IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東芝クライアントソリューション株式会社の特許一覧

特許7395416電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム
<>
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図1
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図2
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図3
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図4
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図5
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図6
  • 特許-電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-01
(45)【発行日】2023-12-11
(54)【発明の名称】電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/14 20060101AFI20231204BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20231204BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20231204BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20231204BHJP
【FI】
G06F3/14 360A
G06F3/0481
G06F3/04842
G06F3/14 350A
G06F3/14 350C
G09G5/00 510H
G09G5/00 550D
G09G5/00 550X
G09G5/02 B
G09G5/14 A
G09G5/377
G09G5/38
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020073588
(22)【出願日】2020-04-16
(65)【公開番号】P2021170267
(43)【公開日】2021-10-28
【審査請求日】2023-02-09
(73)【特許権者】
【識別番号】398058588
【氏名又は名称】Dynabook株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 淳史
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-106882(JP,A)
【文献】特開2000-075985(JP,A)
【文献】特開2004-280777(JP,A)
【文献】特開2014-134911(JP,A)
【文献】特開平06-242761(JP,A)
【文献】特表2018-515851(JP,A)
【文献】特開2018-197896(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/14
G06F 3/0481
G06F 3/04842
G09G 5/00
G09G 5/02
G09G 5/14
G09G 5/377
G09G 5/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を示すウィンドウ配置データを管理するデータ管理手段と、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を復元する復元手段と、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係に関するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段と、
を具備し、
前記プレビュー表示手段は、前記複数のウィンドウ画面それぞれの領域を示し、前記複数のウィンドウ画面それぞれのプログラムを識別可能な色または模様を有する複数のオブジェクトを、前記プレビュー画面上の前記デスクトップ画面を示す領域上に配置する、
電子機器。
【請求項2】
前記デスクトップ画面上に表示されているウィンドウ画面を対象として前記ウィンドウ配置データを作成するデータ作成手段を具備し、
前記データ作成手段は、前記ウィンドウ配置データの作成指示を受け付け可能に前記デスクトップ画面上に表示されているウィンドウ画面を対象から除外する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記復元手段は、復元すべきウィンドウのプログラムが起動していない場合、前記プログラムを起動する請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記復元手段は、前記プログラムを起動する場合、前記プログラムによって使用されていたファイルを前記プログラムに割り当てる請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記復元手段は、復元すべきウィンドウのプログラムが起動していない場合における前記プログラムの起動有無、および、前記プログラムを起動する場合における前記ファイルの割り当て有無を設定可能である請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を示すウィンドウ配置データを管理することと、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を復元することと、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係に関するプレビュー画面を表示することと、
