(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-04
(45)【発行日】2023-12-12
(54)【発明の名称】モバイルデジタル通貨先物為替のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/04 20120101AFI20231205BHJP
G06Q 40/06 20120101ALI20231205BHJP
【FI】
G06Q40/04
G06Q40/06
(21)【出願番号】P 2022514690
(86)(22)【出願日】2020-09-04
(86)【国際出願番号】 IB2020000711
(87)【国際公開番号】W WO2021044214
(87)【国際公開日】2021-03-11
【審査請求日】2022-04-27
(32)【優先日】2020-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522084393
【氏名又は名称】エイチディーアール・エスジー・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100119781
【氏名又は名称】中村 彰吾
(72)【発明者】
【氏名】カイト,ローソン
(72)【発明者】
【氏名】シュレンカー,ブランドン
(72)【発明者】
【氏名】ルバスール,ヴィクター
(72)【発明者】
【氏名】ウォング,ジニー
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ,ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】カリー,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】クルーセ,ブラッドリー
【審査官】山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-331171(JP,A)
【文献】国際公開第2012/046304(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2013-0123339(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0099880(KR,A)
【文献】米国特許第07464052(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0139569(US,A1)
【文献】特開2015-064681(JP,A)
【文献】特開平06-236383(JP,A)
【文献】特開2017-138771(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2004-0010036(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サインインデータを、コンピュータベースのシステムによって、受信するステップ、
前記サインインデータに基づく認証要求を、前記コンピュータベースのシステムによって、生成するステップ、
認証データを、前記コンピュータベースのシステムによって、受信するステップ、
前記認証データに基づくポートフォリオドロワーを含む取引インターフェースを、前記コンピュータベースのシステムによって、表示するステップ
を含み、
前記ポートフォリオドロワーが、証券詳細及びアカウント概要を表示するように構成され、
証券詳細選択を、前記コンピュータベースのシステムによって、受信するステップと、
前記証券詳細選択に応答して注文フロー工程を、前記コンピュータベースのシステムによって、開始するステップと、
注文フロー入力を、前記コンピュータベースのシステムによって、受信するステップと、
前記注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドセットを、前記コンピュータベースのシステムによって、生成するステップと、
前記プラットフォームコマンドセットに基づいて取引プラットフォームを、前記コンピュータベースのシステムによって、制御するステップと
を含
み、
前記注文フロー入力が、買い注文、売り注文、注文修正、レバレッジ設定、又はポジションのクローズコマンドのうちの少なくとも1つを含み、
サインインデータに関連する動的マージンポジションを、前記コンピュータベースのシステムによって、決定するステップであり、前記動的マージンポジションは、現在のポジション値、利用可能なマージン、及び前記注文フロー入力に基づく、ステップと、
現在のポジション値を、前記コンピュータベースのシステムによって、決定するステップと、
長手方向最大マージン及び短手方向最大マージンに基づいてゼロポジションマージンを、前記コンピュータベースのシステムによって、計算するステップと、
前記ゼロポジションマージン、前記長手方向最大マージン、及び前記短手方向最大マージンを含む動的マージンポジションインジケータを、前記コンピュータベースのシステムによって、表示するステップであり、前記動的マージンポジションインジケータは、前記長手方向最大マージン及び前記短手方向最大マージンに基づいて拡大/縮小される、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記サインインデータに応答して匿名モード工程を、前記コンピュータベースのシステムによって、開始するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記認証データに基づいてユーザ識別を、前記コンピュータベースのシステムによって、決定するステップをさらに含み、前記認証データが、生体認証データを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プロセッサと、
前記プロセッサと通信するように構成された有形の、非一時的メモリと
を含むシステムであって、
前記有形の、非一時的メモリは、前記プロセッサによる実行に応答して、
サインインデータを、前記プロセッサによって、受信すること、
前記サインインデータに基づく認証要求を、前記プロセッサによって、生成すること、
認証データを、前記プロセッサによって、受信すること、
前記認証データに基づくポートフォリオドロワーを含む取引インターフェースを、前記プロセッサによって、表示することであり、
前記ポートフォリオドロワーは、証券詳細及びアカウント概要を表示するように構成される、表示すること
を含む動作を前記プロセッサに実行させる命令が記憶されて
おり、
前記動作が、
証券詳細選択を、前記プロセッサによって、受信することと、
前記証券詳細選択に応答して注文フロー工程を、前記プロセッサによって、開始することと、
注文フロー入力を、前記プロセッサによって、受信することと、
前記注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドセットを、前記プロセッサによって、生成することと、
前記プラットフォームコマンドセットに基づいて取引プラットフォームを、前記プロセッサによって、制御することと
を含み、
前記注文フロー入力が、買い注文、売り注文、注文修正、レバレッジ設定、又はポジションのクローズコマンドのうちの少なくとも1つを含み、
前記動作が、
サインインデータに関連する動的マージンポジションを、前記プロセッサによって、決定することであり、前記動的マージンポジションが、現在のポジション値、利用可能なマージン、及び前記注文フロー入力に基づく、決定することと、
現在のポジション値を、前記プロセッサによって、決定することと、
長手方向最大マージン及び短手方向最大マージンに基づいてゼロポジションマージンを、前記プロセッサによって、計算することと、
前記ゼロポジションマージン、前記長手方向最大マージン、及び前記短手方向最大マージンを含む動的マージンポジションインジケータを、前記プロセッサによって、表示することであり、前記動的マージンポジションインジケータは、前記長手方向最大マージン及び前記短手方向最大マージンに基づいて拡大/縮小される、表示することと
を含む、システム。
【請求項5】
前記サインインデータに応答して匿名モード工程を、前記プロセッサによって、開始することをさらに含む、請求項
4に記載のシステム。
【請求項6】
前記認証データに基づいてユーザ識別を、前記プロセッサによって、決定することをさらに含み、前記認証データが、生体認証データを含む、請求項
4に記載のシステム。
【請求項7】
前記動作が、
通貨ペア及び数量を含む注文データを、前記プロセッサによって、受信することと、
前記現在のポジション値及び前記数量に基づいて新しいポジションを、前記プロセッサによって、計算することと、
前記動的マージンポジションインジケータを介して前記新しいポジション値を、前記プロセッサによって、表示することと
をさらに含む、請求項
4に記載のシステム。
【請求項8】
サインインデータを、コンピュータベースのシステムによって、受信すること、
前記サインインデータに基づく認証要求を、前記コンピュータベースのシステムによって、生成すること、
認証データを、前記コンピュータベースのシステムによって、受信すること、
前記認証データに基づくポートフォリオドロワーを含む取引インターフェースを、前記コンピュータベースのシステムによって、表示することであり、
前記ポートフォリオドロワーは、証券詳細及びアカウント概要を表示するように構成される、表示すること
を含む動作を、前記コンピュータベースのシステムによる実行に応答して、前記コンピュータベースのシステムに実行させる命令が記憶された非一時的、有形のコンピュータ可読記憶媒体を含
み、
前記動作が、
証券詳細選択を、前記コンピュータベースのシステムによって、受信することと、
前記証券詳細選択に応答して注文フロー工程を、前記コンピュータベースのシステムによって、開始することと、
注文フロー入力を、前記コンピュータベースのシステムによって、受信することと、
前記注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドセットを、前記コンピュータベースのシステムによって、生成することと、
前記プラットフォームコマンドセットに基づいて取引プラットフォームを、前記コンピュータベースのシステムによって、制御することと
を含み、
前記注文フロー入力が、買い注文、売り注文、注文修正、レバレッジ設定、又はポジションのクローズコマンドのうちの少なくとも1つを含み、
前記動作が、
サインインデータに関連する動的マージンポジションを、前記コンピュータベースのシステムによって、決定することであり、前記動的マージンポジションが、現在のポジション値、利用可能なマージン、及び前記注文フロー入力に基づく、決定することと、
現在のポジション値を、前記コンピュータベースのシステムによって、決定することと、
長手方向最大マージン及び短手方向最大マージンに基づいてゼロポジションマージンを、前記コンピュータベースのシステムによって、計算することと、
前記ゼロポジションマージン、前記長手方向最大マージン、及び前記短手方向最大マージンを含む動的マージンポジションインジケータを、前記コンピュータベースのシステムによって、表示することであり、前記動的マージンポジションインジケータが、前記長手方向最大マージン及び前記短手方向最大マージンに基づいて拡大/縮小される、表示することと
を含む、製品。
【請求項9】
前記サインインデータに応答して匿名モード工程を、前記コンピュータベースのシステムによって、開始することをさらに含む、請求項
8に記載の製品。
【請求項10】
前記認証データに基づいてユーザ識別を、前記コンピュータベースのシステムによって、決定することであり、前記認証データが生体認証データを含む、決定することをさらに含む、請求項
8に記載の製品。
【請求項11】
前記動作が、
通貨ペア及び数量を含む注文データを、前記コンピュータベースのシステムによって、受信することと、
前記現在のポジション値及び前記数量に基づいて新しいポジションを、前記コンピュータベースのシステムによって、計算することと、
前記動的マージンポジションインジケータを介して前記新しいポジション値を、前記コンピュータベースのシステムによって、表示することと
をさらに含む、請求項
8に記載の製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年9月4日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR MOBILE DIGITAL CURRENCY FUTURE EXCHANGE(モバイルデジタル通貨先物為替のためのシステム及び方法)」という名称の米国仮特許出願第62/895,573号の非仮出願であり、その優先権及び利益を主張する。本願は、2020年7月20日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR MOBILE DIGITAL CURRENCY FUTURE EXCHANGE(モバイルデジタル通貨先物為替のためのシステム及び方法)」という名称の米国仮特許出願第63/054,172号の非仮出願であり、その優先権及び利益を主張する。前述の出願のそれぞれは、参照によりその全部が本明細書に組み込まれる(任意の主題の放棄又は拒否を除き、本開示との任意の矛盾を除き、その場合、本明細書での明確な開示が支配するものとする)。
【0002】
本開示は、概してモバイルデバイスに関し、より詳細には、為替取引プラットフォーム及びアプリケーションのモバイル及び自動コマンド及び制御のためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
伝統的に、為替及び電子取引プラットフォームは、プライベートネットワーク及び専用端末を介して接続される。そのようなプラットフォームは、能力が制限される傾向にあり、立会時間中にのみアクセス可能であることがある、或いは地理的又は時間的利用可能性において他の方法で制限されることがある。加えて、ポジションを見る及び注文を実行するためのオプションは、限定されることがある。したがって、改良されたモバイル取引プラットフォーム、たとえば暗号通貨デリバティブの取引のためのプラットフォーム、は、依然として望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
様々な実施形態において、モバイルデジタル通貨為替のためのシステム、方法、及び製品(総称して、「システム」)が、開示される。様々な実施形態において、システムは、サインインデータを受信することができる。システムは、サインインデータに基づいて認証要求を生成することができる。システムは、認証データを受信することができる。システムは、認証データに基づくポートフォリオドロワーを含む取引インターフェースを表示することができ、ポートフォリオドロワーは、証券詳細及びアカウント概要を表示するように構成される。
【0005】
様々な実施形態において、証券詳細選択を受信することができる。システムは、証券詳細選択に応答して注文フロー工程を開始することができる。システムは、注文フロー入力を受信することができる。システムは、注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドセットを生成することができる。システムは、プラットフォームコマンドセットに基づいて取引プラットフォームを制御することができる。様々な実施形態において、注文フロー入力は、買い注文、売り注文、注文修正、レバレッジ設定、又はポジションのクローズコマンドのうちの少なくとも1つを含む。様々な実施形態において、システムは、サインインデータに応答して匿名モード工程を開始することができる。様々な実施形態において、システムは、認証データに基づいてユーザ識別を決定することができ、そこで、認証データは、生体認証データを含む。
【0006】
前述の特徴及び要素は、本明細書で別段の明確な指示のない限り、非排他的に様々な組合せで結合され得る。これらの特徴及び要素並びに開示される実施形態の動作は、以下の説明及び添付の図面に照らして、より明らかとなろう。本節の内容は、本開示への簡単な概論として意図されており、任意の請求の範囲を制限することを意図されていない。
【0007】
本開示の主題は、明細書の結びの部分において具体的に指摘され、明確に主張される。しかしながら、本開示のより完全な理解は、同様の番号が同様の要素を示す、図面に関連して考慮されるとき、発明を実施するための形態及び特許請求の範囲を参照することによって、得られ得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの様々なシステム構成要素を示すブロック図である。
【
図2】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの起動インターフェースを示す図である。
【
図3】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの通貨ペア表示を示す図である。
【
図4】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの登録インターフェースを示す図である。
【
図5A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのサインインインターフェースを示す図である。
【
図5B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの認証インターフェースを示す図である。
【
図5C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのプッシュ通知プロンプトを示す図である。
【
図6】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの市場/ポートフォリオインターフェースを示す図である。
【
図7A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのアカウント構成インターフェースを示す図である。
【
図7B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの通知設定インターフェースを示す図である。
【
図7C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのセキュリティ設定インターフェースを示す図である。
【
図7D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのユーザ案内ページを示す図である。
【
図7E】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのヘルプ要求ページを示す図である。
