(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-04
(45)【発行日】2023-12-12
(54)【発明の名称】情報を伝送する方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 1/16 20230101AFI20231205BHJP
H04L 1/18 20230101ALI20231205BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20231205BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20231205BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20231205BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20231205BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20231205BHJP
【FI】
H04L1/16
H04L1/18
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04W28/04 110
H04W72/21
H04W72/231
H04W72/232
(21)【出願番号】P 2021547417
(86)(22)【出願日】2020-02-17
(86)【国際出願番号】 CN2020075604
(87)【国際公開番号】W WO2020164640
(87)【国際公開日】2020-08-20
【審査請求日】2022-05-30
(31)【優先権主張番号】201910117676.1
(32)【優先日】2019-02-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼淑娟
(72)【発明者】
【氏名】▲魯▼照▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】李儒岳
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼▲創▼新
(72)【発明者】
【氏名】何震
【審査官】阿部 弘
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Discussion on multi PDCCH based multi TRP transmission[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900137,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900137.zip>,2019年01月12日,pp. 1-15
【文献】Spreadtrum Communications,Clarification on BWP ID in MAC CE[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1818809,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1818809.zip>,2018年11月29日,pp. 1-12
【文献】Qualcomm Incorporated,Multi-TRP Enhancements[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900905,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900905.zip>,2019年01月12日,pp. 1-26
【文献】Huawei, HiSilicon,Discussion on SPS HARQ-ACK bit handling in case of dynamic codebook configuration for eCA[online], 3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162105,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84b/Docs/R1-162105.zip>,2016年04月02日,pp. 1-5
【文献】Ericsson,Clarification for handling TCI state ID[online],3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1901508,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_105/Docs/R2-1901508.zip>,2019年02月14日,pp. 1-5
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 1/16
H04L 1/18
H04L 27/26
H04W 28/04
H04W 72/21
H04W 72/231
H04W 72/232
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
IEEE 802.11
15
16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ノードによって
実行される情報決定方法であって、前記情報決定方法は、
第1の情報および第2の情報を含むシグナリングメッセージを伝送することであって、前記第1の情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの識別子(ID)を含み、前記第2の情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)
に対応するTCI指示フィールド値のテーブルを含み、前記第2の情報は、前記第1の情報に対応する、こと
と、
1つのアップリンク制御リソースにおいて、エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックを受信することであって、前記エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックは、異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応するHARQ-ACKコードブックが前記異なるインデックスに従って接続された後に、チャネルエンコーダによってエンコーディングされる、ことと
を含む、情報決定方法。
【請求項2】
前記TCI指示フィールド値が1であることは、対応するTCI状態がアクティブにされていることを示し、
前記TCI指示フィールド値が0であることは、前記対応するTCI状態がアクティブ化解除されていることを示す、請求項1に記載の情報決定方法。
【請求項3】
前記シグナリングメッセージは、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、請求項1に記載の情報決定方法。
【請求項4】
前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つ以上の制御リソース組(CORESET)を含む、請求項1に記載の情報決定方法。
【請求項5】
無線通信デバイスによって
実行される情報決定方法であって、前記情報決定方法は、
第1の情報および第2の情報を含むシグナリングメッセージを受信することであって、前記第1の情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの識別子(ID)を含み、前記第2の情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)
に対応するTCI指示フィールド値のテーブルを含み、前記第2の情報は、前記第1の情報に対応する、こと
と、
第2のシグナリング情報に従って、異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応するHARQ-ACKコードブックが組み合わせられるかどうかを決定することと、
前記異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックが組み合わせられるという決定に応答して、
前記異なるインデックスに従って、前記異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することと、
前記接続されたHARQ-ACKコードブックをチャネルエンコーダに入力することと、
前記接続されたHARQ-ACKコードブックをエンコーディングすることと、
前記エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックを1つのアップリンク制御リソースにおいてフィードバックすることと
を含む、情報決定方法。
【請求項6】
前記TCI指示フィールド値が1であることは、対応するTCI状態がアクティブにされていることを示し、
前記TCI指示フィールド値が0であることは、前記対応するTCI状態がアクティブ化解除されていることを示す、請求項
5に記載の情報決定方法。
【請求項7】
前記シグナリングメッセージは、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、請求項
5に記載の情報決定方法。
【請求項8】
前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つ以上の制御リソース組(CORESET)を含む、請求項
5に記載の情報決定方法。
【請求項9】
前記異なるインデックスに従って、前記異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することは、前記第1の情報が2つのインデックスを伴うことに応答して、インデックス0を伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックの後にインデックス1を伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することを含む、請求項
5に記載の情報決定方法。
【請求項10】
無線通信ノードであって、前記無線通信ノードは、
命令を記憶するメモリと、
前記メモリと通信するプロセッサと
を備え、
前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、
第1の情報および第2の情報を含むシグナリングメッセージを伝送することであって、前記第1の情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ識別子(ID)を含み、前記第2の情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)
に対応するTCI指示フィールド値のテーブルを含み、前記第2の情報は、前記第1の情報に対応する、こと
と、
1つのアップリンク制御リソースにおいて、エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックを受信することであって、前記エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックは、異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応するHARQ-ACKコードブックが前記異なるインデックスに従って接続された後に、チャネルエンコーダによってエンコーディングされる、ことと
を前記無線通信ノードに行わせるように構成され
ている、無線通信ノード。
【請求項11】
前記TCI指示フィールド値が1であることは、対応するTCI状態がアクティブにされていることを示し、
前記TCI指示フィールド値が0であることは、前記対応するTCI状態がアクティブ化解除されていることを示す、請求項
10に記載の無線通信ノード。
【請求項12】
前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つ以上の制御リソース組(CORESET)を含む、請求項
10に記載の無線通信ノード。
【請求項13】
無線通信デバイスであって、前記無線通信デバイスは、
命令を記憶するメモリと、
前記メモリと通信するプロセッサと
を備え、
前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記プロセッサは、
第1の情報および第2の情報を含むシグナリングメッセージを受信することであって、前記第1の情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの識別子(ID)を含み、前記第2の情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)
に対応するTCI指示フィールド値のテーブルを含み、前記第2の情報は、前記第1の情報に対応する、こと
と、
第2のシグナリング情報に従って、異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応するHARQ-ACKコードブックが組み合わせられるかどうかを決定することと、
前記異なるインデックスを伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックが組み合わせられるという決定に応答して、
前記異なるインデックスに従って、前記異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することと、
前記接続されたHARQ-ACKコードブックをチャネルエンコーダに入力することと、
前記接続されたHARQ-ACKコードブックをエンコーディングすることと、
前記エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックを1つのアップリンク制御リソースにおいてフィードバックすることと
を前記無線通信デバイスに行わせるように構成され
ている、無線通信デバイス。
【請求項14】
前記TCI指示フィールド値が1であることは、対応するTCI状態がアクティブにされていることを示し、
前記TCI指示フィールド値が0であることは、前記対応するTCI状態がアクティブ化解除されていることを示す、請求項
13に記載の無線通信デバイス。
【請求項15】
前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つ以上の制御リソース組(CORESET)を含む、請求項
13に記載の無線通信デバイス。
【請求項16】
前記プロセッサは、前記異なるインデックスに従って、前記異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することを前記無線通信デバイスに行わせるように構成され
ており、
前記プロセッサは、前記第1の情報が2つのインデックスを伴うことに応答して、インデックス0を伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックの後にインデックス1を伴う前記第1の情報に対応する前記HARQ-ACKコードブックを接続することを前記無線通信デバイスに行わせるように構成され
ている、請求項
13に記載の無線通信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その開示が、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年2月15日に中国特許庁(CNIPA)に出願された、中国特許出願第201910117676.1号の優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本願は、限定ではないが、通信技術、例えば、情報伝送方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
関連した新しい無線アクセス技術プロトコルは、伝送受信点(TRP)の動的切り替えをサポートし、それによって、複数のTRPが、時分割様式において、1つの端末にサービス提供することを有効にし、したがって、スペクトル効率またはリンクロバスト性を改良する。しかしながら、NRプロトコルは、複数のTRPが、同じ時間ドメインリソースにおいて同時に1つの端末にサービス提供することを可能にしない。基地局展開の柔軟性を増加させ、リンク遅延を低減させるために、複数のTRPが、同じ時間ドメインリソースにおいて同時に1つの端末にサービス提供することができる機構、または、複数のTRPが、理想的バックホールの不在下、互いに独立して、同じユーザをスケジューリングすることができるシナリオを検討することが必要とされる。複数のTRPが、同じユーザにサービス提供する、様式は、リンクロバスト性を増加させるのみならず、スペクトル効率も改良する。しかしながら、複数のTRPが、同じユーザにサービス提供し、効果的に動作するシステムを有効にする方法は、本明細書で検討される主要な問題である。
【0004】
例えば、関連NRプロトコルでは、最大8つの論理チャネルおよび8つの論理チャネルグループ(LCG)が、1つの端末のために構成される。1つの論理チャネルは、1つのスケジューリング要求(SR)構成、すなわち、1つのSR識別子(SRID)に対応する。1つのSRIDは、複数の帯域幅部分(BWP)/コンポーネントキャリア(CC)における複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースに対応し得るが、1つのBWPにおける1つのみのPUCCHリソースに対応し得る。1つのLCGは、ある瞬間における1つのみのバッファ状態に対応し得る。すなわち、1つのLCGは、LCGに対応し、伝送されるべき新しいデータの量をフィードバックするために、ある瞬間において1つのバッファサイズにしか対応できない。
【0005】
1つのユーザ機器(UE)が、2つのTRPによってサービス提供されるとき、例えば、1つの端末が、1つの時間ユニットまたは同じ時間ドメインリソースにおいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を2つのTRPに送信可能であるとき、特に、2つのTRP間に理想的バックホールが存在しないとき、関連SR機構およびバッファ状態送信方法は、端末が1つのBWPにおいて2つのアップリンクを通して2つのTRPと通信するように拡張される必要がある。
【0006】
他方で、複数のTRPが、互いに独立して1人のユーザをスケジューリングするとき、シグナリングオーバーヘッドを低減させ、パラメータ柔軟性を増加させる方法に関する問題も、本明細書で検討される。
【0007】
第2の側面において、2つのTRPが1つの端末にサービス提供するとき、より正確に、2つのTRPがPDSCHを端末に送信し、同じデータ情報を送信するとき、システムのリンクロバスト性およびスペクトル効率の両方が、改良されるように、チャネル状態情報(CSI)のフィードバックを強化する方法に関する問題も、本明細書で検討される。
【0008】
第3の側面において、2つのTRP間に理想的バックホールが存在せず、2つのTRPが、1つの物理セルIDを共有するが、互いに独立してユーザをスケジューリング可能である場合、1つのセル内で互いに独立して動作する2つのTRP間の信号干渉を低減させる方法に関する問題も、本明細書で検討される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願の実施形態は、少なくとも1つのTRPが、端末にサービス提供し、それによって、少なくとも1つのアップリンクを通して、少なくとも1つのTRPと通信するとき、スケジューリング要求情報またはバッファ状態情報を送信することが可能な情報伝送方法および装置を提供する。
【0010】
本願の実施形態は、情報伝送方法を提供する。方法は、第1のタイプの情報を決定することと、第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信することとを含む。
【0011】
第1のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0013】
本願の実施形態は、情報伝送方法を提供する。方法は、第1のタイプの情報を決定するための構成情報を送信することを含む。
【0014】
第1のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0016】
本願の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、第1の決定モジュールと、情報送信モジュールとを含む。
【0017】
第1の決定モジュールは、第1のタイプの情報を決定するように構成される。
【0018】
情報送信モジュールは、第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信するように構成される。
【0019】
第1のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0021】
本願の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、構成情報送信モジュールを含む。
【0022】
構成情報送信モジュールは、第1のタイプの情報を決定するための構成情報を送信するように構成される。
【0023】
第1のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。
【0024】
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0025】
本願の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報伝送方法を実施させる命令を記憶する。
【0026】
本願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報伝送方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0027】
本願の本実施形態の方法は、第1のタイプの情報を決定することと、第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信することとを含む。第1のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。本願の本実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報は、少なくとも1つのアップリンクを通した少なくとも1つのTRPとの通信が達成されるように、第1のタイプの情報に基づいて送信される。
【0028】
本実施形態の情報決定方法は、パラメータ柔軟性およびシステム性能を改良することができる。
【0029】
本願の実施形態は、情報決定方法を提供する。方法は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方を入手すること、または第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報を伝送することのうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
第3のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数、1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数、ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック、HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか、1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数、1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数、ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル、空間関係情報、擬似コロケーション基準信号情報、ビーム切り替えの回数、または半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
本願の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方を入手すること、または第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報を伝送することのうちの少なくとも1つを実施するように構成される第2の決定モジュールを含む。
【0033】
第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0034】
第3のタイプの情報は、1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数、1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数、ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック、HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか、1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数、1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数、ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル、空間関係情報、擬似コロケーション基準信号情報、ビーム切り替えの回数、または半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
本願の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述の情報決定方法をプロセッサに実施させる命令を記憶する。
【0036】
本願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報決定方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0037】
本願の本実施形態の方法は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方を入手すること、または第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報を伝送することのうちの少なくとも1つを含む。本願の本実施形態において、マルチTRP伝送シナリオにおいて、関連付けが、第1のタイプの情報と第2のタイプの情報との間に確立される。本願の本実施形態において、一方のタイプの情報は、他方のタイプの情報を入手することにおいて使用され、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減させ、および/または、異なる第2のタイプの情報要素が異なる第3のタイプの情報要素に対応することを有効にし、すなわち、異なるTRPが異なる第3のタイプの情報に対応することを有効にし、したがって、パラメータ柔軟性およびシステム性能を改良する。
【0038】
本願の実施形態は、フィードバック情報送信方法を提供する。方法は、少なくとも1つのTRPが、端末にサービス提供するとき、フィードバック情報が送信されることを有効にし、それによって、システムのリンクロバスト性およびスペクトル効率の両方を改良する。
【0039】
本願の本実施形態のフィードバック情報送信方法は、反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手することと、CQI情報を送信することとを含む。
【0040】
本願の実施形態は、フィードバック情報送信装置を提供する。装置は、入手モジュールと、CQI情報送信モジュールとを含む。入手モジュールは、反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手するように構成される。CQI情報送信モジュールは、CQI情報を送信するように構成される。
【0041】
本願の実施形態は、フィードバック情報送信装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述のフィードバック情報送信方法をプロセッサに実施させる命令を記憶する。
【0042】
本願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述のフィードバック情報送信方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0043】
本願の本実施形態の方法は、反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手することと、CQI情報を送信することとを含む。本願の本実施形態において、CQI情報は、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って入手される。この伝送スキームは、実際のPDSCH伝送スキームにより近く、それによって、CQIがより正確にフィードバックされることを有効にし、スペクトル効率を改良し、干渉を低減させる。さらに、基地局の実装複雑性は、低減させられる。これは、基地局は、端末によってフィードバックされるCQIに基づいて、PDSCH伝送において実際に使用されるCQIを計算する必要がないためであり、この計算プロセスでは、基地局と端末との間の異なる実装アルゴリズムが不正確な計算につながる。
【0044】
本願の実施形態は、複数のTRPが、互いに独立して、ユーザをスケジューリングすることを有効にする、情報決定方法を提供する。
【0045】
本願の本実施形態の情報決定方法は、1つの物理セル識別子(ID)に対応する同期信号ブロック(SSB)をE個のSSBグループに分割することであって、Eは、正の整数である、こと、またはSSBグループインデックスに従って、以下の情報:ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報が位置しているアップリンク制御チャネルリソース、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソース、またはタイミングアドバンス(TA)情報のうちの少なくとも1つを入手することのうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
本願の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述の情報決定方法をプロセッサに実施させる命令を記憶する。
【0047】
本願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述の情報決定方法のステップをプロセッサに実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0048】
本願の前述の実施形態は、SSBグループインデックスに基づいて、ユーザの独立スケジューリングを有効にする。
【0049】
本願の実施形態は、監視機会決定方法を提供する。方法は、制御リソース組CORESET0のために構成またはアクティブにされる少なくとも1つの擬似コロケーション基準信号組に対応する同期信号ブロック(SSB)インデックスに従って、CORESET0内のセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によってスクランブリングされたダウンリンク制御チャネルの監視機会を決定することを含む。
【0050】
本願の実施形態は、監視機会決定装置を提供する。装置は、制御リソース組CORESET0のために構成またはアクティブにされる少なくとも1つの擬似コロケーション基準信号組に対応する同期信号ブロック(SSB)インデックスに従って、CORESET0内のセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によってスクランブリングされたダウンリンク制御チャネルの監視機会を決定するように構成される監視機会決定モジュールを含む。
【0051】
本願の実施形態は、監視機会決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述の監視機会決定方法をプロセッサに実施させる命令を記憶する。
【0052】
