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特許7394287部品装着装置および部品実装システムならびに部品装着方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】部品装着装置および部品実装システムならびに部品装着方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/04 20060101AFI20231201BHJP
【FI】
H05K13/04 Z
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020012082
(22)【出願日】2020-01-29
(65)【公開番号】P2021118309
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2022-11-07
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】馬渡 道明
(72)【発明者】
【氏名】石本 憲一郎
【審査官】加藤 三慶
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-273596(JP,A)
【文献】特開2016-009734(JP,A)
【文献】特開2010-171222(JP,A)
【文献】特開2006-100595(JP,A)
【文献】特開2007-311546(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 13/00- 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置であって、
基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、
前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に装着する部品装着作業部と、を備え、
前記部品装着作業部は、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する、部品装着装置。
【請求項2】
前記第2の代替部品情報は、いずれかの代替部品グループに属する複数の部品の一部である、請求項1記載の部品装着装置。
【請求項3】
前記第2の代替部品情報は前記部品装着情報に含まれている、請求項1記載の部品装着装置。
【請求項4】
前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置と通信する制御部を備え、
前記情報管理装置は、前記部品供給ユニットに補充しようとしている補充部品が現在の部品と異なるが同じ代替部品グループに属する場合であっても、現在の部品が前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置に装着される部品であり、前記部品供給ユニットの部品が前記補充部品に代替されると前記部品装着位置への部品の装着ができなくなる場合はその補充を禁止する旨を前記制御部へ通知する部品補充作業支援部を有する、請求項1記載の部品装着装置。
【請求項5】
前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置と通信する制御部を備え、
前記部品供給部は、前記部品供給部の部品供給位置別に相互に代替可能な部品を登録した第3の代替部品情報が登録された部品供給位置に装着された少なくとも一つの部品供給ユニット(以下、特定部品供給ユニットと呼ぶ。)を含み、
前記情報管理装置は、前記特定部品供給ユニットに補充される部品については前記第3の代替部品情報に基づいて制限し、前記特定部品供給ユニット以外の部品供給ユニットであってずれかの前記代替部品グループに属する部品を供給する部品供給ユニットへの部品補充については前記代替部品グループに基づいて制限し、誤った部品が補充されようとした場合はその補充を禁止する旨を前記制御部へ通知する部品補充作業支援部を有する、請求項1記載の部品装着装置。
【請求項6】
部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置と、前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置とを含む部品実装システムであって、
前記部品装着装置は、
基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、
前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に部品を装着するものであり、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する部品装着作業部と、を備え、
前記情報管理装置は、
前記部品供給ユニットに補充しようとしている補充部品が現在の部品と異なるが同じ代替部品グループに属する場合であっても、現在の部品が前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置に装着される部品であり、前記部品供給ユニットの部品が前記補充部品に代替されると前記部品装着位置への部品の装着ができなくなる場合はその補充を禁止する旨を前記部品装着装置へ通知する部品補充作業支援部を有する、部品実装システム。
【請求項7】
部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置と、前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置とを含む部品実装システムであって、
前記部品装着装置は、
基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、
前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に部品を装着するものであり、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する部品装着作業部と、を備え、
前記部品供給部は、前記部品供給部の部品供給位置別に相互に代替可能な部品を登録した第3の代替部品情報が登録された部品供給位置に装着された少なくとも一つの部品供給ユニット(以下、特定部品供給ユニットと呼ぶ。)を含み、
前記情報管理装置は、
前記特定部品供給ユニットに補充される部品については前記第3の代替部品情報に基づいて制限し、前記特定部品供給ユニット以外の部品供給ユニットであってずれかの前記代替部品グループに属する部品を供給する部品供給ユニットへの部品補充については前記代替部品グループに基づいて制限し、誤った部品が補充されようとした場合はその補充を禁止する旨を前記部品装着装置へ通知する部品補充作業支援部を有する、部品実装システム。
【請求項8】
部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着方法であって、
基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶しておき、
前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する、部品装着方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を基板に装着する部品装着装置および部品実装システムならびに部品装着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
部品装着装置は、基板に複数の種類の部品を装着して実装基板を製造する。部品装着装置は、基板に装着する部品の種類と部品装着位置などの情報を含む、予め作成された実装プログラムに従って、基板の所定の部品装着位置に所定の種類の部品を装着する。ところで、汎用部品では同じ種類の部品が複数の部品メーカから供給されることがある。実装基板製造工場では複数の部品メーカから同じ種類の汎用部品を購入して保管しておき、在庫数などに応じて適宜切り替えながら実装基板の製造に使用することがある。このような場合、部品メーカが異なる汎用部品は部品名を変えて管理されており、基板に装着する汎用部品の部品メーカを変更する際は、実装プログラムにおける該当部品の部品名が変更される。
【0003】
この実装プログラムの変更は複雑な作業となるため、部品の代替を支援する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の方法では、部品毎に代替可能な部品の部品名を関連付けた情報を予め準備しておき、部品の使用数と在庫数に基づいて自動的に実装プログラムの部品名を変更することで部品の代替を実行している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2007-311546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、基板に装着する部品を代替部品に変更すると、その実装基板における同じ種類の部品が全て代替部品に置き替わることで、次の問題点があった。すなわち、部品の電気特性や形状などの制約から実装基板の一部の部品では代替部品に置き替えられないような場合には、手動で実装プログラムを修正する必要があり、実装基板の一部の部品のみを代替部品に変更するためには更なる改善の余地があった。
【0006】
そこで本発明は、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる部品装着装置および部品実装システムならびに部品装着方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の部品装着装置は、部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置であって、基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に装着する部品装着作業部と、を備え、前記部品装着作業部は、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する。
【0008】
本発明の部品実装システムは、部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置と、前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置とを含む部品実装システムであって、前記部品装着装置は、基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に部品を装着するものであり、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する部品装着作業部と、を備え、前記情報管理装置は、前記部品供給ユニットに補充しようとしている補充部品が現在の部品と異なるが同じ代替部品グループに属する場合であっても、現在の部品が前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置に装着される部品であり、前記部品供給ユニットの部品が前記補充部品に代替されると前記部品装着位置への部品の装着ができなくなる場合はその補充を禁止する旨を前記部品装着装置へ通知する部品補充作業支援部を有する。
【0009】
本発明の他の部品実装システムは、部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着装置と、前記部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する情報管理装置とを含む部品実装システムであって、前記部品装着装置は、基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶した記憶部と、前記部品装着情報に基づいて、部品供給部から部品を取り出して前記部品装着位置に部品を装着するものであり、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する部品装着作業部と、を備え、前記部品供給部は、前記部品供給部の部品供給位置別に相互に代替可能な部品を登録した第3の代替部品情報が登録された部品供給位置に装着された少なくとも一つの部品供給ユニット(以下、特定部品供給ユニットと呼ぶ。)を含み、前記情報管理装置は、前記特定部品供給ユニットに補充される部品については前記第3の代替部品情報に基づいて制限し、前記特定部品供給ユニット以外の部品供給ユニットであってずれかの前記代替部品グループに属する部品を供給する部品供給ユニットへの部品補充については前記代替部品グループに基づいて制限し、誤った部品が補充されようとした場合はその補充を禁止する旨を前記部品装着装置へ通知する部品補充作業支援部を有する。
【0010】
本発明の部品装着方法は、部品供給部の複数の部品供給ユニットから部品を取り出して基板の複数の部品装着位置に装着する部品装着方法であって、基板の複数の部品装着位置に装着される部品とその部品装着位置に関する情報を含んだ部品装着情報と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループに分けて登録した第1の代替部品情報と、前記部品装着位置別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報と、を記憶しておき、前記第2の代替部品情報が登録された部品装着位置については前記第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって前記部品装着情報の部品がいずれかの前記代替部品グループに属する部品装着位置については、該当する代替部品グループに登録された部品のいずれか一つを装着する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図
図2】本発明の一実施の形態の部品装着装置の構成説明図
図3】本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成を示すブロック図
図4】本発明の一実施の形態の部品実装システムで使用される(a)部品装着情報の例を示す図(b)代替部品グループ情報の例を示す図
図5】本発明の一実施の形態の部品実装システムで使用される供給位置情報の例を示す図
