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特許7395696検索結果ページ送信装置、検索結果ページ送信方法、及び検索結果ページ送信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-01
(45)【発行日】2023-12-11
(54)【発明の名称】検索結果ページ送信装置、検索結果ページ送信方法、及び検索結果ページ送信プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9538 20190101AFI20231204BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20231204BHJP
【FI】
G06F16/9538
G06Q30/0601
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022176738
(22)【出願日】2022-11-02
【審査請求日】2022-11-02
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】弁理士法人インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120189
【弁理士】
【氏名又は名称】奥 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135518
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 隆
(72)【発明者】
【氏名】竹内 秀幸
【審査官】原 秀人
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-024656(JP,A)
【文献】特開2014-029588(JP,A)
【文献】国際公開第2015/059838(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/90-16/958
G06Q 30/00-30/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、
商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、
商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段と、
を備えることを特徴とする検索結果ページ送信装置。
【請求項2】
前記第1商品情報は、前記複数の商品に関連する画像を含み、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品に関連する画像を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索結果ページ送信装置。
【請求項3】
前記第1商品情報は、前記複数の商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示し、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品の価格を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の検索結果ページ送信装置。
【請求項4】
前記送信手段は、前記複数の個別属性のうち、2以上の個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記2以上の個別属性をそれぞれ有する2以上の商品間で前記第2商品情報が同一であるか否かを判定し、前記第2商品情報が同一ではない場合、前記第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記第2商品情報が同一である場合、前記第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませることを特徴とする請求項1又は2に記載の検索結果ページ送信装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記共通属性に関連付けて前記第1商品情報を予め記憶し、前記複数の個別属性に含まれる各個別属性に関連付けて、該個別属性を有する商品の前記第2商品情報を予め記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の検索結果ページ送信装置。
【請求項6】
コンピュータにより実行される検索結果ページ送信方法において、
商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信ステップと、
商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索ステップと、
商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信ステップであって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信ステップと、
を含むことを特徴とする検索結果ページ送信方法。
【請求項7】
コンピュータを、
商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、
商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、
商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段、
として機能させることを特徴とする検索結果ページ送信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、指定された検索条件に基づいて商品を検索し、その検索の結果を示すウェブページを提供する方法の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット等のネットワークを利用した電子商取引による商品の売買が盛んに行われている。こうした電子商取引のウェブサイトでは、所望の商品の条件を検索条件としてユーザが指定することが可能としていることが一般的である。電子商取引のウェブサイトは、指定された検索条件を満たす商品を検索して、その検索の結果を掲載するウェブページ(以下、「検索結果ページ」という。)を、そのユーザの端末装置へ送信する。検索結果ページには、例えば検索された各商品の商品名、画像、価格等が表示される。検索結果ページから、検索された商品のうち何れかの商品をユーザが選択すると、電子商取引のウェブサイトは、選択された商品の情報を掲載するウェブページ(以下、「商品ページ」という。)を、端末装置へ送信する。商品ページは、その商品ページに情報が掲載されている商品を、購入対象としてユーザが選択する操作が可能となっていることが通常である。例えば、商品ページ上に、その商品を買い物かごに入れるためのボタン若しくはその他の要素が表示されたり、その商品の購入手続きに直接進むためのボタン若しくはその他の要素が表示されたりする場合がある。ユーザは、商品ページを通じて、商品を購入することができる。そうした点において、商品ページは、商品の売り場としての役割を有しているということができるかもしれない。
【0003】
一の商品ページにおいては、一の商品のみの情報が表示され、その商品のみを購入対象として選択可能とされている場合が多い。その一方で、一の商品ページに複数の商品の情報が表示され、それらの商品の中から購入対象とする商品をユーザが選択することが可能となっている場合もある。すなわち、複数の商品で、売り場としての商品ページが共通している場合がある。例えば、大部分の属性は共通する一方で、一部の属性が互いに異なる複数の商品の情報が、一の商品ページに掲載される場合がある。商品ページが共通する複数の商品のそれぞれは、在庫が別々に管理されていることが多い。従って、一の商品ページが複数のSKU(Stock Keeping Unit)の商品に対応する場合がある。SKUは、商品の在庫を管理する単位又は在庫を保管する単位を示す。そうした商品の一例として、カラーとサイズとの組み合わせにバリエーションが存在する衣服が挙げられる。商品ページには、それら複数の商品に共通する情報が表示されるとともに、各商品に個別の情報が表示される。例えば、商品ページには、複数の商品に共通の商品名や、それらの商品が一度に写っている画像が表示される場合がある。また、商品ページには、各商品が個別に写っている画像や、各商品の属性が表示される場合がある。上述の検索結果ページには、一般的に、商品ページ単位で商品の検索結果が表示される。商品ページが共通する商品について、検索結果ページには、その商品ページに掲載される情報のうち、商品の販売者により主たる情報として予め指定された情報が掲載される。例えば、販売者は、検索結果ページに掲載される画像として、複数の商品が一度に写っている画像又は何れかの商品のみが写っている画像を指定するかもしれない。
【0004】
上述の点に関連して、特許文献1には、属性の組み合わせにバリエーションが存在する商品の商品ページの情報に基づいて、商品の検索に用いられるタグを生成及び削除するサーバ装置が開示されている。このサーバ装置は、商品ページのソース情報から、商品の属性の組み合わせを複数抽出し、各組み合わせの属性を有する商品について在庫の有無を判定する。サーバ装置は、在庫がある属性の組み合わせについて、商品を識別する商品IDに関連付けて、その組み合わせを示すタグをタグデータベースに記憶させる。一方、サーバ装置は、在庫がない属性の組み合わせについて、その商品IDに関連付けてタグデータベースに記憶されているタグを削除する。商品の検索時、サーバ装置は、各商品についてタグデータベースに記憶された複数のタグのうち、何れかのタグが検索条件に対応する場合、その商品を検索結果に含めることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開第2016/084230号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
検索条件としてユーザが指定する商品の条件は様々である。例えば、或るユーザは、カラーが黒であり且つサイズがLであるTシャツを欲しているとする。この場合、そのユーザは、例えば「Tシャツ 黒 L」という検索条件を入力するかもしれない。この場合に、検索結果ページに、検索された商品について予め指定された情報が表示されると、所望する商品が検索されたのか否かをユーザが直ちには判断することができない事態が生じることがある。例えば、カラーのバリエーションとして白及び黒が存在し、サイズのバリエーションとして、S、M及びLが存在するTシャツについて、一の商品ページで販売が行われているとする。この場合、一の商品ページが最大で6個の商品に対応することとなる。このTシャツの販売者が、検索結果ページに表示される画像として、白のTシャツと黒のTシャツとが同時に映っている画像、または、白のTシャツのみが映っている画像を指定していたとする。この場合、検索結果の表示内容が、ユーザが指定した検索条件と食い違うこととなる。
【0007】
こうした問題を避けるために、一の商品ページは一の商品のみに対応するように、商品の情報の登録に制限を設けることが考えられる。そうすることで、例えばカラーが黒であり且つサイズがLであるTシャツの検索結果に含まれる画像は、黒のTシャツの画像となる可能性が高い。しかしながら、この場合、検索結果ページに表示される検索結果の件数が不要に多くなってしまう場合がある。例えば、別のユーザは、カラーとサイズは決めていないものの、Tシャツを欲しているとする。この場合、そのユーザは、例えば「Tシャツ」という検索条件を入力するかもしれない。その場合、前述したバリエーションを有するTシャツの検索結果として、6件の検索結果が表示されてしまう。
【0008】
本発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、その課題の一例は、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供可能な検索結果ページ送信装置、検索結果ページ送信方法、及び検索結果ページ送信プログラム提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、記憶手段には、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページが共通する複数の商品について、商品ウェブページ単位で、共通属性情報が記憶される。共通属性情報は、それらの商品に共通する共通属性を示す。また、記憶手段には、商品ウェブページ単位で、複数の個別情報が記憶される。各個別情報は、それらの商品に含まれる各商品が、共通属性とは別に有する個別属性を示す。端末装置から送信されてきた検索条件情報により示される検索条件を満たす共通属性を示す共通属性情報が検索される。また、複数の個別属性情報のうち検索条件を満たす個別属性を示す個別属性情報が検索される。そして、検索結果ウェブページが送信される。共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、商品ウェブページが共通する複数の商品に共通する第1商品情報が検索結果ウェブページに表示される。この場合、複数の商品の全てが検索条件を満たすとともに、それらの商品のうち特定の商品が検索条件では指定されていない。従って、特定の商品の情報よりも、それら複数の商品に共通する情報が表示される方が適切である。一方、何れかの商品の個別属性が検索条件を満たす場合、複数の商品のうち、検索条件を満たす個別属性に対応する商品の第2商品情報が検索結果ウェブページに表示される。この場合、複数の商品のうち、何れかの商品のみが検索条件を満たす。従って、それら複数の商品に共通する情報よりも、特定の商品の情報が表示される方が適切である。こうして、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記第1商品情報は、前記複数の商品に関連する画像を含み、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品に関連する画像を含むことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、それら複数の商品に関連する画像が検索結果ウェブページに表示される。一方、何れかの商品の個別属性が検索条件を満たす場合、複数の商品のうち、その商品に関連する画像が検索結果ウェブページに表示される。従って、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記第1商品情報は、前記複数の商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示し、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品の価格を示すことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、商品ウェブページが共通する複数の商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示す情報が、検索結果ウェブページに表示される。