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特許7398558会話メッセージ表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】会話メッセージ表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20231207BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20231207BHJP
【FI】
G06F3/04817
H04L51/04
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022522328
(86)(22)【出願日】2020-11-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-13
(86)【国際出願番号】 CN2020128163
(87)【国際公開番号】W WO2021093777
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-04-13
(31)【優先権主張番号】201911102853.5
(32)【優先日】2019-11-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 旭
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0331996(US,A1)
【文献】特表2019-514083(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109871165(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
H04L 51/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
会話ページにおいて、第1ユーザにより少なくとも1人の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、前記第1会話メッセージを各第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信することと、
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージに対し返信した表情アイコンを受信すると、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することとを含み、
前記メッセージ表示内容に前記第1会話メッセージおよび前記表情アイコンが含まれ、前記メッセージエントリが前記第2ユーザと関連している、
会話メッセージ表示方法。
【請求項2】
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージを読み取る前に、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することを更に含み、
前記メッセージ表示内容に未読タブおよび前記第1会話メッセージが含まれている、
請求項1に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項3】
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージに対し返信した表情アイコンを受信しないと、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージを読み取った後、前記メッセージ表示内容を更新し、前記未読タブを既読タブに更新することを含む、
請求項2に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項4】
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージに対し返信した表情アイコンを受信すると、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、
記メッセージ表示内容を更新し、前記既読タブを前記表情アイコンに置き換える、
請求項に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項5】
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージに対し返信した表情アイコンを受信すると、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、
記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいて、前記第1会話メッセージおよび前記表情アイコンを表示させることを含む、
請求項1に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項6】
前記既読タブを前記表情アイコンに置き換えることは、
前記表情アイコンと前記第1会話メッセージとの間にセパレータタブを追加することを含む、
請求項4に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項7】
前記未読タブを既読タブに更新することは、
前記未読タブの色および明度の少なくとも1つを変更して前記既読タブを生成することを含む、
請求項3に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項8】
第1ユーザにより少なくとも1人の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信する前に、
少なくとも1人の第2ユーザにより前記第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信することと、
前記第1ユーザの前記第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することとを更に含み、
前記メッセージ表示内容に前記第2会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、前記メッセージエントリが前記第2ユーザと関連している、
請求項1に記載の会話メッセージ表示方法。
【請求項9】
会話ページにおいて、第1ユーザにより少なくとも1人の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、前記第1会話メッセージを各第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信するように構成されるメッセージ送信モジュールと、
前記第2ユーザが前記第1会話メッセージに対し返信した表情アイコンを受信すると、前記第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成するように構成される第1内容生成モジュールとを備え、
前記メッセージ表示内容に前記第1会話メッセージおよび前記表情アイコンが含まれ、前記メッセージエントリが前記第2ユーザと関連している、
会話メッセージ表示装置。
【請求項10】
少なくとも1つの処理装置と、
少なくとも1つのプログラムが記憶されたように構成される記憶装置とを備え、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つの処理装置に実行されると、前記少なくとも1つの処理装置は、請求項1から8のいずれか1項に記載の会話メッセージ表示方法を実施する、
電子機器。
【請求項11】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、前記プロセッサは、請求項1から8のいずれか1項に記載の会話メッセージ表示方法を実施する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年11月12日に中国国家知的財産権局に提出された出願番号が201911102853.5である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本開示は、インスタント通信の技術分野に関し、例えば、会話メッセージ表示方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インスタント通信は、比較的流行っている通信方式であり、様々なインスタント通信アプリケーションプログラムも次々と登場している。インスタント通信クライアントは、一般的に、会話リスト-会話-メッセージという3レベルのモデルで設計され、ここで、メッセージは情報の内容であり、会話はメッセージの集合であり、会話リストは会話の集う場所(表示される場所)であり、会話リストにおける全ての会話は、当該会話における最新のメッセージの生成時間に基づいて逆順に並んでいる。
