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特許7393487プロフィール写真を推薦する方法とシステム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】プロフィール写真を推薦する方法とシステム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20231129BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20231129BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20231129BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/01 570
G06Q50/00 300
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022123866
(22)【出願日】2022-08-03
(62)【分割の表示】P 2020546093の分割
【原出願日】2018-03-06
(65)【公開番号】P2022169565
(43)【公開日】2022-11-09
【審査請求日】2022-09-01
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ペ,ヒジョン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョンヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,ヒョンジ
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0052462(US,A1)
【文献】特開2014-044541(JP,A)
【文献】特開2013-078072(JP,A)
【文献】特開2014-170397(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06F 3/01
G06Q 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータプログラムであって、第1端末により実行されると、前記第1端末に方法を実行させ、前記方法は、
前記第1端末のユーザと、前記第1端末と異なる第2端末のユーザとを少なくとも含むチャットルームを前記第1端末に表示するステップと、
前記第1端末から送信された複数の第1コンテンツと前記第2端末から送信された複数の第2コンテンツを、前記チャットルームに時系列で表示させ、
前記第1コンテンツがプロフィール画像を添付されて送信された場合、前記第1コンテンツの近傍に表示され前記第1端末のユーザを特定するプロフィール領域に、該第1コンテンツに添付されたプロフィール画像を表示するステップであって、前記プロフィール画像は前記第1コンテンツの各々について異なる、ステップと、
を含む、コンピュータプログラム。
【請求項2】
前記方法は、
前記第1コンテンツがプロフィール画像を添付されずに送信された場合、前記第1コンテンツの近傍にプロフィール領域を表示しないステップを更に含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記方法は、
前記第2コンテンツがプロフィール画像を添付されて送信された場合、前記第2コンテンツの近傍に表示され前記第2端末のユーザを特定するプロフィール領域に、該第2コンテンツに添付されたプロフィール画像を表示するステップであって、前記プロフィール画像は前記第2コンテンツの各々について異なる、ステップを更に含む、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記方法は、
前記第2コンテンツがプロフィール画像を添付されずに送信された場合、前記第2コンテンツの近傍にプロフィール領域を表示しないステップを更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記第1コンテンツに添付されたプロフィール画像は、前記第1コンテンツが前記第1端末に表示された前記チャットルームに入力されたときに、カメラビューによって自動撮影された写真である、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記方法は、
前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウにタグとして定義された特殊文字が入力されることに応答して、前記チャットルームにおいて写真添付機能を提供するステップを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記タグは、前記写真添付機能のうち、カメラビューを呼び出すための第1タグと写真推薦リストを呼び出すための第2タグとを含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記方法は、
前記チャットルームが表示された状態で前記第1端末に対して特定のジェスチャーが入力されることに応答して、前記チャットルームにおいて写真添付機能を提供するステップを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記方法は、
前記チャットルームが表示された状態で地面に対する前記第1端末の角度が予め定められた角度以上となることに応答して、前記チャットルームにおいて写真添付機能を提供するステップを更に含む、請求項1~5いずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記方法は、
前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力中のメッセージ内容から感情情報が抽出されることに応答して、前記チャットルームにおいて写真添付機能を提供するステップを更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項11】
前記方法は、
前記第1端末に保存された写真それぞれに対して前記写真と関連するキーワードを抽出してタグ付けするステップと、
