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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-29
(45)【発行日】2023-12-07
(54)【発明の名称】モーター
(51)【国際特許分類】
   H02K 5/22 20060101AFI20231130BHJP
【FI】
H02K5/22
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021536822
(86)(22)【出願日】2019-12-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-25
(86)【国際出願番号】 KR2019018540
(87)【国際公開番号】W WO2020138989
(87)【国際公開日】2020-07-02
【審査請求日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2018-0170458
(32)【優先日】2018-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 正浩
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】キム,セジョン
【審査官】若林 治男
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-512037(JP,A)
【文献】特開2010-263679(JP,A)
【文献】特開2013-211945(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 5/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置されるステーターと、
前記ステーター内に配置されるローターと、
前記ローターと結合するシャフトと、
前記ステーターの上側に配置されるバスバーと、前記バスバーと接続されるターミナル部と、を含み、
前記バスバーは、バスバーボディーと前記バスバーボディーに配置される第1ターミナルを含み、
前記ターミナル部は、ターミナルボディーと前記ターミナルボディーに配置されて前記第1ターミナルと接続される第2ターミナルを含み、
前記ターミナルボディーは、前記ハウジングの上端と離隔配置されるボディーと、前記ボディーから延長されて前記ハウジングに接触するレグを含み、
前記レグの円周方向の幅は、前記ボディーの円周方向の幅よりも小さく、前記第2ターミナルは、前記ボディーの上側に露出される第1端部と前記ボディーの下側に露出されて前記第2ターミナルと接続される第2端部を含み、
前記ターミナルボディーは、 前記ターミナルボディーの内面と外面を貫通する開口を含み、
前記第1端部は、半径方向に前記ローターの外周面 と前記ハウジングの内周面との間に配置され、前記第2端部は、軸方向に前記ボディーの下面と前記ハウジングの上端との間に配置され
前記第2端部は、前記開口に配置され、前記第1ターミナルの接続端が前記第2端部と整列されて前記開口を介して前記第2ターミナルの前記第2端部と前記第1ターミナルの接続端のフュージング空間が確保されるモーター。
【請求項2】
記ターミナルボディーの少なくとも一部は、前記バスバーボディーと軸方向にオーバーラップされて配置される請求項1に記載のモーター。
【請求項3】
記ターミナルボディーの一部は、前記ハウジングに接触し、前記第1端部と前記第2端部は、半径方向に前記バスバーボディーの内周面と外周面との間に配置され、前記第2端部は、前記ターミナルボディーの外側に配置される請求項1に記載のモーター。
【請求項4】
前記ターミナルボディーの下面は、第1面と第2面を含み、
前記第1面は、前記ハウジングの上面と接触し、前記第2面は、前記ハウジングの上面よりも高く配置される請求項1に記載のモーター。
【請求項5】
前記ターミナルボディーの下面は、第3面をさらに含み、前記第3面は、前記ハウジングの上面よりも低く配置される請求項4に記載のモーター。
【請求項6】
前記第2面は、前記第1ターミナルよりも高く配置される請求項4に記載のモーター。
【請求項7】
前記ハウジングは、上面に配置される第1結合部を含み、
前記第1面は、前記第1結合部と結合する第2結合部を含む請求項4に記載のモーター。
【請求項8】
前記第1端部は、半径方向に前記バスバーボディーの内周面と前記ハウジングの内周面との間に配置される請求項1~請求項7のいずれか一項に記載のモーター。
【請求項9】
前記レグの半径方向の幅は、前記ボディーの半径方向の幅よりも小さい請求項1~請求項8のいずれか一項に記載のモーター。
【請求項10】
複数の前記レグの円周方向の幅は、互いに異なり、複数の前記第2端部のうち、少なくともいずれか1つは、円周方向を基準に前記レグと前記レグとの間に配置される請求項1~請求項9のいずれか一項に記載のモーター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、モーターに関する。
