(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】情報展示方法、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20231129BHJP
【FI】
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2022559691
(86)(22)【出願日】2021-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2021083589
(87)【国際公開番号】W WO2021197265
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】202010238779.6
(32)【優先日】2020-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】王 碧穎
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-162120(JP,A)
【文献】国際公開第2021/229809(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられる情報展示方法であって、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得することであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含むことと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応する前記ターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得ることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とすることであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものであることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とすることと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示することとを含む、情報展示方法。
【請求項2】
前記差別領域をターゲット展示情報とするステップは、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における、前記第一の提示マークに対応する領域である第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることと、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、及び/又は前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とすることとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするステップは、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける、前記第二の提示マークに対応する領域である第二の予め設定される領域の内容を、ターゲット展示情報とすることと、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容をターゲット展示情報とすることとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲット領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域を含み、ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲット展示情報が複数存在する場合、複数の前記ターゲット展示情報を差別化処理し、差別化処理された複数の前記ターゲット展示情報をスティッチングして、複数の前記ターゲット展示情報を統合することと、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、統合された複数の前記ターゲット展示情報を、前記ターゲット展示情報のターゲットパラメータに関連する予め設定される順に展示することとを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ターゲットアプリケーションの提示情報を取得するステップの後に、前記方法は、
前記ターゲットアプリケーションが暗号化アプリケーションである場合、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを展示することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、前記ターゲット展示情報を動的に展示することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
ユーザの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、ターゲット透明度のフローティングウィンドウを生成することと、
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示することであって、前記フローティングウィンドウの表示領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域よりも大きいこととをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
予め設定される条件で、前記フローティングウィンドウを閉鎖することをさらに含み、
そのうち、前記予め設定される条件は、
予め設定される表示時間帯内にユーザの前記フローティングウィンドウに対する第二の入力が検出されなかったことと、
ユーザの前記フローティングウィンドウに対する第三の入力が検出されたことと、
エンティティスクリーンにおいて、前記フローティングウィンドウの表示領域以外の表示領域に対するユーザの第四の入力が検出されたことと、のうち少なくとも一つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
ユーザの第五の入力を受信することと、
前記第五の入力に応答して、前記ターゲット展示情報を削除することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
電子機器であって、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得するための取得モジュールであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む取得モジュールと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得るためのスクリーンショットモジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とするための第一の生成モジュールであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものである第一の生成モジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするための第二の生成モジュールと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するための第一の展示モジュールとを含む、ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
前記第一の生成モジュールはさらに、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における、前記第一の提示マークに対応する領域である第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることと、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、及び/又は前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とすることとに用いられる、請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
少なくとも一つのプロセッサによって実行されて請求項1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、コンピュータプログラ
ム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年3月30日に国家知的財産局に提出された、出願番号が202010238779.6であり、出願名称が「情報展示方法、電子機器及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に情報展示方法、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
携帯型の電子機器、例えば携帯電話は、人々の日常生活に欠かせないものとなり、ユーザは、その電子機器に取り付けられる様々なアプリケーションプログラムを通じて複数の多様な情報サービスを取得することができる。
【0004】
現在、ユーザがその電子機器においてフォアグラウンドで運行しているアプリケーションプログラムを閉鎖し、又はバックグラウンドでの運行に切り替えた後に、アプリケーションプログラムは、一般的にバックグラウンドで情報プッシュ機能を運行させて、ユーザに様々な簡単な提示情報をプッシュするが、ユーザがこの提示情報に対応する具体的な内容を知りたいなら、ユーザがこのアプリケーションプログラムを起動して閲覧する必要がある。
【0005】
