(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】複数のコンポーネントレーザを有するレーザモジュール
(51)【国際特許分類】
H01S 5/14 20060101AFI20231207BHJP
H01S 5/02255 20210101ALI20231207BHJP
H01S 5/0687 20060101ALI20231207BHJP
【FI】
H01S5/14
H01S5/02255
H01S5/0687
(21)【出願番号】P 2021512868
(86)(22)【出願日】2019-07-25
(86)【国際出願番号】 US2019043494
(87)【国際公開番号】W WO2020068260
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-07-06
(32)【優先日】2018-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】399117121
【氏名又は名称】アジレント・テクノロジーズ・インク
【氏名又は名称原語表記】AGILENT TECHNOLOGIES, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100180231
【氏名又は名称】水島 亜希子
(74)【代理人】
【氏名又は名称】有原 幸一
(72)【発明者】
【氏名】パートリジ,ガスリー
(72)【発明者】
【氏名】テラ,リチャード・ピー
【審査官】右田 昌士
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2011/0222566(US,A1)
【文献】特開2005-159000(JP,A)
【文献】特開2018-034184(JP,A)
【文献】国際公開第2018/105344(WO,A1)
【文献】特開2012-178436(JP,A)
【文献】特開2006-114183(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 5/00 - 5/50
H01S 3/00 - 3/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンポーネントレーザであって、該複数のコンポーネントレーザのそれぞれが、利得チップと、回折格子構造と、
ミラーと、回動点と、出力ビーム方向に進行する出力レーザビームとによって特徴付けられる、複数のコンポーネントレーザと、
前記回動点のそれぞれに結合されたドライブシャフトであって、
前記複数のコンポーネントレーザのそれぞれの前記回折格子構造
及び前記ミラーを、前記コンポーネントレーザと関連付けられた前記回動点の周りで回転させる、ドライブシャフトと、
複数の反射器であって、該複数の反射器のそれぞれは、前記複数のコンポーネントレーザのうちの1つから前記出力レーザビームを受信し、前記出力レーザビームを、全ての前記コンポーネントレーザビームに共通の出力経路に沿って方向付けるように位置決めされる、複数の反射器と、
前記ドライブシャフトの回転角度を制御するコントローラと
を備え
、
前記ミラーは前記回折格子構造の平面に対して直角に取り付けられ、前記ミラーは前記回折格子構造と共に前記回動点の周りを回転するようにされ、
前記回折格子構造は、前記利得チップからの光を受信し、回折した光を前記利得チップに戻し、さらに前記回折格子構造は前記回折格子構造において反射した光を前記ミラーに向けて反射して、前記回折格子構造が前記ミラーに向けて反射した光が前記コンポーネントレーザからの前記出力レーザビームとなるものである、レーザモジュール。
【請求項2】
前記複数のコンポーネントレーザの前記回折格子構造は、前記ドライブシャフトの任意の所与の回転角度について前記複数のコンポーネントレーザのうちの2つ以上がレーザ照射することがないように位置決めされる、請求項1に記載のレーザモジュール。
【請求項3】
前記複数の反射器のうちの
少なくとも1つは部分反射ミラーを含む、請求項1
又は2に記載のレーザモジュール。
【請求項4】
前記複数の反射器のうちの
少なくとも1つは、前記複数のコンポーネントレーザのうちの対応するコンポーネントレーザによって生成された光を反射し、前記複数のコンポーネントレーザのうちの別のコンポーネントレーザによって生成された光を通過させるディコティック反射器を含む、請求項1
又は2に記載のレーザモジュール。
【請求項5】
前記複数の反射器のうちの
少なくとも1つは、該複数の反射器のうちの該1つが、前記出力経路に沿った光を遮断しないように前記反射器における軸の周りで回転し、該回転は前記コントローラによって制御される、請求項1
又は2に記載のレーザモジュール。
【請求項6】
前記複数のコンポーネントレーザのうちの
少なくとも1つは第1の回折格子
構造及び第2の回折格子
構造と、第1のミラー及び第2のミラーとを備え
、
