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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】伝送方法およびネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20231201BHJP
   H04W 80/00 20090101ALI20231201BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20231201BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W80/00
H04W92/20
【請求項の数】 25
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022142248
(22)【出願日】2022-09-07
(62)【分割の表示】P 2020508042の分割
【原出願日】2018-08-10
(65)【公開番号】P2022177088
(43)【公開日】2022-11-30
【審査請求日】2022-10-06
(31)【優先権主張番号】201710685352.9
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】王 瑞
(72)【発明者】
【氏名】戴 明▲増▼
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼ ▲海▼燕
(72)【発明者】
【氏名】徐 小英
(72)【発明者】
【氏名】耿 ▲ティン▼▲ティン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 宏卓
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-514835(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0055573(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送方法であって、
第1のネットワークデバイスにより、端末デバイス専用の非アクティブタイマを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記非アクティブタイマは、前記端末デバイスが非アクティブ条件を満たすかどうかを決定するために使用される、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2のネットワークデバイスによって送信された前記端末デバイスに対する非アクティブモード命令を受信するステップであって、前記端末デバイスに対する前記非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを前記端末デバイスに命令するかどうかを決定するために前記第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスにより、前記端末デバイスが前記非アクティブモードに入ることを前記第2のネットワークデバイスに通知するステップと
を含み、
前記第1のネットワークデバイスは、RRCプロトコル層機能と、SRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有し、前記第2のネットワークデバイスは、SDAPプロトコル層機能と、DRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有する、方法。
【請求項2】
前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2のネットワークデバイスから指示を受信するステップであって、前記指示は、前記第2のネットワークデバイスがコアネットワークから前記端末デバイスのダウンリンクデータを受信したことを指示する、ステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワークデバイスは、前記指示に基づき、無線アクセスネットワーク通知範囲内で無線アクセスネットワークページングを開始して前記端末デバイスに通知することをトリガーする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
記第1のネットワークデバイスおよび前記第2のネットワークデバイスは、同じ基地局に属する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
伝送方法であって、
第2のネットワークデバイスにより、第1のネットワークデバイスによって送信された端末デバイス専用の非アクティブタイマを受信するステップであって、前記非アクティブタイマは、前記端末デバイスが非アクティブ条件を満たすかどうかを決定するために使用される、ステップと、
前記第2のネットワークデバイスにより、前記端末デバイスに対する非アクティブモード命令を前記第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記端末デバイスに対する前記非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを前記端末デバイスに命令するかどうかを決定するために前記第1のネットワークデバイスによって使用される、ステップと、
前記第2のネットワークデバイスにより、前記第1のネットワークデバイスによって送信された、前記端末デバイスが前記非アクティブモードに入ることを示す通知を受信するステップと
を含み、
前記第2のネットワークデバイスは、SDAPプロトコル層機能と、DRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有し、前記第1のネットワークデバイスは、RRCプロトコル層機能と、SRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有する、方法。
【請求項6】
前記第2のネットワークデバイスにより、指示を前記第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記指示は、前記第2のネットワークデバイスがコアネットワークから前記端末デバイスのダウンリンクデータを受信したことを指示する、ステップ
をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記指示は、無線アクセスネットワーク通知範囲内で無線アクセスネットワークページングを開始して前記端末デバイスに通知することを、前記第1のネットワークデバイスにトリガーさせる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
記第2のネットワークデバイスおよび前記第1のネットワークデバイスは、同じ基地局に属する、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ネットワークデバイスであって、
端末デバイス専用の非アクティブタイマを第2のネットワークデバイスに送信するための手段であって、前記非アクティブタイマは、前記端末デバイスが非アクティブ条件を満たすかどうかを決定するために使用される、送信するための手段と、
前記第2のネットワークデバイスによって送信された前記端末デバイスに対する非アクティブモード命令を受信するための手段であって、前記端末デバイスに対する前記非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを前記端末デバイスに命令するかどうかを決定するために前記ネットワークデバイスによって使用される、受信するための手段と、
前記端末デバイスが前記非アクティブモードに入ることを前記第2のネットワークデバイスに通知するための手段と
を備え
前記ネットワークデバイスは、RRCプロトコル層機能と、SRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有し、前記第2のネットワークデバイスは、SDAPプロトコル層機能と、DRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有する、ネットワークデバイス。
【請求項10】
前記第2のネットワークデバイスから指示を受信するための手段であって、前記指示は、前記第2のネットワークデバイスがコアネットワークから前記端末デバイスのダウンリンクデータを受信したことを指示する、受信するための手段
をさらに備える、請求項9に記載のネットワークデバイス。
【請求項11】
前記指示に基づき、無線アクセスネットワーク通知範囲内で無線アクセスネットワークページングを開始して前記端末デバイスに通知することをトリガーするための手段
をさらに備える、請求項10に記載のネットワークデバイス。
【請求項12】
記ネットワークデバイスおよび前記第2のネットワークデバイスは、同じ基地局に属する、請求項9から11のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項13】
ネットワークデバイスであって、
第1のネットワークデバイスによって送信された端末デバイス専用の非アクティブタイマを受信するための手段であって、前記非アクティブタイマは、前記端末デバイスが非アクティブ条件を満たすかどうかを決定するために使用される、受信するための手段と、
前記端末デバイスに対する非アクティブモード命令を前記第1のネットワークデバイスに送信するための手段であって、前記端末デバイスに対する前記非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを前記端末デバイスに命令するかどうかを決定するために前記第1のネットワークデバイスによって使用される、送信するための手段と、
前記第1のネットワークデバイスによって送信された、前記端末デバイスが前記非アクティブモードに入ることを示す通知を受信するための手段と
を備え
前記ネットワークデバイスは、SDAPプロトコル層機能と、DRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有し、前記第1のネットワークデバイスは、RRCプロトコル層機能と、SRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有する、ネットワークデバイス。
【請求項14】
指示を前記第1のネットワークデバイスに送信するための手段であって、前記指示は、前記ネットワークデバイスがコアネットワークから前記端末デバイスのダウンリンクデータを受信したことを指示する、送信するための手段
をさらに備える、請求項13に記載のネットワークデバイス。
【請求項15】
前記指示は、無線アクセスネットワーク通知範囲内で無線アクセスネットワークページングを開始して前記端末デバイスに通知することを、前記第1のネットワークデバイスにトリガーさせる、請求項14に記載のネットワークデバイス。
【請求項16】
記ネットワークデバイスおよび前記第1のネットワークデバイスは、同じ基地局に属する、請求項13から15のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項17】
ネットワークデバイスであって、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記メモリ、前記トランシーバ、および前記少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続され、
前記トランシーバは、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法において前記第1のネットワークデバイスまたは前記第2のネットワークデバイスによって実行される情報送信/受信動作を実行するように構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリに記憶されている命令を実行して、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法における前記第1のネットワークデバイスまたは前記第2のネットワークデバイスの機能を実現する、ネットワークデバイス。
【請求項18】
ネットワークデバイスに適用される、チップシステムであって、メモリと、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェース回路とを備え、前記インターフェース回路は、前記チップシステムと外部環境との間の情報交換を受け持ち、前記メモリ、前記インターフェース回路、および前記少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続され、前記メモリは命令を記憶し、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法における前記第1のネットワークデバイスまたは前記第2のネットワークデバイスの機能を実現する、チップシステム。
【請求項19】
命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、コンピュータによって実行されたときに、前記コンピュータに、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
請求項1から8のいずれか一項に記載の方法において前記第1のネットワークデバイスまたは前記第2のネットワークデバイスによって実行される動作を実行するように構成されるネットワークデバイス。
【請求項21】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、コンピュータによって実行されたときに、前記コンピュータに、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項22】
通信システムであって、第1のネットワークデバイスと、第2のネットワークデバイスとを備え、
前記第1のネットワークデバイスは、端末デバイス専用の非アクティブタイマを前記第2のネットワークデバイスに送信するように構成され、前記非アクティブタイマは、前記端末デバイスが非アクティブ条件を満たすかどうかを決定するために使用され、
前記第2のネットワークデバイスは、前記端末デバイスに対する非アクティブモード命令を前記第1のネットワークデバイスに送信するように構成され、前記端末デバイスに対する前記非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを前記端末デバイスに命令するかどうかを決定するために前記第1のネットワークデバイスによって使用され、
前記第1のネットワークデバイスは、前記端末デバイスが前記非アクティブモードに入ることを前記第2のネットワークデバイスに通知するように構成され
前記第1のネットワークデバイスは、RRCプロトコル層機能と、SRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有し、前記第2のネットワークデバイスは、SDAPプロトコル層機能と、DRBを処理することを受け持つPDCPプロトコル層機能とを有する、通信システム。
【請求項23】
前記第1のネットワークデバイスは、前記第2のネットワークデバイスから指示を受信するように構成され、前記指示は、前記第2のネットワークデバイスがコアネットワークから前記端末デバイスのダウンリンクデータを受信したことを指示する、請求項22に記載の通信システム。
【請求項24】
前記第1のネットワークデバイスは、前記指示に基づき、無線アクセスネットワーク通知範囲内で無線アクセスネットワークページングを開始して前記端末デバイスに通知することをトリガーするように構成される、請求項23に記載の通信システム。
【請求項25】
記第1のネットワークデバイスおよび前記第2のネットワークデバイスは、同じ基地局に属する、請求項22から24のいずれか一項に記載の通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、参照により本明細書に組み込まれている、2018年8月11日に中国特許庁に出願した中国特許出願第201710685352.9号、名称「TRANSMISSION METHOD AND NETWORK DEVICE」の優先権を主張するものである。
【0002】
本出願は、通信分野に関するものであり、より具体的には、伝送方法およびネットワークデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動体通信(5th Generation mobile communication technology、5G)システムでは、基地局は集約基地局(Centralized Unit、CU)と分散基地局(Distributed Unit、DU)とを含む。具体的には、元のアクセスネットワーク内の基地局の機能は分割され、基地局のいくつかの機能は1つのCU上に展開され、残りの機能は複数のDU上に展開される。複数のDUは1つのCUを共有し、それによって、コストを削減し、ネットワーク拡張を円滑にする。
【0004】
CUおよびDUは、プロトコルスタックに基づき分割され得る。可能な方式は、CU上に無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層を展開すること、ならびにDU上に残りの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層、および物理層を展開することである。
【0005】
端末デバイスがセルにアクセスした後、ネットワークデバイス上で端末デバイスの対応するコンテキストが確立される。端末デバイスのステータスが変化すると、ネットワークデバイスは、端末デバイスのコンテキストをしかるべく処理する。たとえば、端末デバイスが接続モードからアイドルモードに入ると、ネットワークデバイスは端末デバイスのコンテキストをリリースする。それに加えて、5Gにおいては、非アクティブモードと称される(第3のモードとも称される)新しいRRCステータス/RRCサブステータスが端末デバイスに対して導入される。端末デバイスのRRCステータスが変化すると、CUは、ジョイントコンテキスト処理(joint context processing)を実行することをDUに命令する必要がある。現在、ネットワークデバイスの機能が分割されるときに端末デバイスのコンテキストをCUおよびDUにより管理する方法を提供するための対応するソリューションはない。
【0006】
それに加えて、ハンドオーバ(Hand Over、HO)シナリオにおいて、または端末デバイスに無線リンク障害(Radio Link Failure、RLF)が生じたことをネットワークデバイスが検出したときに端末デバイスのコンテキストをCUおよびDUにより管理する方法を提供するための対応するソリューションはない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施形態における伝送方法およびネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0008】
第1の態様によれば、伝送方法が提供される。伝送方法は、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージを第1のシステムに送信することと、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、こととを含む。
【0009】
いくつかの可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用され、第1のネットワークノードは、第1のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第2のネットワークノードによって送信した第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。
【0010】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0011】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0012】
第1の態様に関して、第1の態様の第1の可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信する前に、この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信することと、第1のネットワークノードにより、第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることとをさらに含む。
【0013】
いくつかの可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信することの前に、この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信することであって、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、命令メッセージを端末デバイスに送信することとをさらに含む。
【0014】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実装形態に関して、第1の態様の第2の可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージを第1のシステムに送信することは、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージを第2のネットワークノードに送信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことを含み、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信することは、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージに基づき第2のネットワークノードによって送信された第2のメッセージを受信することを含む。
【0015】
第1の態様、または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第1の態様の第3の可能な実装形態において、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つであり、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0016】
第1の態様、または第1の態様の第1から第3の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第4の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、端末デバイスの識別情報、セル識別子情報、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含み、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0017】
第1の態様、または第1の態様の第1から第4の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第1の態様の第5の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
第2の態様によれば、伝送方法が提供される。伝送方法は、第1のシステムにより、端末デバイスから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、ことと、第1のシステムにより、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することであって、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、こととを含む。
【0019】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークノードは、端末デバイスから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用され、第2のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。
【0020】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0021】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0022】
第2の態様に関して、第2の態様の第1の可能な実装形態において、第1のシステムにより、端末デバイスから第1のメッセージを受信することは、第2のネットワークノードにより、端末デバイスから第1のメッセージを受信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことと、第1のシステムにより、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することは、第2のネットワークノードにより、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することとを含む。
【0023】
第2の態様の第1の可能な実装形態に関して、第2の態様の第2の可能な実装形態において、この方法は、第2のネットワークノードにより、第4のメッセージを第3のネットワークノードに送信することであって、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、ことをさらに含む。
【0024】
いくつかの可能な実装形態において、第1のシステムにより、端末デバイスから第1のメッセージを受信する前に、この方法は、第1のシステムにより、命令メッセージを第1のネットワークノードに送信することであって、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、命令メッセージを端末デバイスに送信することとをさらに含む。
【0025】
第2の態様、または第2の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第2の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
第3の態様によれば、伝送方法が提供される。この方法は、第3のネットワークノードにより、第2のネットワークノードによって送信された第4のメッセージを受信することであって、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む、ことと、第3のネットワークノードにより、第4のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を確立することであって、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報であり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、こととを含む。
【0027】
いくつかの可能な実装形態において、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0028】
第3の態様に関して、第3の態様の第1の可能な実装形態において、第3のネットワークノードにより、第2のネットワークノードによって送信された第4のメッセージを受信することの前に、この方法は、第3のネットワークノードにより、第2のネットワークノードによって送信された第5のメッセージを受信することと、第3のネットワークノードにより、第5のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースすることとをさらに含む。
【0029】
第3の態様の第1の可能な実装形態に関して、第3の態様の第2の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、第2のインターフェースの接続情報、第3のインターフェースの接続情報、第4のインターフェースの接続情報、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、セル識別子情報、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報のうちの少なくとも1つを含み、第2のインターフェースは、第3のネットワークノードとコアネットワークとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用され、第3のインターフェースは、第3のネットワークノードと第2のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用され、第4のインターフェースは、第3のネットワークノードと第1のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。
【0030】
いくつかの可能な実装形態において、第3のネットワークノードに記憶される端末デバイスのコンテキスト情報は、第1のインターフェースの接続情報、第2のインターフェースの接続情報、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報を含み、第3のネットワークノードによってリリースされる端末デバイスのコンテキスト情報は、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータスおよび第4のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
第3の態様、または第3の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第3の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
第4の態様によれば、伝送方法が提供される。この方法は、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定することと、第1のネットワークノードにより、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すか、または第1のネットワークノードにより、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、こととを含む。
【0033】
