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特許7398069端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 19/00 20110101AFI20231207BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20231207BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20231207BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20231207BHJP
【FI】
G06T19/00 A
A63F13/69
H04N7/15 170
G06F3/01 510
【請求項の数】 25
(21)【出願番号】P 2022060878
(22)【出願日】2022-03-31
(65)【公開番号】P2023151319
(43)【公開日】2023-10-16
【審査請求日】2022-03-31
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100196829
【弁理士】
【氏名又は名称】中澤 言一
(72)【発明者】
【氏名】早田 大起
【審査官】高野 美帆子
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-149407(JP,A)
【文献】特開2013-085573(JP,A)
【文献】特開2020-096269(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 19/00
A63F 13/69
H04N 7/15
G06F 3/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザの端末装置の制御プログラムであって、
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクトと、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクトとを表示し、
前記第1ユーザによる前記第1選択オブジェクト又は前記第2選択オブジェクトの操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させるための制御プログラム。
【請求項2】
第1ユーザの端末装置の制御プログラムであって、
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示すること、
を実行させ、
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、
前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を更に実行させるための制御プログラム。
【請求項3】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させる、請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、
前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトを選択し、選択された前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、前記第2ユーザの指示に応じて前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示し、
表示された前記第2画像に含まれる前記第2オブジェクトに対する前記第1ユーザによる指示に応じて、前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトを選択し、選択された前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記第1ユーザの端末装置に、
所定の第1条件を満たした場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを、前記変更の前の前記第1オブジェクトに戻し、前記変更の前に戻した前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させ、
前記第1オブジェクトが前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更されてから当該変更の前の前記第1オブジェクトに戻るまでの期間において、前記第1ユーザは前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトの選択の実行が可能である、請求項3~5の何れか一項に記載の制御プログラム。
【請求項7】
前記所定の第1条件は、
前記第1ユーザからの特定の指示を取得したこと、
前記第1画像の表示に関する情報及び前記第1音声の送信並びに前記第2音声の受信が終了したこと、
前記第2画像の表示に関する情報及び前記第2音声の送信並びに前記第1音声の受信が終了したこと、
前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて前記第1オブジェクトの少なくとも一部が変更されてから所定時間が経過したこと、又は、
前記第1オブジェクトの少なくとも一部を前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更させているときに、複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の前記第3オブジェクトの選択を、前記第1ユーザが指示に応じて指示したこと、
前記第1オブジェクトの少なくとも一部を前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更させているときに、複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の前記第3オブジェクトの選択を、前記第2ユーザが指示に応じて指示したこと、
を含む、請求項6に記載の制御プログラム。
【請求項8】
前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示することは、所定の第2条件が満たされた場合に実行される、請求項3~7のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項9】
前記所定の第2条件は、
前記少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像が表示された回数が所定回数以下であること、
を含む、請求項8に記載の制御プログラム。
【請求項10】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザによる第1指示オブジェクトの操作に応じて前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の前記第4オブジェクトが選択された場合、前記第2ユーザに第1特典を付与する、
ことを実行させる、請求項4~9のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項11】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザによる第1指示オブジェクトの操作に応じて前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の前記第4オブジェクトが選択された場合、前記第1ユーザに第2特典を付与する、
ことを実行させる、請求項4~10のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項12】
前記第1ユーザの端末装置に、
前記第1ユーザによって第1指示オブジェクトが操作されずに、前記複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の前記第4オブジェクトが選択されなかった場合、前記第1ユーザに第3特典を付与すること、
を実行させる、請求項4~11のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項13】
前記第1ユーザの端末装置に、
所定の第2条件が満たされた場合、複数の第5オブジェクトの中から少なくとも一の前記第5オブジェクトの選択を実行するための第2指示オブジェクトと、当該選択の実行に関する情報とを表示し、
前記第1ユーザによる前記第2指示オブジェクトの操作に応じて、前記複数の第5オブジェクトの中から少なくとも一の前記第5オブジェクトを選択し、選択された前記少なくとも一の第5オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を実行させる、請求項1~12のいずれか一項に記載の制御プログラム。
【請求項14】
前記所定の第2条件は、前記少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて前記第1オブジェクトが変更されてから所定時間が経過したことである、請求項13に記載の制御プログラム。
【請求項15】
前記複数の第5オブジェクトには、前記第2ユーザを示す前記第2オブジェクトに適用されて表示されているオブジェクトが含まれる、請求項13又は14に記載の制御プログラム。
【請求項16】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御プログラムであって、
前記サーバ装置に、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記第1ユーザによる、前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクト、又は、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクト、の操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信すること、
を実行させるための制御プログラム。
【請求項17】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御プログラムであって、
前記サーバ装置に、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信すること、
を実行させ、
前記サーバ装置に、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、且つ、前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示するための情報を少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信すること、
を実行させるための制御プログラム。
【請求項18】
第1ユーザの端末装置であって、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクトと、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクトとを表示し、
前記第1ユーザによる前記第1選択オブジェクト又は前記第2選択オブジェクトの操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示する、処理部
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項19】
第1ユーザの端末装置であって、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示する、処理部
を備え、
前記処理部は、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、
前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること
を特徴とする端末装置。
【請求項20】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置であって、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記第1ユーザによる、前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクト、又は、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクト、の操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信する、処理部
を備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項21】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置であって、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の前記第3オブジェクトを選択し、
選択された前記少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信する、処理部
を備え、
前記処理部は、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、且つ、前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示するための情報を少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信すること
を特徴とするサーバ装置。
【請求項22】
第1ユーザの端末装置の制御方法であって、
前記第1ユーザの端末装置が、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクトと、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクトとを表示し、
前記第1ユーザによる前記第1選択オブジェクト又は前記第2選択オブジェクトの操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項23】
第1ユーザの端末装置の制御方法であって、
前記第1ユーザの端末装置が、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、
前記第1画像の表示に関する情報を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を取得した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を出力し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を含み、
前記第1ユーザの端末装置が、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、
前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示すること、
を更に含むことを特徴とする制御方法。
【請求項24】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
前記サーバ装置が、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から2以上の前記第3オブジェクトを選択し、
前記第1ユーザによる、前記2以上の第3オブジェクトの中から前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記第3オブジェクトを前記第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクト、又は、前記第1オブジェクトを変更させるために用いる前記2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクト、の操作によって選択された少なくとも一の前記第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信すること、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項25】
第1ユーザの端末装置及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
前記サーバ装置が、
前記第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、前記第2ユーザの端末装置から受信し、
前記第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、前記第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの第1音声を受信した場合、前記第1音声を前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザの動作又は前記第1音声に応じて変化する前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を、少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの第2音声を受信した場合、前記第2音声を前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第2ユーザの動作又は前記第2音声に応じて変化する前記第2オブジェクトを含む前記第2画像を表示するための情報を、少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信すること、
を含み、
前記サーバ装置が、
前記第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の前記第4オブジェクトに関する情報を受信し、且つ、前記第2ユーザにより前記選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第2オブジェクト、を含む前記第2画像を表示するための情報を少なくとも前記第1ユーザの端末装置に送信し、
前記第1ユーザによる指示に応じて、前記少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された前記第1オブジェクトを含む前記第1画像を表示するための情報を少なくとも前記第2ユーザの端末装置に送信すること、
含むことを特徴とする制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示された実施形態は、端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数のユーザがそれぞれPC(Personal Computer)等の端末装置を用いて各ユーザ自身を示す画像及び/又は各ユーザの音声等の各種情報を互いに他ユーザの端末装置に送信することでコミュニケーションを実現する情報システムが知られている。例えば、特許文献1には、各ユーザが、仮想空間内でユーザの分身として行動するアバター等のキャラクタオブジェクトを用いて、他ユーザのキャラクタオブジェクトとの音声チャットを行う情報システムの技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-199198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の情報システムでは、ユーザが他ユーザとのコミュニケーションを行っている時にユーザの端末装置からの出力に多様性がないため、ユーザが他ユーザとのコミュニケーションに飽きてしまうという問題が生じていた。
【0005】
開示された端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法は、他ユーザとのコミュニケーションを継続しようとするユーザの意欲を向上させることを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
端末装置の制御プログラムは、第1ユーザの端末装置の制御プログラムであって、第1ユーザの端末装置に、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、第1画像の表示に関する情報を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を取得した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を出力し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させる。
【0007】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザによる指示に応じて2以上の第3オブジェクトが選択された場合、第1ユーザの端末装置に、2以上の第3オブジェクトの中から第1オブジェクトを変更させるために用いる第3オブジェクトを第1ユーザが選択操作するための複数の第1選択オブジェクトと、第1オブジェクトを変更させるために用いる2以上の第3オブジェクトの全てを一括で選択するための第2選択オブジェクトとを表示すること、を実行させることが好ましい。
【0008】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報を受信し、第2ユーザにより選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された第2オブジェクト、を含む第2画像を表示し、第1ユーザによる指示に応じて、少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させることが好ましい。
【0009】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報を受信し、第2ユーザにより選択された第4オブジェクトの適用が指示された場合、少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された第2オブジェクトを含む第2画像を表示し、第1ユーザによる指示に応じて、複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させることが好ましい。
【0010】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第2ユーザによる指示に応じて複数の第4オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報を受信し、第2ユーザの指示に応じて少なくとも一の第4オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更された第2オブジェクト、を含む第2画像を表示し、表示された第2画像に含まれる第2オブジェクトに対する第1ユーザによる指示に応じて、複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させることが好ましい。
【0011】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、所定の第1条件を満たした場合、少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを、変更の前の第1オブジェクトに戻し、変更の前に戻した第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させ、第1オブジェクトが少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更されてから当該変更の前の第1オブジェクトに戻るまでの期間において、第1ユーザは複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトの選択の実行が可能であることが好ましい。
【0012】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、所定の第1条件は、第1ユーザからの特定の指示を取得したこと、第1画像の表示に関する情報及び第1音声の送信並びに第2音声の受信が終了したこと、第2画像の表示に関する情報及び第2音声の送信並びに第1音声の受信が終了したこと、少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて第1オブジェクトの少なくとも一部が変更されてから所定時間が経過したこと、又は、第1オブジェクトの少なくとも一部を少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更させているときに、複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の第3オブジェクトの選択を、第1ユーザが指示に応じて指示したこと、第1オブジェクトの少なくとも一部を少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて変更させているときに、複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の第3オブジェクトの選択を、第2ユーザが指示に応じて指示したこと、を含むことが好ましい。
【0013】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示することは、所定の第2条件が満たされた場合に実行されることが好ましい。
【0014】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、所定の第2条件は、少なくとも一の第4オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像が表示された回数が所定回数以下であること、を含むことが好ましい。
【0015】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第1ユーザによる第1指示オブジェクトの操作に応じて複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトが選択された場合、第2ユーザに第1特典を付与する、ことを実行させることが好ましい。
【0016】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第1ユーザによる第1指示オブジェクトの操作に応じて複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトが選択された場合、第1ユーザに第2特典を付与する、ことを実行させることが好ましい。
【0017】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、第1ユーザによって第1指示オブジェクトが操作されずに、複数の第4オブジェクトの中から少なくとも一の第4オブジェクトが選択されなかった場合、第1ユーザに第3特典を付与すること、を実行させことが好ましい。
【0018】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、第1ユーザの端末装置に、所定の第2条件が満たされた場合、複数の第5オブジェクトの中から少なくとも一の第5オブジェクトの選択を実行するための第2指示オブジェクトと、当該選択の実行に関する情報とを表示し、第1ユーザによる第2指示オブジェクトの操作に応じて、複数の第5オブジェクトの中から少なくとも一の第5オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第5オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を実行させることが好ましい。
【0019】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、所定の第2条件は、少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて第1オブジェクトが変更されてから所定時間が経過したことであることが好ましい。
【0020】
また、端末装置の制御プログラムにおいて、複数の第5オブジェクトには、第2ユーザを示す第2オブジェクトに適用されて表示されているオブジェクトが含まれることが好ましい。
【0021】
サーバ装置の制御プログラムは、第1ユーザの端末装置及び第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御プログラムであって、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、第1ユーザの端末装置から受信し、第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、第2ユーザの端末装置から受信し、第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を受信した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を第1ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の第3オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信すること、を実行させる。
