(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-29
(45)【発行日】2023-12-07
(54)【発明の名称】バッテリ用セル接触デバイス及びバッテリ
(51)【国際特許分類】
H01M 50/507 20210101AFI20231130BHJP
H01M 50/209 20210101ALI20231130BHJP
H01M 50/249 20210101ALI20231130BHJP
【FI】
H01M50/507
H01M50/209
H01M50/249
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019173955
(22)【出願日】2019-09-25
【審査請求日】2022-06-07
(31)【優先権主張番号】10 2018 123 956.4
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】501090342
【氏名又は名称】ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク
【氏名又は名称原語表記】TE Connectivity Germany GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100130030
【氏名又は名称】大竹 夕香子
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【氏名又は名称】山下 聖子
(74)【代理人】
【識別番号】100121533
【氏名又は名称】佐々木 まどか
(72)【発明者】
【氏名】ハップ,ヨナス
(72)【発明者】
【氏名】ハバー,イェンス
(72)【発明者】
【氏名】ヴァルナー,ステファン
(72)【発明者】
【氏名】クリッツ,ガンサー
【審査官】儀同 孝信
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0342620(US,A1)
【文献】特開2016-072181(JP,A)
【文献】特開2016-033905(JP,A)
【文献】特開2017-084492(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0133656(US,A1)
【文献】特開2014-220067(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0110288(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20
H01M 50/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のバッテリ(0)のバッテリモジュール(1)用の、特にハイブリッド自動車又は電気自動車のトラクションバッテリ(0)のトラクションバッテリモジュール(1)用の、電気機械的なセル接触デバイス(20)であって、
前記バッテリモジュール(1)の蓄電セルモジュール(10)上へと嵌合可能な機械的なセルコネクタ支持材(200)と、少なくとも1つの電気機械的なセルコネクタシート(300)と、を備えるセル接触デバイス(20)において、
前記セルコネクタシート(300)は、前記セルコネクタ支持材(200)の少なくとも1つのスナップ嵌め構成(205)によって前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に装着可能であるか又は装着され、その結果、前記セルコネクタシート(300)は、前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に形状嵌め式で部分的に設置可能であるか又は設置され
、
前記スナップ嵌め構成(205)は少なくとも1つのばね付勢可能なラッチング機構(220)と、少なくとも1つの剛性の第1ラッチングデバイス(210)と、を備え、
前記ラッチング機構(220)は複数のラッチングばね(222)を備え、
前記複数のラッチングばね(222)は、その長手方向自由端部(227)において前記セル接触デバイス(20)の長手方向(Lr)に延びる接続バー(228)を介して機械的に相互接続されており、
前記接続バー(228)は、少なくとも1つの剛性の第2ラッチングデバイス(229)を有し、
前記セルコネクタシート(300)は、前記ラッチング機構(220)と前記第1ラッチングデバイス(210)との間に設置可能であるか又は設置され、前記ラッチング機構(220)及び前記第1ラッチングデバイス(210)は、前記セルコネクタシート(300)が前記セルコネクタ支持材(200)から脱落しないように固定されるように相互作用するように形成されていることを特徴とする、セル接触デバイス(20)。
【請求項2】
前記セルコネクタシート(300)は、前記セルコネクタシート(300)の2つの相互に向かい合う辺の各々において、前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に形状嵌め式で部分的に設置可能であるか若しくは設置され、
前記セルコネクタシート(300)は、追加的に前記セルコネクタシート(300)の第3の辺、及び任意選択で追加的に前記セルコネクタシート(300)の第4の辺の各々において、前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に形状嵌め式で部分的に設置可能であるか若しくは設置され、かつ/又は、
前記蓄電セルモジュール(10)の電気機械的なセル電極(111、112)からの位置公差を補償できるように、前記スナップ嵌め構成(205)が形成されており、かつ/若しくは、前記セルコネクタシート(300)と前記セルコネクタ支持材(200)との間の形状嵌め接続により、前記蓄電セルモジュール(10)の電気機械的なセル電極(111、112)からの位置公差を補償できることが実現される
ことを特徴とする、請求項1に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項3】
前記セルコネクタ支持材(200)は少なくとも1つの支持フレーム(204)を備え、前記支持フレーム(204)上には/内には、前記少なくとも1つのスナップ嵌め構成(205)によって、前記セルコネクタシート(300)が装着可能であるか又は装着され、
前記支持フレーム(204)は前記セルコネクタ支持材(200)のベースバー(202)上に設けられており、前記ベースバー(202)は、前記蓄電セルモジュール(10)のそれぞれ2つのセル電極(111、112)間に設けることができるか又は設けられ、
前記支持フレーム(204)は、前記ベースバー(202)を一つの辺として、周状に少なくとも一部に又は全周にわたって形成されている
ことを特徴とする、請求項1
または2に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項4】
前記ばね付勢可能なラッチング機構(220)は、
前記セル接触デバイス(20)の横断方向(Qr)若しくは
前記セル接触デバイス(20)の前記長手方向(Lr)にばね付勢可能な
前記ラッチングばね(222)を有し、
前記ラッチングばね(222
)が、前記横断方向(Qr)若しくは前記長手方向(Lr)と平行にばね付勢可能となるように設置されており、
前記ラッチングばね(222
)が、前記ベースバー(202)若しくは前記支持フレーム(204)上に形成されており、かつ/又は、
前記ラッチングばね(222
)が、
それぞれ、板ばね(222)、特に単層の板ばね(222)として形成されている
