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  • 特許-光源装置、および殺菌脱臭装置 図1
  • 特許-光源装置、および殺菌脱臭装置 図2A
  • 特許-光源装置、および殺菌脱臭装置 図2B
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  • 特許-光源装置、および殺菌脱臭装置 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-05
(45)【発行日】2023-12-13
(54)【発明の名称】光源装置、および殺菌脱臭装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 41/24 20060101AFI20231206BHJP
   A61L 9/20 20060101ALI20231206BHJP
   H01J 65/00 20060101ALI20231206BHJP
【FI】
H05B41/24
A61L9/20
H01J65/00 B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022547605
(86)(22)【出願日】2021-09-07
(86)【国際出願番号】 JP2021032868
(87)【国際公開番号】W WO2022054799
(87)【国際公開日】2022-03-17
【審査請求日】2022-11-04
(31)【優先権主張番号】P 2020151848
(32)【優先日】2020-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000102212
【氏名又は名称】ウシオ電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小田 孝治
(72)【発明者】
【氏名】朝山 淳哉
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-047527(JP,A)
【文献】特開2001-257093(JP,A)
【文献】特開2020-011856(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 41/24
A61L 9/20
H01J 65/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプと、
前記エキシマランプに電力を供給するフライバック型点灯装置と、
前記点灯装置に備えられた、スイッチング素子と、
前記点灯装置に備えられ、一次側に前記スイッチング素子が接続されるとともに二次側に前記エキシマランプが接続されるトランスと、
前記点灯装置に備えられ、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する制御回路とを備え、
前記制御回路は、
前記エキシマランプの点灯始動時において、所定時間にわたって、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSに、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSに、それぞれ固定した状態で前記スイッチング素子をオンオフ制御し、
前記所定時間の経過後に、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSから上昇させると共に、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSから上昇させた状態で、前記スイッチング素子をオンオフ制御し、
前記エキシマランプの定常点灯時において、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSよりも高い周波数FOに、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSよりも高いオンデューティTOに、それぞれ固定した状態で前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における前記スイッチング周波数(FS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング周波数(FO)に向かって、ステップ的に高くなるように、前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における前記オンデューティ(TS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記オンデューティ(TO)に向かって、ステップ的に大きくなるように、前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記エキシマランプは、略棒状の発光管と、当該発光管の両端部にリング状配置された一対の電極とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項5】
前記エキシマランプは波長172nmの紫外光を放射することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項6】
前記エキシマランプは、全長が10cm以下の発光管を備え、密閉空間で使用される殺菌・脱臭用ランプであることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