【0022】
端末装置は、第1ユーザの端末装置であって、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、第1画像の表示に関する情報を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を取得した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を出力し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示する、処理部を備える。
【0023】
サーバ装置は、第1ユーザの端末装置及び第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置であって、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、第1ユーザの端末装置から受信し、第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、第2ユーザの端末装置から受信し、第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を受信した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を第1ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の第3オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信する、処理部を備える。
【0024】
端末装置の制御方法は、第1ユーザの端末装置の制御方法であって、第1ユーザの端末装置が、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像と、第1ユーザとは異なる第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像とを少なくとも表示し、第1画像の表示に関する情報を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を取得した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を出力し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示すること、を含む。
【0025】
サーバ装置の制御方法は、第1ユーザの端末装置及び第1ユーザとは異なる第2ユーザの端末装置のそれぞれと通信可能なサーバ装置の制御方法であって、第1ユーザを示す第1オブジェクトを含む第1画像の表示に関する情報を、第1ユーザの端末装置から受信し、第2ユーザを示す第2オブジェクトを含む第2画像の表示に関する情報を、第2ユーザの端末装置から受信し、第1画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2画像を少なくとも表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの第1音声を受信した場合、第1音声を第2ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザの動作又は第1音声に応じて変化する第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの第2音声を受信した場合、第2音声を第1ユーザの端末装置に送信し、第2ユーザの動作又は第2音声に応じて変化する第2オブジェクトを含む第2画像を表示するための情報を、少なくとも第1ユーザの端末装置に送信し、第1ユーザによる指示に応じて複数の第3オブジェクトの中から少なくとも一の第3オブジェクトを選択し、選択された少なくとも一の第3オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更された第1オブジェクトを含む第1画像を表示するための情報を、少なくとも第2ユーザの端末装置に送信すること、を含む。
【発明の効果】
【0026】
端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法によって、他ユーザとのコミュニケーションを継続しようとするユーザの意欲を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】情報システムの概要の一例を説明するための模式図である。
図2】情報システムの概略構成の一例を示す図である。
図3】端末装置の概略構成の一例を示す図である。
図4】各種テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図5】サーバ装置の概略構成の一例を示す図である。
図6】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図7】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図8】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図9】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図10】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図11】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図12】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図13】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図14】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図15】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図16】情報システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
図17】端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図18】仮想空間内を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
【0029】
(情報システムの概要)
図1は、情報システムの概要の一例を説明するための模式図である。情報システムは、複数のユーザのそれぞれが操作する端末装置とサーバ装置とを備える。例えば、端末装置は、ユーザが所有する多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)等の情報処理装置である。例えば、サーバ装置は、通信ネットワークを介して端末装置間のコミュニケーションサービスを提供するためのコンピュータである。
【0030】
端末装置は、アプリケーションプログラム等の制御プログラムを記憶し、ユーザからの開始操作に応じて制御プログラムをメモリにロードし、ロードした制御プログラムに含まれる命令の実行によりコミュニケーションサービスを開始する。コミュニケーションサービスが開始されると、端末装置は、制御プログラムに含まれる命令を実行することにより複数の機能を実現する。
【0031】
例えば、ユーザの端末装置は、ユーザによって入力された各種の入力データに基づくモーションデータを含むキャラクタ動画データを含む出力情報を生成する生成機能を実現する。例えば、入力データは、ユーザの端末装置に備えられた撮像装置によって所定のサンプリング時間間隔ごとに取得された複数の撮像データであり、この場合、各撮像データにはユーザが写されている。キャラクタ動画データは、ユーザを示すキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像の表示に関する情報の一例である。コミュニケーションサービス中において、出力情報は所定時間ごとに生成される。
【0032】
キャラクタオブジェクトは、例えば、人型のアニメーションキャラクタの外観を有する3次元モデルデータに基づいて生成される立体オブジェクトである。また、キャラクタオブジェクトは、犬若しくは猫等の動物、又は、ロボット等の人工物等の様々な形状の外観をする3次元モデルデータに基づいて生成される立体オブジェクトでもよい。この場合、ユーザ出力画像には、所定の視点からみたキャラクタオブジェクトの画像が含まれる。キャラクタオブジェクトは、2次元モデルデータに基づいて生成される2次元オブジェクトでもよい。また、キャラクタオブジェクトの表面に、犬若しくは猫等の動物、又は、ロボット等の人工物等を示す画像情報が適用されることで、犬若しくは猫等の動物、又は、ロボット等の人工物等の外観が表出される。以下、立体オブジェクト及び2次元オブジェクトを、単にオブジェクトと総称する場合がある。
【0033】
キャラクタオブジェクトが、人型のアニメーションキャラクタの外観を有するオブジェクトである場合、キャラクタオブジェクトは、複数の部分オブジェクトによって構成される。例えば、キャラクタオブジェクトは、頭部に対応する部分オブジェクト、胴体部に対応する部分オブジェクト、腕部に対応する部分オブジェクト、脚部に対応する部分オブジェクト等によって構成される。また、部分オブジェクトは、顔の各パーツ(目、口、花、まゆ、ひげ、又は髪の毛等)に対応するものでもよい。また、同じ部位(頭、胴体等)に対して、複数の種類の部分オブジェクトが用意されてもよい。例えば、髪の毛の部位に対応する部分オブジェクトとして、黒い色の髪の毛に対応する部分オブジェクト、茶色の髪の毛に対応する部分オブジェクトが用意され、また、目の部位に対応する部分オブジェクトとして、黒い色のたれ目形状の目に対応する部分オブジェクト、青い色のたれ目形状の目に対応する部分オブジェクト、黒い色の釣り目形状の目に対応する部分オブジェクト、青い色の釣り目形状の目に対応する部分オブジェクトが用意されてもよい。また、キャラクタオブジェクトは、頭部の少なくとも一部を覆う帽子に対応する部分オブジェクト、胴体及び腕の少なくとも一部を覆う衣類に対応する部分オブジェクト等によって構成されてもよい。このように、キャラクタオブジェクトは、複数の部分オブジェクトによって構成されるオブジェクトであり、且つ、部分オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの構成要素の一部のオブジェクトである。また、キャラクタオブジェクト及び部分オブジェクトは、サイズを変更できるように構成されてもよい。例えば、背の高さの変更がユーザによって指示されると、変更後の背の高さとなるように、頭部、胴体部、脚部、腕部等の各種部分オブジェクトのサイズが変更される。また、例えば、部分オブジェクトのサイズの変更がユーザによって指示されると、対応する部分オブジェクトのサイズが変更されてもよい(例えば、脚の長さの変更を指示されると、脚部の長さが変更されてもよい。)。
【0034】
ユーザによる指示に応じて、キャラクタオブジェクトを構成する一の部分オブジェクトが、当該位置の部分オブジェクトと同一種類の新たな部分オブジェクトに変更させることができる。例えば、キャラクタオブジェクトを構成する長ズボンに対応する部分オブジェクトを、半ズボンに対応する新たな部分オブジェクトに変更させることで、キャラクタオブジェクトが、長ズボンを履いているような外観から半ズボンを履いているような外観に変更される。また、ユーザによる指示に応じて、新たな部分オブジェクトが、キャラクタオブジェクトを構成する部分オブジェクトとして設定されてもよい。例えば、帽子を被っていないキャラクタオブジェクトに、帽子に対応する新たな部分オブジェクトを適用することで、キャラクタオブジェクトが、頭部に何も着用していないような外観から帽子を被っているような外観に変更される。このように、キャラクタオブジェクトに新たな部分オブジェクトが適用されることで、キャラクタオブジェクトの新たな部分オブジェクトの外観が変更される。なお、後述するキャラクタオブジェクトに装着することができる追加オブジェクトは、部分オブジェクトの一種である。
【0035】
例えば、ユーザの端末装置は、キャラクタ動画データに基づいてユーザ出力画像を表示し、生成された出力情報をサーバ装置経由で他ユーザの端末装置に送信するため、当該出力情報をサーバ装置に所定時間ごとに送信する出力機能を実現する。また、例えば、ユーザの端末装置は、サーバ装置から所定時間ごとに送信された他ユーザの出力情報に基づいて、他ユーザを示すキャラクタオブジェクトを含む他ユーザ出力画像を表示する機能を実現する。
【0036】
コミュニケーションサービスが開始されると、図1(a)に示されるように、ユーザの端末装置によって、例えば、ユーザ出力画像(1)と他ユーザ出力画像(2)とが表示される。コミュニケーションサービスが開始されたときに、他ユーザがコミュニケーションサービスに参加していない場合、ユーザの端末装置によって、ユーザ出力画像(1)のみが表示される。コミュニケーションサービスが開始されたときに、ユーザがコミュニケーションサービスに参加していない場合、他ユーザの端末装置では、他ユーザ出力画像(2)のみが表示される。
【0037】
ユーザ出力画像(1)は、キャラクタ動画データに含まれるユーザのモーションデータに応じて動作するユーザのキャラクタオブジェクトを含む。また、他ユーザ出力画像(2)は、受信された他ユーザの出力情報に含まれる他ユーザのモーションデータに応じて動作する他ユーザのキャラクタオブジェクトを含む。このように、ユーザの端末装置は、ユーザの動作に応じて変化するユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)を表示し、他ユーザの動作に応じて変化する他ユーザのキャラクタオブジェクトを含む他ユーザ出力画像(2)を表示する。
【0038】
ユーザの端末装置及び他ユーザの端末装置はともにマイクを備えるため、ユーザの端末装置はユーザによって発せられた音声を取得し、他ユーザの端末装置は他ユーザによって発せられた音声を取得する。そして、ユーザの端末装置は、取得したユーザの音声データを出力情報に含め、ユーザの音声データを含む出力情報をサーバ装置経由で他ユーザの端末装置に送信するため、当該出力情報をサーバ装置に送信する。また、ユーザの端末装置は、他ユーザの端末装置によってサーバ装置に送信された他ユーザの音声データを含む出力情報を、サーバ装置から受信する。
【0039】
例えば、ユーザによって音声が発生される時、キャラクタ動画データに含まれるユーザのモーションデータには、ユーザの唇の動きを示すフェイスモーションデータが含まれる。この場合、ユーザの端末装置において、ユーザが発生している音声と略同期するように唇が動作するユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)が表示されることになる。ユーザの端末装置によって受信された他ユーザの出力情報に、他ユーザのモーションデータとともに他ユーザの音声データが含まれる場合がある。この場合、ユーザの端末装置において、他ユーザの音声が出力されるとともに、他ユーザの音声と略同期するように唇が動作する他ユーザのキャラクタオブジェクトを含む他ユーザ出力画像(2)が表示されることになる。
【0040】
上述した機能の他に、情報システムは、ユーザによる指示に応じて複数の特定オブジェクトの中から少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報を選択する選択イベントを提供する機能を実現してもよい。また、ユーザの端末装置は、特定オブジェクトがキャラクタオブジェクトの部分オブジェクトとして用いることができる場合、選択された少なくとも一の特定オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更されたユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)を表示する機能を実現してもよい。選択イベントにおいて選択されるものは、ユーザのキャラクタオブジェクトの表示態様を変更するもの及び/又は出力される音声データを変更するものであれば、どのようなものでもよい。例えば、選択イベントにおいて、ユーザ出力画像におけるキャラクタオブジェクトの背景となる背景画像が選択されてもよい。また、選択イベントにおいて、ユーザ出力画像におけるキャラクタオブジェクトの表情を変更するための画像又は部分オブジェクトが選択されてもよい。例えば、表情を変更するための画像又は部分オブジェクトがユーザによって使用(適用)されると、ユーザのフェイスモーションデータに基づいてキャラクタオブジェクトの表情が変化するように生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションの少なくとも顔の一部が、表情を変更するための画像又は部分オブジェクトに変更される。画像又は部分オブジェクトは、フェイスモーションデータに基づいて変化しないため、この画像又は部分オブジェクトが使用されると、ユーザのフェイスモーションデータとは異なる表情に変更される。また、選択イベントにおいて、キャラクタオブジェクトを自動的に動作(手を振る動作、ピースする動作等)させるためのオートモーションデータが選択されもよい。また、選択イベントにおいて、所定の効果音又は音楽等を出力するための音源データが選択されてもよい。また、選択イベントにおいて、入力された音声データを出力する時に、音声データのピッチ及び又はフォルマント等の音声要素を変更する音声変換処理を実行する権利を示す権利データが選択されもよい。音声変換処理に係る権利データがユーザによって使用(適用)されると、ユーザによって入力された音声データが音声変換処理によって変更され、変更後の音声データを含む出力情報が送信される。また、選択イベントにおいて、キャラクタオブジェクトが選択されてもよい。例えば、選択イベントにおいてキャラクタオブジェクトが選択されると、一時的に(例えば1分間)又はコミュニケーションサービスの終了まで、現在のユーザキャラクタオブジェクトが、選択されたキャラクタオブジェクトに変更されてもよい。また、選択イベントにおいて、所定のイベントを実施する権利を示す権利データが選択されてもよい。例えば、権利データは、特定の選択イベントを実施するための権利を示す権利データ等である。
【0041】
例えば、ユーザの端末装置は、コミュニケーションサービス中のユーザによって選択指示画面の表示指示が入力された場合、選択指示画面を表示する(図1(b))。選択指示画面には、例えば、選択指示ボタンが含まれる。表示された選択指示画面に含まれる選択指示ボタンがユーザの操作に応じて選択された場合、ユーザの端末装置は、選択指示を示す情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、複数の特定オブジェクトに関する情報を記憶している。特定オブジェクトに関する情報には、例えば、特定オブジェクトを識別するための識別情報(オブジェクトID(identification))が含まれる。特定オブジェクトに関する情報に、特定オブジェクトの名称、属性等が含まれてもよい。
【0042】
サーバ装置は、ユーザの端末装置からの選択指示を示す情報を受信すると、記憶された複数の特定オブジェクトに関する情報を抽出する。サーバ装置は、抽出された複数の特定オブジェクトに関する情報の中から、所定の選択方法に従って少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報を選択する。所定の選択方法は、例えば、各特定オブジェクトに関する情報に関連付けられた所定の選択確率に基づいて、複数の特定オブジェクトに関する情報の中から少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報を選択する方法である。所定の選択確率は、特定オブジェクトに関する情報が選択される選択確率の一例である。例えば、複数の特定オブジェクトに関する情報の中から等確率で各特定オブジェクトに関する情報が選択される場合、複数の特定オブジェクトに関する情報のそれぞれに同一の選択確率が関連付けられる。なお、所定の選択方法は、各特定オブジェクトに関する情報に関連付けられたに順番に従って、複数の特定オブジェクトに関する情報の中から少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報を選択する方法でもよい。
【0043】
サーバ装置は、選択された少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報を、ユーザの端末装置(選択指示を示す情報を送信した端末装置)に送信する。ユーザの端末装置は、受信された少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報に基づいて、選択結果画面を表示する(図1(c))。選択結果画面には、例えば、少なくとも一の特定オブジェクトを示す情報及び使用ボタンが含まれる。表示された選択結果画面に含まれる使用ボタンがユーザの操作に応じて選択された場合、使用指示がユーザの端末装置に入力される。ユーザの端末装置は、使用指示に応じて少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報に基づいて少なくとも一部が変更されたユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)を表示する(図1(d))。
【0044】
例えば、少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報は、ユーザのキャラクタオブジェクトの一部の外観を変化させる装着オブジェクトを識別するためのオブジェクトIDである。少なくとも一の特定オブジェクトに関する情報は、ユーザのキャラクタオブジェクトの背面に配置される壁紙オブジェクトを識別するためのオブジェクトIDでもよい。図1(c)に示される例では、ユーザのキャラクタオブジェクトの少なくとも一部の変更に使用される特定オブジェクトに関する情報は、キャラクタオブジェクトの「頭部」の外観を変化させる装着オブジェクト「帽子」を識別するためのオブジェクトIDである。
【0045】
図1(c)及び(d)に示される例では、ユーザによる使用指示に応じて、ユーザの端末装置は、装着オブジェクト「帽子」に関する情報に基づいて装着オブジェクト「帽子」を示す画像情報を取得する。例えば、ユーザの端末装置は、サーバ装置から受信した、装着オブジェクト「帽子」を識別するためのオブジェクトIDに関連付けられた「帽子」の画像情報を、端末装置の記憶装置から取得する。そして、ユーザの端末装置は、取得した画像情報に基づいて、装着オブジェクト「帽子」が「頭部」に装着されたユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。ユーザの端末装置は、図1(d)に示されるように、生成したアニメーションに基づいて、「帽子」を装着したユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)を表示する。
【0046】
以上、図1を参照しつつ説明したとおり、端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法では、ユーザによる指示に応じて複数の特定オブジェクトの中から選択された特定オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更されたユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像(1)が表示される。このように、端末装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法によって、コミュニケーションサービス中に、端末装置からの出力がユーザ又は他ユーザによって変更されるようにすることで、コミュニケーションに対するユーザの継続使用の意欲を向上させることが可能となる。
【0047】
また、従来の情報システムでは、ユーザを示すアバタ等のキャラクタオブジェクトを介してユーザが他ユーザとのコミュニケーションを行っている途中で、他のサービス又はイベントを開始させるためには、ユーザはコミュニケーションサービスを中断又は終了する必要があった。その後、ユーザ及び他ユーザは、他のサービス又はイベントの開始の指示をサーバ装置等に行うことで、他のサービスの提供を受けることができた。このように、従来の情報システムでは、ユーザ及び他ユーザがサービスの提供を受けている途中で他のサービス等の提供を受けるためには、サービスの中断又は終了、及び、他サービスの開始に関する複数の通信が発生することになり、端末装置の処理負荷及び/又は端末装置とサーバ装置と間の通信の負荷が増大するという問題が生じることがあった。これに対し、実施形態で開示されたユーザの端末装置の制御プログラム、ユーザの端末装置、ユーザの端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法では、特定オブジェクトの選択イベントの開始に関する通信だけで、ユーザ及び他ユーザは特定オブジェクトの選択イベントの提供を受けることができ、端末装置の処理負荷及び/又は端末装置とサーバ装置と間の通信負荷を低減させることが可能となる。また、実施形態で開示されたユーザの端末装置の制御プログラム、ユーザの端末装置、ユーザの端末装置の制御方法、サーバ装置の制御プログラム、サーバ装置、及びサーバ装置の制御方法により、コミュニケーションサービスを継続したまま、他のサービスや選択イベント等の他のイベントへのシームレスな遷移を、簡単なインターフェースで実現することが可能となる。
【0048】
図1に示される例において、ユーザ及び他ユーザは、コミュニケーションサービスを利用可能な複数のユーザのうち、所定のコミュニケーショングループに所属するユーザである。所定のコミュニケーショングループは、ユーザ及び他ユーザのいずれかによって作成されたグループ等である。図1に示される例では、2人のユーザのキャラクタオブジェクトが表示されるが、所定のコミュニケーショングループに所属する3人以上のユーザのキャラクタオブジェクトが表示され、3人以上のユーザがコミュニケーションできるように構成されてもよい。
【0049】
また、図1に示される例において、ユーザ及び他ユーザは、所定の関係を有しているユーザでもよい。例えば、ユーザと所定の関係を有する他ユーザは、ユーザの相互フォロワーである。なお、ユーザが他ユーザをフォローし且つ他ユーザもユーザをフォローしている(ユーザと他ユーザが相互フォローしている)場合、ユーザと他ユーザは相互フォロワーとなる。また、ユーザと所定の関係を有する他ユーザは、ユーザの相互フォロワーである所定ユーザと相互フォローの関係にある他ユーザでもよい。また、ユーザと所定の関係を有する他ユーザは、ユーザとフレンド関係にある他ユーザでもよく、または、ユーザの端末装置に特定情報(電話番号、メールアドレス、所定のID(identification)等)が記憶されている他のユーザでもよい。また、ユーザの端末装置が、ユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を、一又は複数の他ユーザの端末装置にサーバ装置を介して配信する機能を有する場合、ユーザと所定の関係を有する他ユーザは、ユーザが配信したユーザ出力画像を視聴した他ユーザである。この場合、所定の関係を有しているユーザ及び他ユーザが、図1に示されるようなコミュニケーションを行う場合、ユーザ及び他ユーザによって構成される所定のコミュニケーショングループが、ユーザ若しくは他ユーザの端末装置又はサーバ装置によって一時的に作成されてもよい。
【0050】
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
【0051】
(情報システム1)
図2は、情報システム1の概略構成の一例を示す図である。情報システム1は、複数のユーザのそれぞれが操作する端末装置2と、サーバ装置3とを備える。端末装置2及びサーバ装置3は、例えば、基地局4と移動体通信網5とゲートウェイ6とインターネット7等の通信ネットワークとを介して相互に接続される。端末装置2及びサーバ装置3間では、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol,HTTP)等の通信プロトコルに基づいて通信が行われる。また、端末装置2及びサーバ装置3間において、最初にHTTP通信によりコネクションが確立され、その後は、HTTP通信よりも小コスト(通信負荷及び処理負荷が少ない)の双方向通信が行われるWebSocketに基づいて通信が行われてもよい。なお、端末装置2及びサーバ装置3間の通信方式は、上述の方式に限定されず、本実施形態を実現できるものであれば、端末装置2及びサーバ装置3間においてどのような通信方式の技術が用いられてもよい。
【0052】