本願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると任意の前述の監視機会決定方法のステップをプロセッサに実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
情報決定方法であって、前記方法は、
第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の他方を入手すること、または、
前記第2のタイプの情報および前記第3のタイプの情報を備えている1つの第1のシグナリング情報を伝送すること
のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを備え、
前記第3のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数、
1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数、
ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック、
HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか、
1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数、
1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数、
ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と前記所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル、
ビーム切り替えの回数、または、
半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報
のうちの少なくとも1つを備えている、方法。
(項目2)
前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の前記一方に従って、前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の前記他方を入手することは、いくつかの前記第2のタイプの情報に従って、前記第3のタイプの情報を決定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第2のタイプの情報に従って、前記HARQ-ACKフィードバックコードブックを決定することは、
前記第2のタイプの情報に従って、そのフィードバックリソースが1つの時間ユニット内に含まれるHARQ-ACKフィードバックコードブックの数を決定すること、
前記第2のタイプの情報に従って、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれ、その分類基準が前記ダウンリンクデータチャネルの最後であるダウンリンクデータチャネルのタイプに対応するHARQ-ACKフィードバックビットの数を決定すること、または、
1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて前記第2のタイプの情報のループを導入すること
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて前記第2のタイプの情報のループを導入することは、
前記1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックを取得するために、前記第2のタイプの情報の前記ループを最後に設置することを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記第2のタイプの情報に従って、前記HARQ-ACKフィードバックコードブックを決定することは、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックが異なる前記第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK情報を備えていることを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第2のタイプの情報に従って、前記HARQ-ACKフィードバックコードブックを決定することは、
第2のシグナリング情報に従って、前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応するHARQ-ACKサブコードブックが1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースまたはPUSCHリソースにおいて組み合わせられることによってフィードバックされるかどうかを決定することと、
前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKサブコードブックが前記1つのPUCCHリソースまたはPUSCHリソースにおいて組み合わせられることによってフィードバックされることを決定することに応答して、前記第2のタイプの情報のインデックスに従って、前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKサブコードブックに接続し、1つのHARQ-ACKコードブックを取得することと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第2のタイプの情報に従って、前記HARQ-ACKフィードバックコードブックを決定することは、
第2のシグナリング情報に従って、前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応するHARQ-ACK情報が組み合わせられるかどうかを決定することと、
前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKサブコードブックが組み合わせられることを決定することに応答して、前記第2のタイプの情報のインデックスに従って、前記第2のタイプの情報の異なるインデックスに対応する前記HARQ-ACKサブコードブックに接続し、チャネルエンコーダに接続することによって取得されるHARQ-ACKコードブックを入力し、前記HARQ-ACKコードブックをエンコーディングし、前記エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックを1つのアップリンク制御リソースにおいてフィードバックすることと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記第2のタイプの情報に従って、前記HARQ-ACK、前記SR、および前記CSIのうちの少なくとも2つが前記1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうかを決定することは、
同じ第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが前記1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることを決定すること、
異なる前記第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが前記1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることができないことを決定すること、
異なる前記第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが異なるアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることを決定すること、または、
第3のシグナリング情報に従って、異なる前記第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが前記1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうかを決定すること
のうちの少なくとも1つを含み、
前記アップリンクチャネルは、アップリンクデータチャネル、または1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを備えている、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記方法は、以下の特徴:
前記第2のタイプの情報の各々が1つの前記第3のタイプの情報に対応していること、
前記1つの第1のシグナリング情報が媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを備えていること、
前記1つの第1のシグナリング情報が前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の一方を通知するために使用され、前記通知される一方のタイプの情報に対応する他方のタイプの情報のインデックス情報を備えていること、
前記DCIにおける所定のビットフィールドがTCIフィールド、CSI要求フィールド、サウンディング基準信号(SRS)要求フィールド、アップリンク制御チャネルリソース指示フィールド、またはSRSリソース指示フィールドのうちの少なくとも1つを備えていること、または、
異なる時間リソース内にある2つの信号間の受信ビーム切り替えが生じる場合、前記2つの信号が同じ第2のタイプの情報に対応していること
のうちの少なくとも1つを満たす、項目1-8のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記1つの第1のシグナリング情報が前記MAC-CEコマンドを備え、前記1つの第1のシグナリング情報が前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の前記一方を通知するために使用され、前記通知される一方のタイプの情報に対応する前記他方のタイプの情報の前記インデックス情報を備えている場合、
前記MAC-CEシグナリングは、前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループのインデックス情報を備え、前記MAC-CEシグナリングは、TCIビットフィールド値とTCI状態との間のマッピングのためのテーブルを通知するために使用され、前記マッピングのためのテーブルは、前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるDCIに対応し、
前記第2のタイプの情報は、前記ダウンリンク制御チャネルリソースグループを備え、前記第3のタイプの情報は、前記TCIビットフィールド値と前記TCI状態との間の前記マッピングのためのテーブルを備え、
前記一方のタイプの情報は、前記第3のタイプの情報を備え、前記他方のタイプの情報は、前記第2のタイプの情報を備えている、項目9に記載の方法。
(項目11)
情報決定装置であって、前記装置は、決定モジュールを備え、前記決定モジュールは、
第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、前記第2のタイプの情報または前記第3のタイプの情報の他方を入手すること、または、
前記第2のタイプの情報および前記第3のタイプの情報を備えている1つの第1のシグナリング情報を伝送すること
のうちの少なくとも1つを実施するように構成され、
前記第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを備え、
前記第3のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数、
1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数、
ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック、
HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか、
1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数、
1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数、
ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と前記所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル、
ビーム切り替えの回数、または、
半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報
のうちの少なくとも1つを備えている、装置。
(項目12)
プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを備えている情報決定装置であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、項目1-10のいずれか1項に記載の情報決定方法を前記プロセッサに実施させる、情報決定装置。
(項目13)
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目1-10のいずれか1項に記載の情報決定方法を前記プロセッサに実施させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(項目14)
フィードバック情報送信方法であって、前記方法は、
反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手することと、
前記CQI情報を送信することと
を含む、方法。
(項目15)
前記反復伝送モードは、以下:
R個の層グループがR個の空間ドメインリソースに対応していること、
前記R個の層グループがR個の周波数ドメインリソースグループに対応し、異なる周波数ドメインリソースグループ間の交わりが空であること、
前記R個の層グループがR個の時間ドメインリソースグループに対応し、異なる時間ドメインリソースグループ間の交わりが空であること、または、
R回の反復伝送が冗長性バージョン(RV)シーケンスに対応していること
のうちの1つを備え、
前記R個の層グループに対応するデータチャネルは、同じ情報の反復伝送を備え、Rは、2以上の正の整数である、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記反復伝送率Rは、以下:
Rが2以上の場合、1つの伝送情報がR個のリソース上で繰り返し伝送されること、または、
Rが1に等しい場合、1つの伝送情報が繰り返し伝送されないこと
のうちの少なくとも1つを満たし、
前記R個のリソースは、R個の時間ドメインリソース、R個の空間ドメインリソース、R個の周波数ドメインリソース、R個の基準信号(RS)リソース、R個の擬似コロケーション基準信号(RS)組、R個のRV、R個のスクランブリングシーケンス、またはR個の層グループのうちの少なくとも1つに対応する、項目14または15に記載の方法。
(項目17)
前記R個の層グループまたは1つの前記CQI情報は、
A個のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソース、
A個のランク付けインジケータ(RI)情報、
A個のプリコーダ行列インジケータ(PMI)情報、
A個の擬似コロケーション基準信号組、または、
1つのPMIのA個の列グループ
のうちの少なくとも1つに対応し、
1つのPMI行列の1つの列は、1つの層に対応し、
Aは、1に等しいか、または、Aは、Rに等しい、項目15に記載の方法。
(項目18)
フィードバック情報送信装置であって、前記フィードバック情報送信装置は、
反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手するように構成された入手モジュールと、
前記CQI情報を送信するように構成されたCQI情報送信モジュールと
を備えている、フィードバック情報送信装置。
(項目19)
プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを備えているフィードバック情報送信装置であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、項目14-17のいずれか1項に記載のフィードバック情報送信方法を前記プロセッサに実施させる、フィードバック情報送信装置。
(項目20)
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目14-17のいずれか1項に記載のフィードバック情報送信方法を前記プロセッサに実施させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(項目21)
情報伝送方法であって、前記方法は、
第1のタイプの情報を決定することと、
前記第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信することと
を含み、
前記第1のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のSRリソース、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、
1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または、
1つのサービングセルグループに対応するY個のLCG
のうちの少なくとも1つを含み、
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である、方法。
(項目22)
前記第1のタイプの情報を決定することは、
構成情報を受信し、前記構成情報に従って、前記第1のタイプの情報を決定すること、または
所定のルールに従って、前記第1のタイプの情報を決定すること
のうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記N個のSRリソースは、以下の特徴:
前記N個のSRリソースが1つのSR構成に対応するか、または、前記N個のSRリソースが前記L個のSR構成に対応していること、
前記N個のSRリソースが1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の基準信号ポートグループを備えていること、
前記N個のSRリソースが1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間ドメインリソースグループを備えていること、
前記N個のSRリソースが1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の周波数ドメインリソースグループを備えていること、
前記N個のSRリソースが1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間周波数リソースグループを備えていること、
前記N個のSRリソースが1つのアップリンク制御チャネルリソースの1つの基準信号ポートグループのN個の空間関係情報に対応していること、
前記N個のSRリソースがN個のアップリンク制御チャネルリソースを備えていること、
前記N個のSRリソースがN個の空間関係情報に対応していること、
前記N個のSRリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりまたは前記N個のSRリソースによって占有される周波数ドメインリソース間の交わりのうちの少なくとも1つが空であること、
前記N個のSRリソースが1つの時間ユニット内に含まれること、
前記N個のSRリソースがN個の周期情報に対応していること、
前記N個のSRリソースが同じまたは異なるSR情報を備えていること、
前記N個のSRリソースが前記1つのLCGの少なくとも1つのバッファに対応していること、または、
前記N個のSRリソースが同時または別個にトリガされること
のうちの少なくとも1つを満たし、
Nは、2以上である、項目21に記載の方法。
(項目24)
前記方法は、以下の特徴:
前記N個のアップリンク制御チャネルリソースの異なる制御チャネルリソースが異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属していること、
前記N個の基準信号ポートグループの1つの基準信号ポートグループにおける基準信号ポートが1つの前記空間関係情報に対応していること、または、
NがLに等しいこと
のうちの少なくとも1つを満たす、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記第1のタイプの情報に従って、前記SR情報または前記バッファ状態情報のうちの前記少なくとも1つを送信することは、
前記N個のSRリソースに従って、前記SR情報を送信すること、
前記L個のSR構成に従って、前記SR情報を送信すること、
前記M個のバッファ状態に従って、前記1つの論理チャネルまたは前記1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態情報を送信すること、
前記X個のSR構成グループに従って、前記SR情報を送信すること、または、
前記Y個のLCGに従って、前記SR情報または前記バッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信すること
のうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載の方法。
(項目26)
前記N個のSRリソースに従って、前記SR情報を送信することは、
少なくとも1つのSRリソースを前記N個のSRリソースから選択し、前記選択された少なくとも1つのSRリソース上で前記SR情報を送信すること、
前記N個のSRリソース上で前記SR情報を送信すること、または、
前記N個のSRリソースの中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSRリソース上で前記正のSR情報を送信すること、
のうちの任意の1つを含み、および/または、
前記L個のSR構成に従って、前記SR情報を送信することは、
少なくとも1つのSRリソースを前記L個のSR構成に対応するSRリソースから選択し、前記選択された少なくとも1つのSRリソース上で前記SR情報を送信すること、
前記L個のSR構成に対応する前記SRリソース上で前記SR情報を送信すること、または、
前記L個のSR構成の中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSR構成に対応するSRリソース上で前記正のSR情報を送信すること
のうちの任意の1つを含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記M個のバッファ状態に従って、前記1つの論理チャネルまたは前記1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応する前記M個のバッファ状態情報を送信することは、
Mタイプのアップリンクデータチャネルにおいて前記M個のバッファ状態情報を送信すること、
1つの時間ユニット内で前記M個のバッファ状態情報を送信すること、
M個の媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドにおいて前記M個のバッファ状態情報を送信することであって、
前記M個のバッファ状態情報は、前記1つのLCGのM個のバッファのバッファ状態に対応し、
前記M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズは、独立しており、
前記M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズの合計は、前記1つのLCGのバッファサイズに等しい、こと、または、
前記1つのLCGの前記バッファサイズをM個のバッファサイズに分割し、前記M個のバッファサイズを前記M個のバッファ状態情報において送信すること
のうちの少なくとも1つを含み、Mは、2以上である、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記X個のSR構成グループに従って、前記SR情報を送信する場合、前記方法は、以下:
前記X個のSR構成グループのうちの各SR構成グループが第1のタイプのパラメータの1つの組に対応すること、
前記X個のSR構成グループのうちの異なるSR構成グループが異なる第1のタイプのパラメータに対応すること、
前記X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループにおけるSR情報が1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされること、
前記異なるSR構成グループにおけるSR情報が1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされることができないこと、
前記異なるSR構成グループにおけるSR情報が異なるアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされること、
前記SR情報が第1の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルにおいて送信される場合、前記各SR構成グループが1つのSRフィードバックビットに対応し、前記第1の所定のフォーマットがフォーマット0またはフォーマット1のうちの任意の1つを備えていること、または、
前記SR情報が、第2の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルにおいて、またはアップリンクデータチャネルにおいて送信される場合、前記X個のSR構成グループのうちのi番目のSR構成グループが
【数3】
フィードバックビットに対応していることであって、ここで、i=0、1、・・・、X-1、K
i
は、前記i番目のSR構成グループにおけるSR構成の数を示し、前記第2の所定のフォーマットは、フォーマット2、フォーマット3またはフォーマット4のうちの任意の1つを備えている、こと
のうちの少なくとも1つを満たし、
Xは、2以上であり、
前記第1のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、SR情報、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを備えている、項目25に記載の方法。
(項目29)
前記Y個のLCGに従って、前記SR情報または前記バッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信する場合、前記方法は、以下:
前記Y個のLCGのうちの各LCGが第2のタイプのパラメータの1つの組に対応していること、
前記Y個のLCGのうちの異なるLCGが異なる第2のタイプのパラメータに対応していること、
前記Y個のLCGのうちの同じ1つのLCGのバッファ状態報告が同じ1つの媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)において送信されること、
異なるLCGのバッファ状態報告が異なるMAC-CEにおいて送信されること、
同じ1つのLCGのバッファ状態報告が同じ1つのタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信されること、
異なるLCGのバッファ状態報告が異なるタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信されること、または、
1つのLCGが前記X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループに対応していること
のうちの少なくとも1つを満たし、
前記第2のタイプのパラメータは、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、バッファ状態報告を備えているMAC-CE、1つのバッファサイズ、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを備えている、項目25に記載の方法。
(項目30)
前記方法は、以下の特徴:
NがL以上であること、
NがM以上であること、
LがM以上であること、
XがYに等しいこと、
N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つがアップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられていること、
N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つがダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられていること、
N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つがTCI状態グループの数に関連付けられていること、
N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つが空間関係情報グループの数に関連付けられていること、または、
N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計が2を上回ること
のうちの少なくとも1つを満たす、項目31-39のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記SRリソースに対応するアップリンク制御チャネルリソースを備えているアップリンク制御チャネルリソースグループに従って、前記SRリソースに対応するSR情報を備えている1つのアップリンクチャネルに含まれるチャネル状態情報(CSI)またはハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報を決定すること、
1つのアップリンクチャネルにおいて、前記SRリソースに対応するSR情報、または所定のアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するCSIおよびHARQ-ACK情報のうちの少なくとも1つを送信することであって、前記所定のアップリンク制御チャネルリソースグループのグループインデックスは、所定の条件を満たす、こと、
1つのアップリンクチャネルにおいて、同じ第3のタイプのパラメータに対応する以下:HARQ-ACK、CSI、SR、または半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)のHARQ-ACKのうちの少なくとも1つを送信すること、または、
異なるアップリンクチャネルにおいて、異なる第3のタイプのパラメータに対応する以下:HARQ-ACK、CSI、SR、またはSPS PDSCHのHARQ-ACKのうちの少なくとも1つを送信すること
のうちの少なくとも1つをさらに含み、
前記第3のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを備え、前記1つのアップリンクチャネルは、1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを備えているか、または、1つのアップリンクデータチャネルを備えている、項目21に記載の方法。
(項目32)
以下の情報:
前記半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルを備えているダウンリンク制御チャネルリソースグループ、
前記半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルによって示されるアップリンク制御チャネルを備えているアップリンク制御チャネルリソースグループ、
上位層によって構成された半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンク制御チャネルを備えているアップリンク制御チャネルリソースグループ、
所定のインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック、または、
前記半持続的スケジューリングダウンリンク制御チャネルに対応する第4のタイプのパラメータに対応するHARQ-ACKコードブック
のうちの少なくとも1つに従って、半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのHARQ-ACKが位置しているアップリンク制御チャネルリソースまたはHARQ-ACKコードブックを決定することをさらに含み、
前記第4のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、TCI状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを備えている、項目21に記載の方法。
