(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-07
(45)【発行日】2023-12-15
(54)【発明の名称】ランドリー機器制御システム、ランドリー機器制御方法、端末機、そのランドリー機器制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
D06F 34/05 20200101AFI20231208BHJP
D06F 33/30 20200101ALI20231208BHJP
D06F 33/50 20200101ALI20231208BHJP
D06F 34/28 20200101ALI20231208BHJP
D06F 101/20 20200101ALN20231208BHJP
【FI】
D06F34/05
D06F33/30
D06F33/50
D06F34/28
D06F101:20
(21)【出願番号】P 2020062175
(22)【出願日】2020-03-31
【審査請求日】2023-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【氏名又は名称】井上 正則
(72)【発明者】
【氏名】内藤 敏雄
【審査官】東 勝之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-033823(JP,A)
【文献】特開2005-334150(JP,A)
【文献】米国特許第04981024(US,A)
【文献】特開2002-239300(JP,A)
【文献】特開2018-181192(JP,A)
【文献】特開2008-104492(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 33/00 - 33/76
D06F 34/00 - 34/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯物を洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥のいずれかの動作を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブルおよびコース情報を記憶し、前記複数のランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備えるランドリー機器制御システムであって、
前記サーバ装置は、前記ランドリー機器の使用に際し、前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、
前記選択されたランドリー機器が有するコースを含む全ての前記ランドリー機器が有する前記コース情報を前記端末機に提供し、
前記端末機は、受信した前記コース情報が示すコース一覧から選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に前記選択コース情報を送信し、
前記サーバ装置は、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を前記選択されたランドリー機器に送信し、
前記選択されたランドリー機器は、前記運転実行情報に示される洗濯重量、乾燥温度、乾燥時間のパラメータに基づいて前記洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御システム。
【請求項2】
前記サーバ装置には、
前記全てのランドリー機器が実行可能な前記コース情報を記憶するメモリを有し、
前記コース
情報には、洗濯乾燥の複数のコース毎の料金、又は洗濯の複数のコース毎の料金、又は乾燥の複数のコース毎の料金が明示されていることを特徴とする請求項1記載のランドリー機器制御システム。
【請求項3】
洗濯物の洗濯乾燥を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブルおよびパラメータ情報を記憶し、前記ランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備えるランドリー機器制御システムであって、
前記サーバ装置は、前記ランドリー機器の使用に際し、前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、前記端末機に
前記洗濯乾燥のパラメータを設定する前記パラメータ情報を提供し、
前記端末機は、受信した前記パラメータ情報から洗濯重量、洗剤種類、柔軟剤有無、乾燥温度、および乾燥時間を設定した選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に前記選択コース情報を送信し、
前記サーバ装置は、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を前記選択されたランドリー機器に送信し、
前記選択されたランドリー機器は、前記運転実行情報に示される前記パラメータ情報に基づいた前記洗濯重量、洗剤種類、柔軟剤有無、乾燥温度、および乾燥時間を設定して前記洗濯乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御システム。
【請求項4】
前記サーバ装置には、前記パラメータ情報および料金テーブルを記憶するメモリを有し、