端末装置2は、スマートフォン等の情報処理装置である。端末装置2は、携帯電話機、ノートPC、タブレット端末、タブレットPC、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display,HMD)、電子書籍リーダー、又はウェアラブルコンピュータ等でもよい。端末装置2は、携帯ゲーム機、又はゲーム用コンソール等でもよい。端末装置2は、ユーザ及び他ユーザのキャラクタオブジェクトの表示出力、並びに、ユーザ及び他ユーザの音声の出力が可能であれば、どのような情報処理装置でもよい。
【0053】
図2に示される例では、1台のサーバ装置3が情報システム1の構成要素として図示されているが、サーバ装置3は複数の物理的に別体のサーバ装置3の集合であってもよい。この場合、複数のサーバ装置3のそれぞれは、同一の機能を有するものでもよく、1台のサーバ装置3の機能を分散して有するものでもよい。例えば、ユーザの出力情報及び他ユーザの出力情報の受送信の機能を有するサーバ装置3aと、選択イベントをユーザに提供する機能を有するサーバ装置3bとが、情報システム1の構成要素であってもよい。
【0054】
(端末装置2)
図3は、端末装置2の概略構成の一例を示す図である。端末装置2は、基地局4と移動体通信網5とゲートウェイ6とインターネット7等の通信ネットワークとを介してサーバ装置3に接続し、サーバ装置3と通信を行う。端末装置2は、ユーザによって入力された各種データ(撮像データ等)に従ってモーションデータを含むキャラクタ動画データを生成し、生成したキャラクタ動画データ及び/又はユーザの音声データを含む出力情報をサーバ装置3に送信する。また、端末装置2は、サーバ装置3から送信された他ユーザの出力情報を受信し、受信した出力情報に基づいて他ユーザのキャラクタオブジェクトを表示し、及び/又は、他ユーザの音声を出力する。このような機能を実現するため、端末装置2は、端末通信I/F21と、端末記憶装置22と、表示装置23と、入力装置24と、撮像装置25と、マイク26と、端末処理装置27とを備える。
【0055】
端末通信I/F21は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)ドライバやPPP(Point-to-Point Protocol)ドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装される。端末装置2は、端末通信I/F21を介して、サーバ装置3等の他の装置にデータを送信し且つ他の装置からデータを受信することができる。
【0056】
端末記憶装置22は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ装置である。端末記憶装置22は、端末処理装置27における処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、制御プログラム及びデータ等を記憶する。端末記憶装置22に記憶されるドライバプログラムは、表示装置23を制御する出力デバイスドライバプログラム、及び、入力装置24を制御する入力デバイスドライバプログラム等である。端末記憶装置22に記憶される制御プログラムは、例えば、コミュニケーションサービスに関する各種機能を実現するためのアプリケーションプログラムである。なお、制御プログラムは、サーバ装置3又はその他の装置から送信されたものでもよい。
【0057】
端末記憶装置22は、データとして、端末装置2を操作するユーザを一意に識別するための識別情報(例えば、ユーザID(identification))等を記憶する。また、端末記憶装置22は、データとして、背景データ及びモデルデータ等を記憶する。また、端末記憶装置22は、データとして、ユーザテーブルT1、オブジェクトテーブルT2、及びグループテーブルT3を記憶する。また、端末記憶装置22は、所定の処理に係るデータを一時的に記憶してもよい。
【0058】
背景データは、ユーザ出力画像において、ユーザのキャラクタオブジェクトが存在する仮想空間を構築するためのアセットデータである。背景データは、仮想空間の背景を描画するためのデータ、ユーザ出力画像に含まれる各種物体を描画するためのデータ、及びこれら以外のユーザ出力画像に表示される各種背景オブジェクトを描画するためのデータが含まれる。背景データには、仮想空間における各種背景オブジェクトの位置を示すオブジェクト位置情報を含んでもよい。
【0059】
表示装置23は、液晶ディスプレイである。なお、表示装置23は、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等でもよい。表示装置23は、端末処理装置27から供給された、動画像データに応じた動画像及び/又は静止画像データに応じた静止画像等を表示画面に表示する。また、表示装置23は、端末装置2の構成要素でなくてもよく、この場合、表示装置23は、サーバ装置3と通信可能なHMDのディスプレイ、有線又は無線を介して端末装置2と通信可能な、プロジェクションマッピング(Projection Mapping)用の映写装置、網膜投影型の投影装置等でもよい。
【0060】
入力装置24は、タッチパネル等のポインティングデバイスである。入力装置24がタッチパネルである場合、入力装置24は、ユーザのタップ、ダブルタップ、ドラッグ等の各種タッチ操作を検出することができる。タッチパネルは、静電容量式の近接センサを備え、ユーザの非接触操作を検出可能に構成されてもよい。なお、入力装置24は、入力キー等でもよい。ユーザは、入力装置24を用いて、文字、数字及び記号、若しくは、表示装置23の表示画面上の位置等を入力することができる。入力装置24は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、入力装置24は、発生した信号を、ユーザの指示として、端末処理装置27に供給する。
【0061】
撮像装置25は、結像光学系、撮像素子及び画像処理部等を有するカメラである。結像光学系は、例えば光学レンズであり、被写体からの光束を撮像素子の撮像面上に結像させる。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であり、撮像面上に結像した被写体像の画像を出力する。画像処理部は、連続して撮像素子によって生成された画像から、所定期間毎に所定のファイル形式の動画像データを作成して撮像データとして出力する。または、画像処理部は、撮像素子によって生成された画像から所定のファイル形式の静止画像データを作成して撮像データとして出力する。
【0062】
マイク26は、ユーザによって発せられた音声を取得し、音声データに変換するように構成された集音装置である。マイク26は、ユーザの音声入力を取得することができるように構成され、マイク26により取得されたユーザの音声入力を音声データに変換し、音声データを端末処理装置27に出力する。
【0063】
端末処理装置27は、端末記憶装置22に記憶されているオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム及び制御プログラムをメモリにロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行するプロセッサである。端末処理装置27は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等の電子回路、又は各種電子回路の組み合わせである。端末処理装置27は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、MCU(Micro Controller Unit)等の集積回路により実現されてもよい。図3においては、端末処理装置27が単一の構成要素として図示されているが、端末処理装置27は複数の物理的に別体のプロセッサの集合であってもよい。
【0064】
端末処理装置27は、制御プログラムに含まれる各種命令を実行することにより、生成部271、送信部272、受信部273、表示処理部274、及び音声出力部275として機能する。生成部271、送信部272、受信部273、表示処理部274、及び音声出力部275の機能については後述する。
【0065】
(各種テーブル)
図4は、端末記憶装置22に記憶されるユーザテーブルT1、オブジェクトテーブルT2、及びグループテーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。なお、ユーザテーブルT1、オブジェクトテーブルT2、及びグループテーブルT3のうちの少なくとも一つのテーブルは、サーバ装置3のサーバ記憶装置32に記憶されてもよい。この場合、端末装置2は、所定のタイミングで、サーバ記憶装置32に記憶されている最新のテーブルを受信して端末記憶装置22に記憶してもよい。
【0066】
(ユーザテーブルT1)
図4(a)は、コミュニケーションサービスに参加するユーザを管理するユーザテーブルT1のデータ構造の一例である。ユーザテーブルT1では、各ユーザについて、ユーザID、ユーザの名称、ユーザのキャラクタオブジェクト、ユーザの保有オブジェクト、及び使用オブジェクト等が、互いに関連付けて記憶されている。ユーザテーブルT1において、ユーザのユーザIDに関連付けて、ユーザの保有コイン(ユーザが保有している仮想的な貨幣価値の「コイン」の総量を示す情報)及び/又はユーザポイント等が記憶されてもよい。ユーザIDは、各ユーザを一意に識別するための識別データの一例である。名称は、各ユーザの名称を示すデータの一例である。
【0067】
例えば、キャラクタオブジェクトは、キャラクタオブジェクトのアニメーションを生成するためのモデルデータを識別するためのモデルIDである。モデルデータは、モデルIDに関連付けられて端末記憶装置22に記憶される。モデルデータは、3次元のアニメーションを生成するための3次元モデルデータであってもよいし、2次元のモデルデータを生成するための2次元モデルデータであってもよい。モデルデータは、例えば、キャラクタオブジェクトの顔及び顔以外の部分の骨格を示すリグデータ(所謂「スケルトンデータ」)と、キャラクタオブジェクトの表面の形状や質感を示す表面データとを含む。モデルデータには、互いに異なる複数のモデルデータが含まれてもよい。複数のモデルデータのそれぞれは、互いに異なるリグデータを有してもよく、又は、同じリグデータを有してもよい。複数のモデルデータのそれぞれは、互いに異なる表面データを有してもよく、又は、同じ表面データを有してもよい。なお、キャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのそれぞれに関連付けられた複数のオブジェクトIDが、モデルIDに関連付けられてもよい。この場合、複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDごとに、3次元のアニメーションを生成するための3次元モデルデータが端末記憶装置22及びサーバ記憶装置32に記憶されていてもよい。この場合、キャラクタオブジェクトの表示処理において、モデルIDに関連付けられた複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDを抽出し、各オブジェクトIDに対応する(各部分オブジェクトの)3次元モデルデータが特定され、特定された(各部分オブジェクトの)3次元モデルデータに基づいてキャラクタオブジェクトが表示されてもよい。また、各3次元モデルデータに対応する画像情報が記憶されてもよい。
【0068】
保有オブジェクトは、各ユーザが保有しているオブジェクトを示すオブジェクトIDである。保有オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの特定の部位に関連付けることが可能な装着オブジェクト、及び、ユーザ出力画像内においてユーザのキャラクタオブジェクトの背面に配置される壁紙オブジェクト等である。装着オブジェクト及び壁紙オブジェクトの詳細は後述する。保有オブジェクトには、ユーザの操作によって、サーバ装置3によって提供される選択イベントによって選択された特定オブジェクトが含まれてもよい。また、保有オブジェクトは、情報システム1における購入機能において、ユーザが仮想的な貨幣価値の「コイン」を消費することで、ユーザが保有することになったオブジェクトでもよい。
【0069】
使用オブジェクトは、ユーザの端末装置2において表示中のユーザ出力画像において使用されているオブジェクトを示すオブジェクトIDである。例えば、コミュニケーションサービス中に、ユーザの変更指示が入力された場合、表示中のユーザ出力画像に含まれるユーザのキャラクタオブジェクトに、ユーザの保有オブジェクトとして保有している装着オブジェクトが装着される。この場合、ユーザのキャラクタオブジェクトに装着された装着オブジェクトのオブジェクトIDが、使用オブジェクトとしてユーザIDに関連付けてユーザテーブルT1に記憶される。また、例えば、コミュニケーションサービス中に、ユーザの変更指示が入力された場合、表示中のユーザ出力画像においてユーザのキャラクタオブジェクトの背面に、ユーザの保有オブジェクトとして保有している壁紙オブジェクトが配置される。この場合、ユーザ出力画像に配置された壁紙オブジェクトのオブジェクトIDが、使用オブジェクトとしてユーザIDに関連付けてユーザテーブルT1に記憶される。
【0070】
(オブジェクトテーブルT2)
図4(b)は、追加オブジェクトとして選択されるオブジェクトを管理するオブジェクトテーブルT2のデータ構造の一例である。追加オブジェクトは、例えば、ユーザが他ユーザに贈るギフトオブジェクトである。オブジェクトテーブルT2では、各追加オブジェクトについて、オブジェクトID、名称、画像情報、希少度及び配置箇所等が、互いに関連付けて記憶されている。
【0071】
オブジェクトIDは、各追加オブジェクトを一意に識別するための識別データの一例である。画像情報は、各追加オブジェクトに対応する一又は複数の静止画像である。画像情報は、各追加オブジェクトに対応する1種類以上の動画像でもよい。希少度は、各追加オブジェクトの希少度合いを示す情報である。配置箇所は、各追加オブジェクトの画像情報が表示される箇所を示す情報である。なお、キャラクタオブジェクトの表示位置及び表示範囲が定められている場合、当該キャラクタオブジェクトに対する相対的な位置を示す情報が配置箇所として記憶されてもよい。
【0072】
追加オブジェクトは、複数の種類(カテゴリ)に分類される。例えば、追加オブジェクトには、エフェクトギフトとして使用されるエフェクトオブジェクトと、通常ギフトとして使用される通常オブジェクトと、装着ギフトとして使用される装着オブジェクトと、メッセージギフトとして使用されるメッセージオブジェクトと、が含まれる。追加オブジェクトに、ユーザ出力画像内のキャラクタオブジェクトの背面に配置される壁紙オブジェクトが含まれてもよい。なお、追加オブジェクトの種類(カテゴリ)を示す情報が、追加オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けてオブジェクトテーブルT2に記憶されてもよい。以下、追加オブジェクトの種類に応じて、画像情報及び配置箇所について説明する。
【0073】
エフェクトオブジェクトは、ユーザ出力画像及び/又は他ユーザ出力画像の全体の印象に影響を与えるオブジェクトである。エフェクトオブジェクトは、例えば、紙吹雪を模したオブジェクトである。エフェクトオブジェクトが紙吹雪を模したオブジェクトである場合、画像情報として、複数の紙を示す画像が記憶される。
【0074】
エフェクトオブジェクトの配置箇所として「空間」を示す情報が記憶される。例えば、紙吹雪を模したオブジェクトは、ユーザ出力画像及び/又は他ユーザ出力画像の全体に表示される。なお、エフェクトオブジェクトは、ユーザの指示に応じて、ユーザ出力画像及び他ユーザ出力画像を含む画面(後述するコミュニケーション画面)全体に表示されてもよい。また、エフェクトオブジェクトは、ユーザ出力画像及び他ユーザ出力画像のうち、ユーザによって選択された出力画像内にのみ表示されてもよい。また、エフェクトオブジェクトは、ユーザ出力画像及び/又は他ユーザ出力画像に含まれるキャラクタオブジェクトと重複するように表示されてもよい。エフェクトオブジェクトは、後述する装着オブジェクトと異なり、キャラクタの特定の部位に関連付けられずに表示される。このように、情報システム1の端末装置2は、ユーザの指示に応じてエフェクトオブジェクトを表示することで、当該エフェクトオブジェクトが表示される前に比べて、ユーザ出力画像及び/又は他ユーザ出力画像の全体の印象を変えることができる。
【0075】
通常オブジェクトは、例えば、ぬいぐるみ、花束、アクセサリ、又はギフトやプレゼントに適した物品を模したオブジェクトである。通常オブジェクトの配置箇所として「空間」を示す情報が記憶される。例えば、通常オブジェクトには、所定の移動ルートに関する情報が関連付けられており、ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像内を所定の移動ルートに沿って移動する通常オブジェクトが表示される。「通常オブジェクト」の配置箇所として記憶される「空間」を示す情報は、複数の種類に分類されてもよい。複数の種類の「空間」は、例えば、「中央の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を左右に3分割した場合の画像中央の領域)、「左の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を左右に3分割した場合の画像左側の領域)、及び「右の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を左右に3分割した場合の画像右側の領域)である。また、複数の種類の「空間」は、「中央の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を上下に3分割した場合の画像中央の領域)、「上の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を上下に3分割した場合の画像上側の領域)、及び「下の空間」(ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を上下に3分割した場合の画像下側の領域)でもよい。この場合、通常オブジェクトに関連付けられた移動ルートは、当該通常オブジェクトの配置箇所として関連付けられた種類の「空間」内に設定される。例えば、通常オブジェクトに、「右の空間」を示す情報が記憶された場合、当該通常オブジェクトに、ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像を左右に3分割した場合の画像右側の領域内を移動する移動ルートに関する情報が関連付けられる。また、通常オブジェクトは、ユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像内の通常オブジェクトごとに設定された位置又は自動的にランダムに決定された位置から、所定の移動ルールに沿って移動する通常オブジェクトが表示されてもよい。所定の移動ルールは、例えば、通常オブジェクトが自由落下しているような移動となるように設定された移動ルールである。なお、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトと重複するように表示されてもよい。この場合、通常オブジェクトは、後述する装着オブジェクトと異なり、キャラクタオブジェクトの特定の部位に関連付けられずに表示される。また、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトに接したタイミングで跳ね返るような移動を行うように表示されてもよい。
【0076】
通常オブジェクトがキャラクタオブジェクトと重複して表示される場合、例えば、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの「『顔』を含む『頭部』以外の部分」と重複するように表示されてもよい。この場合、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの「頭部」とは重複しないように表示される。また、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの「『顔』を含む『上半身』以外の部分」と重複するように表示されてもよい。この場合、通常オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの「上半身」とは重複しないように表示される。
【0077】
装着オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの特定の部位(装着箇所)に関連付けてユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像に表示されるオブジェクトである。例えば、特定の部位は、キャラクタオブジェクトの頭部における、頭部の前方左側、前方右側、後方左側、後方右側、中央前側、中央後側、左目、右目、左耳、右耳、及び髪全体等である。また、特定の部位は、親指、薬指、手首、肘、肩、二の腕、手全体、腕全体等でもよい。
【0078】
キャラクタオブジェクトの特定の部位に関連付けられた装着オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの特定の部位に接するようにユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像に表示される。また、キャラクタオブジェクトの特定の部位に関連付けられた装着オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの特定の部位の一部又は全部を覆うようにユーザ出力画像又は他ユーザ出力画像に表示されてもよい。特定の部位は、3次元座標空間における位置を示す3次元位置情報で特定されてもよく、また、3次元座標空間の位置情報に関連付けられてもよい。
【0079】
装着オブジェクトの画像情報は、例えば、キャラクタオブジェクトに装着されるアクセサリ(カチューシャ、ネックレス又はイヤリング等)、衣服(Tシャツ又はワンピース等)、コスチューム、及び、これら以外のキャラクタオブジェクトが装着可能なもの、を模した画像情報である。
【0080】
装着オブジェクトの配置箇所として、装着オブジェクトがキャラクタオブジェクトのどの部位に関連付けられるかを示す装着部位を示す情報が記憶される。例えば、装着オブジェクトが「カチューシャ」である場合、装着オブジェクトの配置箇所として、キャラクタオブジェクトの「頭部」を示す情報が記憶される。また、装着オブジェクトが「Tシャツ」である場合、装着オブジェクトの配置箇所として、キャラクタオブジェクトの「胴部」を示す情報が記憶される。
【0081】
装着オブジェクトの配置箇所として、3次元座標空間における複数の装着部位を示す情報が記憶されてもよい。例えば、装着オブジェクトが「カチューシャ」である場合、装着オブジェクトの配置箇所として、キャラクタオブジェクトの「頭部後方左側」及び「頭部後方右側」の2つの部位を示す情報が記憶されてもよい。これにより、「カチューシャ」を模した装着オブジェクトは、キャラクタオブジェクトの「頭部後方左側」及び「頭部後方右側」の両方に装着されるように表示される。
【0082】
キャラクタオブジェクトに装着箇所が共通する複数種類の装着オブジェクトが装着される場合、当該複数種類の装着オブジェクトは時間を隔ててキャラクタオブジェクトに装着される。これにより、装着部位が共通する複数種類の装着オブジェクトは、キャラクタオブジェクトに同時に装着されない。例えば、「カチューシャ」を示す装着オブジェクト及び「帽子」を示す装着オブジェクトの装着箇所として、ともに「頭部」が記憶される場合、「カチューシャ」を示す装着オブジェクト及び「帽子」を示す装着オブジェクトは、同時にキャラクタオブジェクトの頭部に表示されない。
【0083】
オブジェクトテーブルT2において、追加オブジェクトの種類に応じた表示時間が、当該追加オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けて記憶されてもよい。例えば、装着オブジェクトの表示時間は、エフェクトオブジェクトの表示時間及び通常オブジェクトの表示時間よりも長い時間が記憶されてもよい。例えば、装着オブジェクトの表示時間として「60秒」が記憶された場合、エフェクトオブジェクトの表示時間として「5秒」が記憶され、通常オブジェクトの表示時間として「10秒」が記憶されてもよい。
【0084】
(グループテーブルT3)
図4(c)は、ユーザが属するグループ(フレンド関係のユーザのグループ、相互フォロワーである他ユーザとのグループ、ユーザ又は他ユーザによって任意に作成されたグループ等)を管理するグループテーブルT3のデータ構造の一例である。グループテーブルT3は、ユーザごとに個別に設けられ、図4(c)に示されるグループテーブルT3は、当該グループテーブルT3を記憶する端末装置2を操作するユーザのグループテーブルT3である。
【0085】
グループテーブルT3では、各グループについて、グループのグループID、グループの名称、グループに所属する所属ユーザ等が、互いに関連付けて記憶されている。グループIDは、各グループを一意に識別するための識別データの一例である。名称は、各グループの名称を示すデータの一例である。所属ユーザは、グループに所属する各ユーザのユーザIDである。
【0086】
図3に戻り、生成部271、送信部272、受信部273、表示処理部274、音声出力部275の機能について説明する。
【0087】
(生成部271)
生成部271は、撮像装置25によって連続的に出力された撮像データを、撮像装置25から取得する。例えば、ユーザによって把持された端末装置2の撮像装置25は、表示装置23の表示画面を眺めるユーザの顔が撮影方向となるように、端末装置2に設けられる。撮像装置25は、撮影方向のユーザの顔を連続的に撮像し、ユーザの顔の撮像データを取得し、端末処理装置27の生成部271に出力する。撮像装置25は、ユーザの顔以外の部位、例えば、頭部、腕部、手部(指部を含む)、胸部、胴部、脚部、又はこれら以外の部位を撮像して撮像データを取得しても良い。また、撮像装置25は、人物の顔の奥行きを検出可能な3Dカメラであってもよい。
【0088】
生成部271は、連続的に取得した撮像データに基づいて、ユーザの顔の動きのデジタル表現であるフェイスモーションデータを、時間の経過に伴って随時生成する。フェイスモーションデータは、所定のサンプリング時間間隔ごとに生成されてもよい。このように、生成部271によって生成されたフェイスモーションデータは、ユーザの顔の動き(表情の変化)を時系列的にデジタル表現することができる。
【0089】
生成部271は、ユーザの各部位(頭部、腕部、手部(指部を含む)、胸部、胴部、脚部、又はこれら以外の部位)の位置及び向きのデジタル表現であるボディモーションデータを、フェイスモーションデータとともに、又は、フェイスモーションデータとは別に、生成してもよい。
【0090】
ボディモーションデータは、ユーザに装着された公知のモーションセンサからの検出情報に基づいて生成されてもよい。この場合、端末装置2の端末通信I/F21は、ユーザに装着されたモーションセンサからの検出情報を無線通信で取得するための所定の通信回路を有する。そして、生成部271は、端末通信I/F21によって取得された検出情報に基づいてボディモーションデータを生成する。ボディモーションデータは、所定のサンプリング時間間隔ごとに生成されてもよい。このように、生成部271によって生成されたボディモーションデータは、ユーザの体の動きを時系列的にデジタル表現することができる。
【0091】
ユーザに装着されたモーションセンサからの検出情報に基づくボディモーションデータの生成は、例えば、撮影スタジオで行われてもよい。この場合、撮影スタジオには、ベースステーションと、トラッキングセンサと、ディスプレイと、が備えられてもよい。ベースステーションは、例えば、多軸レーザーエミッターである。ユーザに装着されるモーションセンサは、例えば、HTC CORPORATIONから提供されているVive Trackerでもよく、また、ベースステーションは、例えば、HTC CORPORATIONから提供されているベースステーションでもよい。
【0092】
また、撮影スタジオに隣接した別室に、サポーターコンピュータが設置されていてもよい。撮影スタジオのディスプレイは、サポーターコンピュータから受信した情報を表示するように構成されてもよい。サーバ装置3は、サポーターコンピュータが設置されている部屋と同じ部屋に設置されてもよい。サポーターコンピュータが設置されている部屋と撮影スタジオとはガラス窓によって隔てられていてもよい。この場合、サポーターコンピュータのオペレータは、ユーザを視認できる。サポーターコンピュータは、サポーターの操作に応じて、撮影スタジオに備えられた各種装置の設定を変更することができるように構成されてもよい。サポーターコンピュータは、例えば、ベースステーションによる走査インターバルの設定、トラッキングセンサの設定、及びこれら以外の各種機器の各種設定の変更を行うことができる。オペレータは、サポーターコンピュータにメッセージを入力し、当該入力されたメッセージが撮影スタジオのディスプレイに表示されてもよい。
【0093】
生成部271は、随時生成したフェイスモーションデータ及び/又はボディモーションデータを含むキャラクタ動画データを生成し、生成したキャラクタ動画データを、表示処理部274に出力する。以下、フェイスモーションデータ及びボディモーションデータを、モーションデータと総称する場合がある。また、生成部271は、生成したキャラクタ動画データと、端末記憶装置22に記憶されたユーザIDとを含む出力情報を生成し、生成した出力情報を送信部272に出力する。なお、生成部271は、マイク26から出力されたユーザの音声データを取得した場合、生成したキャラクタ動画データと、取得した音声データと、端末記憶装置22に記憶されたユーザIDとを含む出力情報を生成し、生成した出力情報を送信部272に出力する。
