(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-07
(45)【発行日】2023-12-15
(54)【発明の名称】光源ユニット、灯具及び照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20231208BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20231208BHJP
F21V 29/83 20150101ALI20231208BHJP
F21K 9/275 20160101ALI20231208BHJP
F21K 9/233 20160101ALI20231208BHJP
F21K 9/00 20160101ALI20231208BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20231208BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20231208BHJP
【FI】
F21S2/00 230
F21V19/00 450
F21V29/83
F21K9/275
F21K9/233 100
F21K9/00 100
F21S8/04 110
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2019088966
(22)【出願日】2019-05-09
【審査請求日】2022-02-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】山内 豪
(72)【発明者】
【氏名】西岡 恒人
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/163593(WO,A1)
【文献】特開2015-109215(JP,A)
【文献】特開2017-044947(JP,A)
【文献】特開2013-069879(JP,A)
【文献】特開2016-181519(JP,A)
【文献】特開2017-045685(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 19/00
F21V 29/83
F21K 9/00
F21S 8/04
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子が実装された長尺で板状の光源部と、
前記光源部の前記発光素子の実装面とは反対側の非実装面に接着されて前記光源部を支持する長尺で板状の光源支持部と、
前記光源支持部において前記光源部の前記非実装面と対向する対向面に設けられた接着部材敷設面に前記光源支持部の長手方向に延びて敷設され、前記光源支持部と前記光源部とを接着する接着部材と、を有し、
前記光源支持部は、前記接着部材敷設面よりも前記光源部側に突出するように前記対向面に形成され、前記光源部の前記非実装面に接触する突出部を有し、
前記突出部は、前記対向面において前記接着部材の両外側に直線状に形成されている光源ユニット。
【請求項2】
前記突出部は、前記接着部材の両外側に対向する部分が前記直線状であって、前記対向面において前記接着部材敷設面を除く部分が前記光源部側に突設した構成を有する請求項
1記載の光源ユニット。
【請求項3】
発光素子が実装された板状で平面的に見て円形状の光源部と、
前記光源部の前記発光素子の実装面とは反対側の非実装面に接着されて前記光源部を支持する、平面的に見て円形状の光源支持部と、
前記光源支持部において前記光源部の前記非実装面と対向する対向面に設けられた接着部材敷設面に敷設され、前記光源支持部と前記光源部とを接着する環状の接着部材と、を有し、
前記光源支持部は、前記接着部材敷設面よりも前記光源部側に突出するように前記対向面に形成され、前記光源部の前記非実装面に接触する突出部を有し、
前記突出部は、前記接着部材の両外側に環状に形成されている光源ユニット。
【請求項4】
発光素子が実装された板状で平面的に見て円形状の光源部と、
前記光源部の前記発光素子の実装面とは反対側の非実装面に接着されて前記光源部を支持する、平面的に見て円形状の光源支持部と、
前記光源支持部において前記光源部の前記非実装面と対向する対向面に設けられた接着部材敷設面に敷設され、前記光源支持部と前記光源部とを接着する環状の接着部材と、を有し、
前記光源支持部は、前記接着部材敷設面よりも前記光源部側に突出するように前記対向面に形成され、前記光源部の前記非実装面に接触する突出部を有し、
前記突出部は、前記光源支持部の前記対向面において、前記接着部材敷設面を除く部分が前記光源部側に突設した構成を有する光源ユニット。
【請求項5】
前記接着部材は、前記突出部と接触していない請求項1~請求項
4の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項6】
前記接着部材敷設面から前記突出部の頂部までの高さは、前記光源部の動作時の前記光源部と前記光源支持部との熱膨張差に起因する前記接着部材の破断が生じない前記接着部材の敷設厚さ寸法に設定されている請求項1~請求項
5の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項7】
前記突出部は、前記接着部材敷設面に、前記接着部材に沿って連続して延びて形成されている請求項1~請求項
6の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項8】
前記突出部は、前記接着部材敷設面に、前記接着部材に沿って複数に分割されて形成されている請求項1~請求項
6の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項9】
前記突出部において分割された分割部同士の間に、空気の循環経路となる隙間が設けられている請求項
8記載の光源ユニット。
【請求項10】
前記光源部の前記非実装面と前記光源支持部の前記接着部材敷設面との距離は一定ではない請求項1~請求項
9の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項11】
前記光源部の前記非実装面と前記光源支持部の前記接着部材敷設面とは、前記光源部から発する熱量に応じた距離で離間している請求項
10記載の光源ユニット。
【請求項12】
前記光源部は面方向に熱量の分布を有し、前記熱量が大きい部分程、前記接着部材敷設面との距離が長くなっている請求項
11記載の光源ユニット。
【請求項13】
前記光源部は面方向に熱量の分布を有し、前記熱量が大きい部分程、前記接着部材敷設面との距離が短くなっている請求項
11記載の光源ユニット。
【請求項14】
前記光源支持部の前記接着部材敷設面は、断面形状が曲面である請求項1~請求項
13の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項15】
前記光源部の前記非実装面と前記光源支持部の前記接着部材敷設面との距離が一定である請求項
1~請求項
9の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項16】
前記光源支持部の前記接着部材敷設面は、断面形状が平面である請求項
15記載の光源ユニット。
【請求項17】
前記光源支持部の前記接着部材敷設面には、前記接着部材と前記突出部との間に、接着時に押し広がった前記接着部材を捕捉する捕捉部が形成されている請求項1~請求項
16の何れか一項に記載の光源ユニット。
【請求項18】
前記捕捉部は、溝である請求項
17記載の光源ユニット。
【請求項19】
請求項1~請求項
18の何れか一項に記載の光源ユニットを備えた灯具。
【請求項20】
請求項
19記載の灯具を備えた照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天井等に取り付けられる光源ユニット、灯具及び照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源が実装された光源基板を光源支持部に接着部材で固定した光源ユニット、これを有する灯具、さらに、これらを備えた照明装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、発光素子が発する熱により光源基板及び光源支持部が膨張した場合に、接着部材が、光源支持部よりも線膨張量の大きい光源基板に追従して変形するとされている。つまり、光源基板と光源支持部との線膨張差による剪断応力が接着部材に発生しても、その剪断応力を接着部材が吸収して接着部材に剪断破断は生じない、とされている。