【
図8A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの勘定残高ページを示す図である。
【
図8B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジション詳細ページを示す図である。
【
図8C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジション詳細ページを示す図である。
【
図8D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジションの改正インターフェースを示す図である。
【
図9A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの市場データページを示す図である。
【
図9B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの市場データページを示す図である。
【
図9C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文控え帳ページを示す図である。
【
図10A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのレバレッジインターフェースを示す図である。
【
図10B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのレバレッジインターフェースを示す図である。
【
図11A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図11B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図11C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図11D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図11E】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図11F】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文インターフェースを示す図である。
【
図12A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジションのクローズインターフェースを示す図である。
【
図12B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジションのクローズインターフェースを示す図である。
【
図13A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文報告表示を示す図である。
【
図13B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文報告表示を示す図である。
【
図13C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文報告表示を示す図である。
【
図14A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポートフォリオビューページを示す図である。
【
図14B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポートフォリオ詳細ビューページを示す図である。
【
図15A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングポジションインターフェースを示す図である。
【
図15B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングポジションインターフェースを示す図である。
【
図15C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースにおけるロングポジションの編集を示す図である。
【
図15D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースにおけるロングポジションの編集を示す図である。
【
図16A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートポジションインターフェースを示す図である。
【
図16B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートポジションインターフェースを示す図である。
【
図16C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースにおけるショートポジションの編集を示す図である。
【
図16D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースにおけるショートポジションの編集を示す図である。
【
図17】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムにおける動的マージンポジションインジケータの詳細を示す図である。
【
図18A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースのショートポジションの編集における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図18B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースのショートポジションの低減における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図18C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースのショートポジションのクローズにおける動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図18D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ショートインターフェースのショートポジションの反転における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図19A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースのロングポジションの編集における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図19B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースのロングポジションの低減における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図19C】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースのロングポジションのクローズにおける動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図19D】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの高度ロングインターフェースのロングポジションの反転における動的マージンポジションインジケータの動作を示す図である。
【
図20】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの数量入力インターフェースを示す図である。
【
図21】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの第1の起動工程を示す図である。
【
図22】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの市場ビュー工程を示す図である。
【
図23】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのレバレッジの設定工程を示す図である。
【
図24】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの第2の起動工程を示す図である。
【
図25】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの証券詳細工程を示す図である。
【
図26】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポジションのクローズ工程を示す図である。
【
図27】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの第3の起動工程を示す図である。
【
図28】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのポートフォリオドロワー工程を示す図である。
【
図29A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文修正工程を示す図である。
【
図29B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの注文修正工程を示す図である。
【
図30A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのメンテナンス工程を示す図である。
【
図30B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのメンテナンス工程を示す図である。
【
図31A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのサインイン工程を示す図である。
【
図31B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのサインイン工程を示す図である。
【
図32A】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムのサインイン工程を示す図である。
【
図32B】様々な実施形態による、モバイルデジタル通貨為替システムの生体認証工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明は、単に様々な例示的な実施形態についてであり、本開示の範囲、適用可能性又は構成をいかなる方法でも限定することを意図していない。そうではなくて、以下の説明は、最良のモードを含む様々な実施形態を実装するための便利な解説を提供することを意図している。様々な変更が、添付の特許請求の範囲を逸脱せずに、これらの実施形態において説明される要素の機能及び構成に行われ得る、ということが明らかとなろう。
【0010】
簡潔にするために、モバイルデバイスアプリケーション設計及び実装のための従来の技法、並びに従来のモバイルデバイス通信技法、インターフェース要素など、及び/又は同類のものは、本明細書では詳しく説明されないことがある。さらに、本明細書に含まれる様々な図に示された接続線は、様々な要素の間の例示的な機能関係及び/又は物理若しくは通信の連結を表すことを意図されている。多数の代替又は追加の機能関係又は通信接続が、有用な実際のシステム又は関連方法、たとえば暗号通貨デリバティブのためのモバイル取引アプリケーション、において存在し得る、ということに留意されたい。
【0011】
モバイルデバイスアプリケーションの様々な欠点は、本開示の原理に従って構成されたモバイルデバイスアプリケーション及び/又は関連するクラウドベースのシステムを使用することによって、対処され得る。たとえば、本システムは、レバレッジ設定を含むプラットフォーム活動を実施するモードへと表示を最適化することによって、任意の注文タイプの単一のアセンブリフローを提供すること、アカウントに関連する残高、注文セット、及びポジションのそれぞれをモニタすることによって、及び特定のポジションに関連するリスクレベルを視覚化することによって、既存の技術に改良を加える。
【0012】
様々な例示的実施形態において、システムは、デジタル通貨為替システムのより大きなレベルの精巧化及び/又は制御を実現することができる。たとえば、データは、複数の非類似の行及び列を含む複数のデータソースから収集され得、複数のプラットフォームにわたって分散され得る。先行技術のシステムは、通常は、限定された利用可能性、注文又はビュー表示を実行するための複数のユーザ対話、ポジション特有のリスクを分かりにくくすること及び/又は同類のことの技術的問題を含むが、本システムは、注文タイプに関係なく単一のフローを可能にする傾向があることによって及びポジション特有のリスクレベルを視覚化することによって、技術的解決を実現する。この関連で、システムは、統合された注文フロー及び最適化されたデータ提示を介して、加速された取引を可能にすることができる。そのようなものとして、システムは、情報ギャップを解消又は低減し、データの再入力を減らし、記録重複を減らすことができ、開発時間を減らすことができる。システムはまた、開発のコスト又はデータ入力のためのシステム処理時間を減らす、ネットワーク利用率を減らす、及び/又はデータストレージオーバーヘッドを減らすことができる。システムは、増加した頻度で環境間のデータの比較を可能にすることによって、データ信頼性及び/又は正確性を高めることができる。システムはまた、冗長又は重複比較タスクを減らすことができ、それによってシステム資源の要求を減らすことができる。システムは、データ獲得を簡単にし、ユーザ対話の数を減らすことによってユーザ体験を強化することができる(たとえば、注文フロー内の注文について、すべてのサポートされる注文タイプをアセンブルするためのすべてのオプションが、全詳細を迅速に見る及び必要なオプションのみを修正するために提示され、そのため、ユーザは、注文タイプを切り替える及び前の選択をリセットする必要がない)。さらに、本開示の利益は、任意の適切な電子為替又は取引プラットフォームに適用され得る。
【0013】
本明細書で開示される工程は、コンピュータの機能を改善する。様々な実施形態において、注文処理速度は、単一のインライン注文フローによって可能にされる対話セットの低減を介して、加速され得る。システムはさらに、ユニバーサルにアクセス可能なポートフォリオドロワーを有効にし、それによってデータ表示の文脈と注文機能性を接続することによって、入力をさらに減らすことができる。様々な実施形態において、システムは、最も頻繁に見られるデータにアクセスするための複数のスクロール及びクリックの必要性を低減する傾向があることによって、グラフィックス処理オーバーヘッドを減らすことができる。たとえば、システムは、サインイン時に残高及び市場ポジションを含む標準化されたデータセットを表示することができる。同様に、工程は、メタデータ要素に基づいて環境の間のリアルタイムデータの直接比較を可能にすることによって、データ提示の信頼性及び速度を高める。システムは、現在のポジションサイズ及び契約固有のuPnLに関する情報を提供するのを助けるために、その文脈を自動的に更新することができる。システムは、資産クラスを横断するポジション及びマージンレベルのリアルタイムビューを可能にすることによって、分析の信頼性及び速度を高める。たとえば、システムは、契約表示の文脈において示された、買う、売る、ポジションのクローズ、注文のクローズ、及びストップのクローズの単一クリックにおいてポジション修正アクションを可能にし得る。したがって、システムは、ユーザ入力の文脈ベースの予測を可能にする及び注文フローをさらに加速する傾向があり得る。この関連で、本明細書に記載の工程を使用してデータを送信する、記憶する、及び/又はデータにアクセスすることによって、データの情報有用性が改善され、エラーが減らされる。そのような改善はまた、追加のデータソースが比較のために識別されるとき、重複する労力の一部を減らすことによって、ネットワークの効率を高めることができる。
【0014】
様々な実施形態において、ここで
図1を参照すると、システム100は、アプリケーションサーバ102、ユーザデバイス104、及び取引プラットフォーム200を含み得る。これらの構成要素のいずれも、アウトソースされ得る並びに/又はネットワーク、たとえば第1のネットワーク106及び第2のネットワーク108など、を介してデータコンパレータアプリケーションサーバ102及び/若しくは取引プラットフォーム200と通信し得る。
【0015】
システム100は、コンピュータベースでもよく、他の適切なシステムソフトウェア及びハードウェア構成要素とともに、プロセッサ、有形の非一時的コンピュータ可読メモリ、及び/又はネットワークインターフェースを含み得る。有形の非一時的メモリに記憶された命令は、本明細書に記載のように、様々な機能をシステム100が実行することを可能にし得る。様々な実施形態において、アプリケーションサーバ102及び/又は取引プラットフォーム202は、様々なシステム、エンジン、及びシステム100の構成要素にアクセスするための中央ネットワーク要素又はハブとして構成され得る。アプリケーションサーバ102は、ネットワーク(たとえば、ネットワーク106)、コンピュータベースのシステム、並びに/又は、様々なシステム、エンジン、及びシステム100の構成要素にアクセスポイントを提供するように構成されたソフトウェア構成要素を含み得る。アプリケーションサーバ102は、第1のネットワーク106を介するユーザデバイス104及び第2のネットワーク108を介する取引プラットフォーム200と動作及び/又は電子通信し得る。この関連で、アプリケーションサーバ102は、ユーザデバイス104からシステム、エンジン、及びシステム100の構成要素(たとえば、取引プラットフォーム202など)への通信を可能にし得る。様々な実施形態において、アプリケーションサーバ102は、コマンド及び/又はメタデータをユーザデバイス104から受信することができ、ユーザデバイス104に応答を渡すことができる。
【0016】
様々な実施形態において、アプリケーションサーバ102は、前述の1つ若しくは複数の計算デバイス、ラック搭載サーバ、並びに/又は、負荷バランシング、アプリケーションサービス、ウェブサービス、データクエリサービス、データ転送サービス、リバースプロキシサービスを提供する、若しくはネットワーク(106、108)を横断するデータの配信及び受信を他の方法で円滑にする仮想マシンを含み得る。
【0017】