【0094】
生成部271は、ユーザがプレイするゲームのゲーム画面を示すゲーム画像データを、ゲーム進行中に随時生成し、生成したゲーム画像データと、端末記憶装置22に記憶されたユーザIDとを含む出力情報を生成し、生成した出力情報を送信部272に出力する。なお、出力情報には、生成したゲーム画像データとともに、生成したキャラクタ動画データ及び/又は取得した音声データが含まれてもよい。
【0095】
(送信部272)
送信部272は、生成部271から出力された出力情報を、送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。送信先情報は、ユーザとのコミュニケーションサービスに参加中の一又は複数の他ユーザのユーザIDを含む。また、出力情報に含まれるユーザIDが送信先情報として用いられてもよい。例えば、サーバ装置3は、ユーザとのコミュニケーションサービスに参加中の一又は複数の他ユーザのユーザIDを記憶しており、出力情報を取得すると、出力情報に含まれるユーザIDのユーザとのコミュニケーションサービスに参加中の一又は複数の他ユーザのユーザIDを特定し、特定されたユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2に、受信した出力情報を送信する。
【0096】
また、送信部272は、ユーザが入力装置24を操作することによって入力された各種の指示を示す情報を、端末記憶装置22に記憶されたユーザID及び送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。ユーザによる各種の指示には、例えば、選択指示、使用指示、及び追加指示等が含まれる。追加指示を示す情報は、他ユーザ出力画像に含ませる追加オブジェクトのオブジェクトIDと端末記憶装置22に記憶されたユーザIDとともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信される。選択指示を示す情報は、端末記憶装置22に記憶されたユーザID等とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信される。使用指示を示す情報は、使用オブジェクトとして設定された少なくともの一の特定オブジェクトのオブジェクトIDと端末記憶装置22に記憶されたユーザID等とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信される。なお、ユーザによって部分オブジェクトが選択されて、選択された部分オブジェクトによって構成されるキャラクタオブジェクトの作成指示がされた場合、キャラクタオブジェクトのモデルデータを識別するためのモデルIDと、キャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDとを、端末記憶装置22に記憶されたユーザID等とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信されてもよい。この場合、サーバ装置3は、ユーザIDと、モデルIDと、キャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDとを互いに関連付けてサーバ記憶装置32に記憶してもよい。また、サーバ装置3経由で、ユーザのキャラクタオブジェクトのモデルデータを識別するためのモデルIDと、ユーザのキャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDと、ユーザのユーザIDとを受信した他ユーザの端末装置2は、ユーザIDと、モデルIDと、キャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDとを互いに関連付けて端末記憶装置22に記憶してもよい。これにより、ユーザの端末装置2は、ユーザID(又はモデルID)のみを、サーバ装置3経由で他ユーザの端末装置に送信するだけで、他ユーザの端末装置は、受信したユーザID(又はモデルID)に関連付けられた複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDを抽出することができる。そして、他ユーザの端末装置は、抽出した各オブジェクトIDに対応する(各部分オブジェクトの)3次元モデルデータに基づいてユーザのキャラクタオブジェクトを表示することができる。
【0097】
(受信部273)
受信部273は、サーバ装置3から送信された、他ユーザの出力情報及び他ユーザの各種の指示を示す情報等を、端末通信I/F21を介して受信する。受信部273は、受信した情報を端末処理装置27に出力する。サーバ装置3から送信された他ユーザの出力情報は、他ユーザの端末装置2の生成部271によって生成され且つ他ユーザの端末装置2の送信部272によってサーバ装置3に送信されたものである。他ユーザの出力情報には、他ユーザのキャラクタ動画データと、他ユーザの音声データと、他ユーザのユーザID等が含まれる。他ユーザの出力情報に、他ユーザの音声データが含まれない場合があってもよく、他ユーザの出力情報に、他ユーザのキャラクタ動画データが含まれない場合があってもよい。
【0098】
また、受信部273は、サーバ装置3から送信された選択結果を示す情報を、端末通信I/F21を介して受信する。選択結果を示す情報は、ユーザ又は他ユーザによる選択指示に応じてサーバ装置3によって実行された選択処理の結果を示す情報である。受信部273は、選択結果を示す情報とともに、選択指示を行ったユーザのユーザIDを受信する。受信部273は、当該端末装置2を操作するユーザのユーザIDが、受信したユーザIDと同一である場合、選択結果を示す情報として受信した少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDを、ユーザの保有オブジェクトとして、ユーザのユーザIDと関連付けてユーザテーブルT1に記憶する。
【0099】
(表示処理部274)
表示処理部274は、生成部271によって生成されたモーションデータ(キャラクタ動画データ)に基づいて描画された画像をユーザ出力画像として表示装置23に表示する。また、表示処理部274は、受信部273によって受信された他ユーザの出力情報に含まれるモーションデータ(キャラクタ動画データ)に基づいて描画された画像を他ユーザ出力画像として表示装置23に表示する。以下、モーションデータに基づく画像の描画処理について説明する。ユーザ(端末装置2を操作するユーザ)のモーションデータに基づく画像の描画処理では、端末記憶装置22に記憶されたユーザIDが用いられ、受信部273によって受信された他ユーザの出力情報に含まれるモーションデータに基づく画像の描画処理では、出力情報に含まれるユーザIDが用いられる。
【0100】
まず、表示処理部274は、ユーザIDに関連付けられたキャラクタオブジェクトのモデルIDと、使用オブジェクトのオブジェクトIDとをユーザテーブルT1から抽出する。次に、表示処理部274は、抽出したモデルIDに関連付けられたモデルデータと、抽出した使用オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び配置箇所を端末記憶装置22から読み出す。次に、表示処理部274は、読み出したモデルデータと使用オブジェクトの画像情報及び配置箇所とモーションデータとに基づいて、使用オブジェクトが配置箇所に装着されたキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。なお、キャラクタオブジェクトのモデルIDに、キャラクタオブジェクトを構成する複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDが関連付けられている場合、表示処理部274は、抽出したモデルIDに関連付けられた複数の部分オブジェクトのオブジェクトIDに対応するモデルデータを抽出する。次に、表示処理部274は、読み出した複数の部分オブジェクトのモデルデータと使用オブジェクトの画像情報及び配置箇所とモーションデータとに基づいて、使用オブジェクトが配置箇所に装着されたキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。なお、使用オブジェクトは、複数の部分オブジェクトの中に含まれてもよい。
【0101】
表示処理部274は、モーションデータにフェイスモーションデータが含まれる場合、キャラクタオブジェクトの表情がフェイスモーションデータに基づいて変化するように、キャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。これにより、表示処理部274は、読み出したモデルデータとフェイスモーションデータとに基づいて、ユーザの表情の動きに同期して動くキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成することができる。表示処理部274は、モーションデータにフェイスモーションデータ及びボディモーションデータが含まれる場合、読み出したモデルデータとフェイスモーションデータ及びボディモーションデータとに基づいて、ユーザの表情及び体の動きに同期して動くキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。次に、表示処理部274は、生成したキャラクタオブジェクトのアニメーション(動画像)と、端末記憶装置22に記憶された背景データを用いて生成した背景を示す背景画像と、を含む画像を描画する。なお、表示処理部274は、コミュニケーショングループに予め関連付けて端末記憶装置22に記憶された壁紙オブジェクトを背景画像として用いてもよい。この場合、コミュニケーショングループ全員の背景画像として、同一の壁紙オブジェクトが適用されてもよい。そして、表示処理部274は、描画された画像を示す描画データを出力し、モーションデータに基づく画像の描画処理を終了する。なお、端末記憶装置22に記憶されたユーザIDに関連付けられたキャラクタオブジェクトに基づいて描画された画像が、ユーザのユーザ出力画像である。また、受信された他ユーザの出力情報に含まれるユーザIDに関連付けられたキャラクタオブジェクトに基づいて描画された画像は、当該他ユーザの他ユーザ出力画像である。
【0102】
また、表示処理部274は、ユーザの変更指示に応じて、ユーザの保有オブジェクトとしてユーザが保有する装着オブジェクトを新たに装着したキャラクタオブジェクトを、表示装置23に表示してもよい。例えば、ユーザによって変更指示された装着オブジェクトが「カチューシャ」である場合、表示処理部274は、当該装着オブジェクト(「カチューシャ」)のオブジェクトIDを、ユーザテーブルT1においてユーザのユーザIDに関連付けられた保有オブジェクトから抽出し、使用オブジェクトとして記憶する。表示処理部274は、使用オブジェクトとして記憶されたオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び配置箇所をオブジェクトテーブルT2から抽出する。次に、表示処理部274は、抽出した画像情報及び配置箇所に基づいて、装着オブジェクト(「カチューシャ」)を頭部(「カチューシャ」のオブジェクトIDに関連付けられた配置箇所)に装着したキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を生成する。なお、表示処理部274は、キャラクタオブジェクトの装着部位(配置箇所)の動きに付随して動く装着オブジェクトを装着したキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を生成してもよい。
【0103】
また、表示処理部274は、選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報を端末記憶装置22から読み出し、読み出した画像情報に基づいて選択結果画面を表示装置23に表示する。
【0104】
また、表示処理部274は、サーバ装置3から受信した選択結果を示す情報に基づいて、新たな装着オブジェクトを装着したキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を表示装置23に表示してもよい。選択結果を示す情報は、ユーザの選択指示に応じてサーバ装置3によって実行された選択処理の結果を示す情報である。選択結果を示す情報は、例えば、選択処理によって選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDを含む。選択結果を示す情報に含まれる特定オブジェクトのオブジェクトIDの数は1でも2以上でもよい。以下、使用指示に応じた使用処理の一例について説明する。
【0105】
まず、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、ユーザによる入力装置24の操作によって使用指示が入力されると、選択結果を示す情報に含まれる特定オブジェクトのオブジェクトIDの記憶処理を実行する。特定オブジェクトの記憶処理は、選択結果を示す情報に含まれる特定オブジェクトのオブジェクトIDが、使用オブジェクトとしてユーザのユーザIDに関連付けてユーザテーブルT1に記憶される処理である。なお、選択結果を示す情報に複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDが含まれる場合、複数の特定オブジェクトの中から、ユーザによって使用を指示された少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDが、使用オブジェクトとしてユーザのユーザIDに関連付けてユーザテーブルT1に記憶される。このように、使用オブジェクトとして設定された少なくともの一の特定オブジェクトのオブジェクトIDが記憶される。
【0106】
また、表示処理部274は、使用オブジェクトとして記憶された特定オブジェクトが装着オブジェクトである場合、装着オブジェクトの表示処理を実行する。以下、装着オブジェクトの表示処理の一例について説明する。なお、装着オブジェクトの表示処理の一例について説明中、使用オブジェクトとして記憶された特定オブジェクトを「装着オブジェクト」と称する。まず、表示処理部274は、使用オブジェクトとして記憶された装着オブジェクト(特定オブジェクト)のオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び配置箇所をオブジェクトテーブルT2から抽出する。表示処理部274は、抽出した画像情報及び配置箇所に基づいて、装着オブジェクトが配置箇所に装着されたユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する。そして、表示処理部274は、生成したアニメーションに基づいて、装着オブジェクトが配置箇所に装着されたユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を表示する。以上により、装着オブジェクトの表示処理が終了し、使用指示に応じた使用処理も終了する。
【0107】
なお、装着オブジェクトの表示処理において、表示処理部274は、キャラクタオブジェクトの装着部位(配置箇所)の動きに付随して動く装着オブジェクトを装着したキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を表示してもよい。例えば、使用オブジェクトとして記憶された特定オブジェクトが装着オブジェクト「カチューシャ」である場合、装着オブジェクト「カチューシャ」が頭部に装着されたユーザのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像が表示される。また、ユーザ出力画像において、装着オブジェクト「カチューシャ」は、キャラクタオブジェクトの頭部の動きに付随して動くように表示される。
【0108】
また、表示処理部274は、使用オブジェクトとして記憶された特定オブジェクトが壁紙オブジェクトである場合、壁紙オブジェクトの表示処理を実行する。以下、壁紙オブジェクトの表示処理の一例について説明する。なお、壁紙オブジェクトの表示処理の一例について説明中、使用オブジェクトとして記憶された特定オブジェクトを「壁紙オブジェクト」と称する。まず、表示処理部274は、使用オブジェクトとして記憶された壁紙オブジェクト(特定オブジェクト)のオブジェクトIDに関連付けられた画像情報をオブジェクトテーブルT2から抽出する。表示処理部274は、抽出した画像情報を、ユーザのキャラクタオブジェクトの背景画像として使用したユーザ出力画像を表示する。以上により、壁紙オブジェクトの表示処理が終了し、使用指示に応じた使用処理も終了する。
【0109】
また、表示処理部274は、他ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に応じて、追加オブジェクトを含むユーザ出力画像を表示する。表示処理部274は、ユーザからの他ユーザ出力画像に追加オブジェクトを表示させる追加指示に応じて、追加オブジェクトを含む他ユーザ出力画像を表示する。
【0110】
表示処理部274は、他ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に含まれるオブジェクトIDがいずれかのエフェクトオブジェクトのオブジェクトIDである場合、オブジェクトテーブルT2を参照して、追加指示に含まれるオブジェクトIDに関連付けられたエフェクトオブジェクトの静止画像又は動画像(画像情報)を端末記憶装置22から抽出し、抽出した静止画像又は動画像を含むユーザ出力画像を生成する。例えば、紙吹雪や花火を示すエフェクトオブジェクトの追加指示がなされた場合、表示処理部274は、紙吹雪や花火を模したエフェクトオブジェクト(図示せず)の動画像を含むユーザ出力画像を生成する。表示処理部274は、ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に含まれるオブジェクトIDがいずれかのエフェクトオブジェクトのオブジェクトIDである場合、同様に、オブジェクトテーブルT2を参照して、追加指示に含まれるオブジェクトIDに関連付けられたエフェクトオブジェクトの静止画像又は動画像(画像情報)を端末記憶装置22から抽出し、抽出した静止画像又は動画像を含む他ユーザ出力画像を生成する。
【0111】
表示処理部274は、他ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に含まれるオブジェクトIDが通常オブジェクトのオブジェクトIDである場合、オブジェクトテーブルT2を参照して、通常オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた、通常オブジェクトの静止画像又は動画像(画像情報)及び配置箇所を抽出する。次に、表示処理部274は、配置箇所によって示される位置に配置した通常オブジェクトの静止画像又は動画像を含むユーザ出力画像を生成する。また、表示処理部274は、ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に含まれるオブジェクトIDが通常オブジェクトのオブジェクトIDである場合、同様に、オブジェクトテーブルT2を参照して、通常オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた、通常オブジェクトの静止画像又は動画像(画像情報)及び配置箇所を抽出し、配置箇所によって示される位置に配置した通常オブジェクトの静止画像又は動画像を含む他ユーザ出力画像を生成する。
【0112】
表示処理部274は、ユーザ出力画像及び他ユーザ出力画像の表示領域内を移動する通常オブジェクトの動画像を含むユーザ出力画像及び他ユーザ出力画像を生成してもよい。以下、ユーザ出力画像及び他ユーザ出力画像を、出力画像と総称する場合がある。例えば、表示処理部274は、通常オブジェクトは、出力画像の上から下に向かって落下する通常オブジェクトの動画像を含む出力画像を生成してもよい。この場合、通常オブジェクトは、落下開始から出力画像の下端まで落下する間、出力画像の表示領域内に表示され、出力画像の下端に落下した後に出力画像から消滅してもよい。なお、通常オブジェクトの移動ルートは、出力画像の、左から右の方向、右から左の方向、左上から左下の方向、またはこれら以外の方向のルートでもよく、また、直線軌道、円軌道、楕円軌道、螺旋軌道、またはこれら以外の軌道に沿ったルートでもよい。
【0113】
表示処理部274は、他ユーザからの追加オブジェクトの追加指示に含まれるオブジェクトIDが装着オブジェクトのオブジェクトIDである場合、ユーザ出力画像内に、装着指示に関する通知情報を表示する。表示処理部274は、ユーザからの装着指示に応じて、オブジェクトテーブルT2を参照して、追加指示に含まれるオブジェクトIDに関連付けられた装着オブジェクトの画像情報及び配置箇所を抽出する。次に、表示処理部274は、抽出した画像情報及び配置箇所に基づいて、装着オブジェクトを、配置箇所によって示される装着部位に装着したキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を生成する。
【0114】
また、表示処理部274は、ユーザの指示に応じて、ユーザがプレイするゲームを開始し、当該ゲームのゲーム画面を表示装置23に表示する。ゲームが開始されると、表示処理部274は、ユーザのゲーム操作によるゲーム進行指示に応じて進行するゲームのゲーム画面を表示装置23に表示し、ゲームの終了条件が満たされると、ゲーム画面の表示を終了する。ゲームの終了条件は、ゲームのルールに応じて予め定められており、例えば、ユーザのゲーム媒体(キャラクタ等)が対戦相手に勝利又は敗北したこと、ユーザのゲーム媒体が所定の目的地に到達したこと、又は、ユーザによって操作されるゲームオブジェクトが所定の状態となる(例えば、複数のコマ(ゲームオブジェクト)がゲームフィールド上の升目に並ぶ)こと等である。
【0115】
(音声出力部275)
音声出力部275は、他ユーザの出力情報に他ユーザの音声データが含まれる場合、表示処理部274による他ユーザ出力画像の表示とともに、音声データに基づいて生成される他ユーザの音声をスピーカ(図示せず)から音声出力する。これにより、他ユーザ出力画像に含まれる他ユーザのキャラクタオブジェクトの唇の動作中に、他ユーザの音声が出力されるため、ユーザは、音声を発しているような他ユーザのキャラクタオブジェクトを含む他ユーザ出力画像を見ることができる。
【0116】
(サーバ装置3)
図5は、サーバ装置3の概略構成の一例を示す図である。複数のユーザのそれぞれの端末装置2にコミュニケーションサービスを提供するサーバ装置3は、一のユーザの端末装置2から送信された出力情報及び各種の指示を示す情報を、一のユーザとは異なる他ユーザの端末装置2に送信する。そのために、サーバ装置3は、サーバ通信I/F31と、サーバ記憶装置32と、サーバ処理装置33とを備える。例えば、一のユーザの端末装置2による情報の送信先の端末装置2は、受信した送信先情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザの端末装置2である。
【0117】
サーバ通信I/F31は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装される。サーバ装置3は、サーバ通信I/F31を介して、他の装置に情報を送信し且つ他の装置から情報を受信することができる。
【0118】
サーバ記憶装置32は、例えば、ROM、RAM等の半導体メモリ装置である。サーバ記憶装置32は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、又はデータを記憶可能な前記以外の各種記憶装置でもよい。サーバ記憶装置32は、サーバ処理装置33における処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム及びデータ等を記憶する。なお、サーバ記憶装置32は、データとして、ユーザテーブルT1、オブジェクトテーブルT2、及びグループテーブルT3を記憶してもよい。また、サーバ記憶装置32は、選択イベントを識別するための選択イベントIDと、選択イベントで用いられるオブジェクトグループを識別するためのオブジェクトグループIDとを互いに関連付けて記憶する。サーバ記憶装置32は、オブジェクトグループIDに関連付けて、複数の特定オブジェクトのそれぞれのオブジェクトIDを記憶する。例えば、サーバ装置3が複数種類の選択イベントを提供できる場合、複数種類の選択イベントのそれぞれを識別するための複数の選択イベントIDが記憶される。また、複数の選択イベントIDのそれぞれに関連付けられた複数のオブジェクトグループIDが記憶され、各オブジェクトグループIDには、複数の特定オブジェクトのそれぞれのオブジェクトIDが記憶される。
【0119】
サーバ処理装置33は、サーバ記憶装置32に記憶されているオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、及び制御プログラムをメモリにロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行するプロセッサである。サーバ処理装置33は、例えば、CPU、MPU、DSP、GPU等の電子回路、又は各種電子回路の組み合わせである。サーバ処理装置33は、ASIC、PLD、FPGA、MCU等の集積回路により実現されてもよい。図5においては、サーバ処理装置33が単一の構成要素として図示されているが、サーバ処理装置33は複数の物理的に別体のプロセッサの集合であってもよい。サーバ処理装置33は、制御プログラムに含まれる各種命令を実行することにより、サーバ受信部331、サーバ送信部332、選択部333として機能する。
【0120】
(サーバ受信部331)
サーバ受信部331は、複数のユーザのうちのいずれかユーザの端末装置2から送信された出力情報及び各種の指示を示す情報等を、サーバ通信I/F31を介して受信する。なお、サーバ受信部331は、端末装置2から送信された出力情報及び各種の指示を示す情報とともに、送信先情報等の他の情報を受信してもよい。
【0121】
例えば、サーバ受信部331は、ユーザの端末装置2から、サーバ通信I/F31を介して、選択指示を示す情報、選択イベントID、ユーザAのユーザID及び送信先情報を受信する。サーバ受信部331は、受信した選択指示を示す情報及び選択イベントIDを選択部333に入力する。選択指示を示す情報とともに選択数を示す情報が送信されている場合、サーバ受信部331は、選択指示を示す情報とともに選択数を示す情報を受信し、受信した選択数を示す情報を選択部333に入力する。
【0122】
(サーバ送信部332)
サーバ送信部332は、サーバ受信部331によって受信された出力情報及び各種の指示を示す情報を、サーバ通信I/F31を介して、同時に受信した送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2に送信する。また、サーバ送信部332は、サーバ受信部331によって受信された各種の指示を示す情報を、サーバ通信I/F31を介して、情報を送信したユーザによって指定された、1人又は複数の他ユーザの端末装置2に送信してもよい。
【0123】
また、サーバ送信部332は、ユーザによる選択指示に応じて、後述する選択部333によって少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択されると、選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDを送信する機能を有する。例えば、サーバ送信部332は、ユーザによって指定された選択イベントにおいて選択部333によって選択された少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDを、選択結果を示す情報として選択部333から取得する。また、サーバ送信部332は、サーバ受信部331から、選択指示を示す情報とともに受信したユーザのユーザID及び送信先情報を取得する。次に、サーバ送信部332は、ユーザの端末装置2及び送信先情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザの端末装置2に、サーバ通信I/F31を介して、選択結果を示す情報と選択指示を行ったユーザのユーザIDを送信する。
【0124】
(選択部333)
選択部333は、サーバ受信部331から、選択指示を示す情報及び選択イベントIDを取得する。選択指示を示す情報とともに選択数を示す情報が送信されている場合、選択部333は、サーバ受信部331から、選択数を示す情報も取得する。選択部333は、サーバ記憶装置32に記憶された複数のオブジェクトグループIDの中から、入力された選択イベントIDに関連付けられたオブジェクトグループIDを抽出する。
【0125】