を具備し、
前記プレビュー画面を表示することは、前記複数のウィンドウ画面それぞれの領域を示し、前記複数のウィンドウ画面それぞれのプログラムを識別可能な色または模様を有する複数のオブジェクトを、前記プレビュー画面上の前記デスクトップ画面を示す領域上に配置することを含む、
ウィンドウ配置方法。
【請求項7】
コンピュータに、
デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を示すウィンドウ配置データを管理することと、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を復元することと、
前記ウィンドウ配置データで示される前記デスクトップ画面上における前記複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係に関するプレビュー画面を表示することと、
を実行させ、
前記プレビュー画面を表示することは、前記複数のウィンドウ画面それぞれの領域を示し、前記複数のウィンドウ画面それぞれのプログラムを識別可能な色または模様を有する複数のオブジェクトを、前記プレビュー画面上の前記デスクトップ画面を示す領域上に配置することを含む、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PC(personal computer)の利用形態として、高解像度かつ大画面の1または複数のディスプレイ(モニタ)を接続し、デスクトップ画面上に複数のウィンドウ画面を配置する形態が一般化している。デスクトップ画面上に複数のウィンドウ画面をどのように配置するかは、たとえば作業ごとにおおよそ定まっている場合が多い。
【0003】
このようなことから、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を効率的に行うためのツールなどが利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許第8471781号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を何パターンか登録しておき、それらの中から目的のパターンを選択する場合、確認のために、選択対象のパターンをたとえば簡易的に表したプレビュー画面を表示させて参照することがある。しかし、このようなプレビュー画面の表示においては、たとえば複数のウィンドウ画面が部分的に重なり合っている場合、下(裏)のウィンドウ画面のプログラムが認識しづらかったり、複数のウィンドウ画面それぞれの境界が認識しづらかったりといった問題があった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を視覚的に分かり易く示すことができる電子機器、ウィンドウ配置方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、電子機器は、データ管理手段と、復元手段と、プレビュー表示手段と、を具備する。データ管理手段は、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を示すウィンドウ配置データを管理する。復元手段は、ウィンドウ配置データで示されるデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置及び上下関係を復元する。プレビュー表示手段は、ウィンドウ配置データで示されるデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置に関するプレビュー画面を表示する。プレビュー表示手段は、複数のウィンドウ画面それぞれの領域を示し、複数のウィンドウ画面それぞれのプログラムを識別可能な色または模様を有する複数のオブジェクトを、プレビュー画面上のデスクトップ画面を示す領域上に配置する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態の電子機器の一構成例を示す図
図2】実施形態の電子機器上で動作するデスクトップ管理ユーティリティの一構成例を示す図
図3】デスクトップ画面上に複数のウィンドウ画面が配置されている状態の一例を示す図
図4】実施形態の電子機器上で動作するデスクトップ管理ユーティリティの表示画面の一例を示す図
図5】実施形態の電子機器上で動作するデスクトップ管理ユーティリティが表示する複数のウィンドウ画面の配置を模式的に示すプレビュー画面の一例を示す図
図6】実施形態の電子機器におけるデスクトップ管理ユーティリティによるウィンドウ画面の配置の大まかな流れを示すフローチャート
