(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-04
(45)【発行日】2023-12-12
(54)【発明の名称】制御装置、及び制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04886 20220101AFI20231205BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20231205BHJP
G06F 3/0489 20220101ALI20231205BHJP
G06F 3/02 20060101ALI20231205BHJP
G06F 3/023 20060101ALI20231205BHJP
G05B 19/409 20060101ALI20231205BHJP
【FI】
G06F3/04886
G06F3/0481
G06F3/0489
G06F3/02 500
G06F3/02 460
G06F3/023 480
G05B19/409 C
(21)【出願番号】P 2019154554
(22)【出願日】2019-08-27
【審査請求日】2022-05-17
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】内田 智士
(72)【発明者】
【氏名】板倉 慎一郎
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-132312(JP,A)
【文献】特開2006-044167(JP,A)
【文献】国際公開第2015/097828(WO,A1)
【文献】特開2017-151747(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04886
G06F 3/0481
G06F 3/0489
G06F 3/02
G06F 3/023
G05B 19/409
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面と、前記表示画面を操作するソフトキーとを表示する表示器の表示を制御する制御装置であって、
入力器からの入力を受け付けるキー入力処理部と、
前記キー入力処理部により受け付けられ
た前記入力内容
が少なくとも数値、文字列、又はこれらの組み合わせか否かを判断する入力内容判断部と、
前記入力内容
の判断結果に応じて
、前記入力内容の入力操作、前記入力内容による検索操作、又は前記入力内容によるファイル入力操作を含む前記ソフトキーに割り当てる前記表示画面に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブルを記憶する記憶部と、
前記入力内容判断部により前記入力内容が
少なくとも数値、文字列、又はこれらの組み合わせであると判断された場合、前記入力内容判断部の判断結果と前記ソフトキー定義情報テーブルとに基づいて、前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択するソフトキー割当選択部と、
前記ソフトキー割当選択部により選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示するソフトキー表示処理部と、
を備える、制御装置。
【請求項2】
前記表示画面上の入力項目に基づいて、前記表示画面における操作対象を判断する操作対象判断部と、
前記操作対象判断部の判断結果に基づいて前記入
力内容の適否を判断する操作対象適否判断部と、を備え、
前記ソフトキー割当選択部は、前記操作対象適否判断部により前記入
力内容が適切と判断された場合、前記ソフトキー定義情報テーブルに基づいて前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択し、前記ソフトキー表示処理部に対して選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記ソフトキー割当選択部は、前記操作対象適否判断部により前記入
力内容が適切でないと判断された場合、前記ソフトキー表示処理部に対して選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを非表示又はグレーアウトさせる、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
コンピュータにより実現される産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面と、前記表示画面を操作するソフトキーとを表示する表示器の表示を制御する制御方法であって、
入力器からの入力を受け付けるキー入力処理ステップと、
前記キー入力処理ステップにより受け付けられ
た前記入力内容
が少なくとも数値、文字列、又はこれらの組み合わせか否かを判断する入力内容判断ステップと、
前記入力内容判断ステップにより前記入力内容が
少なくとも数値、文字列、又はこれらの組み合わせであると判断された場合、前記入力内容
の判断結果に応じて
、前記入力内容の入力操作、前記入力内容による検索操作、又はファイル入力操作を含む前記ソフトキーに割り当てる前記表示画面に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブルと前記入力内容判断ステップの判断結果とに基づいて、前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択するソフトキー割当選択ステップと、