このような提示情報は、情報量が不足しているだけでなく、閲覧される必要のある提示情報に対応する内容が位置するアプリケーションプログラムを起動するのにユーザの多大な時間がかかり、ユーザ体験を低減した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、提示情報の情報量が小さく、且つアプリケーションを開いて閲覧するのにユーザの時間がかかるという従来の技術における問題を解決することができる情報展示方法、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0008】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器に用いられる情報展示方法を提供した。前記方法は、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得することであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含むことと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得ることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とすることであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものであることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とすることと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示することとを含む。
【0009】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。この電子機器は、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得するための取得モジュールであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む取得モジュールと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得るためのスクリーンショットモジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とするための第一の生成モジュールであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものである第一の生成モジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするための第二の生成モジュールと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するための第一の展示モジュールとを含む。
【0010】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。この電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、本発明に記載の情報展示方法のステップを実現させる。
【0011】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供した。このコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記の情報展示方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例による情報展示方法、電子機器及び記憶媒体は、仮想スクリーンを利用して受信された提示情報に対応するターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開いてスクリーンショットし、ターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットに基づいて履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、ターゲットウィンドウにおける内容をターゲット領域にユーザに展示することによって、ユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを起動するのに大量の時間がかかることが必要がない場合、提示情報に対応する内容を迅速且つ全面的に閲覧することができ、ユーザ体験を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの添付図面に基づき、他の添付図面を得ることもできる。
【
図1】本発明の実施例による情報展示方法のステップフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例による第一のターゲット展示情報の取得方法の効果概略図である。
【
図3】本発明の実施例による別の情報展示方法のステップフローチャートである。
【
図4】本発明の実施例による第二のターゲット展示情報の取得方法の効果概略図である。
【
図5】本発明の実施例による第三のターゲット展示情報の取得方法の効果概略図である。
【
図6】本発明の実施例によるターゲット展示情報の展示方法の効果概略図である。
【
図7】本発明の実施例によるフローティングウィンドウの開き方法の効果概略図である。
【
図8】本発明の実施例によるフローティングウィンドウの閉鎖方法の効果概略図である。
【
図9】本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図である。
【
図10】本発明の実施例による電子機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0015】
理解すべきこととして、明細書全体に言及された「一つの実施例」又は「一実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも一実施例に含まれることを意味している。そのため、明細書全体の各処に現れる「一つの実施例において」又は「一実施例において」は、必ずしも同じ実施例を指すとは限らない。なお、これらの特定の特徴、構造又は特性が任意の適切な方法で一つ又は複数の実施例に結び付けられてもよい。
【0016】
本発明の様々な実施例では、理解すべきこととして、以下の各プロセスのシーケンス番号の大きさが実行順序の前後を意味するものではなく、各プロセスの実行順序がその機能と内在的な論理で決定されるべきであるが、本発明の実施例の実施過程に任意の限定を構成するものではない。
【0017】
図1を参照すると、本発明の実施例は、電子機器に用いられる情報展示方法を提供した。前記方法は、以下を含む。
【0018】
ステップ101、バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得し、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む。
【0019】
本発明の実施例では、前記ターゲットアプリケーションの提示情報とは、電子機器においてバックグラウンドで運行しているターゲットアプリケーションプログラムがフォアグラウンドでプッシュする提示情報である。つまり、通常、電子機器におけるターゲットアプリケーションがフォアグラウンドでの運行からバックグラウンドでの運行に切り替わった後に、依然としてバックグラウンドで情報提示プロセスを運行させることによって、新しい情報を受信したとき、対応する内容を閲覧するようユーザに通知し、且つこの内容を簡単に記述するするために、フォアグラウンドによって対応する提示情報をプッシュする。前記ターゲットアプリケーションとは、電子機器においてバックグラウンドで運行している過程で依然として提示情報のアプリケーションプログラムをプッシュし、例えばソーシャルクラスアプリケーションは、新しいチャットコンテンツを受信したとき、フォアグラウンドによってこのチャットコンテンツを簡単に記述するこの提示情報をプッシュする。前記ウィンドウ識別子は、提示情報に対応する内容が位置するアプリケーションウィンドウを位置決めするために用いられる。
【0020】
通常の場合、ユーザは、ターゲットアプリケーションにより提供される提示情報をクリックすることで、フォアグラウンド運行に切り替わるようにこのターゲットアプリケーションをトリガーし、ユーザが閲覧するために、前記ウィンドウ識別子に基づいて前記提示情報に対応する内容を展示するためのターゲットウィンドウを開くことができる。
【0021】
ステップ102、仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得る。
【0022】
本発明の実施例では、前記仮想スクリーンとは、表示領域がエンティティスクリーンの表示領域以外に位置し、且つエンティティスクリーンの表示領域サイズと同じである表示画面であり、この仮想スクリーンは、ユーザにとって不可視であり、エンティティスクリーンの表示効果に影響しない。例えば、エンティティスクリーンの表示領域の座標範囲が(0,0)~(1080,1920)である場合、この仮想スクリーンの表示領域の座標範囲は、(1090,0)~(2170,1920)、(0,1930)~(1080,3840)などであってもよい。
【0023】
エンティティスクリーン効果に影響を与えない仮想スクリーンを生成することによって前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットアプリケーションを起動し、前記ターゲットアプリケーションに表示ウィンドウの起動順序にこのウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成させ、このターゲットウィンドウをスクリーンショットさせる。理解できるように、通常、電子機器におけるアプリケーションプログラムは、バックグラウンドでの運行に切り替わた後に、主な機能プロセスは、基本的に完全に閉鎖され、行うように提示するための情報のみが開かれる。この場合、このターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開く必要があるなら、このターゲットアプリケーションの起動ウィンドウから一つずつターゲットウィンドウに向かって開く必要がある。このような冷間起動方式過程で順次起動されるウィンドウのうち、ターゲットウィンドウ以外のウィンドウ、例えば、主インターフェースウィンドウ、広告ウィンドウなどは、ユーザにとっていずれも無駄であり、且つ一定の時間がかかる必要がかかる。エンティティスクリーンによってターゲットウィンドウを直接開ければ、ユーザが大量の無駄な情報を閲覧し、且つこれらのウィンドウが順次開くことを待つ必要があり、大量の時間がかかり、ユーザ体験に影響を与えるため、仮想スクリーンの形でこのターゲットウィンドウを開くようなユーザが感知できず、且つ待ち時間がかかる必要がない方法で、ユーザ体験を向上させることができる。
