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特許7398599接続されるライトストリップを有する、寸法に合わせて切断される発光アセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-06
(45)【発行日】2023-12-14
(54)【発明の名称】接続されるライトストリップを有する、寸法に合わせて切断される発光アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20231207BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20231207BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20231207BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20231207BHJP
   F21Y 103/10 20160101ALN20231207BHJP
【FI】
F21S2/00 100
F21V23/00 160
F21V19/00 150
F21S2/00 230
F21S2/00 250
H05B47/105
F21Y103:10
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023523567
(86)(22)【出願日】2021-10-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-13
(86)【国際出願番号】 EP2021078129
(87)【国際公開番号】W WO2022084098
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2023-06-16
(31)【優先権主張番号】20202557.3
(32)【優先日】2020-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516043960
【氏名又は名称】シグニファイ ホールディング ビー ヴィ
【氏名又は名称原語表記】SIGNIFY HOLDING B.V.
【住所又は居所原語表記】High Tech Campus 48,5656 AE Eindhoven,The Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】100163821
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 沙希子
(72)【発明者】
【氏名】ヴァン デ スルイス バルテル マリヌス
(72)【発明者】
【氏名】ローゼンダール レーンダート テウニス
(72)【発明者】
【氏名】クライン マルセリヌス ペトルス カロルス ミハエル
(72)【発明者】
【氏名】ヴィッセンベルフ ミシェル コルネリス ヨセフス マリー
【審査官】當間 庸裕
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3182404(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2011/0254470(US,A1)
【文献】特表2015-534703(JP,A)
【文献】独国実用新案第202009006935(DE,U1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0366731(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 23/00
F21V 19/00
H05B 47/105
F21Y 103/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
切断されるよう適合される基板と、
複数のライトストリップと、
前記複数のライトストリップに電力を供給するための、前記基板の少なくとも一部にわたって縦方向に延在する第1接続部材であって、ライトストリップの第1グループが、前記第1接続部材の第1の側から、前記基板にわたって延在し、ライトストリップの第2グループが、前記第1接続部材の、前記第1の側とは反対側の第2の側から、前記基板にわたって延在する第1接続部材と、
前記ライトストリップの第1グループに電力を供給するよう構成される第2接続部材であって、前記第2接続部材が、前記第1接続部材から、前記ライトストリップの第1グループに沿った距離を置いて配設されており、前記ライトストリップの第1グループの前記ライトストリップのうちの少なくとも幾つかが、前記ライトストリップに沿って前記第2接続部材に電力及び/又はデータを伝送するよう構成される第2接続部材と、
前記第1接続部材を介する前記複数のライトストリップのうちのライトストリップへの電力供給を制御するよう構成されるコントローラシステムとを有する発光アセンブリであって、
前記複数のライトストリップ及び/又は前記第1接続部材が、前記発光アセンブリのレイアウトをカスタマイズするために切断されるよう適合される発光アセンブリ。
【請求項2】
前記コントローラシステムが、更に、ライトストリップ、又は前記複数のライトストリップのうちのライトストリップの少なくともライトノードによって発せられる光の強度及び/又は色を制御するよう構成される請求項1に記載の発光アセンブリ。
【請求項3】
