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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-30
(45)【発行日】2023-12-08
(54)【発明の名称】無線機器および空気調和システム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20231201BHJP
   G06F 21/44 20130101ALI20231201BHJP
【FI】
H04Q9/00 301D
G06F21/44
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022577838
(86)(22)【出願日】2021-01-26
(86)【国際出願番号】 JP2021002684
(87)【国際公開番号】W WO2022162741
(87)【国際公開日】2022-08-04
【審査請求日】2022-12-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118762
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 順
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 慶典
(72)【発明者】
【氏名】重吉 勇哉
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特表2006-501755(JP,A)
【文献】国際公開第2005/104431(WO,A1)
【文献】国際公開第2004/086328(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
G06F 21/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続対象となるサーバであって空気調和機器に対する指示情報を操作端末から受け取る接続対象サーバと通信を行って前記接続対象サーバから前記指示情報を取得し、前記空気調和機器と通信を行って前記指示情報を前記空気調和機器に送信する無線機器であって、
動作を行うためのソフトウェアを記憶する無線機器記憶部と、
前記空気調和機器および前記接続対象サーバと通信を行う無線機器通信部と、
サーバと通信を行うために必要な証明書と、サーバについての情報であるサーバ情報とを用いてサーバと通信を行ってサーバから前記指示情報を取得し、前記空気調和機器と通信を行って前記指示情報を前記空気調和機器に送信する処理を行う無線機器処理部と、
を備え、
前記無線機器が通信可能な複数のサーバについて、前記証明書をサーバごとに前記ソフトウェアに保持し、
前記無線機器処理部は、
前記ソフトウェア以外に保持されて前記接続対象サーバを指定する前記接続対象サーバに固有の識別情報であるサーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記ソフトウェアから選択して取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
無線機器。
【請求項2】
前記サーバ指定情報と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報と、を前記無線機器記憶部において前記ソフトウェアから独立して記憶し、
前記無線機器処理部は、
前記サーバ指定情報を前記無線機器記憶部から取得して前記サーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
前記接続対象サーバについての前記サーバ情報を前記無線機器記憶部から取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
請求項1に記載の無線機器。
【請求項3】
前記サーバ指定情報を、前記無線機器記憶部において前記ソフトウェアから独立して記憶し、
前記無線機器が通信可能な複数のサーバについて、前記サーバ情報をサーバごとに前記ソフトウェアに保持し、
前記無線機器処理部は、
前記サーバ指定情報を前記無線機器記憶部から取得して前記サーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
判定した前記接続対象サーバについての前記サーバ情報を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
請求項1に記載の無線機器。
【請求項4】
前記接続対象サーバについての前記サーバ情報を前記無線機器記憶部において前記ソフトウェアから独立して記憶し、
前記無線機器処理部は、
前記サーバ指定情報を前記空気調和機器から取得して前記サーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
前記接続対象サーバについての前記サーバ情報を前記無線機器記憶部から取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
請求項1に記載の無線機器。
【請求項5】
前記無線機器が通信可能な複数のサーバについて、前記サーバ情報をサーバごとに前記ソフトウェアに保持し、
前記無線機器処理部は、
前記サーバ指定情報を前記空気調和機器から取得して前記サーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
判定した前記接続対象サーバについての前記サーバ情報を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
請求項1に記載の無線機器。
【請求項6】
前記無線機器処理部は、
前記サーバ指定情報を前記空気調和機器から取得して前記サーバ指定情報に基づいて前記接続対象サーバを判定し、
判定した前記接続対象サーバについての前記証明書を前記無線機器記憶部から選択して取得し、
前記サーバ指定情報を前記空気調和機器から取得し、
前記接続対象サーバについての前記証明書と、前記接続対象サーバについての前記サーバ情報とを用いて前記接続対象サーバと通信を行う、
請求項1に記載の無線機器。
【請求項7】
空気調和を行う空気調和機器と、
前記空気調和機器に対する指示情報を送信する操作端末と、
前記操作端末から送信された前記指示情報を受け取るサーバと、
前記サーバと通信を行って前記サーバから前記指示情報を取得し、前記空気調和機器と通信を行って前記指示情報を前記空気調和機器に送信する無線機器と、
を備え、
前記無線機器が、請求項1から6のいずれか1つに記載の無線機器である、
空気調和システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和を行う空気調和機器およびサーバと通信する無線機器および空気調和システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、1つのソフトウェアまたは1つの機器で複数のサーバに接続するシステムが知られている。特許文献1には、端末装置が、接続先の初期値として記憶した遠隔管理サーバである第1サーバへ自己の識別情報を含む接続要求を送信し、第1サーバが、端末装置から送信された接続要求に含まれる識別情報に基づいて端末装置の接続先とすべき遠隔管理サーバである第2サーバを選択し、選択した第2サーバを端末装置に通知するシステムが開示されている。端末装置は、接続先の初期値を、第1サーバから通知された第2サーバに変更して、第2サーバに接続する。
【0003】
すなわち、特許文献1のシステムでは、第1サーバと第2サーバとがあり、端末装置を第2サーバに接続させたい場合に、端末装置は、第1サーバに接続することによって、第2サーバへ接続する情報を受け取り、初めて第2サーバに接続できるようにする。第1サーバは、第1クラウドに含まれている。第2サーバは、第2クラウドに含まれている。
【0004】
