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特許7394623FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の組合せ
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  • 特許-FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の組合せ 図1
  • 特許-FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の組合せ 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の組合せ
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/496 20060101AFI20231201BHJP
   A61K 31/785 20060101ALI20231201BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20231201BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20231201BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20231201BHJP
【FI】
A61K31/496
A61K31/785
A61P1/16
A61P35/00
A61P43/00 111
A61P43/00 121
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019523704
(86)(22)【出願日】2017-11-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-11-21
(86)【国際出願番号】 IB2017056787
(87)【国際公開番号】W WO2018083603
(87)【国際公開日】2018-05-11
【審査請求日】2020-02-17
【審判番号】
【審判請求日】2021-11-10
(31)【優先権主張番号】62/416,222
(32)【優先日】2016-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504389991
【氏名又は名称】ノバルティス アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100095360
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100209037
【弁理士】
【氏名又は名称】猪狩 俊博
(72)【発明者】
【氏名】フェアハースト,ロビン アレク
(72)【発明者】
【氏名】グラウス ポルタ,ダイアナ
(72)【発明者】
【氏名】キンヤム-アクンダ,ジャックリン
(72)【発明者】
【氏名】マール,アンドレアス ジョージ
(72)【発明者】
【氏名】マネンティ,ルイジ
(72)【発明者】
【氏名】ワイス,アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】ウルフ,アーミン
(72)【発明者】
【氏名】ウエルシュ,クノ
【合議体】
【審判長】藤原 浩子
【審判官】岩下 直人
【審判官】田中 耕一郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/054483(WO,A1)
【文献】Liver International、2014年、Vol.34、p.e1-e9、DOI:10.1111/liv.12462
【文献】Clinical Pharmacology & Therapeutics、2012年、Vol.92、No.3、p.291-293、DOI:10.1038/clpt.2012.101
【文献】信州医学雑誌、2013年、Vol.61、No.1、p.33-35
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K31/00-33/44
A61P1/00
A61P35/00
A61P43/00
CAplus/MEDLINE/REGISTRY/EMBASE/BIOSIS(STN)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
FGFR4阻害治療に関連する副作用を低減または予防するための、胆汁酸捕捉薬を含む、医薬組成物であって、
前記胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンであり、
前記副作用が、miRNA122の増加を示し
前記副作用が、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の増加を示し、
前記副作用が、下痢を含まず、
前記FGFR4阻害治療が、肝臓がんの処置のためのものであり、
前記FGFR4阻害治療が、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドであるFGFR4インヒビターの投与を含む、医薬組成物。
【請求項2】
前記FGFR4インヒビターが、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、請求項1に記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、FGFR4インヒビター、特に選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬(bile acid sequestrant)を含む薬学的組合せ物、がんの処置における前記薬学的組合せ物の使用、ならびに、FGFR4インヒビターによる処置の間の副作用、特に肝酵素上昇を低減または予防するための胆汁酸捕捉薬の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ある特定のがん、特にFGFR4経路に関連するがんの処置において進展が見られる。例えば、国際公開第2015059668号パンフレットおよび国際公開第2014/011900号パンフレットは、がん、特に肝臓がんの処置に使用され得るFGFR4インヒビターを記載している。
【0003】
肝臓がんは、肝細胞癌(HCC)を含み、これは世界中で5番目に多いがんの形態であり、2番目に多いがん関連死亡原因である。外科的切除、肝移植または他の局所的処置等の潜在的な治癒的療法は、早期HCCを有する患者の場合、5年で50~70%の生存率をもたらす。しかしながら、診断技術における進展および調査の増加にもかかわらず、HCC症例のほとんどは、進行性の手術不可能な腫瘍を呈する。ソラフェニブは、HCCにおける唯一の承認された薬物であるが、全生存(OS)の改善はわずかであり、耐容性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、改善された安全性プロファイル、改善された毒性プロファイル、標準治療と比較して改善された有効性、患者による耐容性、全応答率、全生存、無増悪期間に関する患者への利点といった利益の1つまたは複数を有する、HCCの治療を含むがんの治療を提供する必要がある。
【0005】
任意のがんの処置の場合と同様、がん処置、例えばHCCの処置に関連する副作用を軽減または低減する手法を提供することも、製薬産業の責務である。処置を受けている患者、特にHCCに罹患している患者に最適な手法で副作用を管理するための解決策を提供することが、依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、コレスチラミン等の胆汁酸捕捉薬が、選択的FGFRインヒビターの投与後に観察されるアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベルの増加等の副作用を軽減および逆転させることを見出した。
【0007】
したがって、本発明は、FGFR4インヒビター、特に選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物を提供することにより、上述の必要性のいくつかに対処する。
【0008】
別の態様において、本発明は、医薬としての使用のための、FGFR4インヒビター、好ましくは選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物に関する。
【0009】
別の態様において、本発明は、がん、特に肝臓がんの処置における使用のための、FGFR4インヒビター、好ましくは選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物に関する。
【0010】
さらなる態様において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用を低減または予防するための、胆汁酸捕捉薬の使用に関する。FGFR阻害治療は、FGFR4インヒビター、好ましくは化合物A、またはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩の投与を含む。
【0011】
さらなる態様において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用を低減または予防するための、胆汁酸捕捉薬の使用であって、副作用が下痢を含まない、使用に関する。
【0012】
別の態様において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用の発生または重症度を減弱させるための方法であって、FGFR4阻害治療を必要とする対象に、治療有効量の胆汁酸捕捉薬および治療有効量のFGFR4インヒビター、好ましくは選択的FGFR4インヒビターを含む組合せ物を投与するステップを含む方法に関する。
【0013】
さらに別の態様において、本発明は、胆汁酸捕捉薬およびFGFR4インヒビターの同時または逐次的投与を含む治療レジメンに関する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】胆汁酸捕捉薬(コレスチラミン、CHOと略される)と同時または逐次的にFGFR4インヒビター(N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド、化合物A、Cpd Aと略される)を投与されたイヌの血清中の、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)レベルの変動を示すグラフである。
図2】コレスチラミン(CHOと略される)と同時または逐次的にFGFR4インヒビター(化合物A、Cpd Aと略される)を投与されたイヌの血清中の、miRNA122レベルの変動を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、FGFR4インヒビター、好ましくは選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物に関する。
【0016】
本明細書において、「薬学的組合せ物」は、固定されない組合せ物を指す。「固定されない組合せ物」という用語は、活性成分、例えばFGFR4インヒビター(または選択的FGFR4インヒビター)および胆汁酸捕捉薬が共に、特定の時間制限なしに同時にまたは逐次的に別個の実体として患者に投与されることを意味し、そのような投与は、患者の体内での2つの化合物の治療有効レベルを提供する。
【0017】
以下において、「本発明の薬学的組合せ物」は、FGFR4インヒビター、好ましくは選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物を指す。特定の実施形態において、本発明の薬学的組合せ物は、任意選択でクエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド、およびコレスチラミンを指す。
【0018】
本明細書において使用される場合、「活性成分」という用語は、独立して、それぞれの組合せの相手、すなわちFGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を指す。
【0019】
本明細書において使用される場合、「FGFR4」という用語は、CD334、JTK2、TKFとしても知られる、線維芽細胞増殖因子受容体4を指す。
【0020】
FGFR4阻害治療は、FGFR4インヒビターの使用を含む治療を指す。一実施形態において、FGFR4阻害治療は、がんの処置のための治療である。好ましくは、FGFR4阻害治療は、HCCを含む肝臓がんの処置のための治療である。
【0021】
本明細書において使用される場合、FGFR4インヒビターは、FGFR4を阻害する化合物である。好ましくは、FRFR4インヒビターは、選択的FGFR4インヒビターであり、例えば、FGFR1、FGFR2およびFGFR3と比較してFGFR4を選択的に阻害する化合物である。FGFR4インヒビターは、小分子または大分子であってもよい。本発明のFGFR4インヒビターは、好ましくは小分子である。
【0022】
FGFR4遮断抗体が関与する治療は、例えば、特許出願である国際公開第2009/009173号パンフレット、国際公開第2007/136893号パンフレット、国際公開第2012/138975号パンフレット、国際公開第2010/026291号パンフレット、国際公開第2008/052798号パンフレット、国際公開第2010/004204号パンフレット、国際公開第2014/105849号パンフレット、国際公開第2014/165287号パンフレットおよび国際公開第2016/023894号パンフレットに記載されている。国際公開第2014/144737号パンフレット、国際公開第2014/145909号パンフレット、国際公開第2014/011900号パンフレット、国際公開第2015/057963号パンフレット、国際公開第2015/057938号パンフレット、国際公開第2015/030021号パンフレット、国際公開第2015/107171号パンフレット、国際公開第2015/059668号パンフレット、国際公開第2016/064960号パンフレット、国際公開第2016/134320号パンフレット、国際公開第2016/134314号パンフレット、国際公開第2016/134294号パンフレットもまた、低分子量FGFR4インヒビターについて記載している。
【0023】
一実施形態において、本発明の組合せ物に使用されるFGFR4インヒビターは、特許出願である国際公開第2009/009173号パンフレット、国際公開第2007/136893号パンフレット、国際公開第2012/138975号パンフレット、国際公開第2010/026291号パンフレット、国際公開第2008/052798号パンフレット、国際公開第2010/004204号パンフレット、国際公開第2014/105849号パンフレット、国際公開第2014/165287号パンフレット、国際公開第2016/023894号パンフレット、国際公開第2014/144737号パンフレット、国際公開第2014/145909号パンフレット、国際公開第2014/011900号パンフレット、国際公開第2015/057963号パンフレット、国際公開第2015/057938号パンフレット、国際公開第2015/030021号パンフレット、国際公開第2015/107171号パンフレット、国際公開第2015/059668号パンフレット、国際公開第2016/064960号パンフレット、国際公開第2016/134320号パンフレット、国際公開第2016/134314号パンフレット、および国際公開第2016/134294号パンフレットのいずれかに記載のFGFR4インヒビターのいずれかである。
【0024】