一方、何れかの商品の個別属性が検索条件を満たす場合、複数の商品のうち、その商品の価格を示す情報が検索結果ウェブページに表示される。従って、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、前記送信手段は、前記複数の個別属性のうち、2以上の個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記2以上の個別属性をそれぞれ有する2以上の商品間で前記第2商品情報が同一であるか否かを判定し、前記第2商品情報が同一ではない場合、前記第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記第2商品情報が同一である場合、前記第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、商品ウェブページが共通する複数の商品のうち、少なくとも一の商品の個別属性は検索条件を満たさない一方で、2以上の商品の個別属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす2以上の商品間で第2商品情報が同一であるか否かが判定される。第2商品情報が同一ではない場合、第1商品情報が検索結果ページに表示される。この場合、それら2以上の商品のうち、何れかの商品の第2商品情報を表示するよりも、商品ウェブページが共通する複数の商品に共通する第1商品情報を表示した方が適切である。一方、第2商品情報が同一である場合、その第2商品情報が検索結果ページに表示される。この場合、第2商品情報はそれら2以上の商品に共通しているので、複数の商品に共通する第1商品情報を表示するよりも、第2商品情報を表示した方が適切である。このように、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、前記記憶手段は、前記共通属性に関連付けて前記第1商品情報を予め記憶し、前記複数の個別属性に含まれる各個別属性に関連付けて、該個別属性を有する商品の前記第2商品情報を予め記憶することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、その共通属性を示す共通属性情報に関連付けて記憶手段に記憶された第1商品情報が検索結果ウェブページに表示される。一方、何れかの商品の個別属性が検索条件を満たす場合、その個別属性を示す個別属性情報に関連付けて記憶手段に記憶された第2商品情報が検索結果ウェブページに表示される。
【0019】
請求項6に記載の発明は、コンピュータにより実行される検索結果ページ送信方法において、商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信ステップと、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索ステップと、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信ステップであって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0020】
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能なウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】一実施形態に係るショッピングシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図2】一実施形態に係る電子商店街サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3】電子商店街サーバ1のデータベースに記憶される情報の例を示す図である。
図4】マルチSKU商品の概要の一例を示す図である。
図5】商品ページレベル情報テーブル14b1及びSKUレベル情報テーブル14b2に記憶される情報の例を示す図である。
図6】一実施形態に係る電子商店街サーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。
図7】検索結果ページの一例を示す図である。
図8】検索結果ページの一例を示す図である。
図9】検索結果ページの一例を示す図である。
図10】検索結果ページの一例を示す図である。
図11】商品ページの一例を示す図である。
図12】商品ページの一例を示す図である。
図13】商品ページの一例を示す図である。
図14】商品ページの一例を示す図である。
図15】電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される検索処理の一例を示すフローチャートである。
図16】電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される検索結果生成処理の一例を示すフローチャートである。
図17】電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される商品ページ送信処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態においては、複数の事業者が商品を販売するためのオンラインショッピングモールに本発明が適用される。しかしながら、単一の事業者のみが商品を販売するためのオンラインショッピングサイトに本発明が適用されてもよい。
【0024】
[1.ショッピングシステムの構成]
先ず、本実施形態に係るショッピングシステムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るショッピングシステムSの概要構成の一例を示す図である。
【0025】
図1に示すように、ショッピングシステムSは、電子商店街サーバ1と、複数の店舗端末2と、複数のユーザ端末3と、を含んで構成される。電子商店街サーバ1、各店舗端末2及び各ユーザ端末3は、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0026】
電子商店街サーバ1は、所定のオンラインショッピングモールを管理するサーバ装置である。オンラインショッピングモールは、複数の店舗が商品を販売するためのウェブサイトである。このオンラインショッピングモールでは、在庫管理単位(SKU)で商品の売買が可能であってもよい。すなわち、各商品の在庫の情報は個別に管理されてもよい。本実施形態においては、店舗側による情報の管理対象であることを強調する場合、在庫管理単位での商品を、単にSKUと称することがある。
【0027】
電子商店街サーバ1は、オンラインショッピングモールに含まれる様々な種類のウェブページを、ユーザ端末3へ送信する。そうしたウェブページの1つとして、商品ページがある。商品ページは、特定の商品に関する情報を掲載するウェブページである。また、商品ページは、その特定の商品を購入対象として選択する操作をユーザが行うことが可能なウェブページである。例えば、商品ページ内に又は商品ページの上に、ボタン、アイコン又はメニュー等の操作可能な要素が表示される。ユーザは、この要素を操作することで、商品を購入対象として選択することができる。商品を購入対象として選択することの一例として、商品を買い物かごに入れることが挙げられる。買い物かごは、ユーザが購入対象として選択した商品が入れられる仮想的な入れ物である。ユーザは、商品を買い物かごに入れた後、購入手続きに進むための操作を行う。これにより、ユーザは、買い物かごに入っている商品を購入することができる。商品を購入対象として選択することの他の例として、買い物かごを介さずに、その商品の購入手続きに直接進めることが挙げられる。
【0028】
電子商店街サーバ1は、一の商品ページで一の商品(一のSKU)のみの販売を可能とするとともに、一の商品ページで複数の商品(複数のSKU)の販売も可能とする。一の商品ページで一のSKUのみが購入可能に設定されている場合、その商品を、シングルSKU商品という。一の商品ページをシングルSKU商品に対応させる販売方法は、一般的な販売方法である。店舗は、シングルSKU商品に関する情報を登録するとき、商品ページに関する情報とともに、単一のSKUに関する情報を入力する。一の商品ページで複数のSKUが購入可能に設定されている場合、それら複数のSKUで構成される商品グループを、マルチSKU商品という。マルチSKU商品に含まれる複数のSKUは、互いに共通する属性を有する。この属性を、共通属性という。共通属性の例として、商品名、商品のカテゴリ(ジャンル)、商品の説明文等が挙げられる。マルチSKU商品に含まれる各SKUは、前述の共通属性とは別に、個別の属性も有する。この属性を、SKU属性又は個別属性という。SKU属性として、バリエーション属性と他の属性とがある。バリエーション属性は、マルチSKU商品に含まれるSKU間で異なる属性であってもよい。各SKUに複数のバリエーション属性の組み合わせが設定される場合、マルチSKU商品に含まれる商品間で、バリエーション属性の組み合わせが異なってもよい。例えば、カラーとサイズとの組み合わせにバリエーションが存在するTシャツの商品を一の商品ページで販売すると仮定する。この場合、カラー及びサイズは、それぞれバリエーション属性であってもよい。マルチSKU商品の商品ページにおいて、ユーザは、バリエーション属性を選択し、またはバリエーション属性の組み合わせを選択することができる。この選択により、ユーザは、そのマルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、何れかのSKUを選択することができる。バリエーション属性以外のSKU属性は、SKU別に設定されるものの、SKU間で異なるとは限らない属性である。例えば、各SKUの価格は、バリエーション属性以外のSKU属性の一例である。マルチSKU商品は、一部の属性についてバリエーションが存在する一の商品とみなされる場合もある。店舗は、マルチSKU商品に関する情報を登録するとき、商品ページに関する情報及び複数のSKU間で共通する情報とともに、各SKUの情報を入力する。オンラインショッピングモールの運営者により、如何なる属性を共通属性とし、如何なる属性をSKU属性とするかが予め定められていてもよい。例えば、本実施形態において商品名は共通属性であるが、商品名はSKU属性であってもよい。
【0029】
オンラインショッピングモールに含まれるウェブページの中には、検索結果ページも存在する。検索結果ページは、商品の検索の結果として、検索された商品の一覧が掲載されるウェブページである。例えば、オンラインショッピングモールのトップページやその他のウェブページにおいて、ユーザは、商品の検索条件を入力することができる、検索条件の例として、キーワード、商品のカテゴリ、商品の属性等が挙げられる。電子商店街サーバ1は、入力された検索条件をユーザ端末3から受信すると、この検索条件を満たす商品を検索する。このとき、電子商店街サーバ1は、SKU単位で商品を検索してもよい。例えば、電子商店街サーバ1は、共通属性及びSKU属性のうち、少なくとも何れか一方が検索条件を満たすSKUを検索してもよい。商品の検索後、電子商店街サーバ1は、検索結果ページを生成してユーザ端末3へ送信する。電子商店街サーバ1は、商品ページ単位で検索結果を示すように、検索結果ページを生成してもよい。例えば、電子商店街サーバ1は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、2以上のSKUが検索条件を満たす場合であっても、そのマルチSKU商品に対して一の検索結果のみを生成してもよい。
【0030】
各店舗端末2は、オンラインショッピングモールに出店する店舗の従業員等により利用される端末装置である。店舗端末2の例として、パーソナルコンピュータ、タブレット式コンピュータ等が挙げられる。従業員等は、店舗端末2を操作して電子商店街サーバ1にアクセスすることにより、例えばオンラインショッピングモールに商品を登録したり、顧客からの受注情報を確認したり、売上に関する情報を確認したりする。各店舗端末2には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。
【0031】
各ユーザ端末3は、オンラインショッピングモールを利用するユーザにより利用される端末装置である。ユーザ端末3の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス等が挙げられる。ユーザ端末3は、ユーザの操作に基づいて電子商店街サーバ1へ要求を送信し、この要求に応じて電子商店街サーバ1から送信されてきたウェブページを表示する。各ユーザ端末3には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。ユーザ端末3が携帯用の端末装置である場合、そのユーザ端末3には、オンラインショッピングモール専用のアプリケーションがインストールされてもよい。この場合、ユーザ端末3は、そのアプリケーションに従って、オンラインショッピングモールのウェブページを表示する。
【0032】
[2.電子商店街サーバの構成]
次に、電子商店街サーバ1の構成について、図2乃至図5を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、電子商店街サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
【0033】
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
【0034】
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
【0035】
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、カテゴリDB14a、及び商品DB14b等のデータベースが記憶される。「DB」は、データベースの略語である。図3は、電子商店街サーバ1のデータベースに記憶される情報の例を示す図である。
【0036】
カテゴリDB14aには、商品のカテゴリに関するカテゴリ定義情報が、カテゴリごとに記憶される。例えば、カテゴリDB14aには、カテゴリ定義情報として、カテゴリID、カテゴリ名、カテゴリのレベル、親カテゴリID、子カテゴリIDリスト、カテゴリ属性定義情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。カテゴリ定義情報は、例えば、オンラインショッピングモールの管理者により設定されてもよい。
【0037】
商品のカテゴリは、木構造で階層的に定義されている。例えば、木構造の各ノードが、カテゴリに相当する。ノードの深さが、そのノードに相当するカテゴリのレベル(階層)に相当する。ノードの深さは、木構造において根に位置するルートノードからの距離である。レベルの値が大きいほど、そのノードの深さが深い。ルートノードの子ノードに相当するカテゴリがレベル1のカテゴリである。レベル1のカテゴリが最上位のカテゴリである。レベル1のカテゴリの子ノードに相当するカテゴリが、レベル2のカテゴリである。注目するカテゴリの子ノードに相当するカテゴリを、子カテゴリという。注目するカテゴリの子孫ノードに相当するカテゴリを、子孫カテゴリという。注目するカテゴリの親ノードに相当するカテゴリを、親カテゴリという。注目するカテゴリの祖先ノードに相当するカテゴリを、祖先カテゴリという。各カテゴリは、そのカテゴリの子孫カテゴリを包含する。レベル1のカテゴリの例として、ファッション、飲食物、日用品、家電、スポーツ等が挙げられる。ファッションの子カテゴリとして、レディースファッション、メンズファッション、キッズ・ベビーファッション、インナー、かばん、靴等が挙げられる。レディースファッションの子カテゴリの例として、トップス、ボトムス、コート・ジャケット、ワンピース等が挙げられる。トップスの子カテゴリの例として、Tシャツ、シャツ、ニット、カーディガン等が挙げられる。