前記サーバ装置は前記料金テーブルを参照して、前記利用者によってパラメータ設定された前記洗濯重量、
洗剤種類、柔軟剤有無、乾燥温度、および乾燥時間に従った料金を前記端末機に提供することを特徴とする請求項3に記載のランドリー機器制御システム。
【請求項5】
洗濯物を洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥のいずれかの動作を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブルおよびコース情報を記憶し、前記複数のランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備えるコインランドリーのランドリー機器制御方法であって、
前記ランドリー機器の使用に際し、前記サーバ装置が前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、
前記サーバ装置から前記端末機に、
前記選択されたランドリー機器が有するコースを含む全ての前記ランドリー機器が有する前記コース情報を提供し、
前記端末機では、受信した前記コース情報が示すコース一覧から選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に前記選択コース情報を送信し、
前記サーバ装置から前記選択されたランドリー機器に、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を送信し、
前記選択されたランドリー機器では、前記運転実行情報に示される洗濯重量、乾燥温度、および乾燥時間のパラメータに基づいて前記洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御方法。
【請求項6】
洗濯物の洗濯乾燥を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブルおよびパラメータ情報を記憶し、前記ランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備えるコインランドリーのランドリー機器制御方法であって、
前記ランドリー機器の使用に際し、前記サーバ装置が前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、前記端末機に
前記パラメータ情報を提供し、
前記端末機では、受信した前記パラメータ情報から洗濯重量、洗剤種類、柔軟剤有無、乾燥温度、および乾燥時間を設定した選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記選択コース情報を前記端末機から前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置から前記選択されたランドリー機器に、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を前記選択された送信し、
前記選択されたランドリー機器では、前記運転実行情報に示される前記パラメータに基づいた前記洗濯重量、洗剤種類、柔軟剤有無、乾燥温度、および乾燥時間を設定して前記洗濯乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御方法。
【請求項7】
洗濯物
の洗濯乾燥
を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブル、コース情報およびパラメータ情報を記憶し、前記複数のランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備えるランドリー機器制御システムであって、
前記サーバ装置は、前記ランドリー機器の使用に際し、前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、前記端末機に前記
コース情報および前記パラメータ情報を提供
し、
前記端末機は、受信した前記コース情報が示すコース一覧から選択した選択コースと洗剤の種類および柔軟剤の有無の前記パラメータ情報とを設定した選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に前記選択コース情報を送信し、
前記サーバ装置は、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を前記選択されたランドリー機器に送信し、
前記選択されたランドリー機器は、前記運転実行情報に示される洗濯重量、洗剤種類、乾燥温度、乾燥時間、および柔軟剤有無が設定され前記洗濯乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御システム。
【請求項8】
洗濯物の洗濯乾燥を行う複数のランドリー機器と、
識別情報テーブル、コース情報およびパラメータ情報を記憶し、前記複数のランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、
を備える
コインランドリーのランドリー機器制御
方法であって、
前記ランドリー機器の使用に際し、
前記サーバ装置が前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、
前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器