一実施形態において、本発明の組合せ物に使用されるFGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の、国際公開第2014/144737号パンフレット、国際公開第2014/145909号パンフレット、国際公開第2014/011900号パンフレット、国際公開第2015/057963号パンフレット、国際公開第2015/057938号パンフレット、国際公開第2015/030021号パンフレット、国際公開第2015/107171号パンフレット、国際公開第2015/059668号パンフレット、国際公開第2016/064960号パンフレット、国際公開第2016/134320号パンフレット、国際公開第2016/134314号パンフレット、国際公開第2016/134294号パンフレットに記載のFGFR4インヒビターのいずれかである。
【0025】
一実施形態において、本発明の組合せ物に使用されるFGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の、国際公開第2015059668号パンフレットにおいて定義されるような化合物である。
【0026】
したがって、一実施形態において、本発明の薬学的組合せ物において使用されるFGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の式(I)
【0027】
【化1】
[式中、
Vは、CH、O、CH(OH)から選択され;
Wは、CH、CHCH、結合から選択され;
Xは、C(R)またはNであり;
Yは、C(R)またはNであり;
Zは、CHまたはNであり;
XがNである場合、YおよびZはNではなく;
YがNである場合、XおよびZはNではなく;
ZがNである場合、XおよびYはNではなく;
は、水素、ハロゲン、ハロC~Cアルキル、シアノ、C~Cアルキル、ヒドロキシC~Cアルキルから選択され;
は、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、ヒドロキシC~Cアルコキシ、NRY1Y2、シアノ、C~CアルコキシC~Cアルコキシ、C~Cアルコキシ-ハロC~Cアルコキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルコキシ、O-(CH0~1-RY3、CRY6Y7、S-C~Cアルキル、任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルコキシから選択され;
または
およびRは、それらが結合している環と一緒になって、N、O、もしくはSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系を形成し、この環系は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y1は、水素であり、
Y2は、C~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルキル;C~CアルコキシC~Cアルキル;ハロC~CアルコキシC~Cアルキル;(CH0~1-RY4;ヒドロキシで置換されているジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシC~Cアルキルで置換されているビシクロC~Cアルキル;S(O)-CH(CHで置換されているフェニル;C~Cアルキルスルホン酸から選択され;
または
Y1およびRY2は、それらが結合しているN原子と一緒になって、O原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和非芳香6員ヘテロ環式環を形成し、この環は、RY5により1もしくは2置換されていてもよく;
Y3は、キヌクリジニル、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員飽和ヘテロ環式環、または5もしくは6員芳香へテロ環式環から選択され、この飽和もしくは芳香ヘテロ環式環は、任意選択でC~Cアルキルおよび/もしくはオキソで置換されており;
Y4は、N、O、またはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員飽和へテロ環式環であり、この環は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y5は、C~Cアルキル、ヒドロキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから独立して選択され、
または
同じ炭素原子に結合している2つのRY5は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5員飽和へテロ環式環を形成し、この環は、C~Cアルキルで1もしくは2以上置換されており;
Y6およびRY7は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和または不飽和非芳香へテロ環式環を形成し;
は、水素;ハロゲン;C~Cアルキル;ハロC~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;C~Cシクロアルキル;CHNR;CH(CH)NR;C~CアルコキシC~Cアルキル;CHCOH;C(O)H;C~Cアルコキシ;N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5または6員飽和ヘテロ環式または芳香へテロ環式環から選択され、この環は、任意選択で、C~Cアルキル、ハロC~Cアルキル、オキセタニルまたはオキソから独立して選択される基で1または2以上置換されており;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから選択され;
は、C~Cアルキル、C(O)C~Cアルキル、C(O)-CH-OH、C(O)-CH-O-CH、C(O)-CH-N(CH、S(O)CHから選択され;
または
およびRは、それらが結合しているN原子と一緒になって、N、N-オキシド、OもしくはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5もしくは6員環を形成し、この環は、Rで1もしくは2以上置換されていてもよく;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノ、C(O)CH、ヒドロキシから独立して選択され;
または
同じ炭素原子に結合している2つのRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員非芳香ヘテロ環式環を形成し;
または
同じ環原子に結合している2つのRは、オキソ基を形成し;
は、水素またはC~Cアルキルから選択される]
の化合物である。
【0028】
本明細書において使用される場合、「C~Cアルキル」という用語は、炭素および水素原子のみからなり、不飽和を含まず、1~6つの炭素原子を有し、単結合により分子の残りに結合している直鎖または分岐状炭化水素鎖基を指す。「C1~アルキル」という用語も同様に解釈されるべきである。「C1~アルキル」という用語も同様に解釈されるべきである。C~Cアルキルの例は、これらに限定されないが、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(iso-プロピル)、n-ブチル、n-ペンチルおよび1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)を含む。
【0029】
本明細書において使用される場合、「ヒドロキシC~Cアルキル」という用語は、式-R-OH[式中、Rは、上で定義されたようなC1~6アルキルである]の基を指す。ヒドロキシC~Cアルキルの例は、これらに限定されないが、ヒドロキシ-メチル、2-ヒドロキシ-エチル、2-ヒドロキシ-プロピル、3-ヒドロキシ-プロピルおよび5-ヒドロキシ-ペンチルを含む。
【0030】
本明細書において使用される場合、「C~Cシクロアルキル」という用語は、3~6つの炭素原子の飽和単環式炭化水素基を指す。C~Cシクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。
【0031】
本明細書において使用される場合、「C~Cアルコキシ」という用語は、式-OR[式中、Rは、上で概略的に定義されたようなC1~アルキル基である]の基を指す。「C1~アルコキシ」という用語も同様に解釈されるべきである。C~Cアルコキシの例は、これらに限定されないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ペントキシ、およびヘキソキシを含む。
【0032】
本明細書において使用される場合、「C~CアルコキシC~Cアルキル」という用語は、式-R-O-R[式中、Rは、C~Cアルキル基であり、Rは、上で定義されたようなC~Cアルキル基である]の基を指す。「C~CアルコキシC~Cアルキル」という用語も同様に解釈されるべきである。酸素原子は、いずれのアルキル基においても、任意の炭素原子に結合し得る。C~CアルコキシC~Cアルキルの例は、これらに限定されないが、メトキシ-メチル、メトキシ-エチル、エトキシ-エチル、1-エトキシ-プロピルおよび2-メトキシ-ブチルを含む。
【0033】
「ハロゲン」または「ハロ」は、ブロモ、クロロ、フルオロまたはヨードを指す。
【0034】
本明細書において使用される場合、「ハロゲンC~Cアルキル」または「ハロC~Cアルキル」という用語は、上で定義されたような1つまたは複数のハロ基により置換されている、上で定義されたようなC~Cアルキル基を指す。ハロゲンC~Cアルキルの例は、これらに限定されないが、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1-フルオロメチル-2-フルオロエチル、3-ブロモ-2-フルオロプロピルおよび1-ブロモメチル-2-ブロモエチルを含む。
【0035】
本明細書において使用される場合、「ハロC~Cアルコキシ」という用語は、上で定義されたような1つまたは複数のハロ基により置換されている、上で定義されたようなC~Cアルコキシを指す。ハロC~Cアルコキシの例は、これらに限定されないが、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシを含む。
【0036】
本明細書において使用される場合、「ヒドロキシC~Cアルコキシ」という用語は、上で定義されたようなC~Cアルコキシ基を指し、C~Cアルコキシ基の水素原子の1つは、OHにより置き換えられている。ヒドロキシC~Cアルコキシの例は、これらに限定されないが、ヒドロキシメトキシ、ヒドロキシエトキシを含む。
【0037】
本明細書において使用される場合、「C~CアルコキシC~Cアルコキシ」という用語は、上で定義されたようなC~Cアルコキシ基を指し、C1~3アルコキシ基の水素原子の1つは、-O-C~Cアルキルにより置き換えられている。C~CアルコキシC~Cアルコキシの例は、これらに限定されないが、メトキシメトキシ、エトキシメトキシを含む。
【0038】
本明細書において使用される場合、「C~Cアルコキシ-ハロC~Cアルコキシ」という用語は、上で定義されたようなハロC~Cアルコキシ基を指し、ハロC~Cアルコキシ基の水素原子の1つは、-O-C~Cアルキルにより置き換えられている。C~Cアルコキシ-ハロC~Cアルコキシの例は、これらに限定されないが、メトキシトリフルオロプロピルオキシを含む。
【0039】
本明細書において使用される場合、「ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキル」という用語は、式-Ra1-N(Ra2)-Ra2[式中、Ra1は、上で定義されたようなC~Cアルキル基であり、各Ra2は、上で定義されたような、同じまたは異なっていてもよいC~Cアルキル基である]の基を指す。窒素原子は、任意のアルキル基における任意の炭素原子に結合し得る。本明細書に記載のように、「ジC~CアルキルアミノC~Cアルキル」は、ヒドロキシで置換されていてもよい。
【0040】
本明細書において使用される場合、「ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルコキシ」という用語は、式-Ra1-N(Ra2)-Ra2[式中、Ra1は、上で定義されたようなC~Cアルコキシ基であり、各Ra2は、上で定義されたような、同じまたは異なっていてもよいC~Cアルキル基である]の基を指す。
【0041】
本明細書において使用される場合、「N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和ヘテロ環式環」という用語は、ピペリジル、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒドロチオピラニルを含む。
【0042】
本明細書において使用される場合、「N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員不飽和非芳香ヘテロ環式環」という用語は、これらに限定されないが、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチオピラニルを含む。
【0043】
本明細書において使用される場合、「N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5、または6員飽和ヘテロ環式環」という用語は、これらに限定されないが、例としてアゼチジニル、オキセタニル、ピロリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ピペリジル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニルを含む。
【0044】
本明細書において使用される場合、「5員飽和へテロ環式環」という用語は、これに限定されないが、例としてピロリジンを含む。
【0045】
本明細書において使用される場合、RおよびRがそれらが結合するN原子と一緒になって前記環を形成する実施形態に関連する、「N、OまたはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5または6員環」という用語は、これらに限定されないが、例としてピロリジン、オキサゾリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン環を含む。
【0046】
本明細書において使用される場合、「N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員非芳香へテロ環式環」という用語は、本明細書において定義されるようなN、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5、または6員飽和ヘテロ環式環を含む。これはまた、N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5、または6員不飽和へテロ環式環を含む。
【0047】
本明細書において使用される場合、「N、OまたはSから選択される1つまたは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系」という用語は、これらに限定されないが、イミダゾピリジンおよびイソチアゾロピリジンを含む。
【0048】
本明細書において使用される場合、「ビシクロC~Cアルキル」という用語は、これらに限定されないが、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクチルを含む5~8つの炭素原子を含む二環式炭化水素基を指す。
【0049】
本明細書において使用される場合、R、一緒になったRおよびR、RY2、RY3、RY4の説明において使用されるような「任意選択で置換されている」という用語は、非置換または1もしくは2置換を含む。
【0050】
本明細書において使用される場合、例えばRY2、2つのRY5の説明において使用されるような「置換されている」という用語は、1または2、好ましくは1置換を含む。
【0051】
本明細書において使用される場合、置換基Rに言及する際の「2以上」という用語は、2、3、4、5、または6を含む。好ましくは、これは、2または3を含む。
