(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】検体容器
(51)【国際特許分類】
G01N 1/00 20060101AFI20231207BHJP
【FI】
G01N1/00 101H
(21)【出願番号】P 2022536493
(86)(22)【出願日】2020-12-07
(86)【国際出願番号】 KR2020017740
(87)【国際公開番号】W WO2021118183
(87)【国際公開日】2021-06-17
【審査請求日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】10-2019-0166106
(32)【優先日】2019-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522233108
【氏名又は名称】パク,ジェ ヒョン
【氏名又は名称原語表記】PARK,Je Hyun
【住所又は居所原語表記】(Moamiraedo Apt.,Sotae-dong)103-202,14,Hakso-ro 76beon-gil,Dong-gu,Gwangju 61501(KR)
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジェ ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】イム,ヨン ドク
【審査官】三木 隆
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0250456(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0223784(US,A1)
【文献】米国特許第06409971(US,B1)
【文献】米国特許第03988209(US,A)
【文献】特表平09-509479(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面が開放されたカップ形態に構成され、一側には上下方向に開放された結合
孔が形成された容器本
体と、
前記容器本
体の上端に結合されて容器本
体を密閉する密閉カバ
ーと、
上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合
孔に脱着可能に結合される収集チュー
ブと、を含み、
前記容器本
体の外周面一側には容器本
体の内側へ下向傾斜した傾斜
面が形成され、
前記容器本
体の外周面一側には下端が開放された凹
部が形成され、
前記結合
孔は前記凹
部の上面に上下面を貫通するように形成され
、
前記凹部は前記傾斜面の一側に形成され、内部に形成された前記結合孔を通じて前記収集チューブが装着される、検体容器。
【請求項2】
前記容器本
体には、前記結合
孔の上側を覆う延長フラッ
プが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の検体容器。
【請求項3】
前記延長フラッ
プは、前記容器本
体の内側に下向傾斜するように構成されたことを特徴とする、請求項2に記載の検体容器。
【請求項4】
前記延長フラッ
プは、前記容器本
体の上端で上側に延長され、
前記延長フラッ
プを内側に折ると前記延長フラッ
プが内側に延長されて前記結合
孔の上側を覆うように固定されることを特徴とする、請求項2に記載の検体容器。
【請求項5】
前記凹
部は、前記容器本
体の内周面で内側に延長され前記結合
孔が形成された支持
板と、前記支持
板の周り部で下側に延長された隔
板との間に形成されることを特徴とする、請求項
1に記載の検体容器。
【請求項6】
前記傾斜
面は、曲面を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検体容器。
【請求項7】
前記結合
孔の下部は、前記収集チュー
ブに結合されることを特徴とする、請求項1に記載の検体容器。
【請求項8】
一側には上下方向に開放された結合
孔が形成され、上部が開放された容器本
体と、
上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合
孔に脱着可能に結合される収集チュー
ブと、を含み、
前記容器本
体の外周面の一側には容器本
体の内側へ下向傾斜した第1傾斜
面が形成され、前記容器本
体の外周面の他側には容器本
体の内側へ下向傾斜した第2傾斜面が形成され、前記容器本
体の底面を基準として前記第1傾斜
面は前記第2傾斜面よりも緩やかな傾斜を持
ち、
前記容器本体が傾いた状態で、前記第1傾斜面を通じて前記容器本体の内部から前記収集チューブに液体が流れることを特徴とする、検体容器。
【請求項9】
前記容器本
体の外周面の一側には下端が開放された凹
部が形成されており、前記凹
部は前記収集チュー
ブの外周面と対面し、かつ前記凹
部は前記結合
孔と連通することを特徴とする、請求項8に記載の検体容器。
【請求項10】
前記容器本
体には、前記結合
孔の上側を覆う延長フラッ
プが備えられることを特徴とする、請求項8に記載の検体容器。
【請求項11】
前記第1傾斜
面は、曲面を含むことを特徴とする、請求項8に記載の検体容器。
【請求項12】
前記結合
孔の下部は、前記収集チュー
