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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-08
(45)【発行日】2023-12-18
(54)【発明の名称】スロワ装置
(51)【国際特許分類】
   B02B 7/02 20060101AFI20231211BHJP
【FI】
B02B7/02 109
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020126389
(22)【出願日】2020-07-27
(65)【公開番号】P2022023443
(43)【公開日】2022-02-08
【審査請求日】2023-04-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000001812
【氏名又は名称】株式会社サタケ
(72)【発明者】
【氏名】松本 明賢
(72)【発明者】
【氏名】小田 哲
【審査官】吉原 健太
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-060172(JP,A)
【文献】特開平07-324865(JP,A)
【文献】実開昭48-028960(JP,U)
【文献】実開昭53-139955(JP,U)
【文献】特開2009-030960(JP,A)
【文献】特開平11-173612(JP,A)
【文献】特開2005-187157(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02B 1/00 - 7/02
F26B 1/00 - 25/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スロワケース周面下部に排出口と該排出口から排出される穀物を搬送する排出樋を設け、
前記排出口には一端を開閉可能に枢設した弧状のシャッタを装着するとともに該シャッタの他端を係止部に形成し、
前記シャッタの下方に前記排出樋に枢支される回動軸を横設し、
一端を前記回動軸に固着して回動自在としたシャッタレバーを設け、
前記シャッタレバーが上方へ回動したとき、該シャッタレバーが前記シャッタを回動させて前記排出口へ当接させるとともに前記シャッタレバーの他端を前記シャッタの係止部に係止させ、
前記シャッタレバーが下方へ回動したとき該シャッタレバー端部と前記シャッタの係止部とが離脱して前記シャッタが解放されるよう、
前記排出樋から突設した前記回動軸端部に回動レバーを軸着し、
前記シャッタの開閉を前記回動レバーで制御可能とした、穀物乾燥機に立設されるバケットエレベータ上部の穀物排出部に接続するスロワ装置であって、
前記回動レバーは、前記回動軸端部に軸着するプレート部材と、レバー部材と、より構成され、
前記プレート部材は、前記回動軸を中心とする円弧状の長穴を設け、
前記レバー部材は、突出して設けられたボルト部材と、両端にロープ吊設穴と、を有し、
前記長穴において、前記ボルト部材をナットで固定することで、前記レバー部材を前記プレート部材に装着したスロワ装置。
【請求項2】
前記レバー部材は、前記シャッタが前記排出口に密着している状態において、前記回動軸及び一方の前記ロープ吊設穴が略水平となり、前記シャッタが前記排出口から離脱し前記シャッタレバーに当接して停止している状態において、他方の前記ロープ吊設穴が回動軸と略水平となる、請求項1に記載のスロワ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米麦等の穀物をバケットエレベータにより機体内で循環しながら熱風により乾燥させる穀物乾燥機に係り、特に、排出切換弁を備える揚穀用のスロワ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の穀物乾燥機において、前記バケットエレベータ上部の穀物排出部に接続してスロワが設けられることがある(特許文献1参照)。該スロワは、内蔵する回転羽根によって乾燥済の穀物を高所の一時貯留タンク等に揚穀搬送する場合等に使用される。
【0003】
ところで、この種のスロワは、バケットエレベータから供給される穀物量が多すぎる場合や、供給される穀物中に比較的大きな藁くずや異物等が混入する場合等にスロワ内部に穀物が詰まり、回転羽根が停止してしまうことがある。このような場合は、スロワ内部に詰まった穀物を排出する必要がある。しかしながら、スロワ内に詰まった穀物を排出するためには、梯子(はしご)でバケットエレベータの上部まで上がり、スロワ前面のケースカバーを開けて内部の穀物を容器や袋内に取り出さなければならず、高所ゆえの危険な作業を伴ううえ、ケースカバーを開けた瞬間に大量の穀物が飛散して落下するという問題もある。
【0004】