図7】実施形態の電子機器におけるデスクトップ管理ユーティリティによるプレビュー表示を含むウィンドウ画面の配置の詳細な流れを示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器1の一構成例を示す図である。ここでは、電子機器1が、デスクトップパソコンなどと称される、ディスプレイ(モニタ)2A、キーボード2B、マウス2C、ACアダプタ2Dなどが外部接続されるPCとして実現されていることを想定する。なお、電子機器1は、ノートパソコンなどと称される、ディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイスなどを搭載するPCとしても実現され得る。
【0010】
図1に示すように、PC1は、CPU(central processing unit)11、システムコントローラ12、主メモリ13、GPU(graphics processing unit)14、BIOS(basic input/output system)-ROM15、HDD(hard disk drive)16、ODD(optical disc drive)17を有している。また、PC1は、通信モジュール18、PSC(power supply controller)19、電源回路20を有している。さらに、PC1は、ディスプレイ2Aを接続可能なディスプレイポート14A、キーボード2Bやマウス2Cなどを接続可能な複数のUSB(universal serial bus)ポート12A、PC1を電源オン/オフするための電源スイッチ12Bを有している。
【0011】
CPU11は、PC1内の各コンポーネントを統合的に制御する。CPU11は、HDD16にインストールされている各種プログラムを主メモリ13にロードして実行し、各種プログラムで記述される手順に従い、各コンポーネントを稼働させる。各種プログラムの記述に則ってCPU11が各コンポーネントを稼働させることで、PC1は、様々な手段として機能する。つまり、各種プログラムにより、PC1を様々な手段として機能させることができる。各種プログラムの中には、OS(operating system)200や、当該OS200の制御下で動作するデスクトップ管理ユーティリティ210および各種アプリケーション220などが存在する。デスクトップ管理ユーティリティ210は、デスクトップ画面上に複数のウィンドウ画面を効率的に配置することを支援するツールであり、詳細は後述する。また、CPU11は、BIOS-ROM15に格納されているBIOS150も実行する。なお、主メモリ13は、DRAMなどの揮発性メモリであり、BIOS-ROM15は、EPROMなどの不揮発性メモリである。また、HDD16には、デスクトップ管理ユーティリティ210のウィンドウ配置データ250が格納される。ウィンドウ配置データ250についても後述する。
【0012】
GPU14は、ディスプレイポート14Aに接続されているディスプレイ2Aを制御する。具体的には、GPU14は、各種プログラムが出力する表示画面をディスプレイ2Aに表示する。なお、図1には、1つのディスプレイポート14Aを示しているが、PC1は、2以上のディスプレイポート14Aを有していてもよい。つまり、2以上のディスプレイ2Aが接続されてもよい。2以上のディスプレイポート14Aを有し、かつ、2以上のディスプレイ2Aが接続されている場合、GPU14は、デスクトップ画面全体の表示データを当該2以上のディスプレイ2Aに各々出力することもできるし、デスクトップ画面を分割して当該2以上のディスプレイ2Aごとに異なる領域の表示データを出力することもできる。前者の場合、2以上のディスプレイ2Aに同一の画像(デスクトップ画面)が表示される。一方、後者の場合は、1つの画像が2以上のディスプレイ2Aに分かれて表示される。後者のデスクトップ画面を2以上のディスプレイ2Aに分けて表示する機能は、マルチモニタ機能などと称される。ここでは、2以上のディスプレイ2Aが接続される場合、マルチモニタ機能でデスクトップ画面が当該2以上のディスプレイ2Aに分かれて表示されるものとする。
【0013】
システムコントローラ12は、CPU11と、(主メモリ13やGPU14などの一部コンポーネントを除く)各コンポーネントとの間を繋ぐブリッジデバイスである。システムコントローラ12は、USBポート12Aに接続される、キーボード2Bやマウス2CなどのUSBデバイスとの間でデータを送受信するUSBコントローラ121を内蔵している。USBポート12Aには、キーボード2Bやマウス2Cのほか、USBメモリ(フラッシュメモリ)や外付けHDDなどといった様々なUSBデバイスを接続することができる。
【0014】
また、システムコントローラ12は、USBポート12Aに接続されたキーボード2Bやマウス2Cの操作による入力をUSBコントローラ121経由で受け付け、また、電源スイッチ12Bの操作に応じてPC1の電源オン/オフを制御するEC(embedded controller)/KBC(keyboard controller)122を内蔵している。PC1の電源オン/オフの制御は、EC/KBC122とPSC19との連携によって実行される。EC/KBC122からオン信号を受けた場合、PSC19は、電源回路20を制御して、CPU11および各コンポーネントに対する電力供給を開始する。EC/KBC122からオフ信号を受けた場合、PSC19は、電源回路20を制御して、CPU11および各コンポーネントに対する電力供給を停止する。電源回路20は、ACアダプタ2Dから供給される電力を用いてCPU11および各コンポーネントの動作用電力を生成する。なお、EC/KBC122に対する電力供給は、PC1が電源オフの状態にある場合も継続して行われている。また、EC/KBC122からPSC19へのオフ信号の送信は、電源スイッチ12Bの操作によっても行われ得るが、主に、OS200が提供するユーザインタフェースで電源オフが指示されることによって行われる。
