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  • 特許-照明システム及びリモートコントローラ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】照明システム及びリモートコントローラ
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/195 20200101AFI20231207BHJP
【FI】
H05B47/195
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022111588
(22)【出願日】2022-07-12
(62)【分割の表示】P 2021045498の分割
【原出願日】2013-02-28
(65)【公開番号】P2022140474
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2022-07-12
(31)【優先権主張番号】P 2012044276
(32)【優先日】2012-02-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】519147348
【氏名又は名称】株式会社ホタルクス
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】西川 雄樹
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-263308(JP,A)
【文献】特開2008-104022(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/195
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明ユニットと、
第1方式の無線信号を操作信号として送信することにより、前記照明ユニットを操作する、リモートコントローラと、を備え、
前記照明ユニットは、前記操作信号を受信する第1方式受信部と、前記照明ユニット外部の携帯端末との間で第2方式による無線通信を行うための第2方式通信部と前記携帯端末との間でペアリング処理を実行するペアリング処理実行部と、
有し、
前記ペアリング処理実行部は、前記リモートコントローラから送信された前記第1方式によるペアリング指示信号を、前記第1方式受信部が受信した場合に、前記照明ユニットと前記携帯端末との間で前記第2方式通信部を介した前記第2方式による無線通信を行うことを可能にする前記ペアリング処理を実行する、
ことを特徴とする照明システム。
【請求項2】
前記照明ユニットは、
発光を行う照明装置と、
前記照明装置に通信可能に接続された電気機器と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
【請求項3】
前記第1方式受信部は、前記照明装置に実装されており、
前記第2方式通信部及び前記ペアリング処理実行部は、前記電気機器に実装されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
【請求項4】
前記照明ユニットは、天井に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明システムで用いられる、リモートコントローラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明システム及びリモートコントローラに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機などには、通信機能(例えば、Bluetooth(登録商標))が設けられている場合がある。通信機能を利用することにより、携帯電話機等と電気製品等との間でデータの送受信を行うことができ、利便性を向上できる。
【0003】
関連技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1には、Bluetoothなどの無線通信手段を介してオーディオ機器と携帯電話機が接続される点、携帯電話機からのオーディオソースの音声をオーディオ機器で再生する点、オーディオ機器に設けられた操作手段を介して携帯電話機のハンズフリー機能を制御してハンズフリーモードで通話できるようにした点などが開示されている。
【0004】
一方で、電気製品には、様々な機能が組み込まれるようになってきている。関連して、特許文献2には、天井に設置された照明装置にスピーカが組み込まれた、スピーカ組み込み家具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2009-124271号公報
【文献】特開2011-55331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者は、照明ユニットに携帯電話機などの照明ユニット外部の外部機器との通信機能を搭載することを考えた。これにより、外部機器を用いて照明ユニットの操作を行うことができ、利便性を向上させることが可能になる。
【0007】
しかしながら、照明ユニットと外部機器との通信機能を利用する為には、ペアリング処理と呼ばれる初期設定処理(接続確立処理)が必要となる場合がある。ペアリング処理により、照明ユニットに含まれる無線通信用の装置(親機)が、電波により、周囲に存在する子機(外部機器)を探索する。子機が存在すれば、親機が子機を認識する。以後、親機と子機との間で通信が可能になる。すなわち、照明ユニットと外部機器との間で通信が可能になる。
【0008】