空気調和機器をサーバに接続させる装置として無線機器がある。無線機器は、ルータを通してサーバと通信を行い、スマートフォンなどの端末から送信される空気調和機器に対する動作指示をサーバ経由で受信し、空気調和機器に動作指示を送信する。無線機器がサーバに接続する場合には、サーバごとに専用のソフトウェアが用いられる。このため、無線機器は、複数のサーバと接続するために、複数の専用のソフトウェアを保持しなくてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2019-022125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数のサーバと接続可能な無線機器において、複数の専用のソフトウェアを保持することなく、1つのソフトウェアで複数のサーバに接続できるようにしたい場合がある。すなわち、複数の専用のソフトウェアを保持する場合には、ソフトウェアの作成の負担が大きくなる。
【0007】
また、セキュリティなどの観点から接続対象のサーバに接続する際に他のサーバを経由せずに接続対象のサーバに接続したい場合がある。
【0008】
すなわち、複数のソフトウェアを保持することなく、接続対象のサーバに直接接続する無線機器が求められている。
【0009】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、接続可能な複数のサーバのうち所望の接続対象のサーバに直接接続できる無線機器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる無線機器は、接続対象となるサーバであって空気調和機器に対する指示情報を操作端末から受け取る接続対象サーバと通信を行って接続対象サーバから指示情報を取得し、空気調和機器と通信を行って指示情報を空気調和機器に送信する無線機器である。無線機器は、動作を行うためのソフトウェアを記憶する無線機器記憶部と、空気調和機器および接続対象サーバと通信を行う無線機器通信部と、サーバと通信を行うために必要な証明書と、サーバについての情報であるサーバ情報とを用いてサーバと通信を行ってサーバから指示情報を取得し、空気調和機器と通信を行って指示情報を空気調和機器に送信する処理を行う無線機器処理部と、を備える。無線機器は、無線機器が通信可能な複数のサーバについて、証明書をサーバごとにソフトウェアに保持する。無線機器処理部は、ソフトウェア以外に保持されて接続対象サーバを指定する接続対象サーバに固有の識別情報であるサーバ指定情報に基づいて接続対象サーバを判定し、判定した接続対象サーバについての証明書をソフトウェアから選択して取得し、接続対象サーバについての証明書と、接続対象サーバについてのサーバ情報とを用いて接続対象サーバと通信を行う。
【発明の効果】
【0011】
本開示にかかる無線機器は、簡易な構成で、接続可能な複数のサーバのうち所望の接続対象のサーバに直接接続できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態1にかかる空気調和システムの構成を示す図
図2】実施の形態1にかかる空気調和システムにおけるサーバの構成を示す図
図3】実施の形態1にかかる空気調和システムにおけるサーバの機能構成を示すブロック図
図4】実施の形態1にかかる空気調和システムにおける無線機器の機能構成を示すブロック図
図5】実施の形態1にかかる空気調和システムにおける空気調和機器が有する室内機の機能構成を示すブロック図
図6】実施の形態1にかかる空気調和システムにおける操作端末の機能構成を示すブロック図
図7】実施の形態1にかかる空気調和システムが有する無線機器の動作の手順の概要を示すフローチャート
図8】実施の形態1にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図
図9】実施の形態2にかかる空気調和システムにおける無線機器の機能構成を示すブロック図
図10】実施の形態2にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図
図11】実施の形態3にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図
図12】実施の形態3にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図
図13】実施の形態4にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図
図14】実施の形態4にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図
図15】実施の形態5にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図
図16】実施の形態5にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図
図17】実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、実施の形態にかかる無線機器および空気調和システムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
実施の形態1.
まず、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成を説明する。図1は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成を示す図である。空気調和システム100は、サーバ1と、サーバ1と通信を行う無線機器2と、サーバ1と通信を行う操作端末3と、を有する。無線機器2は、データを中継するルータ4とインターネット5とを介してサーバ1と無線で通信を行う。図1には、ルータ4及びインターネット5も示されている。
【0015】
空気調和システム100は、空気調和を行う空気調和機器6を更に有する。空気調和機器6は、一般的なセパレート型の空気調和機器により構成され、室内機7と室外機8とを有する。室内機7と室外機8とは、協働して空気調和対象空間の空気調和を行う。室内機7は、動作を行うためのソフトウェアを保存しており、ソフトウェアを用いて空気調和を行う。
【0016】
無線機器2は、動作を行うためのソフトウェアを保存しており、ソフトウェアを用いてサーバ1および室内機7と通信を行う。無線機器2は、ソフトウェアとは別に値を保存するメモリを有しており、ソフトウェアを変更せずにメモリの値のみを変更することが可能である。無線機器2は室内機7と有線または無線で通信を行う。つまり、無線機器2は、室内機7と通信を行うと共に、サーバ1と通信を行う。
【0017】
サーバ1は、無線機器2と通信を行うと共に、インターネット5を介して操作端末3と無線で通信を行う。例えば、操作端末3は、携帯端末およびパーソナルコンピュータ等の機器である。操作端末3の例は、スマートフォンである。
【0018】
図2は、実施の形態1にかかる空気調和システム100におけるサーバ1の構成を示す図である。サーバ1は、複数のサーバを総称してサーバ1としており、サーバ1である第1サーバ111、サーバ1である第2サーバ112、サーバ1である第3サーバ113、・・・、サーバ1である第nサーバnがある。すなわち、第1サーバ111、第2サーバ112、第3サーバ113、・・・、第nサーバnを区別しない場合には、サーバ1と呼ぶ。実施の形態1ではサーバ1は、第1サーバ111から第3サーバ113まであるものとして説明する。
【0019】
第1サーバ111は、インターネット5に接続する第1クラウドに含まれる。第1クラウドは、無線機器2および操作端末3に対するクラウドサービスの提供を行う第1事業者により管理される。第2サーバ112は、インターネット5に接続する第2クラウドに含まれる。第2クラウドは、無線機器2および操作端末3に対するクラウドサービスの提供を行う第2事業者により管理される。第3サーバ113は、インターネット5に接続する第3クラウドに含まれる。第3クラウドは、無線機器2および操作端末3に対するクラウドサービスの提供を行う第3事業者により管理される。
【0020】
図3は、実施の形態1にかかる空気調和システム100におけるサーバ1の機能構成を示すブロック図である。サーバ1は、インターネット5を介して通信可能に接続された操作端末3から空気調和機器6に対する動作指示の情報が送信される。すなわち、サーバ1は、空気調和機器6に対する動作指示の情報を、インターネット5を介して操作端末3から取得することができる。そして、サーバ1は、操作端末3から取得した空気調和機器6に対する動作指示の情報を、インターネット5を介して無線機器2に送信することができる。サーバ1には、クラウドに含まれるクラウドサーバが用いられる。なお、サーバ1には、物理サーバを用いることもできる。