前記コントローラシステムが、前記第1接続部材と接続する第1コントローラを有し、前記第1コントローラが、前記ライトストリップの第1グループ及び/又は前記ライトストリップの第2グループを制御するよう構成されている請求項1乃至2のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項4】
前記コントローラシステムが、前記第1接続部材と接続する第2コントローラを更に有し、前記第2コントローラが、前記ライトストリップの第1グループ及び/又は前記ライトストリップの第2グループを制御するよう構成されており、前記第1コントローラと前記第2コントローラとが、前記第1接続部材に沿った異なる位置に配設される請求項3に記載の発光アセンブリ。
【請求項5】
前記コントローラシステムが、複数のローカルコントローラを有し、
前記複数のローカルコントローラの各々が、前記複数のライトストリップのうちの少なくとも1つのライトストリップを制御するよう構成される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項6】
前記コントローラシステムが、前記複数のライトストリップのうちのライトストリップにデータを伝送するよう構成されるデータ線を更に有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項7】
前記データ線が、前記第1接続部材の一体部分である請求項6に記載の発光アセンブリ。
【請求項8】
前記コントローラシステムが、前記第2接続部材と接続する追加コントローラを更に有し、前記追加コントローラが、前記ライトストリップの第1グループを制御するよう構成されている請求項1乃至7のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項9】
前記コントローラシステムが、前記発光アセンブリの前記レイアウトに関する情報を受信し、前記情報に基づいて前記複数のライトストリップのうちのライトストリップを制御するよう構成される請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項10】
前記コントローラシステムが、コンフィギュレーション入力又はカメラ入力から前記発光アセンブリの前記レイアウトに関する前記情報を受信するよう構成される請求項9に記載の発光アセンブリ。
【請求項11】
ライトストリップが、複数のライトノードを有し、前記ライトストリップ内の有効なライトノードの数を示す信号を前記コントローラシステムに送信するよう構成され、
前記コントローラシステムが、前記複数のライトストリップから受信される有効なライトノードの数を示す信号から、前記発光アセンブリのレイアウトを決定するよう構成される請求項9に記載の発光アセンブリ。
【請求項12】
前記複数のライトストリップのうちのライトストリップが、切断されるよう適合される光学デバイスを更に有する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【請求項13】
前記ライトストリップの第1グループ及び/又は前記ライトストリップの第2グループが、前記基板において、前記第1接続部材から少なくとも実質的に直角に延在する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の発光アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広くは、照明ソリューションの分野に関する。より具体的には、本開示は、カスタマイズ可能なレイアウトを可能にする発光アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
発光面(luminous surface)は、多種多様な形態及び形状を可能にする平面的なシートベースの光源である。発光面の主な課題は、設計者又は建築家の要求に合わせて前記発光面の形状及びレイアウトをカスタマイズすることである。具体的には、容易なカスタマイズ及び形状のより多くのバリエーションを可能にする発光面が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
それ故、上述の目標のうちの少なくとも幾つかを満たし、カスタマイズ可能なレイアウトで発光面を形成するための改良された発光アセンブリを提供することが、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この及び他の目的は、添付の独立請求項において規定されているような発光アセンブリによって達成される。他の実施形態は、従属請求項において規定されている。
【0005】
本開示の或る態様によれば、発光アセンブリが提供される。前記発光アセンブリは、切断されるよう適合される基板を有する。前記発光アセンブリは、前記基板に配設される複数のライトストリップ(light strip)を有する。前記発光アセンブリの第1接続部材は、前記基板の少なくとも一部にわたって縦方向に(longitudinally)延在する。前記第1接続部材は、前記複数のライトストリップに電力を供給するよう適合される。ライトストリップの第1グループは、前記第1接続部材の第1の側から、前記基板にわたって延在する。ライトストリップの第2グループは、前記第1接続部材の、前記第1の側とは反対側の第2の側から前記基板にわたって延在する。前記発光アセンブリは、制御システムを更に有する。前記制御システムは、前記第1接続部材を介する前記複数のライトストリップのうちのライトストリップへの電力供給を制御するよう構成される。前記複数のライトストリップ及び/又は前記第1接続部材は、前記発光アセンブリのレイアウトをカスタマイズするために切断されるよう適合される。
【0006】