【0052】
本発明の一実施形態において、本発明の組合せ物において使用されるFGFR4インヒビターは、特許出願である国際公開第2015059668号パンフレットの例において説明されているように、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の化合物である。
【0053】
したがって、一実施形態において、本発明の組合せ物において使用されるFGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の、
7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジクロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジメチルピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-クロロ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(6-メトキシピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピラジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-メトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-フルオロ-7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((2-(イソプロピルスルホニル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジシアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-メチル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-メチル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-(1-ヒドロキシペンチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-クロロ-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-モルホリノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(オキセタン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-アセチル-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
2-(8-((5-シアノピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)酢酸;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-(4-クロロ-2-ヒドロキシブトキシ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(メトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-3-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-フルオロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-6-ホルム-13C-イル-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-((ジメチルアミノ)メチル)モルホリノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(キヌクリジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ジメチルアミノ)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-フルオロエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エチルピリジン-2-イル)-6,7-ジホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド塩酸塩;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソオキサゾリジン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-メチル-5-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-((4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(N-メチルアセトアミド)エチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-ヒドロキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)メチルスルホンアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソチオモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((1,1-ジオキシド-3-オキソチオモルホリノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((4-メチルモルホリン-2-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1,1,1-トリフルオロ-3-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-(トリフルオロメトキシ)エチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-(2-オキサ-5-アザスピロ[3.4]オクタン-5-イルメチル)-N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-((2-(tert-ブトキシ)エチル)アミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
4-((8-((5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)メチル)-1-メチル-3-オキソピペラジン1-オキシド;
N-(5-シアノ-4-((2-オキソピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-ホルミル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキサミド;
2-((5-シアノ-2-(7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-1-カルボキサミド)ピリジン-4-イル)アミノ)エチル水素スルフェート;
N-(4-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イルアミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(チオフェン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルチオ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3,3,4-トリメチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-アミノ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(チオフェン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-2-オキソピロリジン-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-オキソモルホリノ)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;および
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド
からなる群から選択される、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の化合物である。
【0054】
特許出願である国際公開第2015/059668号パンフレットは、式(I)の化合物および上述の特定の化合物を作製する方法を記載している。本発明の組合せ物の活性成分の投薬量および治療レジメンは、当業者により決定され得る。
【0055】
本発明の好ましい実施形態において、本発明の組合せ物において使用されるFGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである。
【0056】
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドは、本明細書において化合物A(Cpd A)とも呼ばれる。化合物Aは、1.1nMのIC50でFGFR4を阻害する極めて選択的なFGFR4インヒビターである。生化学的アッセイにおいて、65キナーゼのパネルに対して少なくとも1000倍の選択性が示され、また456キナーゼからなるキノームワイドスキャンにおいて、FGFR4は、化合物Aの唯一の標的であった(Porta et al, Abstract 2098, Proceedings: AACR Annual Meeting 2017; April 1-5, 2017を参照されたい)。化合物Aは、FGF401としても知られており、進行性HCCを有する患者において有望な臨床活性を示した(Chan et al, Proceedings: AACR Annual Meeting 2017; April 1-5, 2017を参照されたい)。
【0057】
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドは、特許出願である国際公開第2015/059668号パンフレットの実施例83において具体的に説明されており、以下の構造を有する。
【0058】
【化2】
【0059】
本発明の一実施形態において、FGFR4インヒビターは、遊離形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである。
【0060】
一実施形態において、FGFR4インヒビターは、塩形態、好ましくは特許出願である国際公開第2015059668号パンフレットの実施例83に記載の塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである。
【0061】
本発明の一実施形態において、FGFR4インヒビターは、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである。
【0062】
本発明の組合せ物のFGFR4インヒビター、すなわちN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドは、約25~200mg、または約50~150mgの治療上有効な総一日用量で投与され得る(例えば1日1回)。投与されるN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド(例えばクエン酸塩形態)の総一日用量は、50mg、80mg、100mg、120mgまたは150mgであってもよい。特に、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドは、1日80mgまたは1日120mgの用量で投与されてもよい。
【0063】
本明細書に記載のようなFGFR4インヒビターの用量または投薬量は、遊離塩基の量を指す。例えば、言及される投薬量が80mgであり、FGFR4インヒビターの薬学的に許容される塩、例えばそのクエン酸塩が使用される場合、80mgの用量は、FGFR4インヒビター、すなわちN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドの遊離塩基の量に相当する。
【0064】
化合物Aが投与された4週間のイヌ試験では、全ての用量群において、用量依存性なしに個々のイヌにALTおよびASTの増加が生じた。最大増加は、ALTおよびASTに対してそれぞれ6倍、および2倍以下であり(投薬前の値に対して)、試験の2週目に生じた。一般に、4週間にわたる継続的な投薬にもかかわらず、トランスアミナーゼレベルのさらなる増加は見られなかったが、これは、これらの薬理学的に媒介される効果への適応のレベルを示している。回復は、化合物A投与の停止後8日目までに明らかとなった。コレスチラミン(CHO)等の胆汁酸捕捉薬は、イヌにおいて化合物A媒介性のALT増加を軽減および逆転させたが、これは、FGF401の投与後に観察されるALTの増加が、胆汁酸の増加に続発し得ることを示唆している。
【0065】
これらの観察および実施例に基づき、有効性の欠如のリスクにもかかわらず胆汁酸捕捉薬の同時期または逐次的投与により副作用が逆転および管理され得るため、化合物A等の選択的FGFR4インヒビターは、がん、特に肝臓がんおよびHCCに罹患した患者に効果的な治療の選択肢を提供し得ると予測される。
【0066】
本発明において使用されるFGFR4インヒビターは、増殖性疾患、例えばがん、特に肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がん、より具体的には肝臓がんの処置に使用され得る。
【0067】
本明細書において使用される場合、「肝臓がん」は、肝細胞癌(HCC)も意味する。
【0068】
FGFR4インヒビターは、前記FGFR4インヒビターおよび1種または複数種の薬学的に許容される担体を含む独立した医薬組成物として、本発明の薬学的組合せ物において使用され得る。
【0069】
同様に、胆汁酸捕捉薬は、胆汁酸捕捉薬および1種または複数種の薬学的に許容される担体を含む独立した医薬組成物として、本発明の薬学的組合せ物において使用され得る。
【0070】
本明細書において使用される場合、「薬学的に許容される担体」という用語は、当業者に知られているように、ありとあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、界面活性剤、酸化防止剤、保存剤(例えば、抗菌剤、抗真菌剤)、等張剤、吸収遅延剤、塩、保存剤、薬物安定剤、結合剤、賦形剤、崩壊剤、潤滑剤、甘味剤、香味剤、染料等、およびそれらの組合せを含む(例えば、Remington The Science and Practice of Pharmacy, 22nd Ed. Pharmaceutical Press, 2013, pp. 1049-1070を参照されたい)。任意の従来の担体が活性成分と適合しない場合を除き、治療または医薬組成物におけるその使用が企図される。
【0071】
本発明の組合せ物の化合物の「治療有効量」または「治療有効レベル」という用語は、対象の生物学的または医学的応答、例えば酵素もしくはタンパク質活性の低減もしくは阻害、または症状の改善、状態の緩和、疾患進行の抑制もしくは遅延、または疾患の予防等を惹起する本発明の組合せ物の化合物の量を指す。
【0072】
