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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】アンテナ装置
(51)【国際特許分類】
   H01Q 3/26 20060101AFI20231201BHJP
   H01Q 21/06 20060101ALI20231201BHJP
   G01S 7/02 20060101ALI20231201BHJP
   G01S 3/48 20060101ALI20231201BHJP
【FI】
H01Q3/26 Z
H01Q21/06
G01S7/02 216
G01S3/48
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019229961
(22)【出願日】2019-12-20
(65)【公開番号】P2021100155
(43)【公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-10-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】藤田 浩司
(72)【発明者】
【氏名】和田 泰明
【審査官】赤穂 美香
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-140594(JP,A)
【文献】特開2014-068177(JP,A)
【文献】特表2009-544205(JP,A)
【文献】特開2019-168333(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0293753(US,A1)
【文献】特開2017-143356(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 3/26
H01Q 21/06
G01S 7/02
G01S 3/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の第1アンテナ素子と、
前記複数の第1アンテナ素子のうちの1つの第1アンテナ素子において送信される出力信号をディジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換部と、
前記1つの第1アンテナ素子において受信された入力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/D変換部と、
前記出力信号および前記入力信号を処理する信号処理部と、
を備え、
前記信号処理部は、前記出力信号に対し、前記D/A変換部の第1サンプリング周期に、前記複数の第1アンテナにおける前記1つの第1アンテナ素子の相対位置に対応した第1倍数を乗じた第1遅延時間による第1空間遅延補正を施し、且つ、前記第1遅延時間と前記出力信号の帯域の中心波長とに基づいた第1位相補正を施し、
前記信号処理部は、前記入力信号に対し、前記A/D変換部の第2サンプリング周期に、前記1つの第1アンテナ素子の前記相対位置に対応した第2倍数を乗じた第2遅延時間による第2空間遅延補正を施し、且つ、前記第2遅延時間と前記入力信号の帯域の中心波長とに基づいた第2位相補正を施し、
前記複数の第1アンテナ素子にそれぞれ同一平面内で近接して配置された複数の第2アンテナ素子と、
前記複数の第2アンテナ素子において送受信される信号に第3位相補正をそれぞれ施す複数の移相部と、
をさらに備え、
前記複数の移相部のそれぞれは、前記出力信号および前記入力信号に前記第3位相補正を施し、
前記複数の第2アンテナのそれぞれは、前記第3位相補正された前記出力信号および前記入力信号を送受信するアンテナ装置。
【請求項2】
前記複数の第1アンテナ素子は、同一平面内に並ぶように配置され、
前記第1倍数は、前記複数の第1アンテナ素子により送受信される信号の波面であって、前記平面と交差する波面と、前記1つのアンテナ素子と、の間の距離を光速で除し、さらに、前記第1サンプリング周期で除した値を丸めることにより導出され、
前記第1位相補正は、前記第1倍数の丸め誤差に基づいて実施され、
前記第2倍数は、前記波面と前記1つの第1アンテナ素子との間の前記距離を光速で除し、さらに、前記第2サンプリング周期で除した値を丸めることにより導出され、