【0038】
カテゴリ定義情報において、カテゴリIDは、カテゴリを識別する識別情報である。カテゴリ名は、そのカテゴリの名称を示す。レベルは、そのカテゴリの階層を示す。親カテゴリIDは、そのカテゴリの親カテゴリのカテゴリIDである。子カテゴリIDリストは、そのカテゴリの子カテゴリのカテゴリIDの一覧を示す。最下位のカテゴリについてのカテゴリ定義情報は、子カテゴリIDリストを含まなくてもよい。カテゴリ属性定義情報は、そのカテゴリに属する商品が如何なる属性を有するかを定義する情報である。カテゴリ属性定義情報により定義される属性は、SKU属性であってもよい。カテゴリ属性定義情報は、属性の区分ごとに記憶される。一のカテゴリにつき複数のカテゴリ属性定義情報が記憶されてもよい。カテゴリが洋服のトップスである場合の属性区分の例として、カラー、サイズ、ブランド、袖丈、素材の種類、模様等が挙げられる。カテゴリが飲料水である場合の属性区分の例として、容量、本数、ブランド、産地等が挙げられる。カテゴリがパーソナルコンピュータである場合の属性区分の例として、カラー、メーカー、メモリ容量、画面サイズ、ディスク容量等が挙げられる。カテゴリ属性定義情報は、例えば属性区分名、及び属性値情報を含んでもよい。属性区分名は、属性区分の名称を示す。属性値情報は、属性区分名が示す属性区分において、商品が有する可能性がある属性値を定義する情報である。例えば、商品が有する可能性がある複数の属性値が属性値情報に列挙されてもよい。例えば、属性区分がカラーである場合、属性値語として、「ホワイト」、「ブラック」、「レッド」、「ブルー」等が列挙されてもよい。属性値が数値で表される場合、単位を示す文字が属性値情報に列挙されてもよい。例えば、属性区分がメモリ容量である場合、「ギガバイト」、「GB」等の文字が列挙されてもよい。カテゴリ属性定義情報は、最下位のカテゴリのみについてカテゴリDB14aに記憶されてもよい。或いは、最下位のカテゴリ以外のカテゴリについても、カテゴリ属性定義情報が記憶されてもよい。この場合、注目するカテゴリの全ての子孫カテゴリは、その注目するカテゴリのカテゴリ属性定義情報を継承していると解釈されてもよい。
【0039】
商品DB14bには、オンラインショッピングモールで各店舗により販売される商品に関する商品情報が記憶される。商品DB14bは、例えば商品ページレベル情報テーブル14b1及びSKUレベル情報テーブル14b2を含んでもよい。
【0040】
商品ページレベル情報テーブル14b1には、商品ページ単位で、商品ページを示すウェブページ情報に関連付けて商品ページレベル情報が記憶される。商品ページレベル情報は、各SKUの情報ではなく、シングルSKU商品又はマルチSKU商品に関する情報を含む。商品ページレベル情報は、如何なる場合であっても商品ページに表示される情報を含んでもよい。マルチSKU商品の商品ページレベル情報は、前述した共通属性を含んでもよい。例えば、商品ページレベル情報テーブル14b1には、商品ページレベル情報として、商品ID、店舗ID、カテゴリ情報、商品名、商品説明文、ポイント倍率、商品画像ID、商品ページURL(Uniform Resource Locator)、SKU数、及びバリエーション属性定義情報等が、互いに関連づけて記憶されてもよい。商品IDは、商品を識別するために店舗によりその商品に付与された識別情報である。店舗IDは、その商品を販売する店舗を識別する識別情報である。商品IDと店舗IDとの組み合わせにより、オンラインショッピングモールにおいて、何れかの店舗が販売する何れかの商品が識別される。カテゴリ情報は、その商品のカテゴリを示す。例えば、カテゴリ情報は、その商品が分類される最上位から最下位までの全てのレベルのカテゴリIDのリストを含んでもよい。商品名は、商品の名称を示す。商品説明文は、商品の説明を示す文章である。ポイント倍率は、商品の価格に対して何パーセントのポイントが、その商品の購入者に付与されるかを示す。このポイントは、所定のポイントプログラムにおいて管理される。ユーザは、付与されたポイントを、商品やサービスの購入に利用することができる。例えば、1ポイントが1円に相当してもよい。マルチSKU商品についての商品名、商品説明文、及びポイント倍率は、そのマルチSKU商品に含まれる複数のSKUに共通する情報である。商品画像IDは、商品に関する商品画像を識別する識別情報である。商品画像IDの例として、商品画像のURL、ファイル名、パス名等が挙げられる。一の商品ページレベル情報について複数の商品画像IDが記憶されてもよい。シングルSKU商品について、商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDにより識別される商品画像を、シングルSKU商品画像という。マルチSKU商品について、商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDにより識別される商品画像を、マルチSKU商品画像という。マルチSKU商品画像は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUの何れにも関連する画像であったり、それらのSKUに共通する情報を含む画像であったりしてもよい。例えば、マルチSKU商品画像は、複数のSKUが同時に写っている画像であってもよい。商品ページURLは、商品ページのHTML(HyperText Markup Language)文書のURLである。商品IDと店舗IDとの組み合わせから、商品ページURLを生成することが可能であってもよい。例えば、予め定められたURLに、商品IDと店舗IDとを付加することで、商品ページURLが生成されてもよい。SKU数は、商品に含まれるSKUの個数を示す。その商品がシングルSKU商品である場合、SKU数は1を示す。その商品がマルチSKU商品である場合、SKU数は2以上の数を示す。バリエーション属性定義情報は、その商品がマルチSKU商品である場合において、その商品に含まれる各SKUが如何なるバリエーション属性を有し得るかを示す情報である。バリエーション属性定義情報は、バリエーション属性の区分ごとに記憶されてもよい。各バリエーション属性定義情報は、例えば属性区分名、及び属性値情報を含んでもよい。属性区分名は、バリエーション属性の区分の名称を示す。属性値情報は、属性区分名が示す属性区分において、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち少なくとも1つが有する属性値を列挙する情報である。例えば、カラーに赤、青、白のバリエーションがある衣服については、属性区分名が「カラー」に設定され、属性値情報が、「レッド」、「ブルー」及び「ホワイト」等の属性値に設定されてもよい。また例えば、容量に350ミリリットルと500ミリリットルのバリエーションがある飲料水については、属性区分名が「容量」に設定され、属性値情報が、属性値としての「350」及び「500」と、単位としての「ml」とに設定されてもよい。商品ページレベル情報と関連付けられるウェブページ情報は、例えば、商品ページのHTML文書であってもよいし、商品ページURLであってもよいし、商品IDと店舗IDとの組み合わせであってもよい。商品IDと店舗IDとの組み合わせは、商品ページと一対一に対応する。従って、商品IDと店舗IDとの組み合わせは、商品ページを示す情報に相当し得る。
【0041】
SKUレベル情報テーブル14b2には、個別のSKUの商品情報として、SKUレベル情報がSKUごとに記憶される。SKUレベル情報は、SKU属性を含んでもよい。例えば、SKUレベル情報テーブル14b2には、SKUレベル情報として、SKU管理ID、商品ID、店舗ID、商品コード、バリエーション属性情報、価格、在庫数、送料、納期、及び他属性情報等が、互いに関連づけて記憶されてもよい。SKU管理IDは、シングルSKU商品又はマルチSKU商品内において、SKUを識別する識別情報である。商品IDは、そのSKUが対応する商品を示す。店舗IDは、そのSKUを販売する店舗を示す。商品IDと店舗IDとの組み合わせを通じて、SKUレベル情報は、ウェブページ情報と関連付けられる。商品コードは、そのSKUの商品を一意に識別する情報である。商品コードの一例として、JAN(Japanese Article Number)コードが挙げられる。バリエーション属性情報は、そのSKUが有するバリエーション属性を示す。商品IDと店舗IDとの組み合わせに対応する商品ページレベル情報に含まれるバリエーション属性定義情報に示される属性の範囲内で、バリエーション属性情報が設定される。例えば、バリエーション属性情報は、属性区分名及び属性値を含んでもよい。価格、在庫数、送料、及び納期は、何れもSKU属性である。他属性情報も、SKU属性を示す。例えば、商品ページレベル情報に含まれるカテゴリIDにより示されるカテゴリについてカテゴリDB14aに記憶されたカテゴリ属性定義情報により示される区分の属性の情報が、他属性情報として設定されてもよい。他属性として、属性区分名及び属性値が記憶されてもよい。SKU画像IDは、SKUに関する商品画像を識別する識別情報である。SKUに関する商品画像を、SKU画像という。SKU画像IDの例として、SKU画像のURL、ファイル名、パス名等が挙げられる。一のSKUレベル情報について複数のSKU画像IDが記憶されてもよい。マルチSKU商品に含まれる各SKUの画像は、そのSKUに関連する画像であってもよい。例えば、SKU画像は、マルチSKU商品に含まれるSKUのうち、一のSKUのみが写っている画像であってもよい。
【0042】
本実施形態においては、商品ページレベル情報と各SKUレベル情報とは、別々に商品DB14bに記憶される。そして、SKUレベル情報に含まれる商品IDと店舗IDの組み合わせと、商品ページレベル情報に含まれる商品IDと店舗IDの組み合わせとにより、SKUレベル情報と商品ページレベル情報とが関連付けられる。しかしながら、各SKUレベル情報が、商品ページレベル情報に相当する情報を含んでもよい。
【0043】
記憶部14には、更に、商品ページHTML文書14c、及び商品画像データ14dが記憶される。商品ページHTML文書14cは、商品ページのHTML文書である。商品画像データ14dは、商品画像のデータである。画像データのフォーマットの例として、JPEG、TIFF、GIF等が挙げられる。電子商店街サーバ1は、或る商品の商品情報が商品DB14bに記憶されると、記憶された情報に基づいて、商品ページのHTML文書を生成してもよい。
【0044】
各店舗は、電子商店街サーバ1から店舗端末2へ送信されるウェブページを通じて、商品情報を登録することができる。例えば、店舗の従業員は、商品ID、商品名、最下位のカテゴリ、商品説明文等を、店舗端末2に入力する。電子商店街サーバ1は、入力された情報を店舗端末2から受信して、受信した情報とその店舗の店舗IDとを含む商品ページレベル情報を商品DB14bに記憶してもよい。このとき、電子商店街サーバ1は、入力されたカテゴリのカテゴリIDとともに、そのカテゴリの祖先のカテゴリのカテゴリIDを、カテゴリ情報として記憶させてもよい。従業員は、シングルSKU商品画像又はマルチSKU商品画像の画像データを電子商店街サーバ1へアップロードする。電子商店街サーバ1は、アップロードされた画像データに商品画像IDを付与し、その商品画像IDに関連付けてその画像データを、商品画像データ14dとして記憶部14に記憶させてもよい。また、電子商店街サーバ1は、付与した商品画像IDを、商品DB14bに記憶された商品ページレベル情報に追加してもよい。また従業員は、登録する商品を、シングルSKU商品及びマルチSKU商品から選択することができる。マルチSKU商品を選択した場合、従業員は、バリエーション属性定義情報を入力する。バリエーション属性定義情報の属性区分及び属性値は、登録される商品のカテゴリについて商品DB14bに記憶されたカテゴリ属性定義情報に基づいて、一覧から選択可能なように、電子商店街サーバ1が構成されていてもよい。或いは、従業員自らが属性区分及び属性値を手入力してもよい。電子商店街サーバ1は、入力されたバリエーション属性定義情報を店舗端末2から受信して、そのバリエーション属性定義情報を、商品DB14bに記憶された商品ページレベル情報に追加してもよい。次いで、従業員は、SKUレベル情報を入力する。マルチSKU商品を選択した場合、従業員は、各SKUのレベル情報を入力する。一のバリエーション属性定義情報のみが登録されている場合、バリエーション属性ごとに、SKUレベル情報が入力可能である。複数のバリエーション属性定義情報が登録されている場合、バリエーション属性の組み合わせごとに、SKUレベル情報が入力可能である。ここで、不要なバリエーション属性の組み合わせの削除が可能であってもよい。従業員は、SKUレベル情報として、商品コード、価格、在庫数、送料、納期、及び他属性等を入力する。電子商店街サーバ1は、入力された情報を店舗端末2から受信して、受信した情報と、その情報に対応する商品ID及び店舗IDの組み合わせと、その情報に対応するバリエーション属性情報とを含むSKUレベル情報を、商品DB14bに記憶してもよい。このとき、電子商店街サーバ1は、SKU管理番号を自動的に付与してもよい。更に、従業員は、SKUごとに、SKU画像の画像データを電子商店街サーバ1へアップロードする。電子商店街サーバ1は、アップロードされた画像データにSKU画像IDを付与し、その商品画像IDに関連付けてその画像データを、商品画像データ14dとして記憶部14に記憶させてもよい。また、電子商店街サーバ1は、付与したSKU画像IDを、商品DB14bに記憶されたSKUレベル情報のうち、そのSKU画像に対応するSKUレベル情報に追加してもよい。マルチSKU商品においては、バリエーション属性情報及びSKU管理ID以外の情報については、そのマルチSKU商品に含まれる2以上のSKU又は全SKUについて一括で入力可能であってもよい。この場合、2以上のSKU又は全SKUに共通する情報が登録されることになる。全SKUに対して一括で入力される情報がSKU属性である場合、その属性は実質的に共通属性であるとみなされてもよい。
【0045】
以下に、具体的な商品情報の登録例を説明する。図4は、マルチSKU商品の概要の一例を示す図である。図4に示されるマルチSKU商品は、Tシャツのカテゴリに属する商品名「ABC Tシャツ」のTシャツ100である。このTシャツ100は、カラーとサイズにバリエーションが存在する。例えば、カラーとして、ホワイト及びブラックがある。また、サイズとして、S、M及びLがある。Tシャツ100に含まれるSKUとして、Tシャツ110、120、130、140、150及び160がある。Tシャツ110~160は、例えばブランド及び型番が互いに同一であってもよい。Tシャツ110、120及び130のカラーはホワイトである。Tシャツ140、150及び160のカラーはブラックである。Tシャツ110及び140のサイズはSである。Tシャツ120及び150のサイズはMである。Tシャツ130及び160のサイズはLである。Tシャツ110、120、130、140、150及び160の価格は、それぞれ1300円、1100円、1400円、1200円、1250円、及び1500円である。その他のSKU属性も個別に設定されている。Tシャツ100のマルチSKU商品画像として、マルチSKU商品画像210が登録されている。マルチSKU商品画像210は、ホワイトのTシャツ及びブラックのTシャツが同時に映っている画像である。Tシャツ110、120及び130それぞれのSKU画像として、SKU画像220が登録されている。SKU画像220は、ホワイトのTシャツのみが写っている画像である。Tシャツ140、150及び160それぞれのSKU画像として、SKU画像230が登録されている。SKU画像230は、ブラックのTシャツのみが写っている画像である。