【0004】
インスタント通信クライアントにおいて、全てのメッセージ会話は会話リストに表示される。ユーザAが会話を用いてユーザBにメッセージMを送信した後、ユーザBが直ちにこのメッセージMを読んで返事しないと、ユーザAはこの会話から一時的に離れ、会話リストにおける他の会話のメッセージを処理する。この時、ユーザAは、メッセージMが読まれたか否か、または表情アイコンメッセージで返事されたか否かを知りたい場合、再びユーザAとユーザBとの会話に入って見る必要がある。メッセージMが読まれていないまたは表情アイコンメッセージで返事されていない場合、ユーザAは、またユーザAとユーザBとの会話から離れ、その後、会話に繰り返し出入りして見る必要がある。会話に繰り返し出入りして見る操作は、非常に時間がかかり、注意力を消耗し、作業効率に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、会話メッセージ表示形態を最適化し、ユーザが会話のコミュニケーションの進捗を取得するために会話に繰り返し出入りして見る必要があるという繰り返される非効率的な操作を減少し、会話メッセージの処理效率を向上させることを実現する会話メッセージ表示方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを各第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信することと、
第2ユーザの前記第1会話メッセージに対する読取動作、または読取動作および返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することとを含み、
メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが前記第2ユーザと関連している、
会話メッセージ表示方法を提供する。
【0007】
会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを各第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信するように構成されるメッセージ送信モジュールと、
第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作、または読取動作および返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成するように構成される第1内容生成モジュールとを備え、
メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している、
会話メッセージ表示装置を更に提供する。
【0008】
1つまたは複数の処理装置と、
1つまたは複数のプログラムが記憶されたように構成される記憶装置とを備え、
1つまたは複数のプログラムが1つまたは複数の処理装置に実行されると、1つまたは複数の処理装置は、上記会話メッセージ表示方法を実現する、
電子機器を更に提供する。
【0009】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
該コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、上記会話メッセージ表示方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の実施例に係る会話メッセージ表示方法のフローチャートである。
図2a】本開示の実施例に係る別の会話メッセージ表示方法のフローチャートである。
図2b】本開示の実施例に係る会話ページの模式図である。
図2c】本開示の実施例に係る別の会話ページの模式図である。
図2d】本開示の実施例に係る会話リストページの模式図である。
図2e】本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。
図2f】本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。
図2g】本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。
図3a】本開示の実施例に係る別の会話メッセージ表示方法のフローチャートである。
図3b】本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。
図3c】本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。
図4】本開示の実施例に係る会話メッセージ表示装置の構造模式図である。
図5】本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳細に説明する。図面に本開示のいくつかの実施例が示されるが、本開示は、様々な形式で実現でき、ここで記述される実施例に限定されるものと解釈されるべきではない。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序で実行されてもよいし、および/または並行に実行されてもよい。また、方法の実施形態は、追加のステップおよび/または実行が省略されて示されたステップを含んでもよい。本開示の範囲は、この点で限られない。
【0013】
本発明で使用される「含む」という用語およびその変形は、オープンな包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」ことを意味する。「~基づく」という用語は、「~に少なくとも部分的に基づく」という意味である。「1つの実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の記述で与える。
【0014】
なお、本開示に言及される「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュールまたはユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュールまたはユニットが実行する機能の順序または相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0015】
なお、本開示に言及される「1つ」、「複数」という修飾は、模式的なものであるが、限定的なものではなく、文脈で特に明記されていない限り、「1つまたは複数」として理解されるべきである。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクション(対話)されるメッセージまたは情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージまたは情報の範囲を限定するためのものではない。
【0017】
図1は、本開示の実施例に係る会話メッセージ表示方法のフローチャートである。本開示の実施例は、会話における会話メッセージに基づき、会話リストページにおけるメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容を確定する場合に適用でき、該方法は、会話メッセージ表示装置で実行でき、該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現でき、該装置は、電子機器に取り付けられたインスタント通信アプリケーションクライアントに構成されてもよい。図1に示すように、該方法は、以下のようなステップを含んでもよい。
【0018】
ステップ101では、会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを第2ユーザに送信する。
【0019】
会話は、一般的に、プライベートチャット会話とグループチャット会話とに分けられる。プライベートチャットとは、会話参加者が2人だけの会話を意味する。グループチャットとは、参加者が2人または2人以上であってもよい会話を意味する。
【0020】
会話メッセージは、未読および既読状態を有する。会話メッセージが会話に送信された後、送信者以外の他の会話参加者が該メッセージを読んでいない場合、該会話メッセージは未読状態である。送信者以外の他の会話参加者が全て該メッセージを読んだ場合、該会話メッセージは既読状態である。
【0021】
会話メッセージは独立メッセージと返事メッセージとの2種に分けられる。独立メッセージとは、送信者、メッセージ内容、メッセージが送信された会話、送信時間等の主な要素を含む会話メッセージを意味する。返事メッセージとは、送信者、メッセージ内容、メッセージが送信された会話、送信時間、返事目標のメッセージ等の主な要素を含む会話メッセージを意味する。返事メッセージは、内容返事メッセージおよび表情アイコン返事メッセージを含む。内容返事メッセージは、任意の文字、ピクチャ、ファイル等の形式を返事の本文としてもよい。表情アイコン返事メッセージは、1つの表情アイコンを返事の本文とすることしかできない。