様々な実施形態において、ユーザデバイス104は、ユーザ及び/又は同類のものがアプリケーションサーバ102にアクセスすることを可能にするように構成されたハードウェア及び/又はソフトウェアを含むネットワーク(たとえば、ネットワーク106)を介してシステム100と通信するソフトウェア及び/又はハードウェアを含み得る。ユーザデバイスは、ユーザがネットワーク及びシステム100と通信することを可能にするように構成された任意の適切なデバイスを含み得る。ユーザデバイスは、たとえば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、キオスク、及び/又は同類のものを含むことができ、ユーザが比較要求をシステム100に送信することを可能にし得る。様々な実施形態において、本明細書に記載のユーザデバイス104は、ウェブアプリケーション又はネイティブアプリケーションを実行してアプリケーションサーバ102と通信することができる。ネイティブアプリケーション110は、たとえば、ダウンロード、物理媒体、又はアプリストアを介してユーザデバイス104にインストールされ得る。ネイティブアプリケーション110は、オペレーティングシステムと使用するために提供される並びに記憶された及び表示されたデータをユーザデバイス104で操作するためにシステムコールを実行する能力を有する開発コードベースを使用することができ、アプリケーションサーバ102と通信する。ウェブアプリケーションは、ウェブブラウザ対応でもよく、具体的にはウェブブラウザで実行するために書かれ得る。したがって、ウェブアプリケーションは、アプリケーションサーバ102と連動して動作するブラウザベースのアプリケーションでもよい。
【0018】
様々な実施形態において、ユーザデバイス104で実行するネイティブアプリケーション110は、リアルタイム更新をサポートするために、アプリケーションサーバ102と通信し得る。たとえば、取引プラットフォーム200に関するデータは、アプリケーションサーバ102及び/又は取引プラットフォーム200と対話する任意の数のユーザによって使用される様々なユーザデバイス104にわたり同期し得る。この関連で、アプリケーションサーバ102は、取引プラットフォーム200からそれぞれのユーザデバイス104にデータを供給することができ、ユーザデバイス104から取引プラットフォーム200にコマンドを供給することができる。様々な実施形態において、アプリケーションサーバ102は、ネットワーク(106、108)及び/又はシステム100の様々な構成要素の間で送信されるデータを制限するために、アクセス許可を適用することができる。ユーザは、たとえば、ユーザ名、パスワード、二重ファクタ認証、プライベート暗号鍵、ワンタイムパスワード、セキュリティ質問、生体認証、又は当業者に知られた他の適切な認証技法を介して、ネイティブアプリケーション110で認証され得る。
【0019】
様々な実施形態において、デジタル通貨先物為替システム(たとえば、システム100)内の取引プラットフォーム200が、開示される。取引プラットフォーム200は、APIインターフェース、注文控え帳、注文処理エンジン、レバレッジエンジン、マッチングエンジン、及び/又は同類のものを含み得る。
【0020】
図2を追加で参照すると、プラットフォーム200の起動インターフェース202が、様々な実施形態に従って、示されている。システム100は、ユーザデバイス104を介してネイティブアプリケーション110を実行することに応答して、起動インターフェース202を表示することができる。様々な実施形態において、システムは、取引プラットフォーム200とユーザデバイス104との接続状態204を判定することができ、接続状態インジケータを起動インターフェース202を介して表示することができる。システムは、市場データ206の1つ又は複数の詳細、たとえば、通貨価格、通貨ペア、デリバティブ価格、インデックス価格、及び/又は同類のものなど、を表示することができる。起動インターフェース202は、登録アクション及びサインインアクションなどのユーザデバイス104からの1つ又は複数の入力を受信するように構成され得る。たとえば、システムは、登録ボタン208でのユーザ対話を感知することに応答してユーザデバイス104から登録アクションを受信することができ、サインインボタン210でのユーザ対話に応答してユーザデバイス104からサインインアクションを受信することができる。様々な実施形態において、起動インターフェース202は、市場データ206の要素との対話を可能にするように構成され得る。市場データの要素との対話を決定することに応答して、システムは、要素に関連する市場詳細要求を生成することができる。
【0021】
たとえば、システムは、「ビットコイン(XBT)」市場データ206との対話を登録することができ、応答して、取引プラットフォーム200によって受信され得る「ビットコイン(XBT)」市場データ詳細要求を生成することができる(たとえば、ネイティブアプリケーションを介して)。市場データ詳細要求を受信することに応答して、システムは、市場詳細要求に関連する拡張された市場詳細を表示することができる。たとえば、システムは、
図3に示すように通貨ペア表示を表示することができる。
図3を追加で参照すると、通貨ペア表示300は、「ビットコイン(XBT)」市場データに関連してもよく、関連市場詳細要求を受信することに応答して表示され得る。通貨ペア表示300は、通貨ペアに関連する様々な市場詳細、たとえば、現在の価格302、インデックス価格304、24時間の価格の%変化306、為替量308、オープン証券価値310、及び/又は同類のものなど、を含み得る。様々な実施形態において、通貨ペア表示300は、市場のリアルタイムグラフィカル表示(すなわち、市場グラフ312)を含み得る。様々な実施形態において、市場グラフ312は、ローソク足チャートでもよく、様々な時間間隔にわたり選択可能になり得る。通貨ペア表示300は、無線ボタン314を介して市場グラフ時間間隔入力を受信するように構成され得る。様々な実施形態において、通貨ペア表示300は、注文控え帳データ316を含み得る。
【0022】
様々な実施形態において、
図4を追加で参照すると、システム100の登録インターフェース400が、様々な実施形態に従って、示されている。システムは、登録アクションに応答して登録インターフェース400を表示することができる。登録インターフェース400は、ユーザプロファイル及び/又は同類のものとシステムによって関連付けられ得る登録データの1つ又は複数の要素を受信するように構成され得る。様々な実施形態において、システムは、電子メールアドレス402、パスワード404、国又は領域405、名480、姓410、生体認証情報(たとえば、指紋、フェイスプリント、音声サンプル、虹彩画像など)、デバイス指紋(たとえば、ユーザデバイス104に関連するメタデータ、たとえば、マックアドレス、オペレーティングシステムデータ、ネットワーク情報、バージョン情報など)、及び/又は同類のものを受信するように構成され得る。登録データを受信することに応答して、システムは、ユーザアカウントを生成し、アカウント情報として登録データをそれに関連付けることができる。様々な実施形態において、システムは、認証トークンを生成し、認証トークンをユーザアカウントと関連付けることができる。この関連で、システムは、2ファクタ認証などのトークン認証及び/又は同類のものをサポートすることができる。
【0023】
様々な実施形態において、
図5Aを追加で参照すると、システム100のサインインインターフェース500が示されている。サインインインターフェース500は、サインインデータを受信するように構成され得る。たとえば、システムは、サインインインターフェース500を介して電子メールアドレス502、パスワード504、及び2ファクタトークン506を受信することができる。様々な実施形態において、システムは、ボタン508におけるサインでの対話に応答してユーザデバイス104を介してサインイン要求を生成することができる。要求におけるサインは、認証工程の一部としてアカウント情報と比較され得るサインインデータを含むことができる。様々な実施形態において、システムは、サインインデータに基づいて認証要求を生成することができる。
【0024】
様々な実施形態において、
図5Bを追加で参照すると、システム100の認証インターフェース510が示されている。システムは、認証要求に応答して認証インターフェース510を表示することができる。認証インターフェース510は、認証データ、たとえば、数字パスコード、タッチパターン、生体認証データ、及び/又は同類のものなど、を設定又は入力するためのプロンプトを含むことができる。様々な実施形態において、認証インターフェース510は、アカウント情報としてユーザデータと関連付けられ得る認証データを受信するように構成され得る。たとえば、認証インターフェース510は、数字キーパッド512を介して数字パスコードを受信するように構成され得る。システムは、サインインデータを有する認証データを受信し、認証データ及びサインインデータをアカウント情報と比較して取引プラットフォーム200の様々なシステム、特徴、及びエンジンにアクセスすることを可能にすることができる。
図5Cを簡潔に追加で参照すると、システムは、認証データを受信することに応答してプッシュ通知プロンプト514を表示することができる。システムは、プッシュ通知プロンプト514での「許可」対話を受信することに応答して取引プラットフォーム200からユーザデバイス104へのプッシュ通知を可能にすることができる。
【0025】
様々な実施形態において、認証データ及びサインインデータを受信することに応答して、システムは、
図6に示すようにスプラッシュスクリーン及び/又は市場/ポートフォリオインターフェース600を表示することができる。市場/ポートフォリオインターフェース600は、暗号通貨602及び/又は通貨ペア604の選択可能な市場データを含むことができる。システムは、暗号通貨602及び/又は通貨ペア604に関連する1つ又は複数の証券の選択可能な市場データを表示することができる。たとえば、システムはさらに、永久契約、又は様々な限定された契約608(たとえば、1か月間隔で「9月27日」、「12月27日」にクローズする、及び/又は同類のもの)などの暗号通貨602に関連する先物契約606を表示することができる。システムは、現在の価格データ610、インデックス価格データ、行使価格データ、量データ、ベロシティデータ、或いは暗号通貨602、通貨ペア604、及び/又は証券に関連する任意の他の市場データを表示することができる。様々な実施形態において、市場/ポートフォリオインターフェース600は、勘定残高ドロワー612を表示するように構成され得る。様々な実施形態において、市場/ポートフォリオインターフェース600は、アカウント設定アイコン614を表示するように構成され得る。アカウント設定アイコン614での対話を受信することに応答して、システムは、アカウント構成インターフェースを表示することができる。
【0026】
図7Aを追加で参照すると、システム100のアカウント構成インターフェース700が、様々な実施形態に従って示されている。アカウント構成インターフェース700は、ユーザ名702及び電子メール704などのユーザアカウントに関連するアカウント情報の様々な要素を表示することができる。様々な実施形態において、アカウント構成インターフェース700は、たとえば、通知設定ボタン706、セキュリティ設定ボタン708、ユーザ案内ボタン710、ヘルプ要求ボタン712での対話を介するなどして、システムの1つ又は複数の構成設定ページにアクセスすることを可能にするように構成され得る。様々な実施形態において、アカウント構成インターフェース700は、サービスの条件ボタン714及びプライバシ通知ボタン716を介する対話を受信することに応答して情報のページを表示するように構成され得る。様々な実施形態において、システムは、サインアウトボタン718での対話を受信することに応答して、認証されたセッションを終了するように構成され得る。この関連で、システムは、サインアウトボタン718での対話に応答して取引プラットフォーム200の様々なシステム、特徴、及びエンジンへのアクセスを無効にすることができる。様々な実施形態において、アカウント構成インターフェース700は、勘定残高ドロワー612を表示するように構成され得る。
【0027】
様々な実施形態において、
図7Bを追加で参照すると、通知設定ボタン706での対話を受信することに応答して、システムは、通知設定インターフェース720を表示することができる。通知設定インターフェース720は、通知設定入力を受信し、応答して、取引プラットフォーム200からユーザデバイス104への様々なプッシュ通知を有効又は無効にするように構成され得る。たとえば、通知設定インターフェース720は、保留中の預金722、預金確認724、自動配信イベント726、清算イベント728、払い戻し確認730、及び代替デバイスサインイン732の通知を有効/無効にするために1つ又は複数のスイッチでの対話を受信するように構成され得る。たとえば、システムは、アカウント情報としてのユーザアカウントに関連するデバイス指紋を比較することができる。サインインデータで受信されたデバイス指紋が、アカウント情報として記憶されたデバイス指紋とマッチしない場合、システムは、代替デバイスサインイン通知を生成することができる。別の言い方をすると、システムは、第1のデバイス指紋及び第1のサインインデータを第1のユーザデバイスから、そして第2のデバイス指紋及び第1のサインインデータを第2のユーザデバイスから受信することができる。システムは、第2のユーザデバイスから第2のデバイス指紋及び第1のサインインデータを受信することに応答して代替デバイスサインイン通知を生成することができる。システムは、代替デバイスサインイン通知を第1のユーザデバイスに送信することができる。様々な実施形態において、通知設定インターフェース720は、勘定残高ドロワー612を表示するように構成され得る。
【0028】
様々な実施形態において、
図7Cを追加で参照すると、セキュリティ設定ボタン708での対話を受信することに応答して、システムは、セキュリティ設定インターフェース734を表示することができる。セキュリティ設定インターフェース734は、認証インターフェース510及び関連システム工程を有効及び/又は無効にするように構成され得る。たとえば、認証インターフェース510は、コマンド有効化/無効化スイッチ736での対話を受信することに応答して、無効にされ得る。様々な実施形態において、セキュリティ設定インターフェース734は、認証データを編集又は再構成するように構成され得る。たとえば、システムは、パスコード編集ボタン738での対話を介する数字パスコードの編集を可能にすることができる。様々な実施形態において、セキュリティ設定インターフェース734は、勘定残高ドロワー612を表示するように構成され得る。
【0029】
様々な実施形態において、
図7Dを追加で参照すると、ユーザ案内ボタン710での対話を受信することに応答して、システムは、ユーザ案内ページ740を表示することができる。様々な実施形態において、システムは、ウェブパンチアウト工程を開始することができ、ネイティブアプリ110は、1つ又は複数のウェブサーバと通信してユーザ案内ページ740を表示することができる。
【0030】
様々な実施形態において、
図7Eを追加で参照すると、ヘルプ要求ボタン712での対話を受信することに応答して、システムは、ヘルプ要求ページ742を表示することができる。様々な実施形態において、システムは、ウェブパンチアウト工程を開始することができ、ネイティブアプリ110は、1つ又は複数のウェブサーバと通信してヘルプ要求ページ742を表示することができる。様々な実施形態において、ヘルプ要求ページ742は、ヘルプ要求情報を受信するように構成され得る。ヘルプ要求情報は、テキスト入力、たとえば、電子メールアドレス744、件名746、問題記述748、及び/又は同類のものなど、を含むことができる。様々な実施形態において、ヘルプ要求情報は、添付書類750として含まれ得るグラフィカルデータ又はデータファイルを含むことができる。
【0031】
様々な実施形態において、勘定残高ドロワー612での対話を受信することに応答して、システムは、勘定残高ページ800を表示することができる。たとえば、システムは、勘定残高ドロワー612を上向きにドラッグすることなどのユーザデバイス104からの対話を受信し、応答して、勘定残高ドロワー612を拡張して勘定残高ページ800を表示することができる。様々な実施形態において、勘定残高ページ800は、ユーザアカウントに関連する勘定残高及びポジションデータを表示するように構成され得る。勘定残高ページは、合計の利用可能な残高802、合計マージン残高806、合計マージン組成インジケータ808、全体のPnL804(実現された又は実現されていない可能性がある)及び/又は同類のものを表示することができる。合計マージン組成インジケータ808は、グラフィカルインジケータ、たとえば、合計の利用可能なマージンの一部分としてすべてのポジション及びすべての現在の注文の合計値を示す棒グラフなど、でもよい。各構成要素は、異なる色で表示されてもよく、それによって、すべてのポジション値、オープン注文値、及び合計の利用可能なマージン値を迅速に区別する役割を果たすことができる。たとえば、棒グラフは、マージンが様々なオープンポジション及び注文で使用されるとき、勘定残高ページ800の右側に向けて埋めることができ、それによって、棒グラフ内の表示される合計の利用可能なマージンの相対サイズを減らすことができる。
【0032】
様々な実施形態において、勘定残高ページ800は、通貨ペアに関して分類されたポジションなどのユーザアカウントに関連するポジション全体の構成要素の詳細を提供する通貨ペアによるポジションブレイクアウトを含むことができる。たとえば、システムは、XBTUSDポジション詳細810及びETHUSDポジション詳細812を表示することができる。ポジション詳細表示(810、812)のいずれかは、アクティブな注文のカウント及び/又は注文タイプ814、ポジションサイズ816、利益計算818、PnL計算820、ポジション値822、及び清算詳細フレーム824などの関連市場データを含むことができる。
【0033】
様々な実施形態において、
図8B及び8Cを追加で参照すると、ポジション詳細(810、812)のうちの1つでの対話を受信することに応答して、システムは、ポジション詳細ページ826を表示することができる。
図8Bは、ポジション詳細ページ826の第1の部分を示し、
図8Bは、アクティブなストップの追加詳細を見せるようにスクロールされたポジション詳細ページの第2の部分を示す。様々な実施形態において、ポジション詳細ページ826は、ユーザアカウントに関連するポジション特有のデータ、たとえば、選択された通貨ペアに関連するすべてのポジションなど、を表示するように構成され得る。ポジション詳細ページ826は、ペア特有のマージン組成インジケータ828を含むことができる。ペア特有のマージン組成インジケータ828は、合計マージン組成インジケータ808と同様の方式で機能するように構成され得るが、選択されたポジション詳細(たとえば、XBTUSDポジションのみ)に関連するそれらのポジションのみに基づいて計算及び表示を行うことができる。ポジション詳細ページ826は、すべてのアクティブな注文832、すべてのアクティブなストップ834、及びアクティブなストップ834に関連するトリガ条件でのクローズ842の詳細を表示することができる、注文詳細フレーム830を含むことができる。
