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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】水面浮上型RFタグ
(51)【国際特許分類】
   B61L 25/02 20060101AFI20231201BHJP
   B60L 15/40 20060101ALI20231201BHJP
   E01B 35/00 20060101ALI20231201BHJP
   E01B 37/00 20060101ALI20231201BHJP
【FI】
B61L25/02 G
B60L15/40 A
E01B35/00
E01B37/00
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020098485
(22)【出願日】2020-06-05
(65)【公開番号】P2021191653
(43)【公開日】2021-12-16
【審査請求日】2023-05-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000203977
【氏名又は名称】日鉄テックスエンジ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120086
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼津 一也
(74)【代理人】
【識別番号】100090697
【弁理士】
【氏名又は名称】中前 富士男
(74)【代理人】
【識別番号】100176142
【弁理士】
【氏名又は名称】清井 洋平
(74)【代理人】
【氏名又は名称】来田 義弘
(72)【発明者】
【氏名】土田 秀明
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】竹田 宏孝
(72)【発明者】
【氏名】花野 元紀
(72)【発明者】
【氏名】江口 光則
【審査官】冨永 達朗
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-159703(JP,A)
【文献】特開2003-58843(JP,A)
【文献】特開2011-79398(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B61L 25/02
B60L 15/40
E01B 37/00
E01B 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軌道上を移動する列車の底部に取り付けられるリーダライタと通信を行うために前記軌道側に設置される水面浮上型RFタグであって、
内部に密閉空間を有する中空状の容器と、前記密閉空間の上側に取り付けられるRFタグとを有し、前記軌道の冠水時に、水位の変化に伴って上下動し、前記容器の上面側を水上に露出させることを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項2】
請求項1記載の水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の上面側は半球状に形成され、前記RFタグは前記容器の上面側の半球状の内壁に沿って貼着されることを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の水面浮上型RFタグにおいて、前記容器は球状に形成されていることを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項4】
請求項1又は2記載の水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の下面に平坦状の接地面が形成されていることを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1記載の水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の下部に重錘部を有することを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1記載の水面浮上型RFタグにおいて、一端が前記軌道側に固定され、他端が前記容器に固定されて該容器を上下動可能に繋ぎ止める固定手段を有することを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1記載の水面浮上型RFタグにおいて、前記軌道に固定され、前記容器を上下動可能に保持する案内手段を有することを特徴とする水面浮上型RFタグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軌道に沿って移動する列車の位置検出に用いられ、台風又は大雨による冠水の影響を受けることなく正確に列車の位置を検出することができる水面浮上型RFタグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、列車の在線位置を検出する方法の1つとして、軌道回路を利用して列車が軌道回路内に存在する(在線)か否かを検出する方法が実用化されている。この列車在線検出方法は、軌道回路内に車両が進入した際に、車両の車軸と車軸の左右に取り付けられた車輪によって左右のレールが短絡されることを利用して、軌道回路内に車両が在線していることを検出するものである。この列車在線検出方法では、列車の在線時に左右のレールを確実に短絡させる必要があるが、列車の車輪踏面の表面状態や、レール頭頂面の表面状態によっては、左右のレールの短絡が十分に行われず、列車の在線を検出できない場合がある。また、大雨や台風等により、軌道が冠水した場合には、軌道回路を使うことができないため、運転士が官制センターと無線通話しながら運行する必要があり、作業性が悪化するという問題があった。
