(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】玩具
(51)【国際特許分類】
A63H 33/00 20060101AFI20231207BHJP
A63H 9/00 20060101ALI20231207BHJP
A63H 3/50 20060101ALI20231207BHJP
【FI】
A63H33/00 301Z
A63H9/00 X
A63H3/50 Z
(21)【出願番号】P 2022116774
(22)【出願日】2022-07-21
【審査請求日】2022-12-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】光石 よう子
【審査官】田中 洋行
(56)【参考文献】
【文献】特許第7062811(JP,B1)
【文献】特開2021-151405(JP,A)
【文献】特開2003-275476(JP,A)
【文献】特開2020-054657(JP,A)
【文献】特開2020-065732(JP,A)
【文献】特開2019-181278(JP,A)
【文献】特開2020-074872(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0094571(US,A1)
【文献】米国特許第04581904(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、
外表面に凹部が形成され
、前記第2形態よりも前記第1形態において球体に近い形態を成している主体部と、
前記凹部を覆うように前記主体部に取り付け可能な第1副体部と、を備え、
前記主体部は、前記第1副体部が取り付けられている前記第1形態において、転動可能な形態を成し、前記第1副体部が取り外されている前記第2形態において、前記凹部の底面が
人形体を載置可能な台座部を成
すと共に、当該台座部に前記人形体を載置した状態で、転動不能な形態を成し、
前記凹部は、前記第2形態における前記主体部の中心を通る鉛直線に対して偏心した位置に形成されている、
玩具。
【請求項2】
請求項
1に記載の玩具であって、
前記凹部は、その内周面が曲面に形成され、凹みの深さが均一ではないように構成されている、
玩具。
【請求項3】
請求項
2に記載の玩具であって、
前記凹部は、前記台座部に人形体を載置した状態で、前記人形体の周囲の一部を覆うように構成されている、
玩具。
【請求項4】
請求項
3に記載の玩具であって、
前記凹部は、その開口端が円形型に形成されている、
玩具。
【請求項5】
請求項
4に記載の玩具であって、
前記台座部は、上面視において円形型に形成されている、
玩具。
【請求項6】
第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、
外表面の一部が平面部として構成され、当該外表面に凹部が形成されている主体部と、
前記凹部を覆うように前記主体部に取り付け可能な第1副体部と、
前記第1形態において、前記凹部内に収容され、前記第2形態において、前記主体部の前記外表面に取り付け可能な第2副体部
と、
前記第1形態において、前記平面部を覆うように取り付け可能な第3副体部と、を備え、
前記主体部は、前記第1副体部が取り付けられている前記第1形態において、転動可能な形態を成し、前記第1副体部が取り外されている前記第2形態において、前記凹部の底面が台座部を成している、
玩具。
【請求項7】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記第1形態において、前記第3副体部を取り付けない状態よりも取り付けた状態が球体に近い形態を成すように構成されている、
玩具。
【請求項8】
請求項
6に記載の玩具であって
、
前記第2副体部は、前記凹部、及び前記平面部を除く、前記主体部の前記外表面に取り付け可能に構成されている、
玩具。
【請求項9】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記台座部と前記平面部とは、平行に構成されている、
玩具。
【請求項10】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記台座部に配置可能な第4副体部をさらに備え、
前記第4副体部は、前記第2形態において、人形体を支持可能に構成されている、
玩具。
【請求項11】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記第1副体部、及び前記第3副体部は、前記第1形態において、前記主体部の前記外表面の一部を成し、
前記第2形態において、前記主体部から取り外される、
玩具。
【請求項12】
請求項1に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記外表面において凹凸が形成され、
凹凸は、キャラクターの一部を形成している、
玩具。
【請求項13】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記外表面において凹凸が形成され、
前記第2副体部と、前記主体部の前記凹凸は、一体として、キャラクターを形成している、
玩具。
【請求項14】