次に、選択部333は、抽出したオブジェクトグループIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、所定の選択方法に従って少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。なお、選択部333は、選択数を示す情報を取得した場合、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、選択数だけ特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。例えば、選択数「1」を示す情報を取得した場合、選択部333は、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。また、例えば、選択数「10」を示す情報を取得した場合、選択部333は、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、10つの特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。そして、選択部333は、選択した特定オブジェクトのオブジェクトIDをサーバ送信部332に入力する。
【0126】
(各種画面の例)
以下、図6図15を参照し、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示される各種画面の例について説明する。図6図15において、同一の符号が付されている複数の構成要素は、互いに等価な機能を有する構成要素である。
【0127】
図6(a)は、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示されるグループ作成画面600の一例を示す図である。グループ作成画面600には、他ユーザ表示領域601、選択オブジェクト602と、作成ボタン603と、が含まれる。例えば、グループ作成画面600は、端末記憶装置22に記憶された制御プログラムの実行に応じて表示されたホーム画面(図示せず)のグループ作成オブジェクト等がユーザの入力装置24の操作によって選択された場合に表示される。
【0128】
他ユーザ表示領域601には、ユーザと所定の関係を有する他ユーザのそれぞれを示す他ユーザ情報が表示される。図6(a)に示される例では、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、他ユーザのキャラクタオブジェクトのサムネイル画像及び他ユーザの名称を他ユーザ情報として表示する。
【0129】
選択オブジェクト602は、各他ユーザ情報によって示される各他ユーザを選択するための操作オブジェクトである。図6(a)に示される例では、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、各他ユーザ情報に対応するチェックボックスオブジェクトを選択オブジェクト602として表示する。例えば、ユーザの入力装置24の操作によって選択オブジェクト602が選択されると、選択オブジェクト602が「チェック」マークを含む表示となる。この場合、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト602に対応する他ユーザ情報の他ユーザが選択された状態となる。また、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト602がユーザの入力装置24の操作によって選択されると、選択オブジェクト602が「チェック」マークを含まない表示となる。
この場合、「チェック」マークを含まない表示となっている選択オブジェクト602に対応する他ユーザ情報の他ユーザが選択されていない状態となる。選択オブジェクト602のそれぞれには、対応する他ユーザ情報に係る他ユーザのユーザIDが関連付けられている。
【0130】
作成ボタン603は、ユーザが新たにコミュニケーショングループを作成するためのボタンオブジェクト等である。ユーザによる入力装置24の操作によって作成ボタン603が選択されると、端末装置2を操作するユーザと選択オブジェクト602において選択された状態の他ユーザとを所属ユーザとする新たなグループが作成される。例えば、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、端末記憶装置22に記憶されたユーザのユーザIDと、選択オブジェクト602において選択された状態の他ユーザに係る選択オブジェクト602に関連付けられた他ユーザのユーザIDと、を特定する。そして、表示処理部274は、新たに作成したグループIDに、特定されたユーザのユーザID及び他ユーザのユーザIDを所属ユーザとして関連付けてグループテーブルT3に記憶する。この際、表示処理部274は、新たに作成したグループIDに対して、自動的に作成したグループの名称を対応付けてもよく、又は、ユーザによって入力されたグループの名称を対応付けてもよい。
【0131】
作成ボタン603の選択に応じて新たなグループが作成されると、表示処理部274は、新たなグループの所属ユーザによる情報交換画面700を表示する。図7(a)は、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示される情報交換画面700の一例を示す図である。情報交換画面700には、新たなグループの所属ユーザのそれぞれが入力したテキスト又は画像等の情報を表示する表示領域701と、表示領域701に表示された情報を入力した所属ユーザを示す情報(キャラクタオブジェクトのサムネイル画像等)702と、ユーザが新たな表示領域701に表示させるテキスト又は画像を入力するための入力オブジェクト703と、コミュニケーションサービスを開始するための開始オブジェクト704が含まれる。
【0132】
ユーザの端末装置2の送信部272は、情報交換画面700が表示されると、情報交換画面の表示指示を、新たなグループに関する情報及び送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。新たなグループに関する情報は、新たなグループのグループID、名称、及び所属ユーザのそれぞれのユーザIDである。送信先情報には、新たなグループの所属ユーザのうち端末装置2を操作するユーザを除く他ユーザのそれぞれのユーザIDが含まれる。サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、情報交換画面の表示指示、新たなグループに関する情報及び送信先情報を受信する。なお、サーバ受信部331は、受信した送信先情報をサーバ記憶装置32に記憶してもよい。サーバ装置3のサーバ送信部332は、情報交換画面の表示指示及び新たなグループに関する情報を、送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2にサーバ通信I/F31を介して送信する。他ユーザの端末装置2は、サーバ装置3経由でユーザの端末装置2から送信された情報交換画面の表示指示を受信すると、新たなグループの所属ユーザによる情報の交換が可能な情報交換画面700を表示することができる。
【0133】
図7(a)に説明を戻す。例えば、いずれかの所属ユーザの操作によって入力オブジェクト703に新たな情報が入力されると、情報を入力したユーザの端末装置2によって表示される情報交換画面700に新たな情報を表示する表示領域701が追加される。また、情報を入力したユーザの端末装置2の送信部272は、情報を入力したユーザ以外の所属ユーザの端末装置2に、サーバ装置3経由で、入力された新たな情報を送信する。これにより、情報を入力したユーザ以外の所属ユーザである他ユーザの端末装置2に表示される情報交換画面700においても、新たな情報を表示する表示領域701が追加される。
【0134】
開始オブジェクト704は、新たなグループの所属ユーザのそれぞれが参加可能なコミュニケーションサービスを開始するためのボタンオブジェクト等である。ユーザによる入力装置24の操作によって開始オブジェクト704が選択されると、情報交換画面700による情報交換が可能なグループをコミュニケーショングループとするコミュニケーションサービスの開始処理が実行される。以下、ユーザによる開始オブジェクト704の選択に応じた開始処理の一例について説明する。
【0135】
まず、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーショングループに所属する各ユーザの端末装置2によって表示可能なコミュニケーション画面810(図8(b))を表示する。また、表示処理部274は、コミュニケーショングループのグループIDを、コミュニケーションサービスを開始したグループのグループIDとして端末記憶装置22に記憶する。さらに、表示処理部274は、ユーザのユーザIDをコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。なお、コミュニケーショングループに所属する他ユーザの全てが未だコミュニケーションサービスに参加していない場合、コミュニケーション画面810においてユーザのユーザ出力画像のみが表示される。
【0136】
次に、ユーザの端末装置2の送信部272は、コミュニケーションサービスの開始指示を、端末記憶装置22に記憶されたユーザのユーザID、コミュニケーショングループに関する情報及び/又は送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。コミュニケーショングループに関する情報は、コミュニケーショングループのグループID、名称、及び所属ユーザのそれぞれのユーザIDである。送信先情報には、コミュニケーショングループの所属ユーザのうち端末装置2を操作するユーザを除く他ユーザのそれぞれのユーザIDが含まれる。なお、サーバ記憶装置32に送信先情報が記憶されている場合、送信先情報が送信されなくてもよい。サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、開始指示、ユーザID、コミュニケーショングループに関する情報及び送信先情報を受信する。サーバ装置3のサーバ送信部332は、開始指示、ユーザID及びコミュニケーショングループに関する情報を、送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2にサーバ通信I/F31を介して送信する。
【0137】
他ユーザの端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から、ユーザの端末装置2から送信された開始指示、ユーザID及びコミュニケーショングループに関する情報を受信する。受信部237は、コミュニケーショングループに関する情報のうちのグループIDを、コミュニケーションサービスを開始したグループのグループIDとして端末記憶装置22に記憶する。さらに、表示処理部274は、送信されたユーザIDをコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、受信したコミュニケーショングループに関する情報に基づき、通知画面(図示せず)を表示する。表示処理部274は、ユーザによる通知画面内の所定のオブジェクトの選択に応じて、コミュニケーションサービスに参加するためのグループ選択画面710(図7(b))を表示装置23に表示する。以上により、開始処理が終了する。なお、他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、通知画面に後述する参加ボタン805を含めてもよい。これにより、グループ選択画面710を表示することなく、他のユーザは、即座にコミュニケーションサービスに参加することが可能となる。
【0138】
開始処理は、ユーザによる入力装置24の操作によってグループ作成画面600の作成ボタン603が選択された場合に実行されてもよい。すなわち、ユーザによる作成ボタン603の選択に応じて、グループ作成画面600において作成された新たなグループをコミュニケーショングループとするコミュニケーションサービスの開始処理が実行されてもよい。この場合、情報交換画面700は表示されない。
【0139】
また、開始処理は、グループ作成画面600において作成された新たなグループをコミュニケーショングループとするコミュニケーションサービスの開始処理に限らない。例えば、既に作成されたグループをコミュニケーショングループとするコミュニケーションサービスの開始処理が実行されてもよい。例えば、図6(b)は、いずれかのユーザによって作成されたコミュニケーショングループを選択するためのグループ選択画面610の一例を示す図である。例えば、グループ選択画面610は、端末記憶装置22に記憶された制御プログラムの実行に応じて表示されたホーム画面(図示せず)のグループ選択オブジェクト等がユーザの入力装置24の操作によって選択された場合に表示される。
【0140】
ユーザの端末装置2に表示されたグループ選択画面610には、複数のコミュニケーショングループのいずれかを選択するためのグループ表示領域611が含まれる。グループ表示領域611には、既に作成済み且つユーザが所属するコミュニケーショングループのそれぞれを示すグループ情報が表示される。図6(b)に示される例では、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーショングループの所属ユーザのそれぞれのサムネイル画像及びグループの名称をグループ情報として表示する。図6(b)に示される例では、所属ユーザのうち他ユーザのそれぞれのサムネイル画像が表示されるが、所属ユーザ全員のそれぞれのサムネイル画像が表示されてもよい。なお、コミュニケーショングループに、ユーザ以外に1人の他ユーザしか含まれていない場合、図6(b)に示されるように、グループの名称ではなく、当該1人の他ユーザの名称が表示されてもよい。
【0141】
ユーザによる入力装置24の操作によってグループ表示領域611に含まれる一のグループ情報が選択されると、選択されたグループ情報に対応するコミュニケーショングループの所属ユーザによる情報交換画面700が表示される。情報交換画面700には、コミュニケーショングループの所属ユーザのそれぞれが入力したテキスト又は画像等の情報が含まれる。この場合においても、コミュニケーショングループの所属ユーザのうちの他ユーザの端末装置2には、サーバ装置3経由で、情報交換画面の表示指示、コミュニケーショングループに関する情報が送信され、他ユーザの端末装置2においても情報交換画面700が表示される。
【0142】
そして、情報交換画面700において、ユーザによって開始オブジェクト704が選択された場合、情報交換画面700において情報交換を行うコミュニケーショングループによるコミュニケーションサービスの開始処理が実行される。開始処理が実行されると、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーショングループに所属する各ユーザの端末装置2によって表示可能なコミュニケーション画面810(図8(b))を表示する。また、他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、通知画面(図示せず)を表示し、通知画面に対する他のユーザの操作に応じて、コミュニケーションサービスに参加するためのグループ選択画面710(図7(b))を表示装置23に表示する。なお、この場合においても、他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、通知画面に後述する参加ボタン805を含めてもよい。
【0143】
なお、この場合においても、開始処理は、ユーザによる入力装置24の操作によってグループ選択画面610において一のグループ情報が選択された場合に実行されてもよい。すなわち、ユーザによる一のグループ情報の選択に応じて、選択されたグループ情報に対応するコミュニケーショングループによるコミュニケーションサービスの開始処理が実行されてもよい。この場合、情報交換画面700は表示されない。
【0144】
次に、既に開始されたコミュニケーションサービスに参加していないユーザの参加方法について説明する。図7(b)は、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示されるグループ選択画面710の一例を示す図である。例えば、グループ選択画面710は、表示された通知画面内の所定のオブジェクトの選択に応じて表示される。また、グループ選択画面710は、端末記憶装置22に記憶された制御プログラムの実行に応じて表示されたホーム画面のグループ選択オブジェクト等がユーザの入力装置24の操作によって選択された場合に表示されてもよい。
【0145】
グループ選択画面710のグループ表示領域711において、コミュニケーションサービスを開始しているコミュニケーショングループを示すグループ情報が、他のグループ情報と判別可能に表示される。図7(b)に示される例では、最も上に表示されているグループ情報が、コミュニケーションサービスを開始しているコミュニケーショングループを示すものである。例えば、コミュニケーショングループの所属ユーザのそれぞれのサムネイル画像に重畳して又は近傍に、コミュニケーションサービスに参加している所属ユーザの数を示す情報が表示される。また、コミュニケーショングループの名称の近傍に、コミュニケーションサービスを示すマーク画像712が表示される。
【0146】
ユーザによる入力装置24の操作によってグループ表示領域711に含まれるグループ情報のうち、コミュニケーションサービスを開始しているコミュニケーショングループを示すグループ情報が選択されると、選択されたグループ情報に対応するコミュニケーショングループの所属ユーザによる情報交換画面800が表示される。
【0147】
図8(a)は、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示される情報交換画面800の一例を示す図である。情報交換画面800には、コミュニケーションサービスを開始しているコミュニケーショングループの所属ユーザのそれぞれが入力したテキスト又は画像等の情報を表示する表示領域801a~801bと、表示領域801a~801bのそれぞれに表示された情報を入力した所属ユーザを示す情報(キャラクタオブジェクトのサムネイル画像等)802a~802bと、ユーザが新たな表示領域801に表示させるテキスト又は画像を入力するための入力オブジェクト803と、既に開始されているコミュニケーションサービスを示すサービス表示領域804と、既に開始されているコミュニケーションサービスに参加するための参加ボタン805が含まれる。
【0148】
図8(a)に示されるサービス表示領域804には、コミュニケーションサービスに参加している3人のユーザのキャラクタオブジェクトのサムネイル画像が表示される。図8(a)に示される表示領域801bには、コミュニケーションサービスを開始したことを示す情報が表示される。参加ボタン805がユーザによって選択されることによって参加処理が実行される。以下、参加処理の一例について説明する。
【0149】
ユーザによる入力装置24の操作によって参加ボタン805が選択されると、まず、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、端末記憶装置22に記憶されたユーザのユーザIDを、サービス表示領域804に関するコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。次に、表示処理部274は、コミュニケーションサービスに参加中の全てのユーザのユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面810(図8(b))を表示する。
【0150】
次に、ユーザの端末装置2の送信部272は、コミュニケーションサービスの参加指示を、端末記憶装置22に記憶されたユーザのユーザID、コミュニケーショングループに関する情報及び/又は送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。コミュニケーショングループに関する情報は、コミュニケーショングループのグループID、名称、及び所属ユーザのそれぞれのユーザIDである。送信先情報には、コミュニケーショングループの所属ユーザのうち端末装置2を操作するユーザを除く他ユーザのそれぞれのユーザIDが含まれる。サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、参加指示、ユーザID、コミュニケーショングループに関する情報及び/又は送信先情報を受信する。サーバ装置3のサーバ送信部332は、参加指示、ユーザID及びコミュニケーショングループに関する情報を、送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2にサーバ通信I/F31を介して送信する。
【0151】
他ユーザの端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から、ユーザの端末装置2から送信された参加指示、ユーザID及びコミュニケーショングループに関する情報を受信する。受信部237は、受信したユーザIDを、コミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。当該端末装置においてコミュニケーション画面810が表示されている場合、他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーションサービスに参加中の全てのユーザのユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面810を表示する。以上により、参加処理が終了する。
【0152】
参加処理は、ユーザによる入力装置24の操作によってグループ選択画面710においてグループ情報が選択された場合に実行されてもよい。すなわち、ユーザによるグループ情報の選択に応じて、グループ情報に対応するコミュニケーショングループが参加可能なコミュニケーションサービスへの参加処理が実行されてもよい。この場合、情報交換画面800は表示されない。
【0153】
コミュニケーションサービスの開始又は参加の実施形態は、上述した例に限らない。例えば、ユーザによる開始オブジェクト704の選択に応じた開始処理とは異なる他の開始処理が実行されてもよい。他の開始処理は、ホーム画面等の所定の画面において、コミュニケーションサービスの開始を指定するための所定の表示オブジェクトがユーザによって選択された場合に実行される。なお、所定の表示オブジェクトは、ユーザのキャラクタオブジェクトのサムネイル画像等が選択された場合に表示されてもよく、また、所定の画面のメニュー項目に含まれていてもよい。他の開始処理は、所定の開始条件が満たされた場合に自動的に実行されてもよい。例えば、所定の開始条件は、現在時刻が予め定められた時刻となったこと、前回のコミュニケーションサービスの終了から所定の時間が経過したこと、ユーザの相互フォロワー数が所定数を超えたこと等である。以下、他の開始処理の一例について説明する。
【0154】
まず、ユーザの端末装置2の送信部272は、コミュニケーションサービスの開始指示を、端末記憶装置22に記憶されたユーザのユーザID、及び/又は送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。また、送信部272は、ユーザのユーザIDをコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。送信先情報には、ユーザと所定の関係を有する一又は複数の他ユーザのそれぞれのユーザIDが含まれる。例えば、送信先情報には、ユーザの相互フォロワーである一又は複数の他のユーザのユーザIDが含まれてもよい。また、送信先情報には、ユーザの相互フォロワーである一又は複数の他のユーザのユーザIDに替えて又は加えて、ユーザの相互フォロワーである所定ユーザと相互フォローの関係にある他ユーザのユーザIDが含まれてもよい。
【0155】
サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、開始指示、ユーザID及び/又は送信先情報を受信する。サーバ装置3のサーバ送信部332は、開始指示、ユーザID及び送信先情報を、送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2にサーバ通信I/F31を介して送信する。他ユーザの端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から、ユーザの端末装置2から送信された開始指示、ユーザID及び送信先情報を受信する。受信部237は、送信されたユーザIDをコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、受信したユーザIDに基づいて通知画面(図示せず)を表示装置23に表示する。通知画面には、受信したユーザIDによって示されるユーザからコミュニケーションサービスの参加を促す情報と参加ボタン等が含まれる。
【0156】
他ユーザによる入力装置24の操作によって通知画面内の参加ボタンが選択されると、他ユーザの端末装置2の表示処理部274は、端末記憶装置22に記憶された他ユーザのユーザIDを、サービス表示領域804に関するコミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。次に、表示処理部274は、コミュニケーションサービスに参加中の全てのユーザのユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面810(図8(b))を表示する。
【0157】
次に、他ユーザの端末装置2の送信部272は、コミュニケーションサービスの参加指示を、端末記憶装置22に記憶された他ユーザのユーザID及び/又は送信先情報とともに端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。送信先情報は、先に受信部237により受信された送信先情報に含まれるユーザIDから、送信先情報を送信する端末装置2の他ユーザのユーザIDを送信先情報から削除し、同時に受信部237により受信されたユーザIDを加えたものである。サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、参加指示、ユーザID、及び/又は送信先情報を受信する。サーバ装置3のサーバ送信部332は、参加指示、ユーザID、及び送信先情報を、送信先情報に含まれるユーザIDによって示される他ユーザの端末装置2にサーバ通信I/F31を介して送信する。
【0158】
参加指示の送信先のユーザの端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から、ユーザの端末装置2から送信された参加指示、ユーザID、及び送信先情報を受信する。受信部237は、受信したユーザIDを、コミュニケーションサービスに参加中のユーザのユーザIDとして端末記憶装置22に記憶する。当該端末装置2においてコミュニケーション画面810が表示されている場合、端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーションサービスに参加中の全てのユーザのユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面810を表示する。以上により、一連の参加処理が終了する。
【0159】
なお、ユーザと所定の関係を有する他ユーザとのコミュニケーションサービスの開始又は参加の実施形態は、上述した例に限らない。例えば、ユーザによってコミュニケーションサービスの開始を指定するための所定の表示オブジェクトがユーザによって選択された場合、一又は複数のユーザの相互フォロワーである他ユーザを示す情報を含む選択画面が表示されてもよい。この場合、ユーザによっていずれかの他ユーザを示す情報が選択されると、選択された他ユーザとのコミュニケーションを開始する開始指示に基づく他の開始処理が実行されてもよい。さらにこの場合、選択された他ユーザとの情報交換画面が表示され、当該情報交換画面内の開始ボタンが選択されることにより、他ユーザとのコミュニケーションを開始する開始指示に基づく他の開始処理が実行されてもよい。
【0160】
従来の情報システムでは、ユーザの相互フォロワー等のユーザと所定の関係を有する他ユーザとのコミュニケーションの開始及び/又は参加指示を、ユーザが簡易なインターフェースを用いて行うことができなかった。本実施形態において開示される情報システム1では、上述の他の開始処理が実行されることにより、コミュニケーションの開始及び/又は参加指示に係るユーザインタフェースを向上させ、サーバ装置3及び端末装置2間の通信負荷を低減させることが可能となる。
【0161】
図8(b)は、端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面810の一例を示す図である。コミュニケーション画面810は、端末装置2を操作するユーザを所属ユーザとして含むコミュニケーショングループのコミュニケーション画面である。以下、端末装置2を操作するユーザをユーザAと称し、コミュニケーション画面810に対応するコミュニケーションサービスに参加中の、ユーザA以外のユーザを、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3、・・・と称する。なお、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3、・・・を、ユーザBと総称する場合がある。
【0162】