を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、前記端末機に前記
コース情報および前記パラメータ情報を提供し、
前記端末機では、受信した前記コース情報が示すコース一覧から選択した選択コースと洗剤種類および柔軟剤有無の前記パラメータ情報とを設定した選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置から前記選択されたランドリー機器に、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を送信し、
前記選択されたランドリー機器では、前記運転実行情報に示される洗濯重量、乾燥温度、乾燥時間、洗剤種類、および柔軟剤有無が設定され前記洗濯乾燥を実行する
ことを特徴とするランドリー機器制御
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ランドリー機器を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、現金の投入やICカード等の電子マネー決済により運転が開始される、洗濯機や乾燥機等のランドリー機器においては、メーカーや設置店舗毎に洗濯、乾燥の動作種別及び時間等の各種パラメータの組み合わせが予め設定されたコースが複数用意されている。ランドリー機器の利用者はこれら予め設定された複数のコースの中から、いずれかを選択することによりランドリー機器を利用する。コースは、ランドリー機器に用いられる記憶装置の容量やコースの選択ボタンの設置等の仕様的な観点から、一般的には3~4コース程度が用意される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明が解決しようとする課題は、利用者によるコース選択の自由度を向上させることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のランドリー機器制御システムは、洗濯物を洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥のいずれかの動作を行う複数のランドリー機器と、 識別報テーブルおよびコース情報を記憶し、前記複数のランドリー機器と通信可能なサーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な利用者の端末機と、を備えるランドリー機器制御システムであって、前記サーバ装置は、前記ランドリー機器の使用に際し、前記端末機から受信した識別情報が正当なものであると判断した場合、前記識別情報テーブルを参照して前記識別情報から前記利用者により選択されたランドリー機器を選択して、当該ランドリー機器に向けて機器選択情報を送信し、前記選択されたランドリー機器が有するコースを含む全ての前記ランドリー機器が有する前記コース情報を提供し、前記端末機は、受信した前記コース情報が示すコース一覧から選択コース情報を生成し、その決済が完了すると前記サーバ装置に前記選択コース情報を送信し、前記サーバ装置は、受信した前記選択コース情報に基づいたコースで運転させるための運転実行情報を前記選択されたランドリー機器に送信し、前記選択されたランドリー機器は、前記運転実行情報に示される洗濯重量、乾燥温度、乾燥時間のパラメータに基づいて前記洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥を実行することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】第1の実施形態に係るランドリー機器制御システムを示す概略図である。
【
図2】第1の実施形態に係るランドリー機器のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】第1の実施形態に係るランドリー機器の機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図4】第1の実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図5】第1の実施形態に係るサーバ装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図6】第1の実施形態に係る端末機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図7】第1の実施形態に係る端末機の機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図8】第1の実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作を示すフローチャートである。
【
図9】第1の実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作を示すフローチャートである。
【
図10】端末機のディスプレイに表示されるコース一覧を示す概略図である。
【
図11】第2の実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図12】第2の実施形態に係る端末機の機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図13】第2の実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作を示すフローチャートである。