【0021】
サーバ1は、サーバ通信部11と、サーバ記憶部12と、サーバ制御部13と、を備える。上記のサーバ1の各構成部間においては、互いに情報の授受が可能である。
【0022】
サーバ通信部11は、インターネット5に接続し、無線機器2との間で通信を行う。また、サーバ通信部11は、インターネット5に接続し、操作端末3との間で通信を行う。
【0023】
サーバ記憶部12は、操作端末3から取得した空気調和機器6に対する動作指示の情報などの各種の情報を記憶する。
【0024】
サーバ制御部13は、サーバ1の全体の処理を制御する。また、サーバ制御部13は、操作端末3から空気調和機器6に対する動作指示の情報を取得して、サーバ記憶部12に記憶させる制御を行う。また、サーバ制御部13は、空気調和機器6に対する動作指示の情報を、インターネット5を介して無線機器2に送信する制御を行う。
【0025】
図4は、実施の形態1にかかる空気調和システム100における無線機器2の機能構成を示すブロック図である。無線機器2は、サーバ1および空気調和機器6と通信することにより、サーバ1と空気調和機器6との間でデータ通信を中継する。無線機器2は、無線機器通信部21と、無線機器処理部22と、第1無線機器記憶部23と、第2無線機器記憶部24と、無線機器制御部25と、を備える。無線機器2内の各構成部は、情報の送受信が可能である。なお、ここでは、第1無線機器記憶部23と第2無線機器記憶部24とを分けているが、第1無線機器記憶部23と第2無線機器記憶部24とが1つの記憶部とされていてもよい。
【0026】
無線機器通信部21は、空気調和機器6の室内機7と有線または無線で通信を行う。無線機器通信部21は、ルータ4とインターネット5とを介してサーバ1と無線で通信を行う。なお、無線機器通信部21は、空気調和機器6の室内機7と無線通信を行ってもよい。
【0027】
無線機器処理部22は、サーバ1および空気調和機器6の室内機7から送信される情報に関連する処理を行う。具体的に、無線機器処理部22は、無線機器2がサーバ1に接続するために必要な証明書と、無線機器2がサーバ1に接続するために必要なサーバ情報とを用いて、サーバ指定情報により指定された接続対象のサーバ1に接続する処理を行う。無線機器処理部22は、無線機器通信部21を介して所望のサーバ1に接続する処理を行う。また、無線機器処理部22は、サーバ1から取得した情報を室内機7に送信する処理を行う。
【0028】
サーバ指定情報は、無線機器2が接続する対象のサーバ1である接続対象のサーバ1を指定するための、すなわち無線機器2が通信する対象のサーバ1を特定するための、各サーバ1に固有の識別情報である。サーバ指定情報は、無線機器2におけるファームウェア以外の領域に記憶される。実施の形態1では、サーバ指定情報として、接続対象のサーバ1を指定する値が用いられる。
【0029】
証明書は、無線機器2がサーバ1に接続するために用いられる無線機器2についての証明書である。証明書は、例えばクライアント証明書である。
【0030】
サーバ情報は、接続対象のサーバ1に接続するために用いられる、すなわち無線機器2が通信する対象のサーバ1と通信するために用いられる、証明書以外の、接続対象のサーバ1についての情報である。すなわち、サーバ情報は、サーバ指定情報において指定される、無線機器2が接続する対象のサーバ1についての、証明書以外の情報である。サーバ情報は、例えばサーバ1のURL(Uniform Resource Locator)である。
【0031】
第1無線機器記憶部23は、無線機器2を制御するために用いられるソフトウェアを記憶する不揮発性の記憶部である。特に、第1無線機器記憶部23は、無線機器2を制御するためのソフトウェアであるファームウェアを記憶する。ファームウェアには、無線機器2がサーバ1に接続するために用いられる無線機器2についての証明書が、サーバ1ごとに記述されている。すなわち、ファームウェアには、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1について、サーバ1ごとに証明書が記述されており、複数の証明書が記述されている。したがって、第1無線機器記憶部23は、サーバ1に接続するために用いられる複数の証明書を保持している。
【0032】
第1無線機器記憶部23は、無線機器2が接続可能な複数のサーバ1のそれぞれについて、サーバ1に接続するために用いられる証明書を記憶している。すなわち、第1無線機器記憶部23は、無線機器2が第1サーバ111に接続するために用いられる証明書である第1サーバ用証明書、無線機器2が第2サーバ112に接続するために用いられる証明書である第2サーバ用証明書、および無線機器2が第3サーバ113に接続するために用いられる証明書である第3サーバ用証明書を記憶しており、複数の証明書を記憶している。第1無線機器記憶部23の例は、フラッシュメモリ(登録商標)などの半導体メモリである。
【0033】
第2無線機器記憶部24は、無線機器2を制御するために用いられる各種の情報を記憶する不揮発性の記憶部である。したがって、第2無線機器記憶部24は、無線機器2を制御するために用いられるソフトウェアであるファームウェアとは別に、無線機器2を制御するために用いられるデータを記憶する。すなわち、実施の形態1では、第2無線機器記憶部24は、接続対象のサーバ1を指定するサーバ指定情報と、サーバ情報とを記憶している。第2無線機器記憶部24の例は、フラッシュメモリなどの半導体メモリである。
【0034】
ここで、第1無線機器記憶部23と第2無線機器記憶部24とが1つの記憶部とされていてもよい。すなわち、サーバ指定情報と接続対象のサーバ1についてのサーバ情報とは、無線機器2が有する記憶部において、ファームウェアから独立して記憶されて保持される。
【0035】
無線機器制御部25は、無線機器2の全体を制御する。また、無線機器制御部25は、無線機器2の電源がオンされると、第1無線機器記憶部23に記憶されているファームウェアを用いて無線機器2の制御を開始する。
【0036】
図5は、実施の形態1にかかる空気調和システム100における空気調和機器6が有する室内機7の機能構成を示すブロック図である。室内機7は、無線機器2と通信を行う室内機通信部71と、空気調和を制御する室内機制御部72と、無線機器2から送信された情報に関連する処理を行う室内機処理部73と、空気調和に関連する動作を行うためのソフトウェアを記憶する不揮発性の記憶部である室内機記憶部74と、を有する。室内機記憶部74の例は、フラッシュメモリなどの半導体メモリである。
【0037】
図6は、実施の形態1にかかる空気調和システム100における操作端末3の機能構成を示すブロック図である。操作端末3は、空気調和機器6に対する動作指示の情報をサーバ1経由で空気調和機器6に送信して、空気調和機器6の動作を遠隔操作する。操作端末3は、設定操作を受け付ける端末操作部31と、各種情報を表示する表示部である端末表示部32と、各種の情報を記憶する端末記憶部33と、サーバ1との間で無線通信を行う端末通信部34と、操作端末3の処理を制御する端末制御部35と、を備える。
【0038】
次に、実施の形態1にかかる無線機器2の動作を説明する。図7は、実施の形態1にかかる空気調和システム100が有する無線機器2の動作の手順の概要を示すフローチャートである。
【0039】
ステップS10において、無線機器処理部22は、第2無線機器記憶部24からサーバ指定情報とサーバ情報と、を読み出す。
【0040】
ステップS20において、無線機器処理部22は、接続対象のサーバ1がどのサーバであるかを判定する。具体的に、無線機器処理部22は、読み出したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が、第1サーバ111、第2サーバ112および第3サーバ113のうちのどのサーバであるかを判定する。
【0041】
接続対象のサーバ1が第1サーバ111であると判定された場合は、ステップS30に進む。接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定された場合は、ステップS40に進む。接続対象のサーバ1が第3サーバ113であると判定された場合は、ステップS50に進む。
