(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-01
(45)【発行日】2023-12-11
(54)【発明の名称】ゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/73 20140101AFI20231204BHJP
A63F 13/792 20140101ALI20231204BHJP
A63F 13/80 20140101ALI20231204BHJP
G06Q 50/34 20120101ALI20231204BHJP
【FI】
A63F13/73
A63F13/792
A63F13/80 F
G06Q50/34
(21)【出願番号】P 2021549462
(86)(22)【出願日】2021-06-25
(86)【国際出願番号】 IB2021055675
(87)【国際公開番号】W WO2022096950
(87)【国際公開日】2022-05-12
【審査請求日】2021-08-20
(31)【優先権主張番号】10202106863Q
(32)【優先日】2021-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(73)【特許権者】
【識別番号】520132724
【氏名又は名称】センスタイム インターナショナル プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】グオ, ジヤン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, シンシン
【審査官】西村 民男
(56)【参考文献】
【文献】特許第6080145(JP,B1)
【文献】特開2020-142055(JP,A)
【文献】特表2019-522507(JP,A)
【文献】特開2005-287521(JP,A)
【文献】国際公開第2020/158039(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0056804(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0402357(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0259238(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/00-13/98
G06Q 50/34
G07F 17/00-17/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器が実行するゲーム画像の処理方法であって、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得することと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得することであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、ことと、
前記第2資金代替物品情報と前記第1資金代替物品情報に対してマッチングを行い、前記関連
付け情報に基づいて前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したかどうかを判定することと、
前記第2資金代替物品情報と前記ターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することと、
前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含み、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することは、
前記第2資金代替物品情報の識別情報を取得することと、
前記識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することと、を含み、
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会することを更に含む、ゲーム画像の処理方法。
【請求項2】
前記資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含み、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記関連付け情報に基づいて、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果をそれぞれ決定することと、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項3】
前記第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含み、前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含み、前記所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものであり、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出することと、
前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含むことを特徴とする
請求項2に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項4】
前記第1ゲーム画像から検出又は認識された第1資金代替物品と人体画像を関連付けることは、
前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とすることと、
前記第1資金代替物品情報と前記人体画像を関連付けることと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項5】
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記画像データベースから照会した人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
請求項1に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項6】
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記画像データベースから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項7】
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
請求項6に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項8】
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得することと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項9】
前記ゲーム画像の処理方法は、
前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び前記人物身分情報を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
請求項8に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項10】
前記第1資金代替物品情報及び前記第2資金代替物品情報はそれぞれ、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1から7のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法。
【請求項11】
ゲーム画像の処理装置であって、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得するように構成される関連付けモジュールと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得するように構成される取得モジュールであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、取得モジュールと、
前記第2資金代替物品情報と前記第1資金代替物品情報に対してマッチングを行い、前記関連
付け情報に基づいて前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したかどうかを判定し、前記第2資金代替物品情報と前記ターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成される照会モジュールと、
前記検出及び認識結果における前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される決定モジュールと、を備え、
前記照会モジュールはさらに、前記第2資金代替物品情報の識別情報を取得し、前記識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成され、
前記照会モジュールはさらに、前記事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会するように構成される、ゲーム画像の処理装置。
【請求項12】
プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1から10のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行するように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
【請求項13】
コンピュータに、請求項1から10のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータに、請求項1から10のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年6月23日にシンガポール特許庁に提出された、出願番号が10202106863Qであり、発明名称が「ゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラム」であるシンガポール特許出願に基づく優先権を主張し、該シンガポール特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータビジョン処理技術に関し、ゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラムに関するが、これらに限定されない。
