(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-01
(45)【発行日】2023-12-11
(54)【発明の名称】リソース割り当て方法、通信装置、および関連するデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0453 20230101AFI20231204BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20231204BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20231204BHJP
【FI】
H04W72/0453
H04W28/06 110
H04W84/12
(21)【出願番号】P 2022542443
(86)(22)【出願日】2021-01-08
(86)【国際出願番号】 CN2021070882
(87)【国際公開番号】W WO2021139773
(87)【国際公開日】2021-07-15
【審査請求日】2022-09-08
(31)【優先権主張番号】202010028087.9
(32)【優先日】2020-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 懋
(72)【発明者】
【氏名】李 波
(72)【発明者】
【氏名】狐 梦▲實▼
(72)【発明者】
【氏名】于 健
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Abhishek Patil (Qualcomm),Resolution for CIDs on UORA,IEEE 802.11-19/0508r2,米国,IEEE mentor,2019年05月09日
【文献】Myeongjin Kim (Samsung),Multiple RU Support for 11be,IEEE 802.11-19/2161r1,米国,IEEE mentor,2020年01月09日
【文献】Jianhan Liu (Mediatek Inc.),Multiple RU Combinations for EHT,IEEE 802.11-19/1907r1,米国,IEEE mentor,2020年01月09日
【文献】Eunsung Park (LG Electronics),Consideration on 320MHz Bandwidth and 16 Spatial Streams,IEEE 802.11-19/0778r0,米国,IEEE mentor,2019年05月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース割り当て方法であって、
局によって、アクセスポイントからトリガフレームを受信するステップであって、
前記トリガフレームは、前記局の関連付け識別子と同じである関連付け識別子を含む1つのユーザ情報フィールドを含み、前記1つのユーザ情報フィールドは、前記局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す、ステップと、
前記局によって、前記トリガフレームに基づいて前記複数の割り当てられるリソースユニットを決定するステップとを含
み、
前記局によって、前記トリガフレームに基づいて前記複数の割り当てられるリソースユニットを決定する前記ステップは、
前記トリガフレームから前記局によって、前記局の前記関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを選択するステップと、
前記選択された1つのユーザ情報フィールドに対して、前記局によって、前記ユーザ情報フィールドによって示される1つよりも多いリソースユニットを決定するステップとを含み、
前記選択された1つのユーザ情報フィールドによって示される前記1つよりも多いリソースユニットは、前記局に割り当てられる前記複数のリソースユニットであり、
前記ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示を含み、前記周波数帯域範囲指示は、帯域幅における80MHzの周波数帯域範囲を示し、前記リソースユニット指示は1つよりも多いリソースユニットの1つのインデックスを示し、
前記局によって、前記ユーザ情報フィールドによって示される1つよりも多いリソースユニットを決定する前記ステップは、
前記局によって前記周波数帯域範囲指示によって示される前記周波数帯域範囲および前記リソースユニット指示によって示される前記1つのインデックスに基づいて、前記1つよりも多いリソースユニットを決定するステップを含み、
前記リソースユニット指示によって示される前記複数のリソースユニットは、
1つの20MHzの周波数帯域範囲における2番目に低い周波数の52-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲における2番目に低い周波数の26-toneリソースユニットとの組合せであって、前記20MHzの周波数帯域範囲が前記80MHzの周波数帯域範囲の中の第1の20MHzの周波数帯域範囲又は第2の20MHzの周波数帯域範囲である、組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲における2番目に高い周波数の52-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲における2番目に高い周波数の26-toneリソースユニットとの組合せであって、前記20MHzの周波数帯域範囲が前記80MHzの周波数帯域範囲の中の第3の20MHzの周波数帯域範囲又は第4の20MHzの周波数帯域範囲である、組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数の52-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数の52-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の低い周波数の106-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の高い周波数の106-toneリソースユニットと、前記20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の低い周波数の484-toneリソースユニットと、前記80MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数の242-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の高い周波数の484-toneリソースユニットと、前記80MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数の242-toneリソースユニットとの組合せ、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の低い周波数の484-toneリソースユニットと、前記80MHzの周波数帯域範囲の中の最も高い周波数の242-toneリソースユニットとの組合せ、または、
前記80MHzの周波数帯域範囲の中の高い周波数の484-toneリソースユニットと、前記80MHzの周波数帯域範囲の中の最も低い周波数の242-toneリソースユニットとの組合せ、
という組合せのいずれか1つに対応する複数のリソースユニットである、リソース割り当て方法。
【請求項2】
前記周波数帯域範囲指示によって示される前記周波数帯域範囲は、
一次の80MHzの周波数帯域範囲、二次の80MHzの周波数帯域範囲、第3の80MHzの周波数帯域範囲、および第4の80MHzの周波数帯域範囲のいずれか1つである、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記局によって、前記複数のリソースユニット上で極高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニット(EHT TB PPDU)を送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む通信装置であって、
前記トランシーバは、トリガフレームを受信するように構成され、
前記メモリは、プログラムコードを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記通信装置に請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法を行
うために、前記メモリから前記プログラムコードを呼び出すように構成される、通信装置。
【請求項5】
コンピュータ可読記憶媒体が命令を記憶するように構成され、プロセッサによって前記命令が実行されると、
請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法
が行わ
れる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、リソース割り当て方法、通信装置、および関連するデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)では、各基地局(station)がアップリンクデータを送信する必要があるとき、局はコンテンション方式でデータ送信のためのチャネル全体を占有し、その結果、周波数利用効率が大きく低下する。この状況を改善するために、現在、OFDMA技術を使用して、周波数領域における複数のサブチャネル(サブキャリア)へと無線チャネルを分割し、リソースユニット(resource unit、RU)を形成する。ユーザデータは、チャネル全体を占有する代わりにリソースユニットの一部で搬送されるので、複数のユーザが、順番待ちをすることなく、または互いに競合することなく、各時間期間において並列送信を同時に行うことができる。これは、周波数利用効率を改善する。
【0003】
ダウンリンクにおいて、アクセスポイント(access point、AP)は、各局のダウンリンクデータの優先度に基づいて、RUを割り当てるステータスを決定し得る。しかしながら、アップリンクにおいて、APは、トリガフレームを使用することによって、割り当てられたリソースユニットを端末デバイスに知らせる必要がある。トリガフレームは複数のユーザ情報フィールドを含み、1つのユーザ情報フィールドは、1つの局が読み取る必要がある情報を含む。たとえば、M個のユーザ情報フィールドは、局1から局Mがそれぞれ読み取らなければならない情報である。ユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドは、局に割り当てられるリソースユニットを示す。さらに、局は、割り当てられたリソースユニット上でデータパケットを送信し得る。
【0004】
しかしながら、局によってアップリンクにおいて送信される必要のあるデータのサイズは異なり、複数のリソースユニットを1つの局にどのように割り当てるかが、解決されるべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願は、複数のリソースユニットを各局に割り当てるための、リソース割り当て方法、通信装置、および関連するデバイスを提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本出願はリソース割り当て方法を提供する。この方法では、局はアクセスポイントからトリガフレームを受信する。トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示す。したがって、局は、複数のユーザ情報フィールドの各々によって示される1つまたは複数のリソースユニットを、複数の割り当てられたリソースユニットとして決定し得る。
【0007】
他の可能な設計では、複数のリソースユニットを局に割り当てるために、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。この設計では、必要とされるユーザ情報フィールドの量が減るように、複数のリソースユニットが、1つのユーザ情報フィールドを使用することによって局に割り当てられる。これは、複数のリソースユニットを複数の局に同時に割り当てるのに役立つ。
【0008】
ある可能な実装形態では、局がトリガフレームに基づいて複数の割り当てられたリソースユニットを決定することは、局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することを含む。選択された1つまたは複数のユーザ情報フィールドの各々に対して、局は、ユーザ情報フィールドによって示される1つまたは複数のリソースユニットを決定する。選択された1つまたは複数のユーザ情報フィールドの各々によって示される1つまたは複数のリソースユニットは、局に割り当てられる複数のリソースユニットである。
【0009】
トリガフレームの中のユーザ情報フィールドは、ユーザ情報リストフィールドにおいて展開され得る。したがって、この実装形態は、代替的に、ユーザ情報リストフィールドから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することであり得る。
【0010】
局がユーザ情報リストフィールドから1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択する具体的な方式については、以下の4つの任意選択の可能な実装形態を参照されたい。代替として、4つの可能な実装形態は組合せで使用され得る。これは本出願では限定されない。
【0011】
ある可能な実装形態では、局は、トリガフレームの中のすべてのユーザ情報フィールドの各々の中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子を別々に解析し、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報領域を選択する。すべてのユーザ情報フィールドは、ユーザ情報リストフィールドにおいて展開され得る。局は、ユーザ情報リストフィールドの境界に基づいて、すべてのユーザ情報フィールドを解析し得る。ユーザ情報リストフィールドはこの方式で修正される必要がないので、リソース割り当て方法はより高い互換性を有することがわかる。
【0012】
他の可能な実装形態では、アクセスポイントは、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局のためのNを構成してもよく、Nは局の関連付け識別子と同じであるトリガフレームに含まれるユーザ情報フィールドの量である。代替として、アクセスポイントは、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局に割り振られ得るリソースユニットの量N1、および各ユーザ情報フィールドによって示され得るリソースユニットの量N2を構成し得る。この場合、局の関連付け識別子と同じであるトリガフレームに含まれるユーザ情報フィールドの量Nは、N1/N2に等しくてもよい。
【0013】
この実装形態では、局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が、トリガフレームの中の各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析し、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析するステップを行うのを、局の関連付け識別子と同じであるユーザ情報フィールドの量がNに等しくなるまで止め、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じであるN個のユーザ情報フィールドを選択することを含む。
【0014】
この実装形態では、局によって解析されるユーザ情報フィールドの量を減らせることがわかる。これは、局の処理負荷を減らすのに役立つ。
【0015】
さらに他の可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは終了フラグを含み得る。終了フラグは、他の情報フィールドを再使用することによって、または予約フィールドを使用することによって、ユーザ情報フィールドの中の新しく追加されたビットを使用することによって設定され得る。終了フラグは、局へのリソースユニットの割り当てが終了するかどうかを示す。この実装形態では、局によって解析されるユーザ情報フィールドの量をさらに減らせることがわかる。これは、局の処理負荷を減らすのに役立つ。
【0016】
局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が、トリガフレームの中の各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析し、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析するステップを行うのを、局へのリソースユニットの割り当てが終了することを解析されたユーザ情報フィールドの中の終了フラグが示すまで止め、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することを含む。
【0017】
さらに他の可能な実装形態では、局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が、各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、トリガフレームの中の、局の関連付け識別子と同じである第1のユーザ情報フィールドから開始して、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを、局の関連付け識別子と異なるユーザ情報フィールドが解析されるまで解析し、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択することを含む。この実装形態では、各局に対応する複数のユーザ情報フィールドは、トリガフレームのユーザ情報リストフィールドにおいて連続して分配され得るので、局の解析の複雑さを大きく下げることができる。
【0018】
以下は、いくつかの任意選択の実装形態を使用することによって、ユーザ情報フィールドが1つまたは複数のリソースユニットをどのように示すか、および局が各ユーザ情報フィールドによって示される1つまたは複数のリソースユニットをどのように決定するかについて説明する。
【0019】
ある可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは、リソースユニット指示を含む。局がユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、局がユーザ情報フィールドの中のリソースユニット指示により示される複数のリソースユニットを決定することを含む。この実装形態では、リソースユニット指示は複数のリソースユニットを示し得ることがわかる。
【0020】
任意選択で、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットは、
2つの第1のリソースユニットの組合せであって、第1のリソースユニットは996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、
4つの第1のリソースユニットの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の2つの第1のリソースユニットと最も高い周波数の1つの第1のリソースユニットとの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の1つの第1のリソースユニットと最も高い周波数の2つの第1のリソースユニットとの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の3つの第1のリソースユニットの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も高い周波数の3つの第1のリソースユニットの組合せ、
2つの第1のリソースユニットの組合せであって、第1のリソースユニットは996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、および
4つの第1のリソースユニットの組合せ
という組合せのいずれか1つに対応する複数のリソースユニットである。
【0021】
他の可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示を含む。周波数帯域範囲指示は帯域幅の中の80MHzの周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は1つのリソースユニットを示す。局がユーザ情報フィールドによって示される1つのリソースユニットを決定することは、局が、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲に基づいて、リソースユニット指示によって示される1つのリソースユニットを決定することを含む。局によって選択される複数のユーザ情報フィールドの各々が1つのリソースユニットを示すので、局に割り当てられる複数のリソースユニットを取得できることがわかる。
【0022】
この実装形態において、リソースユニットの組合せの帯域幅の範囲、および必要とされるRUの量とは無関係に、ユーザ情報フィールドの量が、RUの同じ量をそれぞれ示し得ることがわかる。
【0023】
任意選択で、リソースユニット指示によって示される1つのリソースユニットは、
任意の第7のリソースユニットであって、第7のリソースユニットは2×996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第7のリソースユニット、
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第6のリソースユニットであって、第6のリソースユニットは52個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第6のリソースユニット、
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第5のリソースユニットであって、第5のリソースユニットは26個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第5のリソースユニット、
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第4のリソースユニットであって、第4のリソースユニットは106個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第4のリソースユニット、
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第3のリソースユニットであって、第3のリソースユニットは242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第3のリソースユニット、
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第2のリソースユニットであって、第2のリソースユニットは484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第2のリソースユニット、および
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中の任意の第1のリソースユニットであって、第1のリソースユニットは996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第1のリソースユニット
というリソースユニットのいずれか1つである。
【0024】
さらに他の実装形態では、リソースユニット指示は、複数のリソースユニットを示す。言い換えると、局は、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲に基づいて、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットを決定する。局は、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリング構成方式で、リソースユニット指示のインデックスまたは値と、複数のリソースユニットの組合せとの対応付けを通知され得る。
【0025】
この実装形態において、リソースユニットの組合せの帯域幅の範囲とは無関係に、1つのユーザ情報フィールドは複数のリソースユニットを示し得ることがわかる。
【0026】
任意選択で、1つのユーザ情報フィールドが80MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、80MHzより高く160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で4つのユーザ情報フィールドが必要とされる。代替として、1つのユーザ情報フィールドが160MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で1つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。