請求項
6に記載の玩具であって、
前記主体部は、互いに連結可能な第1主体部と第2主体部とから構成され、
前記凹部は、前記第1主体部に設けられ、
前記平面部は、前記第2主体部に設けられている、
玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カプセル内部に人形などを収納して自動販売機で販売されるカプセル玩具がある。例えば特許文献1においては、カプセル構成部材で構成されるカプセ内部には、玩具を組立てるための主体部が収納されている。カプセル構成部材の切り口には、切欠が所定数設けられており、この切欠に主体部の一部又は全てを嵌入させて玩具を形成し得るようになっている。また、カプセルの離脱防止策として、カプセル構成部材の内壁には、カプセル構成部材の切り口を狭持するためのリブが所定数設けられている構成が、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、カプセル自体を玩具の主体部とし利用する構造が記載されている。しかしながら、カプセルを玩具の一部として使用する際のカプセルの使用形態としては、販売時との球形状であるため、玩具の形状がカプセルの球形状に左右される。このため、本来のキャラクターのイメージを維持することが難しくなり、キャラクターによっては、カプセル形状によってその形状が大きく変わってしまい、キャラクター自体の品質上の問題を生じ、その興趣性を維持できない課題を有していた。また、玩具自体の全体的な形状が球形を基本とするために、玩具の載置状態、展示状態が不安定で安定感がない、という問題がある。
【0005】
本発明は、展示形態が安定感のある興趣性の高い玩具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の玩具は、第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、外表面に凹部が形成されている主体部と、凹部を覆うように主体部に取付可能な第1副体部と、を備え、主体部は、第1副体部が取り付けられている第1形態において、転動可能な形態を成し、第1副体部が取り外されている第2形態において、凹部の底面が台座部を成している、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、興趣性の高い玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の第1の態様における玩具の第1形態の斜視図である。
【
図3】
図1に示す玩具の分解状態を示す斜視図である。
【
図4】
図1に示す玩具の第2形態を後方側から見た斜視図である。
【
図5】
図1に示す玩具の第2形態を前方側から見た斜視図である。
【
図7】本発明の第2の態様における玩具の第1形態の斜視図である。
【
図9】
図7に示す玩具の第2形態を示す斜視図である。
【
図10】は、
図9のA-A線に沿った部分の概略断面図である。
【
図11】
図9に示す玩具における前方側の組み立て方を示す分解斜視図である。
【
図12】
図9に示す玩具における後方側の組み立て方を示す分解斜視図である。
【
図13】
図9に示す玩具における主体部の組み立て方を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の態様)
以下、本発明の第1の態様の玩具1について、図を参照して説明する。なお、以下の説明において、向きについて説明する場合は、前後、左右、上下、等の記載をするが、これは、玩具の第2形態における向きを基準として記載する。また、各図には、前、後、左、右、上、下、を矢印にて明示する。
【0010】
図1は、本発明の第1の態様における玩具の第1形態を示す斜視図である。
図1、及び
図2に示すような第1形態1F(カプセル形態)と、第2形態2F(
図4及び
図5に示す展示形態)と、をとり得る形態変化可能な玩具1である。
玩具1は、第1形態1Fにおいては、その外殻の外表面10sを構成する部材としては、例えば、第1主体部11、及び第2主体部12からなる主体部10と、第1主体部11に接する第1副体部21、及び第3副体部23の副体部20とから構成され、外観的には若干の凹凸10unはあるものの略球形を成している。
【0011】
図2は、
図1に示す玩具1の第2形態2Fを示す側面図である。
図3は、
図1に示す玩具1の分解状態を示す斜視図である。
ここで言う副体部20は、第1形態1Fにおいて外表面10sの一部を構成するように、
図2において上側の第1副体部21、及び下側の第3副体部23と、第2形態2F(
図5参照)において取付パーツを構成する第2副体部22と、を含む。
図2に示すように、第1副体部21は、第1主体部11の後方寄りの外表面10sを切り欠くようにして設けられた凹部17(
図3参照)を覆う上蓋部材である。一方、第3副体部23は、第2主体部12の下部に設けられた平面部19(
図3参照)を覆うように構成された下蓋部材である。このように、主体部10は、凹部17、及び平面部19が設けられているが、この凹部17を覆う第1副体部21と平面部19を覆う第3副体部23により、第1形態1Fがより球形に構成されている。また、第1形態1Fにおいては、外殻を構成する各部材は、例えば、ラッピングフィルム80によって包まれている。