【0005】
特許文献1では、接着部材が、剪断破断の生じない厚みに敷設されている前提となっているが、接着部材の実際の敷設厚さ寸法が、剪断破断が生じない厚み寸法になっていない場合には、剪断破断を防止することはできない。このように、特許文献1では、線膨張差による接着部材の剪断破断を防止する技術として、十分なものとは言えなかった。
【0006】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、接着部材の敷設厚さ寸法を管理でき、接着部材の剪断破断を防止することが可能な光源ユニット、灯具及び照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る光源ユニットは、発光素子が実装された長尺で板状の光源部と、光源部の発光素子の実装面とは反対側の非実装面に接着されて光源部を支持する長尺で板状の光源支持部と、光源支持部において光源部の非実装面と対向する対向面に設けられた接着部材敷設面に光源支持部の長手方向に延びて敷設され、光源支持部と光源部とを接着する接着部材と、を有し、光源支持部は、接着部材敷設面よりも光源部側に突出するように対向面に形成され、光源部の非実装面に接触する突出部を有し、突出部は、対向面において接着部材の両外側に直線状に形成されているものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接着部材の敷設厚み寸法を、突出部によって接着部材敷設面と光源基板の非実装面との距離に一律に規制できる。このため、接着部材の敷設厚み寸法を管理でき、接着部材の剪断破断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1に係る光源ユニットを備えた照明装置の斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る光源ユニットを備えた灯具を示す斜視図である。
【
図5】実施の形態1に係る光源ユニットを示す分解斜視図である。
【
図6】実施の形態1に係る照明装置において、光源基板と光源支持部との膨張差が生じた際に接着部材に掛かる剪断応力の説明図である。
【
図7】実施の形態1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための斜視図である。
【
図8】実施の形態1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
【
図9】実施の形態1の照明装置の変形例1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための図である。
【
図10】実施の形態1の照明装置の変形例2に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための分解斜視図である。
【
図11】実施の形態1の照明装置の変形例2に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
【
図12】実施の形態1の照明装置の変形例3に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
【
図13】実施の形態1の照明装置の変形例4に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
【
図14】実施の形態2の照明装置の光源ユニットの分解斜視図である。
【
図15】実施の形態2の照明装置の光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
【
図16】実施の形態3に係る灯具の斜視模式図である。
【
図18】実施の形態4に係る灯具の分解斜視図である。
【
図20】実施の形態4に係る灯具の光源ユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態に係る照明装置1について、図面を参照して説明する。各図において同じ又は対応する構成要素には、同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」、といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向及び向きを限定するものではない。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光源ユニットを備えた照明装置の斜視図である。
図2は、
図1の照明装置の分解斜視図である。
図3は、実施の形態1に係る光源ユニットを備えた灯具を示す斜視図である。
図4は、
図3の灯具の分解斜視図である。
図5は、実施の形態1に係る光源ユニットを示す分解斜視図である。
【0012】
以下、実施の形態1に係る光源ユニット、灯具及び照明装置について説明する。実施の形態1は、いわゆる光源一体型ベースライトに関する。
【0013】
<照明装置1>
照明装置1は、照明空間を照明できる位置に設置され、照明空間を照らすものである。照明空間とは、照明装置1が設置される下方の空間、例えば居住空間、倉庫等の空間、ビルあるいは公共施設などの空間、エレベータあるいは廊下等の共有空間、又は、電車あるいは船舶などの乗り物内の空間等を意味している。実施の形態1では、照明装置1は、いわゆるV形の照明装置1を例として示す。なお、実施の形態1における照明装置1は、V形タイプの照明装置1に限定されるものではない。照明装置1は、例えば、いわゆる笠付タイプ、片側反射笠付タイプ、トラフタイプ等、他の形態のものを採用することができる。また、照明装置1は、天井あるいは壁等の被取付部9に形成される開口に装着する、埋込型のものを採用することもできる。
【0014】
照明装置1は、長尺状に形成されており、以下の説明において、照明装置1の長手方向に沿った方向を長手方向(X軸方向)とする。また、長手方向(X軸方向)に直交し、長手方向(X軸方向)に対する短手方向を短手方向(Y軸方向)とする。そして、長手方向(X軸方向)及び短手方向(Y軸方向)の何れとも直交する方向を上下方向(Z軸方向)とする。さらに、上下方向(Z軸方向)において、照明装置1が取り付けられる天井あるいは壁等の被取付部9側への向きを上向きZ1とする。そして、上向きZ1と反対側への向きであり照明装置1から光が照射される照明空間側への向きを下向きZ2とする。
【0015】
図1に示すように、実施の形態1における照明装置1は、天井あるいは壁等の被取付部9に取り付けられる長尺状の照明器具2と、照明器具2に着脱自在に取り付けられる長尺状の灯具3と、を有する。
【0016】
[照明器具2]
照明器具2は、
図2に示すように、器具本体部20と、器具端部24と、器具側連結具27と、器具側端子台28と、器具側電源線29と、を有する。
【0017】
(器具本体部20)
器具本体部20は、照明器具2の外郭を構成する筐体である。器具本体部20は、ボルト等の固定具を用いて被取付部9に取り付けられる。器具本体部20は、器具底部21と、器具側部22と、器具傾斜部23と、を有する。器具底部21と、器具側部22と、器具傾斜部23とは、例えば、金属製の板材を折り曲げて一体に形成されている。ただし、器具本体部20は、金属製の板材の折り曲げから形成されるものに限定されるものではなく、例えば、樹脂、セラミック等、他の材料を用いて形成されてもよく、また、押出成形、積層造形等、他の方法で形成されてもよい。また、器具底部21と、器具側部22と、器具傾斜部23とは、一体に形成されているものに限定されるものではなく、これらの部材が互いに確実に固定されていれば別体で形成されてもよい。
【0018】
器具底部21は、器具本体部20の長手方向(X軸方向)に沿って長尺且つ矩形状に形成された板状の部材である。器具側部22は、器具底部21の短手方向(Y軸方向)の両端から立ち上がる一対の側壁であり、器具本体部20の長手方向(X軸方向)に沿って長尺且つ矩形状に形成された板状の部材である。器具底部21には通線孔211が形成されている。通線孔211には、外部電源(図示は省略)から延びる外部電線(図示は省略)が挿通される。通線孔211に挿通された電源線は、器具側端子台28に接続される。
