特許7397917IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

嗅覚受容体の発現方法及び応答測定方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

多くの嗅覚受容体のリガンドは未だ解明されていない。それらの嗅覚受容体のリガンド又は匂い応答性の解明が求められている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、培養細胞での膜発現が不十分なために機能解析が不可能な嗅覚受容体が多いことに鑑み、嗅覚受容体を培養細胞膜上に発現かつ機能させることができる手法について鋭意検討した。その結果、本発明者は、従来の方法とは異なる嗅覚受容体のコンセンサス化により、嗅覚受容体の培養細胞での膜発現をオリジナルの嗅覚受容体に比べて向上できること、嗅覚受容体の匂い応答性を向上できること、また、嗅覚受容体の培養細胞・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、オリジナルの嗅覚受容体のリガンド選択性をよく維持した嗅覚受容体を細胞膜に発現かつ機能させることができる手法を提供する。斯かる嗅覚受容体を用いることで、これまでにリガンド又は匂い応答性が確認されていないオリジナルの嗅覚受容体の機能や性質を調べることができる。したがって本発明は、ある匂い物質がヒトの嗅覚にどのように作用し、どのような匂い知覚を生み出すのかを説明及び予測するのに有効な手法である。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 デザインしたコンセンサス嗅覚受容体の細胞膜発現量とにおい応答性。左から4つのヒストグラムと1つのバーグラフは、Flowcytometry法により求められたHEK293細胞膜上の受容体タンパク質量を表す。対照として受容体を発現させない細胞(Mock)と効率よく膜発現する受容体M2AcRを発現させた細胞を解析した。右には受容体のリガンド応答性をルシフェラーゼアッセイにより測定した結果を表す。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図2】 デザインしたコンセンサス嗅覚受容体のリガンド選択性。ルシフェラーゼアッセイの結果を示す。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図3】 デザインしたコンセンサス嗅覚受容体のリガンド選択性。ルシフェラーゼアッセイの結果を示す。エラーバーはSEMを表す(n=3)。下段に示す番号は、それぞれ下記表8に示す匂い物質の番号に対応する。
【図4】 デザインしたコンセンサス嗅覚受容体の細胞膜発現量。Flowcytometry法により求められたHEK293細胞膜上の受容体タンパク質量を表す。34受容体それぞれについて、オリジナルのヒト嗅覚受容体とMammalsのコンセンサス化を適用した受容体との比較を図示した。エラーバーはSEMを表す(n=3又は4)。
【図5】 嗅覚受容体のルシフェラーゼアッセイ。3種類のヒト嗅覚受容体及びそのコンセンサス嗅覚受容体について、匂い物質を濃度を変えて投与し、応答を測定した。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図6】 嗅覚受容体のルシフェラーゼアッセイ。8種類のヒト嗅覚受容体及びそのコンセンサス嗅覚受容体について、匂い物質を濃度を変えて投与し応答を測定した。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図7】 嗅覚受容体のルシフェラーゼアッセイ。4種類のコンセンサス嗅覚受容体それぞれについて、個人差が報告されるアミノ酸置換を導入したものをHEK293細胞に発現させ、匂い物質を濃度を変えて投与し応答を測定した。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図8】 デザインしたコンセンサス嗅覚受容体の細胞膜発現量。Flowcytometry法により求められたHEK293細胞膜上の受容体タンパク質量を表す。それぞれの受容体について、オリジナルのヒト嗅覚受容体とMammalsのコンセンサス化を適用した受容体との比較を図示した。エラーバーはSEMを表す(n=3)。
【図9】 A及びB:OR5AN1とコンセンサスOR5AN1の細胞膜発現量。Aは、それぞれの受容体を発現させた細胞集団のPE蛍光シグナルの分布を表すヒストグラム。対照として受容体を発現させない細胞(Mock)と効率よく膜発現する受容体M2AchRを発現させた細胞を解析した。Bは、Aの膜発現量を定量化した結果。エラーバーはSEMを表す(n=3)。C:各種におい物質(100μM)に対するOR5AN1(Ori.)及びコンセンサスOR5AN1(Con.)の応答。エラーバーはSEMを表す(n=3)。縦軸の番号は、下記表19に示す匂い物質の番号に対応する。D:7つのにおい物質に対する用量依存性。一度の実験からの三つの複製からの平均値とSEMを示す。
【図10】 嗅覚受容体のルシフェラーゼアッセイ。各コンセンサス嗅覚受容体及びオリジナル嗅覚受容体についてメチルメルカプタン(MeSH)、ジメチルスルフィド(DMS)、ジメチルジスルフィド(DMDS)もしくはジメチルトリスルフィド(DMTS)を濃度を変えて投与した際の応答強度をバーグラフで示す。エラーバーはSEMを表す(1回の実験における3つの複製から)。
【図11】 嗅覚受容体のルシフェラーゼアッセイ。各コンセンサス嗅覚受容体及びオリジナル嗅覚受容体についてMeSH、DMS、DMDSもしくはDMTS 100μMを、銅イオン存在下又は非存在下で投与した際のシグナル値をバーグラフで示す。エラーバーはSEMを表す(1回の実験における3つの複製から)。

代表図 図1本件の代表的な図

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