これに対し、例えば、特許文献1のように、軌道に沿ってRFタグ(ICタグ)を設置しておき、ICタグと非接触で近距離無線通信を行うリーダライタ(タグリーダ)を備えた車上装置を列車に搭載することにより、列車の位置検出を行うRFID方式の位置検出方法も提案されており、採用され始めている。しかし、RFID方式でもRFタグが水没してしまうと通信に影響を与え、検出漏れが発生する。特許文献1には、風雨による影響を考慮して、防水構造を有する防護ケースにICタグを封入することが記載されているが、防護ケースの具体的な構造、材質、形状及び設置方法等については開示されていない。
一方、特許文献2には、RFタグ(ICタグ)とリーダライタ(ICタグリーダ)との無線通信により地中の水位を検知できる水位検知杭が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-66756号公報
【文献】特開2009-287927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2では、プラスチック製の球形状の浮子(浮部材)の中にRFタグを収納することにより、RFタグの水没を防止している。しかし、杭本体内部の柱状空間に浸入する液体の水位の変化に従って上下動する浮子(RFタグ)の位置(高さ)に基づいて水位を検知するため、杭本体の長手方向に沿って複数のリーダライタを配置しなければならず、複雑な構造を必要とする。また、一般的に、リーダライタに対してRFタグを正対させることにより、検出精度が向上し、検出漏れを防止することができるが、特許文献2では、複数のリーダライタの中で、浮子に最も近い位置にあるリーダライタで浮子の近接を検知するため、リーダライタとRFタグとの距離が短く、RFタグの向き(傾き)が検出精度に与える影響は小さい。従って、特許文献2では、浮子の中心部の凹所にRFタグを配置しただけで、浮子が液体に浮いた状態や最下位位置まで移動した状態で、浮子の傾きや回転を防止して浮子の姿勢を維持する(初期姿勢を維持する)ことについては考慮されておらず、常にリーダライタに対してRFタグが正対しているとは限らない。
これに対し、列車の位置検出においては、リーダライタとRFタグとの距離を検出する必要はなく、列車の底部に取り付けられるリーダライタが、軌道側に設置されるRFタグの上方に位置する時に、リーダライタとRFタグが一対一で対応して、確実に通信を行う必要があり、RFタグの水没及び移動を防止しつつ、リーダライタに対してなるべくRFタグが正対するように、RFタグの姿勢を維持しなければならない。また、軌道が製鉄構内に敷設されている場合、地表には鉄粉混じりの粉塵が存在するため、RFタグの表面に粉塵(鉄粉)が堆積することを防止して、リーダライタとRFタグとの通信に悪影響を与えないようにする必要もある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、RFタグを密閉して所定の位置に保持し、周囲の水位の変化に影響を受けることなくRFタグの姿勢を維持して、リーダライタとの良好な通信状態を確保し、軌道上を通過する列車の位置を漏れなく確実に検出することができる信頼性に優れた水面浮上型RFタグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的に沿う本発明に係る水面浮上型RFタグは、軌道上を移動する列車の底部に取り付けられるリーダライタと通信を行うために前記軌道側に設置される水面浮上型RFタグであって、
内部に密閉空間を有する中空状の容器と、前記密閉空間の上側に取り付けられるRFタグとを有し、前記軌道の冠水時に、水位の変化に伴って上下動し、前記容器の上面側を水上に露出させる。
【0007】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の上面側は半球状に形成され、前記RFタグは前記容器の上面側の半球状の内壁に沿って貼着されてもよい。
【0008】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、前記容器は球状に形成されることが好ましい。
【0009】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の下面に平坦状の接地面が形成されてもよい。
【0010】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、前記容器の下部に重錘部を有することが好ましい。