【0019】
器具本体部20は、器具底部21と、器具側部22と、器具端部24とによって凹形状に形成された灯具取付部26を形成する。この灯具取付部26には、灯具3が着脱自在に取り付けられ、灯具3の一部が収容される。
【0020】
器具傾斜部23は、器具本体部20の短手方向(Y軸方向)において灯具取付部26の両側に対に設けられている傾斜壁である。器具傾斜部23は、被取付部9の取付面に対して傾斜するように形成されている。器具傾斜部23は、器具本体部20の上下方向(Z軸方向)において被取付部9側の端部同士の間隔が、照明空間側の端部同士の間隔よりも広くなるように傾斜している。器具傾斜部23は、傾斜面を形成しており、光源から発せられる光を照明空間に向けて反射してもよい。
【0021】
(器具端部24)
器具端部24は、器具本体部20の長手方向(X軸方向)の両端部を構成する壁部である。器具端部24には、器具端部24を構成する壁部の一部が取り外されることでノックアウト部25が形成されている。ノックアウト部25は、器具端部24にノックアウト加工が施された部分であり、例えば、たたくことにより、あるいは、切り取ることにより、現場で簡単に貫通孔を形成することができる部分である。ノックアウト部25によって形成される貫通孔には、例えば、送り配線用の電線等が挿通される。
【0022】
(器具側連結具27)
器具側連結具27は、灯具3を器具本体部20に対して着脱自在に連結するための連結機構を構成する。器具側連結具27は、灯具3が器具本体部20に取り付けられている状態において、灯具3を保持する。器具側連結具27は、板バネであって、例えば、ステンレス材料又はバネ鋼材などの弾性部材で形成される。なお、器具側連結具27は、板材の弾性材料を曲げて形成してもよく、線材の弾性材料を曲げて形成してもよい。器具側連結具27は、灯具3の灯具側連結具35(
図3参照)と係合する。器具側連結具27は、
図2に示すように、器具底部21に2つ取り付けられており、灯具取付部26を構成する器具底部21の長手方向(X軸方向)に沿って配置されている。器具側連結具27は、器具底部21の長手方向(X軸方向)において、中央部に対して端部側に配置されている。また、各器具側連結具27は、バネの先端が互いに反対方向を向くように器具底部21に配置されている。
【0023】
(器具側端子台28)
器具側端子台28は、器具本体部20の器具底部21に固定されている。器具側端子台28には、外部から通線孔211を介して灯具取付部26に引き込まれた外部電源(図示は省略)が接続され、商用電源から供給される電力を灯具3に供給する。器具側端子台28にはさらに、灯具3の電源装置36へ電力を供給するための器具側電源線29が接続される。
【0024】
[灯具3]
灯具3は、照明器具2に取り付けられることによって照明装置1を構成する。灯具3は、長尺状に形成されており、照明器具2の器具本体部20に装着されて使用される。灯具3は、器具本体部20の灯具取付部26に一部が収容され、器具本体部20に着脱自在に取り付けられる。灯具3は、
図4に示すように、光源ユニット30と、光源ユニット30の後述の光源部31を覆うように光源ユニット30に取り付けられた透光性のカバー34と、灯具側連結具35と、電源装置36と、灯具電線37と、配線具38と、を有する。
【0025】
(光源ユニット30)
光源ユニット30は、
図4及び
図5に示すように、光源部31と、光源支持部32と、これらを接着する接着部材33とを有する。光源部31は、照明器具2の長手方向に沿って延設された長尺の板状に構成されている。光源部31は、長尺のプリント配線板である光源基板311の実装面312に発光素子310が実装されてなる。光源基板311は、ガラス・エポキシ基板(FR-4)、ガラス・コンポジット基板(CEM-3)、紙エポキシ基板(FR-3)、紙フェノール基板(XPC)、金属ベース基板などを用いることができる。
【0026】
発光素子310は、光源基板311の長手方向に沿って一列に配列実装されている。ただし、この限りではなく、発光素子310は並列に配列実装されてもよいし、他の配列でもよい。発光素子310として、本実施の形態1では発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LEDと称す)素子を用いている。なお、発光素子310は、LEDの代わりに、例えば、固体レーザ(Solid State Laser)、半導体レーザ(Semiconductor Laser)、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等が用いられてもよい。
【0027】
光源支持部32は、光源部31の長手方向に沿って延設された長尺状の部材であり、光源部31の実装面312とは反対側の非実装面313に接着されて光源部31を支持するものである。光源支持部32は、支持面部320と、側部322と、を有する。
【0028】
支持面部320は、光源部31の長手方向(X軸方向)に沿って長尺且つ矩形状に形成された板状の部材である。支持面部320において光源基板311の非実装面313との対向面323は、接着部材33が敷設される接着部材敷設面325を有する。接着部材敷設面325は、支持面部320の短手方向(Y軸方向)の中心部であって、長手方向に延びた領域である。光源部31と光源支持部32との接着時には、接着部材敷設面325に接着部材33が敷設され、その上に光源部31の光源基板311が載せられることで、光源支持部32と光源基板311とが接着される。側部322は、支持面部320の短手方向(Y軸方向)の両端から立ち上がる一対の側壁であり、器具本体部20の長手方向(X軸方向)に沿って長尺且つ矩形状に形成された板状の部材である。
【0029】
光源支持部32には、鉄又はアルミニウムといった金属材料を含む材料が用いられる。なお、光源支持部32には、樹脂材料又はセラミック材料を含む材料が用いられてもよい。本実施の形態1は、光源支持部32において接着部材33の周辺の構造に特徴があるが、その特徴部分の構造については、灯具3全体の基本的な構造を説明した後に詳述する。
【0030】
接着部材33は、接着剤で構成されている。接着部材33は、例えば一液式のものを用いることができる。接着部材33は、光源基板311の非実装面313と光源支持部32の接着部材敷設面325との間に配置されている。接着部材33は、光源基板311の非実装面313と光源支持部32の対向面323とを接着することによって、光源基板311と光源支持部32とを固定させるものである。このように、接着部材33を用いて、光源基板311の非実装面313が、光源支持部32の対向面323に接着されることで、光源部31が光源支持部32に支持される構成となっている。
【0031】
(カバー34)
カバー34は、光源部31によって発せられた光が入光して、この光を透過させて照射するものであり、少なくとも可視光を透過する透光性の材料で形成されている。カバー34の材料は、例えば、乳白の樹脂材料でもよく、拡散材が混ぜられた樹脂材料でもよい。カバーは、例えば、ポリカーボネイト又はアクリル等の樹脂材料等を用いて形成することができる。カバー34は、光源部31を覆うように長尺に形成され、器具本体部20に取り付けられる。カバー34は、
図2に示すように、カバー主部340と、カバー側部341と、カバー端部342と、を有する。
【0032】
カバー主部340は、光源部31から発せられる光を透過させる部分である。カバー主部340は、光源部31を覆い、光源部31と対向する。カバー主部340は、光源部31の長手方向(X軸方向)に沿って長尺に形成された部材である。カバー主部340は、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面において、Z2方向の端部が円弧形状に形成されている。カバー主部340は、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面において、Z2方向の端部が円弧形状に形成されている形状に限定されるものではなく、カバー主部340の断面形状は他の形状であってもよい。例えば、カバー主部340は、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面において、直線状部分又は曲線状部分を有してもよく、あるいは、直線状部分及び曲線状部分の両方を有してもよい。カバー主部340の表面は、1つの平面から形成される平面形状又は複数の平面から形成される多面体形状であってもよく、単数又は複数の曲面から形成される形状であってもよい。