【0012】
また、第1主体部11、第2主体部12、第1副体部21、及び第3副体部23は、例えば合成樹脂を素材として形成され適宜剛性を備えている。玩具1は、
図1に示すように球形状に構成された第1形態1Fにおいては、それ自体が転がり易い転動可能な構成である。したがって、第1形態1Fの玩具1は、自動販売機である物品供給装置からの供給・販売形態をとることができる。物品供給装置は、ラッピングフィルム80にて覆われている状態の玩具1をランダムな配置で複数収容可能な収容部と、収容部から一つずつ玩具1を無作為に選択して供給可能な供給部と、供給部をロックするロック部と、代価の支払いを条件としてロック部のロックを解除し供給部を回転すべく操作可能な操作部と、収容部から供給口へと玩具1を転動可能に通過させる通路部とを備えている。玩具1は、転動し易い形状としたことで、物品供給装置からの供給の際の分離や破損等を回避しつつ、ユーザの手元に供給可能な構成となっている。
【0013】
第1形態1Fにおいて、玩具1には、
図2に示すように、球形状の内部空間SPが形成されている。この内部空間SPは、取付パーツの第2副体部22を収容する空間として利用されている。なお、内部空間SPは、第1主体部11と第2主体部12とによって形成された第1内部空間SP1、第1主体部11の凹部17と第1副体部21とによって形成された第2内部空間SP2、を有する。そして、複数ある後述する取付パーツの第2副体部22は、第1内部空間SP1と第2内部空間SP2とに適宜分けて収容されている。
【0014】
図3は、
図1に示す玩具の分解状態を示す斜視図である。
図3に示すように、第1形態1Fの状態の玩具1から内部に収容されていた第2副体部22を取り出す。この第2副体部22は、第2形態2Fにおいて、例えば大型魚類(サメやシャチなど)を模した潜水可能なキャラクター(
図4参照)を演出する取付パーツも含むものである。例えば、第2副体部22は、潜望鏡を模した第1パーツ221、背ビレを模した第2パーツ222、胸ビレを模した第3パーツ223、尾ビレを模した第4パーツ224、推進ノズル(スラスター)を模した左右一対の第5パーツ225を有する。
【0015】
また、
図3に示すように、凹部17は、その内周面17aが曲面に形成され、凹みの深さが均一ではないように構成されている。また、開口端17eは、円形型に形成されており、底面が上面から見て円形型に形成された平坦な台座部18を構成している。すなわち、この台座部18は、後述する人形体Cを設置する台座として構成されている。
また、前述の第1~第5パーツ221、222、223、224、225は、主体部10の外表面10sから突出するように取付け可能に構成されている(
図4参照)。なお、これらの取付パーツの取り付けについては、例えば、主体部10の外表面10sの球面形状に対応するように湾曲した接触面を、当該外表面10sに接触させるように設けるが、特に、図示の如く係合構造を有しない場合には、接着剤等を介して設けることができる。なお、取付パーツの取り付け構造については、特に制限するものではなく、接着によらず、外表面10sとの間の凹凸嵌合、例えば、第1主体部11と第2主体部12との連結部分を利用した凹凸構造などによって取り付けるようにしても良い。
なお、第1~第5パーツ221、222、223、224、225は、人形体Cを載置する凹部17(台座部18及び内周面17aを含む)、及び玩具1の設置底面(
図6に示す玩具載置部60と接する面)として機能する平面部19に取り付ける構造とはなっていない。
【0016】
図4は、
図1に示す玩具1の第2形態2Fを後方側から見た斜視図であり、
図5は、
図1に示す玩具1の第2形態2Fを前方側から見た斜視図である。また、
図6は、第2形態2Fの側面図である。
【0017】
図4及び
図5に示すように、主体部10の外表面10sには、第1~第5パーツ221、222、223、224、225が取り付けられた位置と合わせるようにした凹凸10unが設けられている。この凹凸10unは、例えば、キャラクターの口、目等を表している。そして、これらの凹凸10unと、第1~第5パーツ221、222、223、224、225とによって、特定のキャラクターを表現している。
【0018】
図5に示すように、人形体Cは、台座部18上に載置される展示されるが、人形体Cそのものが台座部18に直接載置されるものではない。例えば、人形体Cは、人形体支持副体部である第4副体部24を介して載置される。この第4副体部24は、例えば、円盤状の載置プレート24aと、載置プレート24a上に立設され先端が屈曲した縦軸24bと、で構成され、この縦軸24bの先端が、人形体Cの後方部に形成された嵌合孔(不図示)に嵌合して人形体Cを支持する構造となっている。したがって、載置プレート24aを平坦な台座部18上に置くことで、人形体Cは、安定して載置される。また、人形体Cが台座部18に載置された状態においては、図示の如く、凹部17は、その開口端17eが人形体Cの足元に対して少し高いところに位置しており、当該人形体Cの足元周囲を覆うようになっている。これにより、人形体Cの足元及び載置プレート24aは、玩具1の前方側及び側面からは見えない状態となっている。
【0019】