(項目33)
前記アップリンクデータチャネルは、以下の特徴:
各アップリンクデータチャネルのタイプが1つの制御チャネルリソースグループに対応していること、
各アップリンクデータチャネルのタイプが1つの空間関係情報グループに対応していること、
各アップリンクデータチャネルのタイプが1つのTCI状態グループに対応していること、
各アップリンクデータチャネルのタイプが1つのデータチャネルプロセス番号組に対応していること、
各アップリンクデータチャネルのタイプが1つのLCGの1つのバッファに対応していること、
同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりが空であること、
同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルが同時に送信されることができないこと、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりが非空であること、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルが同時に送信されることができること、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルが異なる空間関係情報または異なる空間関係情報グループに対応していること、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルが異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループに属するダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされること、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルに対応するデータチャネルプロセス番号組間の交わりが空であること、または、
異なるタイプのアップリンクデータチャネルが1つのBWPまたは1つのコンポーネントキャリアに属していること
のうちの少なくとも1つを満たす、項目28、29、31、または32に記載の方法。
(項目34)
前記アップリンク制御チャネルリソースグループは、以下の特徴:
1つの時間ユニット内の1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける最大C個のアップリンク制御チャネルリソースがHARQ-ACK情報を備えていることであって、Cの値は、{1、2、3、4}に属する、こと、
1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報を備えている異なるアップリンク制御チャネルリソースが異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属していること、
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりが空であること、
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりが非空であること、
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりが空であること、
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりが非空であること、
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループが少なくとも1つの第5のタイプのパラメータに対応すること、または、
2つ以上のアップリンク制御チャネルリソースグループが1つのBWP内に位置していること
のうちの少なくとも1つを満たし、
前記少なくとも1つの第5のタイプのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを備えている、項目24、28、30、31、または33に記載の方法。
(項目35)
情報伝送方法であって、前記方法は、第1のタイプの情報を決定するための構成情報を送信することを含み、
前記第1のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求(SR)リソース、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、
1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または、
1つのサービングセルグループに対応するY個のLCG
のうちの少なくとも1つを備え、
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である、方法。
(項目36)
情報伝送装置であって、前記情報伝送装置は、
第1のタイプの情報を決定するように構成された決定モジュールと、
前記第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信するように構成された情報送信モジュールと
を備え、
前記第1のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のSRリソース、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、
1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または、
1つのサービングセルグループに対応するY個のLCG
のうちの少なくとも1つを備え、
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である、情報伝送装置。
(項目37)
情報伝送装置であって、前記情報伝送装置は、第1のタイプの情報を決定するための構成情報を送信するように構成された構成情報送信モジュールを備え、
前記第1のタイプの情報は、
1つの帯域幅部分(BWP)における1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループ(LCG)のうちの少なくとも1つのN個のSRリソース、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、
1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または、
1つのサービングセルグループに対応するY個のLCG
のうちの少なくとも1つを備え、
N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である、情報伝送装置。
(項目38)
プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを備えている情報伝送装置であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、項目21-35のいずれか1項に記載の情報伝送方法を前記プロセッサに実施させる、装置。
(項目39)
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目21-35のいずれか1項に記載の情報伝送方法を前記プロセッサに実施させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図面は、本願の実施形態のソリューションのさらなる理解を提供し、説明の一部を構成し、本願の実施形態と併せて、本願の実施形態のソリューションを図示するように意図され、本願の実施形態のソリューションを限定するものではない。
【0054】
【
図1】
図1は、本願の実施形態による、情報伝送方法のフローチャートである。
【
図2】
図2は、本願の別の実施形態による、情報伝送方法のフローチャートである。
【
図3】
図3は、本願の実施形態による、端末1と2つのTRPとの間の同時通信を図示する略図である。
【
図4】
図4は、本願の実施形態による、端末が、異なるTRPに対応する異なるPUCCH/PUSCH、CSI/HARQ-ACK/SRにおいて、異なるTRPにフィードバックすることを図示する略図である。
【
図5】
図5は、本願の実施形態による、1つの論理チャネルに対応するSRIDが1つのBWPにおける2つのPUCCHリソース(または2つのスケジューリング要求リソース)および2つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図6】
図6は、本願の実施形態による、1つの論理チャネルに対応するSRIDが2つのPUCCHリソース(または2つのスケジューリング要求リソース)および1つのBWPにおける1つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図7】
図7は、本願の実施形態による、1つの論理チャネルが、2つのSRIDおよび2つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図8】
図8は、本願の実施形態による、1つの論理チャネルが2つのSRIDおよび1つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図9】
図9は、本願の実施形態による、1つのLCGが2つのバッファ状態報告および2つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図10】
図10は、本願の実施形態による、1つのLCGが2つのバッファ状態報告および1つのバッファに対応することを図示する略図である。
【
図11】
図11は、本願の実施形態による、1つのSCGが2つのSRIDグループおよび2つのPUCCHリソースグループに対応することを図示する略図である。
【
図12】
図12は、本願の実施形態による、1つのSCGが2つのLCG、2つのバッファ状態報告、および2つのダウンリンク制御チャネルリソースグループに対応することを図示する略図である。
【
図13】
図13は、本願の別の実施形態による、情報伝送装置の構造を図示する略図である。
【
図14】
図14は、本願の別の実施形態による、情報伝送装置の構造を図示する略図である。
【
図15】
図15は、本願の別の実施形態による、情報決定方法のフローチャートである。
【
図16】
図16は、本願の実施形態による、各TRPがURLLCトラフィックのための1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックと、eMBBトラフィックのための1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックとを有することを図示する略図である。
【
図17】
図17は、本願の実施形態による、1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するPDSCH/CWの最大数が第2のタイプの情報に従って決定されることを図示する略図である。
【
図18】
図18は、本願の実施形態による、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報が1つのシグナリング情報内で伝送されることを図示する略
図1である。
【
図19】
図19は、本願の実施形態による、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報が1つのシグナリング情報内で伝送されることを図示する略
図2である。
【
図20】
図20は、本願の別の実施形態による、情報送信方法のフローチャートである。
【
図21】
図21は、本願の実施形態による、CQIが反復伝送率Rに従ってフィードバックされることを図示する略図である。
【
図22】
図22は、本願の実施形態による、1つのTBの同じRVのコーディングされたビットシーケンスが層RI1および層RI2において伝送されることを図示する略図である。
【
図23】
図23は、本願の実施形態による、1つのTBの異なるRVのコーディングされたビットシーケンスが層RI1および層RI2において伝送されることを図示する略図である。
【
図24】
図24は、本願の実施形態による、1つのTBに対応する1つのRVのチャネルコーディングされたビットのための変調されたシンボルが層RI1および層RI2を横断して層マッピングを受けた後、周波数ドメインリソースマッピングが続き、時間ドメインリソースマッピングが続くことを図示する略図である。
【
図25】
図25は、本願の実施形態による、異なる反復伝送率を伴う2つの異なるSINR-BLER曲線を図示するグラフである。
【
図26】
図26は、本願の別の実施形態による、情報送信装置の構造を図示する略図である。
【
図27】
図27は、本願の実施形態による、1つの物理セルの異なるSSBグループが異なるPUCCHリソースに対応することを図示する略図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
本願の実施形態は、以降で図面を参照して詳細に説明される。矛盾しない場合、本明細書に説明される実施形態およびその特徴は、互いに組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0056】
図面の中のフローチャートに図示されるステップは、例えば、コンピュータ実行可能命令の組を実行することが可能なコンピュータシステムによって実施され得る。さらに、論理シーケンスは、フローチャートで図示されるが、図示または説明されるステップは、ある場合、本明細書に説明されるそれらと異なるシーケンスで実施され得る。
【0057】
下記の実施形態において、アップリンク基準信号1の空間関係情報は、1つの基準信号2を示す。基準信号2がアップリンク基準信号であるとき、アップリンク基準信号1の空間伝送フィルタは、基準信号2の空間伝送フィルタに従って入手される。代替として、基準信号2がダウンリンク基準信号であるとき、アップリンク基準信号1の空間伝送フィルタは、基準信号2の空間受信フィルタに従って入手される。空間フィルタ1は、以下の様式で空間フィルタ2に従って入手される:2つが、同じであるか、または、空間フィルタ1の中心角度と空間フィルタ2の中心角度との間の差異が、ある範囲内である。
【0058】
下記の実施形態において、ダウンリンク制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、ダウンリンクデータチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含む。
【0059】
下記の実施形態において、ダウンリンク制御チャネルリソースは、ダウンリンク制御チャネル時間ドメインリソース、ダウンリンク制御チャネル周波数ドメインリソース、またはダウンリンク制御チャネル空間ドメインリソースのうちの少なくとも1つを含む。例えば、ダウンリンク制御チャネルリソースは、制御リソース組(CORESET)、検索空間セット、ある凝集度に対応する検索空間、検索空間セットの時間ドメイン機会、CORESETの周波数ドメインリソースセット、制御チャネル復調基準信号ポートグループ、または、擬似コロケーション基準信号組に対応する制御チャネルリソースのうちの1つを含む。1つの検索空間セットは、1つ以上の検索空間を含む。各検索空間は、1つの凝集度に対応する。1つの擬似コロケーション基準信号組は、1つの伝送構成インジケータ(TCI)状態に対応する。1つの制御チャネル復調基準信号ポートグループにおける復調基準信号は、擬似コロケーション関係を満たす。異なる制御チャネル復調基準信号ポートグループにおける復調基準信号は、擬似コロケーション関係を満たさない。異なる擬似コロケーション基準信号組は、異なる制御チャネル空間ドメインリソースを表す。
【0060】
下記の実施形態において、1つのダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つ以上のダウンリンク制御チャネルリソースを含む。代替として、各ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つのみのダウンリンク制御チャネルリソースを含む。この場合、ダウンリンク制御チャネルリソースグループは、ダウンリンク制御チャネルリソースとも称され得る。
【0061】
さらに、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループは、チャネルおよび/または信号の異なる伝送パラメータに対応する。すなわち、異なるダウンリンク制御チャネルリソースは、PDSCH/PUSCH/PUCCH/CSI-RS/SRSの異なる伝送パラメータに対応する。これらのダウンリンク制御チャネルリソースグループは、1つのBWPに属する。
【0062】
下記の実施形態において、SR情報は、バッファ状態情報とも称され得る。すなわち、SR情報は、SRIDに対応するLCGまたはバッファが、新しい送信されるべきデータを有するかどうかを示すために使用される。すなわち、SR情報は、新しいデータを送信するためのPUSCHリソースを要求するために使用される。例えば、正のSRは、SRIDに対応するLCGまたはバッファが、新しい送信されるべきデータを有することを示し、負のSRは、SRIDに対応するLCGまたはバッファが、新しい送信されるべきデータを有していないことを示す。
【0063】
下記の実施形態において、バッファ状態報告は、LCGのバッファサイズを含む。バッファサイズは、LCGに対応する送信されるべきデータのパケットサイズである。
【0064】
下記の実施形態において、2つのパラメータ間の関連付けは、以下のうちの少なくとも1つを含む:1つのパラメータの値は、別のパラメータの値に従って取得される;1つのパラメータの値範囲は、別のパラメータの値または値範囲に従って取得される;2つのパラメータのいくつかの値の組み合わせは、同時に生じることができない;パラメータ1に対応するパラメータ2は、パラメータ1の構成情報において構成されている;または、2つのパラメータ間の対応は、シグナリング情報および/または合意されるルールによって決定される。
【0065】
下記の実施形態において、1つのバッファは、1つのSR情報および/または1つのバッファ状態情報に対応する。
【0066】
下記の実施形態において、1つのTCI状態は、1つの擬似コロケーション基準信号組を含み;1つの擬似コロケーション基準信号組は、1つ以上の擬似コロケーション基準信号を含み;異なる擬似コロケーション基準信号は、異なる擬似コロケーションパラメータに関連付けられており;1つの標的信号の擬似コロケーション基準信号指示情報は、1つのTCI状態として構成され、TCI状態に含まれる標的信号および擬似コロケーション基準信号が擬似コロケーション基準信号に関連付けられる擬似コロケーションパラメータに対する擬似コロケーション関係を満たすことを示す。
【0067】
図1を参照すると、本願の実施形態は、情報伝送方法を提供する。方法は、下記のステップを含む。
【0068】
ステップ100では、第1のタイプの情報が、決定される。第1のタイプの情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む(N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である):1つのBWPにおける1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態;1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ;または、1つのサービングセルグループに対応するY個のLCG。
【0069】
本願の本実施形態において、SR構成は、SR識別子(SRID)と1対1の対応にある。
【0070】
本願の本実施形態において、第1のタイプの情報は、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて決定される:構成情報が、受信され、第1のタイプの情報は、構成情報に従って決定され、構成情報は、第1のタイプの情報を含むか、または、第1のタイプの情報を示すための他の情報を含み得る;または、第1のタイプの情報は、所定のルールに従って、例えば、所定の様式において決定される。
【0071】
本願の本実施形態において、N個のスケジューリング要求リソースは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0072】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのSR構成に対応するか、または、N個のスケジューリング要求リソースは、L個のSR構成に対応する。
【0073】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の基準信号ポートグループを含む。
【0074】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間ドメインリソースグループを含む。
【0075】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の周波数ドメインリソースグループを含む。
【0076】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間周波数リソースグループを含む。
【0077】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースの1つの基準信号ポートグループのN個の空間関係情報に対応する。
【0078】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個のアップリンク制御チャネルリソースを含む。
【0079】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0080】
N個のスケジューリング要求リソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりおよび/または周波数ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0081】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つの時間ユニット内に含まれる。N個のスケジューリング要求リソースが、周期的リソースであるとき、N個のスケジューリング要求リソースが1つの時間ユニット内に含まれることは、N個のスケジューリング要求リソースが1つの周期の1つの時間ユニット内に含まれることを意味する。
【0082】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の周期情報に対応する。
【0083】
N個のスケジューリング要求リソースは、同じまたは異なるスケジューリング要求情報を含む。スケジューリング要求情報は、正のSRと、負のSRとを含む。
【0084】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つ以上のバッファに対応する。すなわち、1つの論理チャネルまたは1つのLCGにおけるデータは、1つ以上のバッファに配分され、次いで、異なるTRPに伝送される。バッファは、新しい送信されるべきデータをバッファするために使用される。
【0085】
N個のスケジューリング要求リソースは、同時または別個にトリガされる。ここで、「トリガされる」は、「送信される」を意味する。「同時に送信される」は、「同じ時期に送信される」ことを意味するが、N個のスケジューリング要求リソースが同じ時間ドメインリソースを占有することを意味しない。「別個に送信される」は、N個のスケジューリング要求リソースが、それらのそれぞれのバッファ状態に従わずに、トリガ/送信されるように決定されることを意味する。
【0086】
上記の実施形態において、Nは、2以上である。
【0087】
本願の本実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:N個のアップリンク制御チャネルリソースの異なる制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する;N個の基準信号ポートグループのうちの1つの基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、1つの空間関係情報に対応するか、または、Nは、Lに等しい。
【0088】
本願の本実施形態において、スケジューリング要求リソースは、アップリンク制御チャネルリソース、1つのアップリンク制御チャネルリソースの基準信号ポート、1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間ドメインリソースグループ、1つのアップリンク制御チャネルリソースの周波数ドメインリソースグループ、または1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間周波数リソースグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
本願の本実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:Nは、L以上である;Nは、M以上である;Lは、M以上である;Xは、Yに等しい;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、アップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、TCI状態グループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、空間関係情報グループの数に関連付けられている;または、N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計は、2より大きい。
【0090】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルは、PUCCHを含み、アップリンクデータチャネルは、PUSCHを含む。
【0091】
ステップ101では、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つが、第1のタイプの情報に従って送信される。
【0092】
本願の本実施形態において、バッファ状態情報は、バッファ状態報告情報を含む。
【0093】
本願の本実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つは、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第1のタイプの情報に従って送信される:SR情報は、N個のスケジューリング要求リソースに従って送信される;SR情報は、L個のSR構成に従って送信される;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態情報は、M個のバッファ状態に従って送信され、Mは、1以上の正の整数である;SR情報は、X個のSR構成グループに従って送信される;または、SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つは、Y個のLCGに従って送信される。SR情報は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、N個のスケジューリング要求リソースに従って送信される。
【0094】
少なくとも1つのSRリソースは、N個のスケジューリング要求リソースから選択され、SR情報は、選択された少なくとも1つのSRリソース上で送信される。選択された少なくとも1つのSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、選択された異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0095】
SR情報は、N個のスケジューリング要求リソース上で送信される。N個のSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0096】
正のSR情報は、N個のSRリソースの中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSRリソース上で送信される。
【0097】
さらに/代替として、SR情報は、下記の様式のうちの1つにおいて、L個のSR構成に従って送信される。
【0098】
少なくとも1つのSRリソースが、L個のSR構成に対応するSRリソースから選択され、SR情報は、選択された少なくとも1つのSRリソース上で送信される。選択された少なくとも1つのSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、選択された異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0099】
SR情報は、L個のSR構成に対応するSRリソース上で送信される。L個のSR構成に対応するSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0100】
正のSR情報は、L個のSR構成の中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSR構成に対応するSRリソース上で送信される。
【0101】
1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態情報は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、M個のバッファ状態に従って送信される。
【0102】
M個のバッファ状態情報は、Mタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。
【0103】
M個のバッファ状態情報は、1つの時間ユニット内で送信される。
【0104】
M個のバッファ状態情報は、M個の媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドにおいて送信される。
【0105】
M個のバッファ状態情報は、1つのLCGのM個のバッファのバッファ状態に対応する。
【0106】
M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズは、独立する。ここで、「独立」は、バッファサイズが、互いに関連付けられず、同じであることも、異なることもあることを意味する。
【0107】
M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズの合計は、1つのLCGのバッファサイズに等しい。
【0108】
1つのLCGのバッファサイズは、M個のバッファサイズに分割され、M個のバッファサイズは、M個のバッファ状態情報において送信される。
【0109】
Mは、2以上である。
【0110】
M個のバッファ状態情報は、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、M個のバッファ状態情報は、異なるTRPに別個に送信される。
【0111】
SR情報は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、X個のSR構成グループに従って送信される。
【0112】
X個のSR構成グループのうちの各SR構成グループは、第1のタイプのパラメータの1つの組に対応する。
【0113】
X個のSR構成グループのうちの異なるSR構成グループは、異なる第1のタイプのパラメータに対応する。
【0114】
X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループにおけるSR情報は、1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされる。SR構成グループにおけるSR情報は、SR構成グループにおけるSR構成に対応する論理チャネルに対応するSR情報である。
【0115】
異なるSR構成グループにおけるSR情報は、1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされることができない。
【0116】
異なるSR構成グループにおけるSR情報は、異なるアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされる。
【0117】
SR情報が、第1の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルにおいて送信される場合、各SR構成グループは、1つのSRフィードバックビットに対応する。第1の所定のフォーマットは、フォーマット0またはフォーマット1のうちの任意の1つを含む。