前記タグ付けされたキーワードに基づき、前記第1端末に保存された写真のうちから前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージに対応する少なくとも1つの写真を選択して、前記チャットルームにおいて写真推薦リストとして提供するステップと、
を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項12】
システムであって、
請求項1~11のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを格納しているメモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項1~11のいずれか一項に記載のステップを実行可能にされる、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、チャットルームにおけるメッセージのプロフィール領域に写真を反映する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャーは、メッセージやデータをリアルタイムで送受信することのできるソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上に会話の相手を登録すると、会話リストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でもその使用が普遍化している。
【0004】
例えば、韓国公開特許第10-2002-0074304号公報(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができるようにした、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
一般的にメッセンジャーのチャットルームには、メッセージ別に該当のメッセージを送信したユーザのプロフィール写真を示す領域が提供される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メッセンジャーやSNS(social network service)などのチャットルームにおいて、写真撮影および/または写真推薦によってメッセージ別にプロフィール写真領域をカスタマイズすることができる。
【0007】
チャットルームでプロフィールカスタマイズのための写真添付にかかる過程と時間を最小化することにより、カスタムプロフィール機能の使用性を高めることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
電子機器が実行するカスタムプロフィール提供方法であって、前記電子機器は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記カスタムプロフィール提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームに対して前記チャットルームに表示されるプロフィールのカスタマイズのための入力イベントが認識されれば、前記チャットルームに写真添付機能を提供する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームで作成されたメッセージの送信要求に前記写真添付機能によって特定された写真が含まれる場合、前記メッセージとともに前記特定された写真を送信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記チャットルームの前記メッセージと対応する前記メッセージのプロフィール領域に前記送信された写真を表示する段階を含む、カスタムプロフィール提供方法を提供する。
【0009】
一側面によると、前記提供する段階は、前記チャットルームに対して認識された入力イベントに基づき、写真撮影のためのカメラビューおよび前記電子機器に保存された写真のうちの少なくとも一部を含む写真推薦リストのうちの少なくとも1つの写真添付機能を決定し、前記決定された少なくとも1つの写真添付機能を前記チャットルームに提供する段階を含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記提供する段階は、前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウにタグとして定義された特殊文字が入力されれば、前記チャットルームで前記写真添付機能を自動的にアクティブ化する段階を含んでよい。
【0011】
また他の側面によると、前記タグは、前記写真添付機能のうち、前記カメラビューを呼び出すための第1タグと前記写真推薦リストを呼び出すための第2タグを含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記電子機器の画面に前記チャットルームが表示された状態で前記電子機器に対して特定のジェスチャーが入力されれば、前記チャットルームで前記写真添付機能を自動的にアクティブ化する段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記電子機器の画面に前記チャットルームが表示された状態で地面に対する前記電子機器の角度が予め定められた角度以上となれば、前記チャットルームで前記写真添付機能を自動的にアクティブ化する段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力中のメッセージ内容から感情情報が抽出されれば、前記チャットルームで前記写真添付機能を自動的にアクティブ化する段階を含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記カスタムプロフィール提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記電子機器に保存されたそれぞれの写真に対して前記写真と関連するキーワードを抽出してタグ付けする段階をさらに含み、前記提供する段階は、前記タグ付けされたキーワードに基づき、前記電子機器に保存された写真のうちから前記チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージに対応する少なくとも1つの写真を選択して前記写真推薦リストとして提供する段階を含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記送信する段階は、前記メッセージの送信要求が入力された時点に前記カメラビューによって自動撮影された写真を、前記メッセージとともにサーバに送信する段階を含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記送信する段階は、前記メッセージの送信要求が入力された時点に前記写真推薦リストから写真が選択されている場合、前記選択された写真を前記メッセージとともにサーバに送信する段階を含んでよい。