ブに結合されることを特徴とする、請求項8に記載の検体容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検体を効果的に収集チューブに移し替えることができるように成された新たな構造の検体容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、尿検査を行う時は、被検査者が適切な大きさの検体容器に検体である小便を受けた後、直径の小さい試験管形態の収集チューブに移し替えて検査を行うようになる。しかし、このように検体容器に入った小便を収集チューブに移し替える時、作業者の不注意で小便をこぼして周辺が汚染され小便の損失が発生した。そして、複数の小便がある時、検体容器に入った小便を互いに異なる収集チューブに移し替えてしまう事故が発生した。特に、このような場合、被検査者に提供される検体容器と、小便を移し替えた収集チューブとに、それぞれ被検査者の情報が表示されたバーコードを付着しなければならず、このような場合、バーコードを間違って付着して検体が取り違えられる事故が発生することもあった。このような問題点は、前述の小便を入れるのに使用される検体容器に限定されず、血液やその他の多様な種類の液状検体を貯蔵する容器に同様に発生した。したがって、このような問題点を解決することができる新たな方法が必要となった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は前記の問題点を解決するためのものであって、検体を効果的に収集チューブに移し替えることができるように成された新たな構造の検体容器を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するための本発明は、上面が開放されたカップ形態に構成され一側には上下方向に開放された結合孔11が形成された容器本体10と、前記容器本体10の上端に結合されて容器本体10を密閉する密閉カバー20と、上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合孔11に脱着可能に結合される収集チューブ30とを含み、前記容器本体10の外周面一側には容器本体10の内側へ下向傾斜した傾斜面12が形成され、前記容器本体10の外周面一側には下端が開放された凹部13が形成され、前記結合孔11は前記凹部13の上面に上下面を貫通するように形成された検体容器が提供される。
【0005】
本発明の他の特徴によれば、前記容器本体10には、前記結合孔11の上側を覆う延長フラップ16が備えられることを特徴とする検体容器が提供される。
【0006】
本発明のまた他の特徴によれば、前記延長フラップ16は、内側に下向傾斜するように構成されたことを特徴とする検体容器が提供される。
【0007】
本発明のまた他の特徴によれば、前記凹部13は前記容器本体10の内周面で内側に延長され前記結合孔11が形成された支持板14と、前記支持板14の周り部で下側に延長された隔板15との間に形成され、前記延長フラップ16は前記容器本体10の上端で上側に延長され基端部は上側から見る時、両端が内側にベンディングされた弧形状を成すように構成されて、前記延長フラップ16を内側に折ると前記延長フラップ16が内側に延長されて前記結合孔11の上側を覆うように固定されることを特徴とする検体容器が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明による検体容器は、上面が開放されたカップ形態に構成され一側には上下方向に開放された結合孔11が形成された容器本体10と、前記容器本体10の上端に結合されて容器本体10を密閉する密閉カバー20と、上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合孔11に脱着可能に結合される収集チューブ30とを含み、前記容器本体10の外周面一側には容器本体10の内側へ下向傾斜した傾斜面12が形成され、前記容器本体10の外周面一側には下端が開放された凹部13が形成され、前記結合孔11は前記凹部13の上面に上下面を貫通するように形成されることによって、前記容器本体10に小便を入れ、密閉カバー20を結合した後、容器本体10を傾けて容易に収集チューブ30に小便を移し替えることができ、小便がこぼされて周辺を汚染させるか、小便が汚染されるか、小便が取り違えられるようになるのを防止することができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明による検体容器を示した側断面図である。
【
図2】本発明による検体容器の分解状態を示した側断面図である。
【
図3】本発明による検体容器の容器本体を示した平面図である。
【
図4】
図1のA-A線断面を示した正断面図である。
【
図5】本発明による検体容器の作用を示した参考図である。
【
図6】本発明による検体容器の変形例を示した側断面図である。
【
図7】本発明による検体容器の第2実施例を示した側断面図である。
【
図8】本発明による検体容器の第2実施例を示した容器本体の平面図である。
【
図9】本発明による検体容器の第2実施例の作用を示した側断面図である。
【
図10】本発明による検体容器の第2実施例の変形例を示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を、添付された例示図面に基づいて詳しく説明する。