ことを特徴とする、請求項
3に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項5】
前記セルコネクタ支持材(200)には、前記ラッチングばね(222)のばねアーム(224)の長手方向取付端部(225)が連結されており、
前記ばねアーム(224)の長手方向自由端部(227)
である前記長手方向自由端部(227)に接続されている前記接続バー(228)上には、
前記剛性の第2ラッチングデバイス(229)が設けられており、かつ/又は、
前記ばねアーム(224)のばね付勢可能なばね領域(226)は、前記ラッチングばね(222)の弧状区域(226)として形成されている
ことを特徴とする、請求項1から
4のいずれか一項に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項6】
前記第1ラッチングデバイス(210)は、
前記セル接触デバイス(20)の横断方向(Qr)若しくは前記長手方向(Lr)に延在する突出部(212)又は肩部として形成されており、
前記突出部(212)若しくは前記肩部は前記支持フレーム(204)又は前記ベースバー(202)上に形成されており、
前記突出部(212)はブラケット(212)、特に単層のブラケット(212)として形成されており、
前記ブラケット(212)の2つの長手方向取付端部(214、216)は前記セルコネクタ支持材(200)に連結されている
ことを特徴とする、請求項
3または4に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項7】
前記セルコネクタシート(300)は、複数の互いに交互に配された電気機械的な接触機構(310)及び機械的なブリッジ領域(320)を備え、
前記ブリッジ領域(320)は前記セルコネクタシート(300)の機械的な及び熱的な補償機構(320)として形成されており、
各前記接触機構(310)は測定凹部(311)及び/若しくは溶接領域(313)を有し、かつ/又は、
前記セルコネクタシート(300)は、その周縁にある前記接触機構(310)のうちの少なくとも1つの前記接触機構(310)に、前記セルコネクタシート(300)の電流タップ機構(312)を有する
ことを特徴とする、請求項1から
6のいずれか一項に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項8】
前記支持フレーム(204)は少なくとも1つの窓(242)若しくは複数の窓(242)を有し、各前記窓において少なくとも1つの接触機構(310)を収容することができ、
前記支持フレーム(204)は前記支持フレーム(204)に複数の互いに交互に配された窓(242)及びバー(244)を備え、かつ/又は、
関連するブリッジ領域(320)若しくは関連する補償機構(320)は、対応するバー(244)上で受けることができるか又は受けられる
ことを特徴とする、請求項
3または4に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項9】
前記ばね付勢可能なラッチング機構(220)のばね経路に少なくとも起因して、
前記セル接触デバイス(20)の横断方向(Qr)若しくは前記長手方向(Lr)に関して前記セルコネクタシート(300)の機械的な遊びが存在し、かつ/又は、
前記セル接触デバイス(20)の垂直方向(Hr)に関して、前記第1ラッチングデバイス(210)と前記セルコネクタシート(300)との間の機械的な遊びは、前記ばね付勢可能なラッチング機構(220)と前記セルコネクタシート(300)との間の機械的な遊びよりも大きいか、若しくはこれに等しいことを特徴とする、請求項1から
8のいずれか一項に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項10】
前記セルコネクタ支持材(200)は鋳造部材として、特に射出成形部材として形成されており、
前記セルコネクタ支持材(200)にはセンサシステム及び/又は電子部品アセンブリが組み込まれており、
前記セルコネクタ支持材(200)にはケーブルチャネルが組み込まれており、
前記セルコネクタシート(300)はプレス加工部材、特に曲がったプレス加工部材として形成されており、かつ/又は、
前記セルコネクタシート(300)は更に、前記スナップ嵌め構成(205)によって、前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に圧力嵌め式で部分的に設置可能であるか又は設置される
ことを特徴とする、請求項1から
9のいずれか一項に記載のセル接触デバイス(20)。
【請求項11】
自動車用のバッテリモジュール(1)又はバッテリ(0)、特にハイブリッド車又は電気自動車用のトラクションバッテリモジュール(1)又はトラクションバッテリ(0)であって、
前記バッテリモジュール(1)の又は前記バッテリ(0)の蓄電セルモジュール(10)は、
前記蓄電セルモジュール(10)の表面に配置された電気機械的なセル接触デバイス(20)によって互いに電気的に接続可能であるか又は電気的に接続され、
前記セル接触デバイス(20)は請求項1から
10のいずれか一項に従って形成されていることを特徴とする、バッテリモジュール(1)又はバッテリ(0)。
【請求項12】
請求項1~10のいずれか一項に記載の前記セル接触デバイス(20)の前記セルコネクタ支持材(200)及び前記セルコネクタシート(300)を設置する方法であって、
前記セルコネクタ支持材(200)は、前記セル接触デバイス(20)の長手方向(Lr)及び横断方向(Qr)に平面状に延在し、
前記セルコネクタシート(300)は、前記セル接触デバイス(20)の長手方向(Lr)、横断方向(Qr)、及び/若しくは垂直方向(Hr)への直線移動によって、前記セル接触デバイス(20)上に/内に設置可能であるか若しくは設置され、かつ/又は、
前記セルコネクタシート(300)は、前記セル接触デバイス(20)の長手軸線(Lr)、横断方向軸線(Qr)、及び/若しくは垂直軸線(Hr)を中心とした回転移動によって、前記セル接触デバイス(20)上に/内に設置可能であるか若しくは設置される
ことを特徴とする、方法。
【請求項13】
前記セルコネクタ支持材(200)及び前記セルコネクタシート(300)は、互いに対して、前記セルコネクタシート(300)を前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に装着するときに、
前記セルコネクタシート(300)を、まず、(I)外側境界(302)、特に外側長手境界(302)が前記セルコネクタ支持材(200)に/上にあるように置き、続いて、(II)前記セルコネクタ支持材(200)に向かってその中に入るように前記セルコネクタ支持材(200)の表面上を枢動させ、更に続いて、(III)前記セルコネクタ支持材(200)の平面内で変位させることができるように、形成されている
ことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
請求項1~10のいずれか一項に記載の前記セル接触デバイス(20)の前記セルコネクタ支持材(200)及び前記セルコネクタシート(300)を設置する方法であって、
前記セルコネクタ支持材(200)及び前記セルコネクタシート(300)は、互いに対して、前記セルコネクタシート(300)を前記セルコネクタ支持材(200)上に/内に装着するときに、