前記ソフトキー割当選択ステップにより選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示するソフトキー表示処理ステップと、
を備える、制御方法。
【請求項5】
前記表示画面上の入力項目の位置に基づいて、前記表示画面における操作対象を判断する操作対象判断ステップと、
前記操作対象判断ステップの判断結果に基づいて前記入
力内容の適否を判断する操作対象適否判断ステップと、を備え、
前記ソフトキー割当選択ステップは、前記操作対象適否判断ステップにより前記入
力内容が適切と判断された場合、前記ソフトキー定義情報テーブルに基づいて前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択し、前記ソフトキー表示処理ステップにおいて選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示させる、請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
前記ソフトキー割当選択ステップは、前記操作対象適否判断ステップにより前記入
力内容が適切でないと判断された場合、前記ソフトキー表示処理ステップにおいて選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを非表示又はグレーアウトさせる、請求項5に記載の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面には、キーボードから入力された値を表示するキー入力表示部と、ソフトウェア的に実現された入力装置であるソフトキーとが配置されるものが知られている。例えば、特許文献1参照。
図8は、表示画面10の一例を示す図である。
図8の表示画面10は、工具のオフセットを設定する工具オフセット画面を示す。表示画面10は、例えば、番号「001」から「016」の16個の工具それぞれのオフセット(「長さ」と「半径」との「形状」及び「摩耗」)の設定値を格納するセルを表示する領域(以下、「設定表示領域20」ともいう)を有する。また、表示画面10は、入力された設定値を表示するキー入力表示部31を表示する領域(以下、「キー入力表示部表示領域30」ともいう)と、ソフトキー41(1)-41(n)を表示する領域(以下、「ソフトキー表示領域40」ともいう)とを有する。なお、nは、正の整数である。
以下、n=10として説明するが、nが10以外の複数でも同様に動作する。また、ソフトキー41(1)-41(10)のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「ソフトキー41」ともいう。
【0003】
そして、ユーザが表示器に配置されたタッチパネル等を介して表示画面10をタッチしてソフトキー41を選択することにより、画面遷移の操作や、画面上での操作等を行う。例えば、
図8の表示画面10では、工具オフセット画面にするために、「オフセット」のソフトキー41(6)が押下されている。
また、
図8の表示画面10では、ユーザが表示画面10をタッチすることにより、網掛けの矩形で示す番号「001」の工具における「長さ」の「摩耗」を設定するセルが選択されている。この場合、ユーザがキー入力表示部31に設定する値を入力することで、入力された値が設定値として選択されたセルに設定される。このキー入力表示部31の必要性としては、(1)直接入力するのではなく、一度キー入力表示部31に値を入力することで、「設定してある値」と「入力する値」とを比較することができる、(2)キー入力表示部31に値を入力してから、入力キー又は検索キーを押下させることで操作性が統一される、(3)少ない手数で検索操作が可能になる等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、1つの表示画面10上に表示できるソフトキー41の数には限りがある。このため、画面遷移や画面上の操作が多くなると、全てのソフトキー41を表示することが困難となる。そこで、
図9に示すように、ソフトキー41を表示するソフトキー表示領域40を階層化、又はページ形式で表示することにより、全てのソフトキー41を配置する方法がある。
図9では、例えば、ソフトキー41(1)-41(10)が1階層目のソフトキー表示領域40に表示されるソフトキーである。ソフトキー42(1)-42(10)が2階層目のソフトキー表示領域40に表示されるソフトキーである。ソフトキー43(1)-43(10)が3階層目のソフトキー表示領域40に表示されるソフトキーである。
【0006】
例えば、ユーザが表示画面10上のソフトキー41のうち矢印キー(横キー)等が割り当てられたソフトキー41を押下することにより、2階層目のソフトキー42(1)-42(10)が表示画面10のソフトキー表示領域40にソフトキー41(1)-41(10)として表示される。さらに、ユーザが表示画面10上のソフトキー41(すなわち42(1)-42(10))のうち矢印キー等が割り当てられたソフトキー41を押下することにより、3階層目のソフトキー43(1)-43(10)が表示画面10のソフトキー表示領域40にソフトキー41(1)-41(10)として表示される。
しかしながら、この方法では、ユーザは目的の操作を行うソフトキーを探す必要があり手間がかかる。
また、キー入力表示部31の入力に対して、入力とは関係の無いソフトキー41も表示されるため、ユーザが直感的に操作することが難しいことがある。
【0007】