図6に示すように、凹部17は、第2形態2Fにおける主体部10の中心を通る鉛直線VLに対して後方側に偏心した位置に形成されている。この構成によって開口端17eが後方に向って低くなるような傾斜形状となり、人形体Cは、その設置状態において、キャラクターの前方側が大きく覆われた格好となる。このような状態は、大型魚類を模したキャラクターの所定方向への進行動作の演出と共に、例えば、戦闘モードなどの動きを演出する構造となっている。
【0020】
また、台座部18は、平面部19と平行、すなわち、玩具載置部60と平行な状態となっている。これにより、人形体Cは、載置状態が安定して保持される。また、台座部18は、前述の如く円形型となっているのに対して、載置プレート24aも円盤形状に構成されており、これによって、人形体Cの設置向きを変えることが容易である。また、載置プレート24aの大きさ(直径)と台座部18の内径を、略嵌り込むような大きさとした場合には、第4副体部24は確りと保持される。
【0021】
以上述べたように、本態様の玩具1では、第1副体部21及び第3副体部23は、第1形態1Fにおいて、主体部10の外表面10sの一部を成すように構成されていることで、第1形態1Fにおける主体部10の全体的な外観形状を球形状に構成することが可能になる。また、第1副体部21及び第3副体部23は、取り外すだけで主体部10の外面に、台座部18、及び平面部19を形成することができるので、第2形態2Fへの変更を容易にする。
【0022】
また、本態様の玩具1では、第2形態2Fにおいて、台座部18に人形体Cを載置したときに、主体部10は外表面に平面部19が形成されて転動しないように構成されているので、主体部10は、第2形態2Fにおいて、平面部19によって安定した状態で載置され、人形体Cを載置した安定展示状態を可能にする。
【0023】
本態様の玩具1の第2形態2Fにおいて、凹部17は、主体部10の中心を通る鉛直線VLに対して偏心した位置に形成されているので、例えば、外表面10sが球形状の主体部10において、外表面10sに形成される凹部17の開口端17eの形状を斜めに傾いた形状にすることができる。これにより、凹部17は、その底面(台座部18)に対し開口端17eの高さを変化させることができる。
【0024】
また、本態様の玩具1では、凹部17は、その底面(台座部18)を囲む内周面17aが曲面で凹みの深さが均一ではないように構成されている。これにより、例えば、台座部18に人形体Cを載置したときに、人形体Cの周囲の覆い方が、例えば、前方側の内周面17aが深くなるようにすることで、主体部10が表すキャラクターの所定方向への進行動作を演出することができる。
【0025】
本態様の玩具1においては、凹部17は、台座部18に人形体Cを載置した状態で、人形体Cの周囲の一部を覆うように構成されているので、人形体Cの設置構造を見えないようにすることができる。
【0026】
本態様の玩具1においては、凹部17の開口端17eが円形型に形成されていることで、台座部18(底面)が円形型となり、例えば、台座部18に載置する人形体Cの載置プレート24aを円形型にすることで、載置プレート24aの向きを自由に変えることができ、載置後であっても人形体Cの向きの変更を可能にする。
【0027】
本態様の玩具1においては、例えば、第1主体部11と第2主体部12とが分離できない構成となっている場合あっても、凹部17が設けられていることで、第1形態1Fにおいて第2副体部22を凹部17に収容することができる。
【0028】
本態様の玩具1においては、主体部10は、その外表面10sの一部が平らな面の平面部19を有しているので、第2形態2Fにおいて、平面部19を載置底面部として玩具1の設置に使用できる。また、平面部19は、第1形態1Fにおいては、下蓋部材である第3副体部23によって覆われるので、第1形態1Fにおいて外表面10sの平面部19を無くすことができ、主体部10の外観形状を、第1副体部21と共により球体に近い形態にし、玩具1の第1形態1Fを、より転動し易いものにできる。
【0029】
また、本態様の玩具1においては、第2形態2Fにおいて、第2副体部22は、主体部10の凹部17及び平面部19以外の外表面10sに取り付けるように構成されているので、第2形態2Fにおいて、平面部19による主体部10の安定した載置状態を可能にし、また、凹部17内(台座部18)への人形体Cの載置を可能にする。
【0030】
更に、台座部18と平面部19は、平行に構成されているので、台座部18がテーブルや展示台などの玩具載置部60に対して平行(略水平)の状態となる。これにより、人形体Cは、安定して設置される。
【0031】
本態様の玩具1においては、人形体Cは、第4副体部24(人形体支持副体部)によって台座部18に配置可能に構成されているので、人形体Cが台座部18に直接載置できないような形状であっても、人形体Cを台座部18に安定して設置することが可能になる。
【0032】
本態様の玩具1においては、主体部10は、外表面10sに凹凸10unが形成されていることで、凹凸10unによって、キャラクターを演出することができる。更に、この凹凸10unと外表面10sに取り付けられる第2副体部22とによって、更に、キャラクターの形状をより具体的に表現することができる。
【0033】
(第2の態様)