本開示の第1態様による発光アセンブリは、カスタマイズ可能なレイアウトを有する発光面を形成することを可能にし得る。ユーザは、電力が前記第1接続部材を介して前記複数のライトストリップに供給されることができるという点で機能的な発光アセンブリを依然として保ちながら、所望の形状又は機能に合うよう前記発光アセンブリの前記レイアウトを適合させるために、前記発光アセンブリの一部を切り取り得る。
【0007】
前記基板は、前記ライトストリップ及び前記接続部材を支持するよう適合される表面を有する材料のシートであってもよい。前記基板は、可撓性であってもよい。より具体的には、前記発光アセンブリが、巻いたもの(roll)に設けられ得るように、及び/又は前記発光アセンブリが、3D物体の湾曲した又は角のある面を覆うために使用され得るように、前記基板は、巻くことが可能であってもよい。他の例においては、前記基板が切断されるよう適合される限り、前記基板は、少なくとも半剛性(semi-rigid)であってもよい。例えば、前記基板は、例えばポリマ又は金属の膜又は箔を有してもよい。
【0008】
前記ライトストリップは、各々、ライトノード(light node)の線形アレイを有してもよい。各ライトノードは、例えば発光ダイオード(LED)などの光源を有してもよい。各ライトノードは、複数の光源を有することもある。例えば、ライトノードは、前記ライトノードが広範囲の可能な色で光を発することを可能にする、赤色、緑色、青色のLEDの組み合わせを有してもよい。
【0009】
ライトストリップは、前記ライトストリップが前記複数のライトストリップの他のライトストリップから独立して動作することができるように、専用の電力信号/電力供給を受け取ってもよい。
【0010】
前記接続部材は、前記ライトストリップに電力を供給するための1つ以上の(複数の)導電線を有してもよい。前記接続部材は、例えば、バス又は母線と呼ばれる場合がある。
【0011】
前記コントローラシステムは、前記ライトストリップのうちの1つ又は(全てなどの)幾つかへの電力供給を制御し得る。前記電力供給を制御することによって、制御される1つ以上の前記ライトストリップによって発せられる光の強度が制御され得る。前記コントローラシステムは、1つ以上のライトストリップへの前記電力供給を、独立して、又はグループとして、制御し得る。
【0012】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、ライトストリップ、又は前記複数のライトストリップのうちのライトストリップの少なくともライトノードによって発せられる光の強度を制御するよう構成されてもよい。幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、ライトストリップ、又は前記複数のライトストリップのうちのライトストリップの少なくともライトノードによって発せられる光の色を制御するよう構成されてもよい。
【0013】
例えば、前記コントローラシステムは、可変の強度及び/又は色で光を発するよう、ライトストリップの個々のライトノードを、独立して、又はグループとして、制御するよう構成されてもよい。例えば、前記コントローラシステムは、可変の強度及び/又は色で光を発するよう、個々のライトストリップを、独立して、又はグループとして、制御するよう構成されてもよい。
【0014】
例えば、ライトノード又はライトストリップによって発せられる光の強度は、前記ライトノード又はライトストリップへの前記電力供給を制御することによって制御され得る。
【0015】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、前記第1接続部材と接続する第1コントローラを有してもよい。前記第1コントローラは、前記ライトストリップの第1グループ及び/又は前記ライトストリップの第2グループを制御するよう構成されてもよい。
【0016】
前記第1コントローラが、前記ライトストリップの第1グループ及び前記ライトストリップの第2グループのうちの一方を制御するよう構成される実施形態においては、前記コントローラシステムは、ライトストリップの他方のグループを制御するよう構成される別のコントローラを有してもよい。
【0017】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、前記第1接続部材と接続する第2コントローラを更に有してもよい。前記第2コントローラは、前記ライトストリップの第1グループ及び/又は前記ライトストリップの第2グループを制御するよう構成されてもよい。前記第1コントローラ及び前記第2コントローラは、前記第1接続部材に沿った異なる位置に配設され得る。幾つかの変形例においては、前記第1コントローラ及び前記第2コントローラは、前記接続部材の両側に配設されてもよい。
【0018】
前記第1コントローラ及び前記第2コントローラなどの2つ以上のコントローラが同じ接続部材と接続している実施形態においては、前記接続部材が2つのコントローラ間で切断されても、前記コントローラシステムは、前記接続部材と接続する前記ライトストリップの制御を提供し得る。換言すれば、前記接続部材が前記第1コントローラと前記第2コントローラとの間で切断される場合、前記接続部材は、前記第1コントローラと接続する第1部分と、前記第2コントローラと接続する第2部分とに分割され得る。その場合、前記第1コントローラは、前記接続部材の前記第1部分と接続するライトストリップを制御することができ、前記第2コントローラは、前記接続部材の前記第2部分と接続するライトストリップを制御することができる。
【0019】
2つ以上のコントローラが、同じ、完全なままの/切断されていない接続部材と接触している場合、前記接続部材と接続する前記ライトストリップの制御は、前記コントローラ(の幾つか)の間で分けられてもよい。1つ以上のコントローラを、前記ライトストリップを制御するためにアクティブにしたままにして、前記コントローラのうちの1つ以上が、非アクティブにされてもよい。