【0042】
ステップS30では、無線機器処理部22は、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、第1サーバ111に接続するために必要な証明書である第1サーバ用証明書に選択して、決定する。具体的に、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1である第1サーバ111に対応する証明書である第1サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択する。
【0043】
ステップS40では、無線機器処理部22は、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、第2サーバ112に接続するために必要な証明書である第2サーバ用証明書に選択して、決定する。具体的に、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1である第2サーバ112に対応する証明書である第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択する。
【0044】
ステップS50では、無線機器処理部22は、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、第3サーバ113に接続するために必要な証明書である第3サーバ用証明書に選択して、決定する。具体的に、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1である第3サーバ113に対応する証明書である第3サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択する。
【0045】
ステップS60において、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて選択された証明書と、第2無線機器記憶部24から読み出したサーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。具体的に、無線機器処理部22は、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1が第1サーバ111である場合には、第1サーバ用証明書と、第2無線機器記憶部24から読み出したサーバ情報と、を用いて第1サーバ111に接続する処理を実施する。
【0046】
また、無線機器処理部22は、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1が第2サーバ112である場合には、第2サーバ用証明書と、第2無線機器記憶部24から読み出したサーバ情報と、を用いて第2サーバ112に接続する処理を実施する。また、無線機器処理部22は、ステップS20において判定された接続対象のサーバ1が第3サーバ113である場合には、第3サーバ用証明書と、第2無線機器記憶部24から読み出したサーバ情報と、を用いて第3サーバ113に接続する処理を実施する。
【0047】
図8は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の動作の手順の概要を示すシーケンス図である。以下では、無線機器2の第2無線機器記憶部24には、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値と、第2サーバ112についてのサーバ情報とが記憶されている場合を想定する。すなわち、無線機器2の第2無線機器記憶部24に記憶されたファームウェアには、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値と、第2サーバ112についてのサーバ情報とが記述されている場合を想定する。
【0048】
ステップS110において、無線機器2の電源がオンされると、無線機器制御部25が、第1無線機器記憶部23に記憶されているファームウェアを用いて無線機器2を起動する。
【0049】
次に、ステップS120において、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報である接続対象のサーバ1を指定する値を読み出し、取得する。
【0050】
次に、ステップS130において、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ情報を読み出し、取得する。なお、ステップS120とステップS130との順番は逆であってもよく、またステップS120とステップS130とが同時に行われてもよい。
【0051】
次に、ステップS140において、無線機器処理部22が、読み出したサーバ指定情報に基づいて、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。具体的に、無線機器処理部22は、読み出したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。サーバ指定情報には第2サーバ112を指定する値が示されているので、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、第2サーバ112に接続するために必要な証明書である第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。
【0052】
次に、ステップS150において、無線機器処理部22が、サーバ指定情報に基づいて選択された証明書と、第2無線機器記憶部24から読み出したサーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1である第2サーバ112に接続する処理を実施する。
【0053】
上述したように、実施の形態1にかかる無線機器2では、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報を読み出し、サーバ指定情報に基づいて接続対象のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数の証明書の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書に選択する。また、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されている、接続対象のサーバ1についてのサーバ情報を読み出す。
【0054】
そして、無線機器処理部22が、選択した証明書と、読み出したサーバ情報とを用いて、接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。すなわち、実施の形態1の例では、無線機器2は、第2サーバ112に接続する。
【0055】
上述した処理により無線機器2が第2サーバ112に接続することによって、第2サーバ112と無線通信で接続されている操作端末3から第2サーバ112に、空気調和機器6に対する動作指示が送信された場合に、第2サーバ112は空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2に送信することができる。無線機器2は、第2サーバ112から受信した空気調和機器6に対する動作指示を室内機7に送信する。室内機7は、空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2から受信し、空気調和機器6に対する動作指示に従って空気調和の制御を行う。
【0056】
上述した実施の形態1にかかる無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1がファームウェアに設定されており、ファームウェアを用いることで複数のサーバ1に接続することができる。そして、無線機器2は、ファームウェア以外の領域に記憶されているサーバ指定情報を読み出して接続対象のサーバ1を特定でき、特定した接続対象のサーバ1の証明書およびサーバ情報を第2無線機器記憶部24から読み出すことができる。これにより、無線機器2は、他のサーバ1を経由せずに、無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。
