(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】ビデオ表示方法、電子機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 23/63 20230101AFI20231129BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20231129BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20231129BHJP
H04N 23/69 20230101ALI20231129BHJP
【FI】
H04N23/63 300
G06F3/04842
G06F3/0488
H04N23/69
(21)【出願番号】P 2022524947
(86)(22)【出願日】2020-11-23
(86)【国際出願番号】 CN2020130920
(87)【国際公開番号】W WO2021104209
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-05-25
(31)【優先権主張番号】201911204479.X
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】楊 其豪
(72)【発明者】
【氏名】李 明津
【審査官】淀川 滉也
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2016-0031226(KR,A)
【文献】特開2017-182603(JP,A)
【文献】特開2018-006961(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 23/63
H04N 23/69
G06F 3/0488
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられるビデオ表示方法であって、
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示することと、
前記撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、前記撮影プレビューインターフェース内に、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示することとを含み、
各前記ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数であ
り、
前記撮影プレビューインターフェースにターゲット対象が含まれる場合、前記撮影プレビューインターフェースに、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示することは、
前記撮影プレビューインターフェースが前記ターゲット対象の第一の特徴部分が含まれる場合、前記第一の特徴部分に関連するN個のビデオのビデオ識別子を表示することと、
前記撮影プレビューインターフェースが前記ターゲット対象の第二の特徴部分に更新される場合、前記N個のビデオのビデオ識別子を前記第二の特徴部分に関連するT個のビデオのビデオ識別子に更新することとを含み、
Tは、正整数である、ビデオ表示方法。
【請求項2】
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示後、前記ビデオ表示方法は、
前記撮影プレビューインターフェースにおける少なくとも一つの対象に対するユーザからの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、前記第一の入力により選択される前記少なくとも一つの対象を前記ターゲット対象とすることとをさらに含む、請求項1に記載のビデオ表示方法。
【請求項3】
前記撮影プレビューインターフェースにおける少なくとも一つの対象に対するユーザからの第一の入力を受信することは、
前記撮影プレビューインターフェースにおけるユーザのスライド入力を受信することを含み、
前記第一の入力により選択される前記少なくとも一つの対象を前記ターゲット対象とすることは、
前記スライド入力のスライド軌跡で囲まれる少なくとも一つの対象を前記ターゲット対象とすることを含む、請求項2に記載のビデオ表示方法。
【請求項4】
前記ターゲット対象の異なる特徴部分は、異なるビデオ識別子に関連する、請求項1に記載のビデオ表示方法。
【請求項5】
前記撮影プレビューインターフェースに、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示する前、前記ビデオ表示方法は、
ユーザからの第二の入力を受信することと、
前記第二の入力に応答して、前記カメラの撮影視野角をターゲット撮影視野角に調整することと、
撮影視野角と時間区間との予め設定される対応関係に従い、前記ターゲット撮影視野角に対応するターゲット時間区間を決定することと、
撮影時間が前記ターゲット時間区間内にあり、且つ前記ターゲット対象に関連するN個のビデオのビデオ識別子を取得することとをさらに含む、請求項1に記載のビデオ表示方法。
【請求項6】
前記N個のビデオ識別子のうちの第一のビデオ識別子に対するユーザからの第三の入力を受信することと、
前記第三の入力に応答して、前記第一のビデオ識別子に対応する第一のビデオを再生することと、
ユーザからの第四の入力を受信することと、
前記第四の入力に応答して、前記第一のビデオをクリップし、クリップ後の前記第一のビデオを出力することとをさらに含む、請求項1に記載のビデオ表示方法。
【請求項7】
ユーザからの第四の入力を受信することは、
前記第一のビデオの再生インターフェースに対するユーザからの第四の入力を受信することを含み、
ユーザからの第四の入力を受信後、前記ビデオ表示方法は、
前記第四の入力に応答して、前記第一のビデオの再生インターフェースに、前記第四の入力により入力される第一の情報を表示することをさらに含む、請求項6に記載のビデオ表示方法。
【請求項8】
前記第四の入力に応答して、前記第一のビデオをクリップし、クリップ後の前記第一のビデオを出力することは、
前記第四の入力に応答して、前記第一のビデオにおけるターゲット対象の第二のビデオを録画することと、
前記第二のビデオに対するユーザからの第五の入力を受信することと、
前記第五の入力に応答して、前記第二のビデオを前記第一のビデオにおける第一の位置に挿入することとをさらに含み、
前記第一の位置は、前記第五の入力が前記第一のビデオの再生プログレスバー上で入力する位置である、請求項6に記載のビデオ表示方法。
【請求項9】
前記第二のビデオを前記第一のビデオにおける第一の位置に挿入後、前記ビデオ表示方法は、
前記第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置に、前記第二のビデオの指示識別子を表示することをさらに含み、
前記指示識別子は、前記第二のビデオの挿入位置を指示するために用いられる、請求項8に記載のビデオ表示方法。
【請求項10】
前記第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置に、前記第二のビデオの指示識別子を表示後、前記ビデオ表示方法は、
前記指示識別子に対するユーザからの第六の入力を受信することと、
前記第六の入力に応答して、前記指示識別子を前記第一の位置から第二の位置に移動し、前記第二のビデオを前記第一のビデオにおける前記第二の位置に挿入することとをさらに含む、請求項9に記載のビデオ表示方法。
【請求項11】
前記第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置に、前記第二のビデオの指示識別子を表示後、前記ビデオ表示方法は、
前記指示識別子に対するユーザからの第七の入力を受信することと、
前記第七の入力に応答して、前記第一のビデオに既に挿入されていた前記第二のビデオを削除し、前記指示識別子の表示を除去することとをさらに含む、請求項9又は10に記載のビデオ表示方法。
【請求項12】
前記撮影プレビューインターフェースに、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示後、前記ビデオ表示方法は、
前記N個のビデオ識別子のうちのM個のターゲットビデオ識別子に対するユーザからの第八の入力を受信することと、
前記第八の入力に応答して、前記M個のターゲットビデオ識別子により指示されるM個のターゲットビデオに対してビデオスティッチングを行い、第三のビデオを出力することとをさらに含み、