【0027】
加えて、3つの996-tone RUが組み合わせられるとき、各々の996-tone RUが1つのユーザ情報フィールドを使用することによって示され、3つのユーザ情報フィールドが3つの996-tone RUの組合せを示すために必要とされ得る。160MHzの周波数帯域範囲の中の4つのRU、たとえば、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUが組み合わせられるとき、1つの484-tone RUと1つの242-tone RUの組合せを示すために、1つのユーザ情報フィールドは80MHzごとに示すことが必要とされる。この場合、2つのユーザ情報フィールドは、4つのRUの組合せを示し得る。
【0028】
任意選択で、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットは、
周波数帯域範囲指示によって示される1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の最低の周波数における第4のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の最高の周波数における第4のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数における第6のリソースユニットと、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接している、20MHzの周波数帯域範囲の中の第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数における第6のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数における第6のリソースユニットと、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接している、20MHzの周波数帯域範囲の中の第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数における第6のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中の第2のリソースユニットと、第2のリソースユニットに隣接する第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中の第2のリソースユニットと、第2のリソースユニットに隣接しない第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の両側の2つの第3のリソースユニットの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、第2のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、第2のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接する、第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接する、第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある2つの第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある2つの第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットと、周波数帯域範囲に隣接するより低い周波数の帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットと、周波数帯域範囲に隣接するより高い周波数の帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットとの組合せ
という組合せのいずれか1つに対応する複数のリソースユニットである。
【0029】
第6のリソースユニットは、52個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、26個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第4のリソースユニットは、106個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、242個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第2のリソースユニットは、484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第1のリソースユニットは、996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0030】
この実装形態において、RUの組合せの帯域幅の範囲とは無関係に、1つのユーザ情報フィールドが指示のために使用され得ることがわかる。
【0031】
さらに他の可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示を含む。周波数帯域範囲指示は、帯域幅の中の80MHzの周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は、周波数帯域範囲の中の1つのリソースユニットを示し、リソースユニット組合せ指示は、複数のリソースユニットの組合せを示す。複数のリソースユニットの組合せは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットを含む。この実装形態では、ユーザ情報フィールドが複数のリソースユニットの組合せを示すことができるように、ユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドを修正することができることがわかる。この実装形態において、RUの組合せの帯域幅の範囲とは無関係に、1つのユーザ情報フィールドは指示のために使用され得ることがわかる。
【0032】
任意選択で、1つのユーザ情報フィールドが80MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、80MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で1つのユーザ情報フィールドが必要とされる。80MHzより高く160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で4つのユーザ情報フィールドが必要とされる。
【0033】
代替として、1つのユーザ情報フィールドが160MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で1つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。
【0034】
加えて、3つの996-tone RUが組み合わせられ、各々の996-tone RUが1つのユーザ情報フィールドを使用することによって示され、3つのユーザ情報フィールドが3つの996-tone RUの組合せを示すために必要とされ得る。この場合、ユーザ情報フィールドが1つのリソースユニットを示す実装形態が使用され得る。
【0035】
160MHzの周波数帯域範囲の中の4つのRU、たとえば、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUが組み合わせられるとき、1つの484-tone RUと1つの242-tone RUの組合せを示すために、1つのユーザ情報フィールドは80MHzごとに示すことが必要とされる。この場合、1つのユーザ情報フィールドが複数のリソースユニットを示す方式が使用されてもよく、すなわち、4つのRUの組合せを示すために、2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。任意選択で、1つのユーザ情報フィールドが160MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、4つのRUの組合せを示すために、1つのユーザ情報フィールドが必要とされる。
【0036】
それに対応して、局がユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、局が、リソースユニット組合せ指示と、リソースユニット指示により示されるリソースユニットとに基づいて、複数のリソースユニットの組合せを、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとして決定する。
【0037】
任意選択で、リソースユニット組合せ指示のインデックスまたは値と、複数のリソースユニットの組合せとの対応付けは、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリング構成方式で決定され得る。以下は可能な対応付けについて説明する。
【0038】
ある任意選択の実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第4のリソースユニットと第5のリソースユニットの組合せを示す。第4のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される106個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、第4のリソースユニットは位置する20MHzの周波数帯域範囲の中心の中にある26個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0039】
ある任意選択の実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第6のリソースユニットと第5のリソースユニットの組合せを示す。第6のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される52個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、第6のリソースユニットが位置する20MHzの周波数帯域範囲の中心の中にある26個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、または、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接する26個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0040】
ある任意選択の実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第2のリソースユニットと第3のリソースユニットの組合せを示す。第2のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、周波数帯域範囲において、第2のリソースユニットに隣接する242個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、または、周波数帯域範囲の中の、第2のリソースユニットに隣接しない242個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0041】
ある任意選択の実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、2つの第3のリソースユニットの組合せを示し、2つの第3のリソースユニットは、周波数帯域範囲の一番外側の、各々242個のサブキャリアを含む2つのリソースユニットである。
【0042】
ある任意選択の実装形態では、第1のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。リソースユニット組合せ指示は、複数のリソースユニットの以下の組合せ、すなわち、第1のリソースユニットと第2のリソースユニットの組合せであって、第2のリソースユニットが第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、第1のリソースユニットと第3のリソースユニットの組合せであって、第3のリソースユニットが第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニット、および242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、ならびに、周波数帯域範囲の一番外側の、各々242個のサブキャリアを含む2つの第3のリソースユニットの組合せであって、2つの第3のリソースユニットが2つのリソースユニットである、組合せのいずれか1つを示す。
【0043】
ある任意選択の実装形態では、第1のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。リソースユニット組合せ指示は、
第2のリソースユニットと第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、
第2のリソースユニットと第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、
第2のリソースユニットと、第3のリソースユニットと、第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、
第2のリソースユニットと、第3のリソースユニットと、第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットが、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、および、
第1のリソースユニットと、996個のサブキャリアを各々含み第1のリソースユニットに隣接する2つのリソースユニットとの組合せ
という複数のリソースユニットの組合せのいずれか1つを示す。
【0044】
周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲は、一次の80MHzの周波数帯域範囲、二次の80MHzの周波数帯域範囲、第3の80MHzの周波数帯域範囲、および第4の80MHzの周波数帯域範囲のいずれか1つである。
【0045】
本出願では、リソースユニットと組合せ指示によって示され得る複数のリソースユニットの組合せの方策は、前述の可能な実装形態に限定されない。リソースユニット組合せ指示により占有されるビットの量は、示される必要のある組合せの方策の量に関係する。リソースユニット組合せ指示によって示される必要のある組合せの方策の量がより少ないことは、必要とされるビットオーバーヘッドがより低いことを示す。結論として、リソースユニット組合せ指示が複数のリソースユニットの組合せを示す方式は、複数のリソースユニットを割り当てるための方法の全体のオーバーヘッドを減らすことができる。
【0046】
第2の態様によれば、本出願はさらにリソース割り当て方法を提供する。リソース割り当て方法は、アクセスポイントの観点から説明される。この方法では、アクセスポイントは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定する。アクセスポイントは、トリガフレームを局に送信する。トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0047】
ある可能な実装形態では、局の関連付け識別子と同じであるトリガフレームの中のユーザ情報フィールドの量Nは、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局のために構成される。代替として、アクセスポイントは、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局に割り振られ得るリソースユニットの量N1、および各ユーザ情報フィールドによって示され得るリソースユニットの量N2を構成し得る。この場合、局の関連付け識別子と同じであるトリガフレームに含まれるユーザ情報フィールドの量Nは、N1/N2に等しくてもよい。ユーザ情報リストフィールドはこの方式で修正される必要がないので、リソース割り当て方法はより高い互換性を有することがわかる。
【0048】
ある可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは終了フラグを含み、終了フラグは、局へのリソースユニットの割り当てが終了するかどうかを示す。この実装形態では、局によって解析されるユーザ情報フィールドの量を減らせることがわかる。これは、局の処理負荷を減らすのに役立つ。
【0049】
ある可能な実装形態では、局の関連付け識別子と同じであるトリガフレームの中の複数のユーザ情報フィールドは、連続して並べられる。この実装形態では、局によって解析されるユーザ情報フィールドの量をさらに減らせることがわかる。これは、局の処理負荷を減らすのに役立つ。
【0050】
ある可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドはリソースユニット指示を含み、リソースユニット指示は局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。これは、リソースユニット指示に基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するのに役立つ。
【0051】
他の可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示を含み、周波数帯域範囲指示は、帯域幅における80MHzの周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示す。これは、情報に基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するのに役立つ。
【0052】
さらに他の可能な実装形態では、ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示を含む。周波数帯域範囲指示は、帯域幅の中の80MHzの周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は、周波数帯域範囲の中の1つのリソースユニットを示し、リソースユニット組合せ指示は、複数のリソースユニットの組合せを示す。複数のリソースユニットの組合せは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットを含む。この実装形態では、ユーザ情報フィールドが複数のリソースユニットの組合せを示すことができるように、ユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドを修正することができることがわかる。
【0053】
ある可能な実装形態では、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲は、一次の80MHzの周波数帯域範囲、二次の80MHzの周波数帯域範囲、第3の80MHzの周波数帯域範囲、および第4の80MHzの周波数帯域範囲のいずれか1つである。これは、周波数帯域範囲に基づいて1つまたは複数のリソースユニットを決定するのに役立つ。
【0054】
ある可能な実装形態では、リソースユニット指示によって示される1つのリソースユニットは、任意の第7のリソースユニットであって、第7のリソースユニットは2×996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第7のリソースユニット、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第6のリソースユニットであって、第6のリソースユニットは52個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第6のリソースユニット、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第5のリソースユニットであって、第5のリソースユニットは26個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第5のリソースユニット、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第4のリソースユニットであって、第4のリソースユニットは106個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第4のリソースユニット、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第3のリソースユニットであって、第3のリソースユニットは242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第3のリソースユニット、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第2のリソースユニットであって、第2のリソースユニットは484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第2のリソースユニット、および、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲の中にある任意の第1のリソースユニットであって、第1のリソースユニットは996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、第1のリソースユニットという、リソースユニットのいずれか1つである。
【0055】
ある可能な実装形態では、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットは、
2つの第1のリソースユニットの組合せであって、第1のリソースユニットは996個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、
4つの第1のリソースユニットの組合せ、
周波数帯域範囲指示によって示される1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の最低の周波数における第4のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の最高の周波数における第4のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数における第6のリソースユニットと、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接している、20MHzの周波数帯域範囲の中の第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に低い周波数における第6のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数における第6のリソースユニットと、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接している、20MHzの周波数帯域範囲の中の第5のリソースユニットとの組合せ、
1つの20MHzの周波数帯域範囲の中の2番目に高い周波数における第6のリソースユニットと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における第5のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中の第2のリソースユニットと、第2のリソースユニットに隣接する第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中の第2のリソースユニットと、第2のリソースユニットに隣接しない第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の両側の2つの第3のリソースユニットの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、第2のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接しない、第2のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接する、第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、第1のリソースユニットに隣接する、第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある2つの第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲に対応する第1のリソースユニットと、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある2つの第3のリソースユニットとの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の2つの第1のリソースユニットと最も高い周波数の1つの第1のリソースユニットとの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の1つの第1のリソースユニットと最も高い周波数の2つの第1のリソースユニットとの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も低い周波数の3つの第1のリソースユニットの組合せ、