前記セルコネクタシート(300)を、まず、(I)外側境界(302)、特に外側長手境界(302)が前記セルコネクタ支持材(200)に/上にあるように置き、続いて、(II)前記セルコネクタ支持材(200)に向かってその中に入るように前記セルコネクタ支持材(200)の表面上を枢動させ、更に続いて、(III)前記セルコネクタ支持材(200)の平面内で変位させることができるように、形成されている
ことを特徴とする、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のバッテリのバッテリモジュール用の、特にハイブリッド自動車又は電気自動車のトラクションバッテリのトラクションバッテリモジュール用の、電気機械的なセル接触デバイスに関する。更に、本発明は、かかるバッテリモジュール及びかかるバッテリに関する。
【背景技術】
【0002】
電気産業(電子部品、電気工学、電気機器、電力工学、等)では多数の電気コネクタデバイス又はコネクタユニット、つまりコネクタが知られており、これらは、電流、電圧、信号、及び/又はデータを、広範囲の電流、電圧、周波数、及び/又はデータ転送速度で伝達する役割を果たす。低い、中位の、又は高い電圧及び/又は電流の範囲において、そして、特に自動車産業において、かかるコネクタは、機械的応力の生じる、温かい、場合によっては高温の、汚染された、湿潤な、及び/又は化学浸食性の環境において、電力、信号、及び/又はデータの伝達を永続的に、反復的に、及び/又は比較的長い期間作動していなかった後で急に、保証しなければならない。広い範囲の用途のために、多数の特別に構成されたコネクタが知られている。
【0003】
例えば、高い燃料費及び環境的影響を低減するための取り組みにより、自動車産業において、電気自動車及びハイブリッド車が必要となっている。かかる自動車の1つの様相は、高い動作電流及び/又は電圧の取り扱いであり、この場合、例えばバッテリなどの関連する構成要素を、適宜配設する必要がある。かかるバッテリは通常、自動車の電気式トラクションエンジンのために駆動電気エネルギーを利用できるようにする役割を果たす、いわゆるトラクションバッテリとして設計されている。バッテリは、例えば電気機械的なセル接触デバイスによって相互接続されている、電気化学的蓄電セルモジュールの電気的相互接続を有する。
【0004】
独国特許出願公開第102014219178A1号は、自動車の、特に電気自動車又はハイブリッド車のバッテリのバッテリモジュールのセル接触デバイスを開示している。セル接触デバイスは、特に実質的にプレート形状の支持構造と、いくつかの個別に形成された電気機械的なコンタクト要素であって、各々において、バッテリモジュールのちょうど2つの相互に直接隣接する蓄電セルモジュールを電気接続するコンタクト要素と、を有する。コンタクト要素は、横並びに列を成して配置されており、各々の場合において一方の側で、支持構造の支持区域に締結されている。支持区域と関連するコンタクト要素との間の機械的接続は周縁の溶接箇所を介して行われ、各々の場合において、コンタクト要素における溶接箇所とは反対側の領域は自由に動くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】独国特許出願公開第102014219178A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
電気自動車又はハイブリッド車の電気ドライブは急に高電流を要求する可能性があるので、バッテリの蓄電セルモジュール同士の間に挿入されたコンタクト要素は対応する導電性を有さねばならず、かつ、製造公差に起因する蓄電セルモジュール同士の間の様々な距離を補償する能力を持たねばならない。更に、コンタクト要素は、蓄電セルモジュールのコンタクト機構(正極、負極)を確実に、すなわち振動があるときに遮断されることなく、接触させねばならない。更に、コンタクト要素は、装着が簡単でありかつ安価に生産できるべきである。自動車のバッテリのバッテリモジュール用の、特にハイブリッド自動車又は電気自動車のトラクションバッテリのトラクションバッテリモジュール用の、改善された電気機械的なセル接触デバイスを提供することが、本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題は、独立請求項に記載の、自動車のバッテリのバッテリモジュール用の、特にハイブリッド自動車又は電気自動車のトラクションバッテリのトラクションバッテリモジュール用の、電気機械的なセル接触デバイスによって、及び、自動車用のバッテリモジュール又はバッテリによって、特にハイブリッド車又は電気自動車用のトラクションバッテリモジュール又はトラクションバッテリによって、解決される。本発明の更なる有利な発展形態、追加の特徴及び/又は利点は、従属請求項及び以下の説明から得られる。
【0008】
本発明に係るセル接触デバイスは、バッテリモジュールの蓄電セルモジュール上へと嵌合させることのできる機械的なセルコネクタ支持材と、少なくとも1つの電気機械的なセルコネクタシートと、を備え、関連するセルコネクタシートは、セルコネクタ支持材の少なくとも1つのスナップ嵌め構成によって、セルコネクタ支持材上に/内に装着可能であるか又は装着される。このようにして、セルコネクタシートは、好ましくはセルコネクタ支持材上に/内に実質的に形状嵌め式で部分的に設置可能であるか又は設置される。
【0009】
かかるセル接触デバイスは多くの場合、セル接触システムとも呼ばれる。更に、バッテリ又はバッテリモジュールを、蓄電池又は蓄電池モジュールと呼ぶこともあり得る。- 本発明によれば、セル接触デバイスを、全ての蓄電セルモジュール又は蓄電セルモジュールのうちの一部のみに対して、すなわち例えば、多くの場合バッテリモジュールのバッテリパッケージとも呼ばれる、バッテリモジュールに対して、配設することができる。このことはまた、1つのバッテリが単一のバッテリモジュール又は複数のバッテリモジュールを備え得ることも意味する。- 単一の蓄電セルモジュールは、単一の蓄電セル又は複数の蓄電セルを備え得る。- 少なくとも2つの蓄電セルモジュールの少なくとも2つの好ましくは相互に直接隣接する電気機械的なセル電極は、単一のセルコネクタシートによって互いに電気接続可能であるか又は電気接続される。
【0010】
セルコネクタ支持材上の/内のスナップ嵌め構成を介した、セルコネクタシートの部分的な形状嵌めによる設置(「装着可能な」、装着可能であること)又は設置された状態(「装着された」、装着されていること)は、以下の全体に主として又は実質的に2次元である構成を意味すると理解されるべきである。- セルコネクタシートは、少なくとも1つの境界、好ましくは外側境界を有し、セルコネクタ支持材は、この外側境界に関連する少なくとも1つの境界、好ましくは内側境界を有し、これら2つの境界は主として又は実質的に同一の外形を有する。任意選択で設置された間隙及び/又は公差(配設、製造、等)はこの場合考慮しないものとする。
【0011】
この場合、一方の境界は、主として又は実質的に、他方の境界の凹形状(negative)又は凸形状(positive)に対する凸形状又は凹形状のように形成される(形状嵌め接続)。このことは、境界が相補的に形成されており、境界の外形が直線状の単純なものであることを意味する。これは本発明にとって好ましい形態でもある。このことは、このような場合、2つの境界が互いに実質的に平行に延びていることを意味する。2つの関連する境界の別の一般的な外形も当然ながら適用可能である。- 更に、「部分的に形状嵌め式で」という表現は、「少なくとも部分的に形状嵌め式で」を意味するものとしても理解されるべきである。
【0012】