【背景技術】
【0003】
現在、モニタリングシステムにより、ゲームプラットフォーム画像を取得することで、ゲームプラットフォーム画像における資金代替物品及びプレイヤーに対して検出を行うことができる。しかしながら、ゲーム中、ゲームをする過程におけるプレイヤーのうつむき、プレイヤーによる資金代替物品の遮蔽及び現場での照明などのような制御不可能な要因により、資金代替物品及びプレイヤーの検出結果の正確性に影響を及ぼす。つまり、各プレイヤーに関連する資金代替物品の認識精度をある程度低下させ、更に、プレイヤーに対応する支払い情報の決定の正確性を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、各プレイヤーに対応する資金代替物品を正確に認識し、プレイヤーに対応する支払い情報の決定の正確性を向上させることができるゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例は、ゲーム画像の処理方法を提供する。前記方法は、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得することと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得することであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、ことと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することであって、前記ターゲット画像は、前記資金代替物品情報との関連付けに成功した前記人体画像を表す、ことと、
前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含む。
【0006】
幾つかの実施例において、前記資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含み、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記関連付け情報に基づいて、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果をそれぞれ決定することと、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含む。
【0007】
幾つかの実施例において、前記第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含み、前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含み、前記所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものである。
【0008】
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出することと、
前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含む。
【0009】
幾つかの実施例において、前記第1ゲーム画像から検出又は認識された第1資金代替物品と人体画像を関連付けることは、
前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とすることと、
前記第1資金代替物品情報と前記人体画像を関連付けることと、を含む。
【0010】
幾つかの実施例において、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することは、
前記第2資金代替物品情報の識別情報を取得することと、
前記識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することと、を含む。
【0011】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会することを更に含む。
【0012】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記画像データベースから照会した人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含む。
【0013】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記画像データベースから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得することと、を更に含む。
【0014】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含む。
【0015】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得することと、を更に含む。
【0016】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び前記人物身分情報を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含む。
【0017】
幾つかの実施例において、前記第1資金代替物品情報及び前記第2資金代替物品情報はそれぞれ、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
本願の実施例は、ゲーム画像の処理装置を更に提供する。前記装置は、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得するように構成される関連付けモジュールと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得するように構成される取得モジュールであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、取得モジュールと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成される照会モジュールと、
前記検出及び認識結果における前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される決定モジュールと、を備える。
【0019】
本願の実施例は、電子機器を更に提供する。前記電子機器は、プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、上記いずれか1つのゲーム画像の処理方法を実行するように構成される。
【0020】
本願の実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、該プロセッサに上記いずれか1つのゲーム画像の処理方法を実施させる。
【0021】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを更に提供する。該コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードがコンピュータで実行される時、該コンピュータに上記いずれか1つのゲーム画像の処理方法を実施させる。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
ゲーム画像の処理方法であって、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得することと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得することであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、ことと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することであって、前記ターゲット画像は、前記資金代替物品情報との関連付けに成功した前記人体画像を表す、ことと、
前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含む、ゲーム画像の処理方法。
(項目2)
前記資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含み、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記関連付け情報に基づいて、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果をそれぞれ決定することと、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含むことを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含み、前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含み、前記所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものであり、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、
前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出することと、
前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含むことを特徴とする
項目2に記載の方法。
(項目4)
前記第1ゲーム画像から検出又は認識された第1資金代替物品と人体画像を関連付けることは、
前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とすることと、
前記第1資金代替物品情報と前記人体画像を関連付けることと、を含むことを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目5)