【0024】
ステップ103、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とし、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものである。
【0025】
本発明の実施例では、前記履歴ウィンドウスクリーンショットとは、ユーザが直近にターゲットウィンドウを可視状態から不可視状態に切り替えるとき、ターゲットウィンドウにおける内容をスクリーンショットして記憶することである。前記可視状態とは、ターゲットウィンドウが、フォアグラウンド運行状態にあり、ユーザは、エンティティスクリーンによって閲覧することができ、前記不可視状態とは、ターゲットウィンドウがバックグラウンド運行状態にあり、又は、閉鎖する状態にあることによって、ユーザにとってエンティティスクリーンで不可視である。
【0026】
理解できるように、このターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わるとき、このターゲットウィンドウ内の現在の内容がすでにユーザによって閲覧されており、ユーザに再展示する必要がないが、このターゲットウィンドウが不可視状態にある際にそのうちの内容が変更され、即ち差別領域が存在する場合、ユーザにこの差別領域の内容を展示して、ユーザにより効率的にターゲットウィンドウにおける変更内容を取得させる必要がある。具体的には、このターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットを履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、そのうち、差別領域の内容については、この部分の内容に基づいて該当するターゲット展示情報を生成し、ユーザに展示するために用いられる。
【0027】
例示的に、
図2を参照すると、現在のウィンドウスクリーンショットが、履歴ウィンドウスクリーンショットと比較して差別領域がそれぞれRegion B2及びRegion Eである場合、このRegion B2及びRegion Eが位置する領域内容をターゲット展示情報とする。
【0028】
ステップ104、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とする。
【0029】
本発明の実施例では、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウがその前にいずれもエンティティスクリーンで開かれていなかった場合、このターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットを取得することができない。しかし、このターゲットウィンドウが以前に閲覧のために開かれておらず、ユーザにとってそのうちの内容が全く新しいものであり、その前に見ていた内容と重複する状況がないため、この現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容に基づいてユーザに展示するためのターゲット展示情報を直接生成することができる。
【0030】
ステップ105、ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示する。
【0031】
本発明の実施例では、ユーザにこのターゲット展示情報を展示するとともに、ユーザの電子機器に対する正常な使用に影響を与えないために、ターゲット領域によってこのターゲット展示情報の情報を展示することができ、このターゲット領域は、表示画面のアイドル領域であってもよく、表示画面の既存の表示ウィンドウにおけるより上位階層の表示ウィンドウであってもよく、このより上位階層の表示ウィンドウは、ターゲット展示情報を展示する際に生成されたものであり、表示画面における既存の表示領域が、この既存の表示領域における内容をターゲット展示情報に置き換えることであってもよい。このターゲット表示領域は、具体的に、システムにより予め設置されるものであってもよく、ユーザが自体の実際の需要に応じて自らで設置したものであってもよく、ユーザがターゲット展示情報を閲覧することを容易にできればよく、本発明の実施例は、具体的に限定されない。
【0032】
本発明の実施例による情報展示方法は、仮想スクリーンを利用して受信された提示情報に対応するターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開いてスクリーンショットし、ターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットに基づいて履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、ターゲットウィンドウにおける内容をターゲット領域にユーザに展示することによって、ユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを起動するのに大量の時間がかかることが必要がない場合、提示情報に対応する内容を迅速且つ全面的に閲覧することができ、ユーザ体験を向上させた。
【0033】
図3を参照すると、本発明の実施例は、別の電子機器に用いられる情報展示方法を提供した。前記方法は、以下を含む。
【0034】
ステップ201、バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得し、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む。
【0035】
このステップは、ステップ101の詳細な記述を参照すればよい。ここでこれ以上説明しない。
【0036】
ステップ202、前記ターゲットアプリケーションが暗号化アプリケーションである場合、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを展示する。
【0037】
本発明の実施例では、前記暗号化アプリケーションとは、ユーザにより設置される暗号化アプリケーションリストが存在するアプリケーションである。この暗号化アプリケーションは、通常、ユーザのプライバシーに関し、又はユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウに入っていない場合にそのうちの内容を閲覧したくないため、このターゲットアプリケーションが受信した提示情報に対し、ユーザにそのうちの提示情報に関わる内容を展示しないが、このターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを追加して、このターゲットアプリケーションに新しい情報内容が存在するようにユーザに提示することによって、プライバシーのために保護された場合、ユーザにタイムリーに通知する役割を果たすことができる。この第三の提示マークは、予め設定されるパターンのビューマーク、例えば赤いドットパターン、セッションバブルパターン、封筒パターンなどであってもよく、第三の提示マークの予め設定されるパターンは、システムにより予め設置されるものであってもよく、ユーザが自体の実際の需要に応じて自らで設置したものであってもよく、本発明の実施例は、具体的に限定されない。
【0038】
ステップ203、仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得る。
【0039】
このステップは、ステップ102の詳細な記述を参照すればよい。ここでこれ以上説明しない。
【0040】
ステップ204、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在し、且つ前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とし、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものであり、前記第一の予め設定される領域は、前記第一の提示マークに対応する領域である。
【0041】
本発明の実施例では、前記第一の提示マークとは、このターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウの新しい情報が含まれるダイアログボックスに対する提示マークである。現在のウィンドウスクリーンショットが履歴ウィンドウスクリーンショットの内容と完全に異なる場合、差別領域は、現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容を含むが、現在のウィンドウスクリーンショットと履歴ウィンドウスクリーンショットが同一のターゲットウィンドウに属するため、現在のウィンドウスクリーンショットのサイズは、履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、差別領域が、現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容を含む場合、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域が、履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じである。展示される内容の有効性を向上させるために、通常、この第一の提示マークに対応する第一の予め設定される領域に含まれる内容をターゲット展示情報とする。この第一の提示マークは、アプリケーションプログラムにおいてセッションボックスの周囲に、例えばバブル、赤いドットなどの提示マークが追加されて、このセッションボックスにおいて閲覧されていなかった情報があるようにユーザに知らせることであってもよい。この第一の予め設定される領域は、アプリケーションプログラムにおける第一の提示マークに対応する内容が位置する領域である。