【0033】
カバー側部341は、カバー主部340の短手方向(Y軸方向)の両端から立ち上がる一対の側壁であり、カバー主部340の長手方向(X軸方向)に沿って長尺且つ矩形状に形成された板状の部材である。カバー側部341は、カバー主部340と接着剤による接着あるいは熱溶着等の接合手段により接合されている。カバー端部342は、カバー主部340の長手方向(X軸方向)における端部に配置され、カバー主部340の長手方向(X軸方向)の端部に形成された開口を塞ぐものである。なお、実施の形態1では、カバー端部342は、カバー主部340及びカバー側部341と別体の構成であるが、カバー端部342は、カバー主部340及びカバー側部341と一体に形成されてもよい。
【0034】
(灯具側連結具35)
灯具側連結具35は、器具側連結具27と共に灯具3を器具本体部20に対して着脱自在に連結するための連結機構を構成する。灯具側連結具35は、
図4に示すように光源支持部32の支持面部320において対向面323とは反対の裏面324に配置されている。
【0035】
(電源装置36、灯具電線37)
電源装置36は、外部から供給される電力を光源部31に供給し、発光素子310を点灯させるものである。電源装置36は、照明装置1の点灯装置である。
図4に示すように、電源装置36には、灯具電線37が接続されている。灯具電線37は、器具側電源線29に接続される灯具側電源線370と、電源装置36から光源部31へ電力を供給する給電線371と、を有する。電源装置36は、外部から器具側端子台28、器具側電源線29及び灯具側電源線370を介して供給される電力を、給電線371を介して光源部31に供給する。電源装置36は、光源支持部32の裏面324にねじ39で固定されている。
【0036】
(配線具38)
配線具38は、光源支持部32の対向面323側から裏面324側に引き回された配線を固定する固定具である。配線具38は、光源支持部32の裏面324に長手方向(X軸方向)に沿って4つ配置されている。ただし、配線具38の個数は、4つに限定されるものではない。
【0037】
以上により、照明装置1の基本的な構造が明らかになったところで、本実施の形態1の特徴部分について説明する。本実施の形態1は、接着部材33の敷設厚み寸法を、バラツキ無く適正な厚みに敷設することが可能な構造を特徴とする。以下、本実施の形態1の構造的な特徴を説明するに先立ち、まず、接着部材33の適正な厚みについて説明する。
【0038】
接着部材33には、発光素子310から発生する動作熱による温度変化に伴って膨張する光源基板311の面方向の線膨張量と、光源支持部32の面方向の線膨張量との差による応力が加わった状態で、剪断破断しない厚さ寸法とすることが求められる。「光源基板311の面方向の線膨張量」とは、発光素子310から発生する動作熱によって光源基板311が長手方向に膨張したときの光源基板311の長手方向の長さと、常温での光源基板311の長手方向の長さとの差である。そして、「光源支持部32の面方向の線膨張量」とは、発光素子310から発生する動作熱によって光源支持部32が長手方向(X軸方向)に膨張したときの光源支持部32の長手方向(X軸方向)の長さと、常温での光源支持部32の長手方向(X軸方向)の長さとの差である。さらに、「剪断」とは、接着部材33が、接着部材33の接着面である光源基板311の非実装面313又は光源支持部32の対向面323から剥離する状態、あるいは、接着部材33が塑性破壊する状態をさす。
【0039】
本実施の形態1における光源基板311と光源支持部32とは、線膨張係数が異なる材料で形成されており、光源基板311の線膨張係数が光源支持部32の線膨張係数よりも大きい。故に、発光素子310から発生する動作熱によって、光源基板311が光源支持部32よりも大きく膨張し、線膨張量に差が生じる。この様子について
図6で説明する。
【0040】
図6は、実施の形態1に係る照明装置において、光源基板と光源支持部との膨張差が生じた際に接着部材に掛かる剪断応力の説明図である。
図6において(a)は、光源部が消灯した低温時(常温時)で、光源基板が膨張していない場合、(b)は、光源部が点灯した高温時で、発光素子から発生する動作熱によって光源基板が膨張した場合を示している。
【0041】
光源基板311及び光源支持部32は、発光素子310から発生する動作熱によって、
図6の(a)の状態から
図6の(b)の状態に膨張する。この膨張に伴い、接着部材33は、線膨張量の大きい光源基板311の非実装面313との接触部分が、長手方向(X軸方向)の外側に引っ張られるように変形する。
【0042】
ここで、接着部材33の固化状態における硬さである硬度は、光源基板311の硬度よりも低く、線膨張した状態の光源基板311を損傷させない硬度を有する。また、接着部材33の固化状態における硬度は、光源支持部32の硬度よりも低く、線膨張した状態の光源支持部32を損傷させない硬度を有する。つまり、固化状態における接着部材33は、光源基板311あるいは光源支持部32よりも剛性率が小さく、変形しやすい性質を有する。なお、「硬度」は、デュロメータ、バーコール、ロックウェル、ビッカース、ヌーブ又はブリネルなどの試験方法によって測定することができる。
【0043】
このように接着部材33は変形しやすい性質を有するため、
図6に示すように動作熱によって変形する。接着部材33が、破断することなく、長手方向(X軸方向)の外側に引っ張られるように変形する際のその許容変形量は、接着部材33の厚みを厚くする程、大きくなる。したがって、接着部材33の厚みを、光源基板311と光源支持部32との線膨張差による接着部材33の変形を許容できる厚みとすることで、接着部材33の破断を回避できる。
【0044】
以上より、接着部材33の適正な敷設厚み寸法とは、光源基板311と光源支持部32との線膨張差による剪断応力に耐え得る厚さ寸法に相当する。なお、光源基板311の線膨張量と光源支持部32の線膨張量との差は、発光素子310から発生する動作熱に伴って変化する。このため、接着部材33の適正な敷設厚み寸法は、その差が最大となる状態で、非実装面313及び対向面323の両方に対して接着した状態を保ち、破断しない厚さ寸法となる。この敷設厚さ寸法は、シミュレーション又は実機による試験を行って決定すればよい。
【0045】
図7は、実施の形態1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための斜視図である。
図7(a)は、光源支持部の斜視図である。
図7(b)は、接着部材が敷設された光源支持部と、光源支持部に配置される前の光源部とを示す斜視図である。
図7(c)は、光源部が光源支持部に配置された状態を示す斜視図である。
図8は、実施の形態1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
図8(a)は、光源支持部の断面図である。
図8(b)は、接着部材が敷設された光源支持部と、光源支持部に配置される前の光源部とを示す断面図である。
図8(c)は、光源部が光源支持部に配置された状態を示す断面図である。
【0046】
実施の形態1は、光源支持部32の支持面部320の対向面323に、光源部31側に突設した突出部321を有する点を特徴とする。突出部321は、接着部材敷設面325に敷設された接着部材33の両外側に直線状に形成されている。突出部321は、接着部材33に沿って連続して延びて形成された突条部である。突出部321は、接着部材敷設面325よりも光源部31側に突出して形成されている。突出部321の高さ、言い換えれば、接着部材敷設面325から突出部321の頂部までの高さは、接着部材33の適正な敷設厚み寸法と同じに設定されている。支持面部320に突出部321を設けたことによって、接着部材敷設面325と光源基板311の非実装面313とが適正な敷設厚み寸法分、離間した状態に支持される。
【0047】
接着時には、接着部材敷設面325に接着部材33が敷設される。この際、
図8(b)に示すように、接着部材33が突出部321の高さよりも高く盛られたとしても、
図8(c)に示すように、光源基板311の非実装面313が突出部321に接触することで、接着部材33の厚みは、突出部321の高さに規制される。言い換えれば、接着部材33の厚みは、接着部材敷設面325から突出部321の頂部までの高さに規制される。