そこで、キー入力表示部31に入力された内容に応じて、必要な操作のソフトキー41のみを表示することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示の制御装置の一態様は、産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面と、前記表示画面を操作するソフトキーとを表示する表示器の表示を制御する制御装置であって、入力器からの入力を受け付けるキー入力処理部と、前記キー入力処理部により受け付けられた前記入力の内容を判断する入力内容判断部と、前記入力の内容に応じて前記ソフトキーに割り当てる前記表示画面に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブルを記憶する記憶部と、前記入力内容判断部の判断結果と前記ソフトキー定義情報テーブルとに基づいて、前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択するソフトキー割当選択部と、前記ソフトキー割当選択部により選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示するソフトキー表示処理部と、を備える。
【0009】
(2)本開示の制御方法の一態様は、コンピュータにより実現される産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面と、前記表示画面を操作するソフトキーとを表示する表示器の表示を制御する制御方法であって、入力器からの入力を受け付けるキー入力処理ステップと、前記キー入力処理ステップにより受け付けられた前記入力の内容を判断する入力内容判断ステップと、前記入力の内容に応じて前記ソフトキーに割り当てる前記表示画面に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブルと前記入力内容判断ステップの判断結果とに基づいて、前記ソフトキーに割り当てる前記操作内容を選択するソフトキー割当選択ステップと、前記ソフトキー割当選択ステップにより選択された前記操作内容が割り当てられた前記ソフトキーを前記表示器に表示するソフトキー表示処理ステップと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
一態様によれば、キー入力表示部に入力された内容に応じて、必要な操作のソフトキーのみを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1実施形態に係る制御システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。
【
図3】制御装置の表示処理について説明するフローチャートである。
【
図4】第2実施形態に係る制御システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。
【
図6】制御装置の表示処理について説明するフローチャートである。
【
図7】マウスやタッチパネル等がない表示器の一例を示す図である。
【
図9】階層化されたソフトキーの表示の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る制御システム1の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、制御システム1は、表示器100、制御装置200、及び入力器300を有する。
【0013】
表示器100、制御装置200、及び入力器300は、図示しない接続インタフェースを介して互いに直接接続されてもよい。また、表示器100、制御装置200、及び入力器300は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の図示しないネットワークを介して相互に接続されていてもよい。この場合、表示器100、制御装置200、及び入力器300は、かかる接続によって相互に通信を行うための図示しない通信部を備えている。なお、表示器100及び入力器300は、制御装置200に含まれてもよい。
【0014】
表示器100は、液晶ディスプレイ等の表示部(図示しない)と、図示しない表示部の前面に配置されたタッチパネル(図示しない)とを有する。表示器100は、図示しない表示部に制御装置200の動作を設定する表示画面10を表示する。また、表示器100は、図示しないタッチパネルを介してユーザによる表示画面10の操作を受け付ける。
【0015】
入力器300は、キーボードやMDI(Manual Data Input)、タッチパネル等であり、ユーザからの入力を受け付け、受け付けたユーザの入力を制御装置200に出力する。
【0016】
<制御装置200>
制御装置200は、当業者にとって公知の数値制御装置であり、制御情報に基づいて動作指令を生成し、生成した動作指令を図示しない工作機械に送信する。これにより、制御装置200は、図示しない工作機械の動作を制御する。なお、工作機械がロボット等の場合、制御装置200は、ロボット制御装置等でもよい。
また、制御装置200の制御対象は工作機械やロボットに限定されず、産業用機械全般に広く適用することができる。産業用機械とは、例えば、工作機械、産業用ロボット、サービス用ロボット、鍛圧機械及び射出成形機といった様々な機械を含む。
【0017】
図1に示すように、制御装置200は、ソフトキー41を表示する表示器100の表示を制御する。そのために、制御装置200は、キー入力処理部210、入力内容判断部220、記憶部230、ソフトキー割当選択部240、及びソフトキー表示処理部250を含んで構成される。