【0034】
様々な実施形態において、ポジション詳細ページ826は、ポジションのクローズボタン836での対話に応答して、選択された通貨ペアに関連するすべてのポジションをクローズするように取引プラットフォーム200に命令するように構成され得る。ポジションのクローズボタン836での対話を受信することに応答して、システムは、関連ポジションを解きほぐすように構成された1つ又は複数の注文を自動的に生成することができ、応答して、注文に基づいて複数の取引を実行することができる。同様に、ポジション詳細ページ826は、対応するすべての注文をキャンセルボタン838及びすべてのストップをキャンセルボタン840での対話に応答して選択通貨ペアに関連するすべての注文をキャンセル及び/又はすべてのストップをキャンセルするように取引プラットフォーム200に命令するように構成され得る。すべての注文をキャンセルボタン838での対話を受信することに応答して、システムは、選択された通貨ペアに関連するすべてのアクティブな注文を取引プラットフォーム200の注文控え帳から取り除くことができる。すべてのストップをキャンセルボタン840での対話を受信することに応答して、システムは、選択された通貨ペアに関連するすべてのアクティブなストップ注文を取引プラットフォーム200の注文控え帳から取り除くことができる。様々な実施形態において、ポジション詳細ページ826は、システムの注文フロー工程を開始するように構成され得る。たとえば、ポジション詳細ページ826は、買うボタン844及び/又は売るボタン846を含むことができ、システムは、ボタン(844、846)での対話を受信することに応答して注文フロー工程を開始することができる。様々な実施形態において、注文詳細フレーム830は、アクティブな注文832、アクティブなストップ834、及び/又はそこに表示されたトリガ条件でのクローズ842のいずれかでの対話を受信するように構成され得る。
【0035】
様々な実施形態において、
図8Dを追加で参照すると、注文詳細フレーム830での対話を受信することに応答して、システムは、ポジションの改正インターフェース848を表示することができる。ポジションの改正インターフェース848は、注文詳細フレーム830に表示された個別の注文に関連する様々なデータの修正を可能にするように構成され得る。個別の注文は、対話に基づいて決定され得、たとえば、個別の注文は、個別の注文でのタッチ対話をシステムが登録することに基づいて、決定され得る。ポジションの改正インターフェース848は、サイズ入力フィールド850を介するサイズ入力及び/又は制限入力フィールド852を介する制限入力を受信するように構成され得る。ポジションの改正インターフェース848は、これらの入力の現在の値を表示することができ、入力フィールド(850、852)のいずれかでの対話を受信することに応答して、キーパッド854を表示することができる。この関連で、ポジションの改正インターフェース848は、登録キーパッド854入力を介する現在の値から新しい値への変更を容易にすることができる。様々な実施形態において、ポジションの改正インターフェース848は、確認アクションを促すことができ、確認アクションを受信することに応答して、現在の値を新しい値に設定することができる。たとえば、ポジションの改正インターフェース848は、「改正を確認」スライダ856を表示することができ、ポジションの改正インターフェース848を横断してスライダをドラッグすることなどの対話を受信することができる。様々な実施形態において、ポジションの改正インターフェース848は、個別の注文のキャンセルを可能にすることができる。たとえば、システムは、注文をキャンセルボタン858での対話を受信し、取引プラットフォーム200の注文控え帳から関連注文を取り除くことができる。
【0036】
様々な実施形態において、
図9A、9B、及び9Cを追加で参照すると、システム100の市場データページ900が示されている。市場データページ900は、選択された通貨ペアの様々な市場データを表示するように構成され得る。たとえば、市場データページ900は、XBTUSDペアに関連する市場データを表示することができる。様々な実施形態において、市場データページ900は、現在の価格、価格の24時間のパーセント変化、インデックス価格、量、短期利益、資金調達ウィンドウ、オープン証券量、利益/損失インジケータアイコン、及び/又は同類のものなどのデータ902を表示することができる。
図9Cを簡潔に参照すると、市場データページ900が、注文控え帳データフレーム908を表示して、示されている。様々な実施形態において、注文控え帳データフレーム908が、市場データページ900での対話、たとえば、ユーザデバイス104における下方へのスクロール又は下方へのスワイプなど、を受信することに応答して、表示され得る。
【0037】
市場データページ900は、市場のリアルタイムグラフィカル表示(すなわち、市場グラフ904)を含むことができる。市場グラフ904は、時間とともに様々な市場データ、たとえば、「XBTUSD」のラベルを付けられたスポット価格及びインデックス価格「.BXBT」など、を表示することができる。様々な実施形態において、市場グラフ904は、ローソク足チャートでもよく、様々な時間間隔にわたり選択可能でもよい。市場データページ900は、無線ボタン906を介して市場グラフ時間間隔入力を受信するように構成され得る。
図9Aに示すように、市場グラフ904は、選択された「1m」無線ボタンで1分間隔で表示される。
図9Bを簡潔に参照すると、「15m」無線ボタンが、選択されて示されており、市場グラフ904への対応する変更が、示されている。様々な実施形態において、市場データページ900は、システム100の注文フロー工程を開始するように構成され得る。たとえば、市場データページ900は、買うボタン910及び/又は売るボタン912を含むことができ、システムは、ボタン(910、912)での対話を受信することに応答して注文フロー工程を開始することができる。様々な実施形態において、市場データページ900は、システム100のレバレッジ設定工程を開始するように構成され得る。たとえば、市場データページ900は、レバレッジ設定ボタン914を含むことができ、システムは、レバレッジ設定ボタン914での対話を受信することに応答してレバレッジ設定工程を開始することができる。
【0038】
様々な実施形態において、
図10A及び10Bを追加で参照すると、システムは、レバレッジ設定ボタン914での対話を受信することに応答してレバレッジ設定インターフェース1000を表示することができる。レバレッジ設定インターフェース1000は、注文フロー工程において生成された注文にわたってレバレッジ設定を可能にするように構成され得る。レバレッジ設定インターフェース1000は、使用可能マージン表示1002、清算データ、レバレッジタイプセレクタ1004、及びレバレッジ比率1008、及び/又は同類のものを含むことができる。レバレッジ設定インターフェース1000は、レバレッジタイプセレクタ1004での対話を介するレバレッジタイプ入力及びキーパッド1006を介するレバレッジ比率入力を受信するように構成され得る。様々な実施形態において、使用可能マージン表示は、棒グラフでもよい。様々な実施形態において、レバレッジ設定インターフェース1000は、確認アクションを促すことができ、確認アクションを受信することに応答して、現在のレバレッジデータを新しいデータに設定することができる。たとえば、レバレッジ設定インターフェース1000は、「レバレッジを設定」スライダ1010を表示することができ、レバレッジ設定インターフェース1000を横断してスライダをドラッグすることなどの対話を受信することができる。
【0039】
図11Aから11Fを追加で参照すると、システム100の注文インターフェース1100の様々なページ及びフレームが、様々な実施形態に従って示されている。注文フロー工程を開始することに応答して、システムは、注文インターフェース1100を表示することができる。注文インターフェース1100は、プラットフォームコマンドの生成を定義する様々な注文フロー入力を受信するように構成される。たとえば、注文フローインターフェースは、買い注文、売り注文、注文修正、レバレッジ設定、又はポジションのクローズコマンドに関連するデータ又は入力を受信するように構成され得る。システムは、これらの入力に基づいてプラットフォームコマンドを生成することができる。プラットフォームコマンドは、プラットフォームコマンドに基づいて1つ又は複数の取引を、応答して、実行することができる取引プラットフォーム200によって受信され得る。様々な実施形態において、1つ又は複数のプラットフォームコマンドは、取引プラットフォーム200によって同時に又は順次に実行され得るプラットフォームコマンドセットとして、システムによってバッチ処理又は生成され得る。
【0040】
様々な実施形態において、注文インターフェース1100は、現在の注文詳細、たとえば、現在のポジション、現在の注文の実行後のポジション、清算推定、計算されたPnL、推定約定価格、及び/又は同類のものなど、を表示する注文詳細フレーム1102を含む。注文インターフェース1100は、制限設定ボタン1104、ストップ設定1106ボタン及び注文の編集ボタン1108を含む。注文の編集ボタン1108での対話を受信することに応答して、システムは、注文数量1110を編集するためのプロンプトを表示することができる。たとえば、
図11Bに示すように、システムは、キーパッド1112を表示し、キーパッド1112を介して注文数量を受信することができる。注文の編集ボタン1108は、「プレビュー」を表示することができ、システムは、新しい注文数量1110の注文詳細フレーム1102への効果を表示することができる。
【0041】
ストップ設定1106ボタンでの対話を受信することに応答して、システムは、
図11Cに示されたストップ設定フレーム1114を表示することができる。ストップ設定1106ボタンは、ストップ設定フレーム1114の拡大を示すアイコンを表示することができる。ストップ設定フレーム1114は、ストップ注文を定義するために使用される注文フロー入力を受信するように構成され得る。ストップ設定フレーム1114は、トリガ価格1116、トリガ条件でのクローズスイッチ1118、及び終値設定ボタン1120などの注文フロー入力を受信及び表示することができる。たとえば、トリガ価格1116での対話に応答して、システムは、キーパッドを表示し、トリガ価格入力を受信することができる。トリガ条件でのクローズスイッチ1118での対話を受信することに応答して、システムは、注文のトリガ条件でのクローズを設定することができる。様々な実施形態において、終値設定ボタン1120での対話を受信することに応答して、システムは、為替プラットフォーム200で通貨ペアの最後の約定された注文価格にトリガ価格を設定することができる。
【0042】
制限設定1104ボタンでの対話を受信することに応答して、システムは、
図11Dに示された制限設定フレーム1122を表示することができる。制限設定1104ボタンは、制限設定フレーム1122の拡大を示すアイコンを表示することができる。制限設定フレーム1122は、制限注文を定義するために使用される注文フロー入力を受信するように構成され得る。制限設定フレーム1122は、制限価格1124、ポストオンリ条件スイッチ1126、及びリデュースオンリ条件スイッチ1128などの注文フロー入力を受信及び表示することができる。ポストオンリ条件スイッチ1126での対話を受信することに応答して、システムは、注文のポストオンリ条件を設定することができる。この関連で、システムは、関連注文を、それが取引プラットフォーム200によって直ちに実行されない場合にのみ、受け入れるために、取引プラットフォーム200へのプラットフォームコマンドを生成することができる。リデュースオンリ条件スイッチ1128での対話を受信することに応答して、システムは、注文のリデュースオンリ条件を設定することができる。
【0043】
様々な実施形態において、
図11Eに示すように、システムは、制限設定1104ボタンとストップ設定1106ボタンとの両方での対話を受信することに応答して同時にストップ設定フレーム1114と制限設定フレーム1122との両方を表示することができる。様々な実施形態において、注文インターフェース1100は、確認アクションを促すことができ、確認アクションを受信することに応答して、受信された注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドを生成することができる。たとえば、注文インターフェース1100は、「売る」又は「買う」スライダ1130(買うボタン910及び売るボタン912での対話に依拠し得る)を表示することができ、注文インターフェース1100を横断してスライダをドラッグすることなどの対話を受信することができる。確認アクションを受信することに応答して、システムは、
図11Fに示すようにスライダ1130において「提出する」通知を表示することができる。様々な実施形態において、システムは、確認アクションを受信することに応答して1つ又は複数の警告1132を生成し、再確認入力を促すことができる。システムは、たとえば「提出する」ボタン1134での対話を介して、再確認入力を受信することができる。
【0044】
様々な実施形態において、
図12A及び12Bを追加で参照すると、システム100のポジションのクローズインターフェース1200が示されている。ポジションのクローズインターフェース1200は、選択された通貨ペアのポジション全体をクローズするために使用される注文フロー入力を受信するように構成され得る。この関連で、ポジションのクローズインターフェースは、関連ポジションをクローズする複数の取引を実行するために取引プラットフォームを制御するプラットフォームコマンドセットを生成するように構成される。様々な実施形態において、ポジションのクローズインターフェース1200は、プラットフォームコマンドセットを記述する通知フレーム1202を表示することができる。ポジションのクローズインターフェース1200は、制限価格の追加ボタン1204を含むことができる。制限価格の追加ボタン1204での対話を受信することに応答して、システムは、(フィールド1212に表示された)制限価格入力を受信するように構成された制限設定フレーム1208を表示することができる。システムは、フィールド1212での対話を受信することに応答して表示され得るキーパッド1210を介して制限価格入力を受信することができる。様々な実施形態において、システムは、制限価格を除去ボタン1214での対話に応答して、制限価格を取り除き、市場価格注文に戻ることができる。様々な実施形態において、ポジションのクローズインターフェース1200は、確認アクションを促すことができ、確認アクションを受信することに応答して、受信された注文フロー入力に基づいてプラットフォームコマンドセットを生成することができる。たとえば、ポジションのクローズインターフェース1200は、スライダ1206を表示することができ、ポジションのクローズインターフェース1200を横断してスライダをドラッグすることなどの対話を受信することができる。
【0045】
様々な実施形態において、
図13A、13B、及び13Cを追加で参照すると、システム100の注文報告表示1300が示されている。注文報告表示1300は、ユーザデバイス104の画面の最上部から飛び込む様々な枠付きの通知を含むことができる。たとえば、注文提出通知1302は、「100契約を買うことによって市場においてXBTUSDをクローズ」などの提出された注文のデータ又は概要を含むことができる。
図13Bに示すように、第2の実行通知1304が、第1の実行通知1306の上に飛び込んでいる。実行通知(1304、1306)は、関連注文の約定状態に関するデータ、たとえば、「残り68契約」又は「残り53契約」、を含むことができる。
図13Cに示すように、完全約定通知1308は、価格及び数量、たとえば、「10344.5で買われた53XBTUSD契約」、などの完了した約定された注文の詳細を表示することができる。
【0046】
様々な実施形態において、
図14A及び14Bを追加で参照すると、システム100のポートフォリオビューページ1400が示されている。ポートフォリオビューページ1400は、ユーザアカウントに関連するポートフォリオの組成を表示するように構成され得る。たとえば、ポートフォリオビューページ1400は、ポートフォリオを含む様々な証券(たとえば、「XBTUSD」などの通貨ペア、「XBT7D_U105」などの契約、及び/又は同類のもの)に関連する1つ又は複数の証券詳細フレーム1402を含むことができる。証券詳細フレーム1402は、ポジションサイズ、清算価格、入口価格、ROE、PnL、値、アクティブ/オープン注文、ストップ、及び/又は同類のものなどの証券関連の及び/又は計算されたデータを表示することができる。様々な実施形態において、証券詳細フレーム1402での対話を受信することに応答して、システムは、
図14Bに示すようにポートフォリオ詳細ビューページ1404を表示することができる。ポートフォリオ詳細ビューページ1404は、証券に関連するマージン組成インジケータ1408を示すことができる追加詳細フレーム1406を含むことができる。様々な実施形態において、ポートフォリオ詳細ビューページ1404は、ポジションのクローズボタン1410を含むことができる。システムは、ポジションのクローズボタン1410での対話を受信することに応答してポジションのクローズ工程を起動することができ、ポジションのクローズインターフェース1200を表示することができる。
【0047】
様々な実施形態において、
図15Aから20を併せて参照すると、プラットフォーム200の高度ポジションインターフェースが示されている。高度インターフェースは、ロングポジションインターフェース1500及びショートポジションインターフェース1600を定義する要素を含むことができる。高度ポジションインターフェースは、市場デプスチャート1502、買う売るトグル1504、通貨ペアインジケータ1506、レバレッジ設定ボタン1508、注文タイプ表示1510、マーク価格インジケータ1512、数量選択ボタン1514、及び数量入力フレーム1516を含むことができる。様々な実施形態において、高度ポジションインターフェースは、動的マージンポジションインジケータ1700を含むことができる。動的マージンポジションインジケータは、取引アカウント及び通貨ペアに関連する最高ポジション(現在のポジション値及び利用可能なマージンに基づく)に対する現存するポジションのリアルタイム計算を表示することができる。動的マージンポジションインジケータは、現存するポジション及び最高ポジションへの新しい注文の効果をリアルタイムで表示することができる。