【0046】
図5は、商品ページレベル情報テーブル14b1及びSKUレベル情報テーブル14b2に記憶される情報の例を示す図である。図5に示すように、商品ページレベル情報テーブル14b1には、Tシャツ100について1個の商品ページレベル情報が記憶される。この商品ページレベル情報は、Tシャツを示すカテゴリID、商品名「ABC Tシャツ」、マルチSKU商品画像210を示す商品画像ID、6を示すSKU数を含む。また、商品ページレベル情報は、「カラー:ホワイト,ブラック」を示すバリエーション属性定義情報と、「サイズ:S,M,L」を示すバリエーション属性定義情報とを含む。SKUレベル情報テーブル14b2には、6個のSKUレベル情報が記憶される。Tシャツ110、120及び130それぞれのSKUレベル情報に含まれるカラーのバリエーション属性は、「カラー:ホワイト」に設定される。Tシャツ140、150及び160それぞれのSKUレベル情報に含まれるカラーのバリエーション属性情報は、「カラー:ブラック」に設定される。Tシャツ110及び140それぞれのSKUレベル情報に含まれるサイズのバリエーション属性情報は、「サイズ:S」に設定される。Tシャツ120及び150それぞれのSKUレベル情報に含まれるサイズのバリエーション属性情報は、「サイズ:M」に設定される。Tシャツ130及び160それぞれのSKUレベル情報に含まれるサイズのバリエーション属性情報は、「サイズ:L」に設定される。また、Tシャツ110、120及び130それぞれのSKUレベル情報は、SKU画像220を示すSKU画像IDを含む。Tシャツ140、150及び160それぞれのSKUレベル情報は、SKU画像230を示すSKU画像IDを含む。
【0047】
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、オンラインショッピングモールに関する処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0048】
通信部15は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、店舗端末2やユーザ端末3と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
【0049】
[3.システム制御部の機能概要]
次に、図6乃至図14を用いて、電子商店街サーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について説明する。図6は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図6に示すように、検索条件受信部111、検索部112、検索結果ページ送信部113、商品ページ送信部114等として機能する。
【0050】
[3-1.商品検索]
検索条件受信部111は、商品の検索条件を示す検索条件情報をユーザ端末3から受信してもよい。例えば、オンラインショッピングモールのトップページ等のウェブページは、キーワードの入力欄を含んでもよい。検索条件受信部111は、ユーザがこの入力欄に入力したキーワードを示すテキスト情報を、ユーザ端末3から受信してもよい。また、或るウェブページは、商品のカテゴリを選択するためのメニュー又はリスト等を含んでもよい。検索条件受信部111は、ユーザが選択したカテゴリを示すカテゴリIDを、カテゴリの条件としてユーザ端末3から受信してもよい。また、或るウェブページは、商品の属性としてSKU属性を選択するためのメニュー又はリスト等を含んでもよい。このメニュー等は、通常、ユーザにより商品カテゴリが既に選択された場合に表示されてもよい。例えば、選択されたカテゴリについてカテゴリDB14aに記憶されたカテゴリ属性定義情報に示される区分の属性値が選択可能であってもよい。一の属性区分について、複数の属性値が選択可能であってもよい。また、属性値の範囲の指定が可能であってもよい。検索条件受信部111は、選択された属性に対応する属性区分名及び属性値若しくは属性値の範囲を、商品のカテゴリに応じた属性の条件としてユーザ端末3から受信してもよい。
【0051】
検索部112は、一の商品ページを示すウェブページ情報に関連付けて、その商品ウェブページにおいて購入対象としてそれぞれ選択可能な複数のSKUが共通に有する共通属性を示す属性情報と、それら複数のSKUそれぞれの複数のSKU属性をそれぞれ示す複数の属性情報とを記憶する記憶部14から、検索条件受信部111により受信された検索条件情報により示される検索条件を満たす共通属性を示す属性情報及びSKU属性を示す属性情報のうち、少なくとも何れか一方を検索してもよい。検索に用いられる属性情報は、具体的には商品DB14bに記憶されている。共通属性について検索に用いられる属性情報の例として、商品レベル情報に含まれる商品名、カテゴリ情報、商品説明文等が挙げられる。SKU属性について検索に用いられる属性情報は、例えばSKUレベル情報に含まれるバリエーション属性情報を少なくとも含んでもよい。SKU属性について検索に用いられる属性情報は、更に他属性情報を含んでもよい。SKU属性について検索に用いられる属性情報は、更に価格、在庫数、送料、及び納期のうち少なくとも何れか1つを含んでもよい。
【0052】
検索部112は、例えばSKU単位で商品の検索を行ってもよい。本実施形態においては、共通属性は商品ページレベル情報テーブル14b1に含まれており、属性はSKUレベル情報テーブル14b2に含まれている。そこで、検索部112は、例えばSKUレベル情報に含まれる商品IDと店舗IDとの組み合わせで、SKUレベル情報テーブル14b2と商品ページレベル情報テーブル14b1とを結合してもよい。テーブル結合後のテーブルに含まれる各SKUの情報のレコードは、共通属性及びSKU属性の両方を含むことになる。検索部112は、結合後のテーブルから、共通属性及びSKU属性のうち少なくとも何れか一方が検索条件を満たすレコードを検索してもよい。
【0053】
検索部112は、検索条件に含まれる1又は複数の条件それぞれについて、その条件が、如何なる属性に対する条件であるかを識別してもよい。例えば、検索条件情報が商品のカテゴリIDを含む場合、そのカテゴリIDに一致するカテゴリIDを、商品ページレベル情報のカテゴリ情報が含むレコードを検索してもよい。すなわち、検索部112は、カテゴリの条件を満たすSKUを検索してもよい。検索条件情報が、属性区分名及び属性値を含む場合、検索部112は、SKUレベル情報に含まれるSKU属性の情報のうち、検索条件情報に含まれる属性区分名により示される区分について、検索条件情報に含まれる属性値と一致する属性値を有するSKU属性を示す情報を含むレコードを検索してもよい。すなわち、検索部112は、SKU属性の条件を満たすSKUを検索してもよい。検索条件情報が属性値の範囲を含む場合、検索部112は、その範囲に含まれるSKU属性の情報を含むレコードを検索してもよい。検索条件情報がキーワードを含む場合、検索部112は、例えばそのキーワードが如何なる区分の属性に対する条件であるかを判定してもよい。例えば、検索部112は、キーワードがカテゴリの条件を示すか否かを判定してもよい。検索部112は、キーワードに対応するカテゴリ名をカテゴリDB14aから検索してもよい。カテゴリ名がキーワードに対応するとは、カテゴリ名がキーワードに一致若しくは類似したり、カテゴリ名がキーワードの同義語であったりすることであってもよい。検索部112は、キーワードに対応するカテゴリ名があった場合、そのキーワードを、カテゴリの条件として用いてもよい。例えば、検索部112は、そのカテゴリ名により示されるカテゴリIDに一致するカテゴリIDを、商品ページレベル情報のカテゴリ情報が含むレコードを検索してもよい。また例えば、検索部112は、キーワードがSKU属性の条件を示すか否かを判定してもよい。例えば、検索条件がカテゴリの条件を含むか、又は、検索条件に含まれる他のキーワードがカテゴリの条件を示すと判定された場合、検索部112は、そのカテゴリについてカテゴリDB14aに記憶されているカテゴリ属性定義情報のうち、キーワードに対応する属性値を含むカテゴリ属性定義情報を検索してもよい。属性値がキーワードに対応するとは、属性値がキーワードに一致若しくは類似したり、属性値がキーワードの同義語であったり、キーワードが、属性の単位を示す語を含むことであったりしてもよい。検索部112は、キーワードに対応する属性値を含むカテゴリ属性定義情報があった場合、そのキーワードを、SKU属性の条件として用いてもよい。例えば、検索部112は、そのカテゴリ属性定義情報に含まれる属性区分名により示される区分について、キーワードにより示される属性値と一致する属性値を有するSKU属性を示す情報、またはキーワードにより示される属性値範囲に含まれる属性値を有するSKU属性を示す情報を含むレコードを検索してもよい。キーワードが、カテゴリの条件でもSKU属性の条件でもない場合、検索部112は、そのキーワードを、商品名及び商品説明文のうち少なくとも何れか一方の条件として用いてもよい。例えば、検索部112は、商品名及び商品説明文のうち少なくとも何れか一方が、キーワードに一致する語、類似語又は同義語を含むレコードを検索してもよい。検索条件が複数の条件を含む場合、検索部112は、例えばそれらの条件の全てを満たすSKUを検索してもよい。
【0054】
[3-2.検索結果ページの表示]
検索結果ページ送信部113は、商品の検索結果を商品ページ単位で示す検索結果ページを、ユーザ端末3へ送信してもよい。ここで、検索結果ページ送信部113は、検索部112による検索の結果、マルチSKU商品の共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、SKU属性に対応する条件を含まない場合、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUに共通するマルチSKU商品情報を含む検索結果ページを送信してもよい。SKU属性に対応する条件とは、その条件が、商品の属性の条件であって、且つ、その条件により示される属性の区分が、SKU属性の区分に合致する条件であってもよい。共通属性が検索条件を満たすことは、マルチSKU商品に含まれる全てのSKUが、検索条件により示される属性を有することを示す。また、検索条件が、SKU属性に対応する条件を含まないことは、ユーザはSKU属性について何らの条件も指定していないことを示す。すなわち、ユーザは特定のSKU属性を有する商品を探してはいない。そのため、何れかのSKUの情報を表示するよりも、マルチSKU商品の情報を表示する方が、ユーザにとって適切であると考えられる。マルチSKU商品情報は、例えば、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUの何れにも関連する情報であってもよいし、それらのSKUに共通する情報であってもよい。一方、検索部112は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のSKU属性のうち、何れかのSKU属性が検索条件を満たす場合、それら複数のSKUのうち、検索条件を満たすSKU属性を有するSKUのSKU情報を含む検索結果ページを送信してもよい。何れかのSKU属性が検索条件を満たすことは、ユーザは、検索条件により特定のSKU属性を有する商品を探していることを示す。この場合、マルチSKU商品の情報を表示するよりも、指定されたSKUの情報を表示する方が、ユーザにとって適切であると考えられる。この場合において、検索条件は、共通属性に対応する条件を含んでもよいし含まなくてもよい。本実施形態においては、ユーザにより選択されたカテゴリに対応した区分についてSKU属性の条件が指定可能である。また、検索条件に含まれる何れかのキーワードがカテゴリの条件を示す場合に、他のキーワードがSKU属性の条件と解釈される場合がある。その点において、検索部112は、共通属性としてのカテゴリとSKU属性との両方が検索条件を満たす場合に、検索結果ページにSKU情報を含ませることになる。SKU情報は、例えば、そのSKU情報に対応するSKUの情報である一方で、マルチSKU商品に含まれるその他のSKUのうち、少なくとも一のSKUには関連しない情報又は関連性が相対的に低い情報であってもよい。検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませるとき、SKU情報を検索結果ページに含ませなくてもよい。一方、検索結果ページ送信部113は、SKU情報を検索結果ページに含ませるとき、マルチSKU情報を検索結果ページに含ませなくてもよい。
【0055】
表示される情報としてのマルチSKU商品情報及びSKU情報のそれぞれは、商品ページに表示されることが店舗によって予め定められた情報であってもよい。また、マルチSKU商品情報とSKU情報との間で、意味的な情報の種類が同一又は類似であってもよい。意味的な情報の種類とは、その情報が、如何なる種類の意味をユーザに対して示すかということであってもよい。例えば、マルチSKU商品情報はマルチSKU商品画像を含んでもよい。また、SKU情報はSKU画像を含んでもよい。マルチSKU商品画像とSKU画像とは、商品に関連する画像であるという点において、意味的な情報の種類は同一である。
【0056】
マルチSKU商品情報は、マルチSKU商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示す情報を含んでもよい。すなわち、マルチSKU商品情報は、マルチSKU商品に含まれる複数SKUそれぞれの複数の価格の中で、最低価格及び最高価格のうち少なくとも何れか一方を示す情報を含んでもよい。これにより、マルチSKU商品の情報として、そのマルチSKU商品の価格の範囲を示す情報の一部又は全部を、ユーザに提供することができる。一方、SKU情報は、SKU属性が検索条件を満たすSKUの価格を示す情報を含んでもよい。
【0057】
検索結果ページ送信部113は、送料や納期等のSKU属性を、更に検索結果ページに含ませてもよい。ここで、最低価格を示すマルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませる場合、検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、その最低価格が設定されたSKUのSKU属性を、検索結果ページに含ませてもよい。最高価格を示すマルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませる場合、検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、その最高価格が設定されたSKUのSKU属性を、検索結果ページに含ませてもよい。SKU情報を検索結果ページに含ませる場合、検索結果ページ送信部113は、SKU属性が検索条件を満たすSKUのSKU属性を、検索結果ページに含ませてもよい。