【0118】
SR情報が、第2の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルまたはアップリンクデータチャネルにおいて送信される場合、X個のSR構成グループのうちのi番目のSR構成グループは、
【数1】
フィードバックビットに対応する。i=0、1、・・・、X-1。K
iは、i番目のSR構成グループにおけるSR構成の数を示す。第2の所定のフォーマットは、フォーマット2、フォーマット3、またはフォーマット4のうちの任意の1つを含む。
【0119】
Xは、2以上である。
【0120】
第1のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、SR情報、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
X個のSR構成グループは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSR構成グループを通して、異なるTRPに送信される。
【0122】
SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つは、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、Y個のLCGに従って送信される。
【0123】
Y個のLCGのうちの各LCGは、第2のタイプのパラメータの1つの組に対応する。
【0124】
Y個のLCGのうちの異なるLCGは、異なる第2のタイプのパラメータに対応する。
【0125】
Y個のLCGのうちの同じ1つのLCGのバッファ状態報告は、同じ1つの媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)において送信される。
【0126】
異なるLCGのバッファ状態報告は、異なるMAC-CEにおいて送信される。
【0127】
同じ1つのLCGのバッファ状態報告は、同じ1つのタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。
【0128】
異なるLCGのバッファ状態報告は、異なるタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。
【0129】
1つのLCGは、X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループに対応する。
【0130】
第2のタイプのパラメータは、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、バッファ状態報告を含むMAC-CE、1つのバッファサイズ、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。
【0131】
Y個のLCGは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、バッファ状態情報は、異なるLCGを通して、異なるTRPに送信される。
【0132】
本願の本実施形態において、方法は、下記のステップのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0133】
スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報を含む1つのアップリンクチャネルに含まれるチャネル状態情報(CSI)またはハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報は、スケジューリング要求リソースに対応するアップリンク制御チャネルリソースを含むアップリンク制御チャネルリソースグループに従って決定される。例えば、同じ制御チャネルリソースグループに対応するSR/HARQ-ACK/CSI情報は、1つのアップリンクチャネルに含まれることができ、異なる制御チャネルリソースグループに対応するSR/HARQ-ACK/CSI情報は、1つのアップリンクチャネルに含まれることができず、異なるアップリンクチャネルに含まれる必要がある。すなわち、スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報を含む1つのアップリンクチャネルに含まれるCSIまたはHARQ-ACK情報は、スケジューリング要求リソースに対応するアップリンク制御チャネルリソースが位置しているアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するCSIまたはHARQ-ACK情報である。
【0134】
スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報、または所定のアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するCSIおよびHARQ-ACK情報のうちの少なくとも1つは、1つのアップリンクチャネルにおいて送信される。所定のアップリンク制御チャネルリソースグループのグループインデックスは、所定の条件を満たす。所定の条件は、例えば、アップリンク制御チャネルリソースグループが最低インデックスに対応すること、アップリンク制御チャネルリソースグループが最高インデックスに対応すること、またはアップリンク制御チャネルリソースグループが所定のインデックスに対応することであり得る。いくつかのアップリンク制御チャネルリソースグループのみにおけるアップリンク制御チャネルリソースが、SR情報を含むことができる。
【0135】
同じ第3のタイプのパラメータに対応する以下のうちの少なくとも1つは、1つのアップリンクチャネルにおいて送信される:HARQ-ACK、CSI、SR、または半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)のHARQ-ACK。
【0136】
異なる第3のタイプのパラメータに対応する以下のうちの少なくとも1つは、異なるアップリンクチャネルにおいて送信される:HARQ-ACK、CSI、SR、またはSPS PDSCHのHARQ-ACK。
【0137】
第3のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。1つのアップリンクチャネルは、1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを含むか、または、1つのアップリンクデータチャネルを含む。
【0138】
本願の本実施形態において、アップリンクデータチャネルは、以下のうちの少なくとも1つを満たす:各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つの制御チャネルリソースグループに対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つの空間関係情報グループに対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのTCI状態グループに対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのデータチャネルプロセス番号組に対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのLCGの1つのバッファに対応する;同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である;同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルは、同時に送信されることができない;異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である;異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルは、同時に送信されることができる;異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、異なる空間関係情報または異なる空間関係情報グループに対応する;異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされる;異なるタイプのアップリンクデータチャネルに対応するデータチャネルプロセス番号組間の交わりは、空である;または、異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、1つのBWPまたは1つのコンポーネントキャリアに属する。
【0139】
本願の本実施形態において、方法はさらに、以下の情報のうちの少なくとも1つに従って、半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのHARQ-ACKが位置しているアップリンク制御チャネルリソースまたはHARQ-ACKコードブックを決定することを含む:半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループ;半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルによって示されるアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ;上位層によって構成される半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ;所定のインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック;または、半持続的スケジューリングダウンリンク制御チャネルに対応する第4のタイプのパラメータに対応するHARQ-ACKコードブック(第4のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、TCI状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む)。
【0140】
例えば、半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのHARQ-ACKが位置するアップリンク制御チャネルリソースは、以下の情報のうちの少なくとも1つに従って決定される:半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループ;半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルによって示されるアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ;または、上位層によって構成される半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ。
【0141】
半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのHARQ-ACKが位置するHARQ-ACKコードブックは、以下の情報のうちの少なくとも1つに従って決定される:所定のインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック;または、半持続的スケジューリングダウンリンク制御チャネルに対応する第4のタイプのパラメータに対応するHARQ-ACKコードブック。第4のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、TCI状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースグループは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0143】
1つの時間ユニット内の1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける最大C個のアップリンク制御チャネルリソースは、HARQ-ACK情報を含む。Cの値は、{1、2、3、4}に属する。
【0144】
1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報を含む異なるアップリンク制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する。
【0145】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、空である。
【0146】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、非空である。
【0147】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0148】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である。
【0149】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループは、少なくとも1つの第5のタイプのパラメータに対応する。少なくとも1つの第5のタイプのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。異なるアップリンク制御チャネルリソースグループは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる。代替として、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御情報(UCI)は、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ-ACK情報、および/または、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる非周期的チャネル状態情報(APCSI)に対応する。
【0150】
2つ以上のアップリンク制御チャネルリソースグループは、1つのBWP内に位置する。
【0151】
本願の本実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報は、少なくとも1つのアップリンクを通した少なくとも1つのTRPとの通信が達成されるように、第1のタイプの情報に基づいて送信される。
【0152】
図2を参照すると、本願の別の実施形態は、情報伝送方法を提供する。方法は、下記のステップを含む。
【0153】
ステップ200では、第1のタイプの情報を決定するための構成情報が、送信される。
【0154】
第1のタイプの情報は、1つのBWPにおける1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態;1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ;または、1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0155】
本願の本実施形態において、SR構成は、SR識別子(SRID)と1対1の対応にある。
【0156】
本願の本実施形態において、N個のスケジューリング要求リソースは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0157】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのSR構成に対応するか、または、N個のスケジューリング要求リソースは、L個のSR構成に対応する。
【0158】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の基準信号ポートグループを含む。
【0159】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間ドメインリソースグループを含む。
【0160】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の周波数ドメインリソースグループを含む。
【0161】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間周波数リソースグループを含む。
【0162】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0163】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個のアップリンク制御チャネルリソースを含む。
【0164】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0165】
N個のスケジューリング要求リソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりおよび/または周波数ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0166】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つの時間ユニット内に含まれる。N個のスケジューリング要求リソースが、周期的リソースであるとき、N個のスケジューリング要求リソースが1つの時間ユニット内に含まれることは、N個のスケジューリング要求リソースが1つの周期における1つの時間ユニット内に含まれることを意味する。
【0167】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の周期情報に対応する。
【0168】
N個のスケジューリング要求リソースは、同じまたは異なるスケジューリング要求情報を含む。スケジューリング要求情報は、正のSRと、負のSRとを含む。
【0169】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つ以上のバッファに対応する。バッファは、新しい送信されるべきデータをバッファするために使用される。
【0170】
N個のスケジューリング要求リソースは、同時または別個にトリガされる。ここで、「トリガされる」は、「送信される」を意味する。「同時に送信される」は、「同じ時期に送信される」ことを意味するが、N個のスケジューリング要求リソースが同じ時間ドメインリソースを占有することを意味しない。「別個に送信される」は、N個のスケジューリング要求リソースが、それらのそれぞれのバッファ状態に従わずに、トリガ/送信されると決定されることを意味する。
【0171】
上記の実施形態において、Nは、2以上である。
【0172】
本願の本実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:N個のアップリンク制御チャネルリソースの異なる制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する;N個の基準信号ポートグループの1つの基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、1つの空間関係情報に対応する;または、Nは、Lに等しい。
【0173】
本願の本実施形態において、スケジューリング要求リソースは、アップリンク制御チャネルリソース、1つのアップリンク制御チャネルリソースの基準信号ポート、1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間ドメインリソースグループ、1つのアップリンク制御チャネルリソースの周波数ドメインリソースグループ、または1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間周波数リソースグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0174】
本願の本実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:Nは、L以上である;Nは、M以上である;Lは、M以上である;Xは、Yに等しい;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、アップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、TCI状態グループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、空間関係情報グループの数に関連付けられている;または、N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計は、3以上である。
【0175】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルは、PUCCHを含み、アップリンクデータチャネルは、PUSCHを含む。
【0176】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースグループは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0177】
1つの時間ユニット内の1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける最大C個のアップリンク制御チャネルリソースは、HARQ-ACK情報を含む。Cの値は、{1、2、3、4}に属する。
【0178】
1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報を含む異なるアップリンク制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する。
【0179】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、空である。
【0180】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、非空である。
【0181】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0182】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である。
【0183】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループは、少なくとも1つの第5のタイプのパラメータに対応する。少なくとも1つの第5のタイプのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。異なるアップリンク制御チャネルリソースグループは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる。代替として、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御情報(UCI)は、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ-ACK情報、および/または、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる非周期的チャネル状態情報(APCSI)に対応する。
【0184】
2つ以上のアップリンク制御チャネルリソースグループは、1つのBWP内に位置する。
【0185】
本願の本実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報は、少なくとも1つのアップリンクを通した少なくとも1つのTRPとの通信が達成されるように、第1のタイプの情報に基づいて送信される。
【0186】
(実施形態1)
本実施形態において、2つの伝送受信点(TRP)が、1つの端末1にサービス提供するとき、特に、
図3に示されるように、2つのTRP間に理想的バックホールが存在しないとき、TRP0およびTRP1の両方は、端末1のアップリンクおよびダウンリンクリソースをスケジューリングすることができる。TRP0は、ダウンリンク制御情報(DCI)0をダウンリンク(DL)0上で送信する。DCI0は、端末1をスケジューリングし、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)0をアップリンク(UL)0上でパネル1を通して送信するために使用される。TRP1は、DCI1をDL1上で送信する。DCI1は、端末1をスケジューリングし、PUSCH1をUL1上でパネル2を通して送信するために使用される。PUSCH0およびPUSCH1は、同じコンポーネントキャリア(CC)、または同じ帯域幅部分(BWP)にも属する;または、PUSCH0とPUSCH1との間の時間ドメインリソース交わりは、非空であるが、PUSCH0とPUSCH1との間の周波数ドメインリソース交わりは、空である(すなわち、周波数分割);または、PUSCH0とPUSCH1との間の時間ドメインリソース交わりは、非空であり、PUSCH0とPUSCH1との間の周波数ドメインリソース交わりも、非空である(すなわち、空間分割)。
【0187】
端末の複雑性を低減させるために、2つのTRPは、UEの1つの媒体アクセス制御(MAC)エンティティを共有する。すなわち、複数のTRPは、1つのサービングセルグループ(SCG)に対応する。この仮定の下、本実施形態で解決されるべき主要な問題は、端末が2つのUL上で別個に2つのTRPと通信することを有効にする方法である。以下の拡張スキームのうちの1つ以上が、TRP間の通信を低減させ、リソース利用またはリンクロバスト性を改良するために使用され得る。
【0188】
下記の説明では、
図4に示されるように、異なるダウンリンク制御チャネルリソースにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によってスケジューリングされる物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報は、異なるPUCCHリソースにおいてそれらのそれぞれのTRPにフィードバックされ、異なるダウンリンク制御チャネルリソースにおけるPDCCHによってスケジューリングされるチャネル状態情報(CSI)は、異なるPUCCHリソースにおいてそれらのそれぞれのTRPにフィードバックされる。異なるTRPに対応する周期的CSI/SR情報も、異なるPUCCHリソースにおいてそれらのそれぞれのTRPにフィードバックされる。要するに、異なるTRPに対応するHARQ-ACK/CSI/SR情報は、2つのTRP間に理想的バックホールが存在しない限り、組み合わせられ、1つのPUCCHリソースにおいて送信されることができない。例えば、TRPiに送信されるHARQ-ACKi/CSIi/SRi情報は、組み合わせられ、1つのPUCCHリソースにおいて送信されることができ、iが、jと等しくないとき、{CSIi、HARQ-ACKi、SRi}と{CSIj、HARQ-ACKj、SRj}とは、組み合わせられ、1つのPUCCHリソースにおいて送信されることができない。i、j=0、1。1つのPUCCHリソースグループにおける最大C個のPUCCHリソースが、1つの時間ユニット内でHARQ-ACK情報を含む。Cは、1または2に等しい。Cが、1に等しいとき、1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報に対応する異なるPUCCHリソースは、異なるPUCCHリソースグループに属する。1つのPUCCHリソースグループにおけるPUCCHリソースは、時分割多重化モードのみにあることができる。異なるPUCCHリソースグループにおけるPUCCHリソースは、周波数分割多重化モードまたは空間分割多重化モードにあることができる。異なるPUCCHリソースグループにおけるPUCCHリソースは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるダウンリンク制御チャネルリソースによってスケジューリングされる。2つのダウンリンク制御チャネルリソースが、同じPUCCHリソースグループに対応する場合、すなわち、TRP間に理想的バックホールが存在し、iが、jと等しくない場合、{CSIi、HARQ-ACKi、SRi}と{CSIj、HARQ-ACKj、SRj}とは、組み合わせられ、1つのPUCCHリソースにおいて送信されることができる。
【0189】
拡張スキーム1:1つのスケジューリング要求(SR)構成は、1つのBWPにおけるN個のPUCCHリソース(すなわち、N個のスケジューリング要求リソース)に対応する。
図5に示されるように、1つのSR構成は、1つのSR識別子(SRID)に対応する。1つのSRIDに関して、2つのPUCCHリソース{PUCCH0、PUCCH1}が、1つのBWPにおいて構成される。異なるPUCCHリソースは、異なるTRPに対応する。PUCCH0は、PUCCHリソースグループ0からである。PUCCH0は、TRP0に対応する。PUCCH1は、PUCCHリソースグループ1からである。PUCCH1は、TRP1に対応する。すなわち、1つの論理チャネルまたは1つの論理チャネルグループに対応する1つのSRIDは、1つのBWPにおけるN個のPUCCHリソースに対応する。Nは、1以上の正の整数である。例えば、Nは、1つのみのTRPが利用できるとき、1に設定され得、Nは、2つのTRPが利用できるとき、2以上に設定され得る。
【0190】
一実施形態において、1つのSR構成に対応するN個のPUCCHリソースの基準信号ポートグループ(基準信号ポートグループは、PUCCHフォーマット0における基準信号ポートおよび/または他のPUCCHフォーマットにおける復調基準信号ポートグループを含む)は、コード分割されない。さらに、N個のPUCCHリソース間の時間ドメインリソース交わりおよび/または周波数ドメインリソース交わりは、空である。
【0191】
代替として、1つのSR構成は、1つのBWPにおける1つのPUCCHリソースに対応する。1つのPUCCHリソースは、N個の基準信号ポートグループ(すなわち、N個のスケジューリング要求リソース)に対応する。各基準信号ポートグループは、1つの空間伝送フィルタに対応し、すなわち、1つの空間関係情報に対応する。同じ基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、同じ空間関係情報に対応する。例えば、異なる同じ基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、同じ無線周波数ビームと、異なるデジタルビームとを使用し、異なる基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、異なる空間伝送フィルタを使用する。一実施形態において、異なる基準信号ポートグループは、コード分割されない、すなわち、周波数分割または時分割される。
【0192】
代替として、1つのSR構成は、1つのBWPにおける1つのPUCCHリソースに対応する。1つのPUCCHリソースは、1つの基準チャネルポートグループに対応する。1つの基準信号ポートグループは、N個の空間関係情報に対応する。すなわち、1つのDMRSポートは、N空間フィルタ(すなわち、N個のスケジューリング要求リソース)に対応する。
【0193】
代替として、1つのSR構成は、1つのBWPにおける1つのPUCCHリソースに対応する。1つのPUCCHリソースは、N個の周波数ドメインリソースグループおよび/または時間ドメインリソースグループ(すなわち、N個のスケジューリング要求リソース)に対応する。1つの周波数ドメインリソースグループおよび/または時間ドメインリソースグループは、1つの空間関係情報に対応する。
【0194】
前述の説明では、1つのSRIDは、N個のスケジューリング要求リソースに対応する。スケジューリング要求リソースは、PUCCHリソース、1つのPUCCHリソースの基準信号ポートグループ、1つのPUCCHリソースの時間ドメインリソースグループ、1つのPUCCHリソースの周波数ドメインリソースグループ、または1つのPUCCHリソースの時間周波数リソースグループのうちの少なくとも1つを含む。N個のスケジューリング要求リソースは、異なるバッファに対応し得る。例えば、
図5に示されるように、2つのスケジューリング要求リソース(例えば、
図5に示されるPUCCHリソース)の各々は、1つのバッファに対応し、1つの論理チャネルにおけるデータまたは1つの論理チャネルグループにおけるデータは、2つの部分に分割される。データの2つの部分は、それぞれ、バッファ1およびバッファ0内に記憶される。バッファ1におけるデータとバッファ0におけるデータとの間の差異セットおよび/または交わりは、非空である。異なるバッファは、異なるTRPに送信される。2つのバッファは、同じデータ状態を有し得る。例えば、2つのバッファの両方は、正のSR情報を記憶するか、または、両方は、負のSR情報を記憶する。2つのバッファは、異なるデータ状態を有し得る。例えば、1つのみのバッファが、正のSR情報を記憶し、すなわち、1つのみのバッファが、新しい送信されるべきデータを有する。1つのLCGにおけるデータは、基地局によって送信されるシグナリング情報に従って、2つのバッファに配分され、および/または、1つのLCGにおけるデータは、端末の実装挙動として、2つのバッファに配分される。