【0048】
動的マージンポジションインジケータは、背景バー1702を含むことができる。システムは、長手方向1712及び短手方向1714における対応する最大マージン値に基づいて背景バーサイズを計算することができ、背景バーを表示することができる。システムは、長手方向及び短手方向に基づいてゼロポジション1704を計算することができ、背景バーにゼロインジケータを表示することができる。この関連で、背景バーは、長手及び短手方向(すなわち、ゼロ点のいずれかの側)においてアカウント所有者に利用可能な最大マージンを示すように拡大/縮小され得る。システムは、現在のポジション値を決定し、対応する最大マージン値に対する現在のポジション値の大きさに基づいて現在のポジションバー1706を表示することができる。システムは、現在のポジションバーを背景バーに重ね合わせることができる。システムは、通貨ペア及び数量を含む注文データを受信することができる。システムは、現在のポジション及び数量に基づいて新しいポジション値を計算することができる。システムは、新しいポジション値を示す背景バー上に矢印1708を表示することができる。
【0049】
様々な実施形態において、矢印は、注文タイプ及び数量に応じて、長手又は短手方向の方に向けられ得る。様々な実施形態において、システムは、背景バーに重ね合わされた新しいポジションバー1710を表示することができる。新しいポジションバーは、背景バーに拡大/縮小され得、現在のポジションと新しいポジションとの差に基づいて表示され得る。様々な実施形態において、新しいポジションバーは、現在のポジションバーよりも相対的に明るく表示され得る。様々な実施形態において、新しいポジションバー及び現在のポジションバーは、長手方向及び短手方向に基づいてコード化された色でもよい。たとえば、長手方向に表示された場合、現在のポジションバー及び新しいポジションバーは、緑の色調及び陰影でもよく、短手方向で表示された場合には、赤の色調及び陰影でもよい。様々な実施形態において、システムは、注文データに基づいて新しいポジションバー及び/又は現在のポジションバーの長さを動的に変更することができる。その際、動的マージンポジションインジケータは、現在-又は注文の実行後に-ユーザのポジションに割り当てられたマージンを示すことができる。さらに、それによって動的マージンポジションインジケータは、ポジションを低減する注文を実行した後にユーザの利用可能な残高に返されることになるマージンを示すことができる。
【0050】
様々な実施形態において、システムは、注文の数量を変更する要求を受信し、最後の取引された価格に基づいて、又は受信された注文データを使用することによって、マージン要件を再計算することができ、応答して動的マージンポジションインジケータを更新することができる。システムは、制限価格を追加する要求を受信することができる。応答して、システムは、最後の取引された又は注文控え帳データに基づく推定値から、注文データにおいて受信された制限価格に基づく絶対価格に、動的マージンポジションインジケータのマージン計算を変更することができる。様々な実施形態において、システムは、制限価格を変更する要求を受信し、新しい制限価格に基づいてマージン要件を再計算することができる。様々な実施形態において、システムは、トリガ価格を追加又は変更する要求を受信することができる。応答して、システムは、動的マージンポジションインジケータのマージン計算を変更して推定実行価格としてトリガを使用することができる。システムは、マージン要件を再計算すること及び/又はマージン計算を変更することに応答して現在のポジションバー、新しいポジションバー、背景バー、及び/又は矢印のいずれかを含む動的マージンポジションインジケータの表示を更新することができる。
【0051】
様々な実施形態において、システムは、数量入力インターフェース2000を介して数量データを受信することができる。様々な実施形態において、数量入力インターフェースは、数字のボタン、値トグル、小数点ボタン、及びバックスペースボタンを含むキーパッドを表示することができる。様々な実施形態において、数量入力インターフェースは、数字のタイプとパーセンテージタイプとの間でインターフェースタイプを変更するように構成されたインターフェースタイプトグル2002を含むことができる。ユーザがパーセンテージタイプトグルを選択することに応答して、システムは、パーセンテージテープスケール2004を表示することができる。テープスケールは、0%ポジションと100%ポジションとの間に伸びることができる。システムは、たとえば、テープスケールで所望のポジションにテープスケールに沿ってユーザがドラッグすることに基づいて、パーセンテージタイプ入力を受信することができる。システムは、選択されたパーセンテージ入力の数値表示を表示することができる。
【0052】
図21を参照すると、システム100の起動工程2100が、様々な実施形態に従って、示されている。システムは、サインインデータを含む起動コマンドを受信することができる。システムは、サインインデータ2102に基づいて動作モードを決定することができる。サインインデータが、認証データを含まない場合、システムは、匿名モード工程2104を開始することができる。応答して、システムは、サインインデータに基づいて認証要求を生成することができる認証セットアップ工程2106を開始することができる。様々な実施形態において、認証データ2108を受信することに応答して、システムは、取引インターフェース工程2110を開始することができる。システムは、ポートフォリオドロワーを含む取引インターフェースを表示することができる。ポートフォリオドロワー表示は、認証データ及び/又はサインインデータに関連するポートフォリオ情報を表示することができる。
【0053】
様々な実施形態において、
図22を追加で参照すると、システム100の市場ビューページ工程2200が示されている。認証データ2108を受信することに応答して、システムは、スプラッシュスクリーン2202を表示することができ、次いで市場ビューページ2204を表示することができる。システムは、取引プラットフォーム200との接続2206を開始し、取引プラットフォーム200からデータを受信することができる。たとえば、システムは、暗号通貨リスト2208及び/又は無効状態暗号通貨リスト2210を市場ビューページ2204に投入することができる。様々な実施形態において、市場ビューページ2204は、ユーザデバイス104から1つ又は複数の入力を受信するように構成され得る。たとえば、市場ビューページ2204は、アカウント及び設定セクション2212、証券選択に進む2214、及びポートフォリオ選択に進む2216を受信するように構成され得る。
【0054】
様々な実施形態において、
図23を追加で参照すると、システム100のレバレッジ設定ページ工程2300が示されている。ユーザデバイス104から設定レバレッジ入力の開始2302を受信することに応答して、システムは、レバレッジの設定ページ2304、たとえば、レバレッジ設定インターフェース1000など、を表示することができる。レバレッジの設定ページ2304は、レバレッジ関連入力状態、たとえば、レバレッジ孤立入力2306、レバレッジクロス入力2308、及びレバレッジ受領プレビュー2310など、を初期化するために1つ又は複数の入力を受信及び/又は表示するように構成され得る。レバレッジ関連入力状態を初期化することに応答して、システムは、証券詳細2312ページ又は注文修正ページ2314のうちの1つを表示することができる。
【0055】
様々な実施形態において、
図24を追加で参照すると、システム100の第2の起動工程2400が示されている。ユーザデバイス104は、ネイティブアプリケーション110を起動するためのコマンド2402を受信することができる。応答して、システムは、ネイティブアプリケーション110がユーザデバイス104でローカルにキャッシュされるかどうかを決定することができる(2404)。システムは、キャッシュされていない条件を決定することに応答してスプラッシュスクリーン2406を表示し、ネイティブアプリケーション110を次にキャッシュすることができる。そうでない場合、システムは、サインイン状態(2408)を決定することができる。サインインの失敗状態に応答して、システムは、匿名モード工程2410に進むことができる。そうでない場合、システムは、認証工程2412に進み、認証ページ(たとえば、認証インターフェース510)を表示することができる。様々な実施形態において、システムは、認証が制限されているかどうか2414を判定し、ログアウトイベント2418を強制することができる制限された工程2416まで下がり、匿名モード工程2410に戻ることができる。認証が制限されていない場合、システムは、ディープリンクチェック2420を実行することができる。応答して、システムは、市場及びポートフォリオビュー工程2422又は注文の作成/改正工程2424を起動することができる。
【0056】
様々な実施形態において、
図25を追加で参照すると、システム100の証券詳細ページ工程2500が示されている。システムは、証券を見るアクション2502を受信し、応答して、証券詳細ページ2504を表示することができる。証券詳細ページ2504は、設定レバレッジの開始アクション2506、買い/売り注文の開始アクション2508、又はポートフォリオに進むアクション2510を生成するように構成され得る。システムは、価格チャートとの対話2512又は注文控え帳との対話2514を証券詳細ページ2504を介して受信することができる。応答して、システムは、注文フロー工程を開始することができる。たとえば、システムは、サイズを有するドラフト買い/売り注文の開始アクション2516を生成することができる又は価格を有するドラフト買い/売り注文の開始アクション2518を生成することができる。
【0057】
様々な実施形態において、
図26を追加で参照すると、システム100のポジションのクローズページ工程2600が示されている。システムは、ポジションのクローズの開始アクション2602を受信することができ、応答して、ポジションのクローズページ2604(たとえば、ポジションのクローズインターフェース1200)を表示することができる。工程は、市場におけるクローズの状態2606に初期化することができ、状態選択の受信に基づいて制限価格におけるクローズへの移行2608を決定することができる。システムは、制限価格入力2610を受信することができる。システムは、制限価格入力(すなわち、非ゼロ値)が入力されたかどうか2612を決定することができる。入力された制限価格を決定することに応答して、システムは、制限クローズ状態の確認2614を待つことができる。そうでない場合、システムは、市場クローズ状態の確認2616を待つことになる。
【0058】
様々な実施形態において、
図27を追加で参照すると、システム100の第3の起動工程2700が示されている。工程2700は、工程2400のステップ、システム、及び特徴を含むが、制限的モード工程を組み込む。サインイン状態を決定すること2702に応答して、システムは、制限的認証ソフトチェック2704を実行することができる。制限的認証ソフトチェックに応答して、システムは、認証工程2708の制限された警報状態2710又はデフォルト状態2712を設定することができる。様々な実施形態において、システムは、認証が制限されているかどうかのハードチェック2714を実行することができる。システムは、ハードチェックからの制限された結果に応答して制限された工程2716に下がることができる。様々な実施形態において、制限された工程2716は、市場及びポートフォリオビュー工程の制限的モード2718を有効にすることができる。
【0059】
様々な実施形態において、
図28を追加で参照すると、システム100のポートフォリオドロワー工程2800が示されている。システムは、市場ビューページ2804、アカウント及び設定ページ2806、及び/又は証券詳細ページ2808との対話に応答してポートフォリオドロワーページ2802を表示することができる。システムは、市場ビューページ2804及びアカウント及び設定ページ2806との対話に応答してポートフォリオドロワーページ2802の概観ページ2810を表示することができる。システムは、証券詳細ページ2808との対話に応答して証券のポートフォリオ詳細ページ2812を表示することができる。概観ページ2810は、証券詳細を見るアクション2814を生成するように構成され得る。証券詳細を見るアクション2814を生成することに応答して、システムは、証券詳細ページ2808を表示することができる。様々な実施形態において、証券のポートフォリオ詳細ページ2812は、ポジションのクローズの開始アクション2816、注文の改正又はストップアクション2818、及び証券詳細を見るアクション2814を生成するように構成され得る。様々な実施形態において、システムは、ポジションのクローズの開始アクション2816に応答してポジションのクローズインターフェースを表示することができ、注文の改正又はストップアクション2818に応答して注文インターフェースを表示することができる。
【0060】
様々な実施形態において、
図29A及び29Bを追加で参照すると、システム100の注文修正工程2900が示されている。様々な実施形態において、注文修正工程は、ドラフト買い/売り注文の開始アクション2902、サイズを有するドラフト買い/売り注文の開始アクション2904、又は価格を有するドラフト買い/売り注文の開始アクション2906のいずれかを受信することに応答して、開始され得る。システムは、応答して注文修正ページ2908を表示することができる。システムは、サイズ入力2910を受信することができる。システムは、制限価格設定2912をチェックすることができ、ストップトリガ設定2914をチェックすることができる。制限価格設定2912に応答して、システムは、制限価格入力2916を待つことができる。ストップトリガ設定2914に応答して、システムは、ストップトリガ入力2918及びトリガタイプ入力2920を待つことができる。入力(2916、2918、2920)を受信することに応答して、システムは、入力された制限価格2922をチェックすることができ、なければ、トリガ価格が入力されたか2924をチェックすることができる。トリガ価格が入力されなかった場合、システムは、市場注文受領プレビュー2926を表示し、買い/売り注文の確認アクション2928を生成することができる。
【0061】
トリガ価格が入力された場合、システムは、トリガ価格入力及びトリガタイプ入力に基づいて方向検出工程2930を実行することができる。システムは、方向検出工程2930の成果に基づいて利益市場注文受領の取得プレビュー2932又は市場注文受領のストッププレビュー2934を表示することができ、買い/売り注文の確認アクション2928を次に生成することができる。制限価格が入力された場合、システムは、ポストオンリオプション2936を決定することができ、トリガ価格が入力されなかった場合、システムは、制限注文受領プレビュー2938を表示し、買い/売り注文の確認アクション2928を次に生成することができる。制限価格及びトリガ価格が入力された場合、システムは、トリガ価格入力及びトリガタイプ入力に基づいて方向検出工程2930を実行することができる。システムは、方向検出工程2930の成果に基づいて利益制限注文受領の取得プレビュー2940又は制限注文受領のストッププレビュー2942を表示し、買い/売り注文の確認アクション2928を次に生成することができる。
【0062】
様々な実施形態において、
図30A及び30Bを追加で参照すると、システム100のメンテナンス工程3000が示されている。ネイティブアプリケーション110が、ユーザデバイス104で起動され得、広域ネットワーク3002への接続を決定することができる。接続失敗を決定することに応答して、システムは、接続されていない状態3004に入り、切断された状態を表示することができる。接続されていない状態3004に入ることに応答して、システムは、再接続工程3006を開始することができる。接続された状態を決定することに応答して、システムは、更新3008をチェックすることができる。利用可能な更新を決定することに応答して、システムは、強制された更新状態3010に入ることができ、直ちに更新アクション3012を待つことができる。そうでない場合、システムは、サーバメンテナンス状態3014をチェックすることができる。アクティブなサーバメンテナンスを決定することに応答して、システムは、サーバメンテナンス状態3016に入り、状態ページパンチアウトアクション3018を生成することができる。状態ページパンチアウトアクション3018に応答して、システムは、ユーザデバイス104のウェブブラウザを起動3020することができる。サーバメンテナンス状態3016にある間、システムは、完了したサーバメンテナンス3022をチェックすることができる。完了したサーバメンテナンスを決定することに応答して、システムは、サインイン工程状態3024をチェックすることができる。サインインが進行中でない場合、システムは、サインインされた状態3026をチェックすることができる。サインインされた状態が真である場合、そのとき、システムは、次いでネイティブアプリ110の前の状態データをチェックすることができる(3028)。前の状態データが存在する場合、システムは、前のセッションがまだ存続しているかどうかを決定することができる3030。前のセッションがまだ存続している場合、次いで、工程は、前の状態のオープン3032に進む。
【0063】
様々な実施形態において、
図31A及び31Bを追加で参照すると、システム100のサインイン工程3100が示されている。システムは、サインインアクション3102を受信し、応答してサインイン画面3104を表示することができる。システムは、電子メール及びパスワードを受信することができる3106。システムは、認証トークンを受信することができる3108。システムは、電子メール及びパスワードに基づいてサインインの成功状態を決定することができる3110。失敗した成功状態に応答して、システムは、エラーメッセージ3112を表示し、サインイン画面3104に戻ることができる。そうでない場合、システムは認証トークン3114の受領を次いで決定することができる。トークンが入力されなかった場合、システムは、認証トークンの入力を5分待つ状態3116に進むことができる。システムは、サインイン画面3104へと待つ状態3115を出ることができる。認証トークンを受信することに応答して、システムは、モバイルデバイス検証状態3118を決定することができる。検証されていないデバイスを決定することに応答して、システムは、デバイス検証サブプロセス3120を起動することができる。そうでない場合、システムは、新しいパスコードの設定プロンプト3122に進むことができる。システムは、パスコード及びパスコードの再入力のためのプロンプト3124を受信することができる。システムは、パスコードを比較してマッチを決定することができる3126。システムは、ミスマッチに応答してエラー3128を返すことができる。そうでない場合、システムは、利用可能な生体認証を決定することができる3130。生体認証が利用不可能な場合、システムは、次いで、ホーム画面3132を表示することができる。そうでない場合、システムは、タッチIDが利用可能かをチェックすることができる3134。真である場合、システムは、生体認証工程を開始することができる3136。さもなければ、システムは、タッチIDをアクティブにするための許可を促し3138、許可に基づいて生体認証工程を開始する又は生体認証工程を無効にすることができる。