【0018】
さらに他の側面によると、前記メッセージは、前記サーバ上でカスタムプロフィールを含んだメッセージタイプとして分類されて前記写真とともに管理されてよい。
【0019】
前記カスタムプロフィール提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0020】
電子機器に実現されたカスタムプロフィール提供システムであって、メモリ、および前記メモリに接続され、前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルームに対して前記チャットルームに表示されるプロフィールのカスタマイズのための入力イベントが認識されれば、前記チャットルームに写真添付機能を提供する写真添付提供部、前記チャットルームで作成されたメッセージの送信要求に前記写真添付機能によって特定された写真が含まれる場合、前記メッセージとともに前記特定された写真を送信するメッセージ送信部、および前記チャットルームの前記メッセージに対応する前記メッセージのプロフィール領域に前記送信された写真を表示するプロフィール反映部を含む、カスタムプロフィール提供システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
図6】本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
図7】本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
図8】本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
図9】本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
図10】本発明の一実施形態における、チャットルームのカスタムプロフィールを説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
本発明の実施形態は、チャットルームでメッセージのプロフィール領域に写真を反映する技術に関する。
【0024】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、メッセンジャーやSNSなどのチャットルームでプロフィール写真領域をメッセージ別にカスタマイズすることができ、これによって効率性、使用性、利便性、費用節減などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0026】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0027】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0028】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、メッセンジャー、SNSなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0030】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされるアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0031】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0032】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0033】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0034】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0035】
以下では、チャットルームに表示されるメッセージのプロフィール写真領域をカスタマイズする方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0037】
本実施形態に係る電子機器110には、コンピュータで実現されたカスタムプロフィール提供システムが構成されてよい。カスタムプロフィール提供システムは、電子機器110上にインストールされるアプリケーションの形態で実現され、サーバ150との連動によるネットワーク環境においてメッセンジャーやSNSなどの目的とするサービスを提供してよい。
【0038】
例えば、電子機器110にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、電子機器110に実現されたカスタムプロフィール提供システムは、カスタムプロフィール提供方法を実行してよい。図4に係るカスタムプロフィール提供方法を実行するために、電子機器110のプロセッサ212は、構成要素として、図3に示すように、イベント認識部310、写真添付提供部320、写真管理部330、メッセージ送信部340、およびプロフィール反映部350を含んでよい。実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0039】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、図4のカスタムプロフィール提供方法が含む段階410~450を実行するように電子機器110を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードと少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令を実行するように実現されてよい。
