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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-01
(45)【発行日】2023-12-11
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイス及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/64 20060101AFI20231204BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20231204BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/373 20060101ALI20231204BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20231204BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20231204BHJP
   H04N 13/302 20180101ALI20231204BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20231204BHJP
【FI】
H04N5/64 501Z
G09F9/00 350Z
G09F9/00 351
G09F9/30 308Z
G09G5/00 510G
G09G5/373
G09G5/38 100
H04N5/66 Z
H04N13/302
H04N21/431
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022085174
(22)【出願日】2022-05-25
(65)【公開番号】P2023103150
(43)【公開日】2023-07-26
【審査請求日】2022-05-25
(31)【優先権主張番号】10-2022-0005155
(32)【優先日】2022-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】リ,サンヘ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ユリ
【審査官】鈴木 肇
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0049090(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0252236(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0331273(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0004562(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0191837(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0034047(US,A1)
【文献】国際公開第2020/133394(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048- 3/04895
G09F 9/00 - 9/46
G09G 5/00 - 5/36
G09G 5/377- 5/42
H04N 5/64 - 5/74
H04N 7/10
H04N 7/14 - 7/173
H04N 7/20 - 7/56
H04N 13/00 -17/06
H04N 21/00 -21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスであって、
ユーザインターフェース(User Interface)が出力されるディスプレイモジュールを備えた本体;
前記本体の背面中央に位置する曲げモジュール;及び
制御部;を備えてなり、
前記制御部は、
前記ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード、前記ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード、及び前記ディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモードのうちの何れかのモードで前記ディスプレイモジュールの曲率を変化させるように前記曲げモジュールを制御し、
前記第2曲率は前記ディスプレイモジュールの最大曲率であることを特徴とし、
前記フラットモード、前記第1曲げモード、及び前記第2曲げモードによって前記ユーザインターフェースが出力される表示領域のサイズ及び位置のうちの何れかを変更することを特徴とし、
前記制御部は、
前記ディスプレイモジュールが前記フラットモードであるとき、前記ユーザインターフェースを前記ディスプレイモジュールの第1領域に出力し、
前記ディスプレイモジュールが前記第2曲げモードであるとき、前記ユーザインターフェースを前記ディスプレイモジュールの第2領域に出力し、
前記第2領域のサイズは前記第1領域のサイズより小さいことを特徴とし、
前記制御部は、
前記第1領域及び前記第2領域のサイズに基づいて前記ユーザインターフェースのサイズを調節することを特徴とし、
前記制御部は、
前記ユーザインターフェースが複数のアイテムを含む場合、前記第1領域に前記複数のアイテムの間隔を第1間隔で出力し、
前記第2領域に前記複数のアイテムの間隔を第2間隔で出力し、
前記第2間隔は前記第1間隔より狭いことを特徴とし、
前記制御部は、
前記第2領域に前記複数のアイテムを出力するとき、前記複数のアイテムを扇形配置型に出力することを特徴とする、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記制御部は、
遠隔制御装置から制御信号を受信し、
前記受信した制御信号に基づいて前記複数のアイテムのうち、第1アイテムを選択することを特徴とする、請求項に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記制御部は、
前記遠隔制御装置からアップボタン(up button)を選択する制御信号を受信する場合、前記扇形配置型から第2アイテムを選択し、前記第2アイテムは前記扇形配置型において真ん中又は最上部に位置することを特徴とする、請求項に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
一端は前記曲げモジュールに結合して、左右に延びた一対のリンク;及び
前記本体の左右端部に位置して、前記リンクの他端が連結されるリンクブラケット;を更に備えてなり、
前記曲げモジュールは、
前記本体の背面から延びたガイドシャフト;及び
前記ガイドシャフトに挿入されて前後方向に移動する移動ブロック;を備え、
前記移動ブロックが前記ガイドシャフトに沿って前後方向に移動するとき、前記一対のリンクの間の角度が変化し、前記ディスプレイモジュールの曲率が変化することを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項5】
ディスプレイデバイスの制御方法であって、
映像が出力されるディスプレイモジュールを備えた本体及び前記本体の背面中央に位置する曲げモジュールを備えたディスプレイデバイスの前記ディスプレイモジュールによりユーザインターフェース(User Interface)を出力する段階;
前記ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード、前記ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード、及び前記ディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモードのうちの何れかのモードで前記ディスプレイモジュールの曲率を変化させるように前記曲げモジュールを制御する段階;及び、
前記第2曲率は前記ディスプレイモジュールの最大曲率であることを特徴とし、
前記フラットモード、前記第1曲げモード及び前記第2曲げモードによって前記ユーザインターフェースが出力される表示領域のサイズ及び位置のうちの何れかを変更する段階;を含んでなり、
前記ディスプレイデバイスは、
ユーザインターフェース(User Interface)が出力されるディスプレイモジュールを備えた本体;
前記本体の背面中央に位置する曲げモジュール;及び
制御部;を備え、
前記制御部は、
前記ディスプレイモジュールが前記フラットモードであるとき、前記ユーザインターフェースを前記ディスプレイモジュールの第1領域に出力し、
前記ディスプレイモジュールが前記第2曲げモードであるとき、前記ユーザインターフェースを前記ディスプレイモジュールの第2領域に出力し、
前記第2領域のサイズは前記第1領域のサイズより小さいことを特徴とし、
前記制御部は、
前記第1領域及び前記第2領域のサイズに基づいて前記ユーザインターフェースのサイズを調節することを特徴とし、
前記制御部は、
前記ユーザインターフェースが複数のアイテムを含む場合、前記第1領域に前記複数のアイテムの間隔を第1間隔で出力し、
前記第2領域に前記複数のアイテムの間隔を第2間隔で出力し、
前記第2間隔は前記第1間隔より狭いことを特徴とし、
前記制御部は、
前記第2領域に前記複数のアイテムを出力するとき、前記複数のアイテムを扇形配置型に出力することを特徴とする、ディスプレイデバイスの制御方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はユーザの没入感を向上させることができる曲面構造に可変可能なディスプレイデバイスに関する。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2022-0005155号(出願日:2022年1月13日)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
情報化社会が発展するにつれて、ディスプレイデバイスに対する要求も様々な形態に増加しており、それに応えて、近来、ディスプレイデバイスには液晶ディスプレイデバイス(Liquid Crystal Display:LCD)、電界解放出ディスプレイデバイス(Field Emission Display:FED)、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)及び電界発光素子(Electroluminescence Device)などがある。
【0004】
液晶ディスプレイデバイスの液晶パネルは、液晶層及びこの液晶層を介して互いに対向するTFT基板及びカラーフィルター基板を含み、バックライトユニットから提供される光を使用して画像を表示する。
【0005】
電界発光素子(Electroluminescence Device)の一例として、アクティブマトリックスタイプの有機発光ディスプレイデバイスが販売されている。有機発光ディスプレイデバイスは自発光素子であるので液晶ディスプレイデバイスに比べてバックライトがなく、応答速度、視野角などに長所があるので次世代ディスプレイとして注目されている。
【0006】
このように有機発光ディスプレイデバイスはバックライトがないので曲げ変形が可能であり、曲面のディスプレイモジュールを具現することができる。但し、ディスプレイモジュールが曲面を有するので出力されるユーザインターフェースにも変化する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記問題を解消するために、曲率に基づいて出力されるユーザインターフェースを変更可能なディスプレイデバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施例によれば、ユーザインターフェース(User Interface)が出力されるディスプレイモジュールを含む本体;該本体の背面中央に位置する曲げモジュール;及び制御部を含み、制御部は、ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード、ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード及びディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモードのうちのいずれかのモードでディスプレイモジュールの曲率を変化させるように曲げモジュールを制御し、第2曲率はディスプレイモジュールの最大曲率であることを特徴とし、フラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードによってユーザインターフェースが出力される表示領域のサイズ及び位置のうちのいずれかを変更することを特徴とする、ディスプレイデバイスを提供する。