いくつかの可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用され、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定し、第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すか、または第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第2ネットワークノードによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。
【0034】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0035】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0036】
第4の態様に関して、第4の態様の第1の可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信することの前に、この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信することと、第1のネットワークノードにより、第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることとをさらに含む。
【0037】
いくつかの可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信することの前に、この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信することであって、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、命令メッセージを端末デバイスに送信することとをさらに含む。
【0038】
第4の態様または第4の態様の第1の可能な実装形態に関して、第4の態様の第2の可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信することは、第1のネットワークノードにより、端末デバイスの識別情報に基づき、第2のネットワークノードによって送信された第2のメッセージを受信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことを含む。
【0039】
第4の態様、または第4の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第4の態様の第3の可能な実装形態において、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つであり、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0040】
第4の態様、または第4の態様の第1から第3の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第4の態様の第4の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含み、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0041】
第4の態様、または第4の態様の第1から第4の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第4の態様の第5の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
第5の態様によれば、伝送方法が提供される。この方法は、第1のシステムにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することであって、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、第6のメッセージは、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のシステムに命令するために使用される、ことと、第1のシステムにより、第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することであって、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、こととを含む。
【0043】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークは、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信し、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、第6のメッセージは、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第2のネットワークノードに命令するために使用され、第2のネットワークノードは、第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。
【0044】
いくつかの可能な実装形態において、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0045】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0046】
第5の態様に関して、第5の態様の第1の可能な実装形態において、第1のシステムにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することは、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことを含み、第1のシステムにより、第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することは、第2のネットワークノードにより、第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信することを含む。
【0047】
いくつかの可能な実装形態において、第1のシステムにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することの前に、この方法は、第1のシステムにより、命令メッセージを第1のネットワークノードに送信することであって、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される、ことと、第1のネットワークノードにより、命令メッセージを端末デバイスに送信することとをさらに含む。
【0048】
第5の態様の第1の可能な実装形態に関して、第5の態様の第2の可能な実装形態において、この方法は、第2のネットワークノードにより、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信することであって、第7のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、ことをさらに含む。
【0049】
第5の態様、または第5の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態に関して、第5の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
第6の態様によれば、伝送方法が提供される。この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していると決定することであって、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む、ことと、第1のネットワークノードにより、第6のメッセージを第1のシステムに送信することであって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第2のネットワークノードに指示するために使用され、第2のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む、こととを含む。
【0051】
第6の態様に関して、第6の態様の第1の可能な実装形態において、この方法は、第1のネットワークノードにより、第1のシステムによって送信された第7のメッセージを受信することであって、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される、ことをさらに含む。
【0052】
第6の態様または第6の態様の第1の可能な実装形態に関して、第6の態様の第2の可能な実装形態において、第1のネットワークノードにより、第6のメッセージを第1のシステムに送信することは、第1のネットワークノードにより、第6のメッセージを第2のネットワークノードに送信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことを含む。
【0053】
第6の態様、または第6の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第6の態様の第3の可能な実装形態において、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0055】
第7の態様によれば、伝送方法が提供される。この方法は、第1のシステムにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することであって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第1のシステムに指示するために使用され、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む、ことと、第1のシステムにより、第6のメッセージに基づきタイマを設定することと、タイマがタイムアウトした場合に、第1のシステムにより、第7のメッセージを第1のネットワークノードに送信することであって、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される、こと、またはタイマがタイムアウトする前に第1のシステムが無線リソース制御接続メッセージを受信した場合に、第1のシステムにより、タイマを停止することとを含む。
【0056】
第7の態様に関して、第7の態様の第1の可能な実装形態において、第1のシステムにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することは、第2のネットワークノードにより、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、ことを含み、第1のシステムにより、第6のメッセージに基づきタイマを設定することは、第2のネットワークノードにより、第6のメッセージに基づきタイマを設定することを含む。
【0057】
第7の態様の第1の可能な実装形態に関して、第7の態様の第2の可能な実装形態において、この方法は、タイマがタイムアウトした場合に、第2のネットワークノードにより、第8のメッセージを第3のネットワークノードに送信することであって、第8のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースすることを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、ことをさらに含む。
【0058】
第7の態様、または第7の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態に関して、第7の態様の第3の可能な実装形態において、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0059】
第8の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュールと、第1のメッセージを第1のシステムに送信するようにトランシーバモジュールを制御するように構成された処理モジュールであって、トランシーバモジュールは、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュールとを備える。
【0060】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0061】
第8の態様に関して、第8の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0062】
いくつかの可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0063】
第8の態様または第8の態様の第1の可能な実装形態に関して、第8の態様の第2の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第1のメッセージに基づき第2のネットワークノードによって送信された第2のメッセージを受信するように特に構成され、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0064】
第8の態様、または第8の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第8の態様の第3の可能な実装形態において、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つであり、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0065】
第8の態様、または第8の態様の第1から第3の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第8の態様の第4の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含み、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0066】
第8の態様、または第8の態様の第1から第4の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第8の態様の第5の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
第9の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、端末デバイスから第1のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュールと、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成された処理モジュールであって、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュールとを備える。
【0068】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0069】
第9の態様に関して、第9の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0070】
第9の態様の第1の可能な実装形態に関して、第9の態様の第2の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第4のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0071】
いくつかの可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、命令メッセージを第1のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0072】
第9の態様、または第9の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第9の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
第10の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、第2のネットワークノードによって送信された第4のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む、トランシーバモジュールと、第4のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を確立するように構成された処理モジュールであって、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報であり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、処理モジュールとを備える。
【0074】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0075】
第10の態様に関して、第10の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードによって送信された第5のメッセージを受信するようにさらに構成され、処理モジュールは、第5のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第5のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースするようにさらに構成される。
【0076】
第10の態様の第1の可能な実装形態に関して、第10の態様の第2の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、第2のインターフェースの接続情報、第3のインターフェースの接続情報、第4のインターフェースの接続情報、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、セル識別子情報、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報のうちの少なくとも1つを含み、第2のインターフェースは、第3のネットワークノードとコアネットワークとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用され、第3のインターフェースは、第3のネットワークノードと第2のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用され、第4のインターフェースは、第3のネットワークノードと第1のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。
【0077】
第10の態様、または第10の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第10の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
第11の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュールと、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定するように構成された処理モジュールであって、処理モジュールは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すようにさらに構成されるか、または処理モジュールは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュールとを備える。
【0079】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0080】
第11の態様に関して、第11の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、処理モジュールは、第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報をリリースするようにさらに構成される。
【0081】
いくつかの可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0082】
第11の態様または第11の態様の第1の可能な実装形態に関して、第11の態様の第2の可能な実装形態において、処理モジュールは、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0083】
第11の態様、または第11の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第11の態様の第3の可能な実装形態において、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つであり、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0084】
第11の態様、または第11の態様の第1から第3の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第11の態様の第4の可能な実装形態において、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含み、第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0085】
第11の態様、または第11の態様の第1から第4の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第11の態様の第5の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
第12の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、第6のメッセージは、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のシステムによって使用される、トランシーバモジュールと、第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成された処理モジュールであって、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュールとを備える。
【0087】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0088】
第12の態様に関して、第12の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュールは、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0089】
第12の態様の第1の可能な実装形態に関して、第12の態様の第2の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第7のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0090】
第12の態様、または第12の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第12の態様の第3の可能な実装形態において、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
第13の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していると決定するように構成された処理モジュールであって、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む、処理モジュールと、第6のメッセージを第1のシステムに送信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第2のネットワークノードに指示するために使用され、第2のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバモジュールとを備える。
【0092】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0093】
第13の態様に関して、第13の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第1のシステムによって送信された第7のメッセージを受信するようにさらに構成され、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0094】
第13の態様または第13の態様の第1の可能な実装形態に関して、第13の態様の第2の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュールは、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0095】
第13の態様、または第13の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のいずれか1つに関して、第13の態様の第3の可能な実装形態において、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0096】
第14の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第1のシステムに指示するために使用され、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバモジュールと、第6のメッセージに基づきタイマを設定するように構成された処理モジュールであって、タイマがタイムアウトした場合に、第1のシステムは、第7のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用されるか、またはタイマがタイムアウトする前に第1のシステムが無線リソース制御接続メッセージを受信した場合に、第1のシステムはタイマを停止する、処理モジュールとを備える。
【0097】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0098】
第14の態様に関して、第14の態様の第1の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュールは、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0099】
第14の態様の第1の可能な実装形態に関して、第14の態様の第2の可能な実装形態において、トランシーバモジュールは、タイマがタイムアウトした場合に、第8のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第8のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0100】
第14の態様、または第14の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態のうちのいずれか1つに関して、第14の態様の第3の可能な実装形態において、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
第15の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0102】
第16の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0103】
第17の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0104】
第18の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第4の態様または第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第4の態様または第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0105】
第19の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第5の態様または第5の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0106】
第20の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第6の態様または第6の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第6の態様または第6の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0107】
第21の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、メモリと、トランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。メモリ、トランシーバ、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。トランシーバは、第7の態様または第7の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される情報送信/受信動作を実行するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、メモリ内に記憶されている命令を呼び出して、第7の態様または第7の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法においてネットワークデバイス上で実行される処理動作を実行する。
【0108】
第22の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、ネットワークデバイスに適用され、チップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、インターフェース回路とを備える。インターフェース回路は、チップシステムと外部環境との間の情報交換を受け持つ。少なくとも1つのメモリ、インターフェース回路、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。少なくとも1つのメモリは命令を記憶する。命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行され、それにより、前述の態様による方法におけるネットワークデバイスの動作を実行する。