【0048】
このように、接着部材33の厚みは、突出部321によって一律に規制できるため、接着部材33の敷設厚み寸法をバラツキなく管理できる。そして、接着部材敷設面325から突出部321の頂部までの高さは、光源部31の動作時に破断しない敷設厚さ寸法に設定されているため、接着部材33の破断を防止できる。
【0049】
なお、接着部材33は、接着が完了して固化した状態において突出部321に接触しない。仮に、接着部材33が突出部321に接触していると、接着部材33の変形を妨げる要因となり、線膨張差を吸収できず、剪断破断の要因となる。よって、本実施の形態1では、接着部材33が突出部321に接触しないようにしている。これにより、接着部材33は、光源部31と光源支持部32との線膨張差に対応して柔軟に変形することができ、接着部材33の破断を、より確実に防止できる。
【0050】
接着部材33が突出部321に接触しないようにするには、接着部材33の量と、2列の突出部321間の距離とを調整すればよい。接着部材33は、接着時に光源基板311によって押圧されることで短手方向(Y軸方向)に広がるため、接着部材33の量と、2列の突出部321間の距離とを調整することで、接着部材33が突出部321に接触しない構成にできる。
【0051】
ところで、接着時に接着部材33が固化する前の状態において、光源基板311の非実装面313と光源支持部32の対向面323とは、離間した状態を維持する。このため、接着部材33が完全に固化する前であっても、灯具3の組み立て作業を行うことができる。したがって、灯具3の組み立て時間を短縮でき、製造コストの削減に繋がる。
【0052】
以上説明したように、実施の形態1は、発光素子310が実装された板状の光源部31と、光源部31の発光素子310の実装面312とは反対側の非実装面313に接着されて光源部31を支持する光源支持部32と、光源支持部32において光源部31の非実装面313と対向する対向面に設けられた接着部材敷設面325に敷設され、光源支持部と光源部31とを接着する接着部材33と、を有する。光源支持部32は、接着部材敷設面325よりも光源部31側に突出するように対向面323に形成され、光源部31の非実装面313に接触することで、接着部材33の厚みを規制する突出部321を有する。
【0053】
これにより、接着部材33の敷設厚み寸法を、突出部321によって接着部材敷設面325と光源基板311の非実装面313との距離に一律に規制できる。このため、接着部材33の敷設厚み寸法をバラツキなく管理できる。そして、接着部材33の敷設厚み寸法をバラツキなく管理できることで、光源基板311と光源支持部32との線膨張差による接着部材33の剪断破断を防止することができる。したがって、灯具3の高品質化及び長寿命化が期待できる。
【0054】
実施の形態1において、接着部材33は突出部321と接触していない。
【0055】
これにより、接着部材33は、光源部31と光源支持部32との線膨張差に対応して柔軟に変形することができ、より確実に接着部材33の剪断破断を防止できる。
【0056】
実施の形態1において、接着部材敷設面325から突出部321の頂部までの高さは、光源部31の動作時の光源部31と光源支持部32との熱膨張差に起因する接着部材33の破断が生じない接着部材33の敷設厚さ寸法に設定されている。
【0057】
これにより、光源部31の動作時の接着部材33の剪断破断を防止できる。
【0058】
実施の形態1において、光源部31及び光源支持部32は、長尺の板状である。接着部材33は、光源支持部32の長手方向(X軸方向)に延びて形成されている。突出部321は、接着部材33の両外側に直線状に形成されている。
【0059】
このように、接着部材33の両外側に直線状に突出部321が形成されていることで、接着部材33の厚みをバラツキ無く一律に規制できる。
【0060】
なお、本実施の形態1の光源ユニットは、上記の構造に限定されるものではなく、本実施の形態1の要旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように種々の変形例の実施が可能である。
【0061】
(変形例1)
図9は、実施の形態1の照明装置の変形例1に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための図である。
図9において、(a)は光源ユニットの分解斜視図、(b)は光源ユニットの側面図、(c)は光源ユニットの斜視図である。この変形例1は、上記実施の形態1の光源ユニット30と、光源支持部32の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一である。したがって、変形例1の光源ユニット30aにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、変形例1の光源ユニット30aにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と機能的において対応する部分には、同一の数字に“a”の添え字を加えて示す。以下、添字をした構成部分のうち、変形例1の要部について説明し、それ以外については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。以下、変形例1が実施の形態1と異なる点を中心に説明するものとし、本変形例1で説明されていない構成は実施の形態1と同様である。
【0062】
変形例1の光源ユニット30aの光源支持部32aは、突出部321aの構成が実施の形態1と異なる。実施の形態1の突出部321は、接着部材33に沿って連続して延びて形成された構成であったが、変形例1の突出部321aは、接着部材33に沿って複数に分割された構成を有する。それ以外の、突出部321aの高さ等については実施の形態1と同様である。
【0063】
変形例1では、突出部321aにおいて分割された各分割部321aa同士の間に、隙間321abが形成されている。この隙間321abは、空気の循環経路となる。つまり、光源部31と光源支持部32aとが接着されて対向して形成される空間のうち、接着部材33が敷設されていない空間(以下、接着周囲空間という)には、分割部321aaの周囲に隙間321abがあることによって空気が循環する。具体的には、
図9(c)の矢印に示すように、分割部321aaの周囲に空気の循環が生じる。このように、接着周囲空間に空気が循環することで、光源部31の動作熱が接着周囲空間に籠もることなく外部に排出され、光源部31、光源支持部32a及び接着部材33の温度上昇を緩和できる。光源部31の温度上昇緩和は、発光素子310の長寿命化に寄与する。
【0064】
また、光源部31の温度上昇緩和により、光源部31が温度上昇した際の光源基板311の膨張量が小さくなる。このため、接着部材33が剥離するリスク、及び、接着部材33そのものが剪断するリスク、の何れも低減する。
【0065】
また、変形例1では、突出部321aを複数に分割した構成としたことで、分割部321aa同士の隙間321abから、長手方向(X軸方向)に渡って接着部材33の塗布状態を確認することができる。塗布状態の確認は目視確認でもよいし、センサなどを用いた確認方法でもよい。
【0066】
(変形例2)
図10は、実施の形態1の照明装置の変形例2に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための分解斜視図である。
図11は、実施の形態1の照明装置の変形例2に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
図11(a)は、光源支持部の断面図である。
図11(b)は、接着部材が敷設された光源支持部と、光源支持部に配置される前の光源部とを示す断面図である。
図11(c)は、光源部が光源支持部に配置された状態を示す断面図である。
【0067】
この変形例2は、上記実施の形態1の光源ユニット30と、光源支持部32の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一である。したがって、変形例2の光源ユニット30bにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、変形例2の光源ユニット30bにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と機能的において対応する部分には、同一の数字に“b”の添え字を加えて示す。以下、添え字をした構成部分のうち変形例2の要部について説明し、それ以外については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。以下、変形例2が実施の形態1と異なる点を中心に説明するものとし、本変形例2で説明されていない構成は実施の形態1と同様である。