【0058】
マルチSKU商品情報及びSKU情報は、何れも商品名を含んでもよい。例えば、マルチSKU商品の商品名は、マルチSKU商品に含まれる全SKUに共通する名称であってもよい。また、各SKUの商品名は、そのSKU個別の名称であってもよい。本実施形態においては、商品名は、共通属性であるもののSKU属性ではない。従って、SKU個別の商品名を表示する場合には、SKU属性としての商品名を、SKUレベル情報に追加する必要がある。
【0059】
前述したように、検索部112は、検索条件を満たす商品をSKU単位で検索する。そこで、検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品に含まれる全てのSKUが検索条件を満たす場合、マルチSKU商品情報を検索結果ページに含めてもよい。一方、検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品に含まれるSKUのうち、一のSKUのみが検索条件を満たす場合、そのSKUのSKU情報を検索結果ページに含めてもよい。
【0060】
図7は、検索結果ページの一例を示す図である。図7に示すように、検索結果ページ300は、キーワード入力欄310、属性アイコン群320、及び1以上の検索商品情報330を含んでもよい。キーワード入力欄310には、検索結果ページ300の直前に表示されていたウェブページにおいてユーザが入力したキーワードが表示される。ユーザは、キーワード入力欄310内のキーワードを変更することで、検索条件を変更して商品の再検索を要求することができる。属性アイコン群320は、属性区分名を示すアイコンを複数含む。ユーザが、属性アイコン群320のうち何れかのアイコンを選択すると、ユーザ端末3は、選択されたアイコンに対応する属性区分の属性値のリストを表示する。ユーザが、リストの中から属性値を選択すると、選択された属性値と属性区分との組み合わせにより示される属性と、キーワード入力欄310に表示されているキーワードと、を検索条件として、電子商店街サーバ1は商品の再検索を行う。検索商品情報330は、検索された商品に関する情報である。商品ページごとに検索商品情報330が表示される。各検索商品情報330は、商品名331、商品画像332、価格333、送料334、ポイント情報335、バリエーション情報336、及び納期337等を含んでもよい。検索商品情報330がマルチSKU商品の情報を示す場合、商品名331は共通属性である。商品画像332、価格333、送料334、及び納期337は、マルチSKU商品が検索条件を如何様に充足するかに応じて変化する。ポイント情報335は、ポイント倍率と、商品の購入者に付与されるポイント数を示す。マルチSKU商品が検索条件を如何様に充足するかに応じてポイント数も変化する。バリエーション情報336は、マルチSKU商品が有する属性のバリエーションを、属性区分ごとに示す情報である。バリエーション情報336は、検索商品情報330がマルチSKU商品の情報を示す場合にのみ表示されてもよい。
【0061】
図7は、検索条件として、キーワード「Tシャツ」が入力された場合の検索結果ページの例を示す。従って、キーワード入力欄310内には、キーワード「Tシャツ」が表示されている。「Tシャツ」は、カテゴリとしてのTシャツを示す。そのため、検索部112は、Tシャツのカテゴリに属する商品を、SKU単位で検索する。図4に示すTシャツ110~160は、それらの共通属性としてTシャツのカテゴリに属している。その一方で、検索条件は、カテゴリの条件以外の条件、例えばカラーやサイズ等の条件を含まない。従って、Tシャツ110~160の全てが検索条件を満たす。従ってTシャツ100は検索結果に含まれることとなる。図7において、先頭に表示されている検索商品情報330は、Tシャツ100の情報を示す。例えば、商品名331として、「ABC Tシャツ」が表示される。また、商品画像332はマルチSKU商品画像210である。その一方で、価格333は、Tシャツ110~160の価格のうち、最低価格を示す。例えば、Tシャツ120に対して、最低価格である1100円が設定されている。そこで、価格333は、「1,100円~」という情報が表示されてもよい。この情報により、ユーザは、Tシャツ100の価格が1100円以上であることを認識する。送料334、ポイント情報335、及び納期337は、それぞれTシャツ120の送料、ポイント数、及び納期を示す。バリエーション情報336は、何れのSKU属性も選択されていないことを示す。
【0062】
図8は、検索結果ページの他の一例を示す図である。図8は、検索条件として、キーワード「Tシャツ 黒 L」が入力された場合の検索結果ページの例を示す。「Tシャツ」は、カテゴリとしてのTシャツを示す。Tシャツのカテゴリにおいて、カラー及びサイズはそれぞれSKU属性であるとする。そのため、キーワード「黒」は、カラーの条件を示し、キーワード「L」は、サイズの条件を示す。従って、検索部112は、Tシャツのカテゴリに属し、カラーがブラックであり、且つサイズがLである商品を、SKU単位で検索する。Tシャツ110~160のうち、Tシャツ160のみが検索条件を満たす。そのため、図7と比較して、図8に示される検索商品情報330は、商品画像332、価格333、送料334、バリエーション情報336、及び納期337が異なる。例えば、図8において、商品画像332はSKU画像230である。また、送料334、ポイント情報335、及び納期337は、それぞれTシャツ160の送料、ポイント数、及び納期を示す。バリエーション情報336は、カラーとしてブラックが選択されていること示すとともに、サイズとしてLが選択されていることを示す。
【0063】
マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち少なくとも一のSKUが検索条件を満たさないものの、2以上のSKUが検索条件を満たす場合がある。すなわち、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のSKU属性のうち、2以上のSKU属性が検索条件を満たす場合がある。この場合、検索結果ページ送信部113は、検索条件を満たす2以上のSKU間で、SKU情報が同一であるか否かを判定してもよい。SKU情報が同一ではない場合、検索結果ページ送信部113は、マルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませてもよい。SKU情報が同一ではない場合、検索条件を満たす2以上のSKUの何れのSKU情報を表示しても、表示されたSKU情報は、検索条件を満たす何れかのSKUに関連しない場合がある。従って、何れかのSKUの情報を表示するよりも、マルチSKU商品情報を表示する方が適切である。一方、SKU情報が同一ある場合、検索結果ページ送信部113は、そのSKU情報を検索結果ページに含ませてもよい。SKU情報が同一である場合、そのSKU情報は、検索条件を満たす2以上のSKUの何れにも関連する。従って、マルチSKU商品情報を表示するよりも、そのSKU情報を表示する方が適切である。
【0064】
図9は、検索結果ページの他の一例を示す図である。図9は、検索条件として、キーワード「Tシャツ 黒」が入力された場合の検索結果ページの例を示す。「Tシャツ」は、カテゴリとしてのTシャツを示す。キーワード「黒」は、カラーの条件を示す。従って、検索部112は、Tシャツのカテゴリに属し、且つ、カラーがブラックである商品を、SKU単位で検索する。Tシャツ110~160のうち、Tシャツ140~160のみが検索条件を満たす。Tシャツ140~160それぞれの商品画像は、SKU画像230である。従って、Tシャツ140~160間で商品画像が同一である。そのため、図9において、商品画像332はSKU画像230となっている。Tシャツ140、150及び160それぞれの価格のうち、Tシャツ140の価格1200円が最低価格である。そこで、価格333として、「1,200円~」という情報が表示される。送料334、ポイント情報335、及び納期337は、それぞれTシャツ140の送料、ポイント数、及び納期を示す。バリエーション情報336は、カラーとしてブラックが選択されていることを示す一方で、何らのサイズも選択されていないことを示す。
【0065】
図10は、検索結果ページの他の一例を示す図である。図10は、検索条件として、キーワード「Tシャツ L」が入力された場合の検索結果ページの例を示す。「Tシャツ」は、カテゴリとしてのTシャツを示す。キーワード「L」は、サイズの条件を示す。従って、検索部112は、Tシャツのカテゴリに属し、且つ、サイズがLである商品を、SKU単位で検索する。Tシャツ110~160のうち、Tシャツ130及び160のみが検索条件を満たす。Tシャツ130の商品画像はSKU画像220である。Tシャツ160の商品画像はSKU画像230である。従って、Tシャツ130とTシャツ160との間で商品画像が異なる。そのため、図10において、商品画像332はマルチSKU商品画像210となっている。Tシャツ130及び160それぞれの価格のうち、Tシャツ130の価格1400円が最低価格である。そこで、価格333として、「1,400円~」という情報が表示される。送料334、ポイント情報335、及び納期337は、それぞれTシャツ130の送料、ポイント数、及び納期を示す。バリエーション情報336は、何れのカラーも選択されていないことを示す一方で、サイズとしてLが選択されていることを示す。
【0066】
[3-3.商品ページの表示]
商品ページ送信部114は、マルチSKU商品の共通属性及びSKU属性のうち少なくとも何れか一方の情報が、検索条件受信部111により受信された検索条件情報により示される検索条件を満たす場合に、その検索条件を満たす、共通属性及びSKU属性のうち少なくとも何れか一方の情報に関連付けられたウェブページ情報により示される商品ページを、ユーザ端末3へ送信してもよい。例えば、前述したように、検索部112が、ユーザにより指定された検索条件に従って商品を検索し、検索結果ページ送信部113が、検索条件を満たす商品を商品ページ単位で示す検索結果ページを、ユーザ端末3へ送信する。そのユーザ端末3は、検索結果ページを表示する。ユーザは、検索結果ページから、何れかの商品を、商品ページ単位で1つ選択する。例えば、検索結果ページ300に含まれる何れかの検索商品情報330が選択される。商品ページ送信部114は、ユーザにより選択された商品の商品ページを送信してもよい。
【0067】
送信するウェブページの種類が異なるものの、商品ページ送信部114の機能及びその機能の趣旨は、検索結果ページ送信部113の機能及びその機能の趣旨と類似してもよい。
【0068】
例えば、商品ページ送信部114は、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、SKU属性に対応する条件を含まない場合、マルチSKU商品情報を含む商品ページを送信してもよい。一方、商品ページ送信部114は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のSKU属性のうち、何れかのSKU属性が検索条件を満たす場合、それら複数のSKU品のうち、検索条件を満たすSKU属性を有するSKUのSKU情報を含む商品ページを送信してもよい。商品ページ送信部114は、マルチSKU商品情報を商品ページに含ませるとき、SKU情報を検索結果ページに含ませなくてもよい。一方、商品ページ送信部114は、SKU情報を検索結果ページに含ませるとき、マルチSKU情報を商品ページに含ませなくてもよい。
【0069】
検索結果ページを生成する場合と同様に、商品ページに含まれるマルチSKU商品情報及びSKU画像の例としては、商品画像、価格を示す情報等が挙げられる。また、商品ページ送信部114は、送料や納期等のSKU属性を、検索結果ページを生成する場合と同様の方法で、商品ページに含ませてもよい。
【0070】
商品ページ送信部114は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のSKU属性のうち、2以上のSKU属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす2以上のSKU間で、SKU情報が同一であるか否かを判定してもよい。SKU情報が同一ではない場合、商品ページ送信部114は、マルチSKU商品情報を商品ページに含ませてもよい。一方、SKU情報が同一ある場合、商品ページ送信部114は、そのSKU情報を商品ページに含ませてもよい。
【0071】
商品ページは、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のバリエーション属性のうち何れかのバリエーション属性を、購入対象となるSKUの属性として選択するためにユーザに操作される操作要素を含んでもよい。この操作要素は、バリエーション属性の選択状況を示してもよい。例えば、バリエーション属性ごとに、そのバリエーション属性を示す操作要素が商品ページに表示されてもよい。各操作要素は、例えばその操作要素の表示態様の違いによりにより、その操作要素に対応するバリエーション属性が選択されているか否かを示してもよい。操作要素の表示態様の例として、操作要素の形状、模様、色彩及び大きさ、操作要素の境界線の色彩及び太さ、操作要素内に表示される文字のスタイル、色彩大きさ及び太さが挙げられる。また、操作要素が、その操作要素に対応するバリエーション属性が選択されているか否かを示す情報を含んでもよい。
【0072】
ここで、商品ページ送信部114は、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、バリエーション属性に対応する条件を含まない場合、その操作要素により、何れのバリエーション属性も選択されていないことを示させてもよい。この場合、検索条件は特定のバリエーション属性を指定していない。従って、何らかのSKUのバリエーション属性が自動的に選択されているよりも、商品ページに表示される情報を見た上で、購入対象とするSKUのバリエーション属性をユーザが選択する方が適切である。一方、商品ページ送信部114は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のバリエーション属性のうち、何れかのバリエーション属性が検索条件を満たす場合、その操作要素により、検索条件を満たすバリエーション属性が選択されていることを示させてもよい。この場合、何れかのバリエーション属性が検索条件を満たす。従って、検索条件を満たすバリエーション属性が自動的に選択されていることで、ユーザによる選択操作の手間を削減することができる。
【0073】