【0109】
第23の態様によれば、ネットワークデバイスおよび/または端末デバイスを含む、通信システムが提供される。ネットワークデバイスは、前述の態様によるネットワークデバイスである。
【0110】
第24の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、ネットワークデバイスに適用され、コンピュータプログラム製品は、一連の命令を備える。命令が実行されると、前述の態様による方法におけるネットワークデバイスの動作が実行される。
【0111】
第25の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは前述の態様による方法を実行することができるようにされる。
【図面の簡単な説明】
【0112】
図1】本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオの概略図である。
図2】本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオの別の概略図である。
図3】本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオのさらに別の概略図である。
図4】本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオのさらに別の概略図である。
図5】本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオのさらに別の概略図である。
図6】本出願の一実施形態による伝送方法の概略フローチャートである。
図7】本出願の一実施形態による伝送方法の別の概略フローチャートである。
図8】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図9】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図10】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図11】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図12】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図13】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図14】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図15】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図16】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図17】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図18】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図19】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図20】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図21】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図22】本出願の一実施形態による伝送方法のさらに別の概略フローチャートである。
図23】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
図24】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスの別の概略ブロック図である。
図25】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図26】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図27】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図28】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図29】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図30】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図31】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図32】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図33】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図34】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図35】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
図36】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスのさらに別の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0113】
次に、添付図面を参照しつつ本出願の技術的ソリューションについて説明する。
【0114】
本出願の実施形態は、ネットワークデバイスのいくつかの機能が分割されているシステムの様々な形態に適用可能である、図1は、本出願の一実施形態による技術的ソリューションのアプリケーションシナリオの概略図である。図1に示されているように、ネットワークデバイスのいくつかの機能は、第1のネットワークノードと第2のネットワークノードとに分割される。
【0115】
特に、図2は、本出願の一実施形態による技術的ソリューションの別のアプリケーションシナリオの概略図である。図2に示されているように、CU-DU分割は、CRANアーキテクチャにおいて導入される。DUは、図1の第1のネットワークノードに対応しているものとしてよく、CUは、図1の第2のネットワークノードに対応している。
【0116】
第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードは、ネットワークアーキテクチャ全体において2つの物理的にもしくは論理的に分離しているモジュールであり得るか、または2つの完全に独立した論理ネットワーク要素であり得ることは理解されるべきである。
【0117】
制御プレーン/ユーザプレーン分割は、第2のネットワークノード上で実行され、それにより、第2のネットワークノードのユーザプレーンおよび第2のネットワークノードの制御プレーンを形成し得ることはさらに理解されるべきである。
【0118】
CUは無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)機能またはRRC機能のうちのいくつかを有し、既存の基地局のすべてのまたは一部のプロトコル層機能を含み、これらは、たとえば、RRC機能のみ、もしくはRRC機能のうちのいくつかを含むか、またはRRC機能もしくはサービスデータアダプテーションプロトコル(Service Data Adaptation Protocol、SDAP)層機能を含むか、またはRRC/パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層機能を含むか、またはRRC/PDCP層機能およびいくつかの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)プロトコル層機能を含むか、またはRRC/PDCP/媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層機能およびいくつかのもしくはすべての物理層PHY機能すらも含む。他の任意の可能性もあり得る。
【0119】
DUは、既存の基地局のすべてのもしくはいくつかのプロトコル層機能、すなわち、いくつかのRRC/SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHYプロトコル層機能ユニットを有し、これらは、たとえば、いくつかのRRC機能およびPDCP/RLC/MAC/PHYプロトコル層機能を含むか、またはPDCP/RLC/MAC/PHYプロトコル層機能を含むか、またはRLC/MAC/PHYプロトコル層機能を含むか、またはいくつかのRLC/MAC/PHY機能を含むか、またはすべてのもしくはいくつかのPHY機能のみを含む。本明細書において述べられているプロトコル層の機能は変更されてもよく、すべての変更は本出願の保護範囲内に収まることに留意されたい。
【0120】
本出願のこの実施形態において、異なるプロトコル層は、第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノード上に別々に展開され得ることは理解されるべきである。可能な一実装形態は、少なくとも第1のプロトコル層を第2のネットワークノード上に展開し、少なくとも第2のプロトコル層および第3のプロトコル層を第1のネットワークノード上に展開することである。
【0121】
たとえば、第1のプロトコル層はRRC層であってよく、第2のプロトコル層はMAC層であってよく、第3のプロトコル層はPHY層であってよい。
【0122】
第1のプロトコル層、第2のプロトコル層、および第3のプロトコル層の例は、単なる例示的な説明にすぎず、本出願に対する制限と解釈すべきでないことは理解されるべきである。第1のプロトコル層および第2のプロトコル層は、代替的に、既存のプロトコル(たとえば、LTEプロトコル)または将来のプロトコルで定義された他のプロトコル層であってよい。これは、本出願において特には限定されない。
【0123】
別の例では、5Gネットワークにおいて、新しい技術の進歩も、新しい中継ノードに対して達成される。たとえば、層2(たとえば、無線リンク制御(resource link control、RLC)層およびMAC層を含む)および層1(たとえば、PHY層を含む)のみを含むプロトコルスタックアーキテクチャは、中継ノード上に展開され、層2より上位のプロトコルスタック機能、たとえば、RRC層機能はどれも展開されない。したがって、ホスト基地局によって生成されるデータまたはシグナリングは、中継ノードを介して端末デバイスに転送される必要がある。
【0124】
本出願のこの実施形態において、第1のネットワークノードは、CU-DUアーキテクチャにおけるDUに対応しているか、または前述の中継ノードに対応しているものとしてよく、第2のネットワークノードは、CU-DUアーキテクチャにおけるCUに対応しているか、または前述のホスト基地局に対応しているものとしてよいことは理解されるべきである。
【0125】
図3は、本出願の一実施形態による技術的ソリューションの別のアプリケーションシナリオの概略図である。図3に示されているように、RRC層はCU上に置かれ、MAC層はDU上に置かれる。アップリンクRRCメッセージについては、DUは、エアインターフェースを介して、端末デバイスによって送信されたメッセージを受信し、DUは、このメッセージを処理し、次いで、RRCメッセージをCUとDUとの間のインターフェースを介してCUに送信する。ダウンリンクRRCメッセージについては、メッセージを生成した後に、CUは、メッセージをCUとDUとの間のインターフェースを介してDUに送信し、DUは、このメッセージを処理し、次いで、RRCメッセージをエアインターフェースを介して端末デバイスに送信する。
【0126】
図4は、本出願の一実施形態による技術的ソリューションの別のアプリケーションシナリオの概略図である。図4に示されているように、DUは、いくつかのRRC機能、たとえば、シグナリング無線ベアラSRB0処理を有する。したがって、RRCメッセージはDUによって処理されてよい。
【0127】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))では、現在、CUとDUとの間のインターフェースをF1と名付けていることは理解されるべきである。F1インターフェースは、制御プレーン(Control Plane、CP)とユーザプレーン(User Plane、UP)とを備える。制御プレーンのトランスポート層プロトコルは、ストリーム制御伝送プロトコル(Stream Control Transmission Protocol、SCTP)であり、伝送されるアプリケーション層メッセージはF1AP(Application Protocol)メッセージである。ユーザプレーンのトランスポート層プロトコルは、GPRSトンネリングプロトコルユーザプレーン(GPRS Tunneling Protocol-User plane、GTP-U)である。
【0128】
図5は、本出願の一実施形態による技術的ソリューションの別のアプリケーションシナリオの概略図である。図5に示されているように、制御プレーン/ユーザプレーン分割がCU上で実行されたときに、CU-CPは、制御プレーン機能、たとえば、SRB処理を受け持ち、RRC層と、SRB処理を受け持つPDCP層とを有するものとしてよく、CU-UPは、ユーザプレーン機能、たとえば、DRB管理を受け持ち、コアネットワークのユーザプレーンネットワーク要素に相互接続され、SDAP層と、DRB処理を受け持つPDCP層とを有するものとしてよい。
【0129】
E1インターフェースは、CU-CPとCU-UPとの間のインターフェースである。CU-UPとDUとの間にF1-U接続があり、CU-CPとDUとの間にF1-C接続がある。CU-UPとコアネットワークとの間にNg-U接続があり、CU-CPとコアネットワークとの間にNg-C接続がある。
【0130】
本出願の実施形態における技術的ソリューションは、様々な通信システム、たとえば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System of Mobile Communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)システム、将来の第5世代(5th-Generation、5G)通信システム、およびCRANなどの通信システムに適用され得ることは理解されるべきである。
【0131】
本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されているデバイスであってよいことはさらに理解されるべきである。たとえば、ネットワークデバイスは、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)と基地局コントローラ(Base Station Controller、BSC)との組合せであるか、WCDMA(登録商標)システムにおけるNodeB(NodeB、NB)と無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)との組合せであるか、またはLTEシステムにおける発展型NodeB(Evolutional Node B、eNBまたはeNodeB)であってよい。代替的に、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、次世代基地局などの将来の5Gネットワークにおけるアクセスネットワークデバイス、将来の発展型公衆地上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるアクセスネットワークデバイス、または同様のものであってよい。
【0132】
特に、第3世代(3rd-Generation、3G)移動体通信技術のUMTSシステムには、無線ネットワーク制御ノードが基地局から分離されるシナリオがある。LTEシステムでは、ベースバンドモジュールが無線周波数モジュールから分離されるシナリオ、すなわち、リモート無線シナリオ、2つの異なるネットワーク間の相互接続が必要であるデータセンター(Data Center、DC)シナリオ、マクロセルとスモールセルとの間の相互接続のためのインターフェースがあるマクロ-スモールセルシナリオ、ならびにLTEおよびWi-Fiアグリゲーション(LTE-Wi-Fi aggregation、LWA)シナリオがある。5Gシステムでは、1つの制御ノードがすべてのセルに接続されるか、または伝送ノードが1つのセルに接続される、様々な非セル(non-cell)シナリオ(端末がセル間でランダムにハンドオーバされてよく、セル間に明示的な境界はない)、BBU分割シナリオを含む、CRANシナリオ、BBUのいくつかの機能が集中的に展開され、仮想化され、他の機能は別々に展開され、2つの部分は物理的に分離する方式で展開され得るCRAN仮想化シナリオがある。異なるシステム/標準が共存するシナリオは本出願の適用可能な範囲内に収まることは理解されるべきである。
【0133】
本出願では、端末デバイスを参照しつつ実施形態を説明する。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動体コンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置とも称され得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されているコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、および将来の5Gネットワークの端末デバイス、PLMNの端末デバイス、または同様のものであってよい。
【0134】
図6は、本出願の一実施形態による伝送方法100の概略フローチャートである。図6に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0135】
S110.第1のネットワークノードが、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される。
【0136】
S120.第1のネットワークノードは、第1のメッセージを第1のシステムに送信する。
【0137】
S130.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である。
【0138】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、端末デバイスの識別情報、セル識別子情報、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0139】
S140.第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すか、または端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0140】
任意選択で、第1のメッセージは、RRC接続再開要求メッセージまたはRRC接続再確立要求メッセージである。
【0141】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、ならびに/または第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
特に、端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信する。第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される。第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有していないので、第1のネットワークノードは第1のメッセージを第1のシステムに転送する。第1のメッセージを受信して第1のメッセージを処理した後、第1のシステムは第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信する。第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信する。第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用される。代替的に、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。たとえば、第1のネットワークノードはDUであり、第1のシステムはCUである。端末デバイスは、RRC接続再開要求メッセージをDUに送信する。DUは、F1インターフェースを介してRRC接続再開要求メッセージをCUに転送する。CUがメッセージを受信した後、CUが端末デバイスのRRC接続を再開することができる場合、CUはF1インターフェース制御プレーンメッセージをDUに送信して、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけることをDUに命令するか、または端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することをDUに命令する。制御プレーンメッセージを受信した後、DUは、端末デバイスの記憶されているコンテキスト情報を見つけるか、または端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。CUは、RRCメッセージを端末デバイスに送信して(RRCメッセージがF1インターフェースを介してDUに送信され、DUによって端末デバイスに転送される場合)、RRC接続の確立が成功したかまたは失敗したかを指示する。
【0143】
図7は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。図7に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0144】
S101.第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信し、第1のコマンドは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される。
【0145】
特に、第1のシステムは、第1のコマンドを第1のネットワークノードに送信する。第1のコマンドは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される。第1のネットワークノードは、第1のコマンドの内容を解析または変更することをしないが、第1のネットワークノード上に展開されたプロトコル層による対応する処理を第1のコマンドで実行し、第1のコマンドを端末デバイスに送信する。
【0146】
たとえば、第1のコマンドはRRCメッセージであってよい。CUは、RRCメッセージを介して、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令する。RRCメッセージは、端末デバイスの再開IDおよび非アクティブモードエントリ命令を伝える。第1のコマンドは、代替的に、1つまたは複数のシグナリング無線ベアラ(SRB)/データ無線ベアラ(DRB)をサスペンドするかどうかに関する命令および/または対応する無線ベアラ識別情報を含み得る。RRCメッセージは、F1インターフェースを介してCUによってDUに送信される。DUはRRCメッセージを処理し、RRCメッセージを端末デバイスに送信する。
【0147】
任意選択で、メッセージはRRC接続リリースメッセージ(RRC Connection Release message)であるか、またはメッセージはRRC接続サスペンドメッセージ(RRC Connection Suspend message)である。
【0148】
ステップS102は、代替的に、ステップS101の前に実行されてよいことに留意されたい。
【0149】
S102.第1のシステムは、第3のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第3のメッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用される。
【0150】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
特に、端末デバイスは、第1のネットワークノードおよび第1のシステムによって管理されるセルにアクセスし、RRC接続を確立する。第1のシステムは、端末デバイスを非アクティブモード(inactive mode)に設定し、第3のメッセージを第1のネットワークノードに送信することを決定する。第3のメッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用される。
【0152】
たとえば、CUは、F1インターフェースを介し命令メッセージをDUに送信して、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令する。命令は、F1インターフェース制御プレーンメッセージを介して送信される。命令メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報、F1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、非アクティブモードエントリ命令、再開識別子(Resume ID)(非アクティブモードに入ることをネットワークがUEに命令したときにUEに割り当てられる識別子であり、この識別子は、RRC接続を再開することをUEがネットワークに要求したときに伝えられ、それにより、ネットワークは記憶されているコンテキストにアクセスする)、端末デバイスに対するセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI、端末デバイスのコンテキスト識別情報(DUにおいて記憶されている端末デバイスのコンテキストと相関させるために使用される。たとえば、端末デバイスのコンテキスト識別情報は端末デバイスのコンテキストIDまたは別のフォーマットのIDであってよい)、ならびに1つまたは複数のシグナリング無線ベアラ(SRB)/データ無線ベアラ(DRB)をサスペンドするかどうかに関する命令および/または対応する無線ベアラ識別情報である。
【0153】
さらに、任意選択で、CUがF1インターフェースを介して第1のコマンドをDUに送信したときに、第1のコマンドはRRCコンテナとして使用され、S102における第3のメッセージとともに、送信するために同じF1APメッセージで伝えられる。
【0154】
端末デバイスのダウンリンクデータ伝送について、第1のシステムは、第1のネットワークノードに、端末デバイスに属し、コアネットワークに由来するデータを送信し、第1のネットワークノードは、端末デバイスに対するエアインターフェース伝送リソースをスケジュールすることを受け持ち、ダウンリンクデータを端末デバイスにさらに送信し、同様に、アップリンクデータについて、端末デバイスは、最初に、第1のネットワークノードにアップリンクデータ伝送リソースを要求し、許可されたアップリンクリソース上でアップリンクデータを第1のネットワークノードにさらに送信し、次いで、第1のネットワークノードは、アップリンクデータを第1のシステムに送信することは理解されるべきである。
【0155】
第1のシステムは、端末デバイスのアップリンク/ダウンリンクデータ伝送がエアインターフェース上で実行中であるかどうか、たとえば、第2のネットワークノードのダウンリンクデータバッファが送信されるべきデータをまだ有しているかどうか、および端末デバイスが送信されるべきアップリンクデータを有しているかどうかについて必ずしも知っているわけではないことがわかる。たとえば、第1のシステムは、第2のネットワークノードに、特定の端末デバイスに属し、コアネットワークに由来するすべてのデータをすでに送信しており、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令する準備をする。したがって、第1のシステムは、第1のコマンドを端末デバイスに送信し、第3のメッセージを第1のネットワークノードに送信する。この場合、アップリンクデータおよび/またはダウンリンクデータは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間でまだ送信されている。端末デバイスが、第1のコマンドを受信した後に非アクティブモードに即座に入った場合、ダウンリンクデータは失われることがあり、および/または第1のネットワークノードが第3のメッセージを受信した後に端末デバイスのデータ送信/受信をサスペンドした場合、アップリンクデータは失われることがある。
【0156】
任意選択で、第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信する前に、方法100は、
第1のネットワークノード上でのアップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が完了していることを、第1のシステムにより決定することをさらに含む。
【0157】
特に、第3のメッセージおよび第1のコマンドを送信する前に、第1のシステムは、第1のネットワークノードとネゴシエートし、第1のネットワークノードが使用可能状態になった後(たとえば、アップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が完了した後)第1のコマンドおよび第3のメッセージを送信する。特に、第1のシステムは、データ送信ステータスクエリメッセージを第1のネットワークノードに送信するものとしてよく、データ送信ステータスクエリメッセージは、第1のネットワークノードが第1のネットワークノードと端末デバイスとの間のデータ伝送を完了しているかどうかについてのクエリを実行するために使用され、第1のネットワークノードは、応答メッセージを第1のシステムに送信し、応答メッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間のデータ伝送が完了しているかどうかを第1のシステムに指示するために使用される。
【0158】
任意選択で、第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信し、方法100は、
第1のコマンドを第1のネットワークノードに、第1のシステムにより送信することと、