【0020】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、複数のローカルコントローラを更に有してもよい。前記複数のローカルコントローラの各々が、前記複数のライトストリップのうちの少なくとも1つのライトストリップを制御するよう構成されてもよい。
【0021】
前記ローカルコントローラは、前記接続部材の近くに配置され得る。
【0022】
例えば、ローカルコントローラは、ライトストリップ内の個々のライトノードを個別に又はグループとして制御し得る。ローカルコントローラは、ライトノードによって発せられる光を調節するために、前記ローカルコントローラと接続されるライトストリップ内の前記ライトノードに個別の電力又はデータを供給してもよい。
【0023】
前記ローカルコントローラは、前記コントローラシステムの他のコントローラと通信してもよい。例えば、第1及び/又は第2コントローラは、幾つかのライトストリップの制御を調整し得る。前記第1及び/又は第2コントローラは、ライトストリップ、又はライトストリップのライトノードを制御するローカルコントローラに命令を与え得る。
【0024】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、前記複数のライトストリップのうちのライトストリップにデータを伝送するよう構成されるデータ線を更に有してもよい。
【0025】
例えば、前記データ線は、ライトストリップに制御命令を伝送するよう構成されてもよい。前記データ線は、(第1又は第2コントローラなどの)中央コントローラからローカルコントローラ又はライトストリップに命令を伝送するよう構成されてもよい。
【0026】
グループで又は個別にライトストリップ又はライトノードによって発せられる光を制御するために、前記コントローラシステム内でデータが送信されてもよい。例えば、前記データは、発せられる光の強度、及び/又は発せられる光の色を制御するために使用され得る。
【0027】
幾つかの実施形態によれば、前記データ線は、前記第1接続部材の一体となっている部分であってもよい。
【0028】
他の例においては、前記データ線は、前記第1接続部材の外部に(又は前記第1接続部材から分離して)配設されてもよい。前記データ線は、前記第1接続部材とは異なる位置に配設されてもよい。更に、前記コントローラシステム内のコントローラ間の、及び/又はライトストリップへのデータの伝送は、無線であってもよい。
【0029】
幾つかの実施形態によれば、前記発光アセンブリは、第2接続部材を更に有してもよい。前記第2接続部材は、前記ライトストリップの第1グループに電力を供給するよう構成されてもよい。記第2接続部材は、前記第1接続部材から、前記ライトストリップの第1グループに沿った(即ち、前記第1グループの前記ライトストリップの延在方向に沿った)距離を置いて配設されてもよい。
【0030】
前記第2接続部材は、前記第1グループの前記ライトストリップに電力を供給するために使用されてもよい。
【0031】
前記第2接続部材は、前記第1グループのライトストリップが、前記第1接続部材と前記第2接続部材との間で切断されることができ、それでも、電力を供給され得ることを提供し得る。換言すれば、前記第1グループのライトストリップが第1接続部材と第2接続部材との間で切断される場合、前記ライトストリップは、2つの部分、前記第1接続部材と接続する第1部分と、前記第2接続部材と接続する第2部分とに分割され得る。その場合、前記第1部分は、前記第1接続部材から電力供給を受けることができ、前記第2部分は、前記第2接続部材から電力供給を受けることができる。
【0032】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、前記第2接続部材と接続する追加コントローラを更に有してもよい。前記追加コントローラは、前記ライトストリップの第1グループのライトストリップを制御するよう構成されてもよい。
【0033】
前記追加コントローラは、例えば、前記第1グループのライトストリップのうちの、前記第1接続部材から切り離された(切断された)部分を制御し得る。
【0034】
同じライトストリップと接続する2つ以上のコントローラを有する実施形態においては、前記ライトストリップの制御は、前記コントローラ間で分けられてもよい。前記ライトストリップを制御するための1つ以上のコントローラを残して、1つ以上のコントローラが非アクティブにされてもよい。
【0035】
例えば、前記追加コントローラは、前記ライトストリップの第1グループへの電力供給を制御してもよい。前記追加コントローラは、前記ライトストリップの第1グループにデータを送信してもよい。前記追加コントローラは、前記ライトストリップの第1グループによって発せられる光の強度及び/又は色を制御してもよい。
【0036】
幾つかの実施形態によれば、前記ライトストリップの第1グループの前記ライトストリップのうちの少なくとも幾つかは、前記ライトストリップに沿って前記第2接続部材に電力及び/又はデータを伝送するよう構成されてもよい。
【0037】
例えば、電力及び/又はデータは、少なくとも幾つかのライトストリップに沿って、前記第1接続部材から前記第2接続部材に、又はその逆に伝送され得る。その場合、前記第1グループのライトストリップのうちの、前記第1接続部材から切り離された(切断された)が、前記第2接続部材と接続している部分は、前記第1接続部材から、前記第1接続部材と前記第2接続部材との両方に接続されている少なくとも1つのライトストリップを介して、前記第2接続部材に伝送される電力供給及び/又はデータを受け取り得る。換言すれば、ライトストリップが、前記第1接続部材から電力供給及び/又はデータを受け取ることができない場合には、このようなライトストリップは、前記第2接続部材を介して前記電力供給及び/又は前記データを受け取り得る。