図6】本発明の一実施の形態の部品装着装置により部品が装着された基板の例を示す図
図7】本発明の一実施の形態の部品装着装置による部品の装着の説明図
図8】本発明の一実施の形態の部品装着装置による部品の装着の説明図
図9】本発明の一実施の形態の部品装着装置による部品の装着の説明図
図10】本発明の一実施の形態の部品照合方法のフロー図
図11】本発明の他の実施の形態の部品実装システムで使用される供給位置情報の例を示す図
図12】本発明の他の実施の形態の部品照合方法のフロー図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品装着装置、情報管理装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図2、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図2における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図2における上下方向)が示される。
【0014】
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、基板に部品を装着して実装基板を生産する機能を有している。部品実装システム1は、複数の部品装着装置W1~W3を連結して構成されている。部品装着装置W1~W3は、通信ネットワーク2を介して情報管理装置3に接続されている。情報管理装置3は、部品実装システム1による実装基板の生産を統合管理する他、部品装着装置W1~W3に装着された部品供給ユニットへの部品の補充作業を支援する。なお、部品実装システム1が備える部品装着装置W1~W3は3台に限定されることなく、1台、2台でも、4台以上であってもよい。このように、部品実装システム1は、部品を基板に装着する少なくとも1つの部品装着装置W1~W3を備えている。
【0015】
図1において、部品実装システム1は、作業者が使用するリーダTを備えている。リーダTは、情報管理装置3と無線で通信して情報の授受を行う端末側通信部Taと、部品を格納するキャリアテープを巻回収納するリールに付されたバーコードや2次元コードなどのラベルを読み取る読み取り部Tbと、表示機能と入力機能を有するタッチパネルTcを備えている。リーダTは、読み取り部Tbでリールに付されたラベルを読み取って格納されている部品を特定する部品番号を認識し、端末側通信部Taを介して情報管理装置3または部品装着装置に送信する。また、リーダTは、情報管理装置3または部品装着装置から送信された各種情報を受信して、表示処理してタッチパネルTcに表示する。
【0016】
次に図2を参照して、部品装着装置W1~W3の構成を説明する。部品装着装置W1~W3は同様の構成であり、ここでは部品装着装置W1について説明する。部品装着装置W1において、基台4の中央には、基板搬送部5がX方向に設置されている。基板搬送部5は、上流側から搬入された基板PをX方向へ搬送し、以下に説明する装着ヘッドによる装着作業位置に位置決めして保持する。また、基板搬送部5は、部品装着作業が完了した基板Pを下流側に搬出する。基板搬送部5の両側方(前後)には、それぞれ部品供給部6が設置されている。
【0017】
両側の部品供給部6にX方向に並列に設けられた複数の部品供給位置には、それぞれテープフィーダ7が装着されている。テープフィーダ7は、部品を格納するポケットが形成されたキャリアテープを部品供給部6の外側から基板搬送部5に向かう方向(テープ送り方向)にピッチ送りすることにより、装着ヘッドが部品をピックアップする部品取出し位置に部品を供給する。テープフィーダ7の上面であって、部品供給部6に装着された状態で作業者が操作可能な位置には、操作ボタン7aとランプ7bが設置されている。操作ボタン7aは、テープフィーダ7に部品を補充する補充作業などに作業者によって操作される。ランプ7bは、補充要求や部品補充許可、部品補充不許可などの情報を色や点滅により表示する。
【0018】
また、部品供給部6に設けられた部品供給位置には、トレイに載置した部品を供給するトレイフィーダ、中空のスティックに整列保持した部品を供給するスティックフィーダなども装着される。部品供給部6に装着されるテープフィーダ7、トレイフィーダ、スティックフィーダは、装着ヘッドに部品を供給する部品供給ユニットである。
【0019】
部品供給ユニットが部品供給部6に装着されると、各部品供給ユニットが有するユニット制御部と部品装着装置W1が備える部品装着装置制御部30(図3参照)とが電気的に接続される。各部品供給ユニットには固有の部品供給ユニット番号が付与されている。部品装着装置制御部30は、ユニット制御部と通信して部品供給部6のいずれの部品供給位置にいずれの部品供給ユニット番号の部品供給ユニットが装着されているかを認識する。
【0020】
図2において、基台4の上面におけるX方向の両端部には、リニア駆動機構を備えたY軸テーブル8が配置されている。Y軸テーブル8には、同様にリニア機構を備えたビーム9がY方向に移動自在に結合されている。ビーム9には、装着ヘッド10がX方向に移動自在に装着されている。装着ヘッド10は、部品を保持して昇降し、鉛直軸(Z軸)回りに回転可能な複数の吸着ユニット(図示省略)を備える。吸着ユニットのそれぞれの下端部には、部品を吸着して保持する吸着ノズル(図示省略)が装着されている。
【0021】
Y軸テーブル8およびビーム9は、装着ヘッド10を水平方向(X方向、Y方向)に移動させるXYユニット11を構成する。XYユニット11および装着ヘッド10は、部品供給部6から部品を取り出して基板Pの部品装着位置に装着する部品装着作業を実行する部品装着機構を構成する。部品装着作業において装着ヘッド10は、部品供給部6の上方に移動し、各吸着ノズルで所定の部品をそれぞれピックアップし、基板Pの上方に移動し、各吸着ノズルが保持する部品を所定の方向に回転させ、それぞれの部品装着位置に装着する一連のターンを繰り返す。
【0022】
図2において、ビーム9には、ビーム9の下面側に位置して装着ヘッド10とともに一体的に移動する基板認識カメラ12が装着されている。装着ヘッド10が移動することにより、基板認識カメラ12は基板搬送部5の装着作業位置に位置決めされた基板Pの上方に移動して、基板Pに設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板Pの位置を認識する。
【0023】
部品供給部6と基板搬送部5との間には、部品認識カメラ13が設置されている。部品認識カメラ13は、部品供給部6から部品を取り出した装着ヘッド10が部品認識カメラ13の上方に位置した際に、吸着ノズルに保持された部品を下方から撮像する。装着ヘッド10による部品の基板Pへの部品装着作業では、基板認識カメラ12による基板Pの認識結果と部品認識カメラ13による部品の認識結果とを加味して部品装着位置の補正が行われる。
【0024】
図2において、部品装着装置W1の前面で作業者が作業する位置には、作業者が操作するタッチパネル14が設置されている。タッチパネル14は、その表示部に各種情報を表示し、また表示部に表示されるボタンなどを使って作業者がデータ入力や部品装着装置W1の操作を行う。
【0025】