以下、本発明の他の態様の玩具1について、
図7~
図13を参照して説明する。なお、以下の説明においても、向きについて説明する場合は、前後、左右、上下、等の記載をするが、これは、玩具の第2形態における向きを基準として記載する。また、各図には、第1の態様と同様に矢印にて向きを明示する。
【0034】
図7は、本発明の第2の態様の玩具1における第1形態1Fを示す斜視図である。
本態様の玩具1は、
図7に示す第1形態1F(カプセル形態)と、第2形態2F(
図9に示す展示形態)と、をとり得る形態変化可能な玩具1である。
玩具1は、第1形態1Fにおいては、外殻の外表面10sを構成する部材としては、主体部10、及び副体部20により構成されている。より詳細には、例えば、第1主体部11、及び第2主体部12からなる主体部10と、両主体部11,12に接する上側の上蓋部材の第1副体部21(20)、及び両主体部11,12に接する下側の下蓋部材の第3副体部23(20)と、第1主体部11に接する前方側の前蓋部材の第6副体部26(20)、及び第2主体部12に接する後方側の後蓋部材の第7副体部27(20)と、から構成されている。そして、その外観形状は、完全な球形とは言えないものの球形に近似した形状となっている。また、外殻を構成する各部材は、例えば、ラッピングフィルム80によって包まれている。
【0035】
なお、ここで言う副体部20とは、外殻を構成している前掲のもの以外にも、主体部10の内部空間SPに収容されて、第2形態2Fにおいて外表面10sに取り付けられる後述の取付パーツ(第6パーツ226、第7パーツ227、第8パーツ228等)の第2副体部22(20)も含むものである。
【0036】
図8は、
図7に示す玩具1の主体部10、及び副体部20の分解斜視図である。
図8に示すように、第1主体部11、及び第2主体部12は、前後に並ぶように連結されていることで内部空間SPを構成している。また、人形体Cの載置部分として機能する台座部18は、第1主体部11と第2主体部12とによって按分された取付開口10hに設けられる。
台座部18は、例えば円形の平坦な底面18aを有し、底面18aから外周縁部分が立ち上がるように段差を有して上端が円周外側に向って大径となる鍔部18bを有している。このように構成された台座部18は、取付開口10hに対して上方側からはめ込むようにして取り付ける。
【0037】
第1形態1Fにおいて、主体部10の上側を閉じる第1副体部21は、平面視において、半円部分と半矩形部分とを有する半円半矩形状であり、外表面10sが球面の一部を成すように膨らんでいる。第1副体部21の内面側には、円形に突出した嵌合突部21dが設けられている。第1形態1Fにおける第1副体部21の取り付けは、例えば、取付開口10hに台座部18が取り付けられ、この台座部18内に嵌合突部21dに挿入するようにして取り付けられる。このように設けられた台座部18は、後述するように第2形態2Fにおいて、主体部10の外表面10sの一部を構成するが、第1形態1Fにおいては第1副体部21により閉じられており、人形体Cを載置不能に構成されている。
なお、台座部18は、第1形態1Fにおいて、前掲のように取付開口10hに嵌合した状態で取り付けられるが、これとは異なり、取付開口10hに取り付けないで内部空間SPに収容するようにしても良い。
【0038】
下蓋部材の第3副体部23は、その内面側に、取付孔23hが設けられている。この取付孔23hは、左右の縁部において前後方向に2個ずつ並んで主体部10側に向って開口した孔である。一方、この取付孔23hに対応する嵌合部分が両主体部11,12に設けられている。すなわち、第1主体部11の底部11cの裏面側には、下方に向って突出する嵌入突起11d(片側のみ図示)が左右両側に設けられている。また、第2主体部12にも、同じく底部の裏面側に嵌入突起12d(片方のみ図示)が左右両側に設けられている。したがって、第1形態1Fにおいて、第3副体部23を取り付けるときには、嵌入突起11d,12dと取付孔23hとを嵌め合わせるようにする。これによって、第3副体部23が主体部10に取り付けられると同時に、第1主体部11と第2主体部12とが連結される。
【0039】
前蓋部材の第6副体部26は、外表面10sが球形の湾曲面に構成された円形盤状の部材であり、内側には嵌合突部26dが設けられている。一方、第1主体部11の前方平面部11fには、前面孔11gが形成されており、この前面孔11gに嵌合突部26dが嵌入して第6副体部26が取り付けられる。
【0040】
後蓋部材の第7副体部27は、第6副体部26と同様に、外表面10sが球面の一部を成す円形盤状の部材で、内側には嵌合突部27dが設けられている。一方、第2主体部12の後方平面部12rには、後面孔12gが設けられており、この後面孔12gに嵌合突部27dが嵌入して第7副体部27が取り付けられる。
【0041】