【0038】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、前記発光アセンブリの前記レイアウトに関する情報を受信するよう構成されてもよい。前記コントローラシステムは、更に、受信される前記情報に基づいて前記複数のライトストリップのうちのライトストリップを制御するよう構成されてもよい。
【0039】
例えば、前記コントローラシステムは、ライトストリップに、前記ライトストリップ内の有効な(残存)ライトノードの数に基づいて、専用の電力及び/又はデータを供給してもよい。有効なライトノードは、ライトストリップを介して接続部材と接触しているライトノードであり得る。換言すれば、有効なライトノードは、電力(及び/又はデータ)供給から切り離されていないライトノードであり得る。
【0040】
幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、コンフィギュレーション入力(configuration input)から前記発光アセンブリの前記レイアウトに関する前記情報を受信するよう構成されてもよい。幾つかの実施形態によれば、前記コントローラシステムは、カメラ入力から前記発光アセンブリの前記レイアウトに関する前記情報を受信するよう構成されてもよい。その場合、前記発光アセンブリの前記レイアウトは、写真測量に基づいて決定されてもよい。例えば、カメラベースのコンフィグレーション中、前記発光アセンブリは、既知の光出力又は(空間的若しくは時間的)パターンをレンダリングするように制御され得る。キャプチャされたカメラ画像を前記既知の光出力に基づいて処理することによって、前記発光アセンブリの向き及びレイアウトが決定され得る。
【0041】
例えば、コンフィギュレーションステップにおいて、ユーザが、カスタマイズ又は寸法に合わせた切断(cut-to-measure)後の前記発光アセンブリのレイアウト/形状に関する情報を入力してもよい。
【0042】
幾つかの実施形態によれば、ライトストリップは、複数のライトノードを有してもよい。前記ライトストリップは、前記ライトストリップ内の有効なライトノードの数を示す信号を前記コントローラシステムに送信するよう構成されてもよい。前記コントローラシステムは、前記複数のライトストリップから受信される有効なライトノードの数を示す信号から、前記発光アセンブリのレイアウトを決定するよう構成されてもよい。
【0043】
例えば、ライトストリップ又は接続部材を切断することは、前記ライトストリップ又は接続部材内のシリアルデータ線と専用のフィードバック線との間のショートカット事象を引き起こし得る。前記専用のフィードバック線は、シリアルデータを、前記コントローラシステムに、例えば、切断された前記ライトストリップと接続するローカルコントローラにフィードバックし得る。前記コントローラによって受信された、フィードバックされた前記シリアルデータに基づいて、ライトストリップ又は接続部材の有効長が決定されることができる。例えば電源投入時に、前記コントローラシステムのコントローラが、全ての残っている、即ち、切り取られていないライトストリップからレポート/情報を受信する場合、カスタマイズ/寸法に合わせた切断後の前記発光アセンブリのレイアウトが決定され得る。
【0044】
幾つかの実施形態によれば、前記複数のライトストリップのうちのライトストリップが、切断されるよう適合される光学デバイスを更に有してもよい。
【0045】
前記光学デバイスは、前記ライトストリップが線形である実施形態においては、線形光学デバイスであってもよい。前記光学デバイスは、可撓性であってもよい。例えば、前記光学デバイスは、バットウィングレンズであってもよい。
【0046】
幾つかの実施形態によれば、前記ライトストリップの第1グループは、前記第1接続部材から少なくとも実質的に直角に前記基板上に延在してもよい。幾つかの実施形態によれば、前記ライトストリップの第2グループは、前記第1接続部材から少なくとも実質的に直角に前記基板上に延在してもよい。
【0047】
他の例においては、前記接続部材は、前記第1グループ及び/又は前記第2グループの前記ライトストリップに対して、直角とは異なる角度で、斜めに配設されてもよい。他の例においては、前記接続部材は、湾曲したもの又は角度のあるものなどの、非直線状のものであってもよい。
【0048】
上記の実施形態において挙げられている特徴の全てのあり得る組み合わせを使用する他の実施形態が考えられ得ることに留意されたい。従って、本開示は、本明細書において言及されている特徴の全てのあり得る組み合わせにも関する。
【図面の簡単な説明】
【0049】
ここで、以下の添付図面を参照して、例示実施形態についてより詳細に説明する。
図1】幾つかの実施形態による発光アセンブリを示す。
図2】幾つかの実施形態による発光アセンブリの一部のクローズアップ図である。
図3】幾つかの実施形態によるライトストリップの一部を図示する。
図4】幾つかの実施形態による、カスタマイズされたレイアウトを備える発光アセンブリの例を図示する。
図5】幾つかの実施形態による、カスタマイズされたレイアウトを備える発光アセンブリであって、第2接続部材を有する発光アセンブリの例を図示する。
図6】幾つかの実施形態による、複数の接続部材及びコントローラを有する発光アセンブリを示す。
図7図6において示されている発光アセンブリから形成された、カスタマイズされたレイアウトを備える発光アセンブリの例を図示する。