【
図14】端末機のディスプレイに表示されるパラメータ一覧を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態の詳細について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0008】
(全体構成)
本実施形態に係るランドリー機器制御システムの全体構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るランドリー機器制御システムを示す概略図である。
図1に示されるように、ランドリー機器制御システムは、複数のコインランドリー店舗Sに設置された複数のランドリー機器10と、インターネットまたはイントラネット等のネットワークN及びゲートウェイ40を介して複数のランドリー機器10にそれぞれ通信可能なサーバ装置20と、ネットワークNを介してサーバ装置20と通信可能な端末機30と、複数のコインランドリー店舗Sに設置されたゲートウェイ40とを備える。以下、上述した構成要素について詳細に説明する。
【0009】
(ランドリー機器10)
ランドリー機器10は、衣類等の洗濯物を洗濯乾燥可能な洗濯乾燥機であり、
図1に示されるように、ランドリー機器10内に洗濯物を投入するための投入口を開閉可能な開閉扉11が設けられると共に、ランドリー機器10を固有に示すID番号が印字されたIDプレート12が筐体に付されている。また、ランドリー機器10の正面上部には、後述する操作パネル160が設けられている。なお、ランドリー機器10は洗濯乾燥機以外に、洗濯機、乾燥機、靴洗浄機、圧縮パック機、布団乾燥機等であってもよい。
【0010】
図2は本実施形態に係るランドリー機器のハードウェア構成を示すブロック図である。ランドリー機器10は、機器本体の主たる制御を行う制御部110と、ランドリー機器10内に空気を流入させるファン120と、流入する空気を加熱する加熱ヒータ130と、不図示の回転ドラムを回動させるモータ140と、開閉扉11を施解錠する施解錠部150と、運転終了時間を表示するディスプレイや設定コースの選択ボタンを有して利用者の入力を受け付ける操作パネル160と、加熱された空気の温度や水温、水位、開閉扉11の開閉を計測および検知するセンサ群170と、利用者が利用するべきランドリー機器10を報知するためのLED等のランプ180とを備える。
【0011】
制御部110は、CPU(Central Processing Uni)111と、メモリ112と、ネットワークI/F113とを備える。CPU111は制御部110の主たる処理を実行するものであり、メモリ112はRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等を含み、CPU111の作業領域に使用されると共に、各種機能を実現するプログラム、当該機能により実行される処理に用いられるデータ等を記憶する記憶装置である。I/F113は、操作パネル160及びセンサ群170からの入力信号、ファン120、加熱ヒータ130、モータ140、施解錠部150、ランプ180に対する制御信号の出力等に用いられると共に、ゲートウェイ40及びネットワークNを介したサーバ装置20との通信に用いられる。主としてCPU111及びメモリ112が協働することにより、次に説明する各種機能が実現される。
【0012】
図3は、本実施形態に係るランドリー機器の機能構成を示す機能ブロック図である。
図3に示されるように、ランドリー機器10は、取得部101と、駆動制御部102と、送信部103とを機能として備える。取得部101は、操作パネル160の投入口へ現金が投入された際の信号や、センサ群170からの検知信号、メモリ112が記憶する各種データ、サーバ装置20から送信される各種送信情報を取得する。駆動制御部102は、取得部101により取得された信号や送信情報等に基づいて、ファン120、加熱ヒータ130、モータ140、施解錠部150、及びランプ180等を駆動制御する。送信部103は、サーバ装置20に後述する洗濯乾燥処理が終了したことを示す終了情報を送信する。
【0013】
(サーバ装置20)
サーバ装置20は、ネットワークNを介して端末機30と相互通信を行うと共に、端末機30の利用者からの要求に応じてネットワークN及びゲートウェイ40を介してランドリー機器10と相互通信を行い、これを制御する。なおサーバ装置20は、1つのサーバ装置として独立して設けられていてもよく、複数のサーバ装置からなる所謂クラウドサーバとして構築してもよい。
【0014】
図4は、本実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置20は、CPU210と、メモリ220と、ネットワークI/F230とを備える。CPU210はサーバ装置20の主たる処理を実行するものであり、メモリ220はRAMやROM等を含み、CPU210の作業領域に使用されると共に、各種機能を実現するプログラム、当該機能により実行される処理に用いられるデータ等を記憶する記憶装置である。本実施形態においては、メモリ220に複数のコース情報221とID番号テーブル222とが記憶されている。ネットワークI/F230は、ネットワークNを介したランドリー機器10及び端末機30との通信を行う。主としてCPU210とメモリ220とが協働することにより、各種機能が実現される。