【0015】
通信モジュール18は、たとえばIEEE 802.3規格やIEEE 802.11規格に準拠した通信を実行する。なお、図1には、1つの通信モジュール18を示しているが、PC1は、各々が所定の規格に準拠した通信を実行する複数の通信モジュール18を有している。
【0016】
図2は、以上のような構成を有する本実施形態のPC1上で動作するデスクトップ管理ユーティリティ210の一構成例を示す図である。デスクトップ管理ユーティリティ210は、たとえばインストール時に常駐プログラムとして設定される。なお、デスクトップ管理ユーティリティ210を常駐プログラムとすることは必須ではない。
【0017】
図2に示すように、デスクトップ管理ユーティリティ210は、インターフェース部211、ウィンドウ配置データ管理部212およびウィンドウ配置復元部213を有している。また、ウィンドウ配置データ管理部212は、ウィンドウ配置データ作成部2121を有し、ウィンドウ配置復元部213は、プレビュー表示部2131を有している。ウィンドウ配置データ作成部2121は、ウィンドウ配置データ管理部212から独立したモジュールとして構成されてもよく、また、プレビュー表示部2131も、ウィンドウ配置復元部213から独立したモジュールとして構成されてもよい。
【0018】
インターフェース部211は、ユーザインタフェースのために必要なOS200との通信を実行する。具体的には、第1に、ユーザへ提示するデスクトップ管理ユーティリティ210の各種画面の表示をOS200に要求する。OS200は、その画面を、デスクトップ管理ユーティリティ210へ割り当てたウィンドウ画面上に表示する。第2に、デスクトップ管理ユーティリティ210に割り当てられたウィンドウ画面を対象とするキーボード2Bやマウス2Cの操作内容をOS200から受信する。
【0019】
ウィンドウ配置データ管理部212は、たとえばデスクトップ画面上に複数のウィンドウ画面を配置して作業するユーザが、その作業の中断時などに、その配置を保存しておきたいと考えた場合に、その配置を保存しておくことのできる機能を提供する。ウィンドウ配置データ作成部2121は、OS200が提供するAPI(application programming interface)を利用して、デスクトップ画面上に配置されているウィンドウ画面に関する情報を取得してウィンドウ配置データ250を作成する。ウィンドウ配置データ管理部212は、ウィンドウ配置データ作成部2121が作成したウィンドウ配置データ250をHDD16に格納する。ウィンドウ配置データ250として保持される、ウィンドウ画面に関する情報には、デスクトップ画面上における位置情報、アプリケーション情報、ファイル情報などが含まれている。ユーザは、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を、複数パターン保存しておくことができる。つまり、ウィンドウ配置データ250は、複数存在し得る。または、1つのウィンドウ配置データ250が、複数パターンの情報を含み得るものであってもよい。
【0020】
一方、ウィンドウ配置復元部213は、たとえば作業の再開時、ユーザが、中断時におけるデスクトップ画面上の複数のウィンドウ画面の配置を復元したいと考えた場合に、その配置を復元することのできる機能を提供する。プレビュー表示部2131は、ウィンドウ配置データ250として保持されるデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を模式的に示すプレビュー画面を表示する。従って、ユーザは、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を複数パターン保存している場合、当該複数のパターンの中から復元しようとしているパターンを、このプレビュー画面で確認しながら選択することができる。
【0021】
たとえば、ユーザが、図3に示すように、デスクトップ画面300上に3つのウィンドウ画面(a1、a2、a3)を配置している場合を想定する。ウィンドウ画面a1は、たとえば電卓アプリケーションのウィンドウ画面である。ウィンドウ画面a2は、たとえば文書作成アプリケーションのウィンドウ画面である。ウィンドウ画面a3は、たとえば覚書(メモ)作成アプリケーションのウィンドウ画面である。
【0022】
また、ユーザが、このデスクトップ画面300上におけるウィンドウ画面a1、a2、a3の配置を保存しておきたいと考えた場合を想定する。この場合、ユーザは、たとえば常駐プログラムであるデスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面を表示させる操作を行い、当該表示画面上で、この配置を保存するための操作を行う。デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面を表示させる操作は、たとえば最小化されてデスクトップ画面300のたとえばタスクバーと称される下部の領域に表示されている当該デスクトップ管理ユーティリティ210のアイコンをマウス2Cで選択指示するものであってもよいし、ショートカットキーなどと称される、キーボード2B上の予め設定された複数のキーを同時に操作するものであってもよい。
【0023】