【0009】
また制御部はディスプレイモジュールがフラットモードであるとき、ユーザインターフェースをディスプレイモジュールの第1領域に出力し、ディスプレイモジュールが第2曲げモードであるとき、ユーザインターフェースをディスプレイモジュールの第2領域に出力し、第2領域のサイズは第1領域のサイズより小さいことを特徴とする。
【0010】
また制御部は第1領域及び第2領域のサイズに基づいてユーザインターフェースのサイズを調節することを特徴とする。
【0011】
また制御部はユーザインターフェースが複数のアイテムを含む場合、第1領域に複数のアイテムの間隔を第1間隔で出力し、第2領域に複数のアイテムの間隔を第2間隔で出力し、第2間隔は第1間隔より狭いことを特徴とする。
【0012】
また制御部は第2領域に複数のアイテムを出力するとき、複数のアイテムを中央配置型に出力することを特徴とする。
【0013】
また制御部は第2領域に複数のアイテムを出力するとき、複数のアイテムを扇形配置型に出力することを特徴とする。
【0014】
また制御部は遠隔制御装置から制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて複数のアイテムのうち、第1アイテムを選択することを特徴とする。
【0015】
また制御部は遠隔制御装置からアップボタン(up button)を選択する制御信号を受信する場合、扇形配置型から第2アイテムを選択し、第2アイテムは扇形配置型において、真ん中又は最上部に位置することを特徴とする。
【0016】
ディスプレイデバイスはさらに、一端は曲げモジュールに結合して左右に延びた一対のリンク;及び本体の左右端部に位置してリンクの他端が連結されるリンクブラケットを含み、曲げモジュールは本体の背面から延びたガイドシャフト;及びガイドシャフトに挿入されて前後方向に移動する移動ブロックを含み、移動ブロックがガイドシャフトに沿って前後方向に移動するとき、一対のリンクの間の角度が変化し、ディスプレイモジュールの曲率が変化することを特徴とする。
【0017】
本発明の一実施例によれば、映像が出力されるディスプレイモジュールを含む本体、及び該本体の背面中央に位置する曲げモジュールを含むディスプレイデバイスのディスプレイモジュールを介してユーザインターフェース(User Interface)を出力する段階;ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード、ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード、及びディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモードのうちのいずれかのモードでディスプレイモジュールの曲率を変化させるように曲げモジュールを制御する段階、第2曲率はディスプレイモジュールの最大曲率であることを特徴とする;及びフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードによってユーザインターフェースが出力される表示領域のサイズ及び位置のうちのいずれかを変更する段階を含むことを特徴とする、ディスプレイデバイスの制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明のディスプレイデバイスはディスプレイモジュールをフラット(flat)モード又は曲げ(bending)モードに変形可能であり、ユーザが望む形態で利用することができる。
【0019】
本発明の一実施例によれば、ユーザはディスプレイモジュールの曲率変化によって視野にあうユーザインターフェースを利用することができる。
【0020】
本発明で得られる効果は以上に言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は以下の記載から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの各構成を説明するためのブロック図である。
図2】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの一例を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの背面図である。
図4】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの分解斜視図である。
図5】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを上側から見た平面図である。
図6a】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのライト構造を示す図である。
図6b】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを複数の方向から見た図である。
図7】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの基本動作を説明する図である。
図8】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率設定メニューを説明する図である。
図9】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームランチャーを説明する図である。
図10】本発明の他の実施例によるディスプレイデバイスのゲームランチャーを説明する図である。
図11】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームダッシュボードを説明する図である。
図12】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームダッシュボードを編集する実施例を説明する図である。
図13】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲーム最適化設定を説明する図である。
図14】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの画面分割を説明する図である。
図15】本発明の他の実施例によるディスプレイデバイスの画面分割を説明する図である。
図16】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率によって異なるユーザインターフェースを出力する実施例を説明する図である。
図17】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースのサイズ調節実施例を説明する図である。
図18】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースの配置、間隔及びサイズ調節実施例を説明する図である。
図19】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースの配置及び模様調節実施例を説明する図である。
図20】本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率によって異なるユーザインターフェースを出力する実施例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら本明細書に開示された実施例について詳しく説明するが、図面符号に関係なく、同一又は類似する構成要素には同じ参照番号を付してこれについての重複説明は省略する。以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は本明細書の作成の容易性のみを考慮して付与又は混用されるものであって、それ自体が互いに区別される意味又は役割を有するとはいえない。また、本明細書に開示された実施例を説明するにおいて、関連する公知技術に関する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を曖昧にする可能性があると判断される場合は、詳しい説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例に対する容易な理解を助けるためのものであり、添付図面により本明細書に開示する技術的思想は制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物又は代替物を含むと理解されるべきである。
【0023】
第1、第2などの用語は実施例の様々な構成要素を説明するために使用される。しかし、これらの構成要素は上記用語により解釈が制限されてはいけない。かかる用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されることに過ぎない。
【0024】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いる、或いは「接続されて」いると言及された場合には、該他の構成要素に直接連結または接続されていることも意味するが、それらの間に別の構成要素が介在する場合も含むと理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いる、或いは「直接接続されて」いると言及された場合には、それらの間に別の構成要素が介在しないと理解されるべきである。
【0025】
単数の表現は、文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。
【0026】
本明細書において、「含む」又は「有する」など(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)の用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組み合わせの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0027】
一方、この明細書に記載の映像表示機器は、例えば、放送受信機能にコンピューター支援機能を追加した知能型映像表示機器であり、放送受信機能に忠実しながらもインターネット機能などが追加されて、手記方式の入力装置、タッチスクリーン又は空間リモコンなどのより便利な使用のためのインターフェースを有している。また有線又は無線インターネット機能の支援によりインターネット及びコンピューターに接続してEメール、ウェブブラウジング、バンキング又はゲーム等の機能も行うことができる。かかる様々な機能のために標準化された汎用OSが使用される。
【0028】
従って、本発明に記載の映像表示機器は、例えば、汎用のOSカーネル上に様々なアプリケーションが自由に追加又は削除可能であるので、ユーザーフレンドリーの様々な機能を行うことができる。映像表示機器として、より具体的には、例えば、ネットワークTV、HBBTV、スマートTVなどがあり、場合によってはスマートフォンにも適用可能である。
【0029】
図1は本発明の一実施例によるディスプレイデバイス100の各構成を説明するブロック図である。
【0030】
ディスプレイデバイス100は、放送受信部110、外部装置インターフェース部171、ネットワークインターフェース部172、格納部140、ユーザ入力インターフェース部173、入力部130、制御部180、ディスプレイモジュール150、オーディオ出力部160及び/又は電源供給部190を含む。
【0031】
放送受信部110はチューナ部111及び復調部112を含む。
【0032】
一方、ディスプレイデバイス100は、図示とは異なり、放送受信部110、外部装置インターフェース部171及びネットワークインターフェース部172のうち、外部装置インターフェース部171とネットワークインターフェース部172のみを含んでもよい。即ち、ディスプレイデバイス100は放送受信部110を含まなくてもよい。
【0033】
チューナ部111はアンテナ(図示せず)又はケーブル(図示せず)により受信された放送信号のうち、ユーザが選択したチャネル又は既に格納された全てのチャネルに該当する放送信号を選択する。チューナ部111は選択された放送信号を中間周波数信号或いはベースバンド映像又は音声信号に変換することができる。
【0034】
例えば、チューナ部111は、選択された放送信号がデジタル放送信号であると、デジタルIF信号(DIF)に変換し、アナログ放送信号であると、アナログベースバンド映像又は音声信号(CVBS/SIF)に変換する。即ち、チューナ部111はデジタル放送信号又はアナログ放送信号を処理することができる。チューナ部111から出力されるアナログベースバンド映像又は音声信号(CVBS/SIF)は制御部180に直接入力される。
【0035】
一方、チューナ部111は、受信された放送信号のうち、チャネル記憶機能により格納された全ての放送チャネルの放送信号を順に選択して、これらを中間周波数信号或いはベースバンド映像又は音声信号に変換する。
【0036】