次に図3を参照して、部品実装システム1の構成について説明する。情報管理装置3は、管理記憶部21、部品補充作業支援部26を備えている。管理記憶部21は記憶装置であり、部品装着情報22、供給位置情報23、部品情報24、代替部品グループ情報25などを記憶している。なお、情報管理装置3は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶装置の全てもしくは一部をサーバを介してクラウドに備えてもよい。
【0026】
部品装着情報22には、部品実装システム1において生産される実装基板の種類毎に、基板Pに装着される部品の種類、部品装着位置など、部品装着作業に必要な情報が記憶されている。供給位置情報23には、部品装着装置W1~W3の部品供給部6に設けられた部品供給位置毎に、装着されている部品供給ユニット(テープフィーダ7)を特定する情報、部品供給ユニットから供給される部品の種類を特定する情報が含まれている。部品情報24は、基板Pに装着される部品の種類毎に、部品のサイズ、電気的特性などが含まれている。代替部品グループ情報25には、相互に変更可能な部品の種類が登録された代替部品グループに関する情報が記憶されている。
【0027】
ここで、図4(a)、図6を参照して、部品装着情報22の詳細について説明する。図6は、図4(a)に示す部品装着情報22に基づいて部品が装着された基板Pを示している。部品装着情報22には、部品装着位置40、部品装着座標41、部品名42、部品装着位置代替部品情報43が含まれている。部品装着位置40は、基板Pにおける部品の装着位置を特定する情報である。部品装着座標41は、部品の装着座標(XY座標)と装着方向(θ方向)を含む情報である。部品名42は、その部品装着位置40に装着される部品の種類を特定する情報である。図4(a)に示す部品装着情報22では、部品名42には正規部品の部品名が指定されている。正規部品は、実装基板の生産開始前に設定されている部品である。
【0028】
図4(a)、図6において、基板Pには「M01」~「M10」の10個所の部品装着位置40に部品が装着される。部品装着位置40が「M01」には部品名42が「A」の部品が装着される。以下、部品装着位置40が「M01」の部品装着位置を、単に「部品装着位置M01」と称する。また、部品名42が「A」の部品を、単に「部品A」と称する。他の部品装着位置40および部品名42も同様である。すなわち、部品装着位置M02~M05には部品Bが、部品装着位置M06~M10には部品Cがそれぞれ装着される。
【0029】
次に図4(b)を参照して、代替部品グループ情報25の詳細について説明する。代替部品グループ情報25には、代替部品グループを特定するグループ番号44と、代替部品グループ45が含まれている。図4(b)には、グループ番号44が「GR001」の代替部品グループ45には、相互に変更可能な代替部品として部品Bと部品B2が登録されている。以下、グループ番号44が「GR001」の代替部品グループ45を、単に「代替部品グループGR001」と称する。他のグループ番号45も同様である。すなわち、代替部品グループGR002には部品C、部品C2、部品C3が登録され、代替部品グループGR003には部品D、部品D2、部品D3、部品D4が登録されている。
【0030】
図4(a)において、部品装着位置代替部品情報43は、部品装着位置40に装着することができる部品を指定する情報である。部品装着位置代替部品情報43に部品名が登録されている部品装着位置40には、登録されている部品名の部品のみが装着可能である。例えば、部品装着位置M05の部品装着位置代替部品情報43には「B」が登録されており、正規部品である部品Bのみが装着可能である。
【0031】
このように、部品装着位置M05において相互に代替可能な部品として登録された部品が正規部品と同じ部品Bのみの場合、部品Bが含まれる代替部品グループGR001の他の部品(部品B2)の部品装着位置M05への装着が禁止される。また、部品装着位置M09と部品装着位置M10には、「C」と「C2」が登録されており、正規部品である部品Cと代替部品である部品C2のみが装着可能である。なお、各部品はいずれか一つの代替部品グループ45にのみ属するように指定される。
【0032】
部品装着位置代替部品情報43が空欄の部品装着位置40には、代替部品グループ情報25で指定された代替部品グループに属する部品が装着可能である。部品装着位置代替部品情報43が空欄の部品装着位置M02~M04には、代替部品グループGR001に属する部品B,B2が装着可能である。また、部品装着位置M06~M08には、代替部品グループGR002に属する部品C,C2,C3のいずれかが装着可能である。
【0033】
部品装着位置代替部品情報43が空欄で、かつ、部品名42に指定されている正規部品が属する代替部品グループ45が登録されていない部品装着位置40には、正規部品のみが装着可能である。図4(b)に示す代替部品グループ情報25には部品Aが属する代替部品グループ45はない。そのため、部品装着位置代替部品情報43が空欄の部品装着位置M01には、正規部品である部品Aのみが装着可能である。
【0034】
このように、代替部品グループ情報25は、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループ45に分けて登録した第1の代替部品情報である。また、部品装着位置代替部品情報43は、部品装着位置40別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報である。本実施の形態では、部品装着情報22は、基板Pの複数の部品装着位置40に装着される部品(部品名42)とその部品装着位置40に関する情報(部品装着座標41)の他、第2の代替部品情報(部品装着位置代替部品情報43)を含んでいる。すなわち、第2の代替部品情報は、部品装着情報22に含まれている。また、第2の代替部品情報は、いずれかの代替部品グループ45に属する複数の部品の一部である。
【0035】
次に図5を参照して、供給位置情報23の詳細について説明する。供給位置情報23は、部品供給部6に設定された部品供給位置46、部品供給ユニット47、供給部品48を含んでいる。部品供給ユニット47は、部品供給位置46に装着される部品供給ユニットを特定する情報である。供給部品48は、部品供給ユニットから供給される部品の種類を特定する情報である。
【0036】
図5において、「FP01」,「FP02」の部品供給位置46には、「TP01」,「TP02」の部品供給ユニット47が装着されている。そして、「TP01」,「TP02」の部品供給ユニット47からは部品Aが供給部品48として供給される。以下、「FP01」の部品供給位置46を、単に「部品供給位置FP01」と称する。また、「TP01」の部品供給ユニット47を、単に「部品供給ユニットTP01」と称する。他の部品供給位置46、部品供給ユニット47も同様である。すなわち、部品供給位置FP03~FP05の部品供給ユニットTP03~TP05からは部品Bが供給され、部品供給位置FP06~FP06の部品供給ユニットTP06~TP08からは部品Cが供給される。
【0037】