320MHzの周波数帯域範囲における、最も高い周波数の3つの第1のリソースユニットの組合せ、
周波数帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットと、周波数帯域範囲に隣接するより低い周波数の帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットとの組合せ、
周波数帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットと、周波数帯域範囲に隣接するより高い周波数の帯域範囲の中にある1つの第2のリソースユニットおよび1つの第3のリソースユニットとの組合せ
という組合せのいずれか1つに対応する複数のリソースユニットである。
【0056】
第6のリソースユニットは、52個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、26個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第4のリソースユニットは、106個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、242個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第2のリソースユニットは、484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第1のリソースユニットは、996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0057】
ある可能な実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第4のリソースユニットと第5のリソースユニットの組合せを示す。第4のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される106個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、第4のリソースユニットが位置する20MHzの周波数帯域範囲の中心の中にある26個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0058】
ある可能な実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第6のリソースユニットと第5のリソースユニットの組合せを示す。第6のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される52個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第5のリソースユニットは、第6のリソースユニットが位置する20MHzの周波数帯域範囲の中心の中にある26個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、または、第6のリソースユニットと同じ側にありそれに隣接する26個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0059】
ある可能な実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、第2のリソースユニットと第3のリソースユニットの組合せを示す。第2のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、周波数帯域範囲において、第2のリソースユニットに隣接する242個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、または、周波数帯域範囲の中の、第2のリソースユニットに隣接しない242個のサブキャリアを含むリソースユニットである。
【0060】
ある可能な実装形態では、リソースユニット組合せ指示は、2つの第3のリソースユニットの組合せを示し、2つの第3のリソースユニットは、周波数帯域範囲の一番外側の、各々242個のサブキャリアを含む2つのリソースユニットである。
【0061】
ある可能な実装形態では、第1のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。リソースユニット組合せ指示は、複数のリソースユニットの以下の組合せ、すなわち、第1のリソースユニットと第2のリソースユニットの組合せであって、第2のリソースユニットは第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、第1のリソースユニットと第3のリソースユニットの組合せであって、第3のリソースユニットは第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニット、および242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、ならびに、周波数帯域範囲の一番外側の、各々242個のサブキャリアを含む2つの第3のリソースユニットの組合せであって、2つの第3のリソースユニットは2つのリソースユニットである、組合せのいずれか1つを示す。
【0062】
ある可能な実装形態では、第1のリソースユニットは、リソースユニット指示によって示される996個のサブキャリアを含むリソースユニットである。リソースユニット組合せ指示は、複数のリソースユニットの以下の組合せ、すなわち、第2のリソースユニットと第1のリソースユニットの組合せであって、第2のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、第2のリソースユニットと第1のリソースユニットの組合せであって、第2のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり第1のリソースユニットに隣接しない484個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、第2のリソースユニットと、第3のリソースユニットと、第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより低い周波数の80MHzの中にある242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、第2のリソースユニットと、第3のリソースユニットと、第1のリソースユニットとの組合せであって、第2のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、第3のリソースユニットは、第1のリソースユニットに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある242個のサブキャリアを含むリソースユニットである、組合せ、および、第1のリソースユニットと、996個のサブキャリアを各々含み第1のリソースユニットに隣接する2つのリソースユニットとの組合せの、いずれか1つを示す。
【0063】
本出願では、リソースユニットと組合せ指示によって示され得る複数のリソースユニットの組合せの方策は、前述の可能な実装形態に限定されない。リソースユニット組合せ指示により占有されるビットの量は、示される必要のある組合せの方策の量に関係する。リソースユニット組合せ指示によって示される必要のある組合せの方策の量がより少ないことは、必要とされるビットオーバーヘッドがより低いことを示す。結論として、リソースユニット組合せ指示が複数のリソースユニットの組合せを示す方式は、複数のリソースユニットを割り当てるための方法の全体のオーバーヘッドを減らすことができる。
【0064】
第3の態様によれば、本出願はさらに通信装置を提供する。通信装置は、第1の態様の方法の例における局の一部またはすべての機能を有する。たとえば、通信装置の機能は、本出願の一部もしくはすべての実施形態における機能を有してもよく、または、本出願のいずれかの実施形態を独立に実装する機能を有してもよい。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
【0065】
ある可能な設計では、通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。処理ユニットは、前述の方法において対応する機能を実行する際に通信装置を支援するように構成される。通信ユニットは、通信装置と他のデバイスとの間の通信を支援するように構成される。通信装置はさらに、記憶ユニットを含み得る。記憶ユニットは、処理ユニットおよび送信ユニットに結合されるように構成され、記憶ユニットは、通信装置に必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
【0066】
ある実装形態では、通信装置は、
アクセスポイントからトリガフレームを受信するように構成される、通信ユニットであって、
トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる複数のリソースユニットを示す、通信ユニットと、
トリガフレームに基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するように構成される、処理ユニットとを含む。
【0067】
たとえば、処理ユニットはプロセッサであってもよく、通信ユニットはトランシーバまたは通信インターフェースであってもよく、記憶ユニットはメモリであってもよい。
【0068】
ある実装形態では、通信装置は、
アクセスポイントからトリガフレームを受信するように構成される、トランシーバであって、
トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、1つのユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる複数のリソースユニットを示す、トランシーバと、
トリガフレームに基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するように構成される、プロセッサとを含む。
【0069】
第4の態様によれば、本出願はさらに通信装置を提供する。通信装置は、第2の態様の方法の例におけるアクセスポイントの一部またはすべての機能を有する。たとえば、通信装置の機能は、本出願の一部もしくはすべての実施形態におけるアクセスポイントの機能を有してもよく、または、本出願のいずれかの実施形態を独立に実装する機能を有してもよい。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
【0070】
ある可能な設計では、通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。通信ユニットは、前述の方法において対応する機能を実行する際に通信装置を支援するように構成される。通信ユニットは、通信装置と他のデバイス、たとえば局との間の通信を支援するように構成される。通信装置はさらに、記憶ユニットを含み得る。記憶ユニットは、取得ユニットおよび送信ユニットに結合されるように構成され、記憶ユニットは、通信装置に必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
【0071】
ある実装形態では、通信装置は、
局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定するように構成される処理ユニットと、
トリガフレームを局に送信するように構成される通信ユニットとを含み、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0072】
他の実装形態では、通信装置は、
局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定するように構成されるプロセッサと、
トリガフレームを局に送信するように構成されるトランシーバとを含み、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0073】
ある特定の実装過程では、プロセッサは、たとえば、限定はされないが、ベースバンド関連の処理を実行するように構成されてもよく、トランシーバは、たとえば、限定はされないが、無線周波数送信を実行するように構成されてもよい。前述の構成要素は互いに独立なチップに別々に配設されてもよく、または、構成要素の少なくとも一部もしくはすべてが同じチップに配設されてもよい。たとえば、プロセッサはさらに、アナログベースバンドプロセッサおよびデジタルベースバンドプロセッサへと分割され得る。アナログベースバンドプロセッサおよびトランシーバは、同じチップに集積されてもよく、デジタルベースバンドプロセッサは、独立のチップに配設されてもよい。集積回路技術の継続的な発展により、より多くの構成要素を同じチップに集積することができる。たとえば、デジタルベースバンドプロセッサおよび複数のアプリケーションプロセッサ(たとえば、限定はされないが、グラフィクスプロセッサおよびマルチメディアプロセッサ)は、同じチップに集積され得る。チップはシステムオンチップ(system on chip)と呼ばれ得る。すべての構成要素が異なるチップに別々に配設されるか、または、1つまたは複数のチップに集積されて配設されるかは、普通は製品設計の具体的な要件に依存する。前述の構成要素の具体的な実装形式は、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0074】
第5の態様によれば、本出願はさらに、第1の態様または第2の態様における方法を実行するように構成されるプロセッサを提供する。これらの方法を実行する過程において、前述の方法において前述の情報を送信する過程および前述の情報を受信する過程は、プロセッサによって前述の情報を出力する過程、およびプロセッサによって前述の入力情報を受信する過程として理解され得る。具体的には、情報を出力するとき、トランシーバが情報を送信するように、プロセッサは情報をトランシーバに出力する。またさらに、情報がプロセッサによって出力された後で、情報がトランシーバに到達する前に、情報に対して他の処理がさらに実行される必要があり得る。同様に、プロセッサが入力情報を受信すると、トランシーバは、情報を受信し、情報をプロセッサに入力する。またさらに、トランシーバが情報を受信した後、情報がプロセッサに入力される前に、情報に対して他の処理が実行される必要があり得る。
【0075】
前述の原理に基づいて、たとえば、前述の方法において言及される共同フィードバック情報を受信することは、プロセッサによって共同フィードバック情報を入力することとして理解され得る。他の例では、前述の方法において共同フィードバック情報を送信することは、プロセッサによって共同フィードバック情報を出力することとして理解され得る。
【0076】
この場合、プロセッサに関連する送出、送信、および受信などの動作について、具体的な陳述がない場合、または、動作が、関連する説明における動作の実際の機能または内部論理に矛盾しない場合、動作は全般に、高周波回路およびアンテナによって直接実行される送出、送信、および受信などの動作の代わりに、プロセッサの出力、受信、および入力などの動作として理解されてもよい。
【0077】
ある特定の実装過程において、プロセッサは、これらの方法を実行するように特別に構成されるプロセッサ、または、メモリの中のコンピュータ命令を実行してこれらの方法を実行するためのプロセッサ、たとえば汎用プロセッサであり得る。メモリは、読み取り専用メモリ(read only memory、ROM)などの非一時的(non-transitory)メモリであり得る。メモリおよびプロセッサは、同じチップに集積されてもよく、または異なるチップに別々に集積されてもよい。メモリのタイプおよびメモリとプロセッサを配設する方式は、本出願の実施形態において限定されない。
【0078】
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、前述の局によって使用され第1の態様の方法を実行するために使用されるプログラムを含む、コンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0079】
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、前述のアクセスポイントによって使用され第2の態様の方法を実行するために使用されるプログラムを含む、コンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0080】
第8の態様によれば、本出願はさらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されるとき、コンピュータは第1の態様の方法を実行することが可能になる。
【0081】
第9の態様によれば、本出願はさらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されるとき、コンピュータは第2の態様の方法を実行することが可能になる。
【0082】
第10の態様によれば、本出願はチップシステムを提供する。チップシステムは、プロセッサおよびインターフェースを含み、機能、たとえば、第1の態様の方法に関連するデータおよび情報を決定することまたは処理することのうちの少なくとも1つを実施する際に、局を支援するように構成される。ある可能な設計では、チップシステムはさらにメモリを含み、メモリは、局により必要とされるプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、または、チップおよび他の個別の構成要素を含んでもよい。
【0083】
第11の態様によれば、本出願はチップシステムを提供する。チップシステムは、プロセッサおよびインターフェースを含み、機能、たとえば、第2の態様の方法に関連するデータおよび情報を決定することまたは処理することのうちの少なくとも1つを実施する際に、アクセスポイントを支援するように構成される。ある可能な設計では、チップシステムはさらにメモリを含み、メモリは、アクセスポイントにより必要とされるプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、または、チップおよび他の個別の構成要素を含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【
図1】本出願のある実施形態によるネットワーク構造の概略図である。
【
図2】本出願のある実施形態によるトリガフレームの構造の概略図である。
【
図3】本出願のある実施形態によるトリガフレームに基づいてデータパケットを送信する概略フローチャートである。
【
図4】本出願のある実施形態によるチャネル分配の概略図である。
【
図5】本出願のある実施形態による80MHzの帯域幅におけるリソースユニットのあり得る分配の概略図である。
【
図6】本出願のある実施形態による160MHzの帯域幅におけるリソースユニットのあり得る分配の概略図である。
【
図7】本出願のある実施形態による320MHzの帯域幅におけるリソースのあり得る分配の概略図である。
【
図8】本出願のある実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図9】本出願のある実施形態によるユーザ情報リストフィールドの概略図である。
【
図10】本出願のある実施形態によるユーザ情報リストフィールドの他の概略図である。
【
図11】本出願のある実施形態による他のユーザ情報リストフィールドの構造の概略図である。
【
図12】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図13】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図14】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図15】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図16】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図17】本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図18】本出願のある実施形態による、106-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図19】本出願のある実施形態による、106-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
【
図20】本出願のある実施形態による、80MHzの周波数帯域範囲における484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図21】本出願のある実施形態による、80MHzの周波数帯域範囲における484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図22】本出願のある実施形態による、80MHzの周波数帯域範囲における484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図23】本出願のある実施形態による、80MHzの周波数帯域範囲における484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図24】本出願のある実施形態による2つの242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図25】本出願のある実施形態による、996-tone RUおよび484-tone RUの組合せの概略図である。
【
図26】本出願のある実施形態による、996-tone RUおよび484-tone RUの組合せの概略図である。
【
図27】本出願のある実施形態による、996-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図28】本出願のある実施形態による、996-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図29】本出願のある実施形態による、996-tone RU、242-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図30】本出願のある実施形態による、996-tone RU、242-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図31】本出願のある実施形態による、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
【
図32】本出願のある実施形態による、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図33】本出願のある実施形態による、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図34】本出願のある実施形態による、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図35】本出願のある実施形態による、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図36】本出願のある実施形態による、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図37】本出願のある実施形態による、2つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図38】本出願のある実施形態による、2つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図39】本出願のある実施形態による、2つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【
図40】本出願のある実施形態によるユーザ情報フィールドの構造の概略図である。
【
図41】本出願のある実施形態による他のリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図42】本出願のある実施形態によるPPDUプリアンブルメッセージの構造の概略図である。
【
図43】本出願のある実施形態による通信装置の構造の概略図である。
【
図44】本出願のある実施形態による他の通信装置の構造の概略図である。
【
図45】本出願のある実施形態によるチップの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0085】
ワイヤレスローカルエリアネットワークの発展により、アップリンクデータを送信するために局が必要とするデータレートは、それに従って増大する。したがって、局が複数のリソースユニットを使用することによってアップリンクデータを送信できるように、データレートを高めるためにアクセスポイントが複数のリソースユニットをどのように局に割り当てるかが、解決されるべき緊急の問題になっている。