一方、チューナ部111は複数のチャネルの放送信号を受信するため、複数のチューナを備えてもよい。又は複数のチャネルの放送信号を同時に受信する単一のチューナも可能である。
【0037】
復調部112はチューナ部111で変換されたデジタルIF信号(DIF)を受信して復調動作を行う。復調部112は復調及びチャネル復号化を行った後、ストリーム信号(TS)を出力する。このとき、ストリーム信号は映像信号、音声信号又はデータ信号が多重化された信号である。
【0038】
復調部112で出力したストリーム信号は制御部180に入力される。制御部180は逆多重化、映像/音声信号処理などを行った後、ディスプレイモジュール150で映像を出力し、オーディオ出力部160で音声を出力する。
【0039】
センシング部120はディスプレイデバイス100内の変化を感知するか又は外部の変化を感知する装置を意味する。例えば、近接センサ(proximity sensor)、照度センサ(illumination sensor)、タッチセンサ(touch sensor)、赤外線センサ(IRセンサ:infrared sensor)、超音波センサ(ultrasonic sensor)、光センサ(optical sensor、例えば、カメラ)、音声センサ(例えば、マイクロホン)、バッテリーゲージ(battery gauge)、及び環境センサ(例えば、湿度計、温度計など)のいずれかを含む。
【0040】
制御部180はセンシング部120で収集した情報に基づいてディスプレイデバイス100の状態を点検し、問題が発生したとき、それをユーザに知らせるか又は自体的に調整して最上の状態を維持するように制御する。
【0041】
また、ディスプレイモジュール180に提供される映像のコンテンツ、画質、サイズなどをセンシング部で感知した視聴者や周辺の照度などによって異なるように制御して最上の視聴環境を提供する。スマートTVが進歩するにつれて、ディスプレイデバイスに搭載され機能が多くなり、センシング部20も一緒に増加している。
【0042】
入力部130はディスプレイデバイス100の本体の一側に備えられる。例えば、入力部130はタッチパッド、物理的ボタンなどを含む。入力部130はディスプレイデバイス100の動作に関連する各種ユーザ命令を受信し、入力された命令に対応する制御信号を制御部180に伝達する。
【0043】
最近、ディスプレイデバイス100のベッゼルのサイズが小さくなるにつれて、自体に外部に露出された物理的ボタン形態の入力部130を最小化したディスプレイデバイス100が多くなっている。その代わりに、背面や側面に最少の物理的ボタンを設け、タッチパッドや後述するユーザ入力インターフェース部173により遠隔制御装置200がユーザの入力を受信する。
【0044】
格納部140には制御部180内の各信号処理及び制御のためのプログラムが格納され、信号処理された映像、音声又はデータ信号を格納することもできる。例えば、格納部140は制御部180により処理可能な様々な作業を行うために設計された応用プログラムを格納し、制御部180の要請時、格納された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供する。
【0045】
格納部140に格納されたプログラムなどは、制御部180により実行可能なものであれば、特に限定されない。格納部140は外部装置インターフェース部171を介して外部装置から受信される映像、音声又はデータ信号の臨時格納のための機能も行う。格納部140はチャネルマップなどのチャネル記憶機能により、所定の放送チャネルに関する情報を格納する。
【0046】
図1に格納部140が制御部180とは別に備えられた実施例が示されているが、本発明の範囲はこれに限られず、制御部180内に格納部140が含まれてもよい。
【0047】
格納部140は揮発性メモリ(例:DRAM、SRAM、SDRAMなど)や非揮発性メモリ(例:フラッシュメモリ(Flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、及び半導体ドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のいずれかを含む。
【0048】
ディスプレイモジュール150は制御部180で処理された映像信号、データ信号、OSD信号、制御信号又はインターフェース部171から受信される映像信号、データ信号、制御信号などを変換して駆動信号を生成する。ディスプレイモジュール150は複数のピクセルを備えるディスプレイパネル181を含む。
【0049】
ディスプレイパネルに備えられた複数のピクセルはRGBのサブピクセルを備える。又はディスプレイパネルに備えられた複数のピクセルはRGBWのサブピクセルを備えてもよい。ディスプレイモジュール150は制御部180で処理された映像信号、データ信号、OSD信号、制御信号などを変換して、複数のピクセルに対する駆動信号を生成する。
【0050】
ディスプレイモジュール150はPDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、フレキシブルディスプレイモジュール(flexible display)などが可能であり、また3次元ディスプレイモジュール(3D display)も可能である。3次元ディスプレイモジュール150は無眼鏡方式と眼鏡方式に区分される。
【0051】
ディスプレイデバイス100は、前面のほとんどの面積を占めるディスプレイモジュールと、ディスプレイモジュールの背面の側面などをカバーしてディスプレイモジュールをパッケージするケースとを含む。
【0052】
最近、ディスプレイデバイス100は平面から進んで曲面の画面を具現するために、LED(Light Emitting Diodes、発光ダイオード)やOLED(Organic Light Emitting Diodes、有機発光ダイオード)のように曲げられるディスプレイモジュール150を用いる。
【0053】
従来、主に利用したLCDは、LCDが自体的に発光することが難しく、バックライトユニットを介して光が供給された。バックライトユニットは光源と光源から供給された光を均一に前面に位置する液晶に供給する装置である。バックライトユニットがだんだん薄くなり、薄型のLCDを具現できたが、バックライトユニットを曲げられる素材で具現することが難しく、バックライトユニットが曲がる場合、液晶に均一な光供給が難しくなって、画面の明るさが変化する問題がある。
【0054】
反面、LEDやOLEDの場合、ピクセルをなす素子がそれぞれ自体発光するので、バックライトユニットを使用せず、曲げられるように具現することができる。また、各素子が自体発光するので、隣接する素子との位置関係が変化しても自体明るさに影響を及ぼさず、LEDやOLEDを用いて曲げられるディスプレイモジュール150を具現することができる。
【0055】
OLED(Organic Light Emitting Diodes、有機発光ダイオード)パネルは2010年半ばに本格的に登場して、中小型ディスプレイ市場ではLCDを速く代替している。OLEDは蛍光性有機化合物に電流が流れると光を発する自体発光現象を用いて製作されたディスプレイであり、画質反応速度がLCDに比べて速いので、動画の具現時、ほぼ残像がない。
【0056】
OLEDは自体発光機能を有する赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)などの3つの蛍光体有機化合物を使用し、陰極と陽極から注入された電子と正電荷の粒子が有機物内で結合して自ら光を発する現象を用いた発光型ディスプレイ製品であるので、色感を落とすバックライト(後光装置)が要らない。
【0057】
LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネルは1つのLED素子を1つのピクセルとして利用する技術であり、従来に比べてLED素子のサイズを減らすことができ、曲げられるディスプレイモジュール150を具現できる。従来、LED TVと呼ばれた装置は、LEDをLCDに光を供給するバックライトユニットの光源として用いたものであり、LED自体は画面を構成できない。
【0058】
ディスプレイモジュールは表示パネルと表示パネルの背面に位置する結合マグネット、第1電源供給部及び第1信号モジュールを含む。表示パネルは複数のピクセル(R,G,B)を含む。複数のピクセル(R,G,B)は多数のデータラインと多数のゲートラインが交差する領域ごとに形成される。複数のピクセル(R,G,B)はマトリックス形態で配置又は配列される。
【0059】
例えば、複数のピクセル(R,G,B)の赤色(Red、以下'R')サブピクセル、緑色(Green、'G')サブピクセル及び青色(Blue、'B')サブピクセルを含む。複数のピクセル(R,G,B)はさらに白色(White、以下'W')サブピクセルを含む。
【0060】
ディスプレイモジュール150は画像を表示する側を前方又は前面という。ディスプレイモジュール150は画像を表示するとき、画像を観測できない側を後方又は後面という。
【0061】
一方、ディスプレイモジュール150はタッチスクリーンからなって出力装置以外に入力装置として使用されてもよい。
【0062】
オーディオ出力部160は制御部180で音声処理された信号が入力されて音声に出力する。
【0063】
インターフェース部170はディスプレイデバイス100に連結される様々な種類の外部機器との通路役割を果たす。インターフェース部はケーブルによりデータを送受信する有線方式だけではなく、アンテナを用いる無線方式も含む。
【0064】
インターフェース部170は有/無線ヘッドセットポート、外部充填機ポート、有/無線データポート、メモリカード(memory card)ポート、識別モジュールが備えられた装置を連結するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/O(Input/Output)ポート、及びイヤホンポートのいずれかを含む。
【0065】
無線方式の一例として上記放送受信部110が含まれ、放送信号だけではなく、移動通信信号、近距離通信信号、無線インターネット信号などを含む。
【0066】
外部装置インターフェース部171は接続された外部装置とデータを送信又は受信する。このために、外部装置インターフェース部171はA/V入出力部(図示せず)を含む。
【0067】
外部装置インターフェース部171はDVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイ(Blu ray)、ゲーム機器、カメラ、カムコーダー、コンピューター(ノートパソコン)、セットトップボックスなどの外部装置と有/無線接続され、外部装置と入力/出力動作を行うこともできる。
【0068】
また外部装置インターフェース部171は様々な遠隔制御装置200と通信ネットワークを確立して、遠隔制御装置200からディスプレイデバイス100の動作に関連する制御信号を受信するか、又はディスプレイデバイス100の動作に関連するデータを遠隔制御装置200に送信することができる。
【0069】
外部装置インターフェース部171は他の電子機器との近距離無線通信のための無線通信部(図示せず)を含む。この無線通信部(図示せず)により、外部装置インターフェース部171は隣接する移動端末とデータを交換できる。特に外部装置インターフェース部171はミラーリングモードにおいて、移動端末からデバイス情報、実行されるアプリケーション情報、アプリケーションイメージなどを受信することができる。
【0070】
ネットワークインターフェース部172はディスプレイデバイス100をインターネット網を含む有/無線ネットワークに連結するためのインターフェースを提供する。例えば、ネットワークインターフェース部172はネットワークによりインターネット、コンテンツ提供者又はネットワーク運営者が提供するコンテンツ又はデータを受信する。一方、ネットワークインターフェース部172は有/無線ネットワークとの連結のための通信モジュール(図示せず)を含む。
【0071】
外部装置インターフェース部171及び/又はネットワークインターフェース部172はWi-Fi(Wireless Fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、ブルートゥース(登録商標)低電力(Bluetooth Low Energy;BLE)、ジグビー(Zigbee)、NFC(Near Field Communication)のような近距離通信のための通信モジュール、LTE(long-term evolution)、LTE-A(LTE Advance)、CDMA(code division multiple acceSS)、WCDMA(登録商標)(wideband CDMA)、UMTS(universal mobile telecommunications system)、WiBro(WireleSS Broadband)のようなセルラー通信のための通信モジュールなどを含む。
【0072】