例えば、1つの限定されない実施形態において、FGFR4インヒビターに言及する際の「治療有効量」という用語は、対象に投与された場合に、(1)(i)FGFR4により媒介される、もしくは(ii)FGFR4活性に関連する、もしくは(iii)FGFR4の活性(正常もしくは異常)により特徴付けられる状態もしくは障害もしくは疾患を少なくとも部分的に緩和、阻害、予防および/もしくは改善する、または(2)FGFR4の活性を低減もしくは阻害する、または(3)FGFR4の発現を低減もしくは阻害するのに効果的であるFGFR4インヒビター化合物の量を指す。別の限定されない実施形態において、「治療有効量」という用語は、細胞または組織または非細胞生物材料または培地に投与された場合に、FGFR4の活性を少なくとも部分的に低減または阻害するのに効果的であるFGFR4インヒビター化合物の量を指す。
【0073】
別の限定されない実施形態において、胆汁酸捕捉薬に言及する際の「治療有効量」という用語は、対象に投与された場合に、FGFR4阻害治療に関連する副作用を少なくとも部分的に緩和、阻害、予防および/または改善するのに効果的である、胆汁酸捕捉薬の量を指す。FGFR阻害治療は、FGFR4インヒビター、好ましくは化合物A、またはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩の投与を含む。
【0074】
本明細書において使用される場合、「対象」または「患者」という用語は、ヒトを指す。対象または患者は、本明細書に記載の増殖性障害、例えばがん、特に肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がん、より具体的にはHCCを含む肝臓がんに罹患している。
【0075】
胆汁酸捕捉薬は、例えば下痢等の胆汁酸吸収不良に関連する状態に対して臨床的に使用されるイオン交換樹脂である。胆汁酸捕捉薬の臨床的使用に関する総説は、Scaldaferri F.らにより、Intern Emerg Med (2013) 8:205-210に記されている。
【0076】
胆汁酸捕捉薬は、機能的には、胆汁成分と組み合わさり、胃腸からの再吸収を防止することにより、胆汁酸の腸肝循環を妨害する能力を有する。胆汁酸捕捉薬の例は、コレスチラミン、コレセベラム、コレセベラム塩酸塩、コレスチポールまたはセベラマーを含む。本発明の好ましい実施形態において、胆汁酸捕捉薬は、コレスチラミンである。
【0077】
胆汁酸捕捉薬は、胆汁酸誘発性の下痢を処置するために使用され得る。しかしながら、本発明は初めて、好ましくは選択的FGFR4インヒビターを含むFGFR4インヒビターと同時投与された場合に、FGFR4阻害治療に関連する副作用、例えば肝酵素の増加を低減または予防するための胆汁酸捕捉薬の使用を提供する。
【0078】
コレスチラミン等の胆汁酸捕捉薬は、1日4~24gの1日用量で摂取され得る。胆汁酸捕捉薬の推奨投薬スケジュールは、1日最大1~4回の投薬であるが、1日1~6回の投薬で投与されてもよい。コレスチラミンは、通常、水または他の液体と混合された懸濁液として投与される。
【0079】
別の態様において、本発明は、医薬としての使用のための本発明の薬学的組合せ物に関する。
【0080】
別の態様において、本発明は、FGFR4の阻害により処置され得る疾患の処置における使用のための本発明の薬学的組合せ物に関する。別の実施形態において、本発明は、がんの処置における使用のための本発明の薬学的組合せ物に関する。一実施形態において、がんは、肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がんから選択される。好ましい実施形態において、がんは、肝臓がんである。
【0081】
さらなる実施形態として、本発明は、治療における本発明の薬学的組合せ物の使用に関する。さらなる実施形態において、治療は、FGFR4の阻害により処置され得る疾患の治療である。別の実施形態において、疾患は、がんである。さらなる実施形態において、疾患は、肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がんから選択される。好ましい実施形態において、疾患は、肝臓がんである。
【0082】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4の阻害により処置される疾患を処置する方法であって、本発明の薬学的組合せ物の投与を含む方法に関する。さらなる実施形態において、本発明は、FGFR4の阻害により処置される疾患を処置する方法であって、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む、本発明の薬学的組合せ物の投与を含む方法に関する。
【0083】
本発明の別の態様は、胆汁酸捕捉薬をFGFR4インヒビターと併せて使用し、それによりFGFR4阻害治療、例えば化合物Aまたはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩の投与による治療に関連する副作用を低減または予防することができるという発見に関連する。
【0084】
したがって、一実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用を低減または予防するための、胆汁酸捕捉薬の使用に関する。FGFR阻害治療は、FGFR4インヒビター、好ましくは化合物A、またはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩の投与を含む。
【0085】
本発明の1つの重要な態様において、FGFR4阻害治療に関連する副作用は、下痢を含まない。
【0086】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用の低減または予防における使用のための胆汁酸捕捉薬であって、副作用が下痢を含まない胆汁酸捕捉薬に関する。FGFR阻害治療は、FGFR4インヒビター、好ましくは化合物A、またはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩の投与を含む。
【0087】
一実施形態において、胆汁酸捕捉薬は、コレスチラミンである。一実施形態において、FGFR4阻害治療は、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態、特にクエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドの使用を含む。
【0088】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用を低減または予防するための方法であって、FGFR4阻害治療中の対象に胆汁酸捕捉薬を投与するステップを含む方法に関する。
【0089】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療に関連する副作用の発生または重症度を減弱させるための方法であって、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む組合せを、FGFR4阻害治療を必要とする対象に投与するステップを含む方法に関する。
【0090】
FGFR4阻害治療に関連する副作用は、FGFR4インヒビター、例えば化合物Aまたはその薬学的に許容される塩、例えばクエン酸塩による処置の間に観察され得る副作用である。
【0091】
一実施形態において、FGFR4阻害治療に関連する副作用は、肝酵素上昇である。
【0092】
肝酵素、例えばアラニンアミノトランスアミナーゼ(ALT)およびアスパルテートアミノトランスフェラーゼ(AST)は、対象の血清、血漿または血液中で検出される場合、肝炎および/または肝臓損傷を示し得る。肝酵素上昇は、深刻な副作用である。肝酵素上昇のいくつかの症状は、疲労、黄疸を伴う腹痛、腫脹を含む。
【0093】
FGFR4阻害治療に関連して、FGFR4阻害治療中の対象の血清、血漿または血液中の肝酵素レベルの上昇は、処置が中止されなければならない結果をもたらす。
【0094】
別の実施形態において、FGFR4阻害治療に関連する副作用は、ALT上昇である。別の実施形態において、FGFR4阻害治療に関連する副作用は、AST上昇である。別の実施形態において、FGFR4阻害治療に関連する副作用は、miRNA122上昇である。
【0095】
本明細書において使用される場合、ALTという用語は、血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(SGPT)としても知られるアラニンアミノトランスアミナーゼを指す。
【0096】
本明細書において使用される場合、ASTという用語は、血清グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(SGOT)としても知られるアスパルテートアミノトランスフェラーゼを指す。
【0097】
本明細書において使用される場合、「肝酵素上昇」という用語は、当技術分野において知られている標準試験により測定されるような、対象の血清、血漿または血液中の肝酵素の正常値と比較した増加を指す。例えば、血液中のALTの正常値は、1リットル当たり7~55単位の間である。したがって、本発明の一実施形態において、ALT上昇は、血液中に1リットル当たり55単位超が検出されることを意味する。本発明の一実施形態において、上昇したALTは、正常レベルの上限値の2~3倍超、すなわち約110~165単位/リットル超である。
【0098】
典型的には、正常ASTの範囲は、1リットル当たり10~40単位の間である。したがって、本発明の一実施形態において、AST上昇は、血液中に1リットル当たり40単位超が検出されることを意味する。本発明の一実施形態において、上昇したASTは、正常レベルの上限値の2~3倍超、すなわち約80~120単位/リットル超である。
【0099】
一実施形態において、本発明は、ALTレベルを、FGFR4阻害治療を受けている患者における血清、血漿または血液1リットル当たり55単位未満に低減する方法であって、前記患者が、血清、血漿または血液1リットル当たり55単位超のALTレベルを有し、方法が、前記患者に、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物を投与するステップを含む方法に関する。
【0100】
別の実施形態において、本発明は、ASTレベルを、FGFR4阻害治療を受けている患者における血清、血漿または血液1リットル当たり40単位未満に低減する方法であって、前記患者が、血清、血漿または血液1リットル当たり40単位超のASTレベルを有し、方法が、前記患者に、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物を投与するステップを含む方法に関する。
【0101】
本明細書において使用される場合、miR122とも略され、micro-RNA122としても知られるmiRNA122は、肝臓において高度に発現されるmicroRNAであり、肝臓傷害のバイオマーカーとみなすことができる。1つの研究において、いくつかの動物は、コレスチラミンによる同時処置後にmiR122レベルが減少する傾向に従うそれぞれの対照と比較して、miR122の僅かから中程度の増加を示すことが判明した(図2を参照されたい)。
【0102】
したがって、一実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療を受けている患者におけるmiR122のレベルを低減する方法であって、前記患者に、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物を投与するステップを含む方法に関する。
【0103】
したがって、本発明は、FGFR4インヒビターによる有益な処置を継続しながら、前記処置に関連する副作用を軽減または逆転させる可能性を提供する。
【0104】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療中の肝酵素上昇の発生または重症度を減弱させるための方法であって、治療有効量のFGFR4インヒビターおよび治療有効量の胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む組合せを、FGFR4阻害治療を必要とする対象に投与するステップを含み、FGFR4阻害治療中の肝酵素上昇の発生または重症度が減弱される方法に関する。
【0105】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療中の対象の血清中の肝酵素のレベルを低下させるための方法であって、対象に、肝酵素のレベルを低下させるのに効果的な量の胆汁酸捕捉薬を投与するステップを含む方法に関する。
【0106】
別の実施形態において、本発明は、FGFR4阻害治療中の対象におけるmiRNA122のレベルを低下させるための方法であって、対象に、miRNA122のレベルを低下させるのに効果的な量の胆汁酸捕捉薬を投与するステップを含む方法に関する。
【0107】
胆汁酸捕捉薬は、単一薬物として市販されており、したがって、その投薬量および投与形態は、本明細書において別段に言及されない限り、前記胆汁酸捕捉薬の添付文書に記載の情報に従うことができる。
【0108】
本発明による医薬としての使用のためのそれぞれの組合せの相手の最適投薬量は、既知の方法を使用して各対象に対して実験的に決定され得、これらに限定されないが、疾患の進行度;対象の年齢、体重、全体的健康、性別および食生活;投与時間および経路;ならびに個人が服用している他の医薬を含む様々な因子に依存する。
【0109】
投薬の頻度は、使用される化合物および処置または予防される特定の状態に依存して変動し得る。一般に、効果的な治療を提供するのに十分である最小投薬量の使用が好ましい。対象は、一般に、当業者によく知られている、処置または予防される状態に好適なアッセイを使用して、治療有効性について監視され得る。対象はまた、一般に、当技術分野において日常的に使用される試験を使用して、肝酵素上昇の低減または予防における有効性について監視され得る。
【0110】
したがって、別の態様において、本発明は、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む治療レジメンに関する。一実施形態において、FGFR4インヒビターは、国際公開第2015059668号パンフレットに記載のような式(I)の化合物である。好ましい実施形態において、FGFR4インヒビターは、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである。
【0111】
一実施形態において、本発明の治療レジメンにおいて使用される胆汁酸捕捉薬は、コレスチラミンである。
【0112】
別の実施形態において、治療レジメンは、FGFR4阻害により処置され得る疾患の処置のための治療レジメンである。一実施形態において、疾患は、肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がんから選択される。好ましい実施形態において、疾患は、肝臓がんである。
【0113】
本発明の様々な実施形態を以下で説明する。各実施形態において指定される特徴は、本発明のさらなる実施形態を提供するために、他の指定された特徴と組み合わされてもよいことが認識される。
【0114】
実施形態1。FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物。
【0115】
実施形態2。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の式(I)
【0116】
【化3】
[式中、
Vは、CH、O、CH(OH)から選択され;
Wは、CH、CHCH、結合から選択され;
Xは、C(R)またはNであり;
Yは、C(R)またはNであり;
Zは、CHまたはNであり;
XがNである場合、YおよびZはNではなく;
YがNである場合、XおよびZはNではなく;
ZがNである場合、XおよびYはNではなく;
は、水素、ハロゲン、ハロC~Cアルキル、シアノ、C~Cアルキル、ヒドロキシC~Cアルキルから選択され;
