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特許7398020屋内用屏風形ダンボールを用いた太陽光発電フイルム架台
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  • 特許-屋内用屏風形ダンボールを用いた太陽光発電フイルム架台 図1
  • 特許-屋内用屏風形ダンボールを用いた太陽光発電フイルム架台 図2
  • 特許-屋内用屏風形ダンボールを用いた太陽光発電フイルム架台 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-05
(45)【発行日】2023-12-13
(54)【発明の名称】屋内用屏風形ダンボールを用いた太陽光発電フイルム架台
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/30 20140101AFI20231206BHJP
   H10K 39/10 20230101ALI20231206BHJP
   H02S 30/20 20140101ALI20231206BHJP
【FI】
H02S20/30 D
H10K39/10
H02S30/20
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2023068099
(22)【出願日】2023-04-18
【審査請求日】2023-04-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391027734
【氏名又は名称】山本 増男
(72)【発明者】
【氏名】山本 隆秀
【審査官】山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-134462(JP,A)
【文献】国際公開第2016/157796(WO,A1)
【文献】特開2018-011021(JP,A)
【文献】特開2019-214916(JP,A)
【文献】特開昭64-011373(JP,A)
【文献】国際公開第2021/053503(WO,A1)
【文献】特開昭53-015996(JP,A)
【文献】登録実用新案第3033150(JP,U)
【文献】実開昭51-155533(JP,U)
【文献】中国実用新案第206034129(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02S 20/30
H10K 39/10
H02S 30/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の平行な折り曲げ罫線 (1) で折り曲げて折り曲げ面を備えた屏風形ダンボール板(2 ) と、前記屏風形ダンボール板 (2) の折り曲げ面(7)に備えた太陽光発電フィルム(3)と、折り曲げ面(7)の上端および下端に設けた貫通孔(4)と、前記上端の貫通孔(4)、又は前記下端の貫通孔(4) に貫通させて屏風形ダンボール板(2)を固定する木製長棒 (5) とを備えた太陽光発電フイルム架台 。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明、屏風形ダンボール太陽光発電フイルム架台は、屏風の構造を応用して新たにダンボール板を屏風形に加工したものである、簡単な事であるがダンボール板には中に紙芯材が入っている為、折り曲げ加工しても復元作用が働いて、理論的に折り曲げ加工ができないのである、しかし本発明では折り曲げた屏風形ダンボール板に個々貫通孔を設けて、その穴に木製長棒を貫通させる方法で、屏風形を半永久に維持させるのである。
【背景技術】
【0002】
自然エネルギー開発の代表として、これまで長年太陽光発電ソーラーパネルが普及してきたが、横浜大学、宮坂教授が新しくペロブスカイト太陽光発電フイルムを発明したことに各大手電気メーカが一勢にぺロプスカイト太陽光発電フイルムの事業化に乗り出して令和5年4月から本格的に製品販売を開始したのである。しかしプロブスカイトの用途については、未だ本格的に開発されていないのが実状のようである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許6752537 太陽光発電モジュール
【文献】特許5935199 多環芳香族化合物