第1のネットワークノードが、第1のネットワークノード上のアップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が完了していると決定したときに、第1のコマンドを端末デバイスに、第1のネットワークノードにより送信することとをさらに含む。
【0159】
特に、第1のネットワークノードは、第1のコマンドの内容を決定する、すなわち、第1のネットワークノードは、第1のシステムが、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令すべきであると決定し、したがって、対応する処理を実行する。第1のネットワークノードが使用可能状態になった後(たとえば、アップリンクまたはダウンリンクデータ伝送が完了した後)、第1のネットワークノードは第1のコマンドを端末デバイスに送信し、第3のメッセージの特定の内容に基づき端末デバイスのコンテキスト情報を処理する。第1のネットワークノードが第1のコマンドの内容を知る仕方は次のとおりであるものとしてよい。
(1)第1のネットワークノードは、第1のコマンドの内容を読み取ることができ、たとえば、RRCメッセージを復号することができる。
(2)第1のコマンドを伝えるF1インターフェースメッセージは、第1のコマンドの内容を指示するために使用される指示を伝え、たとえば、第1のコマンドの内容は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令することである。
(3)第1のコマンドの内容は、第1のコマンドを伝えるF1APメッセージの種類に基づく推論を用いて取得される。たとえば、第1のコマンドおよび第3メッセージは、同じF1APメッセージで伝えられる。第3のメッセージの内容に基づく推論を用いて、第1のコマンドの内容は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令することであることがわかる。
【0160】
任意選択で、第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信する前に、方法100は、
第1のネットワークノードと端末デバイスとの間のデータ伝送が完了していることを、第1のインターフェース情報に基づき第1のシステムに決定することをさらに含む。
【0161】
たとえば、第1のシステムは、F1ユーザプレーンインターフェースのフロー制御情報に基づき、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間のデータ伝送が完了していることを知ることができる。
【0162】
任意選択で、第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードの、端末デバイスと相関するデータバッファステータスを報告する。ダウンリンクデータバッファが0であるときに、これはダウンリンクデータ伝送が完了していることを指示する。
【0163】
任意選択で、第1のシステムは、第1のネットワークノードのデータバッファステータスが0であるときに第1のネットワークノードがデータバッファステータスを報告するように構成する。
【0164】
任意選択で、第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードのデータバッファステータスを第1のシステムに定期的に通知する。
【0165】
任意選択で、定期的報告は、第1のネットワークノードによって構成される。
【0166】
任意選択で、第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信し、方法100は、
F1メッセージを介して第1のコマンドおよび第3メッセージを第1のネットワークノードに、第1のシステムにより送信することと、この場合に第1のネットワークノードと端末デバイスとの間でデータ/シグナリングが伝送されている場合に、第1のシステムに、命令手順失敗を指示するF1メッセージを、第1のネットワークノードにより送信すること、またはこの場合に第1のネットワークノードと端末デバイスとの間のデータ/シグナリング伝送が完了した場合に、第1のシステムに、命令手順成功を指示するF1メッセージを送信し、第1のコマンドを端末デバイスに送信することとをさらに含む。第1のシステムに、命令手順成功を指示するF1メッセージを、第1のネットワークノードにより送信し、第1のコマンドを端末デバイスに、第1のネットワークノードにより送信する順序は限定されない。
【0167】
S103.第1のシステムは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0168】
特に、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、RRC構成情報、現在のセキュリティコンテキスト、PDCPステータス、C-RNTI、セルグローバル識別子ECGI、物理セル識別子PCI、再開ID、S1/NGインターフェースの接続関係情報(たとえば、S1/NGインターフェースの接続関係情報はインターフェースの制御プレーン上のUE識別子、インターフェースのユーザプレーン上のトンネル情報TEID、およびIPアドレスであってよい)、およびF1インターフェースの接続関係情報(たとえば、F1インターフェースの接続関係情報はインターフェースの制御プレーン上のUE識別子、インターフェースのユーザプレーン上のトンネル情報TEID、およびIPアドレスであってよい)である。
【0169】
S104.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0170】
たとえば、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、RRC構成情報、DRBパラメータ(たとえば、DRBの識別情報およびQoSパラメータ情報)、再開ID(CUが再開IDを提供する場合、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報は再開IDを含み、そうでなければ、DUはインターフェースにおける端末デバイスの識別情報をDUの端末デバイスの内部識別情報に相関させ得る)、F1インターフェースの接続関係情報(たとえば、F1インターフェースの接続関係情報はインターフェース制御プレーン上のUE識別子、インターフェースのユーザプレーン上のトンネル情報TEID、およびIPアドレスであってよい)、およびMAC構成情報(たとえば、論理チャネル識別情報およびスケジューリング優先度情報(優先順位付けされたビットレートPBRおよびバケットサイズ持続時間BSD))である。
【0171】
任意選択で、DUは、端末デバイスに対して構成されているMACをリセットする。
【0172】
さらに、任意選択で、DUは、端末デバイスに対してサスペンドされた無線ベアラ(Radio Bear、RB)に対応しているRLCを再確立する。
【0173】
S105.端末デバイスは、第1のコマンドに従って端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0174】
たとえば、RRCメッセージを受信した後、端末デバイスは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。端末デバイスのコンテキスト情報は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを特に含み、これらの情報は、RRC構成、現在のセキュリティコンテキスト、PDCPステータス、C-RNTI、元の一次サービングセルのセル識別子および対応するPCI、ならびに再開IDである。
【0175】
任意選択で、端末デバイスはMACをリセットする。
【0176】
さらに、任意選択で、端末デバイスはDRBと、SRB0以外のSRBとをサスペンドする。代替的に、端末デバイスは、第1のコマンド内の命令に従って、1つまたは複数のSRB/DRBをサスペンドし、残りのRBを保持する。それに対応して、端末デバイスはサスペンドされたRBについてRLCを再確立する。
【0177】
ステップS101からS105では、端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理を記述していることは理解されるべきである。
【0178】
S111.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0179】
たとえば、端末デバイスは、RRC接続再開手順を開始し、RRC接続再開要求メッセージを送信して、端末デバイスのRRC接続を再開する。RRC接続再開要求メッセージは、端末デバイスの再開IDを伝える。
【0180】
UEが再開することを要求したeNBが元のeNBでない場合、ターゲット基地局(TeNB)は、UE再開メッセージに含まれるセル識別子(たとえば、PCI)に基づきソース基地局(SeNB)を見つけ、次いで、SeNBに、C-RNTIまたは再開IDに対応するUEコンテキストを要求するものとしてよいことは理解されるべきである。
【0181】
S121.第1のネットワークノードは、第1のメッセージを第1のシステムに送信する。
【0182】
特に、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有しないので、第1のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは第1のメッセージの内容を解析または変更せず、第1のネットワークノード上に展開されたプロトコル層により第1のメッセージ上で対応する処理を実行し、F1インターフェースを介して第1のメッセージを第1のシステムに送信する。
【0183】
たとえば、RRC接続再開要求メッセージを受信した後、DUは、RRC接続再開要求メッセージを処理し、F1インターフェースを介してメッセージをCUに送信する。たとえば、メッセージは、F1APメッセージ(たとえば、初期UEメッセージまたは初期UL RRCメッセージ)内のRRCコンテナで伝えられる。
【0184】
S131.第1のシステムは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0185】
たとえば、F1インターフェースメッセージで伝えられる第1のメッセージを受信した後、CUはメッセージの内容を解析し、それにより、第1のメッセージがRRC接続を再開することを要求し、さらに端末デバイスに対するRRC接続を再開するために端末デバイスによって使用されるメッセージであると決定する。端末デバイスのRRC接続が再開に成功できる場合、F1インターフェース制御プレーンメッセージがDUに送信され、それにより、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけて使用し、端末デバイスのRRC接続を再開することをDUに命令する。
【0186】
任意選択で、制御プレーンメッセージは、次の情報の1つまたは次の情報の組合せを伝えるが、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、UE再開ID、ならびにSRB/DRB識別情報および/または対応する構成情報である。
【0187】
S141.第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0188】
特に、第2のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードに記憶されているコンテキスト情報を取り出し、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0189】
たとえば、DUは、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報または端末デバイスの再開IDに基づき、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけ、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0190】
任意選択で、第2のメッセージがSRB/DRB識別情報および/または対応する構成情報を伝える場合、第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられるSRB/DRB識別情報および/または対応する構成情報を使用する。
【0191】
さらに、任意選択で、第1のネットワークノードは、第2のメッセージに基づき端末デバイスのプロトコルスタック構成情報(たとえば、プロトコルスタック構成情報はRLC層構成、MAC層構成、またはPHY層構成であってよい)を生成し、F1インターフェースを介してプロトコルスタック構成情報を第1のシステムに送信する。第1のシステムは、プロトコルスタック構成情報を第1の指示情報内にカプセル化し、第1の指示情報を端末デバイスに送信する。
【0192】
S150.第1のシステムは、第1の指示情報を端末デバイスに送信し、第1の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0193】
たとえば、第1の指示情報はRRCメッセージであってよい。CUは、RRCメッセージを端末デバイスに送信し、端末デバイスのRRC接続の再開に成功したかまたは失敗したかを指示する。RRCメッセージは、F1インターフェースを介してDUに送信される。DUはRRCメッセージを処理し、RRCメッセージを端末デバイスに転送する。
【0194】
任意選択で、第1のネットワークノードが端末デバイスのコンテキスト情報を再開できない場合、第1のネットワークノードは応答メッセージを第1のシステムに送信して、端末デバイスのコンテキストを相関させることに失敗したことを第1のシステムに指示する。さらに、任意選択で、第1のシステムは第1の指示情報をUEに送信して、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示する。
【0195】
任意選択で、第1の指示情報が、端末デバイスのRRC接続の再開に成功したことを指示したときに、第1の指示情報は、次の情報の1つまたは次の情報の組合せをさらに含むものとしてよく、これらの情報は、SRB/DRB識別情報および対応する構成情報、ならびにプロトコルスタック構成情報である。
【0196】
S111、S121、S131、S141、およびS151では、端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理を記述していることは理解されるべきである。
【0197】
図8は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。図8に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0198】
S161.第2のネットワークノードが、第1のサスペンド命令情報を第3のネットワークノードに送信し、第1のサスペンド命令情報は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される。
【0199】
任意選択で、第2のネットワークノードは、前述の第1のシステムの制御プレーンノードである。第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0200】
任意選択で、第2のネットワークノードは、RRC層と、RRCメッセージを処理するために使用されるPDCP層を含む。第3のネットワークノードは、SDAP層と、ユーザプレーンデータを処理するために使用されるPDCP層を含む。
【0201】
第2のネットワークノードおよび第3のネットワークノードは、それぞれ、制御プレーンノードおよび第1のシステムのユーザプレーンノードに対応していることは理解されるべきである。
【0202】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0203】
特に、端末デバイスは、第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードによって管理されるセルにアクセスし、RRC接続を確立する。第2のネットワークノードは、端末デバイスを非アクティブモード(inactive mode)に設定することを決定する。第2のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶し、サスペンド命令情報を第3のネットワークノードに送信する。サスペンド命令情報は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第3のネットワークノードによって使用される。
【0204】
たとえば、UEは、CU-DUによって管理されるセルにアクセスし、RRC接続を確立する。CUは、UEを非アクティブモードに設定することを決定する。
【0205】
CU-UPは、UEのASコンテキストを記憶する。UEのASコンテキストは、RRC構成、現在のセキュリティコンテキスト、PDCPステータス、C-RNTI、一次サービングセルのセル識別子および対応するPCI、再開ID、S1(LTE)/NGインターフェースの接続関係情報(5Gにおける基地局とコアネットワークとの間のインターフェースはNGインターフェースと称される)、F1インターフェースの接続関係情報、およびE1インターフェースの関係情報のうちの1つまたは複数を含む。
【0206】
CU-CPは、E1インターフェースを介してサスペンド命令をCU-UPに送信し、UEが非アクティブモードに入ることを指示する。命令は、E1インターフェース制御プレーンメッセージを介して送信される。メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、E1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(E1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびE1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、非アクティブモードエントリ命令またはサスペンド命令、UE ID(DUに記憶されているUEのコンテキストと相関させるために使用される。たとえば、UE IDはUEのコンテキストIDもしくはC-RNTI、またはF1AP DU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP CU側の端末デバイスの識別情報などの別のフォーマットのIDであってよく、代替的に、F1インターフェースは、ただ1つのインターフェースUE IDを有する)(CU-UPは、E1インターフェースにおけるUE IDを内部UE IDに相関させることができるか、またはE1インターフェースにおけるUE IDもしくは内部UE IDに基づきF1インターフェースにおけるUE IDをさらに見つけるべきである)、1つまたは複数のSRB/DRBをサスペンドするかどうかに関する命令、再開ID、および同様のものである。
【0207】
RRC構成は、RRC接続再構成メッセージ内のすべての内容であってよいことは理解されるべきである。
【0208】
S162.第3のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0209】
任意選択で、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0210】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、第2のインターフェースの接続情報、第3のインターフェースの接続情報、第4のインターフェースの接続情報、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、セル識別子情報、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第2のインターフェースは、第3のネットワークノードとコアネットワークとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第3のインターフェースは、第3のネットワークノードと第2のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第4のインターフェースは、第3のネットワークノードと第1のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。
【0211】
任意選択で、第3のネットワークノードに記憶される端末デバイスのコンテキスト情報は、第1のインターフェースの接続情報、第2のインターフェースの接続情報、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報を含む。
【0212】
特に、第3のネットワークノードが第2のネットワークノードによって送信されたサスペンド命令情報を受信した後、第3のネットワークノードは、端末デバイスのために、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0213】
たとえば、CU-UPは、UEのASコンテキストを記憶する。UEのASコンテキストは、RRC構成、現在のセキュリティコンテキスト、PDCPステータス、DRBパラメータ(たとえば、DRBの識別情報およびQoSパラメータ情報、ならびにDRBとQoSフローとの間の対応関係)、S1/NG接続関係情報(たとえば、コアネットワーク側およびCU-UP側のトンネルエンドポイントアドレス、インターフェースUE ID、およびPDUセッションパラメータ)、F1接続関係情報(たとえば、DU側およびCU-UP側のトンネルエンドポイントアドレス、インターフェースUE ID、データフローパラメータ、ならびにDRBパラメータ)、E1接続関係情報(たとえば、CU-CP側およびCU-UP側のトンネルエンドポイントアドレス、ならびにインターフェースUE ID)、再開ID(CU-CPが再開IDを提供する場合、UEのASコンテキストは、再開IDを含む、またはCU-CPが再開IDを提供しない場合、CU-UPはUEそれ自体を識別し得る、すなわち、UEをE1インターフェースにおけるUE IDに基づきUEのASコンテキストと相関させ得る)、および同様のものを特に含む。PDUセッションパラメータは、QoSフローパラメータ情報を含む。
【0214】
CU-UPに対して、可能な事例は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを保持しており、これらの情報は、CU-UPとコアネットワークとの間のS1/NGインターフェースの接続関係情報(ユーザプレーン)、再開ID(またはUEを識別するために使用される別の内部ID)、現在のセキュリティコンテキスト、およびPDCPステータスである、ことは理解されるべきである。第2のコンテキスト、すなわち、F1インターフェースの接続関係情報(ユーザプレーン)、たとえば、第4のインターフェースの関係情報がリリースされる。本発明は、一部の情報が保持され、一部の情報はリリースされる別の事例に限定されない。
【0215】
CU-CPに対して、可能な事例は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを保持しており、これらの情報は、CU-CPとコアネットワークとの間のS1/NGインターフェースの接続関係情報(制御プレーン情報)、RRC構成情報、C-RNTI、セルグローバル識別子ECGI、物理セル識別子PCI、および再開IDである、ことはさらに理解されるべきである。
【0216】
S163.第2のネットワークノードは、第2のサスペンド命令情報を第1のネットワークノードに送信し、第2のサスペンド命令情報は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令し、および/または端末デバイスのコンテキストを削除することを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0217】
たとえば、CU-CPは、F1インターフェースを介してサスペンド命令をDUに送信し、UEが非アクティブモードに入ることを指示する。命令は、F1インターフェース制御プレーンメッセージを介して送信される。メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1AP CU側のUE IDおよびF1AP DU側のUE ID(またはF1インターフェースはただ1つのUE IDを有する)、非アクティブモードエントリ命令、UE ID(DUに記憶されているUEのコンテキストと相関させるために使用される。たとえば、UE IDはコンテキストIDもしくはUEのC-RNTI、または別のフォーマットのIDであってよい)、および1つまたは複数のSRB/DRBをサスペンドするかどうかに関する命令である。メッセージは、S165でUEに送信されたRRC接続サスペンドメッセージ(RRCコンテナ形式)をさらに含み得る。
【0218】
S164.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0219】
たとえば、DUは、UEのASコンテキストを記憶する。UEのASコンテキストは、RRC構成、DRBパラメータ、F1/E1接続関係情報(たとえば、トンネルエンドポイントアドレス、インターフェースUE ID、およびDRBパラメータ)、再開ID、および同様のものを特に含む。DUは、UEに対して構成されているMACをリセットする。
【0220】
さらに、任意選択で、DUはUEに対してサスペンドされているRBに対応するRLCを再確立する。
【0221】
S165.第2のネットワークノードは、第1のコマンドを端末デバイスに送信し、第1のコマンドは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される。
【0222】
たとえば、CU-CPは、F1インターフェースを介してRRCメッセージを送信して、非アクティブモードに入ることをUEに命令する(RRCメッセージは、S163において命令情報と一緒に送信されてよい)。RRCメッセージは、UEの再開IDおよび非アクティブモードエントリ命令を伝える。RRCメッセージは、F1インターフェースを介してCU-CPによってDUに送信される。DUはRRCメッセージを処理し、RRCメッセージをUEに転送する。たとえば、メッセージは、RRC接続サスペンドメッセージ(RRC Connection Suspend message)である。
【0223】
さらに、任意選択で、CUがF1インターフェースを介してRRCメッセージをDUに送信したときに、RRCメッセージは、RRCコンテナとして使用され、S163における命令情報とともに、送信するために同じF1APメッセージで伝えられる。
【0224】
S166.端末デバイスは、第1のコマンドに従って端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0225】
任意選択で、第2のネットワークノードが第1のコマンドを端末デバイスに送信する前に、方法100は、
非アクティブタイマを第3のネットワークノードに、第2のネットワークノードにより送信することであって、非アクティブタイマは、端末デバイスが非アクティブモードに入っているかどうかを決定するために第3のネットワークノードによって使用される、送信することと、
非アクティブタイマがタイムアウトしたときに、端末デバイスによって送信されたアップリンクデータが受信されていないと、第3のネットワークノードにより決定し、および/またはコアネットワークによって送信されたダウンリンクデータが受信されていないと、第3のネットワークノードにより決定することと、
端末デバイス非アクティブモード命令を第2のネットワークノードに、第3のネットワークノードにより送信することであって、端末デバイス非アクティブモード命令は、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するかどうかを決定するために第2のネットワークノードによって使用される、送信することとを含む。
【0226】
たとえば、CU-CPは、非アクティブタイマTをCU-UPに送信する。CU-CPは、UEコンテキストセットアップ要求で、UEに対応する非アクティブタイマを伝えるか、またはセルセットアップ時にセルに対応する非アクティブタイマを伝えるか、またはE1セットアップ時にgNBに対応する非アクティブタイマを伝えるものとしてよい。言い換えると、非アクティブタイマは、UEの粒度に基づき得るか、またはセルもしくはgNBの粒度に基づき得る。
【0227】
CU-UPがTの時間の経過後にUEのアップリンクデータを見つけず、および/またはTの時間の経過後にUEのダウンリンクデータを見つけなかったときに、CU-UPはタイマがタイムアウトしたことをCU-CPに通知する。
【0228】
たとえば、CU-UPは、ダウンリンクデータおよびアップリンクデータに対してそれぞれタイマdlおよびタイマulを開始する。コアネットワークからデータが受信されないときに、タイマdlはカウントダウンを開始する。コアネットワークからデータが受信されると、タイマdlはリセットされる。アップリンクデータの場合も同様である。DUからデータが受信されないときに、タイマulはカウントダウンを開始する。DUからデータが受信されると、タイマulはリセットされる。タイマdlおよびタイマulが両方ともタイムアウトしたときのみ、CU-UPは、UEが非アクティブ条件を満たしたとみなして、命令をCU-UPに送信する。
【0229】
CU-CPがUEを非アクティブモードに入らせることを決定した場合、CU-CPは、CU-UPおよびDUに別々に通知する。CU-UPおよびDUは両方とも、UEコンテキストを保持する場合も保持しない場合もある。これは、プロトコルにおいて規定され得るか、またはCU-CPが、UEコンテキストを保持するか保持しないかについて命令を与えるものとしてよい。
【0230】
CU-CPは、タイマがタイムアウトしたことを指示するCU-UPからの指示またはDUによって送信された指示および利用可能なデータがないことを指示することに基づき、UEを非アクティブモードに入らせるかどうかを包括的に考慮し得ることは理解されるべきである。
【0231】
S161からS166では、端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理を記述していることは理解されるべきである。
【0232】
S163およびS164は、S161およびS162の前に実行されてよいこともさらに理解されるべきである。本出願は、それに限定されない。
【0233】
S171.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0234】
任意選択で、第1のメッセージを第1のネットワークノードに、端末デバイスにより送信することは、
コアネットワークによって送信されたダウンリンクデータが受信されたことを、第3のネットワークノードにより決定することと、