【0086】
この問題を解決するために、本出願はリソース割り当て方法を提供する。この方法では、アクセスポイントは、局に複数のリソースユニットを割り当てることができる。局に割り当てられる複数のリソースユニットは、複数のリソースユニットの組合せまたは複数の組み合わされたリソースユニットとも呼ばれ得る。別段指定されない限り、本明細書において「組合せ」と「組み合わされた」は同じ意味を有する。
【0087】
まず、
図1が、本出願のリソース割り当て方法が適用可能であるネットワーク構造を説明するための例として使用される。
図1は、本出願のある実施形態によるネットワーク構造の概略図である。
図1に示されるように、ネットワーク構造は、アクセスポイント(access point、AP)および複数の非アクセスポイント局(non-access point station、non-AP SPA)を含み得る。説明を簡単にするために、非アクセスポイント局は、以下では略して局と呼ばれる。
図1は、ネットワーク構造が1つのアクセスポイント(AP)および2つの局(STA1およびSTA2)を含む例を使用することによって説明される。ネットワーク構造はさらに、より多くのアクセスポイントおよび局を含み得る。代替として、ネットワーク構造は2つの局しか含まなくてもよい。これは本出願では限定されない。
【0088】
アクセスポイントは、有線(またはワイヤレス)ネットワークにアクセスするために端末デバイス(携帯電話など)によって使用されるアクセスポイントであってもよく、主に家庭、建物、および公園に展開される。典型的なカバレッジ半径は、数十メートルから数百メートルである。当然、アクセスポイントは代わりに屋外に展開されてもよい。アクセスポイントは、有線ネットワークおよびワイヤレスネットワークを接続するブリッジと等価である。アクセスポイントの主な機能は、様々なワイヤレスネットワーククライアントを一緒に接続し、そしてワイヤレスネットワークをイーサネットに接続することである。具体的には、アクセスポイントは、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)チップを伴う端末デバイス(携帯電話など)またはネットワークデバイス(ルータなど)であり得る。アクセスポイントは、802.11be規格をサポートするデバイスであり得る。代替として、アクセスポイントは、802.11be規格、802.11ax規格、802.11ac規格、802.11n規格、802.11g規格、802.11b規格、および802.11a規格などの、802.11ファミリーの複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)規格をサポートするデバイスであり得る。
【0089】
局は、ワイヤレス通信チップ、ワイヤレスセンサ、ワイヤレス通信端末などであってもよく、ユーザと呼ばれることもある。たとえば、局は、Wi-Fi通信機能をサポートする携帯電話、Wi-Fi通信機能をサポートするタブレットコンピュータ、Wi-Fi通信機能をサポートするセットトップボックス、Wi-Fi通信機能をサポートするスマートテレビジョン、Wi-Fi通信機能をサポートするインテリジェントウェアラブルデバイス、Wi-Fi通信機能をサポートする車載通信デバイス、またはWi-Fi通信機能をサポートするコンピュータであり得る。任意選択で、局は802.11be規格をサポートし得る。局はまた、802.11be規格、802.11ax規格、802.11ac規格、802.11n規格、802.11g規格、802.11b規格、および802.11a規格などの、802.11ファミリーの複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)規格をサポートし得る。
【0090】
たとえば、アクセスポイントおよび局は、車両のインターネット、モノのインターネット(Internet of things、IoT)におけるモノのインターネットノードまたはセンサ、スマートホームにおけるスマートカメラ、スマートリモートコントロール、およびスマート水道計、ならびにスマートシティにおけるセンサに適用されるデバイスであり得る。
【0091】
そして、本出願の実施形態における関連する内容の理解を促進するために、以下は本出願の実施形態のいくつかの概念について説明する。
【0092】
本出願の実施形態では、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0093】
任意選択で、トリガフレームのフレームフォーマットが
図2に示され得る。
図2は、本出願のある実施形態によるトリガフレームの構造の概略図である。トリガフレームは、
図2に示されるフィールドの一部のみを含み得る。代替として、トリガフレームは
図2に示されるものよりも多くのフィールドを含み得る。これは本出願の実施形態では限定されない。
【0094】
たとえば、トリガフレームは、共通情報(common info)フィールドおよびユーザ情報リスト(user info list)フィールドを含む。トリガフレームはさらに、フレーム制御(frame control)フィールド、時間長(duration)フィールド、受信器アドレス(RA)フィールド、送信器アドレス(TA)フィールド、パディング(padding)フィールド、フレーム確認シーケンス(frame check sequence、FCS)フィールドなどを含み得る。
【0095】
共通情報フィールドはまた、共通領域または共通情報領域とも呼ばれ得る。共通情報フィールドは、すべての局によって読み取られる必要のある共通の情報、たとえば、トリガフレームタイプ(trigger type)サブフィールド、長さ(length)サブフィールド、カスケード指示(cascade indication)サブフィールド、搬送波感知必要(CS Required)サブフィールド、帯域幅(bandwidth)サブフィールド、ガード区間および長訓練フィールド(GI+LTF)サブフィールド、ならびにトリガフレームタイプ依存の共通情報(trigger dependent common info)サブフィールドを含む。
【0096】
ユーザ情報リストフィールドは、ユーザ情報リスト領域、局ごとの領域などとも呼ばれ得る。ユーザ情報リストフィールドは、1つまたは複数のユーザ情報(user info)フィールドを含む。各ユーザ情報フィールドは、各局によって読み取られる必要のある情報、たとえば、関連付け識別子(Association Identifier、AID)サブフィールド、リソースユニット割り当て(RU allocation)サブフィールド、コーディングタイプ(coding type)サブフィールド、変調およびコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)サブフィールド、予約(reserved)サブフィールド、トリガフレームタイプ依存のユーザ情報(trigger dependent user info)サブフィールドなどを含む。
【0097】
関連付け識別子フィールドは、ユーザ情報フィールドに対応する局の関連付け識別子を示す。リソースユニット割り当てサブフィールドは、ユーザ情報フィールドによって示され局に割り当てられるリソースユニット(またはリソースユニット位置)を示す。本出願の実施形態では、ユーザ情報フィールドは、リソースユニット割り当てサブフィールドを使用することによって1つまたは複数のリソースユニットを示し得るが、これはリソースユニット割り当てサブフィールドに限定されない。言い換えると、ユーザ情報フィールドに含まれる周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示の一部またはすべては、リソースユニット割り当てサブフィールドに分配され得る。
【0098】
本明細書において説明される「フィールド(field)」は、「領域」、「情報」などとも呼ばれることがあり、「サブフィールド(subfield)」は、「サブ領域」、「情報」などと呼ばれることがある。
図2に示されるフィールドは単なる例である。トリガフレームは、
図2に示されるフィールドの一部のみを含み得る。代替として、トリガフレームは
図2に示されるものよりも多くのフィールドを含み得る。
【0099】
トリガフレームに基づくスケジューリングベースのアップリンク送信は、局が複数の割り当てられたリソースユニット、すなわち物理層プロトコルデータユニット(physical layer protocol data unit、PPDU)でデータパケットを送信し得ることを意味する。データパケットは、高効率トリガベース物理層プロトコルデータユニット(high-efficiency trigger-based physical layer protocol data unit、HE TB PPDU)または極高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニット(Extremely High Throughput trigger-based physical layer protocol data unit、EHT TB PPDU)であり得る。HE TB PPDUは、高効率物理層プロトコルデータユニット(high-efficiency physical layer protocol data unit、HE PPDU)の1つである。
図3は、本出願のある実施形態による、トリガフレームに基づくスケジューリングベースのアップリンク送信の概略フローチャートである。
図3に示されるように、トリガフレームを受信した後、局は、複数の割り当てられたリソースユニットを決定し、複数のリソースユニットでPPDUを送信し得る。PPDUの構造は
図3に示される。STA1がPPDUを送信することが、例として使用される。HE-LTFからDataは、STA1のアップリンクデータを送信するための複数のリソースユニットを含む。PPDUの中のフィールドの機能はTable1(表1)に示される。
【0100】
【0101】
無線チャネルは、周波数領域において複数のサブチャネルまたはサブキャリアへと分割される。
図4は、本出願のある実施形態によるチャネル分配の概略図である。
図4に示されるように、帯域幅が160MHzであるとき、チャネルは、一次の20MHzチャネル(一次のチャネル、Primary 20MHz、P20とも呼ばれる)、二次の20MHzチャネル(Secondary 20MHz、S20)、二次の40MHzチャネル(Secondary 40MHz、S40)、および二次の80MHzチャネル(Secondary 80MHz、S80)へと分割され得る。チャネル1は一次の20MHzチャネルに対応してもよく、チャネル2は二次の20MHzチャネルに対応してもよく、チャネル3およびチャネル4は二次の40MHzチャネルへと組み合わせられ、チャネル5からチャネル8は二次の80MHzチャネルへと組み合わせられる。
【0102】
チャネル上の異なる量のサブキャリアが、異なるサイズのリソースユニットへと組み合わせられ得る。20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzの帯域幅に対して、異なるサイズのリソースユニットは、以下の7つのリソースユニット、すなわち、第1のリソースユニット(これは996個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、996-tone RUと呼ばれ得る)、第2のリソースユニット(これは484個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、484-tone Ruと呼ばれ得る)、第3のリソースユニット(これは242個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、242-tone RUと呼ばれ得る)、第4のリソースユニット(これは106個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、106-tone RUと呼ばれ得る)、第5のリソースユニット(これは26個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、26-tone RUと呼ばれ得る)、第6のリソースユニット(これは52個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、52-tone RUと呼ばれ得る)、および第7のリソースユニット(これは2×996個のサブキャリアを含むリソースユニットであり、2×996-tone RUと呼ばれ得る)を含み得る。これは、アクセスポイントが各局のデータ送信要件に基づいて複数のリソースユニットをアップリンクデータ送信のために局に割り当てるのに役立つ。
【0103】
図5は、本出願のある実施形態による80MHzの帯域幅におけるリソースユニットのあり得る分配の概略図である。
図5に示されるように、第1の行は、80MHzの帯域幅が37個の26-tone RUを含み得ることを示し、第2の行は、80MHzの帯域幅が16個の52-tone RUを含み得ることを示し、第3の行は、80MHzの帯域幅が8個の106-tone RUを含み得ることを示し、第4の行は、80MHzの帯域幅が4個の242-tone RUを含み得ることを示し、第5の行は、80MHzの帯域幅が2個の484-tone RUを含み得ることを示し、第6の行は、80MHzの帯域幅が1個の996-tone RUを含み得ることを示す。
図5に示されるように、20MHzの周波数帯域範囲に、最大で9個のリソースユニット、すなわち、9個の26-tone RUがあり得る。
【0104】
図6は、本出願のある実施形態による160MHzの帯域幅におけるリソースユニットのあり得る分配の概略図である。
図6に示されるように、第1の行は、160MHzの帯域幅が8個の242-tone RUを含み得ることを示し、第2の行は、160MHzの帯域幅が4個の484-tone RUを含み得ることを示し、第3の行は、160MHzの帯域幅が2個の996-tone RUを含み得ることを示す。
【0105】
図7は、本出願のある実施形態による320MHzの帯域幅におけるリソースのあり得る分布の概略図である。
図7に示されるように、第1の行は、320MHzの帯域幅が4個の996-tone RUを含み得ることを示す。
【0106】
図5から
図7の各行において示されるリソースユニットは帯域幅全体を占有せず、各行はリソースユニット間の分離のために使用されるいくつかの残りのサブキャリアを含み得る。
図5に示されるように、各々の20MHzのチャネルは2つのサブキャリアという離隔および1つのサブキャリアという離隔を有し、484-tone RUと484-tone RUとの間には26個のサブキャリアという離隔がある。
【0107】
リソースユニットのあり得る分配は、
図5から
図7に示されるものに限定されない。たとえば、320MHzの帯域幅は、8個の484-tone RUなどを含み得る。代替として、
図4に示されるリソースユニットの分配様式が、320MHzの帯域幅の中の各々の80MHzの周波数帯域範囲のために、および160MHzの帯域幅の中の各々の80MHzの周波数帯域範囲のために使用され得る。言い換えると、帯域幅の中のリソースユニットのあり得る分配は、本出願の実施形態において限定されない。本出願におけるリソース割り当て方法の理解を促進するために、
図5から
図7に示される分配は、局が複数のリソースユニットでアップリンクデータを送信できるようにするための、局に割り当てられる複数のリソースユニット、または局に割り当てられる複数のリソースユニットの位置、またはどのリソースユニットが組み合わせられるかの例として使用される。
【0108】
以下は、添付の図面を参照して本出願の実施形態におけるリソース割り当て方法および関連するデバイスについて説明する。リソース割り当て方法は、複数のリソースユニットの指示方法、複数のリソースユニットの組合せ方法などとも呼ばれ得る。本出願の実施形態では、トリガフレームは、複数のリソースユニットを局に割り当てるために使用される。以下は2つの態様から説明を提供する。第1の態様では、トリガフレームは、複数のユーザ情報フィールドを使用することによって、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。言い換えると、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報(user info)フィールドを含む。第2の態様では、トリガフレームは、1つのユーザ情報フィールドを使用することによって、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。言い換えると、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報(user info)フィールドを含む。
【0109】
1. トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報(user info)フィールドを含む。
【0110】
各ユーザ情報(user info)フィールドは1つまたは複数のリソースユニットを示してもよく、複数のユーザ情報フィールドの各々によって示される1つまたは複数のリソースユニットは局に割り当てられる複数のリソースユニットである。
【0111】
図8は、トリガフレームの設計に基づく、本出願のある実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
図8に示されるように、リソース割り当て方法は以下のステップを含む。
【0112】
101: アクセスポイントが局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定する。
【0113】
102: アクセスポイントがトリガフレームを局に送信し、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示す。
【0114】
103: 局が、トリガフレームを受信し、トリガフレームに基づいて複数の割り当てられたリソースユニットを決定する。
【0115】
局がトリガフレームに基づいて複数の割り当てられたリソースユニットを決定することは、以下のステップを含む。
【0116】
1031: 局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択する。
【0117】
1032: 選択された1つまたは複数のユーザ情報フィールドの各々に対して、局が、ユーザ情報フィールドによって示される1つまたは複数のリソースユニットを決定し、選択された1つまたは複数のユーザ情報フィールドの各々によって示される1つまたは複数のリソースユニットは、局に割り当てられる複数のリソースユニットである。
【0118】
任意選択で、
図2に示されるフレームの構造が例として使用される。ユーザ情報フィールドは、ユーザ情報リストフィールドにおいて分配される。したがって、局は、ユーザ情報リストフィールドから、局の関連付け識別子と同じである1つまたは複数のユーザ情報フィールドを選択し得る。言い換えると、局は、ユーザ情報リストフィールドを受信し、ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子を解析し、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択する。
【0119】
ステップ1031において、局が、トリガフレームからの以下のいくつかの任意選択の実装形態において、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択し得るが、以下の実装形態はそれに限定されない。たとえば、以下の実装形態のうちの1つまたは複数は、複数のユーザ情報フィールドを選択するために同時に使用され得る。
【0120】
1.1. トリガフレームの中のすべてのユーザ情報フィールドが解析される。
【0121】
その実装形態では、局は、トリガフレームの中のすべてのユーザ情報フィールドの各々の中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子を別々に解析し、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択し得る。
図2に示されるように、トリガフレームの中のユーザ情報リストフィールドは境界を有するので、局は境界に基づいてすべてのユーザ情報フィールドを解析できる。
【0122】
説明を簡単にするために、本明細書では、「局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールド」は、局のユーザ情報フィールド、局と一致するユーザ情報フィールドなどと呼ばれ得る。
【0123】
トリガフレームの中の局に対応する複数のユーザ情報フィールドは、連続してまたは不連続に現れ得る。たとえば、ユーザ情報リストフィールドはM個のユーザ情報フィールドを含み、STA1の関連付け識別子はAID1であり、
図9のSTA1に対応するユーザ情報フィールドはユーザ情報リストフィールドにおいて連続して現れると仮定される。言い換えると、ユーザ情報リストフィールドの中の最初の2つのユーザ情報フィールドは、STA1に対応するユーザ情報フィールドであり、第3のユーザ情報フィールドから第Mのユーザ情報フィールドは、STA1に対応するユーザ情報フィールドではない。
図10のSTA1に対応するユーザ情報フィールドは、ユーザ情報リストフィールドにおいて不連続に現れる。言い換えると、STA1に対応するユーザ情報フィールドは、ユーザ情報リストフィールドの中の第1のユーザ情報フィールド、第3のユーザ情報フィールドなどであり得る。この実装形態の
図9または
図10に示されるユーザ情報リストフィールドについて、局は、すべてのユーザ情報フィールドを1つずつ解析することによって、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを決定し得ることがわかる。
【0124】
1.2. トリガフレームの中の局のユーザ情報フィールドの量Nが、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局のために構成される。
【0125】
この実装形態では、局は、Nに基づいてトリガフレームの中のユーザ情報リストフィールドから局のN個のユーザ情報フィールドを選択し得る。
【0126】
具体的には、局が、トリガフレームから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が、ユーザ情報リストフィールドの中の各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析して決定し、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析するステップを行うのを、局の関連付け識別子と同じであるユーザ情報フィールドの量がNに等しくなるまで止め、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じであるN個のユーザ情報フィールドを選択することを含み得る。この実装形態は、ユーザ情報フィールドを展開することの柔軟性を確保し、局によりユーザ情報リストフィールドを解析することの複雑さを減らすことがわかる。
【0127】
たとえば、
図9に示されるユーザ情報リストフィールドにおいて、ユーザ情報リストフィールドの中のSTA1のユーザ情報フィールドの量が2に等しい場合、すなわちN=2である場合、第2のユーザ情報フィールドを解析して、STA1の2つのユーザ情報フィールドを決定するとき、STA1はユーザ情報リストフィールドを解析するのを止め得る。
【0128】
他の例では、
図10に示されるユーザ情報リストフィールドにおいて、ユーザ情報リストフィールドの中のSTA1のユーザ情報フィールドの最大の量が2に等しい場合、すなわちN=2である場合、第3のユーザ情報フィールドを解析して、STA1の2つのユーザ情報フィールドを決定するとき、STA1はユーザ情報リストフィールドを解析するのを止め得る。
【0129】
任意選択で、ユーザ情報リストフィールドの中の局のユーザ情報フィールドの量Nが、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、もしくはシグナリングを使用することによって、局のために構成され、またはアクセスポイントによって計算される。たとえば、各ユーザ情報フィールドによって示され得るリソースユニットの量は1であると仮定される。Nは、割り当てることができるリソースユニットの量に等しくてもよく、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリングを使用することによって、局のために構成される。
【0130】
1.3. トリガフレームの中の同じ局のユーザ情報フィールドが、連続して分配される。
【0131】
言い換えると、異なる局のユーザ情報フィールドが、ユーザ情報リストフィールドにおいて連続して分配される。
図9に示されるように、ユーザ情報リストフィールドにおけるSTA1のユーザ情報フィールドの分配が終了した後、STA2のユーザ情報フィールドが分配される。
【0132】