前記第2位相補正は、前記第2倍数の丸め誤差に基づいて実施される請求項1記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第1サンプリング周期は、前記第2サンプリング周期に等しい請求項1または2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記1つの第1アンテナ素子において送受信される信号に位相補正を加える移相部をさらに備えた請求項記載のアンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のアンテナ素子を含み、各アンテナ素子において送受信する信号に位相補正を施すことにより、指向性を制御するアンテナ装置がある。このようなアンテナ装置を広帯域で使用する場合、送受信される信号に位相補正を施すアナログ回路の規模が大きくなる。また、アナログ回路の規模を大きくしない位相補正法を用いると、ディジタル信号処理回路の規模が大きくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平7-321536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、広帯域信号の送受信のためのアナログ回路およびディジタル信号処理回路の規模を抑制できるアンテナ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係るアンテナ装置は、複数の第1アンテナ素子と、前記複数の第1アンテナ素子のうちの1つの第1アンテナ素子において送信される出力信号をディジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換部と、前記1つの第1アンテナ素子において受信された入力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/D変換部と、前記出力信号および前記入力信号を処理する信号処理部と、を備える。前記処理部は、前記出力信号に対し、前記D/A変換部の第1サンプリング周期に、前記複数の第1アンテナにおける前記1つの第1アンテナ素子の相対位置に対応した第1倍数を乗じた第1遅延時間による第1空間遅延補正を施し、且つ、前記第1遅延時間と前記出力信号の帯域の中心波長とに基づいた第1位相補正を施す。前記信号処理部は、前記入力信号に対し、前記A/D変換部の第2サンプリング周期に、前記1つの第1アンテナ素子の前記相対位置に対応した第2倍数を乗じた第2遅延時間による第2空間遅延補正を施し、且つ、前記第2遅延時間と前記入力信号の帯域の中心波長とに基づいた第2位相補正を施す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態に係るアンテナ装置を示すブロック図である。
図2】実施形態に係るアンテナ装置の動作を示す模式図である。
図3】実施形態に係るアンテナ装置を示す機能ブロック図である。
図4】実施形態の変形例に係るアンテナ装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものである。
【0008】
図1は、実施形態に係るアンテナ装置1を示すブロック図である。アンテナ装置1は、複数の第1アンテナ素子(以下、アンテナ素子A~A:nは正の整数)を含むアレイアンテナを備える。
【0009】
アンテナ装置1は、例えば、アンテナ制御部10と、遅延処理部20と、送信部30と、信号切替部40と、受信部50と、受信ビーム形成部60と、をさらに備える。例えば、遅延処理部20、送信部30、信号切替部40および受信部50は、アンテナ素子A~Aのそれぞれに対して設けられる。
【0010】
アンテナ制御部10は、遅延処理部20を介してアンテナ素子A~Aを制御する。アンテナ制御部10は、例えば、アンテナ素子A~Aを含むアンテナアレイの指向性を制御する。
【0011】
遅延処理部20は、アンテナ制御部10から送られた指向性情報(例えば、ビーム方向)に基づき、アンテナ素子A~Aのそれぞれの位置における空間遅延および位相を設定した後、送信部30に送る。
【0012】
送信部30は、出力信号をD/A変換した上で、波長変換する。送信部30は、例えば、波長変換された出力信号を、信号切替部40を介して、アンテナ素子A~Aに送る。信号切替部40は、アンテナ素子A~Aにおける送信および受信を切替る。
【0013】
受信部50は、アンテナ素子A~Aにおいて受信され、信号切替部40を介して入力された受信波を波長変換し、受信波を波長変換した入力信号にA/D変換を施す。受信部50から出力される入力信号は、遅延処理部20へ送られる。
【0014】
遅延処理部20は、入力信号に空間遅延補正および位相補正を施し、受信ビーム形成部60に送る。
【0015】
受信ビーム形成部60は、アンテナ素子A~Aにおいて受信され、遅延処理部20において空間遅延補正および位相補正が施された入力信号により受信ビームを形成する。
【0016】
次に、図2および図3を参照して、実施形態に係るアンテナ装置1の動作(ビームフォーミング)を説明する。図2は、実施形態に係るアンテナ装置1の動作を示す模式図である。図3は、実施形態に係るアンテナ装置1を示す機能ブロック図である。