【0042】
例示的に、
図4を参照すると、現在のウィンドウスクリーンショットに含まれているのがRegionC、RegionD、RegionE、RegionFであり、履歴ウィンドウスクリーンショットに含まれているのがRegionA、RegionBであるため、現在のウィンドウスクリーンショットが、履歴ウィンドウスクリーンショットの内容と完全に異なる場合、差別領域は、現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容RegionC、RegionD、RegionE、RegionFを含むが、現在のウィンドウスクリーンショットと履歴ウィンドウスクリーンショットが同一のターゲットウィンドウに属するため、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域は、履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと完全に同じであり、且つ現在のウィンドウスクリーンショットにドット形式の第一の提示マークが存在する場合、この第一の提示マークに対応する第一の予め設定される領域RegionEに含まれる内容をターゲット展示情報とする。
【0043】
ステップ205、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在し、且つ前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とする。
【0044】
本発明の実施例では、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域が履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つその中で第一の提示マークが存在しない場合、差別領域の内容が現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容であることが表明され、この差別領域の内容を直接ターゲット展示情報とすることができる。
【0045】
例示的に、
図5を参照すると、現在のウィンドウスクリーンショットに含まれているのがRegionC、RegionD、RegionE、RegionFであり、履歴ウィンドウスクリーンショットに含まれているのがRegionA、RegionBであるため、現在のウィンドウスクリーンショットが履歴ウィンドウスクリーンショットにおける内容と完全に異なる場合、差別領域は、現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容RegionC、RegionD、RegionE、RegionFを含むが、現在のウィンドウスクリーンショットと履歴ウィンドウスクリーンショットが同一のターゲットウィンドウに属するため、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域は、履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと完全に同じであり、且つ現在のウィンドウスクリーンショットにも第一の提示識別子が存在しない場合、現在のウィンドウスクリーンショットにおける全ての内容、即ちRegionC、RegionD、RegionE、RegionFを
、ターゲット展示情報とする。
【0046】
ステップ206、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在し、且つ前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とする。
【0047】
本発明の実施例では、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域が履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なる場合、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域の内容が確かに全て新しい内容であり、他の内容が重複している内容であることが表明され、この差別領域の内容をターゲット展示情報とする。
【0048】
ステップ207、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在し、且つ前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とする。
【0049】
本発明の実施例では、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域が履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なる場合、現在のウィンドウスクリーンショットにおける差別領域の内容が確かに全て新しい内容であることが表明され、この差別領域に第一の提示マークが存在するが、他の部分の内容が、履歴ウィンドウスクリーンショットに比べて依然として新しい内容が存在するため、この差別領域における内容もターゲット展示情報とする。
【0050】
ステップ208、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在せず、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける、前記第二の提示マークに対応する領域である第二の予め設定される領域の内容を、ターゲット展示情報とする。
【0051】
本発明の実施例では、第二の提示マークは、ステップ204における第一の提示マークと類似しており、第二の予め設定される領域は、ステップ204における第一の領域と類似しており、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウが以前に開かれておらず、以前にこのターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウをスクリーンショットすることができない場合、このターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在せず、この場合、この現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容の有効性を向上させるために、この現在のウィンドウスクリーンショットにおける第二の提示マークに対応する予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることができる。
【0052】
ステップ209、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在せず、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容をターゲット展示情報とする。
【0053】
本発明の実施例では、ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在せず、現在のウィンドウスクリーンショットにも第二の提示マークが存在しない場合、リファレンス根拠を見つけることができないため、この現在のウィンドウにおける内容を直接ターゲット展示情報とする。
【0054】
ステップ210、前記ターゲット展示情報が複数存在する場合、複数の前記ターゲット展示情報を差別化処理し、差別化処理された複数の前記ターゲット展示情報をスティッチングして、複数の前記ターゲット展示情報を統合する。
【0055】
本発明の実施例では、同一のターゲットアプリケーションに対し、それらの複数のターゲットウィンドウにいずれも提示情報に対応する内容が存在する場合、この複数のターゲットウィンドウに対応するターゲット展示情報を予め設定される方法で差別化処理を行うことによって、ユーザが容易に区別するようになる。具体的には、この予め設定される方法は、この複数のターゲットウィンドウに対応するターゲット展示情報を異なる地色でマークし、又はこの各ターゲット展示情報に異なる枠を通じ、又はこの各ターゲット展示情報における内容文字内容に異なるフォントを設置するなどしてもよい。更に、この複数の差別化処理されたターゲット展示情報を予め設定される順に並べて統合して、ユーザが同一のターゲットアプリケーションにおける複数のターゲットウィンドウの内容を同時に閲覧することができる。無論、前記複数のターゲット展示情報はさらに、実際の需要に応じて他の方法で並べることができ、方案が実現可能であることを基準として、ここで限定しない。
【0056】
例示的に、
図6を参照すると、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウAに対応す
るターゲット展示情報1
とターゲット展示情報2を一つの地色でマークしてから、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウBに対応す
るターゲット展示情報3を別の地色でマークした後に、一定の順序で組み合わせ、例えば同一のターゲットウィンドウ即ち同一の地色
のターゲット展示情報が隣接して並び、このターゲットアプリケーションが含まれる全ての提示情報に対応する内容が統合され
たターゲット展示情報を得る。
【0057】
ステップ211、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、統合された複数の前記ターゲット展示情報を、前記ターゲット展示情報のターゲットパラメータに関連する予め設定される順に展示する。
【0058】
本発明の実施例では、このターゲットパラメータは、ターゲット展示情報の優先度であってもよく、優先度が高いターゲット展示情報に対し、優先度が高いターゲット展示情報を優先度が低いターゲット展示情報よりも先に展示することによって、ユーザに重要な情報を漏らすことができなく、このターゲットパラメータは、ターゲット展示情報に対応するターゲットウィンドウのタイプであってもよく、同じタイプのターゲットウィンドウに対応するターゲット展示情報を隣接して並んで展示され、このターゲットパラメータは、ターゲット展示情報の生成時間であってもよく、生成時間の前後に従って順にターゲット展示情報を展示し、このターゲットパラメータは、ターゲット展示情報の地色であってもよく、同じ地色のターゲット展示情報に対して隣接して並んで展示される。無論、本発明の実施例は、例示的な説明に過ぎず、このターゲットパラメータは、具体的に、システムが実際の需要に応じて予め設置したものであってもよく、ユーザが自体の需要に応じて自らで設置したものであってもよく、ここは、具体的に限定されない。