図3において、部品補充作業支援部26は、作業者が部品供給ユニット(テープフィーダ7)に部品を補充する部品補充作業において、部品の補充対象の部品供給ユニット(以下、「補充対象部品供給ユニット」と称する)に部品補充を要求された部品(以下、「補充部品」と称する。)が補充可能か否かを判断する。部品補給作業において作業者が部品補充対象のテープフィーダ7の操作ボタン7aを操作すると、部品装着装置制御部30を介して情報管理装置3に補充対象部品供給ユニットの部品供給位置46(以下、「補充対象部品供給位置」と称する。)が送信される。また、作業者がリーダTで補充部品を格納するリールに付されたラベルを読み取ると、リーダTから情報管理装置3に補充部品の部品名(部品の種類)が送信される。
【0038】
部品補充作業支援部26は、管理記憶部21に記憶されている部品装着情報22、供給位置情報23、代替部品グループ情報25、および送信された補充対象部品供給位置、補充部品の部品名に基づいて、補充対象部品供給ユニットに補充部品が補充可能か否かを判断する。具体的には、部品補充作業支援部26は、補充部品が補充対象部品供給位置から現在供給されている供給部品48と同じ場合は、部品補充可能と判断する。
【0039】
また、部品補充作業支援部26は、補充部品が補充対象部品供給位置から現在供給されている供給部品48と同じ代替部品グループ45に属しており、現在供給されている部品を補充部品に代替しても装着不可となる部品装着位置40が発生しない場合は部品補給可能と判断する。また、同じ代替部品グループ45に属しているが、部品装着位置代替部品情報43が登録されており、現在供給されている部品を補充部品に代替すると装着不可となる部品装着位置40が発生する場合は部品補給不可と判断する。また、部品補充作業支援部26は、補充部品が補充対象部品補給位置から現在供給されている供給部品48と異なる代替部品グループ45に属している場合は、部品補給不可と判断する。
【0040】
図3において、部品補充作業支援部26は、補充部品の補充が可能(部品補給可能)と判断すると、その補充を許可する旨を部品装着装置W1~W3の部品装着装置制御部30へ通知する。また、部品補充作業支援部26は補充部品の補充が不可能(部品補給不可)と判断すると、その補充を禁止する旨を部品装着装置W1~W3の部品装着装置制御部30へ通知する。供給していた部品が補充部品に代替されると、部品補充作業支援部26は、装置記憶部31に記憶されている供給位置情報33の供給部品48を代替された補充部品に更新させる。
【0041】
このように、情報管理装置3は、部品供給ユニット47に補充しようとしている補充部品が現在の部品(供給部品48)と異なるが同じ代替部品グループ45に属する場合であっても、現在の部品が部品装着位置代替部品情報43(第2の代替部品情報)が登録された部品装着位置40に装着される部品であり、部品供給ユニット47の部品が補充部品に代替されると部品装着位置40への部品の装着ができなくなる場合はその補充を禁止する旨を制御部(部品装着装置制御部30)へ通知する部品補充作業支援部26を有している。
【0042】
図3において、部品装着装置W1~W3は同様の構成であり、以下、部品装着装置W1について説明する。部品装着装置W1が備える部品装着装置制御部30には、基板搬送部5、テープフィーダ7(部品供給ユニット)、装着ヘッド10、XYユニット11、基板認識カメラ12、部品認識カメラ13、タッチパネル14が接続されている。部品装着装置制御部30は、装置記憶部31、部品装着制御部36、認識部37、基板搬送制御部38を備えている。部品装着制御装置30(制御部)は、通信ネットワーク2を介して情報管理装置3と通信する。装置記憶部31は記憶装置であり、部品装着情報32、供給位置情報33、部品情報34、代替グループ情報35などを記憶している。
【0043】
部品装着情報32、供給位置情報33、部品情報34、代替グループ情報35には、情報管理装置3の管理記憶部21に記憶されている部品装着情報22、供給位置情報23、部品情報24、代替部品グループ情報25のうち、部品装着装置W1が基板Pに装着する部品の部品装着位置40の情報などが記憶されている。すなわち、装置記憶部31は、基板Pの複数の部品装着位置40に装着される部品とその部品装着位置40に関する情報を含んだ部品装着情報32と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループ45に分けて登録した代替グループ情報35(第1の代替部品情報)と、部品装着位置40別に相互に代替可能な部品を登録した部品装着位置代替部品情報43(第2の代替部品情報)と、を記憶した記憶部である。
【0044】
図3において、基板搬送制御部38は、基板搬送部5を制御して、上流側から搬入された基板Pを装着作業位置に搬送させ、位置決めして保持させ、また下流側に搬出させる。認識部37は、基板認識カメラ12が撮像した基板マークの画像を認識処理して、基板Pの位置を検出する。また、認識部37は、部品認識カメラ13が撮像した吸着ノズルに保持された部品の画像を認識処理して、部品の保持位置を検出する。
【0045】
部品装着制御部36は、部品装着情報32に基づいてテープフィーダ7(部品供給ユニット)、装着ヘッド10、XYユニット11、基板認識カメラ12、部品認識カメラ13を制御して、部品供給部6から部品を取り出して装着作業位置に保持されている基板Pの部品装着位置40に装着させる。すなわち、部品装着制御部36、認識部37、テープフィーダ7(部品供給ユニット)、装着ヘッド10、XYユニット11、基板認識カメラ12、部品認識カメラ13は、部品装着情報32に基づいて、部品供給部6から部品を取り出して部品装着位置40に装着する部品装着作業部39である。このように、部品装着装置W1は、部品供給部6の複数の部品供給ユニット47から部品を取り出して基板Pの複数の部品装着位置40に装着する。
【0046】
ここで図7を参照して、部品装着作業部39による基板Pへの部品装着作業について説明する。図7は、部品装着作業部39が、図5に示す供給位置情報23(供給位置情報33)に基づいて部品供給位置46に部品供給ユニット47が配置された部品供給部6から、図4(a)に示す部品装着情報22(部品装着情報32)に基づいて基板Pに部品を装着する部品装着作業を模式的に示している。すなわち、基板Pの部品装着位置M01~M10には、部品装着情報32に指定されている正規部品がそれぞれ装着される。
【0047】
具体的には、部品装着作業部39は、部品供給ユニットTP01,TP02から部品Aを取り出して、部品装着位置M01に装着する。また、部品装着作業部39は、部品供給ユニットTP03~TP05から部品Bを取り出して、部品装着位置M02~M05に装着する。また、部品装着作業部39は、部品供給ユニットTP06~TP08から部品Cを取り出して、部品装着位置M06~M10に装着する。
【0048】
次に図8を参照して、部品の補充作業によって、部品供給ユニットから供給される供給部品48が代替(変更)された部品供給部6を使用する部品装着作業の例について説明する。この例では、部品供給ユニットTP03の供給部品48が部品Bから部品B2に代替されている。また、部品供給ユニットTP06,TP07の供給部品48が部品Cから部品C2に代替されている。
【0049】