【0050】
図において図示されているような要素及び領域のサイズは、説明の目的のために誇張されている場合があり、従って、実施形態の大まかな構造を説明するために示されている。全体を通して、同様の参照符号は、同様の要素を指す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
ここで、現在好ましい実施形態が示されている添付図面を参照して、例示実施形態について以下により詳細に説明する。しかしながら、本発明は、多様な形態で実施されることができ、本明細書において記載されている実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、もっと正確に言えば、これらの実施形態は、完全及び完璧を期すために示されており、本発明の範囲を当業者に十分に伝える。
【0052】
図1を参照して、幾つかの実施形態による発光アセンブリ100について説明する。
【0053】
図1は、幾つかの実施形態による発光アセンブリ100の図である。発光アセンブリ100は、発光アセンブリ100が、巻いたものに設けられ得るような、可撓性の(巻くことが可能な)基板102を有する。
【0054】
発光アセンブリ100は、基板102を横切って縦方向に延在する第1接続部材108を更に有する。(線形)ライトストリップの第1グループ104(「第1ライトストリップ104」)は、第1接続部材108の第1の側から基板102を横切って、横方向に延在する。(線形)ライトストリップの第2グループ106(「第2ライトストリップ106」)は、第1接続部材108の第2の側から基板102を横切って、横方向に延在する。本実施形態においては、第1グループのライトストリップ104は、平行に、且つ第1接続部材108に対して少なくとも実質的に直角に(又は垂直に)、延在する。第2グループのライトストリップ106は、平行に、且つライトストリップの第1グループ104の延在方向とは反対側の方向に、第1接続部材108に対して少なくとも実質的に直角に、延在する。ライトストリップの第1グループ104及びライトストリップの第2グループ106のこの配置は、2D照明アレイと称されることがある。
【0055】
第1接続部材108は、全ての第1ライトストリップ104及び第2ライトストリップ106を接続する。第1接続部材108は、第1ライトストリップ104及び第2ライトストリップ106に電力供給を行う(電力を分配する)よう構成される。第1接続部材108と接続するコントローラ110は、第1ライトストリップ104及び第2ライトストリップ106への電力供給を制御するよう構成される。
【0056】
基板102、第1ライトストリップ104、第2ライトストリップ106及び接続部材108は、全て、切断されるよう適合される。ユーザは、ライトストリップ104、106及び接続部材108を備える基板102を切断することによって、発光アセンブリ100のレイアウトをカスタマイズし得る。
【0057】
基板102には、更に、基板102を切断するのに適した位置をユーザに示す視覚表示(「ここで切断マーク」)112が設けられる。ユーザが、反対側で不要な部分を切り取り始め、接続部材108、及び接続部材108の、コントローラ110との接続を可能な限り無傷のままにするように、ユーザは、更に、接続部材108及びコントローラ110の場所について指示され得る、又は知らされ得る。このような指示は、(紙/デジタルのユーザマニュアルなどにおいて)別途提供されてもよく、又は発光アセンブリ100(の裏面)において明確に示されてもよい。
【0058】
図2及び3を参照して、幾つかの実施形態による発光アセンブリ200のコントローラシステムについて説明する。
【0059】
図2は、発光アセンブリ200の一部を示している。発光アセンブリ200は、発光アセンブリ200のコントローラシステムが複数のローカルコントローラ114及びデータ線116を更に有することを除いて、図1を参照して説明した発光アセンブリ100と同等のものであり得る。
【0060】
図3は、幾つかの実施形態によるライトストリップ104の一部を図示している。ライトストリップ104は、上記で図1を参照して説明したライトストリップ104、106のうちのいずれかと同等のものであり得る。ライトストリップ104は、ローカルコントローラ114を有する。図2において示されているように、ローカルコントローラ114は、その代わりに、ライトストリップの外部にあってもよい。ライトストリップ140は、線形アレイ状に配設される複数のライトノード122を更に有する。導電線118がライトノードを接続する。導電線118は、各ライトノード122に電力及び/又はデータを伝送し得る。ライトストリップ104は、随意に、バットウィングレンズなどの(線形)光学デバイス120を有してもよい。
【0061】
図1及び2の両方を参照してコントローラシステムについて説明する。図1においては、発光アセンブリ200のライトストリップ104、106の各々が、接続部材108及びデータ線116の近くに配置されるローカルコントローラ114に接続される。第1コントローラ110は、接続部材108を介してライトストリップ104、106に電力を分配し、データ線116を介して、各ライトストリップ104、106のローカルコントローラ114にデータを分配するよう構成される。
【0062】
コントローラシステムは、ライトストリップ104、106、又はライトストリップ104、106の個々のライトノード120によって発せられる光の強度及び/又は色を制御するよう構成され得る。
【0063】
強度制御は、ライトストリップ104、106、又は個々のライトノード122への電力供給を制御することによって管理されてもよい。幾つかの実施形態においては、グループ内の全てのライトストリップへの電力が同時に制御されるように、グループへの電力供給は並列に接続される。