コミュニケーション画面810には、ユーザAのキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが少なくとも含まれる。図8(b)に示される例では、ユーザA以外で、コミュニケーションサービスに参加中のユーザが3人(ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3)いる。すなわち、ユーザB1、ユーザB2、及びユーザB3のそれぞれのキャラクタオブジェクト811b1、811b2、811b3を含むユーザ出力画像812b1、812b2、812b3がコミュニケーション画面810に含まれる。以下、キャラクタオブジェクト811b1、811b2,811b3を、キャラクタオブジェクト811bと総称し、ユーザ出力画像812b1、812b2、812b3を、ユーザ出力画像812bと総称する場合がある。なお、ユーザBは、ユーザAにとって他ユーザであり、ユーザAの端末装置2に表示されるユーザBのユーザ出力画像812bは、他ユーザ出力画像である。
【0163】
ユーザA以外で、コミュニケーションサービスに参加中のユーザがいない場合、コミュニケーション画面810にユーザ出力画像812aのみが含まれ、ユーザBがコミュニケーションサービスに参加するたびに、当該ユーザBのユーザ出力画像812bが新たにコミュニケーション画面810に含まれる。コミュニケーションサービスに参加可能なユーザ数に上限はなく、例えば、ユーザA以外に9人のユーザBがコミュニケーションサービスに参加している場合、ユーザAのユーザ出力画像812aとともに、9人のユーザBのそれぞれのユーザ出力画像812b1、812b2,812b3、・・・812b9がコミュニケーション画面810に含まれる。
【0164】
キャラクタオブジェクト811aは、生成部271によって生成されたユーザAのモーションデータと、ユーザテーブルT1のユーザAのユーザIDに関連付けられたキャラクタオブジェクト及び使用オブジェクトとに基づいて、表示処理部274によって生成されたユーザAのキャラクタオブジェクトのアニメーション(動画像)である。なお、生成部271によって生成されたユーザAのモーションデータは、ユーザBの端末装置2に送信される出力情報に含まれるモーションデータと同一である。ユーザAの出力情報には、ユーザAのモーションデータとともにユーザAの音声データが含まれる。生成部271によって生成されたユーザAのモーションデータにユーザAのフェイスモーションデータが含まれる場合、ユーザAの表情の動きに同期して表情が変化するキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。例えば、ユーザAが音声を発しているときには、唇が動作しているキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。また、生成部271によって生成されたユーザAのモーションデータにユーザAのボディモーションデータが含まれる場合、ユーザAの体の動きに同期して、対応する部位が動作するキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。
【0165】
なお、ユーザAの端末装置2の送信部272は、ユーザAの出力情報を、送信先情報(コミュニケーショングループに含まれる各ユーザB(ユーザB1~ユーザB3)のユーザID)とともに、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。次に、サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、ユーザAの端末装置2から送信されたユーザAの出力情報を受信する。次に、サーバ装置3のサーバ送信部332は、受信したユーザB(ユーザB1~ユーザB3)のユーザIDを参照し、サーバ通信I/F31を介して、ユーザAの出力情報をユーザB(ユーザB1~ユーザB3)の端末装置2に送信する。そして、ユーザBの端末装置2の受信部273によって、端末通信I/F21を介して出力情報が受信されると、ユーザBの端末装置2の表示処理部274は、出力情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザAのモーションデータに基づくキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aを表示する。
【0166】
キャラクタオブジェクト811bは、受信部273によって受信されたユーザBの出力情報に含まれるモーションデータと、ユーザテーブルT1のユーザBのユーザIDに関連付けられたキャラクタオブジェクトとに基づいて、表示処理部274によって生成されたユーザBのキャラクタオブジェクトのアニメーション(動画像)である。受信部273によって受信されたユーザBのモーションデータにユーザBのフェイスモーションデータが含まれる場合、ユーザBの表情の動きに同期して表情が変化するキャラクタオブジェクト811bを含むユーザ出力画像812bが表示される。例えば、ユーザBが音声を発した場合では、唇が動作しているキャラクタオブジェクト811bを含むユーザ出力画像812bが表示される。また、生成部271によって生成されたユーザBのモーションデータにユーザBのボディモーションデータが含まれる場合、ユーザBの体の動きに同期して、対応する部位が動作するキャラクタオブジェクト811bを含むユーザ出力画像812bが表示される。受信部273によって受信されたユーザBの出力情報にユーザBの音声データが含まれる場合、表示処理部274によってユーザ出力画像812bが表示されるとともに、音声出力部275によって音声データに基づいて生成されるユーザBの音声が音声出力される。
【0167】
このように、ユーザ出力画像812a及びユーザ出力画像812bを含むコミュニケーション画面810が表示されることによって、ユーザAは、音声を発しているようなユーザBのキャラクタオブジェクト811bを見ながらユーザBの音声を聞くことができる。また、ユーザAのキャラクタオブジェクト及び音声データは、ユーザBの端末装置2によって出力される。これにより、コミュニケーションサービスに参加しているユーザAとユーザBは、キャラクタオブジェクトを介してコミュニケーションすることが可能となる。
【0168】
コミュニケーション画面810には、選択イベントボタン813及び変更ボタン814が含まれる。図8(b)に示される例では、選択イベントボタン813及び変更ボタン814は、ユーザ出力画像812aの表示領域内に配置されているが、ユーザ出力画像812aの表示領域外に表示されてもよい。また、選択イベントボタン813及び変更ボタン814は、所定の表示条件が満たされた場合に、所定時間だけ表示されるように表示処理部274によって表示制御されてもよい。所定の表示条件は、例えば、コミュニケーション画面810に係るコミュニケーションサービスが開始されてから所定時間経過したことである。また、所定の表示条件は、コミュニケーション画面810に係るコミュニケーションサービスに参加しているユーザの人数が所定数(例えば2人)を超えたことでもよい。また、所定の表示条件は、コミュニケーション画面810に係るコミュニケーションサービスに特定のユーザが参加したことでもよい。特定のユーザとは、特定のパラメータ値が所定値以上のユーザ等である。ユーザが有する特定のパラメータ値が、ユーザのフォロワー数である場合、特定のユーザとは、所定数(例えば30人)以上のユーザである。また、ユーザが有する特定のパラメータ値が、ユーザによって実施された選択イベントの実施回数である場合、特定のユーザとは、ユーザによって実施された選択イベントの実施回数が所定回数以上のユーザである。また、ユーザが有する特定のパラメータ値が、ユーザによって実施されたコミュニケーションサービスの参加回数である場合、特定のユーザとは、ユーザによって実施されたコミュニケーションサービスの参加回数が所定回数以上のユーザである。また、ユーザが有する特定のパラメータ値が、ユーザが参加したコミュニケーションサービスを利用した総時間である場合、特定のユーザとは、ユーザが参加したコミュニケーションサービスを利用した総時間が所定時間以上のユーザである。また、ユーザが有する特定のパラメータ値が、コミュニケーションサービスに関するレベル等のパラメータ値である場合、特定のユーザとは、コミュニケーションサービスに関するレベル等のパラメータ値が所定値以上のユーザである。コミュニケーションサービスに関するレベルは、ユーザがコミュニケーションサービスの参加に応じて増加するものである。また、ユーザが有する特定のパラメータ値が、配信イベントに関するレベル等のパラメータ値である場合、特定のユーザとは、配信イベントに関するレベル等のパラメータ値が所定値以上のユーザである。配信イベントに関するレベルは、ユーザが配信ユーザとなって配信画像を配信するたびに増加するものである。配信イベントに関するレベルは、ユーザが視聴ユーザとなって配信画像を視聴するたびに増加するものでもよい。また、所定の表示条件は、上述した各条件のうち2以上の条件を満たすことでもよい。
【0169】
選択イベントボタン813は、選択イベントを選択するための選択画面900の表示を指示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。ユーザAによる入力装置24の操作によって選択イベントボタン813が選択されると、選択画面900が表示される。選択画面900の詳細は後述する。
【0170】
変更ボタン814は、キャラクタオブジェクト811aに新たな装着オブジェクトを装着させるためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。なお、新たな装着オブジェクトと同じ種類又は同じ配置箇所の装着オブジェクトが既にキャラクタオブジェクト811aに装着されている場合、既に装着されている装着オブジェクトが新たな装着オブジェクトに変更される。ユーザAによる入力装置24の操作によって変更ボタン814が選択されると、コミュニケーション画面1100(図11(b))が表示される。なお、コミュニケーション画面1100の表示は、ユーザAによる入力装置24の操作によって、キャラクタオブジェクト811a又はユーザ出力画像812aが選択された場合に実行されてもよい。コミュニケーション画面1100の詳細は後述する。
【0171】
図9(a)は、端末装置2の表示装置23に表示される選択画面900の一例を示す図である。選択画面900には、複数種類の選択イベントに対応するイベント開始ボタン901が含まれる。選択イベントは、複数の特定オブジェクトを構成するオブジェクトグループの中から、ユーザによる指示に応じて少なくとも一の特定オブジェクトが、所定の選択方法に従って選択されてユーザに提示されるイベントである。複数のイベント開始ボタン901の中からユーザAによって選択されたイベント開始ボタン901に対応する選択イベントが、ユーザAに提供される。イベント開始ボタン901には、対応する選択イベントの選択イベントIDが関連付けられている。
【0172】
複数種類の選択イベントのそれぞれで用いられるオブジェクトグループは互いに異なる。例えば、ある選択イベントで用いられるオブジェクトグループを構成する複数の特定オブジェクトは、他の選択イベントで用いられるオブジェクトグループには含まれない。なお、ある選択イベントで用いられるオブジェクトグループを構成する複数の特定オブジェクトの一部の特定オブジェクトは、他の選択イベントで用いられるオブジェクトグループに含まれてもよい。また、ある選択イベントで用いられるオブジェクトグループを構成する複数の特定オブジェクトと、他の選択イベントで用いられるオブジェクトグループを構成する複数の特定オブジェクトとが、同一であってもよい。ある選択イベントにおいて選択される特定オブジェクトの数は、他の選択イベントで選択される特定オブジェクトの数と異なってもよい。
【0173】
図9(a)に示される例では、4種類の選択イベントに対応する4つのイベント開始ボタン901a~901dが選択画面900に含まれる。選択画面900に表示されるイベント開始ボタン901の数は、4つに限らない。端末装置2の表示処理部274は、全ての種類のイベント開始ボタン901を選択画面900内に含めることができない場合、イベント開始ボタン901をスクロール可能に表示してもよい。この場合、ユーザAによるスワイプ操作(例えば、指が画面に接しながら当該指が画面下から上に移動する操作)に応じて、選択画面900に現在表示されていないイベント開始ボタン901が、選択画面900内にスクロール表示される。
【0174】
ユーザAによる入力装置24の操作によって複数のイベント開始ボタン901のいずれかが選択されると、入力装置24は、選択指示画面の表示指示を端末処理装置27に入力する。入力装置24は、選択指示画面の表示とともに、選択されたイベント開始ボタン901に関連付けられた選択イベントIDを端末処理装置27に入力する。ユーザAによる入力装置24の操作によっていずれかのイベント開始ボタン901が選択されると、選択画面900の表示が終了し、コミュニケーション画面910及び選択指示画面911が表示される。
【0175】
ユーザAの端末装置2の送信部272は、選択画面900が表示されている期間において、サーバ装置3を介してユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2に送信する出力情報に、選択画面900を表示するための情報を含めてもよい。選択画面900を表示するための情報は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されている選択画面900の動画像を表示するための動画情報である。選択画面900を表示するための情報は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されている選択画面900の静止画像を表示するための画像情報でもよい。この場合、出力情報に、ユーザAのモーションデータを含むキャラクタ動画データを含めなくてもよい。これにより、ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2は、サーバ装置3を介してユーザAの出力情報を受信すると、ユーザAの操作に応じた選択画面900を表示することが可能となり、ユーザBは選択画面900に対するユーザAの操作状況を視認することができる。選択画面900を表示するための情報は、イベント開始ボタン901a~901dを識別するためのオブジェクトIDでもよい。この場合、ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2は、サーバ装置3を介してユーザAの出力情報を受信すると、出力情報に含まれるオブジェクトIDに対応するイベント開始ボタン901a~901dの描画データを端末記憶装置22から抽出して、選択画面900を描画してもよい。
【0176】
図9(b)は、端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面910及び選択指示画面911の一例を示す図である。図9(b)に示されるように、選択指示画面911は、コミュニケーション画面910に重畳して表示される。選択指示画面911は、表示装置23の全画面に表示されてもよく、この場合、コミュニケーション画面910が表示されない。
【0177】
コミュニケーション画面910には、ユーザAのキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが拡大されて表示される。また、ユーザ出力画像812aに重畳して、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3のそれぞれのキャラクタオブジェクト811b1、811b2、811b3を含むユーザ出力画像913が表示される。コミュニケーション画面910が表示されている時には、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3のそれぞれの音声データが出力される。なお、コミュニケーション画面910において、ユーザ出力画像913が表示されなくてもよい。この場合においても、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3のそれぞれの音声データが出力されてもよい。
【0178】
選択指示画面911には、選択画面900において選択されたイベント開始ボタン901に関連付けられた選択イベントIDによって示される選択イベントに関する情報(例えば、選択イベントの名称等)と、選択指示ボタン912とが含まれる。図9(b)に示される選択指示画面911には、2種類の選択指示ボタン912a及び912bが含まれる。ユーザAによって選択指示ボタン912aが選択された場合、選択イベントで選択される特定オブジェクトのオブジェクトIDの選択数は「1」である。ユーザAによって選択指示ボタン912bが選択された場合、選択イベントで選択される特定オブジェクトのオブジェクトIDの選択数は「10」である。なお、選択指示画面911に含まれる選択指示ボタン912の数は、1つでも、3つ以上でもよく、また、選択指示ボタン912に応じた選択イベントにおいて選択される特定オブジェクトのオブジェクトIDの選択数は、「1」及び「10」に限らず、どのような数でもよい。
【0179】
ユーザAの端末装置2の送信部272は、コミュニケーション画面910及び選択指示画面911が表示されている期間において、サーバ装置3を介してユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2に送信する出力情報に、選択指示画面911を表示するための情報を含めてもよい。選択指示画面911を表示するための情報は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されている選択指示画面911の動画像を表示するための動画情報である。選択指示画面911を表示するための情報は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されている選択指示画面911の静止画像を表示するための画像情報でもよい。これにより、ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2は、サーバ装置3を介してユーザAの出力情報を受信すると、ユーザAの操作に応じたコミュニケーション画面910及び選択指示画面911を表示することが可能となり、ユーザBは選択指示画面911に対するユーザAの操作状況を視認することができる。選択指示画面911を表示するための情報は、ユーザAによって選択されたイベント開始ボタン901に関連付けられた選択イベントID及び2種類の選択指示ボタン912a及び912bを識別するためのオブジェクトIDでもよい。この場合、ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2は、サーバ装置3を介してユーザAの出力情報を受信すると、出力情報に含まれる選択イベントIDに対応する選択イベントに関する情報(例えば、選択イベントの名称等)と、出力情報に含まれるオブジェクトIDに対応する選択指示ボタン912a及び912bの描画データを端末記憶装置22から抽出して、選択指示画面911を描画してもよい。なお、ユーザAの端末装置2において選択結果画面1000及び1010が表示されている期間において、選択結果画面1000及び1010を表示するための情報が、サーバ装置3を介してユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2に送信されてもよい。これにより、ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2において選択結果画面1000及び1010が表示される。
【0180】
以下、ユーザAの端末装置2に表示される選択指示画面911に含まれる2種類の選択指示ボタン912a及び912bを選択指示ボタン912と総称し、両者に共通の機能について説明する。まず、ユーザAによる入力装置24の操作によって選択指示ボタン912が選択されると、入力装置24は、選択指示を、選択指示画面の表示指示とともに入力された選択イベントIDとともに端末処理装置27に入力する。ユーザAの端末装置2の送信部272は、入力された選択指示を示す情報及び選択イベントIDを、ユーザAのユーザID及び送信先情報とともに、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する。図9(b)に示される例では、選択指示ボタン912a又は選択指示ボタン912bが選択された場合、選択された選択指示ボタン912に対応する選択数を示す情報が、選択指示を示す情報とともに送信される。
【0181】
サーバ装置3のサーバ受信部331は、サーバ通信I/F31を介して、選択指示を示す情報、選択イベントID、ユーザAのユーザID及び送信先情報を受信する。サーバ受信部331は、受信した選択指示を示す情報及び選択イベントIDを選択部333に入力する。選択指示を示す情報とともに選択数を示す情報が送信されている場合、サーバ受信部331は、選択指示を示す情報とともに選択数を示す情報を受信し、受信した選択数を示す情報を選択部333に入力する。
【0182】
サーバ装置3の選択部333は、サーバ記憶装置32に記憶された複数のオブジェクトグループIDの中から、入力された選択イベントIDに関連付けられたオブジェクトグループIDを抽出する。次に、選択部333は、抽出したオブジェクトグループIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、所定の選択方法に従って少なくとも一の特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。なお、選択部333は、選択数を示す情報が入力された場合、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、選択数だけ特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。例えば、選択数「1」を示す情報が入力された場合、選択部333は、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。また、例えば、選択数「10」を示す情報が入力された場合、選択部333は、抽出したオブジェクトIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、10つの特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択する。そして、選択部333は、選択した特定オブジェクトのオブジェクトIDを、選択結果を示す情報としてサーバ送信部332に入力する。
【0183】
サーバ装置3のサーバ送信部332は、選択部333から、選択結果を示す情報を取得する。また、サーバ送信部332は、サーバ受信部331から、選択指示を示す情報とともに受信したユーザAのユーザID及び送信先情報を取得する。次に、サーバ送信部332は、ユーザAの端末装置2及び送信先情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザB1~B3の端末装置2に、サーバ通信I/F31を介して、選択結果を示す情報及びユーザAのユーザIDを送信する。
【0184】
ユーザAの端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から送信された、選択結果を示す情報及びユーザAのユーザIDを、端末通信I/F21を介して受信する。ユーザAの端末装置2の受信部237は、選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDを、ユーザAの保有オブジェクトとして、ユーザAのユーザIDと関連付けてユーザテーブルT1に記憶する。
【0185】
また、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び/又は名称を、オブジェクトテーブルT2を参照して抽出する。ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、読み出した画像情報及び/又は名称に基づいて選択結果画面1000又は選択結果画面1010を表示装置23に表示する。
【0186】
図10(a)は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1000の一例を示す図であり、図10(b)は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1010の一例を示す図である。選択結果画面1000は、選択結果を示す情報として1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示され、選択結果画面1010は、選択結果を示す情報として複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示される。
【0187】
図10(a)に示される選択結果画面1000には、1つの特定オブジェクトを示す情報1001、使用ボタン1002、及びキャンセルボタン1003が含まれる。1つの特定オブジェクトを示す情報1001は、選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び/又は名称である。使用ボタン1002は、選択結果である1つの特定オブジェクトの使用を指示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。ユーザAによる入力装置24の操作によって使用ボタン1002が選択されると、上述の使用処理が実行される。キャンセルボタン1003は、選択結果画面1000の表示を終了し、コミュニケーション画面810(図8(b))を再表示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。
【0188】
ユーザAによる入力装置24の操作によって使用ボタン1002が選択されると、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーション画面1100を表示装置23に表示する。図11(a)は、ユーザの端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面1100の一例を示す図である。コミュニケーション画面1100は、コミュニケーション画面810と同様に、ユーザAのキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aと、ユーザB1、ユーザB2、及びユーザB3のそれぞれのキャラクタオブジェクト811b1、811b2、811b3を含むユーザ出力画像812b1、812b2、812b3とが含まれる。また、コミュニケーション画面1100は、コミュニケーション画面810と同様に、選択イベントボタン813及び変更ボタン814が含まれる。
【0189】
ユーザAによる入力装置24の操作によって使用ボタン1002が選択されることにより、選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく上述の使用処理が実行される。使用処理の実行により、選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報によって変更されたユーザAのキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。図11(a)に示される例では、キャラクタオブジェクト811aが装着オブジェクト「帽子」1101が頭部に装着されているキャラクタオブジェクト811aに変更され、変更されたキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。
【0190】
図10(b)に示される選択結果画面1010には、複数の特定オブジェクトを示す情報1011、選択オブジェクト1012、使用ボタン1013a、使用ボタン1013b及びキャンセルボタン1014が含まれる。複数の特定オブジェクトを示す情報1011は、選択結果を示す情報として受信した複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報及び/又は名称である。
【0191】
選択オブジェクト1012は、複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択するための操作オブジェクトである。図10(b)に示される例では、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、各特定オブジェクトを示す情報に対応するチェックボックスオブジェクトを選択オブジェクト1012として表示する。例えば、ユーザの入力装置24の操作によって選択オブジェクト1012が選択されると、選択オブジェクト1012が「チェック」マークを含む表示となる。この場合、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト1012に対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択された状態となる。また、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト1012がユーザの入力装置24の操作によって選択されると、選択オブジェクト1012が「チェック」マークを含まない表示となる。この場合、「チェック」マークを含まない表示となっている選択オブジェクト1012に対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択されていない状態となる。選択オブジェクト1012のそれぞれには、対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが関連付けられている。