【0064】
様々な実施形態において、デバイス検証サブプロセス3120を起動することに応答して、システムは、モバイルデバイス検証の検証リンクを送信することができる3140。システムは、検証リンクでの対話を待つ間に、30分待つ状態3142に入ることができる。待つ状態3142にある間、システムは、検証リンクを再送信することができる3144。システムは、再送信が成功したかどうかを決定することができ3146、成功しなかった場合、エラーメッセージ3148を表示することができる。システムは、検証リンクでの対話を決定することができる3150。システムは、検証リンクでの対話がモバイルデバイス104を介するかどうかを決定することができる(3152)。偽である場合、システムは、ウェブブラウザパンチアウトアクションを生成することができる3158。パンチアウトアクションに応答して、システムは、エラーメッセージ3160を表示することができる。真である場合、システムは、モバイルデバイス104のネイティブアプリ110を起動することができる(3154)。システムは、検証リンクが失効しているかをチェックすることができる3156。真である場合、システムは、検証リンク失効メッセージ3162を表示し、再循環して新しい検証リンクを送信することができる。さもなければ、システムは、デバイスは検証されたと決定することができる3164。偽である場合、システムは、検証エラーメッセージ3166を生成することができる。
【0065】
様々な実施形態において、
図32A及び32Bを追加で参照すると、システム100の生体認証工程3200が示されている。システムは、生体認証有効状態を決定することができる3202。偽である場合、システムは、パスコード有効状態を決定することができる3204。偽である場合、システムは、再循環工程3206に入る及び前の状態に再循環する又はホーム画面に進むことができる。真の生体認証有効状態を決定することに応答して、システムは、顔ID状態3208、タッチID状態3210、又は指紋ID状態3212などのデバイス特有の認証状態をチェックすることができる。応答して、システムは、対応するデバイス特有の生体認証工程を起動することができる。たとえば、顔ID認証工程3214、タッチID認証工程3216、及び指紋認証工程3218。認証工程3214、3216、3218のいずれも、生体認証無効状態3220を返すことができ、システムは、再循環工程3206に進むことができる。様々な実施形態において、パスコード有効状態3222に応答して、工程3214、3216、3218のいずれも、パスコード3224の入力を促すことができる。システムは、パスコードを受信し、有効パスコード状態を決定することができる3226。有効パスコード状態及び生体認証有効状態に応答して、システムは、再循環工程に進むことができる3206。さもなければ、システムは、試みの失敗工程3228に進み、試みの失敗状態カウンタ3230を増やすことができる。試みの失敗状態カウンタが閾値を超えることに応答して、システムは、サインアウトイベント3232を強制することができる。応答して、システムは、エラーメッセージを表示し3234、サインイン画面に戻ることができる。様々な実施形態において、工程3214、3216、3218のいずれも、生体認証の失敗状態3236に戻ることができる。応答して、システムは、パスコードの入力3224を促すことができる。
【0066】
図1から32で開示されるインターフェース、工程、及び技法の使用を介して、システムのユーザは、提案された取引の効果をより容易に視覚化及び理解することができる。この方式で、ユーザの所望の成果をより厳密に追跡する取引をもたらして(たとえば、取引詳細の入力の遅延の低減及び/若しくは削減、提案された取引のユーザ検討若しくは評価に関連する遅延の低減及び/若しくは削減、及び/又は同類のことによって)、ユーザは、提案された取引に関するより迅速な及び/又はより優れた、十分な情報を得た上での決定を行うことができる。さらに、システムを実施及び/又は使用するモバイルアプリケーションが所望の取引を発効させるためにモバイルデバイスで動作する必要があり得る時間を減らすことによって、デバイスバッテリ寿命が改善され得る、ネットワーク輻輳が低減され得る、及び/又は、モバイルデバイス若しくは他の計算若しくは通信システムの動作の他の改善が実現され得る。
【0067】
本明細書での様々な実施形態の詳細な説明は、実例として様々な実施形態を示す、添付の図面及び写真を参照する。これらの様々な実施形態は、本開示を当業者が実施することを可能にするのに十分に詳細に記述されているが、本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく他の実施形態が実現され得ることと論理及び通信変更が行われ得ることとを理解されたい。したがって、本明細書での詳細な記述は、単に例示を目的として提示されており、制限を目的としていない。たとえば、方法又は工程の記述のいずれかにおいて挙げられたステップは、任意の適切な順番で実行することができ、提示された順番に限定されない。さらに、機能又はステップのうちのいくらかは、アウトソースされ得る、又は1つ若しくは複数の第三者によって実行され得る。修正、追加、又は省略が、本開示の範囲を逸脱せずに本明細書に記載のシステム、装置、及び方法に行われ得る。たとえば、システム及び装置の構成要素は、結合又は分離され得る。さらに、本明細書で開示されるシステム及び装置の動作は、より多数の、より少数の、又は他の構成要素によって実行され得、記載された方法は、より多数の、より少数の、又は他のステップを含み得る。加えて、ステップは、任意の適切な順番で実行され得る。本文書では、「各」は、セットの各メンバ又はセットのうちのサブセットの各メンバを指す。さらに、単数形の任意の参照は、複数の実施形態を含み、複数の構成要素の任意の参照は、単数の実施形態を含み得る。特定の利点が、本明細書で列挙されているが、様々な実施形態は、列挙された利点のいくつかを含む、いずれも含まない、又はすべてを含む可能性がある。
【0068】
システム、方法、及びコンピュータプログラム製品が、提供される。本明細書の詳細な記述において、「様々な実施形態」、「1つの実施形態」、「一実施形態」、「例示的実施形態」などの参照は、記述された実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含まなくてもよい。さらに、そのような言い回しは、同じ実施形態を必ずしも参照していない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が、一実施形態に関して説明されるとき、明示的に記述されているかどうかに関わらず他の実施形態に関するそのような特徴、構造、又は特性に影響することは当業者の知識の範囲内にあることが提示される。説明を呼んだ後、代替実施形態において本開示をどのように実装するかは当業者には明らかとなろう。
【0069】
本明細書では、「満たす」、「合う」、「マッチ」、「関連する」、又は類似の言い回しは、同一のマッチ、部分的マッチ、ある特定の基準に合うこと、データのサブセットにマッチすること、相互関係、ある特定の基準を満たすこと、対応、関連性、アルゴリズム関係、及び/又は同類のことを含み得る。同様に、本明細書では、「認証する」又は類似の用語は、正確な認証、部分的認証、データのサブセットを認証すること、対応、ある特定の基準を満たすこと、関連性、アルゴリズム関係、及び/又は同類のことを含み得る。
【0070】
「関連付ける」及び/又は「関連付けること」と類似の用語及び言い回しは、たとえば、以下のような要素の間の関係を示す又は生み出すためのタグ付け、フラグ付け、相互関連付け、ルックアップテーブルの使用、又は任意の他の方法若しくはシステムを含み得る:(i)取引アカウント並びに(ii)注文(たとえば、契約、セキュリティ、先物)及び/又はデジタルチャネル。さらに、関連付けは、任意の適切なアクション、イベント、又は期間に応答して、任意のポイントで生じ得る。関連付けは、所定の間隔で、周期的、ランダムに、1回、複数回、又は適切な要求若しくはアクションに応答して生じ得る。情報のいずれも、任意の適切な方法、たとえばソフトウェア対応リンク、を介して配信及び/又はアクセスされ得、そこで、リンクは、電子メール、テキスト、ポスト、ソーシャルネットワーク入力、及び/又は当技術分野で知られている任意の他の方法を介して送られ得る。
【0071】
図に示された工程フロー及びスクリーンショットは、単に実施形態であり、本開示の範囲を限定するものではない。たとえば、方法又は工程の記述のいずれかで挙げられたステップは、任意の適切な順番で実行され得、提示された順番に限定されない。以下の説明は、図に描かれたステップ及びユーザインターフェース要素のみならず、
図1を参照して前述したような様々なシステム構成要素もまた適切に参照する、ということが理解されよう。例示的実施形態が図に示される及び後述されるが、本開示の原理は、現在知られているか否かに関わらず、任意の数の技法を使用して実装され得る、ということを最初に理解されたい。本開示は、図に示される及び後述される例示的実装形態及び技法に決して限定されるべきではない。特に断りのない限り、図に示された品物は、必ずしも正確な縮尺率ではない。
【0072】
コンピュータプログラム(コンピュータ制御論理とも称される)は、メインメモリ及び/又は2次メモリにおいて記憶され得る。コンピュータプログラムはまた、通信インターフェースを介して受信され得る。そのようなコンピュータプログラムは、実行されるとき、本明細書で論じられるような特徴をコンピュータシステムが実行することを可能にする。具体的には、コンピュータプログラムは、実行されるとき、プロセッサが様々な実施形態の特徴を実行することを可能にする。したがって、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステムのコントローラを表す。
【0073】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置で実行する命令が流れ図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実装するための手段を生み出すように、マシンを生み出すために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置へロードされ得る。これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が流れ図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実装する命令手段を含む製品を生み出すように、特定の方式で機能にするようにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置に指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶され得る。コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラマブル装置で実行する命令が流れ図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実装するためのステップを実現するように、コンピュータ実施工程を生み出すためにコンピュータ又は他のプログラマブル装置で一連の動作ステップを実行させるためにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得る。
【0074】
様々な実施形態において、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶され得、取り外し可能な記憶ドライブ、ハードディスクドライブ、又は通信インターフェースを使用してコンピュータシステムへとロードされ得る。制御論理(ソフトウェア)は、プロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載の様々な実施形態の機能をプロセッサに実行させる。様々な実施形態において、ハードウェア構成要素は、特定用途向け集積回路(ASIC)の形を取ることができる。本明細書に記載の機能を実行するためのハードウェア状態マシンの実装形態は、当業者に明らかとなろう。
【0075】
システムは、現存するシステムのカスタマイズ、アドオン製品、アップグレードされたソフトウェアを実行する処理装置、独立型システム、分散型システム、方法、データ処理システム、データ処理のためのデバイス、及び/又はコンピュータプログラム製品として実施され得ることが、当業者には理解されよう。したがって、システムの任意の部分又はモジュールは、コードを実行する処理装置、インターネットベースの実施形態、完全なハードウェア実施形態、或いはインターネット、ソフトウェア、及びハードウェアの態様を結合する一実施形態の形を取ることができる。さらに、システムは、記憶媒体において実施されたコンピュータ可読プログラムコード手段を有するコンピュータ可読記憶媒体上でコンピュータプログラム製品の形を取ることができる。ハードディスク、ソリッドステート記憶デバイス、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、及び/又は同類のものを含む、任意の適切なコンピュータ可読記憶媒体が、使用され得る。
【0076】
様々な実施形態において、システム100の構成要素、モジュール、及び/又はエンジンは、マイクロアプリケーション又はマイクロアプリとして実装され得る。マイクロアプリは、たとえば、Windowsモバイル、Android、Apple iOS、Blackberry、及び同類のものを含む、モバイルオペレーティングシステムとの関連で通常は配備される。マイクロアプリは、様々なオペレーティングシステム及びハードウェア資源の動作を管理する所定のルールのセットを介してより大きなオペレーティングシステム及び関連ハードウェアの資源を活用するように構成され得る。たとえば、マイクロアプリが、モバイルデバイス又はモバイルオペレーティングシステム以外のデバイス又はネットワークとの通信を望む場合、マイクロアプリは、モバイルオペレーティングシステムの所定のルールの下でオペレーティングシステム及び関連デバイスハードウェアの通信プロトコルを活用することができる。さらに、マイクロアプリが、ユーザからの入力を望む場合、マイクロアプリは、様々なハードウェア構成要素をモニタし、次いで、検出された入力をハードウェアからマイクロアプリに通信する、オペレーティングシステムからの応答を要求するように構成され得る。
【0077】
システム及び方法は、機能ブロック構成要素、スクリーンショット、オプション選択、及び様々な処理ステップに関して本明細書で説明されることがある。そのような機能ブロックは、指定された機能を実行するように構成された任意の数のハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素によって実現され得る、ということを理解されたい。たとえば、システムは、1つ若しくは複数のマイクロプロセッサ又は他の制御デバイスの制御下で様々な機能を実施することができる、様々な集積回路構成要素、たとえば、メモリ素子、処理要素、論理要素、ルックアップテーブル、及び同類のもの、を使用することができる。同様に、システムのソフトウェア要素は、データ構造、オブジェクト、工程、ルーティン又は他のプログラミング要素の任意の組合せと実装される様々なアルゴリズムを有する任意のプログラミング又はスクリプト言語、たとえば、C、C++、C#、Java、Javascript(登録商標)、JSON(Javascript(登録商標) Object Notation)、VBScript、Macromedia ColdFusion、Cobol、active server pages、Perl、アセンブリ、PHP、awk、Python、Visual Basic、SQL Stored Procedures、PL/SQL、任意のUnixシェルスクリプト、及び/又は拡張マークアップ言語(XML)など、で実装され得る。さらに、システムはデータ送信、シグナリング、データ処理、ネットワーク制御、及び同類のことのための任意の数の従来の技法を用いることができる、ということに留意されたい。さらに、システムは、クライアント側スクリプト言語、たとえば、Javascript(登録商標)、VBScript、又は同類のもの、のセキュリティ問題を検出する又は防ぐために、使用され得る。
【0078】
システム及び方法は、様々な実施形態による方法、装置、及びコンピュータプログラム製品のスクリーンショット、ブロック図及び流れ図イラストレーションを参照して本明細書で説明される。ブロック図及び流れ図イラストレーションの各機能ブロック、並びにブロック図及び流れ図イラストレーション内の機能ブロックの組合せは、それぞれ、コンピュータプログラム命令によって実装され得る、ということが理解されよう。
【0079】
したがって、ブロック図及び流れ図イラストレーションの機能ブロックは、指定された機能を実行するための手段の組合せ、指定された機能を実行するためのステップの組合せ、及び指定された機能を実行するためのプログラム命令手段をサポートする。ブロック図及び流れ図イラストレーションの各機能ブロック、並びにブロック図及び流れ図イラストレーション内の機能ブロックの組合せは、指定された機能又はステップを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステム、或いは専用ハードウェア及びコンピュータ命令の適切な組合せのいずれかによって、実装され得る、ということもまた理解されよう。さらに、工程フローのイラストレーション及びその記述は、ユーザウィンドウズ(登録商標)アプリケーション、ウェブページ、ウェブサイト、ウェブフォーム、プロンプトなどを参照することがある。本明細書で説明される図示されたステップは、ウィンドウズ(登録商標)アプリケーション、ウェブページ、ウェブフォーム、ポップアップウィンドウズ(登録商標)アプリケーション、プロンプト、及び同類のものの使用を含むことを、任意の数の構成で、含み得る、ということが実践者には理解されよう。図示及び記述されるような複数のステップは、単一のウェブページ及び/又はウィンドウズ(登録商標)アプリケーションに結合され得るが、簡潔にするために拡張されてある、ということをさらに理解されたい。他の場合には、単一の工程ステップとして図示及び説明されるステップは、複数のウェブページ及び/又はアプリケーションに分けられ得るが、簡潔にするために結合されてある。