Mは、1よりも大きい整数であり、M≦Nである、請求項1に記載のビデオ表示方法。
【請求項13】
電子機器であって、
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示するための第一の表示モジュールと、
前記撮影プレビューインターフェースにターゲット対象が含まれる場合、前記撮影プレビューインターフェース内に、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示するための第二の表示モジュールであって、各前記ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数である第二の表示モジュールとを含
み、
前記第二の表示モジュールは、
前記撮影プレビューインターフェースが前記ターゲット対象の第一の特徴部分が含まれる場合、前記第一の特徴部分に関連するN個のビデオのビデオ識別子を表示するための第一の識別子表示ユニットと、
前記撮影プレビューインターフェースが前記ターゲット対象の第二の特徴部分に更新される場合、前記N個のビデオのビデオ識別子を前記第二の特徴部分に関連するT個のビデオのビデオ識別子に更新するための第二の識別子表示ユニットであって、Tは、正整数である第二の識別子表示ユニットと、を含む電子機器。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1から12のいずれか1項に記載のビデオ表示方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1から12のいずれか1項に記載のビデオ表示方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月29日に提出された名称が「ビデオ表示方法、電子機器及び媒体」である中国特許出願201911204479.Xの優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本発明の実施例は、ビデオ処理分野に関し、特にビデオ表示方法、電子機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在では、ユーザは、ビデオ処理を行う過程において、処理すべきビデオを取得するためには、自分で撮影するか、又は電子機器内部に保存されたビデオによって所望のビデオを探し出すことしかできない。
【0003】
自分で撮影する方式は、ユーザの時間を比較的長く占有する必要がある。しかし、電子機器に保存される若干のビデオから自分の所望のビデオを探し出すには、ユーザが膨大な時間をかけて探し出す必要もあり、ユーザの電子機器内に複数のビデオ保存フォルダが存在する場合、ユーザは、フォルダをそれぞれ開いて探し出す必要があり、探し出し過程が煩雑であり、且つ時間がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、ビデオの探し出しが煩雑であり、時間がかかるという問題を解決するためのビデオ表示方法、電子機器及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器に用いられるビデオ表示方法を提供する。前記方法は、
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示することと、
前記撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、前記撮影プレビューインターフェース内に、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示することとを含み、
各前記ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数である。
【0006】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示するための第一の表示モジュールと、
前記撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、前記撮影プレビューインターフェース内に、前記ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示するための第二の表示モジュールであって、各前記ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数であることとを含む。
【0007】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した、第一の方面に記載のビデオ表示方法のステップを実現させる。
【0008】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した、第一の方面に記載のビデオ表示方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施例のビデオ表示方法、電子機器及びコンピュータ記憶媒体は、カメラの撮影プレビューインターフェースを表示する場合、撮影プレビューインターフェースに含まれるターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示して、後続のユーザがビデオ識別子により指示されるビデオを直接取得できるようにすることができる。このように、本発明の実施例は、ユーザによるビデオ撮影を必要とせず、ユーザが所望のビデオを手動で探し出す必要もなく、直接カメラの撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を介して所望のビデオのビデオ識別子を取得することができ、操作が便利であり、迅速にビデオを探し出すことができる。
【0010】
本出願の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本出願の実施例において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下に記述された添付図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、添付図面に基づいて他の添付図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施例によるビデオ表示方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の一実施例によるスライド入力の概略図である。
【
図3】本発明の一実施例による別のスライド入力の概略図である。
【
図4】本発明の一実施例による第三の入力の概略図である。
【
図5】本発明の一実施例による第四の入力の概略図である。
【
図6】本発明の一実施例による別の第四の入力の概略図である。
【
図7】本発明の一実施例による第五の入力の概略図である。
【
図8】本発明の一実施例による第六の入力の概略図である。
【
図9】本発明の一実施例による第七の入力の概略図である。
【
図10】本発明の一実施例による電子機器の構造概略図である。
【
図11】本発明の一実施例による電子機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例によるビデオ表示方法のフローチャートを示す。この方法は、電子機器に用いられ、この方法は、以下のステップを含む。
【0014】
ステップ101:カメラの撮影プレビューインターフェースを表示する。
【0015】
ステップ102:撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、撮影プレビューインターフェース内に、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示し、各ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数である。
【0016】
ここのターゲット対象は、一つの対象又は複数の対象を含んでもよい。
【0017】