【0059】
このターゲットアプリケーションがフォルダに置かれる場合、クリックしてこのフォルダを拡大するか、又はクリックしてこのフォルダに入ってから、アイコン表示領域によってこのターゲット展示情報を閲覧することができる。このような方法によって、余分なエンティティスクリーンの表示領域を占有しない場合、ユーザにこの提示情報に対応するターゲットウィンドウにおける内容を全面的に展示することができる。
【0060】
選択的に、前記ステップ211は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、前記ターゲット展示情報を動的に展示することを含む。
【0061】
本発明の実施例では、エンティティスクリーンにおける前記アイコン表示領域の大きさが有効であり、全てのターゲット展示情報を明確に同時に展示することができないため、予め設定される周期が前記アイコン表示領域でスクロールし、統合された前記ターゲット展示情報を展示することができ、例えば2sは、一つの周期として、1sは、アプリケーションアイコン内容を表示し、1sは、ターゲット展示情報を動的スケーリングして表示することによって、このように周期に循環し、前記ターゲット展示情報の動的展示を実現することによって、ターゲットアプリケーションにおける提示情報に対応する内容展示の柔軟性を向上させた。
【0062】
ステップ212、ユーザの第一の入力を受信する。
【0063】
本発明の実施例では、第一の入力は、ユーザがエンティティスクリーンに表示されているターゲット展示情報に対するクリック、長押し、スライドなどの操作であってもよく、電子機器の物理ボタンによる予め設定される押下操作であってもよく、具体的に、実際の需要に応じて決定されてもよく、ここは、具体的に限定されない。
【0064】
ステップ213、前記第一の入力に応答して、ターゲット透明度のフローティングウィンドウを生成する。
【0065】
本発明の実施例では、前記フローティングウィンドウとは、エンティティスクリーンの画面表示領域にフローティング層の形で描画される半透明ウィンドウである。ターゲット透明度は、実際の需要に応じて予め設置される透明度であってもよく、透明度が低いなら、ユーザがフローティングウィンドウにおけるターゲット展示情報をより識別しやすくなり、透明度が高いなら、覆われる表示領域における他の表示内容に対するフローティングウィンドウの影響が比較的に小さく、即ち透明度がフローティングウィンドウにおけるターゲット展示情報の識別可能度に反比例することができる。実際の応用において、このターゲット透明度が50%に設置されてもよく、それによってフローティングウィンドウのカバレッジ領域の表示内容に影響を与えない場合、ユーザがフローティングウィンドウにおけるターゲット展示情報を明確に閲覧することができるようになる。ターゲット透明度は、システムにより予め設定されてもよく、ユーザが自体の需要に応じて自らで設置したものであってもよく、ここは、具体的に限定されない。
【0066】
ステップ214、前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示し、前記フローティングウィンドウの表示領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域よりも大きい。
【0067】
本発明の実施例では、ユーザが、アイコン表示領域に展示されるターゲット展示情報が小さすぎると感じる場合、このターゲット展示情報又はターゲットアプリケーションに対して第一の入力を行うことによって、このターゲット展示情報が含まれるフローティングウィンドウを生成してこのターゲット展示情報を拡大展示することができる。展示されるフローティングウィンドウは、アイコン表示領域よりもサイズが大きく、展示可能なターゲット展示情報が多いが、ターゲット展示情報が多すぎると、このフローティングウィンドウが必ずしも全てのターゲット展示情報を同時に展示するできるとは限らないので、ユーザは、このフローティングウィンドウをスライド操作することによって、フローティングウィンドウに展示されるターゲット展示情報を上下にスクロールして変更することによって、全てのターゲット展示情報を便利に閲覧することができる。
【0068】
実際の応用では、
図7を参照すると、閲覧図とは、ターゲット展示情報の表示画像であり、ユーザは、アイコン表示領域におけるドットマークをクリックすることでこのターゲット表示領域に対応するフローティングウィンドウを開くようにトリガーし、ターゲット展示情報を表示することができ、フローティングウィンドウにおいて、スラッシュ地色で表示されるターゲット展示情報A1、A2は、ターゲットアプリケーションAに属するものであり、ブロック地色で表示されるターゲット展示情報B1、B2は、ターゲットアプリケーションBに属するものであり、それによってユーザがターゲット展示情報の地色で属するアプリケーションを識別することができる。ユーザは、
図7における無視オプションをクリック入力することによって、ターゲット展示情報を削除するように電子機器をトリガーし、このアイコン表示領域にこの閲覧図を展示せず、ドット識別子をクリアすることができる。
【0069】
ステップ215、予め設定される条件で、前記フローティングウィンドウを閉鎖する。
【0070】
そのうち、前記予め設定される条件は、以下のS1からS3のうちの少なくとも一つを含む。
【0071】
S1、予め設定される表示時間帯内にユーザの前記フローティングウィンドウに対する第二の入力が検出されなかった。
【0072】
本発明の実施例では、この第二の入力は、ステップ212における第一の入力と類似しており、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ユーザがこのフローティングウィンドウに対して予め設定される表示時間に、例えば5秒、第二の入力を行っていなかった場合、ユーザがターゲット展示情報に対する閲覧を終了したことを確認し、このフローティングウィンドウを自動的に閉鎖することができる。
【0073】
S2、ユーザの前記フローティングウィンドウに対する第三の入力が検出された。
【0074】
本発明の実施例では、この第三の入力は、ステップ212における第一の入力と類似しており、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ユーザもこのフローティングウィンドウに対して第三の入力、例えば長押入力を行うことによって、このフローティングウィンドウを閉鎖するようにトリガーすることができ、且つこのターゲット展示情報を同時に削除することもできる。
【0075】
S3、エンティティスクリーンにおいて、前記フローティングウィンドウの表示領域以外の表示領域のユーザに対する第四の入力が検出された。
【0076】
本発明の実施例では、この第四の入力は、ステップ212における第一の入力と類似しており、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ユーザは、このフローティングウィンドウ以外の他のエンティティスクリーンの表示領域に対して第四の入力をおこなうことによって、このターゲット展示情報を閉鎖するようにトリガーすることができる。理解できるように、ユーザがエンティティスクリーンにおける他の領域を操作する必要がある場合、この方法でフローティングウィンドウを迅速に閉鎖し他の領域をタッチすることができる。
【0077】
ステップ216、ユーザの第五の入力を受信する。
【0078】
本発明の実施例では、このステップにおける第五の入力は、ステップ212における第一の入力と類似しており、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0079】
ステップ217、前記第五の入力に応答して、前記ターゲット展示情報を削除する。
【0080】
本発明の実施例では、
図8を参照すると、閲覧図とは、ターゲット展示情報の表示画像であり、第五の入力は、ユーザがアイコン表示領域におけるドットをクリックして、無視オプションを表示するようにトリガーすることであってもよく、ユーザは、この無視オプションに対して第五の入力を行うことによってこのアイコン表示領域に対応するフローティングウィンドウを閉鎖し、及び/又はメモリからターゲット展示データをクリアすることができる。
【0081】
無論、
図8を参照すると、アイコン展示領域にはターゲット展示情報がなく、ドットのみが存在する場合、ユーザは、このドットに対して第五の入力、例えば、クリック、スライドなどの操作を行うことによって、この赤いドットをクリアし、このドット提示を無視することができる。
【0082】
なお、上述した、前記フローティングウィンドウの閉鎖方法は、本発明の例示的な記述に過ぎず、他の方式で上記機能を実現してもよく、方案の実現可能性を基準として、具体的な予め設定される条件は、ここで限定しない。
【0083】
本発明の実施例による別の情報展示方法は、仮想スクリーンを利用して受信された提示情報に対応するターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開いてスクリーンショットし、ターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットに基づいて履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、ターゲットウィンドウにおける内容をターゲット領域にユーザに展示することによって、ユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを起動するのに大量の時間がかかることが必要がない場合、提示情報に対応する内容を迅速且つ全面的に閲覧することができ、ユーザ体験を向上させた。そして複数のターゲット展示データを統合した後に動的に展示するように設置することでユーザがターゲットウィンドウにおける内容を閲覧する効率を向上させており、及びフローティングウィンドウを設置することで展示ターゲット展示情報を拡大することによって、前記ターゲット展示情報を展示する柔軟性を向上させた。