【0040】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器110で実行されるアプリケーションが提供する命令)にしたがってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能の表現であってよい。例えば、電子機器110がチャットルームに対する入力イベントを認識するように上述した命令にしたがって電子機器110を制御するプロセッサ212の機能的表現として、イベント認識部310が利用されてよい。
【0041】
段階410で、プロセッサ212は、電子機器110の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、以下で説明される段階420~450をプロセッサ212が実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0042】
段階420で、イベント認識部310は、チャットルームに対して該当のチャットルームに表示されるプロフィールをカスタマイズするための入力イベントを認識してよい。メッセンジャーやSNSなどでは、チャットルームにメッセージを表示するときに該当のメッセージを発信したユーザのプロフィール領域も表示するが、本発明では、メッセージ別に異なるプロフィール写真を適用することができるカスタムプロフィール機能を提供する。カスタムプロフィール機能は、メッセージ送信時に、該当のメッセージのプロフィール領域に適用するための写真をともに添付して送信する。したがって、メッセージごとに異なるプロフィール写真を適用することができ、これによって多様な感情表現や娯楽性を提供することができる。このようなカスタムプロフィール機能の使用性を高めるためには、写真添付のためのユーザ命令を入力する過程と、写真添付にかかる時間を減らすための努力が必要となる。このために、チャットルームで別途のメニューを操作せずに写真添付機能を直ぐに呼び出すための入力ルールを事前に定義してよいが、一例として、イベント認識部310は、チャットルームのメッセージ入力ウィンドウにタグとして定義された特殊文字、例えば、「#、@、+」などのような記号が入力されれば、これを写真添付機能の呼び出しのための入力イベントとして認識してよい。他の例として、イベント認識部310は、電子機器110の画面にチャットルームが表示された状態で特定のジェスチャー、例えば、シェイクジェスチャーが入力されれば、これを写真添付機能の呼び出しのための入力イベントとして認識してよい。また他の例として、イベント認識部310は、電子機器110の画面にチャットルームが表示された状態で地面に対する電子機器110の角度(または傾き)が予め定められた角度(例えば、70度)以上となれば、これを写真添付機能の呼び出しのための入力イベントとして認識してよい。さらに他の例として、イベント認識部310は、チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力中のメッセージ内容から感情情報が抽出されれば、これを写真添付機能の呼び出しのための入力イベントとして認識してよい。このとき、イベント認識部310は、ユーザがチャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力中のメッセージ内容から、感情を示す用語として事前に分類されたキーワードを抽出してよく、カスタムプロフィール機能に対する学習やユーザ履歴に基づいて入力イベントを認識してよい。
【0043】
段階430で、写真添付提供部320は、段階420で認識された入力イベントに基づき、写真撮影のためのカメラビューおよび電子機器110に保存された写真のうちの少なくとも一部を含む写真推薦リストのうちの少なくとも1つの写真添付機能を決定し、決定された写真添付機能をチャットルームに提供してよい。言い換えれば、写真添付提供部320は、チャットルームのプロフィールカスタマイズのための入力イベントが認識されれば、写真添付機能としてカメラビューおよび写真推薦リストのうちの少なくとも1つを提供してよい。このとき、写真添付提供部320は、入力イベントに基づき、カメラビューだけを提供するか、写真推薦リストだけを提供するか、あるいはカメラビューと写真推薦リストの両方を提供してよい。したがって、写真添付提供部320は、ユーザが個別のメニューを直に操作しなくても、チャットルームにおけるメッセージ作成過程で認識される入力イベントだけで写真添付機能を自動的にアクティブ化することができる。
【0044】
写真推薦のための必要な事前過程として、写真管理部330は、電子機器110に保存された写真それぞれに対して写真から写真と関連する単語やキーワードなどのキーワードを抽出し、抽出されたキーワードをタグ付けしてよい。写真管理部330は、人工知能アプリケーションフレームワーク、例えば、iOS CoreMLのVision framework(https://developer.apple.com/documentation/vision/classifying_images_with_vision_and_core_ml)または顔認識API(https://wicg.github.io/shape-detection-api/)などを利用することで、写真から関連するキーワード(事物の名称や類似語など)を抽出して記録してよい。写真管理部330は、電子機器110に保存された全体の写真に対して事前にタグ付け作業を完了させることも可能であるし、あるいは写真添付提供部320から写真推薦が要求された時点に電子機器110に保存された全体の写真のうちでここ最近に保存された一部の写真(例えば、ここ1週間以内に保存された写真、またはここ最近に保存された100枚の写真など)に対してリアルタイムでタグ付け作業を実行することも可能である。これにより、写真添付提供部320は、タグ付け作業がなされた写真のうち、チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージに対応するキーワードがタグ付けされた写真を、写真添付機能の写真推薦リストとして提供してよい。写真添付提供部320は、タグ付けされたキーワードに基づき、電子機器110に保存された写真のうちからチャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージに対応する少なくとも1つの写真を選択し、写真推薦リストとして提供してよい。本明細書では、カスタムプロフィール機能の推薦対象として写真を代表的な例として説明しているが、これに限定されてはならず、静止映像はもちろん、動画やGIFファイルなどが推薦対象に含まれてもよい。例えば、動画の場合は、代表イメージやサムネイルなどのような少なくとも一部のフレームから関連キーワードを抽出してタグ付けしてよく、動画にタグ付けされたキーワードに基づいて動画推薦リストを提供することも可能である。