本実施例は、カメラの撮影プレビューインターフェースを表示する場合、撮影プレビューインターフェースに含まれるターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示して、後続のユーザがビデオ識別子により指示されるビデオを直接取得できるようにすることができる。このように、本発明の実施例は、ユーザによるビデオ撮影を必要とせず、ユーザが所望のビデオを手動で探し出す必要もなく、直接カメラの撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を介して所望のビデオのビデオ識別子を取得することができ、操作が便利であり、迅速にビデオを探し出すことができる。
【0018】
一具体的な実施例では、上記ステップ101の後、
撮影プレビューインターフェースにおける少なくとも一つの対象に対するユーザからの第一の入力を受信することと、
第一の入力に応答して、第一の入力により選択される少なくとも一つの対象をターゲット対象とすることとをさらに含んでもよい。
【0019】
本実施例は、ユーザの選択に応じて、撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を決定し、このような方式によって、ユーザの自律性を向上させ、且つ過剰なビデオ識別子の表示を回避し、ユーザのビデオ選択に影響を及ぼすことができる。他の実施例において、撮影プレビューインターフェースに含まれる予め設定される条件に合う対象がターゲット対象として電子機器によって自動的に識別されてもよく、本発明は、これについて限定しない。
【0020】
更に、一具体的な実現の形態では、上述した、撮影プレビューインターフェースにおける少なくとも一つの対象に対するユーザからの第一の入力を受信することは、
撮影プレビューインターフェースにおけるユーザのスライド入力を受信することを含み、
上述した、第一の入力により選択される少なくとも一つの対象をターゲット対象とすることは、
スライド入力のスライド軌跡で囲まれる少なくとも一つの対象をターゲット対象とすることとを含む。
【0021】
本実現の形態では、ユーザの操作ジェスチャの軌跡によって対応するターゲット対象を選択し、ここのスライド入力は、以下の通りであってもよい。2本の指を閉じて下へスライドした後に分けてから閉じて、スライド軌跡によって形成された図形は、菱形又は円形、又は菱形又は円形に近い図形であってもよい。例えば、
図2に示す通り、ユーザの指は、画面から離れずに一つの菱形を描き、菱形内に囲まれた対象は、ターゲット対象であり、
図2は、本発明の一実施例によるスライド入力の概略図を示した。
図2における物体110は、即ち選択されたターゲット対象である。
【0022】
別の実施例では、
図3は、本発明の一実施例による別のスライド入力の概略図を示す。
図3における物体110と120は、即ち選択されたターゲット対象である。上記スライド入力はさらに、以下の通りであってもよい。ユーザの2本の指は、画面から離れずに連続的にスライドし、スライド軌跡は、複数の連続図形を形成し、各図形は、それぞれ菱形又は円形、又は菱形又は円形に近い図形であり、このスライド入力によって選択されたターゲット対象は、複数であり、ターゲット対象は、各図形内に囲まれた対象を含む。例えば、指を画面から離さずに二つの円を連続的に描き、二つの円にそれぞれ一つのソファーと一つのテーブルとが含まれる場合、ターゲット対象は、このソファーとこのテーブルとを含み、その後、ソファーとテーブルに関連するビデオ識別子を同時に表示する。
【0023】
以上は、いくつかのスライド入力の具体的な実施例に過ぎず、具体的なアプリケーションにおいて、ユーザは、撮影プレビューインターフェース上で他のスライド入力を採用してターゲット対象の選択を行ってもよい。例えば、スライド軌跡は、点又はチェックマークなどであり、このスライド軌跡の上方の所定距離内の対象は、選択されたターゲット対象とする。又は、ユーザがある領域をクリックして合焦して、合焦された領域内の対象をターゲット対象とすることなどであってもよい。
【0024】
なお、他の実施例では、他のスライド入力を採用してもよい。例えば、撮影プレビューインターフェース内のある対象を直接クリックし、又はダブルクリックし、又は長押しすることによって、ターゲット対象の選択を実現することができる。上記スライド入力の方式は、いくつかの具体的な実例に過ぎず、本発明は、スライド入力の具体的な入力方式を限定しない。
【0025】
本発明の一実施例では、ステップ101の後、ステップ102の前、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得することをさらに含んでもよい。
【0026】
上述した、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得することは、
サーバ又は電子機器のメモリに記憶される少なくとも一つのビデオから、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得することを含んでもよい。
【0027】
なお、ここでは、実際には取得されたビデオであり、ビデオ識別子は、撮影プレビューインターフェースに表示してビデオを指示する役割を果たすためにのみ用いられる。
【0028】
本実施例では、具体的に、サーバ又は電子機器のメモリによってビデオを取得する。電子機器のメモリを選択してビデオを取得すれば、ユーザはネットワークがない場合にビデオ取得及びクリップを行えるようになる。サーバを選択してビデオを取得すれば、ビデオを取得する範囲を広げ、ネットワークから非常に豊かなビデオソースを取得することができる。
【0029】
一実施例では、上述した、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得することは、
ユーザからの第二の入力を受信することと、
第二の入力に応答して、カメラの撮影視野角をターゲット撮影視野角に調整することと、
撮影視野角と時間区間との予め設定される対応関係に従い、ターゲット撮影視野角に対応するターゲット時間区間を決定することと、
撮影時間がターゲット時間区間内にあり、且つターゲット対象に関連するN個のビデオのビデオ識別子を取得することとをさらに含んでもよい。
【0030】
本実施例では、撮影視野角と時間区間との対応関係を設置することによって、ターゲット対象を取得する時の撮影視野角に基づき、取得されたビデオ識別子の撮影時間を限定することができる。例えば、標準視野角に対応する時間区間は、3日以内であってもよく、広角に対応する時間区間は、3日前であってもよい。このような方式によって、ユーザが自分の需要に応じて適切な撮影時間のビデオを選択し、できるだけユーザが必要としないビデオを過剰に取得することを回避するようにすることができ、後続のユーザはその取得されたビデオに応じて閲覧し、クリップする際にはビデオに対してスクリーニングすることを容易にする。
【0031】
また、他の実施例では、上記ステップ102において、撮影プレビューインターフェース内に、各ターゲット対象周囲の予め設定される範囲内にこのターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示してもよい。
図3に示される通りである。ビデオ識別子は、リストの方式で表示されてもよく、又は他の方式で表示されてもよい。本発明は、ビデオ識別子の表示方式を限定しない。
【0032】
一実施例では、上記ステップ102は、
撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象の第一の特徴部分が含まれる場合、第一の特徴部分に関連するN個のビデオのビデオ識別子を表示することと、
撮影プレビューインターフェースがターゲット対象の第二の特徴部分に更新される場合、N個のビデオのビデオ識別子を第二の特徴部分に関連するT個のビデオのビデオ識別子に更新することとを含んでもよく、
Tは、正整数であり、ターゲット対象の異なる特徴部分は、異なるビデオ識別子に関連する。
【0033】
本実施例では、なんらかのターゲット対象が異なる特徴部分によって構成され、例えば、ターゲット対象がソファーであり、ソファーの特徴部分は、ソファーアームレスト、バッククッション、座布団、抱き枕などであってもよい。ソファーアームレストは、家庭に関連するビデオに関連付けられてもよく、抱き枕は、パーティーに関連するビデオなどに関連付けられてもよい。このように、本実施例は、ターゲット対象の各特徴部分に関連するビデオを取得することによって、取得されたビデオの豊富さを向上させることができる。
【0034】
上述した、撮影プレビューインターフェースにおけるターゲット対象の第一の特徴部分と第二の特徴部分を識別する過程は、ターゲット対象の各特徴部分を順にスキャンすることであってもよい。所定順序(例えば上から下へ、左から右へなど)に従ってターゲット対象をスキャンし、スキャン過程において、スキャンされた部分における特徴部分を識別してもよい。