【0022】
1つの具体的な実例において、会話はプライベートチャット会話である。会話の会話参加者は第1ユーザおよび1人の第2ユーザである。会話ページにおいて、第1ユーザにより1人の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを第2ユーザに送信する。好ましくは、第1ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントは、第1ユーザによりプライベートチャット会話に入力した第1会話メッセージを取得し、第1会話メッセージを1人の第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信する。好ましくは、第1会話メッセージは、送信者、メッセージ内容、メッセージが送信された会話、送信時間等の主な要素を含んでもよい。第1会話メッセージの送信者は第1ユーザである。
【0023】
別の具体的な実例において、会話はグループチャット会話である。会話の会話参加者は第1ユーザおよび複数の第2ユーザである。会話ページにおいて、第1ユーザにより複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを複数の第2ユーザに送信する。好ましくは、第1ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントは、第1ユーザによりグループチャット会話に入力した第1会話メッセージを取得し、第1会話メッセージを複数の第2ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントに送信する。
【0024】
ステップ102では、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成する。
【0025】
メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0026】
好ましくは、メッセージ状態情報は、第1会話メッセージに対する読取状態および表情アイコン返信を含む。
【0027】
各会話に対し、該会話に会話メッセージが存在する場合、会話リストにおける該会話のメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容により会話メッセージの重要情報を表示することができる。これにより、ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページだけで会話メッセージの重要情報を知ることができる。元々タイムリーに知るために会話に繰り返し入って見る必要がある情報は、現在、手で操作する必要がなく、会話リストページの開きを保持すれば会話内部(内容)のメッセージを直接知ることができる。
【0028】
好ましくは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することを含んでもよく、メッセージ表示内容に未読タブおよび第1会話メッセージが含まれている。
【0029】
これにより、第1ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリだけで、第2ユーザが第1会話メッセージを受信して第1会話メッセージを読み取っていないことを確定することができる。
【0030】
好ましくは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新することを含んでもよい。
【0031】
これにより、第1ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリだけで、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取ったことを確定することができる。
【0032】
好ましくは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換えることを含んでもよい。
【0033】
これにより、第1ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリだけで、第2ユーザが表情アイコンを返信したか否かを確定することができる。
【0034】
本開示の実施例の技術案において、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成し、メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連し、これにより、会話リストページのメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容で、会話メッセージのメッセージ状態情報を直観的に提供し、ユーザが、会話のコミュニケーションの進捗を取得するために会話に繰り返し出入りしてメッセージ状態を見るという繰り返しかつ非効率的な操作を回避し、会話メッセージの処理効率を向上させることができる。
【0035】
図2aは、本開示の実施例に係る別の会話メッセージ表示方法のフローチャートである。本開示の実施例は、上記1つまたは複数の実施例における好ましい形態と組み合わせることができ、本開示の実施例において、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することを含んでもよく、メッセージ表示内容に未読タブおよび第1会話メッセージが含まれている。
【0036】
更に、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新することを含んでもよい。
【0037】
更に、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換えることを含んでもよい。
【0038】
図2aに示すように、該方法は、以下のようなステップを含んでもよい。
【0039】
ステップ201では、会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを第2ユーザに送信する。
【0040】
例示的には、図2bは、本開示の実施例に係る会話ページの模式図である。会話はプライベートチャット会話である。会話の会話参加者は第1ユーザおよび1人の第2ユーザである。図2bに示すように、第1ユーザは会話に入り、会話に、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージを入力した。
【0041】
図2cは、本開示の実施例に係る別の会話ページの模式図である。第1ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントは、第1ユーザにより会話に入力した第1会話メッセージを取得し、第1会話メッセージを1人の第2ユーザ「趙××」のインスタント通信アプリケーションクライアントに送信する。図2cに示すように、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージは送信中の状態にある。
【0042】
図2dは、本開示の実施例に係る会話リストページの模式図である。図2dに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおいて、送信中タブ21は第1会話メッセージの前に表示され、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージが送信されていることを表す。
【0043】
ステップ202では、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいて、未読タブおよび第1会話メッセージが含まれたメッセージ表示内容を生成する。
【0044】
第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、メッセージ表示内容に未読タブおよび第1会話メッセージが含まれている。
【0045】
例示的には、図2eに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおいて、未読タブ22は第1会話メッセージの前に表示され、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージの送信が成功し、第2ユーザ「趙××」が第1会話メッセージを受信して第1会話メッセージを読み取っていないことを表す。
【0046】
ステップ203では、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新する。