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することは、
前記第2資金代替物品情報の識別情報を取得することと、
前記識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することと、を含むことを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目6)
前記方法は、
前記事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会することを更に含むことを特徴とする
項目5に記載の方法。
(項目7)
前記方法は、
前記画像データベースから照会した人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
項目6に記載の方法。
(項目8)
前記方法は、
前記画像データベースから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得することと、を更に含むことを特徴とする
項目6に記載の方法。
(項目9)
前記方法は、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
項目8に記載の方法。
(項目10)
前記方法は、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得することと、を更に含むことを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目11)
前記方法は、
前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び前記人物身分情報を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含むことを特徴とする
項目10に記載の方法。
(項目12)
前記第1資金代替物品情報及び前記第2資金代替物品情報はそれぞれ、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
項目1から9のうちいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
ゲーム画像の処理装置であって、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得するように構成される関連付けモジュールと、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得するように構成される取得モジュールであって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、取得モジュールと、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成される照会モジュールと、
前記検出及び認識結果における前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される決定モジュールと、を備える、ゲーム画像の処理装置。
(項目14)
前記資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含み、前記決定モジュールは、
前記関連付け情報に基づいて、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果をそれぞれ決定するように構成される第1サブ決定モジュールと、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される第2サブ決定モジュールと、を備えることを特徴とする
項目13に記載の装置。
(項目15)
前記第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含み、前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含み、前記所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものであり、前記第2サブ決定モジュールは、
前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出し、
前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成されることを特徴とする
項目14に記載の装置。
(項目16)
前記関連付けモジュールは、
前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、
前記第1資金代替物品情報と前記人体画像を関連付けるように構成されることを特徴とする
項目13に記載の装置。
(項目17)
前記照会モジュールは、
前記第2資金代替物品情報の識別情報を取得することと、
前記識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成されることを特徴とする
項目13に記載の装置。
(項目18)
前記照会モジュールは更に、
前記事前に保存された人物情報テーブルから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会するように構成されることを特徴とする
項目17に記載の装置。
(項目19)
前記装置は、
前記画像データベースから照会した人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶するように構成される記憶モジュールを更に備えることを特徴とする
項目18に記載の装置。
(項目20)
前記照会モジュールは更に、
前記画像データベースから、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定し、
前記ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得するように構成されることを特徴とする
項目18に記載の装置。
(項目21)
前記装置は、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶するように構成される記憶モジュールを更に備えることを特徴とする
項目20に記載の装置。
(項目22)
前記照会モジュールは更に、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定し、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得するように構成されることを特徴とする
項目13に記載の装置。
(項目23)
前記装置は、
前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び前記人物身分情報を前記人物情報テーブルに記憶するように構成される記憶モジュールを更に備えることを特徴とする
項目22に記載の装置。
(項目24)
前記第1資金代替物品情報及び前記第2資金代替物品情報はそれぞれ、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
項目13から21のうちいずれか一項に記載の装置。
(項目25)
プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記コンピュータプログラムを実行して、項目1から12のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行するように構成されるプロセッサと、を備える、電子機器。
(項目26)
プロセッサに、項目1から12のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目27)
コンピュータに、項目1から12のうちいずれか一項に記載のゲーム画像の処理方法を実行させるためのコンピュータ可読コードを含んでいる、コンピュータプログラム。
【発明の効果】
【0022】
本願の実施例で提供されるゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラムによれば、ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得し、前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得し、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含み、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会し、前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するものである。
【0023】
上記から分かるように、本願の実施例では、ゲームの資金代替物品の操作段階において、資金代替物品情報と人体画像を関連付けることで、資金代替物品情報と人体画像との一対一の対応関係を確立することができる。ゲームの支払い段階で取得した資金代替物品情報と人体画像との関連付けに成功した場合、対応する人物身分情報を照会する。ゲームの支払い段階において、資金代替物品情報の安定性が高いため、この場合、資金代替物品情報に関連付けられている人体画像に対して、人物身分情報の照会を行うことで、資金代替物品情報及び人物身分情報の認識精度を向上させ、更に、人物身分情報に対応する支払い情報の決定の正確性を効果的に向上させることができる。
【0024】
上記の一般的な説明及び後述する細部に関する説明は、例示及び説明のためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1A】本願の実施例によるゲーム画像の処理方法を示すフローチャートである。
【
図1B】本願の実施例によるゲームテーブルでゲームをするシーンを示す概略図である。
【
図2】本願の実施例によるゲーム画像の処理装置の構造を示す概略図である。
【
図3】本願の実施例による電子機器の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
ここで添付した図面は、明細書に引き入れて本明細書の一部分を構成し、本願に適合する実施例を示し、かつ、明細書とともに本願の技術的解決手段を解釈することに用いられる。
【0027】