【請求項7】
誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプと、このエキシマランプに電力を供給するフライバック型点灯装置と、
前記点灯装置に備えられたスイッチング素子と、
前記点灯装置に備えられ、一次側にスイッチング素子が接続されるとともに、二次側に前記エキシマランプが接続されるトランスと、
前記点灯装置に備えられ、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する制御回路とを備え、
前記制御回路は、
前記エキシマランプの点灯始動時において、所定時間にわたって、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSに、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSに、それぞれ固定した状態で前記スイッチング素子をオンオフ制御し、
前記所定時間の経過後に、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSから上昇させると共に、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSから上昇させた状態で、前記スイッチング素子をオンオフ制御し、
前記エキシマランプの定常点灯時において、前記スイッチング素子に対するスイッチング周波数を周波数FSよりも高い周波数FOに、前記スイッチング素子に対するオンデューティをオンデューティTSよりも高いオンデューティTOに、それぞれ固定した状態で前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする殺菌脱臭装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は光源装置に関する。特に、誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプとその点灯装置を含む光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプを使った殺菌・脱臭装置が知られている。このエキシマランプは誘電体材料からなる発光管を介在して配置された一対の電極により、いわゆる誘電体バリア放電を発生させて、内部に封入した放電用ガスを励起して紫外光を放射するものである。例えば、放電用ガスとして、キセノンガスを封入した場合には波長172nmに単一ピークを有する真空紫外光が発生する。
【0003】
この種のエキシマランプは、近年、車両や照明器具に搭載される用途が注目されており、光源装置としてもこのような用途に対応した装置開発が強く求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6717335号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、この発明が解決しようする課題は、エキシマランプを使った新しい光源装置、特に、殺菌・脱臭用光源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明に係る光源装置は、誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプと、このエキシマランプに電力を供給するフライバック型点灯装置とを備える。前記点灯装置は、スイッチング素子と、一次側に前記スイッチング素子が接続されるとともに、二次側に前記エキシマランプが接続されるトランスと、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する制御回路とを備える。
前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における、前記スイッチング素子に対するオンタイミングの周波数であるスイッチング周波数(FS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング周波数(FO)よりも低く、かつ、前記エキシマランプの点灯始動時における前記スイッチング素子に対するオンデューティ(TS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング素子に対するオンデューティ(TO)よりも小さい値になるように、前記スイッチング素子をオンオフ制御する。
【0007】
さらに、前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における前記スイッチング周波数(FS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング周波数(FO)に向かって、ステップ的に大きくなるように前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする。
【0008】
さらに、前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における前記オンデューティ(TS)が、前記エキシマランプの定常点灯時におけるオンデューティ(TO)に向かって、ステップ的に大きくなるように、前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする。
【0009】