【0047】
好ましくは、未読タブを既読タブに更新することは、未読タブの色および/または明度を変更して既読タブを生成することを含んでもよい。
【0048】
例示的には、図2fに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおいて、既読タブ23は第1会話メッセージの前に表示され、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージの送信が成功し、第2ユーザ「趙××」が第1会話メッセージを読み取ったことを表す。ここで、図2fにおける既読タブ23は、図2eにおける未読タブ22の色および/または明度を変更することにより生成されたものである。
【0049】
ステップ204では、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換える。
【0050】
第2ユーザは、第1会話メッセージに対して表情アイコンを含む会話情報をフィードバックする。表情アイコンは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する態度およびフィードバックした意見を素早く表現するための任意の図形であってもよい。
【0051】
第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容に第2ユーザが返信した表情アイコンおよび第1会話メッセージが含まれている。
【0052】
好ましくは、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換えることは、表情アイコンと第1会話メッセージとの間にセパレータタブを追加することを更に含んでもよい。
【0053】
例示的には、図2gに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおいて、第2ユーザ「趙××」が返信した表情アイコン24は第1会話メッセージの前に表示され、表情アイコン24と「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージとの間にセパレータタブ「|」があり、「80%が完了しました。確認待ちの質問が1つあり、仕事が終わる前に返信いたしますが、よろしいでしょうか。」という第1会話メッセージの送信が成功し、第2ユーザ「趙××」が第1会話メッセージを読み取り、表情アイコン24を返信したことを表す。
【0054】
本開示の実施例は、会話リストページにおいて、コミュニケーションの進捗により重要な会話内部(内容)の情報を抽出し、限られた空間内で再編成してユーザに表示する。本開示の実施例は、最も簡素化されたページ要素を採用し、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリにおいて、複数種のメッセージ状態情報を最大限で提供し、ページレイアウトを混乱させることがないだけでなく、それとともに、ユーザが会話内部(内容)に繰り返し入って時間を浪費することを回避する。ユーザは、会話メッセージの状態を直観的に知ることができ、更なるコミュニケーションの計画が容易となる。ユーザが同時に複数の人と複数のプライベートチャット会話およびコミュニケーションを行う場合、その効率向上の効果はより顕著となる。元々順次行うことしかできないコミュニケーション作業は、現在、並行に行うことができる。
【0055】
一般的なインスタント通信ツールは、会話リストで表情アイコンを含む会話情報をフィードバックしたか否かを直接見ることができず、会話リストで表情アイコンを直接見ることもできない。ユーザは、表情アイコンを見るために依然として会話内に入る必要がある。
【0056】
本開示の実施例の技術案において、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成し、メッセージ表示内容に未読タブおよび第1会話メッセージが含まれ、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新し、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換え、これにより、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリにおいて、複数種のメッセージ状態情報を提供することができ、ユーザは、会話リストページの開きを保持すれば会話内部(内容)の情報を直接知ることができ、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリにおいて、第2ユーザが返信した表情アイコンを表示し、ユーザが、相手が表情アイコンをフィードバックしたか否かを見るために会話に繰り返し出入りして見るという繰り返しかつ非効率的な操作を回避し、会話メッセージの処理効率を向上させることができる。
【0057】
図3aは、本開示の実施例に係る別の会話メッセージ表示方法のフローチャートである。本開示の実施例は、上記1つまたは複数の実施例における好ましい形態と組み合わせることができ、本開示の実施例において、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信する前に、1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信することと、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することとを更に含んでもよく、メッセージ表示内容に第2会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0058】
図3aに示すように、該方法は、以下のようなステップを含んでもよい。
【0059】
ステップ301では、1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信する。
【0060】
好ましくは、第1ユーザのインスタント通信アプリケーションクライアントは、1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信する。
【0061】
ステップ302では、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成する。
【0062】
メッセージ表示内容に第2会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0063】
好ましくは、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第1ユーザが第2会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することを含んでもよく、メッセージ表示内容に受信未読タブおよび第2会話メッセージが含まれている。
【0064】
これにより、第1ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリだけで、第2ユーザが送信した第2会話メッセージを受信して第2会話メッセージを読み取っていないことを確定することができる。
【0065】
例示的には、図3bは、本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。第2ユーザ「趙××」が会話に入力した「今日の仕事の進捗はどうですか。」という第2会話メッセージを受信する。図3bに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおいて、受信未読タブ31は、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおける会話タブ32の上に表示される。
【0066】
好ましくは、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成することは、第1ユーザが第2会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、受信未読タブを受信既読タブに更新することを含んでもよい。
【0067】
好ましくは、受信未読タブを受信既読タブに更新することは、受信未読タブを削除することを含む。
【0068】
これにより、第1ユーザは、会話内部(内容)に入る必要がなく、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリだけで、第2ユーザが送信した第2会話メッセージを読み取ったことを確定することができる。
【0069】
例示的には、図3cは、本開示の実施例に係る別の会話リストページの模式図である。図3cに示すように、会話リストページの第2ユーザ「趙××」に関連するメッセージエントリにおける会話タブ32の上に、未読タブ31が表示されておらず、第1ユーザが「今日の仕事の進捗はどうですか。」という第2会話メッセージを読み取ったことを表す。