この種の穀物乾燥機における揚穀用スロワに関し、本出願人は、スロワに詰まった穀物の取り出しを簡便化し、さらに該穀物が飛散することのないスロワを提案している(特願2019-165129)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平8-233464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、揚穀用スロワの現実の使用においては、一時貯留タンク等の設置場所に応じて、スロワケースを傾けて取り付ける場合がある。例えば、スロワ装置の揚穀筒の位置を時計の文字盤でいうところの12時の位置から10時の位置に取り付ける場合がある。該揚穀用スロワ(特願2019-165129)は、スロワ内部の穀物を排出するためのシャッタを開閉する回動レバー(特願2019-165129の図1の符号16参照)を備えているが、揚穀筒を直上方向から傾けて設置する際、回動軸(特願2019-165129の図2の符号14参照)と操作ロープ(特願2019-165129の図2の符号17A、17B)との距離が短くなるため、シャッタを開閉するために操作ロープを引く力が大きくなり、操作性が悪くなるという問題が発生する。
【0007】
そこで本発明は、スロワ装置の揚穀筒の位置に関わらず、スロワ内部の穀物を容易に排出することができ、その際、穀物が飛散することがない穀物乾燥機のスロワを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、スロワケース周面下部に排出口と該排出口から排出される穀物を搬送する排出樋を設け、前記排出口には一端を開閉可能に枢設した弧状のシャッタを装着するとともに該シャッタの他端を係止部に形成し、前記シャッタの下方に前記排出樋に枢支される回動軸を横設し、一端を前記回動軸に固着して回動自在としたシャッタレバーを設け、前記シャッタレバーが上方へ回動したとき、該シャッタレバーが前記シャッタを回動させて前記排出口へ当接させるとともに前記シャッタレバーの他端を前記シャッタの係止部に係止させ、前記シャッタレバーが下方へ回動したとき該シャッタレバー端部と前記シャッタの係止部とが離脱して前記シャッタが解放されるよう、前記排出樋から突設した前記回動軸端部に回動レバーを軸着し、前記シャッタの開閉を前記回動レバーで制御可能とした、穀物乾燥機に立設されるバケットエレベータ上部の穀物排出部に接続するスロワであって、前記回動レバーは、前記回動軸端部に軸着するプレート部材と、レバー部材とにより構成され、前記プレート部材は、前記回動軸を中心に回動可能となるよう該プレート部材の両端に円弧状の長穴を設け、前記レバー部材は、前記長穴に挿通可能に突出して設けられたボルト部材と、両端に設けたロープ吊設穴と、を有し、前記プレート部材の長穴に、前記レバー部材のボルト部材を挿通してナットで固定することで、前記レバー部材を介して前記プレート部材を回動可能に操作可能としたことを特徴とする。
【0009】
前記レバー部材は、前記シャッタが前記排出口に密着している状態において、前記回動軸及び一方の前記ロープ吊設穴が略水平となり、前記シャッタが前記排出口から離脱し前記シャッタレバーに当接して停止している状態において、他方の前記ロープ吊設穴が回動軸と略水平となる形状が好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、回動レバーはプレート部材とレバー部材から構成され、前記プレート部材は、前記回動軸を中心に回動可能となるよう該プレート部材の両端に円弧状の長穴を設け、前記レバー部材は、前記長穴に挿通可能に突出して設けられたボルト部材と、両端に設けたロープ吊設穴と、を有し、前記プレート部材の長穴に、前記レバー部材のボルト部材を挿通してナットで固定することで、前記レバー部材を介して前記プレート部材を回動可能に操作可能としたので、スロワが詰まった際には、それぞれの前記ロープ吊設穴に設けたロープの一方を引き下げることにより、前記回動レバー及び該回動レバーと連動する前記シャッタレバーが下方に回動することによって前記シャッタが開き、スロワ内部の穀物は排出口から排出樋に落下して排出される。そして、スロワ内部の穀物が排出された後に前記操作ロープの他方を引き下げることにより前記回動レバー及び前記シャッタレバーが回動して前記シャッタを押し上げて前記排出口を閉じるため、スロワが詰まった際に作業者がバケットエレベータ上部に上ってスロワのケースカバーを開けて内部の穀物を取り出す必要がなく、安全に、かつ、容易に穀物を回収できる。また、レバー部材は任意に取付・取外しができるため、シャッタの開閉に適した角度で取り付けることが可能であり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施態様を示すスロワ装置の正面図(揚穀筒を時計の文字盤でいうところの10時の位置に取り付けた状態)。
図2図1において、シャッタが閉まっている状態における、一部を破断した拡大図。
図3図2の一部を拡大した図。
図4図1において、シャッタが開いている状態における、一部を破断した拡大図。
図5図4の一部を拡大した図。