さらに、前記エキシマランプは略棒状の発光管と、当該発光管の両端部に配置され、リング状を呈した一対の電極とを備えることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記エキシマランプは波長172nmの紫外光を放射することを特徴とする。
さらに、前記エキシマランプは、全長が10cm以下の発光管を備え、密閉空間で使用される殺菌・脱臭用ランプであることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明に係る殺菌・脱臭装置は、誘電体バリア放電により紫外光を放射するエキシマランプと、このエキシマランプに電力を供給するフライバック型点灯装置とを備える。
そして、前記点灯装置は、スイッチング素子と、一次側にスイッチング素子が接続されるとともに、二次側に前記エキシマランプが接続されるトランスと、当該スイッチング素子に駆動信号を供給する制御回路を含む。前記制御回路は、前記エキシマランプの点灯始動時における、前記スイッチング素子に対するオンタイミングの周波数であるスイッチング周波数(FS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング周波数(FO)よりも低く、かつ、前記エキシマランプの点灯始動時における前記スイッチング素子に対するオンデューティ(TS)が、前記エキシマランプの定常点灯時における前記スイッチング素子に対するオンデューティ (TO)よりも小さい値になるように、前記スイッチング素子をオンオフ制御する。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る光源装置は、点灯始動時において、定常点灯時とは異なる制御を行うことで、エキシマランプを確実に点灯させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係る光源装置の全体構成を示す。
図2A】本発明に係るエキシマランプの拡大図を示す。
図2B】本発明に係るエキシマランプの拡大図を示す。
図3】本発明に係る光源装置のランプに印加される電圧の波形を示す。
図4】本発明に係る光源装置の制御内容を示すタイムチャートである。
図5】本発明に係る光源装置の制御内容を示すタイムチャートである。
図6】本発明に係る光源装置の制御内容を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は本発明に係る光源装置の全体構成を示す。図1に示す光源装置は、エキシマランプ1と、トランス2と、入力回路3と、スイッチング素子4と、制御回路5とを備える。エキシマランプ1(以下、単に「ランプ1」ともいう)は一対の電極を備えており、これらの両電極が、トランス2の二次側巻線に電気的に接続される。トランス2の一次側巻線の一端には、商用電源や直流電源から電力が供給される入力回路3が接続されている。トランス2の一次側巻線の他端には、FET素子などのスイッチング素子4が接続されており、スイッチング素子4のゲートには制御回路5が接続されている。図1に示す回路は、一般的に、昇圧フライバック回路と言われており、スイッチング素子4のオフタイミングに対応して、トランス2の二次側にワンパルスの電圧波形が周期的に繰り返し発生する。
【0015】
図2A及び図2Bは本発明に係るランプ1の拡大図を示す。図2Aはランプ1の外観図を示し、図2Bはランプ1の内部構造を示す。ランプ1は全体が略棒状の発光管11を含み、その両端に一対の電極12、13が配置されている。発光管11は誘電体材料である石英ガラスからなり、内部に放電用ガスとしてのキセノンガスが封入されている。両電極に電圧が印加されると、図2Bに示すように発光管11の内部において放電が発生する。この放電により、封入ガスが励起してエキシマ状態となって、例えば波長172nmの真空紫外光を発生させる。なお、図示略ではあるが、発光管11の内面には、始動補助機能部材として白金ペーストが、電極12に対応する位置に塗布されている。図2Bには、発光管11内において放電が発生している状況が、網掛けの表記で模式的に図示されている。
【0016】
なお、一対の電極12、13の電極形態は、図2A及び図2Bに示す構造に限らない。例えば、長尺帯状の一対の電極が発光管の外表面に長手方向に伸びるように配置されていてもかまわないし(例えば、特開2009-123406)、あるいは、一方の電極のみが発光管内部に配置されていてもかまわない(例えば、特開2002-319371)。
【0017】
また、本発明に係る光源装置を殺菌・脱臭装置として使用する場合は、ランプ1としては、UVC(波長200~280nm)、あるいは真空紫外光(波長200nm以下)を放射するランプ1が利用される。発光ガスとして、Kr(クリプトン)とBr(臭素)を封入した場合はKrBr(臭化クリプトンエキシマ分子)から波長207nmに単一ピークを有する放射スペクトルが放射され、また、Kr(クリプトン)と塩素(Cl)を封入した場合はKrCl(塩化クリプトンエキシマ分子)から波長222nmに単一ピークを有する放射スペクトルが放射される。本発明に係るランプ1は、車両や照明器具に搭載されることも想定されており、この場合には棒状の発光管も比較的短いものとなる。数値例をあげると、発光管11は、全長40mm、発光管径φ6mmである。
【0018】
図3は本発明に係る光源装置におけるトランス2の二次側に発生する電圧波形を示す。
フライバックを構成するスイッチング素子4がオフになる瞬間(t0)において、トランス2の二次側巻線にはワンパルスの電圧が発生する。次のタイミング(t1)においてスイッチング素子4がオフすると同様の電圧波形が繰り返し発生する。
【0019】