部品装着作業部39は、部品補充作業後に供給部品48が更新された供給位置情報33に基づいて、部品装着作業を実行する。図7と同様に、部品装着作業部39は、部品装着位置M01には、代替されていない部品供給ユニットTP01,TP02から部品Aを取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、代替部品グループGR001に属する部品B,B2を装着可能な部品装着位置M02~M04には、部品供給ユニットTP03~TP05から部品Bまたは部品B2を取り出して装着する。
【0050】
また、部品装着作業部39は、部品装着位置代替部品情報43(第2の代替部品情報)に部品Bが登録されている部品装着位置M05には、代替されていない部品供給ユニットTP04,TP05から部品Bを取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、代替部品グループGR002に属する部品C,C2,C3を装着可能な部品装着位置M06~M08には、部品供給ユニットTP06~TP08から部品Cまたは部品C2を取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、部品装着位置代替部品情報43に部品C,C2が登録されている部品装着位置M09,M10には、部品供給ユニットTP06~TP08から部品Cまたは部品C2を取り出して装着する。
【0051】
次に図9を参照して、部品の補充作業によって、一部の部品供給ユニットから供給される供給部品48が図8の状態から代替(変更)された部品供給部6を使用する部品装着作業の他の例について説明する。この例では、部品供給ユニットTP03,TP04の供給部品48が部品Bから部品B2に代替されている。また、部品供給ユニットTP06の供給部品48が部品C2から部品C3に代替されている。また、部品供給ユニットTP07の供給部品48が部品Cから部品C2に代替されている。
【0052】
部品装着作業部39は、部品装着位置M01には、代替されていない部品供給ユニットTP01,TP02から部品Aを取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、代替部品グループGR001に属する部品B,B2を装着可能な部品装着位置M02~M04には、部品供給ユニットTP03~TP05から部品Bまたは部品B2を取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、部品装着位置代替部品情報43(第2の代替部品情報)に部品Bが登録されている部品装着位置M05には、代替されていない部品供給ユニットTP05から部品Bを取り出して装着する。
【0053】
図9において、部品装着作業部39は、代替部品グループGR002に属する部品C,C2,C3を装着可能な部品装着位置M06~M08には、部品供給ユニットTP06~TP08から部品C、部品C2、もしくは部品C3のいずれかを取り出して装着する。また、部品装着作業部39は、部品装着位置代替部品情報43に部品C,C2が登録されている部品装着位置M09,M10には、部品供給ユニットTP07,TP08から部品Cまたは部品C2を取り出して装着する。
【0054】
このように、部品装着作業部39は、第2の代替部品情報(部品装着位置代替部品情報43)が登録された部品装着位置M09,M10(M05)については第2の代替部品情報に登録されている部品C,C2(部品B)のいずれか一つを装着する。また、部品装着作業部39は、それ以外であって部品装着情報32の部品C(部品B)がいずれかの代替部品グループGR002(代替部品グループGR001)に属する部品装着位置M06~M08(部品装着位置M02~M04)については、該当する代替部品グループGR002(代替部品グループGR001)に登録された部品C,C2,C3(部品B,B2)のいずれか一つを装着する。
【0055】
すなわち、部品供給部6の複数の部品供給ユニット47から部品を取り出して基板Pの複数の部品装着位置40に装着する部品装着方法は、部品装着情報32と、第1の代替部品情報(代替グループ情報35)と、第2の代替部品情報(部品装着位置代替部品情報43)を記憶しておき、第2の代替部品情報が登録された部品装着位置40については第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって部品装着情報32の部品がいずれかの代替部品グループ45に属する部品装着位置40については、該当する代替部品グループ45に登録された部品のいずれか一つを装着する。これによって、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【0056】
次に図10のフローに沿って、図9を参照しながら、部品実装システム1における部品供給ユニット(テープフィーダ7)への部品の補充作業で実行される部品照合方法について説明する。図10において、テープフィーダ7が部品補充要求待ちの状態(ST1)で作業者が操作ボタン7aを操作すると(ST2において要求有り)、補充対象部品供給ユニットの補充対象部品供給位置が情報管理装置3に送信される。また、補充対象部品供給ユニットのランプ7bは、リーダTによる部品情報入力待ちの状態(ST3)を示す点灯に変化する。
【0057】
次いで作業者がリーダTで補充部品を格納するリールに付されたラベルを読み取ると(ST4において入力有り)、補充部品の情報が情報管理装置3に送信される。次いで部品補充作業支援部26は、部品装着情報22に基づいて、補充対象部品供給位置の部品名42が補充部品と同一か否かを判断する(ST5:同一部品判断工程)。部品名42が同一と判断されると(ST5において同一)、部品補充作業支援部26はその補充を許可する旨(部品補充許可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST6)。部品装着装置制御部30が部品補充許可通知を受信すると、補充対象部品供給ユニットのランプ7bが部品補充許可を示す点灯に変化する。
【0058】
図10において、部品名42が不一致と判断されると(ST5において不一致)、部品補充作業支援部26は、補充部品が現在の供給部品48が属する代替部品グループ45に属するか否かを判断する(ST7:代替部品グループ判断工程)。補充部品が同一の代替部品グループ45に属する場合(ST7においてYes)、部品補充作業支援部26は、供給部品48が補充部品に代替されると部品が装着できなくなる部品装着位置40が発生するか否かを判断する(ST8:装着不可発生判断工程)。
【0059】
部品が装着できない部品装着位置40は発生しないと判断された場合(ST8においてNo)、部品補充作業支援部26はその補充を許可する旨(部品補充許可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST9)。次いで部品補充作業支援部26は、供給位置情報23の補充対象部品供給ユニットの供給部品48を代替された補充部品に更新する(ST10)。部品装着装置制御部30が部品補充許可通知を受信すると、補充対象部品供給ユニットのランプ7bが部品補充許可を示す点灯に変化する。
【0060】
図9において、部品C2を供給している部品供給位置FP07の部品供給ユニットTP07に補充部品として部品C3を補充しようとする場合、部品名42は不一致(ST5において不一致)である。しかし、部品C3は部品C2と同一の代替部品グループGR002に属している(ST7においてYes)。また、部品供給位置FP07の供給部品48が部品C2から部品C3に代替されても、部品装着位置M06~M08には、同一の代替部品グループGR002に属している部品C,C3が継続して供給可能である。さらに、部品装着位置M09,M10には部品Cが継続して供給可能である。そこで、部品が装着できなくなる部品装着位置40は発生しないと判断される(ST8においてNo)。