ペアリング処理を実行するためには、照明ユニットを操作しなければならない。しかしながら、照明ユニットが天井などのユーザの手の届き難い場所に取り付けられている場合などには、照明ユニットを操作することは、ユーザにとって大きな負担となる。このような場合も含め、照明ユニットを直接操作せずにペアリングを行いたい場合がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照明ユニットを直接操作せずに、外部機器と照明ユニットとのペアリングを簡単に実行することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の観点に係る照明システムは、
照明ユニットと、
第1方式の無線信号を操作信号として送信することにより、前記照明ユニットを操作する、リモートコントローラと、を備え、
前記照明ユニットは、前記操作信号を受信する第1方式受信部と、前記照明ユニット外部の携帯端末との間で第2方式による無線通信を行うための第2方式通信部と、前記照明ユニットと前記携帯端末との間で前記第2方式通信部を介した前記第2方式による無線通信を行うことを可能にするペアリング処理の実行を指示するペアリング指示をユーザから受け付けた場合に、前記携帯端末との間で前記ペアリング処理を実行するペアリング処理実行部と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の観点に係る照明システムは、さらに、
前記照明ユニットは、発光を行う照明装置と、前記照明装置に通信可能に接続された電気機器と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の観点に係る照明システムは、さらに、
前記第2方式通信部及び前記ペアリング処理実行部は、前記電気機器に実装されており、前記第1方式受信部は、前記照明装置に実装されており、前記照明装置は、前記第1方式受信部によって前記ペアリング指示信号を受信し、前記ペアリング処理実行部は、前記照明装置を介して前記ペアリング指示信号を受信する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、照明ユニットを直接操作せずに、外部機器と照明ユニットとの間のペアリングを簡単に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施の形態に係る照明システムを示すブロック図である。
図2】リモートコントローラの外観の一例を示す図である。
図3】ペアリング処理の実行方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る照明システム1を示すブロック図である。照明システム1は、照明ユニット2、及びリモートコントローラ3を備えている。
【0016】
照明ユニット2は、例えば、引掛けシーリングなどに取り付けられることで、部屋の天井に設置される。照明ユニット2は、照明装置5及び音響装置6を備えている。
【0017】
照明装置5は、照明部9、IR受信部8(第1方式受信部)、及び照明側マイクロコンピュータ7を有している。
【0018】
照明部9は、発光する機能を有しており、例えば、LED(Light Emitting Diode)により実現される。
【0019】
IR受信部8は、赤外線信号(IR信号;第1方式の無線信号)を受信する機能を有している。
【0020】
照明側マイクロコンピュータ7は、IR受信部8が受信したIR信号に応じて、照明部9の動作を制御する機能を有している。また、照明側マイクロコンピュータ7は、音響装置6と通信する機能を有している。
【0021】
音響装置6は、スピーカ13、BT送受信部14(第2方式通信部)、及びスピーカ側マイクロコンピュータ12(ペアリング処理実行部)を有している。
【0022】
BT送受信部14は、Bluetooth方式(第2方式)の無線信号(BT電波)により、スピーカ側マイクロコンピュータ12がBluetooth方式に対応した外部機器4(BT送受信部15を有する外部機器)と近距離無線通信を行なうための機能を有している。外部機器4は、照明ユニット2とは別体の照明ユニット2の外部にある機器であればよく、ここでは、携帯電話機、タブレット型コンピュータなどの携帯端末である。
【0023】
スピーカ側マイクロコンピュータ12は、スピーカ13を制御する機能を有している。また、スピーカ側マイクロコンピュータ12は、照明装置5と通信する機能を有している。加えて、スピーカ側マイクロコンピュータ12は、BT送受信部14を介して、外部機器4と通信を行なう機能を有している。特に、スピーカ側マイクロコンピュータ12は、BT送受信部14を介して、初期設定として、接続相手である外部機器4とペアリング処理(外部機器4と照明ユニット2(ここでは、音響装置6(スピーカ側マイクロコンピュータ12))との間でのBluetooth方式の無線通信を可能にする初期設定処理)を実行した後に、外部機器4と通信可能になる。
【0024】
リモートコントローラ3は、照明ユニット2を遠隔操作するために用いられる。リモートコントローラ3は、送信部10(第1方式送信部)、ペアリング指示受付部11、及び照明操作受付部16を備えている。
【0025】
照明操作受付部16は、照明操作指示を受け付けるために用いられる。ユーザは、照明操作受付部16を操作することにより、照明操作指示を入力することができる。ペアリング指示受付部11は、ペアリング指示を受け付けるために用いられる。ユーザは、ペアリング指示受付部11を操作することにより、ペアリング指示をリモートコントローラ3に入力できる。ペアリング指示は、外部機器4と照明ユニット2(ここでは、音響装置6(スピーカ側マイクロコンピュータ12))との間でのペアリング処理の実行を指示するものである。
【0026】
送信部10は、照明操作受付部16又はペアリング指示受付部11が受け付けた指示に応じて、操作信号を生成し、IR信号として、照明装置5に送信する機能を有している。