【0195】
代替として、
図6に示されるように、2つのスケジューリング要求リソース(例えば、
図6におけるPUCCHリソース)は、同じバッファに対応する。N個のスケジューリング要求リソースの両方は、正のSR情報であるか、または、両方は、負のSR情報を記憶する。要するに、このバッファに対応するSR情報は、複数のTRPに送信され、それによって、SR送信の成功率およびロバスト性を改良する。代替として、端末は、N個のスケジューリング要求リソースのうちの1つ以上を選択し、このバッファに対応するSR情報を選択されたスケジューリング要求リソース上で送信する。例えば、端末は、低伝送電力を有するPUCCHリソースを選択し、SR情報を選択されたPUCCHリソース上で送信する。SR情報が、送信された後、2つのTRPは、通信し、端末がPUSCHリソースを送信するTRPを決定し得る(すなわち、データが、PUSCH0を使用して送信されるか、PUSCH1を使用して送信されるか、PUSCH0およびPUSCH1の両方を使用して送信されるかを決定し得る)。
【0196】
拡張スキーム2:
図7-8に示されるように、1つの論理チャネルは、L個のSRIDに対応する。Lは、1以上の正の整数である。1つのSRIDは、1つのBWPにおける1つのPUCCHリソースに対応し、1つの論理チャネルが1つのBWPにおける2つ以上のPUCCHリソースに関連付けられることを有効にする。
【0197】
拡張スキーム1におけるように、L個のSRIDは、同じまたは異なるSR情報に対応し得る。
図7に示されるように、L個のSRIDは、L個のバッファに対応する。
図7では、Lは、一例として、2である。2つのバッファは、同じまたは異なるSR情報に対応し得る。例えば、2つのバッファの両方は、送信されるべきデータを有するか、または、両方は、送信されるべきデータを有していない。L個のSRIDは、同時または別個にトリガされ得る。例えば、バッファの一部のみが、送信されるべきデータを有する。代替として、
図8に示されるように、L個のSRIDは、同じバッファに対応する。この場合、L個のSRIDに対応するL個のスケジューリング要求リソースは、同じSR情報に対応する。L個のSRIDに対応するSRリソースは、同時にトリガされ得る。端末は、複数のリンクを通して、1つのSR情報を異なるTRPに送信し、SRの伝送ロバスト性を増加させる。代替として、正のSR情報は、L個のSRIDのうちのいくつかに対応するスケジューリング要求リソース上で送信される。
【0198】
拡張スキーム3:1つのLCGが、M個のバッファ状態に対応する。
図9に示されるように、異なるバッファ状態は、異なるTRPおよび異なるバッファに対応し、異なるバッファ状態報告は、異なるMAC-CEコマンドに含まれ、異なるPUSCHにおいて送信される。例えば、端末が、1つのLCG内に送信されるべきデータを有するとき、1つのLCGにおけるデータは、2つの部分に分割され、異なるTRPに送信される。すなわち、異なるPUSCHに含まれるバッファ状態報告では、1つのLCGは、異なるバッファサイズに対応し得る。例えば、PUSCH0におけるバッファ状態報告におけるLCG1のバッファサイズは、1,200ビッであり、PUSCH1におけるバッファ状態報告におけるLCG1のバッファサイズは、800ビットである。代替として、PUSCH0におけるLCG1のバッファサイズおよびPUSCH1におけるLCG1のバッファサイズの両方は、1,000であるが、バッファ状態報告が送信された後、異なるTRPに送信されるLCG1の異なる1,000ビット情報は、互いに独立し、それぞれ、バッファ0およびバッファ1に対応する。代替として、異なるTRPに送信されるLCG1の異なる1,000ビット情報間の差異セットは、空である。すなわち、同じデータは、2つのアップリンク上で異なるTRPに送信され、リンクロバスト性を増加させる。それは、複数のTRPによる別個のスケジューリングにも適用できる。一実施形態において、PUSCH0およびPUSCH1は、2つのタイプのPUSCHに対応し、2つのアップリンクデータチャネルプロセス番号組に対応し、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおける制御チャネルリソースによってスケジューリングされる。異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループは、異なるTRPに対応する。
【0199】
代替として、
図10に示されるように、1つのLCGは、M個のバッファ状態に対応し、異なるバッファ状態は、異なるTRPおよび同じバッファに対応し、異なるバッファ状態報告は、異なるMAC-CEコマンド内のPUSCHにおいて送信される。
【0200】
拡張スキーム4:
図11に示されるように、1つのサービングセルグループ(SCG)下のSRIDは、2つのグループ(すなわち、X個のSRIDグループ)に分割される。各SRIDグループは、1つのTRPに対応し、異なるSRIDグループは、異なるTRPに対応する。
【0201】
異なるSRIDグループにおける対応するSRID間の交わりは、非空または空であり得る。
【0202】
各SRIDグループが、1つのTRPに対応し、異なるSRIDグループが、異なるTRPに対応することは、各SRIDグループが、第1のタイプのパラメータの1つの組に対応し、異なるSRIDグループが、異なる第1のタイプのパラメータに対応することを含む。第1のタイプのパラメータは、PUCCHリソースグループ、PUCCHのタイプ(例えば、異なるタイプのPUSCHは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされる)、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、SR情報、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。1つのSRIDは、1つ以上の論理チャネルに対応する。例えば、合計8つのSRIDが、利用できる。8つのSRIDは、2つのグループに分割される。SRIDグループ1は、{SRID0-SRID3}を含む。SRIDグループ2は、{SRID4-SRID7}を含む。SRIDグループ1におけるSRIDに対応する論理チャネルに対応するSR情報は、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができる。異なるSRIDグループにおけるSRIDに対応する論理チャネルに対応するSR情報は、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができない。ここで、「組み合わせられた」は、1つの正のSR情報が、1つのSRIDグループから選択され、次いで、送信されることを意味する。例えば、PUCCH内のフィードバックが同じSRIDグループにおけるSRIDに対応する論理チャネルに対応するSR情報において実施されるとき、3つのSRIDが正のSR状態にあるとき、正のSR状態における3つのSRIDのうちの1つは、SRIDグループに対応するPUCCHリソースグループにおける1つのPUCCHリソース上でフィードバックされ;正のSR状態における2つのSRIDが異なるSRIDグループに属するとき、2つのSRIDは、2つのみのPUCCHリソース上でフィードバックされることができ、2つのPUCCHリソースは、異なるPUCCHリソースグループに属する。
【0203】
拡張スキーム5:1つのSCG下のLCGは、Y個のLCGに分割される。
図12に示されるように、1つのSCG下のLCGは、2つのグループに分割される。各LCGは、1つのTRPに対応する。異なるLCGにおける対応するLCG間の交わりは、非空または空であり得る。各LCGが、1つのTRPに対応し、異なるLCGが、異なるTRPに対応することは、各LCGが、第2のタイプのパラメータの1つの組に対応し、異なるLCGが、異なる第2のタイプのパラメータに対応することを含む。さらに、Y個のLCGは、Y個のSRIDグループに対応し、LCGは、SRIDと1対1の対応にある。
【0204】
第2のタイプのパラメータは、PUSCHのタイプ(例えば、異なるタイプのPUSCHチャネルは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされる)、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、バッファ状態報告を含むMAC-CE、バッファサイズ、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。
【0205】
1つのLCGは、1つ以上の論理チャネルを含む。例えば、合計8つのLCGが、利用できる。8つのLCGは、2つのグループに分割される。LCG1は、{LCG0-LCG3}を含む。LCG2は、{LCG4-LCG7}を含む。PUSCH0(第1のタイプのPUSCH)は、LCG1におけるLCGに対応するバッファサイズの伝送情報を含む。PUSCH1(第2のタイプのPUSCH)は、LCG2におけるLCGに対応するバッファサイズの伝送情報を含む。1つのLCGにおけるバッファ状態情報は、組み合わせられ、1つのLCGに対応するPUSCHのタイプに属する1つのPUSCH内でフィードバックされることができる。異なるLCGにおけるバッファ状態情報は、組み合わせられ、1つのPUSCH内でフィードバックされることができず、異なるタイプのPUSCHにおいてのみフィードバックされることができる。異なるタイプのPUSCHは、異なるTRPに対応し、異なる制御チャネルリソースによってスケジューリングされる。
【0206】
2つのTRPが、前述の説明では、例として使用される。本実施形態において、伝送が3つ以上のTRPに基づいて実施される場合も、除外されない。
【0207】
他方で、N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、アップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられ、および/または、N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられ、および/または、N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、伝送構成インジケータ(TCI)状態の数に関連付けられ、および/または、N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、空間関係情報グループの数に関連付けられ、および/または、N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計は、2より大きい。1つのTCI状態は、1つの擬似コロケーション基準信号組の指示情報を含む。異なるTCI状態グループは、異なるTRPによって送信されるダウンリンク信号に対応する。異なる空間関係情報グループは、異なるTRPによって送信されるダウンリンク信号に対応する。
【0208】
前述の説明では、異なるPUCCHリソースグループと異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループとの間の関連付けが存在する。本実施形態の別の実装において、異なるPUCCHリソースグループと異なるTCI状態グループとの間の対応が存在し得る。例えば、TCI状態グループ0は、TRP0に対応し、TCI状態グループ1は、TRP1に対応する。PDSCHのTCI状態が属するTCI状態グループに従って、PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースが属するPUCCHリソースグループが、決定される。例えば、PDSCHのTCI状態が、TCI状態グループ0に属するとき、PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースは、PUCCHリソースグループ0に属する。例えば、PDSCHのTCI状態が、TCI状態グループ1に属するとき、PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースは、PUCCHリソースグループ1に属する。
【0209】
同様に、異なるPUCCHリソースグループと異なる空間関係情報グループとの間の関連付けが存在し得る。
【0210】
同様に、異なるタイプのPUSCHと異なるTCI状態グループとの間の関連付けが存在し、および/または、異なるタイプのPUSCHと異なる空間関係情報グループとの間の対応が存在する。
【0211】
2つ以上のLCGは全て、専用トラフィックチャネルであり得る。
【0212】
(実施形態2)
本実施形態において、SRまたはSPS PDSCHのHARQ-ACKのうちの少なくとも1つが位置しているPUCCHリソースが、決定される。例えば、所定のルールに従って、SRおよび/またはSPS PDSCHのHARQ-ACKが、最低インデックス(または最高インデックス)に対応するPUCCHリソースグループにおけるPUCCHリソース内にあると決定され;および/または、所定のルールに従って、SRおよび/またはSPS PDSCHのHARQ-ACKは、最低インデックス(または最高インデックス)に対応するHARQ-ACKコードブックグループにおけるHARQ-ACKコードブック内にあると決定され;および/または、SR構成のためのPUCCHリソースが位置しているPUCCHリソースグループに従って、SRが位置しているPUCCHリソースが、決定される。
【0213】
SPS PDSCHのHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースおよび/またはHARQ-ACKコードブックは、下記の以下のいくつかの情報のうちの少なくとも1つに従って決定される。
【0214】
スキーム1:半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループ。例えば、SPS PDSCHをスケジューリングするためのDCIを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループに対応する1つのHARQ-ACKコードブック、および/または、SPS PDSCHをスケジューリングするためのDCIを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループに対応するアップリンク制御チャネルリソースグループにおける1つのアップリンク制御チャネルリソースは、SPS PDSCHのHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースおよび/またはHARQ-ACKコードブックである。
【0215】
スキーム2:半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルによって示されるアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ、すなわち、DCIに示されるアップリンク制御チャネルリソース。
【0216】
スキーム3:上位層によって構成される半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ。
【0217】
スキーム4:所定のインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック。
【0218】
スキーム5:SPS PDSCHに対応する第4のタイプのパラメータに対応するHARQ-ACKコードブック。第4のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、TCI状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0219】
スキーム1および/またはスキーム2が、SPS PDSCHに対応するPDCCH(すなわち、DCIがSPS PDSCHをアクティブにした後の第1のSPS PDSCH伝送)が存在するときに使用され得、スキーム3、スキーム4またはスキーム5のうちの1つが、SPS PDSCHに対応するPDCCHが存在しないときに使用され得る。代替として、スキーム3が、SPS PDSCHに対応するPDCCHが存在しないとき、および、現在、SPS PDSCHのみが利用可能であり、他のPDSCHが利用可能ではないとき、使用され、そうでなければ、スキーム3、スキーム4、またはスキーム5のうちの1つが、SPS PDSCHに対応するPDCCHが存在しないときに使用される。
【0220】
さらに、SRおよび/またはSPS PDSCHのHARQ-ACKが位置しているPUCCHリソースが属するPUCCHリソースグループに従って、SRおよび/またはSPS PDSCHのHARQ-ACKで多重化され、同じPUCCHリソースまたは同じタイプのPUSCHリソースにおいてフィードバックされるHARQ-ACK/CSI情報が、決定される。同じPUCCHリソースグループに対応するSPS PDSCHのHARQ-ACK/CSI/SR/HARQ-ACKのうちの少なくとも2つは、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/1つのPUSCH内でフィードバックされることができる。異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するSPS PDSCHのHARQ-ACK/CSI/SR/HARQ-ACKのうちの少なくとも2つは、異なるPUCCHリソース/異なるPUSCH内でフィードバックされる必要がある。
【0221】
図13を参照すると、本願の別の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、第1の決定モジュール1301と、情報送信モジュール1302とを含む。第1の決定モジュール1301は、第1のタイプの情報を決定するように構成される。情報送信モジュール1302は、第1のタイプの情報に従って、スケジューリング要求(SR)情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信するように構成される。第1のタイプの情報は、1つのBWPにおける1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0222】
本願の本実施形態において、SR構成は、SR識別子(SRID)と1対1の対応にある。
【0223】
本願の本実施形態において、第1の決定モジュール1301は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第1のタイプの情報を決定するように構成される。
【0224】
構成情報が、受信され、第1のタイプの情報が、構成情報に従って決定され、構成情報は、第1のタイプの情報を含むか、または、第1のタイプの情報を示すための他の情報を含み得る。
【0225】
第1のタイプの情報は、所定のルールに従って、例えば、事前に合意された様式において決定される。
【0226】
本願の本実施形態において、N個のスケジューリング要求リソースは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0227】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのSR構成に対応するか、または、N個のスケジューリング要求リソースは、L個のSR構成に対応する。
【0228】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の基準信号ポートグループを含む。
【0229】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間ドメインリソースグループを含む。
【0230】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の周波数ドメインリソースグループを含む。
【0231】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間周波数リソースグループを含む。
【0232】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースの1つの基準信号ポートグループのN個の空間関係情報に対応する。
【0233】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個のアップリンク制御チャネルリソースを含む。
【0234】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0235】
N個のスケジューリング要求リソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりおよび/または周波数ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0236】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つの時間ユニット内に含まれる。N個のスケジューリング要求リソースが、周期的リソースであるとき、N個のスケジューリング要求リソースが1つの時間ユニット内に含まれることは、N個のスケジューリング要求リソースが1つの周期における1つの時間ユニット内に含まれることを意味する。
【0237】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の周期情報に対応する。N個のスケジューリング要求リソースは、同じまたは異なるスケジューリング要求情報を含む。スケジューリング要求情報は、正のSRと、負のSRとを含む。
【0238】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つ以上のバッファに対応する。すなわち、1つの論理チャネルまたは1つのLCGにおけるデータは、1つ以上のバッファに配分され、次いで、異なるTRPに伝送される。バッファは、新しい送信されるべきデータをバッファするために使用される。
【0239】
N個のスケジューリング要求リソースは、同時または別個にトリガされる。ここで、「トリガされる」は、「送信される」を意味する。「同時に送信される」は、「同じ時期に送信される」ことを意味するが、N個のスケジューリング要求リソースが同じ時間ドメインリソースを占有することを意味しない。「別個に送信される」は、N個のスケジューリング要求リソースが、それらのそれぞれのバッファ状態に従わずに、トリガ/送信されると決定されることを意味する。
【0240】
上記の実施形態において、Nは、2以上である。
【0241】
本願の本実施形態において、以下の特徴のうちの少なくとも1つが、満たされる:N個のアップリンク制御チャネルリソースの異なる制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する;N個の基準信号ポートグループの1つの基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、1つの空間関係情報に対応する;または、Nは、Lに等しい。
【0242】
本願の本実施形態において、スケジューリング要求リソースは、アップリンク制御チャネルリソース、1つのアップリンク制御チャネルリソースの基準信号ポート、1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間ドメインリソースグループ、1つのアップリンク制御チャネルリソースの周波数ドメインリソースグループ、または1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間周波数リソースグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0243】
本願の本実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:Nは、L以上である;Nは、M以上である;Lは、M以上である;Xは、Yに等しい;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、アップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、TCI状態グループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、空間関係情報グループの数に関連付けられている;または、N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計は、3以上である。
【0244】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルは、PUCCHを含み、アップリンクデータチャネルは、PUSCHを含む。
【0245】
本願の本実施形態において、バッファ状態情報は、バッファ状態報告情報を含む。
【0246】
本願の本実施形態において、情報送信モジュール1302は、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第1のタイプの情報に従って、SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信するように構成される:SR情報は、N個のスケジューリング要求リソースに従って送信される;SR情報は、L個のSR構成に従って送信される;1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態情報は、M個のバッファ状態に従って送信される(Mは、1以上の正の整数である);SR情報は、X個のSR構成グループに従って送信される;または、SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つは、Y個のLCGに従って送信される。
【0247】
情報送信モジュール1302は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、N個のスケジューリング要求リソースに従って、SR情報を送信するように構成される。少なくとも1つのSRリソースは、N個のスケジューリング要求リソースから選択され、SR情報は、選択された少なくとも1つのSRリソース上で送信される。選択された少なくとも1つのSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、選択された異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0248】
SR情報は、N個のスケジューリング要求リソース上で送信される。N個のSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0249】
正のSR情報は、N個のSRリソースの中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSRリソース上で送信される。
【0250】
さらに/代替として、情報送信モジュール1302は、下記の様式のうちの1つにおいて、L個のSR構成に従って、SR情報を送信するように構成される。
【0251】
少なくとも1つのSRリソースは、L個のSR構成に対応するSRリソースから選択され、SR情報は、選択された少なくとも1つのSRリソース上で送信される。選択された少なくとも1つのSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、選択された異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0252】
SR情報は、L個のSR構成に対応するSRリソース上で送信される。L個のSR構成に対応するSRリソースは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSRリソース上で異なるTRPに送信される。
【0253】
正のSR情報は、L個のSR構成の中の正のSR情報に対応する少なくとも1つのSR構成に対応するSRリソース上で送信される。
【0254】
情報送信モジュール1302は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、M個のバッファ状態に従って、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態情報を送信するように構成される。M個のバッファ状態情報は、Mタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。M個のバッファ状態情報は、1つの時間ユニット内で送信される。M個のバッファ状態情報は、M個の媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドにおいて送信される。M個のバッファ状態情報は、1つのLCGのM個のバッファのバッファ状態に対応する。M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズは、独立する。ここで、「独立」は、バッファサイズが、互いに関連付けられず、同じであることも、異なることもあることを意味する。M個のバッファ状態情報に含まれるバッファサイズの合計は、1つのLCGのバッファサイズに等しい。1つのLCGのバッファサイズは、M個のバッファサイズに分割され、M個のバッファサイズは、M個のバッファ状態情報において送信される。Mは、2以上である。
【0255】
M個のバッファ状態情報は、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、M個のバッファ状態情報は、異なるTRPに別個に送信される。
【0256】
情報送信モジュール1302は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、X個のSR構成グループに従って、SR情報を送信するように構成される。
【0257】
X個のSR構成グループのうちの各SR構成グループは、第1のタイプのパラメータの1つの組に対応する。
【0258】
X個のSR構成グループのうちの異なるSR構成グループは、異なる第1のタイプのパラメータに対応する。
【0259】
X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループにおけるSR情報は、1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされる。SR構成グループにおけるSR情報は、SR構成グループにおけるSR構成に対応する論理チャネルに対応するSR情報である。
【0260】
異なるSR構成グループにおけるSR情報は、1つのアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされることができない。
【0261】
異なるSR構成グループにおけるSR情報は、異なるアップリンク制御チャネルリソースまたはアップリンクデータチャネルにおいてフィードバックされる。
【0262】
SR情報が、第1の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルにおいて送信される場合、各SR構成グループは、1つのSRフィードバックビットに対応する。第1の所定のフォーマットは、フォーマット0またはフォーマット1のうちの任意の1つを含む。
【0263】
SR情報が、第2の所定のフォーマットを使用してアップリンク制御チャネルにおいて、またはアップリンクデータチャネルにおいて送信される場合、X個のSR構成グループのうちのi番目のSR構成グループは、
【数2】
フィードバックビットに対応する。i=0、1、・・・、X-1。K
iは、i番目のSR構成グループにおけるSR構成の数を示す。第2の所定のフォーマットは、フォーマット2、フォーマット3、またはフォーマット4のうちの任意の1つを含む。
【0264】
Xは、2以上である。
【0265】
第1のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、SR情報、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。
【0266】
X個のSR構成グループは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、SR情報は、異なるSR構成グループを通して、異なるTRPに送信される。
【0267】
情報送信モジュール1302は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、Y個のLCGに従って、SR情報またはバッファ状態情報のうちの少なくとも1つを送信するように構成される。