【0057】
また、無線機器2は、第2無線機器記憶部24にサーバ指定情報が記憶されていることにより、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についてサーバ1ごとにファームウェアを作成することなく、1つのファームウェアを保持することによって無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。これにより、ソフトウェアの作成の負担が少なくなる。
【0058】
そして、無線機器2は、接続対象以外の他のサーバ1を経由せずに接続対象のサーバ1に直接接続することにより、無線機器2におけるサーバ1との通信におけるセキュリティ観点において、好ましい構成とされている。
【0059】
また、無線機器2は、証明書がファームウェアに記憶されているため、証明書の保持についてのセキュリティの観点において、好ましい構成とされている。
【0060】
したがって、実施の形態1によれば、無線機器2は、簡易な構成で、接続対象のサーバ1以外の他のサーバ1を経由せずに、接続可能な複数のサーバ1のうち所望の接続対象のサーバ1に直接接続できる、という効果を奏する。
【0061】
実施の形態2.
実施の形態2にかかる空気調和システムの機器構成は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成と同じである。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
【0062】
図9は、実施の形態2にかかる空気調和システムにおける無線機器2の機能構成を示すブロック図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様に、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についての証明書が、ファームウェアに記述されて第1無線機器記憶部23に記憶されている。また、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、サーバ指定情報は、第2無線機器記憶部24に記憶されている。すなわち、サーバ指定情報は、無線機器2の記憶部においてファームウェアから独立して記憶されている。
【0063】
一方、実施の形態2では、実施の形態1と異なり、サーバ情報は、第2無線機器記憶部24には記憶されていない。実施の形態2では、サーバ情報は、証明書と同様にファームウェアに記憶されている。すなわち、サーバ情報は、証明書と同様にファームウェアに記述されて、第1無線機器記憶部23に記憶されている。実施の形態2では、ファームウェアには、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1について、サーバ1ごとにサーバ情報が記述されており、複数のサーバ情報が記述されている。したがって、ファームウェアには、第1サーバ111についてのサーバ情報である第1サーバ情報と、第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報と、第3サーバ113についてのサーバ情報である第3サーバ情報と、が記述されている。
【0064】
実施の形態2にかかる空気調和システムの動作の具体例を説明する。図10は、実施の形態2にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図である。以下では、無線機器2の第2無線機器記憶部24には、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値が記憶されている場合を想定する。また、第2サーバ112についてのサーバ情報が、証明書と同様にファームウェアに記憶されている場合を想定する。
【0065】
ステップS210において、無線機器2の電源がオンされると、無線機器制御部25が、第1無線機器記憶部23に記憶されているファームウェアを用いて無線機器2を起動する。
【0066】
次に、ステップS220において、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報である接続対象のサーバ1を指定する値を読み出し、取得する。
【0067】
次に、ステップS230において、無線機器処理部22が、読み出したサーバ指定情報に基づいて、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。具体的に、無線機器処理部22は、読み出したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。サーバ指定情報には第2サーバ112を指定する値が示されているので、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。
【0068】
また、ステップS230において、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ情報の中から、接続対象のサーバ1と判定された第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報を接続対象のサーバ1に接続するために使用するサーバ情報に選択し、読み出す。
【0069】
次に、ステップS240において、無線機器処理部22が、選択した第2サーバ用証明書と、選択したサーバ情報である第2サーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1である第2サーバ112に接続する処理を実施する。
【0070】
上述したように、実施の形態2にかかる無線機器2では、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報を読み出し、サーバ指定情報に基づいて接続対象のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数の証明書の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書に選択し、読み出す。また、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ情報の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1についてのサーバ情報を、接続対象のサーバ1に接続するために使用するサーバ情報に選択し、読み出す。
【0071】
そして、無線機器処理部22が、選択した証明書とサーバ情報とを用いて、接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。すなわち、実施の形態2の例では、無線機器2は、第2サーバ112に接続する。
【0072】
上述した処理により無線機器2が第2サーバ112に接続することによって、第2サーバ112と無線通信で接続されている操作端末3から第2サーバ112に、空気調和機器6に対する動作指示が送信された場合に、第2サーバ112は空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2に送信することができる。無線機器2は、第2サーバ112から受信した空気調和機器6に対する動作指示を室内機7に送信する。室内機7は、空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2から受信し、空気調和機器6に対する動作指示に従って空気調和の制御を行う。
【0073】
上述した実施の形態2にかかる無線機器2は、実施の形態1にかかる無線機器2と同様の効果を有する。
【0074】
また、実施の形態2にかかる無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1について、サーバ1ごとにサーバ情報がファームウェアに記述されており、複数のサーバ情報が第1無線機器記憶部23に記憶されている。これにより、無線機器2は、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報を変更するだけで、無線機器2が接続する接続対象のサーバ1を容易に変更することができる。
【0075】
実施の形態3.