【0192】
使用ボタン1013a及び使用ボタン1013bは、選択結果である特定オブジェクトの使用を指示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。ユーザAによる入力装置24の操作によって使用ボタン1013aが選択されると、ユーザAの選択オブジェクト1012に対する操作により選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく使用処理が実行される。使用処理の実行により、選択結果を示す情報として受信した複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDのうちのユーザAによって選択されたオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報に基づいて、キャラクタオブジェクト811aが変更される。そして、コミュニケーション画面1100において、変更されたキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。ユーザAによる入力装置24の操作によって使用ボタン1013bが選択されると、選択結果を示す情報として受信した全ての特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく使用処理が実行される。使用処理の実行により、選択結果を示す情報として受信した全ての特定オブジェクトのオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報に基づいて、キャラクタオブジェクト811aが変更される。そして、コミュニケーション画面1100において、変更されたキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aが表示される。キャンセルボタン1014は、選択結果画面1010の表示を終了し、コミュニケーション画面810(図8(b))を再表示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。
【0193】
使用処理を実行するための使用指示は、選択結果画面1000及び1010に対するユーザの操作に応じて入力されるものに限らない。例えば、ユーザの保有オブジェクトの中から使用するオブジェクトを選択するための選択画面1110に対するユーザの操作に応じて使用指示が入力されてもよい。
【0194】
図11(b)は、端末装置2の表示装置23に表示される選択画面1110の一例を示す図である。図11(b)に示される選択画面1110は、コミュニケーション画面910に重畳して表示される。選択画面1110は、コミュニケーション画面910の表示を終了させた後に表示されてもよい。
【0195】
選択画面1110には、装着オブジェクトの種類を示す複数の種類オブジェクト1111、及び、装着オブジェクトを示す複数の装着候補オブジェクト1112が含まれる。ユーザAによる入力装置24の操作によって複数の種類オブジェクト1111のいずれかが選択されると、選択された種類オブジェクト1111に対応する、装着オブジェクトの種類が特定される。装着オブジェクトの種類が特定されると、ユーザAの保有オブジェクトのうちの特定された種類の装着オブジェクトを示す装着候補オブジェクト1112が選択画面1110に表示される。ここで、ユーザAの端末装置2が選択結果を示す情報を受信した際に、選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDは、ユーザAの保有オブジェクトとして、ユーザAのユーザIDと関連付けてユーザテーブルT1に記憶されている。このため、装着候補オブジェクト1112には、選択イベントによって選択された特定オブジェクトを示す装着候補オブジェクト1112が含まれることになる。
【0196】
ユーザAによる入力装置24の操作によって複数の装着候補オブジェクト1112の中から選択イベントによって選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDに対応する装着候補オブジェクト1112が選択されると、入力装置24は、使用指示を端末処理装置27に入力し、選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく上述の使用処理が実行される。これにより、表示処理部274は、選択イベントによって選択された特定オブジェクトを装着したキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aを含むコミュニケーション画面1100を表示する。
【0197】
ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報は、ユーザAの端末装置2に送信されるとともに、ユーザB(ユーザB1~B3)のそれぞれの端末装置2にも送信される。ユーザBのキャラクタオブジェクト811bが、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に基づいて変更されてもよい。以下、ユーザB1の端末装置2において実行される、ユーザB1のキャラクタオブジェクト811b1の変更に係る各種処理について説明する。ユーザB1の端末装置2において実行される各種処理は、ユーザB2の端末装置2及びユーザB3の端末装置2においても同様に実行される。
【0198】
ユーザB1の端末装置2の受信部237は、サーバ装置3から送信された、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報及びユーザAのユーザIDを、端末通信I/F21を介して受信する。ユーザB1の端末装置2の受信部237は、選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDを、ユーザB1が現在参加しているコミュニケーションサービスが終了するまで、端末記憶装置22に記憶する。なお、特定オブジェクトのオブジェクトIDは、ユーザB1の保有オブジェクトとしては記憶しない。これにより、ユーザB1は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を一時的に使用することができる。
【0199】
次に、ユーザB1の端末装置2の表示処理部274は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び/又は名称を、オブジェクトテーブルT2を参照して抽出する。ユーザB1の端末装置2の表示処理部274は、読み出した画像情報及び/又は名称に基づいて選択結果画面1200又は選択結果画面1210を表示装置23に表示する。
【0200】
図12(a)は、ユーザB1の端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1200の一例を示す図であり、図12(b)は、ユーザB1の端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1210の一例を示す図である。選択結果画面1200は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示される。また、選択結果画面1210は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示される。
【0201】
図12(a)に示される選択結果画面1200には、1つの特定オブジェクトを示す情報1201、仮使用ボタン1202、及びキャンセルボタン1203が含まれる。1つの特定オブジェクトを示す情報1201は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報及び/又は名称である。仮使用ボタン1202は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果である1つの特定オブジェクトの仮使用を指示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。特定オブジェクトの仮使用とは、ユーザB1の保有オブジェクトとして記憶されていない特定オブジェクトを、所定の終了条件が満たされるまで使用することである。
【0202】
所定の終了条件は、例えば、ユーザAが仮使用の終了の指示の操作をして、当該操作に応じた仮使用終了指示を取得したことである。また、所定の終了条件は、ユーザAの指示に応じて、コミュニケーションサービスへのユーザAの参加を終了することでもよい。例えば、コミュニケーションサービスへのユーザAの参加の終了により、ユーザAの出力情報の送信及びユーザB1~B3のそれぞれの出力情報の受信が終了し、所定の条件が満たされる。また、所定の終了条件は、ユーザB1~B3のいずれかの指示に応じて、コミュニケーションサービスへのユーザB1~B3のいずれかの参加を終了することでもよい。例えば、コミュニケーションサービスへのユーザB1の参加の終了により、ユーザB1の出力情報の送信及びユーザA、B2及びB3のそれぞれの出力情報の受信が終了し、所定の条件が満たされる。また、所定の終了条件は、ユーザAの指示に応じて、コミュニケーションサービスへのユーザB1~B3のいずれかの参加が強制的に終了させられることでもよい。また、所定の終了条件は、ユーザB1~B3のいずれかの指示に応じて、コミュニケーションサービスへのユーザAの参加が強制的に終了させられることでもよい。
【0203】
所定の終了条件は、1つの特定オブジェクトの仮使用から所定時間が経過したこと、でもよい。また、所定の終了条件は、1つの特定オブジェクトの仮使用中に、ユーザAによって選択イベントが開始されたことでもよい。また、所定の終了条件は、1つの特定オブジェクトの仮使用中に、ユーザB1~B3のいずれかによって選択イベントが開始されたことでもよい。
【0204】
ユーザB1による入力装置24の操作によって仮使用ボタン1202が選択されると、上述した使用処理と同じ処理が実行される。キャンセルボタン1203は、選択結果画面1200の表示を終了し、コミュニケーション画面810を再表示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。
【0205】
なお、所定の使用条件が満たされた場合に限り、仮使用ボタン1202の選択が許可されるように仮使用ボタン1202が制御されてもよい。所定の使用条件は、例えば、選択結果画面1200を表示している端末装置のユーザ(図12(a)に示される例では、ユーザB1)の操作による仮使用ボタン1213aの選択に応じて特定オブジェクトの使用処理が実行された回数(仮使用した回数)が、所定回数以下であることである。所定の使用条件は、選択結果画面1200を表示している端末装置のユーザ(図12(a)に示される例では、ユーザB1)が参加しているコミュニケーションサービスが開始されてから所定時間(例えば10分間)が経過されたことでもよい。所定の使用条件は、選択結果画面1200を表示している端末装置のユーザ(図12(a)に示される例では、ユーザB1)が参加しているコミュニケーションサービスが開始されてから所定時間(例えば10分間)が経過される前までの期間でもよい。所定の試用条件は、ユーザAによって再度選択イベントが開始されるまでの期間でもよい。
【0206】
例えば、ユーザB1による入力装置24の操作によって仮使用ボタン1202が選択されると、ユーザB1の端末装置2の表示処理部274は、コミュニケーション画面1100を表示装置23に表示する。コミュニケーション画面1100は、コミュニケーション画面810と同様に、ユーザAのキャラクタオブジェクト811aを含むユーザ出力画像812aと、ユーザB1、ユーザB2、及びユーザB3のそれぞれのキャラクタオブジェクト811b1、811b2、811b3を含むユーザ出力画像812b1、812b2、812b3とが含まれる。また、コミュニケーション画面1100は、コミュニケーション画面810と同様に、選択イベントボタン813及び変更ボタン814が含まれる。
【0207】
ユーザB1による入力装置24の操作によって仮使用ボタン1202が選択されることにより、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく上述の使用処理が実行される。使用処理の実行により、ユーザAによる選択指示に応じた選択結果を示す情報として受信した1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDに関連付けられた画像情報によって変更されたユーザB1のキャラクタオブジェクト811b1を含むユーザ出力画像812b1が表示される。
【0208】
図12(b)に示される選択結果画面1210には、複数の特定オブジェクトを示す情報1211、選択オブジェクト1212、仮使用ボタン1213a、仮使用ボタン1213b及びキャンセルボタン1214が含まれる。複数の特定オブジェクトを示す情報1211は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報及び/又は名称である。
【0209】
選択オブジェクト1212は、複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDを選択するための操作オブジェクトである。図12(b)に示される例では、ユーザの端末装置2の表示処理部274は、各特定オブジェクトを示す情報に対応するチェックボックスオブジェクトを選択オブジェクト1212として表示する。例えば、ユーザの入力装置24の操作によって選択オブジェクト1212が選択されると、選択オブジェクト1212が「チェック」マークを含む表示となる。この場合、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト1212に対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択された状態となる。また、「チェック」マークを含む表示となっている選択オブジェクト1212がユーザの入力装置24の操作によって選択されると、選択オブジェクト1212が「チェック」マークを含まない表示となる。この場合、「チェック」マークを含まない表示となっている選択オブジェクト1212に対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択されていない状態となる。選択オブジェクト1212のそれぞれには、対応する特定オブジェクトのオブジェクトIDが関連付けられている。
【0210】
仮使用ボタン1213a及び仮使用ボタン1213bは、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果である特定オブジェクトの仮使用を指示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。ユーザB1による入力装置24の操作によって仮使用ボタン1213aが選択されると、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの結果情報である特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく使用処理が実行される。仮使用ボタン1213aの選択に応じた使用処理の実行により、ユーザAによる選択結果を示す情報として受信した複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDのうちのユーザB1によって選択されたオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報に基づいて、キャラクタオブジェクト811b1が変更される。そして、コミュニケーション画面1100において、変更されたキャラクタオブジェクト811b1を含むユーザ出力画像812b1が表示される。
【0211】
ユーザAによる入力装置24の操作によって仮使用ボタン1213bが選択されると、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した全ての特定オブジェクトのオブジェクトIDに基づく使用処理が実行される。仮使用ボタン1213bの選択に応じた使用処理の実行により、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信した全ての特定オブジェクトのオブジェクトIDのそれぞれに関連付けられた画像情報に基づいて、キャラクタオブジェクト811b1が変更される。そして、コミュニケーション画面1100において、変更されたキャラクタオブジェクト811b1を含むユーザ出力画像812b1が表示される。キャンセルボタン1214は、選択結果画面1210の表示を終了し、コミュニケーション画面810(図8(b))を再表示するためのボタンオブジェクト等のオブジェクト画像である。
【0212】
ユーザB(ユーザB1~B3)の端末装置2において、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報が受信されると、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントと同一の選択イベントがユーザB(ユーザB1~B3)に提供されてもよい。以下、ユーザB1の端末装置2において実行される、同一の選択イベントの提供に係る各種処理について説明する。ユーザB1の端末装置2において実行される各種処理は、ユーザB2の端末装置2及びユーザB3の端末装置2においても同様に実行される。
【0213】
ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合、選択結果画面1210の表示に替えて、複数の選択結果画面1200が順次表示されてもよい。最初に表示される選択結果画面1200には、複数の特定オブジェクトのうちの一の特定オブジェクトを示す情報1201、仮使用ボタン1202、及びキャンセルボタン1203が含まれる。ユーザB1による入力装置24の操作によって仮使用ボタン1202が選択されると、上述した使用処理と同じ処理が実行され、複数の特定オブジェクトのうちの次の特定オブジェクトに係る選択結果画面1200が表示される。キャンセルボタン1203は、選択結果画面1200の表示を終了し、複数の特定オブジェクトのうちの次の特定オブジェクトに係る選択結果画面1200を表示するためのボタンオブジェクトなどのオブジェクト画像である。複数の特定オブジェクトの全てに係る選択結果画面1200が表示された場合、最後に表示された選択結果画面1200の仮使用ボタン1202が選択されると、使用処理と同じ処理が実行され、選択結果画面1300が表示される。また、数の特定オブジェクトの全てに係る選択結果画面1200が表示された場合、最後に表示された選択結果画面1200のキャンセルボタン1203が選択されると、選択結果画面1300が表示される。
【0214】
図13(a)は、ユーザB1の端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1300の一例を示す図であり、図13(b)は、ユーザB1の端末装置2の表示装置23に表示される選択結果画面1310の一例を示す図である。選択結果画面1300は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示される。また、選択結果画面1310は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDが受信された場合に表示される。
【0215】
選択結果画面1300は、選択結果画面1200(図12(a))に、2種類の選択指示ボタン1301a及び1301bを更に追加した画面である。また、選択結果画面1310は、選択結果画面1210(図12(b))に、2種類の選択指示ボタン1301a及び1301bを更に追加した画面である。2種類の選択指示ボタン1301a及び1301bは、選択指示画面911(図9(b))の2種類の選択指示ボタン912a及び912bと同様の機能を有する。なお、ユーザが所有する所定のオブジェクト(例えば「チケットオブジェクト」)が消費されること、又は、ユーザによって対価が支払われたことにより、選択指示ボタン912a及び912bの選択が可能となるように端末装置2又はサーバ装置3によって制御されてもよい。
【0216】
例えば、ユーザB1による入力装置24の操作によって選択指示ボタン1301aが選択されると、ユーザB1の端末装置2が、選択指示を示す情報、選択イベントID(ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択イベントID)、ユーザB1のユーザID及び送信先情報(ユーザA、ユーザB2及びユーザB3のそれぞれのユーザID)をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3において、受信した選択イベントIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、所定の選択方法に従って1つの特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択され、選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDが、選択結果を示す情報として、ユーザB1の端末装置2及び送信先情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザの端末装置2に送信される。
【0217】
ユーザB1による入力装置24の操作によって選択指示ボタン1301bが選択されると、ユーザB1の端末装置2が、選択指示を示す情報、選択イベントID(ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択イベントID)、ユーザB1のユーザID及び送信先情報(ユーザA、ユーザB2及びユーザB3のそれぞれのユーザID)をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3において、受信した選択イベントIDに関連付けられた複数の特定オブジェクトのオブジェクトIDの中から、所定の選択方法に従って10つの特定オブジェクトのオブジェクトIDが選択され、選択された特定オブジェクトのオブジェクトIDが、選択結果を示す情報として、ユーザB1の端末装置2及び送信先情報に含まれるユーザIDによって示されるユーザの端末装置2に送信される。
【0218】
このように、コミュニケーションサービスに参加して、互いにコミュニケーションを行っているコミュニケーショングループに属する複数のユーザのうちの一のユーザによる選択指示に応じて選択イベントが実施されると、当該コミュニケーショングループに属する他のユーザも、ユーザが実施した選択イベントと同じ選択イベントを実施することが可能となる。また、他のユーザは、先に実施された選択イベントを自身でも実施したいと所望した場合、複数の選択イベントの中から所望の選択イベントを探す等の複数の操作を行わなければ、所望の選択イベントを実施するための画面に到達することができないという問題が生じていた。本実施形態の情報システム1により、単純なユーザの操作でユーザが所望する選択イベントを実施するための画面に到達することができ、ユーザビリティの大幅な改善が可能となる。
【0219】
図13(a)及び(b)では、他ユーザによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報が受信されたタイミングで、他ユーザによって実施された選択イベントと同一の選択イベントをユーザに提供するための選択結果画面が表示される。他ユーザによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトが使用されている当該他ユーザのキャラクタオブジェクトの表示期間において、当該他ユーザによって実施された選択イベントと同一の選択イベントをユーザが実行するためのイベント提供ボタンが表示されてもよい。
【0220】
図14(a)は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面1400の一例を示す図である。コミュニケーション画面1400に含まれるユーザ出力画像812b1内のユーザB1のキャラクタオブジェクト811b1は、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトに基づいて変更されている。変更されたキャラクタオブジェクト811b1を含むユーザ出力画像812b1が表示されている期間において、ユーザAのユーザ出力画像812aの表示領域内に、イベント提供ボタン1402が表示される。
【0221】
ユーザAによる入力装置24の操作によってイベント提供ボタン1402が選択されると、選択指示画面911(図14(b))が表示される。なお、図14(b)に示される選択指示画面911は、図9(b)に示される選択指示画面911と同様の機能を有する。図14(b)に示される選択指示画面911に含まれる選択指示ボタン912(選択指示ボタン912a及び912b)が選択された場合、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントと同一の選択イベントの選択処理が実行される。なお、ユーザB1~B3のうちの2人以上のユーザが先に選択イベントを実施している場合、当該2人以上のユーザの各キャラクタオブジェクト811bは選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトに基づいて変更されている。ユーザAは、イベント提供ボタン1402が選択される前後において、キャラクタオブジェクト811bが変更されているユーザ出力画像812b(又はユーザ出力画像812b内の所定のボタン)のうちのいずれかを選択する。これにより、選択されたユーザ出力画像812bに対応するユーザBによって先に実施された選択イベントに係る選択指示画面911(図14(b))が表示される。なお、この場合、ユーザAによってイベント提供ボタン1402が選択されると、先に選択イベントを実施した2人以上のユーザBのいずれかを選択するための画面が表示されてもよい。ユーザAがこの画面を操作することで選択されたユーザBによって先に実施された選択イベントに係る選択指示画面911(図14(b))が表示される。なお、変更されたキャラクタオブジェクト811b1を含むユーザ出力画像812b1が表示されている期間において、ユーザAのユーザ出力画像812aの表示領域内に、イベント提供ボタン1402が表示さなくてもよい。この場合、ユーザAによる入力装置24の操作によってキャラクタオブジェクト811b1又はユーザ出力画像812b1が選択されると、選択指示画面911(図14(b))が表示される。
【0222】
このように、コミュニケーションサービスに参加して、互いにコミュニケーションを行っているコミュニケーショングループに属する複数のユーザのうちの一のユーザによる選択指示に応じて選択イベントが実施された場合、一のユーザのキャラクタオブジェクト又はユーザ出力画像が、選択イベントにより選択された特定オブジェクトに基づいて変更されている期間において、当該コミュニケーショングループに属する他のユーザも、ユーザが実施した選択イベントと同じ選択イベントを実施することが可能となる。
【0223】
図14(a)に示される、ユーザAが操作可能なイベント提供ボタン1402は、ユーザAのキャラクタオブジェクトが、ユーザB1~B3のいずれかによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトを仮使用している期間において表示されてもよい。
【0224】
図15(a)は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面1500の一例を示す図である。コミュニケーション画面1500に含まれるユーザ出力画像812b1内のユーザB1のキャラクタオブジェクト811b1は、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトに基づいて変更されている。この場合、コミュニケーション画面1500に含まれるユーザ出力画像812a内のユーザAのキャラクタオブジェクト811aが、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトを仮使用している期間において、ユーザAのユーザ出力画像812aの表示領域内に、イベント提供ボタン1402が表示されてもよい。
【0225】
図15(a)に示される、ユーザAが操作可能なイベント提供ボタン1402は、ユーザB1~B3のいずれかによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトを仮使用しているキャラクタオブジェクトの数が所定数(例えば「2」)以上となった場合において表示されてもよい。ユーザAによる入力装置24の操作によってイベント提供ボタン1402が選択されると、選択指示画面911が表示される。表示された選択指示画面911は、図9(b)に示される選択指示画面911と同様の機能を有する。選択指示画面911に含まれる選択指示ボタン912(選択指示ボタン912a及び912b)が選択された場合、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントと同一の選択イベントの選択処理が実行される。
【0226】