【0268】
Y個のLCGのうちの各LCGは、第2のタイプのパラメータの1つの組に対応する。
【0269】
Y個のLCGのうちの異なるLCGは、異なる第2のタイプのパラメータに対応する。
【0270】
Y個のLCGのうちの同じ1つのLCGのバッファ状態報告は、同じ1つの媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)において送信される。
【0271】
異なるLCGのバッファ状態報告は、異なるMAC-CEにおいて送信される。
【0272】
同じ1つのLCGのバッファ状態報告は、同じ1つのタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。
【0273】
異なるLCGのバッファ状態報告は、異なるタイプのアップリンクデータチャネルにおいて送信される。
【0274】
1つのLCGは、X個のSR構成グループのうちの1つのSR構成グループに対応する。
【0275】
第2のタイプのパラメータは、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、バッファ状態報告を含むMAC-CE、1つのバッファサイズ、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。
【0276】
Y個のLCGは、少なくとも1つのTRPに対応する。すなわち、バッファ状態情報は、異なるLCGを通して、異なるTRPに送信される。
【0277】
本願の本実施形態において、第1の決定モジュール1301は、下記のステップのうちの少なくとも1つを実施するようにさらに構成される。
【0278】
スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報を含む1つのアップリンクチャネルに含まれるチャネル状態情報(CSI)またはハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報は、スケジューリング要求リソースに対応するアップリンク制御チャネルリソースを含むアップリンク制御チャネルリソースグループに従って決定される。例えば、同じ制御チャネルリソースグループに対応するSR/HARQ-ACK/CSI情報は、1つのアップリンクチャネルに含まれることができ、異なる制御チャネルリソースグループに対応するSR/HARQ-ACK/CSI情報は、1つのアップリンクチャネルに含まれることができず、異なるアップリンクチャネルに含まれる必要がある。すなわち、スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報を含む1つのアップリンクチャネルに含まれるCSIまたはHARQ-ACK情報は、スケジューリング要求リソースに対応するアップリンク制御チャネルリソースが位置しているアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するCSIまたはHARQ-ACK情報である。
【0279】
スケジューリング要求リソースに対応するスケジューリング要求情報、または所定のアップリンク制御チャネルリソースグループに対応するCSIおよびHARQ-ACK情報のうちの少なくとも1つは、1つのアップリンクチャネルにおいて送信される。所定のアップリンク制御チャネルリソースグループのグループインデックスは、所定の条件を満たす。所定の条件は、例えば、アップリンク制御チャネルリソースグループが最低インデックスに対応すること、アップリンク制御チャネルリソースグループが最高インデックスに対応すること、または、アップリンク制御チャネルリソースグループが所定のインデックスに対応することであり得る。いくつかのアップリンク制御チャネルリソースグループのみにおけるアップリンク制御チャネルリソースが、SR情報を含むことができる。
【0280】
同じ第3のタイプのパラメータに対応する以下のうちの少なくとも1つは、1つのアップリンクチャネルにおいて送信される:HARQ-ACK、CSI、SR、または半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)のHARQ-ACK。
【0281】
第3のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。1つのアップリンクチャネルは、1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを含むか、または、1つのアップリンクデータチャネルを含む。
【0282】
本願の本実施形態において、アップリンクデータチャネルは、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つの制御チャネルリソースグループに対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つの空間関係情報グループに対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのTCI状態グループに対応する各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのデータチャネルプロセス番号組に対応する;各アップリンクデータチャネルのタイプは、1つのLCGの1つのバッファに対応する;同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である;同じアップリンクデータチャネルのタイプの異なるデータチャネルは、同時に送信されることができない;異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である;異なるタイプのアップリンクデータチャネルの異なるデータチャネルは、同時に送信されることができる;異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、異なる空間関係情報または異なる空間関係情報グループに対応する;異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされる;異なるタイプのアップリンクデータチャネルに対応するデータチャネルプロセス番号組間の交わりは、空である;または、異なるタイプのアップリンクデータチャネルは、1つのBWPまたは1つのコンポーネントキャリアに属する。
【0283】
本願の本実施形態において、第1の決定モジュール1301は、以下の情報のうちの少なくとも1つに従って、半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルのHARQ-ACKが位置しているアップリンク制御チャネルリソースまたはHARQ-ACKコードブックを決定するようにさらに構成される:半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルを含むダウンリンク制御チャネルリソースグループ;半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするための制御チャネルによって示されるアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ;上位層によって構成される半持続的スケジューリングされたダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンク制御チャネルを含むアップリンク制御チャネルリソースグループ;所定のインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック、所定のアップリンク制御チャネルリソースグループインデックスに対応するHARQ-ACKコードブック;または、半持続的スケジューリングダウンリンク制御チャネルに対応する第4のタイプのパラメータに対応するHARQ-ACKコードブック(第4のタイプのパラメータは、アップリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンクデータチャネルのタイプ、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、TCI状態グループ、空間関係情報グループ、プロセス番号組、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む)。
【0284】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースグループは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0285】
1つの時間ユニット内の1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける最大C個のアップリンク制御チャネルリソースは、HARQ-ACK情報を含む。Cの値は、{1、2、3、4}に属する。
【0286】
1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報を含む異なるアップリンク制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する。
【0287】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、空である。
【0288】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、非空である。
【0289】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0290】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である。
【0291】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループは、少なくとも1つの第5のタイプのパラメータに対応する。少なくとも1つの第5のタイプのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。異なるアップリンク制御チャネルリソースグループは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる。代替として、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御情報(UCI)は、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ-ACK情報、および/または異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる非周期的チャネル状態情報(APCSI)に対応する。
【0292】
2つ以上のアップリンク制御チャネルリソースグループは、1つのBWP内に位置する。
【0293】
本願の実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報は、少なくとも1つのアップリンクを通した少なくとも1つのTRPとの通信が達成されるように、第1のタイプの情報に基づいて送信される。
【0294】
図14を参照すると、本願の別の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、第1のタイプの情報を決定するための構成情報を送信するように構成された構成情報送信モジュール1401を含む。第1のタイプの情報は、1つのBWPにおける1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つのN個のスケジューリング要求リソース、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するL個のSR構成、1つの論理チャネルまたは1つのLCGのうちの少なくとも1つに対応するM個のバッファ状態、1つのサービングセルグループに対応するX個のSR構成グループ、または、1つのサービングセルグループに対応するY個のLCGのうちの少なくとも1つを含む。N、L、X、Y、およびMの各々は、1以上の正の整数である。
【0295】
本願の本実施形態において、SR構成は、SR識別子(SRID)と1対1の対応にある。
【0296】
本願の本実施形態において、N個のスケジューリング要求リソースは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0297】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのSR構成に対応するか、または、N個のスケジューリング要求リソースは、L個のSR構成に対応する。
【0298】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の基準信号ポートグループを含む。
【0299】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間ドメインリソースグループを含む。
【0300】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の周波数ドメインリソースグループを含む。
【0301】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つのアップリンク制御チャネルリソースのN個の時間周波数リソースグループを含む。
【0302】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0303】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個のアップリンク制御チャネルリソースを含む。
【0304】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の空間関係情報に対応する。
【0305】
N個のスケジューリング要求リソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりおよび/または周波数ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0306】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つの時間ユニット内に含まれる。N個のスケジューリング要求リソースが、周期的リソースであるとき、N個のスケジューリング要求リソースが1つの時間ユニット内に含まれることは、N個のスケジューリング要求リソースが1つの周期における1つの時間ユニット内に含まれることを意味する。
【0307】
N個のスケジューリング要求リソースは、N個の周期情報に対応する。
【0308】
N個のスケジューリング要求リソースは、同じまたは異なるスケジューリング要求情報を含む。スケジューリング要求情報は、正のSRと、負のSRとを含む。
【0309】
N個のスケジューリング要求リソースは、1つ以上のバッファに対応する。バッファは、新しい送信されるべきデータをバッファするために使用される。
【0310】
N個のスケジューリング要求リソースは、同時または別個にトリガされる。ここで、「トリガされる」は、「送信される」を意味する。「同時に送信される」は、「同じ時期に送信される」ことを意味するが、N個のスケジューリング要求リソースが同じ時間ドメインリソースを占有することを意味しない。「別個に送信される」は、N個のスケジューリング要求リソースが、それらのそれぞれのバッファ状態に従わずに、トリガ/送信されると決定されることを意味する。
【0311】
上記の実施形態において、Nは、2以上である。
【0312】
本願の本実施形態において、装置は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:N個のアップリンク制御チャネルリソースの異なる制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する;N個の基準信号ポートグループの1つの基準信号ポートグループにおける基準信号ポートは、1つの空間関係情報に対応する;または、Nは、Lに等しい。
【0313】
本願の本実施形態において、スケジューリング要求リソースは、アップリンク制御チャネルリソース、1つのアップリンク制御チャネルリソースの基準信号ポート、1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間ドメインリソースグループ、1つのアップリンク制御チャネルリソースの周波数ドメインリソースグループ、または、1つのアップリンク制御チャネルリソースの時間周波数リソースグループのうちの少なくとも1つを含む。
【0314】
本願の実施形態において、方法は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを満たす:Nは、L以上である;Nは、M以上である;Lは、M以上である;Xは、Yに等しい;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、アップリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、TCI状態グループの数に関連付けられている;N、L、M、X、またはYのうちの少なくとも1つは、空間関係情報グループの数に関連付けられている;または、N、L、M、X、およびYのうちの少なくとも2つの合計は、3以上である。
【0315】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルは、PUCCHを含み、アップリンクデータチャネルは、PUSCHを含む。
【0316】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースグループは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0317】
1つの時間ユニット内の1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける最大C個のアップリンク制御チャネルリソースは、HARQ-ACK情報を含む。Cの値は、{1、2、3、4}に属する。
【0318】
1つの時間ユニット内のHARQ-ACK情報を含む異なるアップリンク制御チャネルリソースは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに属する。
【0319】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、空である。
【0320】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるアップリンク制御チャネルリソースが位置している時間ユニット間の交わりは、非空である。
【0321】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、空である。
【0322】
異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御チャネルリソースによって占有される時間ドメインリソース間の交わりは、非空である。
【0323】
1つのアップリンク制御チャネルリソースグループは、少なくとも1つの第5のタイプのパラメータに対応する。少なくとも1つの第5のタイプのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、TCI状態グループ、または空間関係情報グループのうちの少なくとも1つを含む。異なるアップリンク制御チャネルリソースグループは、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる。代替として、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループにおけるアップリンク制御情報(UCI)は、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQ-ACK情報、および/または異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループによってスケジューリングされる非周期的チャネル状態情報(APCSI)に対応する。
【0324】
2つ以上のアップリンク制御チャネルリソースグループは、1つのBWP内に位置する。
【0325】
本願の実施形態において、SR情報またはバッファ状態情報は、少なくとも1つのアップリンクを通した少なくとも1つのTRPとの通信が達成されるように、第1のタイプの情報に基づいて送信される。
【0326】
本願の別の実施形態は、情報伝送装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに任意の前述の情報伝送方法を実施させる命令を記憶する。
【0327】
本願の別の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに任意の前述の情報伝送方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0328】
マルチTRP伝送シナリオにおいて、複数のTRPとの通信の確率は、大きいシグナリングオーバーヘッドおよび低減させられたシステム性能をもたらす。
【0329】
本願の別の実施形態は、情報決定方法を提供する。方法は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方を入手すること;または、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報を伝送することのうちの少なくとも1つを含む。第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。第3のタイプの情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む:1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数;1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数;ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック;HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか;1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数;1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数;ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル;空間関係情報;擬似コロケーション基準信号情報;ビーム切り替えの回数;または、半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報。
【0330】
本願の本実施形態において、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方は、以下の様式において入手される:第3のタイプの情報は、第2のタイプの情報の数に従って決定される。例えば、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報として使用されるか、または、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報が取得されるように、所定の関数関係に従って計算される。第2のタイプの情報が、複数個の情報を含むとき、第2のタイプの情報の数は、第2のタイプの情報の最大数であり得、第2のタイプの情報の最小数であり得、および/または、別の関数関係に従って計算される第2のタイプの情報の数であり得る。具体的関数関係は、本願の実施形態の保護範囲の限定のために使用されるものではない。
【0331】
本願の本実施形態において、HARQ-ACKフィードバックコードブックは、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って決定される:そのフィードバックリソースが1つ以上のスロットであり得る1つの時間ユニット内に含まれるHARQ-ACKフィードバックコードブックの数は、第2のタイプの情報に従って決定される;1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれ、その分類基準がダウンリンクデータチャネルの最後であるダウンリンクデータチャネルのタイプに対応するHARQ-ACKフィードバックビットの数は、第2のタイプの情報に従って決定される;または、第2のタイプの情報のループが、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて導入される。
【0332】
本願の本実施形態において、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って、HARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうかが決定される:同じ第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされると決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることができないと決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、異なるアップリンクチャネルにおいてフィードバックされると決定される;または、第3のシグナリング情報に従って、異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうかが決定される。アップリンクチャネルは、アップリンクデータチャネル、または1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを含む。
【0333】
方法は、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0334】
第2のタイプの情報の各々は、1つの第3のタイプの情報に対応する。
【0335】
1つの第1のシグナリング情報は、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む。
【0336】
1つの第1のシグナリング情報は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方を通知するために使用され、1つの第1のシグナリング情報は、通知される一方のタイプの情報に対応する他方のタイプの情報のインデックス情報を含む。
【0337】
DCIにおける所定のビットフィールドは、TCIフィールド、CSI要求フィールド、サウンディング基準信号(SRS)要求フィールド、アップリンク制御チャネルリソース指示フィールド、またはSRSリソース指示フィールドのうちの少なくとも1つを含む。SRS要求フィールドは、非周期的SRSの送信を示すために使用される。SRS指示フィールドは、PUSCH伝送空間フィルタおよび/またはプリコーディング情報を示すために使用される。異なる時間リソース内にある2つの信号間の受信ビーム切り替えが生じる場合、2つの信号は、同じ第2のタイプの情報に対応する。
【0338】
本願の本実施形態において、マルチTRP伝送シナリオにおいて、関連付けが、第1のタイプの情報と第2のタイプの情報との間に確立される。本願の本実施形態において、一方のタイプの情報は、他方のタイプの情報を入手することにおいて使用され、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減させ、および/または、異なる第2のタイプの情報要素が異なる第3のタイプの情報要素に対応することを有効にし、すなわち、異なるTRPが異なる第3のタイプの情報に対応することを有効にし、したがって、パラメータ柔軟性およびシステム性能を改良する。
【0339】
(実施形態3)
図15を参照すると、本実施形態において、情報決定方法は、ステップ300または301のうちの少なくとも1つを含む。ステップ300では、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方は、入手される。ステップ301では、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報が、伝送される。第2のタイプの情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループのうちの少なくとも1つを含む。第3のタイプの情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む:1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて受信されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数、および/または、1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数;1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するPDSCHまたはCWの最大数、および/または1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するPUSCHまたはCWの最大数;ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック、HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか;1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数、および/または1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリーPDSCHまたはCWの最大数;1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するPUSCHまたはCWの最大数;DCIにおける所定のビットフィールド値と所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル;空間関係情報;擬似コロケーション基準信号情報;ビーム切り替えの回数;または、半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報。
【0340】
さらに、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方は、以下の様式において入手される:第3のタイプの情報は、第2のタイプの情報の数に従って決定される。例えば、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報として使用されるか、または、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報が取得されるように、所定の関数関係に従って計算される。第2のタイプの情報が、複数個の情報を含むとき、第2のタイプの情報の数は、第2のタイプの情報の最大数であり得、第2のタイプの情報の最小数であり得、および/または、別の関数関係に従って計算される第2のタイプの情報の数であり得る。具体的関数関係は、本願の実施形態の保護範囲の限定のために使用されるものではない。
【0341】
さらに、HARQ-ACKフィードバックコードブックは、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って決定される:そのフィードバックリソースが1つの時間ユニット内に含まれるHARQ-ACKフィードバックコードブックの数は、第2のタイプの情報に従って決定される;1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれ、その分類基準がPDSCHの最後であるPDSCHのタイプに対応するHARQ-ACKフィードバックビットの数は、第2のタイプの情報に従って決定される;または、第2のタイプの情報のループが、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて導入される。
【0342】
さらに、第2のタイプの情報の各々は、1つの第3のタイプの情報に対応する。シグナリング情報は、MAC-CEコマンドを含む。シグナリング情報は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方を通知するために使用され、シグナリング情報は、通知される一方のタイプの情報に対応する他方のタイプの情報のインデックス情報を含む。DCIにおける所定のビットフィールドは、TCIフィールド、CSI要求フィールド、SRS要求フィールド、またはPUCCHリソース指示フィールドのうちの少なくとも1つを含む。