前記第1のミラーは前記第1の回折格子構造の平面に直角に取り付けられ、前記第2のミラーは前記第2の回折格子構造の平面に直角に取り付けられ、さらに、前記第1の回折格子構造の背面に前記第2のミラーが取り付けられているか、あるいは前記第2の回折格子構造の背面に前記第1のミラーが取り付けられているかしており、
前記第1の回折格子
構造及び
前記第2の回折格子
構造は
異なる格子間隔を有し、前記回動点の周りの前記回折格子構造の
所定の回転に
対して、
前記第1の回折格子構造及び第2の回折格子
構造のうち
の1つが前記コンポーネントレーザにおける前記利得チップからの光を反射するように位置決めされ
る、請求項1
~5のいずれか一項に記載のレーザモジュール。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
興味のある多くの測定は、既知の波長の光ビームに対する試料の反応を、波長の関数として測定することを伴う。これらの測定の多くの光源は波長可変レーザである。しかしながら、多くの測定が、レーザ中の単一の利得チップ(gain chip)を用いて達成可能なものを超えるチューニング範囲を必要とする。限られたチューニング範囲に対する従来技術の解決策が提案されてきた。或る種の解決策は、光を直列(in series)に処理する複数の利得チップを利用し、各利得チップが対応する波長帯域における増幅を提供することによって、レーザの利得セクションの増幅範囲を拡張する。これらの解決策は、非活性利得チップが、別のチップによって増幅された光を吸収することに関連する問題を有する。
【0002】
他の解決策は、各活性層が異なるスペクトル範囲において利得を提供する複数の活性レイヤ(layer:層)を有する利得チップを利用する。これらの解決策は、複数の活性レイヤが同時に利得を提供するという問題を有する。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、複数のコンポーネントレーザ(component laser)を有するレーザモジュールを含み、各コンポーネントレーザは、利得チップと、回折格子構造(diffraction gating structure)と、回動点(pivot point)と、出力ビーム方向に進行する出力レーザビームとによって特徴付けられる。回動点のそれぞれにドライブシャフトが結合され、ドライブシャフトは回折格子構造のそれぞれを、そのコンポーネントレーザと関連付けられた回動点の周りで回転させる。レーザモジュールは、複数の反射器も備え、各反射器は、複数のコンポーネントレーザのうちの1つから出力レーザビームを受信し、出力レーザビームを、全てのコンポーネントレーザビームに共通の出力経路に沿って方向付けるように位置決めされる。コントローラは、ドライブシャフトの回転角度を制御する。
【0004】
本発明の1つの態様において、複数のコンポーネントレーザの回折格子構造は、ドライブシャフトの任意の所与の回転角度についてコンポーネントレーザのうちの2つ以上がレーザ照射することがないように位置決めされる。
【0005】
本発明の別の態様において、反射器のうちの1つは部分反射ミラーを含む。
【0006】
本発明の別の態様において、反射器のうちの1つは、コンポーネントレーザのうちの対応するコンポーネントレーザによって生成された光を反射し、コンポーネントレーザのうちの別のコンポーネントレーザによって生成された光を通過させるディコティック(dichotic:2つに分かれた)反射器を含む。
【0007】
本発明の別の態様において、反射器のうちの1つは、この反射器が、出力経路に沿った光を遮断しないように反射器にある軸の周りを回転し、この回転はコントローラによって制御される。
【0008】
本発明の別の態様において、コンポーネントレーザのうちの1つは第1の回折格子及び第2の回折格子を備え、この第1の回折格子及びこの第2の回折格子は、回動点の周りの回折格子構造の任意の所与の回転について、この回折格子のうちの最大1つがコンポーネントレーザにおける利得チップからの光を反射するように位置決めされた、異なる格子間隔を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の1つの実施形態によるコンポーネントレーザを示す図である。
【
図2】本発明によるレーザモジュールの1つの実施形態の側面図である。
【
図3】本発明の別の実施形態によるレーザモジュールの側面図である。
【
図4】2つの格子を有するコンポーネントレーザを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、共にチューニングされる複数のコンポーネントレーザから指示を受けるレーザモジュールを提供することによって、上記の問題に対処する。ここで、本発明の1つの実施形態によるコンポーネントレーザを示す