は、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、ヒドロキシC~Cアルコキシ、NRY1Y2、シアノ、C~CアルコキシC~Cアルコキシ、C~Cアルコキシ-ハロC~Cアルコキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルコキシ、O-(CH0~1-RY3、CRY6Y7、S-C~Cアルキル、任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルコキシから選択され;
または
およびRは、それらが結合している環と一緒になって、N、O、もしくはSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系を形成し、この環系は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y1は、水素であり、
Y2は、C~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルキル;C~CアルコキシC~Cアルキル;ハロC~CアルコキシC~Cアルキル;(CH0~1-RY4;ヒドロキシで置換されているジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシC~Cアルキルで置換されているビシクロC~Cアルキル;S(O)-CH(CHで置換されているフェニル;C~Cアルキルスルホン酸から選択され;
または
Y1およびRY2は、それらが結合しているN原子と一緒になって、O原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和非芳香6員ヘテロ環式環を形成し、この環は、RY5により1もしくは2置換されていてもよく;
Y3は、キヌクリジニル、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員飽和ヘテロ環式環、または5もしくは6員芳香へテロ環式環から選択され、この飽和もしくは芳香ヘテロ環式環は、任意選択でC~Cアルキルおよび/もしくはオキソで置換されており;
Y4は、N、O、またはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員飽和へテロ環式環であり、この環は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y5は、C~Cアルキル、ヒドロキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから独立して選択され、
または
同じ炭素原子に結合している2つのRY5は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5員飽和へテロ環式環を形成し、この環は、C~Cアルキルで1もしくは2以上置換されており;
Y6およびRY7は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和または不飽和非芳香へテロ環式環を形成し;
は、水素;ハロゲン;C~Cアルキル;ハロC~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;C~Cシクロアルキル;CHNR;CH(CH)NR;C~CアルコキシC~Cアルキル;CHCOH;C(O)H;C~Cアルコキシ;N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5または6員飽和ヘテロ環式または芳香へテロ環式環から選択され、この環は、任意選択で、C~Cアルキル、ハロC~Cアルキル、オキセタニルまたはオキソから独立して選択される基で1または2以上置換されており;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから選択され;
は、C~Cアルキル、C(O)C~Cアルキル、C(O)-CH-OH、C(O)-CH-O-CH、C(O)-CH-N(CH、S(O)CHから選択され;
または
およびRは、それらが結合しているN原子と一緒になって、N、N-オキシド、OもしくはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5もしくは6員環を形成し、この環は、Rで1もしくは2以上置換されていてもよく;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノ、C(O)CH、ヒドロキシから独立して選択され;
または
同じ炭素原子に結合している2つのRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員非芳香ヘテロ環式環を形成し;
または
同じ環原子に結合している2つのRは、オキソ基を形成し;
は、水素またはC~Cアルキルから選択される]
の化合物である、実施形態1に記載の薬学的組合せ物。
【0117】
実施形態3。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の
7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジクロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジメチルピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-クロロ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(6-メトキシピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピラジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-メトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-フルオロ-7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((2-(イソプロピルスルホニル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジシアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-メチル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-メチル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-(1-ヒドロキシペンチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-クロロ-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-モルホリノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(オキセタン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-アセチル-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
2-(8-((5-シアノピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)酢酸;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-(4-クロロ-2-ヒドロキシブトキシ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(メトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-3-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-フルオロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-6-ホルム-13C-イル-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-((ジメチルアミノ)メチル)モルホリノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(キヌクリジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ジメチルアミノ)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-フルオロエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エチルピリジン-2-イル)-6,7-ジホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド塩酸塩;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソオキサゾリジン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-メチル-5-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-((4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(N-メチルアセトアミド)エチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-ヒドロキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)メチルスルホンアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソチオモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((1,1-ジオキシド-3-オキソチオモルホリノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((4-メチルモルホリン-2-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1,1,1-トリフルオロ-3-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-(トリフルオロメトキシ)エチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-(2-オキサ-5-アザスピロ[3.4]オクタン-5-イルメチル)-N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-((2-(tert-ブトキシ)エチル)アミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
4-((8-((5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)メチル)-1-メチル-3-オキソピペラジン1-オキシド;
N-(5-シアノ-4-((2-オキソピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-ホルミル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキサミド;
2-((5-シアノ-2-(7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-1-カルボキサミド)ピリジン-4-イル)アミノ)エチル水素スルフェート;
N-(4-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イルアミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(チオフェン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルチオ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3,3,4-トリメチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-アミノ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(チオフェン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-2-オキソピロリジン-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-オキソモルホリノ)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;および
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド
から選択される、実施形態1または2に記載の薬学的組合せ物。
【0118】
実施形態4。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、実施形態1から3のいずれかに記載の薬学的組合せ物。
【0119】
実施形態5。FGFR4インヒビターが、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、実施形態1から4のいずれかに記載の薬学的組合せ物。
【0120】
実施形態6。胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミン、コレセベラム、コレセベラム塩酸塩、コレスチポールまたはセベラマーから選択される、上記実施形態のいずれかに記載の薬学的組合せ物。
【0121】
実施形態7。胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンである、実施形態6に記載の薬学的組合せ物。
【0122】
実施形態8。医薬としての使用のための、実施形態1から7のいずれかに記載の薬学的組合せ物。
【0123】
実施形態9。がんの処置における使用のための、実施形態8に記載の薬学的組合せ物。
【0124】
実施形態10。肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がんの処置における使用のための、実施形態8に記載の薬学的組合せ物。
【0125】
実施形態11。肝臓がんの処置における使用のための、実施形態8に記載の薬学的組合せ物。
【0126】
実施形態12。FGFR4阻害治療に関連する副作用の低減または予防における使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0127】
実施形態13。副作用が、FGFR4阻害治療を受けている対象の血清、血漿または血液中の肝酵素の増加を含む、実施形態12に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0128】
実施形態14。肝酵素が、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)である、実施形態13に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0129】
実施形態15。肝酵素が、アスパルテートアミノトランスフェラーゼ(AST)である、実施形態13に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0130】
実施形態16。副作用が、FGFR4阻害治療を受けている対象におけるmiRNA122の増加を含む、実施形態12に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0131】
実施形態17。コレスチラミン、コレセベラム、コレセベラム塩酸塩、コレスチポールまたはセベラマーから選択される、実施形態12から16のいずれかに記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0132】