【0015】
コース情報221は、ランドリー機器10が実行する洗濯乾燥処理に係る各種パラメータと、その利用料金とが対応付けられたものであり、例えば「洗濯乾燥」及び「洗濯重量2kg」のパラメータに「500円」の利用料金が予め対応付けられて1つのコースとして設定されている。なお、洗濯重量には洗濯時間及び水量のパラメータが含まれていることが好ましい。また、ここでの利用料金は、後述する決済処理において支払うものである。ここでのコース情報221は、ランドリー機器10の種類に関わらず全てのランドリー機器10が実行可能なコースとして設定されているとするが、ランドリー機器10毎またはコインランドリー店舗S毎の固有な設定で用意されていてもよい。
【0016】
ID番号テーブル222は、各コインランドリー店舗Sに設置されている各ランドリー機器10毎のID番号を示すものであり、当該ID番号にはサーバ装置20が各ランドリー機器10にそれぞれアクセス可能に、ランドリー機器10及び当該ランドリー機器10が属するコインランドリー店舗Sのゲートウェイ40のIPアドレスが紐づけられていることが好ましい。
【0017】
図5は本実施形態に係るサーバ装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
図5に示されるように、サーバ装置20は、取得部201と、判定部202と、送信部203と、選択部204とを機能として備える。取得部201は、端末機30から送信される各種情報を取得する。判定部202は、利用者が入力したID番号がID番号テーブル222に有るか否かを判定する。送信部203は、端末機30に対してコース情報221等の各種情報を送信する。選択部204は、利用者が利用するランドリー機器10を選択する。
【0018】
(端末機30)
端末機30は、無線通信機能によりネットワークNを介してサーバ装置20と通信可能なスマートフォン等の携帯端末装置である。なお、本実施形態においては、端末機30をスマートフォンとするが、タブレット型やラップトップ型のコンピュータ等、後述するランドリーアプリケーション321を実行可能なものであればよい。
【0019】
図6は、本実施形態に係る端末機のハードウェア構成を示すブロック図である。端末機30は、CPU310と、メモリ320と、ネットワークI/F330と、ディスプレイ340と、カメラ350とを備える。CPU310は端末機30の主たる処理を実行するものであり、メモリ320はRAMやROM等を含み、CPU310の作業領域に使用されると共に、各種機能を実現するプログラム、当該機能により実行される処理に用いられるデータ等を記憶する記憶装置である。ネットワークI/F330は、ネットワークNを介したサーバ装置20との無線通信を行う。ディスプレイ340は、入力装置としてのタッチパネルを備えた所謂タッチパネルディスプレイである。カメラ350は、端末機30の背面に設けられて2次元コード等の撮影を行う。本実施形態においては、メモリ320にランドリーアプリケーション321が記憶されており、利用者により当該アプリケーション321の起動が実行され、主としてCPU310及びメモリ320が協働することにより、次に説明する各種機能が実現される。
【0020】
図7は、本実施形態に係る端末機の機能構成を示す機能ブロック図である。
図7に示されるように、端末機30は、取得部301と、表示部302と、判定部303と、送信部304と、生成部305とを機能として備える。取得部301は、サーバ装置20が送信した各種情報や、利用者が入力した情報を取得する。表示部302は、店舗入力欄やコース一覧、決済用入力欄等のGUIを利用者に入力可能に表示する。判定部303は、決済が完了したか否かを判定する。送信部304は、利用者が入力及び選択した情報をサーバ装置20に送信する。生成部305は、利用者が入力した情報から、後述する選択コース情報を生成する。
【0021】
(ゲートウェイ40)
ゲートウェイ40は、1つのコインランドリー店舗Sに対して1つ設置されており、ネットワークNに接続されると共に複数のランドリー機器10に接続されており、プロトコルが互いに異なるランドリー機器10とサーバ装置20とを通信可能に接続するための中継機である。
【0022】
(ランドリー機器制御システムの動作)
次に、本実施形態に係るランドリー機器制御システム1の動作について詳細に説明する。
図8及び
図9は、本実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作を示すフローチャートである。フローチャートにおける左側は端末機30、中央はサーバ装置20、右側はランドリー機器10のフローをそれぞれ示している。ランドリー機器制御システムの動作は、端末機30のメモリ320に記憶されたランドリーアプリケーション321が立ち上げられたことをトリガとして実行される。
【0023】
図8に示されるように、先ず端末機30の表示部302は、ディスプレイ340にID番号入力欄を表示する(S101)。ID番号入力欄は、IDプレート12(
図1参照)に印字されたID番号を入力する入力欄である。なお、IDプレート12にID番号を示す2次元コードを付し、カメラ350でこれを撮影することでID番号を取得するようにしてもよい。利用者によりID番号入力欄への入力がなされた後、送信部304は、入力されたID番号(要求情報)をサーバ装置20に送信する(S102)。
【0024】