この実装形態では、ステップ103において、局が、ユーザ情報リストフィールドから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が続いて、各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、および第1の解析されたユーザ情報フィールドから開始して、局の関連付け識別子と同じであるユーザ情報リストフィールドにおいて、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを、局の関連付け識別子と異なるユーザ情報フィールドが解析され決定することまで解析して決定し、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択することを含み得る。この実装形態は、局によりユーザ情報リストフィールドを解析することの複雑さを減らせることがわかる。
【0133】
たとえば、
図9に示されるように、STA1のユーザ情報リストフィールドとSTA2のユーザ情報フィールドの両方が、ユーザ情報リストフィールドにおいて連続して分配される。STA2のユーザ情報フィールドの分配が開始すると、それは、STA1のユーザ情報フィールドの分配が終了することを示す。このようにして、第2のユーザ情報フィールドを解析して決定した後、STA1は第3のユーザ情報フィールドの解析を続ける。第3のユーザ情報フィールドがSTA1のユーザ情報フィールドではないと決定した後、STA1は、後続のユーザ情報フィールドを解析するのを止めてもよく、すなわち、ユーザ情報リストフィールドをそれ以上解析しなくてもよい。
【0134】
1.4. ユーザ情報フィールドが終了フラグを含む。
【0135】
具体的には、
図11は、本出願のある実施形態による他のユーザ情報リストフィールドの構造の概略図である。
図11では、ユーザ情報フィールドはさらに終了フラグを含み、終了フラグは、局へのリソースユニットの割り当てが終了するかどうかを示す。
【0136】
終了フラグは1ビットを占有し得る。その1ビットは、ユーザ情報フィールドの中の予約フィールドの1ビット、ユーザ情報フィールドに新しく追加される1ビット、または再使用される他の情報の1ビットであり得る。これは本出願の実施形態では限定されない。
【0137】
終了フラグは、終了フラグ領域、終了フラグ情報、終了フラグ指示などとも呼ばれ得る。終了フラグの値が1であることは、終了フラグが位置するユーザ情報フィールドを用いた局へのリソースユニットの割り当てが終了することを示し得る。終了フラグの値が0であることは、終了フラグが位置するユーザ情報フィールドを用いた局へのリソースユニットの割り当てが終了せず、局がさらに次の情報フィールドを解析する必要があること、またはその逆を示し得る。
【0138】
この実装形態では、局が、ユーザ情報リストフィールドから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択することは、局が、トリガフレームの中の各ユーザ情報フィールドのインデックスに基づいて、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを逐次解析し、各ユーザ情報フィールドの中の関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子が局の関連付け識別子と同じであるかどうかを解析するステップを、局へのリソースユニットの割り当てが終了することを解析されたユーザ情報フィールドの中の終了フラグが示すまで止め、すべての解析されたユーザ情報フィールドから、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを選択することを含み得る。
【0139】
終了フラグの値が1であることは、終了フラグが位置するユーザ情報フィールドを用いた局へのリソースユニットの割り当てが終了することを示すと仮定される。
図9に示されるように、第2のユーザ情報リストフィールドが、リソースユニットをSTA1に割り当てるためのユーザ情報フィールドの中の最後のユーザ情報フィールドである場合、APは、第2のユーザ情報フィールドにおいて終了フラグの値を1に設定し得る。このようにして、第2のユーザ情報フィールドを解析し、終了フラグの値が1であると読み取るとき、局はユーザ情報リストフィールドの解析を止め得る。言い換えると、局は、第3のユーザ情報フィールドおよび第3のユーザ情報フィールドの後のユーザ情報フィールドを解析する必要はない。それに対応して、第1のユーザ情報フィールドは、リソースユニットをSTA1に割り当てるためのユーザ情報フィールドの中の最後のユーザ情報フィールドではないので、終了フラグの値は第1のユーザ情報フィールドにおいて0に設定され得る。このようにして、第1のユーザ情報フィールドを解析して決定した後、STA1は第2のユーザ情報フィールドの解析と決定を続け得る。
【0140】
図10に示されるように、第3のユーザ情報リストフィールドが、リソースユニットをSTA1に割り当てるためのユーザ情報フィールドの中の最後のユーザ情報フィールドである場合、APは、第3のユーザ情報フィールドにおいて終了フラグの値を1に設定し得る。このようにして、第3のユーザ情報フィールドを解析し、終了フラグの値が1であると読み取るとき、局はユーザ情報リストフィールドの解析と決定を止め得る。言い換えると、局は、第4のユーザ情報フィールドおよび第4のユーザ情報フィールドの後のユーザ情報フィールドを解析する必要はない。それに対応して、第1のユーザ情報フィールドは、リソースユニットをSTA1に割り当てるためのユーザ情報フィールドの中の最後のユーザ情報フィールドではないので、終了フラグの値は第1のユーザ情報フィールドにおいて0に設定され得る。このようにして、第1のユーザ情報フィールドを解析して決定した後、STA1は第2のユーザ情報フィールドの解析と決定を続け得る。加えて、
図10では、第2のユーザ情報フィールドを解析し、第2のユーザ情報フィールドがSTA1のユーザ情報フィールドではないと決定した後、STA1は、第3のユーザ情報フィールドの解析と決定を続け得る。
【0141】
加えて、局がユーザ情報リストフィールドから局の複数のユーザ情報フィールドを選択する方法は、1.1から1.4において説明される前述の実装形態の任意の1つまたは複数を含み得るが、それらの実装形態に限定されない。
【0142】
局が複数の選択されたユーザ情報フィールドの各々によって示される1つまたは複数のリソースユニットを決定する方式は、本出願の実施形態において以下のいくつかの任意選択の実装形態を使用することによって説明され得るが、以下の実装形態はそれらに限定されない。
【0143】
2.1. 各ユーザ情報フィールドが1つのリソースユニットを示す。
【0144】
ユーザ情報フィールドは、1つのリソースユニットを示し得る。たとえば、
図2に示されるリソースユニット割り当てサブフィールドは、リソースユニットを示す。言い換えると、ユーザ情報フィールドに含まれるリソースユニット指示および周波数帯域範囲指示は、リソースユニット割り当てサブフィールドに含まれ得る。
【0145】
この実装形態において、リソースユニットの組合せの帯域幅の範囲、および必要とされるRUの量とは無関係に、ユーザ情報フィールドの量が、RUの同じ量をそれぞれ示し得ることがわかる。
【0146】
この実装形態では、局は、リソースユニットとインデックスとの間の対応付けを、プロトコルがあらかじめ定められた方式で、またはシグナリング構成方式で通知され得る。APは、リソースユニット割り当てサブフィールドによって示されるインデックスに基づいて局が対応するリソースユニットを決定できるように、リソースユニット割り当てサブフィールドを使用することによってインデックスのうちの1つを示し得る。
【0147】
ワイヤレスローカルエリアネットワークの帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、240MHz、320MHzなどを含み得る。20MHz、40MHz、または80MHzの帯域幅に対して、リソースユニットを局に割り当てるとき、APは、リソースユニット割り当てサブフィールドを使用することによって、その帯域幅の中の1つのリソースユニットを直接示し得る。160MHz以上の帯域幅、たとえば、160MHz、240MHz、または320MHzに対して、APはさらに、リソースユニットが位置する、その帯域幅の中の80MHzの帯域幅を示すために、リソースユニット割り当てサブフィールドを使用する必要がある。したがって、リソースユニット割り当てサブフィールドは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示を含み得る。
【0148】
周波数帯域範囲指示は、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが位置する周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は、1つの割り当てられたリソースユニットを示す。任意選択で、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットのサイズが80MHzより大きい場合、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットに含まれるサブキャリアの量が996より多い場合、たとえば2×996-tone RUである場合、周波数帯域範囲指示は無視されてもよく、すなわち、局は周波数帯域範囲指示を解析する必要がない。
【0149】
Table2(表2)は、本出願の実施形態において提供される、周波数帯域範囲指示の値と、帯域幅と、周波数帯域範囲との関係を示す。Table2(表2)に示されるように、20MHz、40MHz、および80MHzの帯域幅に対して、リソースユニット割り当てサブフィールドは、周波数帯域範囲指示を含まなくてもよい。160MHzの帯域幅に対して、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示は1ビットを占有することがあり、すなわち、必要とされるビットの量は1である。周波数帯域範囲指示が0に等しいことは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが帯域幅の中の一次の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが一次の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。周波数帯域範囲指示が1に等しいことは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが帯域幅の中の二次の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが二次の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。320MHzの帯域幅に対して、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示は2ビットを占有することがあり、すなわち、必要とされるビットの量は2である。周波数帯域範囲指示が0に等しいことは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが帯域幅の中の一次の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが一次の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。周波数帯域範囲指示が1に等しいことは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが帯域幅の中の二次の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが二次の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。周波数帯域範囲指示が2に等しいことは、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが帯域幅の中の第3の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが第3の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。周波数帯域範囲指示が3に等しいことは、リソースユニット指示によって示さ
れるリソースユニットが帯域幅の中の第4の80MHzに位置すること、またはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットが第4の80MHzの中の1つのリソースユニットであることを示す。加えて、Table2(表2)では、周波数帯域範囲指示の各値と各々の80MHzの周波数帯域範囲との間の対応付けが調整され得る。これは本出願の実施形態では限定されない。
【0150】
【0151】
リソースユニット指示は、1つのリソースユニットを示す。リソースユニットのサイズは、前述の7つのサイズを含み得るが、それらに限定されない。
図5に示される80MHzの帯域幅におけるリソースユニットの分配の概略図を参照すると、80MHzの周波数帯域範囲は、異なる位置に位置する37個の26-tone RU、異なる位置に位置する16個の52-tone RU、異なる位置に位置する8個の106-tone RU、異なる位置に位置する4個の242-tone RU、異なる位置に位置する2個の484-tone RU、または1個の996-tone RUを含み得る。加えて、リソースユニット指示は代替として、2×996-tone RUを示し得る。したがって、リソースユニット指示の値またはリソースユニット指示によって示されるインデックスは、68個のリソースユニットをそれぞれ示すために、少なくとも0から68にわたる。
【0152】
Table3(表3)は、リソースユニット指示の値と各リソースユニットとの間の対応付けを示す。68個のリソースユニットを示すために、リソースユニット指示は少なくとも7ビットを必要とする。したがって、7ビットの値0から68はそれぞれ、Table3(表3)に示されるリソースユニットを示してもよく、値69から127は予約(reserved)であってもよい。加えて、Table3(表3)における各値と示されるリソースユニットとの間の対応付けが調整され得る。これは本出願の実施形態では限定されない。たとえば、リソースユニット指示の値は、降順で、降順に並べられるリソースユニットなどを示し得る。Table3(表3)において説明される関連する内容は、特許請求の範囲の請求項13の関連する文字による説明を含み得る。言い換えると、本明細書は、第1のリソースユニットから第7のリソースユニットが対応するサイズのリソースユニットで置き換えられる事例について説明する。たとえば、第1のリソースユニットは996-tone RUであり、第2のリソースユニットは484-tone RUであり、第3のリソースユニットは242-tone RUである。同様に、Table2(表2)からTable13(表13)の説明は、対応するRUを使用することによっても提供され、対応する請求項の内容を含む。
【0153】
【0154】
この実装形態では、周波数帯域範囲指示は帯域幅の中の80MHzの周波数帯域範囲を示し、リソースユニット指示は1つのリソースユニットを示す。リソースユニットは、80MHzの周波数帯域範囲の中の任意のリソースユニット、または80MHzより高い周波数帯域範囲の中の任意のリソースユニットであり得る。言い換えると、各ユーザ情報フィールドは、80MHzの周波数帯域範囲の中の任意のリソースユニット、または80MHzより高い周波数帯域範囲の中のリソースユニットを示し得る。したがって、本出願のこの実施形態におけるステップ103の複数の選択されたユーザ情報フィールドに対して、各ユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドが、1つのリソースユニットを決定するために使用され得る。この場合、複数のユーザ情報フィールドによって別々に示されるリソースユニットは、局に割り当てられる複数のリソースユニットである。
【0155】
帯域幅が20MHz、40MHz、または80MHzである場合、この実装形態では、周波数帯域範囲指示はデフォルトで0であり得る。局の各ユーザ情報フィールドに対して、局はリソースユニット指示に基づいて1つのリソースユニットを決定し得る。帯域幅が160MHzまたは320MHzである場合、周波数帯域範囲指示は1ビットまたは2ビットを占有し得る。局の各ユーザ情報フィールドに対して、局は、周波数帯域範囲指示に基づいて1つの80MHzの周波数帯域範囲を決定し、リソースユニット指示に基づいて80MHzの周波数帯域範囲から対応するリソースユニットを決定し得る。
【0156】
帯域幅のサイズとは無関係に、周波数帯域範囲指示は、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の上位2ビットである2ビットを占有し、リソースユニット指示は、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の下位7ビットである7ビットを占有し、Table3(表3)におけるリソースユニット指示の値は、昇順で、
図3の左から右に各行の中のRUとの1対1の対応関係があることが仮定される。
【0157】
例を使用することによって説明を簡単にするために、以下は、添付の図面を参照していくつかのあり得るRUの組合せの方策について説明する。
【0158】
図12から
図17は、80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲における52-tone RUおよび26-tone RU、すなわち、局に割り当てられる52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの方策を説明するための例として使用される。
【0159】
この方策は、80MHzの周波数帯域範囲の中の20MHzの周波数帯域範囲において2番目に周波数が低い52-tone RUと、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する、20MHzの周波数帯域範囲の中の26-tone RUとを組み合わせることである。「52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RU」は、80MHzの周波数帯域範囲の中の20MHzの周波数帯域範囲の位置に関係する。20MHzの周波数帯域範囲が80MHzの周波数帯域範囲の中心位置の左にある場合、「52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RU」は、「26-toneリソースユニットが20MHzの周波数帯域範囲の左側にあり52-tone RUに隣接する」ことを意味し、または、20MHzの周波数帯域範囲が80MHzの周波数帯域範囲の中心位置の右にある場合、「52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RU」は、「26-toneリソースユニットが20MHzの周波数帯域範囲の右側にあり52-tone RUに隣接する」ことを意味する。
【0160】
本明細書では、2番目に周波数が低いRU、最も低い周波数のRU、2番目に周波数が高いRU、および最も高い周波数のRUはすべて、1つの周波数範囲における相対的な概念である。たとえば、
図5に示されるように、第1の20MHzにおいて、2番目に周波数が低い52-tone RUは、
図5の第2の行における第2の52-tone RUであり、最も低い周波数の52-tone RUは、
図5の第2の行における第1の52-tone RUであり、2番目に周波数が高い52-tone RUは、
図5の第2の行における第3の52-tone RUであり、最も高い周波数の52-tone RUは、
図5の第2の行における第4の52-tone RUである。それに対応して、他のRUについても、2番目に周波数が低いRU、最も低い周波数のRU、2番目に周波数が高いRU、および最も高い周波数のRUは同様であり、詳細はここでは再び説明されない。加えて、本明細書では、低周波数のRUと高周波数のRUも、1つの周波数範囲における相対的な概念である。普通は、周波数範囲の中に2つのRUがある。低周波数のRUは、2つのRUの中でより周波数が低いRUであり、高周波数のRUは、2つのRUの中でより周波数が高いRUである。たとえば、
図5に示されるように、第1の20MHzにおいて、低周波数の106-tone RUは、
図5の第3の行における第1の106-tone RUであり、高周波数の106-tone RUは、
図5の第3の行における第2の106-tone RUである。
【0161】
図12は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの組合せの方策の概略図である。
図12は、20MHzが80MHzの中の第1の20MHzまたは第2の20MHzである場合のRU分配を示す。したがって、
図12に示される20MHzでは、2番目に周波数が低い52-tone RUと、その20MHzにおける、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RUとの組合せが、
図12に示されている。
【0162】
図13は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUの他の組合せの方策の概略図である。
図13は、20MHzが80MHzの中の第3の20MHzまたは第4の20MHzである場合のRU分配を示す。言い換えると、20MHzは、80MHzの周波数帯域範囲の中心位置の右側にある。したがって、
図13に示される20MHzにおいて、最も低い周波数の52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲における、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RUとの組合せの方策は、最も低い周波数の52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の右側にあり52-tone RUに隣接する26-tone RUとの組合せである。
【0163】
図14は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUのさらに他の組合せの方策の概略図である。
図14は、20MHzが80MHzの中の第3の20MHzまたは第4の20MHzである場合のRU分配を示す。言い換えると、20MHzは、80MHzの周波数帯域範囲の中心位置の右側にある。したがって、
図14に示される20MHzにおいて、2番目に高い周波数の52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲における、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RUとの組合せの方策は、2番目に高い周波数の52-tone RUと、52-tone RUの右側にありそれに隣接する26-tone RUとの組合せである。
【0164】
図15は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUのさらに他の組合せの方策の概略図である。
図15は、20MHzが80MHzの中の第1の20MHzまたは第2の20MHzである場合のRU分配を示す。言い換えると、20MHzは、80MHzの周波数帯域範囲の中心位置の左側にある。したがって、
図15に示される20MHzにおいて、最も高い周波数の52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲における、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RUとの組合せの方策は、最も高い周波数の52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の左側にあり52-tone RUに隣接する26-tone RUとの組合せである。
【0165】
図16は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUのさらに他の組合せの方策の概略図である。
図16は、20MHzが80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲である場合のRU分配を示す。
図16に示されるように、20MHzの周波数帯域範囲における2番目に周波数が低い52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せの方策は、2番目に周波数が低い52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せである。
【0166】
図17は、本出願のある実施形態による、52-tone RUおよび26-tone RUのさらに他の組合せの方策の概略図である。
図17は、20MHzが80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲である場合のRU分配を示す。
図17に示されるように、20MHzの周波数帯域範囲における2番目に周波数が高い52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せの方策は、2番目に周波数が高い52-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せである。