【背景技術】
【0002】
モーターは、ローターとステーターを含む。ローターは、シャフトと結合する。ローターが回転すると、シャフトが連動して回転する。ステーターは、コイルを含み得る。分割されたコイルは、バスバーによって接続される。バスバーは、外部電源と接続されたターミナル部と接続される。ターミナル部は、ターミナルボディーとターミナルボディーに含まれたターミナルを含む。バスバーのターミナルとターミナル部のターミナルは、フュージングされて接続される。そして、ターミナル部のターミナルは、制御部と接続され得る。
【0003】
このとき、バスバーのターミナルとターミナル部のターミナルのフュージング空間を確保するために、ターミナルボディーとともに、制御部に接続されるターミナルの先端がモーターの半径方向を基準にバスバーの外側に配置される。これは、モーターが適用されるアプリケーション(例えば、操向装置)の厚さを増加させる問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施例は、シャフトとターミナル部のターミナルの半径方向の距離を減らしてアプリケーションの厚さを減らせるモーターを提供することをその目的とする。
【0005】
実施例が解決しようとする課題は、以上で述べた課題に限定されず、ここで言及されていないまた他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステーターと、前記ステーター内に配置されるローターと、前記ローターと結合するシャフトと、前記ステーターの上側に配置されるバスバーと、前記バスバーと接続されるターミナル部と、を含み、前記バスバーは、バスバーボディーと前記バスバーボディーに配置される第1ターミナルとを含み、前記ターミナル部は、ターミナルボディーと前記ターミナルボディーに配置されて前記第1ターミナルと接続される第2ターミナルを含み、前記ターミナルボディーは、前記ハウジングの上端と離隔配置されるボディーと、前記ボディーから延長されて前記ハウジングに接触するレグと、を含み、前記レグの円周方向の幅は、前記ボディーの円周方向の幅よりも小さく、前記第2ターミナルは、前記ボディーの上側に露出される第1端部と前記ボディーの下側に露出されて前記第1ターミナルと接続される第2端部を含み、前記第1端部は、半径方向に前記ローターと前記ハウジングの内周面との間に配置され、前記第2端部は、軸方向に前記ボディーの下面と前記ハウジングの上端との間に配置されるモーターを提供し得る。
【0007】
実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステーターと、前記ステーター内に配置されるローターと、前記ローターと結合するシャフトと、前記ステーターの上側に配置されるバスバーと、前記バスバーと接続されるターミナル部と、を含み、前記バスバーは、バスバーボディーと前記バスバーボディーに配置される複数の第1ターミナルを含み、前記ターミナル部は、ターミナルボディーと前記ターミナルボディーに配置されて前記第1ターミナルと接続される複数の第2ターミナルを含み、前記ターミナルボディーは、前記ターミナルボディーの内面と外面を貫通する開口を含み、前記第2ターミナルの一部は、前記開口に配置され、前記ターミナルボディーの少なくとも一部は、前記バスバーボディーと軸方向にオーバーラップされて配置されるモーターを提供し得る。
【0008】
実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステーターと、前記ステーター内に配置されるローターと、前記ローターと結合するシャフトと、前記ステーターの上側に配置されるバスバーと、前記バスバーと接続されるターミナル部と、を含み、前記バスバーは、バスバーボディーと前記バスバーボディーに配置される複数の第1ターミナルを含み、前記ターミナル部は、ターミナルボディーと前記ターミナルボディーに配置されて前記第1ターミナルと接続される複数の第2ターミナルを含み、前記第2ターミナルは、第1端部と前記第1ターミナルと接続される第2端部を含み、前記ターミナルボディーの一部は、前記ハウジングに接触し、前記第1端部と前記第2端部は、半径方向に前記バスバーボディーの内周面と外周面との間に配置され、前記第2端部は、前記ターミナルボディーの外側に配置されるモーターを提供し得る。
【0009】
好ましくは、前記ターミナルボディーの下面は、第1面と第2面を含み、前記第1面は、前記ハウジングの上面と接触し、前記第2面は、前記ハウジングの上面よりも高く配置され得る。
【0010】
好ましくは、前記ターミナルボディーの下面は、第3面をさらに含み、前記第3面は、前記ハウジングの上面よりも低く配置され得る。
【0011】
好ましくは、前記第2面は、前記第1ターミナルよりも高く配置され得る。
【0012】