【0045】
段階440で、メッセージ送信部340は、チャットルームで作成されたメッセージの送信要求に写真添付機能によって特定された写真が含まれる場合、特定された写真を該当のメッセージとともに送信してよい。メッセージ送信部340は、チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージに対する送信要求にしたがって該当のメッセージをサーバ150に送信するようになるが、このとき、メッセージ送信時に写真添付機能によって特定された写真、すなわち、カメラビューによって撮影された写真あるいは写真推薦リストから選択された写真をともに送信してよい。メッセージ送信部340は、メッセージの送信要求が入力された時点にカメラビューによって写真を自動撮影し、撮影された写真をメッセージとともに送信してもよく、あるいはメッセージの送信要求が入力された時点に写真推薦リストからユーザによって写真が選択されている場合には、選択された写真を該当のメッセージとともに送信してよい。このとき、メッセージ送信部340は、写真添付機能によって特定された写真とともにメッセージをサーバ150に送信してよく、これにより、サーバ150は、該当のメッセージを、カスタムプロフィールを含んだメッセージタイプとして分類して写真とともに記録および管理し、カスタムプロフィールを含んだメッセージタイプの場合は、チャットルームに含まれたユーザにメッセージと写真の両方を伝達してよい。
【0046】
段階450で、プロフィール反映部350は、チャットルームに該当のチャットルームでやり取りしたメッセージを表示する過程において、各メッセージに対応するプロフィール領域に、該当のメッセージとともに送信された写真を反映してよい。言い換えれば、プロフィール反映部350は、チャットルームでやり取りしたメッセージのうちでカスタムプロフィールを含んだメッセージタイプの場合は、メッセージごとに異なるプロフィール写真が反映されたプロフィール領域を表示してよい。
【0047】
したがって、本発明では、チャットルームに写真撮影のためのカメラビューや人工知能を利用した写真推薦による写真添付機能を提供し、これを利用することでメッセージごとにプロフィール領域をカスタマイズすることができる。
【0048】
図5~9は、本発明の一実施形態における、写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程を説明するための例示図である。
【0049】
写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程の一例として、図5を参照すると、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム500のメッセージ入力ウィンドウにタグとして定義された特殊文字501とともにキーワード502が入力されれば、該当の特殊文字501を写真添付機能の呼び出しのための入力イベントとして認識して写真添付機能を自動アクティブ化してよく、このとき、写真添付機能として、簡単な写真撮影が可能なカメラビュー510と、キーワード502と関連する写真推薦リスト520とを自動で提供してよい。例えば、ユーザがチャットルーム500のメッセージ入力ウィンドウにタグ「#」とともにキーワード「phone」を入力した場合、電子機器110のプロセッサ212は、タグ「#」が認識されることによってカメラビュー510を直ぐにアクティブ化すると同時に、電子機器110に保存された写真のうちでキーワード「phone」がタグ付けされた写真推薦リスト520をともに提供してよい。電子機器110のプロセッサ212は、キーワードとマッチングする写真推薦リスト520を提供することの他にも、オブジェクト認識技術に基づき、カメラビュー510によってキャプチャされたイメージからキーワードとマッチングするオブジェクトを認識してカメラフォーカスを自動で調節することも可能である。例えば、ユーザがチャットルーム500のメッセージ入力ウィンドウにタグ「#」とともにキーワード「phone」を入力した場合、カメラビュー510を直ぐにアクティブ化すると同時に、カメラビュー510によってキャプチャされたイメージから「phone」に対応するオブジェクトにフォーカスが合うようにしてよい。
【0050】
写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程の他の例として、図6を参照すると、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム600が表示された状態で電子機器110に対してシェイクジェスチャー601が入力されれば、写真添付機能としてカメラビュー610を自動的にアクティブ化してよい。このとき、電子機器110のプロセッサ212は、シェイクジェスチャー601が認識されることにより、カメラビュー610とともに、メッセージ作成のためのキーボード領域630をアクティブ化することも可能である。また、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム600のメッセージ入力ウィンドウにキーワードの一部が入力された状態で電子機器110に対するシェイクジェスチャー601が入力されれば、写真添付機能として、該当のキーワードと関連する写真推薦リストをカメラビュー610とともにアクティブ化してもよい。
【0051】