以下、図面及び実施例を参照しながら、本願の実施例を更に詳しく説明する。ここで提供される実施例は、本願の実施例を解釈するためのものに過ぎず、本願の実施例を限定するものではないことを理解すべきである。なお、以下に提供される実施例は、本願の一部の実施例を実行するためのものであり、本願の全ての実施例を実行するためのものではない。矛盾しない限り、本願の実施例に記載の技術的解決手段を任意の組み合わせで実行することができる。
【0028】
本願の実施例において、用語「含む」、「備える」、またはそれらの他のいずれかの変形は、非排他的包含を包括するように意図される。従って、一連の要素を含む方法又は装置は、明確に記載された要素を含むだけでなく、明確に列挙されていない他の要素も含み、又は、このような方法又は装置に固有の要素も含む。更なる限定が存在しない場合、“・・・を含む”なる文章によって規定される要素は、該要素を有する方法又は装置内に、別の関連要素(例えば、方法におけるステップ又は装置におけるユニットであり、ユニットは、例えば、一部の回路、一部のプロセッサ、一部のプログラム又はソフトウェアなどであってもよい)が更に存在することを排除しない。
【0029】
例えば、本願の実施例で提供されるゲーム画像の処理方法は、一連のステップを含むが、本願の実施例で提供されるゲーム画像の処理方法は、記載したステップに限定されない。同様に、本願の実施例で提供されるゲーム画像の処理装置は、一連のモジュールを備えるが、本願の実施例で提供される装置は、明確に記載されたモジュールを備えるものに限定されず、関連情報の取得、又は情報に基づいた処理に必要なモジュールを更に備えてもよい。
【0030】
本明細書において、用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明するためのものであり、3通りの関係が存在することを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することという3つの場合を表す。また、本明細書において、用語「少なくとも1つ」は、複数のうちのいずれか1つ又は複数のうちの少なくとも2つの任意の組み合わせを表す。例えば、A、B、Cのうちの少なくとも1つを含むことは、A、B及びCからなる集合から選ばれるいずれか1つ又は複数の要素を含むことを表す。
【0031】
本願の実施例は、ゲームシーンのエッジコンピューティング機器に適用され、多くの他の汎用又は専用コンピュータシステム環境又は構成と協働することができる。ここで、エッジコンピューティング機器は、シンクライアント、シッククライアント、ハンドヘルド又はラップトップデバイス、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラマブル消費者向け電子製品、ネットワークパソコン、小型コンピュータシステムなどであってもよい。
【0032】
エッジコンピューティング機器は、コンピュータシステムにより実行される、コンピュータシステムによる実行可能な命令(例えばプログラムモジュール)の一般的な内容で説明できる。一般的には、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、ターゲットプログラム、ユニット、ロジック、データ構造などを含んでもよい。それらは、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象的データタイプを実現させる。コンピュータシステム/サーバは、分散型クラウドコンピューティング環境で実行される。分散型クラウドコンピューティング環境において、タスクは、通信ネットワークを通じてリンクされたリモート処理デバイスによって実行される。分散型クラウドコンピューティング環境において、プログラムモジュールは、記憶装置を含むローカル又はリモートコンピューティングシステム記憶媒体に位置してもよい。
【0033】
関連技術において、ゲームシーンでは、ゲーム結果に対応する支払い情報の演算、資金代替物品の警告検出(例えば、資金代替物品の最小額面、資金代替物品の最大額面)などの場合、いずれも資金代替物品情報を用いる必要がある。支払い情報の演算に関わるビジネスロジックを正確に実行してゲームシーンの要件に合致するために、正確な資金代替物品情報を取得し、それに対応するプレイヤー身分情報を照会しなければならない。従って、資金代替物品及びプレイヤー身分情報の認識精度、プレイヤーに対応する支払い情報の決定の正確性を如何に向上させるかは、早急に解決しなければならない技術的課題である。
【0034】
上記技術的課題について、本願の幾つかの実施例において、ゲームシーンに適用可能なゲーム画像の処理の技術的解決手段を提供する。
【0035】
以下、本願の実施例の適用シーンを例示的に説明する。
【0036】
ゲームシーンにおいて、コンピュータビジョン処理技術により、種々のゲームの稼働状態に対してモニタリングを行うことができる。ここで、種々のゲームの稼働はいずれも資金代替物品に関わる。
【0037】
幾つかの実施例において、ゲームシーンにおけるゲームは、ゲームプラットフォームにおけるポーカーゲーム又は他のゲームであってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0038】
本願の実施例において、コンピュータビジョン(Computer vision)は、マシンに「見る」ようにする方法を研究する科学であり、人間の肉眼の代わりにカメラ及びコンピュータを使用して目標に対して識別、トラッキング及び測定を行い、画像処理をする技術である。ゲームプロセスにおいて、3つのカメラを利用してゲームプラットフォーム上で発生する事を検出し、更に分析を行うことができる。ゲームプラットフォームは、実体のテーブル面プラットフォーム又は他の実体プラットフォームであってもよい。
【0039】
図1Aは、本願の実施例によるゲーム画像の処理方法を示すフローチャートである。
図1Aに示すように、該プロセスは、以下を含んでもよい。
【0040】
ステップ100において、ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得する。
【0041】
幾つかの実施例において、ゲームシーンにおける任意のタイプのゲームについて、ゲーム開始からゲーム終了まで、複数のゲーム段階を含んでもよい。例えば、資金代替物品、ゲーム道具配布段階、支払い段階などを含む。ここで、資金代替物品の操作段階は、所定の領域において、資金代替物品に対して移動操作を行うゲーム段階である。例示的に、資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含んでもよい。第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含む。前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含む。ここで、所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものである。ここで、ゲーム段階の数は、ゲームのタイプに関わる。例えば、ポーカーゲームについて、ゲーム段階は、シャッフル段階、ディール段階、カード開示段階などを含んでもよい。
【0042】
本願の実施例において、ゲームの資金代替物品の操作段階において、少なくとも1つのカメラを利用してゲームプラットフォームを撮影し、資金代替物品の操作段階のビデオデータ又は画像データを取得し、続いて、ビデオデータ又は画像データから、ゲームの第1ゲーム画像を取得することができる。ここで、第1ゲーム画像は、資金代替物品の操作段階のゲームプラットフォーム画像であってもよい。ここで、第1ゲーム画像は、1フレーム又は複数フレームの画像を表す。
【0043】
幾つかの実施例において、ゲームプラットフォームを撮影するカメラは、ゲームプラットフォームの直上に位置する、ゲームプラットフォームの上面図を撮るためのカメラであってもよく、他の角度でゲームプラットフォームを撮影するためのカメラであってもよい。これに対応して、第1ゲーム画像は、上面図又は他の視野角での第1ゲーム画像であってもよい。別の幾つかの実施例において、第1ゲーム画像は、上面図と他の視野角での第1ゲーム画像をフュージョン処理することで得られた画像であってもよい。
【0044】
例示的に、資金代替物品の操作段階の第1ゲーム画像を得た後、コンピュータビジョン処理技術により、第1ゲーム画像に対して処理を行い、第1ゲーム画像の検出及び認識結果を取得することができる。幾つかの実施例において、第1ゲーム画像に対して検出又は認識を行い、第1ゲーム画像におけるターゲット対象の情報を取得することができる。該ターゲット対象は少なくとも資金代替物品を含む。例示的に、ターゲット対象は、人体、プレイングカードを更に含んでもよい。ターゲット対象における人体は、人体全体を含んでもよく、手、顔などの一部の人体を含んでもよい。ターゲット対象におけるプレイングカードは、スペード、ハート、ダイヤ、クラブなどのタイプのカードであってもよい。第1ゲーム画像におけるターゲット対象を得た後、第1ゲーム画像におけるターゲット対象に基づいて、対応する検出及び認識結果を決定することができる。
【0045】
ここで、第1ゲーム画像におけるターゲット対象が資金代替物品を含む場合、検出及び認識結果は、第1資金代替物品情報を含んでもよい。ターゲット対象が人体を含む場合、検出及び認識結果は、人体画像を含んでもよい。ターゲット対象が資金代替物品及び人体を含む場合、検出及び認識結果における第1資金代替物品情報と人体画像を関連付ける。
【0046】
幾つかの実施例において、資金代替物品情報は、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
ここで、資金代替物品の位置は、資金代替物品が位置するゲームプラットフォームの位置情報を表す。資金代替物品のタイプは、人物身分の重要度に関わる。例えば、資金代替物品のタイプがDである人物身分の重要度は、資金代替物品のタイプがEである人物身分の重要度よりも高い。資金代替物品の数は、1部の資金代替物品における資金代替物品の数であり、1部の資金代替物品は、1つの資金代替物品であってもよく、複数の資金代替物品を含んでもよい。ここの複数の資金代替物品は、1部の資金代替物品を構成することができる。
【0048】
幾つかの実施例において、資金代替物品を含む第1ゲーム画像に対して分析を行うことで、資金代替物品の位置、資金代替物品の額面、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の数などの情報を決定することができる。資金代替物品と接触する人体画像に基づいて、資金代替物品に対応する人物身分情報を決定することができる。