【0070】
ステップ303では、会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを第2ユーザに送信する。
【0071】
ステップ304では、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成する。
【0072】
メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0073】
本開示の実施例の技術案において、1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信した後、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成し、メッセージ表示内容に第2会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連し、これにより、会話リストページの第2ユーザに関連するメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容で、会話メッセージのメッセージ状態情報を直観的に提供し、ユーザが、会話のコミュニケーションの進捗を取得するために会話に繰り返し出入りしてメッセージ状態を見るという繰り返しかつ非効率的な操作を回避し、会話メッセージの処理効率を向上させることができる。
【0074】
図4は、本開示の実施例に係る会話メッセージ表示装置の構造模式図である。本開示の実施例は、会話中の会話メッセージに基づき、会話リストページにおけるメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容を確定する場合に適用できる。該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現でき、該装置は、電子機器に取り付けられたインスタント通信アプリケーションクライアントに構成されてもよい。図4に示すように、該装置は、メッセージ送信モジュール401と、第1内容生成モジュール402とを備えてもよい。
【0075】
メッセージ送信モジュール401は、会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを前記第2ユーザに送信するように構成される。第1内容生成モジュール402は、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成するように構成される。メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0076】
本開示の実施例の技術案において、第2ユーザの第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成し、メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連し、これにより、会話リストページのメッセージエントリにおけるメッセージ表示内容で、会話メッセージのメッセージ状態情報を直観的に提供し、ユーザが、会話のコミュニケーションの進捗を取得するために会話に繰り返し出入りしてメッセージ状態を見るという繰り返しかつ非効率的な操作を回避し、会話メッセージの処理効率を向上させることができる。
【0077】
好ましくは、上記技術案の基に、第1内容生成モジュール402は、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取る前に、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成するように構成される第1内容生成ユニットを備え、メッセージ表示内容に未読タブおよび第1会話メッセージが含まれている。
【0078】
好ましくは、上記技術案の基に、第1内容生成モジュール402は、第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新するように構成される第1内容更新ユニットを備える。
【0079】
好ましくは、上記技術案の基に、第1内容生成モジュール402は、第2ユーザの第1会話メッセージに対する表情アイコン返信を受信すると、メッセージ表示内容を更新し、既読タブを第2ユーザが返信した表情アイコンに置き換えるように構成される第2内容更新ユニットを備える。
【0080】
好ましくは、上記技術案の基に、第2内容更新ユニットは、表情アイコンと第1会話メッセージとの間にセパレータタブを追加するように構成されるタブ追加サブユニットを更に備えてもよい。
【0081】
好ましくは、上記技術案の基に、第1内容更新ユニットは、未読タブの色および/または明度を変更して既読タブを生成するように構成されるタブ変更サブユニットを備えてもよい。
【0082】
好ましくは、上記技術案の基に、会話メッセージ表示装置は、1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信するように構成されるメッセージ受信モジュールと、第1ユーザの第2会話メッセージに対する読取動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成するように構成される第2内容生成モジュールとを更に備えてもよく、メッセージ表示内容に第2会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが第2ユーザと関連している。
【0083】
本開示の実施例に係る会話メッセージ表示装置は、本開示の実施例に係る会話メッセージ表示方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュールおよび効果を備える。
【0084】
以下、図5を参照し、本開示の実施例の実現に適した電子機器500の構造模式図を示す。本開示の実施例における電子機器は、携帯電話機、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレットコンピュータ(Portable Android Device、PAD)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等のようなものを含んでもよいが、これらに限定されない。図5に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲に何かの制限を与えるものではない。
【0085】
図5に示すように、電子機器500は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ等)501を備えてもよく、処理装置は、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)502に記憶されたプログラム、または記憶装置508からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)503にロードされたプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 503には、電子機器500の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが更に記憶されている。処理装置501、ROM 502およびRAM 503は、バス504を介して互いに接続されている。入力/出力(Input/Output、I/O)インターフェース505もバス504に接続されている。
【0086】
通常、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープ等を含む入力装置506、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置507、例えば、磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置508、および通信装置509は、I/Oインターフェース505に接続することができる。通信装置509は、電子機器500が他の機器と無線または有線通信してデータを交換することを可能にする。図5は、様々な装置を備える電子機器500を示したが、全ての示された装置を実施または具備することが必要ではない。代わりに、より多いまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0087】