本発明は、セルコネクタ支持材に、セル接触デバイスの内部のセルコネクタシートのための少なくとも1つのスナップ嵌め構成を有するロック機構を開示している。形状嵌め接続は、セルコネクタシートが溶接され得るか又は溶接されるバッテリモジュールの又はバッテリの蓄電セルモジュールのセル電極の、位置公差に適合するのに役立つ。かかるロック幾何形状を用いて、移送中にセルコネクタシートを更に固定することができる。
【0013】
1つの実施形態では、セルコネクタシートは、セルコネクタシートの2つの相互に向かい合う辺の各々において、セルコネクタ支持材上に/内に実質的に形状嵌め式で部分的に設置可能であるか又は設置される。これらの2つの辺は、例えば、長手方向に延在するセルコネクタシートの長手辺である(例えば横断方向辺もまた可能である)。更に、セルコネクタシートは、追加的にその第3の辺で、及び任意選択で追加的にその第4の辺で、各々の場合において実質的に形状嵌め式でセルコネクタ支持材上に/内に部分的に設置可能であるか又は設置される。これらの2つの辺は、例えば、横断方向に延在するセルコネクタシートの横断方向辺である(例えば長手辺もまた可能である)。
【0014】
蓄電セルモジュールの電気セル電極からの位置公差を補償できるように、スナップ嵌め構成を形成することができ、かつ/又は、セルコネクタシートとセルコネクタ支持材との間の形状嵌め接続により、蓄電セルモジュールの電気セル電極からの位置公差を補償できることを可能にすることができる。かかる位置公差は、例えばバッテリモジュールの垂直方向に存在し、このとき、一方で、スナップ嵌め構成がこの場合セルコネクタシートの特定の可動性を可能にし、かつ/又は、他方で、これに対して垂直な平面内(これは、上記したものと同様に、例えば長手方向及び横断方向に広がっている)には、形状嵌め接続が設けられるようになっている。この場合、スナップ嵌め構成及び/又は形状嵌め接続は更に、移送中のセルコネクタシート用の固定手段として機能する。
【0015】
1つの実施形態では、セルコネクタ支持材の内側の2次元輪郭は、セルコネクタシートの関連する外側の2次元輪郭と実質的に同様になるように形成することができる。更に、セルコネクタ支持材の遮るもののない内側形状は、少なくとも部分的に又は実質的に完全に、セルコネクタシートの遮るもののない外側形状と実質的に同様になるように形成することができる。更に、セル接触デバイスは、このようにしてセルコネクタ支持材上に/内に複数の(少なくとも2つの)又は多数の(少なくとも3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10個、等の)セルコネクタシートが形状嵌め式で設置可能であるか又は設置されるように形成できる。- セルコネクタ支持材は、セル接触デバイスの実質的に長手方向及び横断方向に平面状に延在し得る。
【0016】
セルコネクタシートは、実質的にセル接触デバイスの長手方向、横断方向、及び/又は垂直方向への直線動作によって、セル接触デバイス上に/内に設置可能であるか又は設置される。- このことは、例えば、セルコネクタ支持材上への/内へのセルコネクタシートの実質的に直線状で水平的な差し込みによって行われる。更に、例えばこれは上方からの装着であってもよく、この場合、セルコネクタシートは、セル接触デバイス上に/内に、垂直方向に関して実質的に直線的に設置可能であるか又は設置される。任意選択された直線動作の別の形態を適用することが、当然ながら可能である。
【0017】
セルコネクタシートは、実質的にセル接触デバイスの長手軸線、横断方向軸線、及び/又は垂直軸線を中心とした回転動作によって、セル接触デバイス上に/内に設置可能であり得るか又は設置可能である。このことは、例えば、セル接触デバイス上のセルコネクタシートの枢動によって行われる。任意選択された回転動作の別の形態を適用することが、当然ながら可能である。- 当然ながら、この場合少なくとも1回の直線動作を、少なくとも1回の回転動作と、組み合わせること、及び/又は同時に行われるように結合することが可能である。
【0018】
装着の時系列の最後の部分で、スナップ嵌め構成はスナップ式に閉じられる、すなわち、セルコネクタシートをセル接触デバイスに/内にロックする。- セルコネクタ支持材及びセルコネクタシートは、互いに対して、セルコネクタシートをセルコネクタ支持材上に/内に装着するときに、セルコネクタシートを、まず、外側境界、特に外側長手境界がセルコネクタ支持材にあるように/その上にくるように置くことができ、続いて、セルコネクタ支持材上へとこれに向かってその中に入るように枢動させることができ、更に続いて、セルコネクタ支持材の平面内で変位させることができるように、形成することができる。
【0019】
セルコネクタ支持材上での/内でのセルコネクタシートの形状嵌め設置を保証するために、セルコネクタシートのロックが、例えば、セルコネクタシートのセルコネクタ支持材に対する3つの動作、それらは互いに区別可能でありかつ互いに直接連結される及び/又は互いと統合される3つの動作(セルコネクタシートの嵌合/挿入、枢動、変位)、によって行われる(セルコネクタ支持材はこの場合不動のままである)。この装着動作をセルコネクタシートの幾何形状と組み合わせることで、セルコネクタシートの縁部をきれいにすることができる。最終ステップ(セルコネクタ支持材の平面内でのセルコネクタシートの変位)において、スナップ嵌め構成はスナップ式に閉じられ、セルコネクタ支持材上に/内にセルコネクタシートをロックする。
【0020】
1つの実施形態では、スナップ嵌め構成は、少なくとも1つの実質的にばね付勢可能なラッチング機構と、少なくとも1つの実質的に剛性の第1ラッチングデバイスと、を有する。この場合、セルコネクタシートは、ばね付勢可能なラッチング機構と剛性の第1ラッチングデバイスとの間に設置可能であるか又は設置され、この場合、ラッチング機構及び第1ラッチングデバイスは、セルコネクタシートがセルコネクタ支持材から脱落しないように固定されるように相互作用するように形成される。
【0021】
実質的に剛性の第1ラッチングデバイスは、例えば、壁、ラッチング要素、ラッチング突出部、ラッチングつまみ、ラッチング肩部、ラッチング境界、ラッチング縁部、ラッチング凹部、等として形成することができる。- これらと相互作用可能な又はこれらと相互作用する、実質的にばね付勢可能なラッチング機構は、例えば、ラッチングばね、ラッチングアーム、ラッチングタブ、等として形成することができる。スナップ嵌め構成又はばね付勢可能なラッチング機構は、一方でセルコネクタシートの装着中に変位されるのに、及び、他方でまた要求される保持力(移送等)をその後保証するのに、十分な程度に可撓性が高いか、又はばね付勢可能である。
【0022】
1つの実施形態では、セルコネクタ支持材は、少なくとも1つの支持フレームを備え、その表面には/中には、少なくとも1つのスナップ嵌め構成によって、少なくとも1つのセルコネクタシートが装着可能であるか又は装着される。この場合、セルコネクタ支持材は、支持フレームと実質的に同一でありえる。好ましくは、セルコネクタ支持材は、ちょうど2つの支持フレームを有し、1つはバッテリモジュールの正極であり、1つはバッテリモジュールの負極である。別の数を設置することが当然ながら可能である。更に、セルコネクタ支持材は、支持フレームの他に、少なくとも1つの更なるデバイス及び/又は機構を有し得る。
【0023】
1つの実施形態では、支持フレームは、セルコネクタ支持材のベースバー上に設けることができ、ベースバーは、好ましくは蓄電セルモジュールのそれぞれ2つのセル電極間に設けることができるか又は設けられる。更に、支持フレームは、ベースバーを一つの辺として、周状に少なくとも一部に又は全周にわたって形成することができる。- ばね付勢可能なラッチング機構は、横断方向又は長手方向にばね付勢可能なラッチングばねを有し得る。更に、上記の/ある1つのラッチングばねは、横断方向又は長手方向と実質的に平行にばね付勢可能となるように設置可能である。更に、上記の/ある1つのラッチングばねは、ベースバー又は支持フレーム上に形成することができる。更に、上記の/ある1つのラッチングばねは、板ばね、特に単層の板ばねとして形成することができる。