【0049】
幾つかの実施例において、前記第1ゲーム画像から検出又は認識された第1資金代替物品と人体画像を関連付けることは、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とすることと、第1資金代替物品情報と人体画像を関連付けることと、を含んでもよい。
【0050】
本願の実施例において、ゲームプラットフォームの所定の位置に初めて資金代替物品が出現した場合、取得された複数フレームの第1ゲーム画像に対してターゲット認識を行うことで、最初に検出又は認識した第1資金代替物品情報を取得することができる。ゲームプラットフォームの所定の位置に資金代替物品の増加又は減少が発生した場合、取得された複数フレームの第1ゲーム画像に対してターゲット検出又は認識を行うことで、変動した第1資金代替物品情報を取得することができる。
【0051】
ここで、所定の位置は、ゲームプロセスにおいて資金代替物品を配置するための位置である。例示的に、ゲームプラットフォームにおける所定の位置の位置、サイズ及び数は、ゲームルールによって決まったものであり、本願の実施例は、これを限定しない。
【0052】
一実施形態において、各人物は、自分が所有する資金代替物品を同一の所定の位置に配置してもよく、異なる所定の位置に分散して配置してもよい。同一の所定の位置に配置される資金代替物品は、該人物により一回で配置されてもよく、該人物により複数回で配置されてもよい。
【0053】
資金代替物品情報を最初に認識したという状況又は資金代替物品情報の変動を認識した状況は、人体の接触により発生したものである可能性が高い。従って、この場合、資金代替物品情報と人体画像を関連付けることで、両者の関連付けの正確性を向上させることができる。
【0054】
ステップ101において、前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得し、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む。
【0055】
本願の実施例において、ゲームの支払い段階において、少なくとも1つのカメラを利用してゲームプラットフォームを撮影し、ビデオデータ又は画像データを取得し、続いて、ビデオデータ又は画像データから、資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像を取得することができる。ここで、第2ゲーム画像は、支払い段階のゲームプラットフォーム画像であってもよい。ここで、第2ゲーム画像は、1フレーム又は複数フレームの画像を表す。
【0056】
続いて、取得された第2ゲーム画像に対して検出及び認識を行い、第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得する。該検出又は認識は少なくとも、資金代替物品に対する検出又は認識を含む。検出又は認識結果は、第2資金代替物品情報を含む。ここで、第2ゲーム画像の検出及び認識結果の取得プロセスは、ステップ100で説明されたため、ここで、詳細な説明を省略する。
【0057】
本願の実施例において、ゲームが支払い段階に入った後、プレイヤーは、資金代替物品の操作を続けないため、資金代替物品の支払いを始める前に、資金代替物品の安定性が高い。この場合、第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得することで、資金代替物品情報の認識精度を効果的に向上させることができる。
【0058】
ステップ102において、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会する。
【0059】
一実施形態において、資金代替物品の操作段階で取得された第1資金代替物品情報と人体画像を関連付けることで得られた関連付け情報は、対応する関連付け結果を取得する。例示的に、関連付け結果は、関連付けが不明であること、関連付けにエラーが発生したこと、関連付けに失敗したこと、及び関連付けに成功したことのうちのいずれか1つを含んでもよい。ここで、関連付けが不明であることは、資金代替物品情報と人体画像との関連付けに成功したかどうかが不明であることを表す。関連付けにエラーが発生したことは、資金代替物品が非関連人物の人体画像に関連付けられたことを表す。関連付けに失敗したことは、資金代替物品情報と関連人物の人体画像が関連付けられていないことを表す。関連付けに成功したことは、資金代替物品情報と関連人物の人体画像との関連付けに成功したことを表す。上記から分かるように、上記ステップ100によれば、資金代替物品の操作段階における第1資金代替物品情報と人体画像との関連付け状況を取得することができる。
【0060】
本願の実施例において、上記ステップ100によれば、支払い段階の検出及び認識結果における第2資金代替物品情報を取得することができる。第2資金代替物品情報と第1資金代替物品情報に対してマッチングを行うことで、ステップ100及び101によれば、関連付け情報に基づいて、第2資金代替物品情報と人体画像との関連付けに成功したかどうかを判定することができる。
【0061】
例示的に、第2資金代替物品情報と人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、該第2資金代替物品情報とターゲット人体画像との対応関係を取得することができる。更に、ターゲット人体画像に基づいて、該第2資金代替物品に対応する人物身分情報を照会することができる。つまり、資金代替物品に対応する所持者の身分情報を照会することができる。
【0062】
幾つかの実施例において、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することは、第2資金代替物品情報の識別情報を取得することと、識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することと、を含んでもよい。
【0063】
例示的に、資金代替物品の操作段階における第1資金代替物品情報と人体画像を関連付ける時、両者の関連付け結果に基づいて、識別情報を利用して、第1資金代替物品に対して標識を行うことができる。例えば、アルゴリズム層との約定によれば、-1、-2、-3及びassから始まる文字列を利用して、資金代替物品情報を標識することができる。ここで、-1は、関連付けが不明であることを表す。後続で、取得した人体画像に基づいて再標識を行う。-2は、関連付けにエラーが発生したことを表し、-3は、関連付けに失敗したことを表し、assから始める文字列は、関連付けに成功したことを表す。ここで、識別情報の値は、ゲームシーンによって設定されてもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0064】
本願の実施例において、第2資金代替物品情報に対応する識別情報と第1資金代替物品情報に対してマッチングを行い、更に、関連付け情報に基づいて、人体画像との関連付けに成功したかどうかを判定することができる。例示的に、第2資金代替物品情報と人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、第2資金代替物品情報の識別情報を取得する。続いて、該識別情報に基づいて、第2資金代替物品情報に関連付けられているターゲット人体画像を照会することができる。更に、該ターゲット人体画像により、事前に保存された人物情報テーブルから、対応する人物身分情報を照会することができる。
【0065】
ここで、人物情報テーブルに、一部の人体画像と人物身分情報との対応関係が事前保存されている。つまり、人体情報リストから、ターゲット人体画像に合致する人体画像を照会することができる。更に、人体画像と人物身分情報との対応関係に基づいて、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を決定する。
【0066】
上記から分かるように、本願の実施例において、事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会することができる。人物情報がローカルキャッシュメモリに事前記憶されたため、人物情報テーブルから照会することで、照会効率を向上させることができる。
【0067】
ステップ103において、前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定する。
【0068】
ここで、ゲームのゲーム結果は、敗、勝という2つの結果を含んでもよい。
【0069】
幾つかの実施例において、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果を決定することと、前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含んでもよい。
【0070】
本願の実施例において、ステップ102により、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けた後、支払い段階で決定された第1資金代替物品情報に対応する所持者の身分情報及び第2資金代替物品情報とターゲット人体画像との関連付けの関連付け結果に基づいて、これらの情報を整合し、ゲームに参加する人物にそれぞれ関連付けられている資金代替物品情報を取得し、続いて、ゲームに参加する人物のゲームの勝負結果に基づいて、ゲームプロセスにおける各人物身分情報に対応する支払い情報を決定することができる。
【0071】
幾つかの実施例において、前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することは、前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出することと、前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定することと、を含んでもよい。
【0072】
ここで、第2操作段階で取得された第1ゲーム画像の検出及び認識結果に基づいて、第1ゲーム画像におけるターゲット対象を取得することができる。該ターゲット対象は少なくとも所定のマーカーを含む。
【0073】
例示的に、ゲームの第2操作段階で、ゲームプラットフォームにおける資金代替物品を配置するための各位置に、対応する所定のマーカーが配置される。所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものである。異なる位置での所定のマーカーは、同じであっても異なってもよい。具体的には、ゲームシーンによって決まる。