【0035】
上記実施例では、第二の特徴部分をスキャンした後、第一の特徴部分に関連するビデオ識別子を表示せず、第二の特徴部分に関連するビデオ識別子のみを表示する。又は、第二の特徴部分をスキャンした後、第二の特徴部分に関連するビデオ識別子を追加で表示し、第一の特徴部分と第二の特徴部分に関連するビデオ識別子を同時に表示してもよい。
【0036】
なお、上記実施例に基づき、ターゲット対象の複数の特徴部分に対するスキャンが完了した場合、撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象の複数の特徴部分が含まれる場合、スキャンが完了した複数の特徴部分のうちの少なくとも二つの特徴部分を組み合わせ、各組み合わせに関連するビデオ識別子を取得してもよい。例えば、3つの特徴部分に対するスキャンが完了した後、この3つの特徴部分を二つずつ組み合わせ及びこれらの3つの特徴部分を一つの組み合わせとして、後で、これらの4つの組み合わせそれぞれに関連するビデオ識別子を取得してもよい。このような方式によって、得られたビデオ識別子の豊富さをさらに増やすことができる。
【0037】
一具体的な実施例では、この方法は、
N個のビデオ識別子のうちの第一のビデオ識別子に対するユーザからの第三の入力を受信することであって、この第一のビデオ識別子は、N個のビデオ識別子のうちのいずれか一つであってもよいことと、
第三の入力に応答して、第一のビデオ識別子に対応する第一のビデオを再生することと、
ユーザからの第四の入力を受信することと、
第四の入力に応答して、第一のビデオをクリップし、クリップ後の第一のビデオを出力することとをさらに含んでもよい。
【0038】
ビデオクリップ過程において、通常、ビデオを再生する必要があるため、本実施例は、まず、第一のビデオを再生してから、再生中の第一のビデオをクリップする。
【0039】
現在では、特定のターゲット対象に対してビデオクリップを行うには、通常、ユーザが自分で録画し、又はネット上で関連ビデオを探し出す必要があり、過程が比較的に複雑であり、便利ではない。しかし、本実施例において、撮影プレビューインターフェースでターゲット対象を選択することによって、ターゲット対象の関連ビデオを取得し、さらにクリップすることができる。それによって特定のターゲット対象に対するビデオクリップの過程を簡素化させた。
【0040】
更に、一実施例では、第一のビデオを再生する過程において、前又は次のボタンに対するユーザのトリガー入力に応答して、第一のビデオの前のビデオ又は次のビデオを再生してもよい。
【0041】
別の実施例では、第一のビデオ識別子が複数である場合、複数の第一のビデオ識別子に対応する複数の第一のビデオを同時に再生する。複数の第一のビデオを再生する際には、画面の上下の領域は分割され、各領域には一つの第一のビデオがそれぞれ個別に表示され、又は画面の左右の領域は分割され、各領域に一つの第一のビデオが個別に表示されてもよい。
【0042】
なお、クリップ後の第一のビデオを得た後、受信されたビデオ保存入力に応答して、クリップ後の第一のビデオを保存してもよい。ここのビデオ保存入力は、ビデオの再生ボタンの長押し操作であってもよい。他の操作をビデオ保存入力として設置してもよい。本発明は、これについて限定しない。
【0043】
また、
図4は、本発明の一実施例による第三の入力の概略図を示した。上述した、第一のビデオ識別子に対する第三の入力は、第一のビデオ識別子をクリックし、指が画面から離れずに2本の指を離して外に伸ばす入力操作であってもよい。他の実施例において、第三の入力は、第一のビデオ識別子をダブルクリックする操作であってもよく、又は他の入力方式を第三の入力として設置してもよい。
【0044】
一具体的な実施例では、上述した、ユーザからの第四の入力を受信することは、第一のビデオの再生インターフェースに対するユーザからの第四の入力を受信することであってもよい。
【0045】
図5は、本発明の一実施例による第四の入力の概略図を示した。上述した、ユーザからの第四の入力を受信した後、
第四の入力に応答して、第一のビデオの再生インターフェースには、第四の入力により入力される第一の情報を表示することをさらに含んでもよい。
【0046】
本実施例では、第一のビデオの再生インターフェースにユーザによりカスタム入力された第一の情報、例えば文字とパターンなどを挿入してもよい。このような方式によって、ユーザが自分の需要に応じて取得された第一のビデオの文字を編集することによって、自分の所望のビデオ表示効果を得ることができる。ユーザがビデオを編集する際の自由度が高い。
【0047】
ユーザによる編集を容易にし、ユーザが編集中に第一のビデオの表示内容を見逃すことを避けるために、第四の入力に応答する場合、第一のビデオを一時停止し、編集が完了した後、ユーザの編集完了入力を受信した場合、第一のビデオを再生し続けることができる。
【0048】
上記第四の入力は、ユーザが1本の指で画面に触れて一セグメントの予め設定された長さを超える弧を描く操作であってもよい。第四の入力は、他のタイプの操作として設置されてもよい。本発明は、これについて限定しない。第一の情報を第一のビデオに挿入した後、編集が完了した後の第一のビデオを保存し、将来第一のビデオを閲覧する際に、編集された第一の情報を閲覧することができる。
【0049】
上記実施例に基づき、一具体的な実施例では、上述した、ユーザからの第四の入力を受信し、第四の入力に応答して、第一のビデオをクリップし、クリップ後の第一のビデオを出力することは、
第一のビデオに既に挿入されていたターゲット第一の情報に対するユーザからの第四の入力を受信し、第四の入力に応答して、第一のビデオ内のターゲット第一の情報を削除することであってもよく、このとき、第四の入力は、削除入力である。
【0050】
ユーザは、挿入情報のエラーがあり、又はその前に挿入された第一の情報を調整しようとする場合があり得るため、調整待ちの第一の情報を削除する必要がある。本実施例は、ユーザが挿入された第一の情報の削除を行えるようにし、第一のビデオを情報編集する際の利便性を向上させた。
【0051】
本実施例における第四の入力は、画面の一側(例えば左側)から画面の他側にジェスチャを1本の線だけスライドさせる操作であってもよく、ユーザジェスチャのスライド軌跡が通過する第一の情報は、即ちターゲット第一の情報である。
図6は、本発明の一実施例による別の第四の入力の概略図を示す。他の実施例において、ユーザジェスチャのスライド軌跡の上の第一の情報をターゲット第一の情報として設置してもよい。又は他の入力方式を第四の入力として採用してもよい。本発明は、これについて限定しない。
【0052】
なお、上述した、第一の情報に対する第四の入力は、クリップ後の第一のビデオ保存が完了する前に行われてもよい。クリップ後の第一のビデオの保存が完了した後、第一のビデオを呼び出し、続けてそれをクリップしてもよい。本発明は、これについて限定しない。
【0053】
別の実施例では、上述した、第四の入力に応答して、第一のビデオをクリップし、クリップ後の第一のビデオを出力することは、
第四の入力に応答して、第一のビデオにおけるターゲット対象の第二のビデオを録画することと、
第二のビデオに対するユーザからの第五の入力を受信することと、
第五の入力に応答して、第二のビデオを第一のビデオにおける第一の位置に挿入することとをさらに含んでもよく、
第一の位置は、第五の入力が第一のビデオの再生プログレスバー上で入力する位置である。
【0054】
本発明の前記実施例では、撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象によって関連するビデオ識別子を取得し、ビデオ識別子に対応するビデオを処理待ちの候補ビデオとして、ユーザは、処理待ちの候補ビデオから少なくとも一つのビデオを選択してクリップする。この過程において、処理待ちの候補ビデオは他人により録画され、又はその前にユーザにより録画されたものであるため、現在の需要に合わない可能性がある。この目的に基づき、本実施例は、ターゲット対象の第二のビデオを追加録画しており、追加録画された第二のビデオを第一のビデオに挿入する。このような方式によって、第一のビデオ内にユーザが必要とするビデオコンテンツを自由に追加するようにすることができ、ユーザのビデオクリップ方式を充実させ、ビデオに対するユーザのカスタマイズクリップを容易にし、ビデオクリップの自由度を向上させることができる。第二のビデオは、一つ又は複数を録画してもよい。
【0055】