通知メッセージを第2のネットワークノードに、第3のネットワークノードにより送信することであって、通知メッセージは、ページングメッセージを端末デバイスに送信するために第2のネットワークノードによって使用される、送信することと、
ページングメッセージに基づき第1のメッセージを第1のネットワークノードに、端末デバイスにより送信することとを含む。
【0235】
たとえば、CU-UPが、コアネットワークからデータが受信されたことを知ったときに、CU-UPはCU-CPに通知する。CU-CPは、RAN通知領域内でRANページングを開始して、UEに通知する(たとえば、CU-CPは、RANページングメッセージをRAN通知領域内のすべてのgNBに送信する)。UEは、RANページングメッセージを受信し、RRC接続再開手順を開始する。
【0236】
S172.第1のネットワークノードは、第1のメッセージを第2のネットワークノードに転送する。
【0237】
任意選択で、第1のネットワークノードが第1のメッセージを第2のネットワークノードに転送した後、方法100は、
第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を、第2のネットワークノードにより取り出すことをさらに含む。
【0238】
たとえば、DUによって転送されたRRC接続再開メッセージを受信した後、CU-CPは、最初に、CU-CPがUEコンテキストを有するかどうかを決定する。CU-CPがUEコンテキストを有していない場合、CU-CPは、RRC接続再開メッセージで提供されるソースセルID(直接提供され得るか、または再開ID内に暗黙のうちに指示され得る)に基づき対応するソースgNBを見つけ、UEコンテキストをソースgNBに要求する。CU-CPがUEコンテキストを取得するのに成功した場合、CU-CPは、メッセージをCU-UPおよびDUに別々に送信する。
【0239】
UEがソースDUを介してアクセスを実行する場合、CU-CPはUEコンテキストを有する。CU-UPおよびDUが両方とも、UEコンテキストを保持している場合、F1/E1インターフェースを介してCU-CPによって送信されたメッセージは、UEコンテキストを見つけるためにDUおよびCU-UPによって使用されるUE ID/再開IDを含む、UEコンテキスト再開メッセージであってよい。そうでない場合、F1インターフェースを介して送信されたメッセージは、UEコンテキスト(SRBおよびDRBプロトコルスタック構成などのRRC構成)、F1インターフェース接続のユーザプレーントンネルを確立するために必要な情報(たとえば、CU-CP側のIPアドレスおよびGTP-Uトンネルエンドポイント識別子TEID)、および同様のものを含む、UEコンテキストセットアップメッセージであってよく、E1インターフェースを介して送信されたメッセージは、UEコンテキスト(DRBプロトコルスタック構成などのRRC構成)、S1インターフェース接続のDRBユーザプレーン伝送チャネルを確立するために必要な情報(たとえば、コアネットワーク側のIPアドレスおよびコアネットワーク側のPDUセッションに対応するトンネルエンドポイント識別子TEID)、F1インターフェース接続のDRBユーザプレーン伝送チャネルを確立するために必要な情報(たとえば、DU側のIPアドレスおよびDU側のDRBに対応しているトンネルエンドポイント識別子TEID)、および同様のものを含む、UEコンテキストセットアップメッセージであってよい。
【0240】
UEが別のDUを介してアクセスを実行するが、CU-CPが同じであり、CU-UPが同じであるか、または異なることがある場合、E1インターフェースを介してCU-CPによって送信されるメッセージがUEコンテキストセットアップメッセージであるかUEコンテキスト再開メッセージであるかは、CU-UPがUEコンテキストを有しているかどうかに依存し、F1インターフェースを介してCU-CPによって送信されるメッセージは、UEコンテキストセットアップメッセージである。
【0241】
UEが別のCUによって管理されているDUを介してアクセスを実行し、CU-CPが元々UEコンテキストを有しないが、ソースeNBからUEコンテキストを取得している場合、対応するCU-UPおよび対応するDUは、確実に、UEコンテキストを有しない。同様に、F1インターフェースを介してCU-CPによって送信されたメッセージは、UEコンテキスト(SRBおよびDRBプロトコルスタック構成などのRRC構成)、F1インターフェース接続のユーザプレーントンネルを確立するために必要な情報(たとえば、CU-CP側のIPアドレスおよびGTP-Uトンネルエンドポイント識別子TEID)、および同様のものを含む、UEコンテキストセットアップメッセージであってよく、E1インターフェースを介して送信されたメッセージは、UEコンテキスト(DRBプロトコルスタック構成などのRRC構成)、S1インターフェース接続のPDUセッションユーザプレーン伝送チャネルを確立するために必要な情報(たとえば、コアネットワーク側のIPアドレスおよびコアネットワーク側のPDUセッションに対応するトンネルエンドポイント識別子TEID)、F1インターフェース接続のPDUセッションユーザプレーン伝送チャネルを確立するために必要な情報(たとえば、DU側のIPアドレスおよびDU側のDRBに対応しているトンネルエンドポイント識別子TEID)、および同様のものを含む、UEコンテキストセットアップメッセージであってよい。
【0242】
S173.第2のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第4のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第4のメッセージは、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0243】
たとえば、F1インターフェースメッセージを受信した後、CU-CPが、UEのRRC接続が再開に成功したと決定した場合、CU-CPは、E1インターフェース制御プレーンメッセージを介して再開命令をCU-UPに送信し、UEのRRC接続を再開することをCU-UPに命令する。インターフェースメッセージは、次の情報の1つまたは次の情報の組合せを伝えるが、これらの情報は、E1AP CU側のUE ID、E1AP DU側のUE ID、およびUE再開IDである。
【0244】
S174.第3のネットワークノードは、第4のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0245】
たとえば、CU-UPは、インターフェースUE IDまたはUE再開IDに基づきUEのASコンテキストを見つけ、UE構成を再開する。
【0246】
任意選択で、CU-UPは、再開確認メッセージをCU-CPに返す。
【0247】
S175.第2のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0248】
たとえば、F1インターフェースメッセージを受信した後、CU-CPが、UEのRRC接続が再開に成功したと決定した場合、CU-CPは、F1インターフェース制御プレーンメッセージを介して再開命令をDUに送信し、UEのRRC接続を再開することをDUに命令する。インターフェースメッセージは、次の情報の1つまたは次の情報の組合せを伝えるが、これらの情報は、F1AP CU側のUE ID、F1AP DU側のUE ID、およびUE再開IDである。
【0249】
S176.第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0250】
S177.第2のネットワークノードは、第1の指示情報を端末デバイスに送信し、第1の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0251】
S171からS176では、端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理手順を記述していることは理解されるべきである。
【0252】
S175およびS176は、S173およびS174の前に実行されてよいこともさらに理解されるべきである。本出願は、それに限定されない。
【0253】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0254】
図9は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。端末デバイスが図7において非アクティブモードに入ったときに実行される処理と異なる点は、端末デバイスのコンテキスト情報について第1のネットワークノードによって実行される処理にある。伝送方法100は、以下のステップを含む。
【0255】
S101.第1のシステムが、第3のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第3のメッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、および/または端末デバイスのコンテキストを削除することを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0256】
第1のネットワークノードにより第1のコマンドおよび第3のメッセージを処理する方式は、メッセージ内容が図7のS102のものと異なり得る点を除き、図7のものと同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0257】
S106.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0258】
端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される他の処理ステップは、図7のS104との可能な相違点を除き、同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0259】
端末デバイスが図7において非アクティブモードから再開するときに実行される処理と異なる点は、端末デバイスのコンテキスト情報について第1のネットワークノードによって実行される処理にあることはさらに理解されるべきである。伝送方法100は、以下のステップを含む。
【0260】
S132.第1のシステムは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0261】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0262】
たとえば、F1インターフェースメッセージで伝えられる第1のメッセージを受信した後、CUはメッセージの内容を解析し、それにより、第1のメッセージがRRC接続を再開することを要求し、端末デバイスに対するRRC接続をさらに再開するために端末デバイスによって使用されるメッセージであると決定する。端末デバイスのRRC接続の再開に成功することができる場合、F1インターフェース制御プレーンメッセージがDUに送信され、それにより、端末デバイスに対するコンテキスト構成を再開することをDUに命令し、コンテキスト構成がSRBおよびDRBプロトコルスタック構成を含み、F1インターフェース接続のSRBおよびDRB制御プレーンおよびユーザプレーン伝送チャネルを確立する。
【0263】
任意選択で、インターフェース制御プレーンメッセージは、次の情報の1つまたは次の情報の組合せを伝えるが、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、端末デバイスの識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報と相関する。たとえば、端末デバイスの識別情報は端末デバイスのコンテキストIDもしくはC-RNTIまたは別のフォーマットのIDであってよい)、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリスト(SRB list)および/またはデータ無線ベアラリスト(DRB list)および対応するプロトコルスタック構成、ならびにDRBリストに対応するF1インターフェース・ユーザ・プレーン・トンネル・セットアップ情報(たとえば、CU側のIPアドレスおよびGTP-Uトンネルエンドポイント識別子TEID)である。
【0264】
S142.第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0265】
特に、第2のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、端末デバイスに対するコンテキスト情報を確立し、対応する構成を実行し、伝送リソースを割り当てる。
【0266】
任意選択で、第1のネットワークノードは、第2のメッセージに基づき端末デバイスのプロトコルスタック構成情報(たとえば、プロトコルスタック構成情報はRLC層構成、MAC層構成、またはPHY層構成であってよい)を生成し、F1インターフェースを介してプロトコルスタック構成情報を第1のシステムに送信する。第1のシステムは、プロトコルスタック構成情報を第1の指示情報内にカプセル化し、第1の指示情報を端末デバイスに送信する。
【0267】
S111、S121、およびS150はすべて、S132およびS142が端末デバイスが図6において非アクティブモードから再開するときに実行される処理と異なる点を除き、図6に示されているステップと同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0268】
図10は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。図10に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0269】
S167.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0270】
端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理は、S164との相違点を除き、図8に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理と同じであることは理解されるべきである。第3のネットワークノードおよび第1のネットワークノードが第2のネットワークノードによって送信されたサスペンド命令情報を受信した後、第3のネットワークノードは端末デバイスのコンテキスト情報を記憶し、第1のネットワークノードは端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0271】
それに対応して、端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理手順と図8に示されている手順との間の違いは、次の点にある。
【0272】
S178.第2のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第2のメッセージは、データ無線ベアラリスト、シグナリング無線ベアラリスト、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、端末デバイスの識別情報、セル識別子情報、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0273】
S179.第1のネットワークノードは、データ無線ベアラリスト、シグナリング無線ベアラリスト、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、端末デバイスの識別情報、セル識別子情報、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0274】
たとえば、UEからRRC接続再開メッセージを受信したときに、CUはDUへのDRB+SRB接続セットアップを開始する。最後に、DUは、UEに、CUによって送信されたRRC接続再開メッセージを転送する。
【0275】
第2のネットワークノードは第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは第1のシステムのユーザプレーンノードであり、第1のシステムはパケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含むことは理解されるべきである。
【0276】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0277】
図11は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。図11に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0278】
S168.第3のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースする。
【0279】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、第2のインターフェースの接続情報、第3のインターフェースの接続情報、第4のインターフェースの接続情報、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、セル識別子情報、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報のうちの少なくとも1つを含む。第2のインターフェースは、第3のネットワークノードとコアネットワークとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第3のインターフェースは、第3のネットワークノードと第2のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第4のインターフェースは、第3のネットワークノードと第1のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。
【0280】
第1のインターフェースの接続情報は、第4のインターフェースの接続情報を含むことは理解されるべきである。
【0281】
任意選択で、第3のネットワークノードによってリリースされる端末デバイスのコンテキスト情報は、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータスおよび第4のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0282】
端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理は、S162およびS164との相違点を除き、図8に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理と同じであることは理解されるべきである。第3のネットワークノードおよび第1のネットワークノードが第2のネットワークノードによって送信されたサスペンド命令情報を受信した後、第3のネットワークノードは端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースし、第1のネットワークノードは端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0283】
それに対応して、端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理手順と図8に示されている手順との間の違いは、次の点にある。
【0284】
S180.第2のネットワークノードは、第2のメッセージに基づき第4のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報、端末デバイスのデータ無線ベアラリスト、無線リソース制御構成、F1インターフェース接続を確立するために使用される情報、およびE1インターフェース接続を確立するために使用される情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0285】
S181.第3のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を、端末デバイスの識別情報、端末デバイスのデータ無線ベアラリスト、無線リソース制御構成、F1インターフェース接続を確立するために使用される情報、およびE1インターフェース接続を確立するために使用される情報に基づき再確立する。
【0286】
たとえば、UEからRRC接続再開要求メッセージを受信したときに、CU-CPは、CU-UPに、UEに対するF1インターフェース接続を開始し、UEに対するE1インターフェース接続を開始する。たとえば、UEに対するF1インターフェース接続のメッセージがF1インターフェースにおけるUE識別子、DRB ID、DU側のIPアドレス、DU側のDRBに対応するトンネルエンドポイント識別子TEID、およびDRBとQoSフローとの間の対応関係を含む。たとえば、UEに対するE1インターフェース接続は、E1インターフェースにおけるUE識別子と、再開IDとを含む。CU-CPは、DUに、DRB+SRB接続セットアップおよびUEに対するF1インターフェース接続を開始する。
【0287】
最後に、DUは、UEに、CUによって送信されたRRC接続再開メッセージを転送する。
【0288】
S180およびS181は、S178およびS179の前に実行され得るか、またはS178およびS179の後に実行され得ることは理解されるべきである。本出願は、それに限定されない。
【0289】
第2のネットワークノードは第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは第1のシステムのユーザプレーンノードであり、第1のシステムはパケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含むことはさらに理解されるべきである。特に、第2のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを備え、第3のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能およびサービスデータアダプテーションプロトコル層機能のうちの少なくとも1つを備える。
【0290】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0291】
図12は、本出願の一実施形態による伝送方法100の別の概略フローチャートである。図12に示されている伝送方法と図7から図11に示されている伝送方法との主な違いは、次の点にある。図7から図11において、第1のネットワークノードおよび第1のシステム(または第2のネットワークノード)は両方とも、端末デバイスが非アクティブモードに入ることを知り、端末デバイスに対して再開IDを割り当て、端末デバイスのコンテキストとの照合を実行する。
【0292】
図12に示されている伝送方法において、端末デバイスは、HO失敗、RLF、潜在的な完全性検査失敗、またはRRC接続再構成失敗などの問題に遭遇する。その結果、RRC接続再確立によってトリガーされるランダムアクセスおよびRRC接続セットアップの際に、DUは、端末デバイスが以前にセルにアクセスしたことを知らず、その端末デバイスを新しい端末デバイスとみなす。しかしながら、CUは、RRC接続再確立メッセージで伝えられるC-RNTIに基づき、端末デバイスが以前にセルにアクセスし、DUが端末デバイスのコンテキスト情報を記憶していることを識別する。
【0293】
図12に示されているように、伝送方法100は次のステップを含む。
【0294】
S107.端末デバイスが、第1のネットワークノードおよび第1のシステムによって管理されているセルにアクセスし、端末デバイスに対する第1のセル無線ネットワーク一時識別子を取得する。
【0295】
特に、端末デバイスは、第1のネットワークノードおよび第1のシステムによって管理されるセルにアクセスする。第1のネットワークノードまたは第1のシステムによって端末デバイスに対して割り当てられたC-RNTIは、C-RNTI1である。第1のネットワークノードおよび第1のシステムは、端末デバイスについて、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0296】
S108.端末デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを第1のネットワークノードに送信し、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスは、ランダムアクセスを開始するために端末デバイスによって使用される。
【0297】
S109.第1のネットワークノードは、ランダムアクセス応答メッセージを端末デバイスに送信し、ランダムアクセス応答メッセージは、端末デバイスに対する第2のセル無線ネットワーク一時識別子を含む。
【0298】
S112.任意選択で、第1のネットワークノードは、第2の指示情報を第1のシステムに送信し、第2の指示情報は、端末デバイスに対する第2のセル無線ネットワーク一時識別子を含む。
【0299】
任意選択で第2の指示情報は、端末デバイスによってアクセスされるセルの、PCIまたはE-UTRANセルグローバル識別子(E-UTRAN Cell Global Identifier)などの、セル識別子情報を含む。
【0300】
任意選択で、第2の指示情報は、F1制御プレーンメッセージ(たとえば、F1APメッセージ)を介して送信される。F1制御プレーンメッセージは、F1インターフェースにおける端末デバイスに対する識別情報(たとえば、識別情報はF1AP DU側の端末デバイスに対する識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報であってよい)、第2のセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI2)、およびセル識別子情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0301】
S113.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0302】
任意選択で、端末デバイスに対する識別情報は、第1のセル無線ネットワーク一時識別子情報および対応する物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つである。
【0303】
たとえば、第1のメッセージは、RRC接続再確立要求メッセージである。端末デバイスは、RRC接続再確立要求メッセージを送信し、RRC接続再確立要求メッセージで元の基地局のPCIおよび元のC-RNTI1を伝える。DUが、F1インターフェースを介してRRCメッセージをCUに送信する。さらに、任意選択で、DUは、第1のメッセージをRRCコンテナ内にカプセル化し、S112における第1のメッセージおよび第2の指示情報を同じF1APメッセージに追加する。たとえば、F1APメッセージは、新しい端末デバイスのアクセスを指示するために使用される初期UEメッセージである。
【0304】
S121.第1のネットワークノードは、第1のメッセージを第1のシステムに送信する。
【0305】
特に、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有しないので、第1のメッセージの受信の際に、第1のネットワークノードは第1のメッセージの内容を解析または変更せず、第1のネットワークノード上に展開されたプロトコル層により第1のメッセージ上で対応する処理を実行し、F1インターフェースを介して第1のメッセージを第1のシステムに送信する。
【0306】
たとえば、RRC接続再確立要求メッセージを受信した後、DUは、RRC接続再開要求メッセージを処理し、F1インターフェースを介してメッセージをCUに送信する。たとえば、メッセージは、F1AP初期UEメッセージ内のRRCコンテナで伝えられる。
【0307】
S132.第1のシステムは、第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第2のメッセージは、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0308】
たとえば、CUが端末デバイスに対してRRC接続を再確立することができる場合、CUは、F1メッセージを介して第2のメッセージをDUに送信し、DUに記憶されている端末デバイスの元のコンテキスト情報を見つけ、元のコンテキスト情報に基づき増分delta構成を実行することをDUに命令する。delta構成が実行された後、DUは、端末デバイスに対するコンテキストをすでに確立している。たとえば、delta構成は、元のC-RNTI1をC-RNTI2で置き換えること、および/または端末デバイスに対するF1AP識別情報を更新することを含む。
【0309】
第2のメッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、元のC-RNTI1、新しいC-RNTI2、セル識別子、ならびに端末デバイスコンテキストに対する識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキストと相関させるために使用され、コンテキストIDまたは端末デバイスの別のフォーマットのIDであってよい)である。
【0310】
S142.第1のネットワークノードは、第2のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0311】
特に、第2のメッセージの受信の際に、第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードに記憶されているコンテキスト情報を取り出し、元のコンテキスト情報に基づきdelta構成を実行する。たとえば、delta構成は、元のC-RNTI1をC-RNTI2で置き換えること、および/またはF1APの端末デバイスに対する識別情報を更新することを特に含む。
【0312】
S151.第1のシステムは、第1の指示情報を端末デバイスに送信し、第1の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0313】
たとえば、第1の指示情報はRRCメッセージであってよい。RRCメッセージは、端末デバイスのRRC接続再確立が成功したか、または失敗したかを指示するために使用される。RRCメッセージは、F1インターフェースを介してCUによってDUに送信される。DUはRRCメッセージを処理し、RRCメッセージを端末デバイスに送信する。さらに、任意選択で、CUがF1インターフェース制御プレーンを介してRRCメッセージをDUに送信したときに、S132におけるRRCメッセージおよび第2のメッセージは、送信のために同じF1APメッセージで伝えられ得る。