【0011】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、一端が前記軌道側に固定され、他端が前記容器に固定されて該容器を上下動可能に繋ぎ止める固定手段を有することができる。
【0012】
本発明に係る水面浮上型RFタグにおいて、前記軌道に固定され、前記容器を上下動可能に保持する案内手段を有してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る水面浮上型RFタグは、中空状の容器の密閉空間の上側にRFタグが取り付けられており、軌道の冠水時に、水位の変化に伴って容器が上下動して、容器の上面側を水上に露出させることにより、RFタグの水没を防ぐことができ、リーダライタとRFタグとの通信が水によって阻害されることがなく、軌道上を移動する列車の位置を確実かつ安定的に検出することができる。また、RFタグが容器の内部に密閉されることにより、軌道が製鉄構内に敷設されている場合でも、リーダライタとRFタグとの通信が鉄粉混じりの粉塵によって阻害されることがなく、動作の安定性に優れる。
【0014】
容器の上面側が半球状に形成され、RFタグが容器の上面側の半球状の内壁に沿って貼着されている場合、容器が傾いたり、回転したりしても、RFタグの一部をリーダライタに正対させて通信を維持することができる。
【0015】
容器が球状に形成されている場合、形状の安定性、耐久性に優れる。
【0016】
容器の下面に平坦状の接地面が形成されている場合、接地時の姿勢安定性に優れる。
【0017】
容器の下部に重錘部を有する場合、容器が接地している状態では起き上がり小法師のように動作して、容器の上面側が上向きになるように姿勢を維持することができ、容器が水に浮いている状態では、重錘部が下となり、水位の変化に関わらず、容器の上面側を水上に露出させることができる。
【0018】
一端が軌道側に固定され、他端が容器に固定されて容器を上下動可能に繋ぎ止める固定手段を有する場合、水位の変化に従って容器を上下動させ、容器の水没を防止することができる。
【0019】
軌道に固定され、容器を上下動可能に保持する案内手段を有する場合、水位の変化に従って容器を案内手段に沿うように上下動させ、容器の水没を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】(A)は本発明の一実施の形態に係る水面浮上型RFタグの正面図であり、(B)は同水面浮上型RFタグの平面図である。
図2図1(A)のA-A線断面図である。
図3】同水面浮上型RFタグの設置状態を示す部分断面正面図である。
図4】同水面浮上型RFタグの冠水時の使用状態を示す部分断面正面図である。
図5】同水面浮上型RFタグの変形例の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1図2に示す本発明の一実施の形態に係る水面浮上型RFタグ10は、図3図4に示すように、軌道11上を移動する列車の底部に取り付けられるリーダライタ(図示せず)と通信を行うために軌道11側に設置されるものである。この水面浮上型RFタグ10を用いることにより、台風又は大雨による冠水の影響を受けることなく正確に列車の位置を検出することができる。ここで、軌道11とは、図3図4に示すように、小石や砂利等のバラストが敷き詰められた道床12の上に、左右2本のレール13a、13bが敷設されたものである。なお、レール13a、13bは、複数の枕木によって梯子状に締結されるが、図3図4では枕木を省略している。
【0022】
以下、水面浮上型RFタグ10の詳細について説明する。
図1(A)、(B)、図2に示すように、水面浮上型RFタグ10は、内部に密閉空間14を有する中空状の容器15と、密閉空間14の上側に取り付けられるRFタグ17とを有している。
ここで、容器15は全体が球状で、容器15の上面16側が半球状に形成されており、RFタグ17はシート状に形成されて容器15の上面16側の半球状の内壁18に沿って貼着されている。半割りして形成した容器15の内部にRFタグ17を貼着した後、周縁部を接着又は溶着して一体化することにより、密閉空間14を水密に保つことができる。
そして、容器15の下部に重錘部20を有することにより、容器15の下面21が道床12に接地している状態では、水面浮上型RFタグ10が起き上がり小法師のように動作し、図3に示すように、容器15の上面16側が常に上向きになるように姿勢を維持することができる。また、図4に示すように、軌道12が冠水して水22に浮いた水面浮上型RFタグ10が水位の変化に伴って上下動する際にも、重錘部20が下となり、常に容器15の上面16側を水上に露出させることができる。
【0023】
さらに、容器15の外周には鍔部23を設け、左右2箇所に図1(B)、図2に示すように、貫通孔24を形成した。そして、一端が軌道11側(道床12)に固定されたワイヤーやチェーン等の固定手段25の他端を貫通孔24に連結して容器15に固定し、容器15を上下動可能に繋ぎ止めた。なお、固定手段25の一端を軌道11側に固定する固定具26としては、枕木(図示せず)に螺子止めされる雄螺子又は道床12に打ち込まれる杭が好適に用いられるが、これらに限定されるものではなく、適宜、選択することができる。これにより、容器15の移動量を最小限に抑え、容器15を所定の位置に保持することができる。このとき、固定手段25の長さを冠水時の水深の最大値と同程度とすることにより、容器15(水面浮上型RFタグ10)が水没することはない。なお、固定手段の他端を容器に固定する際の固定位置及び固定方法は適宜、選択することができ、例えば容器の下面側にリング状の係止部材を取り付け、固定手段の他端を繋ぎ止めてもよい。