【0024】
セルコネクタ支持材には、ラッチングばねのばねアームの長手方向取付端部を連結させることができる。この場合、長手方向取付端部は好ましくは、セルコネクタ支持材と一体であるように形成される。好ましくは、長手方向取付端部はベースバー上に設けられるが、当然ながら支持フレーム上に設けることも可能である。ある1つの/前記ばねアームの長手方向自由端部上には、実質的に剛性の第2ラッチングデバイスを設けることができる。この場合、第2ラッチングデバイスもまた、長手方向自由端部(以下を参照)の延長部(延伸部、バー、等)(
図2及び3、接続バーを参照)上に形成することができる。第2ラッチングデバイスを形成するためには、上記(実質的に剛性の第1ラッチングデバイス)を参照されたい。
【0025】
ばねアームの実質的にばね付勢可能なばね領域は、ラッチングばねの弧状区域として形成することができる。このばね領域は結果的に、ばねアームの長手方向取付端部と長手方向自由端部との間に設置される。好ましくはこの場合、板ばねは、90°から270°のラッチングばね(板ばね)、特に180°のラッチングばねとして形成されており、ここで、度で表される情報は、板ばねのばね領域の弧(実質的に円弧又は楕円弧)の全長を規定する。
【0026】
1つの実施形態では、ばね付勢可能なラッチング機構は複数のラッチングばねを備えることができるが、ちょうど2つのラッチングばねが好ましい。ラッチングばねは、そのばねアームの長手方向自由端部において、接続バーを介して機械的に相互接続することができる。この場合、長手方向自由端部又はばねアームは、接続バーを介して好ましくは互いに一体に接続されている。接続バーは、ちょうど1つの/単一の実質的に剛性の第2ラッチングデバイス、又は複数の実質的に剛性の第2ラッチングデバイスを有し得る。第2ラッチングデバイスを形成するために、上記を再び参照されたい。この場合、ちょうど2つの第2ラッチングデバイスが好ましい。
【0027】
剛性の第1ラッチングデバイスは、横断方向又は長手方向に延在する突出部又は肩部として形成することができる。突出部又は肩部は、支持フレーム又はベースバー上に形成することができる。更に、突出部は、ブラケット、特に単層のブラケットとして形成することができる。更に、ブラケットのこれら2つの長手方向取付端部を、セルコネクタ支持材に連結することができる。この場合、長手方向取付端部は好ましくは、セルコネクタ支持材と一体であるように形成され、これらの間には、好ましくはセルコネクタ支持材から距離を置いて設けられている、ブラケットの中間部が位置する。好ましくは、長手方向取付端部は支持フレーム上に設けられるが、当然ながらベースバー上に設けることも可能である。
【0028】
1つの実施形態では、セルコネクタシートは、複数の互いに交互に配された電気機械的な接触機構及び機械的ブリッジ領域を備え得る。この場合、互いに交互に配された接触機構及びブリッジ領域は、好ましくは直線状に整列されてセルコネクタシート(したがって好ましくは実質的に矩形である)として形成され、この構成は好ましくは長手方向に延在する。ブリッジ領域は、セルコネクタシートの機械的及び熱的補償機構として形成することができる。この場合、それぞれのブリッジ領域又はそれぞれの補償機構は、セル電極の位置公差、並びに/又はセルコネクタシートの及び/若しくはセル電極の熱による距離変化を打ち消すのに役立つもので、横断面において例えばl形状、u形状、v形状、s形状、z形状、等に形成することができる。
【0029】
それぞれの接触機構は、測定凹部、特に測定貫通凹部(測定小孔)を、及び/又は、溶接領域、特に溶接表面を有し得る。更に、セルコネクタシートは、その周縁にある接触機構のうちの少なくとも1つの接触機構に、セルコネクタシートの電流タップ機構を有し得る。かかる電流タップ機構は、例えば、関連する接触機構上に好ましくは一体のタブとして設けること又は形成することができる。別様に形成された電流タップ機構を適用することも当然可能である。
【0030】
1つの実施形態では、支持フレームは、少なくとも1つの窓又は複数の窓を有することができ、各前記窓少なくとも1つの接触機構を収容することができる。1つの実施形態では、単一の接触機構は単一の窓の中に収容され、支持フレームごとに複数の又は多数の窓及び接触機構が適用されている。更に、支持フレームは、支持フレームに、複数の互いに交互に配された窓及びバーを備え得る。更に、関連するブリッジ領域又は関連する補償機構は、それぞれのバー上で受けることができるか又は受けられる。
【0031】
1つの実施形態では、ばね付勢可能なラッチング機構のばね経路に少なくとも起因して、横断方向又は長手方向に、セルコネクタシートの機械的な遊びが存在し得る(横断方向におけるセル電極の位置公差の補償)。更に、別法として又は追加として、剛性の第1ラッチングデバイスとセルコネクタシートとの間の、垂直方向における機械的な遊びは、ばね付勢可能なラッチング機構とセルコネクタシートとの間の機械的な遊びよりも大きく又はそれに等しくすることができる(垂直方向におけるセル電極の位置公差の補償)。
【0032】
セルコネクタ支持材は鋳造部材として、特に射出成形部材として形成することができる。すなわち、セルコネクタ支持材は、好ましくはプラスチックから製造される。更に、セルコネクタ支持材は好ましくは、材料的に1つの部片で又は一体式で形成される。セルコネクタ支持材には、センサシステム及び/又は電子部品アセンブリを組み込むことができる。かかるセンサシステムは、例えば、電圧及び/又は温度センサシステムとして形成されている。更に、かかる電子部品アセンブリは、例えばモニタリング電子部品アセンブリとして形成することができる。セルコネクタ支持材には、ケーブルチャネルを組み込むことができる。かかるケーブルチャネルは、例えば、センサシステムの及び/又は電子部品アセンブリのケーブル又はケーブルハーネスを敷設するのに役立つ。ケーブルチャネルは好ましくは、ベースバー内に位置する。
【0033】
セルコネクタシートはプレス加工部材として、特に曲がったプレス加工部材として形成することができる。セルコネクタシートは好ましくは、材料的に1つの部片で又は一体式で形成される。- しかも、セルコネクタシートは更に、スナップ嵌め構成によって、セルコネクタ支持材上に/内に圧力嵌め式で部分的に設置可能であるか又は設置される。その結果、スナップ嵌め構成は更に、(好ましくは上記と同様に長手方向及び横断方向に広がっている平面内で)セルコネクタシートに対して、好ましくは小さい機械的バイアス電圧を有する圧着接続となる。小さい機械的バイアス電圧とはこの場合、セルコネクタ支持材と比較して剛強であるセルコネクタシートからの機械的対向力に起因して、セルコネクタ支持材が実質的に変形しないことを意味するように意図されている。
【0034】
本発明に係るバッテリモジュールでは、及び本発明に係るバッテリでは、バッテリモジュールの又はバッテリの蓄電セルモジュールは、これらの表面に配置された電気機械的なセル接触デバイスによって互いに電気接続可能であるか又は電気接続され、そのセル接触デバイスは本発明に係るセル接触デバイスとして形成されている。セル接触デバイスはこの場合、蓄電セルモジュール上に2つの異なる状態で配置可能である。
【0035】