【0314】
任意選択で、RRC再確立が成功した場合、第1の指示情報はRRC再確立メッセージであり、F1APメッセージは新規にアクセスされるUEに対するコンテキストを確立することをDUに命令するために使用される初期コンテキストセットアップメッセージ(initial context setup message)である。そうでない場合、CUは、RRC再確立失敗メッセージを端末デバイスに送信する。
【0315】
S160.端末デバイスは、第1の指示情報に基づきRRC接続再確立完了メッセージを第1のシステムに送信する。
【0316】
特に、第1の指示情報が、RRC接続再確立に成功したことを指示する場合、端末デバイスは、RRC接続再確立完了メッセージを第2のネットワークノードに送信する。RRC接続再確立完了メッセージは、第1のネットワークノードによって第1のシステムに送信される。
【0317】
前述の説明では、図6から図12を参照しつつ本出願の実施形態における伝送方法100を詳述している。伝送方法100において、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有していないので、第1のネットワークノードは、端末デバイスによって送信されたメッセージを解析することができないが、解析のため、インターフェースを介してメッセージを第1のシステム(または第2のネットワークノード)に送信することのみを行える。次の説明では、図13から図19を参照しつつ本出願の実施形態における伝送方法200を詳述する。伝送方法200において、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有し、SRB0上で、いくつかのRRCメッセージ、たとえば、RRCメッセージを解析し、および/または返信することができる。
【0318】
図13は、本出願の一実施形態による伝送方法200の概略フローチャートである。図13に示されているように、伝送方法200は次のステップを含む。
【0319】
S210.第1のネットワークノードが、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される。
【0320】
S220.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0321】
S230.第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0322】
代替的に、第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む。任意選択で、第1のネットワークノードは応答メッセージを端末デバイスに送信し、端末デバイスにRRC接続セットアップ失敗を通知する。任意選択で、応答メッセージは、RRC接続セットアップ失敗の原因、たとえば、第1のネットワークノードがコンテキストを取り出すのに失敗した原因を指示するために使用される原因値を含む。
【0323】
任意選択で、第1のネットワークノードは、少なくともいくつかの無線リソース制御層機能ならびに無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0324】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0325】
任意選択で、第1のネットワークノードが、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信することは、
端末デバイスの識別情報に基づき、第2ネットワークノードによって送信された第2のメッセージを、第1のネットワークノードにより受信することであって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである、受信することを含む。
【0326】
S230およびS240の順序は限定されないことは理解されるべきである。
【0327】
特に、第1のネットワークノードは、端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用され、第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0328】
第1のネットワークノードが、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶している場合、第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出し、第1のネットワークノードは、第4のメッセージを第1のシステムに送信し、第4のメッセージは、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のシステムに命令するために使用される。
【0329】
第1のネットワークノードが端末デバイスのコンテキスト情報を記憶していない場合、第1のネットワークノードは、第1のシステムによって送信された第5のメッセージを取り出し、第5のメッセージは、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリストおよび/またはデータ無線ベアラリストを含み、第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリスト、および端末デバイスのデータ無線ベアラリストのうちの少なくとも1つに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0330】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0331】
図14は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図14に示されているように、伝送方法200は次のステップを含む。
【0332】
S201.第1のネットワークノードが、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用される。
【0333】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0334】
S202.第1のシステムは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0335】
S203.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0336】
S204.第1のシステムが第1のコマンドを端末デバイスに送信し、第1のコマンドは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために使用される。
【0337】
S205.端末デバイスは、第1のコマンドに従って端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0338】
第1のネットワークノードがDUであるという条件の下で、DUが端末デバイスのコンテキスト情報を記憶している場合に、RRC接続再開メッセージがUL RRCメッセージ転送メッセージを介して送信され得るか、またはDUが端末デバイスのコンテキスト情報を記憶していない場合に、RRC接続再開メッセージは、初期UL RRCメッセージを介して転送される必要があることは理解されるべきである。
【0339】
前述のステップS201からS205は、図7のステップS101からS105と同じであり、両方とも、端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理を記述していることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0340】
S211.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0341】
たとえば、端末デバイスは、RRC接続再開手順を開始し、RRC接続再開要求メッセージを送信して、端末デバイスのRRC接続を再開する。RRC接続再開要求メッセージは、端末デバイスの再開IDを伝える。
【0342】
S221.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0343】
特に、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有しているので、第1のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、第1のメッセージを解析し、端末デバイスの識別情報を決定する。
【0344】
任意選択で、識別情報は、端末デバイスの再開IDである。
【0345】
S231.第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0346】
たとえば、RRC接続再開要求メッセージが端末デバイスの再開IDを伝えると決定した後、DUは、再開IDに基づき、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけ、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0347】
S241.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第5のメッセージを第1のシステムに送信し、第5のメッセージは、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のシステムに命令するために使用される。
【0348】
たとえば、DUは、F1インターフェースを介して第5のメッセージをCUに送信する。CUがF1インターフェースから第5のメッセージを受信した後に、CUがCUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけることができ、コンテキスト情報、および第5のメッセージで伝えられる情報に基づき端末デバイスのRRC接続を再開するのに成功できる場合、CUは、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0349】
任意選択で、第5のメッセージは、第1のネットワークノードが端末デバイスのコンテキストを完全には取り出さなかったことを指示するために使用される指示情報を伝え得る。さらに、任意選択で、第1のシステムは、指示情報に基づき第1の指示情報で端末デバイスの構成情報を伝える。構成情報は、端末デバイスのコンテキストを再確立するために第1のネットワークノードによって使用される。
【0350】
S250.第1のシステムは、第5のメッセージに基づき、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0351】
S260.第1のシステムは、第1の指示情報を第1のネットワークノードに送信し、第1の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0352】
任意選択で、端末デバイスのRRC接続の再開に成功した場合、第1の指示情報は、端末デバイスの構成情報(たとえば、端末デバイスのSRBリストおよび/またはDRBリスト、対応するプロトコルスタック構成、ならびにDRBリストに対応するF1インターフェース・ユーザ・プレーン・トンネル・セットアップ情報(たとえば、CU側のIPアドレスおよびGTP-Uトンネルエンドポイント識別子TEID)を含む)をさらに伝え得る。
【0353】
任意選択で、端末デバイスのRRC接続が再開に失敗した場合、第1の指示情報は、端末デバイスのコンテキストを削除すること、または端末デバイスのコンテキストをサスペンドすることを第1のネットワークノードに命令する。
【0354】
S270.第1のネットワークノードは、第2の指示情報を端末デバイスに送信し、端末デバイスのRRC接続の再開に成功したかまたは失敗したかを指示する。
【0355】
代替的に、第1のシステムは、第2の指示情報を端末デバイスに送信し、端末デバイスのRRC接続の再開に成功したかまたは失敗したかを指示する。
【0356】
たとえば、第2の指示情報はRRCメッセージであってよい。CUは、RRCメッセージを端末デバイスに送信し、端末デバイスのRRC接続の再開に成功したかまたは失敗したかを指示する。RRCメッセージは、F1インターフェースを介してDUに送信される。DUはRRCメッセージを処理し、RRCメッセージを端末デバイスに転送する。代替的に、DUは、第1の指示情報に基づき第2の指示情報を生成し、第2の指示情報を端末デバイスに送信する。
【0357】
図15は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図15に示されているように、伝送方法200は次のステップを含む。
【0358】
S271.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0359】
図15に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理は、図8に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理と同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0360】
S272.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0361】
S273.第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0362】
S274.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第5のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第5のメッセージは、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第2のネットワークノードに命令するために使用され、第5のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0363】
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0364】
S275.第2のネットワークノードは、第5のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0365】
S276.第2のネットワークノードは、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第7のメッセージは、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第7のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0366】
任意選択で、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0367】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0368】
S277.第3のネットワークノードは、第7のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0369】
第2のネットワークノードは、第2の指示情報を端末デバイスに送信することは理解されるべきである。第2の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0370】
図16は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図16に示されているように、伝送方法200は次のステップを含む。
【0371】
S206.第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0372】
端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される他の処理ステップは、図14のS203との相違点を除き、同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0373】
端末デバイスが図14において非アクティブモードから再開するときに実行される処理との違いは、端末デバイスのコンテキスト情報について第1のネットワークノードによって実行される処理にあることはさらに理解されるべきである。伝送方法200は、以下のステップをさらに含む。
【0374】
S212.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0375】
たとえば、端末デバイスは、RRC接続再開手順を開始し、RRC接続再開要求メッセージを送信して、端末デバイスのRRC接続を再開する。RRC接続再開要求メッセージは、端末デバイスの再開IDを伝える。
【0376】
S222.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0377】
特に、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有しているので、第1のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、第1のメッセージを解析し、端末デバイスの識別情報を決定する。
【0378】
任意選択で、識別情報は、端末デバイスの再開IDである。
【0379】
S242.第1のネットワークノードは、第4のメッセージを第1のシステムに送信し、第4のメッセージは、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第1のシステムに命令するために使用される。
【0380】
任意選択で、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0381】
任意選択で、識別情報は、端末デバイスの再開IDである。たとえば、DUは、F1インターフェースを介して第4のメッセージをCUに送信する。CUがF1インターフェースから第4のメッセージを受信した後に、CUがCUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけることができ、コンテキスト情報、および第4のメッセージで伝えられる情報に基づき端末デバイスのRRC接続を再開するのに成功できる場合、CUは、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0382】
第1のネットワークノードは、S206において端末デバイスのコンテキスト情報をリリースするので、第1のネットワークノードは、S222の後に端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことができないことは理解されるべきである。
【0383】
S251.第1のシステムは、第4のメッセージに基づき、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出し、端末デバイスのRRC接続を再開するのに成功するか、または失敗する。
【0384】
S252.第1のシステムは、第5のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第5のメッセージは、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したことを第1のネットワークノードに指示するために使用される。任意選択で、第5のメッセージは、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリストおよび/またはデータ無線ベアラリストを含む。
【0385】
代替的に、第5のメッセージは、端末デバイスのRRC接続が再開に失敗したことを第1のネットワークノードに指示するために使用される。任意選択で、第5のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を削除またはサスペンドすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0386】
特に、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけた後、第1のシステムは、第5のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第5のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第1のネットワークノードに命令するために使用され、第5のメッセージは、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリストおよび/またはデータ無線ベアラリストを含み、第5のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリスト、および端末デバイスのデータ無線ベアラリストのうちの少なくとも1つに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立し得る。
【0387】
たとえば、CUがF1インターフェースメッセージを受信した後、端末デバイスのRRC接続が再開に成功できる場合、CUは、F1インターフェース制御プレーンメッセージをDUに送信し、端末デバイスに対するコンテキストを再開し、SRBおよびDRBプロトコルスタックを構成し、F1インターフェース接続の制御プレーンおよびユーザプレーン伝送チャネルを確立することをDUに命令する。
【0388】
任意選択で、インターフェース制御プレーンメッセージは、次の情報の1つまたは次の情報の組合せを伝えるが、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、C-RNTI、端末デバイスのコンテキスト識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報と相関する。たとえば、端末デバイスのコンテキスト識別情報は端末デバイスのコンテキストIDもしくは別のフォーマットのIDであってよい)、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリスト(SRB list)および/またはデータ無線ベアラリスト(DRB list)および対応するプロトコルスタック構成、ならびにDRBリストに対応するF1インターフェースセットアップ情報(たとえば、CU側のIPアドレスおよびGTP-U TEID)である。
【0389】
S261.第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報、端末デバイスのシグナリング無線ベアラリスト、および端末デバイスのデータ無線ベアラリストのうちの少なくとも1つに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0390】
S270.第1のシステムは、第2の指示情報を端末デバイスに送信し、第2の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0391】
代替的に、第1のネットワークノードは、第2の指示情報を端末デバイスに送信し、第2の第1の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0392】
図17は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図17に示されているように、方法200は次のステップを含む。
【0393】
S278.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの無線リソース制御接続を再開することを要求するために使用される。
【0394】
図17に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理は、図10に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理と同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0395】
S279.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0396】
S280.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第5のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第5のメッセージは、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第2のネットワークノードに命令するために使用され、第5のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0397】
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0398】
S281.第2のネットワークノードは、第5のメッセージに基づき、第2のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0399】
S282.第2のネットワークノードは、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第7のメッセージは、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すことを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第7のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0400】
任意選択で、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0401】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0402】
S283.第3のネットワークノードは、第7のメッセージで伝えられる端末デバイスの識別情報に基づき、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0403】
S284.第2のネットワークノードは、第6のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報ならびに端末デバイスのシグナリング無線ベアラリストおよびデータ無線ベアラリストのうちの少なくとも1つを含み、第6のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0404】
S285.第1のネットワークノードは、第6のメッセージによって伝えられる端末デバイスの識別情報ならびにシグナリング無線ベアラリストおよび端末デバイスのデータ無線ベアラリストのうちの少なくとも1つに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0405】
第2のネットワークノードが端末デバイスのRRC接続を再開することができる場合、第2のネットワークノードは、第2の指示情報を端末デバイスに送信することは理解されるべきである。第2の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0406】
S282およびS283は、S284およびS285の前に実行され得るか、またはS284およびS285の後に実行され得ることはさらに理解されるべきである。本出願は、それに限定されない。
【0407】
図18は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図18に示されているように、方法200は次のステップを含む。
【0408】
S287.第2のネットワークノードは、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第7のメッセージは、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を再確立することを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第7のメッセージは、端末デバイスのデータ無線ベアラリストおよび端末デバイスの識別情報を含む。
【0409】
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0410】
たとえば、第1のシステムはCUであり、第2のネットワークノードはCU-CPであり、第3のネットワークノードはCU-UPである。
【0411】
S288.第3のネットワークノードは、第7のメッセージで伝えられる端末デバイスのデータ無線ベアラリストおよび端末デバイスの識別情報に基づき端末デバイスのコンテキスト情報を再確立する。
【0412】
図18に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理は、図11に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードに入ったときに実行される処理と同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0413】
図18に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理手順は、図17に示されている伝送方法において端末デバイスが非アクティブモードから再開したときに実行される処理手順と、S283およびS284との相違点を除き、同じであることはさらに理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0414】
第2のネットワークノードが端末デバイスのRRC接続を再開することができる場合、第2のネットワークノードは、第2の指示情報を端末デバイスに送信することはさらに理解されるべきである。第2の指示情報は、端末デバイスのRRC接続が再開に成功したか、または再開に失敗したことを指示するために使用される。
【0415】
S287およびS288は、S284およびS285の前に実行され得るか、またはS284およびS285の後に実行され得ることはさらに理解されるべきである。本出願は、それに限定されない。
【0416】