図7は、本発明の一実施例による第五の入力の概略図を示した。上記第五の入力は、2本の指が画面内で下へスライドし、第二のビデオが第五の入力の第一のビデオの再生プログレスバーにおける対応する位置に挿入されることであってもよい。
図7における指示識別子130は、即ち挿入された第二のビデオの指示識別子である。又は他の実施例において、1本の指で下へスライドする操作を第五の入力として採用してもよく、又は所定のビデオ挿入メニュー項目をトリガーすることによって第五の入力としてもよい。本発明は、第五の入力の具体的な操作方式を限定しない。
【0056】
一具体的な実施例では、
図7に示すように、上述した、第二のビデオを第一のビデオにおける第一の位置に挿入した後、
第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置には、第二のビデオの指示識別子を表示することをさらに含んでもよく、指示識別子は、第二のビデオの挿入位置を指示するために用いられる。
【0057】
第一のビデオ内に挿入される第二のビデオは実質的には前回の第一のビデオと異なるビデオであるため、そのソース、録画シーンなどは、通常異なる。このような場合、第一のビデオをクリップする過程において、ある第二のビデオを挿入しても、その後に第二のビデオを調整する必要がある可能性もある。そのため、この目的に基づき、本実施例は、第一のビデオの再生プログレスバー上で、第二のビデオの挿入位置をマーキングすることによって、ユーザが第二のビデオの挿入状況を直感的に把握できるようにし、前回挿入された第二のビデオに対する後続のユーザの調整を容易にしており、ビデオクリップの過程におけるユーザの利便性を向上させた。この指示識別子は、ビデオ略称を含む吹き出しによって表示させてもよく、他のマーキング方式を採用してもよい。
【0058】
上記実施例に基づき、上述した、第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置には、第二のビデオの指示識別子を表示した後、
指示識別子に対するユーザからの第六の入力を受信することと、
第六の入力に応答して、指示識別子を第一の位置から第二の位置に移動し、第二のビデオを第一のビデオにおける第二の位置に挿入することとをさらに含んでもよい。
【0059】
この第一の位置と第二の位置とは、第一のビデオの再生プログレスバー上の位置、即ちビデオの再生時点の位置である。第一の位置は、第二の位置と異なる。
【0060】
第二のビデオが挿入される際には、第二のビデオの挿入位置を正確に制御することができず、挿入位置のエラーを引き起こす可能性があるため、このような場合には、挿入された第二のビデオの挿入位置を調整する必要がある。本実施例において、第一のビデオの再生プログレスバーにおける第二のビデオの指示識別子の位置を移動することによって、第一のビデオにおける第二のビデオの挿入位置を移動することができる。この過程において、ユーザは、指示識別子の位置に基づいて現在の第二のビデオの挿入位置の移動状況を直感的に閲覧することができ、ユーザの調整を容易にする。
【0061】
なお、ユーザが第一のビデオの再生内容を見逃すことを回避するために、バックグラウンド処理プログラムを簡素化し、第六の入力に応答する過程において、第一のビデオの再生を一時停止することが好ましい。
【0062】
図8は、本発明の一実施例による第六の入力の概略図を示す。上記第六の入力は、1本の指又は2本の指で第二のビデオの指示識別子を選択し、第一のビデオの再生プログレスバーにおける上記指示識別子の位置を左右に移動して、フレームごとに第二のビデオの挿入位置を調整することであってもよい。例えば、ユーザは、1本の指又は2本の指で指示識別子を押さえ、画面から離れずにこの指示識別子を左右にスライドして、第二のビデオの挿入位置を移動する。
図8における指示識別子130は、即ち調整された第二のビデオの指示識別子である。例えば、左へスライドすると、第二のビデオは、現在のフレームの前のフレームに挿入される。他の実施例において、他の挿入位置の調整方式を採用してもよい。本発明は、第六の入力の具体的な操作内容を限定しない。
【0063】
一実施例では、上述した、第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置には、第二のビデオの指示識別子を表示した後、
指示識別子に対するユーザからの第七の入力を受信することと、
第七の入力に応答して、第一のビデオに既に挿入されていた第二のビデオを削除し、指示識別子の表示を除去することとをさらに含んでもよい。
【0064】
本実施例では、挿入された第二のビデオを削除することができ、それによってユーザがビデオクリップを行う過程でビデオの追加を行うことに対するクリップ方式をさらに改善し、ユーザがビデオ追加の挿入管理をより容易に行えるようにし、クリップの柔軟性は、より高くなる。
【0065】
図9は、本発明の一実施例による第七の入力の概略図を示す。上記第七の入力は、1本の指で第二のビデオの指示識別子を選択し、画面から離れない場合に、この指示識別子をドラッグして下画面エッジへ移動する操作であってもよい。他の実施例において、第二のビデオの指示識別子設置に対応するシャットダウン識別子であってもよく、第七の入力は、1本の指で第二のビデオの指示識別子に対応するシャットダウン識別子を選択する操作である。
図9における指示識別子140は、即ち削除された第二のビデオの指示識別子である。他の実施例において、第七の入力は、他のタイプの操作として設置されてもよい。
【0066】
一実施例では、上記ステップ102の後、
N個のビデオ識別子のうちのM個のターゲットビデオ識別子に対するユーザからの第八の入力を受信することと、
第八の入力に応答して、M個のターゲットビデオ識別子により指示されるM個のターゲットビデオに対してビデオスティッチングを行い、第三のビデオを出力することであって、Mは、1よりも大きい整数であり、M≦Nであることとをさらに含んでもよい。
【0067】
実施例では、複数のターゲットビデオを直接スティッチングすることができ、単一のビデオがユーザの需要を満たすことができない場合、ユーザが毎回ビデオの追加録画を行う必要がなく、複数のターゲットビデオをスティッチングする方式でユーザの所望のビデオを得ることができ、ビデオクリップの柔軟性及びビデオクリップ操作の豊かさを向上させた。ここの第八の入力は、M個のターゲットビデオ識別子をまとめてドラッグする入力操作であってもよく、後続のビデオスティッチングとは、録画が完了した時間順にM個のターゲットビデオをまとめて順に貼り合わせることである。例えば、ユーザは、2つのビデオ識別子を任意に選択してまとめてドラッグすることができ、二つのビデオ識別子は、ターゲットビデオAとBにそれぞれ対応し、Aの録画完了時間がBよりも早い場合、Aの最後のフレームをBの開始フレームに接続することで、AとBが録画を完了する時間順が貼り合わせられるようになる。
【0068】
本発明の別の実施例は、電子機器をさらに提供する。
図10は、本発明の一実施例による電子機器の構造概略図を示す。この電子機器は、
カメラの撮影プレビューインターフェースを表示するための第一の表示モジュール201と、
撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、撮影プレビューインターフェース内に、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示するための第二の表示モジュール202であって、各ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数である第二の表示モジュール202とを含む。
【0069】
本実施例は、カメラの撮影プレビューインターフェースを表示する場合、撮影プレビューインターフェースに含まれるターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示して、後続のユーザがビデオ識別子により指示されるビデオを直接取得できるようにすることができる。このように、本発明の実施例では、ユーザによるビデオ撮影を必要とせず、ユーザが所望のビデオを手動で探し出す必要もなく、直接カメラの撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を介して所望のビデオのビデオ識別子を取得することができ、操作が便利であり、迅速にビデオを探し出すことができる。
【0070】
一実施例では、この電子機器は、