図11は、商品ページの一例を示す図である。図11に示すように、商品ページ400は、商品画像410、商品名420、価格430、ポイント情報440、属性選択ボタン群450、及び商品説明文460等を含んでもよい。図11に示す例では一の商品画像410のみが表示されているが、複数の商品画像410が表示されてもよい。ポイント情報440は、ポイント倍率と、商品の購入者に付与されるポイント数を示す。属性選択ボタン群450は、前述した操作要素の一例である。属性選択ボタン群450は、マルチSKU商品に含まれるSKUのうち、購入対象とするSKUのバリエーション属性を選択するためのボタン群である。また、属性選択ボタン群450は、現在選択されているバリエーション属性を示す。属性選択ボタン群450は、例えば属性区分ごとに表示されてもよい。属性選択ボタン群450は、在庫がないSKUの属性若しくは属性の組み合わせを選択することができないように機能している。属性選択ボタン群450に含まれる各ボタンには、属性値を示す情報が表示される。図11に示す例では、カラーを選択するための属性選択ボタン群450-1と、サイズを選択するための属性選択ボタン群450-2とが表示されている。なお、SKUを選択するために操作される要素はボタンに限定されない。そのような要素は、アイコン又はプルダウンメニュー等であってもよい。また、属性を指定するための要素群ではなく、SKUを直接指定する要素群が表示されてもよい。商品ページ400上には、更にかご追加ボタン510及び購入手続きボタン520が、オーバーレイ表示されてもよい。かご追加ボタン510及び購入手続きボタン520のそれぞれは、商品ページに情報が表示されている商品を購入対象として選択するためのボタンである。マルチSKU商品の商品ページが表示されている場合、属性選択ボタン群450を操作することでユーザが選択したSKU属性を有するSKUが、購入対象として選択される。かご追加ボタン510は、商品を買い物かごに入れるためのボタンである。購入手続きボタン520は、商品の購入手続きに進むためのボタンである。
【0074】
図11に示す商品ページ400は、図7に示す検索結果ページ300から、ユーザがTシャツ100の検索商品情報330を選択することによりユーザ端末3が表示した商品ページである。従って、検索条件は、キーワード「Tシャツ」である。そのため、Tシャツ110~160の全てが検索条件を満たす。そこで、図11に示す商品ページ400において、商品画像410として、マルチSKU商品画像210が表示されている。価格430は、Tシャツ110~160の価格のうち、最低価格及び最高価格を示す。例えば、価格430は、「1,100円~1,500円」という情報が表示されてもよい。この場合の価格430は、Tシャツ100の価格が1100円から1500円までの範囲内であることを示す。また、ポイント情報440として、「11ポイント~15ポイント(1倍)」が表示されてもよい。この場合のポイント情報440は、ポイント倍率が1倍であること、及び付与されるポイント数が11ポイントから15ポイントまでの範囲内であることを示す。
【0075】
図12は、商品ページの他の一例を示す図である。図12に示す商品ページ400は、図8に示す検索結果ページ300から、ユーザがTシャツ100の検索商品情報330を選択することによりユーザ端末3が表示した商品ページである。従って、検索条件は、キーワード「Tシャツ 黒 L」である。そのため、Tシャツ110~160のうち、Tシャツ160のみが検索条件を満たす。図12に示す商品ページ400において、商品画像410として、SKU画像230が表示されている。価格430は、Tシャツ160の価格を示す。ポイント情報440は、Tシャツ160の購入者に付与されるポイント数を示す。商品ページ400には、更に送料470が表示される。送料470は、Tシャツ160の送料を示す。商品ページ400には、Tシャツ160の納期が更に表示されてもよい。属性選択ボタン群450は、Tシャツ160が有する属性の組み合わせが選択されていることを示す。例えば、属性選択ボタン群450-1は、カラーとしてブラックが選択されていることを示す。属性選択ボタン群450-2は、サイズとしてLが選択されていることを示す。また、属性選択ボタン群450-2の各ボタンは、そのボタンが示すサイズとブラックとの組み合わせに対応するTシャツの価格及び在庫の有無を示してもよい。ユーザは、属性選択ボタン群450に対して特段の操作を行わなくても、かご追加ボタン510又は購入手続きボタン520を操作することで、Tシャツ160を購入対象として選択することができる。
【0076】
図13は、商品ページの他の一例を示す図である。図13に示す商品ページ400は、図9に示す検索結果ページ300から、ユーザがTシャツ100の検索商品情報330を選択することによりユーザ端末3が表示した商品ページである。従って、検索条件は、キーワード「Tシャツ 黒」である。そのため、Tシャツ110~160のうち、Tシャツ140~160のみが検索条件を満たす。図13に示す商品ページ400において、商品画像410として、SKU画像230が表示されている。価格430は、Tシャツ140~160の価格のうち、最低価格及び最高価格を示す。ポイント情報440は、Tシャツ140~160の購入者に付与されるポイント数のうち、最少のポイント数及び最多のポイント数を示す。属性選択ボタン群450-1は、カラーとしてブラックが選択されていることを示す。属性選択ボタン群450-2は、何れのサイズも選択されていないことを示す。また、属性選択ボタン群450-2の各ボタンは、そのボタンが示すサイズとブラックとの組み合わせに対応するTシャツの価格及び在庫の有無を示してもよい。ユーザは、属性選択ボタン群450-2を操作することでサイズを選択した後、かご追加ボタン510又は購入手続きボタン520を操作することで、Tシャツ140~160のうちの何れかを購入対象として選択することができる。
【0077】
図14は、商品ページの他の一例を示す図である。図14に示す商品ページ400は、図10に示す検索結果ページ300から、ユーザがTシャツ100の検索商品情報330を選択することによりユーザ端末3が表示した商品ページである。従って、検索条件は、キーワード「Tシャツ L」である。そのため、Tシャツ110~160のうち、Tシャツ130及び160のみが検索条件を満たす。図14に示す商品ページ400において、商品画像410として、マルチSKU商品画像210が表示されている。価格430は、Tシャツ130及び160の価格のうち、最低価格及び最高価格を示す。ポイント情報は、Tシャツ130及び160の購入者に付与されるポイント数のうち、最少のポイント数及び最多のポイント数を示す。属性選択ボタン群450-1は、何れのカラーも選択されていないことを示す。また、属性選択ボタン群450-1の各ボタンは、そのボタンが示すカラーとLサイズとの組み合わせに対応するTシャツの価格及び在庫の有無を示してもよい。属性選択ボタン群450-2は、サイズとしてLが選択されていることを示す。ユーザは、属性選択ボタン群450-1を操作することでカラーを選択した後、かご追加ボタン510又は購入手続きボタン520を操作することで、Tシャツ130及び160のうちの何れかを購入対象として選択することができる。
【0078】
マルチSKU商品の共通属性及び各SKU属性が検索条件を如何様に充足するかに応じて、商品ページの表示内容を一部変更する必要がある。そこで、商品ページ送信部114は、マルチSKU商品の商品ページのHTML文書を生成する場合、そのマルチSKU商品に含まれるSKUのうち、何れのSKUが検索条件を満たすかを特定してもよい。そして、商品ページ送信部114は、全てのSKUが検索条件を満たすか、一のSKUが検索条件を満たすか又は2以上のSKUが検索条件を満たすかに基づいて、表示内容を決定してもよい。例えば、検索結果ページ送信部113が、ユーザ端末3へ送信する検索結果ページのHTML文書を生成するとき、検索されたマルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、検索条件を満たす各SKUのSKU管理IDを、そのHTML文書に含めてもよい。例えば、検索結果ページ送信部113は、検索されたマルチSKU商品の商品ページのHTML文書のURLを、検索結果ページのHTML文書に含める。このとき、検索結果ページ送信部113は、商品ページのHTML文書のURLに、検索条件を満たす各SKUのSKU管理IDを付加してもよい。検索結果ページからユーザが何れかのマルチSKU商品を選択すると、ユーザ端末3は、電子商店街サーバ1へ商品ページの要求を送信する。この要求は、選択されたマルチSKU商品の商品ページのHTML文書のURLを含む。商品ページ送信部114は、ユーザ端末3から送信されてきたURLから、検索条件を満たすSKUのSKU管理IDを取得してもよい。
【0079】
ユーザ端末3からの要求に応じて実際にそのユーザ端末3へ送信する商品ページのHTML文書の基礎となるHTML文書が、商品ページHTML文書14cとして記憶部14に予め記憶されていてもよい。例えば、商品DB14bに新たな商品の商品情報が記憶されたり、または商品情報が変更されたりすると、商品ページ送信部114は、その商品情報に基づいて、商品ページのHTML文書を生成して、記憶部14に記憶させてもよい。商品ページHTML文書の生成の例として、そのHTML文書に各SKUの情報を予め含める場合と、含めない場合がある。HTML文書に各SKUの情報を予め含める場合、商品ページ送信部114は、属性選択ボタン群450により示される属性の選択状況に応じて商品ページに表示させる情報をユーザ端末3が決定するめのスクリプトをHTML文書に含めて、そのHTML文書を記憶部14に記憶させてもよい。ユーザ端末3から商品ページの要求を受信したとき、商品ページ送信部114は、その要求に含まれるSKU管理IDに基づいて、属性の選択状況を判定してもよい。商品ページ送信部114は、判定した選択状況を示す情報を、商品ページのHTML文書に追加して、そのHTML文書をユーザ端末3へ送信してもよい。ユーザ端末3は、HTML文書に含まれるスクリプト及び属性の選択状況を示す情報に従って、商品ページに表示する商品画像410、価格430、ポイント情報440、送料470等を決定するとともに、属性選択ボタン群450により示される属性の選択状況を決定してもよい。HTML文書に各SKUの情報を予め含めない場合、商品ページ送信部114は、商品名420及び商品説明文460等の全SKUに共通する情報のみを、商品ページのHTML文書に追加してもよい。商品ページ送信部114は、商品画像410のURL、価格430、ポイント情報440、送料470は、このHTML文書には追加しない。また、商品ページ送信部114は、属性選択ボタン群450を表示するためのタグをHTML文書に追加する。ここで、商品ページ送信部114は、何れのバリエーション属性も未選択状態に設定する。例えば、商品ページ送信部114は、HTML文書に含まれるスタイルシートにおいて、属性選択ボタン群450に含まれる各ボタンの表示態様を示す情報を、未選択であることを示す表示態様を示す情報に設定してもよい。商品ページ送信部114は、このHTML文書を記憶部14に記憶させてもよい。ユーザ端末3から商品ページの要求を受信したとき、商品ページ送信部114は、その要求に含まれるSKU管理IDに基づいて、商品ページに表示する商品画像410、価格430、ポイント情報440、送料470等を決定してもよい。そして、商品ページ送信部114は、決定した商品画像410のURLとともに、決定した価格430、ポイント情報440、及び送料470等を、商品ページのHTML文書に追加してもよい。また、商品ページ送信部114は、属性の選択状況を判定して、判定した選択状況を属性選択ボタン群450が示すように、商品ページのHTML文書を書き換えてもよい。例えば、商品ページ送信部114は、HTML文書に含まれるスタイルシートにおいて、属性選択ボタン群450に含まれる各ボタンの表示態様を示す情報を、そのボタンに対応するバリエーション属性の選択状態に応じた表示態様を示す情報に変更してもよい。そして、商品ページ送信部114は、商品ページのHTML文書をユーザ端末3へ表示させてもよい。なお、シングルSKU商品の商品ページの表示内容は、属性の選択状況によって変化するということがない。そのため、シングルSKU商品について記憶部14に予め記憶される商品ページのHTML文書は、必要な情報を予め全て含んでもよい。そして、商品ページ送信部114は、記憶部14に記憶されたHTML文書を、そのままユーザ端末3へ送信してもよい。
【0080】
商品ページに対するユーザの操作に応じて、その商品ページの表示内容が変化してもよい。例えば、商品画像410に対する操作に応じて、商品画像410が他の商品画像410に変化してもよい。例えば、ユーザが商品画像410をスワイプすることにより、商品画像410が、マルチSKU商品画像、1番目のSKU画像、2番目のSKU画像等の順に変化してもよい。図11に示す商品ページにおいては、マルチSKU商品画像210が最初に表示されている。マルチSKU商品画像210に対するユーザの操作に応じて、ユーザ端末3は、SKU画像220を表示してもよい。このSKU220に対するユーザの操作に応じて、ユーザ端末3は、SKU画像230を表示してもよい。図12に示す商品ページにおいては、SKU画像230が最初に表示されている。このSKU画像230に対するユーザ操作に応じて、ユーザ端末3は、マルチSKU商品画像210を表示してもよい。このマルチ画像SKU210に対するユーザの操作に応じて、ユーザ端末3は、SKU画像220を表示してもよい。商品ページ送信部114は、最初に表示される商品画像も含めて全商品画像の画像データをダウンロードするとともに、商品画像に対する操作に応じて商品画像を変更するためのスクリプトを、商品ページのHTML文書に含めてもよい。
【0081】
属性選択ボタン群450に対するユーザの操作に応じて、商品画像410、価格430、ポイント情報440、及び送料470のうち、少なくとも何れか一つの表示が変化してもよい。例えば、属性選択ボタン群450における属性の選択状態と商品ページの表示内容とが整合するように、その表示内容が変化してもよい。具体的には、図11図14に示すような表示内容であってもよい。例えば、図11に示す商品ページ400が表示されているときに、ユーザが属性選択ボタン群450-1を操作してブラックを選択すると、ユーザ端末3は、図13に示す商品ページ400を表示してもよい。一方、ユーザが属性選択ボタン群450-2を操作してLサイズを選択すると、ユーザ端末3は、図14に示す商品ページ400を表示してもよい。また例えば、図13に示す商品ページ400が表示されているときに、ユーザが属性選択ボタン群450-2を操作してLサイズを選択すると、ユーザ端末3は、図12に示す商品ページ400を表示してもよい。また例えば、図12に示す商品ページ400が表示されているときに、ユーザが属性選択ボタン群450-1を操作してホワイトを選択したとする。この場合、ユーザによりTシャツ130が指定されたことになる。すると、ユーザ端末3は、商品画像410として、SKU画像220を表示してもよい。また、ユーザ端末3は、価格430、ポイント情報440、及び送料470として、それぞれTシャツ130の情報を表示してもよい。前述したように商品ページのHTML文書に各SKUの情報を予め含める場合、ユーザ端末3がスクリプトに従って商品ページの表示を動的に変更してもよい。商品ページのHTML文書に各SKUの情報が予め含まれていない場合、そのHTML文書には、属性の選択状況又はその選択状況に対応するSKU管理IDのリストを電子商店街サーバ1へ送信するためのスクリプトを含んでもよい。属性選択ボタン群450が操作されることに応じて属性の選択状況が変化した場合、ユーザ端末3は、属性の選択状況又はその選択状況に対応するSKU管理IDのリストを電子商店街サーバ1へ送信する。商品ページ送信部114は、ユーザ端末3から送信されてきた情報に応じて、商品ページに表示させる商品画像のURL、価格、ポイント情報、及び送料等を、ユーザ端末3へ送信する。ユーザ端末3は、電子商店街サーバ1から送信されてきた情報で、商品ページの表示を動的に変更してもよい。
【0082】
[4.電子商店街サーバの動作]