実施形態18。コレスチラミンである、実施形態17に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
【0133】
実施形態19。FGFR4阻害治療に関連する副作用の発生または重症度を減弱させるための方法における使用のための、胆汁酸捕捉薬およびFGFR4インヒビターを含む薬学的組合せ物であって、上記方法が、FGFR4阻害治療を必要とする対象に、前記薬学的組合せ物を同時または逐次的に投与するステップを含む、薬学的組合せ物。
【0134】
実施形態20。胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミン、コレセベラム、コレセベラム塩酸塩、コレスチポールまたはセベラマーから選択される、実施形態19に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0135】
実施形態21。胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンである、実施形態19に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0136】
実施形態22。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の式(I)
【0137】
【化4】
[式中、
Vは、CH、O、CH(OH)から選択され;
Wは、CH、CHCH、結合から選択され;
Xは、C(R)またはNであり;
Yは、C(R)またはNであり;
Zは、CHまたはNであり;
XがNである場合、YおよびZはNではなく;
YがNである場合、XおよびZはNではなく;
ZがNである場合、XおよびYはNではなく;
は、水素、ハロゲン、ハロC~Cアルキル、シアノ、C~Cアルキル、ヒドロキシC~Cアルキルから選択され;
は、水素、ハロゲン、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、ヒドロキシC~Cアルコキシ、NRY1Y2、シアノ、C~CアルコキシC~Cアルコキシ、C~Cアルコキシ-ハロC~Cアルコキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルコキシ、O-(CH0~1-RY3、CRY6Y7、S-C~Cアルキル、任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルコキシから選択され;
または
およびRは、それらが結合している環と一緒になって、N、O、もしくはSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系を形成し、この環系は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y1は、水素であり、
Y2は、C~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシで置換されているハロC~Cアルキル;C~CアルコキシC~Cアルキル;ハロC~CアルコキシC~Cアルキル;(CH0~1-RY4;ヒドロキシで置換されているジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキル;任意選択でヒドロキシC~Cアルキルで置換されているビシクロC~Cアルキル;S(O)-CH(CHで置換されているフェニル;C~Cアルキルスルホン酸から選択され;
または
Y1およびRY2は、それらが結合しているN原子と一緒になって、O原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和非芳香6員ヘテロ環式環を形成し、この環は、RY5により1もしくは2置換されていてもよく;
Y3は、キヌクリジニル、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員飽和ヘテロ環式環、または5もしくは6員芳香へテロ環式環から選択され、この飽和もしくは芳香ヘテロ環式環は、任意選択でC~Cアルキルおよび/もしくはオキソで置換されており;
Y4は、N、O、またはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員飽和へテロ環式環であり、この環は、任意選択でC~Cアルキルで置換されており;
Y5は、C~Cアルキル、ヒドロキシ、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから独立して選択され、
または
同じ炭素原子に結合している2つのRY5は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5員飽和へテロ環式環を形成し、この環は、C~Cアルキルで1もしくは2以上置換されており;
Y6およびRY7は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和または不飽和非芳香へテロ環式環を形成し;
は、水素;ハロゲン;C~Cアルキル;ハロC~Cアルキル;ヒドロキシC~Cアルキル;C~Cシクロアルキル;CHNR;CH(CH)NR;C~CアルコキシC~Cアルキル;CHCOH;C(O)H;C~Cアルコキシ;N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5または6員飽和ヘテロ環式または芳香へテロ環式環から選択され、この環は、任意選択で、C~Cアルキル、ハロC~Cアルキル、オキセタニルまたはオキソから独立して選択される基で1または2以上置換されており;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノC~Cアルキルから選択され;
は、C~Cアルキル、C(O)C~Cアルキル、C(O)-CH-OH、C(O)-CH-O-CH、C(O)-CH-N(CH、S(O)CHから選択され;
または
およびRは、それらが結合しているN原子と一緒になって、N、N-オキシド、OもしくはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5もしくは6員環を形成し、この環は、Rで1もしくは2以上置換されていてもよく;
は、C~Cアルキル、ジ(C~Cアルキル)アミノ、C(O)CH、ヒドロキシから独立して選択され;
または
同じ炭素原子に結合している2つのRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員非芳香ヘテロ環式環を形成し;
または
同じ環原子に結合している2つのRは、オキソ基を形成し;
は、水素またはC~Cアルキルから選択される]
の化合物である、実施形態19から21のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0138】
実施形態23。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の
7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジクロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジメチルピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-メチルピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-クロロ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(6-メトキシピリミジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピラジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-メトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
6-フルオロ-7-ホルミル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((2-(イソプロピルスルホニル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4,5-ジシアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エトキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-メチル-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-メチル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(5-(1-ヒドロキシペンチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-クロロ-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-モルホリノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(オキセタン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-アセチル-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
2-(8-((5-シアノピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)酢酸;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-(4-クロロ-2-ヒドロキシブトキシ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-シクロプロピル-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-6-((ジメチルアミノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(メトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリミジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-クロロ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-3-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピロリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-2-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-フルオロピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-2-イル)-6-ホルム-13C-イル-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-4(3H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-((ジメチルアミノ)メチル)モルホリノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(キヌクリジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-N-(4-((2-メトキシエチル)アミノ)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((3-(ジメチルアミノ)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-フルオロエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ヒドロキシメチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルアミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-エチルピリジン-2-イル)-6,7-ジホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド塩酸塩;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソオキサゾリジン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-メチル-5-オキソモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-((4-アセチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(N-メチルアセトアミド)エチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-ヒドロキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)メチルスルホンアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソチオモルホリノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((1,1-ジオキシド-3-オキソチオモルホリノ)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(((4-メチルモルホリン-2-イル)メチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1,1,1-トリフルオロ-3-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-6-(ジフルオロメチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-(トリフルオロメトキシ)エチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-(2-オキサ-5-アザスピロ[3.4]オクタン-5-イルメチル)-N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(4-((2-(tert-ブトキシ)エチル)アミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-2-ホルミル-7,8-ジヒドロ-5H-ピリド[2,3-b]アゼピン-9(6H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)オキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
7-ホルミル-N-(1-イソプロピル-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イル)-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
4-((8-((5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-ホルミル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-3-イル)メチル)-1-メチル-3-オキソピペラジン1-オキシド;