【0068】
変形例2の光源ユニット30bの光源支持部32bは、支持面部320bにおいて、接着部材敷設面325bを除く部分全体が突出部321bとなっている。接着部材敷設面325bは、実施の形態1と同様に、支持面部320の短手方向(Y軸方向)の中心部であって、支持面部320bの長手方向(X軸方向)に延びて形成されている。それ以外の突出部321bの高さ等については実施の形態1と同様である。
【0069】
変形例2では、光源基板311と光源支持部32bとを接着した状態において、光源基板311の短手方向(Y軸方向)の両端部は、光源支持部32bの突出部321bに接触した状態となる。つまり、光源基板311が、上記実施の形態1及び変形例1に比べて広い範囲で光源支持部32bと接触する。よって、光源部31の動作熱を効率よく光源支持部32bに伝達でき、光源部31、光源支持部32b及び接着部材33の温度上昇を緩和できる。温度上昇の緩和により、光源部31が温度上昇した際の光源基板311の膨張量が小さくなる。このため、接着部材33が剥離するリスク、及び、接着部材33そのものが剪断するリスク、の何れも低減する。
【0070】
(変形例3)
図12は、実施の形態1の照明装置の変形例3に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。この変形例3は、上記実施の形態1の光源ユニット30と、光源支持部32の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一である。したがって、変形例3の光源ユニット30cにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、変形例3の光源ユニット30cにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と機能的において対応する部分には、同一の数字に“c”の添え字を加えて示す。以下、添え字をした構成部分のうち変形例3の要部について説明し、それ以外については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。以下、変形例3が実施の形態1と異なる点を中心に説明するものとし、本変形例3で説明されていない構成は実施の形態1と同様である。
【0071】
変形例3の光源ユニット30cは、接着部材敷設面325cの断面形状が実施の形態1と異なる。実施の形態1の接着部材敷設面325は、断面形状が平面であったが、変形例3の接着部材敷設面325cは、断面形状がZ1方向に突出した曲面となっている。接着部材敷設面325cは曲面であることから、接着部材敷設面325cと光源基板311との距離は一定ではない。
【0072】
光源部31は光源基板311の面方向に熱量の分布を有し、接着部材敷設面325cと光源基板311との距離は、光源部31から発する熱量に応じた距離で離間している。具体的には、熱量が大きい部分程、接着部材敷設面325cと光源基板311との距離が長くなっている。光源基板311において発光素子310が実装された中心部分は、その他の部分よりも発光素子310の動作熱による熱量が大きい。したがって、接着部材敷設面325cにおいて発光素子310と対向する部分、言い換えれば接着部材敷設面325cの曲面の頂部にあたる部分において光源基板311との距離h1が最も長くなっている。故に、接着部材敷設面325cにおいて距離h1の部分には、その他の部分よりも多くの接着部材33が敷設される。なお、距離h1は、突出部321cの高さh2よりも長く設定されている。
【0073】
光源基板311において発光素子310が実装された中心部分は、その他の部分よりも、発光素子310の動作熱による線膨張差に起因した剪断応力が、接着部材33に一番大きく作用する部分である。変形例3では、このように、発光素子310の動作熱による線膨張差に起因した剪断応力が一番大きい部分に、接着部材33を偏在して敷設した構成である。これにより、接着部材33にて、効果的に剪断応力を吸収できる。変形例3の構成は、特に、光源支持部32の熱容量が比較的大きい場合に有効な構成である。すなわち、光源支持部32の熱容量が比較的大きい場合には線膨張量が小さくなる傾向となり、光源基板311の線膨張量との差が大きくなる傾向となるため、発光素子310の動作熱による線膨張差に起因した剪断応力を効果的に吸収できる。
【0074】
なお、
図12では、接着部材敷設面325cの断面形状をZ1方向に突出した曲面としたが、この形状に限られたものではない。接着部材敷設面325cの断面形状は、熱量が大きい部分程、光源基板311との距離を長く確保した構成とすればよい。したがって、例えば、接着部材敷設面325cの断面形状には、発光素子310の配置等を考慮して、U字形状、V字形状又はW字形状などを選択的に採用できる。
【0075】
(変形例4)
図13は、実施の形態1の照明装置の変形例4に係る光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。この変形例4は、上記実施の形態1の光源ユニット30と、光源支持部32の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一である。したがって、変形例4の光源ユニット30dにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、変形例4の光源ユニット30dにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と機能的において対応する部分には、同一の数字に“d”の添え字を加えて示す。以下、添え字をした構成部分のうち変形例4の要部について説明し、それ以外については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
【0076】
変形例4の光源ユニット30dは、接着部材敷設面325dの断面形状が実施の形態1と異なる。実施の形態1の接着部材敷設面325は、断面形状が平面であったが、変形例4の接着部材敷設面325dは、断面形状がZ2方向に突出した曲面となっている。接着部材敷設面325dは曲面であることから、接着部材敷設面325dと光源基板311との距離は一定ではない。
【0077】
光源部31は光源基板311の面方向に熱量の分布を有し、接着部材敷設面325dと光源基板311との距離は、光源部31から発する熱量に応じた距離で離間している。具体的には、熱量が大きい部分程、接着部材敷設面325dと光源基板311との距離が短くなっている。光源基板311において発光素子310が実装された中心部分は、その他の部分よりも発光素子310の動作熱による熱量が大きい。したがって、接着部材敷設面325dにおいて発光素子310と対向する部分、言い換えれば接着部材敷設面325dの曲面の頂部にあたる部分において光源基板311との距離h3が最も短くなっている。故に、接着部材敷設面325dにおいて距離h3の部分には、その他の部分よりも接着部材33の敷設量が少なくなっている。なお、距離h3は、突出部321dの高さh2よりも短く設定されている。
【0078】
変形例4の構成は、特に、光源支持部32の熱容量が比較的小さい場合に有効で、発光素子310の動作熱を、接着部材33を介して効率的に光源支持部32に伝達できる構成である。発光素子310の動作熱を、接着部材33を介して効率的に光源支持部32に伝達できることで、発光素子310の動作熱による光源基板311の面方向の線膨張量を少なくでき、線膨張差に起因した剪断応力を小さくできる。なお、
図13では、接着部材敷設面325dの断面形状をZ2方向に突出した曲面としたが、この形状に限られたものではない。接着部材敷設面325dの断面形状は、熱量が大きい部分程、光源基板311との距離を短くした構成とすればよい。したがって、例えば、接着部材敷設面325dの断面形状には、発光素子310の配置等を考慮して、U字形状、V字形状又はW字形状などを選択的に採用できる。
【0079】
実施の形態2.