図6図1のスロワ装置の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施態様を示すスロワ装置の正面図、図2図1のスロワ装置において、シャッタが閉まっている状態で一部を破断した図、図3図2の一部を拡大した図、図4図1のスロワ装置において、シャッタが開いている状態で一部を破断した図、図5図4の一部を拡大した図、図6図1のスロワ装置の斜視図である。
スロワ装置1は、一端から円周方向に放射状に延びる4枚のスロワ羽根3を組み合わせて回転自在に内装したスロワケース2と、該スロワケース2内に穀物を供給するスロワボックス4と、穀物乾燥機本体に取り付けるためのスロワ取付体5とを有する。前記スロワ取付体5は、複数のアングル材によって井桁状に形成され、前記スロワボックス4の背面側は前記スロワ取付体5に固定されるとともに、該スロワ取付体5の下部にはモータベース501を設け、該モータベース501にスロワモータ6を載置する。そして、前記スロワ取付体5のアングルを穀物乾燥機の貯留タンクのタンクプレートのフランジ部(図示せず)に固設する。
【0013】
前記スロワケース2の背面側は前記スロワボックス4の前面側に一体的に固着される。前記スロワボックス4の内部には、該スロワボックス4の上面に設けた穀物投入口7から供給される穀物を前記スロワケース2に搬送するためのスクリュー8が横設される。前記穀物投入口7は、当該穀物乾燥機のバケットエレベータ上部の吐出口(図示せず)に蛇腹ホース(図示せず)等で連通される。そして、前記スクリュー8と前記スロワ羽根3とは同一軸線上に配置され、1本の回転軸(図示せず)によって回転すべく、前記回転軸の端部に設けたプーリ(図示せず)と前記スロワモータ6のモータプーリ(図示せず)とをVベルト(図示せず)によって連動・連結してある。
【0014】
さらに、前記スロワボックス4の下半部はホッパ状に形成され、該スロワボックス4の前面側下部と前記スロワケース2の背面側下部にはそれぞれ連通口9が設けられ、前記スクリュー8によって搬送される穀物が、前記連通口9を経て前記スロワケース2底部に至り、前記スロワ羽根3によって跳ね上げられ、該スロワケース2に接線状に設けられる揚穀筒10を介して空気とともに揚穀され、高所の一時貯留タンク等(図示せず)に搬送するよう構成される。
【0015】
前記スロワケース2のケース周面201の下部(図2参照)に排出口202を設け、該排出口202には弧状のシャッタ11を設ける。前記シャッタ11の一端は、蝶番12によって前記排出口202近傍に開閉自在に枢設され、その他端は下方へ折曲して係止部111に形成してある。ここで、前記シャッタ11は、前記排出口202を形成する開口部へ密着状に嵌入するよう、前記ケース周面201の板厚分だけエンボス加工する。これにより、前記シャッタ11を閉じた際、前記ケース周面201の内周面に前記排出口202の封止により凹凸が生じることがなく、前記スロワ羽根3によって前記スロワケース2の内周面に沿って搬送される穀物の抵抗となることがない。
【0016】
さらに前記排出口202及び前記シャッタ11を囲み込むように、前記ケース周面201の下部に排出樋13を取り付ける。該排出樋13は、前記シャッタ11が前記蝶番12を中心に下方へ回動可能なようにホッパ形状となす。排出樋13の下端には開口部131を設ける。そして、前記排出樋13の前面壁と背面壁には、回動軸14を横設する。前記回動軸14にはシャッタレバー15の一端が軸着される。そして、前記回動軸14を中心に前記シャッタレバー15を上方へ回動させたとき、該シャッタレバー15は前記シャッタ11を上方へ押し上げ、該シャッタ11は、前記蝶番12を中心に回動する。該シャッタレバー15の他端は前記シャッタ11の係止部111を上方に押し上げる。これにより、前記シャッタ11は前記排出口202に密着して前記排出口202が閉じられる。
【0017】
前記回動軸14の突出端面にはプレート部材19を軸着し、前記プレート部材19にレバー部材161を接合する。具体的には、前記プレート部材19及び前記レバー部材161の一方にボルト22等の接合部材を設け、他方には前記回動軸14を中心点とする円弧状の長穴191を設け、双方をナット21で固定することで、前記スロワ装置の揚穀筒10の角度に依らず、前記レバー部材161を操作性の良い任意の角度で取り付けることができる。
【0018】
前記プレート部材19及び前記レバー部材161の接合について、図1の鈍角三角形状の板を例に説明する。レバー部材161の、三角形の面上にボルト22を突設する。また、前記プレート部材19に、前記長穴191を設け、前記ボルト22が前記長穴191を貫通した状態で、前記ボルト22をナット21で固定する。なお、前記プレート部材19にボルト22を突設し、前記レバー部材161に前記長穴191を設け、同様にナット21で固定してもよい。
【0019】