図4は、デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310の一例を示す図である。この表示画面310は、デスクトップ画面上のOS200によって割り当てられた一ウィンドウ画面として表示される。
【0024】
図4に示すように、デスクトップ画面上の一ウィンドウ画面として表示されるデスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310上には、「ホーム」タグb1、「スプリットスクリーン」タグb2、「ウィンドウ配置」タグb3、「設定」タグb4の4つのタグが表示される。
【0025】
「ホーム」タグb1を操作すると、デスクトップ管理ユーティリティ210の基本画面を表示させることができる。デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310を表示させる操作が行われた場合、デスクトップ管理ユーティリティ210のウィンドウ画面には、デスクトップ管理ユーティリティ210の基本画面が表示される。「ホーム」タグb1の操作は、たとえばマウスポインタが「ホーム」タグb1の表示領域を指し示す状態でマウス2Cを左クリックすることによって行う。以下、表示画面310上におけるタグやボタンの操作は、これと同様に行われるものとする。また、これらの操作を、デスクトップ管理ユーティリティ210は、OS200からの通知をインターフェース部211が受信することによって認識する。
【0026】
「スプリットスクリーン」タグb2を操作すると、デスクトップ画面上における複数のウィンドウの配置位置及び/又はそれぞれのウィンドウの上下位置関係に関する配置位置パターン(テンプレート)を選択・設定するための画面を表示させることができる。ユーザは、対象のウィンドウ画面を、この画面で選択・設定したテンプレートによって分けられる複数のエリアの中のいずれかに配置するための画面を表示させることができる。たとえばデスクトップ画面全面を左右に2分割し、かつ、それらのうちの右側のみを上下にさらに2分割して、デスクトップ画面全面を3つのエリアに分割するテンプレートを選択・設定した場合、対象のウィンドウ画面を右上に移動させるだけで、そのウィンドウ画面をデスクトップ画面の1/4のサイズでデスクトップ画面の右上1/4のエリアにぴったりと配置することなどを簡単に行うことができる。
【0027】
「ウィンドウ配置」タグb3を操作すると、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を保存し、または、保存しておいたデスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を復元するための画面を表示させることができる。図4は、たとえば、デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310を表示させる操作が行われて基本画面が表示された後、基本画面上の「ウィンドウ配置」タグb3が操作された場合における表示画面310の状態を示している。
【0028】
「設定」タグb4を操作すると、デスクトップ管理ユーティリティ210についての各種設定を行うための画面を表示させることができる。各種設定の中には、たとえば、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を復元する際、あるウィンドウ画面のアプリケーションが起動されていなかった場合、そのアプリケーションを自動的に起動するか否か、アプリケーションを自動的に起動する場合、そのアプリケーションが開いていたファイルを自動的に開くか否か、などが含まれている。
【0029】
図4に示すように、「ウィンドウ配置」タグb3が操作された場合におけるデスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310には、「記録」ボタンb5と、「ウィンドウ配置」リストb6とが表示される。
【0030】
「記録」ボタンb5を操作すると、たとえば図3に示すような、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置情報を保存することができる。つまり、その時のデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の大きさやデスクトップ画面上における位置、各々のウィンドウ画面の上下関係に関する配置情報を示すウィンドウ配置データ250を記録することができる。たとえばウィンドウ配置データ250の記録時、ユーザは、そのウィンドウ配置データ250に名前を付けることができる。前述したように、ウィンドウ配置データ250は、ウィンドウ配置データ作成部2121によって作成される。ウィンドウ配置データ作成部2121は、デスクトップ管理ユーティリティ210のウィンドウ画面を除いた、デスクトップ画面上に配置されている複数のウィンドウ画面に関する情報を取得して、ウィンドウ配置データ250を作成する。ウィンドウ配置データ管理部212は、「記録」ボタンb5が操作されると、ウィンドウ配置データ作成部2121にウィンドウ配置データ250を作成させ、ウィンドウ配置データ作成部2121によって作成されたウィンドウ配置データ250をHDD16に格納する。
【0031】