ユーザ入力インターフェース部173はユーザが入力した信号を制御部180に伝達するか、又は制御部180からの信号をユーザに伝達する。例えば、遠隔制御装置200から電源オン/オフ、チャネル選択、画面設定などのユーザ入力信号を送/受信するか、電源キー、チャネルキー、ボリュームキー、設定値などのローカルキー(図示せず)から入力されたユーザ入力信号を制御部180に伝達するか、ユーザのジェスチャーをセンシングするセンサ部(図示せず)から入力されたユーザ入力信号を制御部180に伝達するか、又は制御部180からの信号をセンサ部に送信する。
【0073】
制御部180は少なくとも1つのプロセスを含み、それに含まれたプロセッサを用いてディスプレイデバイス100の動作全般を制御する。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサである。勿論、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるか、又は他のハードウェア基盤のプロセッサである。
【0074】
制御部180はチューナ部111、復調部112、外部装置インターフェース部171又はネットワークインターフェース部172を介して入力されるストリームを逆多重化するか、又は逆多重化された信号を処理して映像又は音声出力のための信号を生成及び出力する。
【0075】
制御部180で映像処理された映像信号はディスプレイモジュール150に入力されて、該当映像信号に対応する映像で表示される。また制御部180で映像処理された映像信号は外部装置インターフェース部171を介して外部出力装置に入力されることもできる。
【0076】
制御部180で処理された音声信号はオーディオ出力部160に音響出力される。また制御部180で処理された音声信号は外部装置インターフェース部171を介して外部出力装置に入力される。図2には示されていないが、制御部180は逆多重化部、映像処理部などを含む。これらについては図3を参照して後述する。
【0077】
その他に、制御部180はディスプレイデバイス100内の全般的な動作を制御する。例えば、制御部180はチューナ部111を制御し、ユーザが選択したチャネル又は予め格納されたチャネルに該当する放送を選択(Tuning)するように制御する。
【0078】
また制御部180はユーザ入力インターフェース部173を介して入力されたユーザ命令又は内部プログラムによりディスプレイデバイス100を制御する。一方、制御部180は映像を表示するようにディスプレイモジュール150を制御する。このとき、ディスプレイモジュール150に表示される映像は停止映像又は動画であってもよく、2D映像又は3D映像であってもよい。
【0079】
一方、制御部180はディスプレイモジュール150に表示される映像内に所定の2Dオブジェクトが表示されるようにする。例えば、オブジェクトは接続されたウェブ画面(新聞、雑誌など)、EPG(Electronic Program Guide)、様々なメニュー、ウィジェット、アイコン、停止映像、動画及びテキストのうちのいずれかである。
【0080】
一方、制御部180は振幅偏移変調(Amplitude Shift Keying;ASK)方式を用いて信号を変調(modulation)及び/又は復調(demodulation)する。ここで、振幅偏移変調(ASK)方式は、データ値によって搬送波の振幅を異なるようにして信号を変調するか、又は搬送波の振幅によってアナログ信号をデジタルデータ値に復元する方式を意味する。
【0081】
例えば、制御部180は映像信号を振幅偏移変調(ASK)方式を用いて変調し、無線通信モジュールにより送信する。
【0082】
例えば、制御部180は無線通信モジュールにより受信された映像信号を振幅偏移変調(ASK)方式を用いて復調して処理する。
【0083】
これにより、ディスプレイデバイス100はMAC住所(Media Access Control Address)のような固有識別子やTCP/IPのような複雑な通信プロトコールを使用しなくても、隣接して配置された他の映像表示装置と簡単に信号を送受信することができる。
【0084】
一方、ディスプレイデバイス100はさらに撮影部(図示せず)を含んでも良い。撮影部はユーザを撮影する。撮影部は1つのカメラで具現できるが、それに限られず、複数のカメラで具現してもよい。一方、撮影部はディスプレイモジュール150の上部にディスプレイデバイス100に埋められるか又は別に配置される。撮影部で撮影された映像情報は制御部180に入力される。
【0085】
制御部180は撮影部で撮影された映像に基づいてユーザの位置を認識する。例えば、制御部180はユーザとディスプレイデバイス100の間の距離(z軸座標)を把握する。それ以外に、制御部180はユーザ位置に対応するディスプレイモジュール150内のx軸座標、及びy軸座標を把握することができる。
【0086】
制御部180は撮影部で撮影された映像、或いはセンサ部で感知されたそれぞれの信号又はそれらの組み合わせに基づいてユーザのジェスチャーを感知する。
【0087】
電源供給部190はディスプレイデバイス100の全般にわたって該当電源を供給する。特に、システム・オン・チップ(System On Chip;SOC)の形態で具現される制御部180、映像表示のためのディスプレイモジュール150、及びオーディオ出力のためのオーディオ出力部160などに電源を供給する。
【0088】
具体的には、電源供給部190は交流電源を直流電源に変換するコンバーター(図示せず)と、直流電源のレベルを変換するDc/Dcコンバーター(図示せず)を備える。
【0089】
一方、電源供給部190は外部から電源が供給されて各部品に電源を配分する役割をする。電源供給部190は外部電源と直接連結して交流電源を供給する方式を用いるか、又はバッテリーを含んで充填して使用可能な形態の電源供給部190を含む。
【0090】
前者の場合、有線ケーブルを連結して使用するので移動が容易ではなく、移動範囲が制限される。後者の場合は、移動が自由であるが、バッテリーにより重さが増加して体積が大きくなり、充填のために一定時間電源ケーブルと直接連結するか又は電源を供給する充填載置部(図示せず)と結合する必要がある。
【0091】
充填載置部は外部に露出された端子によりディスプレイデバイスと接続するか、又は無線方式を用いて近接したら内装バッテリーが充填される。
【0092】
遠隔制御装置200はユーザ入力をユーザ入力インターフェース部173に送信する。このために、遠隔制御装置200はブルートゥース(Bluetooth)、RF(Radio Frequency)通信、赤外線(Infrared Radiation)通信、UWB(Ultra-wideband)、ジグビー(ZigBee)方式などを使用する。また遠隔制御装置200はユーザ入力インターフェース部173から出力した映像、音声又はデータ信号などを受信して、これらを遠隔制御装置200で表示するか又は音声出力する。
【0093】
なお、上述したディスプレイデバイス100は固定型又は移動型デジタル放送受信可能なデジタル放送受信機であってもよい。
【0094】
一方、図1に示したディスプレイデバイス100のブロック図は本発明の一実施例のためのブロック図であり、ブロック図の各構成要素は実際に具現されるディスプレイデバイス100の仕様によって統合、追加又は省略することができる。
【0095】
即ち、必要によって2つ以上の構成要素が1つの構成要素に合わせられるか、或いは1つの構成要素が2つの構成要素に細分化されて構成されてもよい。また各ブロックで行う機能は本発明の実施例を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は本発明の権利範囲を制限しない。
【0096】
図2は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの一例を示す斜視図である。
【0097】
図2を参照すると、ディスプレイデバイス100は、第1長辺(First Long Side、LS1)、第1長辺(LS1)に対向する第2長辺(Second Long Side、LS2)、第1長辺(LS1)及び第2長辺(LS2)に隣接する第1短辺(First Short Side、SS1)、及び第1短辺(SS1)に対向する第2短辺(Second Short Side、SS2)を含む矩形状の本体100'を有する。
【0098】
ここで、第1短辺領域(SS1)を第1側面領域(First side area)といい、第2短辺領域(SS2)を第1側面領域に対向する第2側面領域(Second side area)といい、第1長辺領域(LS1)を第1側面領域及び第2側面領域に隣接し、第1側面領域と第2側面領域の間に位置する第3側面領域(Third side area)といい、第2長辺領域(LS2)を第1側面領域及び第2側面領域に隣接し、第1側面領域と第2側面領域の間に位置し、第3側面領域に対向する第4側面領域(Fourth side area)という。
【0099】
併せて、説明の便宜のために、第1、第2長辺(LS1、LS2)の長さが第1、第2短辺(SS1、SS2)の長さより長く示されているが、第1、第2長辺(LS1、LS2)の長さが第1、第2短辺(SS1、SS2)の長さとほぼ同一であってもよい。
【0100】
併せて、以下、第1方向(First Direction、DR1)はディスプレイデバイス100の長辺(Long Side、LS1、LS2)に並んだ方向であり、第2方向(Second Direction、DR2)はディスプレイデバイス100の短辺(Short Side、SS1、SS2)に並んだ方向である。第3方向(Third Direction、DR3)は第1方向(DR1)及び/又は第2方向(DR2)に垂直する方向である。
【0101】
他の観点では、ディスプレイデバイス100が画像を表示する側を前方又は前面という。ディスプレイデバイス100が画像を表示するとき、画像を観測できない側を後方又は後面という。前方又は前面からディスプレイデバイス100を見るとき、第1長辺(LS1)側を上側又は上面という。同様に第2長辺(LS2)側を下側又は下面という。同様に第1短辺(SS1)側を右側又は右面といい、第2短辺(SS2)側を左側又は左面という。
【0102】
併せて、第1長辺(LS1)、第2長辺(LS2)、第1短辺(SS1)及び第2短辺(SS2)は、ディスプレイデバイス100のエッジといえる。また第1長辺(LS1)、第2長辺(LS2)、第1短辺(SS1)及び第2短辺(SS2)が互いに接するところをコーナーという。例えば、第1長辺(LS1)と第1短辺(SS1)が接するところが第1コーナー(C1)、第1長辺(LS1)と第2短辺(SS2)が接するところが第2コーナー(C2)、第2短辺(SS2)と第2長辺(LS2)が接するところが第3コーナー(C3)、そして第2長辺(LS2)と第1短辺(SS1)が接するところが第4コーナー(C4)になる。
【0103】
ここで、第1短辺(SS1)から第2短辺(SS2)に向かう方向又は第2短辺(SS2)から第1短辺(SS1)に向かう方向を左右方向(LR)という。第1長辺(LS1)から第2長辺(LS2)に向かう方向又は第2長辺(LS2)から第1長辺(LS1)に向かう方向を上下方向(UD)という。
【0104】
本発明のディスプレイデバイス100は液晶ではないLEDやOLEDを用いて図2の(a)及び図2の(b)のように、ディスプレイモジュール150の形状が転換される。即ち、バックライトユニットが省略されて一定範囲内で形状が変化することができ、かかる性質を用いて図2の(b)のように曲げられるディスプレイデバイス100を具現することができる。
【0105】
本発明のディスプレイデバイス100は曲げられた状態で固定された曲がった(curved)ディスプレイ形態ではなく、状況によってユーザが曲率を調節できる可変型ディスプレイデバイス100である。ディスプレイデバイス100はさらに、ディスプレイモジュール150を含む本体100'の曲率を変化させる曲率調整部を含む。
【0106】
図3は本発明の一実施例によるディスプレイデバイス100の背面図であり、図4は本発明の一実施例によるディスプレイデバイス100の分解斜視図である。図3及び図4を参考すると、ディスプレイデバイス100は本体100'と本体100'を底に置くためのスタンド260、制御部180及び曲率調整部210、220、230を含んでもよい。
【0107】
ディスプレイモジュール150を含む本体100'は映像が出力されるディスプレイモジュール150の背面をカバーするカバーボタム(cover bottom)102を含む。カバーボタム102の内側面にはさらにディスプレイモジュール150で発生した熱を排出するための放熱構造を含み、強性を補強するための補強材をさらに含んでもよい。
【0108】
カバーボタム102はディスプレイモジュール150の背面をカバーし、ディスプレイモジュール150の強性を補強し、ディスプレイモジュール150の背面を保護する。特に、ディスプレイモジュール150の背面方向に延びるディスプレイの駆動ICをカバーする。カバーボタム102の背面にディスプレイモジュール150を制御する制御部としてメイン基板が実蔵され、メイン基板とディスプレイモジュール150の駆動ICを連結するためにカバーボタム102に穴が形成される。