図15(b)は、ユーザAの端末装置2の表示装置23に表示されるコミュニケーション画面1510の一例を示す図である。コミュニケーション画面1500に含まれるユーザ出力画像812b1内のユーザB1のキャラクタオブジェクト811b1は、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトに基づいて変更されている。この場合、コミュニケーション画面1500に含まれるユーザ出力画像812a内のユーザB2のキャラクタオブジェクト811b2及びユーザB3のキャラクタオブジェクト811b3の2体(=所定数以上)が、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントの選択結果に対応する特定オブジェクトを仮使用している場合、ユーザAのユーザ出力画像812aの表示領域内に、イベント提供ボタン1402が表示されてもよい。ユーザAによる入力装置24の操作によってイベント提供ボタン1402が選択されると、選択指示画面911が表示される。表示された選択指示画面911は、図9(b)に示される選択指示画面911と同様の機能を有する。選択指示画面911に含まれる選択指示ボタン912(選択指示ボタン912a及び912b)が選択された場合、ユーザB1による選択指示に応じた選択イベントと同一の選択イベントの選択処理が実行される。
【0227】
また、従来の情報システムでは、ユーザは、キャラクタオブジェクトを介して他ユーザとのコミュニケーションを開始した後に、キャラクタオブジェクトを含む出力画像を変更しようとするためには、コミュニケーションサービスを中断しなければならなかった。そして、コミュニケーションサービスが中断された後に、キャラクタオブジェクトの外観及び/又はキャラクタオブジェクトを含む出力画像内の背景等の画像を変更するための機能を起動させる必要があった。そして、ユーザは、変更機能を用いてキャラクタオブジェクト及び/又は出力画像を変更した後に、再度コミュニケーションサービスに参加するという煩雑な手続きを行う必要があった。これに対し、本実施形態の情報システム1は、キャラクタオブジェクトを介したコミュニケーションを中断することなく、選択イベントに係る情報の表示を可能とする。これにより、本実施形態の情報システム1では、コミュニケーション中にユーザのキャラクタオブジェクトを変更させるためのユーザインタフェースが複雑とならないため、従来の情報システムより、ユーザビリティを向上させることが可能となる。また、本実施形態の情報システム1では、コミュニケーションを中断することなくユーザのキャラクタオブジェクトの変更が可能であるため、サーバ装置3及び端末装置2間の通信回数及び通信量を低減させることができる。このように、本実施形態の情報システム1では、サーバ装置3及び端末装置2間の通信を改善することが可能となる。また、選択イベントによって提供されるオブジェクトをユーザが使用してみたい場合、ユーザは選択イベントを実施する他なく、ユーザによっては選択イベントの実施を躊躇することがあった。本実施形態の情報システム1によって、他ユーザによって実施された選択イベントによって他ユーザが取得したオブジェクト等を、ユーザが簡単な操作で仮使用することができる。また、ユーザは、他のユーザが選択イベントで取得したオブジェクトの使用状況を視認した上で、ユーザが選択イベントの実施を行うことが可能となった。このように、本実施形態の情報システム1は、従来の情報システムより、ユーザビリティを向上させた上で、選択イベントのオブジェクトの試用も実現することが可能となった。
【0228】
(情報システム1の動作シーケンス)
図16は、情報システム1の動作シーケンスの一例を示す図である。この動作シーケンスは、予め端末記憶装置22及びサーバ記憶装置32に記憶されている制御プログラムに基づいて、主に端末処理装置27及びサーバ処理装置33により、端末装置2及びサーバ装置3の各要素と協働して実行される。以下、ユーザAは端末装置2aを操作し、ユーザB1は端末装置2b1を操作し、ユーザB2は端末装置2b2を操作するものとして説明する。なお、ユーザA以外のユーザの端末装置は、ユーザB1及びB2の端末装置2b1~2b2だけに限らず、3人以上のユーザの端末装置2がサーバ装置3に接続されてもよい。
【0229】
まず、端末装置2aの送信部272は、撮像装置25によって連続的に出力された撮像データに基づいて生成部271によって生成されたユーザAのモーションデータを含むキャラクタ動画データと、マイク26から出力されたユーザAの音声データと、ユーザAのユーザIDとを含む出力情報を、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS101)。なお、出力情報は、ユーザがプレイするゲームのゲーム画面を示すゲーム画像データとユーザAのユーザIDを含むものでもよい。また、送信部272の送信処理において送信先情報が含まれてもよい。ステップS101の処理は、配信イベントが終了するまで所定時間間隔ごと(例えば、2秒間隔ごと)に連続して実行されるため、ステップS101~S110に係る処理は、断続的に実行される。
【0230】
次に、サーバ装置3のサーバ送信部332は、端末装置2aから受信した出力情報を、サーバ通信I/F31を介して、端末装置2b1に送信する(ステップS102)とともに、端末装置2b2に送信する(ステップS103)。
【0231】
また、端末装置2b1の送信部272は、ユーザB1のキャラクタ動画データとユーザB1の音声データとユーザB1のユーザIDとを含む出力情報を、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS104)。次に、サーバ装置3のサーバ送信部332は、端末装置2b1から受信した出力情報を、サーバ通信I/F31を介して、端末装置2aに送信する(ステップS105)とともに、端末装置2b2に送信する。
【0232】
また、端末装置2b2の送信部272は、ユーザB2のキャラクタ動画データとユーザB2の音声データとユーザB2のユーザIDとを含む出力情報を、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS106)。次に、サーバ装置3のサーバ送信部332は、端末装置2b2から受信した出力情報を、サーバ通信I/F31を介して、端末装置2aに送信する(ステップS107)とともに、端末装置2b1に送信する。
【0233】
端末装置2aの表示処理部274は、ユーザA、ユーザB1、及びユーザB2のそれぞれの出力情報に基づいてユーザAのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、ユーザB1のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、及びユーザB2のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面を、端末装置2aの表示装置23に表示出力し、ユーザB1及びユーザB2の音声を出力する(ステップS108)。
【0234】
ステップS108と同様に、端末装置2b1の表示処理部274は、ユーザA、ユーザB1、及びユーザB2のそれぞれの出力情報に基づいてユーザAのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、ユーザB1のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、及びユーザB2のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面を、端末装置2b1の表示装置23に表示出力し、ユーザA及びユーザB2の音声を出力する(ステップS109)。
【0235】
ステップS108と同様に、端末装置2b2の表示処理部274は、ユーザA、ユーザB1、及びユーザB2のそれぞれの出力情報に基づいてユーザAのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、ユーザB1のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像、及びユーザB2のキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面を、端末装置2b2の表示装置23に表示出力し、ユーザA及びユーザB1の音声を出力する(ステップS110)。
【0236】
次に、端末装置2aの送信部272は、ユーザAによる入力装置24の操作に応じて入力された、選択指示を示す情報を、端末通信I/F21を介してサーバ装置3に送信する(ステップS111)。
【0237】
次に、サーバ装置3の選択部333は、端末装置2aから受信した選択指示を示す情報に基づき、選択処理を実行し(ステップS112)、選択処理の結果を示す情報(選択結果を示す情報)をサーバ送信部332に入力する。
【0238】
次に、サーバ装置3のサーバ送信部332は、選択部333から取得した選択結果を示す情報を、サーバ通信I/F31を介して、端末装置2aに送信し(ステップS113)、端末装置2b1に送信し(ステップS114)、端末装置2b2に送信する(ステップS115)。
【0239】
端末装置2aの表示処理部274は、サーバ装置3から送信された選択結果を示す情報に基づいて、選択結果画面1200及び1210を、端末装置2b1の表示装置23に表示出力する(ステップS116)。また、端末装置2b1の表示処理部274は、サーバ装置3から送信された選択結果を示す情報に基づいて、選択結果画面1300及び1310を、端末装置2b1の表示装置23に表示出力する(ステップS117)。また、端末装置2b2の表示処理部274は、サーバ装置3から送信された選択結果を示す情報に基づいて、選択結果画面1300及び1310を、端末装置2b1の表示装置23に表示出力する(ステップS118)。
【0240】
以上、詳述したとおり、本実施形態の情報システム1では、ユーザAによる指示に応じて複数の特定オブジェクトの中から選択された特定オブジェクトに基づいて少なくとも一部が変更されたユーザAのキャラクタオブジェクトを含むユーザ出力画像が表示される。このように、本実施形態の情報システム1によって、コミュニケーションサービス中においてユーザAによる指示に応じて端末装置2からの出力が多様となることで、コミュニケーションに対するユーザの継続使用の意欲を向上させることが可能となる。
【0241】
(変形例1)
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bに対するユーザの選択状況に応じて、当該ユーザ又は他のユーザに特典が付与されてもよい。
【0242】
例えば、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、ユーザAに特典Wが付与される。例えば、ユーザAのユーザIDに関連付けられた特典Wを示す情報が、ユーザAの端末装置2の端末記憶装置22及び/又はサーバ装置3のサーバ記憶装置32に記憶されることにより、ユーザAに特典Wが付与される。特典Wは、例えば、選択指示ボタン912a及び912bを選択するために消費される所定のオブジェクト(例えば「チケットオブジェクト」)である。特典Wは、例えば、選択指示ボタン912a及び912bを選択するために消費される所定のオブジェクトと交換可能なポイントでもよい。ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、所定の時間条件が満たされれば、ユーザAに特典Wが付与されるようにしてもよい。所定の時間条件は、例えば、ユーザAによる選択指示から、ユーザB1~B3の何れかによる選択指示ボタン1301a及び1301bの選択までの時間が、所定の付与条件期間内であることである。また、所定の時間条件は、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310が表示されてから、ユーザB1~B3の何れかによる選択指示ボタン1301a及び1301bの選択までの時間が、所定の付与条件期間内であることでもよい。
【0243】
また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、選択指示ボタン1301a及び1301bを選択したユーザに特典Xを付与してもよい。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、選択指示ボタン1301a及び1301bを選択しなかったユーザに特典Yが付与されもよい。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、所定時間内にユーザB1~B3の何れも選択しなかった場合、ユーザB1~B3に特典Yが付与されもよい。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、ユーザA及びユーザB1~B3の全員に特典Zを付与してもよい。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1~B3の何れかが選択した場合、ユーザA及びユーザB1~B3のうち、未だ特典が付与されていないユーザの全員又は一部に特典を付与してもよい。
【0244】
なお、特典Wは、特典X及びYよりも価値が高い特典である。また、特典Xは特典Yよりも価値が高い特典でもよい。特典が選択イベントにて選択される追加オブジェクトである場合、価値が高い特典とは、選択イベントで選択される確率の低い追加オブジェクトである。また、特典がチケットオブジェクトである場合、選択指示ボタン912を選択することできる回数が多いチケットオブジェクトほど、価値が高い特典である。
【0245】
また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1が選択し、その後、ユーザB2が選択した場合、ユーザB1に付与される特典Xは、ユーザB2によって付与される特典Xよりも価値が高い特典であってもよい。このように、先に選択指示ボタン1301a及び1301bを選択したユーザ程、高い特典Xが付与される。
【0246】
また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報に係る選択結果画面1300及び1310に含まれる選択指示ボタン1301a及び1301bを、ユーザB1が選択し、その後、ユーザB2が選択した場合、ユーザB1に付与される特典Xは、ユーザB2によって付与される特典Xよりも価値が低い特典であってもよい。このように、他のユーザによる選択指示ボタン1301a及び1301bの選択に釣られて、選択指示ボタン1301a及び1301bを選択したユーザには、先に選択したユーザよりも高い特典Xが付与される。
【0247】
(変形例2)
また、同じコミュニケーショングループに所属し、コミュニケーションサービスに参加しているユーザA及びユーザB1~B3の全員が、コミュニケーションサービス中に、同一種類の選択イベントの選択処理を実行した場合、ユーザA及びユーザB1~B3に、同一種類の選択イベントに係る複数の特定オブジェクトのうちの一の特定オブジェクトが付与されてもよい。また、コミュニケーションサービス中に、ユーザA及びユーザB1~B3が、予め定められた順番で選択イベントの選択処理を実行した場合、ユーザA及びユーザB1~B3に、所定の選択イベントに係る複数の特定オブジェクトのうちの一の特定オブジェクトが付与されてもよい。
【0248】
(変形例3)
また、同じコミュニケーショングループに所属し、コミュニケーションサービスに参加しているユーザA及びユーザB1~B3のうちのいずれかのユーザが、コミュニケーションサービス中に、所定のオブジェクトを消費して、選択指示ボタン912a及び912bを選択することで選択イベントの選択処理を実行した場合、コミュニケーションサービスが終了するまでは、ユーザA及びユーザB1~B3のうちの他のユーザは、所定のオブジェクトを消費することなく、選択指示ボタン912a及び912bを選択して選択イベントの選択処理を実行できるようにしてもよい。
【0249】
(変形例4)
また、同じコミュニケーショングループに所属し、コミュニケーションサービスに参加しているユーザA及びユーザB1~B3のうちのいずれかのユーザが、コミュニケーションサービス中に、所定のオブジェクトを消費して、選択指示ボタン912a及び912bを選択することで選択イベントの選択処理を実行した場合、コミュニケーションサービスが終了するまでは、ユーザA及びユーザB1~B3のうちの他のユーザは、所定のオブジェクトを消費することなく、選択指示ボタン912a及び912bを選択して選択イベントの選択処理を実行できるようにしてもよい。
【0250】
(変形例5)
また、例えば、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントを実施してから所定時間経過した場合、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1700を表示してもよい(図17(a))。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトをユーザAのキャラクタオブジェクトが使用してから所定時間経過した場合、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1700を表示してもよい。また、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトを仮使用しているキャラクタオブジェクトの数が所定数(例えば「1」)未満である時間が所定時間経過した場合、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1700を表示してもよい。ユーザAの端末装置2による選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1700の表示は、ユーザB1~B3のうちの、ユーザAが所定の操作を行った対象のユーザのキャラクタオブジェクトが特定オブジェクトを使用した場合に実行されてもよい。例えば、コミュニケーション画面において、ユーザの操作によって他ユーザのユーザ出力画像のサイズが変更され得る場合、ユーザAが所定の操作を行った対象のユーザとは、ユーザAの操作によってサイズを大きく変更されたユーザ出力画像のユーザである。この場合、情報1700によって促される選択イベントは、ユーザAが所定の操作を行った対象のユーザが使用した特定オブジェクトが選択可能な選択イベントである。コミュニケーション画面1100には、選択イベントボタン813が含まれるため、ユーザAは、情報1700によって促される選択イベントを行う意欲が向上した時に、選択イベントボタン813を選択することで、選択ベントを開始するための画面に到達することができる。なお、この場合、選択イベントボタン813が選択されると、情報1700によって促される選択イベントに係る選択指示画面911が表示されてもよい。また、情報1700は、ユーザによって選択可能に表示されてもよい。情報1700がユーザAによって選択された場合、情報1700によって促される選択イベントに係る選択指示画面911が表示されてもよい。
【0251】
ユーザAの端末装置2による選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1710の表示は、ユーザB1~B3のいずれかによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトをキャラクタオブジェクトが使用した時に実行されてもよい(図17(b))。ユーザAの端末装置2による選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1710の表示は、ユーザAが参加しているコミュニケーションサービスに参加しているユーザBの人数が所定数未満である場合に実行されてもよい。ユーザAの端末装置2による選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1710の表示は、ユーザAが参加しているコミュニケーションサービスに参加しているユーザBの人数が所定数以上である場合に実行されてもよい。ユーザAの端末装置2による選択指示ボタン912a及び912bの選択を促す情報1710の表示は、ユーザAが参加しているコミュニケーションサービスに参加しているユーザBの人数が変動しなくなってから所定時間が経過した時に実行されてもよい。コミュニケーション画面1100には、選択イベントボタン813が含まれるため、ユーザAは、情報1700によって促される選択イベントを行う意欲が向上した時に、選択イベントボタン813を選択することで、選択ベントを開始するための画面に到達することができる。なお、この場合、選択イベントボタン813が選択されると、情報1700によって促される選択イベント(ユーザB1~B3のいずれかによる選択指示に応じて実施された選択イベント)に係る選択指示画面911が表示されてもよい。また、情報1700は、ユーザによって選択可能に表示されてもよい。情報1700がユーザAによって選択された場合、情報1700によって促される選択イベントに係る選択指示画面911が表示されてもよい。
【0252】
(変形例6)
また、例えば、ユーザAによる選択指示に応じた選択イベントの選択結果を示す情報として受信された特定オブジェクトを、キャラクタオブジェクトが仮使用するたびに、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、今回仮使用したキャラクタオブジェクトのユーザ名と、仮使用した旨の情報とを表示してもよい。
【0253】
(変形例7)
キャラクタオブジェクトが、3次元のアニメーションを生成するための3次元モデルデータに基づいて生成される場合、各ユーザのユーザ出力画像は、ユーザごとに定められた仮想空間内に配置された立体オブジェクト(3次元オブジェクト)であるキャラクタオブジェクトを、当該仮想空間内の所定の視点から見た画像であってもよい。例えば、表示処理部274は、所定の視点の視線方向に2次元スクリーンを配置し、仮想空間内に配置された各種の立体オブジェクトの3次元座標を当該2次元スクリーンに投影し、各種のオブジェクトが投影された2次元スクリーン面の画像をユーザ出力画像として表示する。なお、例えば、ユーザAの端末装置2において表示されるユーザAのユーザ出力画像を表示するための所定の視点の視線方向は、ユーザAのキャラクタオブジェクトに向く方向である。そして、ユーザAの端末装置2において表示されるユーザAのユーザ出力画像を表示するための2次元スクリーンは、所定の視点の移動及び視線方向の回転に応じて、移動及び回転するように制御される。
【0254】
(変形例8)
キャラクタオブジェクトが、3次元のアニメーションを生成するための3次元モデルデータに基づいて生成される場合、各ユーザのユーザ出力画像は、各ユーザに共通の仮想空間内に配置された立体オブジェクト(3次元オブジェクト)であるキャラクタオブジェクトの所定位置(例えば、キャラクタオブジェクトの目の位置)に配置されたユーザ視点から仮想空間内を見た画像でもよい。なお、ユーザ視点は、ユーザによる操作に応じて及び/又は自動で、キャラクタオブジェクトの所定位置から移動して、キャラクタオブジェクトの後方、上方、又は前方等に位置してもよい。
【0255】
各ユーザに共通の仮想空間におけるコミュニケーションサービスの利用方法の一例について説明する。例えば、図18に示すように、表示処理部274は、仮想空間内において、ユーザAのキャラクタオブジェクトCのユーザ視点からの視野範囲内に、仮想のタブレットPC等の装置オブジェクトSを登場させる。この装置オブジェクトSの表示装置部分に、図6~15及び17において説明した各種画面が表示される。この場合、装置オブジェクトSの表示装置部分に表示されるユーザAのユーザ出力画像は、装置オブジェクトSの所定位置に設けられた仮想カメラから仮想空間内を見た2次元画像である。ユーザAの音声データは、端末装置2のマイク26によって取得された音声データである。
【0256】
端末装置2の送信部272は、ユーザAのユーザ出力画像と、ユーザAの音声データと、ユーザAのユーザIDとを、サーバ装置3を経由して全てのユーザBの端末装置2に送信する。なお、送信部272は、ユーザAのユーザ出力画像に替えて、仮想空間内における仮想カメラの位置及び視線方向、仮想空間内におけるユーザAのキャラクタオブジェクトの位置及びボディの向き、並びに、ユーザAのモーションデータを送信してもよい。また、ユーザAの端末装置2は、各ユーザBの端末装置2から、サーバ装置3を介して、各ユーザBのユーザ出力画像と、各ユーザBの音声データと、各ユーザBのユーザIDとを受信する。そして、ユーザAの端末装置2の表示処理部274は、各ユーザBのユーザ出力画像を装置オブジェクトSの表示装置部分に表示し、各ユーザBの音声データを端末装置2から音声出力する。これにより、仮想の装置オブジェクトSを用いたコミュニケーションサービスを実現することが可能となる。
【0257】
(変形例9)
端末装置2の端末処理装置27により実現される機能の少なくとも一部は、端末装置2の端末処理装置27以外のプロセッサにより実現されてもよい。端末処理装置27により実現される機能の少なくとも一部は、例えば、サーバ装置3のサーバ処理装置33により実現されてもよい。具体的には、生成部271と表示処理部274の機能の一部は、サーバ装置3において実行されてもよい。例えば、端末装置2は、連続的に取得した撮像データと音声データを、端末装置2を操作するユーザのユーザIDとともにサーバ装置3に送信する。そして、サーバ装置3は、生成部271及び表示処理部274の機能を用いて、キャラクタ動画データを生成し、全てのユーザのユーザ出力画像を含むコミュニケーション画面を表示装置23に表示するための表示情報を生成する。そして、サーバ装置3は、表示情報を、音声情報(音声データ)とともに全てのユーザの各端末装置2に送信する。各端末装置2は、サーバ装置3から受信した各情報を出力する(所謂「サーバレンダリング」)。
【0258】
(変形例10)
端末装置2は、端末装置2に記憶された制御プログラムに含まれる各種命令を実行することにより、コミュニケーション画面等を表示する機能を有するが、端末装置2は、コミュニケーションサービスを実現するために、ウェブアプリケーションに組み込まれたブラウザ機能を呼び出し、このブラウザ機能を用いて、サーバ装置からウェブページ(HTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されたドキュメント)を受信し、このウェブページに組み込まれた制御プログラムを実行してもよい(所謂「ブラウザレンダリング」)。例えば、マークアップ言語として、HTML 5が用いられることにより、端末装置2は、新規な情報処理を容易に実行することができる。端末装置においてコミュニケーションサービスを実現させるためにこのようなウェブアプリケーションを採用することにより、プログラムの製作者は、サーバ装置により送信されるウェブページに新しいプログラムを組み込むだけで新しい情報処理をクライアントサイド(端末装置側)に提供することができ、新しいプログラムの製作工数を大幅に抑えることが可能となる。また、クライアントサイドでは、新しい制御プログラムをダウンロードせずにウェブページを受信するだけで、新しいサービスの提供を受けることができ、制御プログラムのダウンロードに比べ、通信ネットワークの負荷、通信コスト及び/又は通信時間の低減が可能となり且つユーザのインターフェースの簡素化を実現することが可能となる。
【0259】
(変形例11)
ユーザAの端末装置2の生成部271は、撮像データを用いずにフェイスモーションデータを含む出力情報を生成してもよい。例えば、端末装置2の端末記憶装置22には、音声データに対応するフェイスモーションデータを記憶しており、生成部271は、取得したユーザAの音声データに対応するフェイスモーションデータを端末記憶装置22から抽出して、抽出したフェイスモーションデータと、音声データ及びユーザAのユーザIDとを含む出力情報を生成してもよい。また、ユーザAの端末装置2の生成部271は、フェイスモーションデータを含めずに、マイク26から出力されたユーザAの音声データと端末記憶装置22に記憶されたユーザIDとを含む出力情報を生成してもよい。この場合、ユーザBの端末装置2の表示処理部274は、サーバ装置3経由で受信したユーザAの出力情報に含まれるユーザAの音声データに対応するフェイスモーションデータを抽出して、ユーザAのキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成してもよい。なお、ユーザの音声データに対応するフェイスモーションデータの生成処理は、公知のリップシンクアルゴリズムを用いた処理であってもよい。
【0260】
このように、HMDを表示装置23として用いるユーザAの端末装置2において、ユーザAの撮像データを取得することなしに、キャラクタオブジェクトを介したコミュニケーションをユーザBと行うことが可能となる。
【符号の説明】
【0261】
1 情報システム
2(2a、2b1、2b2) 端末装置
21 端末通信I/F
22 端末記憶装置
23 表示装置
24 入力装置
25 撮像装置
26 マイク
27 端末処理装置
271 生成部
272 送信部
273 受信部
274 表示処理部
275 音声出力部
3 サーバ装置
31 サーバ通信I/F
32 サーバ記憶装置
33 サーバ処理装置
331 サーバ受信部
332 サーバ送信部
333 選択部
4 基地局
5 移動体通信網
6 ゲートウェイ
7 インターネット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18