ここで、一般にエキシマランプの点灯装置は、正弦波や矩形パルスをランプに供給するタイプが多いが、本発明では、図1に示すフライバック回路により、図3に示すようなほぼ単一ピークを有する電圧波形をランプ1に対して供給している。ピークの後の振動電流はFET素子(スイッチング素子4)の回生電流との関係でほとんど生じていない。従来から知られているエキシマランプは、一般に、全長が100mm以上と大きなものが多く、電極間に良好に放電を生じさせるためには、比較的高い電圧の正弦波や矩形波パルスをエキシマランプに対して供給していた。その一方で、本発明に係る光源装置は、車両に搭載したり、照明器具に搭載したりすることが一つの用途として想定されており、この場合には光源装置の規模は全体としては小型となる。この場合、図2A及び図2Bに示すランプ1においても、全長は100mm以下と比較的に小さいものが採用されることとなり、このため、小電力高電圧に適したフライバック型の点灯回路を採用することができるわけである。仮に、高電力が要求されるエキシマランプにおいてフライバック方式を採用すると、点灯装置のトランスが巨大化しスイッチング素子は大電流や高電圧に対応可能な製品が必要となるため現実的ではない。
【0020】
図4は、本発明に係るランプ1を安定的に点灯させるための制御内容について説明するタイムチャートを示す。
時刻T1においてランプ1を点灯させる。時刻T1から時刻T3までは点灯始動状態とし、時刻T3以降は定常点灯状態としている。
時刻T1から時刻T2におけるスイッチング周波数(FS)は、定常点灯時のスイッチング周波数(FO)よりも低い値に設定される。スイッチング周波数は、図1におけるスイッチング素子4に対する制御回路5からの信号の周波数に相当するが、図3におけるランプ1に供給される電流波形の周期ともいえる。スイッチング周波数は、オンタイミング周波数とも記載されることがある。
さらに、時刻T1から時刻T3におけるスイッチングのオンデューティ(ON DUTY)(TS)は、定常点灯時のオンデューティ(TO)よりも低い値に設定されている。
【0021】
この理由は、点灯始動時も定常点灯時のランプ電力をほぼ同一値にするためである。つまり、ランプ1の点灯始動時は、安定的に点灯させるために、点灯周波数を下げてランプ1への供給電圧を高くしている。その一方で、ランプ電力が高くなると、紫外線量の増加に伴い、オゾンの発生量が多くなるため、スイッチング素子4のオンデューティを下げている。
数値例をあげると、以下の通りである。定常点灯時のランプ電圧3.8kVに対して、点灯始動時のランプ電圧は4.5kVである。定常点灯時のスイッチング周波数(FO)が28kHzに対して、点灯始動時のスイッチング周波数(FS)は24kHzである。定常点灯時のスイッチング素子4のオンデューティ(TO)が80%に対して、点灯始動時のスイッチング素子4のオンデューティ(TS)は53%である。スイッチング周波数を点灯始動時の値(FS)から定常点灯時の値(FO)に切り替えるタイミング(時刻T1から時刻T2までの経過時間)は10m秒であり、スイッチング素子のオンデューティを点灯始動時の値(TS)から定常点灯時の値(TO)に切り替えるタイミング(時刻T1から時刻T3までの経過時間)は18m秒である。
【0022】
このように、本発明に係る光源装置は、小型化しているものの、安定的に点灯始動できるとともに、ランプ1の点灯始動時に、紫外線量の増加に伴ってオゾンが多量に発生するという問題を回避することができる。
【0023】
図5は、図4の変形例であって、本発明に係るランプ1を安定的に点灯させるための制御内容について説明するタイムチャートを示す。
時刻T1においてランプ1を点灯させる。時刻T1から時刻T3までは始動点灯状態とし、時刻T3以降を定常点灯状態としている。
図5に示す制御が、図4に示した制御と異なる点は、スイッチング周波数を点灯始動時の設定値(FS)から定常点灯時の設定値(FO)に切り替えるタイミング(T2)において、スイッチング素子4のオンデューティ(ON DUTY)が漸次増加するように制御していることである。
このように、スイッチング素子4のオンデューティの急激な変化を避けることで、ランプ1が点灯始動時から定常点灯状態へ移行する際の紫外線の変化量を少なくすることができる。
【0024】
図6は、図4図5のさらなる変形例であって、本発明に係るランプ1を安定的に点灯させるための制御内容について説明するタイムチャートを示す。
時刻T1においてランプ1を点灯させる。時刻T1から時刻T3までは始動点灯状態とし、時刻T3以降を定常点灯状態としている。
図6に示す制御が、図4に示した制御と異なる点は、スイッチング周波数を点灯始動時(FS)から定常点灯時(FO)に切り替えるタイミング(T2)において、スイッチング素子4のオンデューティ(ON DUTY)がステップ的に増加するように制御していることである。
数値例を示すと、時刻T2におけるスイッチング素子4のオンデューティが53%であり、56%⇒59%⇒62%⇒65%⇒68%⇒71%⇒74%⇒77%⇒80%と1m秒ごとにオンデューティをステップ的に増加させて、9m秒の時間をかけて、定常点灯時のオンデューティ80%まで変化させている。
このように、スイッチング素子4のオンデューティの急激な変化を避けることで、ランプ1を、点灯始動状態から定常点灯状態に対して安定的に移行させることができる。
【符号の説明】
【0025】
1 エキシマランプ
2 トランス
3 入力回路
4 スイッチング素子
5 駆動回路
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6