【0018】
制御装置200は、例えば、
図1の機能ブロックの動作を実現するために、CPU(Central Processing Unit)等の図示しない演算処理装置を備える。また、制御装置200は、各種の制御用プログラムを格納したROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の図示しない補助記憶装置や、演算処理装置がプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するためのRAM(Random Access Memory)といった図示しない主記憶装置を備える。
【0019】
そして、制御装置200において、演算処理装置が補助記憶装置からOSやアプリケーションソフトウェアを読み込み、読み込んだOSやアプリケーションソフトウェアを主記憶装置に展開させながら、これらのOSやアプリケーションソフトウェアに基づいた演算処理を行なう。この演算結果に基づいて、制御装置200が各ハードウェアを制御する。これにより、
図1の機能ブロックによる処理は実現される。つまり、制御装置200は、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより実現することができる。
【0020】
キー入力処理部210は、入力器300からの入力を受け付ける。
具体的には、キー入力処理部210は、入力器300を介してユーザにより入力された入力を受け付ける。キー入力処理部210は、受け付けた入力をキー入力表示部31に表示してもよい。
【0021】
入力内容判断部220は、キー入力処理部210により受け付けられた入力の内容を判断する。
具体的には、入力内容判断部220は、例えば、入力の内容が数値、文字列、又はそれらの組み合わせか否かを判断する。また、入力内容判断部220は、キー入力処理部210を介して何らかの入力を受け付けているか否かを判断してもよい。
【0022】
記憶部230は、ROMやHDD等であり、制御装置200が実行する各種プログラムを記憶するとともに、ソフトキー定義情報テーブル231を記憶する。
【0023】
ソフトキー定義情報テーブル231は、入力の内容に応じてソフトキー41に割り当てる操作内容が予め定義されたテーブルである。
具体的には、ソフトキー定義情報テーブル231では、例えば、入力の内容が数値の場合、「入力」、「検索」等の操作内容の各々がソフトキー41(1)、41(2)等に割り当てられるように定義されてもよい。また、ソフトキー定義情報テーブル231では、入力の内容が文字列の場合、「入力」、「検索」、「ファイル入力」等の操作内容の各々がソフトキー41(1)、41(2)、41(3)等に割り当てられるように定義されてもよい。また、ソフトキー定義情報テーブル231では、入力が何もない場合、「画面遷移」等の操作内容の各々がソフトキー41(1)等に割り当てられるように定義されてもよい。
また、ソフトキー定義情報テーブル231では、例えば、工具オフセット画面等の表示画面10の操作対象の項目に応じて、「入力」等の操作内容の各々がソフトキー41(1)等に割り当てられるように定義されてもよい。
【0024】
ソフトキー割当選択部240は、入力内容判断部220の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41の各々に割り当てる操作内容を選択する。
具体的には、ソフトキー割当選択部240は、入力内容判断部220により入力の内容が数値であると判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいて、ソフトキー41(1)、41(2)等に割り当てる操作内容として「入力」、「検索」等を選択する。また、ソフトキー割当選択部240は、入力内容判断部220により入力の内容が文字列であると判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいて、ソフトキー41(1)、41(2)、41(3)等に割り当てる操作内容として「入力」、「検索」、「ファイル入力」等を選択する。また、ソフトキー割当選択部240は、入力内容判断部220により何も入力されていないと判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいて、ソフトキー41(1)等に割り当てる操作内容として画面遷移等を選択してもよい。
【0025】
ソフトキー表示処理部250は、ソフトキー割当選択部240により選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示する。
【0026】
図2は、表示画面10の一例を示す図である。
図2に示すように、表示画面10は、
図8と同様の工具オフセット画面を示し、番号「001」からの工具それぞれのオフセットの設定値を格納するセルを設定表示領域20に、キー入力表示部31をキー入力表示部表示領域30に、及びソフトキー41をソフトキー表示領域40にそれぞれ表示する。なお、
図2では、番号「001」からの工具それぞれのオフセットの設定値を格納するセルのうち一部のセルのみを示す。