このように、主体部10は、その上端面、下端面、前端面、及び後端面が平坦な形状であるが、前掲の如く各蓋部材が設けられることで、外観が概ね球形を成すように構成される。また、主体部10、及び副体部20は、例えば合成樹脂を素材として形成され適宜剛性を備えている。玩具1は、第1形態1Fにおいて、例えばラッピングフィルム80により包まれ、また、概ね球形状に構成され転がり易い転動可能な構成となっている。したがって、第1形態1Fの玩具1は、自動販売機である物品供給装置からの供給・販売形態をとることができる。物品供給装置は、ラッピングフィルム80にて覆われている状態の玩具1をランダムな配置で複数収容可能な収容部と、収容部から一つずつ玩具1を無作為に選択して供給可能な供給部と、供給部をロックするロック部と、代価の支払いを条件としてロック部のロックを解除し供給部を回転すべく操作可能な操作部と、収容部から供給口へと玩具1を転動可能に通過させる通路部とを備えている。玩具1は、転動し易い形状としたことで、物品供給装置からの供給の際の分離や破損等を回避しつつ、ユーザの手元に供給可能な構成となっている。
【0042】
図9は、第2の態様の玩具1の第2形態を示す斜視図である。
第1形態1Fにおいて内部空間SPに収容されていた第2副体部22は、台座部18を除く主体部10の外表面10sに取り付ける構成となっている。これにより、
図9に示すキャラクターは、例えば、主体部10の前部に嘴を模した第6パーツ226を、後部に脚部を模した第7パーツ227を、左右に羽根(羽根の位置に無限軌道を有する構造)を模した第8パーツ228を取り付け、無限軌道にて移動する戦車のような戦闘キャラクターを表した第2形態2Fとなる。
【0043】
このように、第2副体部22が取り付けられた第2形態2Fにおいては、第8パーツ228の無限軌道でもって玩具載置部60上に置かれて転動するような状態とは全く異なり、確りと載置されている。また、台座部18には、人形体Cが載置される。
【0044】
ここで、人形体Cを載置する支持手段である第4副体部24は、前掲の態様のものと同様に、例えば、円盤状の載置プレート24aと、載置プレート24a上に立設される縦軸24bとにより構成され、縦軸24bの先端が人形体Cを後方部側から支持する構造となっている。
【0045】
図10は、
図9のA-A線に沿った部分の概略断面図である。
載置プレート24aは、
図10に示すように、台座部18の底面18a上に置かれる。このとき、底面18aの内径W2に対して載置プレート24aの外径W1が嵌合するサイズに構成されている。この嵌合によって、第4副体部24は、台座部18上に確りと支持される。また、載置プレート24aは、この嵌合状態において回転可能に構成されている。
【0046】
また、台座部18の嵌合深さは、例えば、図示の如く載置プレート24aの厚みに対して若干深くなる程度に構成されている。これにより、載置プレート24aは、主体部10の外表面10sの一部を構成するかのようになる。更に、載置プレート24aよりも少し上側に位置する人形体Cの足部Cfは、載置プレート24aの嵌合状態によって、主体部10の外表面10sにほぼ接する位置になる。この結果、人形体Cは、主体部10上に立っているように見える。
【0047】
図11は、
図9に示す玩具1における第1主体部11と第2副体部22との組み立て方を示す分解斜視図である。
第6パーツ226は、キャラクターの頭部を表す部材である。第6パーツ226は、
図10に示すように、例えば、外面に目や鼻を模した突起を有し前方側に向って嘴が開くような形状となった略円筒形の部材であり、後方端に、嵌合突部226dが設けられている。一方、第1主体部11には、第1形態1Fにおいて第6副体部26の取り付けに利用した前面孔11gが設けられている。したがって、この前面孔11gに嵌合突部226dを嵌めることで、第6パーツ226が第1主体部11の平面部である平坦外面10f(10s)に取り付けられる(
図9参照)。
【0048】
図12は、
図9に示す玩具1における第2主体部12と第2副体部22との組み立て方を示す分解斜視図である。
第7パーツ227は、キャラクターの脚部を表す部材である。したがって、左右一対の対称な形状となっている。この場合、第2主体部12に直接取り付けるのではなく、例えば、連結パーツの第9パーツ229を介して連結する。第9パーツ229は、キャラクターの股関節付近を模した構造である。第9パーツ229は、例えば、前方側の壁面(第2副体部22側)には、前方に向って突出した上下一対の嵌入突部229fが設けられており、また、左右両側には、一対の左右方向に突出する嵌入突部229dが設けられている。一方、第7パーツ227には、左右方向の一端面側に、嵌合孔を有する嵌合部227gが一対設けられている。
【0049】
したがって、第9パーツ229は、例えば、左右の嵌入突部229dに、第7パーツ227の嵌合部227gを嵌めた状態で当該第7パーツ227を保持し、この状態で、第2主体部12の後面孔12gに嵌入突部229fに嵌合される。このようにして、第7パーツ227が第2主体部12の後方平面部12rの平坦外面10f(10s)に取り付けられる。
【0050】
図13は、
図9に示す玩具1の主体部10の組み立て方を示す分解斜視図である。
主体部10の組み立ては、第1主体部11の開口縁部11eと、第2主体部12の開口縁部12eとを合わせるようにして組み立てられる。この組み立てに際しては、左右対称の一対の第8パーツ228が、両主体部11,12の左右の曲面部10cの双方に跨るように取り付けられる。また、第8パーツ228、及び両主体部11,12の取付けは、連結パーツの第10パーツ230を用いて連結が行われる。
【0051】
第10パーツ230は、