【0064】
強度制御は、各ライトノード、ライトノードのグループ、ライトストリップ、又はライトストリップのグループを独立して制御するためのデータ(命令)を送信することによって実施されてもよい。強度の電力制御及びデータ制御の組み合わせも実施され得る。
可変色で光を発するよう構成されるライトストリップ(及びライトノード)に対しては、色制御が実施され得る。発せられる光の色は、ローカルコントローラ114、ライトストリップ104、106又は個々のライトノード122にデータ(命令)を送信することによって制御されてもよい。
【0065】
例えば、幾つかの実施形態においては、コントローラシステムは、各個別のライトノード120によって発せられる光の色及び/又は強度を制御してもよい。第1(中央)コントローラ110は、色又は強度値のアレイなどの制御データを、データ線116を介して、各ライトストリップ104、106のローカルコントローラ114に送信してもよい。各ローカルコントローラ114は、色/強度制御データのうちの前記各ローカルコントローラ114の対応する部分を受信してもよく、又は受信される制御値(例えば、色及び/又は強度値)のアレイ全体から特定の部分を選択する手段を有してもよい。ローカルコントローラ114は、ライトストリップ104、106のライトノード120に制御値の関連部分を供給してもよい。例えば、ライトストリップ104、106は、ローカルデータ線を有してもよく、前記ローカルデータ線は、接続線118と統合されてもよい。各ライトノード120は、受信される制御データに従ってライトノードの光源を制御し得る、それ自身のコントローラ(図示せず)を有してもよい。
【0066】
幾つかの実施形態においては、各ローカルコントローラ(又はラインコントローラ(line controller))は、それらの現在の有効線長(active line length)、即ち、ライトストリップ104内の有効照明ノード120の数を決定する手段を有してもよい。例えば、ライトストリップ104を切断することは、ローカルコントローラ114にフィードバックするデータ線ショートカット事象を引き起こし、それによって、中央(第1)コントローラ110が有効線長を決定することを可能にし得る。(電源投入時に)中央コントローラ110が、全ての(残っている、切り取られていない)ローカルコントローラ114からレポートを受信する場合、(寸法に合わせた切断後の)発光アセンブリ200のレイアウトが決定されることができる。他の例においては、コンフィギュレーション又はカメラ測定入力からレイアウトに関する情報が受け取られてもよい。レイアウトに基づいて、光内容(又は光分布)が、調節、例えば、スケーリング、回転、変形されてもよい。コントローラシステムは、既知のレイアウトに基づいて、個々のライトノード又はライトストリップを制御する(個々のライトノード又はライトストリップに適切な制御値を送信する)よう構成されてもよい。
【0067】
幾つかの実施形態においては、データ線は、接続部材の一体化部分を形成してもよい。
【0068】
幾つかの実施形態においては、コントローラシステムは、様々なデータ線構成を含み得る。例えば、幾つかの実施形態においては、データ線は、幾つかのライトストリップのみに提供されてもよい。データ線は、1つ以上のライトストリップにデータを供給するよう構成されてもよい。代替案として、コントローラ間の、又はライトストリップ若しくはライトノードへの幾らかの(又は全ての)データ提供は、無線接続を使用して実施されてもよい。
【0069】
図4を参照して、幾つかの実施形態による、カスタマイズされたレイアウトを備える発光アセンブリ400について説明する。
【0070】
発光アセンブリ400は、上記で図1及び2を参照して説明した発光アセンブリ100、200のうちのいずれかと同等のものであり得る。しかしながら、図4は、その形状/レイアウトがカスタマイズされた後の発光アセンブリ400を図示している。
【0071】
基板102、第1ライトストリップ104、第2ライトストリップ106及び接続部材108が、発光アセンブリ400の形状/レイアウトをカスタマイズするために切断されている。ライトストリップ104、106及びコントローラ110は、コントローラ110から各(残存)ライトストリップへの接続が無傷のままであるように、依然として接続部材108に接続されている。ユーザは、切断前に、ライトストリップ104、106(及びそれらのライトノード)が発光面形状を最適にカバーするように、接続部材108に対する所望の形状の向きを最適化し得る。これは、ライトノードが存在しない発光面領域のサイズを最小化することができ、それによって、暗い領域が回避され得る。例えば、ユーザは、接続部材108が、中央位置に、又はカスタマイズされた形状の最長セクションである(ことが知られている)位置に、配置されるように、所望の形状に対して発光アセンブリを位置決め及び回転し得る。
【0072】
図示されている実施形態においては、接続部材108は、線形ライトストリップの方向に対して(実質的に)直角の方向に配設されている。しかしながら、接続部材108は、幾つかの斜めの、即ち、直角ではない方向に配設されることもある。接続部材は、ライトストリップにまたがる限り、非直線状であることさえある。
【0073】
図5を参照して、幾つかの実施形態による、第2接続部材を有する発光アセンブリ500について説明する。
【0074】