【0109】
メイン基板などの制御部180は実装されるようにさらに別のブラケット1025を備えてもよい。本発明のディスプレイデバイス100はカバーボタム102の背面にディスプレイモジュール150を制御する制御部以外に本体100'の曲率を変化させる曲率調整部がさらに実装される。
【0110】
曲率調整部はさらに、一対のリンク210とディスプレイデバイス100の中央に位置して一対のリンク210の一端に結合する曲げモジュール220、そして一対のリンク210の他端とカバーボタム102の間に位置する一対のリンクブラケット230を含む。
【0111】
図5は本発明の一実施例によるディスプレイデバイス100を上側から見た平面図であり、図5の(a)及び(b)に示すように、一対のリンク210がなす角度によってディスプレイデバイス100の曲率が変化する。曲げモジュール220の移動ブロック221の位置変化によって一対のリンク210の角度を調節できる。
【0112】
一対のリンク210の他端はリンクブラケット230で滑動可能に結合できる。リンクブラケット230に固定されると、ディスプレイモジュール150の曲率が端部で大きくなり、自然な曲面を具現できないという問題がある。
【0113】
従って、曲げモジュール220が一対のリンク210の角度を調節すると、それによりリンクブラケット230上にリンク210の他端が滑動してディスプレイモジュール150の自然な曲面を具現することができる。
【0114】
曲げモジュール220はリンク210の一端に連結され、前後方向に移動可能な移動ブロック221、移動ブロック221が左右方向に流動せず、前後方向に移動するようにガイドするガイドシャフト222、及び曲げモジュール220を収納するモジュールブラケット228を含む。
【0115】
リンク210は曲げモジュール220から延びたリンク固定部215に回転可能に結合する。リンク固定部215に締結するリンク固定ピン213を中心としてリンク210が回転し、リンク210の一端と他端は互いに反対方向に移動することができる。
【0116】
ユーザが本体100'の水平端部(SS1、SS2)を前面方向に引くと、曲げモジュール220は本体100'の水平端部(SS1、SS2)に位置するリンク210の他端が前面方向に移動し、リンク210はリンク固定ピン213を中心として回転し、一端が背面方向に移動する。
【0117】
逆にユーザが平面で使用するために本体100'の水平端部(SS1、SS2)を背面方向に押すと、リンク210の他端は背面方向に移動し、一端は前面方向に移動する。リンク固定ピン213が結合する位置は他端より一端に近く位置し、一端の移動距離は他端の移動距離より短い。
【0118】
上述したように、ディスプレイデバイス100の曲率変形をユーザが本体100'の水平端部(SS1、SS2)に力を加えて手動で変更することができる。このとき、一対のリンク210は曲げモジュール220により同期化されて同時に動くので、ユーザが本体100'の位置が一側(SS1)を引くか又は押すと、他側(SS2)も同時に動く。
【0119】
但し、手動駆動方式はディスプレイモジュール150に直接ユーザが力を加えるので、破損の恐れがあり、曲げモジュール220にモータを備えてディスプレイモジュール150の曲率を変更してもよい。
【0120】
例えば、ガイドシャフト222が螺旋形態からなり、移動ブロック221にガイドシャフト222の螺旋に相応する螺旋溝が形成される形態であってもよい。モーターがガイドシャフト222を回転すると、移動ブロック221が前後方向に移動できる。
【0121】
曲げモジュール220の移動ブロック221が背面方向に移動すると、移動ブロック221に結合したリンク210の一端は背面方向に移動し、リンク210の他端は前面方向に移動し、一対のリンク210の角度が変化する。曲げモジュール220がリンク210の角度変化を導き、ディスプレイモジュール150は曲げ状態又は再度フラット状態に転換することができる。
【0122】
さらに曲げモジュール220及び制御部をカバーするためのバックカバー103を含み、さらにディスプレイデバイス100の本体100'を底に置くスタンド260を含む。スタンド260の代わりに、壁に設置可能な壁ブラケットをさらに含み、スタンド260と壁ブラケットがバックカバー103に結合してもよい。
【0123】
またこの実施例の移動ブロック221は本体100'の背面から突出したガイドシャフト222に沿って前後方向に移動することができる。リンク210の一端は移動ブロック221に結合し、移動ブロック221の移動によって角度が変化するように作動ピン226により回転可能に結合する。
【0124】
図6aは本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのライト構造を示す図である。以下、上述した図と重複する説明は省略する。
【0125】
図6aの(a)はディスプレイデバイスの後面構造を示し、図6aの(b)は具体的なライト構造を示す図である。
【0126】
図6aの(a)を参照すると、ディスプレイデバイス100はさらに本体100'及び制御部(図示せず)をカバーするためのバックカバー103を含む。このとき、上述したバックカバー103とは異なり、図6の(a)のように、より広い形態で製作することができる。この場合、ディスプレイデバイス100は少なくとも1つのライト601、602、603、604、605、606を含む。このとき、少なくとも1つのライト601、602、603、604、605、606は6つのLEDバーを含む。ここで、LEDバーはLED素子を長く並べたランプであり、棒(stick)や管を介して一定間隔でLEDを並べて電流を流して発光する電子ランプに該当する。長さは様々であり、アルミニウムLEDバー、レンズ型LEDバー、防水型LEDバーなどの様々な形態を有し、材質によって柔軟性を有することもある。
【0127】
図6aの(b)を参照すると、少なくとも1つのライト601、602、603、604、605、606はバックカバー103上に取り付けられる。このとき、少なくとも1つのライト601、602、603、604、605、606は縦軸(vertical axis、Y-axis)を基準として対称型に位置する。より詳しくは、第1LEDバー601及び第2LEDバー602は横より縦が長い棒構造を有し、第3LEDバー603、第5LEDバー605と第4LEDバー604、第6LEDバー606は互いにX字状を形成するようにバックカバー103に取り付けられる。特に第3LEDバー603及び第4LEDバー604は第5LEDバー605及び第6LEDバー606より長さが長いことを特徴とする。
【0128】
但し、これは一例に過ぎず、以下に説明する実施例は図6のライト構造に限定されない。他の例として、少なくとも1つのライトは本体100'の第1長辺(LS1)、第2長辺(LS2)、第1短辺(SS1)及び第2短辺(SS2)に1つずつ取り付けられる4つのLEDバーを含む。
【0129】
図6bは本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを複数の方向から見た図である。
【0130】
図6bの(a)は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを正面から見た図であり、図6bの(b)は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを後面から見た図であり、図6bの(c)は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを側面から見た図であり、また図6bの(d)は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスを平面から見た図である。
【0131】
図6bの(c)を参照すると、図3及び図4の図示とは異なり、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がスタンド260から離隔した状態で、リンク210との連結により曲げされる構造で製作される。
【0132】
即ち、図6bのように製作された場合にも、図1ないし図5で説明した方式でディスプレイモジュール150が曲げられることができる。
【0133】
以下、図1ないし図6bを参照しながら、上述したディスプレイデバイスの具体的な実施例について説明する。但し、図1ないし図6bでは曲率を変更するディスプレイデバイス(以下、曲げディスプレイデバイス(bendable display device))を中心として説明したが、以下では曲げディスプレイデバイスを含むディスプレイデバイスで実施可能な実施例を中心として説明する。
【0134】
図7は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの基本動作を説明する図である。以下、上述した図と重複する説明は省略する。
【0135】
特に、図7はディスプレイデバイスのディスプレイモジュールの曲率変化の動作シナリオについて説明する。
【0136】
ディスプレイデバイスのディスプレイモジュールは、ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード701、ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード702、及びディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモード703がある。ここでは、第1曲率は1800R、第2曲率は1000Rを例として説明するが、これらに限られない。即ち、第2曲率はディスプレイモジュールが有し得る最大曲率に対応し、第1曲率及び第2曲率はディスプレイデバイスの製造当時に決定されるか、又は図8に後述するようにユーザの設定により設定される。
【0137】
図7を参照すると、ディスプレイデバイスのディスプレイモジュールは、フラットモード701である状態で遠隔制御装置(例えば、リモコン、上述した図1の200)から曲率ボタンを選択する第1制御信号を受信する。ここで、曲率ボタンを選択する第1制御信号はユーザがリモコンの曲率ボタンを短押し(short press)する入力信号に対応する。
【0138】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100は、ディスプレイモジュールがフラットモード701である状態で曲率ボタンを選択する第1制御信号を受信することにより、ディスプレイモジュールをフラットモード701から第1曲げモード702に転換することができる。即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールの曲率を変化させるように曲げモジュールを制御することができる。ディスプレイデバイスがディスプレイモジュールの曲率を変化させるために曲げモジュールを制御する構成は、図1ないし図5で上述した内容を参照できる。
【0139】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールが第1曲げモード702である状態で曲率ボタンを選択する第1制御信号を受信することにより、ディスプレイモジュールを第1曲げモード702から第2曲げモード703に転換することができる。
【0140】
即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールがフラットモード701である状態で第1制御信号に基づいて第1曲げモード702、第2曲げモード703の順にディスプレイモジュールを転換することができる。
【0141】
また、本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールが第2曲げモード703である状態で第2制御信号を受信することにより、ディスプレイモジュールを第2曲げモード703から第1曲げモード702に転換し、ディスプレイモジュールが第1曲げモジュール702である状態で第2制御信号を受信することにより、ディスプレイモジュールを第1曲げモード702からフラットモード701に転換することができる。
【0142】
即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールが第2曲げモード703である状態で第2制御信号に基づいて第1曲げモード702、フラットモード701の順にディスプレイモジュールを転換することができる。このとき、第2制御信号は第1制御信号と同一の制御信号であるか、又は異なる制御信号に対応する。例えば、第1制御信号は遠隔制御装置200の曲率アップ(up)ボタンを選択する信号に対応し、第2制御信号は遠隔制御装置200の曲率ダウン(down)ボタンを選択する信号に対応する。
【0143】