【0024】
以上のように構成された水面浮上型RFタグ10によれば、RFタグ17の水没を防ぐことができ、リーダライタとRFタグ17との通信が水22によって阻害されることがなく、軌道11上を移動する列車の位置を確実かつ安定的に検出することができる。そして、水面浮上型RFタグ10が水22に浮いて静止状態にあるとき、水面が球状の容器15の中心を通るように、容器15の密度及び重錘部20の重さを調整することが好ましいが、容器15の中心が水面より上又は下にずれてもよい。
なお、容器15の内壁18に沿って貼着されるRFタグ17の長さが、球状の容器15の直径周りのほぼ半周分の長さを有することにより、容器15が90度程度まで傾いたとしても、RFタグ17の一部がリーダライタと正対して通信に必要な面積(RFタグ17が励磁可能な電力量)を確保し、リーダライタとの通信を良好に保つことができる。容器15の外径は、例えば100mm程度であるが、これに限定されるものではなく、RFタグ17を収容することができ、列車の走行の妨げにならない範囲で適宜、選択することができる。
また、容器の材質としては塩化ビニル混和物(PVC)が好適に用いられるが、これに限定されるものではなく、リーダライタとRFタグとの通信を妨げることなく、耐候性及び耐久性を有するその他の合成樹脂等を用いることができる。なお、本実施の形態では、重錘部20を容器15と一体に形成したが、重錘部を別部材で形成して容器に取り付けてもよく、重錘部の材質は容器の材質と異なっていてもよい。
【0025】
本実施の形態では、ワイヤーやチェーン等の固定手段25を用いて容器15を道床12に繋ぎ止めたが、これに限定されるものではなく、軌道に固定され、容器を上下動可能に保持する案内手段を用いて容器を所定の位置で上下動可能に保持してもよい。例えば、案内手段として道床上に立設した2本のガイド軸を、容器の左右の貫通孔に挿通することにより、容器をガイド軸(案内手段)に沿って上下動させることができる。
【0026】
次に、図5に示す変形例の水面浮上型RFタグ27について説明する。なお、水面浮上型RFタグ10と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
水面浮上型RFタグ27が水面浮上型RFタグ10と異なる点は、図5に示すように、略球状に形成された容器28の下面に平坦状の接地面29が形成されている点である。これにより、水面浮上型RFタグ10と同様の作用、効果に加え、容器28が道床12上に接地した際の姿勢安定性を向上させることができる。なお、水面浮上型RFタグ27は、水面浮上型RFタグ10と同様の固定手段又は案内手段を用いて軌道(道床)上の所定の位置に上下動可能に設置することができる。
【0027】
水面浮上型RFタグ10及び水面浮上型RFタグ27のように、少なくとも容器の上面側が半球状に形成されることにより、鉄粉混じりの粉塵等が容器の表面に堆積することを効果的に防止して、堆積物によって通信が阻害されることを防ぐことができるが、容器の形状は、これらに限定されるものではなく、適宜、選択することができる。例えば、容器は、立方体状、直方体状、上に凸の半球状又は円筒状等に形成してもよいし、これらを組み合わせた形状に形成してもよい。円筒状の容器は、軸方向が水平(地面と平行)となるように設置することにより、水に浮いた状態で水平姿勢を維持し易く、通信の安定性に優れる。
【0028】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、電池を内蔵する必要がないパッシブ型のRFタグが好適に用いられるが、アクティブ型又はセミアクティブ型のRFタグを用いることもできる。また、リーダライタとRFタグとの通信に用いられる周波数帯としては従来公知のものが好適に用いられ、リーダライタ及びRFタグの仕様に応じて、適宜、選択することができる。
また、容器は中空状に形成されて内部に密閉空間を有していればよく、その組立て方法は適宜、選択することができる。上記実施の形態のように、半割りして形成した容器を周縁部で接着又は溶着する代わりに、周縁部で螺着したり、周縁部に形成したフランジ同士を重ねて複数のボルトで螺子止めしたりして、容器を分解(分割)可能な構造にすれば、RFタグを容易に交換することができ、メンテナンス性に優れる。このとき、容器の周縁部は、テープやパッキン等を用いて水密性を保つことができる。
【符号の説明】
【0029】
10:水面浮上型RFタグ、11:軌道、12:道床、13a、13b:レール、14:密閉空間、15:容器、16:上面、17:RFタグ、18:内壁、20:重錘部、21:下面、22:水、23:鍔部、24:貫通孔、25:固定手段、26:固定具、27:水面浮上型RFタグ、28:容器、29:接地面
図1
図2
図3
図4
図5