【0061】
図10において、部品が装着できない部品装着位置40が発生すると判断された場合(ST8においてYes)、部品補充作業支援部26はその補充を禁止する旨(部品補充不可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST11)。部品装着装置制御部30が部品補充不可通知を受信すると、補充対象部品供給ユニットのランプ7bが部品補充不可を示す点灯に変化する。
【0062】
図9において、部品Bを供給している部品供給位置FP05の部品供給ユニットTP05に補充部品として部品B2を補充しようとする場合、部品名42は不一致(ST5において不一致)である。しかし、部品B2は部品Bと同一の代替部品グループGR001に属している(ST7においてYes)。また、部品供給位置FP05の供給部品48が部品Bから部品B2に代替されても、部品装着位置M02~M04には、同一の代替部品グループGR001に属している部品B2が継続して供給可能である。しかし、部品装着位置M05には部品Bが供給できなくなる。そこで、部品が装着できなくなる部品装着位置40が発生すると判断される(ST8においてYes)。
【0063】
図10において、補充部品が同一の代替部品グループ45に属していない場合も(ST7においてNo)、部品補充作業支援部26はその補充を禁止する旨(部品補充不可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST11)。作業者が、補充対象部品供給位置に誤って別の部品を補充しようとした場合に、部品名42が一致(ST5において不一致)せず、同一の代替部品グループ45にも属していない(ST7においてNo)と判断される。
【0064】
上記のように、本実施の形態の部品照合方法では、情報管理装置3によって部品の補充が可能か否かが判断され(ST5、ST7、ST8)、テープフィーダ7のランプ7bに部品補充可能か部品補充不可能かが表示される。作業者は、部品補充可能と表示された場合に部品補充作業を実行する。また、補充により部品が代替された場合は(ST9)、情報管理装置3によって供給位置情報23の供給部品48が代替された補充部品に更新される(ST10)。部品装着装置W1~W3では、更新された供給位置情報33を使用することで、代替部品の装着を含む部品装着作業が自動で実行される。このように、本実施の形態では、作業者が特別な作業を実行することなく、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【0065】
上記説明したように、本実施の形態の部品実装システム1は、部品供給部6の複数の部品供給ユニット47から部品を取り出して基板Pの複数の部品装着位置40に装着する部品装着装置W1~W3と、部品供給ユニット47への部品の補充作業を支援する情報管理装置3とを含んでいる。部品装着装置W1~W3は、記憶部(装置記憶部31)と、部品装着情報32に基づいて、部品供給部6から部品を取り出して部品装着位置40に部品を装着する部品装着作業部39と、を備えている。
【0066】
記憶部は、部品装着情報32と、相互に代替可能な部品を複数の代替部品グループ45に分けて登録した第1の代替部品情報(代替グループ情報35)と、部品装着位置40別に相互に代替可能な部品を登録した第2の代替部品情報(部品装着位置代替部品情報43)と、を記憶する。部品装着作業部39は、第2の代替部品情報が登録された部品装着位置40については第2の代替部品情報に登録されている部品のいずれか一つを装着し、それ以外であって部品装着情報32の部品がいずれかの代替部品グループ45に属する部品装着位置40については、該当する代替部品グループ45に登録された部品のいずれか一つを装着する。
【0067】
情報管理装置3は、部品供給ユニット47に補充しようとしている補充部品が現在の部品と異なるが同じ代替部品グループ45に属する場合であっても、現在の部品が第2の代替部品情報が登録された部品装着位置40に装着される部品であり、部品供給ユニット47の部品が補充部品に代替されると部品装着位置40への部品の装着ができなくなる場合はその補充を禁止する旨を部品装着装置W1~W3へ通知する部品補充作業支援部26を有する。これによって、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【0068】
次に他の実施の形態の部品実装システムについて説明する。他の実施の形態の部品実装システムは、部品供給部6の部品供給位置46別に相互に代替可能な部品を登録した部品供給位置代替部品情報(第3の代替部品情報)が供給位置情報に含まれているところが図3に示す部品実装システム1と異なる。以下、図3に示す部品実装システム1と同じ部分には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0069】
まず、図11を参照して、他の実施の形態で使用される供給位置情報について説明する。供給位置情報には、部品供給位置46、部品供給ユニット47、供給部品48の他、部品供給位置代替部品情報49(第3の代替部品情報)が含まれている。部品供給位置46、部品供給ユニット47、供給部品48は、図5に示す供給位置情報23と同じである。部品供給位置代替部品情報49は、部品装着情報22の部品装着位置代替部品情報43に基づいて、予め設定される。
【0070】
部品供給位置FP05には、部品供給位置代替部品情報49として「B」が登録されている。また、部品供給位置FP08には、部品供給位置代替部品情報49として「C」と「C2」が登録されている。以下、部品供給位置代替部品情報49が登録された部品供給位置46に装着される部品供給ユニット47を「特定部品供給ユニット」と称する。
【0071】
他の実施の形態において、部品補充作業支援部26は、特定部品供給ユニットに補充される部品については部品供給位置代替部品情報49(第3の代替部品情報)に基づいて、部品補充が可能か否かを判断する。例えば、部品補充作業支援部26は、部品供給位置FP05に装着される特定部品供給ユニットTP05には、部品Bのみの補充を許可する。また、部品補充作業支援部26は、部品供給位置FP08に装着される特定部品供給ユニットTP08には、部品Cと部品C2のみの補充を許可する。
【0072】
図11において、部品補充作業支援部26は、特定部品供給ユニット以外の部品供給ユニット47であってずれかの代替部品グループ45に属する部品を供給する部品供給ユニット47への部品補充については、代替部品グループ45に基づいて、部品補充が可能か否かを判断する。例えば、部品補充作業支援部26は、部品供給位置代替部品情報49が空欄の部品供給位置FP03,FP04に装着される部品供給ユニットTP03,TP04には、代替部品グループGR001に属する部品Bと部品B2のみの補充を許可する。
【0073】