【0084】
以上は、本発明の実施例による情報展示方法を紹介した。以下は、添付図面を結び付けながら本発明の実施例による電子機器を紹介する。
【0085】
図9を参照すると、本発明の実施例は、電子機器30をさらに提供した。この電子機器30は、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得するための取得モジュール301であって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む取得モジュール301と、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得るためのスクリーンショットモジュール302と、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とするための第一の生成モジュール303であって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものである第一の生成モジュール303と、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするための第二の生成モジュール304と、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するための第一の展示モジュール305とを含む。
【0086】
選択的に、前記第一の生成モジュール303はさらに、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における、前記第一の提示マークに対応する領域である第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることと、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、及び/又は前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とすることとに用いられる。
【0087】
選択的に、前記第二の生成モジュール304はさらに、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける、前記第二の提示マークに対応する領域である第二の予め設定される領域の内容を、ターゲット展示情報とすることと、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容をターゲット展示情報とすることとに用いられる。
【0088】
選択的に、前記ターゲット領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域を含み、第一の展示モジュール305はさらに、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するために用いられる。
【0089】
選択的に、前記第一の展示モジュール305はさらに、
前記ターゲット展示情報が複数存在する場合、複数の前記ターゲット展示情報を差別化処理し、差別化処理された複数の前記ターゲット展示情報をスティッチングして、複数の前記ターゲット展示情報を統合することと、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、統合された複数の前記ターゲット展示情報を、前記ターゲット展示情報のターゲットパラメータに関連する予め設定される順に展示することとに用いられる。
【0090】
選択的に、前記電子機器30は、
前記ターゲットアプリケーションが暗号化アプリケーションである場合、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを展示するための第二の展示モジュール306をさらに含み、
選択的に、前記第一の展示モジュール305はさらに、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、前記ターゲット展示情報を動的に展示するために用いられる。
【0091】
選択的に、前記電子機器30は、
ユーザの第一の入力を受信するための第一の受信モジュール307と、
前記第一の入力に応答して、ターゲット透明度のフローティングウィンドウを生成するための第三の生成モジュール308と、
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示するための第三の展示モジュール309であって、前記フローティングウィンドウの表示領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域よりも大きい第三の展示モジュール309とをさらに含む。
【0092】
選択的に、前記電子機器30は、
予め設定される条件で、前記フローティングウィンドウを閉鎖するための閉鎖モジュール310をさらに含み、
そのうち、前記予め設定される条件は、
予め設定される表示時間帯内にユーザの前記フローティングウィンドウに対する第二の入力が検出されなかったことと、
ユーザの前記フローティングウィンドウに対する第三の入力が検出されたことと、
エンティティスクリーンにおいて、前記フローティングウィンドウの表示領域以外の表示領域に対するユーザの第四の入力が検出されたことと、のうち少なくとも一つを含む。
【0093】
選択的に、前記電子機器30は、
ユーザの第五の入力を受信するための第二の受信モジュール311と、
前記第五の入力に応答して、前記ターゲット展示情報を削除するための削除モジュール312とをさらに含む。
【0094】
本発明の実施例による電子機器30は、
図1から
図8の方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0095】
本発明の実施例による電子機器は、仮想スクリーンを利用して受信された提示情報に対応するターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開いてスクリーンショットし、ターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットに基づいて履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、ターゲットウィンドウにおける内容をターゲット領域にユーザに展示することによって、ユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを起動するのに大量の時間がかかることが必要がない場合、提示情報に対応する内容を迅速且つ全面的に閲覧することができ、ユーザ体験を向上させた。
【0096】
図10は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0097】
この電子機器400は、無線周波数ユニット401、ネットワークモジュール402、オーディオ出力ユニット403、入力ユニット404、センサ405、表示ユニット406、ユーザ入力ユニット407、インターフェースユニット408、メモリ409、プロセッサ410、及び電源411などの部品を含むが、それらに限らない。当業者が理解できるように、
図10に示す電子機器構造は、電子機器に対する限定を構成しない。電子機器は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0098】
そのうち、プロセッサ410は、ターゲットアプリケーションの提示情報を受信することであって、前記ターゲットアプリケーションは、バックグラウンド運行状態にあり、前記提示情報は、前記提示情報に対応する内容を展示するウィンドウ識別子を含むこと、仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得ること、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットの前記差別領域から、ターゲット展示情報を得ることであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものであること、前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットに基づき、ターゲット展示情報を得ること、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示することに用いられる。
【0099】
本発明の実施例では、仮想スクリーンを利用して受信された提示情報に対応するターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを開いてスクリーンショットし、ターゲットウィンドウの現在のウィンドウスクリーンショットに基づいて履歴ウィンドウスクリーンショットと比較し、ターゲットウィンドウにおける内容をターゲット領域にユーザに展示し、ユーザが、ターゲットアプリケーションのターゲットウィンドウを起動するのに大量の時間がかかることが必要がない場合、提示情報に対応する内容を迅速且つ全面的に閲覧することができ、ユーザ体験を向上させた。
【0100】
理解すべきこととして、本発明の実施例では、無線周波数ユニット401は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ410に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット401は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット401は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0101】
電子機器は、ネットワークモジュール402によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0102】