まず第1に、蓄電セルモジュール上でのセル接触デバイスの装着の(すぐ)後で、少なくとも1つのセルコネクタシートが蓄電セルモジュールの関連するセル電極上に敷設されるが、これらは固定的には接続されない(「電気接続可能な状態」)。この場合、セル接触デバイスは、例えばバッテリモジュール又はバッテリに、機械的に固定的に接続可能である。時系列において、例えばバッテリモジュール又はバッテリの移送後、セルコネクタシートを蓄電セルモジュールの関連するセル電極に固定的に接続する、特に溶接することができる(「電気接続されていること」が機械的な固定も意味する)。- 更に、セル接触デバイスの上方をカバーによって覆うことができる。このカバーは同時にまた、バッテリモジュールの又はバッテリの外側カバーでもあり得る。
【0036】
本発明について、正確な縮尺では描かれていない添付の概略図を参照して、例示的な実施形態を用いて以下でより詳細に説明する。同一の、一義的な、又は類似の形態及び/又は機能を有する部分、要素、構成要素、ユニット、図解、及び/又は構成物は、図の説明(以下を参照)、参照符号のリスト、特許請求の範囲において、及び図面の図(figures)(図(Fig))において、同じ参照符号によって特定される。本発明の例示的な実施形態又はその構成物、図解、ユニット、構成要素、要素、若しくは部分に関する、本発明の説明で説明されていない(上記を参照)、図面に図示されていない、及び/又は除外されていない、可能な代替、定常状態及び/又は運動状態の逆転、組み合わせ、等を、参照符号のリストから及び/又は図の説明から、更に導くことができる。
【0037】
本発明の場合、特徴(部分、要素、構成要素、ユニット、構成物、機能、サイズ、等)を積極的に、すなわち存在させて、又は消極的に、すなわち存在させないで構成することができるが、本発明において存在させないことに重要性が置かれておらず、したがって従来技術で構築されていない実際に製作される本発明がその特徴を省略することに本質があるような場合には、消極的な特徴については特徴として明示的に説明しない。本明細書(説明、参照符号のリスト、特許請求の範囲、図面)の特徴は、特定の態様で使用できるだけではなく、異なる態様でも適用可能である(分離、サマリ(summary)、置換、追加、一意性(uniqueness)、省略、等)。
特に、説明、参照符号のリスト、特許請求の範囲、及び/又は図面において、参照符号及びこれと関連付けられた特徴を、又は特徴及びこれと関連付けられた参照符号を使用して、特許請求の範囲及び/又は説明において特徴を置換、追加、又は省略することが可能である。更に、結果として、請求項において特徴をより詳細に説明及び/又は特定することができる。
【0038】
本説明の特徴は((最初にほとんど知られていない)従来技術を考慮すると)、任意選択的特徴と解釈することもできる、すなわち、どの特徴も、任意選択の、恣意的な、又は好ましい特徴、すなわち非拘束的な特徴と見なすことができる。したがって、ある特徴を、場合によってはその周辺を含めて、例示的な実施形態から切り離すことができ、この特徴はその場合、一般化された進歩性を備えた概念へと移行させることができる。例示的な実施形態における特徴の不在(消極的な特徴)は、その特徴が本発明との関連において任意選択的であることを示している。更に、特徴に関する種類の用語の場合、その特徴に関する総称的な用語を推測することもでき(適切であれば、次類への更なる階層区分、等)、その結果として、例えば等価な効果及び/又は等価性を考慮に入れることができ、特徴の一般化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図1】バッテリ用バッテリモジュールに関する本発明に係るセル接触デバイスの第1の実施形態の、このバッテリ用バッテリモジュールと、セルコネクタ支持材と、5つのセルコネクタシートと、を示す、3次元分解図である。
【
図2】セルコネクタ支持材上での/内でのセルコネクタシートの設置が図示されている、装着された状態にあるバッテリのバッテリモジュール用の、本発明に係るセル接触デバイスの第2の実施形態を示す、上方からの斜視図である。
【
図3】装着された
図1に係るセル接触デバイスの、両面式の破断した拡大切り出し図を同様に示す、上方からの斜視図である。
【
図4】バッテリモジュール上に装着される状態の、本発明に係るセル接触デバイスを示す、
図1と類似の斜視図である。
【
図5】バッテリモジュール上の意図する位置にある、装着された状態の本発明に係るセル接触デバイスを示す、
図1と類似の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明を、自動車の電気化学的なバッテリ0又は電気化学的な蓄電池0の電気化学的なバッテリモジュール1又は電気化学的な蓄電池モジュール1用の、多くの場合、セル接触システム20とも呼ばれる、電気機械的なセル接触デバイス20の変形の実施形態の例示的な実施形態(
図1から5)を使用して、以下でより詳細に説明する。特に、本発明は、ハイブリッド自動車又は電気自動車のトラクションバッテリ0のトラクションバッテリモジュール1に適用することができる。
【0041】
本発明について、例示的な実施形態を用いてより厳密に及びより詳細に記載し図示するが、この場合も、開示される例示的な実施形態によって本発明が限定されることはなく、むしろそれは基本的な本質に関するものである。これらから及び/又は上記(本発明の説明)から、本発明の保護の範囲から逸脱することなく他の変形を導くことができる。こうして、本発明はまた、バッテリモジュール若しくはバッテリに対して及び/又は電気工学産業若しくは電力工学産業等の非自動車産業において、一般に適用可能であり、非常に一般的に、工学において適用可能である。
【0042】
図面では、本発明の主題の本発明の理解のために必要な部分のみが空間内で描かれている。以下の本発明の説明(座標系)は、バッテリモジュール1の又はセル接触デバイス20の、長手方向Lr及び/又は長手軸線Lr(長さ)、横断方向Qr及び/又は横断方向軸線Qr(幅)、及び垂直方向Hr及び/又は垂直軸線Hr(高さ)と関連している。実体としてのバッテリモジュール1は、実体としてのバッテリパッケージ、バッテリパック、バッテリ、等を意味するものと理解される(上記を参照)。
【0043】
図1及び
図3から5は、例として、多数の(ここでは20個の)電気化学的な蓄電セルモジュール10が電気的及び機械的に組み合わされてバッテリモジュール1を形成している、本発明の第1の実施形態の適用を示している。この場合、蓄電セルモジュール10の数は少なくとも2つ又は3つである。蓄電セルモジュール10をまとめる更なる機械的保持を、ハウジング、ケージ、トレイ、及び/又はカバー等(図示せず)によって、追加的に行うことができる。
【0044】
単一の蓄電セルモジュール10は好ましくは、主として又は実質的に角柱状の、特に主として又は実質的に直方体状の、セルハウジング100を有する。セルハウジング100は好ましくは、正極として形成された(少なくとも又はちょうど)1つのセル電極111/112と、負極として形成された好ましくは(少なくとも又はちょうど)1つのセル電極112/111と、を有する。この場合、関連するセル電極111、112はセルハウジング100の外面上に設けられ、この場合例えば、セルハウジング100又はセルハウジング100のカバーを貫通することができる。
【0045】
セル電極111、112又はこれらの一部のみ(図示せず)を、セル接触デバイス20によって、バッテリモジュール1と電気的及び機械的に相互接続することができる。この場合、セル電極111、112の(図示されていない)全て又は(各々の場合において)一部(ここでは5つの部分)を、次いで互いに電気接続することができる。- 好ましくは主として又は実質的に横断方向Qr及び長手方向Lrに平面状に延びているセル接触デバイス20は、この目的のために、少なくとも1つの機械的なセルコネクタ支持材200と、少なくとも1つの電気機械的なセルコネクタシート300と、を備える。この場合、単一のセルコネクタ支持材200には、少なくとも1つのセルコネクタシート300(