【0167】
図18および
図19は、80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲における106-tone RUおよび26-tone RU、すなわち、局に割り当てられる106-tone RUおよび26-tone RUの組合せの方策を説明するための例として使用される。
【0168】
図18は、本出願のある実施形態による、106-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
図18は、80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲におけるRU分配を示す。
図18は、20MHzの周波数帯域範囲における低周波数の106-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0169】
図19は、本出願のある実施形態による、106-tone RUおよび26-tone RUの組合せの概略図である。
図19は、80MHzの中の20MHzの周波数帯域範囲におけるRU分配を示す。
図19は、20MHzの周波数帯域範囲における高周波数の106-tone RUと、20MHzの周波数帯域範囲の中心における26-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0170】
図20から
図23は、80MHzの中の484-tone RUおよび242-tone RUという組合せの方策、すなわち、局に割り当てられる484-tone RUおよび242-tone RUを説明するための例として使用される。
【0171】
図20は、本出願のある実施形態による、484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
図20は、80MHzの中のRU分配を示す。
図20は、低周波数の484-tone RUと、連続する242-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0172】
図21は、本出願のある実施形態による、484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
図21は、80MHzの中のRU分配を示す。
図21は、高周波数の484-tone RUと、連続する242-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0173】
図22は、本出願のある実施形態による、484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
図22は、80MHzの中のRU分配を示す。
図22は、低周波数の484-tone RUと、連続しない242-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0174】
図23は、本出願のある実施形態による、484-tone RUおよび242-tone RUの組合せの概略図である。
図23は、80MHzの中のRU分配を示す。
図23は、高周波数の484-tone RUと、連続しない242-tone RUとの組合せの方策を示す。
【0175】
図24は、本出願のある実施形態による2つの242-tone RUの組合せの概略図である。
図24は、80MHzの中のRU分配を示す。
図24は、80MHzの一番外側の2つの242-tone RUの組合せの方策を示す。「一番外側」は80MHzに対して相対的なものである。任意選択で、
図24の2つの242-tone RUの組合せは、80MHzの「両側」の242-tone RUとも呼ばれ得る。
【0176】
図25および
図26は各々、996-tone RUおよび484-tone RUの組合せの概略図であるが、組合せの方策に限定されない。
【0177】
図25は、本出願のある実施形態による、996-tone RUおよび484-tone RUの組合せの概略図である。
図25は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより高い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、その996-tone RUに隣接しない、484-tone RUとの組合せの方策が、
図25に示されている。
【0178】
図26は、本出願のある実施形態による、996-tone RUおよび484-tone RUの組合せの概略図である。
図26は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより低い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、その996-tone RUに隣接しない、484-tone RUとの組合せの方策が、
図26に示されている。
【0179】
図27および
図28は各々、996-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図であるが、組合せの方策に限定されない。
【0180】
図27は、本出願のある実施形態による、996-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
図27は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより高い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、その996-tone RUに隣接しない、484-tone RUおよび242-tone RUとの組合せの方策が、
図27に示されている。
【0181】
図28は、本出願のある実施形態による、996-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
図28は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより低い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、その996-tone RUに隣接しない、484-tone RUおよび242-tone RUとの組合せの方策が、
図28に示されている。
【0182】
加えて、本明細書では、周波数帯域範囲が他の周波数帯域範囲に「より低い周波数で隣接している」または「より高い周波数で隣接している」とは、それらの2つの周波数帯域範囲が最も近いことを意味する。たとえば、
図27では、第2の80MHzの周波数帯域範囲に対して、第1の80MHzの周波数帯域範囲は、第2の80MHzの周波数帯域範囲により低い周波数で隣接する周波数帯域範囲と呼ばれ得る。第1の80MHzの周波数帯域範囲に対して、第2の80MHzの周波数帯域範囲は、第1の80MHzの周波数帯域範囲により高い周波数で隣接する周波数帯域範囲と呼ばれ得る。
【0183】
図29および
図30は各々、996-tone RU、242-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図であるが、組合せの方策に限定されない。
【0184】
図29は、本出願のある実施形態による、996-tone RU、242-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
図29は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより高い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより高い周波数の80MHzの中にあり、その80MHzの両側にある、242-tone RUとの組合せの方策が、
図29に示されている。
【0185】
図30は、本出願のある実施形態による、996-tone RU、242-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
図29は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより低い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzに対応する996-tone RUと、その996-tone RUに隣接するより低い周波数の80MHzの中にあり、その80MHzの両側にある、242-tone RUとの組合せの方策が、
図30に示されている。
【0186】
図31は、本出願のある実施形態による、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUの組合せの概略図である。
図31は、周波数帯域範囲指示により示される80MHzにおける、およびその80MHzに隣接するより高い周波数の80MHzにおけるRU分配を示す。周波数帯域範囲指示によって示される80MHzの中の484-tone RUおよび242-tone RUと、その484-tone RUおよびその242-tone RUに隣接するより高い周波数の80MHzの中にある、484-tone RUおよび242-tone RUとの組合せの方策が、
図31に示されている。
【0187】
80MHzの中の484-tone RUおよび242-tone RUを選択するための、4つの方策がある。
図20から
図23に示されるように、周波数帯域範囲指示によって示される80MHzと、その80MHzに隣接する80MHzとの間に、2つの80MHzの周波数帯域範囲がある。したがって、4×4=16、すなわち、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUに対して16個の組合せの方策があり得る。詳細は本明細書では説明されない。
【0188】
図32から
図36は各々、320MHzの周波数帯域範囲における3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
【0189】
図32は、本出願のある実施形態による3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図32に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、最も低い周波数の2つの996-tone RUと最も高い周波数の1つの996-tone RUの組合せが、
図32に示されている。
【0190】
図33は、本出願のある実施形態による3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図33に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、最も低い周波数の1つの996-tone RUと最も高い周波数の2つの996-tone RUとの組合せが、
図33に示されている。
【0191】
図34は、本出願のある実施形態による3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図34に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、最も低い周波数の3つの996-tone RUの組合せが、
図34に示されている。
【0192】
図35は、本出願のある実施形態による3つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図35に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、最も高い周波数の3つの996-tone RUの組合せが、
図35に示されている。
【0193】
図36は、本出願のある実施形態による4つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図36に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、4つの996-tone RUの組合せが
図36に示されている。
【0194】
図37から
図39は各々、本出願のある実施形態による、2つの996-tone RUの組合せの概略図である。2つの996-tone RUは、一次の80MHzに対応する少なくとも1つの996-tone RUを含む。
【0195】
図37は、本出願のある実施形態による2つの996-tone RUの組合せの概略図である。
図37に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、周波数帯域範囲指示によって示される80MHz(たとえば、第1の80MHz)に対応する996-tone RUと、第1の80MHzに対応する他の996-tone RUとの組合せが、
図37に示されている。
【0196】
図38は、本出願のある実施形態による2つの996-tone RUの他の組合せの概略図である。
図38に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、周波数帯域範囲指示によって示される80MHz(たとえば、第1の80MHz)に対応する996-tone RUと、第2の80MHzに対応する他の996-tone RUとの組合せが、
図38に示されている。
【0197】
図39は、本出願のある実施形態による2つの996-tone RUの他の組合せの概略図である。
図39に示されるRU分配は、320MHzにおけるRU分配である。320MHzにおいて、周波数帯域範囲指示によって示される80MHz(たとえば、第1の80MHz)に対応する996-tone RUと、第3の80MHzに対応する他の996-tone RUとの組合せが、
図39に示されている。
【0198】
図12から
図39は、いくつかのあり得るRU組合せの方策の概略図である。本出願のリソース割り当て方法では、
図12から
図39に示されるRU組合せの方策が、局への複数のリソースユニットの割り当てを実施するために、局のために指示をどのように提供するかを説明するための例として使用される。
【0199】
任意選択で、
図12から
図39のRU組合せの方策は、アップリンク送信におけるリソースユニットの構成、またはPPDU送信におけるリソースユニットの構成、たとえば、シングルユーザプロトコルデータユニット(Single-User PPDU、SU PPDU)、マルチユーザプロトコルデータユニット(Multi-User PPDU、MU PPDU)、もしくは拡張範囲プロトコルデータユニット(Extended-Range PPDU、ER PPDU)の構成に適用可能である。
【0200】
この実装形態では、ユーザ情報リストフィールドは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは1つのリソースユニットを示し、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示は、帯域幅の中の80MHzを示してもよく、リソースユニット指示は、Table3(表3)に示される対応付けを使用することによってリソースユニットのうちの1つを示してもよい。
【0201】
たとえば、
図9に示されるユーザ情報リストフィールドにおいて、APは、第1のユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドを000000001に設定する。この場合、STA1は、第1のユーザ情報フィールドを解析し、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示(より上位のビット00)が第1の80MHzを示すことと、リソースユニット指示(より下位のビット0000001)が
図3の第1の行の中の第2の26-tone RUを示すこととを決定し得る。加えて、APは、第2のユーザ情報フィールドの中のリソースユニット割り当てサブフィールドを000100110に設定する。この場合、STA1は、第2のユーザ情報フィールドを解析し、リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示(より上位のビット00)が第1の80MHzを示すことと、リソースユニット指示(より下位のビット0100110)が
図5の第2の行の中の第2の52-tone RUを示すこととを決定し得る。STA1は、1.1から1.4において説明される実装形態に基づいて、ユーザ情報リストフィールドがSTA1のユーザ情報フィールドを含まないと決定し得るので、STA1は最後に、STA1に割り当てられる複数のRUが
図5の第1の行の中の第2の26-tone RUおよび
図5の第2の行の中の第2の52-tone RUであると決定し得る。
【0202】
同様に、
図12から
図26に示される2つのリソースユニットの組合せの方策および
図37から
図39に示される2つのリソースユニットの組合せの方策は代替として、Table2(表2)およびTable3(表3)に示される対応付けに基づく指示を提供し得るので、局は複数の割り当てられたリソースユニットを取得することができる。詳細はここでは再び説明されない。
【0203】
図27から
図34に示される3つのリソースユニットの組合せの方策について、ユーザ情報リストフィールドは、局の関連付け識別子と同じである3つのユーザ情報フィールドを含み得るので、各リソースユニット割り当てサブフィールドの中の周波数帯域範囲指示の値およびリソースユニット割り当て指示の値は、3つのユーザ情報フィールドならびにTable2(表2)およびTable3(表3)に示される対応付けを使用することによって、別々に決定され得る。それに対応して、局は、1.1から1.4に示される実装形態を使用することによって、ユーザ情報リストフィールドから局の3つのユーザ情報フィールドを取得し、次いで、Table2(表2)およびTable3(表3)に基づいて3つの割り当てられたリソースユニットを決定し、この実装形態におけるユーザ情報フィールドの値を決定し得る。
【0204】
この実装形態では、ユーザ情報フィールドは、複数のRUを単一の局に割り当てるために使用され、局は、RU割り当て情報を正しく解析することができる。これは、従来の受信STAとの後方互換性を達成するのに役立つ。
【0205】
2.2. 1つのユーザ情報フィールドが複数のリソースユニットを示す。
【0206】
ある場合には、1つのユーザ情報フィールドが80MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、80MHzより高く160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で4つのユーザ情報フィールドが必要とされる。この実装形態では、80MHzの中の複数のRUの組合せは、1つのユーザ情報フィールドを使用することによって示され得る。
【0207】
他の場合には、1つのユーザ情報フィールドが160MHzごとに示すことが必要とされる方式が使用される。この場合、160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で1つのユーザ情報フィールドが必要とされる。160MHzより高く320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために、最大で2つのユーザ情報フィールドが必要とされる。この実装形態では、160MHz以下の周波数帯域範囲の中の複数のRUの組合せは、160MHzの中の1つのユーザ情報フィールドを使用することによって示され得る。
【0208】
160MHzの周波数帯域範囲の中の4つのRU、たとえば、484-tone RU、242-tone RU、484-tone RU、および242-tone RUが組み合わせられるとき、1つの484-tone RUと1つの242-tone RUの組合せを示すために、1つのユーザ情報フィールドは80MHzごとに示すことが必要とされる。この場合、2つのユーザ情報フィールドは、4つのRUの組合せを示し得る。
【0209】
加えて、3つの996-tone RUが組み合わせられるとき、各々の996-tone RUが1つのユーザ情報フィールドを使用することによって示され、3つのユーザ情報フィールドが3つの996-tone RUの組合せを示すために必要とされ得る。
【0210】
任意選択で、リソースユニットの組合せの帯域幅の範囲とは無関係に、1つのユーザ情報フィールドによって示される帯域幅の範囲が限定されていない場合、1つのユーザ情報フィールドが複数のリソースユニットを示す。
【0211】
2.2. 1つのユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとインデックスとの対応付け
【0212】
この実装形態では、リソースユニット割り当てサブフィールドの中のリソースユニット指示は、複数のリソースユニットを示し得る(これは、説明を簡単にするために複数のリソースユニットの組合せと呼ばれる)。局は、複数のリソースユニットのあり得る組合せとインデックスとの間の対応付けを、プロトコルが定められた方式で、またはシグナリング構成方式で通知され得る。APは、リソースユニット指示によって示されるインデックスに基づいて局が複数のリソースユニットの組合せを決定できるように、リソースユニット指示を使用することによってインデックスのうちの1つを示し得る。
【0213】
言い換えると、実装形態2.1とは異なり、実装形態2.2では、リソースユニット指示は、複数のリソースユニットの組合せを示す。Table4(表4)は、Table3(表3)に示される対応付けを含み、リソースユニット指示の値69から127によって示される意味をさらに含み、すなわち、複数のリソースユニットの組合せを示す。
【0214】
【0215】
【0216】
【0217】
【0218】
【0219】
【0220】
ある任意選択の実装形態では、リソースユニット割り当てサブフィールドはリソースユニット指示を含み、リソースユニット指示は複数のリソースユニットを示す。Table4(表4)において、リソースユニット指示によって示される値またはインデックスが71または107と110の間の任意の数であるとき、局は、どの80MHzが周波数帯域範囲指示によって示されるかを解析しなくてもよい。
【0221】
それに対応して、ステップ104において、局が、リソースユニット割り当てサブフィールドに基づいて、各ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、各ユーザ情報フィールドに対して、局が、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットをユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとして決定することを含む。
【0222】
他の任意選択の実装形態では、リソースユニット割り当てサブフィールドは、リソースユニット指示および周波数帯域範囲指示を含む。周波数帯域範囲指示は80MHzを示し、リソースユニット指示は複数のリソースユニットを示す。それに対応して、ステップ104において、局が、リソースユニット割り当てサブフィールドに基づいて、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、局が、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲を決定し、リソースユニット指示に基づいて、周波数帯域範囲の中の2つのリソースユニットと、周波数帯域範囲に隣接するより低い周波数の帯域範囲の中または周波数帯域範囲に隣接するより高い周波数の帯域範囲の中にある2つのリソースユニットとを決定し、これらの4つの決定されたリソースユニットを、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとして使用することを含む。
【0223】
たとえば、Table4(表4)において、リソースユニット指示によって示される値またはインデックスが111と126の間の任意の数であるとき、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲を決定した後、局はさらに、周波数帯域範囲に隣接する他のより低い周波数の帯域範囲80MHz、または周波数帯域範囲に隣接する他のより高い周波数の帯域範囲80MHzを決定し、リソースユニット指示によって示されるインデックスに基づいて複数のリソースユニットの組合せを決定する必要がある。
【0224】
さらに他の任意選択の実装形態では、ステップ104において、局が、リソースユニット割り当てサブフィールドに基づいて、各ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、各ユーザ情報フィールドに対して、局が、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲を決定し、リソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットが周波数帯域範囲に対応するリソースユニットおよび周波数帯域範囲に対応するリソースユニットに隣接する周波数帯域範囲における1つまたは複数のリソースユニットであると決定することを含む。たとえば、Table4(表4)において、リソースユニット指示によって示される値またはインデックスが68と70の間または101と106の間の任意の数であるとき、局は、この実装形態において、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定し得る。