オーディオ出力ユニット403は、無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402によって受信された又はメモリ409に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット403は、電子機器400によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ受信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット403は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0103】
入力ユニット404は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット404は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)4041とマイクロホン4042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ4041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット406上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ4041によって処理された画像フレームは、メモリ409(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット401又はネットワークモジュール402によって送信されてもよい。マイクロホン4042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット401を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0104】
電子機器400は、少なくとも一つのセンサ405、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル4061の輝度を調整し、接近センサは、電子機器400が耳元に移動した時、表示パネル4061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ405は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでこれ以上説明しない。
【0105】
表示ユニット406は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット606は、表示パネル4061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル4061が配置されてもよい。
【0106】
ユーザ入力ユニット407は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット407は、タッチパネル4071及び他の入力機器4072を含む。タッチパネル4071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル4071上又はタッチパネル4071付近で行う操作)を收集することができる。タッチパネル4071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル4071を実現してもよい。タッチパネル4071以外、ユーザ入力ユニット407は、他の入力機器4072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器4072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0107】
更に、タッチパネル4071は、表示パネル4061上に覆われてもよい。タッチパネ
ル4071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル4061上で該当する視覚出力を提供する。
図10において、タッチパネル4071と表示パネル4061は、二つの独立した部品として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル4071と表示パネル4061とを集積して電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここで限定しない。
【0108】
インターフェースユニット408は、外部装置と電子機器400との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット408は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器400内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器400と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0109】
メモリ409は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ409は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ409は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0110】
プロセッサ410は、電子機器の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器全体の各部分に接続され、メモリ409に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ409に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の様々な機能を実行し、データを処理することによって、電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に集積されなくてもよい。
【0111】
電子機器400は、各部品に電力を供給する電源411(例えば電池)をさらに含んでもよく、選択的に、電源411は、電源管理システムによってプロセッサ410にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0112】
また、電子機器400は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0113】
選択的に、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、むプロセッサ410と、メモリ409と、メモリ409に記憶され、且つ前記プロセッサ410上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ410によって実行される時、上記情報展示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0114】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記情報展示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0115】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0116】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式で表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0117】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を行うこともでき、いずれも本発明の保護内に属する。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限定されない。
[付記1]
電子機器に用いられる情報展示方法であって、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得することであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含むことと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応する前記ターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得ることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とすることであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものであることと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とすることと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示することとを含む、情報展示方法。
[付記2]
前記差別領域をターゲット展示情報とするステップは、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における、前記第一の提示マークに対応する領域である第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることと、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、及び/又は前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とすることとを含む、付記1に記載の方法。
[付記3]
前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするステップは、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける、前記第二の提示マークに対応する領域である第二の予め設定される領域の内容を、ターゲット展示情報とすることと、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容をターゲット展示情報とすることとを含む、付記1に記載の方法。