【0343】
さらに、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って、HARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが、組み合わせられ、1つのPUCCH内でフィードバックされることができるかどうかが決定される:同じ第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、組み合わせられ、1つのPUCCH内でフィードバックされることができると決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのPUCCH内でフィードバックされることができないと決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、異なるPUCCH内でフィードバックされると決定される;または、シグナリング情報に従って、異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが、組み合わせられ、1つのPUCCH内でフィードバックされることができるかどうかが決定される。
【0344】
例えば、
図17に示されるように、TRPは、異なる第2のタイプの情報に対応し、同じ第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができ;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができず:シグナリング情報に従って、異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができるかどうかが決定される。
【0345】
HARQ-ACKフィードバックコードブックが決定される場合、第2のタイプの情報のループは、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて導入され得る。例えば、第2のタイプの情報のループは、HARQ-ACKフィードバックコードブックが取得されるように、最後に設置され得る。例えば、HARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれるフィードバックビットは、以下の順序において配列される:インデックス0を伴い、(n-k0)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個の時分割PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、インデックス0を伴い、(n-k1)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個の時分割PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、・・・、インデックス0を伴い、(n-kD)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個の時分割PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、インデックス1を伴い、(n-k0)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個のPDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、インデックス1を伴い、(n-k1)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個の時分割PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、・・・、インデックス1に関連付けられ、(n-kD)番目のスロット内の第2のタイプの情報に関連付けられたT個の時分割PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット。代替として、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックでは、第2のタイプの情報のループは、時間ドメインPDSCHループの前にある。例えば、HARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれ、(n-k0)番目のスロット内の第1の時間ドメインリソースグループにおけるPDSCHに対応するHARQ-ACKビットは、以下の順序において配列される:(n-k0)番目のスロット内の第1の時間ドメインリソースグループのインデックス0を伴う第2のタイプの情報に関連付けられたPDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、(n-k0)番目のスロット内の第1の時間ドメインリソースグループのインデックス1を伴う第2のタイプの情報に関連付けられたPDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバックビット、次いで、(n-k0)番目のスロット内の時間ドメインリソースグループのループ、次いで、スロットのループ。(n-k0)、(n-k1)、・・・、および(n-kD)は、スロットn内でフィードバックされる必要があるHARQ-ACKに対応するPDSCHのスロットインデックスを示す。k0、k1、・・・、およびkDは、正の整数であり得るか、または、例えば、PDSCHのサブキャリア間隔が、PUCCHのサブキャリア間隔と異なるとき、分数であり得る。
【0346】
代替として、各異なる第2のタイプの情報に関して、1つのHARQ-ACKコードブックが、取得される。すなわち、HARQ-ACKフィードバックコードブックの数は、端末のために構成される第2のタイプの情報の数に従って決定される。1つの第2のタイプの情報が端末のために構成される場合は、1つのみのTRPが存在するか、または、TRP間に理想的バックホールが存在することを示す。この場合、1つのみのHARQ-ACKフィードバックコードブックが、1つの時間ユニット内でフィードバックされる必要がある。2つ以上の第2のタイプの情報が端末のために構成されるとき、複数のTRPが、必要とされ、TRP間に理想的バックホールが存在しないこともあるか、または、TRPは、互いに独立して、ユーザをスケジューリングできる。したがって、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックが、各異なるTRPに送信される必要がある。HARQ-ACKフィードバックコードブックは、各異なるTRPからのPDSCHに対応する(すなわち、第2のタイプの情報に関連付けられる)HARQ-ACK情報である。
【0347】
さらに、シグナリング情報に従って、異なるインデックスを伴う第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACKコードブックが、組み合わせられ、1つのPUCCHリソース/PUSCH内でフィードバックされることができるかどうかを決定するように実行可能である。組み合わせ中、第2のタイプの情報のインデックスに従って、HARQ-ACKコードブックにリンクするように実行可能である。例えば、インデックス0を伴う第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACKコードブックの後に、インデックス1を伴う第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACKコードブックが続く。2つの組み合わせられたHARQ-ACKコードブックは、チャネルエンコーダに入力およびエンコーディングされる。エンコーディングされたHARQ-ACKコードブックは、1つのPUCCHリソースにおいてフィードバックされる。
【0348】
さらに、
図16に示されるように、1つのTRPでは、1つのHARQ-ACKコードブックが、超信頼性短待ち時間通信(URLLC)トラフィックおよび高速大容量通信(eMBB)トラフィックのために別個に取得される。1つのHARQ-ACKコードブックは、各異なる第2のタイプの情報および各異なるトラフィックタイプに関して、別個に取得される。
図17に示されるように、インデックス0を伴う第2のタイプの情報は、TRP0に対応し、インデックス1を伴う第2のタイプの情報は、TRP1に対応する。各TRPでは、2つのHARQ-ACKコードブックが、異なるトラフィックタイプのために取得される。2つの第2のタイプの情報および異なるトラフィックタイプが存在する場合、4つのHARQ-ACKコードブックが1つのスロット内に存在し得る。HARQ-ACKコードブック1およびHARQ-ACKコードブック2は、TRP0にフィードバックされる。HARQ-ACKコードブック3およびHARQ-ACKコードブック4は、TRP0にフィードバックされる。要するに、1つのスロット内のHARQ-ACKの数は、第2のタイプの情報の数に基づいて決定される。1つのスロットは、HARQ-ACKのフィードバックのためのリソース(PUCCH/PUSCH)が位置しているスロットである。
【0349】
代替として、2つのTRP間に理想的バックホールが存在するとき、4つのHARQ-ACKフィードバックコードブックが、組み合わせられ、次いで、1つのPUCCHリソースにおいてフィードバックされ得る。この場合、4つのHARQ-ACKコードブックの組み合わせ順序が、決定される必要がある。例えば、組み合わせ順序は、HARQ-ACKコードブック1、HARQ-ACKコードブック3、HARQ-ACKコードブック2、次いで、HARQ-ACKコードブック4である。すなわち、URLLCトラフィックのためのHARQ-ACKフィードバックコードブックは、他のHARQ-ACKフィードバックコードブックの前に設置される。これは、チャネルコーディング中、前方におけるビットの信頼性は、後方におけるビットのチャネル信頼性より高いからである。
【0350】
他方で、
図17に示されるように、第2のタイプの情報に従って、その1つのBWP/CCにおいて占有される時間ドメインリソースの交わりが非空であるPDSCH/CWの最大数を決定することが必要とされる。1つの第2のタイプの情報が構成されるとき、その1つのBWP/CCにおいて占有される時間ドメインリソースの交わりが非空であるPDSCH/CWの最大数は、{1、2}に属する。2つの第2のタイプの情報が構成されるとき、その1つのBWP/CCにおいて占有される時間ドメインリソースの交わりが非空であるPDSCH/CWの最大数は、{1、2、3、4}に属する。同様に、同じ時間ドメインシンボルにおいて同時に送信され得るアップリンクPUSCH/CWの数も、第2のタイプの情報に従って、入手されることができる。その占有される時間ドメインリソースが、交わりを有するアップリンクPUSCH/CWの数も、第2のタイプの情報に従って、入手されることができる。
【0351】
本実施形態の実装において、ビーム切り替えの回数は、以下の様式において、TCI状態グループおよび/またはアンテナグループに従って決定される:異なる時間ドメインシンボルにおける2つの信号のビームが異なるとき、例えば、信号が空間受信パラメータに対する擬似コロケーション関係を満たさないとき、TCI状態グループおよび/またはアンテナグループに従って、ビーム切り替えが2つの信号間で生じるかどうかを決定することが必要とされる。例えば、2つの信号が異なるTCI状態グループおよび/またはアンテナグループに対応するとき、ビーム切り替えは、2つの信号間で生じず、すなわち、ビーム切り替えの回数は、増加せず;そうでなければ、ビーム切り替えは、2つの信号間で生じ、すなわち、ビーム切り替えの回数は、1増加する。2つの信号の受信されるビームは、異なるが、2つの信号に対応する2つの受信されるビームは、2つの受信側アンテナに対応し、2つの受信側アンテナは、常時、端末上でオン状態にある。このように、2つの信号の受信されるビームは、異なるが、これは、受信側アンテナが異なるので、1回のビーム切り替えと見なされることができない。要するに、ビーム切り替えを経験する2つの信号は、同じ受信側アンテナグループに対応する必要がある。前述のスキームが、1つの定義された時間ユニット内の端末のビーム切り替えの回数が所定の閾値を超えることができない、シナリオで使用され得る。同様に、ビーム切り替えの回数は、他の第2のタイプの情報にも従って決定され得る。
【0352】
前述の説明では、第3のタイプの情報は、第2のタイプの情報に従って決定される。また、第3のタイプの情報に従って、第2のタイプの情報を決定するようにも実行可能である。
【0353】
本実施形態の別の実装において、1つのシグナリング情報が、伝送される。1つのシグナリング情報は、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む。例えば、シグナリング情報は、MAC-CEコマンドである。例えば、MAC-CE制御シグナリングは、第3のタイプの情報を通知するためのMAC-CE制御シグナリングであり、MAC-CE制御シグナリングは、第2のタイプの情報のインデックス情報を含む。
【0354】
例えば、
図18に示されるように、DCIにおけるTCI指示フィールド値と示されるTCIコンテンツとの間のマッピングを通知するためのMAC-CEコマンドは、制御チャネルリソースグループインデックス等の第2のタイプの情報のインデックスを含み、MAC-CEコマンドが通知する内容がDCIにおけるTCI指示フィールド値と第2のタイプの情報のインデックスに対応するDCIにおけるTCI指示フィールド値によって示されるTCIコンテンツとの間のマッピングであることを示す。
図18におけるTi(i=0、1、...、87)は、RRCシグナリングによって通知されるTCI状態リスト内の1つのTCI状態に対応する。Ti=1は、TCI状態がアクティブにされることを示す。Ti=0は、TCI状態がアクティブ化解除されることを示す。DCIにおけるTCI指示フィールド(3ビット)の8つの値は、1のTi値を有するTCI状態と1対1の対応にある。
図18に示されるように、制御チャネルリソースグループのインデックスは、0であり、1の値を有するTiは、{T1、T9、T18、T20、T30、T32、T34、T87}を含む。この場合、制御チャネルリソースグループ0のDCIにおけるTCIビットフィールド値と示されるTCIコンテンツとの間のマッピングのテーブルは、テーブル1によって示されるようなものとなる。制御チャネルリソースグループのインデックスが、1であり、1の値を有するTiが、{T2、T11、T21、T24、T35、T37、T44、T80}を含む場合、制御チャネルリソースグループ1のDCIにおけるTCIビットフィールド値と示されるTCIコンテンツとの間のマッピングのテーブルは、テーブル2によって示されるようなものとなる。
【0355】
【0356】
【0357】
図18におけるMAC-CEコマンドは、ダウンリンク制御チャネルリソースグループインデックスを搬送する。当然ながら、
図18におけるMAC-CEコマンドは、前述の他の第2のタイプの情報、例えば、Tiに対応するTCI状態を含むTCI状態グループを示す、TCI状態グループインデックスを搬送し得る。異なるTCI状態グループは、必要とされるTiの数が異なり得るように、異なる数のTCI状態を含み得る。例えば、TCI状態グループ0は、
図18における88個のTiビットに対応する。例えば、TCI状態グループ1は、
図18における48個のTiビットに対応する。
【0358】
同様に、
図18におけるTiは、非周期的CSIトリガ状態と1対1の対応にあり得、それによって、異なる第2のタイプの情報に対応する異なるDCIでは、CSI要求フィールドとCSI指示コンテンツとの間のマッピングのテーブルが異なる。
【0359】
同様に、非周期的SRS要求フィールドの構成情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるDCIの非周期的SRS要求フィールドのビット指示値と示される非周期的SRSコンテンツとの間のマッピングを決定するためのダウンリンク制御チャネルリソースグループインデックスを搬送し得る。異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるDCIは、非周期的SRS要求フィールドのビット指示値と示される非周期的SRSコンテンツとの間の異なるマッピングに対応し得る。
【0360】
同様に、DCIのSRSリソース指示フィールドの構成情報は、ダウンリンク制御チャネルリソースグループにおけるDCIのSRSリソース指示フィールドのビット指示値と示されるSRSリソースとの間のマッピングを決定するためのダウンリンク制御チャネルリソースグループインデックスを搬送し得る。異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるDCIは、SRSリソース指示フィールドのビット指示値と示されるSRSリソースとの間の異なるマッピングに対応し得る。SRSリソース指示フィールドは、PUSCHの空間フィルタおよび/またはプリコーディング情報および/またはアンテナポートを示すために使用される。例えば、SRSリソース指示フィールドは、コードブック/非コードブックのために使用されるSRSセットにおける1つ以上のRSリソースを示すために使用される。PUSCH空間フィルタおよび/またはプリコーディング情報および/またはアンテナポートは、示されるSRSリソースに従って入手される。
【0361】
同様に、半周期的CSI-RS/CSI-IMをアクティブ化またはアクティブ化解除するためのMAC-CEコマンドも、どの第2のタイプの情報が半周期的CSI-RS/CSI-IMに対応するかを示す第2のタイプの情報のインデックスを搬送し得る。
【0362】
同様に、PUCCH-リソース空間関係をアクティブにするためのMAC-CEコマンドは、
図19に示されるように、空間関係グループインデックスを搬送し、si(i=0、1、...、7)に対応する空間関係を含む空間関係グループを示す。異なる空間関係グループは、異なる数の空間関係情報を含み得る。
【0363】
(実施形態4)
本実施形態において、対応が、ダウンリンク制御チャネルリソースグループとアップリンクデータチャネルプロセス番号組との間に確立される。例えば、2つのダウンリンク制御チャネルリソースグループが、利用可能であり、異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループが、異なるTRPに対応する。異なるダウンリンク制御チャネルリソースグループは、異なるPUSCHプロセス番号組に対応する。例えば、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0は、PUSCHプロセス番号組{0-15}に対応し、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1は、PUSCHプロセス番号組{16-31}に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0においてPUSCHをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)が、0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0は、絶対プロセス番号0に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1においてPUSCHをスケジューリングするDCIが0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1は、絶対プロセス番号16に対応する。
【0364】
代替として、2つのダウンリンク制御チャネルリソースグループにおける異なるダウンリンク制御チャネルリソースは、異なるPDSCHプロセス番号組に対応するが、同じPUSCHプロセス番号組に対応する。例えば、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0は、PUSCHプロセス番号組{0-15}およびPDSCHプロセス番号組{0-15}に対応し、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1は、PUSCHプロセス番号組{0-15}およびPDSCHプロセス番号組{16-31}に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0においてPUSCHをスケジューリングするDCIが0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0は、絶対プロセス番号0に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0においてPDSCHをスケジューリングするDCIが0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ0は、絶対プロセス番号0に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1においてPUSCHをスケジューリングするDCIが0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1は、絶対プロセス番号0に対応する。ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1においてPDSCHをスケジューリングするDCIが0のプロセス番号を示すとき、ダウンリンク制御チャネルリソースグループ1は、絶対プロセス番号16に対応する。
【0365】
要するに、ダウンリンク制御チャネルリソースグループとPUSCHプロセス番号組またはPDSCHプロセス番号組のうちの少なくとも1つとの間の関連付けを確立することが必要とされる。
【0366】
代替として、TCIグループ/空間関係情報グループとPUSCHプロセス番号組またはPDSCHプロセス番号組のうちの少なくとも1つとの間の関連付けが存在する。
【0367】
本願の別の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方に従って、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の他方を入手すること、または、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む1つの第1のシグナリング情報を伝送することのうちの少なくとも1つを実施するように構成される第2の決定モジュールを含む。第2のタイプの情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む:ダウンリンク制御チャネルリソースグループ、アップリンク制御チャネルリソースグループ、プロセス番号組、伝送構成インジケータ(TCI)状態グループ、空間関係情報グループ、またはアンテナグループ。第3のタイプの情報は、以下のうちの少なくとも1つを含む:1つの帯域幅部分(BWP)またはコンポーネントキャリア(CC)の1つの時間ドメインシンボルにおいて伝送されるデータチャネルまたはコードワード(CW)の最大数;1つのBWPまたはCCにおける交差する時間ドメインリソースを有するデータチャネルまたはCWの最大数;ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックコードブック;HARQ-ACK、スケジューリング要求(SR)、およびチャネル状態情報(CSI)のうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうか;1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて受信される半持続的スケジューリング物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)またはCWの最大数;1つのBWPまたはCCの1つの時間ドメインシンボルにおいて送信されるグラントフリー物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)またはCWの最大数;ダウンリンク制御情報(DCI)における所定のビットフィールド値と所定のビットフィールド値によって示されるコンテンツとの間のマッピングのためのテーブル;空間関係情報;擬似コロケーション基準信号情報;ビーム切り替えの回数;または、半持続的信号のアクティブ化またはアクティブ化解除情報。
【0368】
本願の本実施形態において、第2の決定モジュール1801は、第2のタイプの情報の数に従って、第3のタイプの情報を決定するように構成される。例えば、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報として使用されるか、または、第2のタイプの情報の数は、第3のタイプの情報が取得されるように、所定の関数関係に従って計算される。第2のタイプの情報が、複数個の情報を含むとき、第2のタイプの情報の数は、第2のタイプの情報の最大数であり得、第2のタイプの情報の最小数であり得、および/または、別の関数関係に従って計算される第2のタイプの情報の数であり得る。具体的関数関係は、本願の実施形態の保護範囲の限定のために使用されるものではない。
【0369】
本願の本実施形態において、第2の決定モジュール1801は、下記の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って、HARQ-ACKフィードバックコードブックを決定するように構成される。
【0370】
そのフィードバックリソースが1つ以上のスロットであり得る1つの時間ユニット内に含まれるHARQ-ACKフィードバックコードブックの数は、第2のタイプの情報に従って決定される。
【0371】
1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックに含まれ、その分類基準がダウンリンクデータチャネルの最後であるダウンリンクデータチャネルのタイプに対応するHARQ-ACKフィードバックビットの数は、第2のタイプの情報に従って決定される。
【0372】
第2のタイプの情報のループが、1つのHARQ-ACKフィードバックコードブックの入手プロセスにおいて導入される。
【0373】
本願の本実施形態において、第2の決定モジュール1801は、以下の様式のうちの少なくとも1つにおいて、第2のタイプの情報に従って、HARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つが、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされるかどうかを決定するように構成される:同じ第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされると決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることができないと決定される;異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、異なるアップリンクチャネルにおいてフィードバックされると決定される;または、第3のシグナリング情報に従って、異なる第2のタイプの情報に対応するHARQ-ACK、SR、およびCSIのうちの少なくとも2つは、1つのアップリンクチャネルにおいてフィードバックされることが決定されるアップリンクチャネルは、アップリンクデータチャネル、または1つのアップリンク制御チャネルリソースに対応するアップリンク制御チャネルを含む。
【0374】
装置は、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0375】
第2のタイプの情報の各々は、1つの第3のタイプの情報に対応する。
【0376】
1つの第1のシグナリング情報は、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む。
【0377】
1つの第1のシグナリング情報は、第2のタイプの情報または第3のタイプの情報の一方を通知するために使用され、通知される一方のタイプの情報に対応する他方のタイプの情報のインデックス情報を含む。
【0378】
DCIにおける所定のビットフィールドは、TCIフィールド、CSI要求フィールド、サウンディング基準信号(SRS)要求フィールド、アップリンク制御チャネルリソース指示フィールド、またはSRSリソース指示フィールドのうちの少なくとも1つを含む。SRS要求フィールドは、非周期的SRSの送信を示すために使用される。異なる時間リソース内にある2つの信号間の受信ビーム切り替えに応答して、2つの信号は、同じ第2のタイプの情報に対応する。
【0379】
本願の本実施形態において、マルチTRP伝送シナリオにおいて、関連付けが、第2のタイプの情報と第3のタイプの情報との間に確立される。本願の本実施形態において、第2のタイプの情報および第3のタイプのうちの情報の一方のタイプの情報は、異なる第2のタイプの情報が異なる第3のタイプの情報に対応するように、他方のタイプの情報を入手することにおいて使用される。さらに、異なる第2のタイプの情報は、異なるTRPに対応し、すなわち、異なるTRPは、異なる第3のタイプの情報に対応する。1つのシグナリング情報は、第2のタイプの情報および第3のタイプの情報を含む。このように、シグナリングオーバーヘッドは、低減させられ、したがって、パラメータ柔軟性およびシステム性能は、改良される。
【0380】
本願の別の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報決定方法を実施させる命令を記憶する。
【0381】
本願の別の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報決定方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0382】
図20を参照すると、本願の別の実施形態は、フィードバック情報送信方法を提供する。方法は、下記のステップを含む。
【0383】
ステップ1900では、チャネル品質インジケータ(CQI)情報が、反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って入手される。
【0384】
本願の本実施形態において、反復伝送モードは、下記のモードのうちの1つを含む。
【0385】
R個の層グループが、R個の空間ドメインリソースに対応する。
【0386】
R個の層グループは、R個の周波数ドメインリソースグループに対応し、異なる周波数ドメインリソースグループ間の交わりは、空である。
【0387】
R個の層グループは、R個の時間ドメインリソースグループに対応し、異なる時間ドメインリソースグループ間の交わりは、空である。
【0388】
R回の反復伝送が、冗長性バージョン(RV)シーケンスに対応する。
【0389】
R個の層グループに対応するデータチャネルは、同じ情報の反復伝送を含む。Rは、2以上の正の整数である。
【0390】
R個の層グループまたは1つのCQI情報は、A個のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソース、A個のランク付けインジケータ(RI)情報、A個のプリコーダ行列インジケータ(PMI)情報、A個の擬似コロケーション基準信号組(A個の擬似コロケーション基準信号組はまた、TCI状態と称され得、1つのTCI状態は、1つの擬似コロケーション基準信号組を含む)、または1つのPMIのA個の列グループ(1つのPMI行列の1つの列は、1つの層に対応する)のうちの少なくとも1つに対応する。
【0391】
Aは、1に等しいか、または、Aは、Rに等しい。
【0392】
本願の本実施形態において、反復伝送率Rは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0393】
Rが2以上の場合、1つの伝送情報がR個のリソース上で繰り返し伝送される。
【0394】
Rが1に等しい場合、1つの伝送情報が繰り返し伝送されない。
【0395】
R個のリソースは、R個の時間ドメインリソース、R個の空間ドメインリソース、R個の周波数ドメインリソース、R個の基準信号(RS)リソース、R個の擬似コロケーション基準信号(RS)組、R個のRV、R個のスクランブリングシーケンス、またはR個の層グループのうちの少なくとも1つに対応する。
【0396】
本願の本実施形態において、CQI情報は、下記の様式において決定される。
【0397】
各CQI情報に対応する各反復伝送率および/または反復伝送モードに対応するSINR-BLERマッピングが、確立される。