また、本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールがフラットモード701、第1曲げモード702及び第2曲げモード703である状態で第3制御信号を受信することにより、曲率設定メニュを出力することができる。このとき、第3制御信号は第1制御信号及び第2制御信号とは異なり、ユーザが遠隔制御装置200の曲率ボタンを長押し(long press)する信号に対応する。これについては図8に詳しく説明する。
【0144】
図8は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率設定メニュを説明する図である。以下、上述した図と重複する説明は省略する。
【0145】
図8を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュールが任意のモードである状態で図7で上述した第3制御信号を受信することにより、曲率設定メニュを出力することができる。
【0146】
図8の左側図を参照すると、ディスプレイデバイス100は曲率設定メニュによりフラットモード編集アイコン801、第1曲げモード編集アイコン802及び第2曲げモード編集アイコン803を出力することができる。
【0147】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100は、フラットモード編集アイコン801、第1曲げモード編集アイコン802及び第2曲げモード編集アイコン803を選択する制御信号を受信する。例えば、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200から第1曲げモード編集アイコン802を短押しする入力信号を受信する。以下、第1曲げモード編集アイコン802を選択する制御信号を受信する実施例を例として説明するが、フラットモード及び第2曲げモードももちろん同じ方法で曲率を変更することができる。
【0148】
図8の右側図を参照すると、ディスプレイデバイス100は第1曲げモード編集アイコン802を選択する制御信号を受信することにより、第1曲げモード編集ポップアップ804を出力することができる。
【0149】
第1曲げモード編集ポップアップ804はディスプレイモジュールの曲率を微細に調節するためのスライダー805を含む。ディスプレイデバイス100はスライダー805を調節する制御信号に基づいて第1曲げモードの曲率を決定する。このとき、スライダー805によりディスプレイモジュールの曲率は1000Rからフラットまで100R単位で微細に調節することができる。ユーザは遠隔制御装置200によりスライダー805を左側(凹状に)から右側(平らに)に移動させ、第1曲げモードの曲率を設定する。このとき、ディスプレイデバイス100は第1曲げモード編集ポップアップ804にユーザが設定する第1曲げモードの曲率をプレビュー806出力することができる。
【0150】
このような方法でディスプレイデバイス100はユーザ設定に合うフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードを設定することができる。即ち、ディスプレイデバイス100は出庫当時に設定されたフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードの既設定の曲率以外にも、ユーザが個々に設定した曲率を格納することができる。このとき、ディスプレイデバイス100は上述したメモリにユーザが設定した曲率を格納する。
【0151】
その後、ディスプレイデバイス100は格納された曲率に基づいて、今後ユーザから第1曲げモードを選択する制御信号を受信する場合、ディスプレイモジュールをユーザ設定により変更された曲率に転換する。
【0152】
以下、図9ないし図20では、上述したディスプレイデバイス100のディスプレイモジュール150を中心として説明する。よって、図には単純にディスプレイモジュール150のみが示されていても、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150を上述した曲げモジュール220の動作によりフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードのうちのいずれかに転換することができる。即ち、後述する図では、説明の便宜のために、曲げモジュール220などの図示は省略する。
【0153】
自分の世界が明確なゲイマーはゲームジャンルごとに自分だけの最適化設定を追求し、装備のゲーム性能を最大に引き出して使用しようとする。これにより、ゲイマーの好み及びゲーム類型によって"カスタマイズ(customizing)"要求に応えるユーザ経験(User Experience、以下、UX)、即ち、ゲイマーの便宜に応えたUXが選好されている。
【0154】
ゲーム設定UXには最適化モードに設定する機能、迅速かつ容易にメイン画面に進入する機能、リアルタイムでゲーム状態を確認する機能などが提供され、ゲームプレイUXには画面調整(re-sizing)機能及び画面分割機能が提供される。
【0155】
このとき、迅速かつ容易にメイン画面に進入するゲームランチャー(game launcher)機能は、ゲーム入力及びコンテンツを一か所で探索でき、背景画面を設定して個人好みを反映することができる。追加要求としては、直観的な専用キー進入方式が選好されることが分かる。
【0156】
また、リアルタイムでゲーム状態を確認するゲームダッシュボード(dashboard)機能は、リアルタイムでゲーム状態(status)を確認したいという要求に応えて、ゲイマーはケアされていると感じることができる。追加要求としては、モバイルよりはゲーム画面内の最小限の空間で表示でき、ゲーム専用キーの長押し進入が選好されることが分かる。
【0157】
このとき、最適化モード(optimizer mode)にセットする機能は、個人の最適化したモードに早く設定できるという有用な機能を提供する。追加要求としては、ゲームジャンル、画質、サウンド構成及びジャンルごとのお勧め設定ガイドを提供することができる。
【0158】
また画面調整機能によれば、煩わしい過程なしにゲームごとに最適のサイズでプレイすることができ、画面分割機能によれば、マルチタスクが可能であり、1つのモニタで二重効果が得られる。
【0159】
以下、図9ないし図20では上述したディスプレイデバイス100がゲイマーの要求に合わせてユーザインターフェースを出力して豊かなUXを提供する実施例について説明する。
【0160】
図9は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームランチャーを説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0161】
図9を参照すると、ディスプレイデバイス100は電源がオフになると(turn-on)、ディスプレイモジュール150によりゲームランチャーを出力することができる。
【0162】
ここで、ゲームランチャーは、ユーザが設定した背景画面900に基づいて、ゲーム関連設定アプリケーション901、ゲーム機器及びPC入力アプリケーション902、クラウドゲームアプリケーション903、及びゲーム中に頻繋に使用すると思われるアプリケーション904に対応するアイコンを出力する。
【0163】
より詳しくは、ディスプレイデバイス100は背景画面900にユーザが直接設定したイメージ又は動画を出力する。またディスプレイデバイス100は背景画面900に平素ユーザがブックマークなどによりクリップ(clip)したゲームの画面を出力する。
【0164】
またディスプレイデバイス100はゲーム関連設定アプリケーション901に対応するアイコンを出力する。例えば、ゲーム関連設定アプリケーション901はゲーム最適化設定アプリケーション、背景画面設定アプリケーションなどを含む。
【0165】
またディスプレイデバイス100はゲーム機器及びPC入力アプリケーション902に対応するアイコンを出力する。例えば、ゲーム機器及びPC入力アプリケーション902はプレイステーションアプリケーション及びXBOX(登録商標)アプリケーションを含む。このとき、ディスプレイデバイス100はプレイステーションアプリケーションとXBOX(登録商標)アプリケーションが連結された外部入力端子を一緒に出力することができる。
【0166】
またディスプレイデバイス100はクラウドゲームアプリケーション903に対応するアイコンを出力する。例えば、クラウドゲームアプリケーション903はグーグル・ステイディア(google stadia)アプリケーション及びジーフォース・ナウ(geforce now)アプリケーションを含む。
【0167】
またディスプレイデバイス100はゲーム中によく使用すると思われるアプリケーション904に対応するアイコンを出力する。例えば、ゲーム中によく使用すると思われるアプリケーション904はユーチューブアプリケーション、ツイートアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーションなどを含む。このとき、ディスプレイデバイス100はユーザが実際ゲーム中によく使用したアプリケーションに対応するアイコンを出力することができる。このとき、ゲーム中によく使用したアプリケーションはゲーム実行中にアプリケーションが実行された回数に基づいて決定される。
【0168】
図10は本発明の他の実施例によるディスプレイデバイスのゲームランチャーを説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0169】
図10を参照すると、ディスプレイデバイス100は図9で説明したゲームランチャーを出力する。
【0170】
このとき、ディスプレイデバイス100はゲームランチャーで出力中であるアプリケーションアイコンをフォーカシングリング(focusing)する制御信号1001を受信する。このとき、ディスプレイデバイス100はアプリケーションアイコンをフォーカシングリングする制御信号1001を遠隔制御装置(図示せず、上述した図1の200)から受信する。
【0171】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はアプリケーションアイコンをフォーカシングリングする制御信号1001を受信した場合、アイコンに対応するアプリケーション内の少なくとも1つのコンテンツのプレビュー1002を出力する。少なくとも1つのコンテンツのプレビュー1002は、アプリケーション内の少なくとも1つのコンテンツに対応するサムネイルを含む。例えば、アプリケーションアイコンがグーグル・ステイディアである場合、ディスプレイデバイス100はグーグル・ステイディアに含まれた様々なゲームのサムネイルをプレビュー1002出力する。
【0172】
図11は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームダッシュボードを説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0173】
図11を参照すると、ディスプレイデバイス100はゲームダッシュボード1101を出力する。このとき、ゲームダッシュボード1101はディスプレイモジュール150で出力中であるゲームのリアルタイム状態を確認できる情報を含む。
【0174】
より詳しくは、ゲームダッシュボード1101は、現在ディスプレイモジュール150で出力中であるゲームのFPS値、使用中であるグラフィックカード種類、ダークマップモード設定(black stabilizer)値、低遅延(low latency)設定値、スクリーンサイズ設定メニュー、アップ・オン・アップ設定メニュー、ゲーム最適化設定メニュー、及び全ての設定メニューを含む。それそれについては図12で詳しく説明する。
【0175】
特に、ディスプレイデバイス100はゲームダッシュボード1101の上端に現在出力中のゲームのFPS値、現在使用中であるグラフィックカードの種類、ダークマップモード設定値、及び低遅延設定値の4つのみを出力することができる。このとき、ゲームダッシュボード1101の上端に出力される4つの値は、後述する図12により選択される。
【0176】
これにより、ゲイマーはゲームダッシュボード1101から現在実行中であるゲームの状態を迅速に確認することができる。
【0177】
図12は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲームダッシュボードを編集する実施例を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0178】
図12を参照すると、ユーザは図11で説明したゲームダッシュボード1101を編集することができる。より詳しくは、ディスプレイデバイス100はゲームダッシュボード1101に出力される情報を選択可能なインターフェース1201をユーザに提供することができる。
【0179】
インターフェース1201は出力中のコンテンツのFPS値、使用中のグラフィックカード種類、ダークマップモード設定値、HDR設定値、低遅延設定値、解像度設定値、入力ラグ(Input lag)設定値、オーディオ設定値及びサウンド設定値を含む。ディスプレイデバイス100は、インターフェース1201に含まれた値のうちの4つがユーザから選択される。