図13に示すように板片状の部材であり、板片本体230aの一端側(図中内側)に前後方向に並んだ一対の連結孔230bが形成され、他端側(図中外側)に嵌入突片230cが形成されている。一方、第8パーツ228は、曲面部10c側の内側に、嵌入突片230cと嵌合する凹部を備える連結部228gが設けられている。
【0052】
第10パーツ230がこのように構成されていることで、組み立て時は、先ず、両主体部11,12の開口縁部11eを合わせるようにした状態で、第1主体部11の嵌入突起11dを、前方側の連結孔230bに嵌める一方、後方側の連結孔230bに第2主体部12の嵌入突起12dを嵌める。これにより、第1主体部11と第2主体部12とが連結された状態となる。この状態で、第10パーツ230の嵌入突片230cは、曲面部10cから左右方向に突出した状態となっている。そして、この嵌入突片230cに対して第8パーツ228の連結部228gを嵌めるようにして当該第8パーツ228を取り付け固定する。以上により、第8パーツ228は、第1主体部11、及び第2主体部12の双方の曲面部10cに跨るように取り付けられる。
【0053】
なお、
図13(
図9参照)に示すように、主体部10の外表面10sには、例えば、第6パーツ226と第8パーツ228との間に凹凸10unが設けられている。この凹凸10unは、キャラクターの特定の部位を表しており、この凹凸10unと、第6パーツ226や第8パーツ228とによって、特定のキャラクターの強調演出がなされている。
【0054】
以上述べたように、第2の態様においては、主体部10は、内部に副体部20を収容している第1形態1Fにおいて、転動可能な形態を成していることで、物品供給装置にて供給することができる。また、主体部10は、その外表面10sに第2副体部22を取り付けている第2形態2Fにおいて、外表面10sの一部が台座部18を成しているので、第2副体部22によって、装飾された台座部18又はキャラクターを表した台座部18を提供することができる。
【0055】
本態様においては、主体部10は、外表面10sにおいて凹凸10unが形成されていることで、この凹凸10unによって、キャラクターを演出することができる。また、凹凸10unと、外表面10sに取り付けられる第2副体部22と、により、キャラクターの形状をより具体的に表現した演出ができる。
【0056】
本態様においては、主体部10は、第2形態2Fにおいて、台座部18を除く外表面10sに、副体部20を取付可能に構成されているので、第2副体部22にて装飾演出された台座部18を有する玩具1を提供できる。
【0057】
本態様においては、主体部10は、第2副体部22を取り付けている第2形態2Fにおいて、転動不能な形態を成しているので、主体部10は、台座部18として動かない安定設置できる玩具1を提供できる。
【0058】
本態様においては、主体部10は、第2形態2Fにおいて、台座部18に人形体Cを載置した状態で、転動不能に構成されているので、人形体Cを安定した状態で載置できる。
【0059】
本態様においては、台座部18は、第1主体部11及び第2主体部12の二部材に跨る構成となっているので、台座面積を大きくすることができる。また、台座部18は、上面視において円形に形成されていることで、載置するものの向きを制限することがなく載置部としての汎用性が高い。
また、台座部18は、人形体Cを支持可能な第4副体部24を載置可能に構成されているので、人形体Cを、直接置かずに支持することができ、人形体Cの形状に関わらず当該人形体Cをあらゆる形状の人形体を載置することを可能にしている。
また、第4副体部24は、載置プレート24aが台座部18に嵌合可能に構成されていることで、人形体Cを確実に保持することができる。さらに、第4副体部24は、載置プレート24aが台座部18に嵌合されている状態において、回転可能に構成されているので、確実に保持されると共に人形体Cの向きを自由に変えることができる。
【0060】
本態様においては、第2副体部22は、第1主体部11、第2主体部12に対して、第1主体部11にのみ取付け可能なもの、及び第2主体部12にのみ取付け可能なものを含み、双方の構造は異なる(取付用の孔が1つと2つ)ので、取り付け誤操作を回避できる。また、第1主体部11及び第2主体部12の双方に取付可能な第2副体部22は、両主体部双方を関連付けた装飾演出をすることができる。
【0061】
本態様においては、第1主体部11及び第2主体部12の双方に取付可能な第2副体部22は、第2形態2Fにおいて、両主体部11,12の支持が可能に構成されているので、両主体部11,12の連結部材として機能する。
【0062】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、上記態様においては、人形体Cは、第1形態1Fにおける内部空間SPに収容して提供してもよいが、別途供給するようにしても良い。
【0063】
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
【0064】
(1)
第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、
外表面に凹部が形成されている主体部と、