サーバ装置20の取得部201が端末機30により送信されたID番号を取得すると(S103)、判定部202は、取得されたID番号が、ID番号テーブル222に含まれているかを判定する(S104)。ID番号が含まれていないと判定された場合(S104,NO)、送信部203はエラー情報を端末機30に送信する(S105)。端末機30の取得部301がエラー情報を取得すると(S106)、表示部302は、ディスプレイ340に「該当するID番号がありません」等のエラー表記を行い(S107)、再びID番号の入力を促すようにステップS101へ移行する。
【0025】
一方、ID番号が含まれていると判定された場合(S104,YES)、選択部204が、該当するID番号テーブル222に含まれるIPアドレスを取得し、当該IPアドレスに示されるランドリー機器10を選択すると共にID番号を送信した端末機30と紐付け、送信部203が、利用者により選択されたことを示す機器選択情報を選択されたランドリー機器10へ当該機器が属するランドリー店舗Sのゲートウェイ40を介して送信する(S108)。また、送信部203は、機器選択情報の送信と共に、サーバ装置20に記憶される全てのコース情報221を端末機30へ送信する(S109)。
【0026】
ランドリー機器10の取得部101がサーバ装置20により送信された機器選択情報を取得すると(S110)、駆動制御部102はランプ180を点灯させ、利用者に選択されたことを報知する(S111)。報知後、駆動制御部102は、利用者により開閉扉11が開けられ、再び閉じられたことをセンサ群170により検知すると、洗濯物が収容されたと判断して施解錠部150により開閉扉11を施錠する(S112)。
【0027】
なお、この時、複数の利用者が本処理を実行し、同一店舗内で異なるランドリー機器10のランプ180の点灯が略同時になされた場合、利用するランドリー機器10を利用者が取り違える可能性がある。したがって端末機30のディスプレイ340に確認ボタンを選択可能に表示し、確認ボタンのタッチがなされた場合には送信部304がサーバ装置20に確認情報を送信し、これを取得したサーバ装置20が端末機30に紐付けられた選択済みのランドリー機器10へ再びランプ180を一定時間明滅する等させる確認処理を利用者のタイミングで実行できるようにしてもよい。
【0028】
端末機30の取得部301がサーバ装置20により送信されたコース情報221を取得すると(S113)、表示部302は、コース情報221に基づいてコース一覧をGUI(Graphical User Interface)等によりディスプレイ340に選択可能に表示する(S114)。表示後、生成部305は、利用者が選択したコース情報221からなる選択コース情報を生成する(S115)。
【0029】
図10は、端末機のディスプレイに表示されるコース一覧を示す概略図である。
図10に示されるように、コース一覧として、洗濯乾燥のコース情報221が6種、洗濯のみのコース情報221が2種、乾燥のみのコース情報221が3種表示されており、それぞれのコース情報に料金が設定されている。なお、洗濯乾燥のコース情報221に含まれるプレミアム洗濯乾燥では、洗濯時に使用する洗剤の種類が通常設定の洗濯により用いられる洗剤よりも効果的なものとなっている。
【0030】
図9に示されるように、選択コース情報生成後、表示部302は決済用項目を入力可能にディスプレイ340に表示する(S116)。ここでの決済用項目は、例えば電子マネー決済やクレジット決済等の決済方法の選択項目や、クレジット決済選択時のカード番号、暗証番号等の入力項目である。決済用項目に入力がなされた後、送信部304は入力された情報を決済情報としてネットワークNを介して外部の決済用サーバに送信する(S117)。これらステップS116及びS117の処理が本実施形態に係る決済処理に相当する。送信後、判定部303は決済が完了したか否かを判定する(S118)この判定は、決済用サーバから決済完了の通知を取得したか否かにより判定する。決済が完了しなかったと判定された場合、即ち決済完了の通知ではなく決済不可の通知が取得された場合(S118,NO)、表示部302はディスプレイ340に「決済ができませんでした」等のメッセージを表示し、再度決済用項目の入力を促すようにステップS116へ移行する。
【0031】
一方、決済が完了したと判定された場合、即ち決済完了の通知が取得された場合(S118,YES)、送信部304は選択コース情報をサーバ装置20へ送信する(S119)。サーバ装置20の取得部201が選択コース情報を取得すると(S120)、送信部203は、取得された選択コース情報に基づいて、ランドリー機器10を選択コース情報に示されるコース(パラメータ及びその値の組み合わせ)で運転させる運転実行情報をランドリー機器10へ当該機器が属するランドリー店舗Sのゲートウェイ40を介して送信する(S121)。
【0032】
ランドリー機器10の取得部101が運転実行情報を取得すると(S122)、駆動制御部102は運転実行情報に示される洗濯重量や洗剤種類、乾燥温度、乾燥時間といったパラメータに基づいて、ファン120、加熱ヒータ130、モータ140等を駆動して洗濯物を洗濯及び/又は乾燥する洗濯乾燥処理を実行する(S123)。
【0033】
洗濯乾燥処理実行後、送信部103は、サーバ装置20に洗濯乾燥処理が終了したことを示す終了情報をゲートウェイ40を介して送信する(S124)。送信後、駆動制御部102はランプ180の消灯を行うと共に、施錠した開閉扉11を解錠して利用者の洗濯物を取り出し可能とする(S126)。