図14は、実施の形態2の照明装置の光源ユニットの分解斜視図である。
図15は、実施の形態2の照明装置の光源ユニットにおける接着部材の厚みを一定に管理する構成を説明するための断面図である。
図15(a)は、光源支持部の断面図である。
図15(b)は、接着部材が敷設された光源支持部と、光源支持部に配置される前の光源部とを示す断面図である。
図15(c)は、光源部が光源支持部に配置された状態を示す断面図である。実施の形態2は、実施の形態1の光源ユニット30の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一である。以下、実施の形態2の光源ユニット30eにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、実施の形態2の光源ユニット30eにおいて、実施の形態1の光源ユニット30と機能的において対応する部分には、同一の数字に“e”の添え字を加えて示す。以下、添え字をした構成部分のうち実施の形態2の要部について説明し、それ以外については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
【0080】
実施の形態2の光源ユニット30eは、接着部材敷設面325eの断面形状が実施の形態1と異なる。実施の形態2の接着部材敷設面325eには、実施の形態1の接着部材敷設面325にさらに、捕捉部327が設けられている。捕捉部327は、光源基板311と光源支持部32との接着の際に、敷設部分から外方へ押し広がった接着部材33を捕捉する部分であって、押し広がった接着部材33が突出部321に付着しないようにするために設けられている。
【0081】
捕捉部327は、
図14及び
図15では、接着部材33の両外側に配置され、長手方向(X軸方向)に延びる2本の溝で構成された例を示しているが、この構成に限られない。捕捉部327は、接着部材敷設面325eにおいて接着部材33と突出部321との間に設けられていればよく、接着部材33を囲む周状の溝であってもよい。また、捕捉部327は、連続した溝でもよいし、分割された溝でもよい。
【0082】
このように、捕捉部327が設けられていることで、光源基板311と光源支持部32との接着の際に、接着部材33が、その敷設部分から外方へ向かって押し広がって捕捉部327に入り込む。このため、接着部材33が突出部321に接触してしまうことを防ぐことができる。
【0083】
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、接着部材敷設面325eにおいて接着部材33と突出部321との間に捕捉部327を設けたことで、以下の効果が得られる。すなわち、光源基板311と光源支持部32との接着の際に、接着部材33が突出部321に接触してしまうことを防ぐことができる。なお、
図14及び
図15には、
図5に示した実施の形態1の光源ユニット30に捕捉部327を設けた構成を示したが、上記変形例1~変形例4の光源ユニットに捕捉部327を設けた構成としてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0084】
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1の光源ユニット30を適用した灯具に関し、具体的にはいわゆる直管LEDランプに関する。
【0085】
図16は、実施の形態3に係る灯具の斜視模式図である。
図17は、
図16の縦断面図である。上記実施の形態1では、灯具が光源一体型ベースライトであったのに対し、実施の形態3では直管LEDランプであり、それ故、実施の形態3の灯具3fは、外形構造が実施の形態1と異なる。外形構造が異なることに併せて、実施の形態3の灯具3fにおける光源ユニット30fの構造が、実施の形態1の光源ユニット30と異なっている部分があるが、以下、機能的において対応する部分には、同一の数字に“f”の添え字を加えて示し、その説明を省略する。
【0086】
灯具3fは、光源ユニット30fと、光源ユニット30fを内部に収容する筒状のカバー34fと、カバー34の両端部に設けられた口金40とを有する。
【0087】
光源ユニット30fの光源支持部32fは、断面形状が実施の形態1と異なっている。光源支持部32fは、支持面部320fと、側部322fと、側部322fの先端部同士を連結し、カバー34fの内周面に沿う底部322faとを有する。光源支持部32fは、押出成形で製造される。支持面部320fの裏面324fは、断面形状が凹凸形状に形成され、光源部31の動作熱を放熱するヒートシンクとして機能する。支持面部320fの対向面323fには、短手方向(Y軸方向)の両端部に長手方向(X軸方向)に延びる装着突起部329が形成されている。装着突起部329は、光源支持部32fをカバー34f内に挿入する際のガイドとなる。また、光源支持部32fの底部322faにおいてカバー34fの内周面と接触する部分には、位置決め溝部328が長手方向(X軸方向)に延びて形成されている。
【0088】
カバー34は、カバー主部340fと、係合部343と、位置決め突起部344とを有する。カバー主部340fは、光源ユニット30を内包するガラス製又はプラスチック製で筒状に構成されている。係合部343は、カバー主部340fの内周面から互いに向かい合う方に向けて突出した構成を有する。カバー主部340f内において係合部343によって仕切られた空間のうち、狭い方の空間に光源支持部32fが装着される。係合部343は、光源支持部32fの対向面323fに設けられた装着突起部329よりも、短手方向(Y軸方向)において外側に位置し、光源支持部32fをカバー主部340f内に装着する際のガイドとなる。
【0089】
位置決め突起部344は、カバー主部340fの内周面から突出して形成されている。位置決め突起部344は、光源支持部32fをカバー主部340f内に挿入する際に、光源支持部32fに設けられた位置決め溝部328に係合することで、光源支持部32fのカバー主部340f内での位置決めを行うものである。
【0090】
口金40は、エンドキャップ402及びエンドキャップ403を有する。エンドキャップ402及びエンドキャップ403は、光源支持部32fに設けられたねじ孔(図示せず)に、ねじ49がねじ込まれることによって光源支持部32fに固定される。
【0091】
エンドキャップ402にはアース端子401が設けられており、エンドキャップ403には給電端子404が設けられている。そして、灯具3fの外部から給電端子404を介して光源部31eに電源電力が供給され、発光素子310が点灯する。
【0092】
このように構成された灯具3fは、光源ユニット30fを適用することにより、長期に渡って信頼性を保つことが可能である。なお、
図15及び
図16には、光源ユニット30fの要部が、
図5に示した実施の形態1の光源ユニット30と同様の構成である場合を示したが、上記変形例1~変形例4の光源ユニットと同様の構成としてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0093】
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1の光源ユニット30を適用した灯具に関し、具体的にはいわゆる電球形LEDランプに関する。