【0180】
ここで、FPS値は出力中のコンテンツのフレーム毎秒(Frame per second)を示し、使用中のグラフィックカードの種類はディスプレイデバイス100がコンテンツを出力する間に使用しているグラフィックカードの種類を示す。また、ダークマップモードとは、暗い画面のコントラストを上げるモードであり、ダークマップモードの設定値によってユーザはゲーム中に暗いところに隠れた敵を容易に探すことができる。ここで、入力ラグとは、応答時間(Latency)のうち、入力遅延を称する用語であり、グラフィックカードで作られた映像信号のディスプレイデバイス100での視覚化にかかる時間を調節する機能である。
【0181】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はインターフェース1201に含まれた値のうち、FPS値、グラフィックカード種類、ダークマップモード設定値、低遅延設定値を選択することができる。このとき、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200からインターフェース1201に含まれた様々な設定値のうち、4つの設定値を選択する制御信号を受信し、その後、OKボタンを選択する制御信号を受信する。これにより、ディスプレイデバイス100はゲームダッシュボード1101に選択されたFPS値、グラフィックカード種類、ダークマップモード設定値、低遅延設定値を出力することができる。
【0182】
図13は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスのゲーム最適化設定を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0183】
図13を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150で出力するゲームをユーザにカスタマイズして出力するために、ゲーム最適化設定1301を提供する。
【0184】
ゲーム最適化設定1301は上述したゲームダッシュボード1101に出力中である機能1302だけではなく、画面の具体的な設定を提供する。
【0185】
より詳しくは、ゲーム最適化設定1301はゲームジャンル設定1303、黒色スタビライザー(black stabilizer)設定1304、白色スタビライザー(white stabilizer)設定1305、及びコントラスト設定(Adjust Contrast)1306を含む。
【0186】
ゲームジャンル設定1303は、現在実行中のゲームのジャンルを設定する機能に対応する。ディスプレイデバイス100は実行中のゲームに対して自動にゲームジャンルを設定することができるが、ユーザの要請に基づくゲームジャンルの個別設定も可能である。
【0187】
黒色スタビライザー設定1304は、ダークマップモード設定と同じ用語であり、暗い画面のコントラストを設定する機能に対応する。暗い画面のコントラストを上げる場合、ユーザは暗いところに位置する敵を容易に探すことができる。同様に、白色スタビライザー設定1305は、明るい画面においてコントラストを設定する機能に対応する。ユーザの要求によって明るい画面のコントラストを上げるか又は下げる必要を反映するものである。また、コントラスト設定1306は、ディスプレイモジュール150で出力するコンテンツに対するコントラストを設定する機能に対応する。
【0188】
このようにディスプレイデバイス100がゲーム最適化設定1301を提供することにより、ユーザはユーザに最適化した設定でゲームを楽しむことができる。
【0189】
図14及び図15は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの画面分割を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0190】
図14を参照すると、ディスプレイデバイス100は複数のコンテンツ1401、1402をディスプレイモジュール150上に出力する。特にディスプレイデバイス100は2つのコンテンツ1401、1402を出力するために、ディスプレイモジュール150を左右2つの領域に区分することができる。その後、ディスプレイデバイス100は第1コンテンツ1401を左側領域に出力し、第2コンテンツ1402を右側領域に出力する。これをピクチャバイピクチャ(Picture by Picture、PBP)機能という。
【0191】
即ち、既存には複数のコンテンツ1401、1402を用いるために、ユーザはコンテンツが提供する機能(画面最小化、画面最大化機能など)を利用したが、本発明によれば、ディスプレイデバイス100自体で複数のコンテンツ1401、1402を分割された画面に出力することができる。
【0192】
これにより、ユーザは第1コンテンツ1401(例えば、ゲーム)を用いると同時に、第2コンテンツ1402(例えば、ユーチューブアプリケーション)を視聴することができる。特に、一般的にゲイマーはゲーム中に動画を視聴するので、ゲイマーのためのディスプレイデバイス100においては画面分割機能が必須である。
【0193】
反面、図15を参照すると、ディスプレイデバイス100は複数のコンテンツ1501、1502をディスプレイモジュール150上に出力する。特に、ディスプレイデバイス100は2つのコンテンツ1501、1502を出力するために、第1コンテンツ1501を全体画面に出力し、第2コンテンツ1502をPIP画面(Picture in Picture、PIP)に出力する。
【0194】
即ち、ディスプレイデバイス100は自体的にピクチャインピクチャ(PIP)機能を提供して、2つのコンテンツをオーバーレイ形式で出力することができる。
【0195】
これにより、ユーザは第1コンテンツ1501(例えば、ゲーム内主人公キャラクターの前面画面)を用いると同時に、第2コンテンツ1502(例えば、ゲーム内主人公キャラクターの後面画面)を用いることができる。即ち、最近、3Dゲームが増加しているので、ユーザはゲーム中に主人公キャラクターの前面画面だけではなく、後面画面を同時に見る必要があり、該当機能が必要であると予想される。
【0196】
図16は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率によって他のユーザインターフェースを出力する実施例を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0197】
図16を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードに転換されることにより、ユーザインターフェースが出力される表示領域1601、1602、1603、1604のサイズ及び位置のいずれかを変更することができる。
【0198】
より詳しくは、図16の(a)はディスプレイモジュール150がフラットモードであるときを示し、図16の(b)はディスプレイモジュール150が第2曲げモードであるときを示す。ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモードであるときには、ユーザインターフェースをディスプレイモジュール150の第1領域1601に出力する。
【0199】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第2曲げモードであるとき、ユーザインターフェースをディスプレイモジュール150の第4領域1604に出力する。このとき、第4領域1604のサイズは第1領域1601のサイズより小さいことを特徴とする。
【0200】
即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150を図16の(a)のフラットモードから図16の(b)の第2曲げモードに転換することができる。ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150の曲率が大きくなるにつれて、ユーザインターフェースが出力可能な領域である表示領域を第1領域1601から第4領域1604に変更することができる。このとき、第1領域1601は第2領域1602より大きく、第2領域1602は第3領域1603より大きく、第3領域1603は第4領域1604より大きいことを特徴とする。即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150をフラットモードから第2曲げモードに転換することによって、ユーザインターフェースが出力可能な表示領域のサイズを減らすことができる。だけではなく、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150をフラットモードから第2曲げモードに転換することにより、ユーザインターフェースが出力可能な表示領域をディスプレイモジュール150の中央に移動させることができる。
【0201】
ディスプレイモジュール150の曲率が大きくなると、ユーザの視線はディスプレイモジュール150の中心に集中することが一般的である。これにより、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150の曲率が大きくなるにつれて、ユーザの視線を考慮して、ディスプレイモジュール150の中心にユーザインターフェースが出力されるように表示領域を中心に移動し、サイズを減らすことができる。
【0202】
図17は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースのサイズ調節実施例を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0203】
図17の(a)はディスプレイモジュール150がフラットモードである状態を、図17の(b)はディスプレイモジュール150が第1曲げモードである状態を、また図17の(c)はディスプレイモジュール150が第2曲げモードである状態を示す。
【0204】
図17図16で上述した表示領域にユーザインターフェース1704を出力する実施例を説明する。図17において出力されるユーザインターフェース1704は画面左側に出力される設定メニューに対応する。
【0205】
より詳しくは、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150をフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードに転換することによって、ユーザインターフェース1704が出力可能な表示領域1701、1702、1703のサイズ及び位置を調節することができる。
【0206】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモードであるとき、ユーザインターフェース1704を第1領域1701に出力する。ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第1曲げモードであるとき、ユーザインターフェース1704を第2領域1702に出力する。またディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第2曲げモードであるとき、ユーザインターフェース1704を第3領域1703に出力する。
【0207】
このとき、図16で上述したように、第1領域1701、第2領域7102及び第3領域1703はディスプレイモジュール150の曲率が大きくなるほど小さくなる。ディスプレイデバイス100は第1領域1701、第2領域1702及び第3領域1703が小さくなるにつれて、表示領域内に出力されるユーザインターフェース1704を小さく出力することができる。
【0208】
またディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150を第2曲げモードからフラットモードに転換する場合、表示領域が大きくなるにつれて、ユーザインターフェース1704を大きく出力する。
【0209】
即ち、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が曲率を有する場合、表示領域1701、1702、1703のサイズ変化に応じて出力されるユーザインターフェース1704のサイズも変化させることができる。これにより、ユーザは表示領域1701、1702、1703内で違和感のないユーザインターフェース1704の利用が可能である。
【0210】
図18は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースの配置、間隔及びサイズ調節実施例を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0211】
図18の(a)はディスプレイモジュール150がフラットモードである状態を、図18の(b)はディスプレイモジュール150が第1曲げモードである状態を、図18の(c)はディスプレイモジュール150が第2曲げモードである状態を示す。