図1を参照する。コンポーネントレーザ10は、利得チップ11と、利得チップ11によって増幅された光のための波長選択フィルタを提供する格子16とを備える。利得チップ11は、端部12に反射コーティングを有し、端部13に反射防止コーティングを有する。利得チップ11からの光は、レンズ14によってビーム15に拡張され、回折格子60に突き当たる。回折して利得チップ11に戻された光は、勾配とビーム15との間の角度によって決まる波長の狭帯域内にある。格子から反射され、ビーム17となった光は、格子16に対し直角のミラー18から反射される。ミラー18から反射された光は、光を図の平面に対し垂直な方向に反射させる経路19に沿って反射器12に向けられる。
【0011】
格子12及びミラー18は、図の平面に対し垂直な軸21の周りを共に動かされるように構造的に接続される。コンポーネントレーザ10は、格子12及びミラー18に軸21の周りを回転させることによってチューニングされる。コンポーネントレーザ10がレーザ照射する格子16の角度範囲が存在する。格子16がこの範囲から回転して出ると、コンポーネントレーザ10はレーザ照射を中止する。
【0012】
以下の論考を単純化するために、コンポーネントレーザは、利得チップ及び回折格子を有するレーザであると定義され、ここで、回折格子は、回折格子の平面に対し直角に取り付けられた平面ミラーを備える格子構造に取り付けられ、回折格子及び平面ミラーが互いに対して固定され、回動点の周りを共に回転するようにし、回折格子から利得チップに反射して戻された光が、回折格子の平面と、利得チップから回折格子への経路との間の角度に依拠する波長を有し、平面ミラーから反射された光が、コンポーネントレーザからの出力光ビームを形成するようにする。
【0013】
ここで、本発明によるレーザモジュール30の1つの実施形態の側面図である
図2を参照する。個々のコンポーネントレーザは、31、32及び33に示される。コンポーネントレーザ31~33に対応する個々の反射器が、それぞれ25~27に示される。図に示される例において、コンポーネントレーザ33がレーザ照射し、出力ビーム27Aを生成している。各レーザモジュールがレーザ照射しているとき、対応する出力ビームはビーム27Aと一致する。コンポーネントレーザのそれぞれの格子の回転角度は、シャフト28の回転角度を設定することによってユーザによって指定される波長に一致するように格子の角度を設定するコントローラ35の制御下にあるモータ29によって制御される。
【0014】
1つの例示的な実施形態において、コンポーネントレーザにおける格子の角度は、シャフト28の任意の所与の回転角度について1つの格子のみがレーザ照射するように位置決めされるように設定される。個々の利得チップ及び開始格子位置は、出力波長が、シャフト28の回転角度と共に連続して変動するように選択される。
【0015】
別の例示的な実施形態において、コンポーネントレーザ及び利得チップにおける勾配の角度は、コンポーネントレーザのうちの2つが重複する動作範囲を有するように選択される。シャフトの角度が変化する際、第1のコンポーネントレーザは、第2のコンポーネントレーザの動作範囲の終点における第2のコンポーネントレーザによっても供給される波長で、動作範囲の始点におけるレーザ稼働を開始する。
【0016】
上記で説明した実施形態において、各コンポーネントレーザからの出力ビームは、そのコンポーネントレーザの一部である反射器によって共通経路に沿って方向付けられ、このため、レーザモジュールの出力は、単一のレーザから到来するように見える。例えば、反射器26は、コンポーネントレーザ31によって生成された光を通さなくてはならない。1つの例示的な実施形態において、反射器は、部分反射ミラー又はディコティック反射器である。
【0017】
別の例示的な実施形態において、ミラーは、各ミラーが、そのコンポーネントレーザ格子がレーザ稼働するように位置決めされると、適所にフリップし、レーザモジュールがもはやレーザ照射をしていないときに進路から外れるようにフリップするようにヒンジ結合される。ここで、本発明の別の実施形態によるレーザモジュール40の側面図である
図3を参照する。レーザモジュール40は、反射器25~27が可動反射器45~47と置き換えられているという点で、
図2に示すレーザモジュール30と異なる。各可動反射器は、反射器が、反射器の上に重なったコンポーネントレーザからの光を妨害しない垂直位置と、反射器が対応するコンポーネントレーザからの光を反射し、光を下方に向ける45度の向きとの間でシャフト49の周りを回動する。コンポーネントレーザ41の反射器45は、45度の向きにあるのに対し、コンポーネントレーザ42及び43の反射器46及び47はそれぞれ垂直位置にある。シャフト28又はコントローラ35の回転角度により、いずれの反射器がそのコンポーネントレーザからの光を偏向するように位置決めされるかを制御することができる。この構成において、一時点に1つのみのコンポーネントレーザが動作していると仮定して、全反射ミラーを反射器として用いることができる。
【0018】