つまり、図3に示すデスクトップ画面300上におけるウィンドウ画面a1、a2、a3の配置を保存しておきたいと考えた場合、ユーザは、デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310を表示させ、「ウィンドウ配置」タグb3を操作して表示画面310を基本画面から図4に示す画面に遷移させ後、図4の示す画面上の「記録」ボタンb5を操作すればよい。
【0032】
このように、「記録」ボタンb5が、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を保存するためのものであるのに対して、「ウィンドウ配置」リストb6は、保存しておいたデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を復元するためのものである。たとえば図3に示すような、デスクトップ画面300上における3つのウィンドウ画面(a1、a2、a3)の配置を記録した後、この配置を復元したいと考えた場合、ユーザは、まず、記録時と同様の手順で、図4に示す画面を表示させる。
【0033】
「ウィンドウ配置」リストb6には、ウィンドウ配置データ管理部212によって管理されている、つまり、HDD16に格納されているウィンドウ配置データ250が一覧表示される。「ウィンドウ配置」リストb6は、「名前」フィールドb61、「ウィンドウ数」フィールドb62、「モニタ数」フィールドb63、「記録日時」フィールドb64を含む。
【0034】
「名前」フィールドb61には、ウィンドウ配置データ250の記録時にユーザが当該ウィンドウ配置データ250に付けた名前が表示される。「ウィンドウ数」フィールドb62には、ウィンドウ配置データ250の記録時にデスクトップ画面上に配置されていた(デスクトップ管理ユーティリティ210のウィンドウ画面以外の)ウィンドウ画面の数が表示される。「モニタ数」フィールドb63には、ウィンドウ配置データ250の記録時にPC1(ディスプレイポート14A)に接続されていたディスプレイ2Aの数が表示される。「記録日時」フィールドb64は、ウィンドウ配置データ250の記録時のPC1のシステム時刻が表示される。
【0035】
ユーザは、各フィールド(b61~b64)の内容を参照して、復元したいウィンドウ画面の配置に関するウィンドウ配置データ250を選択する。ここでは、図3に示すウィンドウ画面の配置に関するウィンドウ配置データ250に対して、「memo1」という名前が付けられているものと想定する。そこで、ユーザは、「ウィンドウ配置」リストb6において一覧表示されるウィンドウ配置データ250の中から「memo1」という名前が付けられているウィンドウ配置データ250を選択する。
【0036】
また、「ウィンドウ配置」タグb3が操作された場合におけるデスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310には、「プレビュー」ボタンb7と、「削除」ボタンb8と、「復元」ボタンb9とが表示される。
【0037】
「プレビュー」ボタンb7を操作すると、「ウィンドウ配置」リストb6上で選択された状態にあるウィンドウ配置データ250で復元されるウィンドウ画面の配置を模式的に示すプレビュー画面を表示することができる。図5に、プレビュー画面の一例を示す。
【0038】
「プレビュー」ボタンb7が操作されると、ウィンドウ配置復元部213は、プレビュー表示部2131に、ユーザによって選択されたウィンドウ配置データ250に関するプレビュー画面を表示させる。プレビュー表示部2131は、ウィンドウ配置データ管理部212によって管理されているウィンドウ配置データ250を参照し、図5に示すようなプレビュー画面を作成する。
【0039】
符号c1で示される領域が、デスクトップ画面を示す領域であり、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を模式的に示すための領域である。図5に示すように、プレビュー表示部2131は、ウィンドウ配置データ250で示される複数のウィンドウ画面それぞれを、アプリケーションを識別可能な色または模様を有するオブジェクトで表し、それらのオブジェクトを領域c1に配置する。オブジェクトa1´は、図3に示される電卓アプリケーションのウィンドウ画面a1を表すオブジェクトである。オブジェクトa2´は、図3に示される文書作成アプリケーションのウィンドウ画面a2を表すオブジェクトである。オブジェクトa3´は、図3に示される覚書(メモ)作成アプリケーションのウィンドウ画面a3を表すオブジェクトである。また、符号c2で示される領域は、ウィンドウ配置データ250に付けられた名前が表示される領域である。なお、領域c1を設けたり、領域c1にオブジェクトを配置したりすることは、それらを描画するともいう。
【0040】
このように、アプリケーションを識別可能な色または模様を有するオブジェクトを使ってデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を模式的に示すことで、本実施形態のPC1は、たとえば複数のウィンドウ画面が部分的に重なり合っている場合であっても、下(裏)のウィンドウ画面のプログラムが認識しやすく、また、複数のウィンドウ画面それぞれの境界を認識しやすいように、ウィンドウ画面の配置を視覚的に分かり易く示すことができる。色または模様は、各アプリケーションにおいて一般に浸透している各アプリケーションを連想しやすいものを用いることが好ましい。
【0041】