実施の形態3にかかる空気調和システムの機器構成は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成と同じである。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
【0076】
図11は、実施の形態3にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図である。図11では、証明書と、サーバ情報と、サーバ指定情報とが記憶されている場所について示している。実施の形態3では、実施の形態1,2と同様に、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についての証明書が、ファームウェアに記述されて第1無線機器記憶部23に記憶されている。また、実施の形態3では、実施の形態1と同様に、接続対象のサーバ1についてのサーバ情報である第2サーバ情報が、第2無線機器記憶部24に記憶されている。すなわち、接続対象のサーバ1についてのサーバ情報は、無線機器2の記憶部においてファームウェアから独立して記憶されている。
【0077】
一方、実施の形態3では、実施の形態1と異なり、サーバ指定情報は、第2無線機器記憶部24には記憶されていない。実施の形態3では、サーバ指定情報は、無線機器2の外部である室内機7の室内機記憶部74に記憶されている。
【0078】
実施の形態3にかかる空気調和システムの動作の具体例を説明する。図12は、実施の形態3にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図である。以下では、室内機7の室内機記憶部74には、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値が記憶されている場合を想定する。また、第2無線機器記憶部24には、第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報が記憶されている場合を想定する。
【0079】
ステップS310において、無線機器2の電源がオンされると、無線機器制御部25が、第1無線機器記憶部23に記憶されているファームウェアを用いて無線機器2を起動する。
【0080】
次に、ステップS320において、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されているサーバ指定情報を要求するサーバ指定情報要求を、無線機器通信部21を介して室内機7の室内機制御部72に送信する。
【0081】
次に、ステップS330において、室内機制御部72は、室内機通信部71を介してサーバ指定情報要求を受信し、室内機記憶部74に記憶されているサーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値を読み出す。室内機制御部72は、読み出したサーバ指定情報を、室内機通信部71を介して無線機器処理部22に送信する。無線機器処理部22は、無線機器通信部21を介してサーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値を受信する。
【0082】
これにより、無線機器処理部22は、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値を取得することができる。すなわち、無線機器処理部22は、無線機器2にサーバ指定情報を記憶していなくても、室内機7の室内機記憶部74からサーバ指定情報を取得することができる。なお、ステップS320とステップS330とにおいては、一度の通信ではなく複数回の通信を行ってサーバ指定情報が無線機器処理部22に送信されてもよい。
【0083】
次に、ステップS340において、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されている第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報を読み出し、取得する。なお、ステップS340は、ステップS320の前に行われてもよい。
【0084】
次に、ステップS350において、無線機器処理部22が、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。具体的に、無線機器処理部22は、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。室内機7から取得したサーバ指定情報には第2サーバ112を指定する値が示されているので、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。そして、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。
【0085】
次に、ステップS360において、無線機器処理部22が、第2サーバ用証明書と、第2サーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1である第2サーバ112に接続する処理を実施する。
【0086】
上述したように、実施の形態3にかかる無線機器2では、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されているサーバ指定情報を受信し、サーバ指定情報に基づいて接続対象のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数の証明書の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書に選択し、読み出す。また、無線機器処理部22が、第2無線機器記憶部24に記憶されている接続対象のサーバ1についてのサーバ情報を読み出し、取得する。
【0087】
そして、無線機器処理部22が、選択した証明書と、サーバ情報とを用いて、接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。すなわち、実施の形態3の例では、無線機器2は、第2サーバ112に接続する。
【0088】
上述した処理により無線機器2が第2サーバ112に接続することによって、第2サーバ112と無線通信で接続されている操作端末3から第2サーバ112に、空気調和機器6に対する動作指示が送信された場合に、第2サーバ112は空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2に送信することができる。無線機器2は、第2サーバ112から受信した空気調和機器6に対する動作指示を室内機7に送信する。室内機7は、空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2から受信し、空気調和機器6に対する動作指示に従って空気調和の制御を行う。
【0089】
上述した実施の形態3にかかる無線機器2は、実施の形態1にかかる無線機器2と同様の効果を有する。
【0090】
また、実施の形態3にかかる無線機器2は、室内機7の室内機記憶部74にサーバ指定情報が記憶されていることにより、無線機器2にサーバ指定情報を記憶させることなく、接続対象のサーバ1への直接接続を実現することができる。そして、無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についてサーバ1ごとにファームウェアを作成することなく、1つのファームウェアを保持することによって無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。これにより、ソフトウェアの作成の負担が少なくなる。
【0091】
実施の形態4.