上記凹部を覆うように上記主体部に取り付け可能な第1副体部と、を備え、
上記主体部は、上記第1副体部が取り付けられている上記第1形態において、転動可能な形態を成し、上記第1副体部が取り外されている上記第2形態において、上記凹部の底面が台座部を成している、
玩具。
【0065】
(2)
(1)に記載の玩具であって、
上記主体部は、上記第2形態よりも上記第1形態において球体に近い形態を成すように構成されている、
玩具。
【0066】
(3)
(1)又は(2)に記載の玩具であって、
上記台座部は、人形体を載置可能に構成され、
上記主体部は、上記第2形態において、上記台座部に上記人形体を載置した状態で、転動不能に構成されている、
玩具。
【0067】
(4)
(1)~(3)のいずれかに記載の玩具であって、
上記凹部は、上記第2形態における上記主体部の中心を通る鉛直線に対して偏心した位置に形成されている、
玩具。
【0068】
(5)
(1)~(4)のいずれかに記載の玩具であって、
上記凹部は、その内周面が曲面に形成され、凹みの深さが均一ではないように構成されている、
玩具。
【0069】
(6)
(1)~(5)のいずれかに記載の玩具であって、
上記凹部は、上記台座部に人形体を載置した状態で、上記人形体の周囲の一部を覆うように構成されている、
玩具。
【0070】
(7)
(1)~(6)の何れかに記載の玩具であって、
上記凹部は、その開口端が円形型に形成されている、
玩具。
【0071】
(8)
(1)~(7)の何れかに記載の玩具であって、
上記台座部は、上面視において円形型に形成されている、
玩具。
【0072】
(9)
(1)~(8)の何れかに記載の玩具であって、
上記主体部の上記外表面に取り付け可能な第2副体部をさらに備え、
上記第2副体部は、上記第2形態において、上記主体部の上記外表面に取り付けられ、上記第1形態において、上記凹部内に収容される、
玩具。
【0073】
(10)
(1)~(9)の何れかに記載の玩具であって、
上記主体部は、上記外表面の一部が平面部として構成され、
上記第1形態において、上記平面部を覆うように取り付け可能な第3副体部をさらに備えている、
玩具。
【0074】
(11)
(10)に記載の玩具であって、
上記主体部は、上記第1形態において、上記第3副体部を取り付けない状態よりも取り付けた状態が球体に近い形態を成すように構成されている、
玩具。
【0075】
(12)
(10)又は(11)に記載の玩具であって、
上記主体部の上記外表面に取り付け可能な第2副体部を備え、
上記第2副体部は、上記凹部、及び上記平面部を除く、上記主体部の上記外表面に取付可能に構成されている、
玩具。
【0076】
(13)
(10)~(12)の何れかに記載の玩具であって、
上記台座部と上記平面部とは、平行に構成されている、
玩具。
【0077】
(14)
(1)~(13)の何れかに記載の玩具であって、
上記台座部に配置可能な第4副体部をさらに備え、
上記第4副体部は、上記第2形態において、人形体を支持可能に構成されている、
玩具。
【0078】
(15)
(10)に記載の玩具であって、
上記第1副体部、及び上記第3副体部は、上記第1形態において、上記主体部の上記外表面の一部を成し、
上記第2形態において、上記主体部から取り外される、
玩具。
【0079】
(16)
(1)~(15)の何れかに記載の玩具であって、
上記主体部は、上記外表面において凹凸が形成され、
凹凸は、キャラクターの一部を形成している、
玩具。
【0080】
(17)
(9)に記載の玩具であって、
上記主体部は、上記外表面において凹凸が形成され、
上記第2副体部と、上記主体部の上記凹凸は、一体として、キャラクターを形成している、
玩具。
【0081】
(18)
(10)に記載の玩具であって、
上記主体部は、互いに連結可能な第1主体部と第2主体部とから構成され、
上記凹部は、上記第1主体部に設けられ、
上記平面部は、上記第2主体部に設けられている、
玩具。
【符号の説明】
【0082】
1 玩具
1F 第1形態
2F 第2形態
10 主体部
10s 外表面
10un 凹凸
17 凹部
17a 内周面
17e 開口端
18 台座部
11 第1主体部
12 第2主体部
20 副体部
21 上蓋部材(第1副体部)
22 第2副体部
23 下蓋部材(第3副体部)
24 第4副体部(人形体支持副体部)
60 玩具載置部
221 第1パーツ(第2副体部)
222 第2パーツ(第2副体部)
223 第3パーツ(第2副体部)
224 第4パーツ(第2副体部)
225 第5パーツ(第2副体部)
226 第6パーツ(第2副体部)
227 第7パーツ(第2副体部)
228 第8パーツ(第2副体部)
229 第9パーツ(第2副体部)
C 人形体
SP 内部空間
VL 鉛直線
【要約】
【課題】興趣性の高い玩具を提供する。
【解決手段】第1形態1F、及び第2形態2Fをとり得る形態変化可能な玩具1であって、外表面10sに凹部17が形成されている主体部10と、凹部17を覆うように主体部10に取り付け可能な第1副体部21と、を備え、主体部10は、第1副体部21が取り付けられている第1形態1Fにおいて、転動可能な形態を成し、第1副体部21が取り外されている第2形態2Fにおいて、凹部17の底面が台座部18を成している。
【選択図】
図4