特許7396347IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

シームレス缶及びシームレス缶成形用樹脂被覆金属板に関するものであり、より詳細には、缶底部を含む缶外面全体が着色された樹脂被覆シームレス缶及びこの樹脂シームレス缶を生産性良く成形可能な樹脂被覆金属板

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる樹脂被覆シームレス缶においても、成形後に缶外面胴部に印刷を施すのみであり、缶底部に塗装・印刷することは行われておらず、缶全体の加飾性の点では未だ十分満足するものではなかった。また樹脂被覆シームレス缶において、樹脂被覆金属板における樹脂被覆に白色顔料等を含有させることにより缶全体に加飾性を付与することも提案されているが、樹脂被覆には過酷な加工に耐え得る加工性及び密着性が要求されていることから、加工性及び密着性を維持しながら樹脂被覆に顔料等を添加することは容易でない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、底部及び胴部を有するシームレス缶において、缶外面側にはポリエステル系塗膜を介して熱可塑性樹脂被覆が形成されており、前記ポリエステル系塗膜が、全樹脂固形分100質量部に対して着色剤を20質量部以下及びポリエステル樹脂100質量部に対して硬化剤を5~43質量部の量で含有するポリエステル系塗料組成物から成り、底部を含む缶外面の全体が着色されていることを特徴とするシームレス缶が提供さ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のシームレス缶においては、缶底部を含むシームレス缶の全体が、着色されていることから、装飾性に優れている。
また本発明のシームレス缶では、塗装工程や印刷工程を経ることなく、缶底部を含むシームレス缶の全体が着色されており、胴部はもちろん、缶底部を構成するチャイム部、接地部、ボトム部のそれぞれについて、異なる塗装方法・装置で異なる塗料を用いて別工程で塗装する必要があったDI缶に比して顕著に生産性及び経済性が向上している。
更に金属板表面に形成される塗膜は、金属板とポリエステル樹脂被覆との密着性を向上することから、絞りしごき加工等の過酷な加工に付された場合にも、ポリエステル樹脂被覆の密着性が確保されている。
更にまた、着色された缶底部が、シームレス缶の正立状態における上部となるように、印刷画像を形成することにより、正立状態における上部が装飾性に優れた缶底部となり、より人目を惹きつけることが可能になる。そのため、商品販売のための陳列時にかかる缶底部が上部となるようにシームレス缶(商品)を配置することにより、プルタブを備えた開口予定部が形成された、装飾性に乏しい缶蓋が上部となるように配置されているシームレス缶(商品)よりも目立たせることが可能になり、商品価値を高めることが可能になる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明のシームレス缶の一例を示す図である。
【図2】 缶底部の他の態様を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 シームレス缶、2 胴部、3 底部、3a ドーム部、3b 接地部、3c チャイム部、4 ネックイン部、5 フランジ部、6 環状凹部、7 コーナー部、8 中央パネル、10 金属板、11 着色剤を含有するポリエステル系塗膜、12 熱可塑性樹脂被覆、13 プライマー、14 熱可塑性樹脂被覆。

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