幾つかのレイアウトの場合、単一の接続部材108は、全てのライトストリップに電力/制御を提供するのに十分ではないことがある。図5においては、発光アセンブリ500は、蝶のような形状を有する形状に切断されている。発光アセンブリ500は、第1ライトストリップと接触して配設される第2接続部材128と、第2接続部材128と接続する追加コントローラ124と、第2接続部材128から、第2接続部材の、第1ライトストリップが延在する側と比較して反対側に延在する(第3)ライトストリップの第3グループ126とを有することを除いて、上記で前の図を参照して説明したアセンブリと同等のものであり得る。
【0075】
所望の形状のため、第1ライトストリップのうちの幾つかは、第1接続部材108と第2接続部材128との間で切断されている。第1接続部材108及び第1コントローラ110は、切断された第1ライトストリップの第1部分104aに電力/制御を提供し得る。第2接続部材128及び追加コントローラ124は、同じライトストリップの第2部分104bに電力/制御を提供し得る。
【0076】
図6及び7を参照して、幾つかの実施形態による、カスタマイズされたレイアウトを可能にする発光アセンブリについて説明する。
【0077】
図6は、カスタマイズ前の、複数の接続部材及びコントローラを有する発光アセンブリ600aを図示している。図7は、その形状のカスタマイズ後の同じ発光アセンブリ600bを図示している。
【0078】
発光アセンブリが、巻いたものに供給される場合、接続部材は、等間隔に設けられてもよい。カスタマイズされたレイアウトにおいて2つ以上の接続部材が存在する場合、ユーザは、全ての接続部材を使用することを選択してもよく、又は1つ若しくはサブセットのみを使用することを選択してもよい。図7において図示されているドーナツ形状のような難しい形状のためには、(接続線に組み込まれた、又は別個に)複数のデータ線を使用することが必要であり得る。
【0079】
発光アセンブリ600aは、ライトストリップの第2グループ106に接続される、第3接続部材142を有する。ライトストリップの第4グループ132(「第4ライトストリップ132」)は、第2ライトストリップ106とは反対側で、第3接続部材142に接続される。更に、3つの接続部材108、128、140の各々が、接続部材108、128、140の一方の端部に配設される(第1)コントローラ110、124、142と、接続部材108、128、140の反対側の端部に配設される第2コントローラ130、138、136とを有する。接続部材及び複数のコントローラのこの配置は、図7において図示されているドーナツ形状のような、更により複雑な形状を可能にし得る。
【0080】
図7のカスタマイズされた発光アセンブリ600bは、ドーナツ形状に、即ち、中央に丸い穴を有する丸い形状に切断されている。この穴は、第1接続部材を、第1部分108aと第2部分108bとに切断する。第2コントローラ130は、少なくとも第1ライトストリップ104f及び第2ライトストリップ106fに電力及び制御を提供する。第1ライトストリップ104f及び第2ライトストリップ106fは、第1接続部材の第2部分108bとしか接続していない。
【0081】
第2接続部材128及び第3接続部材140は無傷であるので、第2接続部材128及び第3接続部材140の第2コントローラ138、136は、どのライトストリップの電力供給又は制御にも必要ない。それ故、第2コントローラ138、136は切り取られており、各ライトストリップは、それでも、接続部材を介するコントローラへの無傷の接続を有する。
【0082】
図7において示されているような構造の場合、別の解決策は、ライトストリップがライトストリップに沿って別の接続部材に電力/データを伝送することを可能にするものである。その場合、第1コントローラ110のような1つのコントローラしか必要ない。例えば、電力/データは、第1接続部材の第1部分108aを介して供給され得る。次いで、電力/データは、第1部分108aと接続する第1ライトストリップ104cのうちの1つ以上に沿って、第2接続部材128に伝送され得る。同様に、電力/データは、第1部分108aと接続する第2ライトストリップ106cのうちの1つ以上に沿って、第3接続部材140に伝送され得る。第2接続部材128及び第3接続部材140は、第2接続部材128及び第3接続部材140と接続しているライトストリップ104d、106d、126、132に電力/データを分配し得る。次いで、電力/データは、第2接続部材128から第1接続部材の第2部分108bに、第2部分108bと接続する第1ライトストリップ104eのうちの1つ以上に沿って、及び/又は第3接続部材140から第1接続部材の第2部分108bに、第2部分108bと接続する第2ライトストリップ106eのうちの1つ以上に沿って、伝送され得る。最後に、電力/データは、第1接続部材の第2部分108bとしか接続していない第1ライトストリップ104f及び第2ライトストリップ106fに供給され得る。
【0083】
当業者には、本発明が、決して、上記の好ましい実施例に限定されないことは分かる。逆に、添付の特許請求の範囲内で多くの修正及び変更が可能である。
【0084】
上記では、特徴及び要素が特定の組み合わせで記載されているが、各特徴又は要素は、他の特徴及び要素なしで単独で、又は他の特徴及び要素を備える若しくは備えない様々な組み合わせで、使用されることができる。
【0085】
更に、当業者は、請求項記載の発明の実施において、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施形態に対する変形を、理解し、達成することができる。請求項において、「有する」という単語は、他の要素を除外せず、単数形表記は、複数性を除外しない。単に、或る特定の特徴が、相互に異なる従属請求項において引用されているという事実は、これらの特徴の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7