なお、このプレビュー画面上においても、図4に示す画面と同様の「削除」ボタンb8と「復元」ボタンb9とが表示される。この「削除」ボタンb8を操作すると、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置がプレビュー表示されているウィンドウ配置データ250を削除することができる。図4の画面上で「削除」ボタンb8を操作した場合も、「ウィンドウ配置」リストb6上で選択された状態にあるウィンドウ配置データ250を削除することができる。つまり、プレビュー画面で確認することなく、「ウィンドウ配置」リストb6上のウィンドウ配置データ250を削除することができる。デスクトップ管理ユーティリティ210は、「削除」ボタンb8が操作されると、ウィンドウ配置データ管理部212が、該当のウィンドウ配置データ250を削除する。
【0042】
また、図5の「復元」ボタンb9を操作すると、プレビュー表示の通りに、たとえば図3に示すような、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を復元することができる。図4の画面上で「復元」ボタンb8を操作した場合も、「ウィンドウ配置」リストb6上で選択された状態にあるウィンドウ配置データ250に基づき、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を復元することができる。つまり、プレビュー画面で確認することなく、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を復元することができる。デスクトップ管理ユーティリティ210は、「復元」ボタンb8が操作されると、ウィンドウ配置復元部213が、該当のウィンドウ配置データ250に基づき、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を復元する。デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置は、OS200が提供するAPIを利用することによって実行する。
【0043】
つまり、図3に示すデスクトップ画面300上におけるウィンドウ画面a1、a2、a3の配置を復元したいと考えた場合、ユーザは、デスクトップ管理ユーティリティ210の表示画面310を表示させ、「ウィンドウ配置」タグb3を操作して表示画面310を基本画面から遷移させた後、「ウィンドウ配置」リストb6上で該当のウィンドウ配置データ250(「memo1」)を選択して「復元」ボタンb9を操作するか、または、「プレビュー」ボタンb7を操作し、ブレビュー画面を確認した上で、「復元」ボタンb9を操作すればよい。
【0044】
ウィンドウ配置復元部213は、たとえば、図3に示すデスクトップ画面300上におけるウィンドウ画面a1、a2、a3の配置を復元する際、文書作成アプリケーションが起動されていない場合、該当のアプリケーションを自動的に起動する旨が設定されていたならば、文書作成アプリケーションを起動し、文書作成アプリケーションのウィンドウ画面をウィンドウ配置データ250で示されるデスクトップ画面上の位置に配置する。
【0045】
また、ウィンドウ配置復元部213は、文書作成アプリケーションを起動する場合、該当のアプリケーションによって開かれていたファイルを自動的に開く旨が設定されていたならば、ウィンドウ配置データ250に含まれるファイル情報に基づき、そのファイルを開いてウィンドウ画面上に表示する。
【0046】
なお、図5に示すプレビュー画面上の符号c3で示される領域は、領域c1に模式的に示されるデスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を、キーボード2B上の複数のキーを同時に操作することで復元可能とする、当該複数のキーの組み合わせを設定する領域である。また、符号c4で示されるボタンは、図4に示す画面に戻るためのボタンである。符号c5で示されるボタンは、図4の「ウィンドウ配置」リストb6上で選択したウィンドウ配置データ250の1つ前のウィンドウ配置データ250を選択し直すためのボタンである。一方、符号c5で示されるボタンは、図4の「ウィンドウ配置」リストb6上で選択したウィンドウ配置データ250の1つ後ろのウィンドウ配置データ250を選択し直すためのボタンである。つまり、図4に示す画面に戻らなくても、図4の「ウィンドウ配置」リストb6上で選択したウィンドウ配置データ250の前後のウィンドウ配置データ250についてプレビュー画面を表示させることができる。
【0047】
図6は、本実施形態のPC1におけるデスクトップ管理ユーティリティ210によるウィンドウ画面の配置の大まかな流れを示すフローチャートである。
【0048】
デスクトップ管理ユーティリティ210は、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を記録するためのユーザの操作に基づき、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を示すウィンドウ配置データ250を作成する(S101)。デスクトップ管理ユーティリティ210は、このウィンドウ配置データ250を管理する。デスクトップ管理ユーティリティ210は、各々が独自の配置パターンを示す複数のウィンドウ配置データ250を管理することができる。
【0049】
また、デスクトップ管理ユーティリティ210は、ユーザの操作に基づき、管理するウィンドウ配置データ250の中から、ユーザが復元したいと考えるウィンドウ画面の配置を示すウィンドウ配置データ250を選択する(S102)。この時、デスクトップ管理ユーティリティ210は、ユーザの操作に応じて、選択対象のウィンドウ配置データ250で示されるウィンドウ画面の配置を適宜にプレビュー表示する。