【0398】
SINRが、測定基準信号に基づいて入手される。
【0399】
現在の反復伝送率および/または反復伝送モードに対応する各変調および符号化スキーム(MCS)に対応するSINR-BLERマッピングが、確立される。
【0400】
測定基準信号に基づいて入手されたSINRに対応するブロックエラーレート(BLER)が、取得されたSINR-BLERマッピングに従って入手される。
【0401】
そのBLERが事前に設定された閾値未満である、CQI情報の最小値が、入手される。
【0402】
ステップ1901では、CQI情報が、送信される。
【0403】
本願の本実施形態において、CQI情報は、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って入手される。この伝送スキームは、実際のPDSCH伝送スキームにより近く、それによって、CQIがより正確にフィードバックされることを有効にし、スペクトル効率を改良し、干渉を低減させる。さらに、基地局の実装複雑性は、低減させられる。これは、基地局が端末によってフィードバックされるCQIに基づいてPDSCH伝送において実際に使用されるCQIを計算する必要がないからである。この計算プロセスでは、基地局と端末との間の異なる実装アルゴリズムは、不正確な計算につながる。
【0404】
(実施形態5)
本実施形態において、2つのTRPが、同じPDSCHデータを1つの端末に同時に送信する。例えば、1つのDMRSポートは、2つのTCI状態に対応するか、または、同じ伝送情報が、2つのDMRSポートにおいて伝送され、2つのDMRSが、同じまたは異なる変調順序および/またはチャネルコードレートに対応し得る。すなわち、データは、空間分割様式で繰り返し伝送される。
【0405】
端末が正確なチャネル品質インジケータ(CQI)をフィードバックするために、端末がCQIをフィードバックするとき、2つのTRPからのデータ間の交わりが空であるかどうかを仮定することが必要とされる。この仮定に基づいて、端末は、CQI情報をフィードバックする。
図21に示されるように、基地局は、2つのCSI-RSリソース(CRI1およびCRI2)を端末に配分する。各CSI-RSリソースは、32個のCSI-RSポートを含む。すなわち、1つのCSI-RSリソースは、1つのTRPに対応する。端末は、各CSI-RSリソースに関して、1つの(PMI1、RI1)をフィードバックする。
図21に示されるように、(PMI1、RI1)は、CRI1に基づいてフィードバックされ、(PMI2、RI2)は、CRI2に基づいてフィードバックされ;次いで、1つのCQI、例えば、CQI0は、2つの組み合わせ(PMI、RI)に基づいてフィードバックされる。さらに、端末は、2つの組み合わせ(PMI、RI)に対応する2つの層に対応するPDSCHの伝送スキームを仮定する必要がある。例えば、CRI1に関して(PMI1、RI1)が、フィードバックされ、CRI2に関して、(PMI2、RI2)が、フィードバックされる。例えば、RI1およびRI2の両方は、1である(またはRI1=2、およびRI2=1であるが、当然ながら、他の組み合わせも、除外されない)。異なるデータが層RI1および層RI2上で伝送されるときにフィードバックされるCQIは、同じデータが層RI1および層RI2上で伝送されるときにフィードバックされるCQIと異なり得る。
【0406】
例えば、層RI1において伝送される伝送情報(すなわち、チャネルコーディング前の情報ビット)および層RI2において伝送される伝送情報(すなわち、チャネルコーディング前の情報ビット)が同じであるとき(または層RI1に含まれる伝送情報と層RI2に含まれる伝送情報との間の交わりが、非空である時)、CQI1が、フィードバックされ、1つのTBが、CQI1によって示される変調順序、標的コードレート、およびトランスポートブロックサイズを使用することを示す。さらに、層RI1および層RI2の各々が、1つのTBの1つのRVに対応するチャネルコーディングされたビットシーケンスを含み、チャネルコーディングされたビットシーケンスが、CSI基準リソース上で伝送されるとき、1つのTBにおけるエラーの発生の確率は、0.1(または0.00001)を超えず、すなわち、層RI1および層RI2の各々は、
図23に示されるように、1つのTBの1つのRVを含む。代替として、層RI1および層RI2は、同じRVの反復伝送を含む。
図22に示されるように、例えば、1つのTBの1つのRVに対応する1,000のチャネルコーディングされたビットが、層RI1および層RI2の各々において伝送される。
【0407】
層RI1において伝送される伝送情報および層RI2において伝送される伝送情報が異なるとき、CQI2が、フィードバックされ、1つのTBが、CQI2によって示される変調順序、標的コードレートおよびトランスポートブロックサイズを使用することを示す。さらに、層RI1および層RI2が、1つのTBの1つのRVの異なるチャネルコーディングされたビットに対応し、チャネルコーディングされたビットがCSI基準リソース上で伝送される(すなわち、層RI1に含まれる伝送情報と層RI2に含まれる伝送情報との間の交わりが空である)とき、1つのTBにおけるエラーの発生の確率は、0.1(または0.00001)を超えず、すなわち、1つのTBの1つのRVは、層RI1および層RI2にわたる層マッピングを経験し、その後、周波数ドメインリソースマッピングが続き、時間ドメインリソースマッピングが続く。
図24に示されるように、例えば、1つのTBのRV=0は、1,000のチャネルコーディングされたビットを含み、1,000ビットは、500の変調シンボルに変調される。500の変調シンボルにおける奇数インデックスに対応する250の変調シンボルは、層RI1において伝送される。500の変調シンボルにおける偶数インデックスに対応する250の変調シンボルは、層RI2において伝送される。
【0408】
さらに、同じデータが、空間分割様式(すなわち、層RI1と層RI2との間の時間周波数リソース交わりが、非空であり、および/または、層RI1と層RI2との間の時間周波数リソース差異セットが、空である)において、層RI1および層RI2において伝送されるか、周波数分割様式(すなわち、層RI1と層RI2との間の時間周波数リソース差異セットが、空であって、層RI1と層RI2との間の周波数ドメインリソース交わりが、空である、すなわち、PMI1およびPMI2は、異なるCSI-RSリソースおよび周波数ドメインリソースに対応するか、または、すなわち、1つのCQIは、異なる周波数ドメインリソース上の対応するPMIおよびRIによって形成される)において、層RI1および層RI2において伝送されるか、または、時分割様式(すなわち、層RI1と層RI2との間の時間周波数リソース交わりが、空である)において、層RI1および層RI2において伝送されるかを仮定することが必要とされる。CQIは、仮定に基づいて取得され、基地局にフィードバックバックされ、仮定が異なる場合、フィードバックCQIは、異なり得る。さらに、空間分割様式における反復的伝送の場合、層RI1および層RI2が同じチャネルスクランブリングシーケンスに対応する場合に対応するCQIは、層RI1および層RI2が異なるチャネルスクランブリングシーケンスに対応する場合に対応するCQIと異なる。
【0409】
前述の説明では、CQIは、2つの組み合わせ(PMI、RI)に対応する異なる層グループ間の伝送のスキームの仮定に基づいて取得される。同じCSI-RSリソースの同じRIによって送信される異なる層グループ間の伝送のスキームが反復であるかどうかの仮定に基づいて対応するCQIを取得するようにも実行可能である。ここで、1つの層は、プリコーダ行列インジケータ(PMI)の1つの列に対応する。PMIは、CSI-RSポートの数×RIの行列であって、RIは、層の数を示す。
【0410】
同様に、1つのCSI-RSリソースのためのCQI入手のプロセスにおいて、アグリゲーション、すなわち、時間ドメイン反復伝送率を仮定することが必要とされる、すなわち、異なるCQIは、PDSCHが伝送されるとき、時間ドメインにおける異なる数の反復に応答してフィードバックされ得る。同じ層グループに関して、異なるCQIは、異なる時間ドメイン反復率に応答して、フィードバックされ得る。
【0411】
同様に、異なるCQIは、反復伝送において使用される異なる冗長性バージョンに応答して、フィードバックされ得る。
【0412】
同様に、反復伝送中、異なる反復伝送にわたって同じ変調順序に基づいて取得されるCQIは、異なる反復伝送にわたって異なる変調順序に基づいて取得されるCQIと異なり得る。異なる反復伝送にわたって変調順序が同じであるかどうかに基づいて、CQIを取得することが必要とされる。
【0413】
同様に、反復伝送中、異なる反復伝送にわたって同じチャネルコードレートに基づいて取得されるCQIは、異なる反復伝送にわたって異なるチャネルコードレートに基づいて取得されるCQIと異なり得る。異なる反復伝送を横断したチャネルコードレートが同じであるかどうかに基づいて、CQIを取得することが必要とされる。
【0414】
例えば、端末は、以下の様式において、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、CQIを取得する:端末は、端末の受信アルゴリズムに基づいて、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つの各々のための各CQIインデックスに対応するSINR-BLERマッピング曲線を記憶する。固定されたCQIインデックスの場合、SINR-BLERマッピング曲線は、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つに伴って変動する。
図25に示されるように、各水平座標は、SINRを示し、各鉛直座標は、BLERを示し、1つのCQIに基づいて、SINR-BLERマッピング曲線は、反復伝送率に伴って変動する。端末が測定基準信号に基づいて、1つのSINRを取得するとき、端末は、反復伝送率または反復伝送モードのうちの現在仮定されている少なくとも1つの各々に対応する各MCSのSINR-BLERマッピング曲線を検索し、測定基準信号に基づいて現在取得されているSINRに伴って0.1(または0.00001)未満のBLERを伴うCQIインデックスを検索し、次いで、これらのCQIインデックスのうちの最小のものを現在のCQIとして使用する。
【0415】
図26を参照すると、本願の別の実施形態は、フィードバック情報送信装置を提供する。装置は、入手モジュール2501と、CQI情報送信モジュール2502とを含む。
【0416】
入手モジュール2501は、反復伝送率Rまたは反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って、チャネル品質インジケータ(CQI)情報を入手するように構成される。
【0417】
CQI情報送信モジュールは、CQI情報を送信するように構成される。
【0418】
本願の本実施形態において、反復伝送モードは、下記のモードのうちの1つを含む。
【0419】
R個の層グループが、R個の空間ドメインリソースに対応する。
【0420】
R個の層グループは、R個の周波数ドメインリソースグループに対応し、異なる周波数ドメインリソースグループ間の交わりは、空である。
【0421】
R個の層グループは、R個の時間ドメインリソースグループに対応し、異なる時間ドメインリソースグループ間の交わりは、空である。
【0422】
R回の反復伝送が、冗長性バージョン(RV)シーケンスに対応する。
【0423】
R個の層グループに対応するデータチャネルは、同じ情報の反復伝送を含む。Rは、2以上の正の整数である。
【0424】
R個の層グループまたは1つのCQI情報は、A個のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)リソース、A個のランク付けインジケータ(RI)情報、A個のプリコーダ行列インジケータ(PMI)情報、A個の擬似コロケーション基準信号組(A個の擬似コロケーション基準信号組は、A個のTCI状態とも称され得、1つのTCI状態は、1つの擬似コロケーション基準信号組を含む)、または1つのPMIのA個の列グループ(1つのPMI行列の1つの列は、1つの層に対応する)のうちの少なくとも1つに対応する。
【0425】
Aは、1に等しいか、または、Aは、Rに等しい。
【0426】
本願の本実施形態において、反復伝送率Rは、下記の特徴のうちの少なくとも1つを満たす。
【0427】
Rが2以上の場合、1つの伝送情報がR個のリソース上で繰り返し伝送される。
【0428】
Rが1に等しい場合、1つの伝送情報が繰り返し伝送されない。
【0429】
R個のリソースは、R個の時間ドメインリソース、R個の空間ドメインリソース、R個の周波数ドメインリソース、R個の基準信号(RS)リソース、R個の擬似コロケーション基準信号(RS)組、R個のRV、R個のスクランブリングシーケンス、またはR個の層グループのうちの少なくとも1つに対応する。
【0430】
本願の本実施形態において、CQI情報は、反復伝送率または反復伝送モードのうちの少なくとも1つに従って入手される。この伝送スキームは、実際のPDSCH伝送スキームにより近く、それによって、CQIがより正確にフィードバックされることを有効にし、スペクトル効率を改良し、干渉を低減させる。さらに、基地局の実装複雑性は、低減させられる。これは、基地局が端末によってフィードバックされるCQIに基づいてPDSCH伝送において実際に使用されるCQIを計算する必要がないからである。この計算プロセスでは、基地局と端末との間の異なる実装アルゴリズムは、不正確な計算につながる。
【0431】
本願の別の実施形態は、フィードバック情報送信装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに任意の前述のフィードバック情報送信方法を実施させる命令を記憶する。
【0432】
本願の別の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに任意の前述のフィードバック情報送信方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0433】
関連技術分野のNRプロトコルでは、専用PUCCHリソースが構成されないとき、PUCCHリソースは、CCEに従って計算される。SSBによって通知されるシステム情報ブロック(SIB)メッセージは、一貫しているので、2つのTRPに対応するCORESET0、検索空間(SS)0、および共通PUCCHリソースは、同じである。特に、2つのTRP間に理想的バックホールが存在しないとき、2つのTRPが、PDCCHをCORESET0上で互いに独立して送信する場合、異なるTRPのPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHのHARQ-ACKのPUCCHリソースは、衝突し得る。
【0434】
本願の別の実施形態は、情報決定方法を提供する。方法は、下記のステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0435】
1つの物理セル識別子(ID)に対応する同期信号ブロック(SSB)が、E個のSSBグループに分割され、Eは、正の整数である。
【0436】
以下の情報のうちの少なくとも1つが、SSBグループインデックスに従って入手される:ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)情報が位置しているアップリンク制御チャネルリソース、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソース、またはタイミングアドバンス(TA)情報。
【0437】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースは、以下の様式において、SSBグループインデックスに従って入手される。
【0438】
1つのアップリンク制御チャネルリソースが、SSBグループに対応するアップリンク制御チャネルリソースグループから選択される。異なるSSBグループインデックスは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに対応する。
【0439】
本願の本実施形態において、異なるSSBグループインデックスは、下記の様式において、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに対応する。
【0440】
異なるSSBグループに対応する異なるアップリンク制御チャネルリソースグループ間の周波数ドメインリソースおよび/または時間ドメインリソース交わりは、空である。
【0441】
本願の実施形態は、SSBグループインデックスに基づいて、ユーザの独立スケジューリングを有効にする。
【0442】
(実施形態6)
本実施形態において、1つの物理セルにおける同期信号ブロック(SSB)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、複数のグループに分割される。さらに、以下の拡張のうちの少なくとも1つが、実施され得る。
【0443】
拡張1:SSBグループインデックスが、PUCCHリソースの入手において導入される。関連技術分野のNRプロトコルでは、専用PUCCHリソースが構成されないとき、PUCCHリソースは、CCEに従って計算される。SSBによって通知されるシステム情報ブロック(SIB)メッセージは、一貫しているので、2つのTRPに対応するCORESET0、検索空間(SS)0、および共通PUCCHリソースは、同じである。特に、2つのTRP間に理想的バックホールが存在しないとき、2つのTRPがPDCCHをCORESET0上で互いに独立して送信する場合、異なるTRPのPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHのHARQ-ACKのPUCCHリソースは、衝突し得る。2つのTRPが互いに独立してユーザをスケジューリングすることを有効にするために、SSBを複数のグループに分類し、2つのSSBグループインデックスが、異なるPUCCHリソースに対応するように、SSBグループインデックスをPUCCHリソースの入手において導入するように実行可能である。例えば、異なるSSBグループに対応する異なるPUCCHリソースグループ間の周波数ドメインリソースおよび/または時間ドメインリソース交わりは、空である。すなわち、2つの共通PUCCHリソースグループが、利用可能であり、2つのTRPに対応する。
図27に示されるように、1つの物理セルの異なるSSBグループは、異なるPUCCHリソースに対応し、異なるSSBグループにおけるCORESET0/SS0におけるPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHのHARQ-ACKは、それらのそれぞれのPUCCHリソースグループから選択された1つのPUCCHリソースにおいてフィードバックされる。一実施形態において、異なるSSBグループにおいて通知されるSIBメッセージは、同じであるが、異なるPUCCHリソースグループによって占有される時間ドメインリソースおよび/または周波数ドメインリソースは、SSBグループインデックスに従って入手されるか、または、異なるSSBグループにおいて通知されるSIBメッセージは、異なり得る。
【0444】
拡張2:物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの入手パラメータは、SSBグループインデックスを含み、それによって、異なるTRPは、異なるPRACHリソース情報に対応する。
【0445】
拡張3:端末がSSBを選択するとき、端末は、1つのSSBを2つのSSBグループの各SSBグループから選択し得る。プリアンブルが送信されるとき、プリアンブルは、1つのみのSSBに対応するPRACHリソース上で送信される。msg3は、別のSSBから選択されたSSBインデックスをさらに含む。
【0446】
拡張4:1つのSSBグループは、1つのTA情報に対応する。異なるSSBグループは、異なるTA情報に対応する。
【0447】
前述のスキームでは、SSBグループインデックス情報は、PBCHのDMRSシーケンス情報において搬送され得るか、または、SSBグループ情報は、PBCH/SIBにおいて通知され得る。
【0448】
本願の別の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、グループ化モジュールまたは情報入手モジュールのうちの少なくとも1つを含む。
【0449】
グループ化モジュールは、1つの物理セルIDに対応する同期信号ブロック(SSB)をE個のSSBグループに分割するように構成される。Eは、正の整数である。
【0450】
情報入手モジュールは、SSBグループインデックスに従って、ハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)が位置しているアップリンク制御チャネルリソース、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソース、またはタイミングアドバンス(TA)情報のうちの少なくとも1つを入手するように構成される。
【0451】
本願の本実施形態において、アップリンク制御チャネルリソースは、以下の様式において、SSBグループインデックスに従って入手される。
【0452】
1つのアップリンク制御チャネルリソースが、SSBグループに対応するアップリンク制御チャネルリソースグループから選択される。異なるSSBグループインデックスは、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに対応する。
【0453】
本願の本実施形態において、異なるSSBグループインデックスは、下記の様式において、異なるアップリンク制御チャネルリソースグループに対応する。
【0454】
異なるSSBグループに対応する異なるアップリンク制御チャネルリソースグループ間の周波数ドメインリソースおよび/または時間ドメインリソース交わりは、空である。
【0455】
本願の別の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報決定方法を実施させる命令を記憶する。
【0456】
本願の別の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の情報決定方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0457】
本願の別の実施形態は、監視機会決定方法を提供する。方法は、制御リソース組CORESET0のために構成またはアクティブにされる少なくとも1つの擬似コロケーション基準信号組に対応する同期信号ブロック(SSB)インデックスに従って、CORESET0内のセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によってスクランブリングされたダウンリンク制御チャネルの監視機会を決定することを含む。
【0458】
(実施形態7)
本実施形態において、2つ以上のTCI状態等の2つ以上の擬似コロケーション基準信号組が、構成されるか、または、CORESET0のためにアクティブにされる。各TCI状態は、1つの擬似コロケーション基準信号組を含む。2つ以上の擬似コロケーション基準信号組に対応するSSBインデックスに従って、CORESET0におけるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によってスクランブリングされたPDCCHの監視機会が、決定される。例えば、SSBiに対応するCORESET0の監視機会は、i.i=0、1、・・・、63である。2つのSSB{SSB1、SSB4}が、CORESET0のために構成されるとき、またはアクティブにされるとき、端末は、監視機会1および監視機会4においてのみ、C-RNTIによってスクランブリングされたPDCCHを監視する。1つのSSB{SSB52}が、CORESET0のために構成されるとき、またはアクティブにされるとき、端末は、監視機会52においてのみ、C-RNTIによってスクランブリングされたPDCCHを監視する。
【0459】
さらに、2つ以上のTCI状態に含まれるタイプ-Dに関連付けられたCSI-RS/SSBとのQCL関係を有するSSBインデックスは、異なる。1つのTCI状態および同じSSBインデックスにおける異なる擬似コロケーションパラメータに関連付けられた擬似コロケーション基準信号は、対応する擬似コロケーションパラメータに対するQCL関係を満たす。
【0460】
さらに、TCI状態/擬似コロケーション基準信号組に対応するSSBインデックスは、TCI状態/擬似コロケーション基準信号組における擬似コロケーション基準信号とのQCL関係を満たすSSBインデックスである。
【0461】
2つ以上の擬似コロケーション基準信号組が、端末のためのCORESET0のために構成され、それによって、端末は、より多くのSSBに対応するCORESET0における制御チャネルを検出でき、それによって、CORESET0のリソース利用を改良し(例えば、アイドルCORESET0は、専用制御チャネルの伝送のために使用されることができる)、専用制御チャネルおよび/または共通制御チャネルの性能を改良する。
【0462】
本願の実施形態は、監視機会決定装置を提供する。装置は、制御リソース組CORESET0のために構成またはアクティブにされる少なくとも1つの擬似コロケーション基準信号組に対応する同期信号ブロック(SSB)インデックスに従って、CORESET0におけるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)によってスクランブリングされたダウンリンク制御チャネルの監視機会を決定するように構成される監視機会決定モジュールを含む。
【0463】
本願の別の実施形態は、監視機会決定装置を提供する。装置は、プロセッサとコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の監視機会決定方法を実施させる命令を記憶する。
【0464】
本願の別の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに任意の前述の監視機会決定方法のステップを実施させるコンピュータプログラムを記憶する。
【0465】
(実施形態8)
本実施形態において、1つのトランスポートブロック(TB)内に全体として含まれる伝送情報は、1つの巡回冗長検査(CRC)に対応せず、複数のコードブロック(CB)に分割される。各CBは、CRCを有する。CBは、チャネルコーディングされ、カスケード表示され、変調され、次いで、伝送される。このように、超信頼性短待ち時間通信(URLLC)情報が、高速大容量通信(eMBB)トラフィックの伝送中に生じるとき、eMBB内のコードブロックグループ(CBG)のうちのいくつかは、新しいURLLCトラフィックのCBGによって置換されることができる。この場合、全てのCBGが、正しく伝送される場合、反復伝送の必要はない。1つのTBが、全体として、TBの各CB内の1つのCRCに加え、さらに1つのCRCを有する場合、TBのCRCは、新しいURLLCトラフィックのCBGが、eMBBトラフィックのうちのいくつかに取って代わった後、全体として、失敗し、端末は、NACKをフィードバックし、全てのデータの反復伝送につながる。
【0466】
さらに、1つのTBに含まれる伝送情報が、全体として、1つのCRCを有するか、または、シグナリング情報および/または所定のルールにしたがっていないかどうかを決定するように実行可能である。
【0467】
前述のスキームに従って、1つのTBが、URLLCトラフィックデータおよびeMBBトラフィックデータの両方を含むことができ、DCI負荷が、低減させられることができるのみならず、突然生じるURLLCトラフィックデータが、eMBBトラフィックの1つのCBGの中に挿入されることを可能にされることもできる。
【0468】
(実施形態9)
本実施形態において、DMRSとPDSCHとの間の電力差が、アンテナグループ情報および/またはTCIグループ情報に従って決定される。DMRSとPDSCHとの間の電力差がCSI-RS情報に従って決定されるかどうかは、アンテナグループ情報および/またはTCIグループ情報に従って決定される。
【0469】
さらに、CSI-RSとDMRS/PDSCHとを含むグループ情報が所定の条件を満たす場合、DMRSとPDSCHとの間の電力差は、1つのOFDMシンボルにおけるCSI-RSによって占有されるREの数に従って決定され得る。1つのOFDMシンボルでは、条件を満たすCSI-RSによって占有されるREの数が多いほど、DMRSとPDSCHとの間の電力差は、大きくなる。
【0470】
さらに、CSI-RSが位置している時間ドメインシンボルは、DMRSを含まない。
【0471】
さらに、CSI-RSは、非ゼロ電力CSI-RS(NZP-CSI-RS)、ゼロ電力CSI-RS(ZP-CSI-RS)、または干渉測定CSI-IMリソースのうちの少なくとも1つを含む。
【0472】
さらに、グループ情報は、基準信号を含み、CSI-RSとDMRS/PDSCHとに対応するTCI状態に含まれるグループ情報である;または、グループ情報は、CSI-RSとDMRS/PDSCHとに対応する伝送側アンテナグループまたは受信側アンテナグループについての情報である。
【0473】
CSI-RSとDMRS/PDSCHとを含むグループ情報は、以下の様式のうちの1つにおいて、所定の条件を満たす:CSI-RSとDMRS/PDSCHとは、同じグループ内にある;または、CSI-RSとDMRS/PDSCHとは、異なるグループ内にある。
【0474】
CSI-RSとDMRS/PDSCHとの伝送側アンテナが異なるとき、DMRS/PDSCHは、DMRS/PDSCHの伝送側アンテナ上でCSI-RSによって占有されるRE上で送信されることができず、これらのRE上で伝送される電力は、DMRS/PDSCHの電力拡張のために使用されることができ、したがって、伝送される電力は、異なる時間ドメインシンボルにおいて実質的に等しいのみならず、DMRS/PDSCHの受信性能も、改良される。
【0475】
(実施形態10)
本実施形態において、端末は、1つのBWPにおけるPDSCHのためにアクティブにされるTCI状態を含むTCI状態グループのサポートされる最大数を報告し、TCI状態グループは、基地局からのMAC-CEシグナリングを通して構成される。例えば、異なるTCI状態グループが、異なるTRPまたは端末の異なる受信側アンテナに対応する場合、より多くのTCI状態グループが、アクティブにされるほど、端末は、より多くの受信側アンテナをアクティブにする必要があり、より多くの電力を端末が消費する。端末は、この能力情報を基地局に報告する。
【0476】
前述の方法のステップおよび前述のシステムまたは装置内の機能モジュール/ユニットのいくつかまたは全ては、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびそれらの好適な組み合わせとして実装され得ることが、当業者によって理解されるはずである。ハードウェア実装において、前述の機能モジュール/ユニットの分割は、物理的コンポーネントの分割に対応しないこともある。例えば、1つの物理的コンポーネントは、複数の機能を有し得るか、または、1つの機能またはステップは、いくつかの物理的コンポーネントによってともに実施され得る。いくつかまたは全ての物理的コンポーネントは、デジタル信号プロセッサまたはマイクロプロセッサ等のプロセッサによって実行されるソフトウェアとして実装され得るハードウェアとして実装され得るか、または、特定用途向け集積回路等の集積回路として実装され得る。そのようなソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能な媒体にわたって分散され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体(または非一過性媒体)および通信媒体(または一過性媒体)を含み得る。当業者に公知のように、用語「コンピュータ記憶媒体」は、情報(コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータ等)を記憶するための任意の方法または技術内に実装される揮発性および不揮発性およびリムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、限定ではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクまたは他の磁気記憶デバイス、またはコンピュータによってアクセスされ得る所望の情報を記憶するための任意の他の媒体を含む。さらに、当業者に公知のように、通信媒体は、概して、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のトランスポート機構内でトランスポートされるキャリアまたは変調されたデータ信号内の他のデータを含み、任意の情報送達媒体を含み得る。