図19は、本出願の一実施形態による伝送方法200の別の概略フローチャートである。図19に示されている伝送方法のアプリケーションシナリオは、図12に示されている伝送方法のものと同じであることは理解されるべきである。違いは次の点にある。図19の第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有するが、図12の第1のネットワークノードはRRC機能を有しない。
【0417】
図19に示されているように、伝送方法200は次のステップを含む。
【0418】
S207.端末デバイスが、第1のネットワークノードおよび第1のシステムによって管理されているセルにアクセスし、端末デバイスに対する第1のセル無線ネットワーク一時識別子を取り出す。
【0419】
S208.端末デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを第1のネットワークノードに送信し、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスは、ランダムアクセスを開始するために端末デバイスによって使用される。
【0420】
S209.第1のネットワークノードは、ランダムアクセス応答メッセージを端末デバイスに送信し、ランダムアクセス応答メッセージは、端末デバイスに対する第2のセル無線ネットワーク一時識別子を含む。
【0421】
S213.第1のネットワークノードは、第2の指示情報を第1のシステムに送信し、第2の指示情報は、端末デバイスに対する第2のセル無線ネットワーク一時識別子を含む。
【0422】
前述のステップは、図8のS107、S108、S109、およびS112と同じであることは理解されるべきである。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0423】
S214.端末デバイスは、第1のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第1のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含む。
【0424】
任意選択で、端末デバイスの識別情報は、第1のセル無線ネットワーク一時識別子情報および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つである。
【0425】
たとえば、第1のメッセージは、RRC接続再確立要求メッセージである。端末デバイスは、RRC接続再確立要求メッセージを送信し、RRC接続再確立要求メッセージで元の基地局のPCIおよび元のC-RNTI1を伝える。DUが、F1インターフェースを介してRRCメッセージをCUに転送する。さらに、任意選択で、DUがF1インターフェースを介してメッセージを転送するときに、S112におけるメッセージおよび第2の指示情報は、同じF1APメッセージで伝えられる。RRC接続再確立要求メッセージはRRCコンテナである。たとえば、F1APメッセージは初期UEメッセージである。
【0426】
S223.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定する。
【0427】
特に、第1のネットワークノードはいくつかのRRC機能を有しているので、第1のメッセージを受信した後、第1のネットワークノードは、第1のメッセージを解析し、端末デバイスの識別情報を決定する。
【0428】
任意選択で、第1のメッセージは、RRC接続再確立要求メッセージである。
【0429】
任意選択で、識別情報は、端末デバイスのセル無線ネットワーク一時識別子情報および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つである。
【0430】
S232.第1のネットワークノードは、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出す。
【0431】
たとえば、RRC接続再確立要求メッセージが端末デバイスのPCIおよび/またはC-RNTI1を伝えると決定した後、DUは、端末デバイスのPCIおよび/またはC-RNTI1に基づき、DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を見つけ、端末デバイスの対応する構成および対応する伝送リソースを再開する。
【0432】
S233.第1のネットワークノードは、第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報は、RRC接続再確立が成功したかまたは失敗したかを指示するために使用される。
【0433】
たとえば、DUがRRCメッセージを受信した後、DUが端末デバイスに対してRRC接続を再確立することができる場合、DUは、RRCメッセージを端末デバイスに送信し、端末デバイスのRRC接続が再確立に成功したことを指示する。そうでない場合、DUは、RRC再確立失敗メッセージを端末デバイスに送信する。
【0434】
S243.第1のネットワークノードは、第1のメッセージに基づき第4の指示情報を第1のシステムに送信し、第4の指示情報は、端末デバイスに対するセル無線ネットワーク一時識別子が変わったことを指示するために使用される。
【0435】
たとえば、DUは、F1インターフェースを介して構成情報をCUに送信し、端末デバイスのC-RNTIが変わったことを指示する。構成情報は、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、元のC-RNTI1、新しいC-RNTI2、セル識別子、ならびに端末デバイスのコンテキスト識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキストと相関させるために使用され、端末デバイスのコンテキスト識別情報は端末デバイスのコンテキストIDまたは別のフォーマットのIDであってよい)である。
【0436】
任意選択で、第1のシステムは、第4の指示情報に基づき端末デバイスに対する対応するRRC構成および/またはRB構成を生成し、対応するRRC構成および/またはRB構成を第1のネットワークノードに送信する。第1のネットワークノードは第3の指示情報を生成する。この場合、S233は、S243の後に実行される。
【0437】
S253.端末デバイスは、第3の指示情報に基づきRRC接続再確立完了メッセージを第1のシステムに送信する。
【0438】
特に、第3の指示情報が、RRC接続再確立に成功したことを指示する場合、端末デバイスは、RRC接続再確立完了メッセージを第1のシステムに送信する。RRC接続再確立完了メッセージは、第1のネットワークノードによって第1のシステムに送信される。
【0439】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0440】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0441】
図20は、本出願の一実施形態による伝送方法300の概略フローチャートである。図20に示されているように、方法300は次のステップを含む。
【0442】
S310.第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していると決定する。
【0443】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0444】
たとえば、DUは、RLFがDUと端末デバイスとの間のリンク上で発生していることを見つける。原因は、物理層原因(たとえば、特定の時間期間におけるout-of-syncの回数が閾値を超える)、RLC層における再送の過剰な回数、または同様のものであり得る。
【0445】
S320.第1のネットワークノードは、第8のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第8のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第2のネットワークノードに指示するために使用される。
【0446】
任意選択で、第2のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0447】
任意選択で、第8のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0448】
たとえば、DUは、F1インターフェースを介して通知メッセージをCUに送信し、端末デバイスがRLFに遭遇したことをCUに通知する。メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、C-RNTI、端末デバイスのコンテキスト識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキストと相関させるために使用され、端末デバイスのコンテキスト識別情報は端末デバイスのコンテキストIDまたは別のフォーマットのIDであってよい)、RLF指示、ならびにRLF原因(たとえば、物理層原因またはRLC層原因)である。
【0449】
S330.第2のネットワークノードは、第8のメッセージに基づきタイマを設定する。
【0450】
S340.タイマがタイムアウトした場合に、第2のネットワークノードは、第9のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第9のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0451】
たとえば、タイマがタイムアウトした場合、CUは、F1インターフェースを介して、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースし、F1インターフェース接続をリリースすることをDUに命令する。
【0452】
さらに、任意選択で、CUはNGインターフェースをリリースする。
【0453】
タイマがタイムアウトする前に第2のネットワークノードが無線リソース制御接続メッセージを受信した場合に、第2のネットワークノードはタイマを停止することは理解されるべきである。
【0454】
図21は、本出願の一実施形態による伝送方法300の別の概略フローチャートである。図21に示されているように、方法300は次のステップを含む。
【0455】
S311.第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していると決定する。
【0456】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0457】
S321.第1のネットワークノードは、第8のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第8のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第2のネットワークノードに指示するために使用される。
【0458】
任意選択で、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。任意選択で、第8のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0459】
たとえば、DUは、F1インターフェースを介して通知メッセージをCU-CPに送信し、UEがRLFに遭遇したことをCU-CPに通知する。メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースUE ID(F1AP DU側のUE IDおよびF1AP CU側のUE ID、またはインターフェースUE ID)、C-RNTI、UE ID(DUに記憶されているUEのコンテキストと相関させるために使用され、UE IDはUEのコンテキストIDまたは別のフォーマットのIDであってよい)、RLF指示、ならびにRLF原因(物理層原因またはRLC層原因)である。
【0460】
S331.第2のネットワークノードは、第8のメッセージに基づきタイマを設定する。
【0461】
S341.タイマがタイムアウトした場合に、第2のネットワークノードは、第9のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第9のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0462】
S342.タイマがタイムアウトした場合に、第2のネットワークノードは、第10のメッセージを第3のネットワークノードに送信し、第10のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることを第3のネットワークノードに命令するために使用される。
【0463】
任意選択で、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0464】
たとえば、タイマがタイムアウトした場合、CU-CPは、F1インターフェースを介して、UEコンテキストをリリースし、F1インターフェース接続をリリースすることをDUに命令する。CU-CPは、E1インターフェースを介して、UEコンテキストをリリースし、Ng-Uインターフェース接続、F1インターフェース接続、およびE1インターフェース接続をリリースすることをCU-UPに命令する。
【0465】
さらに、任意選択で、CUはNGインターフェースをリリースする。
【0466】
S341とS342との間に順序はないことは理解されるべきである。
【0467】
タイマがタイムアウトする前に第2のネットワークノードが無線リソース制御接続メッセージを受信した場合に、第2のネットワークノードはタイマを停止することはさらに理解されるべきである。
【0468】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0469】
図22は、本出願の一実施形態による伝送方法400の概略フローチャートである。図22に示されているように、伝送方法400は次のステップを含む。
【0470】
S410.端末デバイスは、第1のネットワークノードおよび第1のシステムによって管理されるセルにアクセスし、RRC接続を確立する。
【0471】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0472】
任意選択で、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0473】
第1のネットワークノードおよび第1のシステムは、ネットワークデバイスのいくつかの機能を分割することによって得られる異なるネットワークノードであることは理解されるべきである。ネットワークデバイスは、第1のネットワークノードと第1のシステムとを含む。
【0474】
第1のネットワークノードはソースDUであってよく、第1のシステムはソースCUであってよいことはさらに理解されるべきである。図22における伝送方法は、端末デバイスをソースCUによって管理されているソースDUからターゲットCUによって管理されているターゲットDUにハンドオーバするために使用される。
【0475】
たとえば、端末デバイスは、CU-DUによって管理されるセルにアクセスし、RRC接続を確立する。端末デバイスのC-RNTIはC-RNTI1である。CUおよびDUは両方とも、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶する。
【0476】
S420.第1のシステムは、端末デバイスを第5のネットワークノードにハンドオーバすることを決定し、ハンドオーバ要求メッセージを第5のネットワークノードに送信する。
【0477】
たとえば、ソースCUは、端末デバイスをターゲットCUにハンドオーバすることを決定し、基地局間インターフェースまたは基地局とコアネットワークエンティティとの間のインターフェース、すなわち、RAN-CNインターフェースを介してハンドオーバ要求メッセージをターゲットCUに送信する。
【0478】
S430.第5のネットワークノードは、ハンドオーバ準備メッセージを第4のネットワークノードに送信し、ハンドオーバ準備メッセージは、端末デバイスに対する構成を実行することを第4のネットワークノードに要求するために使用される。
【0479】
第4のネットワークノードはターゲットDUであってよく、第5のネットワークノードはターゲットCUであってよいことは理解されるべきである。
【0480】
任意選択で、第4のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0481】
任意選択で、第5のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0482】
たとえば、ターゲットCUが流入制御を実行した後、端末デバイスへのアクセスが許可された場合、ターゲットCUはハンドオーバ準備メッセージをターゲットDUに送信し、端末デバイスに対して構成を実行することをターゲットDUに要求する。メッセージは、次の情報のうちの1つまたは次の情報のうちの複数の組合せを含み、これらの情報は、F1インターフェースにおける端末デバイスの識別情報(F1AP CU側の端末デバイスの識別情報およびF1AP DU側の端末デバイスの識別情報、またはインターフェースにおける端末デバイスに対する独立識別情報)、端末デバイスのコンテキスト識別情報(DUに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報と相関する。たとえば、端末デバイスのコンテキスト識別情報は端末デバイスのコンテキストIDまたは別のフォーマットのIDであってよい)、端末デバイスのSRBリストおよび/またはDRBリスト、DRBに対応するF1インターフェースセットアップ情報(たとえば、CU側のトンネルアドレスおよびGTP-U TEID)、ならびにセルID(たとえば、PCIもしくはECGI)である。
【0483】
S440.第4のネットワークノードは、ハンドオーバ準備メッセージに基づきセル無線ネットワーク一時識別子および/または専用ランダムアクセスリソースを第5のネットワークノードに送信する。
【0484】
たとえば、メッセージを受信した後、DUは、端末デバイスに対してC-RNTI2および/または専用RACHリソースを割り当て、F1インターフェースを介してC-RNTI2および/または専用RACHリソースをCUに送信する。たとえば、RACHリソースに関係する情報は、ビーム識別情報beam IDおよび物理リソース指示を特に含む。
【0485】
S450.第5のネットワークノードは、ハンドオーバコマンドを第1のシステムに送信し、ハンドオーバコマンドは、セル無線ネットワーク一時識別子および/または専用ランダムアクセスリソースを含む。
【0486】
たとえば、ターゲットCUは、基地局間インターフェースまたはRAN-CNインターフェースによる転送を介してハンドオーバコマンドをソースCUに送信する。ハンドオーバコマンドは、端末デバイスに対するターゲットCUによって行われる構成を伝える。構成は、C-RNTI2および専用RACHリソースを含む。
【0487】
S460.第1のシステムは、構成情報を端末デバイスに送信し、構成情報は、セル無線ネットワーク一時識別子および/または専用ランダムアクセスリソースを含む。
【0488】
S470.端末デバイスは、セル無線ネットワーク一時識別子および/または専用ランダムアクセスリソースを使用することによって第5のネットワークノードにアクセスする。
【0489】
本出願のこの実施形態における伝送方法によれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0490】
前述の説明では、図6から図22を参照しつつ本出願の実施形態における伝送方法を詳述している。次の説明では、図23から図36を参照しつつ本出願の実施形態におけるネットワークデバイスを詳述している。
【0491】
図23は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス500の概略ブロック図である。図23に示されているように、ネットワークデバイス500は、
端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール510であって、第1のメッセージは端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュール510と、
第1のメッセージを第1のシステムに送信するようにトランシーバモジュールを制御するように構成されている処理モジュール520であって、トランシーバモジュールは、第1のメッセージに基づき第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュール520とを備える。
【0492】
任意選択で、トランシーバモジュール510は、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、第1のネットワークノードは、端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報をリリースする。
【0493】
任意選択で、トランシーバモジュール510は、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0494】
任意選択で、トランシーバモジュール510は、第1のメッセージを第2のネットワークノードに送信し、第1のメッセージに基づき第2のネットワークノードによって送信された第2のメッセージを受信するように特に構成され、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0495】
任意選択で、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つである。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0496】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、端末デバイスの識別情報、セル識別子情報、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0497】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、および/または
第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0498】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0499】
図24は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス600の概略ブロック図である。図24に示されているように、ネットワークデバイス600は、
端末デバイスから第1のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール610であって、第1のメッセージは端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュール610と、
第1のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成されている処理モジュール620であって、第2のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュール620とを備える。
【0500】
任意選択で、トランシーバモジュール610は、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュール620は、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0501】
任意選択で、トランシーバモジュール610は、第4のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0502】
任意選択で、トランシーバモジュール610は、命令メッセージを第1のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0503】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、および/または
第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0504】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0505】
図25は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス700の概略ブロック図である。図25に示されているように、ネットワークデバイス700は、
第2のネットワークノードによって送信された第4のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール710であって、第4のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第4のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含む、トランシーバモジュール710と、
第4のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を確立するように構成されている処理モジュール720であって、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードであり、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである、処理モジュール720とを備える。
【0506】
任意選択で、トランシーバモジュール710は、第2のネットワークノードによって送信された第5のメッセージを受信するようにさらに構成され、処理モジュールは、第5のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第5のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報の一部をリリースするようにさらに構成される。端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である。
【0507】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、第2のインターフェースの接続情報、第3のインターフェースの接続情報、第4のインターフェースの接続情報、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、現在のセキュリティコンテキスト情報、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・ステータス、セル識別子情報、および端末デバイスを識別するために使用される識別情報のうちの少なくとも1つを含む。第2のインターフェースは、第3のネットワークノードとコアネットワークとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第3のインターフェースは、第3のネットワークノードと第2のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。第4のインターフェースは、第3のネットワークノードと第1のネットワークノードとの間のデータ伝送および/または情報交換に使用される。
【0508】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、および/または
第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0509】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0510】
図26は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス800の概略ブロック図である。図26に示されているように、ネットワークデバイス800は、
端末デバイスによって送信された第1のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール810であって、第1のメッセージは端末デバイスの無線リソース制御接続を確立することを要求するために使用される、トランシーバモジュール810と、
第1のメッセージに基づき端末デバイスの識別情報を決定するように構成されている処理モジュール820とを備える。
【0511】
処理モジュール820は、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すようにさらに構成されるか、または
処理モジュール820は、端末デバイスの識別情報に基づき、第1のシステムによって送信された第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である。
【0512】
任意選択で、トランシーバモジュール810は、第1のシステムによって送信された第3のメッセージを受信するようにさらに構成され、処理モジュールは、第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するか、または第3のメッセージに基づき端末デバイスのコンテキスト情報をリリースするようにさらに構成される。
【0513】
任意選択で、トランシーバモジュール810は、第1のシステムによって送信された命令メッセージを受信するようにさらに構成され、命令メッセージは、非アクティブモードに入ることを端末デバイスに命令するために第1のネットワークノードによって使用され、第1のネットワークノードは、命令メッセージを端末デバイスに送信する。
【0514】
任意選択で、トランシーバモジュール810は、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュール820は、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0515】
任意選択で、端末デバイスの識別情報は、端末デバイスの再開識別情報、第1のインターフェースにおける端末デバイスの識別情報、セル無線ネットワーク一時的識別子情報、および物理セル識別子情報のうちの少なくとも1つである。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0516】
任意選択で、端末デバイスのコンテキスト情報は、無線リソース制御構成、データ無線ベアラパラメータ、および第1のインターフェースの接続情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のインターフェースは、第1のネットワークノードと第1のシステムとの間のデータ伝送および情報交換に使用される。