【0050】
そして、デスクトップ管理ユーティリティ210は、選択したウィンドウ配置データ250で示されるウィンドウ画面の配置を復元する(S103)。
【0051】
図7は、図6のS102の詳細な流れ、具体的には、本実施形態のPC1におけるデスクトップ管理ユーティリティ210によるプレビュー表示を含むウィンドウ画面の配置の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0052】
デスクトップ管理ユーティリティ210は、ユーザの操作に応じて、管理するウィンドウ配置データ250の中から、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を表示するウィンドウ配置データ250を選択する(S201)。
【0053】
ウィンドウ配置データ250の選択後、デスクトップ管理ユーティリティ210は、まず、デスクトップ画面を示すデスクトップエリアを描画する(S202)。続いて、デスクトップ管理ユーティリティ210は、選択したウィンドウ配置データ250から最初のウィンドウ画面のアプリケーション情報、ファイル情報および(デスクトップ画面上における)位置情報を取得する(S203)。
【0054】
デスクトップ管理ユーティリティ210は、取得した位置情報に基づき、ウィンドウ画面がデスクトップエリアのどこに配置されるかを計算する(S204)。そして、デスクトップ管理ユーティリティ210は、ウィンドウ画面を示す図形(オブジェクト)を、取得したアプリケーション情報に基づき、アプリケーションを識別可能な色または模様をつけて描画し、デスクトップエリア上に配置する(S205)。また、デスクトップ管理ユーティリティ210は、取得したアプリケーション情報およびファイル情報に基づき、アプリケーション名およびファイル名を、描画した図形(オブジェクト)内に描画する(S206)。
【0055】
デスクトップ管理ユーティリティ210は、S204~S206の対象となったウィンドウ画面が最後のウィンドウ画面であったかを判定する(S207)。最後のウィンドウ画面でなかった場合(S207:NO)、デスクトップ管理ユーティリティ210は、S201で選択したウィンドウ配置データ250から、次のウィンドウ画面のアプリケーション情報、ファイル情報および位置情報を取得する(S208)。デスクトップ管理ユーティリティ210は、取得した情報に基づき、次のウィンドウ画面についてS204からの処理を繰り返す。
【0056】
一方、最後のウィンドウ画面であった場合(S207:YES)、デスクトップ管理ユーティリティ210は、プレビュー表示のための処理を完了する。
【0057】
以上のように、本実施形態のPC1においては、デスクトップ画面上における複数のウィンドウ画面の配置を模式的に示すプレビュー画面の表示を、アプリケーションを識別可能な色または模様を有するオブジェクトを使って行うことにより、たとえば複数のウィンドウ画面が部分的に重なり合っている場合であっても、下(裏)のウィンドウ画面のプログラムが認識しやすく、また、複数のウィンドウ画面それぞれの境界を認識しやすいように、ウィンドウ画面の配置を視覚的に分かり易く示すことができる。
【0058】
つまり、本実施形態のPC1は、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を視覚的に分かり易く示すことができる。
【0059】
なお、本実施形態におけるPC1におけるデスクトップ管理ユーティリティ210は、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を記録するためのユーザの操作に基づき、デスクトップ画面上におけるウィンドウ画面の配置を示すウィンドウ配置データ250を作成し、記録する際、その時のディスプレイ情報も合わせて記憶しておくことが好ましい。一方、ユーザの操作に基づき、ユーザが復元したいと考えるウィンドウ画面の配置を示すウィンドウ配置データ250を選択させる際には、現在接続しているディスプレイの情報とデスクトップ画面の特性(例えば、画素数など広さを示すファクター)が合うウィンドウ配置データ250を選択して、デスクトップ管理ユーティリティ210にユーザによる選択が可能となる状態で表示させるようにしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0060】
1…電子機器(PC)、2A…ディスプレイ、2B…キーボード、2C…マウス、2D…ACアダプタ、11…CPU、12…システムコントローラ、12A…USBポート、12B…電源スイッチ、13…主メモリ、14…GPU、14A…ディスプレイポート、15…BIOS-ROM、16…HDD、17…ODD、18…通信モジュール、19…PSC、20…電源回路、121…USBコントローラ、122…EC/KBC、150…BIOS、200…OS、210…デスクトップ管理ユーティリティ、211…インターフェース部、212…ウィンドウ配置データ管理部、213…ウィンドウ配置復元部、220…各種アプリケーション、250…ウィンドウ配置データ、2121…ウィンドウ配置データ作成部、2131…プレビュー表示部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7