【0212】
図18図16で上述した表示領域にユーザインターフェース1804を出力する実施例を説明する。図18において出力されるユーザインターフェース1804は画面下端に出力されるメニューに対応する。特に、ユーザインターフェース1804は複数のアイテムを含む。
【0213】
図18の(a)を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモードである場合、第1領域1801の下端にユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムを第1間隔で出力する。
【0214】
また、図18の(b)を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第1曲げモードである場合、第2領域1802の下端にユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムを第2間隔で出力する。このとき、第2領域1802は第1領域1801より相対的に小さいサイズで中央に配置される。また、第2間隔は第1間隔より狭いことを特徴とする。
【0215】
最後に、図18の(c)を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第2曲げモードである場合、第3領域1803の下端にユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムを第3間隔で出力する。このとき、第3領域1803は第2領域1802より相対的に小さいサイズで中央に配置される。また、第3間隔は第2間隔より狭いことを特徴とする。
【0216】
即ち、ディスプレイデバイス100は表示領域のサイズが狭くなるにつれて、表示領域内で出力されるユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムのサイズ及びアイテム間の間隔を減らすことができる。
【0217】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第1曲げモード又は第2曲げモードである場合、第2領域1802又は第3領域1803の下端にユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムを出力するとき、複数のアイテムを中央配置型に出力する。これは画面の視野角に基づいて複数のアイテムを中央に配置する場合、ユーザがメニューアイテムをより見やすいためである。同様に、ディスプレイデバイス100は複数のアイテムを扇形配置型に配置することができ、これについては図19で後述する。
【0218】
また、本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモード(図18の(a))から第2曲げモード(図18の(c))に転換されることによって、ユーザインターフェース1804に含まれた複数のアイテムのサイズを小さく出力することができる。
【0219】
これにより、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150の曲率が大きくなり画面の視野が狭くなるにつれて、ユーザインターフェース1804の間隔を狭くし、サイズを小さくして、ユーザが一目でユーザインターフェース1804を利用できるようにする。
【0220】
図19は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率に基づくユーザインターフェースの配置及び模様調節実施例を説明する図である。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0221】
図19の(a)はディスプレイモジュール150がフラットモードである状態を、図19の(c)はディスプレイモジュール150が第2曲げモードである状態を示す。このとき、第1曲げモードを省略したが、これは説明の便宜のためのものであり、後述する実施例は第1曲げモードでも適用可能である。
【0222】
図19図16で説明した表示領域にユーザインターフェース1903を出力する実施例を説明する。図19で出力されるユーザインターフェース1903は画面下端に出力されるメニューに対応する。特に、ユーザインターフェース1903は複数のアイテムを含む。
【0223】
図19の(a)を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150がフラットモードである場合、第1領域1901の下端にユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムを出力する。
【0224】
反面、図19の(b)を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイモジュール150が第2曲げモードである場合は、第2領域1902の下端にユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムを扇形配置型に出力する。即ち、ディスプレイデバイス100はユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムを扇形配置型に出力することにより、ディスプレイモジュール150の曲率が大きくなっても、ユーザは画面視野角内で全てのアイテムを容易に見ることができる。
【0225】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200から制御信号を受信する。これについては上述した通りである。
【0226】
図19の(a)において、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200から左/右ボタンを選択する制御信号1904を受信する。このとき、ディスプレイデバイス100は制御信号1904に基づいてユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムを左右に選択する。
【0227】
反面、図19の(b)においては、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200からアップ(up)ボタンを選択する制御信号1905を受信する。このとき、ディスプレイデバイス100は制御信号1905に基づいてユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムのうち、真ん中のアイテム又は最中央アイテム1903bを選択する。
【0228】
より詳しくは、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200の制御信号に基づいてユーザインターフェース1903に含まれた第1アイテム1903aを選択する。このとき、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200からアップボタンを選択する制御信号1905を受信する場合、扇形配置型に配置されたユーザインターフェース1903に含まれた複数のアイテムのうち、第2アイテム1903bを選択することができる。このとき、第2アイテム1903bは複数のアイテムのうち、真ん中又は最上部に位置することを特徴とする。
【0229】
即ち、図19の実施例のように、ユーザインターフェース1903内の複数のアイテムが扇形配置型に配置される場合、遠隔制御装置200からアップボタンを選択する制御信号1905を受信することができる。このとき、ユーザはユーザインターフェース1903内の複数のアイテムが扇形配置型に配置されているので、左右ボタンだけではなく、アップボタンを選択する場合にもアイテムを選択できることを予想できる。これにより、ディスプレイデバイス100は遠隔制御装置200からアップボタンを選択する制御信号1905を受信した場合、ユーザの期待に応えて第2アイテム1903bを選択するように制御することができる。
【0230】
また、図19に示した遠隔制御装置1905はリモコンを例として説明したが、上(up)、下(down)、左(left)、右(right)のボタンを含むジョグ・シャトル又はジョイスティックなどを含んでもよい。
【0231】
図20は本発明の一実施例によるディスプレイデバイスの曲率によって他のユーザインターフェースを出力する実施例を説明するフローチャートである。以下、上述した説明と重複する説明は省略する。
【0232】
図20を参照すると、段階S2001において、映像が出力されるディスプレイモジュールを含む本体及びこの本体の背面中央に位置する曲げモジュールを含むディスプレイデバイスは、ディスプレイモジュールによりユーザインターフェース(User Interface)を出力する。
【0233】
段階S2002において、ディスプレイデバイスは、ディスプレイモジュールが平面であるフラット(flat)モード、ディスプレイモジュールが第1曲率である第1曲げ(bending)モード、及びディスプレイモジュールが第2曲率である第2曲げモードのうちのいずれかにディスプレイモジュールの曲率を変化させるように曲げモジュールを制御する。このとき、第2曲率はディスプレイモジュールが有し得る最大曲率であることを特徴とする。
【0234】
段階S2003において、ディスプレイデバイスはフラットモード、第1曲げモード及び第2曲げモードによってユーザインターフェースが出力される表示領域のサイズ及び位置のいずれかを変更することができる。
【0235】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイスはディスプレイモジュールがフラットモードであるとき、ユーザインターフェースをディスプレイモジュールの第1領域に出力し、ディスプレイモジュールが第2曲げモードであるとき、ユーザインターフェースをディスプレイモジュールの第2領域に出力する。このとき、第2領域のサイズは第1領域のサイズより小さいことを特徴とする。また、ディスプレイデバイスは第1領域及び第2領域のサイズに基づいてユーザインターフェースのサイズを調節する。
【0236】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイスはユーザインターフェースが複数のアイテムを含む場合、第1領域では複数のアイテムを第1間隔で出力し、第2領域では複数のアイテムを第2間隔で出力する。このとき、第2間隔は第1間隔より狭いことを特徴とする。また、ディスプレイデバイスは第2領域に複数のアイテムを出力するとき、複数のアイテムを中央配置型又は扇形配置型に出力する。
【0237】
本発明の一実施例において、ディスプレイデバイスは遠隔制御装置から制御信号を受信する。ディスプレイデバイスは遠隔制御装置から受信した制御信号に基づいて複数のアイテムのうち、第1アイテムを選択する。またディスプレイデバイスは遠隔制御装置からアップボタンを選択する制御信号を受信する場合、扇形配置型に配置された複数のアイテムのうち、真ん中又は最上部に位置するアイテムを選択する。
【0238】
なお、図9ないし図19で説明した実施例は図20のようなディスプレイデバイス制御方法により行われることができる。
【0239】
上述した本発明は、プログラムが記録された媒体にコンピューターが読み取り可能なコードで具現することができる。コンピューターが読み取り可能な媒体は、コンピューターシステムにより読み取られるデータが格納された全ての種類の記録装置を含む。コンピューターが読み取り可能な媒体としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、自己テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などがあり、また搬送波(例えば、インターネットによる送信)の形態で具現されることも含む。また、コンピューターは制御部を含んでも良い。従って、上述した詳細な説明は全ての面で制限的に解釈してはいけず、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は添付の請求範囲の合理的解釈により決定されるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0240】
100:ディスプレイデバイス
110:放送受信部
111:チューナ部
112:復調部
120:センシング部
130:入力部
140:格納部
150:ディスプレイモジュール
160:オーディオ出力部
170:インターフェース部
171:外部装置インターフェース部
172:ネットワークインターフェース部
173:ユーザ入力インターフェース部
190:電源供給部
200:遠隔制御装置
図1
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図6a
図6b
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図20