【0017】
アンテナ装置1は、アンテナ素子A~Aのそれぞれにおいて送受信される信号の振幅および位相を設定することにより指向性を制御し、任意のビーム方向における信号の送受信を行う。
【0018】
図2に示すように、アンテナ素子A~Aは、例えば、同一平面内に並ぶように配置される。アンテナ素子A~Aは、例えば、同一面内の座標(X、X、・・・X)に配置される。以下、アンテナ素子A~Aは、1次元配置されるものとして説明するが、これに限定される訳ではない。アンテナ素子A~Aは、例えば、2次元配置されても良い。
【0019】
例えば、アンテナ装置1から送信(もしくは受信)される信号の波面と、アンテナ素子A~Aと、の間の距離「d」は、Xsinθ(k:1~nの整数)で表される。ここで、「θ」は、ビーム走査角であり、アンテナ素子A~Aの配置面に対する波面の傾き角である。ビーム走査角θは、アンテナ制御部10において、任意に設定される。また、座標の原点は、例えば、アンテナ素子A~Aの配置面と波面との交点に設定される。
【0020】
図3に示すように、アンテナ制御部10は、遅延処理部20および受信ビーム形成部60にビーム走査角θを出力する。
【0021】
遅延処理部20では、出力信号に対する空間遅延補正を設定する。遅延処理部20は、アンテナ素子Aの座標X、サンプリング周波数fsおよびビーム走査角θに基づいて遅延時間を算出し、アンテナ素子Aから出力される出力信号Y(t)に対して空間遅延補正を設定する。
【0022】
例えば、アンテナ素子A~Aのそれぞれにおける遅延時間(d/c)は、次のように算出される(ステップT01)。
【数1】

ここで、「c」は、電磁波の伝搬速度(光速)である。「θ」は、ビーム走査角である。
【0023】
遅延時間(d/c)をA/D変換のサンプリング時間で規格化した空間遅延補正を設定する。(ステップT02)
まず、遅延時間(d/c)を規格化したサンプリングセル数τ~τを算出する。
【数2】

ここで、「fs」は、送信部30におけるD/A変換のサンプリング周波数である。
【0024】
さらに、整数化されたサンプリングセル数C、C~Cを算出する。
【数3】

ここで、C~Cは、小数点以下の桁を丸めた整数である。
【0025】
続いて、遅延処理部20は、補正位相を算出する(ステップT03)。
例えば、サンプリングセル数τと整数化されたCとを比較し、C>τである場合、τ-(C-1)を算出する。また、C≦τである場合、τ-Cを算出する。
【0026】
さらに、遅延処理部20は、送信信号の中心周波数fcに基づいて、位相補正量を算出する(ステップT04)。
【0027】
Ck>τkの場合、位相補正量は、τ-(C-1)にサンプリング時間(1/fs)を乗じ、送信信号の中心周期(1/fc)で除した値に設定される。また、C≦τの場合、位相補正量は、τ-Cにサンプリング時間(1/fs)を乗じ、中心周期(1/fc)で除した値である。すなわち、位相補正量は、サンプリングセル数τの丸め誤差分を位相に変換した値である。
【0028】
遅延処理部20は、空間遅延補正量(サンプリングセル数)および位相補正量を、送信部30に出力する。送信部30では、送信信号Y(t)に空間遅延補正および位相補正を施した後、送信信号Y(t)をA/D変換する(ステップT05)。
【0029】
例えば、送信部30に入力される送信信号Y(t)を、y(t)、y(t)・・・y(t)、・・・とすれば、アンテナ素子Aに出力される空間遅延補正後の送信信号Y(t)は、時間tにおいて振幅Y(t)を有する。
【数4】

ここで、t~tはサンプリング時間である。
【0030】
すなわち、アンテナ素子Aにおいて送信される空間遅延補正後の出力信号Y(t)は、時間tにおいて、サンプリング周期(1/fs)にサンプリングセル数Cを乗じた時間だけ遅れた時点tm+Ckにおける振幅y(tm+Ck)を有する。なお、Cが正の整数の場合、tm+Ckは、時間tよりもC/fsだけ遅れた時点であり、Cが負の整数の場合、tm+Ckは、時間tよりもC/fsだけ前の時点である。
【0031】
さらに、空間遅延補正後の送信信号Y(t)に位相補正を施す。空間遅延補正および位相補正を施した後の送信信号Y(t)は、例えば、次式で表される。
【数5】

ここで、tは、サンプリング時間である。
【0032】
続いて、A/D変換された出力信号Y(t)を波長変換し(ステップT06)、信号切替部40を介してアンテナ素子Aへ送る。
【0033】
次に、アンテナ素子Aにおいて受信される信号の処理を説明する。
例えば、アンテナ素子Aにおいて受信された受信波は、信号切替部40を介して受信部50に送られる。
【0034】
受信部50では、アンテナ素子Akにおいて受信された受信波を周波数変換し(R01)、入力信号R(t)を取り出す。続いて、入力信号R(t)をA/D変換し(R02)、遅延処理部20に出力する。