好ましくは、前記ハウジングは、上面に配置される第1結合部を含み、前記第1面は、前記第1結合部と結合する第2結合部を含み得る。
【0013】
好ましくは、前記第1端部は、半径方向に前記バスバーボディーの内周面と前記ハウジングの内周面との間に配置され得る。
【0014】
好ましくは、前記レグの半径方向の幅は、前記ボディーの半径方向の幅よりも小さいことがある。
【0015】
好ましくは、複数の前記レグの円周方向の幅は、互いに異なり、複数の前記第2端部のうち、少なくともいずれか1つは、円周方向を基準に前記レグと前記レグとの間に配置され得る。
【発明の効果】
【0016】
実施例によると、シャフトとターミナル部のターミナルの半径方向の距離を減らしてアプリケーションの厚さを減らせる有利な効果を提供する。
【0017】
実施例によると、バスバーのターミナルとターミナル部のターミナルのフュージング工程が簡素化された有利な効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施例によるモーターを示した図面、
【0019】
図2】バスバーを示した図面、
【0020】
図3】ターミナル部の斜視図、
【0021】
図4】ターミナル部の正面図、
【0022】
図5】ローターとハウジングを基準に、第2ターミナルの第1端部の位置を示した図面、
【0023】
図6】バスバーとハウジングを基準に、第2ターミナルの第1端部の位置を示した図面、
【0024】
図7】バスバーを基準に、ターミナルボディーの位置を示した図面、
【0025】
図8】ターミナル部の側断面図、
【0026】
図9】ハウジングとターミナル部の結合を示した図面、
【0027】
図10】開口を拡大した斜視図、
【0028】
図11】ターミナル部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を具体的に説明する。
【0030】
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態として具現でき、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間のその構成要素のうち、1つ以上を選択的に結合、置換して使用できる。
【0031】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明らかに、特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味として解釈されることができ、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるであろう。
【0032】
また、本発明の実施例で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0033】
本明細書において、単数形は、言句で特に言及しない限り、複数形も含み得、「Aおよび(と)B、Cのうち、少なくとも1つ(または1つ以上)」として記載される場合に、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち、1つ以上を含み得る。
【0034】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用できる。
【0035】
これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などに限定されない。
【0036】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載される場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素との間にあるまた他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含み得る。
【0037】
また、各構成要素の「上(うえ)または下(した)」に形成または配置されるものとして記載される場合、上(うえ)または下(した)は、2つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、1つ以上のまた他の構成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」で表現される場合、1つの構成要素を基準に上側方向だけでなく、下側方向の意味も含み得る。
【0038】
図1は、実施例によるモーターを示した図面である。図1を参照すると、実施例によるモーターは、シャフト100と、ローター200と、ステーター300と、バスバー400と、ターミナル部500と、ハウジング600と、を含み得る。
【0039】
ハウジング600内にステーター300が配置される。ステーター300内にローター200が配置される。また、ローター200は、シャフト100の外側に配置される。このとき、内側とは、モーターのシャフト100に向かう方向を示し、外側とは、シャフト100からハウジング600に向かう方向である内側の反対方向を示す。