【0080】
様々な実施形態において、システムのソフトウェア要素はまた、ウェブブラウザ外部のJavascript(登録商標)コードを実行するように構成されたJavascript(登録商標)実行時間環境を使用して、実装され得る。たとえば、システムのソフトウェア要素はまた、Node.js構成要素を使用して、実装され得る。Node.jsプログラムは、様々なコア機能性を処理するためにいくつかのモジュールを実装することができる。たとえば、パッケージ管理モジュール、たとえばNPM、は、第三者Node.jsプログラムのインストレーション及び管理の編成を助けるためにオープンソースライブラリとして実装され得る。Node.jsプログラムはまた、工程マネージャ、たとえば、パラレルマルチスレッドマシン(「PM2」)など、資源及び性能モニタリングツール、たとえば、ノードアプリケーションメトリクス(「appmetrics」)など、ユーザインターフェースを構築するためのライブラリモジュール、並びに/又は任意の他の適切な及び/若しくは所望のモジュールを実装することができる。
【0081】
ミドルウェアは、異種計算システム間の通信及び/又は工程取引を容易にするように適切に構成された任意のハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。ミドルウェア構成要素は、市販されており、当分野で知られている。ミドルウェアは、市販のハードウェア及び/又はソフトウェアを介して、カスタムハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素を介して、或いはその組合せを介して実装され得る。ミドルウェアは、様々な構成で存在することができ、独立型システムとして存在してもよく、又はインターネットサーバ上に存在するソフトウェア構成要素でもよい。ミドルウェアは、本明細書で開示される目的のいずれかのためにアプリケーションサーバ及び任意の数の内部又は外部システムの様々な構成要素の間で取引を処理するように構成され得る。IBM,Inc.(Armonk、NY)によるWebSphere MQTM(以前は、MQSeries)は、市販のミドルウェア製品の一例である。エンタープライズサービスバス(「ESB」)アプリケーションは、ミドルウェアのもう1つの例である。
【0082】
本明細書で論じられるコンピュータは、ユーザによってアクセス可能な適切なウェブサイト又は他のインターネットベースのグラフィカルユーザインターフェースを提供することができる。1つの実施形態では、Microsoft社のインターネット情報サービス(IIS)、取引サーバ(MTS)サービス、及びSQLサーバデータベースは、Microsoftオペレーティングシステム、Windowsウェブサーバソフトウェア、及びMicrosoftコマースサーバと併せて使用される。加えて、構成要素、たとえば、Accessソフトウェア、SQLサーバデータベース、Oracleソフトウェア、Sybaseソフトウェア、Informixソフトウェア、MySQLソフトウェア、Interbaseソフトウェアなど、は、アクティブデータオブジェクト(ADO)対応データベース管理システムを提供するために使用され得る。1つの実施形態では、Apacheウェブサーバが、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、MySQLデータベース、並びにPerl、PHP、Ruby、及び/又はPythonプログラミング言語と併せて使用される。
【0083】
簡潔にするために、従来のデータネットワーキング、アプリケーション開発、及びシステムの他の機能的態様(及びシステムの個々の動作構成要素の構成要素)は、本明細書で詳しく説明されないことがある。さらに、本明細書に含まれる様々な図に示された接続線は、様々な要素の間の例示的な機能関係及び/又は物理連結を表すことを意図されている。多数の代替又は追加の機能関係又は物理接続が実際のシステムに存在し得る、ということに留意されたい。
【0084】
様々な実施形態において、本明細書に記載の方法は、本明細書に記載の様々な特定のマシンを使用して実装される。本明細書に記載の方法は、任意の適切な組合せで、後述の特定のマシン、及び以下の開発されるものを使用して、実装され得る、ということが当業者には直ちに理解されよう。さらに、本開示から明確なように、本明細書に記載の方法は、ある種の品物の様々な変形をもたらし得る。
【0085】
本明細書で論じられる様々なシステム構成要素は、以下のうちの1つ又は複数を含み得る:デジタルデータを処理するためのプロセッサを含むホストサーバ又は他の計算システム、デジタルデータを記憶するためのプロセッサに連結されたメモリ、デジタルデータを入力するためのプロセッサに連結された入力デジタイザ、メモリに記憶された及びプロセッサによるデジタルデータの処理を指示するためのプロセッサによってアクセス可能なアプリケーションプログラム、プロセッサによって処理されたデジタルデータから導出された情報を表示するためのプロセッサ及びメモリに連結された表示デバイス、及び複数のデータベース。本明細書で使用される様々なデータベースは、以下を含み得る:クライアントデータ、商業データ、金融機関データ、及び/又はシステムの動作において有用な類似のデータ。ユーザコンピュータは、オペレーティングシステム(たとえば、Windows、Linux(登録商標)、Unix、Solaris、MacOSなど)並びにコンピュータに通常は関連する様々な従来のサポートソフトウェア及びドライバを含み得る、ということが当業者には理解されよう。
【0086】
本システム又はその任意の部分若しくは機能は、ハードウェア、ソフトウェア、又はその組合せを使用して実装され得、1つ又は複数のコンピュータシステム又は他の処理システムにおいて実装され得る。しかしながら、実施形態によって実行される操作は、人間オペレータによって実行される知的動作に一般に関連する、マッチング又は選択などの、用語で参照されることがある。人間オペレータのそのような能力は、ほとんどの場合、本明細書に記載の動作のいずれにおいても必要ではない、又は望ましくはない。そうではなくて、動作は、マシン動作でもよく、或いは動作のいずれかは、人工知能(AI)又はマシン学習によって行われ得る又は強化され得る。AIは、それらの周りの世界を知覚し、計画を立て、決定を行ってそれらの目標を達成するエージェント(たとえば、マシン、コンピュータベースのシステムなど)の学習を一般に指し得る。AIの基盤は、数学、論理、哲学、確率論、言語学、神経科学、及び決定理論を含む。コンピュータビジョン、ロボット工学、マシン学習、及び自然言語処理など、多数の分野が、AIの傘下に属する。様々な実施形態を実行するための有用なマシンは、汎用デジタルコンピュータ又は類似のデバイスを含む。
【0087】
様々な実施形態において、実施形態は、本明細書に記載の機能性を実施する能力を有する1つ又は複数のコンピュータシステムに向けられている。コンピュータシステムは、1つ又は複数のプロセッサを含む。プロセッサは、通信インフラストラクチャ(たとえば、通信バス、クロスオーバーバー、ネットワークなど)に接続される。様々なソフトウェア実施形態が、本例示的コンピュータシステムに関して説明される。本明細書を読んだ後、他のコンピュータシステム及び/又はアーキテクチャを使用して様々な実施形態をどのように実装するかは、当業者には明らかとなろう。コンピュータシステムは、表示ユニットでの表示のために通信インフラストラクチャから(又は図示されていないフレームバッファから)グラフィック、テキスト、及び他のデータを転送する表示インターフェースを含むことができる。
【0088】
コンピュータシステムはまた、メインメモリ、たとえばランダムアクセスメモリ(RAM)、を含み、2次メモリも含み得る。2次メモリは、たとえば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、及び/又は取り外し可能な記憶ドライブを含むことができる。取り外し可能な記憶ドライブは、よく知られた方式で、取り外し可能な記憶ユニットから読み取る及び/又はそこに書き込む。取り外し可能な記憶ユニットは、コンピュータソフトウェア及び/又はデータが記憶されたコンピュータ使用可能記憶媒体を含む、ということが理解されよう。
【0089】
様々な実施形態において、2次メモリは、コンピュータプログラム又は他の命令がコンピュータシステムにロードされることを可能にするための他の類似のデバイスを含むことができる。そのようなデバイスは、たとえば、取り外し可能な記憶ユニット及びインターフェースを含むことができる。そのようなものの例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース(テレビゲームデバイスにおいて見られるものなど)、取り外し可能なメモリチップ(たとえば、消去可能型プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM))及び関連ソケット、或いは、ソフトウェア及びデータが取り外し可能な記憶ユニットからコンピュータシステムに転送されることを可能にする、他の取り外し可能な記憶ユニット及びインターフェースを含むことができる。
【0090】
「コンピュータプログラム媒体」、「コンピュータ使用可能媒体」、及び「コンピュータ可読媒体」という用語は、ハードディスクドライブにインストールされた取り外し可能な記憶ドライブ及びハードディスクなどの媒体を指すために概して使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、ソフトウェアをコンピュータシステムに提供する。
【0091】
コンピュータシステムはまた、通信インターフェースを含むことができる。通信インターフェースは、ソフトウェア及びデータがコンピュータシステム及び外部デバイスの間で転送されることを可能にする。通信インターフェースの例には、モデム、ネットワークインターフェース(イーサネットカードなど)、通信ポートなどが含まれ得る。通信インターフェースを介して転送されるソフトウェア及びデータは、通信インターフェースによって受信することができる電子、電磁気、光、又は他の信号でもよい信号の形を取る。これらの信号は、通信パス(たとえば、チャネル)を介して通信インターフェースに提供される。このチャネルは、信号を運び、ワイヤ、ケーブル、光ファイバ、電話線、セルラーリンク、無線周波数(RF)リンク、ワイヤレス及び他の通信チャネルを使用して実装され得る。
【0092】
本明細書では、「識別子」は、項目を一意に識別する任意の適切な識別子でもよい。たとえば、識別子は、グローバル一意識別子(「GUID」)でもよい。GUIDは、ユニバーサル一意識別子標準の下で作成及び/又は実装される識別子でもよい。さらに、GUIDは、32個の16進数文字として表示され得る128ビット値として記憶され得る。識別子はまた、メジャー番号、及びマイナー番号を含むことができる。メジャー番号及びマイナー番号は、それぞれ、16ビット整数でもよい。
【0093】
様々な実施形態において、サーバは、アプリケーションサーバ(たとえば、Websphere、Weblogic、jBoss、Postgres Plusアドバンストサーバなど)を含むことができる。様々な実施形態において、サーバは、ウェブサーバ(たとえば、Apache、IIS、Googleウェブサーバ、及び/又は同類のもの)を含むことができる。
【0094】
ウェブクライアントは、任意のネットワークを介して通信する任意のデバイス又はソフトウェア、たとえば、本明細書で論じられる任意のデバイス又はソフトウェアなど、を含む。ウェブクライアントは、オンライン取引及び/又は通信を行うために計算ユニット又はシステム内にインストールされたインターネットブラウジングソフトウェアを含むことができる。これらの計算ユニット又はシステムは、コンピュータ又はコンピュータのセットの形を取ることができるが、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、ノートブック、タブレット、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末、サーバ、プール型サーバ、メインフレームコンピュータ、分散型計算クラスタ、キオスク、端末、販売時点管理(POS)デバイス又は端末、テレビジョン、或いはネットワークを介してデータを受信する能力を有する任意の他のデバイスを含む、他のタイプの計算ユニット又はシステムが、使用され得る。ウェブクライアントは、オペレーティングシステム並びにコンピュータに通常は関連する様々な従来のサポートソフトウェア及びドライバを含むことができる。ウェブクライアントはまた、Microsoft Edge、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome、Apple Safari、又はインターネットのブラウジングのために利用可能な無数のソフトウェアパッケージのうちの任意の他のソフトウェアパッケージを実行することができる。
【0095】
ウェブクライアントは、サーバ(たとえば、本明細書で論じられるような、アプリケーションサーバ、ウェブサーバなど)と直接接触してもしなくてもよい、ということが当業者には理解されよう。たとえば、ウェブクライアントは、インターネットサーバへの直接又は間接接続を有し得る、別のサーバ及び/又はハードウェア構成要素を介してサーバのサービスにアクセスすることができる。たとえば、ウェブクライアントは、負荷バランサを介してサーバと通信することができる。様々な実施形態において、ウェブクライアントアクセスは、市販のウェブブラウザソフトウェアパッケージを介してネットワーク又はインターネットを介する。その関連で、ウェブクライアントは、ネットワーク又はインターネットへのアクセスを有するホーム又はビジネス環境にあり得る。ウェブクライアントは、セキュアソケットレイヤ(SSL)及びトランスポートレイヤセキュリティ(TLS)などのセキュリティプロトコルを実装することができる。ウェブクライアントは、HTTP、HTTPS、FTP、及びSFTPを含むいくつかのアプリケーションレイヤプロトコルを実装することができる。
【0096】
様々なシステム構成要素は、たとえば、標準モデム通信、ケーブルモデム、ISDN、デジタル加入者回線(DSL)、又は様々なワイヤレス通信方法に関して通常使用されるようにローカルループを介するインターネットサービスプロバイダ(ISP)への接続を含む、データリンクを介してネットワークに独立して、個別に、又は集合的に適切に連結され得る。ネットワークは、双方向テレビジョン(ITV:interactive television)ネットワークなどの他のタイプのネットワークとして実装され得る、ということに留意されたい。さらに、システムは、本明細書に記載の類似の機能性を有する任意のネットワークを介する任意の製品、サービス、又は情報の使用、販売、又は流通を企図している。
【0097】
システムは、ウェブサービス、ユーティリティコンピューティング、普及した及び個別化されたコンピューティング、セキュリティ及び識別ソリューション、自律型コンピューティング、クラウドコンピューティング、商品コンピューティング、モビリティ及びワイヤレスソリューション、オープンソース、生体認証、グリッドコンピューティング、並びに/又はメッシュコンピューティングに関連した使用を企図している。
【0098】
本明細書で論じられる通信、入力、ストレージ、データベース又は表示のいずれも、ウェブページを有するウェブサイトを介して容易にされ得る。本明細書では「ウェブページ」という用語は、ユーザと対話するために使用され得る文書及びアプリケーションのタイプを限定することを意図されていない。たとえば、通常のウェブサイトは、標準HTML文書に加えて、様々な形式、Javaアプレット、Javascript(登録商標)プログラム、アクティブサーバページ(ASP)、共通ゲートウェイインターフェーススクリプト(CGI)、拡張マークアップ言語(XML)、動的HTML、カスケーディングスタイルシート(CSS:cascading style sheet)、AJAX(Asynchronous JAVASCRIPT(登録商標) And XML)プログラム、ヘルパアプリケーション、プラグイン、及び同類のものを含み得る。サーバは、ウェブサーバからの要求、URL及びIPアドレス(たとえば、192.168.1.1)を含む要求、を受信するウェブサービスを含むことができる。ウェブサーバは、適切なウェブページを取得し、ウェブページのデータ又はアプリケーションをIPアドレスに送信する。ウェブサービスは、通信手段、たとえばインターネット、を介して他のアプリケーションと対話する能力を有するアプリケーションである。ウェブサービスは、通常は、XML、SOAP、AJAX、WSDL及びUDDIなどの標準又はプロトコルに基づく。ウェブサービス方法は、当分野でよく知られており、多数の標準テキストに含まれている。たとえば、REST(representational state transfer)、又はRESTful、ウェブサービスは、アプリケーション間の相互運用性を有効にする1つの方法を提供することができる。
【0099】
ウェブクライアントの計算ユニットはさらに、標準ダイアルアップ、ケーブル、DSL、又は当分野で知られている任意の他のインターネットプロトコルを使用してインターネット又はイントラネットに接続されたインターネットブラウザを備えることができる。ウェブクライアントで始まる取引は、他のネットワークのユーザからの不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールを通過することができる。さらに、追加のファイアウォールが、さらにセキュリティを高めるために、CMSの変化する構成要素の間に配備され得る。
【0100】
暗号化は、当分野で現在利用可能な又は利用可能になり得る技法のいずれか-たとえば、Twofish、RSA、El Gamal、Schorr署名、DSA、PGP、PKI、GPG(GnuPG)、HPEフォーマット保存暗号化(FPE:Format-Preserving Encryption)、Voltage、トリプルDES、Blowfish、AES、MD5、HMAC、IDEA、RC6、並びに対称及び非対称暗号システム-を用いて実行され得る。システム及び方法はまた、SHAシリーズ暗号化方法、楕円曲線暗号法(たとえば、ECC、ECDH、ECDSAなど)、及び/又は開発中の他のポスト量子暗号アルゴリズムを組み込むことができる。