【0035】
遅延処理部20では、入力信号R(t)に対し、空間遅延補正および位相補正を施す。入力信号R(t)に対する空間遅延補正および位相補正には、例えば、ステップT02の空間遅延補正量およびステップT04の位相補正量と同様の手順で算出された補正量を用いて実施される。
【0036】
遅延処理部20は、アンテナ素子Aの座標X、ビーム走査角θに基づいて、遅延時間(d/c)を算出し(ステップR03)、受信部50におけるA/D変換のサンプリング周波数fsに基づいて、空間遅延補正量(サンプリングセル数C~C)を算出する(ステップR04)。遅延処理部20は、サンプリングセル数C~Cに基づいて、入力信号R(t)に空間遅延補正を施す。この例では、A/D変換(ステップR02)におけるサンプリング周波数fsは、D/A変換(ステップT05)におけるサンプリング周波数fsと同じであるが、実施形態は、両者のサンプリング周波数が異なる場合を排除するものではない。
【0037】
さらに、遅延処理部20は、整数化されたサンプリングセル数C~Cとサンプリングセル数τ~τとの差に基づいて、補正位相を算出し(ステップR05)、入力信号R(t)に対して位相補正を施す(ステップR06)。
【0038】
入力信号R(t)を、例えば、r(t)、r(t)・・・r(t)、・・・とすれば、空間遅延補正および位相補正を施した後の入力信号R(t)は、例えば、次式で表される。
【数6】

ここで、tは、サンプリング時間である。
【0039】
受信ビーム形成部60は、遅延処理部20から送られた入力信号R(t)およびビーム走査角θに基づいて、受信ビームを形成(Digital Beam Forming:DBF)する。
【0040】
上記のように、実施形態に係るアンテナ装置1では、サンプリング周波数fsに基づいて空間遅延補正を実施し、さらに、中心周波数fcおよびサンプリング周波数fsを用いて、位相補正を実施する。これにより、広帯域信号の送受信におけるビーム偏心を抑制することができる。また、ビーム走査角θによる空間遅延を、例えば、FFTおよびIFFTにより補正する場合に比べて、遅延処理部20の回路規模を抑制することができる。
【0041】
図4は、実施形態の変形例に係るアンテナ装置2を示すブロック図である。アンテナ装置2は、サブアレイAA~AAを含む。サブアレイAA~AAは、例えば、同一平面内に配置される。また、サブアレイAA~AAは、アンテナ素子A~Aをそれぞれ含む。
【0042】
サブアレイAA~AAは、それぞれアンテナ素子B~B(P:正の整数)をさらに含む。例えば、サブアレイAA(1≦k≦n)は、アンテナ素子Aと、アンテナ素子B~Bと、を含む。アンテナ素子Aおよびアンテナ素子B~Bは、同一平面内に配置される。例えば、アンテナ素子Bは、アンテナ素子Aに近接して配置される。
【0043】
図4に示すように、アンテナ装置2は、分波・合成部70と、移相部80と、移相制御部90と、をさらに備える。
【0044】
例えば、送信部30から信号切替部40を介して出力される送信波は、分波・合成部70において、アンテナ素子A、アンテナ素子B~Bに分配される。また、アンテナ素子A、アンテナ素子B~Bにおいて受信された受信波は、分波・合成部70において合成され、信号切替部40を介して受信部50に送られる。
【0045】
移相部80は、分波・合成部70と、アンテナ素子A、B~Bと、の間にそれぞれ設けられる。移相部80は、例えば、アンテナ素子A、B~Bのそれぞれに、位相補正を施す。
【0046】
位相制御部90は、アンテナ制御部10から送られたビーム走査角θに基づいて、移相部80のそれぞれに位相補正量を設定する。移相制御部90は、例えば、アンテナ素子A、B~Bの座標および中心周波数fcに基づいた移相設定量を、各移相部80に送る。
【0047】
この例では、サブアレイAA~AAに位相補正を施すことにより、ビーム偏心を抑制する。さらに、送受信される信号の広帯域化による遅延処理部20の回路規模の増大を抑制できる。
【0048】
なお、上記の実施形態において、例えば、遅延処理部20、送信部30、信号切替部40および受信部50を1つの回路として構成しても良い。また、その回路は、各部の機能を実施できる構成であれば良く、各部を区別できるように構成されていないくても良い。
【0049】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0050】
1、2…アンテナ装置、 10…アンテナ制御部、 20…遅延処理部、 30…送信部、 40…信号切替部、 50…受信部、 60…受信ビーム形成部、 70…分波・合成部、 80…移相部、 90…移相制御部、 A~A、B~B…アンテナ素子、 AA~AA…サブアレイ
図1
図2
図3
図4