N-(5-シアノ-4-((2-オキソピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-2-メチル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-ヒドロキシ-4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-6-ホルミル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-カルボキサミド;
2-((5-シアノ-2-(7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン-1-カルボキサミド)ピリジン-4-イル)アミノ)エチル水素スルフェート;
N-(4-(ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イルアミノ)-5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(チオフェン-2-イルメトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-(イソプロピルチオ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-((3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3,3,4-トリメチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
6-アミノ-N-(5-シアノピリジン-2-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(チオフェン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1H-イミダゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-メチル-2-オキソピロリジン-1-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(3-オキソモルホリノ)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(テトラヒドロフラン-3-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-イソプロポキシピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド;および
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-6-(1-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド
から選択される、実施形態19から22のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0139】
実施形態24。FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、実施形態22または23に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0140】
実施形態25。FGFR4インヒビターが、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、実施形態22から24のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0141】
実施形態26。副作用が、肝酵素の上昇である、実施形態19から25のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0142】
実施形態27。副作用が、ALTの上昇である、実施形態19から26のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0143】
実施形態28。副作用が、ASTの上昇である、実施形態19から26のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0144】
実施形態29。副作用が、miRNA122の上昇である、実施形態19から25のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0145】
実施形態30。FGFR4阻害治療が、がんの処置のための治療である、実施形態19から29のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0146】
実施形態31。FGFR4阻害治療が、肝臓がん、乳がん、膠芽細胞腫、前立腺がん、横紋筋肉腫、胃がん、卵巣がん、肺がん、結腸がんの処置のための治療である、実施形態19から30のいずれかに記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0147】
実施形態32。FGFR4阻害治療が、肝臓がんの処置のための治療である、実施形態30に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0148】
実施形態33。FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む治療レジメンにおける使用のための、前記FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物。
【0149】
実施形態34。FGFR4インヒビターが、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドであり、胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンである、実施形態33に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0150】
実施形態35。治療レジメンが、肝臓がんの処置のための治療レジメンである、実施形態33または34に記載の使用のための薬学的組合せ物。
【0151】
以下の実施例は、本発明を例示することを意図し、本発明に対する限定として解釈されるべきではない。
【実施例
【0152】
[実施例1]
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドを、国際公開第2015059668号パンフレットの実施例83に記載のように合成した。
【0153】
N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド(化合物A(Cpd A))およびコレスチラミン(CHO)(Questran Powder[経口懸濁液用コレスチラミン、USP]としても知られる;NDC番号:49884-09366-66;ロット番号:26079601)をそれぞれ、各ビヒクル[化合物Aの場合100mMクエン酸緩衝液、pH2.5;コレスチラミンの場合水]中の配合物として投与した。
【0154】
雄のビーグル犬を、Marshall BioResources(North Rose、NY)から入手した。試験において使用された全ての動物は処置に対しナイーブであった。試験に使用した動物は全て健康であり、使用に好適であった。Cpd Aおよびそのビヒクルの用量(体積)は、5mL/kgであった。CHOの場合、投薬アリコートを、全体で75mLの動物用飲料水中に分散させた。
【0155】
試験において、投薬パラダイムは、試験前の最終日(-1日目)のビヒクルまたはCHOの初期負荷用量、および1~7日目のビヒクルまたはCHOの投薬に従った。
【0156】
【表1】
【0157】
ビヒクルまたはCHOに対して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドの投薬を8日目に開始し、毎日第2の投薬イベントを実行した。毎日の第2の投薬イベント後、動物に餌を与えた。15日目には動物に投薬しなかった。24日目に投薬を再開し、38~44日目に投薬群を交差し、44日目が最後の投薬日であった。
【0158】
臨床観察、週2回の体重、および1日食物摂取量の決定を行った。
【0159】
胆汁酸(BA)分析のために、試験前に1回、ならびに7、10、14、17、24、28、35、42、および49日目に糞便試料を収集した。
【0160】
臨床病理学および/または毒物動態学のための試料採取と同時に、試験中の胆汁酸プロファイルのために次のように全ての動物から血漿を収集した:1、3、7、8、11、14、15、18、21、23、25、28、31、35、38、42、45、49、および52日目の投薬から約3時間後(適宜ビヒクル、CHOまたはCpd Aの後)。8、14、25、および39日目にのみ、投薬前および投薬から約0.5、1、3、7、および24時間後(Cpd A投薬後)に試料を収集した。さらに、44日目に、投薬から3、7、および24時間後に胆汁酸バイオマーカー試料を収集した(最後の毒物動態学用血液収集と同時)。
【0161】
血清ALT活性に関して、一般に、血清ALT活性の僅かから中程度の増加は、化合物Aの投与に関連していたが、これはコレスチラミンの同時投与によって改善された。これらの変化を、図1に示す。
【0162】
したがって、腸の胆汁酸捕捉をもたらすコレスチラミンの同時投与は、肝臓内の胆汁酸蓄積を減少させ、ひいては化合物Aに関連するALT活性の増加を軽減する。
【0163】
試験前結果と比較すると、化合物Aのみの投与(第1群)は、血清ALT活性の僅かから中程度の増加(≦3.5倍)をもたらした。これに対して、第2群内の動物(コレスチラミンと同時投与された化合物Aの投薬)は、この同じ期間にわたり血清ALT活性の関連する変化を示さなかった。
【0164】
第1の交差後、化合物Aおよびコレスチラミンの投与(第1群)は、この投薬期間にわたり血清ALT活性の変化を示さなかった。しかしながら、第2群(化合物Aのみ)において、この期間にわたり血清ALT活性の増加は僅かから中程度(≦6倍)であった。これに対して、第2群内の動物(コレスチラミンと同時投与された化合物Aの投薬)は、この同じ期間にわたり血清ALT活性の変化を示さなかった。
【0165】
第2の交差後、化合物Aのみの投与(第1群)は、血清ALT活性の僅かから中程度の増加(≦3.5倍)をもたらした。これに対して、第2群内の動物(コレスチラミンと同時投与された化合物Aの投薬)は、試験前へのALT活性の復帰を示した。
【0166】
これらの所見は、FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の組合せが、FGFR4阻害治療に関連する、例えば化合物Aまたはその薬学的に許容される塩の投与に関連する副作用の低減または軽減に有用となり得ることを示している。
【0167】
[実施例2]
肝臓傷害のバイオマーカーとして使用される肝臓濃縮microRNA(Starkey Lewis PJ et al., Clin Pharmacol Ther, 2012, 291-293)である血漿miR-122レベルを決定した。miR-122は、肝臓特異的マーカーとみなされる。
【0168】
材料および方法
血漿からの低分子RNA抽出
miRNeasy/MinEluteキットを使用して、製造者(Qiagen)からの説明に従い、50μlの血漿から低分子RNAを抽出した。低分子RNAの溶出は、14μlの核酸不含H20中で達成された。
【0169】
逆転写および予備増幅
Megaplex RTプライマーヒトプールAおよびBならびにTaqman MicorRNA Reverse Transcriptionキット(Applied Biosystems/Life Technologies、参照番号4366596)を使用して、製造者からの説明に従い、3.2μlの溶出低分子RNAをcDNAに逆転写した。
【0170】
Megaplex PreampプライマーヒトプールAおよびB(Applied Biosystems/Life Technologies、参照番号4399201および4399233)ならびにTaqman PreAmp MasterMix(Applied Biosystems/Life Technologies、参照番号4391128)を使用して、製造者からの説明に従い、2.5μlのcDNAを予備増幅した。
【0171】
miR-122の増幅
Taqman MasterMixII(Applied Biosystems/Life Technologies)中に希釈した市販の有効なTaqmanアッセイ(参照番号002245)を使用して、製造者からの説明に従い、予備増幅されたcDNAからmicroRNA miR-122を増幅した。
【0172】
分子の数として発現値を生成するために標準曲線法を使用して、血漿microRNAレベルの相対的定量を行った。
【0173】
統計分析
2標本の非等分散両側分布(異分散Student t検定、Excel)を使用して、mRNA測定値の統計的有意性を評価した。P値<0.05の変動係数を、統計的に有意であるとみなした。
【0174】
試験1~7日目:第1群:ビヒクル;第2群:コレスチラミン
ビヒクルおよびCHOによる処置は、miR-122レベルに影響しなかった。
【0175】
試験8~14日目:第1群:ビヒクル+Cpd A;第2群:CHO+Cpd A
試験1~7日目の結果と比較すると、Cpd Aおよびビヒクルのみの投与(第1群)ならびにCHOおよびCpd Aの投与(第2群)は、miR-122レベルの偶発的な非関連性の増加をもたらした(最大平均、14日目に第1群≦2.5倍;14日目に第2群≦11.6倍)。
【0176】
試験15~23日目:第1群および第2群:回復
試験1~7日目の結果と比較すると、回復期間は、miR-122レベルの偶発的および生物学的に有意ではない増加をもたらした(最大平均、21日目に第1群≦5.4倍;21日目に第2群≦11.7倍)。
【0177】
試験25~38日目:第1群:Cpd A+コレスチラミン;第2群:Cpd A+ビヒクル
試験1~7日目の結果と比較すると、CHOおよびCpd Aの投与(第1群)は、miR-122レベルの偶発的および生物学的に有意ではない増加をもたらした(最大平均、35日目に第1群≦5.8倍)。Cpd Aおよびビヒクルのみの投与(第2群)は、動物2003においてmiR-122レベルの有意な時間依存性の増加をもたらした(最大:38日目に≦151倍)。この処置はまた、動物2006においてmiR-122レベルの有意な増加を誘引した(31日目の最大平均:≦63倍)。
【0178】
試験39~42日目:第1群:Cpd A+ビヒクル;第2群:Cpd A+コレスチラミン
第2の交差後、Cpd Aおよびビヒクルのみの投与(第1群)は、miR-122レベルの偶発的で僅かな増加をもたらした(平均≦7.8倍)。これに対して、第2群内の動物(コレスチラミンと同時投与されたCpd Aの投薬)は、対照へのmiR-122レベルの復帰を示した。
【0179】
試験45~52日目:第1群および第2群:回復
試験1~7日目の結果と比較すると、回復期間は、第1群からの2匹の動物においてmiR-122レベルの有意な一時的増加をもたらした(49日目でのピーク:動物1003:≦47.9倍;動物1006:≦40.1倍)。同様に、第1群からの他の2匹の動物において、miR-122レベルの僅かな一時的増加が観察された(49日目でのピーク:動物1001:≦22.2倍;動物1005:≦16.4倍)。第2群では、動物2003におけるmiR-122レベルが、中程度ではあるが時間依存性の増加を示した(45日目:≦12倍;49日目≦39倍;52日目≦89倍)。同様に、第2群からの他の2匹の動物において、miR-122レベルの僅かな一時的増加が観察された(52日目:動物2001:≦42倍;動物2006:≦43倍)。
【0180】
化合物Aで処置されたいくつかの動物は、各対照と比較して、miR122の僅かから中程度の増加を示したが、これはCHOでの同時処置後にmiR-122レベルの減少への傾向に従った。
【0181】
これらのデータは、コレスチラミンをFGFR4インヒビターと同時またはそれと逐次的に使用することができ、それによりFGFR4阻害治療に関連する副作用を低減することができることを示唆している。