前記レバー部材161の二つの鋭角近辺には、一方にはロープ吊設穴16Aを、他方にはロープ吊設穴16Bを設ける。また、前記ロープ吊設穴16A, 16Bのそれぞれに、操作ロープ17A, 17Bをそれぞれ吊設する。前記各操作ロープ17A、17Bの下端にはグリップ171をそれぞれ取り付けるとよい。これにより、作業場の床面にいる作業者は、前記操作ロープ17A,17Bのいずれかのグリップ171を下方に引き下げることにより、前記レバー部材161、前記回動軸14及び前記シャッタレバー15を介して前記シャッタ11の開作動又は閉作動を行うことが可能となる。
【0020】
操作性の良い前記レバー部材161の取付角度について詳しく説明する。前記シャッタ11が前記排出口202に密着している状態時に、前記回動軸14及び前記ロープ吊設穴16Bが略水平となり(図3参照)、シャッタ11が前記排出口から離脱し前記シャッタレバー15に当接して停止している状態時に、ロープ吊設穴16Aが回動軸14と略水平となる(図5参照)よう、前記プレート部材161を前記プレート部材19に取り付ける。これにより、各操作ロープ17A, 17Bを引き下げる際、各操作ロープ17A, 17Bを引き下げる力の作用線と回動軸14との距離が略最長となるため、わずかな力でシャッタ11の開動作及び閉動作を行うことができる。
【0021】
前記シャッタ11を前記排出口202に対し、より強い付勢力で押圧して密着度を保持するため、正面図(図1)から見て、前記排出樋13の前面壁に設けたブラケット18と前記プレート部材19との間にスプリング20をかけ渡す。これにより、前記操作ロープ17A,Bによる前記シャッタ11の開閉作動を確実に行うことができるとともに、前記シャッタ11の閉鎖時に、前記シャッタレバー15の先端部が前記シャッタ11の係止部111を押圧し、前記シャッタ11を前記排出口202に、確実に密着・保持することができる。
【0022】
上記した本実施の形態においては、操作ロープ17A,17Bによって前記レバー部材161を回動させることによって前記回動軸14を回動させることとしたが、前記回動軸14を適宜なモータによって回動させることもできる。また、前記レバー部材161と前記プレート部材19の固定にはボルト22とナット21を使用することとしたが、前記レバー部材161を前記プレート部材19に任意の角度で固定することが可能であれば、その具体的な取付構成を限定するものではない。
【0023】
以上述べたように、本発明の実施形態によれば、何らかの原因によりスロワ装置1が詰まった際、作業者は、作業場の床面において、スプリング20に抗して一方の操作ロープ17Bを引き下げる。これにより、レバー部材161及び回動軸14が図上左側へ回動するとともに、前記回動軸14に軸着されたシャッタレバー15も回動して排出樋13のホッパ状の傾斜面に当接して停止する。このとき、前記シャッタレバー15の先端部とシャッタ11の係止部111の係止状態が解除され、シャッタ11は蝶番12を中心に下方へ回動し、前記シャッタレバー15に当接して停止する。
【0024】
前記シャッタ11が開かれると、スロワケース2内に詰まった穀物が、該スロワケース2の下部に開口した排出口202から前記排出樋13内に一気に落下する。この際、前記排出樋13下端の開口部131に接続して設けたビニールホース(図示せず)の先端部を乾燥機本体の穀物張込口に挿入すれば、前記スロワケース2内に詰まっていた穀物は人手によることなく該穀物乾燥機内に回収される。
【0025】
こうして、スロワケース2内に詰まった穀物が排出されると、次いで、作業者は、スプリング20に抗して他方の操作ロープ17Aを引き下げる。これにより、レバー部材161及び回動軸14が図上右側へ回動するとともに、前記回動軸14に軸着されたシャッタレバー15も回動し、該シャッタレバー15の上面に当接する前記シャッタ11を押し上げる。該シャッタ11が蝶番12を中心に回動して前記排出口202を閉めると同時に、前記シャッタレバー15の先端部がシャッタ11の係止部111に係止される。
【0026】
前記排出口202は正面図(図2)から見て適度に時計方向にずらして設けることで、スロワ装置が傾いている場合でも残留穀物量が少なくなり、好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明における穀物乾燥機のスロワによれば、従来の高所におけるスロワの詰まり対応作業を解消し、安全な作業で、かつ、詰まり穀物を確実に回収できるものであり、有用性が高い。
【符号の説明】
【0028】
1 スロワ装置
2 スロワケース
201 ケース周面
202 排出口
3 スロワ羽根
4 スロワボックス
5 スロワ取付体
501 モータベース
6 スロワモータ
7 穀物投入口
8 スクリュー
9 連通口
10 揚穀筒
11 シャッタ
111 係止部
12 蝶番
13 排出樋
131 開口部
14 回動軸
15 シャッタレバー
16A ロープ吊設穴
16B ロープ吊設穴
161 レバー部材
17A 操作ロープ
17B 操作ロープ
171 グリップ
18 ブラケット
19 プレート部材
191 長穴
20 スプリング
21 ナット
22 ボルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6