図2を参照)、好ましくは複数のセルコネクタシート300が割り当てられている。
【0046】
この格子形状のセルコネクタ支持材200は、好ましくは主として又は実質的に横断方向Qr及び長手方向Lrに延在し、この場合、好ましくはベースバー202上に提供される、少なくとも1つの支持フレーム204を備え、ベースバー202、特にベースバー202の内部境界は、描かれているように、支持フレーム204の区域を形成することができる。関連する支持フレーム204は好ましくは複数の窓242を備え、これらの窓242は好ましくは、支持フレーム204を内側で完全に橋渡しする複数のバー244から構成される。更に、セルコネクタ支持材200又はセル接触デバイス20は、センサシステム、電子部品アセンブリ、ケーブルチャネル、等を有し得る(図示せず)。
【0047】
好ましくは横断方向Qr及び長手方向Lrに平面状に延在する関連するセルコネクタシート300は、好ましくは、少なくとも1つのセル電極111/112のための複数の(少なくとも2つ又は3つの)電気機械的な接触機構310と、少なくとも1つであるが特に複数の(少なくとも2つの)機械的なブリッジ領域320と、を、互いに交互に配されたように備える。この場合、セルコネクタシート300は、好ましくは主として又は実質的に矩形に形成される。当然ながら他の形状を適用することができる。
【0048】
単一の接触機構310は、ここでは各々の場合において単一のセル電極111/112に対して配設されているが(図面を参照)、ブリッジ領域320によって機械的に邪魔されることなく、2つ以上のセル電極111、111、…/112、112、…に対しても配設可能である。セルコネクタシート300ごとにそのような異なる接触機構310を適用することが、当然ながら可能である。- 好ましくは単一の接触機構310は、接合されるべきセル電極111、111、…/112、112、…の数に応じて、好ましくは各々の場合において測定凹部311(測定小孔311)、特に測定貫通凹部311を、及び/又は、好ましくは各々の場合において溶接領域313、特に溶接表面313を有する。この場合、関連する単一の接触機構310は各々の場合において、単一のかかる測定凹部311と、単一のかかる溶接領域313と、を有する。
溶接領域313は、接触機構310(図示せず)において/の表面に、特定の構成を有し得る。
【0049】
更に、特にバッテリモジュール1の正極に関して、関連するセルコネクタシート300は、接触機構310(
図1、4、及び5を参照)に又はブリッジ領域320(図示せず)に、電流タップ機構312を有し得る。この場合、電流タップ機構312は、例えばタブ形状で形成することができるが、他の形態(ねじ接続、クランプ、等)を当然ながら適用可能である。電流タップ機構312はこの場合、セルコネクタシート300から長手方向Lr、横断方向Qr、及び/又は垂直方向Hrに突き出ることができる。好ましくは、関連する電流タップ機構312は、セルコネクタシート300又はセルコネクタ支持材200から側方に突き出ている。
【0050】
ブリッジ領域320は、セル電極111/112の位置公差に対する並びに/又はセルコネクタシート300の及び/若しくはセル電極111/112の熱による距離変化に対する、セルコネクタシート300の機械的及び/又は熱的補償機構320の役割を果たし得る(例示的な断面は上記を参照)。この場合、セルコネクタシートの300の少なくとも1つのそのような、複数の、又は全ての、ブリッジ領域320を、このようにして形成することができる。- セルコネクタ支持材200上に/内にセルコネクタシート300が装着された状態では、接触機構310は窓242内に配置されており、ブリッジ領域320はバー244上に配置されている。
【0051】
本発明によれば、単一のセルコネクタシート300は、セルコネクタ支持材200の少なくとも1つのスナップ嵌め構成205によって、セルコネクタ支持材200に/内に固定可能である(
図1)か又は固定される(
図2から5)。この場合、セルコネクタシート300は、セルコネクタ支持材200に/内に、実質的に形状嵌め式で少なくとも部分的に固定可能であるか又は固定される(上記を参照)。- 更に、少なくとも1つのスナップ嵌め構成205は、セルコネクタシート300がセルコネクタ支持材200に/内に圧力嵌め式で部分的に固定可能となるか又は固定されるように形成することができる。
【0052】
セルコネクタ支持材200への/内での関連するセルコネクタシート300の少なくとも部分的な形状嵌め接続は、この場合、長手方向Lr及び横断方向Qrに広がっている平面内に設置される。この目的のために、両垂直方向Hrにおいて、第1ラッチングデバイス210によって、並びにスナップ嵌め構成205(以下を参照)の第2ラッチングデバイス229及びバー244によって、関連するセルコネクタシート300が保持される。バー244及び任意選択でセルコネクタ支持材200の長手端部にあるバー244により、関連するセルコネクタシート300が、セルコネクタ支持材200から外れて側方に摺動しないように固定される。
【0053】
関連するスナップ嵌め構成205は、セルコネクタ支持材200上に/内に、支持フレーム204内に、又は特に支持フレーム204の外側境界とベースバー202との間で支持フレーム204内に、設置される。単一のスナップ嵌め構成205は好ましくは、少なくとも1つの実質的にばね付勢可能なラッチング機構220と、少なくとも1つの実質的に剛性の第1ラッチングデバイス210と、を有する。ばね付勢可能なラッチング機構220及び/又は剛性の第1ラッチングデバイス210を形成するためには、やはり上記を参照されたい。- スナップ嵌め構成205を、2つの実質的にばね付勢可能なラッチング機構220から(下記を参照)、又は2つの実質的に剛性の第1ラッチングデバイス210から(下記を参照)、構成することも可能である。
【0054】
セル接触デバイス20、又はセルコネクタ支持材200及びそれぞれのセルコネクタシート300、又は支持フレーム204及びまたベースバー202並びにそれぞれのセルコネクタシート300、又は少なくとも1つのスナップ嵌め構成205は、セルコネクタ支持材200上へのセルコネクタシート300の装着動作(
図2:I、II、及びIIIを参照)をセルコネクタシート300によって実行可能なように形成されている。この場合、セルコネクタシート300はセルコネクタ支持材200上に/内に装着可能であり、その結果、セルコネクタシート300は、セルコネクタ支持材200の表面に/内に、実質的に形状嵌め式で部分的に取付け可能である。
【0055】
実質的にばね付勢可能なラッチング機構220(
図3を参照)はこの場合、好ましくは接続バー228によって2つのばねアーム224に機械的に相互接続される、板ばね222として形成された2つのラッチングばね222を備えることが好ましい。接続バー228は、少なくとも1つの実質的に剛性の第2ラッチングデバイス229を有する(上記を参照)。2つの第2ラッチングデバイス229が好ましい。この場合、ラッチング機構220は、関連する窓242内へと又は窓242から離れるように突出しており、窓242における長手方向Lr及び横断方向Qrに広がる平面内に、前後にばね付勢可能に形成されている。更に、ラッチング機構220のそれぞれの板ばね222は好ましくは、90°から270°の板ばね222、特に180°の板ばね222として形成されている(上記を参照)。
【0056】