【0101】
ファイアウォールは、他のネットワークのユーザからCMS構成要素及び/又は企業コンピューティング資源を保護するように適切に構成された任意のハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。さらに、ファイアウォールは、ウェブサーバを介して接続するウェブクライアントのファイアウォールの後方の様々なシステム及び構成要素へのアクセスを制限又は限定するように構成され得る。ファイアウォールは、ステートフルインスペクション、プロキシベースの、アクセス制御リスト、及びパケットフィルタリングを特に含む変化する構成において存在し得る。ファイアウォールは、ウェブサーバ又は任意の他のCMS構成要素内に統合され得る或いは別個のエンティティとしてさらに存在し得る。ファイアウォールは、ネットワークアドレストランスレーション(「NAT」)及び/又はネットワークアドレスポートトランスレーション(「NAPT」)を実装することができる。ファイアウォールは、仮想プライベートネットワーキングにおいて使用されるものなどの、安全な通信を容易にするための様々なトンネリングプロトコルを収容することができる。ファイアウォールは、インターネットなどの公衆網との通信を容易にするために非武装地帯(「DMZ」)を実装することができる。ファイアウォールは、インターネットサーバ又は任意の他のアプリケーションサーバ構成要素内のソフトウェアとして統合される、別の計算デバイス内に存在する、或いは独立型ハードウェア構成要素の形を取ることができる。
【0102】
本明細書で論じられる任意のデータベースは、リレーショナル、階層型、グラフィカル、ブロックチェーン、オブジェクト指向構造、及び/又は任意の他のデータベース構成を含むことができる。任意のデータベースはまた、フラットファイル構造を含むことができ、そこで、データは、インデックスを付けるための構造がない及び記録間の構造的関係がない、行及び列の形で単一ファイルに記憶され得る。たとえば、フラットファイル構造は、区切られたテキストファイル、CSV(comma separated value)ファイル、及び/又は任意の他の適切なフラットファイル構造を含むことができる。データベースを実装するために使用され得る共通データベース製品は、IBM(Armonk、NY)によるDB2、Oracle Corporation(Redwood Shores、CA)から入手可能な様々なデータベース製品、Microsoft Corporation(Redmond、Washington)によるMicrosoft Access又はSQlサーバ、MySQL AB(Uppsala、Sweden)によるMySQL、MongoDB、Redis、Apache Cassandra、ApacheによるhBase、MAPR corporationによるMapR-DB、又は任意の他の適切なデータベース製品を含む。さらに、任意のデータベースが、任意の適切な方式で、たとえば、データテーブル又はルックアップテーブルとして、編成され得る。各記録は、単一のファイル、一連のファイル、リンクされた一連のデータフィールド、又は任意の他のデータ構造でもよい。
【0103】
本明細書では、ビッグデータは、数百万の行及び数十万の列を含む部分的に若しくは完全に構造化された、半構造化された、又は構造化されていないデータセットを指し得る。ビッグデータセットは、たとえば、経時的な取引の履歴から、ウェブ登録から、ソーシャルメディアから、請求金額の記録(ROC:records of charge)から、請求金額の概要(SOC:summaries of charges)から、内部データから、又は他の適切なソースからコンパイルされ得る。ビッグデータセットは、列タイプ、カウント、百分位数、又は他の解釈補助データ点などの記述メタデータなしにコンパイルされ得る。
【0104】
ある特定のデータの関連付けは、当分野で知られている又は実施されているものなどの任意の所望のデータ関連付け技法を通して達成され得る。たとえば、関連付けは、手動で又は自動的に達成され得る。自動関連付け技法は、たとえば、データベース検索、データベースマージする、GREP、AGREP、SQL、テーブル内のキーフィールドを使用して検索速度を上げること、すべてのテーブル及びファイルの順次検索、探索を簡単にするための知られている順序に従ってファイルの記録をソートすること、並びに/又は同類のことを含むことができる。関連付けステップは、データベースマージ機能、たとえば、事前に選択されたデータベース又はデータセクタにおいて「キーフィールド」を使用すること、によって達成され得る。様々なデータベースチューニングステップが、データベース性能を最適化するために企図されている。たとえば、インデックスなどの頻繁に使用されるファイルは、入力/出力(「I/O」)ボトルネックを減らすために、別個のファイルシステムに配置され得る。
【0105】
さらに具体的には、「キーフィールド」は、キーフィールドによって定義されるオブジェクトのハイレベルクラスに従ってデータベースを区分する。たとえば、ある特定のタイプのデータは、複数の関連データテーブルにおけるキーフィールドとして指定され得、データテーブルは、次いで、キーフィールド内のデータのタイプに基づいてリンクされ得る。それぞれのリンクされたデータテーブルにおけるキーフィールドに対応するデータは、望ましくは、同じ又は同タイプである。しかしながら、キーフィールド内の類似の、しかし同一ではない、データを有するデータテーブルはまた、たとえば、AGREPを使用することによってリンクされ得る。1つの実施形態によれば、任意の適切なデータ記憶技法が、標準フォーマットなしにデータを記憶するために使用され得る。データセットは、たとえば、ISO/IEC7816-4ファイル構造を使用して個々のファイルを記憶すること、1つ又は複数のデータセットを含む1つ又は複数の基本ファイルを公開する専用ファイルがそれによって選択されるドメインを実装すること、階層型ファイリングシステムを使用して個々のファイルに記憶されたデータセットを使用すること、単一のファイルにおける記録として記憶されたデータセット(第1のタプルによる1つ又は複数の鍵、数字、アルファベットを介してハッシュされた、SQLアクセス可能な、圧縮などを含む)、バイナリラージオブジェクト(BLOB:Binary Large Object)として記憶されたデータ、ISO/IEC7816-6データ要素を使用してエンコードされたグループ化されていないデータ要素として記憶されたデータ、ISO/IEC8824及び8825にあるようなISO/IEC抽象構文表記法(Abstract Syntax Notation:ASN.1)を使用してエンコードされたグループ化されていないデータ要素として記憶されたデータ、フラクタル圧縮方法、画像圧縮方法などを含み得る他の独自の技法、を含む任意の適切な技法を使用して記憶され得る。
【0106】
様々な実施形態において、異なるフォーマットで多種多様な情報を記憶する能力は、BLOBとして情報を記憶することによって、促進される。したがって、任意の2進情報が、データセットに関連する記憶スペースにおいて記憶され得る。前述のように、2進情報は、システムに関連して又はシステムの外部だがシステムと提携して記憶され得る。BLOB方法はまた、固定記憶領域割り当て、巡回待ち行列技法、又はメモリ管理に関するベストプラクティス(たとえば、最も長い間使用されていない、ページ化メモリなど)のいずれかを使用して固定メモリオフセットを介して2進のブロックとしてフォーマットされたグループ化されていないデータ要素としてデータセットを記憶することができる。BLOB方法を使用することによって、異なるフォーマットを有する様々なデータセットを記憶する能力が、データセットの複数の及び関連のない所有者によって、データベースにおける又はシステムに関連する、データの記憶を容易にする。たとえば、記憶され得る第1のデータセットは、第1の関係者によって提供され得、記憶され得る第2のデータセットは、関連のない第2の関係者によって提供され得、さらに、記憶され得る第3のデータセットは、第1の関係者及び第2の関係者と関連のない第3の関係者によって提供され得る。これらの3つの例示的データセットのそれぞれは、異なるデータ記憶フォーマット及び/又は技法を使用して記憶される異なる情報を含むことができる。さらに、各データセットは、他のサブセットとは異なってもよいデータのサブセットを含むことができる。
【0107】
データセット注釈はまた、他のタイプの状態情報のために並びに様々な他の目的で使用され得る。たとえば、データセット注釈は、アクセスレベルを確立するセキュリティ情報を含むことができる。アクセスレベルは、たとえば、ある特定の個人、従業員の地位、会社、又は他のエンティティのみにデータセットにアクセスすることを許可するように、或いは取引、証券、契約詳細、発行者、買い手、売り手、ユーザ、又は同類のものに基づく特定のデータセットへのアクセスを許可するように構成され得る。さらに、セキュリティ情報は、データセットにアクセスすること、データセットを修正すること、及び/又は削除することなどのある特定のアクションのみを限定/許可することができる。1つの例では、データセット注釈は、データセット所有者又はユーザのみが、データセットを削除することを許可され、様々な識別されたユーザは、読み取るためにデータセットにアクセスすることを許可され得、その他は、データセットにアクセスすることからともに排除される、ということを示す。しかしながら、他のアクセス限定パラメータもまた、必要に応じて様々なエンティティが様々な許可レベルでデータセットにアクセスすることを可能にして、使用され得る。
【0108】
セキュリティのために、任意のデータベース、システム、デバイス、サーバ、又はシステムの他の構成要素が、単一の位置において又は複数の位置においてその任意の組合せで構成され得、そこで、各データベース又はシステムは、様々な適切なセキュリティ機能、たとえば、ファイアウォール、アクセスコード、暗号化、復号、圧縮、展開、及び/又は同類のこと、のいずれかを含む、ということもまた当業者には理解されよう。
【0109】
ブラウザベースの文書内のデータを表示するためのいくつかの方法が存在する、ということもまた実践者には理解されよう。データは、標準テキストとして又は固定リスト、スクロール可能なリスト、ドロップダウンリスト、編集可能なテキストフィールド、固定テキストフィールド、ポップアップウィンドウ、及び同類のものの中に表され得る。同様に、ウェブページにおいてデータを修正するために利用可能ないくつかの方法、たとえば、キーボードを使用するフリーテキスト入力、メニュー項目、チェックボックス、オプションボックス、及び同類のものの選択など、が存在する。
【0110】
本明細書では、「ネットワーク」という用語は、任意のクラウド、クラウドコンピューティングシステム、或いはハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素を組み込む電子通信システム若しくは方法を含む。関係者間の通信は、任意の適切な通信チャネル、たとえば、電話網、エクストラネット、イントラネット、インターネット、対話時点デバイス(販売時点管理デバイス、携帯情報端末、スマートフォン、キオスクなど)、オンライン通信、衛星通信、オフライン通信、ワイヤレス通信、トランスポンダ通信、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、ネットワーク化若しくはリンクされたデバイス、キーボード、マウス、及び/又は任意の適切な通信若しくはデータ入力様式などを介して達成され得る。さらに、システムは、TCP/IP通信プロトコルと実装されているものとして本明細書ではしばしば説明されているが、システムはまた、IPX、AppleTalk、IP-6、NetBIOS、OSI、任意のトンネリングプロトコル(たとえば、IPsec、SSHなど)、又は任意の数の現存する又は未来のプロトコルを使用して実装され得る。ネットワークが、公衆網、たとえば、インターネット、の性質を有する場合、ネットワークは盗聴者に対して危うい又はオープンであると仮定することが有利になり得る。インターネットに関連して使用されるプロトコル、標準、及びアプリケーションソフトウェアに関連する具体的な情報は、一般に、当業者には知られており、したがって、本明細書で詳述される必要はない。
【0111】
「クラウド」又は「クラウドコンピューティング」は、最小限の管理努力又はサービスプロバイダ対話で速やかに供給及び解放され得る構成可能なコンピューティング資源(たとえば、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、及びサービス)の共用プールへの便利なオンデマンドのネットワークアクセスを可能にするためのモデルを含む。クラウドコンピューティングは、位置に依存しないコンピューティングを含むことができ、それによって、共用サーバは、資源、ソフトウェア、及びデータをコンピュータ及び他のデバイスにオンデマンドで提供する。
【0112】
本明細書では、「送信する」は、ネットワーク接続を介して1つのシステム構成要素から別のシステム構成要素に電子データを送ることを含み得る。加えて、本明細書では、「データ」は、デジタル又は任意の他の形でコマンド、クエリ、ファイル、ストレージのデータ、及び同類のものなどの包括的情報を含み得る。
【0113】
「非一時的」という用語は、請求の範囲からそれ自体で一時的信号のみを伝播することを除去し、それ自体で一時的信号のみを伝播していないすべての標準コンピュータ可読媒体への権利を放棄しないと理解されるべきである。別の言い方をすると、「非一時的コンピュータ可読媒体」及び「非一時的コンピュータ可読記憶媒体」という用語の意味は、米国特許法第101条の下での特許性のある主題の範囲外にあることがIn re Nuijtenにおいて分かったそれらのタイプの一時的コンピュータ可読媒体のみを除外すると解釈されるべきである。
【0114】
本開示及び特許請求の範囲は、モバイルデジタル通貨為替及び注文フロー工程の特定の成果のみを記述しないが、本開示及び特許請求の範囲は、McRO,Inc.対Bandai Namco Games America Inc.(連邦巡回訴訟番号15-1080、2016年9月13日)に明記されたように、モバイルデジタル通貨為替及び注文フロー工程の成果を実装するための並びにモバイルデジタル通貨為替及び注文フロー工程の所望の結果を生み出すために次いで使用及び適用される特定のフォーマットに情報を与える特定のルールを含む。言い換えれば、モバイルデジタル通貨為替の成果は、多数の異なるタイプのルール及びルールの組合せによって実行することができ、本開示は、特定のルールを有する様々な実施形態を含む。完全な先取権がないことは、請求が適格であることを保証しない可能性があるが、本開示は、モバイルデジタル通貨為替の分野を決して十分に先取しない。開示は、まさにモバイルデジタル通貨為替の一般的抽象概念を包含しないように本開示を狭め、制限し、他の方法で束縛するように作用する。意義深いことには、他のシステム及び方法が、モバイルデジタル通貨為替のために存在し、したがって、本請求の発明がその分野を先取する又はモバイルデジタル通貨為替の基本ツールを独占すると断言することは不適切になろう。言い換えれば、他のシステムが、本請求の発明とは異なるやり方で機能性を既に実行しているので、本開示は、他がモバイルデジタル通貨為替を提供することを妨げないことになろう。さらに、本請求の発明は、Bascom対AT&T Mobility、2015-1763(連邦巡回2016)と一致して、知られている、従来の品々の非従来の及び非一般的構成において発見され得る発明概念を含む。開示及び請求は、独立して動作するシステムのうちのいずれかによって提供されない追加の機能性をシステムの対話及び相互作用がもたらすという点で、システムのうちのいずれかの任意の因襲性を遥かに超える。開示及び請求はまた、複数の異なるシステム間の対話を含むことができ、したがって、本開示は、一般的コンピュータの一実装形態、又は抽象的工程に単に「それを適用する」ことと考えることはできない。開示及び請求はまた、ソフトウェア技術分野における問題への解決法の特定の実装形態でのソフトウェアへの改善を対象とし得る。
【0115】
利益、他の利点、及び問題への解決法が、特定の実施形態に関して本明細書で説明されてある。しかしながら、任意の利益、利点、又はソリューションを生じさせ得る又はより顕著にさせ得る利益、利点、問題への解決法、及び任意の要素は、本開示の重大な、必要とされる、又は本質的な特徴又は要素として解釈されるべきではない。したがって、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲以外の何によっても制限されず、添付の特許請求の範囲において、単数形での要素の参照は、「唯一の」を意味するものではなく、明示的にそのように述べられていない限り、「1つ又は複数の」を意味するものである。さらに、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」に類似の言い回しが、請求項又は明細書において使用される場合、その言い回しは、Aが単独で一実施形態において存在し得る、Bが単独で一実施形態において存在し得る、Cが単独で一実施形態において存在し得ること、或いは要素A、B及びCの任意の組合せ、たとえば、A及びB、A及びC、B及びC、又はA及びB及びC、が単一の実施形態において存在し得ることを意味すると解釈されることが意図されている。本開示は、方法を含むが、方法は、有形のコンピュータ可読キャリア、たとえば、磁気若しくは光メモリ又は磁気若しくは光ディスク、でコンピュータプログラム命令として実施され得ることが企図されている。当業者に知られている前述の様々な実施形態の要素のすべての構造的、化学的、及び機能的同等物は、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、本請求によって包含されることが意図されている。さらに、デバイス又は方法は、本請求によって包含されるために、本開示によって解決されることが求められるありとあらゆる問題に対処する必要はない。さらに、本開示におけるどの要素、構成要素、又は方法ステップも、その要素、構成要素、又は方法ステップが請求において明示的に述べられているかどうかに関わらず、公衆に捧げられることを意図されていない。要素が、「の手段」又は「のステップ」という言い回しを使用して明確に述べられていない限り、請求要素は、米国特許法第112条(f)を行使することを意図されていない。本明細書では、要素のリストを含む工程、方法、品物、又は装置が、それらの要素のみを含むのではなく、明確に記載されていない又はそのような工程、方法、品物、又は装置に固有の他の要素を含み得るように、用語「備える」、「含む」、又は任意の他のその変化形は、非排他的包含を含めることが意図されている。