【0040】
シャフト100は、ローター200に結合され得る。電流供給を通じてローター200とステーター300に電磁気的相互作用が発生すると、ローター200が回転し、これに連動してシャフト100が回転する。シャフト100は、車両の操向装置と連結されて動力を伝達し得る。
【0041】
ローター200は、ステーター300と電気的相互作用を通じて回転する。
【0042】
ローター200は、ステーター300の内側に配置され得る。ローター200は、ローターコアとローターコアに配置されるマグネットを含み得る。
【0043】
ステーター300は、ローター200の外側に配置される。ステーター300は、ステーターコア310とステーターコア310に装着されるインシュレーター320と、インシュレーター320に巻かれるコイル330を含み得る。コイル330は、ローター200のマグネットと電気的相互作用を誘発する。
【0044】
バスバー400は、ステーター300の上側に配置される。バスバー400は、ステーター300のインシュレーター320に巻かれたコイル330を連結する。
【0045】
ターミナル部500は、バスバー400と接続される。そして、ターミナル部500は、外部電源と接続される。
【0046】
図2は、バスバーを示した図面である。
【0047】
図2を参照すると、バスバー400は、バスバーボディー410と第1ターミナル420を含む。バスバーボディー410は、内周面と外周面を有する環状の部材であり得る。第1ターミナル420は、バスバーボディー410に配置される。第1ターミナル420は、複数であり得る。第1ターミナル420は、ステーター300のインシュレーター320に巻かれたコイル330と接続される。そして、第1ターミナル420は、ターミナル部500と接続される。第1ターミナル420の接続端421は、バスバーボディー410の上側に突出して配置され得る。第1ターミナル420の接続端421は、ターミナル部500と接続される。
【0048】
図3は、ターミナル部の斜視図であり、図4は、ターミナル部の正面図である。
【0049】
図3および図4を参照すると、ターミナル部500は、ターミナルボディー510と第2ターミナル520を含む。
【0050】
ターミナルボディー510は、ボディー511とレグ512、513を含み得る。ボディー511には、第2ターミナル520が配置される。レグ512、513は、ボディー511の下面から延長されて配置される。
【0051】
第2ターミナル520は、中心部521と第1端部522と第2端部523を含み得る。中心部521の一領域は、ターミナルボディー510内に配置され得、一領域は、ターミナルボディー510の外部に配置され得る。第1端部522は、中心部521の一端に配置され、中心部521の一端で折曲して形成される。第2端部523は、中心部521の他端に配置され、中心部521の他端で折曲して形成される。第1端部522は、ボディー511の上側に露出される。そして、第2端部523は、ボディー511の下側に露出される。第1端部522は、制御部に接続される。第2端部523は、バスバー400の第1ターミナル420の接続端421と接続される。
【0052】
レグ512、513は、複数であり得る。例えば、レグ512、513は、第1レグ512と第2レグ513を含み得る。第1レグ512と第2レグ513は、互いに離れて配置され、間に空間を形成する。第1レグ512と第2レグ513との間には、開口514が配置される。開口514は、ターミナルボディー510の内面と外面を貫通して配置される。開口514には、複数の第2端部523のうち、少なくとも1つが配置される。第2端部523は、ボディー511の下面とハウジング600の上端との間に配置される。
【0053】
図5は、ローターとハウジングを基準に、第2ターミナルの第1端部の位置を示した図面である。
【0054】
図5を参照すると、半径方向を基準に、シャフト100と第2ターミナル520の第1端部522との最短距離である第1距離Lは、モーターが適用されるアプリケーションの厚さに影響を与える。第1端部522が制御部と接続されるため、第1端部522の位置は、制御部の位置およびサイズに影響を与える。したがって、モーターが装着されるアプリケーションの厚さを減らすためには、できるだけ第1距離Lは、小さい方が良い。
【0055】
第1端部522は、半径方向を基準にハウジング600の内周面の内側に配置され得る。図5のO1は、ローターの外周面を示す第1境界線O1である。そして、図5のO2は、ハウジング600の内周面を示す第2境界線O2である。半径方向を基準に第1端部522は、第1境界線O1と第2境界線O2との間に配置され得る。これは、第1距離Lを減らすためのものであり、開口514を介して第2端部523と接続端421のフュージング空間を確保可能な構造である。
【0056】