例えば、ユーザが表示器100の図示しないタッチパネルを介して表示画面10をタッチして網掛けの矩形で示すセルを選択し、入力器300を介してキー入力表示部31に数値「1.23」を入力した場合、入力内容判断部220は、入力の内容が数値であると判断する。ソフトキー割当選択部240は、入力内容判断部220の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、例えば、ソフトキー41に割り当てる操作内容として「入力」及び「検索」を選択する。ソフトキー表示処理部250は、ソフトキー割当選択部240により選択された操作内容「入力」及び「検索」が割り当てられたソフトキー41(1)、41(2)を、操作内容とともにソフトキー表示領域40に表示する。
なお、ソフトキー表示処理部250は、操作内容が割り当てられなかったソフトキー41(3)-41(10)を、操作内容を空欄にしてソフトキー表示領域40に表示してもよい。
【0027】
そして、図示しないタッチパネルを介してユーザが「入力」のソフトキー41(1)を押下した場合、キー入力表示部31に入力された数値「1.23」が選択されたセルに設定される。一方、例えば、ユーザが「検索」のソフトキー41(2)を押下した場合、制御装置200は、数値「1.23」が設定されたセルを検索する。
【0028】
このように、制御装置200は、入力の内容とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41それぞれに割り当てる操作内容を判断し、操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器100に表示する。これにより、表示器100には、入力の内容に応じて必要な操作のみのソフトキー41が表示されるため、ユーザは目的のソフトキー41を探す負担が軽減され、直感的に操作することができ、誤操作も防止することができる。
【0029】
<制御装置200の表示処理>
次に、第1実施形態に係る制御装置200の表示処理に係る動作について説明する。
図3は、制御装置200の表示処理について説明するフローチャートである。ここで示すフローは、ユーザの入力を受け付ける毎に実行される。
【0030】
ステップS11において、キー入力処理部210は、入力器300を介してユーザによる入力を受け付ける。
【0031】
ステップS12において、入力内容判断部220は、ステップS11で受け付けられた入力の内容を判断する。
【0032】
ステップS13において、ソフトキー割当選択部240は、ステップS12で判断された入力の内容の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41に割り当てる操作内容を選択する。
【0033】
ステップS14において、ソフトキー表示処理部250は、ステップS13で選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示する。
【0034】
以上により、第1実施形態に係る制御装置200は、ユーザによりキー入力表示部31に入力された表示器100からの入力の内容を判断し、入力の内容の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41の各々に割り当てる操作内容を判断する。制御装置200は、操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示する。これにより、表示器100には、入力の内容に応じた必要な操作のみのソフトキー41が表示される。そして、ユーザは、目的のソフトキー41を探す負担が軽減され、直感的に操作することができ、誤操作も防止することができる。
以上、第1実施形態について説明した。
【0035】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、制御装置200Aは、第1実施形態の機能に加えて、表示画面10上の入力項目に基づいて、表示画面10における操作対象を判断する機能と、操作対象の判断結果に基づいて、入力の内容の適否を判断する機能をさらに備える。
これにより、第2実施形態の制御装置200Aは、表示画面10の操作対象に適した内容の入力の場合、操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器100に表示する。一方、制御装置200Aは、操作対象に適さない内容の入力の場合、操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトする。
【0036】
以上により、制御装置200Aは、表示画面10の操作対象と入力の内容とに応じて必要な操作のみのソフトキー41が表示され、ユーザは目的のソフトキー41を探す負担が軽減され、直感的に操作することができ、誤操作も防止することができる。
以下に、第2実施形態について説明する。
【0037】
図4は、第2実施形態に係る制御システム1の機能的構成例を示す機能ブロック図である。なお、
図1の制御システム1の要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0038】
第2実施形態に係る制御装置200Aは、キー入力処理部210、入力内容判断部220、記憶部230、ソフトキー割当選択部240a、ソフトキー表示処理部250a、操作対象判断部260、及び操作対象適否判断部270を含んで構成される。
【0039】
キー入力処理部210、入力内容判断部220、及び記憶部230は、第1の実施形態におけるキー入力処理部210、入力内容判断部220、及び記憶部230と同等の機能を有する。
【0040】
操作対象判断部260は、表示画面10上の入力項目に基づいて、表示画面10における操作対象を判断する。
図5は、表示画面10の一例を示す図である。