写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程のまた他の例として、図7を参照すると、電子機器110のプロセッサ212は、電子機器110の角度(または傾き)701を認識し、チャットルーム700が表示された状態で電子機器110の角度701が定められた角度(例えば、70度)以上となれば、写真添付機能としてカメラビュー710を自動的にアクティブ化してよい。このとき、電子機器110のプロセッサ212は、カメラビュー710とともに、メッセージ作成のためのキーボード領域730をアクティブ化することも可能である。また、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム700のメッセージ入力ウィンドウにキーワードの一部が入力された状態で電子機器110が定められた角度以上に傾けられれば、写真添付機能として、該当のキーワードと関連する写真推薦リストをカメラビュー710とともにアクティブ化してもよい。
【0052】
また他の例として、写真添付機能として、カメラビューを呼び出すためのタグと写真推薦リストを呼び出すためのタグとを区分して適用することも可能である。図8を参照すると、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム800のメッセージ入力ウィンドウに第1タグ801-1として「@」が入力される場合、写真添付機能としてカメラビュー810をアクティブ化してよく、チャットルーム800のメッセージ入力ウィンドウに第2タグ801-2として「#」が入力される場合、写真添付機能として写真推薦リスト820をアクティブ化してよい。写真推薦リスト820は、電子機器110に保存された写真のうち、第2タグ801-2「#」とともに入力されたキーワード802「phone」がタグ付けされた写真リストで構成されてよい。
【0053】
写真添付機能が自動的にアクティブ化する過程のさらに他の例として、図9を参照すると、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム900のメッセージ入力ウィンドウに入力されたキーワード902から感情情報が抽出される場合、写真添付機能として、カメラビュー910と、キーワード902と関連する写真推薦リスト920とを提供してよい。感情情報は、チャットルーム900のメッセージ入力ウィンドウに作成されたメッセージ内容に含まれた単語や文章などから抽出されてよい。感情を示す用語、すなわち感情用語は事前に定められてよく、電子機器110のプロセッサ212は、チャットルーム900のメッセージ入力ウィンドウに感情用語として分類されたキーワード902が入力される場合、これを感情情報が抽出されたと判断して写真添付機能を自動的にアクティブ化してよい。このとき、写真推薦リスト920は、電子機器110に保存された写真のうち、チャットルーム900のメッセージ入力ウィンドウにキーワード902「perfect」がタグ付けされた写真リストで構成されてよい。または、電子機器110のプロセッサ212は、カスタムプロフィールに対するユーザ履歴を学習したり累積したりしてよく、感情用語別にユーザ履歴に基づいて写真推薦リスト920を提供してよい。例えば、チャットルーム900のメッセージ入力ウィンドウに感情用語に該当するキーワード902「perfect」が入力された場合、「perfect」に対して以前にユーザが最も多く添付した写真またはここ最近に添付した写真を自動で推薦してよい。
【0054】
電子機器110のプロセッサ212は、チャットルームに対して事前に定義された入力イベントが認識される場合、カメラビューと写真推薦リストのうちの少なくとも1つの写真添付機能を自動的にアクティブ化してよく、チャットルームのメッセージ入力ウィンドウに入力されたメッセージを送信するときに写真添付機能によって特定された写真をともに送信し、該当のメッセージのプロフィール領域に反映されるようにしてよい。図10を参照すると、チャットルーム1000にチャットルーム1000でやり取りしたメッセージを表示するとき、メッセージ作成時に写真添付機能によって添付した写真を該当のメッセージのプロフィール領域1011、1012、1021に反映してよい。図10は、電子機器110のユーザAが他のユーザ「HY☆☆」、「ナヤナ」とメッセージをやり取りするチャットルーム1000を示している。ユーザ「HY☆☆」がメッセージごとに異なる写真を添付して送信した場合、同じユーザが送信したメッセージであっても、各メッセージのプロフィール領域1011、1012には異なるプロフィール写真が反映されてよい。ユーザAが送信したメッセージはチャットルーム1000の右側に、「HY☆☆」と「ナヤナ」が送信したメッセージはチャットルーム1000の左側に並ぶようになるが、このとき、ユーザAが送信したメッセージにはプロフィール領域が表示されないが、ユーザAがメッセージ送信時に写真添付機能によって写真を添付した場合には、該当のメッセージに対してプロフィール領域1021が表示されてよい。電子機器110のプロセッサ212は、チャットルームに対してカスタムプロフィール機能を適用することにより、チャットルーム1000のメッセージごとに、該当のメッセージのプロフィール領域に反映しようとする写真をカスタマイズすることができる。
【0055】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャーやSNSなどのチャットルームにおいて、写真撮影および/または写真推薦によってプロフィール写真領域をメッセージ別にカスタマイズすることができ、チャットルームでプロフィールカスタマイズのための写真添付にかかる過程と時間を最小化することにより、カスタムプロフィール機能の使用性を高めることができる。
【0056】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0057】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0058】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0059】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0060】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0061】
110、120、130、140 電子機器
150、160 サーバ
170 ネットワーク
図1
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図10