【0074】
本願の実施例において、資金代替物品の位置に配置される所定のマーカーに基づいて、該資金代替物品の位置でのオッズを決定し、更に、オッズに基づいて支払い情報を算出することができる。上記情報を整合するプロセスにおいて、人物身分情報に対応する支払い情報の正確性を更に向上させることができる。
【0075】
ここで、上記情報を整合するプロセスにおいて、資金代替物品情報に基づいて、支払い段階の資金代替物品に対して分類操作を行う必要がある。ゲームに係る人物は、複数であってもよいため、まず、人物身分情報に応じて、対応する資金代替物品を分類し、各人物身分情報に対応する資金代替物品を取得し、次に、資金代替物品の位置に応じて、各人物身分情報に対応する資金代替物品を分類し、更に、資金代替物品のタイプに応じて分類を行い、資金代替物品の額面に応じて分類を行うことができる。上記分類操作を終了した後、各人物身分情報に対応する資金代替物品情報を取得する。更に、各人物身分情報に対応する資金代替物品情報に基づいて、各人物身分情報に対応する支払い情報を決定することができる。
【0076】
幾つかの実施例において、エッジコンピューティング機器を利用して、画像収集機器から送信されたゲームプラットフォーム画像を受信することができる。前記ゲームプラットフォーム画像は、前記第1ゲーム画像及び前記第2ゲーム画像を含む。ゲームプラットフォーム画像は、画像収集機器により収集された画像であり、画像収集機器は、少なくとも1つの上記カメラを含んでもよい。
【0077】
これに対応して、前記エッジコンピューティング機器を利用して、ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得することができる。前記エッジコンピューティング機器を利用して、前記支払い段階における資金代替物品の支払いを始める前の第2ゲーム画像に対して検出認識を行い、前記第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得する。前記エッジコンピューティング機器を利用して、前記検出及び認識結果における第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定する。
【0078】
実際の適用において、ステップ100からステップ103は、電子機器におけるプロセッサにより実現してもよい。上記プロセッサは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、デジタル信号処理機器(Digital Signal Processing Device:DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、中央演算装置(Central Processing Unit:CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0079】
幾つかの実施例において、上記方法は、事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会することを更に含んでもよい。
【0080】
本願の実施例において、事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができないと、人物情報テーブルに該人物身分情報が存在しないと認められる。この場合、照会範囲を拡大し、クラウド側の画像データベースから照会することで、照会結果の正確性を確保することができる。
【0081】
ここで、エッジコンピューティング機器を利用して、クラウド側の画像データベースに、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報の照会要求を送信することができる。クラウド側は、該要求に基づいて、画像データベースの照会結果を取得し、該照会結果をエッジコンピューティング機器に返信する。
【0082】
幾つかの実施例において、上記方法は、画像データベースから照会した人物身分情報及びターゲット人体画像を人物情報テーブルに記憶することを更に含んでもよい。
【0083】
本願の実施例において、画像データベースから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けた場合、見付けた人物身分情報及びターゲット人体画像をローカルの人物情報テーブルに記憶する。これにより、次回で該人物身分情報を照会する場合、人物情報テーブルから直接的に見付けることができる。更に、照会効率を向上させる。
【0084】
幾つかの実施例において、上記方法は、画像データベースから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、ターゲット人体画像に関連付けられている第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、
ターゲット人体画像に関連付けられている第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得することと、を更に含んでもよい。
【0085】
ここで、所定の条件は、ゲームシーンによって設定されてもよい。例えば、資金代替物品情報における資金代替物品の総数が所定の数に達することであってもよく、資金代替物品情報における資金代替物品に対応する人物身分のレベルが所定のレベルに達することなどであってもよい。例えば、所定のレベルが会員レベルである。本願の実施例は、これを限定しない。
【0086】
本願の実施例において、画像データベースから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、ターゲット人体画像に関連付けられている資金代替物品情報が事前設定された所定の条件を満たすかどうかを判定することができる。事前設定された所定の条件を満たす場合、手動の関連付け命令に基づいて、資金代替物品情報に対応する人物身分情報の照会を継続する。これは、人物身分情報の正確性の確保に寄与する。
【0087】
幾つかの実施例において、上記方法は、
前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及び前記ターゲット人体画像を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含んでもよい。
【0088】
ここで、手動の関連付け命令に基づいて、照会した人物身分情報及びターゲット人体画像をローカルの人物情報テーブルに記憶する。これにより、次回で該人物身分情報を照会する場合、照会効率を向上させることができる。
【0089】
幾つかの実施例において、上記方法は、関連付け情報に基づいて、第2資金代替物品情報とターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、関連付け情報に基づいて、第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定することと、第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得することと、を更に含んでもよい。
【0090】
本願の実施例において、資金代替物品情報と人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、第2資金代替物品情報が事前設定された所定の条件を満たすかどうかを判定する。所定の条件は、上記いずれか1つの所定の条件であってもよい。所定の条件を満たす場合、手動の関連付け命令に基づいて、第2資金代替物品情報に対応する人物身分情報の照会を継続する。これは、人物身分情報の正確性の確保に寄与する。
【0091】
幾つかの実施例において、上記方法は、
前記第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び前記人物身分情報を前記人物情報テーブルに記憶することを更に含んでもよい。
【0092】
ここで、手動の関連付け命令に基づいて、照会した人物身分情報及び第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像をローカルの人物情報テーブルに記憶する。これにより、次回で該人物身分情報を照会する場合、照会効率を向上させることができる。
【0093】
本願の実施例で提供されるゲーム画像の処理方法、装置、電子機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラムにおいて、ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得し、前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得し、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含み、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会し、前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定する。上記から分かるように、該方法において、ゲームの資金代替物品の操作段階において、資金代替物品情報と人体画像を関連付けることで、資金代替物品情報と人体画像との一対一の対応関係を確立することができる。ゲームの支払い段階で取得した資金代替物品情報と人体画像との関連付けに成功した場合、対応する人物身分情報を照会する。ゲームが支払い段階に入った後、資金代替物品の支払いを始める前に、資金代替物品情報の安定性が高いため、この場合、資金代替物品情報に関連付けられている人体画像に対して、人物身分情報の照会を行うことで、資金代替物品情報及び人物身分情報の認識精度を向上させ、更に、人物身分情報に対応する支払い情報の決定の正確性を効果的に向上させることができる。
【0094】
以下、適用シーンを参照しながら、本願の実施例を例示的に説明する。該適用シーンにおいて、ゲームシーンは、スマートゲームルームシーンであり、ゲームプラットフォームは、ゲームテーブルであり、資金代替物品は、チップであり、人物は、プレイヤーであり、非関連人物は、ディーラーであり、識別情報は、関連身分識別子(Identity document:ID)である。
【0095】