[付記4]
前記ターゲット領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域を含み、ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示することを含む、付記1に記載の方法。
[付記5]
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲット展示情報が複数存在する場合、複数の前記ターゲット展示情報を差別化処理し、差別化処理された複数の前記ターゲット展示情報をスティッチングして、複数の前記ターゲット展示情報を統合することと、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、統合された複数の前記ターゲット展示情報を、前記ターゲット展示情報のターゲットパラメータに関連する予め設定される順に展示することとを含む、付記4に記載の方法。
[付記6]
ターゲットアプリケーションの提示情報を取得するステップの後に、前記方法は、
前記ターゲットアプリケーションが暗号化アプリケーションである場合、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを展示することをさらに含む、付記4に記載の方法。
[付記7]
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップは、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、前記ターゲット展示情報を動的に展示することを含む、付記4に記載の方法。
[付記8]
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
ユーザの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、ターゲット透明度のフローティングウィンドウを生成することと、
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示することであって、前記フローティングウィンドウの表示領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域よりも大きいこととをさらに含む、付記4に記載の方法。
[付記9]
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
予め設定される条件で、前記フローティングウィンドウを閉鎖することをさらに含み、
そのうち、前記予め設定される条件は、
予め設定される表示時間帯内にユーザの前記フローティングウィンドウに対する第二の入力が検出されなかったことと、
ユーザの前記フローティングウィンドウに対する第三の入力が検出されたことと、
エンティティスクリーンにおいて、前記フローティングウィンドウの表示領域以外の表示領域に対するユーザの第四の入力が検出されたことと、のうち少なくとも一つを含む、付記8に記載の方法。
[付記10]
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するステップの後に、前記方法は、
ユーザの第五の入力を受信することと、
前記第五の入力に応答して、前記ターゲット展示情報を削除することとをさらに含む、付記1に記載の方法。
[付記11]
電子機器であって、
バックグラウンド運行状態にあるターゲットアプリケーションの提示情報を取得するための取得モジュールであって、前記提示情報は、前記提示情報に対応するターゲットウィンドウのウィンドウ識別子を含む取得モジュールと、
仮想スクリーンに前記ウィンドウ識別子に対応するターゲットウィンドウを生成し、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットし、現在のウィンドウスクリーンショットを得るためのスクリーンショットモジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在し、且つ前記現在のウィンドウスクリーンショットと前記履歴ウィンドウスクリーンショットとの間に差別領域が存在する場合、前記差別領域をターゲット展示情報とするための第一の生成モジュールであって、前記履歴ウィンドウスクリーンショットは、前記ターゲットウィンドウが可視状態から不可視状態に切り替わる前に、前記ターゲットウィンドウをスクリーンショットして得られたものである第一の生成モジュールと、
前記ターゲットウィンドウの履歴ウィンドウスクリーンショットが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットをターゲット展示情報とするための第二の生成モジュールと、
ターゲット領域に前記ターゲット展示情報を展示するための第一の展示モジュールとを含む、ことを特徴とする電子機器。
[付記12]
前記第一の生成モジュールはさらに、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと同じであり、且つ前記差別領域に第一の提示マークが存在する場合、前記差別領域における、前記第一の提示マークに対応する領域である第一の予め設定される領域の内容をターゲット展示情報とすることと、
前記差別領域のサイズが前記履歴ウィンドウスクリーンショットのサイズと異なり、及び/又は前記差別領域に第一の提示マークが存在しない場合、前記差別領域における内容をターゲット展示情報とすることとに用いられる、付記11に記載の電子機器。
[付記13]
前記第二の生成モジュールはさらに、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在する場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける、前記第二の提示マークに対応する領域である第二の予め設定される領域の内容を、ターゲット展示情報とすることと、
前記現在のウィンドウスクリーンショットに第二の提示マークが存在しない場合、前記現在のウィンドウスクリーンショットにおける内容をターゲット展示情報とすることとに用いられる、付記11に記載の電子機器。
[付記14]
前記ターゲット領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域を含み、
前記第一の展示モジュールはさらに、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に前記ターゲット展示情報を展示するために用いられる、付記11に記載の電子機器。
[付記15]
前記第一の展示モジュールはさらに、
前記ターゲット展示情報が複数存在する場合、複数の前記ターゲット展示情報を差別化処理し、差別化処理された複数の前記ターゲット展示情報をスティッチングして、複数の前記ターゲット展示情報を統合することと、
前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、統合された複数の前記ターゲット展示情報を、前記ターゲット展示情報のターゲットパラメータに関連する予め設定される順に展示することとに用いられる、付記14に記載の電子機器。
[付記16]
前記電子機器は、前記ターゲットアプリケーションが暗号化アプリケーションである場合、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に第三の提示マークを展示するための第二の展示モジュールをさらに含む、付記14に記載の電子機器。
[付記17]
前記第一の展示モジュールはさらに、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域に、前記ターゲット展示情報を動的に展示するために用いられる、付記14に記載の電子機器。
[付記18]
前記電子機器は、
ユーザの第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答して、ターゲット透明度のフローティングウィンドウを生成するための第三の生成モジュールと、
前記フローティングウィンドウを介して前記ターゲット展示情報を展示するための第三の展示モジュールであって、前記フローティングウィンドウの表示領域は、前記ターゲットアプリケーションのアイコン表示領域よりも大きい第三の展示モジュールとをさらに含む、付記14に記載の電子機器。
[付記19]
前記電子機器は、
予め設定される条件で、前記フローティングウィンドウを閉鎖するための閉鎖モジュールをさらに含み、
そのうち、前記予め設定される条件は、
予め設定される表示時間帯内にユーザの前記フローティングウィンドウに対する第二の入力が検出されなかったことと、
ユーザの前記フローティングウィンドウに対する第三の入力が検出されたことと、
エンティティスクリーンにおいて、前記フローティングウィンドウの表示領域以外の表示領域に対するユーザの第四の入力が検出されたことと、のうち少なくとも一つを含む、付記18に記載の電子機器。
[付記20]
電子機器であって、
ユーザの第五の入力を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第五の入力に応答して、前記ターゲット展示情報を削除するための削除モジュールとをさらに含む、ことを特徴とする付記11に記載の電子機器。
[付記21]
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、付記1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、電子機器。
[付記22]
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、付記1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
[付記23]
前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサによって実行されて付記1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実現させる、コンピュータプログラム製品。
[付記24]
付記1から10のいずれか1項に記載の情報展示方法のステップを実行するように構成される、電子機器。