック304において、ネットワークデバイスは、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成し得る。
【0085】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果は、1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのすべてについての結果を含み得る。
【0086】
一実施形態では、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果は、成功裡にプロビジョニングされなかったCPパラメータセットについての結果のみを含み得る。
【0087】
一実施形態では、CPパラメータセットの結果のフォーマットが、CPパラメータセット識別子と、対応する結果コードとを含み得る。
【0088】
一実施形態では、対応する結果コードは、失敗コードを含み得る。失敗コードは、誤動作、CPパラメータセット識別子が重複していること、および他の理由のうちの少なくとも1つを識別し得る。
【0089】
ブロック306において、ネットワークデバイスは、パラメータプロビジョニング応答をサーバに送出し得る。
【0090】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つまたは複数のCPパラメータセットについてのリソースを作成するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)POSTメッセージ中に含まれ得る。パラメータプロビジョニング応答は、HTTP POST応答中に含まれ得る。ネットワークデバイスは、サーバが許可されたかどうか、および/あるいは1つまたは複数のCPパラメータセットの数がオペレータポリシまたは設定に基づく限界に達したかどうか、および/あるいはPOSTメッセージ中の1つまたは複数のCPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、検査の結果に基づいて、1つまたは複数のCPパラメータセットの各々について参照識別子を割り振ること、CPパラメータ更新要求をHSSおよび/またはUDMに送出すること、HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ更新応答を受信すること、CPパラメータ更新応答が成功の結果を指示するとき、CPパラメータセットを表す、リソース「個々のCPプロビジョニングサブスクリプション」およびすべてのサブリソース「個々のCPセットプロビジョニング」を作成すること、ならびに検査の結果とCPパラメータ更新応答とに基づいて、パラメータプロビジョニング応答を生成することを実施することとを行うことによって、パラメータプロビジョニング応答を生成し得る。一実施形態では、HTTP POST応答は、応答コード201作成済みまたは応答コード500内部サーバエラーを含み得る。
【0091】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つまたは複数のCPパラメータセットを追加または更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ得る。パラメータプロビジョニング応答は、HTTP PUT応答中に含まれ得る。ネットワークデバイスは、サーバが許可されたかどうか、および/あるいは1つまたは複数のCPパラメータセットの数がオペレータポリシまたは設定に基づく限界に達したかどうか、および/あるいはPUTメッセージ中の1つまたは複数のCPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、検査の結果に基づいて、CPパラメータ変更メッセージをホーム加入者サーバ(HSS)および/または統合データ管理(UDM)に送出すること、HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ変更応答を受信すること、CPパラメータ変更応答が成功コードを含むとき、1つまたは複数のCPパラメータセットに関係するリソースを更新すること、ならびに検査の結果とCPパラメータ変更応答とに基づいて、パラメータプロビジョニング応答を生成することを実施することとを行うことによって、パラメータプロビジョニング応答を生成し得る。一実施形態では、HTTP PUT応答は、応答コード200 OKまたは応答コード500内部サーバエラーを含む。
【0092】
一実施形態では、パラメータプロビジョニング要求は、1つのCPパラメータセットを更新するためのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)PUTメッセージ中に含まれ得る。パラメータプロビジョニング応答は、HTTP PUT応答中に含まれ得る。ネットワークデバイスは、サーバが許可されたかどうか、および/またはPUTメッセージ中のCPパラメータセットが既存のリソースとしてすでにプロビジョニングされたかどうかを検査することと、検査の結果に基づいて、CPパラメータ更新メッセージをホーム加入者サーバ(HSS)および/または統合データ管理(UDM)に送出すること、HSSおよび/またはUDMからCPパラメータ更新応答を受信すること、CPパラメータ更新応答が成功コードを含むとき、1つのCPパラメータセットに関係するリソースを更新すること、ならびに検査の結果とCPパラメータ更新応答とに基づいて、パラメータプロビジョニング応答を生成することを実施することとを行うことによって、パラメータプロビジョニング応答を生成し得る。一実施形態では、HTTP PUT応答は、応答コード200 OKまたは応答コード409競合または応答コード500内部サーバエラーを含み得る。
【0093】
一実施形態では、サーバは、サービス能力サーバ/アプリケーションサーバ(SCS/AS)またはアプリケーション機能(AF)を備え、ネットワークデバイスは、サービス能力公開機能(SCEF)またはネットワーク公開機能(NEF)を備える。
【0094】
一実施形態では、1つまたは複数の通信パターン(CP)パラメータセットと、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果とは、モビリティ管理エンティティ(MME)ならびに/またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)によって使用されるためのものである。
【0095】
図2~
図3に示されている様々なブロックは、方法ステップ、および/またはコンピュータプログラムコードの動作から生じる動作、および/または関連する(1つまたは複数の)機能を行うために構築された複数の結合された論理回路と見なされ得る。上記で説明された概略フローチャート図は、概して、論理フローチャート図として記載される。したがって、図示された順序および標示されたステップは、提示された方法の特定の実施形態を示す。例示された方法の、1つまたは複数のステップ、またはそれらの部分と、機能、論理、または効果において等価である他のステップおよび方法が想到され得る。さらに、特定の方法が行われる順序は、示されている対応するステップの順序に厳密に従うことも従わないこともある。
【0096】
図4aは、本開示の一実施形態による、無線通信ネットワークにおけるサーバにおいて/サーバとして実施され得る装置410の簡略ブロック図を示す。
図4bは、本開示の一実施形態による、ネットワークデバイスにおいて/ネットワークデバイスとして実施され得る装置420を示す。
【0097】
装置410は、データプロセッサ(DP)など、少なくとも1つのプロセッサ411と、プロセッサ411に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)412とを備え得る。装置410は、プロセッサ411に結合された送信機TXおよび受信機RX413をさらに備え得る。MEM412はプログラム(PROG)414を記憶する。PROG414は、関連するプロセッサ411上で実行されたとき、装置410が、本開示の実施形態に従って動作すること、たとえば、方法200を実施することを可能にする、命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ411と少なくとも1つのMEM412との組合せは、本開示の様々な実施形態を実装するように適応された処理手段415を形成し得る。
【0098】
装置420は、DPなど、少なくとも1つのプロセッサ421と、プロセッサ421に結合された少なくとも1つのMEM422とを備える。装置420は、プロセッサ421に結合された送信機TXおよび受信機RX423をさらに備え得る。MEM422はPROG424を記憶する。PROG424は、関連するプロセッサ421上で実行されたとき、装置420が、本開示の実施形態に従って動作すること、たとえば、方法300を実施することを可能にする、命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ421と少なくとも1つのMEM422との組合せは、本開示の様々な実施形態を実装するように適応された処理手段425を形成し得る。
【0099】