【0011】
図1~
図5は、本発明による検体容器を示したものであって、小便を貯蔵する用途として使用されることを例示したものである。
【0012】
これによれば、前記検体容器は、上面が開放されたカップ形態に構成され一側には上下方向に開放された結合孔11が形成された容器本体10と、前記容器本体10の上端に結合されて容器本体10を密閉する密閉カバー20と、上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合孔11に脱着可能に結合される収集チューブ30と、から構成される。
【0013】
前記容器本体10は、透光性を有しながら適切な弾性を有する合成樹脂材質から構成されたものであって、外周面一側には、容器本体10の内側に下向傾斜した傾斜面12と凹部13が形成される。
【0014】
前記容器本体10の外周面一側には、容器本体10の内側に下向傾斜した傾斜面12が形成される。
【0015】
例えば、前記容器本体10の外周面一側に形成され内側に下向傾斜した傾斜面12は、前記凹部13を形成する隔板15の下側、具体的には下側末端と接するように構成することができる。
【0016】
例えば、前記容器本体10の外周面一側に形成され内側に下向傾斜した傾斜面12は、水平面に平行な平面の一末端と連結されてもよく、前記一末端と他の末端は、前記凹部13を形成する隔板15の下側、具体的には下側末端と接するように構成することができる。
【0017】
前記傾斜面12は、前記容器本体10の一側周り面を内側に下向傾斜した平面形態に成形して構成される。
【0018】
前記傾斜面12は、前記容器本体10の一側周り面を内側に下向傾斜した平面形態に成形されたものを例示したが、前記傾斜面12は、前記容器本体10の一側周り面を内側に下向傾斜した曲面形態のように多様な形態に成形して構成することができる。
【0019】
前記凹部13は、前記容器本体10の内周面で内側に延長され前記結合孔11が形成された支持板14と、前記支持板14の周り部で下側に延長された隔板15との間に形成されたものであって、内部に前記収集チューブ30を挿入することができるように構成される。
【0020】
前記凹部13の下端は、開放されていてもよい。具体的に、前記凹部13の下端は、前記傾斜面12に開放されていてもよい。
【0021】
前記結合孔11は、前記支持板14に支持板14の上下面を貫通するように形成され、支持孔の下側には、下側に延長された固定端管11aが備えられる。
【0022】
また、前記容器本体10には、前記結合孔11の上側を覆う延長フラップ16が備えられる。
【0023】
前記延長フラップ16は、前記容器本体10の上端で容器本体10の内側に下向傾斜するように延長されたものであって、
図3に示したように、側方向幅と内外側方向の幅が前記支持板14の側方向幅と内外側方向の幅に比べて少し広く構成されて、前記支持板14の上部全体を覆うことができるように成されて、被検査者が小便を受ける時、小便が前記結合孔11を通じて収集チューブ30の内部に直接流入しないようにすると共に、小便が延長フラップ16の上面に当たる場合、小便が容器本体10の内部側へ飛んで容器本体10の内部に収集されるようにする。
【0024】
前記密閉カバー20は、前記容器本体10の上端外側に水密的に結合されて、容器本体10の上端を密閉するように構成される。
【0025】
前記収集チューブ30は、上下方向に延長され上端が開放された試験管形態に構成されたものであって、上端が前記固定端管11aの内部に気密に結合される。
【0026】
この時、前記収集チューブ30は、上端が前記固定端管11aの内周面にねじ結合される。
【0027】
そして、前記収集チューブ30の上下方向の長さは前記凹部13の上下方向長さに比べて長く構成されて、前記収集チューブ30を前記結合孔11の固定端管11aに結合すると、前記収集チューブ30の下端が前記傾斜面12の下側に長く延長されるように構成される。
【0028】
以下、このように構成された検体容器を使用する方法を説明する。
【0029】
まず、前記収集チューブ30には、それぞれ被検査者の情報が表示されたバーコードが付着される。
【0030】
そして、被検査者は、前記収集チューブ30が結合された容器本体10に一定量の小便を入れた後、前記密閉カバー20を結合して容器本体10の上端を密閉する。
【0031】
そして、
図5に示したように、前記容器本体10を前記凹部13側に傾けると、容器本体10に貯蔵された小便が、前記結合孔11を通じて収集チューブ30の内部に流入する。
【0032】
そして、前記結合孔11から収集チューブ30を分離し、前記収集チューブ30の上端を別途のキャップを用いて密閉することによって、収集チューブ30に小便を入れることができる。
【0033】
このように構成された検体容器は、上面が開放されたカップ形態に構成され一側には上下方向に開放された結合孔11が形成された容器本体10と、前記容器本体10の上端に結合されて容器本体10を密閉する密閉カバー20と、上下方向に延長され上面が開放されたチューブ形態に構成され上端が前記結合孔11に脱着可能に結合される収集チューブ30とを含み、前記容器本体10の外周面一側には容器本体10の内側に下向傾斜した傾斜面12が形成される。