図5の表示画面10は、工具セッティングの画面を示し、「軸名称」、「工具名称」、「工具オフセット値」、「座標系X」、「座標系Y」、及び「座標系Z」の各々を設定するセルを設定表示領域20に表示する。また、表示画面10は、キー入力表示部31をキー入力表示部表示領域30に表示し、ソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示する。例えば、
図5の表示画面10では、網掛けの矩形で示す「軸名称」の入力項目のセルが、図示しないタッチパネルを介したユーザの操作により選択されている。
この場合、操作対象判断部260は、選択されたセル(入力項目)に基づいて、表示画面10の操作対象が「軸名称」の項目であると判断する。
【0041】
操作対象適否判断部270は、操作対象判断部260の判断結果に基づいて入力の内容の適否を判断する。
具体的には、操作対象適否判断部270は、
図5に示すように、操作対象が「軸名称」の項目の場合で、キー入力表示部31に入力された内容「X123456」が、存在しない軸の名称か否か、制限を超える文字数か否か、又は使用できない文字が使用されているか否か等を判断する。
なお、存在しない軸の名称か否か、制限を超える文字数か否か、及び使用できない文字が使用されているか否か等を判断するためのデータは、操作対象の項目毎に予め記憶部230に記憶されてもよい。
【0042】
また、操作対象適否判断部270は、操作対象が「工具名称」の項目の場合、「軸名称」の場合と同様に入力の内容の適否を判断する。
また、操作対象適否判断部270は、操作対象が「工具オフセット値」の項目の場合、キー入力表示部31に入力された内容が範囲外の値か否か、数値以外の文字が使用されているか否か等を判断してもよい。
また、操作対象適否判断部270は、操作対象が「座標系X」、「座標系Y」、「座標系Z」の項目の場合、キー入力表示部31に入力された内容が、制御装置200が制御する工作機械(図示しない)の稼働範囲外の値か否か、数値以外の文字が使用されているか否か等を判断してもよい。
また、操作対象適否判断部270は、入力の内容が適切でないと判断した場合、ユーザに対して適切な入力を促すアラートを表示器100に表示してもよい。
【0043】
ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41の各々に割り当てる操作内容を選択する。
具体的には、ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により入力の内容が適切と判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいてソフトキー41に割り当てる「入力」等の操作内容を選択する。そして、ソフトキー割当選択部240aは、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示させる。
一方、ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により入力の内容が適切でないと判断された場合、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトさせる。
【0044】
ソフトキー表示処理部250aは、ソフトキー割当選択部240aからの指示に応じて、ソフトキー割当選択部240aにより選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を、ソフトキー表示領域40に表示、又は非表示若しくはグレーアウトする。
【0045】
例えば、
図5の表示画面10では、操作対象の「軸名称」に項目において、キー入力表示部31に入力された入力の内容「X123456」が制限を超える文字数である場合、操作対象適否判断部270は適切でないと判断する。この場合、ソフトキー割当選択部240aは、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された「入力」の操作内容が割り当てられたソフトキー41(1)をグレーアウトさせる。
【0046】
<制御装置200Aの表示処理>
次に、第2実施形態に係る制御装置200Aの表示処理に係る動作について説明する。
図6は、制御装置200Aの表示処理について説明するフローチャートである。ここで示すフローは、ユーザの入力を受け付ける毎に実行される。
なお、
図6に示す表示処理において、ステップS21及びステップS22の処理は、
図3の第1実施形態のステップS11及びステップS12と同様であり、説明は省略する。
【0047】
ステップS23において、操作対象判断部260は、表示画面10上の入力項目に基づいて、表示画面10における操作対象を判断する。
【0048】
ステップS24において、操作対象適否判断部270は、ステップS23の判断結果に基づいて入力の内容の適否を判断する。
【0049】
ステップS25において、ソフトキー割当選択部240aは、ステップS24の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41の各々に割り当てる操作内容を選択する。
【0050】
ステップS26において、ソフトキー表示処理部250aは、ソフトキー割当選択部240aからの指示に応じて、ステップS25で選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示又はグレーアウトする。
【0051】