実施の形態4にかかる空気調和システムの機器構成は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成と同じである。以下では、実施の形態3との相違点を主に説明する。
【0092】
図13は、実施の形態4にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図である。図13では、証明書と、サーバ情報と、サーバ指定情報とが記憶されている場所について示している。実施の形態4では、実施の形態1,2,3と同様に、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についての証明書が、ファームウェアに記述されて第1無線機器記憶部23に記憶されている。また、実施の形態4では、実施の形態3と同様に、サーバ指定情報は、室内機7の室内機記憶部74に記憶されている。
【0093】
一方、実施の形態4では、実施の形態3と異なり、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についてのサーバ情報が、証明書と同様に、ファームウェアに記述されて第1無線機器記憶部23に記憶されている。したがって、ファームウェアには、第1サーバ情報と、第2サーバ情報と、第3サーバ情報と、が記述されている。
【0094】
実施の形態4にかかる空気調和システムの動作の具体例を説明する。図14は、実施の形態4にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図である。以下では、室内機7の室内機記憶部74には、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値が記憶されている場合を想定する。
【0095】
まず、ステップS410からステップS430が行われる。ステップS410からステップS430は、実施の形態3におけるステップS310からステップS330に対応する。
【0096】
次に、ステップS440において、無線機器処理部22が、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。また、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ情報の中から、第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報を接続対象のサーバ1に接続するために使用するサーバ情報に選択し、読み出す。
【0097】
具体的に、無線機器処理部22は、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。室内機7から取得したサーバ指定情報には第2サーバ112を指定する値が示されているので、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。そして、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、第2サーバ112に接続するために必要な証明書である第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。また、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ情報の中から、第2サーバ112に接続するために必要なサーバ情報である第2サーバ112についてのサーバ情報を接続対象のサーバ1に接続するために使用するサーバ情報に選択し、読み出す。
【0098】
次に、ステップS450において、無線機器処理部22が、選択した第2サーバ用証明書と、選択した第2サーバ112についてのサーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1である第2サーバ112に接続する処理を実施する。
【0099】
上述したように、実施の形態4にかかる無線機器2では、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されているサーバ指定情報を受信し、サーバ指定情報に基づいて接続対象のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数の証明書の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書に選択し、読み出す。また、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ情報の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用するサーバ情報を選択し、読み出す。
【0100】
そして、無線機器処理部22が、選択した証明書と、選択したサーバ情報とを用いて、接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。すなわち、実施の形態4の例では、無線機器2は、第2サーバ112に接続する。
【0101】
上述した処理により無線機器2が第2サーバ112に接続することによって、第2サーバ112と無線通信で接続されている操作端末3から第2サーバ112に、空気調和機器6に対する動作指示が送信された場合に、第2サーバ112は空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2に送信することができる。無線機器2は、第2サーバ112から受信した空気調和機器6に対する動作指示を室内機7に送信する。室内機7は、空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2から受信し、空気調和機器6に対する動作指示に従って空気調和の制御を行う。
【0102】
上述した実施の形態4にかかる無線機器2は、実施の形態1にかかる無線機器2と同様の効果を有する。
【0103】
また、実施の形態4にかかる無線機器2は、室内機7の室内機記憶部74にサーバ指定情報が記憶されていることにより、無線機器2にサーバ指定情報を記憶させることなく、接続対象のサーバ1への直接接続を実現することができる。そして、無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についてサーバ1ごとにファームウェアを作成することなく、1つのファームウェアを保持することによって無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。これにより、ソフトウェアの作成の負担が少なくなる。
【0104】
また、実施の形態4にかかる無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1について、サーバ1ごとにサーバ情報がファームウェアに記述されており、複数のサーバ情報が第1無線機器記憶部23に記憶されている。これにより、無線機器2は、第2無線機器記憶部24に記憶されているサーバ指定情報を変更するだけで、無線機器2が接続する接続対象のサーバ1を容易に変更することができる。
【0105】
実施の形態5.