【0034】
一方、サーバ装置20の取得部201がランドリー機器10により送信された終了情報を取得すると(S127)、送信部203は端末機30に当該取得された終了情報を送信し(S128)、端末機30の取得部301が終了情報を取得すると(S129)、表示部302は「洗濯が終了しました」等の表示やアラームを発し、選択コースが終了したことを利用者へ報知し、本フローが終了となる。
【0035】
以上に説明した本実施形態によれば、サーバ装置20側で複数のコース情報221を記憶させ、これを利用者に選択させてランドリー機器10を運転することができる。したがってランドリー機器10に設定されたコース以外の多数のコースから利用者は選択することが可能となるため、コース選択の自由度を向上させることができる。また、ランドリー機器10にコース情報を設定せずともよく、ランドリー機器10の負担を低減でき、延いては低コスト化を図れる。
【0036】
また、本実施形態において、ID番号を取得したサーバ装置20は、取得されたID番号がID番号テーブル222に有ると判定された後に、機器選択情報を送信すると説明した。しかしながら、対象のランドリー機器10が事前に予約可能なものである場合、予約がなされている可能性がある。したがって、機器選択情報を送信するに先立って、予約がなされているか否かを判定する処理を組み込むことが好ましい。当該予約がサーバ装置20で管理されている場合、予約時にID番号テーブルに予約フラグを紐付け、当該フラグの有無により予約の有無を判定する。一方、当該予約がランドリー機器10にて管理されている場合、サーバ装置20は予約の有無を要求する情報をランドリー機器10へ送信し、その返答を判定すればよい。
【0037】
また、利用者がID番号を入力することにより利用するランドリー機器10と端末機30とを紐付けるようにしたが、端末機30側ではID番号ではなくコインランドリー店舗名を入力または選択し、この選択された店舗情報をサーバ装置20に送信してサーバ装置20側で選択された店舗におけるランドリー機器10を選択するようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は店舗毎のランドリー機器10のIPアドレスをテーブルとして記憶することが好ましい。サーバ装置20はping等により当該店舗におけるランドリー機器10が運転中であるか否かを判定し、運転中でないランドリー機器10を端末機30と紐付け、ランプ180を点灯させて利用者に端末機30と紐付けたランドリー機器10を認識させればよい。また、サーバ装置20は店舗毎のゲートウェイ40のIPアドレスをテーブルとして記憶し、ゲートウェイ40にてランドリー機器10が運転中であるか否かを判定するようにしてサーバ装置20に通知するようにしてもよい。
【0038】
また、端末機30がサーバ装置20及びゲートウェイ40の機能を担うようにしてもよい。この場合、Bluetooth(登録商標)等の短距離無線通信を用いてランドリー機器10と通信を行い、機器選択情報や運転実行情報を送信すればネットワークN及びサーバ装置20等を用いることなくランドリー機器10を運転させることができる。これは、端末機30とランドリー機器10とをLANケーブル等で有線接続しても同様であることは言うまでもない。また、ゲートウェイ40、ランドリー機器10、または集中精算機等のコインランドリー店舗Sを管理するシステムにサーバ装置20の機能を持たせるようにしてもよい。
【0039】
また、ランドリー機器10の決済は、電子マネー決済やクレジット決済で行うと説明したが、ランドリー機器10に直接現金を投入するようにしてもよい。この場合、ランドリー機器10からの決済完了の通知をサーバ装置20を介して端末機30に送信することにより、端末機30における選択コース情報の送信を実行させることができる。
【0040】
また、端末機30はランドリーアプリケーション321を立ち上げることにより、各種機能が実現されると説明したが、これに限定するものではない。サーバ装置20が提供するウェブ上のサイトに端末機30がアクセスし、ウェブ上でID番号の入力や選択コース情報の送信を行うことにより、ランドリーアプリケーション321を用いた場合と同様の処理を行うことができる。
【0041】
<第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、洗濯乾燥処理に係るパラメータとその度合いの組み合わせが既に設定済みであるコース情報を複数用意し、これらを利用者に選択させると説明したが、本実施形態では、利用者がパラメータ自体をそれぞれ任意に選択可能なランドリー機器制御システムについて説明する。
【0042】
図11は、本実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11に示されるように、本実施形態に係るサーバ装置20aは、第1の実施形態に係るサーバ装置20と比較して、コース情報221に代わり、パラメータ情報221aと、料金テーブル223とをメモリ220が記憶する点で異なる。パラメータ情報221aは、第1の実施形態において説明した洗濯乾燥処理に係る各種パラメータを示し、例えば「洗濯重量」、「洗剤種類」、「柔軟剤有無」、「洗濯時間」、「乾燥温度」、「乾燥時間」をパラメータとして含む。
【0043】