また、部品補充作業支援部26は、部品供給位置代替部品情報49が空欄の部品供給位置FP06,FP07に装着される部品供給ユニットTP06,TP07には、代替部品グループGR002に属する部品C、部品C2、部品C3のいずれかのみの補充を許可する。部品補充作業支援部26は、部品補充不可と判断した場合、すなわち、誤った部品が補充されようとした場合はその補充を禁止する旨(部品補充不可通知)を制御部(部品装着装置制御部30)へ通知する。
【0074】
このように、他の実施の形態の部品実装システムが備える部品装着装置W1~W3の部品供給部6には、相互に代替可能な部品を登録した第3の代替部品情報(部品供給位置代替部品情報49)が登録された部品供給位置46に少なくとも一つの部品供給ユニット(特定部品供給ユニット)が装着されている。
【0075】
そして、情報管理装置3は、特定部品供給ユニットに補充される部品については第3の代替部品情報に基づいて制限し、特定部品供給ユニット以外の部品供給ユニット47であってずれかの代替部品グループ45に属する部品を供給する部品供給ユニット47への部品補充については代替部品グループ45に基づいて制限し、誤った部品が補充されようとした場合はその補充を禁止する旨を部品装着装置W1~W3へ通知する部品補充作業支援部26を有している。これによって、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【0076】
次に図12のフローに沿って、図7図11を参照しながら、他の実施の形態の部品実装システムにおける部品照合方法について説明する。以下、図10に示す部品照合方法と同じ工程には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。図12において、(ST1)から(ST6)は、図10に示す部品照合方法と同じである。同一部品判断工程(ST5)において補充部品が供給部品48と不一致と判断されると、部品補充作業支援部26は、補充対象部品供給ユニットが特定部品供給ユニットであるか否かを判断する。すなわち、部品補充作業支援部26は、補充対象部品供給位置に第3の代替部品情報(部品供給位置代替部品情報49)が登録されているかを判断する(ST20:代替部品情報有無判断工程)。
【0077】
第3の代替部品情報が無い場合(ST20において無し)、部品補充作業支援部26は、補充部品が供給部品48と同一の代替部品グループ45に属するか否かを判断する(ST21:代替部品グループ判断工程)。補充部品が同一の代替部品グループ45に属する場合(ST21においてYes)、部品補充作業支援部26はその補充を許可する旨(部品補充許可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST22)。次いで部品補充作業支援部26は、供給位置情報23の補充対象部品供給ユニットの供給部品48を補充部品に変更する(ST23)。
【0078】
図7において、部品Cを供給している部品供給位置FP06の部品供給ユニットTP06に補充部品として部品C3を補充しようとする場合、図11の供給位置情報で部品供給位置FP06の部品供給位置代替部品情報49(第3の代替部品情報)は空欄(ST20において無し)である。従って、部品供給ユニットTP06は特定部品供給ユニットではない。部品C3は部品Cと同一の代替部品グループGR002に属している(ST21においてYes)。そのため、部品補充作業支援部26は、部品供給ユニットTP06に部品C3を補充可能と判断する(ST22)。
【0079】
図12において、第3の代替部品情報が無く(ST20において無し)、かつ、補充部品が同一の代替部品グループ45に属しない場合(ST21においてNo)、部品補充作業支援部26はその部品の補充は許可できないと判断する。そして、部品補充作業支援部26はその補充を禁止する旨(部品補充不可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST25)。
【0080】
図7において、部品Cを供給している特定部品供給ユニットではない部品供給ユニットTP06に補充部品として部品Bを補充しようとする場合、部品Bは部品Cと同一の代替部品グループGR002に属していない(ST21においてNo)。そのため、部品補充作業支援部26は、部品供給ユニットTP06に部品Bは補充不可と判断する(ST25)。
【0081】
図12において、第3の代替部品情報が有る場合(ST20において有り)、部品補充作業支援部26は、補充部品が第3の代替部品情報(部品供給位置代替部品情報49)に登録されている部品と同一か否かを判断する(ST24:代替部品情報同一判断工程)。補充部品が第3の代替部品情報の部品と同一の場合(ST24においてYes)、部品補充作業支援部26は部品補充許可通知を部品装着装置制御部30に通知する(ST22)。
【0082】
図7において、部品Cを供給している部品供給位置FP08の部品供給ユニットTP08に補充部品として部品C2を補充しようとする場合、図11の供給位置情報で部品供給位置FP08の部品供給位置代替部品情報49(第3の代替部品情報)には「C」と「C2」が登録されている(ST20において有り)。従って、部品供給ユニットTP08は特定部品供給ユニットである。部品C2は部品供給位置FP08の部品供給位置代替部品情報49に登録されている部品と同一である(ST24においてYes)。そのため、部品補充作業支援部26は、特定部品供給ユニットTP08に部品C2を補充可能と判断する(ST22)。
【0083】
図12において、第3の代替部品情報が有り(ST20において有り)、かつ、補充部品が第3の代替部品情報の部品と同一でない場合(ST24においてNo)、部品補充作業支援部26はその部品の補充は許可できないと判断する。そして、部品補充作業支援部26はその補充を禁止する旨(部品補充不可通知)を部品装着装置制御部30に通知する(ST25)。
【0084】
図7において、部品Cを供給している部品供給位置FP08の特定部品供給ユニットTP08に補充部品として部品C3を補充しようとする場合、部品C3は部品供給位置FP08の部品供給位置代替部品情報49に登録されている部品と同一ではない(ST24においてNo)。そのため、部品補充作業支援部26は、部品供給ユニットTP08に部品C3は補充不可と判断する(ST25)。
【0085】
上記のように、他の実施の形態の部品照合方法では、図11に示す部品供給位置代替部品情報49(第3の代替部品情報)を含む供給位置情報を使用して、部品の補充が可能か否かを判断している(ST5、ST20、ST21、ST24)。これにより、部品補充作業支援部26による簡易な判断処理で、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明の部品装着装置および部品実装システムならびに部品装着方法は、実装基板の一部の部品を容易に代替部品に変更することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
【符号の説明】
【0087】
1 部品実装システム
3 情報管理装置
6 部品供給部
7 テープフィーダ(部品供給ユニット)
39 部品装着作業部
A,B,C 部品
M01~M10 部品装着位置
P 基板
W1~W3 部品装着装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12