単一のラッチングばね222又は板ばね222は好ましくはばねアーム224を備え、その長手方向取付端部225は、セルコネクタ支持材200又はベースバー202(支持フレーム204も可能である)上に設けられているか又は形成されている。ばねアーム224の実質的にばね付勢可能なばね領域226はこの長手方向取付端部225に接合され、ばね領域226はばねアーム224の長手方向自由端部227内に開口しており、長手方向自由端部227はこれに直接隣接する他方のラッチングばね222の長手方向自由端部227に、接続バー228を介して機械的に接続されている。- ここで、ラッチング機構220の全ての機械的接続は、この場合一体の機械的接続である。
【0057】
実質的に剛性の第1ラッチングデバイス210はこの場合、突出部212(
図3を参照)として形成されており、これはセルコネクタ支持材200又は支持フレーム204(ベースバー202も可能である)上に設けられているか又は形成されている。突出部212はこの場合ブラケット212として更に形成されており、その(第1の)長手方向取付端部214及びその(第2の)長手方向取付端部216は、セルコネクタ支持材200又は支持フレーム204(またベースバー202)上に設けられているか又は形成されている。これらの間にはブラケット212の中間部215が位置し、ブラケット212は、実質的に剛性に形成されるように、関連する窓242の上方で長手方向Lr及び横断方向Qrに突出している。- ここで、第1ラッチングデバイス210の全ての機械的接続は、この場合一体の機械的接続である。
【0058】
第1の実施形態の電気機械的なセル接触デバイス20(
図1、
図3から5を参照)は、単一の機械的なセルコネクタ支持材200と、5つの電気機械的なセルコネクタシート300と、を備え、これら5つのうちの3つはバッテリモジュール1の正極用に設けられており、2つは負極用に設けられている。この場合、長手方向Lrにおける外側に敷設されているセルコネクタシート300は、各々の場合において、側方に、好ましくは長手方向Lrに突き出ている、電流タップ機構312を有する。第2の実施形態の電気機械的なセル接触デバイス20(
図2を参照)は、バッテリモジュール1の正極用又は負極用の、単一の機械的なセルコネクタ支持材200及び単一のセルコネクタシート300を備える。この場合、第2の実施形態のセル接触デバイス20を、本発明の異なる実施形態の一部と見なすこともまた可能である。
【0059】
描かれている実施形態(図面)における、セルコネクタ支持材200上での/内での関連するセルコネクタシート300の装着又は設置について、
図2及び3を参照して以下でより詳細に説明する。- 第1のステップIでは、セルコネクタ支持材200上へのセルコネクタシート300の第1の装着動作Iが行われ、このとき、取り付けられていない又は自由な(保持されていない)セルコネクタシート300の全体が、その内側の外側境界302、特にその内側の外側長手境界302に関して、スナップ嵌め構成205のばね付勢可能なラッチング機構220に向かって、好ましくは直線的にまっすぐ前方に移動される。この場合、セルコネクタシート300は、外側境界302が、ばね付勢可能なラッチング機構220に向って、この/これらの上に着座しこれらを圧縮するまで奥へと移動される。
【0060】
時間的に第1のステップIに続く第2のステップIIでは、セルコネクタ支持材200へと向かうセルコネクタシート300の第2の装着動作IIが行われ、一つの辺(内側の外側境界302)を特に長さ方向に(内側の外側長手境界302)取り付けられたセルコネクタシート300は、セルコネクタ支持材200に向かってこの中へと枢動される。この場合、接触機構310は窓242内に置かれ、ブリッジ領域320はバー244上へと置かれる。この場合、スナップ嵌め構成205の剛性の第1ラッチングデバイス210は、まだ「作用して(active)」いないか、又はまだセルコネクタシート300とのそれらのラッチング機能を果たしていない。
【0061】
時間的に第2のステップIIに続く第3のステップIIIでは、セルコネクタ支持材200へと向かうセルコネクタシート300の第3の装着動作IIIが行われ、セルコネクタシート300はセルコネクタ支持材200の平面内に配置され、セルコネクタ支持材200の内部で実質的に直線的(横断方向Qr)に変位される。このことは、ばね付勢可能なラッチング機構220の反発力によってのみ行うことができる。この場合、セルコネクタシート300は、セルコネクタ支持材200上の/内のその装着位置又はその設置位置に達する。スナップ嵌め構成205の剛性の第1ラッチングデバイス210は作用している、又はセルコネクタシート300とのそれらのラッチング機能を果たしている。- ばね付勢可能なラッチング機構220は各々、これに割り当てられた単一の剛性の第1ラッチングデバイス210(図示せず)又は複数の剛性の第1ラッチングデバイス210を有し得る(任意選択で全ての実施形態において)。
【0062】
セルコネクタ支持材200と関連するセルコネクタシート300との間の少なくとも部分的な実質的な形状嵌め接続が確立される。- これらの装着動作I、II、IIIを組み合わせて、単一の又は2回の装着動作とすることが当然ながら可能である。- 更に、セル接触デバイス20の形態に応じて、(長手方向Lrへの、横断方向Qrへの、及び/若しくは垂直方向Hrへの)少なくとも1回の異なる直線移動、並びに/又は、(長手軸線Lrを中心とした、横断方向軸線Qrを中心とした、及び/若しくは垂直軸線Hrを中心とした)少なくとも1回の異なる回転の動き(枢動についても同様)を適用することが、当然ながら可能である。
【符号の説明】
【0063】
0 (電気化学的)バッテリ
1 (電気化学的)バッテリモジュール
10 (電気化学的)蓄電セルモジュール
20 (電気機械的)セル接触デバイス
100 セルハウジング
111 (電気機械的)セル電極
112 (電気機械的)セル電極
200 (機械的)セルコネクタ支持材
202 ベースバー
204 支持フレーム
205 スナップ嵌め構成
210 スナップ嵌め構成205の(実質的に剛性の)第1ラッチングデバイス
212 第1ラッチングデバイス210の突出部
214 第1ラッチングデバイス210の(第1の)長手方向取付端部
215 第1ラッチングデバイス210の中間部
216 第1ラッチングデバイス210の(第2の)長手方向取付端部
220 スナップ嵌め構成205の(実質的にばね付勢可能な)ラッチング機構
222 ラッチング機構220のラッチングばね
224 ばねアーム
225 ばねアーム224の長手方向取付端部
226 ばねアーム224の(実質的にばね付勢可能な)ばね領域
227 ばねアームの224の長手方向自由端部
228 単一のラッチング機構220の2つのばねアーム224の接続バー
229 (実質的に剛性の)第2ラッチングデバイス
242 支持フレーム204の窓
244 支持フレーム204のバー
300 (電気機械的)セルコネクタシート
302 (内側の)外側境界、外側長手境界
304 (外側の)外側境界、外側長手境界
310 セルコネクタシート300の(電気機械的)接触機構
311 接触機構310の測定凹部
312 セルコネクタシート300の電流タップ機構
313 接触機構310の溶接領域
320 セルコネクタシート300の(機械的及び任意選択で熱的な)ブリッジ領域
Hr 垂直方向、垂直軸線、高さ
Lr 長手方向、長手軸線、長さ
Qr 横断方向、横断方向軸線、幅
I セルコネクタ支持材200に向かうセルコネクタシート300の第1の装着動作
II セルコネクタ支持材200に向かうセルコネクタシート300の第2の装着動作
III セルコネクタ支持材200に向かうセルコネクタシート300の第3の装着動作