【0034】
前記容器本体10の外周面には、内側に凹んだ隔板15を前記傾斜面12と交差するように形成できる。
【0035】
前記容器本体10の外周面一側には、下端が開放された凹部13が形成され、前記結合孔11は、前記凹部13の上面に上下面を貫通するように形成されることによって、前記容器本体10に小便を入れ、密閉カバー20を結合した後、容器本体10を傾けて容易に収集チューブ30に小便を移し替えることができ、小便がこぼされて周辺を汚染するか、小便が汚染されるか、小便が取り違えられるようになるのを防止することができる長所がある。
【0036】
そして、前記容器本体10の内部には、前記結合孔11の上側を覆う延長フラップ16が備えられることによって、被検査者が小便を受ける時、最初に排出された小便がこの結合孔11を通じて収集チューブ30の内部に流入して貯蔵されるのを防止することができる長所がある。
【0037】
特に、前記延長フラップ16は、内側に下向傾斜するように構成されることによって、小便が延長フラップ16に当たる時、小便が延長フラップ16に当たった後、容器本体10の内部に飛んで貯蔵されることにより、小便が延長フラップ16に当たった後に外部に飛ぶのを防止することができる長所がある。
【0038】
本実施例の場合、本発明による検体容器は、小便を入れるのに使用されるものを例示したが、本発明による検体容器は、小便以外に多様な種類の液状の検体を入れるのに使用できる。
【0039】
そして、前記延長フラップ16は、側方向幅と内外側方向の幅が前記支持板14の側方向幅と内外側方向の幅に比べて少し広く構成されたものを例示したが、前記延長フラップ16の側方向幅と内外側方向の幅は、前記結合孔11の上部のみを覆う程度に狭く構成されてもよい。
【0040】
また、前記延長フラップ16は、前記容器本体10の上端で容器本体10の内部に下向傾斜するように延長されたものを例示したが、前記延長フラップ16は、
図6に示したように、前記容器本体10の上端から少し下側に位置した内周面で容器本体10の内部に延長されるように構成されてもよい。
【0041】
そして、前記収集チューブ30は、上端が前記固定端管11aの内周面にねじ結合されるものを例示したが、前記収集チューブ30は、上端が前記固定端管11aの内周面に嵌め合い結合されるか、固定端管11aの外周面にねじ結合または嵌め合い結合されてもよい。
【0042】
図7~
図9は、本発明による他の実施例を示したものであって、前記延長フラップ16は、前記容器本体10の上端で上側に延長されて、前記延長フラップ16を内側に折ると前記延長フラップ16が内側に延長されて前記結合孔11の上側を覆うように固定されるように構成される。
【0043】
このために、前記延長フラップ16は、厚さが前記容器本体10の厚さに比べて薄いシート形態に構成され、基端部が上側から見る時、
図8に示したように、両端が内側にベンディングされた弧形状を成すように構成される。
【0044】
そして、前記延長フラップ16は、上下方向の長さが前記延長フラップ16の下端から前記支持板14の前端部までの距離に比べて長く構成され、
図7に示したように、延長フラップ16の下端と容器本体10の上端の間の連結部には、延長フラップ16に比べて厚さが薄い折畳部16aが形成される。
【0045】
この時、前記延長フラップ16は、内周面が前記容器本体10の内周面と延長される面を成すように形成される。
【0046】
したがって、
図9に示したように、前記延長フラップ16を内側に折ると、前記延長フラップ16は、基端部が前記容器本体10の上端に固定された状態で、先端部の両端が上向きになるように曲げられて、延長フラップ16の先端部下側が前記凹部13の支持板14の内側端上面に密着される。
【0047】
即ち、前記延長フラップ16は、基端部の両端が内側にベンディングされた弧形状を成すように構成されることによって、延長フラップ16を内側に折ると、延長フラップ16の中間部(両側端の間の中間部)が後方に引っ張られる力が発生し、これにより、延長フラップ16の先端部が下側に回動するようにする力が発生して、延長フラップ16の先端部が前記支持板14の内側端上面に密着した状態で、延長フラップ16が上側に持ち上げられないように固定される。
【0048】
このように構成された検体容器において、前記延長フラップ16は、前記容器本体10の上端で上側に延長され、基端部は上側から見る時、両端が内側にベンディングされた弧形状を成すように構成されて、前記延長フラップ16を内側に折ると前記延長フラップ16の端部が前記支持板14の上面周り部に接触するように固定される。
【0049】
したがって、検体容器の製作が容易であり、検体容器の製造時にかかる費用を節減することができる長所がある。
【0050】
本実施例の場合、前記延長フラップ16は上下方向の長さが前記延長フラップ16の下端から前記支持板14の前端部までの距離に比べて長く構成されて、延長フラップ16が前記凹部13の支持板14の内側端上面に密着するものを例示したが、
図10に示したように、前記延長フラップ16の先端部が前記結合孔11を覆いながら前記支持板14の上面に密着するように、延長フラップ16の長さを少し短く構成することも可能である。
【0051】
また、前記延長フラップ16は、下側面が前記支持板14の上面から上側に離隔した状態で固定されるように構成されてもよい。