撮影プレビューインターフェースにおける少なくとも一つの対象に対するユーザからの第一の入力を受信し、第一の入力に応答して、第一の入力により選択される少なくとも一つの対象をターゲット対象とするための対象選択モジュールをさらに含んでもよい。
【0071】
本実施例は、ユーザの選択に応じて、撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を決定し、このような方式によって、ユーザの自律性を向上させ、且つ過剰なビデオ識別子の表示を回避し、ユーザのビデオ選択に影響を及ぼすことができる。他の実施例において、撮影プレビューインターフェースに含まれる予め設定される条件に合う対象がターゲット対象として電子機器によって自動的に識別されてもよく、本発明は、これについて限定しない。
【0072】
更に、一具体的な実現の形態では、上記対象選択モジュールは、具体的に、撮影プレビューインターフェースにおけるユーザのスライド入力を受信すること、スライド入力のスライド軌跡で囲まれる少なくとも一つの対象をターゲット対象とすることに用いられる。
【0073】
本実現の形態では、ユーザの操作ジェスチャの軌跡によって対応するターゲット対象を選択し、ここのスライド入力は、以下の通りであってもよい。2本の指を閉じて下へスライドした後に分けてから閉じて、スライド軌跡によって形成された図形は、菱形又は円形、又は菱形又は円形に近い図形であってもよい。なお、上記スライド入力はさらに、以下の通りであってもよい。ユーザの2本の指は、画面から離れずに連続的にスライドし、スライド軌跡は、複数の連続図形を形成し、各図形は、それぞれ菱形又は円形、又は菱形又は円形に近い図形であり、このスライド入力によって選択されたターゲット対象は、複数であり、ターゲット対象は、各図形内に囲まれた対象を含む。なお、他の実施例において、他のスライド入力を採用してもよい。
【0074】
一実施例では、この電子機器は、
ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得するためのビデオ識別子取得モジュールをさらに含んでもよい。
【0075】
上記ビデオ識別子取得モジュールは、具体的に、サーバ又は電子機器のメモリに記憶される少なくとも一つのビデオから、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を取得するために用いられてもよい。
【0076】
本実施例では、具体的に、サーバ又は電子機器のメモリによってビデオを取得する。電子機器のメモリを選択してビデオを取得すれば、ユーザはネットワークがない場合でもビデオ取得及びクリップを行えるようになる。サーバを選択してビデオを取得すれば、ビデオを取得する範囲を広げ、ネットワークから非常に豊富なビデオソースを取得することができる。
【0077】
別の実施例では、上記ビデオ識別子取得モジュールはさらに、
ユーザからの第二の入力を受信すること、第二の入力に応答して、カメラの撮影視野角をターゲット撮影視野角に調整すること、撮影視野角と時間区間との予め設定される対応関係に従い、ターゲット撮影視野角に対応するターゲット時間区間を決定すること、撮影時間がターゲット時間区間内にあり、且つターゲット対象に関連するN個のビデオのビデオ識別子を取得することに用いられてもよい。
【0078】
本実施例では、撮影視野角と時間区間との対応関係を設置することによって、ターゲット対象を取得する時の撮影視野角に基づき、取得されたビデオ識別子の撮影時間を限定することができる。このような方式によって、ユーザが自分の需要に応じて適切な撮影時間のビデオを選択し、できるだけユーザが必要としない過剰なビデオを取得することを回避するようにすることができ、後続のユーザはその取得されたビデオに応じて閲覧し、クリップする際にはビデオに対してスクリーニングすることを容易にする。
【0079】
また、他の実施例では、第二の表示モジュール202は、具体的に、撮影プレビューインターフェース内に、各ターゲット対象周囲の予め設定される範囲内にこのターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示し、又はリストの方式でビデオ識別子を表示するために用いられてもよい。本発明は、ビデオ識別子の表示方式を限定しない。
【0080】
一実施例では、上記第二の表示モジュール202は、
撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象の第一の特徴部分が含まれる場合、第一の特徴部分に関連するN個のビデオのビデオ識別子を表示するための第一の識別子表示ユニットと、
撮影プレビューインターフェースがターゲット対象の第二の特徴部分に更新される場合、N個のビデオのビデオ識別子を第二の特徴部分に関連するT個のビデオのビデオ識別子に更新するための第二の識別子表示ユニットであって、Tは、正整数であり、ターゲット対象の異なる特徴部分は、異なるビデオ識別子に関連する第二の識別子表示ユニットとを含んでもよい。
【0081】
本実施例では、なんらかのターゲット対象が異なる特徴部分によって構成され、例えば、ターゲット対象がソファーであり、ソファーの特徴部分は、ソファーアームレスト、バッククッション、座布団、抱き枕などであってもよい。そのため、本実施例がターゲット対象の各特徴部分に対応するビデオを取得することができるため、取得されたビデオの豊富さを向上させる。
【0082】
上記第二の識別子表示ユニットはさらに、撮影プレビューインターフェースにおけるターゲット対象の第一の特徴部分と第二の特徴部分を識別するために用いられる。
【0083】
別の実施例では、この電子機器は、
N個のビデオ識別子のうちの第一のビデオ識別子に対するユーザからの第三の入力を受信し、第三の入力に応答して、第一のビデオ識別子に対応する第一のビデオを再生するためのビデオ再生モジュール203と、
ユーザからの第四の入力を受信し、第四の入力に応答して、第一のビデオをクリップし、クリップ後の第一のビデオを出力するのを受信するためのビデオクリップモジュール204とをさらに含む。
【0084】
本実施例では、撮影プレビューインターフェースでターゲット対象を選択することによって、ターゲット対象の関連ビデオを取得し、さらにクリップすることができる。それによって特定のターゲット対象に対するビデオクリップの過程を簡素化させた。
【0085】
他の実施例では、クリップ後の第一のビデオを得た後、この電子機器は、受信されたビデオ保存入力に応答して、クリップ後の第一のビデオを保存するためのビデオ保存モジュールをさらに含んでもよい。このビデオ保存入力は、ビデオの再生ボタンの長押し操作であってもよい。他の操作をビデオ保存入力として設置してもよい。
【0086】
一実施例では、ビデオ再生モジュール203はさらに、第一のビデオを再生する過程において、前又は次のボタンに対するユーザのトリガー入力に応答して、第一のビデオの前のビデオ又は次のビデオを再生するために用いられてもよい。
【0087】
ビデオクリップモジュール204は、受信される第四の入力に応答して、再生されているビデオを一時停止し、入力された挿入待ちの情報を受信し、再生を一時停止する際に表示されているビデオフレーム内に挿入待ちの情報を挿入するために用いられてもよい。
【0088】
別の実施例では、第一のビデオ識別子が複数である場合、複数の第一のビデオ識別子に対応する複数の第一のビデオを同時に再生する。複数の第一のビデオを再生する際には、画面の上下の領域は分割され、各領域には一つの第一のビデオがそれぞれ個別に表示され、又は画面の左右の領域は分割され、各領域に一つの第一のビデオが個別に表示されてもよい。
【0089】
一具体的な実施例では、上記ビデオクリップモジュール204は、具体的に、第一のビデオの再生インターフェースに対するユーザからの第四の入力を受信し、第四の入力に応答して、第一のビデオの再生インターフェースには、第四の入力により入力される第一の情報を表示するために用いられる。
【0090】
本実施例では、第一のビデオの再生インターフェースにユーザによりカスタム入力された第一の情報、例えば文字とパターンなどを挿入してもよい。このような方式によって、ユーザが自分の需要に応じて取得された第一のビデオの文字を編集することによって、自分の所望のビデオ表示効果を得ることができる。ユーザがビデオを編集する際の自由度が高い。
【0091】
上記実施例に基づき、一具体的な実施例では、上記ビデオクリップモジュール204はさらに、第一のビデオに既に挿入されていたターゲット第一の情報に対するユーザからの第四の入力を受信し、第四の入力に応答して、第一のビデオ内のターゲット第一の情報を削除することに用いられてもよい。このとき、第四の入力は、削除入力である。本実施例は、ユーザが挿入された第一の情報の削除を行えるようにし、第一のビデオを情報編集する際の利便性を向上させた。