【0225】
さらに他の任意選択の実装形態では、ステップ104において、局が、リソースユニット割り当てサブフィールドに基づいて、各ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、局が、周波数帯域範囲指示によって示される周波数帯域範囲を決定し、周波数帯域範囲からリソースユニット指示によって示される複数のリソースユニットを決定することを含む。たとえば、Table4(表4)において、リソースユニット指示によって示される値またはインデックスが72と100の間の任意の数であるとき、局は、この実装形態において、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定し得る。
【0226】
2.2.1において、リソースユニットは、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびTable4(表4)の関連する内容を使用することによって局に割り振られ、新しいビットが追加される必要はないことがわかる。これはリソースオーバーヘッドを減らすのに役立つ。
【0227】
2.2.2 ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示を含む。
【0228】
この実装形態では、ユーザ情報フィールドはまた、3つの指示を使用することによって複数のリソースユニットを示し得る。周波数帯域範囲指示は、80MHzの周波数帯域範囲を示す。任意選択の値またはインデックスはTable2(表2)に示され、詳細はここでは再び説明されない。リソースユニット指示は、周波数帯域範囲の中の1つのリソースユニットを示す。任意選択の値またはインデックスはTable3(表3)に示され、詳細はここでは再び説明されない。リソースユニット組合せ指示は複数のリソースユニットの組合せを示し、複数のリソースユニットの組合せはリソースユニット指示によって示されるリソースユニットを含む。複数のリソースユニットの組合せは、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとして使用される。リソースユニット組合せ(RU combination)指示は、リソースユニット組合せ領域、リソースユニット組合せフィールド、組合せ領域、組合せフィールドなどとも呼ばれ得る。
【0229】
リソースユニット組合せ指示は、1ビット、2ビット、3ビットなどを占有し得る。任意選択で、リソースユニット組合せ指示により占有されるビットの量は、リソースユニット組合せの方策の量に関係する。リソースユニットの組合せの方策は、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットの組合せの方策である。加えて、リソースユニット組合せ指示によって占有されるビットの位置は、限定されず、連続的であっても、または非連続的であってもよい。
【0230】
リソースユニット組合せ指示によって占有されるビットは、ユーザ情報フィールドに新しく追加されること、予約フィールドを使用すること、他の情報フィールドを再使用することが可能である。たとえば、
図40は、本出願のある実施形態によるユーザ情報フィールドの構造の概略図である。
図40に示されるように、トリガフレームタイプ依存の局情報フィールドは、マルチユーザ離隔係数(MPDU MU Spacing Factor)、トラフィック識別子集約限界(TID Aggregation Limit)、リソースユニット組合せ指示ビット1(RU Combination Bit 1)、および優先アクセスカテゴリ(Preferred AC)を含む。リソースユニット組合せ指示は2ビットを占有する。リソースユニット組合せ指示ビット0は、
図2に示されるユーザ情報フィールドの中の予約ビットであってもよく、リソースユニット組合せ指示ビット1は、
図40に示されるユーザ情報フィールドの中のトリガフレームタイプ依存の局情報フィールドの中の1ビットであってもよい。
【0231】
図40に示される構造では、リソースユニット割り当てサブフィールド(すなわち、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示)およびリソースユニット組合せ指示は、2つの独立したフィールドである。他の実装形態では、リソースユニット割り当てサブフィールドおよびリソースユニット組合せ指示は、1つのフィールドへと組み合わせられ得る。言い換えると、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示の複数の機能は、1つのフィールドを使用することによって実装される。この1つのフィールドは、元のリソースユニット割り当てサブフィールドを延長することによって、または予約ビットを使用することによって実装され得る。
【0232】
それに対応して、局がユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定することは、局が、リソースユニット組合せ指示と、リソースユニット指示により示されるリソースユニットとに基づいて、複数のリソースユニットの組合せを、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットとして決定する。
【0233】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、106-tone RUと26-tone RUの組合せの方策が、
図18および
図19に示されている。リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって106-tone RUを示し得る。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table5(表5)に示されている。
【0234】
たとえば、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が53であるとき、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが
図5の第3の行における第1の106-tone RUであることが、Table2(表2)およびTable3(表3)からわかり得る。
図18に示されるように、リソースユニット組合せ指示が01であるとき、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図5の第3の行における第1の106-tone RUおよび
図3の第1の行における第5の26-tone RUである。
【0235】
他の例では、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が54であるとき、リソースユニット指示によって示されるリソースユニットが
図5の第3の行における第2の106-tone RUであることが、Table2(表2)およびTable3(表3)からわかり得る。
図19に示されるように、リソースユニット組合せ指示が01であるとき、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図5の第3の行における第2の106-tone RUおよび
図3の第1の行における第5の26-tone RUである。
【0236】
【0237】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、52-tone RUと26-tone RUの組合せの方策が、
図12から
図17に示されている。リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって52-tone RUを示し得る。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table6(表6)に示されている。「同じ側にあり隣接している」については、
図12から
図17の説明を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0238】
たとえば、リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって、
図5の第2の行における第2の52-tone RUを示し得る。言い換えると、
図16に示されるように、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が38であるとき、リソースユニット組合せ指示が01である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図5の第2の行における第2の52-tone RUおよび
図3の第1の行における第5の26-tone RUである。
図12に示されるように、リソースユニット組合せ指示が10である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは
図5の第2の行における第2の52-tone RUおよび
図5の第1の行における第2の26-tone RUである。
【0239】
局が、3つの表示に従って、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定できるように、同様の指示方式が、52-tone RUと26-tone RUの他の組合せの方策のために使用され得る。
【0240】
【0241】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、484-tone RUと242-tone RUの組合せの方策が、
図20から
図23に示されている。リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって484-tone RUを示し得る。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table7(表7)に示されている。
【0242】
たとえば、リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって、
図5の第5の行における第1の484-tone RUを示し得る。言い換えると、
図20に示されるように、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が65であるとき、リソースユニット組合せ指示が01である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図5の第5の行における第1の484-tone RUおよび
図3の第4の行における第3の242-tone RUである。
図22に示されるように、リソースユニット組合せ指示が10である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは
図5の第5の行における第1の484-tone RUおよび
図5の第4の行における第4の26-tone RUである。
【0243】
局が、3つの表示に従って、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定できるように、同様の指示方式が、484-tone RUと242-tone RUの他の組合せの方策のために使用され得る。詳細はここでは再び説明されない。
【0244】
【0245】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、242-tone RUと242-tone RUの組合せの方策が、
図24に示されている。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table8(表8)に示されている。
【0246】
たとえば、リソースユニット指示は、Table2(表2)およびTable3(表3)を使用することによって、
図5の第4の行における第1の242-tone RUを示し得る。言い換えると、
図24に示されるように、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が61であるとき、リソースユニット組合せ指示が01である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図5の第4の行における第1の242-tone RUおよび
図5の第4の行における最後の242-tone RUである。リソースユニット組合せ指示が00である場合、ユーザ情報フィールドは、
図5の第4の行における第1の242-tone RUという、1つのRUを示す。
【0247】
【0248】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、996-tone RUと484-tone RUの組合せの方策が、
図25および
図26に示されている。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table9(表9)に示されている。
【0249】
たとえば、
図25に示されるように、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が01である場合、ユーザ情報フィールドは複数のRUを示し、複数のRUは、
図25の第3の行における第1の996-tone RUおよび
図25の第2の行における最後の484-tone RUである。リソースユニット組合せ指示が10である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図28に示されるRUの組合せである。リソースユニット組合せ指示が11である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図29に示されるRUの組合せである。
【0250】
【0251】
以下は、リソースユニット組合せ指示が2ビットを占有する例を使用することによって説明され、組合せの方策が
図25から
図30に示されている。リソースユニット組合せ指示の値またはインデックスと、各々の説明または意味との対応付けが、Table10(表10)に示されている。現在示されている996-tone RUは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示に基づいて決定される996-tone RUである。任意選択で、Table10(表10)では、80MHzより高い周波数帯域範囲の中の複数のRUの組合せにおいて、リソースユニット指示が、最も低い周波数の996-tone RU、たとえば、一次の80MHzに対応する996-tone RUを示し得ることが必要とされ得る。任意選択で、Table10(表10)のリソースユニット指示は、その帯域幅における任意の80MHzも示し得る。
【0252】
たとえば、周波数帯域範囲指示が01であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が000である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図26に示されるRUの組合せである。
【0253】
他の例では、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が001である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図25に示されるRUの組合せである。
【0254】
他の例では、周波数帯域範囲指示が01であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が010である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図28に示されるRUの組合せである。
【0255】
他の例では、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が011である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図27に示されるRUの組合せである。
【0256】
他の例では、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が100である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図34に示されるRUの組合せである。
【0257】
他の例では、周波数帯域範囲指示が11であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が101である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図32に示されるRUの組合せである。
【0258】
他の例では、周波数帯域範囲指示が00であり、リソースユニット指示が67であるとき、リソースユニット組合せ指示が110である場合、ユーザ情報フィールドによって示される複数のRUは、
図33に示されるRUの組合せである。
【0259】
【0260】
任意選択で、リソースユニット組合せ指示はまた、リソースユニット指示によって示される996-tone RU以外の996-tone RUの組合せを示し得る。
【0261】
任意選択で、リソースユニット組合せ指示は1ビットを占有し得る。Table6(表6)に示されるリソースユニット組合せ指示では、1ビットは、リソースユニット指示によって示されるRUと組み合わせられるRUがないことと、リソースユニット指示によって示されるRUと26-tone RUが組み合わせられることとを別々に示し得る。詳しくは、Table11(表11)を参照されたい。
【0262】
【0263】
任意選択で、リソースユニット組合せ指示によって占有される1ビットは、Table12(表12)に示されるように、52-tone RUが位置する20MHzの中心にある26-tone RUとその52-tone RUが組み合わせられるかどうかを示し得る。Table6(表6)に示される組合せの方策と比較すると、Table12(表12)に示される組合せの方策は必要とされるビットオーバーヘッドを減らすことができることがわかる。
【0264】
【0265】
任意選択で、リソースユニット組合せ指示によって占有される1ビットは、Table13(表13)に示されるように、52-tone RUと同じ側にありそれに隣接する26-tone RUとその52-tone RUが組み合わせられるかどうかを示し得る。Table6(表6)に示される組合せの方策と比較すると、Table13(表13)に示される組合せの方策は必要とされるビットオーバーヘッドを減らすことができることがわかる。
【0266】
【0267】
同様に、リソースユニット組合せ指示によって占有される1ビットは、Table7(表7)の484-tone RUがその484-tone RUに隣接する242-tone RUと組み合わせられるかどうか、または、Table7(表7)の484-tone RUがその484-tone RUに隣接しない242-tone RUと組み合わせられるかどうかを示し得る。Table8(表8)において、1ビットはまた、242-tone RUと242-tone RUとの組合せを示し得る。たとえば、リソースユニット組合せ指示の値が0であるとき、それは単一の242-tone RUを示す。リソースユニット組合せ指示の値が1であるとき、それは2つの242-tone RUを示す。
【0268】
この実装形態では、複数のリソースユニットが1つの局に割り当てられる場合、トリガフレームは指示のために2つのユーザ情報フィールドを必要とせず、指示のために1つだけのユーザ情報フィールドが必要とされることがわかる。言い換えると、局に割り当てられる必要のある1つのリソースユニットに対応するユーザ情報フィールド、または局に対応する1つのユーザ情報フィールドは、複数のRUの組合せと割り当てとを示し得る。
【0269】
リソースユニット組合せ指示によって占有されるビットの量は、RU組合せの方策および選択の柔軟性に基づいて決定され得ることがわかる。この実装形態では、帯域幅のサイズとは無関係に、1つのユーザ情報フィールドは、複数のリソースユニットの組合せを示し得る。代替として、大きい帯域幅に対して、2つのユーザ情報フィールドは、各ユーザ情報フィールドに対応する80MHzにおけるRUの組合せの方策を示し得る。第1の部分は、局の関連付け識別子と同じであるユーザ情報リスト(user info list)フィールドの中の複数のユーザ情報(user info)フィールドをどのように選択するか、または任意選択の実装形態について説明する。複数のユーザ情報フィールドに対して、各ユーザ情報フィールドは、前述の実装形態2.1における1つのリソースユニットを示してもよく、または、前述の実装形態2.2.1もしくは実装形態2.2.2における複数のリソースユニットの組合せを示してもよい。したがって、複数のリソースユニットは、第1の部分では局に割り振られ得る。
【0270】
2. トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含む。
【0271】
この実装形態では、1つのユーザ情報フィールドは、局のための複数のリソースユニットを構成するために使用され得る。ユーザ情報フィールドは、複数のリソースユニットを示すための、前述の実装形態2.2.1または2.2.2におけるユーザ情報フィールドであり得る。
【0272】
ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示を含み得る。代替として、ユーザ情報フィールドは、周波数帯域範囲指示、リソースユニット指示、およびリソースユニット組合せ指示を含み得る。
【0273】
図41は、本出願のある実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
図41に示されるように、リソース割り当て方法は以下のステップを含む。
【0274】
201: アクセスポイントが局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定する。
【0275】
202: アクセスポイントがトリガフレームを送信し、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0276】
203: 局が、トリガフレームを受信し、トリガフレームに基づいて複数の割り当てられたリソースユニットを決定する。
【0277】
局が、トリガフレームに基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定することは、局が、ユーザ情報リストフィールドから局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを選択し、局の関連付け識別子が関連付け識別子フィールドによって示される関連付け識別子と同じであり、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットを決定し、ユーザ情報フィールドによって示される複数のリソースユニットは、局に割り当てられる複数のリソースユニットである、ことを含む。
【0278】
局がユーザ情報リストフィールドから局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを選択する方式は、前述の実装形態1.1から1.4の任意選択の実装形態であり得るが、前述の実装形態に限定されない。
【0279】
局がリソースユニット割り当てサブフィールドによって示される複数のリソースユニットを決定する方式については、前述の実装形態2.2.1および2.2.2の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0280】
本出願の実施形態では、RUの組合せの帯域幅の範囲とは無関係に、1つのユーザ情報フィールドによって示されるRUの組合せの範囲が限定されない場合、1つのユーザ情報フィールドはRUの組合せの方策を示し得る。
【0281】
たとえば、前述の実装形態2.2.1のユーザ情報フィールドは、80MHzの中の複数のRUの組合せ、たとえば、Table4(表4)のリソースユニット指示の値が72と100の間の任意の数であるときに示され得るRUの組合せの方策を示し得る。代替として、前述の実装形態2.2.2のユーザ情報フィールドは、Table5(表5)に示される106-tone RUと26-tone RUの組合せ、Table6(表6)に示される52-tone RUと26-tone RUの組合せ、Table7(表7)に示される484-tone RUと242-tone RUの組合せ、Table8(表8)に示される242-tone RUと242-tone RUの組合せなどを示し得る。
【0282】
前述の実装形態2.2.1のユーザ情報フィールドは、80MHzより高いが160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示し得る。リソースユニット指示の値がTable4(表4)において101から106の間の任意の数であるとき、この範囲におけるRUの組合せの方策が示され得る。代替として、前述の実装形態2.2.2のユーザ情報フィールドは、80MHzより高いが160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示し得る。Table9(表9)に示されるように、1つのユーザ情報フィールドの中の周波数帯域範囲指示およびリソースユニット指示は、1つの996-tone RUを示してもよく、リソースユニット組合せ指示は、996-tone RUのあり得る組合せの方策を示してもよい。