以上により、第2実施形態に係る制御装置200Aは、入力項目に基づいて操作対象を判断し、判断された操作対象に基づいてユーザによりキー入力表示部31に入力された入力の内容の適否を判断する。制御装置200Aは、入力の内容の適否の判断に基づいて、操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示、又は非表示若しくはグレーアウトする。これにより、表示器100には、ユーザにより入力された入力の内容と操作対象とに応じて、必要な操作のソフトキー41のみが表示される。そして、ユーザは、目的のソフトキー41を探す負担が軽減され、直感的に操作することができ、誤操作も防止することができる。
以上、第2実施形態について説明した。
【0052】
<第2実施形態の変形例1>
上述の第2実施形態では、操作対象として「軸名称」、「工具名称」、「工具オフセット値」、「座標系X」、「座標系Y」、及び「座標系Z」の項目としたが、これに限定されない。例えば、操作対象としてビット単位で設定値を入力する項目が含まれてもよい。この場合、操作対象適否判断部270は、「0」及び「1」以外の数値が入力されたか否かを判断してもよい。そして、ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270の判断結果に応じて、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41をソフトキー表示領域40に表示、又は非表示若しくはグレーアウトさせてもよい。
【0053】
また、操作対象として、加工プログラム等のファイルを入力する項目や、作成した加工プログラム等のファイルを保存する項目が含まれてもよい。例えば、操作対象がファイルを入力する項目の場合、操作対象適否判断部270は、入力された内容に該当する加工プログラム等のファイル名が記憶部230に存在するか否かを判断してもよい。ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により該当するファイル名が存在しないと判断される場合、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された「ファイル入力」等の操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトさせてもよい。
また、例えば、操作対象がファイルを保存する項目の場合、操作対象適否判断部270は、入力の内容が文字列の場合で、ファイル名称の要件(例えば、アルファベットとアンダースコアしか使えない等)に合致するか否かを判断してもよい。ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により入力の内容がファイル名称の要件に合致しないと判断される場合、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された「ファイル作成」等の操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトさせてもよい。
【0054】
<第2実施形態の変形例2>
また例えば、上述の第2実施形態では、操作対象適否判断部270は、入力の内容の適否のみを判断したが、入力の内容が適切でないと判断した場合、ユーザに対して入力の内容が適切でない理由を付したアラートを表示器100に表示し、再入力を促してもよい。
そうすることで、ユーザは、正しい内容の入力を行うことができる。
【0055】
以上、第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、制御装置200、200Aは、上述の実施形態に限定されるものではなく、目的を達成できる範囲での変形、改良等を含む。
【0056】
<変形例1>
上述の第1実施形態及び第2実施形態では、ソフトキー41は、表示器100の図示しないタッチパネルを介してユーザにより押下されるとしたが、これに限定されない。例えば、制御装置200、200Aには、一度導入されると長期間(例えば10年以上等)に亘って使用されるものがある。このため、現在稼働している制御装置の中には、タッチパネルが配置されていない表示器を有すものがある。
このような制御システム1の表示器100は、例えば、
図7に示すように、表示画面10を表示する液晶ディスプレイ等の表示部110と、ソフトキー41(1)-41(10)の各々に対応して表示部110の下側に配置されソフトキー41(1)-41(n)を選択するハードキー120(1)-120(10)とを有してもよい。なお、
図7の表示画面10は、
図5と同様の表示画面を示す。
例えば、この場合、ユーザがハードキー120(1)を押下することで、対応するソフトキー41(1)が選択され、制御装置200、200Aは選択されたソフトキー41(1)に割り当てられた「入力」の操作を実行することができる。
【0057】
なお、第1実施形態及び第2実施形態に係る制御装置200、200Aに含まれる各機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせによりそれぞれ実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
【0058】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(Non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(Tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(Transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は、無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0059】