【0517】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、および/または
第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0518】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0519】
図27は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス900の概略ブロック図である。図27に示されているように、ネットワークデバイス900は、
第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール910であって、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、第6のメッセージは、第1のシステムに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第1のシステムによって使用される、トランシーバモジュール910と、
第6のメッセージに基づき第2のメッセージを第1のネットワークノードに送信するように構成されている処理モジュール920であって、第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、端末デバイスのコンテキスト情報は、アクセスストラタムコンテキスト情報である、処理モジュール920とを備える。
【0520】
任意選択で、トランシーバモジュール910は、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュール920は、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0521】
任意選択で、トランシーバモジュール910は、第7のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第7のメッセージは、端末デバイスの識別情報を含み、端末デバイスの識別情報は、第3のネットワークノードに記憶されている端末デバイスのコンテキスト情報を取り出すために第3のネットワークノードによって使用されるか、または第2のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を含み、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0522】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、物理層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含み、および/または
第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0523】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0524】
図28は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1000の概略ブロック図である。図28に示されているように、ネットワークデバイス1000は、
第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していると決定するように構成されている処理モジュール1010であって、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含む、処理モジュール1010と、
第6のメッセージを第1のシステムに送信するように構成されているトランシーバモジュール1020であって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第2のネットワークノードに指示するために使用され、第2のネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む、トランシーバモジュール1020とを備える。
【0525】
任意選択で、トランシーバモジュール1020は、第1のシステムによって送信された第7のメッセージを受信するようにさらに構成され、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用される。
【0526】
任意選択で、トランシーバモジュール1020は、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュールは、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0527】
任意選択で、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0528】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0529】
図29は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1100の概略ブロック図である。図29に示されているように、ネットワークデバイス1100は、
第1のネットワークノードによって送信された第6のメッセージを受信するように構成されているトランシーバモジュール1110であって、第6のメッセージは、第1のネットワークノードと端末デバイスとの間に無線リンク障害が発生していることを第1のシステムに指示するために使用される、トランシーバモジュール1110と、
第6のメッセージに基づきタイマを設定するように構成されている処理モジュール1120とを備える。
【0530】
タイマがタイムアウトした場合に、第1のシステムは、第7のメッセージを第1のネットワークノードに送信し、第7のメッセージは、端末デバイスのコンテキストをリリースすることを第1のネットワークノードに命令するために使用されるか、またはタイマがタイムアウトする前に第1のシステムが無線リソース制御接続メッセージを受信した場合に、第1のシステムはタイマを停止する。
【0531】
任意選択で、第1のネットワークノードは、無線リンク制御プロトコル層機能、媒体アクセス制御層機能、および物理層機能のうちの少なくとも1つを含み、第1のシステムは、パケットデータコンバージェンスプロトコル層機能、サービスデータアダプテーションプロトコル層機能、および無線リソース制御層機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0532】
任意選択で、トランシーバモジュール1110は、第2のネットワークノードのトランシーバモジュールであり、処理モジュール1120は、第2のネットワークノードの処理モジュールであり、第2のネットワークノードは、第1のシステムの制御プレーンノードである。
【0533】
任意選択で、トランシーバモジュール1110は、タイマがタイムアウトした場合に、第8のメッセージを第3のネットワークノードに送信するようにさらに構成され、第8のメッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報をリリースすることを第3のネットワークノードに命令するために使用され、第3のネットワークノードは、第1のシステムのユーザプレーンノードである。
【0534】
任意選択で、第6のメッセージは、端末デバイスの識別情報、無線リンク障害指示情報、およびセル無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0535】
本出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスによれば、端末デバイスのコンテキストは、ネットワークデバイスのいくつかの機能が異なるネットワークノードに分割されるときに効果的に管理され得る。
【0536】
図30は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1200の概略構造図である。図30に示されているように、ネットワークデバイス1200は、プロセッサ1201、メモリ1202、受信機1203、および送信機1204を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1202は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶されている命令を実行し、受信機1203を制御して情報を受信し、送信機1204を制御して情報を送信するように構成されている。
【0537】
プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1201は、ネットワークデバイス500内の処理モジュール520に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1203および送信機1204は、ネットワークデバイス500内のトランシーバモジュール510に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0538】
図31は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1300の概略構造図である。図31に示されているように、ネットワークデバイス1300は、プロセッサ1301、メモリ1302、受信機1303、および送信機1304を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1302は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1301は、メモリ1302に記憶されている命令を実行し、受信機1303を制御して情報を受信し、送信機1304を制御して情報を送信するように構成されている。
【0539】
プロセッサ1301は、メモリ1302に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1301は、ネットワークデバイス600内の処理モジュール620に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1303および送信機1304は、ネットワークデバイス600内のトランシーバモジュール610に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0540】
図32は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1400の概略構造図である。図32に示されているように、ネットワークデバイス1400は、プロセッサ1401、メモリ1402、受信機1403、および送信機1404を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1402は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1401は、メモリ1402に記憶されている命令を実行し、受信機1403を制御して情報を受信し、送信機1404を制御して情報を送信するように構成されている。
【0541】
プロセッサ1401は、メモリ1402に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1401は、ネットワークデバイス700内の処理モジュール720に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1403および送信機1404は、ネットワークデバイス700内のトランシーバモジュール710に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0542】
図33は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1500の概略構造図である。図33に示されているように、ネットワークデバイス1500は、プロセッサ1501、メモリ1502、受信機1503、および送信機1504を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1502は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1501は、メモリ1502に記憶されている命令を実行し、受信機1503を制御して情報を受信し、送信機1504を制御して情報を送信するように構成されている。
【0543】
プロセッサ1501は、メモリ1502に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1501は、ネットワークデバイス800内の処理モジュール820に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1503および送信機1504は、ネットワークデバイス800内のトランシーバモジュール810に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0544】
図34は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1600の概略構造図である。図34に示されているように、ネットワークデバイス1600は、プロセッサ1601、メモリ1602、受信機1603、および送信機1604を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1602は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1601は、メモリ1602に記憶されている命令を実行し、受信機1603を制御して情報を受信し、送信機1604を制御して情報を送信するように構成されている。
【0545】
プロセッサ1601は、メモリ1602に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1601は、ネットワークデバイス900内の処理モジュール920に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1603および送信機1604は、ネットワークデバイス900内のトランシーバモジュール910に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0546】
図35は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1700の概略構造図である。図35に示されているように、ネットワークデバイス1700は、プロセッサ1701、メモリ1702、受信機1703、および送信機1704を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1702は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1701は、メモリ1702に記憶されている命令を実行し、受信機1703を制御して情報を受信し、送信機1704を制御して情報を送信するように構成されている。
【0547】
プロセッサ1701は、メモリ1702に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1701は、ネットワークデバイス1000内の処理モジュール1010に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1703および送信機1704は、ネットワークデバイス1000内のトランシーバモジュール1020に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0548】
図36は、本出願の一実施形態によるネットワークデバイス1800の概略構造図である。図36に示されているように、ネットワークデバイス1800は、プロセッサ1801、メモリ1802、受信機1803、および送信機1804を含む。これらのコンポーネントは通信接続状態にある。メモリ1802は、命令を記憶するように構成されている。プロセッサ1801は、メモリ1802に記憶されている命令を実行し、受信機1803を制御して情報を受信し、送信機1804を制御して情報を送信するように構成されている。
【0549】
プロセッサ1801は、メモリ1802に記憶されている命令を実行するように構成される。プロセッサ1801は、ネットワークデバイス1100内の処理モジュール1120に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。受信機1803および送信機1804は、ネットワークデバイス1100内のトランシーバモジュール1110に対応する動作および/または機能を実行するように構成され得る。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
【0550】
本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、ネットワークデバイスに適用され、チップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリと、インターフェース回路とを備える。インターフェース回路は、チップシステムと外部環境との間の情報交換を受け持つ。少なくとも1つのメモリ、インターフェース回路、および少なくとも1つのプロセッサは、配線を介して互いに接続される。少なくとも1つのメモリは命令を記憶する。命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行され、それにより、前述の態様による方法でネットワークデバイスの動作を実行する。
【0551】
本出願の一実施形態は、ネットワークデバイスおよび/または端末デバイスを含む、通信システムをさらに提供する。ネットワークデバイスは、前述の態様によるネットワークデバイスである。
【0552】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、ネットワークデバイスに適用され、コンピュータプログラム製品は、一連の命令を備える。命令が実行されると、前述の態様による方法でネットワークデバイスの動作が実行される。
【0553】
本出願の実施形態において、本出願の前述の方法実施形態はプロセッサに適用され得るか、またはプロセッサによって実装され得ることに留意されたい。プロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理機能を有する。一実装形態プロセスにおいて、前述の方法実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、または別のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理素子、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装するか、または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであるか、またはプロセッサは、任意の従来型のプロセッサまたは同様のものであってよい。本出願の実施形態を参照しつつ開示されている方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用することによって直接実行され、遂行され得るか、または復号プロセッサにおいてハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行され、遂行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、またはレジスタなどの、当技術分野において成熟している記憶媒体内に配置され得る。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサが、メモリから情報を読み出し、プロセッサのハードウェアに関する前述の方法におけるステップを実行する。
【0554】
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリと不揮発性メモリとを含み得ることは理解され得る。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラム可能リードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよい。一例として、ただし限定はしないが、RAMの多くの形態、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、Synchlinkダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、およびDirect Rambusランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用され得る。本明細書において説明されているシステムおよび方法におけるメモリは、限定はしないが、これらのメモリおよび別の適切な種類の任意のメモリを含むことに留意されたい。
【0555】
本明細書全体において言及されている「一実施形態」または「実施形態」は、その実施形態に関係する特定の特徴、構造、または特性が本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することは理解されるべきである。したがって、「一実施形態において」または「実施形態において」という語句が本明細書全体にわたって記載されていても、必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。それに加えて、これらの特定の特徴、構造、または特性は、適切な任意の方式で1つまたは複数の実施形態に組み合わせられ得る。前述のプロセスの順序番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことは理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に基づき決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装プロセスに対する制限と解釈されるべきでない。
【0556】
それに加えて、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書では入れ替えて使用できる。本明細書における「および/または」(「および/もしくは」、「ならびに/または」)という用語は、関連付けられている対象を説明するための関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合を表し得る。Aのみが存在する、AとBが両方とも存在する、およびBのみが存在する。それに加えて、本明細書における文字「/」は、一般的に、関連付けられている対象の間の「または」の関係を指示する。
【0557】
本出願の実施形態において、「Aに対応するB」は、BがAに関連付けられていることを指示し、BはAに基づき決定され得ることは理解されるべきである。しかしながら、Aに基づきBを決定することは、BがAのみに基づき決定されることを意味しない、すなわち、Bは、また、Aおよび/または他の情報に基づき決定され得ることもさらに理解されるべきである。
【0558】
前述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるときに、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の一形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含み得る。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行されるときに、本出願の実施形態による手順または機能のすべてまたは一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を一体化した、コンピュータ、またはサーバもしくはデータセンターなどのデータ記憶デバイスからアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気ディスク)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートディスク(SSD))、または同様のものであってよい。
【0559】
当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態で説明されている例を参照しつつ、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づき得る。これらの機能が、ハードウェアによって実行されるのか、ソフトウェアによって実行されるのかは、特定の用途および技術的ソリューションの設計上の制約条件で決まる。当業者は、それぞれの特定の用途に対して説明されている機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、その実装形態は、本出願の範囲を超えるものと考えられるべきでない。
【0560】
説明の都合上、また説明を簡潔にするために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作動プロセスについて、前述の方法実施形態における対応するプロセスが参照され得ることは当業者によって明確に理解されるものとしてよく、詳細についてここで再び説明することはしない。
【0561】
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、および方法が、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。たとえば、説明されている装置実施形態は、単なる例にすぎない。たとえば、ユニットを分けることは、単に論理機能を分けることであり、実際の実装形態では他の分け方であってもよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が、別のシステム内に組み合わされ得るか、もしくは一体化され得るか、またはいくつかの特徴が無視され得るか、もしくは実施され得ない。それに加えて、示されている、または説明されている相互結合もしくは直接的結合もしくは通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装され得る。装置もしくはユニットの間の間接的結合もしくは通信接続は、電気的な、機械的な、または他の形態で実装され得る。
【0562】
分離している部分として説明されるユニットは、物理的に分離し得るかまたは分離し得ず、ユニットとして示される部分は、物理的ユニットであり得るかまたは物理的ユニットであり得ず、1つの位置に配置され得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際に必要になるものに従って選択され得る。
【0563】
それに加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニット内に一体化され得るか、またはユニットの各々が、物理的に単独で存在し得るか、または2つもしくはそれ以上のユニットが、1つのユニット内に一体化され得る。
【0564】
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるときに、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づき、本出願の技術的ソリューションは本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的ソリューションのいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明されている方法のステップのうちのすべてまたはいくつかを実行することをコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、または同様のものであってよい)に命令するための複数の命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを格納することができる媒体を含む。
【0565】
前述の説明は、本出願の単なる特定の実装形態にすぎず、本出願の保護範囲を制限することを意図されていない。本出願において開示されている技術範囲内で当業者が容易に考え付く変更形態または代替的形態は、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0566】
100 伝送方法
200 伝送方法
300 伝送方法
400 伝送方法
500 ネットワークデバイス
510 トランシーバモジュール
520 処理モジュール
600 ネットワークデバイス
610 トランシーバモジュール
620 処理モジュール
700 ネットワークデバイス
710 トランシーバモジュール
720 処理モジュール
800 ネットワークデバイス
810 トランシーバモジュール
820 処理モジュール
900 ネットワークデバイス
910 トランシーバモジュール
920 処理モジュール
1000 ネットワークデバイス
1010 処理モジュール
1020 トランシーバモジュール
1100 ネットワークデバイス
1110 トランシーバモジュール
1120 処理モジュール
1200 ネットワークデバイス
1201 プロセッサ
1202 メモリ
1203 受信機
1204 送信機
1300 ネットワークデバイス
1301 プロセッサ
1302 メモリ
1303 受信機
1304 送信機
1400 ネットワークデバイス
1401 プロセッサ
1402 メモリ
1403 受信機
1404 送信機
1500 ネットワークデバイス
1501 プロセッサ
1502 メモリ
1503 受信機
1504 送信機
1600 ネットワークデバイス
1601 プロセッサ
1602 メモリ
1603 受信機
1604 送信機
1700 ネットワークデバイス
1701 プロセッサ
1702 メモリ
1703 受信機
1704 送信機
1800 ネットワークデバイス
1801 プロセッサ
1802 メモリ
1803 受信機
1804 送信機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図9
図10
図11
図12
図13
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図15
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