上記で説明した実施形態では、一時点に、コンポーネントレーザのうちの1つのみがレーザ照射していた。しかしながら、2つ以上のレーザが同時に光を生成している実施形態も構築することができる。そのような光源は、ラマン散乱又は他のスペクトル測定において利用することができる複数の波長を有する光を提供することができる。
【0019】
全てのレーザが同時に光を生成しているわけではない実施形態において、レーザ照射していないレーザにおける利得チップに電力供給することが依然として有利である場合がある。これにより、全ての利得チップの温度を動作温度に維持し、このため、加熱時の利得チップの温度変化に起因したシフト及び波長を防ぐことになる。
【0020】
いくつかの用途の場合には、同じ利得チップであっても異なる格子間隔を有するレーザを提供することが有利である場合がある。格子間隔を変えることにより、レーザによって生成されるスペクトル線の幅が変わる。このため、異なるスペクトル幅を有する波長可変レーザが特定の用途に望ましい場合、異なる格子間隔を有するコンポーネントレーザを利用することができる。1つの実施形態において、異なるコンポーネントレーザの格子間隔は異なる。そのような実施形態において、同じ利得チップを有するが異なる格子間隔を有する2つのコンポーネントレーザを利用することができる。しかしながら、これは、追加のコンポーネントレーザを必要とする。代替的に、複数の格子を有する単一のコンポーネントレーザが提供されてもよい。
【0021】
上記で説明した実施形態において、各コンポーネントレーザは、単一の格子と、格子の平面に対し90度に取り付けられたその対応する反射器とを含んでいた。しかしながら、コンポーネントレーザにおいて複数の格子が用いられる実施形態も構築することができる。ここで、2つの格子を有するコンポーネントレーザを示す
図4を参照する。この例において、第2の格子88が、
図1に示す格子16の平面に対し直角に取り付けられる。格子16の背面は、格子88のための反射器としての役割を果たす。格子88は、上述した方式と類似の方式で格子構造に軸21の周りを回転させることによって、光路内に導入される。
【0022】
上記の実施形態は、特定の数、すなわち3つの複合レーザを有している。しかしながら、複合レーザの数は3に限定されないことが理解される。
【0023】
本発明の上述した実施形態は、本発明の種々の態様を示すために提供されている。しかし、異なる特定の実施形態において示される本発明の異なる態様を組み合わせて、本発明の他の実施形態を提供することができることが理解される。さらに、本発明に対する種々の変更形態が、上記の説明及び添付図面から明らかになるであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲だけによって制限される。
なお、出願当初の特許請求の範囲の記載は以下の通りである。
請求項1:
複数のコンポーネントレーザであって、該複数のコンポーネントレーザのそれぞれが、利得チップと、回折格子構造と、回動点と、出力ビーム方向に進行する出力レーザビームとによって特徴付けられる、複数のコンポーネントレーザと、
前記回動点のそれぞれに結合されたドライブシャフトであって、前記回折格子構造のそれぞれを、前記コンポーネントレーザと関連付けられた前記回動点の周りで回転させる、ドライブシャフトと、
複数の反射器であって、該複数の反射器のそれぞれは、前記複数のコンポーネントレーザのうちの1つから前記出力レーザビームを受信し、前記出力レーザビームを、全ての前記コンポーネントレーザビームに共通の出力経路に沿って方向付けるように位置決めされる、複数の反射器と、
前記ドライブシャフトの回転角度を制御するコントローラと
を備える、レーザモジュール。
請求項2:
前記複数のコンポーネントレーザの前記回折格子構造は、前記ドライブシャフトの任意の所与の回転角度について前記複数のコンポーネントレーザのうちの2つ以上がレーザ照射することがないように位置決めされる、請求項1に記載のレーザモジュール。
請求項3:
前記複数の反射器のうちの1つは部分反射ミラーを含む、請求項1に記載のレーザモジュール。
請求項4:
前記複数の反射器のうちの1つは、前記複数のコンポーネントレーザのうちの対応するコンポーネントレーザによって生成された光を反射し、前記複数のコンポーネントレーザのうちの別のコンポーネントレーザによって生成された光を通過させるディコティック反射器を含む、請求項1に記載のレーザモジュール。
請求項5:
前記複数の反射器のうちの1つは、該複数の反射器のうちの該1つが、前記出力経路に沿った光を遮断しないように前記反射器における軸の周りで回転し、該回転は前記コントローラによって制御される、請求項1に記載のレーザモジュール。
請求項6:
前記複数のコンポーネントレーザのうちの1つは第1の回折格子及び第2の回折格子を備え、該第1の回折格子及び該第2の回折格子は、前記回動点の周りの前記回折格子構造の任意の所与の回転について、該回折格子のうちの最大で1つが前記コンポーネントレーザにおける前記利得チップからの光を反射するように位置決めされた、異なる格子間隔を有する、請求項1に記載のレーザモジュール。