なお、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0060】
以上を換言すると、本開示の制御装置、及び制御方法は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
【0061】
(1)本開示の制御装置200は、産業用機械を制御する制御装置の動作を設定する表示画面10と、表示画面10を操作するソフトキー41とを表示する表示器100の表示を制御する制御装置であって、入力器300からの入力を受け付けるキー入力処理部210と、キー入力処理部210により受け付けられた入力の内容を判断する入力内容判断部220と、入力の内容に応じてソフトキー41に割り当てる表示画面10に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブル231を記憶する記憶部230と、入力内容判断部220の判断結果とソフトキー定義情報テーブル231とに基づいて、ソフトキー41に割り当てる操作内容を選択するソフトキー割当選択部240と、ソフトキー割当選択部240により選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器100に表示するソフトキー表示処理部250と、を備える。
この制御装置200によれば、キー入力表示部31に入力された入力の内容に応じて、必要な操作のソフトキー41のみを表示することができる。
【0062】
(2)表示画面10上の入力項目に基づいて、表示画面10における操作対象を判断する操作対象判断部260と、操作対象判断部260の判断結果に基づいて入力の内容の適否を判断する操作対象適否判断部270と、を備え、ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により入力の内容が適切と判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいてソフトキー41に割り当てる操作内容を選択し、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器100に表示させてもよい。
そうすることで、キー入力表示部31に入力された入力の内容と操作対象とに応じて、必要な操作のソフトキー41のみを表示することができる。
【0063】
(3)ソフトキー割当選択部240aは、操作対象適否判断部270により入力の内容が適切でないと判断された場合、ソフトキー表示処理部250aに対して選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトさせてもよい。
そうすることで、ユーザは直感的に操作することができ、誤操作も防止することができる。
【0064】
(4)本開示の制御方法は、コンピュータにより実現される産業用機械を制御する制御装置200の動作を設定する表示画面10と、表示画面10を操作するソフトキー41とを表示する表示器100の表示を制御する制御方法であって、入力器300からの入力を受け付けるキー入力処理ステップと、キー入力処理ステップにより受け付けられた入力の内容を判断する入力内容判断ステップと、入力の内容に応じてソフトキー41に割り当てる表示画面10に対する操作内容が予め定義されたソフトキー定義情報テーブル231と入力内容判断ステップの判断結果とに基づいて、ソフトキー41に割り当てる操作内容を選択するソフトキー割当選択ステップと、ソフトキー割当選択ステップにより選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器100に表示するソフトキー表示処理ステップと、を備える。
この制御方法によれば、(1)と同様の効果を奏することができる。
【0065】
(5)表示画面10上の入力項目に基づいて、表示画面10における操作対象を判断する操作対象判断ステップと、操作対象判断ステップの判断結果に基づいて入力の内容の適否を判断する操作対象適否判断ステップと、を備え、ソフトキー割当選択ステップは、操作対象適否判断ステップにより入力の内容が適切と判断された場合、ソフトキー定義情報テーブル231に基づいてソフトキー41に割り当てる操作内容を選択し、ソフトキー表示処理ステップにおいて選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を表示器に表示させてもよい。
そうすることで、(2)と同様の効果を奏することができる。
【0066】
(6)ソフトキー割当選択ステップは、操作対象適否判断ステップにより入力の内容が適切でないと判断された場合、ソフトキー表示処理ステップにおいて選択された操作内容が割り当てられたソフトキー41を非表示又はグレーアウトさせてもよい。
そうすることで、(3)と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0067】
31 キー入力表示部
41(1)-41(10) ソフトキー
100 表示器
200、200A 制御装置
210 キー入力処理部
220 入力内容判断部
231 ソフトキー定義情報テーブル
240、240a ソフトキー割当選択部
250、250a ソフトキー表示処理部
260 操作対象判断部
270 操作対象適否判断部