【0027】
図2は、リモートコントローラ3の外観の一例を示す図である。図2に示されるように、このリモートコントローラ3には、照明操作受付部16として、「明るく」及び「暗く」と記されたボタンが設けられている。また、リモートコントローラ3には、ペアリング指示受付部11として、「ペアリングボタン」が設けられている。ユーザがこれらのボタンを押すと、送信部10が、押されたボタンに対応する操作を示す操作信号をIR信号により生成し、照明装置5に送信する。
【0028】
次いで、本実施の形態に係る照明システム1の動作方法を説明する。
【0029】
ユーザは、リモートコントローラ3を用いて、照明ユニット2の照明機能を制御することが可能である。すなわち、ユーザは、照明操作受付部16を操作することにより、照明指示をリモートコントローラ3に入力する。すると、リモートコントローラ3では、送信部10が、入力された照明指示を示す信号を照明操作信号として生成し、IR信号により、照明装置5に送信する(図1参照)。照明装置5では、IR受信部8が照明操作信号を受信する。受信された照明操作信号は、照明側マイクロコンピュータ7に送られる。照明側マイクロコンピュータ7は、取得した照明操作信号に応じて、照明部9の動作を制御す
る。これにより、ユーザは、照明部9の照度を調節することが可能である。
【0030】
また、本実施の形態に係る照明システム1においては、音響装置6にBT送受信部14が設けられている。そのため、ユーザは、外部機器4を用いて、照明ユニット2の操作を行うことが可能である。例えば、ユーザは、外部機器4に格納された音楽データを、Bluetooth方式(BT電波)で、音響装置6に送ることができる。音響装置6では、スピーカ側マイクロコンピュータ12が、BT送受信部14を介して、音楽データを取得する。スピーカ側マイクロコンピュータ12は、取得した音楽データを、スピーカ13により再生する。また、ユーザは、リモートコントローラ3を用いる他、外部機器4を操作
することによっても、照明装置5の照明機能を操作することが可能になる。すなわち、ユーザは、外部機器4を操作することにより、BT電波により、音響装置6に、照明機能を操作する為の指示を送ることが可能である。音響装置6では、スピーカ側マイクロコンピュータ12が、BT送受信部14を介して操作指示を受け取り、照明側マイクロコンピュータ7に受け取った操作指示を送信する。照明側マイクロコンピュータ7は、受け取った操作指示に基づいて、照明部9の動作を制御する。
【0031】
ここで、既述のように、スピーカ側マイクロコンピュータ12は、BT送受信部14を介して外部機器4との間で通信を行うためには、ペアリング処理が必要である。以下にペアリング時における照明システム1の動作方法を、説明する。図3は、ペアリング処理の実行方法を示すフローチャートである。
【0032】
ステップS1;ペアリング指示受付
ペアリング処理を行いたい場合、ユーザは、リモートコントローラ3のペアリング指示受付部11を操作し、ペアリング指示を入力する。
【0033】
ステップS2;ペアリング指示信号送信
ペアリング指示が入力されると、送信部10が、ペアリング指示信号を生成し、IR信号として、照明装置5に送信する。
【0034】
ステップS3;ペアリング指示信号受信
照明装置5では、IR受信部8が、ペアリング指示信号を受信する。受信されたペアリング指示信号は、照明装置5側から、音響装置6のスピーカ側マイクロコンピュータ12に送られる。なお、IR受信部8で受信されたペアリング指示信号は、照明側マイクロコンピュータ7を介さずにスピーカ側マイクロコンピュータ12に供給されるようにしてもよいし(図1参照)、照明側マイクロコンピュータ7を介してスピーカ側マイクロコンピュータ12に供給されるようにしてもよい。
【0035】
ステップS4;ペアリング処理実行
スピーカ側マイクロコンピュータ12は、ペアリング指示信号を取得すると、BT送受信部14を介してペアリング処理(ペアリング処理の内容は公知のものを利用できる。)を実行する。すなわち、スピーカ側マイクロコンピュータ12は、BT送受信部14を介してペアリング処理を行い、周囲に存在する外部機器4(例えば、外部機器4もペアリングを実行可能なモードになっているものとする。)との接続を確立する。以降、BT送受信部14は、外部機器4と通信可能になる。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態によれば、リモートコントローラ3にペアリング指示受付部11が設けられているため、ユーザは、リモートコントローラ3を操作することにより、ユーザの手の届き難い天井に取り付けられた音響装置6(BT送受信部14)のペアリング処理を実行できる。音響装置6に触れることなくペアリング処理を実行でき、ユーザが必要とする作業負担を低減できる。また、ペアリング指示受付部11が、ペアリングのための専用のボタンになっているため、本実施の形態によれば、簡単にペアリングを開始することができる。
【0037】
なお、本実施の形態では、リモートコントローラ3と照明装置5との間の通信方式(第1方式)として、赤外線通信が用いられる場合について説明した。また、音響装置6と外部機器4との間の通信方式(第2方式)として、Bluetooth方式を用いる場合について説明した。但し、第1方式及び第2方式としては、これらの通信方式に限定されるものではなく、他の通信方式を用いることも可能である。外部機器4は、照明装置5以外の機器のリモートコントローラ、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、ノート型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0038】