本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持(記憶)されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置509によりネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置508からインストールされてもよいし、ROM 502からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置501により実行されると、本開示の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0088】
なお、本開示に記載されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよいし、コンピュータ可読記憶媒体であってもよいし、上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、あるいは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc-ROM、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用され得る、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用され得るプログラムを含有または記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドでまたは搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その媒体においてコンピュータ可読プログラムコードが担持(記憶)されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝搬または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適当な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)等、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0089】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HyperText Transfer Protocol、HTTP)のような、任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、ネットワークオフネットワーク(例えば、インターネット)およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、および任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークを含む。
【0090】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、単独で存在して該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0091】
上記コンピュータ可読媒体に1つまたは複数のプログラムが担持(記憶)され、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、会話ページにおいて、第1ユーザにより1人または複数の第2ユーザを対象にして入力した第1会話メッセージを受信し、第1会話メッセージを第2ユーザに送信し、第2ユーザの前記第1会話メッセージに対する読取動作および/または返信動作に基づき、第1ユーザの会話リストページのメッセージエントリにおいてメッセージ表示内容を生成し、メッセージ表示内容に第1会話メッセージおよびメッセージ状態情報が含まれ、メッセージエントリが前記第2ユーザと関連している。
【0092】
1種または複数種のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを記述することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語のような通常の手続型プログラミング言語または類似するプログラミング言語を更に含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータまたは業務サーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、LANまたはWANを含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)に接続することができる。
【0093】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例による方法、装置、電子機器およびコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能および操作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラム、またはコードの一部は、1つまたは複数の所定のロジック機能を実現するための実行可能命令を含む。代替としてのいくつかの実現において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、接続されているように示された2つのブロックは、関連する機能によって、実際にほぼ並行して実行してもよいし、逆の順序で実行してもよい。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよいし、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0094】
本開示の実施例に係るモジュール、ユニットおよびサブユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、モジュール、ユニットまたはサブユニットの名称は、ある場合、該モジュールまたはユニット自体を限定するものではない。例えば、メッセージ受信モジュールは、「1人または複数の第2ユーザにより第1ユーザを対象にして入力した第2会話メッセージを受信するモジュール」として記述されてもよいし、第1内容更新ユニットは、「第2ユーザが第1会話メッセージを読み取った後、メッセージ表示内容を更新し、未読タブを既読タブに更新するユニット」として記述されてもよいし、タブ変更サブユニットは、「未読タブの色および/または明度を変更して既読タブを生成するサブユニット」として記述されてもよい。
【0095】
本発明に係る機能は、少なくとも部分的に1つまたは複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準パーツ(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップのシステム(System-on-a-Chip、SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(ComplexProgrammable Logic Device、CPLD)等を含む。
【0096】
本発明の明細書において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含むまたは記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、EPROMまたはフラッシュメモリ、光ファイバ、CD-ROM、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。
【0097】
また、特定の順番で各操作を記述したが、これらの操作を示された特定の順番または正方向順番で実行する必要があると理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスクおよび並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討に複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独な実施例の説明に記述された一部の特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の説明に記述された様々な特徴は、単独で、または任意の適当なサブ組み合わせの方式で複数の実施例で実現されてもよい。
【0098】
構造的特徴および/または方法論理動作に特定された言語を用いて本主題を記述したが、添付の特許請求の範囲に限定される主題は、必ずしも上述した特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。逆に、上述した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図2e
図2f
図2g
図3a
図3b
図3c
図4
図5