スマートゲームルームシーンは、ポーカーゲームであってもよい。ポーカーゲームのゲーム段階は、アイドル(idle)段階、ベッティング(betting)段階、ディール(gaming)段階、支払い(payout)段階及び停止(halt)段階を含んでもよい。アイドル段階は、エッジコンピューティング機器などに給電して起動した後の段階であり、該段階で、サービス処理結果又は警告情報をゲームルーム管理システムに送信しない。ベッティング段階は、ディーラーがディールする前にベッティングを行う段階である。支払い段階は、ゲームが終了した後、ディーラーが支払い又は受取を行う段階である。ディーラーによるディール操作がゲームルール又はゲームルームの規定に従わないと、停止段階に入る。停止段階で、ゲームテーブル物体の検出及び識別を依然として行い、検出及び識別結果に基づいてサービス処理を行い、サービス処理結果又は警告情報をゲームルーム管理システムに送信することができる。
【0096】
アイドル段階、支払い段階及び停止段階で、プレイヤーによるベッティングを許容しない。ベッティング段階で、プレイヤーによるベッティングを許容する。ディール段階で、ディーラーは、ディールを行う。幾つかの例において、ディール段階で、プレイヤーによるベッティングを許容する。別の幾つかの例において、ディール段階で、プレイヤーによるベッティングを許容しない。
【0097】
例示的に、ポーカーゲームは、バカラ又は他のタイプのゲームであってもよい。バカラゲームシーンにおいて、ディーラー(Dealer)は、シャッフルされた3~8デッキから4~6枚のカードを取り出し、ルールに応じて、勝敗結果を出す。勝敗結果は、プレイヤー、バンカー、タイ(tie)、スーパーシックス(super six)などを含んでもよい。プレイヤー及びゲームルームは、1ゲームあたりの勝敗結果、様々なシーンでのオッズ及び手数料を引くかどうかに基づいて、それぞれの金銭の得失を算出する。ディーラーによるディール及びプレイヤーによるスクイーズについて、一定のルールが設定されており、ルールに違反すると、モニタリングシステムは、警告情報を出す必要がある。
【0098】
スマートゲームルームシーンにおいて、カメラにより、各ゲーム段階のゲームテーブル画像を連続的に収集し、続いて、収集されたゲームテーブル画像をスマートゲームルームのエッジコンピューティング機器に送信する。エッジコンピューティング機器において、ゲームテーブル画像に対して検出及び認識結果を行い、ゲームテーブル画像の検出及び認識結果を取得する。
【0099】
エッジコンピューティング機器は、検出及び認識結果に基づいて、ゲーム段階を決定することができる。プレイヤーによるベッティングは、ベッティング段階及びディール段階のみで許容される。ベッティング段階からディール段階に切り替わった場合、エッジコンピューティング機器は、現在のゲームテーブル面のチップ情報を取得する。ゲームルームにおけるバカラゲームルールによれば、カードを引き取った後、プレイヤーによるベッティングを許容しないため、この場合、チップ取得に対する干渉は、最も小さい(干渉がないと認められてもよい)。
【0100】
エッジコンピューティング機器は、ベッティング段階からディール段階に切り替わった後のチップ情報を取得した後、各部のチップのチップ情報をプレイヤーの人体画像と関連付け、対応する関連付けIDを取得する。ここで、関連付け結果に基づいて、関連付けIDに対して値付けを行う。アルゴリズム層との約定に応じて、-1、-2、-3、及びassから始まる文字列を値付けする。-1は、チップの関連付けが成功できるかどうかが不明であることを表し、後続で、取得したプレイヤーの人体画像に基づいて再び値付けを行う。-2は、ディーラーに関連付けられていることを表し、-3は、関連付けに失敗したことを表し、assから始まる文字列は、関連付けに成功したことを表す。関連付けに成功したことは、対応する人物身分情報を照会できることを表すものではない。
【0101】
関連付けIDの値に基づいて、関連付けに成功したと判定した場合、関連付けIDにより、プレイヤーの人体画像を照会できる。続いて、画像を利用して画像を照会するという方式で、対応する人物身分情報を照会する。ここで、まず、ローカルにキャッシュされた人物情報テーブルから、人物身分情報を取得する。見付けることができないと、クラウド側の画像データベースから照会し、画像データベースから照会した人物身分情報及び人体画像を人物情報テーブルに入れる。取得したチップ情報及びチップ情報に対応する人物身分情報をエッジコンピューティング機器の支払い情報演算モジュールに同期して送信する。
【0102】
エッジコンピューティング機器において、ディール段階のインシュアランス位置に対してモニタリングを行い、インシュアランス位置でのチップのオッズは、カードと密に相関する。インシュアランスは、4枚カードのプレイヤーインシュアランス、バンカーインシュアランス、5枚カードのプレイヤーインシュアランス、バンカーインシュアランスを含む。異なる段階及び異なるタイプのインシュアランスのオッズは、異なる。エッジコンピューティング機器は、カード情報に基づいて、現在のインシュアランスのオッズを判定することができる。ディール段階から支払い段階に切り替わった場合、現在のゲーム結果及びインシュアランスのオッズをエッジコンピューティング機器の支払い情報演算モジュールに同期して送信する。
【0103】
以下、
図1Bを参照しながら、ゲームテーブルのインシュアランス位置を説明する。
図1Bは、本願の実施例によるゲームテーブルのシーンを示す概略図である。図面から分かるように、
図1Bに、ゲームテーブルにおけるチップをベッティングできる領域が示される。ここで、1、2、3及び5に対応する領域は、チップをベッティングできる領域を表し、P4は、4枚のカードを持つプレイヤーがベッティングできるインシュアランス位置であり、B4は、4枚のカードを持つバンカーがベッティングできるインシュアランス位置であり、P5は、5枚のカードを持つプレイヤーがベッティングできるインシュアランス位置であり、B5は、5枚のカードを持つバンカーがベッティングできるインシュアランス位置である。ディール段階で、プレイヤーは、P4及びP5のみにベッティングすることができ、バンカーは、B4及びB5のみにベッティングすることができる。
【0104】
ディール段階から支払い段階に切り替わった場合、ベッティング段階からディール段階に切り替わった後に取得した普通の位置(インシュアランス位置以外の他のベッティング位置)のチップ情報及びディール段階から支払い段階に切り替わった後のインシュアランス位置のチップ情報をまとめ、関連付けに成功しており且つ人物身分情報が見付けられないチップ情報に対して、人物情報を再照会し、人物情報の値付けを行う。
【0105】
エッジコンピューティング機器の支払い情報演算モジュールにおいて、上記情報を整合することで、各プレイヤーがベッティングしたチップの支払い情報を決定することができる。ここで、まず、人物身分情報に応じて、チップを分類し、次に、チップのベッティング位置に応じて、チップを分類し、更に、チップのタイプに応じて分類を行い、チップの額面に応じて分類を行うことができる。上記分類操作を終了した後、各プレイヤーに対応するチップ情報を取得する。更に、各プレイヤーに対応するチップ情報に基づいて、各プレイヤーに対応する支払い情報を決定することができる。
【0106】
一実現形態において、エッジコンピューティング機器は、ゲームテーブル画像のチップ情報に基づいて、チップに関わるビジネスロジックを実行することもできる。
【0107】
例示的に、チップに関わるビジネスロジックは、現在ゲームテーブルのゲームが特定のタイプのチップのベッティングを許容するかどうかを判定すること、チップの額面がゲームで規定された額面の下限より小さいかどうかを判定すること、チップの額面がゲームで規定された額面の下限より大きいかどうかを判定すること、チップの所持者がゲーム中に使用したチップ情報を取得することなどであってもよい。上述は、チップに関わるビジネスロジックを例示的に説明するためのものだけであり、本願の実施例は、これに限定されないことに留意されたい。
【0108】
具体的な実施形態の上記方法において、各ステップの記述順番は、厳しい実行順番として実施過程を限定するものではなく、各ステップの具体的な実行順番はその機能及び考えられる内在的論理により決まることは、当業者であれば理解すべきである。
【0109】
前記実施例で提供されるゲーム画像の処理方法を基に、本願の実施例は、ゲーム画像の処理装置を提供する。
【0110】
図2は、本願の実施例によるゲーム画像の処理装置の構造を示す概略図である。
図2に示すように、該装置は、
ゲームの資金代替物品の操作段階において、前記ゲームの第1ゲーム画像を取得し、前記第1ゲーム画像から検出又は認識した第1資金代替物品情報と人体画像を関連付け、関連付け情報を取得するように構成される関連付けモジュール200と、
前記ゲームの支払い段階において、前記資金代替物品の支払い又は回収の前に、ゲームの第2ゲーム画像の検出及び認識結果を取得するように構成される取得モジュール201であって、前記検出及び認識結果は少なくとも、第2資金代替物品情報を含む、取得モジュール201と、
前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに成功したと判定した場合、前記ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成される照会モジュール202と、
前記第2資金代替物品情報及び前記ゲームのゲーム結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される決定モジュール203と、を備える。
【0111】
幾つかの実施例において、前記資金代替物品の操作段階は、第1操作段階及び第2操作段階を含み、前記決定モジュール203は、
前記関連付け情報に基づいて、前記ゲームの第1操作段階及び第2操作段階で取得された資金代替物品情報と人体画像との関連付け結果をそれぞれ決定するように構成される第1サブ決定モジュールと、
前記関連付け結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される第2サブ決定モジュールと、を備える。
【0112】
幾つかの実施例において、前記第1操作段階は、ゲーム道具を配布する前に資金代替物品を操作する段階を含み、前記第2操作段階は、ゲーム道具を配布した後に所定のマーカーに基づいて資金代替物品を操作する段階を含み、前記所定のマーカーは、支払い比率を識別するためのものである。前記第2サブ決定モジュールは、
前記第2操作段階で、所定のマーカーを検出し、
前記関連付け結果及び前記所定のマーカーの認識結果に基づいて、前記人物身分情報に対応する支払い情報を決定するように構成される。