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペロブスカイト、太陽光発電フイルムは、令和5年4月から、ネット販売されているが本格的用途は開発されていないようである、その証拠に製品の具体的な使用方法がカタログに掲載されていないのである、その点ソーラーパネルの場合は、屋根上設置が基本となっていたが、プロブスカイト使用の場合は、製品がフイルム板状である為、厳しい屋外環境には支障が生じる可能性があるとして本格的な説明はされていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プロブスカイト太陽光発電フイルム使用動画を見ると屋内で発電出来ることが映像で証明されている、更に発電フイルムに蛍光灯光を掃射すると発電量が増すのである。ソーラーパネルでは全く出来ないことである、プロブスカイト太陽光発電フイルム架台を、屋内用太陽光発電装置として販売することは、私自身が決めたことである。
【発明の効果】
【0006】
これまで太陽光発電装置は主にソーラーパネルが使用されてきたがソーラーパネルの欠陥は、屋内発電が全く出来ない事である、それに比べロブスカイトは、弱電ながら屋内発電が出来るのである、本発明では更に太陽光発電効果を増加させるために比較的発電表面積が容易に拡大でき、更に屏風形のダンボール板であれば何処でも安全に独立設置が出来ることを考慮し屏風形太陽光発電フイルム架台を発明したのであるが、この発明で屋内太陽光発電量が完全にできれば本発明の発電効果は約2倍~3倍になる可能性があるのである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】屏風形ダンボール板折り曲げ用罫線図
図2】屏風形に折り曲げたダンボール斜視図
図3】屏風形ダンボール発電架台全体斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
複数の平行な折り曲げ罫線 (1) で折り曲げて折り曲げ面を備えた屏風形ダンボール板 (2 ) と、前記屏風形ダンボール板 (2) の折り曲げ面に備えた太陽電池発電フィルム(3)と、
折り曲げ面(7)の上端および下端に設けた貫通孔(4) と、前記上端の貫通孔(4)、又は下端の貫通孔(4) に貫通させて屏風形ダボール板(2)を固定する木製長棒 (5) とを備えた太陽光発電フイルム架台 である。ダンボール板折り曲げ罫線 (1) を手で折り曲げて 屏風形ダンボール板 (2 ) を形成して更に 前記屏風形ダンボール板 (2) の表面に 太陽光発電フイルム (3) を貼り付け固定した構造の太陽光発電フイルム架台 (6) を構成して更に 前記屏風形ダンボールによる太陽光発電フイルム架台 (6) が独立安定して設置出来るよう、前記屏風形
ダンボールによる太陽光発電フイルム架台 (6) の上下両端に 貫通孔 (4) を設けて 前記貫通孔 (4) に 木製長棒 (5) を貫通して、屏風形ダンボールを固定して 前記屏風形ダンボール太陽光発電フイルム架台 (6) に使用する事を特徴とする。
【0009】
試作品、屏風形ダンボール付設太陽光発電フイルム架台を使用して屋内発電実験行った結果、テスト用モータが回転して発電出来たことが確認でき、更に屋内蛍光灯の光を発電フイルム面に照射すると、テスト用モータが再度勢いよく回転して発電量が増加することも再確認できたのである、本特許実施例でペロブスカイト太陽光発電フイルムが事実発電することも本実施例で確認することができたのである。
【産業上の利用可能性】
【0010】
従来のソーラーパネルは屋内発電が全く出来なかったのに対し、プロブスカイト太陽光発電フイルム架台は、弱電であるが確実に屋内発電ができ、太陽光発電フイルムの素晴らしさを確認することができるのである、更に研究を続行すれば屋内発電量が少しずつ増加することにも期待できるのである。又、産業上利用可能性も十分あるが本発明の屏風形ダンボール太陽光発電フイルム架台と、平面ダンボール板架台とを比較すれば、ダンボール板の表面積が2倍~3倍になる屏風形ダンボールの方がより優れていることが理解できるのである。今考えると、横浜大学、宮坂教授の優れた発明の功績に改めて感謝するものである。
【符号の説明】
【0011】
1 折り曲げ罫線
2 屏風形ダンボール板
3 太陽光発電フイルム
4 貫通孔
5 木製長棒
6 太陽光発電フイルム架台
7 折り曲げ面


【要約】      (修正有)
【課題】従来のソーラーパネルは屋内太陽光発電が全く出来なかったのに対しプロブスカイト太陽光発電フイルムは屋内でも約15.1%発電が出来るのである、更に屋内で発電ができれば太陽光発電範囲が大きく拡大できることは実に画期的なことであつて屋内発電が出来れば、これより日本の農業分野に暖房ビニールハウス用発電装置として発展することに期待できるものである。
【解決手段】複数の平行な折り曲げ罫線で折り曲げて折り曲げ面を備えた屏風形ダンボール板と、前記屏風形ダンボール板の折り曲げ面に備えた太陽光発電フイルム(3)と、太陽光発電フイルム(3)の折り曲げ面の上下両端に設けた貫通孔と、前記上端の貫通孔、又は下端の貫通孔に貫通させて屏風形ダンボール板を固定する木製長棒(5)とを備えた太陽光発電フイルム架台。
【選択図】図3
図1
図2
図3