実施の形態5にかかる空気調和システムの機器構成は、実施の形態1にかかる空気調和システム100の構成と同じである。以下では、実施の形態3との相違点を主に説明する。
【0106】
図15は、実施の形態5にかかる空気調和システムにおける特徴を示す図である。図15では、証明書と、サーバ情報と、サーバ指定情報とが記憶されている場所について示している。実施の形態5では、実施の形態1,2,3,4と同様に、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についての証明書が、ファームウェアに記述されて第1無線機器記憶部23に記憶されている。また、実施の形態5では、実施の形態3と同様に、サーバ指定情報は、室内機7の室内機記憶部74に記憶されている。
【0107】
一方、実施の形態5では、実施の形態3と異なり、接続対象のサーバ1についてのサーバ情報である第2サーバ情報が、サーバ指定情報と同様に、室内機7の室内機記憶部74に記憶されている。
【0108】
実施の形態5にかかる空気調和システムの動作の具体例を説明する。図16は、実施の形態5にかかる空気調和システムの動作の手順の概要を示すシーケンス図である。以下では、室内機7の室内機記憶部74には、サーバ指定情報である第2サーバ112を指定する値が記憶されている場合を想定する。また、室内機7の室内機記憶部74には、第2サーバ112についてのサーバ情報が記憶されている場合を想定する。
【0109】
まず、ステップS510からステップS530が行われる。ステップS510からステップS530は、実施の形態3におけるステップS310からステップS330に対応する。
【0110】
次に、ステップS540において、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されているサーバ情報を要求するサーバ情報の要求を、無線機器通信部21を介して室内機7の室内機制御部72に送信する。
【0111】
次に、ステップS550において、室内機制御部72は、室内機通信部71を介してサーバ情報の要求を受信し、室内機記憶部74に記憶されている第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報を読み出す。室内機制御部72は、読み出したサーバ情報である第2サーバ情報を、室内機通信部71を介して無線機器処理部22に送信する。無線機器処理部22は、無線機器通信部21を介してサーバ情報である第2サーバ情報を受信する。
【0112】
なお、ステップS540とステップS550とにおいては、一度の通信ではなく複数回の通信を行ってサーバ情報が無線機器処理部22に送信されてもよい。ステップS520およびステップS530の1セットの通信処理と、ステップS540およびステップS550の1セットの通信処理と、は順番が逆でもよい。すなわち、無線機器処理部22は、サーバ情報をサーバ指定情報よりも先に取得してもよい。
【0113】
次に、ステップS560において、無線機器処理部22が、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。具体的に、無線機器処理部22は、室内機7から取得したサーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。室内機7から取得したサーバ指定情報には第2サーバ112を指定する値が示されているので、無線機器処理部22は、サーバ指定情報に基づいて、接続対象のサーバ1が第2サーバ112であると判定する。そして、無線機器処理部22は、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数のサーバ1用の証明書の中から、第2サーバ用証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書として選択し、読み出す。
【0114】
次に、ステップS570において、無線機器処理部22が、選択した第2サーバ用証明書と、室内機7から取得した第2サーバ112についてのサーバ情報である第2サーバ情報と、を用いて接続対象のサーバ1である第2サーバ112に接続する処理を実施する。
【0115】
上述したように、実施の形態5にかかる無線機器2では、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されているサーバ指定情報を受信し、サーバ指定情報に基づいて接続対象のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理部22が、第1無線機器記憶部23に記憶されている複数の証明書の中から、サーバ指定情報に基づいて判定した接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書を、接続対象のサーバ1に接続するために使用する証明書に選択し、読み出す。また、無線機器処理部22が、室内機7の室内機記憶部74に記憶されている接続対象のサーバ1についてのサーバ情報を受信する。
【0116】
そして、無線機器処理部22が、選択した証明書と、室内機7から取得したサーバ情報とを用いて、接続対象のサーバ1に接続する処理を実施する。すなわち、実施の形態5の例では、無線機器2は、第2サーバ112に接続する。
【0117】
上述した処理により無線機器2が第2サーバ112に接続することによって、第2サーバ112と無線通信で接続されている操作端末3から第2サーバ112に、空気調和機器6に対する動作指示が送信された場合に、第2サーバ112は空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2に送信することができる。無線機器2は、第2サーバ112から受信した空気調和機器6に対する動作指示を室内機7に送信する。室内機7は、空気調和機器6に対する動作指示を無線機器2から受信し、空気調和機器6に対する動作指示に従って空気調和の制御を行う。
【0118】
上述した実施の形態5にかかる無線機器2は、実施の形態1にかかる無線機器2と同様の効果を有する。
【0119】
また、実施の形態5にかかる無線機器2は、室内機7の室内機記憶部74にサーバ指定情報が記憶されていることにより、無線機器2にサーバ指定情報を記憶させることなく、接続対象のサーバ1への直接接続を実現することができる。そして、無線機器2は、無線機器2がファームウェアを用いて接続可能な複数のサーバ1についてサーバ1ごとにファームウェアを作成することなく、1つのファームウェアを保持することによって無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。これにより、ソフトウェアの作成の負担が少なくなる。
【0120】
また、実施の形態5にかかる無線機器2は、室内機7の室内機記憶部74に接続対象のサーバ1についてのサーバ情報が記憶されていることにより、無線機器2にサーバ情報を記憶させることなく、無線機器2の接続対象のサーバ1に直接接続することができる。
【0121】
また、無線機器処理部22は、例えば、図17に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図17は、実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。無線機器処理部22が図17に示す処理回路により実現される場合、無線機器処理部22は、例えば、図17に示すメモリ202に記憶されたプログラムをプロセッサ201が実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ201およびメモリ202を用いて実現するようにしてもよい。
【0122】
また、無線機器通信部21を、同様にメモリ202に記憶されたプログラムをプロセッサ201が実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、無線機器通信部21を実現するためのプロセッサおよびメモリは、無線機器処理部22を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。
【0123】
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
【符号の説明】
【0124】
1 サーバ、2 無線機器、3 操作端末、4 ルータ、5 インターネット、6 空気調和機器、7 室内機、8 室外機、11 サーバ通信部、12 サーバ記憶部、13 サーバ制御部、21 無線機器通信部、22 無線機器処理部、23 第1無線機器記憶部、24 第2無線機器記憶部、25 無線機器制御部、31 端末操作部、32 端末表示部、33 端末記憶部、34 端末通信部、35 端末制御部、71 室内機通信部、72 室内機制御部、73 室内機処理部、74 室内機記憶部、100 空気調和システム、111 第1サーバ、112 第2サーバ、113 第3サーバ、201 プロセッサ、202 メモリ。
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