次に、電子商店街サーバ1の動作について、図15乃至図17を用いて説明する。システム制御部11は、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードに従って、図15乃至図17に示す処理を実行する。
【0083】
図15は、電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される検索処理の一例を示すフローチャートである。例えば、電子商店街サーバ1が何れかのユーザ端末3から検索要求を受信することに応じて、システム制御部11は検索処理を実行する。検索要求は、ユーザにより入力された検索条件情報を含む。
【0084】
図15に示すように、先ず検索部112は、検索条件情報からカテゴリの条件を特定する(ステップS101)。例えば、検索条件情報がカテゴリIDを含む場合、検索部112は、そのカテゴリIDをカテゴリの条件として特定してもよい。検索条件情報がキーワードを含む場合、検索部112は、何れかのキーワードがカテゴリを示すか否かを判定してもよい。例えば、検索部112は、カテゴリDB14aから、キーワードに対応するカテゴリ名を検索してもよい。検索部112は、キーワードに対応するカテゴリ名がある場合、そのカテゴリ名に関連付けてカテゴリDB14aに記憶されているカテゴリIDを、カテゴリの条件として特定してもよい。
【0085】
次いで、検索部112は、検索条件情報からSKU属性の条件を特定する(ステップS102)。例えば、検索条件情報が属性区分名と属性値との組み合わせを含む場合、その組み合わせをSKU属性の条件として特定してもよい。ステップS101でカテゴリの条件が特定された場合であって、且つ、検索条件情報が、カテゴリの条件であると解釈されていないキーワードを含む場合、検索部112は、それらのキーワードが属性を示すか否かを判定してもよい。例えば、検索部112は、カテゴリDB14aから、カテゴリの条件により示されるカテゴリのカテゴリIDに関連付けてカテゴリDB14aに記憶されている各カテゴリ属性定義情報から、キーワードに対応する属性値を検索してもよい。キーワードに対応する属性値がある場合、その属性値とその属性値に対応する属性区分名との組み合わせを、SKU属性の条件を特定してもよい。
【0086】
次いで、検索部112は、商品名及び商品説明文の条件を特定する(ステップS103)。例えば、検索部112は、カテゴリの条件であるともSKU属性の条件であるとも解釈されなかったキーワードを、商品名及び商品説明文の条件として特定してもよい。
【0087】
次いで、検索部112は、商品DB14bの商品レベル情報テーブル14b1とSKUレベル情報テーブル14b2とを、商品IDと店舗IDとの組み合わせで結合する(ステップS104)。これにより、結合されたテーブル内の各レコードは、SKUレベル情報を含むとともに、そのSKUレベル情報に含まれる商品IDと店舗IDとの組み合わせと同一の組み合わせを含む商品ページレベル情報を含む。
【0088】
次いで、検索部112は、結合されたテーブルから、検索条件を満たすレコードを検索する(ステップS105)。例えば、検索部112は、カテゴリ情報が、カテゴリの条件を示すカテゴリIDを含み、何れかのバリエーション属性情報が、SKU属性の条件を示す属性区分名と属性値との組み合わせを含み、且つ、商品名及び商品説明文のうち何れか一方が、商品名及び商品説明文の条件としてのキーワードを含むレコードを検索してもよい。カテゴリの条件、SKU属性の条件、並びに商品名及び商品説明文の条件のうち、少なくとも一つが指定されない場合がある。この場合、検索部112は、指定された種類の条件の範囲内で、それらの条件を全て満たすレコードを検索すればよい。
【0089】
次いで、検索結果ページ送信部113は、検索結果生成処理を実行する(ステップS106)。検索結果生成処理において、検索結果ページ送信部113は、検索結果ページのHTML文書を生成する。次いで、検索結果ページ送信部113は、生成された検索結果ページのHTML文書をユーザ端末3へ送信して(ステップS107)、検索処理は終了する。
【0090】
図16は、電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される検索結果生成処理の一例を示すフローチャートである。図16に示すように、先ず検索結果ページ送信部113は、検索処理のステップS105で検索されたレコードを、商品ページごとにグループ分けする(ステップS201)。例えば、検索結果ページ送信部113は、同一の商品IDと店舗IDとの組み合わせを含む複数のレコードで、一のグループを形成してもよい。また、検索結果ページ送信部113は、検索結果ページのHTML文書のテンプレートとなるHTML文書を取得する。次いで、検索結果ページ送信部113は、分類したグループのうち何れか一つを選択する(ステップS202)。また、検索結果ページ送信部113は、検索商品情報330を表示するためのタグデータのテンプレートとなるタグデータを取得するする。このタグデータは、全商品に共通して必要なタグや情報を含む。次いで、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループのレコード内の商品ページレベル情報に含まれる商品名を、検索商品情報330のタグデータに追加する(ステップS203)。
【0091】
次いで、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループのレコードが、シングルSKU商品のレコードであるか否かを判定する(ステップS204)。例えば、検索結果ページ送信部113は、レコード内の商品ページレベル情報に含まれるSKU数が1を示す場合、選択されたグループのレコードが、シングルSKU商品のレコードであると判定してもよい(ステップS204:YES)。この場合、検索結果ページ送信部113は、レコード内の商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDに基づいて、シングルSKU商品画像のURLを取得する。(ステップS205)。次いで、検索結果ページ送信部113は、レコード内のSKUレベル情報から、価格、送料、及び納期を取得する(ステップS206)。
【0092】
一方、選択されたグループのレコードが、シングルSKU商品のレコードではない場合(ステップS204:NO)、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループが、マルチSKU商品に含まれる全てのSKUのレコードを含むか否かを判定する(ステップS207)。例えば、検索結果ページ送信部113は、グループに含まれるレコードの数をカウントしてもよい。そして、検索結果ページ送信部113は、レコードの数が、選択されたグループの何れかのレコード内の商品ページレベル情報に含まれるSKU数と一致する場合、グループは全てのSKUのレコードを含むと判定してもよい(ステップS207:YES)。この場合、検索結果ページ送信部113は、選択したグループのレコード内の商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDに基づいて、マルチSKU商品画像のURLを取得する。(ステップS208)。次いで、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループに含まれる複数のレコードそれぞれに含まれる価格のうち、最低価格を特定する。検索結果ページ送信部113は、最低価格を含むレコードのSKUレベル情報から、価格、送料及び納期を取得する(ステップS209)。
【0093】
一方、選択されたグループが、マルチSKU商品に含まれる全てのSKUのレコードのうち少なくとも一のSKUのレコードを含まない場合(ステップS207:NO)、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループが一のSKUのレコードのみを含むか否かを判定する(ステップS210)。選択されたグループが一のSKUのレコードのみを含む場合(ステップS210:YES)、検索結果ページ送信部113は、そのレコード内のSKUレベル情報に含まれるSKU画像IDに基づいて、SKU画像のURLを取得する(ステップS211)。次いで、検索結果ページ送信部113は、そのレコード内のSKUレベル情報から、価格、送料及び納期を取得する(ステップS212)。
【0094】
一方、選択されたグループが2以上のSKUのレコードを含む場合(ステップS210:NO)、検索結果ページ送信部113は、そのグループに含まれる全レコード間で、SKU画像が同一であるか否かを判定する(ステップS213)。例えば、検索結果ページ送信部113は、SKUレベル情報に含まれるSKU画像IDがそれらのレコード間で一致する場合、SKU画像が同一であると判定してもよい(ステップS213:YES)。この場合、検索結果ページ送信部113は、そのSKU画像IDに基づいて、SKU画像のURLを取得する(ステップS214)。一方、SKU画像が同一ではない場合(ステップS213:NO)、検索結果ページ送信部113は、選択したグループのレコード内の商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDに基づいて、マルチSKU商品画像のURLを取得する(ステップS215)。
【0095】
ステップS214又はS215の後、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループに含まれる複数のレコードそれぞれに含まれる価格のうち、最低価格を特定する。検索結果ページ送信部113は、最低価格を含むレコードのSKUレベル情報から、価格、送料及び納期を取得する(ステップS216)。
【0096】
ステップS206、S209、S212又はS216の後、検索結果ページ送信部113は、ステップS205、S208、S211、S214又はS215で取得されたURLを、商品画像332のIMGタグのSRC属性として検索商品情報330のタグデータに追加する(ステップS217)。次いで、検索結果ページ送信部113は、ステップS206、S209、S212又はS216で取得された価格、送料、及び納期を、価格333、送料334、及び納期337として検索商品情報330のタグデータに追加する(ステップS218)。最低価格を価格333に含める場合、検索結果ページ送信部113は、最低価格に「~」等の文字を付加することで、価格333を生成してもよい。また、検索結果ページ送信部113は、選択されたグループのレコードからポイント倍率を取得する。検索結果ページ送信部113は、ポイント倍率に価格を乗算することによりポイント数を計算する。そして、検索結果ページ送信部113は、ポイント倍率及びポイント数を、ポイント情報335として検索商品情報330のタグデータに追加する。
【0097】
次いで、検索結果ページ送信部113は、検索商品情報330のタグデータを、検索結果ページのHTML文書に追加する(ステップS219)。次いで、検索結果ページ送信部113は、分類したグループのうち全てのグループを選択したか否かを判定する(ステップS220)。少なくとも一つのグループが選択されていない場合(ステップS220:NO)、検索結果ページ送信部113は、選択されていないグループのうち1つを選択して(ステップS221)、処理はステップS203に進む。一方、全てのグループが選択された場合(ステップS220:YES)、検索結果生成処理は終了する。
【0098】
図17は、電子商店街サーバ1のシステム制御部11により実行される商品ページ送信処理の一例を示すフローチャートである。例えば、電子商店街サーバ1が、ユーザ端末3から商品ページの要求を受信したことに応じて、システム制御部11が商品ページ送信処理を実行してもよい。図17は、記憶部14に予め記憶されている商品ページHTML文書14cが、各SKUの情報を含まない場合の処理例を示す。
【0099】
図17に示すように、先ず商品ページ送信部114は、商品ページの要求に含まれるURLから、商品ID及び店舗IDを取得する。そして、商品ページ送信部114は、この商品IDと店舗IDとの組み合わせを含む商品ページレベル情報及びSKUレベル情報を、商品DB14bから取得する(ステップS301)。また、商品ページ送信部114は、商品ページの要求に含まれるURLに関連付けられた商品ページのHTML文書を、記憶部14から取得する。
【0100】
次いで、商品ページ送信部114は、商品ページが要求された商品がシングルSKU商品であるか否かを判定する(ステップS302)。例えば、商品ページ送信部114は、商品ページレベル情報に含まれるSKU数が1を示す場合、商品ページが要求された商品はシングルSKU商品であると判定してもよい(ステップS302:YES)。この場合、商品ページ送信部114は、記憶部14から取得したHTML文書をユーザ端末3へ送信して、商品ページ送信処理は終了する。
【0101】
一方、商品ページが要求された商品がシングルSKU商品ではない場合(ステップS302:NO)、商品ページ送信部114は、商品ページの要求が、マルチSKU商品に含まれる全てのSKUのSKU管理IDを含むか否かを判定する(ステップS304)。例えば、商品ページ送信部114は、商品ページの要求に含まれるSKU管理IDの数をカウントしてもよい。そして、商品ページ送信部114は、SKU管理IDの数が、商品ページレベル情報に含まれるSKU数と一致する場合、商品ページの要求が全てのSKUのSKU管理IDを含むと判定してもよい(ステップS304:YES)。この場合、商品ページ送信部114は、商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDに基づいて、マルチSKU商品画像のURLを取得する。(ステップS305)。次いで、商品ページ送信部114は、商品DB14bから取得した複数のSKUレベル情報それぞれに含まれる価格のうち、最低価格及び最高価格を取得する(ステップS306)。
【0102】
一方、商品ページの要求が、全てのSKUのうち少なくとも1のSKUのSKU管理IDを含まない場合(ステップS304:NO)、商品ページ送信部114は、商品ページの要求が一のSKUのSKU管理IDのみを含むか否かを判定する(ステップS307)。商品ページの要求が一のSKUのSKU管理IDのみを含む場合(ステップS307:YES)、商品ページ送信部114は、商品DB14bから取得されたSKUレベル情報のうち、商品ページの要求に含まれるSKU管理IDを含むSKUレベル情報を特定する。そして、商品ページ送信部114は、特定したSKUレベル情報に含まれるSKU画像IDに基づいて、SKU画像のURLを取得する(ステップS308)。次いで、商品ページ送信部114は、特定したSKUレベル情報から、価格、送料及び納期を取得する(ステップS309)。次いで、商品ページ送信部114は、特定したSKUレベル情報からバリエーション属性情報を取得する。そして、商品ページ送信部114は、取得されたバリエーション属性情報により示されるSKUのバリエーション属性が選択済みであることを属性選択ボタン群450が示すように、商品ページのHTML文書を書き換える(ステップS310)。
【0103】