【0283】
前述の実装形態2.2.1のユーザ情報フィールドは、160MHzより高いが320MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示し得る。リソースユニット指示の値がTable4(表4)において107から110の任意の数であるとき、この範囲におけるRUの組合せの方策が示され得る。
【0284】
代替として、前述の実装形態2.2.2のユーザ情報フィールドは、80MHzより高い周波数帯域範囲においてRUの組合せを示し得る。Table10(表10)に示される方策では、リソースユニット組合せ指示は3ビットを占有してもよく、3ビットのリソースユニット組合せ指示は、ユーザ情報フィールドに新しく追加される1ビットを含む。たとえば、RUの周波数が80MHzより高いとき、アップリンクデュアルキャリア変調フィールドが、リソースユニット組合せ指示として再使用され得る。
【0285】
実装形態2.2.2において、RUの周波数が80MHz以下であるとき、リソースユニット組合せ指示は、Table5(表5)からTable8(表8)、およびTable11(表11)からTable13(表13)に示されるように、指示のために2ビットまたは1ビットを使用し得ることがわかる。リソースユニット組合せ指示は、80MHzより高いが160MHz以下である周波数帯域範囲においてRUの組合せを示すために2ビットを使用し得る。Table9(表9)に示されるように、リソースユニット組合せ指示は、局に割り当てられる必要のある996-tone RUに対応するユーザ情報フィールドの中にある。Table10(表10)に示されるように、リソースユニット組合せ指示は、80MHzより高い周波数帯域範囲におけるRUの組合せを示すために3ビットを使用し得る。
【0286】
任意選択で、Table10(表10)では、80MHzより高い周波数帯域範囲の中の複数のRUの組合せにおいて、リソースユニット指示は、最も低い周波数の996-tone RUを示し得ることが必要とされ得る。
【0287】
図41に示されるリソース割り当て方法では、複数のリソースユニットが、ユーザ情報フィールドのオーバーヘッドを減らすために、1つのユーザ情報フィールドを使用することによって局に割り当てられることがわかる。
【0288】
加えて、本明細書では、前述の2つの部分において説明されるリソース割り当て方法は、同じネットワーク構造に適用され得る。たとえば、複数のRUの組合せがいくつかの局のために構成されてもよく、1つのRUが、各局によって送信される必要のあるデータ量、データの優先度などに基づいて、他の局のために構成されてもよい。これは本出願の実施形態では限定されない。前述の2つの部分において説明されるリソース割り当て方法は、同じ局に適用され得る。たとえば、複数のRUの組合せまたは1つのRUが、異なる瞬間において基地局によって送信される必要のあるデータ量、データの異なる優先度などに基づいて、局のために構成されてもよい。これは本出願の実施形態では限定されない。
【0289】
結論として、本出願はリソース割り当て方法を提供する。アクセスポイントは、トリガフレームを局に送信する。トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、前述の実装形態2.1の関連する内容において示されるように、複数のリソースユニットを局に割り当てるために、局に割り当てられる1つのリソースユニットを示す。
【0290】
他のリソース割り当て方法では、ユーザ情報フィールドの使用量を減らすように、複数のリソースユニットを局に割り当てるために、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、ユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。ユーザ情報フィールドは、前述の実装形態2.2.1のユーザ情報フィールドであってもよく、Table2(表2)、Table3(表3)、リソースユニット指示、および周波数帯域範囲指示を使用することによって、複数のリソースユニットを示してもよい。ユーザ情報フィールドは再設計され得る。実装形態2.2.2において説明されたように、リソースユニット組合せ指示は、ユーザ情報フィールドに追加される。具体的には、トリガフレームの中のリソースユニット割り当てサブフィールドが再設計され、ユーザ情報フィールドによって示されるリソースユニットとして複数のリソースユニットの組合せを示すために、リソースユニット組合せ指示は、他の情報フィールドもしくは予約フィールドを再使用することによって、またはビットを新しく追加することによって、設定される。
【0291】
さらに他のリソース割り当て方法では、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、実装形態2.2.1および2.2.2に示されるように、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。この方法では、1つのユーザ情報フィールドによって示されるRUの組合せの帯域幅の範囲が制限されるとき、より多くのリソースユニットが局に割り振られ得ることがわかる。
【0292】
3. ダウンリンク送信におけるリソースユニット割り当て方法
【0293】
本出願はさらに、リソースユニット割り当て方法を提供し、リソースユニット割り当て方法は、ダウンリンク送信によって占有されるリソースユニットを局に割り当てるために使用される。アクセスポイントは、PPDUプリアンブルメッセージを局に送信し得る。
図42に示されるように、PPDプリアンブルメッセージは、ユーザ情報フィールド(User information field)および共通フィールド(Common field)を含む。共通フィールドはRU割り当て情報を示すために使用され、ユーザ情報フィールドは一連のユーザフィールド(User field)を含む。ユーザ情報フィールドは、ダウンリンク送信におけるPPDUプリアンブルメッセージの中のフィールドであり、前述の実施形態のアップリンク送信におけるユーザ情報フィールドと異なることに留意されたい。
【0294】
各ユーザフィールドは、1つのRUまたは複数のRUの組合せを示し、対応する局に割り当てられる。
【0295】
Table14(表14)に示されるように、ユーザフィールドは、ユーザ識別子、空間ストリーム構成、変調およびコーディング方式、ならびにコーディング領域などのフィールドを含み得る。加えて、ユーザ識別子以外の他のフィールドは、組み合わされたユーザ領域の最後のフィールドにも移動され得る。ユーザフィールドはさらに、新しく追加された連続するフィールドおよび「RU数またはRU割り当てビットマップ」フィールドを含む。連続するフィールドは2ビットを含み得る。連続するフィールドの値0は、単一のRUが局に割り当てられることを示す。この場合、「RU数またはRU割り当てビットマップ」フィールドは存在しない。連続するフィールドの値1は、複数の連続するRUが局に割り当てられることを示す。この場合、「RU数またはRU割り当てビットマップ」フィールドの値は、局に割り当てられるRUの量を示す。連続するフィールドの値2は、複数の連続しないRUが局に割り当てられることを示す。この場合、「RU数またはRU割り当てビットマップ」フィールドの値は、未来のX個(たとえば、Xは9に等しい)のRUの割り当て結果を示す。未来のX個のRUのうちの1つが局に割り当てられる場合、対応するビットは1に設定され、それ以外の場合、対応するビットは0に設定される。割り当てビットマップフィールドの値が0である場合、それは、未来のX個のRUのいずれもがSTAに割り振られないことを示し、読み取りのために、未来の第(X+1)のRUに対応するユーザフィールドに直接飛ぶことができる。
【0296】
【0297】
たとえば、Xが9に等しいと仮定すると、連続するフィールドの値2は、複数の連続しないRUが局に割り振られ、ユーザ情報フィールドの中の第1のユーザフィールドにおけるユーザ識別子が局のユーザ識別子と同じであることを示す。RU割り当てビットマップフィールドの値が010000000である場合、それは、ユーザ情報フィールドの中の第3のユーザフィールドに対応するRUが局に割り当てられることを示す。RU割り当てビットマップフィールドの値が000000000である場合、それは、ユーザ情報フィールドの中の第2のユーザフィールドから第10のユーザフィールドに対応するRUのいずれもが局に割り振られないことを示す。局は、第11のユーザフィールドの中のユーザ識別子が局の識別子と同じであるかどうかを読み取るために、第11のユーザフィールドに飛ぶ必要がある。第11のユーザフィールドの中のユーザ識別子が局の識別子と同じである場合、局は、第11のユーザフィールドからRU割り当てビットマップフィールドの値を読み取り、第12のユーザフィールドから第20のユーザフィールドに対応するRUが局に割り当てられるRUであるかどうかを決定し得る。ユーザ情報フィールドが完全に解析されるまで、類似する動作が実行される。
【0298】
リソース割り当て方法において、アクセスポイントは複数のリソースユニットをマルチユーザ送信においてユーザに割り当てることができることがわかる。
【0299】
本出願の前述の実施形態は、アクセスポイントおよび局の観点から、本出願の実施形態において提供される方法について説明する。本出願の実施形態において提供される方法の機能を実装するために、アクセスポイントおよび局は、ハードウェア構造およびソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せの形態で、機能を実装してもよい。前述の機能の中の機能は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組合せの形態で実行されてもよい。
【0300】
図43は、本出願のある実施形態による通信装置の構造の概略図である。
図43に示されるように、通信装置4300は、通信ユニット4301および処理ユニット4302を含む。通信ユニット4301は、送信ユニットおよび受信ユニットを含み得る。送信ユニットは送信機能を実施するように構成され、受信ユニットは受信機能を実施するように構成され、通信ユニット4301は送信機能および/または受信機能を実施してもよい。通信ユニットはトランシーバユニットとも呼ばれ得る。
【0301】
通信装置4300は、局であってもよく、または局の中の装置であってもよく、またはアクセスポイントと一緒に使用され得る装置であってもよい。
【0302】
ある実装形態では、通信装置4300は、通信ユニット4301および処理ユニット4302を含む。
【0303】
通信ユニット4301は、アクセスポイントからトリガフレームを受信するように構成される。
【0304】
トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、通信装置の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、通信装置に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0305】
処理ユニット4302は、トリガフレームに基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するように構成される。
【0306】
この実装形態の関連する内容については、前述の方法の実施形態の関連する内容を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0307】
通信装置4300は、アクセスポイントであってもよく、またはアクセスポイントの中の装置であってもよく、または局と一緒に使用され得る装置であってもよい。
【0308】
ある実装形態では、通信装置4300は、
局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定するように構成される処理ユニット4302と、
トリガフレームを局に送信するように構成される通信ユニット4301とを含み、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0309】
この実装形態の関連する内容については、前述の方法の実施形態の関連する内容を参照されたい。詳細はここでは再び説明されない。
【0310】
本出願の実施形態では、アクセスポイントは、トリガフレームを使用して、複数のリソースユニットを局に割り当てることができることがわかる。
【0311】
図44は、本出願のある実施形態による他の通信装置の構造の概略図である。通信装置4400は、アクセスポイントであってもよく、局であってもよく、または、前述の方法を実施する際にアクセスポイントをサポートするチップ、チップシステム、プロセッサなどであってもよく、または、前述の方法を実施する際に局をサポートするチップ、チップシステム、プロセッサなどであってもよい。装置は、前述の方法の実施形態において説明される方法を実施するように構成され得る。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。
【0312】
通信装置4400は、1つまたは複数のプロセッサ4401を含む。プロセッサ4401は、汎用プロセッサ、専用プロセッサなどであり得る。プロセッサ4401は、通信装置(たとえば、アクセスポイント、アクセスポイントチップ、局、または局チップ)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムにおいてデータを処理するように構成され得る。
【0313】
任意選択で、通信装置4400は、命令4404を記憶する1つまたは複数のメモリ4402を含み得る。通信装置4400が前述の方法の実施形態において説明される方法を実行することを可能にするために、命令がプロセッサ4401によって実行され得る。任意選択で、メモリ4402はさらにデータを記憶し得る。プロセッサ4401およびメモリ4402は、別々に配設されてもよく、または一緒に統合されてもよい。
【0314】
任意選択で、通信装置4400はさらに、トランシーバ4405およびアンテナ4406を含み得る。トランシーバ4405は、トランシーバユニット、トランシーバ機械、トランシーバ回路などと呼ばれることがあり、トランシーバ機能を実装するように構成される。トランシーバ4405は、受信器および送信器を含み得る。受信器は、受信器、受信回路などと呼ばれることがあり、受信機能を実装するように構成される。送信器は、送信器、送信回路などと呼ばれることがあり、送信機能を実装するように構成される。
【0315】
通信装置4400はアクセスポイントである。プロセッサ4401は、
図8のステップ101を実行し、または
図41のステップ101を実行するように構成される。トランシーバ4405は、
図8のステップ102を実行し、または
図41のステップ202を実行するように構成される。
【0316】
通信装置4400は局である。プロセッサ4401は、
図8のステップ103において複数の割り当てられたリソースユニットを決定する動作を実行し、または、
図41のステップ203において複数の割り当てられたリソースユニットを決定する動作を実行するように構成される。トランシーバ4405は、
図8のステップ103においてトリガフレームを受信する動作を実行し、または
図41のステップ203においてトリガフレームを受信する動作を実行するように構成される。
【0317】
他の可能な設計では、トランシーバは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路であり得る。受信機能および送信機能を実装するように構成されるトランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、分離されていてもよく、または一緒に統合されてもよい。トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、コードまたはデータを読み取り、書き込むように構成され得る。代替として、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、信号を送信または伝送するように構成され得る。
【0318】
さらに他の可能な設計では、任意選択で、プロセッサ4401は命令4403を記憶し得る。通信装置4400が前述の方法の実施形態において説明される方法を実行することを可能にするために、命令4403がプロセッサ4401によって実行され得る。命令4403はプロセッサ4401に固定され得る。この場合、プロセッサ4401はハードウェアによって実装され得る。
【0319】
さらに他の可能な設計では、通信装置4400は回路を含み得る。回路は、前述の方法の実施形態における送信機能、受信機能、または通信機能を実装し得る。
【0320】
本出願において説明されるプロセッサおよびトランシーバは、集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、ハイブリッド信号IC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどで実装され得る。
【0321】
前述の実施形態において説明される通信装置は、アクセスポイントまたは局であり得る。しかしながら、本出願において説明される通信装置の範囲はそれに限定されず、通信装置の構造は
図44によって限定されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、または比較的大きいデバイスの一部であってもよい。たとえば、通信装置は、
(1)独立した集積回路IC、チップ、またはチップシステムまたはサブシステム、
(2)1つまたは複数のICを含むセット、ここで任意選択で、ICセットはさらに、データおよび命令を記憶するように構成される記憶構成要素を含んでもよい、
(3)ASIC、たとえばモデム(Modem)、
(4)他のデバイスに埋め込まれ得るモジュール、
(5)受信器、インテリジェント端末、ワイヤレスデバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車載デバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど、または
(6)他のデバイスなどであってもよい。
【0322】
通信装置がチップまたはチップシステムであり得る事例については、
図45に示されるチップの構造の概略図を参照されたい。
図45に示されるように、チップ4500はプロセッサ4501およびインターフェース4502を含む。1つまたは複数のプロセッサ4501および1つまたは複数のインターフェース4502があり得る。
【0323】
チップが本出願の実施形態における局の機能を実装するように構成される事例については、以下の説明を参照されたい。
【0324】
ある実装形態では、インターフェース4502は、アクセスポイントからトリガフレームを受信するように構成される。
【0325】
トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0326】
プロセッサ4501は、トリガフレームに基づいて複数の割り当てられるリソースユニットを決定するように構成される。
【0327】
チップが本出願の実施形態におけるアクセスポイントの機能を実装するように構成される事例については、以下の説明を参照されたい。
【0328】
ある実装形態では、プロセッサ4501は、局に割り当てられる複数のリソースユニットを決定するように構成される。
【0329】
インターフェース4502は、トリガフレームを局に送信するように構成され、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである複数のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは局に割り当てられる1つまたは複数のリソースユニットを示し、または、トリガフレームは、局の関連付け識別子と同じである1つのユーザ情報フィールドを含み、その1つのユーザ情報フィールドは、局に割り当てられる複数のリソースユニットを示す。
【0330】
任意選択で、チップはさらにメモリ4503を含み、メモリ4503は、端末デバイスに必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。
【0331】
当業者はさらに、本出願の実施形態において列挙される様々な例示的な論理ブロック(illustrative logical block)およびステップ(step)が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せを使用することによって実施され得ることを理解し得る。機能がハードウェアを使用することによって実装されるか、またはソフトウェアを使用することによって実装されるかは、システム全体の具体的な適用例および設計要件に依存する。当業者は、各々の具体的な適用例に対して説明される機能を実装するために様々な方法を使用し得るが、その実装形態は本出願の実施形態の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0332】
本出願はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータによって実行されるとき、前述の方法の実施形態のいずれか1つの機能が実装される。
【0333】
本出願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されるとき、前述の方法の実施形態のいずれか1つの機能が実装される。
【0334】
実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータでロードされ実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、または、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または、サーバもしくはデータセンターなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートディスク(solid-state disk、SSD))などであり得る。
【0335】
本出願における「第1の」および「第2の」などの様々な数は、説明を簡単にするために区別のために使用されるだけであり、本出願の実施形態の範囲を限定するために、または順番を表すために使用されないことを当業者は理解し得る。
【0336】
本出願の表に示される対応付けは、構成されてもよく、またはあらかじめ定められていてもよい。表における情報の値は例にすぎず、他の値が構成されてもよい。これは本出願では限定されない。情報と各パラメータとの対応付けが構成されるとき、表に示されるすべての対応付けが構成される必要があるとは限らない。たとえば、本出願の表において、一部の行に示される対応付けは、代替として構成されなくてもよい。他の例では、分割および組合せなどの、適切な変形および調整は、前述の表に基づいて実行され得る。前述の表の表題に示されるパラメータの名称は、代替として、通信装置によって理解され得る他の名称であってもよく、パラメータの値または表現方式は、代替として、通信装置によって理解され得る他の値または表現方式であってもよい。前述の表の実装の間、アレイ、キュー、コンテナ、スタック、線形表、ポインタ、連結リスト、木、グラフ、構造、クラス、パイル、またはハッシュテーブルなどの他のデータ構造が、代替として使用されてもよい。
【0337】
本出願における「あらかじめ定める」は、「定める」、「あらかじめ定める」、「記憶する」、「あらかじめ記憶する」、「あらかじめ構成する」、「固化する」、または「あらかじめ焼く」として理解され得る。
【0338】
本明細書において開示される実施形態で説明される例を参照すると、ユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェアによって、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることを、当業者は認識し得る。機能がハードウェアによって実行されるか、またはソフトウェアによって実行されるかは、技術的な方策の具体的な適用例および設計制約に依存する。当業者は、各々の具体的な適用例に対して説明される機能を実装するために様々な方法を使用し得るが、その実装形態は本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0339】
便宜的に、および説明を簡単にするために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作過程については、前述の方法の実施形態の対応する過程を参照すればよく、詳細はここでは再び説明されないことが、当業者により明確に理解され得る。
【0340】
前述の説明は本出願の具体的な実装形態にすぎず、本出願の保護範囲を限定することは意図されていない。本出願において開示される技術範囲内にある、当業者により容易に理解されるあらゆる変形または置換が、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲によるものとする。
【符号の説明】
【0341】
4300 通信装置
4301 通信ユニット
4302 処理ユニット
4400 通信装置
4401 プロセッサ
4402 メモリ
4403 命令
4404 命令
4405 トランシーバ
4406 アンテナ
4501 プロセッサ
4502 インターフェース
4503 メモリ