以下の態様を包含し得る。
[1]選択的FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬を含む薬学的組合せ物。
[2]遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の式(I)
【化5-1】
[式中、
Vは、CH 、O、CH(OH)から選択され;
Wは、CH 、CH CH 、結合から選択され;
Xは、C(R )またはNであり;
Yは、C(R )またはNであり;
Zは、CHまたはNであり;
XがNである場合、YおよびZはNではなく;
YがNである場合、XおよびZはNではなく;
ZがNである場合、XおよびYはNではなく;
は、水素、ハロゲン、ハロC ~C アルキル、シアノ、C ~C アルキル、ヒドロキシC ~C アルキルから選択され;
は、水素、ハロゲン、C ~C アルキル、C ~C アルコキシ、ヒドロキシC ~C アルコキシ、NR Y1 Y2 、シアノ、C ~C アルコキシC ~C アルコキシ、C ~C アルコキシ-ハロC ~C アルコキシ、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルコキシ、O-(CH 0~1 -R Y3 、CR Y6 Y7 、S-C ~C アルキル、任意選択でヒドロキシで置換されているハロC ~C アルコキシから選択され;
または
およびR は、それらが結合している環と一緒になって、N、O、もしくはSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系を形成し、この環系は、任意選択でC ~C アルキルで置換されており;
Y1 は、水素であり、
Y2 は、C ~C アルキル;ヒドロキシC ~C アルキル;任意選択でヒドロキシで置換されているハロC ~C アルキル;C ~C アルコキシC ~C アルキル;
ハロC ~C アルコキシC ~C アルキル;(CH 0~1 -R Y4 ;ヒドロキシで置換されているジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキル;任意選択でヒドロキシC ~C アルキルで置換されているビシクロC ~C アルキル;S(O) -CH(CH で置換されているフェニル;C ~C アルキルスルホン酸から選択され;
または
Y1 およびR Y2 は、それらが結合しているN原子と一緒になって、O原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和非芳香6員ヘテロ環式環を形成し、この環は、R Y5 により1もしくは2置換されていてもよく;
Y3 は、キヌクリジニル、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員飽和ヘテロ環式環、または5もしくは6員芳香へテロ環式環から選択され、この飽和もしくは芳香ヘテロ環式環は、任意選択でC ~C アルキルおよび/もしくはオキソで置換されており;
Y4 は、N、O、またはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員飽和へテロ環式環であり、この環は、任意選択でC ~C アルキルで置換されており;
Y5 は、C ~C アルキル、ヒドロキシ、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキルから独立して選択され、
または
同じ炭素原子に結合している2つのR Y5 は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5員飽和へテロ環式環を形成し、この環は、C ~C アルキルで1もしくは2以上置換されており;
Y6 およびR Y7 は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和または不飽和非芳香へテロ環式環を形成し;
は、水素;ハロゲン;C ~C アルキル;ハロC ~C アルキル;ヒドロキシC ~C アルキル;C ~C シクロアルキル;CH NR ;CH(CH )NR ;C ~C アルコキシC ~C アルキル;CH CO H;C(O)H;C ~C アルコキシ;N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5または6員飽和ヘテロ環式または芳香へテロ環式環から選択され、この環は、任意選択で、C ~C アルキル、ハロC ~C アルキル、オキセタニルまたはオキソから独立して選択される基で1または2以上置換されており;
は、C ~C アルキル、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキルから選択され;
は、C ~C アルキル、C(O)C ~C アルキル、C(O)-CH -OH、C(O)-CH -O-CH 、C(O)-CH -N(CH 、S(O) CH から選択され;
または
およびR は、それらが結合しているN原子と一緒になって、N、N-オキシド、OもしくはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5もしくは6員環を形成し、この環は、R で1もしくは2以上置換されていてもよく;
は、C ~C アルキル、ジ(C ~C アルキル)アミノ、C(O)CH 、ヒドロキシから独立して選択され;
または
同じ炭素原子に結合している2つのR は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員非芳香ヘテロ環式環を形成し;
または
同じ環原子に結合している2つのR は、オキソ基を形成し;
は、水素またはC ~C アルキルから選択される]
の化合物であるFGFR4インヒビターを含む薬学的組合せ物。
[3]前記FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、[1]または[2]に記載の薬学的組合せ物。
[4]前記FGFR4インヒビターが、クエン酸塩形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、[1]~[3]のいずれか一項に記載の薬学的組合せ物。
[5]前記胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミン、コレセベラム、コレセベラム塩酸塩、コレスチポールまたはセベラマーから選択され、好ましくは、前記胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンである、[1]~[4]のいずれか一項に記載の薬学的組合せ物。
[6]医薬としての使用のための、[1]~[5]のいずれか一項に記載の薬学的組合せ物。
[7]がん、特に肝臓がんの処置における使用のための、[6]に記載の薬学的組合せ物。
[8]FGFR4阻害治療に関連する副作用の低減または予防における使用のための、[1]~[5]のいずれか一項に記載の薬学的組合せ物であって、前記副作用が下痢を含まない、薬学的組合せ物。
[9]FGFR4阻害治療を受けている対象の血清、血漿または血液中の肝酵素の増加の低減または予防における使用のための、[1]~[5]のいずれか一項に記載の薬学的組合せ物。
[10]FGFR4阻害治療が、[2]に記載のFGFR4インヒビターの投与、またはN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミド、もしくはその薬学的に許容される塩の投与である、[8]または[9]に記載の使用のための薬学的組合せ物。
[11]FGFR4阻害治療に関連する副作用の低減または予防における使用のための胆汁酸捕捉薬であって、前記副作用が下痢を含まない、胆汁酸捕捉薬。
[12]FGFR4阻害治療に関連する副作用の低減または予防における使用のための胆汁酸捕捉薬であって、前記副作用が、FGFR4阻害治療を受けている対象の血清、血漿または血液中の肝酵素の増加を含み、任意選択で、前記FGFR4阻害治療が、肝臓がんの処置のための治療である、胆汁酸捕捉薬。
[13]前記肝酵素が、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)である、[11]または[12]に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
[14]前記副作用が、FGFR4阻害治療を受けている対象におけるmiRNA122の増加を含む、[11]に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
[15]コレスチラミンである、[11]~[14]のいずれか一項に記載の使用のための胆汁酸捕捉薬。
[16]対象の血清、血漿または血液中の肝酵素の増加の低減または予防における使用のための胆汁酸捕捉薬であって、前記対象が、[2]に記載のFGFR4インヒビターを投与されている、またはN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドもしくはその薬学的に許容される塩を投与されている、胆汁酸捕捉薬。
[17]下痢以外のFGFR4阻害治療に関連する副作用の発生または重症度を減弱させるための方法であって、胆汁酸捕捉薬および選択的FGFR4インヒビターの同時または逐次的投与を含む組合せを、FGFR4阻害治療を必要とする対象に投与するステップを含む方法。
[18]前記胆汁酸捕捉薬が、コレスチラミンである、[17]に記載の方法。
[19]前記FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態の式(I)
【化5-2】
[式中、
Vは、CH 、O、CH(OH)から選択され;
Wは、CH 、CH CH 、結合から選択され;
Xは、C(R )またはNであり;
Yは、C(R )またはNであり;
Zは、CHまたはNであり;
XがNである場合、YおよびZはNではなく;
YがNである場合、XおよびZはNではなく;
ZがNである場合、XおよびYはNではなく;
は、水素、ハロゲン、ハロC ~C アルキル、シアノ、C ~C アルキル、ヒドロキシC ~C アルキルから選択され;
は、水素、ハロゲン、C ~C アルキル、C ~C アルコキシ、ヒドロキシC ~C アルコキシ、NR Y1 Y2 、シアノ、C ~C アルコキシC ~C アルコキシ、C ~C アルコキシ-ハロC ~C アルコキシ、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルコキシ、O-(CH 0~1 -R Y3 、CR Y6 Y7 、S-C ~C アルキル、任意選択でヒドロキシで置換されているハロC ~C アルコキシから選択され;
または
およびR は、それらが結合している環と一緒になって、N、O、もしくはSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を任意選択でさらに含む二環式芳香環系を形成し、この環系は、任意選択でC ~C アルキルで置換されており;
Y1 は、水素であり、
Y2 は、C ~C アルキル;ヒドロキシC ~C アルキル;任意選択でヒドロキシで置換されているハロC ~C アルキル;C ~C アルコキシC ~C アルキル;
ハロC ~C アルコキシC ~C アルキル;(CH 0~1 -R Y4 ;ヒドロキシで置換されているジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキル;任意選択でヒドロキシC ~C アルキルで置換されているビシクロC ~C アルキル;S(O) -CH(CH で置換されているフェニル;C ~C アルキルスルホン酸から選択され;
または
Y1 およびR Y2 は、それらが結合しているN原子と一緒になって、O原子を含んでもよい飽和もしくは不飽和非芳香6員ヘテロ環式環を形成し、この環は、R Y5 により1もしくは2置換されていてもよく;
Y3 は、キヌクリジニル、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員飽和ヘテロ環式環、または5もしくは6員芳香へテロ環式環から選択され、この飽和もしくは芳香ヘテロ環式環は、任意選択でC ~C アルキルおよび/もしくはオキソで置換されており;
Y4 は、N、O、またはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5または6員飽和へテロ環式環であり、この環は、任意選択でC ~C アルキルで置換されており;
Y5 は、C ~C アルキル、ヒドロキシ、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキルから独立して選択され、
または
同じ炭素原子に結合している2つのR Y5 は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5員飽和へテロ環式環を形成し、この環は、C ~C アルキルで1もしくは2以上置換されており;
Y6 およびR Y7 は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OまたはSから選択される1つのヘテロ原子を含む6員飽和または不飽和非芳香へテロ環式環を形成し;
は、水素;ハロゲン;C ~C アルキル;ハロC ~C アルキル;ヒドロキシC ~C アルキル;C ~C シクロアルキル;CH NR ;CH(CH )NR ;C ~C アルコキシC ~C アルキル;CH CO H;C(O)H;C ~C アルコキシ;N、OまたはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む5または6員飽和ヘテロ環式または芳香へテロ環式環から選択され、この環は、任意選択で、C ~C アルキル、ハロC ~C アルキル、オキセタニルまたはオキソから独立して選択される基で1または2以上置換されており;
は、C ~C アルキル、ジ(C ~C アルキル)アミノC ~C アルキルから選択され;
は、C ~C アルキル、C(O)C ~C アルキル、C(O)-CH -OH、C(O)-CH -O-CH 、C(O)-CH -N(CH 、S(O) CH から選択され;
または
およびR は、それらが結合しているN原子と一緒になって、N、N-オキシド、OもしくはSから選択される1つの追加のヘテロ原子を任意選択で含む飽和5もしくは6員環を形成し、この環は、R で1もしくは2以上置換されていてもよく;
は、C ~C アルキル、ジ(C ~C アルキル)アミノ、C(O)CH 、ヒドロキシから独立して選択され;
または
同じ炭素原子に結合している2つのR は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4、5もしくは6員非芳香ヘテロ環式環を形成し;
または
同じ環原子に結合している2つのR は、オキソ基を形成し;
は、水素またはC ~C アルキルから選択される]
の化合物である、[17]または[18]に記載の方法。
[20]前記FGFR4インヒビターが、遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドである、[19]に記載の方法。
[21]前記副作用が、肝酵素の上昇、特にALTの上昇である、[17]~[20]のいずれか一項に記載の方法。
[22]前記副作用が、miRNA122の上昇である、[17]~[20]のいずれか一項に記載の方法。
[23]前記FGFR4阻害治療が、がんの処置のための治療である、[17]~[22]のいずれか一項に記載の方法。
[24]前記FGFR4阻害治療が、肝臓がんの処置のための治療である、[23]に記載の方法。
[25]FGFR4インヒビターおよび胆汁酸捕捉薬の同時または逐次的投与を含む治療レジメン。
[26]コレスチラミンおよび遊離形態または薬学的に許容される塩の形態のN-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,-ナフチリジン-1(2H)-カルボキサミドの同時または逐次的投与を含む治療レジメン。
[27]HCCを含む肝臓がんの処置のための、[25]または[26]に記載の治療レジメン。
図1
図2