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特許7396475情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-04
(45)【発行日】2023-12-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20231205BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20231205BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20231205BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/0481
G06F3/16 620
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022524752
(86)(22)【出願日】2020-05-20
(86)【国際出願番号】 JP2020019913
(87)【国際公開番号】W WO2021234850
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2022-11-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104765
【弁理士】
【氏名又は名称】江上 達夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107331
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 聡延
(74)【代理人】
【識別番号】100131015
【弁理士】
【氏名又は名称】三輪 浩誉
(72)【発明者】
【氏名】有田 英司
(72)【発明者】
【氏名】鹿野 龍太朗
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-334313(JP,A)
【文献】特開2004-029932(JP,A)
【文献】特許第6692538(JP,B2)
【文献】特開2019-159690(JP,A)
【文献】特開2011-053936(JP,A)
【文献】特開2019-075135(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G06F 3/0481
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理装置であって、
前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御手段と
を備え
前記現在画面に関する情報は、前記端末装置が前記現在画面の内容に基づいて生成した情報である
情報処理装置。
【請求項2】
前記特定手段は、前記現在画面前記ユーザが行うべき操作を含む一連の操作の手順を特定し、
前記支援表示処理は、前記現在画面を含む前記表示手段の表示画面上で前記ユーザが行うべき操作の内容を前記表示画面上に表示する処理を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記端末装置は、POS(Point Of Sale System)レジ端末であり、
前記現在画面を含む前記表示手段の表示画面は、商品の販売に関する画面である
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記支援表示処理は、前記現在画面を含む前記表示手段の表示画面上で前記ユーザが操作するべき操作対象領域を強調表示する処理を含む
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記支援表示処理は、前記表示画面上で強調表示された第1の操作対象領域を前記ユーザが操作した後に、前記表示画面上で前記ユーザが次に操作するべき第2の操作対象領域を強調表示する処理を含む
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理方法であって、
前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定工程と、
前記特定工程において特定された手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御工程と
を含み
前記現在画面に関する情報は、前記端末装置が前記現在画面の内容に基づいて生成した情報である
情報処理方法。
【請求項7】
ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
前記情報処理方法は、
前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定工程と、
前記特定工程において特定された手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御工程と
を含み
前記現在画面に関する情報は、前記端末装置が前記現在画面の内容に基づいて生成した情報である
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザが操作可能な端末装置のユーザによる操作を支援する情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
端末装置の操作手順をユーザに知らせることでユーザによる端末装置の操作を支援可能な情報処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、端末装置の一例である携帯端末のユーザからの携帯端末の操作方法に関する質問を音声データで受け付け、音声データを音声認識処理することで質問の内容を特定し、特定した質問に沿ったガイダンス画面を表示するように携帯端末を制御する情報処理装置が記載されている。
【0003】
その他、本開示に関連する先行技術文献として、特許文献2から特許文献3があげられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-028346号公報
【文献】特開2018-092664号公報
【文献】特開2016-157246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載された情報処理装置は、ユーザの質問を音声データで受け付けた時点で携帯端末に表示されていた表示画面を考慮することなく、常に、質問に沿ったガイダンス画面が携帯端末に表示されるように携帯端末を制御する。このため、ユーザは、携帯端末に表示されたガイダンス画面上で、質問に対応する操作を行う。しかしながら、ユーザが質問すると常にガイダンス画面が表示されるがゆえに、ユーザは、過去に質問したことがある操作を行おうとしても、ガイダンス画面が表示されなければ当該操作を行う方法が分からない。つまり、ユーザは、ガイダンス画面を起点とする携帯端末の操作手順は分かるものの、携帯端末の現在の表示画面からの操作手順が分からない。このため、ユーザは、目的とする操作を行うために、同じ質問を再度行い、情報処理装置は、同じガイダンス画面を再度表示する必要があるように端末装置を制御する必要がある。このため、情報処理装置による支援の頻度がいつまでも変わらないという技術的問題が生ずる。
【0006】
本開示は、上述した技術的問題を解決可能な情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体を提供することを課題とする。一例として、本開示は、ユーザの操作を支援しつつも、ユーザの操作を支援する頻度を低減可能な情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の情報処理装置は、ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理装置であって、前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定手段と、前記特定手段が特定した手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御手段とを備える。
【0008】
本開示の情報処理方法は、ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理方法であって、前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定工程と、前記特定工程において特定された手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御工程とを含む。
【0009】
本開示の記録媒体は、ユーザが操作可能な端末装置の前記ユーザによる操作を支援する情報処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、前記情報処理方法は、前記端末装置の操作に関する前記ユーザの質問を音声で示す音声データと、前記端末装置の操作に関して前記ユーザが質問したときに前記端末装置の表示手段に表示されていた現在画面に関する情報とに基づいて、前記ユーザが行うべき操作の手順を特定する特定工程と、前記特定工程において特定された手順で前記端末装置を操作することを前記ユーザに促す支援表示処理を行うように前記表示手段を制御する制御工程とを含む。
【発明の効果】
【0010】
上述した情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムによれば、ユーザが行うべき操作の手順を特定する際に現在画面が考慮されるため、ユーザの操作を支援しつつも、ユーザの操作を支援する頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本実施形態の操作支援システムの全体構成を示すブロック図である。
図2図2は、本実施形態のユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図3図3は、本実施形態の操作支援サーバの構成を示すブロック図である。
図4図4は、操作支援サーバが行う操作支援動作の流れを示すフローチャートである。
図5図5は、表示装置に表示される表示画面の一例を示す平面である。
図6図6は、支援表示処理が行われている表示装置の表示画面を示す平面図である。
図7図7は、支援表示処理が行われている表示装置の表示画面を示す平面図である。
図8図8は、支援表示処理が行われている表示装置の表示画面を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体の実施形態について説明する。以下では、店情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体の実施形態が適用された操作支援システムSYSについて説明する。
【0013】
(1)操作支援システムSYSの構成
(1-1)操作支援システムSYSの全体構成
はじめに、図1を参照しながら、本実施形態の操作支援システムSYSの全体構成について説明する。図1は、本実施形態の操作支援システムSYSの全体構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、操作支援システムSYSは、ユーザ端末1と、操作支援サーバ2とを備える。但し、操作支援システムSYSは、単一のユーザ端末1を備えていてもよいし、複数のユーザ端末1を備えていてもよい。ユーザ端末1と操作支援サーバ2との夫々とは、通信ネットワーク3を介して互いに通信可能である。通信ネットワーク3は、有線の通信ネットワークを含んでいてもよいし、無線の通信ネットワークを含んでいてもよい。
【0015】
ユーザ端末1は、ユーザが操作可能な端末装置である。このようなユーザ端末の一例として、スマートフォン、タブレット及びパソコンの少なくとも一つがあげられる。このようなユーザ端末の他の一例として、POS(Point of Sale System)レジ端末があげられる。
【0016】
操作支援サーバ2は、ユーザによるユーザ端末1の操作を支援するための操作支援動作を行うことが可能な情報処理装置である。操作支援動作は、例えば、ユーザ端末1の操作の手順(言い換えれば、操作の方法)が分からないユーザに対して、ユーザ端末1の操作の手順をユーザに教えるための動作である。具体的には、ユーザは、ユーザ端末1に対して、ユーザ端末1の操作に関して質問する。特に、ユーザは、ユーザ端末1に対して、ユーザ端末1の操作に関する質問を音声で入力する。操作支援サーバ2は、ユーザ端末1から、ユーザ端末1の操作に関するユーザの質問を音声で示す音声データを取得する。操作支援サーバ2は、取得した音声データに基づいて、ユーザが行うべき操作の手順を特定する。本実施形態では特に、操作支援サーバ2は、取得した音声データに加えて、ユーザ端末1の操作に関してユーザが質問したときにユーザ端末1の表示装置14(後述する図2参照)に表示されていた表示画面(以降、このタイミングで表示されていた表示画面を、“現在画面”と称する)の内容に基づいて、ユーザが行うべき操作の手順を特定する。このため、操作支援サーバ2は、音声データに加えて、現在画面に関する画面情報をユーザ端末1から取得してもよい。その後、操作支援サーバ2は、特定した手順でユーザ端末1を操作することをユーザに促す支援表示処理を行うように、ユーザ端末1の表示装置14を制御する。その結果、ユーザは、支援表示処理によって表示装置14に表示された内容を参照しながら、目的とする操作を行うことができる。
【0017】
(1-2)ユーザ端末1の構成
続いて、図2を参照しながら、本実施形態のユーザ端末1の構成について説明する。図2は、本実施形態のユーザ端末1の構成を示すブロック図である。
【0018】
図2に示すように、ユーザ端末1は、演算装置11と、記憶装置12と、録音装置13と、「表示手段」の一具体例である表示装置14と、入力装置15と、通信装置16とを備えている。演算装置11と、記憶装置12と、録音装置13と、表示装置14と、入力装置15と、通信装置16とは、データバス17を介して接続されている。
【0019】
演算装置11は、例えば、CPU(Central Proecssing Unit)を含む。演算装置11は、コンピュータプログラムを読み込む。例えば、演算装置11は、記憶装置12が記憶しているコンピュータプログラムを読み込んでもよい。例えば、演算装置11は、コンピュータで読み取り可能であって且つ一時的でない記録媒体が記憶しているコンピュータプログラムを、図示しない記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。演算装置11は、通信装置16を介して、ユーザ端末1の外部に配置される不図示の装置からコンピュータプログラムを取得してもよい(つまり、ダウンロードしてもよい又は読み込んでもよい)。演算装置11は、読み込んだコンピュータプログラムを実行する。その結果、演算装置11内には、ユーザ端末1が行うべき動作を実行するための論理的な機能ブロックが実現される。つまり、演算装置11は、ユーザ端末1が行うべき動作を実行するための論理的な機能ブロックを実現するためのコントローラとして機能可能である。
【0020】
図2には、ユーザ端末1が行うべき動作を実行するために演算装置11内に実現される論理的な機能ブロックの一例が示されている。図2に示すように、演算装置11内には、送信制御部111と、表示制御部112とが実現される。尚、送信制御部111及び表示制御部112の動作については、図4等を参照しながら後に詳述するが、以下にその概要について説明する。送信制御部111は、通信装置16を用いて、ユーザ端末1の操作に関するユーザの質問を音声で示す音声データを、操作支援サーバ2に送信する。更に、送信制御部111は、通信装置16を用いて、ユーザ端末1の操作に関してユーザが質問したときに表示装置14に表示されていた現在画面に関する画面情報を、操作支援サーバ2に送信する。表示制御部112は、操作支援サーバ2が特定した手順でユーザ端末1を操作することをユーザに促す支援表示処理を行うように、表示装置14を制御する。具体的には、表示制御部112は、支援表示処理をユーザ端末1に行わせるために操作支援サーバ2が生成した表示制御情報を取得し、取得した表示制御情報に基づいて、支援表示処理を行うように表示装置14を制御する。
【0021】
記憶装置12は、所望のデータを記憶可能である。例えば、記憶装置12は、演算装置11が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶していてもよい。記憶装置12は、演算装置11がコンピュータプログラムを実行している際に演算装置11が一時的に使用するデータを一時的に記憶してもよい。記憶装置12は、ユーザ端末1が長期的に保存するデータを記憶してもよい。尚、記憶装置12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)及びディスクアレイ装置のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0022】
録音装置13は、ユーザの音声を録音する装置である。本実施形態では、録音装置13は、ユーザ端末1の操作に関する質問をしているユーザの音声を録音する。その結果、録音装置13は、ユーザ端末1の操作に関するユーザの質問を音声で示す音声データを生成する。音声データを生成するために、録音装置13は、例えば、マイクを含んでいてもよい。
【0023】
表示装置14は、所望の情報を表示可能な出力装置(つまり、ディスプレイ)である。表示装置14は、例えば、GUI(Graphical User Interface)を含む表示画面を表示してもよい。この場合、ユーザは、GUIを用いて、ユーザ端末1を操作してもよい。
【0024】
入力装置15は、ユーザの操作の入力を受け付ける装置である。例えば、入力装置15は、ユーザが操作可能な操作装置を含んでいてもよい。入力装置15は、操作装置の一例として、例えば、キーボード、マウス及びタッチパネルのうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。タッチパネルは、上述した表示装置14と一体化されていてもよい。
【0025】
通信装置16は、通信ネットワーク3を介して、操作支援サーバ2と通信可能である。本実施形態では、通信装置16は、送信制御部111の制御下で、通信ネットワーク3を介して、音声データ及び画面情報の少なくとも一方を、操作支援サーバ2に送信可能である。また、通信装置16は、表示制御部112の制御下で、通信ネットワークを介して、支援表示処理をユーザ端末1に行わせるために操作支援サーバ2が生成した表示制御情報を、操作支援サーバ2から受信する。
【0026】
(1-3)操作支援サーバ2の構成
続いて、図3を参照しながら、本実施形態の操作支援サーバ2の構成について説明する。図3は、本実施形態の操作支援サーバ2の構成を示すブロック図である。
【0027】
図3に示すように、操作支援サーバ2は、演算装置21と、記憶装置22と、通信装置23とを備えている。演算装置21と、記憶装置22と、通信装置23とは、データバス24を介して接続されている。
【0028】
演算装置21は、例えば、CPU(Central Proecssing Unit)を含む。演算装置21は、コンピュータプログラムを読み込む。例えば、演算装置21は、記憶装置22が記憶しているコンピュータプログラムを読み込んでもよい。例えば、演算装置21は、コンピュータで読み取り可能であって且つ一時的でない記録媒体が記憶しているコンピュータプログラムを、図示しない記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。演算装置21は、通信装置23を介して、操作支援サーバ2の外部に配置される不図示の装置からコンピュータプログラムを取得してもよい(つまり、ダウンロードしてもよい又は読み込んでもよい)。演算装置21は、読み込んだコンピュータプログラムを実行する。その結果、演算装置21内には、操作支援サーバ2が行うべき動作(具体的には、操作支援動作)を実行するための論理的な機能ブロックが実現される。つまり、演算装置21は、操作支援サーバ2が行うべき動作を実行するための論理的な機能ブロックを実現するためのコントローラとして機能可能である。
【0029】
図3には、操作支援動作を実行するために演算装置21内に実現される論理的な機能ブロックの一例が示されている。図3に示すように、演算装置21内には、「特定手段」の一具体例である操作特定部211と、「制御手段」の一具体例である表示制御部212とが実現される。尚、操作特定部211及び表示制御部212の動作については、図4等を参照しながら後に詳述するが、以下にその概要について説明する。操作特定部211は、ユーザ端末1から送信される音声データ及び画面情報に基づいて、ユーザが行うべき操作の手順を特定する。表示制御部212は、操作特定部211が特定した手順でユーザ端末1を操作することをユーザに促す支援表示処理を行うように、ユーザ端末1を制御する。具体的には、表示制御部212は、支援表示処理をユーザ端末1に行わせるようにユーザ端末1(特に、表示装置14)を制御するための表示制御情報を生成し、生成した表示制御情報を、通信装置23を用いてユーザ端末1に送信する。
【0030】
記憶装置22は、所望のデータを記憶可能である。例えば、記憶装置22は、演算装置21が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶していてもよい。記憶装置22は、演算装置21がコンピュータプログラムを実行している際に演算装置21が一時的に使用するデータを一時的に記憶してもよい。記憶装置22は、操作支援サーバ2が長期的に保存するデータを記憶してもよい。尚、記憶装置22は、RAM、ROM、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD及びディスクアレイ装置のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0031】
通信装置23は、通信ネットワーク3を介して、ユーザ端末1と通信可能である。本実施形態では、通信装置23は、通信ネットワーク3を介して、音声データ及び画面情報の少なくとも一方を、ユーザ端末1から受信可能である。また、通信装置23は、表示制御部212の制御下で、通信ネットワーク3を介して、支援表示処理をユーザ端末1に行わせるために表示制御部212が生成した表示制御情報を、ユーザ端末1に送信する。
【0032】
(2)操作支援サーバ2が行う操作支援動作の流れ
続いて、図4を参照しながら、操作支援サーバ2が行う操作支援動作の流れについて説明する。図4は、操作支援サーバ2が行う操作支援動作の流れを示すフローチャートである。尚、操作支援動作は主として操作支援サーバ2によって行われる動作であるが、説明を分かりやすくするために、図4は、ユーザ端末1が行う動作も合わせて記載している。
【0033】
図4に示すように、ユーザ端末1の録音装置13は、ユーザ端末1の操作に関してユーザが質問した場合には、ユーザ端末1の操作に関して質問しているユーザの音声を録音する(ステップS11)。その結果、録音装置13は、ユーザ端末1の操作に関するユーザの質問を音声で示す音声データを生成する(ステップS11)。
【0034】
音声データが生成された場合には、ユーザ端末1の送信制御部111は、通信装置16を用いて、ユーザ端末1の操作に関するユーザの質問を音声で示す音声データを、操作支援サーバ2に送信する(ステップS12)。
【0035】
更に、送信制御部111は、通信装置16を用いて、ユーザ端末1の操作に関してユーザが質問したときに表示装置14に表示されていた現在画面に関する画面情報を、操作支援サーバ2に送信する(ステップS12)。つまり、送信制御部111は、通信装置16を用いて、ステップS11において音声データが生成されたときに表示装置14に表示されていた現在画面に関する画面情報を、操作支援サーバ2に送信する(ステップS12)。具体的には、送信制御部111は、表示装置14に表示されていた現在画面の内容に基づいて画面情報を生成し、生成した画面情報を操作支援サーバ2に送信する。画面情報は、現在画面がどのような表示画面であるかを示す情報を含んでいてもよい。例えば、画面情報は、現在画面に含まれている表示オブジェクトに関する情報を含んでいてもよい。例えば、現在画面がGUIを含む場合は、画面情報は、例えば、現在画面に含まれているGUIを構成する表示オブジェクトに関する情報を含んでいてもよい。
【0036】
GUIを含む表示画面の一例が図5に示されている。図5は、ユーザ端末1がPOSレジ端末である場合に表示装置14に表示される表示画面の一例を示している。特に、図5は、POSレジ端末で商品を販売するときに表示される「売上登録画面」と称される表示画面の一例を示している。図5に示すように、表示画面は、GUIを構成する表示オブジェクトの一例として、ユーザが選択可能な少なくとも一つのボタン141を含んでいてもよい。表示画面は、GUIを構成する表示オブジェクトの一例として、任意の情報を表示可能な表示フィールド(例えば、バーコードがスキャンされた商品の名称、単価、数量及び金額の少なくとも一つを表示可能な表示フィールド)142を含んでいてもよい。表示画面は、GUIを構成する表示オブジェクトの一例として、表示フィールド142の表示内容をスクロールするためにユーザが操作可能なスクロールバー143を含んでいてもよい。
【0037】
再び図4において、操作支援サーバ2の通信装置23は、ユーザ端末1から送信された音声データ及び画面情報を受信(つまり、取得)する(ステップS21)。通信装置23が受信した音声データ及び画面情報は、操作特定部211に出力される。その後、操作特定部211は、ステップS21で受信された音声データ及び画面情報に基づいて、ユーザが行うべき操作の手順を特定する(ステップS22からステップS23)。
【0038】
具体的には、操作特定部211は、まず、音声データに基づいて、ユーザの質問の内容を特定する(ステップS22)。例えば、操作特定部211は、音声データに対して音声認識処理を行うことで、ユーザの質問の内容を特定してもよい。
【0039】
その後、操作特定部211は、ステップS22で特定したユーザの質問の内容に基づいて、ユーザが行うべき操作の手順を特定する(ステップS23)。つまり、操作特定部211は、ステップS22で特定したユーザの質問の内容に基づいて、ユーザがユーザ端末1を用いて行いたい操作(つまり、目的とする操作)を特定し、特定した操作を行うためにユーザがユーザ端末1を用いて実際に行うべき操作の手順を特定する。
【0040】
本実施形態では特に、操作特定部211は、画面情報に基づいて、画面情報が示す現在画面を起点にユーザが行うべき操作の手順を特定する。つまり、操作特定部211は、ユーザが目的とする操作を行うために、現在画面からユーザが行うべき操作の手順を特定する。言い換えれば、操作特定部211は、ユーザが目的とする操作を行うために、現在画面上でユーザが行うべき操作を含む一連の操作の手順を特定する。例えば、目的とする操作をユーザが行うために、ユーザが、現在画面上で第1の操作を行うことで現在画面上に所定の情報を表示し、その後、表示された所定の情報に対して第2の操作を行う必要がある場合には、操作特定部211は、現在画面上で第1の操作を行い、その後、表示された所定の情報に対して第2の操作を行うという手順を特定する。例えば、目的とする操作をユーザが行うために、ユーザが、現在画面上で第3の操作を行うことで現在画面に代えて他の表示画面を表示装置14に表示させ、その後、表示された他の表示画面上で第4の操作を行う必要がある場合には、操作特定部211は、現在画面上で第3の操作を行い、その後、表示された表示画面上で第4の操作を行うという手順を特定する。
【0041】
その後、表示制御部212は、ステップS23で操作特定部211が特定した手順でユーザ端末1を操作することをユーザに促す支援表示処理を行うように、ユーザ端末1を支援する(ステップS24)。具体的には、表示制御部212は、支援表示処理をユーザ端末1に行わせるようにユーザ端末1(特に、表示装置14)を制御するための表示制御情報を生成する(ステップS24)。更に、表示制御部212は、生成した表示制御情報を、通信装置23を用いてユーザ端末1に送信する(ステップS24)。
【0042】
支援表示処理は、ユーザ端末1の表示装置14が表示している表示画面上でユーザが行うべき操作の内容を当該表示画面上に表示する処理を含んでいてもよい。例えば、支援表示処理は、表示画面上でユーザが行うべき操作の内容を示すテキストメッセージを、当該表示画面上に表示する処理を含んでいてもよい。例えば、支援表示処理は、表示画面上でユーザが行うべき操作の内容を示す図形(言い換えれば、イラスト)を、当該表示画面上に表示する処理を含んでいてもよい。
【0043】
支援表示処理は、表示画面上でユーザが操作するべき操作対象領域(典型的には、ユーザが選択するべき領域)を強調表示する処理を含んでいてもよい。つまり、支援表示処理は、表示画面上で、操作対象領域が操作対象領域以外の領域よりも目立つように操作対象領域を表示する処理を含んでいてもよい。操作対象領域は、例えば、表示画面に含まれるGUIを構成する表示オブジェクトの少なくとも一部が表示されている領域を含んでいてもよい。例えば、表示画面上でユーザが一のボタン141(図5参照)を押下するべきである場合には、操作対象領域は、ユーザが押下するべき一のボタン141が表示されている領域を含んでいてもよい。例えば、表示画面上でユーザが表示フィールド142に表示されている一の項目を選択するべきである場合には、操作対象領域は、ユーザが選択するべき表示フィールド142中の一の項目が表示されている領域を含んでいてもよい。
【0044】
上述したように、ユーザが行うべき操作の手順を操作特定部211が特定しているため、場合によっては、ユーザは、一連の操作(つまり、複数の操作)を順に行う必要がある。つまり、上述したように、場合によっては、ユーザは、第1の操作を行った後に、第2の操作を行う必要がある。このため、支援表示処理は、ユーザが行うべき複数の操作の内容を順に表示する処理を含んでいてもよい。例えば、支援表示処理は、ユーザが行うべき第1の操作の内容を表示し、第1の操作がユーザによって行われた後に、第1の操作の次にユーザが行うべき第2の操作の内容を表示する処理を含んでいてもよい。同様に、支援表示処理は、複数の操作を順に行うために表示画面上でユーザが順に操作するべき複数の操作対象領域を順に強調表示する処理を含んでいてもよい。例えば、支援表示処理は、ユーザが第1の操作を行うために操作するべき第1の操作対象領域を強調表示し、第1の操作対象領域がユーザによって操作された後(つまり、第1の操作がユーザによって行われた後)に、第1の操作対象領域の次にユーザが操作するべき第2の操作対象領域を強調表示する処理を含んでいてもよい。
【0045】
上述したように、操作特定部211は、現在画面を起点にユーザが行うべき操作の手順を特定している。このため、支援表示処理は、現在画面を起点に開始される。このため、支援表示処理は、現在画面上でユーザが行うべき操作の内容を当該現在画面上に表示する処理を含んでいてもよい。つまり、支援表示処理は、現在画面上でユーザが行うべき操作の内容を当該現在画面に重ねて表示する処理を含んでいてもよい。支援表示処理は、現在画面上でユーザが操作するべき操作対象領域を当該現在画面上で強調表示する処理を含んでいてもよい。
【0046】
その後、ユーザ端末1の通信装置16は、操作支援サーバ2から送信された表示制御情報を受信(つまり、取得)する(ステップS13)。通信装置16が受信した表示制御情報は、表示制御部112に出力される。その後、表示制御部112は、ステップS13において受信された表示制御情報に基づいて、支援表示処理を行うように表示装置14を制御する(ステップS14)。
【0047】
(3)支援表示処理の具体例
続いて、図6から図8を参照しながら、支援表示処理の具体例について説明する。図6から図8の夫々は、支援表示処理が行われている表示装置14の表示画面を示す平面図である。尚、以下では、ユーザ端末1がPOSレジ端末であり、図5に示す表示画面が現在画面であり、且つ、ユーザが、「レシートを発行済みの商品を返品するための操作を行うにはどうすればよいか?」という質問をした場合に行われる支援表示処理の具体例について説明する。
【0048】
上述したように、支援表示処理は、図5に示す現在画面を起点に開始される。図5に示す現在画面に表示されている状況下で商品を返品するための操作を行うには、ユーザは、現在画面に表示されている「商品照会」というボタン141aを押下し、その後、発行済みのレシートに印刷されたバーコード(つまり、販売した商品に関する情報を示すバーコード)を読み取り、その後、表示画面に表示される商品の一覧の中から返品したい商品を選択する操作を少なくとも行う必要があるものとする。
【0049】
この場合、まずは、図6に示すように、支援表示処理によって、「商品照会」というボタンの押下をユーザに促すための表示オブジェクトが現在画面上に新たに表示される。例えば、図6に示すように、支援表示処理によって、「商品照会」というボタンを押下することをユーザに促すテキストメッセージ144#1(つまり、現在画面上でユーザが行うべき操作の内容を示す表示オブジェクト)が現在画面上に新たに表示されてもよい。例えば、図6に示すように、支援表示処理によって、「商品照会」というボタン141aが強調表示されてもよい。つまり、支援表示処理によって、現在画面上でユーザが操作するべき「商品照会」というボタン141aが表示されている操作対象領域が強調表示されてもよい。その結果、ユーザは、商品を返品するための操作を行うためには、まずは「商品照会」というボタン141aを押下すればよいと容易に認識することができる。
【0050】
その後、ユーザが「商品照会」というボタン141aを押下した後には、図7に示すように、支援表示処理によって、レシートのバーコードのスキャンをユーザに促すための表示オブジェクトが表示画面上に新たに表示される。例えば、図7に示すように、支援表示処理によって、レシートのバーコードをスキャンすることをユーザに促すテキストメッセージ144#2(つまり、「商品照会」というボタン141aを押下する操作の次にユーザが行うべき操作の内容を示す表示オブジェクト)が表示画面上に新たに表示されてもよい。その結果、ユーザは、商品を返品するための操作を行うためには、続いてレシートのバーコードをスキャンすればよいと容易に認識することができる。
【0051】
その後、ユーザがレシートのバーコードをスキャンすると、表示画面内の表示フィールド142に、販売した商品のリストが表示される。この場合、図8に示すように、支援表示処理によって、商品の一覧の中から返品したい商品の選択をユーザに促すための表示オブジェクトが現在画面上に新たに表示される。例えば、図8に示すように、支援表示処理によって、商品の一覧の中から返品したい商品を選択することをユーザに促すテキストメッセージ144#3(つまり、レシートのバーコードをスキャンする操作の次にユーザが行うべき操作の内容を示す表示オブジェクト)が表示画面上に新たに表示されてもよい。例えば、図8に示すように、支援表示処理によって、ユーザが選択するべき商品の一覧を示す項目フィールド1421が強調表示されてもよい。つまり、支援表示処理によって、ユーザが選択するべき項目フィールド1421が表示されている操作対象領域が強調表示されてもよい。その結果、ユーザは、商品を返品するための操作を行うためには、続いて返品する商品を選択すればよいと容易に認識することができる。このため、ユーザは、返品する商品を選択することで、商品を返品するための操作を完了することができる。或いは、更に別の操作が必要となる場合には、支援表示処理によって別の操作をユーザに促す表示オブジェクトが表示され、ユーザは、表示される表示オブジェクトに従った別の操作を行うことで、商品を返品するための操作を完了することができる。
【0052】
(4)技術的効果
以上説明したように、本実施形態の操作支援サーバ2は、ユーザ端末1を用いたユーザの操作を支援するための操作支援動作を行う。具体的には、操作支援サーバ2は、目的とする操作を行うためにユーザが行うべき操作の手順をユーザ端末1の表示装置14に表示させるための支援表示処理を、ユーザ端末1に行わせる。その結果、ユーザは、支援表示処理によって表示される表示オブジェクトを参照しながら、支援表示処理が示す手順で一連の操作を行うことで、目的の操作を行うことができる。
【0053】
特に、本実施形態では、操作支援サーバ2は、ユーザが行うべき操作の手順を特定する際に、ユーザ端末1の操作に関してユーザが質問したときにユーザ端末1の表示装置14に表示されていた現在画面に関する画面情報を参照する。このため、操作支援サーバ2は、現在画面を起点にユーザが行うべき操作の手順を特定することができる。その結果、ユーザは、今現在表示装置14に表示されている現在画面を起点に支援表示処理が示す手順で一連の操作を行うことで、目的の操作を行うことができる。更に、ユーザは、現在画面から目的の操作を行うことで、現在画面から目的とする操作を行うためにユーザが行うべき操作の手順を実質的に学習することができる。このため、ユーザは、次に同じ表示画面から同じ操作を行う際には、操作支援サーバ2による操作支援動作を必要とすることなく、目的とする操作を行うことができる。その結果、操作支援サーバ2が操作支援動作を行う頻度が低減される。このため、操作支援サーバ2は、ユーザによるユーザ端末1の操作を支援しつつも、ユーザによるユーザ端末1の操作を支援する頻度を低減することができる。
【0054】
また、本実施形態では、支援表示処理によって、ユーザが行うべき操作の内容を示す表示オブジェクトが表示される。また、支援表示処理によって、ユーザが操作するべき操作対象領域が強調表示される。このため、ユーザは、ユーザが次に行う操作を直感的に把握することができる。このため、ユーザは、支援表示処理によって表示される表示オブジェクトを参照しながら、支援表示処理が示す手順で一連の操作を容易に行うことができる。
【0055】
(5)変形例
上述した説明では、操作支援サーバ2が、ユーザが行うべき操作の手順を特定している。しかしながら、ユーザ端末1が、ユーザが行うべき操作の手順を特定してもよい。つまり、ユーザ端末1の演算装置11が、操作特定部211を備えていてもよい。この場合、ユーザ端末1から操作支援サーバ2に対して、音声データ及び画面情報が送信されなくてもよい。また、操作支援サーバ2からユーザ端末1に対して、表示制御情報が送信されなくてもよい。つまり、ユーザ端末1の表示制御部112が、操作支援サーバ2の表示制御部212と同様の動作を行うことで、支援表示処理を行うように表示装置14を制御してもよい。
【0056】
上述した説明では、ユーザ端末1がPOSレジ端末である場合の例について説明されている。つまり、操作支援システムSYSが、商品を販売する店舗に導入されている例について説明されている。しかしながら、操作支援システムSYSの適用先が店舗に限定されることはない。上述したように、ユーザ端末1はユーザが操作可能な端末であるため、ユーザが操作可能なユーザ端末1を使用する任意の場面で操作支援システムSYSが用いられてもよい。例えば、操作支援システムSYSは、企業に入社した新入社員の研修のために用いられてもよい。この場合、新入社員の研修のためのアプリがインストールされた端末装置(例えば、タブレット又はパソコン)が、ユーザ端末1として用いられてもよい。新入社員は、ユーザ端末1に対して、目的とする研修を受けるためのアプリの操作方法を質問してもよい。この場合、操作支援サーバ2は、適切な研修を受けるために必要な操作の手順を新入社員に促すための操作支援動作を行ってもよい。
【0057】
本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体もまた本発明の技術思想に含まれる。
【符号の説明】
【0058】
SYS 操作支援システム
1 ユーザ端末
11 演算装置
111 送信制御部
112 表示制御部
12 記憶装置
13 録音装置
14 表示装置
15 入力装置
16 通信装置
2 操作支援サーバ
21 演算装置
211 操作特定部
212 表示制御部
22 記憶装置
23 通信装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8