料金テーブル223は、パラメータ情報221aに含まれる各種パラメータの値毎の料金が割り当てられたものであり、例えば「洗濯重量」のパラメータが1kg増加する毎の料金、「洗濯時間」及び「乾燥時間」のパラメータが5分増加する毎の料金、「洗剤」及び「乾燥温度」のパラメータのレベルが1段階増加する毎の料金、「柔軟剤」のパラメータの有無による料金等を有する。なお、ここでの「洗剤」パラメータのレベルは、使用する洗剤の種類を示し、高レベルのものほど高い有効性や芳香性等を有する高価なものとなる。ここでの料金テーブル223は、ランドリー機器10の種類に関わらずパラメータの値毎の利用料金が設定されているとするが、ランドリー機器10毎またはコインランドリー店舗S毎に固有に用意されていてもよい。
【0044】
図12は、本実施形態に係る端末機の機能構成を示す機能ブロック図である。
図12に示されるように、本実施形態に係る端末機30aは、第1の実施形態に係る端末機30と比較して、新たに算出部306を機能として備える点で異なる。算出部306は、パラメータ情報221aと料金テーブル223とに基づいて、選択コース情報をランドリー機器に実行させるにあたり利用者が支払うべき利用料金の算出を行う。
【0045】
(ランドリー機器制御システムの動作)
次に、本実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作について詳細に説明する。
図13は、本実施形態に係るランドリー機器制御システムの動作を示すフローチャートである。ここでは、第1の実施形態と同様の処理ステップの説明は省略する。
【0046】
図13に示されるように、サーバ装置20aは、ステップS108の機器選択情報送信後、パラメータ情報221a及び料金テーブル223を端末機30に送信する(S201)。端末機30の取得部301がパラメータ情報221a及び料金テーブル223を取得すると(S202)、表示部302は、パラメータ情報221aに基づいてパラメータ一覧をGUI等によりディスプレイ340に選択可能に表示する(S203)。表示後、算出部306は、利用者により選択された各パラメータの値と料金テーブル223とに基づいて、利用者が支払うべき利用料金を算出し、これをパラメータ一覧上に表示する(S204)。
【0047】
図14は、端末機のディスプレイに表示されるパラメータ一覧を示す概略図である。
図14に示されるように、パラメータ一覧には、洗濯のパラメータとして洗濯重量、洗剤の種類のレベル(A~C)、柔軟剤の有無、洗濯時間が表示され、乾燥のパラメータとして乾燥温度のレベル(低、中、高)、乾燥時間が表示されており、これらを増加ボタン341及び減少ボタン342により任意に増減することができる。また、パラメータ一覧には算出された利用料金が表示されており、その下に決算ボタン343が表示されている。
【0048】
算出後、決算ボタン343のタッチがなされると、生成部305は、利用者が選択したパラメータの値と、算出された利用料金とを対応付けて選択コース情報を生成し、これを読み出し可能にメモリ320に保存する(S205)。保存された選択コース情報は、
図15に示されるようなパラメータ一覧の画面に設けられた保存コース読み出しボタン344をタッチすることにより、適宜読み出して選択することができる。
【0049】
以上に説明した本実施形態によれば、利用者に対してパラメータ毎の値を任意に選択させることができるため、利用者の要望に極めて近い利用者独自のカスタマイズされたコースを提供することができ、コース選択の自由度の更なる向上を実現できる。
【0050】
なお、第1の実施形態においては、コース情報221をサーバ装置20が記憶し、第2の実施形態においては、パラメータ情報221a及び料金テーブル223をサーバ装置20aが記憶すると説明した。しかしながら、これら情報は端末機30,30aが記憶するようにしてもよい。端末機30,30aが予め記憶することにより、処理時間の短縮を実現できる。
【0051】
第1及び第2の実施形態において、上述したランドリー機器制御方法を実行する端末機30,30aのランドリーアプリケーションやサーバ装置20,20aのサーバプログラムは、メモリ220,320に予めインストールされている。なお、本発明に係るランドリーアプリケーションやサーバプログラムは記憶媒体に記憶されたものも含まれる。ここで記憶媒体とは、磁気テープ、磁気ディスク(ハードディスクドライブ等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク等)、光磁気ディスク(MO等)、フラッシュメモリ等、端末機及びサーバ装置に対し脱着可能な媒体や、さらにネットワークを介することで伝送可能な媒体等、上述した端末機やサーバ装置が読み取りや実行が可能な全ての媒体をいう。
【0052】
本発明に係る第1及び第2の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、組み合わせてもよく、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0053】
1 ランドリー機器制御システム
10 ランドリー機器
20,20a サーバ装置
203 送信部(実行情報送信部)
204 選択部(機器選択部)
221a パラメータ情報(パラメータの値)
223 料金テーブル
30,30a 端末機
302 表示部(コース情報生成部)
304 送信部(要求情報送信部、コース情報送信部)
305 生成部(コース情報生成部)
40 ゲートウェイ(中継機)