【0094】
図18は、実施の形態4に係る灯具の分解斜視図である。
図19は、
図18の縦断面図である。
図20は、実施の形態4に係る灯具の光源ユニットの断面図である。
図20(a)は、接着部材が敷設された光源支持部と、光源支持部に配置される前の光源部とを示す断面図である。
図20(b)は、光源部が光源支持部に配置された状態を示す断面図である。
【0095】
上記実施の形態1では、灯具が光源一体型ベースライトであったのに対し、実施の形態4では電球形LEDランプであり、それ故、実施の形態4の灯具3gは、外形構造が実施の形態1と異なる。外形構造が異なることに併せて、実施の形態4の灯具3gにおける光源ユニット30gの構造が、実施の形態1の光源ユニット30と異なっている部分があるが、以下、機能的において対応する部分には、同一の数字に“g”の添え字を加えて示し、詳細な説明は省略する。
【0096】
灯具3gは、光源ユニット30gと、光源ユニット30gを覆うカバー34gと、筐体部301と、口金305と、を有する。カバー34gは、曲面形状のカバー主部340gを備えている。カバー主部340gの開口部にはカバー係止部346が設けられている。カバー34gは、光源支持部32gに設けられた係合部351にカバー係止部346が係合することで光源支持部32gに装着されている。カバー34gは、例えばガラス又は樹脂などの透光性を有する素材で構成されている。
【0097】
光源ユニット30gの光源部31g及び光源基板311gは、平面的に見た形状が実施の形態1と異なっている。光源ユニット30gは、平面的に見て円形状に形成されている。光源部31gは、平面的に見て円形状の板状に構成されている。複数の発光素子310gは、光源基板311gの実装面312g上に周状に配置されている。接着部材敷設面325gは環状に形成され、接着部材33は接着部材敷設面325gに環状に敷設されている。突出部321gは、支持面部320gの対向面323gにおいて接着部材敷設面325gを除く部分全体が光源部31g側に突設した構成を有し、いわば
図10及び
図11に示した変形例2の構成を有する。なお、突出部321gはこの構成に限られたものではなく、
図5に示したように接着部材33の両外側に突設した構成としてもよい。突出部321gを、
図5に示したように接着部材33の両外側に突設した構成とした場合、突出部321gは環状に構成される。
【0098】
また、光源支持部32gは、断面形状が実施の形態1と異なっている。光源支持部32は、支持面部320gの裏面324gから突出する筒状の周部330を有する。
【0099】
筐体部301は、電源収容部302と、口金連結部304と、を有する。電源収容部302は、電源装置36gと、内部に電源装置36gを収容する筒状の周部303と、を有する。周部303は、ポリカーボネイト又はアクリルなどの樹脂素材、並びにセラミックなどを用いて形成される。周部303は、光源支持部32gの周部330の内側に嵌合され、ねじ41によって光源支持部32gに固定されている。口金連結部304は、口金305に連結される部分であって、鉄又はアルミニウムなどの金属素材を用いて形成される。
【0100】
口金305は、一端が照明装置(図示は省略)のソケットに嵌合する構造を有しており、照明装置経由で商用電力を灯具3に入力する入力端となる。また、口金305の他端は、筐体部301の口金連結部304に嵌合されている。商用電力は、口金305を介して電源装置36に供給される。
【0101】
このように構成された灯具3gは、光源ユニット30gを適用することにより、長期に渡って信頼性を保つことが可能である。なお、
図18、
図19及び
図20には、光源ユニット30gの要部が、
図10及び
図11に示した変形例2の光源ユニット30bと同様の構成である場合を示したが、上記実施の形態2、変形例1、変形例3~変形例4の光源ユニットと同様の構成としてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0102】
以上、実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態と変形例とを組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態と変形例のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態と変形例とを部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、これらの実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0103】
1 照明装置、2 照明器具、3 灯具、3f 灯具、3g 灯具、9 被取付部、10 照明器具、20 器具本体部、21 器具底部、22 器具側部、23 器具傾斜部、24 器具端部、25 ノックアウト部、26 灯具取付部、27 器具側連結具、28 器具側端子台、29 器具側電源線、30 光源ユニット、30a 光源ユニット、30b 光源ユニット、30c 光源ユニット、30d 光源ユニット、30e 光源ユニット、30f 光源ユニット、30g 光源ユニット、31 光源部、31a 光源部、31b 光源部、31c 光源部、31d 光源部、31e 光源部、31f 光源部、31g 光源部、32 光源支持部、32a 光源支持部、32b 光源支持部、32c 光源支持部、32d 光源支持部、32e 光源支持部、32f 光源支持部、32g 光源支持部、33 接着部材、34 カバー、34f カバー、34g カバー、35 灯具側連結具、36 電源装置、36g 電源装置、37 灯具電線、38 配線具、39 ねじ、40 口金、41 ねじ、49 ねじ、211 通線孔、301 筐体部、302 電源収容部、303 周部、304 口金連結部、305 口金、310 発光素子、310g 発光素子、311 光源基板、311g 光源基板、312 実装面、312g 実装面、313 非実装面、320 支持面部、320a 支持面部、320b 支持面部、320c 支持面部、320d 支持面部、320e 支持面部、320f 支持面部、320g 支持面部、321 突出部、321a 突出部、321aa 分割部、321ab 隙間、321b 突出部、321c 突出部、321d 突出部、321e 突出部、321f 突出部、321g 突出部、322 側部、322f 側部、322fa 底部、323 対向面、323f 対向面、323g 対向面、324 裏面、324e 裏面、324g 裏面、325 接着部材敷設面、325a 接着部材敷設面、325b 接着部材敷設面、325c 接着部材敷設面、325d 接着部材敷設面、325e 接着部材敷設面、325f 接着部材敷設面、325g 接着部材敷設面、327 捕捉部、328 位置決め溝部、329 装着突起部、330 周部、340 カバー主部、340f カバー主部、340g カバー主部、341 カバー側部、342 カバー端部、343 係合部、344 位置決め突起部、346 カバー係止部、351 係合部、370 灯具側電源線、371 給電線、401 アース端子、402 エンドキャップ、403 エンドキャップ、404 給電端子、h1 距離、h2 高さ、h3 距離。