一方、商品ページの要求が2以上のSKUのSKU管理IDを含む場合(ステップS307:NO)、商品ページ送信部114は、商品DB14bから取得されたSKUレベル情報のうち、商品ページの要求に含まれるSKU管理IDを含むSKUレベル情報間で、SKU画像が同一であるか否かを判定する(ステップS311)。例えば、商品ページ送信部114は、SKUレベル情報に含まれるSKU画像IDがそれらのSKUレベル情報間で一致する場合、SKU画像が同一であると判定してもよい(ステップS311:YES)。この場合、商品ページ送信部114は、そのSKU画像IDに基づいて、SKU画像のURLを取得する(ステップS312)。一方、SKU画像が同一ではない場合(ステップS311:NO)、商品ページ送信部114は、商品ページレベル情報に含まれる商品画像IDに基づいて、マルチSKU商品画像のURLを取得する(ステップS313)。
【0104】
ステップS312又はS313の後、商品ページ送信部114は、商品ページの要求に含まれるSKU管理IDを含むSKUレベル情報それぞれに含まれる価格のうち、最低価格及び最高価格を取得する(ステップS314)。次いで、商品ページ送信部114は、それらのSKUレベル情報間で互いに同一のバリエーション属性情報を特定する。そして、商品ページ送信部114は、同一のバリエーション属性情報により示される、SKU間で共通するバリエーション属性が選択済みであることを属性選択ボタン群450が示すように、商品ページのHTML文書を書き換える(ステップS315)。
【0105】
ステップS306、S310又はS315の後、商品ページ送信部114は、ステップS305、S308、S312又はS313で取得されたURLを、商品画像410のIMGタグのSRC属性として商品ページのHTML文書に追加する(ステップS316)。次いで、商品ページ送信部114は、ステップS306、S309又はS314で取得された価格を、価格430として追加する(ステップS317)。最低価格及び最高価格を価格430に含める場合、商品ページ送信部114は、最低価格及び最高価格との間に「~」等の文字を挿入することにより、価格430を生成してよい。ステップS309で送料及び納期を取得した場合、商品ページ送信部114は、その送料及び納期もHTML文書に追加する。また、商品ページ送信部114は、商品ページレベル情報からポイント倍率を取得する。商品ページ送信部114は、ポイント倍率に価格を乗算することによりポイント数を計算する。そして、商品ページ送信部114は、ポイント倍率及びポイント数を、ポイント情報440としてHTML文書に追加する。次いで、商品ページ送信部114は、商品ページのHTML文章をユーザ端末3へ送信して(ステップS318)、商品ページ送信処理は終了する。
【0106】
以上説明したように、本実施形態において、電子商店街サーバ1が、検索条件情報をユーザ端末3から受信する。また、電子商店街サーバ1が、商品ページ単位で、ウェブページ情報に関連付けて、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUが共通に有する共通属性を示す情報と、それら複数のSKUそれぞれの複数の個別属性を示す情報と、を記憶する記憶部14から、検索条件情報により示される検索条件を満たす共通属性及び個別属性のうち少なくとも何れか一方を検索する。また、電子商店街サーバ1が、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、マルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませてもよい。この場合、複数のSKUの全てが検索条件を満たすとともに、それらのSKUのうち特定の商品が検索条件では指定されていない。従って、特定のSKUの情報よりも、それら複数のSKUに共通する情報が表示される方が適切である。一方、電子商店街サーバ1が、複数の個別属性のうち何れかの個別属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす個別属性を有する商品のSKU情報を検索結果ページに含ませてもよい。この場合、それら複数のSKUに共通する情報よりも、特定の商品の情報が表示される方が適切である。こうして、商品ページが共通する複数のSKUについて、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供することができる。
【0107】
また、電子商店街サーバ1が、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、マルチSKU商品情報を商品ページに含ませてもよい。一方、電子商店街サーバ1が、複数の個別属性のうち何れかの個別属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす個別属性を有する商品のSKU情報を商品ページに含ませてもよい。この場合、商品ページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をその商品ウェブページに表示させることができる。
【0108】
また、マルチSKU商品情報が、複数のSKUに関連する画像を含んでもよい。また、SKU情報が、そのSKU情報に対応するSKUに関連する画像を含んでもよい。従って、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、それら複数のSKUに関連する画像が、検索結果ページ又は商品ページに表示される。一方、何れかのSKUの個別属性が検索条件を満たす場合、そのSKUに関連する画像が、検索結果ページ又は商品ページに表示される。
【0109】
また、マルチSKU商品情報が、マルチSKU商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示してもよい。また、SKU情報は、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUのうち、そのSKU情報に対応する商品の価格を示してもよい。従って、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、マルチSKU商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示す情報が、検索結果ページ又は商品ページに表示される。これにより、ユーザは、マルチSKU商品の価格に範囲を認識することができる。一方、何れかのSKUの個別属性が検索条件を満たす場合、そのSKUの価格を示す情報が、検索結果ページ又は商品ページに表示される。これにより、ユーザは、検索条件を満たすSKUの価格を認識することができる。
【0110】
また、電子商店街サーバ1が、複数の個別属性のうち、2以上の個別属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす2以上の個別属性をそれぞれ有する2以上の商品間でSKU情報が同一であるか否かを判定してもよい。また、電子商店街サーバ1が、SKU情報が同一ではない場合、マルチSKU商品情報を検索結果ページに含ませてもよい。この場合、それら2以上の商品のうち、何れかの商品のSKU情報を表示するよりも、商品ページが共通する複数のSKUに共通するマルチSKU商品情報を表示した方が適切である。一方、電子商店街サーバ1が、SKU情報が同一である場合、SKU情報を検索結果ページに含ませてもよい。この場合、そのSKU情報はそれら2以上のSKUの何れにも関連しているので、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUに共通するマルチSKU商品情報を表示するよりも、そのSKU情報を表示した方が適切である。
【0111】
また、電子商店街サーバ1が、検索条件を満たす2以上の個別属性をそれぞれ有する2以上の商品間でSKU情報が同一ではない場合、マルチSKU商品情報を商品ページに含ませてもよい。一方、電子商店街サーバ1が、SKU情報が同一である場合、SKU情報を商品ページに含ませてもよい。
【0112】
また、電子商店街サーバ1の記憶部14が、共通属性に関連付けてマルチSKU商品情報を予め記憶してもよい。また、記憶部14が、複数の個別属性に含まれる各個別属性に関連付けて、その個別属性を有する商品のSKU情報を予め記憶してもよい。従って、共通属性は検索条件を満たすものの、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、その共通属性に関連付けて記憶部14に記憶されているマルチSKU商品情報が、検索結果ページ又は商品ページに表示される。一方、何れかの商品の個別属性が検索条件を満たす場合、その個別属性に関連付けて記憶部14に記憶されたSKU情報が検索結果ページ又は商品ページに表示される。
【0113】
また、商品ページは、属性選択ボタン群450を含んでもよい。また、電子商店街サーバ1が、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、バリエーション属性に対応する条件を含まない場合、属性選択ボタン群450により、何れのバリエーション属性も選択されていないことを示させてもよい。この場合、何らかのSKUのバリエーション属性が自動的に選択されているよりも、商品ページに表示される情報を見た上で、購入対象とするSKUのバリエーション属性をユーザが選択する方が適切である。一方、電子商店街サーバ1が、マルチSKU商品に含まれる複数のSKUそれぞれの複数のバリエーション属性のうち、何れかのバリエーション属性が検索条件を満たす場合、属性選択ボタン群450により、検索条件を満たすバリエーション属性が選択されていることを示させてもよい。この場合、検索条件を満たすバリエーション属性が自動的に選択されていることで、ユーザによる選択操作の手間を削減することができる。
【0114】
(付記1)商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段と、を備えることを特徴とする検索結果ページ送信装置。
【0115】
(付記2)前記第1商品情報は、前記複数の商品に関連する画像を含み、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品に関連する画像を含むことを特徴とする付記1に記載の検索結果ページ送信装置。
【0116】
(付記3)前記第1商品情報は、前記複数の商品の価格の範囲の下限及び上限のうち少なくとも何れか一方を示し、前記第2商品情報は、前記複数の商品のうち、該第2商品情報に対応する商品の価格を示すことを特徴とする付記1又は2に記載の検索結果ページ送信装置。
【0117】
(付記4)前記送信手段は、前記複数の個別属性のうち、2以上の個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記2以上の個別属性をそれぞれ有する2以上の商品間で前記第2商品情報が同一であるか否かを判定し、前記第2商品情報が同一ではない場合、前記第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記第2商品情報が同一である場合、前記第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませることを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の検索結果ページ送信装置。
【0118】
(付記5)前記記憶手段は、前記共通属性に関連付けて前記第1商品情報を予め記憶し、前記複数の個別属性に含まれる各個別属性に関連付けて、該個別属性を有する商品の前記第2商品情報を予め記憶することを特徴とする付記1乃至4の何れか一に記載の検索結果ページ送信装置。
【0119】
(付記6)コンピュータにより実行される検索結果ページ送信方法において、商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信ステップと、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索ステップと、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信ステップであって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信ステップと、を含むことを特徴とする検索結果ページ送信方法。
【0120】
(付記7)コンピュータを、商品の検索条件を示す検索条件情報を端末装置から受信する受信手段と、商品を購入対象として選択するユーザ操作が可能な商品ウェブページ単位で、前記商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、前記商品ウェブページにおいて前記購入対象としてそれぞれ選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性を示す共通属性情報と、前記複数の商品それぞれの複数の個別属性情報であって、前記複数の商品がそれぞれ前記共通属性とは別に有する個別属性をそれぞれ示す複数の個別属性情報と、を記憶する記憶手段から、前記受信された検索条件情報により示される前記検索条件を満たす前記共通属性を示す前記共通属性情報及び前記個別属性を示す前記個別属性情報のうち少なくとも何れか一方を検索する検索手段と、商品の検索結果を前記商品ウェブページ単位で示す検索結果ウェブページを前記端末装置へ送信する送信手段であって、前記共通属性が前記検索条件を満たし、且つ、前記検索条件が、前記個別属性に対応する条件を含まない場合、前記複数の商品に共通する第1商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませ、前記複数の個別属性のうち何れかの個別属性情報により示される前記個別属性が前記検索条件を満たす場合、前記複数の商品のうち、前記検索条件を満たす前記何れかの個別属性を有する商品の第2商品情報を、前記送信される検索結果ウェブページに含ませる送信手段、として機能させることを特徴とする検索結果ページ送信プログラム。
【符号の説明】
【0121】
1 電子商店街サーバ
2 店舗端末
3 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インターフェース
14 記憶部
14a カテゴリDB
14b 商品DB
14b1 商品ページレベル情報テーブル
14b2 SKUレベル情報テーブル
14c 商品ページHTML文書
14d 商品画像データ
111 検索条件受信部
112 検索部
113 検索結果ページ送信部
114 商品ページ送信部
NW ネットワーク
【要約】      (修正有)
【課題】商品ウェブページが共通する複数の商品について、検索条件に関連した情報をウェブページ単位で検索結果として提供する。
【解決手段】電子商店街サーバ、各店舗端末及びユーザ端末が、ネットワークNWを介して互いに接続するショッピングシステムSにおいて、電子商店街サーバは、商品ウェブページを示すウェブページ情報に関連付けて、そのページにおいて購入対象として夫々選択可能な複数の商品が共通に有する共通属性と、複数の商品夫々の複数の個別属性とを記憶する記憶部から、検索条件を満たす共通属性及び個別属性のうち少なくとも何れか一方を検索し、共通属性が検索条件を満たし、且つ、検索条件が、個別属性に対応する条件を含まない場合、複数の商品に共通する第1商品情報を検索結果ウェブページに含ませ、何れかの個別属性が検索条件を満たす場合、検索条件を満たす個別属性を有する商品の第2商品情報を検索結果ウェブページに含ませる。
【選択図】図1
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