【0092】
別の実施例では、ビデオクリップモジュール204はさらに、第四の入力に応答して、第一のビデオにおけるターゲット対象の第二のビデオを録画すること、第二のビデオに対するユーザからの第五の入力を受信すること、第五の入力に応答して、第二のビデオを第一のビデオにおける第一の位置に挿入することに用いられてもよく、第一の位置は、第五の入力が第一のビデオの再生プログレスバー上で入力する位置である。
【0093】
本実施例は、ターゲット対象の第二のビデオを追加録画しており、追加録画された第二のビデオを第一のビデオに挿入する。このような方式によって、第一のビデオ内にユーザが必要とするビデオコンテンツを自由に追加するようにすることができ、ユーザのビデオクリップ方式を豊かにし、ビデオに対するユーザのカスタマイズクリップを便利にし、ビデオクリップの柔軟性を広げた。第二のビデオは、一つ又は複数を録画してもよい。
【0094】
ビデオクリップモジュール204はさらに、第一のビデオの再生プログレスバー上の第一の位置には、第二のビデオの指示識別子を表示するために用いられてもよく、指示識別子は、第二のビデオの挿入位置を指示するために用いられる。
【0095】
本実施例は、第一のビデオの再生プログレスバー上で、第二のビデオの挿入位置をマーキングすることによって、ユーザが第二のビデオの挿入状況を直感的に把握できるようにし、これ以前に挿入された第二のビデオに対する後続のユーザの調整を便利にしており、ビデオクリップの過程におけるユーザの利便性を向上させた。
【0096】
別の実施例では、ビデオクリップモジュール204はさらに、指示識別子に対するユーザからの第六の入力を受信すること、第六の入力に応答して、指示識別子を第一の位置から第二の位置に移動し、第二のビデオを第一のビデオにおける第二の位置に挿入することに用いられてもよい。
【0097】
本実施例では、第一のビデオの再生プログレスバーにおける第二のビデオの指示識別子の位置を移動することによって、第一のビデオにおける第二のビデオの挿入位置を移動することができる。この過程において、ユーザは、指示識別子の位置に基づいて現在の第二のビデオの挿入位置の移動状況を直感的に閲覧することができ、ユーザが行う調整を容易にした。
【0098】
別の実施例では、ビデオクリップモジュール204はさらに、
指示識別子に対するユーザからの第七の入力を受信すること、第七の入力に応答して、第一のビデオに既に挿入されていた第二のビデオを削除し、指示識別子の表示を除去することに用いられてもよい。
【0099】
本実施例では、ユーザがビデオクリップを行う過程でビデオの追加に対するクリップ方式をさらに改善し、ユーザがビデオの追加の挿入管理をより容易に行えるようにし、クリップの柔軟性は、より高い。
【0100】
別の実施例では、この電子機器は、
N個のビデオ識別子のうちのM個のターゲットビデオ識別子に対するユーザからの第八の入力を受信し、第八の入力に応答して、M個のターゲットビデオ識別子により指示されるM個のターゲットビデオに対してビデオスティッチングを行い、第三のビデオを出力するためのビデオスティッチングモジュールをさらに含み、Mは、1よりも大きい整数であり、M≦Nである。
【0101】
実施例では、複数のターゲットビデオを直接スティッチングすることができ、単一のビデオがユーザの需要を満たすことができない場合、ユーザが毎回ビデオの追加録画を行う必要がなく、複数のターゲットビデオをスティッチングする方式でユーザは所望のビデオを得ることができ、ビデオクリップの柔軟性及びビデオクリップ操作の豊富を向上させた。
【0102】
本発明の実施例による電子機器は、前述いずれか一つの方法の実施例における電子機器によって実現された各方法ステップを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0103】
図11は、本発明の各実施例を実現する電子機器
300のハードウェア構造概略図である。
【0104】
この電子機器300は、無線周波数ユニット301、ネットワークモジュール302、オーディオ出力ユニット303、入力ユニット304、センサ305、表示ユニット306、ユーザ入力ユニット307、インターフェースユニット308、メモリ309、プロセッサ310、電源311及び撮影コンポーネント312などの部品を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、
図11に示す電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成しない。電子機器は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。撮影コンポーネント312は、カメラ及びカメラの関連コンポーネントなどを含んでもよい。
【0105】
プロセッサ310は、カメラの撮影プレビューインターフェースを表示すること、撮影プレビューインターフェースにはターゲット対象が含まれる場合、撮影プレビューインターフェース内に、ターゲット対象に関連するN個のビデオ識別子を表示することに用いられ、各ビデオ識別子は、一つのビデオを指示し、Nは、正整数である。
【0106】
本発明の実施例では、カメラの撮影プレビューインターフェースを表示する場合、撮影プレビューインターフェースに含まれるターゲット対象に関連するビデオ識別子を表示して、後続のユーザがビデオ識別子により指示されるビデオを直接取得できるようにすることができる。このように、本発明の実施例は、ユーザによるビデオ撮影を必要とせず、ユーザが所望のビデオを手動で探し出す必要もなく、直接にカメラの撮影プレビューインターフェース内のターゲット対象を介して所望のビデオのビデオ識別子を取得することができ、操作が便利であり、迅速にビデオを探し出すことができる。
【0107】
本発明の実施例では、無線周波数ユニット301は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ310に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット301は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット301は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0108】
電子機器は、ネットワークモジュール302によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0109】
オーディオ出力ユニット303は、無線周波数ユニット301又はネットワークモジュール302によって受信された又はメモリ309に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット303は、電子機器300によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット303は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0110】
入力ユニット304は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット304は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)3041とマイクロホン3042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ3041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット306上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ3041によって処理された画像フレームは、メモリ309(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット301又はネットワークモジュール302によって送信されてもよい。マイクロホン3042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット301を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0111】