図6は、バスバーとハウジングを基準に、第2ターミナルの第1端部の位置を示した図面である。
【0057】
図6を参照すると、図6のO3は、バスバーボディー410の内周面を示す第3境界線O3である。半径方向を基準に、第1端部522は、第2境界線O2と第3境界線O3との間に配置され得る。これも、第1距離Lを減らすためのものであり、開口514を介して第2端部523と接続端421のフュージング空間を確保可能な構造である。
【0058】
図7は、バスバーを基準に、ターミナルボディーの位置を示した図面である。
【0059】
図7を参照すると、ターミナルボディー510の少なくとも一部は、バスバーボディー410と軸方向にオーバーラップされて配置され得る。図6のO4は、バスバーボディー410の外周面を示す第4境界線O4である。半径方向を基準に、ターミナルボディー510の少なくとも一部は、第3境界線O3と第4境界線O4との間に配置され得る。これも、第1距離Lを減らすためのものであり、開口514を介してフュージング空間を確保可能な構造である。
【0060】
図8は、ターミナル部の側断面図である。
【0061】
図8を参照すると、開口514に第2ターミナル520の第2端部523が配置される。そして、開口514に第1ターミナル420の接続端421が第2端部523と整列するように配置される。第2端部523の上にボディー511が配置され、ボディー511の上側に第1端部522が位置する。ターミナルボディー510と第1端部522がハウジング600の内周面の内側に位置することにも、開口514を介して第2ターミナル520の第2端部523と第1ターミナル420の接続端421のフュージング空間を確保し得る。フュージングのための装置が開口514の外側と内側でそれぞれ進入して第2端部523と接続端421をフュージングする。
【0062】
図9は、ハウジングとターミナル部の結合を示した図面である。
【0063】
図9を参照すると、ターミナルボディー510の下面は、第1面501と第2面502と第3面503を含む。第1面501は、第3面503の外側に配置され得る。第2面502は、第3面503の内側に配置され得る。第1面501には、第1結合部530が配置され得る。また、第1面501、第2面502および第3面503は、レグ512、513の下面であり得る。レグ512、513の下面は、互いに高さが異なる段差を有するように、第1面501と第1面501より上側に配置される第2面502を含み得る。さらに、第2レグ513とは異なり、第1レグ512の下面は、第1面501より下側に配置される第3面503を含み得る。第1結合部530は、第1面501から突出した突起であり得る。ハウジング600は、フランジ610を含む。フランジ610は、第2結合部620を含み得る。第2結合部620は、フランジ610に配置されたホールまたは溝であり得る。第2結合部620は、第1結合部530と結合する。第1面501は、フランジ610の上面611と接触し得る。
【0064】
図10は、開口を拡大した斜視図である。
【0065】
図9および図10を参照すると、第2面502は、フランジ610の上面611よりも高く配置される。そして、第2面502は、コイル330の接続端421よりも高く配置され得る。これは、コイル330の接続端421とレグ512、513の干渉を回避するためのものである。第3面503は、フランジ610の上面611よりも低く配置される。これは、ターミナルボディー510とハウジング600を結合する上で、ターミナルボディー510の構造的安全性と結合力を確保するためのものである。
【0066】
第1レグ512の円周方向の幅A1が第2レグ513の円周方向の幅A2よりも大きいことがある。
【0067】
図11は、ターミナル部の側面図である。
【0068】
図11を参照すると、ターミナル部500でレグ512、513は、ボディー511の下側に配置され、半径方向を基準にレグ512、513は、ボディー511より外側に突出した形態であり得る。例えば、ボディー511の半径方向の幅W1よりもレグ512、513の半径方向の幅W2が大きいことがある。これは、第2ターミナル520の位置とボディー511をハウジング600に固定するレグ512、513の位置を考慮したものである。
【0069】
以上、本発明の好ましい1つの実施例によるモーターについて添付された図面を参照して具体的に説明した。
【0070】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲内で様々な修正、変更および置換が可能であろう。したがって、本発明に開示された実施例および添付された図面は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、これらの実施例および添付された図面によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護の範囲は、以下の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11