また、本実施の形態では、照明ユニット2が音響装置6と照明装置5とを備えており、音響装置6にBT送受信部14が設けられている場合について説明した。但し、BT送受信部14は、必ずしも、音響装置6側に実装されている必要はなく、照明装置5側に実装されていてもよい。この場合には、照明側マイクロコンピュータ7がペアリング処理を実行するペアリング処理実行部として動作するようにしてもよい。また、この照明ユニット2は、必ずしも音響装置6を備えている必要もない。ペアリング処理により、外部機器4で照明装置5が操作可能となるものとしても良い。さらに、音響装置6は、映像再生装置
や空調装置等の他の電気機器であってもよい。第2方式通信部、及びペアリング処理実行部は、他の電気機器に実装されているものとしてもよい。照明ユニット2は、天井以外に設置されてもよい。この場合であっても、音響装置6に触れることなくペアリング処理を実行できる。
【0039】
また、本実施の形態では、ペアリング指示受付部11が、ペアリングのための専用のボタンになっているが、これに限らない。既存のボタン(例えば、照明操作受付部16)を長押しすることにより、ペアリング指示が受け付けられるものとしてもよいし、既存のボタンを所定の回数及び/又は所定の順番で押下することにより、ペアリング指示が受け付けられるものとしてもよい。
【0040】
以上、本発明について、一実施の形態を用いて説明した。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、上述の実施の形態を変形したものも適宜含まれる。
【0041】
(付記)
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
【0042】
(付記1)
照明ユニットと、
第1方式の無線信号を操作信号として送信することにより、前記照明ユニットを操作する、リモートコントローラと、を備え、
前記照明ユニットは、前記操作信号を受信する第1方式受信部と、前記照明ユニット外部の外部機器との間で第2方式による無線通信を行うための第2方式通信部と、を有し、
前記リモートコントローラは、前記照明ユニットと前記外部機器との間で前記第2方式通信部を介した前記第2方式による無線通信を行うことを可能にするペアリング処理の実行を指示するペアリング指示をユーザから受け付けるペアリング指示受付部と、前記ペアリング指示を受け付けた場合に、前記操作信号としてペアリング指示信号を生成し、前記照明ユニットに送信する、第1方式送信部と、を備え、
前記照明ユニットは、前記第1方式受信部が前記ペアリング指示信号を受信した場合に前記外部機器との間で前記ペアリング処理を実行するペアリング処理実行部をさらに備える、
ことを特徴とする照明システム。
【0043】
(付記2)
前記照明ユニットは、
発光を行う照明装置と、
前記照明装置に通信可能に接続された電気機器と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の照明システム。
【0044】
(付記3)
前記第2方式通信部及び前記ペアリング処理実行部は、前記電気機器に実装されており、
前記第1方式受信部は、前記照明装置に実装されており、
前記照明装置は、前記第1方式受信部によって前記ペアリング指示信号を受信し、
前記ペアリング処理実行部は、前記照明装置を介して前記ペアリング指示信号を受信する、
ことを特徴とする付記2に記載の照明システム。
【0045】
(付記4)
前記ペアリング指示受付部は、ペアリング指示専用のボタンにより構成されている、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の照明システム。
【0046】
(付記5)
前記照明ユニットは、天井に取り付けられる、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載の照明システム。
【0047】
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1つに記載の照明システムで用いられる、リモートコントローラ。
【0048】
(付記7)
第1方式による無線通信と第2方式による無線通信が行われる照明システムの動作方法であって、
リモートコントローラが、照明ユニットと前記照明ユニット外部の外部機器との間で前記第2方式による無線通信を行うことを可能にするペアリング処理の実行を指示するペアリング指示をユーザから受け付けるステップと、
前記ペアリング指示に応じて、前記リモートコントローラが、前記第1方式の無線信号によりペアリング指示信号を生成し、前記照明ユニットに送信するステップと、
前記照明ユニットが、前記ペアリング指示信号を受信するステップと、
前記ペアリング指示信号を受信した場合に、前記照明ユニットが前記ペアリング処理を実行するステップと、
を含むことを特徴とする照明システムの動作方法。
【0049】
本発明は、2012年2月29日に出願された日本国特許出願2012-044276号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2012-044276号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
【符号の説明】
【0050】
1 照明システム
2 照明ユニット
3 リモートコントローラ
4 外部機器
5 照明装置
6 音響装置(電気機器)
7 照明側マイクロコンピュータ(ペアリング処理実行部)
8 IR受信部(第1方式受信部)
9 照明部
10 送信部(第1方式送信部)
11 ペアリング指示受付部
12 スピーカ側マイクロコンピュータ
13 スピーカ
14 BT送受信部(第2方式通信部)
15 BT送受信部(第2方式通信部)
16 照明操作受付部

図1
図2
図3