電子機器300は、少なくとも一つのセンサ305、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル3061の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器300が耳元に移動した時、表示パネル3061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ305は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。
【0112】
表示ユニット306は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット306は、表示パネル3061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル3061が配置されてもよい。
【0113】
ユーザ入力ユニット307は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。ユーザ入力ユニット307は、タッチパネル3071及び他の入力機器3072を含む。タッチパネル3071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル3071上又はタッチパネル3071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル3071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ310に送信し、プロセッサ310から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル3071を実現してもよい。タッチパネル3071以外、ユーザ入力ユニット307は、他の入力機器3072をさらに含んでもよい。他の入力機器3072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。
【0114】
更に、タッチパネル3071は、表示パネル3061上に覆われてもよい。タッチパネル3071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ310に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ310は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル3061上で該当する視覚出力を提供する。
図11において、タッチパネル3071と表示パネル3061は、二つの独立した部品として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル3071と表示パネル3061を集積して電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。ここでは限定しない。
【0115】
インターフェースユニット308は、外部装置と電子機器300との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット308は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器300内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器300と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0116】
メモリ309は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ309は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0117】
プロセッサ310は、電子機器の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器全体の各部分に接続され、メモリ309に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ309に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の様々な機能を実行し、データを処理することによって、電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ310は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ310は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ310に集積されなくてもよい。
【0118】
電子機器300は、各部品に電力を供給する電源311(例えば電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源311は、電源管理システムによってプロセッサ310にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0119】
また、電子機器300は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0120】
好ましくは、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。この電子機器は、プロセッサ310と、メモリ309と、メモリ309に記憶され、且つ前記プロセッサ310上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ310によって実行される時、上記ビデオ表示方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0121】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記ビデオ表示方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0122】
前記コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的メモリを含んでもよく、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0123】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0124】
以上、本発明の実施例に基づく方法、装置(システム)と機器プログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら本発明の各方面を記述した。フローチャート及び/又はブロック図における各ブロック及びフローチャート及び/又はブロック図における各ブロックの組み合わせは、プログラム又は命令によって実現されてもよい。これらのプログラム又は命令とは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されて機器を形成することにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行されるこれらのプログラム又は命令が、フローチャート及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおいて指定される機能/動作の実現を可能とするようにしてもよい。このようなプロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、特殊アプリケーションプロセッサ又はフィールドプログラマブル論理回路であってもよいが、これらに限定されない。さらに理解できるように、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する専用ハードウェアによって実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現されてもよい。
【0125】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の啓示で、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を行うこともでき、いずれも本発明の保護内に属する。