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ411および421、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアのうちの1つまたは複数によって実行可能なコンピュータプログラムによって、またはそれらの組合せにおいて実行可能なコンピュータプログラムによって実装され得る。
【0100】
MEM412および422は、ローカル技術環境に好適な任意のタイプのものであり得、非限定的な例として、半導体ベースメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなど、任意の好適なデータ記憶技術を使用して実装され得る。
【0101】
プロセッサ411および421は、ローカル技術環境に好適な任意のタイプのものであり得、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサDSPおよびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0102】
次に、無線通信ネットワーク中のサーバにおいて実装される装置500の概略ブロック図を示す
図5への参照が行われる。装置500は、例示的な方法200、および、場合によっては、任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。
【0103】
図5に示されているように、装置500は、ネットワークデバイスに、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を送出するように設定された送出ユニット502と、ネットワークデバイスから、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を受信するように設定された受信ユニット504とを備え得る。
【0104】
次に、ネットワークデバイスにおいて実装される装置600の概略ブロック図を示す
図6への参照が行われる。装置600は、例示的な方法300、および、場合によっては、任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。
【0105】
図6に示されているように、装置600は、サーバから、それぞれの通信パターン(CP)パラメータセット識別子に関連する1つまたは複数のCPパラメータセットを含むパラメータプロビジョニング要求を受信するように設定された受信ユニット602と、1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つが成功裡にプロビジョニングされたか否かを指示する1つまたは複数のCPパラメータセットのうちの少なくとも1つのそれぞれの結果を含むパラメータプロビジョニング応答を生成するように設定された生成ユニット604と、サーバへのパラメータプロビジョニング応答を受信するように設定された受信ユニット606とを備え得る。
【0106】
装置500および600中の、いくつかのユニットまたはモジュールは、いくつかの実装形態において組み合わせられ得ることが諒解されよう。たとえば、一実施形態では、情報を送出および受信するために、単一の送受信ユニットを使用することが可能である。
【0107】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなサーバに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0108】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなネットワークデバイスに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0109】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなサーバに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0110】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなネットワークデバイスに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0111】
さらに、本開示は、上述のようなコンピュータプログラムを含んでいるキャリアをも提供し得、そのキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、Blu-rayディスクなどのような、光コンパクトディスクまたは電子メモリデバイスであり得る。
【0112】
本明細書で説明される技法は、一実施形態で説明される対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が、従来技術の手段だけでなく、その実施形態で説明される対応する装置の1つまたは複数の機能を実装するための手段をも備えるように、および、その装置が、各別個の機能のための別個の手段、あるいは1つまたは複数の機能を実施するように設定され得る手段を備え得るように、様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの技法は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組合せで実装され得る。ファームウェアまたはソフトウェアの場合、実装は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、機能など)を通して行われ得る。
【0113】
本明細書の例示的な実施形態が、方法および装置のブロック図およびフローチャート図に関して上記で説明された。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャート図中のブロックの組合せが、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実装され得ることを理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または機械を製造するための他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置上で実行する命令は、フローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実装するための手段を作成する。
【0114】
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示されている特定の順序または連続した順序で実施されること、あるいはすべての例示された動作が実施されることを必要とするものとして理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論中に含まれているが、これらは、本明細書で説明される主題の範囲に対する限定と解釈されるべきではなく、むしろ特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおいて説明されるいくつかの特徴は、単一の実施形態における組合せでも実装され得る。逆に、単一の実施形態のコンテキストにおいて説明される様々な特徴が、複数の実施形態において別々にも実装され、または任意の好適な部分組合せでも実装され得る。
【0115】
本明細書は多くの特定の実装の詳細を含んでいるが、これらは、任意の実装のまたは請求され得るものの範囲に対する限定と解釈されるべきではなく、むしろ特定の実装形態の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおいて本明細書で説明されるいくつかの特徴は、単一の実施形態における組合せでも実装され得る。逆に、単一の実施形態のコンテキストにおいて説明される様々な特徴が、複数の実施形態において別々にも実装され、または任意の好適な部分組合せでも実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、さらには最初にそのようなものとして請求され得るが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、いくつかの場合にはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せまたは部分組合せの変形を対象とし得る。
【0116】
技術が進歩するにつれて、発明的概念が様々なやり方で実装され得ることが当業者に明らかであろう。上記で説明された実施形態は、本開示を限定するのではなく説明するために与えられており、当業者が容易に理解するように、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく修正および変形が行われ得ることを理解されたい。そのような修正および変形は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にあると見なされる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。