【0113】
幾つかの実施例において、関連付けモジュール200は、
前記資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて最初に検出又は認識された資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、又は、資金代替物品の操作段階の複数フレームの前記第1ゲーム画像に基づいて検出又は認識された、変動した資金代替物品情報を第1資金代替物品情報とし、前記第1資金代替物品情報と前記人体画像を関連付けるように構成される。
【0114】
幾つかの実施例において、照会モジュール202は、
第2資金代替物品情報の識別情報を取得し、
識別情報に基づいて、事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を照会するように構成される。
【0115】
幾つかの実施例において、照会モジュール202は更に、
事前に保存された人物情報テーブルから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、識別情報に基づいて、画像データベースから、前記識別情報に対応する人物身分情報を照会するように構成される。
【0116】
幾つかの実施例において、該装置は、
画像データベースから照会した人物身分情報及びターゲット人体画像を人物情報テーブルに記憶するように構成される記憶モジュールを更に備える。
【0117】
幾つかの実施例において、照会モジュール202は更に、
画像データベースから、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を見付けることができない場合、ターゲット人体画像に関連付けられている第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定し、
ターゲット人体画像に関連付けられている第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、ターゲット人体画像に対応する人物身分情報を取得するように構成される。
【0118】
幾つかの実施例において、記憶モジュールは更に、
ターゲット人体画像に対応する人物身分情報及びターゲット人体画像を人物情報テーブルに記憶するように構成される。
【0119】
幾つかの実施例において、照会モジュール202は更に、
前記関連付け情報に基づいて、第2資金代替物品情報と前記人体画像におけるターゲット人体画像との関連付けに失敗したと判定した場合、前記関連付け情報に基づいて、前記第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすかどうかを判定し、
第2資金代替物品情報が所定の条件を満たすと判定した場合、手動の関連付け命令に基づいて、第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を取得するように構成される。
【0120】
幾つかの実施例において、記憶モジュールは更に、
第2資金代替物品情報に関連付けられている人体画像及び人物身分情報を人物情報テーブルに記憶するように構成される。
【0121】
幾つかの実施例において、第1資金代替物品情報及び前記第2資金代替物品情報はそれぞれ、資金代替物品に対応する人物身分情報、資金代替物品の位置、資金代替物品のタイプ、資金代替物品の額面、資金代替物品の数のうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
実際の適用において、関連付けモジュール200、取得モジュール201、照会モジュール202、決定モジュール203及び記憶モジュールはいずれも電子機器におけるプロセッサにより実現してもよく、上記プロセッサは、ASIC、DSP、DSPD、PLD、FPGA、CPU、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0123】
なお、本願の各実施例における各機能モジュールは一つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットが物理的に別個のものとして存在してもよいし、2つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。上記集積したユニットはハードウェアの形態として実現してもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態として実現してもよい。
【0124】
集積したユニットがソフトウェア機能モジュールの形で実現され、かつ独立した製品として販売または使用されるとき、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶されてもよい。このような理解のもと、本願の技術的解決手段は、本質的に、又は、従来技術に対して貢献をもたらした部分又は該技術的解決手段の全て又は一部は、ソフトウェア製品の形式で具現することができ、このようなコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶しても良く、また、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置など)又はprocessor(プロセッサ)に、本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前記の記憶媒体は、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0125】
具体的には、本実施例におけるゲーム画像の処理方法に対応するコンピュータプログラム命令は、光ディスク、ハードディスク、USBメモリなどの記憶媒体に記憶されてもよい。記憶媒体における、ゲーム画像の処理方法に対応するコンピュータプログラム命令が電子機器により読み出されるか又は実行される場合、前記実施例のいずれか1つのゲーム画像の処理方法を実現させる。
【0126】
前記実施例と同様な技術的構想を基に、本願の実施例による電子機器3を示す
図3に示すように、電子機器3は、メモリ301と、プロセッサ302と、を備えてもよく、
メモリ301は、コンピュータプログラム及びデータを記憶するように構成され、
プロセッサ302は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記実施例のいずれか1つのゲーム画像の処理方法を実現させるように構成される。
【0127】
実際の適用において、上記メモリ301は、RAMのような揮発性メモリ(volatile memory)、又は、ROM、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(Hard Disk Drive:HDD)又はソリッドステートドライブ(Solid-State Drive:SSD)のような不揮発性メモリ(non-volatile memory)、又は上記メモリの組み合わせであってもよい。該メモリは、プロセッサ302に命令及びデータを提供する。
【0128】
上記プロセッサ302は、ASIC、DSP、DSPD、PLD、FPGA、CPU、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちのすくなくとも1つであってもよい。様々な機器について、上記プロセッサ機能を実現させるための電子機器は他のものであってもよく、本願の実施例は、これを具体的に限定するものではないことは、理解されるべきである。
【0129】
幾つかの実施例において、本願の実施例で提供される装置の機能又はモジュールは、上記方法実施例に記載の方法を実行するために用いられ、その具体的な実現は、上記方法実施例の説明を参照されたい。簡潔化のために、ここで詳細な説明を省略する。
【0130】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを更に提供する。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、該コンピュータ可読コードがコンピュータにより実行される時、コンピュータに上記いずれか1つのゲーム画像の処理方法を実施させる。
【0131】
各実施例に関する上記説明において、各実施例の相違点を強調する傾向があり、その同一あるいは類似の部分は相互参照することができる。簡潔化のために、ここで詳細な説明を省略する。
【0132】
矛盾が生じない限り、本願で提供される各方法の実施例で開示された方法を互いに任意に組み合わせて、新たな方法の実施例を得ることができる。
【0133】
矛盾が生じない限り、本願で提供される各製品の実施例で開示された特徴を互いに任意に組み合わせて、新たな製品の実施例を得ることができる。
【0134】
矛盾が生じない限り、本願で提供される各方法又は機器の実施例で開示された特徴を互いに任意に組み合わせて、新たな方法又は機器の実施例を得ることができる。
【0135】
上記実施形態の説明により、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必須な汎用ハードウェアプラットフォームとの組み合わせで実現することができ、勿論、ハードウェアにより実現することもできるが、多くの場合、前者は、より好適な実施形態であることを当業者が理解すべきである。このような理解のもと、本願の実施例の技術的解決手段は、本質的に、又は、従来技術に対して貢献をもたらした部分又は該技術的解決手段の一部は、ソフトウェア製品の形態で具現することができ、このようなコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶しても良く、また、一台のコンピュータ機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク装置等)に、本願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0136】
以上は図面を参照しながら、本発明の実施例を説明した。本発明は、上記具体的な実施形態に限定されず、上記具体的な実施形態は模式的なものに過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者は、本発明に基づいて、本発明の要旨及び特許請求の範囲の保護範囲から逸脱することなく、多くの実施形態を想到し得る。これらは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれる。