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特許7396762情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-04
(45)【発行日】2023-12-12
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231205BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023147580
(22)【出願日】2023-09-12
【審査請求日】2023-09-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522325919
【氏名又は名称】株式会社Godot
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】森山 健
(72)【発明者】
【氏名】住本 芽衣
【審査官】山崎 雄司
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-004054(JP,A)
【文献】特開2022-143937(JP,A)
【文献】【ChatGPTプラグイン】Prompt Perfectを用いたプロンプトの改善,[online],2023年06月02日,[2023年9月20日検索],インターネット,<URL:https://web.archive.org/web/20230602161644/https://self-development.info/【chatgptプラグイン】prompt-perfectを用いたプロンプトの改善/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置から、所定のコンテンツを生成するための第1生成要求情報を取得する第1生成要求取得部と、
生成要求情報に含まれるべき複数の要素に関する情報を含む、生成要求情報を生成するための生成要求生成ルール、生成要求情報における前記複数の要素の有無及び生成要求情報のデータ量の少なくともいずれかに応じて生成要求情報の質を評価するための生成要求評価ルール、及び前記第1生成要求情報に基づいて、前記複数の要素のうち前記第1生成要求情報に含まれていない少なくとも1つの要素を補った第2生成要求情報であって、前記第1生成要求情報と比較して、前記生成要求評価ルールに基づく評価が改善された第2生成要求情報を生成する第2生成要求生成部と、
前記第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び前記第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
コンテンツを評価するためのコンテンツ評価ルールに基づいて、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのそれぞれを評価し、前記第1コンテンツに対応する第1スコア及び前記第2コンテンツに対応する第2スコアを算出するコンテンツ評価部と、
記ユーザ装置を利用するユーザに対する、前記第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を、前記第1スコア及び前記第2スコアの大小関係に基づいて、生成する行動提案生成部と、
前記行動提案情報を出力する行動提案出力部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記行動提案生成部は、前記生成要求評価ルールに基づいて算出される、生成要求情報に含まれる前記複数の要素の有無及び生成要求情報のデータ量の少なくともいずれかに応じた、前記第1生成要求情報の評価及び前記第2生成要求情報の評価の大小関係にさらに基づいて、前記行動提案情報を生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
適切なコンテンツを生成するための生成要求情報を作成する能力を示すユーザスコアを、前記第1スコア及び前記第2スコアの大小関係に基づいて算出するユーザスコア算出部、をさらに備え、
前記行動提案生成部は、前記ユーザスコア及び所定の閾値の大小関係にさらに基づいて、前記行動提案情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記情報処理システムは、前記生成要求評価ルールに基づく前記第1生成要求情報の評価が、前記ユーザによる前記第1生成要求情報の修正によって改善される改善見込み度合いを、前記生成要求評価ルールに基づいて算出される前記第1生成要求情報の評価及び前記第2生成要求情報の評価の大小関係に基づいて算出し、
前記行動提案生成部は、前記改善見込み度合い及び所定の閾値の大小関係にさらに基づいて、行動提案情報を生成する、請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報処理システムは、前記ユーザによる前記第1生成要求情報の修正のコストを、前記ユーザスコア及び所定の閾値の大小関係に基づいて算出し、
前記行動提案生成部は、前記修正のコスト及び所定の閾値の大小関係にさらに基づいて、前記行動提案情報を生成する、請求項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記複数の要素のうちの少なくとも1つの要素に関する第1情報であって、前記ユーザに関する第1情報を取得するユーザ情報取得部、をさらに備え、
前記第2生成要求生成部は、前記第1情報にさらに基づいて、前記複数の要素のうち前記第1生成要求情報に含まれていない少なくとも1つの要素を補った前記第2生成要求情報を生成する、
請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
少なくとも1の第1ユーザに対して提案する前記行動提案情報に基づく前記少なくとも1の第1ユーザの行動に関する第1情報を取得するユーザ情報取得部、をさらに備え、
前記行動提案生成部は、前記第1情報が示す前記第1ユーザの行動の実績数が所定の閾値を超える場合に第1生成要求情報を修正する行動を提案する前記行動提案情報を生成する、
請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
コンピュータが、
ユーザ装置から、所定のコンテンツを生成するための第1生成要求情報を取得し、
生成要求情報に含まれるべき複数の要素に関する情報を含む、生成要求情報を生成するための生成要求生成ルール、生成要求情報における前記複数の要素の有無及び生成要求情報のデータ量の少なくともいずれかに応じて生成要求情報の質を評価するための生成要求評価ルール、及び前記第1生成要求情報に基づいて、前記複数の要素のうち前記第1生成要求情報に含まれていない少なくとも1つの要素を補った第2生成要求情報であって、前記第1生成要求情報と比較して、前記生成要求評価ルールに基づく評価が改善された第2生成要求情報を生成し、
前記第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び前記第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得し、
コンテンツを評価するためのコンテンツ評価ルールに基づいて、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのそれぞれを評価し、前記第1コンテンツに対応する第1スコア及び前記第2コンテンツに対応する第2スコアを算出し、
記ユーザ装置を利用するユーザに対する、前記第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を、前記第1スコア及び前記第2スコアの大小関係に基づいて、生成し、
前記行動提案情報を出力する、
情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
ユーザ装置から、所定のコンテンツを生成するための第1生成要求情報を取得する第1生成要求取得部と、
生成要求情報に含まれるべき複数の要素に関する情報を含む、生成要求情報を生成するための生成要求生成ルール、生成要求情報における前記複数の要素の有無及び生成要求情報のデータ量の少なくともいずれかに応じて生成要求情報の質を評価するための生成要求評価ルール、及び前記第1生成要求情報に基づいて、前記複数の要素のうち前記第1生成要求情報に含まれていない少なくとも1つの要素を補った第2生成要求情報であって、前記第1生成要求情報と比較して、前記生成要求評価ルールに基づく評価が改善された第2生成要求情報を生成する第2生成要求生成部と、
前記第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び前記第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
コンテンツを評価するためのコンテンツ評価ルールに基づいて、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのそれぞれを評価し、前記第1コンテンツに対応する第1スコア及び前記第2コンテンツに対応する第2スコアを算出するコンテンツ評価部と、
記ユーザ装置を利用するユーザに対する、前記第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を、前記第1スコア及び前記第2スコアの大小関係に基づいて、生成する行動提案生成部と、
前記行動提案情報を出力する行動提案出力部と、
を実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、人工知能(AI)の活用が進み、人工知能の適切な活用方法をユーザに対して提案する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載されているAIサービス利用支援システムは、AIサービスシステムの利用を支援する。当該AIサービス利用支援システムは、評価対象となるAIサービスシステムに問い合わせデータを送ることで回答データを受け付け、その問い合わせデータに対応する正解データと、回答データとを用いて、AIサービスシステムの精度情報を算出する精度評価処理部、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2019-3267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されているAIサービス利用支援システムでは、AIサービスシステムの出力結果を評価することにより、AIサービスシステムの精度を評価する。そのため、ユーザが第1のAIサービスシステムにデータを入力して所望のコンテンツを取得できない場合、AIサービス利用支援システムでは、ユーザによって入力されたデータに対する行動の提案(例えば、修正の提案)をすることは考慮されておらず、ユーザは、AIサービス利用支援システムを用いて、より精度の高い第2のAIサービスシステムを探索する必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ユーザ装置から、所定のコンテンツを生成するための第1生成要求情報を取得する第1生成要求取得部と、生成要求情報を生成するための生成要求生成ルール、生成要求情報の質を評価するための生成要求評価ルール、及び第1生成要求情報に基づいて、第1生成要求情報よりも質が高いと評価される第2生成要求情報を生成する第2生成要求生成部と、第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、コンテンツを評価するためのコンテンツ評価ルールに基づいて、第1コンテンツ及び第2コンテンツのそれぞれを評価するコンテンツ評価部と、評価の結果に基づいて、ユーザ装置を利用するユーザに対する、第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を生成する行動提案生成部と、行動提案情報を出力する行動提案出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態である情報処理システム100における処理の概要を示す図である。
図2】本発明の一実施形態である情報処理システム100の構成を示す図である。
図3】記憶部110に記憶される評価結果情報の例を示す図である。
図4】情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。
図5】情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。
図6】情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。
図7】コンピュータ700のハードウェア構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である情報処理システム100における処理の概要を示す図である。
【0011】
情報処理システム100は、ユーザ装置から第1生成要求情報を取得し、第1生成要求情報に基づいて第2生成要求情報を生成し、第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを評価して、第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を生成し出力する情報処理システムである。
【0012】
近年、ユーザは、所定の情報処理システム(例えば、後述するコンテンツ生成装置300)に対して、後述する生成要求情報(例えば、プロンプト)を提供して、所定のコンテンツを取得する。所望のコンテンツを取得できない場合、ユーザは、生成要求情報を修正して、当該修正後の生成要求情報を所定の情報処理システムに改めて提供する場合がある。すなわち、所望のコンテンツを取得するためには、ユーザは、生成要求情報の作成、修正、及び提供を繰り返すことに、資源(例えば、時間及び労力)を投入する必要がある。しかしながら、ユーザは、コンテンツ生成装置300におけるコンテンツ生成アルゴリズムを十分に理解することは困難である場合がある。そのため、修正後の生成要求情報であっても、ユーザが所望するコンテンツが生成されない場合があり、また、修正後の生成要求情報に基づいて、より質の低いコンテンツが生成される場合もある。このような場合、ユーザが投入した資源は、無駄になる。
【0013】
このように、生成要求情報を通じたコンテンツ取得は、必ずしも、投入した資源に応じて、取得できるコンテンツの質が向上するものではない。そのため、ユーザは、いわば、投入資源を増やせばより質の高いコンテンツが得られるであろうという淡い期待のもとに、一方で、投入資源を増やしてもコンテンツの質が改善しないリスクを抱えながら、生成要求情報をコンテンツ生成装置300に提供する。生成要求情報を通じたコンテンツ取得を、生成要求情報の生成、修正、及び提供への資源投入に応じて得られるリターンとしてコンテンツを取得する、いわば、投資行為と捉えると、現状ではユーザは、自分の時間と労力で博打を打たざるを得ないような状況に置かれていると言える。これはユーザにとっての投資効率が低い、もしくは投資判断をするための情報不足により合理的な意思決定ができない状況と言える。
【0014】
そこで、情報処理システム100は、生成要求生成ルール及び生成要求評価ルールに基づいて、ユーザが作成した第1生成要求情報よりも質が高い第2生成要求情報を生成し、
第1生成要求情報及び第2生成要求情報のそれぞれに基づいて生成されるコンテンツの質を評価することにより、ユーザにおいて、生成要求情報を修正することが望ましいか、若しくは、修正しないことが望ましいか等を判断して、ユーザに対して、生成要求情報に関する行動の提案を行う。すなわち、情報処理システム100は、例えば、生成要求情報の修正という資源投入に応じて得られるリターンが小さいと判断される場合、生成要求情報を修正しないで処理を進めることを提案する行動提案情報を生成してもよく、また、生成要求情報の修正という資源投入に応じて得られるリターンが大きいと判断される場合、生成要求情報を修正して処理すること若しくは情報処理システム100において生成された第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成してもよい。
【0015】
具体的には、まず、情報処理システム100は、ユーザ装置200から、第1生成要求情報101を取得する。情報処理システム100は、第1生成要求情報に基づいて、第2生成要求情報102を生成する。
【0016】
続いて、情報処理システム100は、第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ103及び第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツ104を取得する。そして、情報処理システム100は、第1コンテンツ103及び第2コンテンツ104を評価して、第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報105を生成し、ユーザ装置200に出力する。
【0017】
これにより、情報処理システム100は、資源投入に応じて得られるリターンに対するユーザの期待度を制御することができる。つまり、ユーザは、生成要求情報を修正するという資源投入により、生成されうるコンテンツの質向上に関する期待度を、生成要求情報の修正前に事前に把握することができるため、ユーザの期待度を制御することができる。また、生成されうるコンテンツの質が向上しないと判断される場合、ユーザは、無駄な資源の投入、すなわち、生成要求情報の修正を回避することができる。また、ユーザは、いわば博打のように生成要求情報の修正を繰り返すのではなく、情報処理システム100の処理結果に基づいて、合理的な投資判断を行うことができ、ユーザの自己効力感を高めることができる。また、コンテンツ生成装置300に対する安易な生成要求情報の入力が回避されることにより、コンテンツ生成装置300の消費電力量が削減され、また、コンテンツ生成装置300の処理速度が向上することが期待される。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態である情報処理システム100の構成を示す図である。情報処理システム100は、ユーザ装置200及びコンテンツ生成装置300とインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続される。情報処理システム100の詳細については、後述する。
【0019】
ユーザ装置200は、情報処理システム100のユーザが利用する情報処理装置であり、コンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。
【0020】
ユーザは、ユーザ装置200を利用して情報処理システム100にアクセスし、第1生成要求情報を情報処理システム100に提供する。また、ユーザは、ユーザ装置200を利用して情報処理システム100にアクセスし、行動提案情報を情報処理システム100から取得する。
【0021】
コンテンツ生成装置300は、生成要求情報に基づいてコンテンツを生成する情報処理装置であり、例えば、いわゆる生成AI(Generative Artificial Intelligence)を提供するサーバ装置が含まれる。
【0022】
コンテンツ生成装置300は、例えば、自然言語処理技術及び機械学習技術に基づいて、生成要求情報を入力として、コンテンツを出力する情報処理装置であってもよい。コンテンツ生成装置300は、例えば、大規模言語モデルに基づいて、生成要求情報を入力として、コンテンツを出力してもよい。
【0023】
生成要求情報(例えば、後述する、第1生成要求情報、第2生成要求情報、第3生成要求情報)は、例えば、コンテンツ生成装置300においてコンテンツを生成させるための、コンテンツ生成装置300に対する命令文(例えば、プロンプト)であってもよい。生成要求情報は、例えば、テキストデータ、画像データ、動画データ、又は音声データを含んでもよい。
【0024】
コンテンツ生成装置300が生成するコンテンツは特に限定されないが、例えば、テキストデータ、画像データ、動画データ、又は音声データを含んでもよい。
【0025】
なお、図2において、ユーザ装置200及びコンテンツ生成装置300は、それぞれ1つずつ示されているが、それぞれ複数のユーザ装置200及びコンテンツ生成装置300であってもよい。
【0026】
続いて、情報処理システム100の詳細について説明する。情報処理システム100は、記憶部110、第1生成要求取得部120、ユーザ情報取得部130、第2生成要求生成部140、コンテンツ取得部150、コンテンツ評価部160、ユーザスコア算出部170、行動提案生成部180、行動提案出力部190を備える。図2に示す各部は、例えば、記憶領域を用いたり、記憶領域に格納されたプログラムをプロセッサが実行したりすることにより実現することができる。
【0027】
記憶部110は、情報処理システム100において処理される情報を記憶する。記憶部110は、例えば、後述する、ユーザ情報、第1生成要求情報、第2生成要求情報、第1コンテンツ、第2コンテンツ、評価結果情報、ユーザスコア、及び行動提案情報を記憶することができる。
【0028】
第1生成要求取得部120は、ユーザ装置200から、所定のコンテンツ(第1コンテンツ)を生成するための第1生成要求情報を取得し、取得された第1生成要求情報を記憶部110に格納する。
【0029】
第1コンテンツは、例えば、「がん検診の受診を促すチラシ案」であってもよい。この場合、第1生成要求情報は、例えば、「がん検診の受診を促すチラシ案10種類を生成する」であってもよい。
【0030】
ユーザ情報取得部130は、ユーザに関するユーザ情報を取得して、取得されたユーザ情報を記憶部110に格納する。
【0031】
ユーザ情報は、例えば、ユーザの属性に関する属性情報を含む。属性情報は、例えば、ユーザの年齢、職業、所属(例えば、会社名若しくは部署名)、又は役職に関する情報を含んでもよい。
【0032】
また、ユーザ情報は、例えば、後述する行動提案情報に基づくユーザの行動に関する行動情報を含む。行動情報については後述する。
【0033】
第2生成要求生成部140は、生成要求情報を生成するための生成要求生成ルール、生成要求情報の質を評価するための生成要求評価ルール、及び第1生成要求情報に基づいて、第1生成要求情報よりも質が高いと評価される第2生成要求情報を生成し、生成された第2生成要求情報を記憶部110に格納する。
【0034】
適切なコンテンツを生成することが可能な生成要求情報は、例えば、所定の複数の要素を含む。当該複数の要素は、例えば、「コンテンツ生成装置300に対して役職を与えること」、「生成されるコンテンツに含めてほしくない情報を伝えること」、「コンテンツのサイズ(例えば、文字数、データ量)を設定すること」、「コンテンツ生成装置300に実例を示すこと」、「質問の意図や背景を明確にすること」を含む。生成要求生成ルールは、例えば、当該複数の要素に対応したルールである。
【0035】
生成要求評価ルールは、例えば、生成要求情報のデータ量(例えば、文字数)に応じて、適切なデータ量の範囲内にある場合に、生成要求情報の質が高いと評価するルールであってもよく、また、生成要求生成ルールに対応する複数の要素の有無に応じて、所定の要素が含まれる場合に、生成要求情報の質が高いと評価するルールであってもよい。
【0036】
生成要求生成ルール及び生成要求評価ルールは、例えば、生成要求情報の目的、より具体的には、例えば、生成要求情報に基づいて生成されるコンテンツ(具体的には、例えば、コンテンツの性質)に応じて、異なるルールであってもよい。例えば、生成要求情報に基づいて生成されるコンテンツがテキストデータである場合、生成要求生成ルール及び生成要求評価ルールは、より具体的な内容を含むテキストデータを生成可能な生成要求情報を生成及び評価可能なルールであってもよく、また、生成要求情報に基づいて生成されるコンテンツが視覚的なコンテンツを含む場合(例えばチラシ等の場合)、生成要求生成ルール及び生成要求評価ルールは、より閲覧者の視覚に訴えることが可能なコンテンツ又はユニバーサルデバインに配慮したコンテンツを生成可能な生成要求情報を生成及び評価可能なルールであってもよい。
【0037】
第2生成要求生成部140は、例えば、まず、生成要求生成ルール及び第1生成要求情報に基づいて、第1生成要求情報における生成要求生成ルールに対応する複数の要素の有無を評価し、第1生成要求情報に含まれていない要素を特定する。そして、第2生成要求生成部140は、当該含まれていない要素を補った、第2生成要求情報であって、生成要求評価ルールに基づく、第1生成要求情報よりも質が高いと評価される第2生成要求情報を生成する。これにより、第2生成要求生成部140は、より適切なコンテンツを生成可能な第2生成要求情報を生成することができる。
【0038】
具体的には、例えば、第1生成要求情報が「がん検診の受診を促すチラシ案10種類を生成する」である場合、まず、第2生成要求生成部140は、例えば、第1生成要求情報に含まれていない要素として、要素「コンテンツのサイズ(例えば、文字数、データ量)を設定すること」を特定する。そして、第2生成要求生成部140は、例えば、当該要素「コンテンツのサイズ(例えば、文字数、データ量)を設定すること」を補った、第2生成要求情報「文字の割合を20%~40%、A4サイズのポスターの、がん検診の受診を促すチラシ案10種類を生成する」を生成する。
【0039】
このとき、第2生成要求生成部140は、例えば、ユーザが過去に使用した生成要求情報を参照して、第1要求情報に含まれていない要素を補った、第2生成要求情報を生成してもよい。
【0040】
また、第2生成要求生成部140は、1つの第1生成要求情報に基づいて、複数の第2生成要求情報を生成してもよい。これにより、情報処理システム100は、生成される複数の第2生成要求情報のばらつき(例えば、複数の第2生成要求情報のそれぞれの内容のばらつき)に基づいて、後述する行動提案情報を生成することができる。
【0041】
また、第2生成要求生成部140は、ユーザ情報にさらに基づいて、第2生成要求情報を生成することができる。このとき、第2生成要求生成部140は、例えば、第1生成要求情報に含まれていない要素を、ユーザ情報に基づいて補った、第2生成要求情報を生成する。より具体的には、例えば、ユーザ情報が、ユーザの部署が法務部であることを示す場合、当該ユーザは、法務の専門家(例えば、ベテラン法務部員若しくは弁護士)によって作成される程度の質のコンテンツを求めると考えられる。そこで、第2生成要求生成部140は、例えば、コンテンツ生成装置300に「法務の専門家」としての役割を与えるための、第2生成要求情報を生成することができる。
【0042】
コンテンツ取得部150は、第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得し、取得される第1コンテンツ及び第2コンテンツを記憶部110に格納する。
【0043】
情報処理システム100は、例えば、第1生成要求情報及び第2生成要求情報を、コンテンツ生成装置300に出力する。コンテンツ生成装置300は、第1生成要求情報に基づいて第1コンテンツを生成し、第2生成要求情報に基づいて第2コンテンツを生成する。そして、コンテンツ生成装置300は、第1コンテンツ及び第2コンテンツを情報処理システム100に出力し、コンテンツ取得部150は、第1コンテンツ及び第2コンテンツを取得する。
【0044】
コンテンツ評価部160は、コンテンツを評価するためのコンテンツ評価ルールに基づいて、第1コンテンツ及び第2コンテンツのそれぞれを評価し、当該評価の結果に関する評価結果情報を生成して記憶部110に格納する。
【0045】
コンテンツ評価部160は、例えば、コンテンツ評価ルールに基づいて、コンテンツ(例えば、テキスト)の内容が一般的な内容である場合に、コンテンツの質が低いと評価し、コンテンツ(例えば、テキスト)の内容が特徴的な内容である場合に、コンテンツの質が高いと評価してもよい。ここで、コンテンツの内容が特徴的な内容であるか否かは、例えば、コンテンツに含まれる固有名詞の割合に基づいて、評価されてもよく、すなわち、コンテンツに含まれる固有名詞の割合が高いほど、コンテンツの内容が特徴的であると評価されてもよい。
【0046】
コンテンツは、例えば、複数の文章から構成されるコンテンツについて、各文の文意の類似度が低く情報の密度が高い場合、漢字とひらがなの使用割合が適切であり、可読性が高い文章である場合、他の言語に翻訳したとしても文脈に適切な内容である場合、又は、ユニバーサルデザインを考慮したフォント、サイズ、図形、若しくは色彩を含む内容である場合に、当該コンテンツの質が高いと評価されてもよい。
【0047】
コンテンツ評価ルールは、例えば、事前に設定される、コンテンツを評価するための複数の要素と、当該要素ごとの重みとの対応関係を示す対応関係情報であってもよい。また、コンテンツ評価ルールは、例えば、コンテンツを入力して、当該コンテンツの評価結果を示すスコアを出力する評価モデルであってもよい。
【0048】
コンテンツ評価部160は、コンテンツ評価ルールに基づいて、例えば、第1コンテンツ及び第2コンテンツのそれぞれの評価結果を示すスコアを算出する。
【0049】
図3は、記憶部110に記憶される評価結果情報の例を示す図である。記憶部110に記憶される評価結果情報は、例えば、評価ID、第1スコア、第2スコアを含む、評価IDは、例えば、記憶部110に記憶される評価結果情報を識別する情報である。第1スコア及び第2スコアは、例えば、それぞれ、第1コンテンツ及び第2コンテンツの評価結果を示すスコアである。第1スコア及び第2スコアは、例えば、数値を用いて示される定量的なスコアであってもよく、定性的なスコア(例えば、「大変良い」「良い」等)であってもよい。
【0050】
ユーザスコア算出部170は、コンテンツ評価部160による評価の結果に基づいて算出される、ユーザ装置200を利用するユーザのユーザスコアを算出する。
【0051】
ユーザスコア算出部170が算出するユーザスコアは、例えば、ユーザにおける、適切なコンテンツを生成するための生成要求情報を作成する能力を示すスコアである。すなわち、ユーザスコア算出部170は、コンテンツ評価部160が算出する第1スコアが高いほど、より高いユーザスコアを算出してもよい。また、ユーザスコア算出部170は、例えば、第1スコアと第2スコアに基づいて、例えば、第1スコアが第2スコアよりも高いほど、より高いユーザスコアを算出してもよい。
【0052】
ユーザスコア算出部170は、例えば、過去にユーザが作成した複数の生成要求情報のそれぞれに基づいて生成された複数のコンテンツに対する評価の実績に応じて、ユーザスコアを算出してもよい。これにより、情報処理システム100は、ユーザの生成要求情報の作成実績に基づいて、ユーザスコアを算出することができる。
【0053】
また、ユーザスコア算出部170は、例えば、他のユーザが作成した生成要求情報に基づいて生成されたコンテンツに対する評価の実績に応じて、ユーザスコアを算出してもよい。このとき、例えば、ユーザスコア算出部170は、所定の第1ユーザを含む複数のユーザが作成した生成要求情報に基づいて生成された複数のコンテンツに対する評価の分布における、当該第1ユーザが作成した生成要求情報に基づいて生成されたコンテンツの評価の統計値(例えば、平均値からの乖離度合い)に応じて、ユーザスコアを算出してもよい。これにより、情報処理システム100は、所定の集団における、ユーザの生成要求情報の作成能力を、ユーザスコアとして評価することができる。
【0054】
行動提案生成部180は、コンテンツ評価部160による評価の結果に基づいて、ユーザ装置200を利用するユーザに対する、第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を生成し、生成された行動提案情報を記憶部110に格納する。
【0055】
行動提案生成部180が生成する行動提案情報は、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、及び、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報の少なくともいずれかであってもよい。
【0056】
第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報は、例えば、ユーザに対し、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを促す「続行」ボタンを、ユーザ装置200に表示するための表示情報を含んでもよい。このとき、ユーザによる「続行」ボタンの押下により、当該第1生成要求情報に基づいて生成された第1コンテンツが、ユーザ装置200に表示されてもよい。
【0057】
また、行動提案情報は、第1スコアを表示するための表示情報を含んでもよい。また、行動提案情報は、第1生成要求情報が所定の質のコンテンツ(例えば、コンテンツ評価ルールに基づくコンテンツの評価結果が所定の閾値以上であるコンテンツ)を生成可能か否かを示す情報を表示するための表示情報を含んでもよい。これにより、行動提案情報の表示を参照するユーザは、「続行」ボタンを押下するための判断材料として、第1スコア、及び第1生成要求情報が所定の質のコンテンツを生成可能な否かを示す情報の少なくともいずれかを参照することができる。
【0058】
第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報は、例えば、ユーザに対し、第2生成要求情報の参照を促す「修正案参照」ボタンを、ユーザ装置200に表示するための表示情報を含んでもよい。このとき、ユーザによる「修正案参照」ボタンの押下により、第2生成要求情報がユーザ装置200に表示されてもよい。これにより、ユーザは、より適切なコンテンツを生成することが期待される第2生成要求情報を用いることができる。また、行動提案情報は、第2スコアを表示するための表示情報を含んでもよい。また、このとき、情報処理システム100は、ユーザからの所定の対価(例えば、金銭、ポイント等)の提供を条件に、第2生成要求情報をユーザに提供してもよい。これにより、情報処理システム100の管理者は、第2生成要求情報の提供に基づく利益を受けることができる。
【0059】
第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報は、例えば、ユーザに対し、第1生成要求情報に修正することを促す「修正」ボタンを、ユーザ装置200に表示するための表示情報を含んでもよい。このとき、ユーザによる「修正」ボタンの押下により、第1生成要求情報を修正するための修正欄がユーザ装置200に表示されてもよい。第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報は、例えば、第2生成要求情報の内容(例えば、プロンプトの内容)を含まない情報であってもよい。これにより、情報処理システム100は、ユーザに対して、自発的な、第1生成要求情報の修正を促すことができる。また、行動提案情報は、後述する第3生成要求情報に基づいて生成されうる第3コンテンツの評価結果を示す第3スコアを表示するための表示情報を含んでもよい。また、行動提案情報は、例えば生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報において修正若しくは追加すべき要素を示す情報(例えば、「要素Aに関する情報を追加入力することでより良い生成結果が得られます。」)を表示するための表示情報を含んでもよい。
【0060】
続いて、行動提案生成部180による行動提案情報の生成処理の具体例について、説明する。
【0061】
第1スコアが第2スコアよりも高い場合、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0062】
また、第2スコアが第1スコアよりも高い場合、行動提案生成部180は、例えば、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0063】
また、第2スコアが第1スコアよりも高い場合、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0064】
また、行動提案生成部180は、生成要求評価ルールに基づく、第1生成要求情報の質及び第2生成要求情報の質にさらに基づいて、行動提案情報を生成してもよい。
【0065】
具体的には、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の質が第2生成要求情報の質よりも高いと評価される場合、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0066】
また、生成要求評価ルールに基づいて、第2生成要求情報の質が第1生成要求情報の質よりも高いと評価される場合、行動提案生成部180は、例えば、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、若しくは、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0067】
また、行動提案生成部180は、生成要求評価ルールに基づいて評価される、第1生成要求情報の改善見込み度合いに基づいて、行動提案情報を生成してもよい。ここで、第1生成要求情報の改善見込み度合いは、例えば、第1生成要求情報に対する修正により生成されうる第3生成要求情報に対応する第3コンテンツにおける、第1生成要求情報に対応する第1コンテンツからの、コンテンツの質の改善度合いである。
【0068】
情報処理システム100は、例えば、第2生成要求情報の質が第1生成要求情報の質よりも、所定の閾値以上高いと評価される場合、第1生成要求情報の改善見込み度合いが高いと評価し、また、例えば、第2生成要求情報の質が第1生成要求情報の質よりも高いものの、所定の閾値よりも差が小さい場合(つまり、いわば、第1生成要求情報と第2生成要求情報の質が同程度である場合)、第1生成要求情報の改善見込み度合いが低いと評価してもよい。
【0069】
また、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の改善見込み度合いが高いと評価される場合、行動提案生成部180は、例えば、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、若しくは、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、いわば、第1コンテンツよりも質の高いコンテンツを生成可能な生成要求情報が想定される場合に、ユーザに対して、第2生成要求情報の採用若しくは第1生成要求情報の修正を提案することができる。
【0070】
また、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の改善見込み度合いが低いと評価される場合、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、例えば、第1生成要求情報と第2生成要求情報の質が同程度である場合において、第1生成要求情報の質が第2生成要求情報の質よりも低い場合であっても、第1コンテンツの質に大きな不都合はないと判断して、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。
【0071】
また、行動提案生成部180は、ユーザスコアにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0072】
具体的には、行動提案生成部180は、例えば、ユーザスコアが所定の閾値より高く、かつ、第2スコアが第1スコアよりも高い場合、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザスコアに応じた行動提案情報を生成することができ、例えば、ユーザスコアが高い場合、すなわち、ユーザにおける生成要求情報の作成能力及び修正能力が高い場合には、ユーザに対して、自発的な、第1生成要求情報の修正を促すことができる。
【0073】
また、行動提案生成部180は、例えば、ユーザスコアが所定の閾値より低く、かつ、第2スコアが第1スコアよりも高い場合、第1生成要求情報若しくは第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザスコアに応じた行動提案情報を生成することができ、例えば、ユーザスコアが低い場合、すなわち、ユーザにおける生成要求情報の作成能力が低い場合には、ユーザにおける第1生成要求情報の修正の見込みが低いと判断して、第1生成要求情報に基づいて処理を進めること、若しくは、いわば修正例と評価できる第2生成要求情報をユーザに伝えて、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案することができる。
【0074】
また、行動提案生成部180は、生成要求評価ルール及びユーザスコアにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。このとき、行動提案生成部180は、例えば、生成要求評価ルールに基づいて評価される第1生成要求情報の改善見込み度合いと、ユーザスコアとに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0075】
具体的には、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の改善見込み度合いが低いと評価される場合において、ユーザスコアが所定の閾値以上である場合は、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、所定の閾値以上のユーザスコアを備えるユーザに対しては、ユーザにおける第1生成要求情報の修正の見込みが高いと判断して、ユーザに対して、自発的な、第1生成要求情報の修正を促すことができる。
【0076】
また、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の改善見込み度合いが低いと評価される場合において、ユーザスコアが所定の閾値以下である場合は、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、又は、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、所定の閾値以下のユーザスコアを備えるユーザに対しては、第1生成要求情報の修正により、かえってコンテンツの質が低下する可能性を考慮して、ユーザにおける第1生成要求情報の修正の見込みが小さいと判断して、第1生成要求情報のまま処理を進めること、又は、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案することができる。
【0077】
また、行動提案生成部180は、ユーザスコアに基づいて評価される改善見込み度合いであって、ユーザによる第1生成要求情報の修正により生成されうる第3生成要求情報の、第1生成要求情報からの改善見込み度合いにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0078】
具体的には、まず、行動提案生成部180は、第1生成要求情報及びユーザスコアに基づいて、第3生成要求情報を生成する。このとき、行動提案生成部180は、例えば、ユーザスコアに基づいて、当該ユーザが第1生成要求情報を修正して生成されうる第3生成要求情報をいわば予測して、当該第3生成要求情報を生成する。
【0079】
ここで、行動提案生成部180は、例えば、プロンプト生成装置とのデータの送受信により、第3生成要求情報を生成してもよい。プロンプト生成装置は、生成要求情報に基づいて、当該生成要求情報とは異なる生成要求情報を生成する情報処理装置であり、例えば、いわゆる生成AI(Generative Artificial Intelligence)を提供するサーバ装置が含まれる。この場合、行動提案生成部180は、例えば、第1生成要求情報をプロンプト生成装置に送信し、プロンプト生成装置において生成される第3生成要求情報を、プロンプト生成装置から受信してもよい。
【0080】
また、行動提案生成部180は、例えば、ユーザスコアと、生成要求情報の修正パターンとの対応関係を事前に設定し、当該対応関係及び第1生成要求情報をプロンプト生成装置に送信してもよい。これにより、ユーザスコアに応じたユーザによる修正を、いわばシミュレートすることにより、第3生成要求情報を予測することができる。
【0081】
続いて、行動提案生成部180は、第1生成要求情報及び第3生成要求情報に基づいて、第1生成要求情報からの改善見込み度合いを評価する。このとき、行動提案生成部180は、例えば、生成要求評価ルールに基づいて、第1生成要求情報の質及び第3生成要求情報の質を評価して、第3生成要求情報の第1生成要求情報からの改善見込み度合いを評価してもよい。具体的には、第3生成要求情報の質が第1生成要求情報の質よりも高い場合、第3生成要求情報の第1生成要求情報からの改善見込み度合いが高いと評価されてもよい。そして、行動提案生成部180は、当該改善見込み度合いが高い場合に、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザにより生成されうる第3生成要求情報を、いわば予測して、行動提案情報を生成することができる。
【0082】
また、行動提案生成部180は、ユーザスコアに基づいて評価される、第3生成要求情報を生成するための第1生成要求情報の修正のコストにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。ここで、修正のコストは、例えば、第1生成要求情報を修正する際に要する時間、又は、第3生成要求情報を生成する際に追加、修正、若しくは削除されるデータ量(例えば、文字数)であってもよい。
【0083】
具体的には、情報処理システム100は、例えば、ユーザスコアが高いほど、修正のコストが小さいと評価し、また、ユーザスコアが低いほど、修正のコストが大きいと評価してもよい。そして、行動提案生成部180は、例えば、ユーザスコアが高いほど、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができ、ユーザスコアが低いほど、第1生成要求情報若しくは第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案することができる。
【0084】
また、行動提案生成部180は、第2生成要求生成部140により生成される、複数の第2生成要求情報のばらつきに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0085】
ここで、複数の第2生成要求情報のばらつきは、例えば、複数の第2生成要求情報のそれぞれの内容のばらつきであってもよい。複数の第2生成要求情報のそれぞれの内容のばらつきは、例えば、生成要求生成ルールに対応する複数の要素の有無又は、当該複数の要素のそれぞれの内容の量(例えば、文字量)であってもよい。複数の第2生成要求情報のそれぞれの内容のばらつきは、既存の技術(例えば、自然言語処理技術)に基づいて算出されてもよい。
【0086】
行動提案生成部180は、複数の第2生成要求情報のばらつきが大きい場合、例えば、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、複数の第2生成要求情報のばらつきが大きい場合に、第1生成要求情報の修正の見込みが大きいと判断して、ユーザに対して、自発的な、第1生成要求情報の修正を促すことができる。また、行動提案生成部180は、複数の第2生成要求情報のばらつきが小さい場合、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報、又は、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、複数の第2生成要求情報のばらつきが小さい場合に、第1生成要求情報の修正の見込みが小さいと判断して、第1生成要求情報のまま処理を進めること、又は、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案することができる。
【0087】
また、行動提案生成部180は、行動情報にさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0088】
具体的には、情報処理システム100は、まず、ユーザに対して、行動提案情報を生成する。続いて、ユーザは、行動提案情報を参照して、行動提案情報に基づく行動(例えば、生成要求情報を修正すること、修正しないこと等)を行い、情報処理システム100は、当該行動提案情報に基づくユーザの行動に関する行動情報を取得する。そして、行動提案生成部180は、当該行動情報に基づいて、行動提案情報を生成する。すなわち、行動提案生成部180は、いわば、過去にユーザに提供された行動提案情報に基づくユーザの行動の実績に基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0089】
より具体的には、例えば、行動提案情報に基づいて、当該行動提案情報に沿った行動を行った実績が多いユーザに対して、行動提案生成部180は、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成してもよい。
【0090】
ここで、行動情報は、例えば、行動提案情報を参照するために費やした時間、行動提案情報を参照する際の、目の動き、カーソルの動き、クリック等の操作の有無、行動提案情報に対する評価(例えば、「いいね」ボタンのクリックの有無)に関する情報であってもよい。
【0091】
また、行動提案生成部180は、他のユーザの行動情報にさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、他のユーザの行動の実績を考慮して、行動提案情報を生成することができる。
【0092】
具体的には、行動提案生成部180は、ユーザスコアが同程度の他のユーザにおける行動情報(例えば、第1生成要求情報を修正した割合)、当該他のユーザが取得したコンテンツの質に関する情報(例えば、第1生成要求情報の修正によりコンテンツが改善した割合、若しくは、第1生成要求情報の修正により取得したコンテンツに対して肯定的な評価、例えば、「いいね」評価をした割合)を、行動提案情報として生成してもよい。
【0093】
このように、生成要求情報を通じたコンテンツ取得を、生成要求情報の生成、修正、及び提供への資源投入に応じて得られるリターンとしてコンテンツを取得する、いわば、投資行為と捉えた場合、行動提案生成部180は、投資判断をするための情報として、行動提案情報を生成していると捉えることができる。
【0094】
すなわち、行動提案生成部180は、ユーザによる第1生成要求情報の修正若しくは新たな生成要求情報の作成への資源投入が、当該資源投入に応じて得られるリターンに見合わないという投資判断をユーザがするための情報として、例えば、第1生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。また、行動提案生成部180は、ユーザによる第1生成要求情報の修正への資源投入よりも、第2生成要求情報の活用への資源投入が、合理的な投資判断であるということをユーザが判断するための情報として、第2生成要求情報に基づいて処理を進めることを提案する行動提案情報を生成することができる。また、行動提案生成部180は、ユーザによる第1生成要求情報の修正への資源投入が、合理的な投資判断であるということをユーザが判断するための情報として、第1生成要求情報を修正することを提案する行動提案情報を生成することができる。さらに言い換えれば、行動提案生成部180は、いわば、ユーザの資源投入に応じたリターンの程度を予測するROI(Return On Investment)を予測するROI予測器として機能することを通じて、行動提案情報を生成することができる。
【0095】
行動提案出力部190は、行動提案情報を出力する。
【0096】
行動提案出力部190は、行動提案情報を、例えばユーザ装置200に出力することができる。
【0097】
また、行動提案出力部190は、例えば、ユーザ装置200の画面にボタンを表示するための表示情報を含む行動提案情報を出力してもよい。ユーザ装置200は、当該表示情報を取得して、ユーザ装置200の画面に、例えば、「続行」、「修正案参照」、若しくは「修正」のボタンを表示する。
【0098】
図4は、情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。
【0099】
まず、第1生成要求取得部120が、第1生成要求情報を取得する(S401)。第2生成要求生成部140が、第2生成要求情報を生成する(S402)。コンテンツ取得部150が、第1コンテンツ及び第2コンテンツを取得する(S403)。コンテンツ評価部160が、第1コンテンツ及び第2コンテンツを評価する(S404)。行動提案生成部180が、行動提案情報を生成し、行動提案出力部190が、行動提案情報を出力する(S405)。
【0100】
図5は、情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、ユーザ情報に基づく第2生成要求情報の生成処理の例を示す。
【0101】
まず、ユーザ情報取得部130が、ユーザ情報を取得する(S501)。そして、第2生成要求生成部140が、ユーザ情報にさらに基づいて、第2生成要求情報を生成する(S502)。
【0102】
図6は、情報処理システム100における処理の例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、ユーザスコアに基づく行動提案情報の生成処理の例を示す。
【0103】
まず、ユーザスコア算出部170が、コンテンツ評価部160による評価の結果に基づいて、ユーザスコアを算出する(S601)。行動提案生成部180が、ユーザスコアにさらに基づいて、行動提案情報を生成し、行動提案出力部190が行動提案情報を出力する(S602)。
【0104】
次に、図7を参照して、情報処理システム100をコンピュータ700により実現する場合のハードウェア構成の一例について説明する。図7は、コンピュータ700のハードウェア構成の例を示す図である。
【0105】
図7に示すように、コンピュータ700は、例えば、プロセッサ701、メモリ702、記憶装置703、入力I/F部704、データI/F部705、通信I/F部706、及び表示装置707を含む。
【0106】
コンピュータ700は、例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレット等)、メディアコンピュータプラットフォーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ等)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアント等)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットフォームであってもよい。
【0107】
プロセッサ701は、メモリ702に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ700における各種の処理を制御する制御部である。
【0108】
メモリ702は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ702は、プロセッサ701によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0109】
記憶装置703は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置703は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。
【0110】
入力I/F部704は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部704は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等である。入力I/F部704は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインターフェースを介してコンピュータ700に接続されてもよい。
【0111】
データI/F部705は、コンピュータ700の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部705は、例えば、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等である。データI/F部705は、コンピュータ700の外部に設けられてもよい。データI/F部705がコンピュータ700の外部に設けられる場合、データI/F部705は、例えば、USB等のインターフェースを介してコンピュータ700に接続される。
【0112】
通信I/F部706は、コンピュータ700の外部の装置と有線又は無線により、インターネット等のネットワークを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部706は、コンピュータ700の外部に設けられてもよい。通信I/F部706がコンピュータ700の外部に設けられる場合、通信I/F部706は、例えば、USB等のインターフェースを介してコンピュータ700に接続される。
【0113】
表示装置707は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置707は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等である。表示装置707は、コンピュータ700の外部に設けられてもよい。表示装置707がコンピュータ700の外部に設けられる場合、表示装置707は、例えば、ディスプレイケーブル等を介してコンピュータ700に接続される。また、入力I/F部704としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置707は、入力I/F部704と一体化して構成されてもよい。
【0114】
以上、本発明の一実施形態について説明した。情報処理システム100は、ユーザ装置200から第1生成要求情報を取得し、生成要求生成ルール、生成要求評価ルール、及び第1生成要求情報に基づいて第2生成要求情報を生成し、第1コンテンツ及び第2コンテンツを取得し、それぞれを評価し、評価の結果に基づいて、行動提案情報を生成し出力することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことができる。
【0115】
また、情報処理システム100は、生成要求評価ルールに基づく、第1生成要求情報の質及び第2生成要求情報の質にさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、例えば、第1生成要求情報の改善見込み度合いに基づいて、行動提案情報を生成することができる。
【0116】
また、情報処理システム100は、評価の結果に基づいてユーザスコアを算出し、ユーザスコアにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザの第1生成要求情報の作成能力を考慮して、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことができる。
【0117】
また、情報処理システム100は、ユーザスコアに基づいて評価される改善見込み度合いであって、ユーザによる第1生成要求情報の修正により生成されうる第3生成要求情報の、第1生成要求情報からの改善見込み度合いにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザの第1生成要求情報の作成能力を考慮して、ユーザによる資源投入によって得られるリターンを踏まえ、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことができる。
【0118】
また、情報処理システム100は、ユーザスコアに基づいて評価される、第3生成要求情報を生成するための第1生成要求情報の修正のコストにさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、ユーザの第1生成要求情報の作成能力を考慮して、ユーザによる修正によるコストを踏まえ、ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行うことができる。
【0119】
また、情報処理システム100は、ユーザ情報を取得し、ユーザ情報にさらに基づいて、第2生成要求情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、ユーザ情報に基づいて第1生成要求情報を補い、より質の高いコンテンツが生成可能な第2生成要求情報を生成することができる。
【0120】
また、情報処理システム100は、少なくとも1の第1ユーザに対して提案する行動提案情報に基づく少なくとも1の第1ユーザの行動に関する行動情報を取得し、行動情報にさらに基づいて、行動提案情報を生成することができる。これにより、情報処理システム100は、行動提案情報に基づくユーザの行動を学習して、行動提案情報を生成することができる。
【0121】
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0122】
また、本発明において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」又は装置が有する機能が2つ以上の物理的手段、装置、又はソフトウェアにより実現されても、2つ以上の「部」又は装置の機能が1つの物理的手段、装置、又はソフトウェアにより実現されてもよい。
【符号の説明】
【0123】
100 情報処理システム、110 記憶部、120 第1生成要求取得部、130 ユーザ情報取得部、140 第2生成要求生成部、150 コンテンツ取得部、160 コンテンツ評価部、170 ユーザスコア算出部、180 行動提案生成部、190 行動提案出力部、200 ユーザ装置、300 コンテンツ生成装置
【要約】
【課題】ユーザによって入力されるデータに対する行動の提案を行う。
【解決手段】情報処理システムは、ユーザ装置から、所定のコンテンツを生成するための第1生成要求情報を取得する第1生成要求取得部と、生成要求生成ルール、生成要求評価ルール、及び第1生成要求情報に基づいて、第1生成要求情報よりも質が高いと評価される第2生成要求情報を生成する第2生成要求生成部と、第1生成要求情報に基づいて生成される第1コンテンツ及び第2生成要求情報に基づいて生成される第2コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、コンテンツ評価ルールに基づいて、第1コンテンツ及び第2コンテンツを評価するコンテンツ評価部と、評価の結果に基づいて、ユーザに対して、第1生成要求情報に関する行動の提案に関する行動提案情報を生成する行動提案生成部と、行動提案情報を出力する行動提案出力部と、を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7