(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-08
(45)【発行日】2023-12-18
(54)【発明の名称】無停電電源システム
(51)【国際特許分類】
H02J 9/06 20060101AFI20231211BHJP
【FI】
H02J9/06 120
(21)【出願番号】P 2020203406
(22)【出願日】2020-12-08
【審査請求日】2023-01-30
(73)【特許権者】
【識別番号】501137636
【氏名又は名称】東芝三菱電機産業システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】亀田 佳希
【審査官】下林 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-187219(JP,A)
【文献】特開2007-215344(JP,A)
【文献】特開2004-343908(JP,A)
【文献】特開2006-054953(JP,A)
【文献】特開2011-200023(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 9/00 - 11/00
H02J 7/00 - 7/12
H02J 7/34 - 7/36
H02M 7/42 - 7/98
G01R 31/36 - 31/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の無停電電源装置と、
前記複数の無停電電源装置と接続されるとともに、前記無停電電源装置を増設可能に設けられた並列盤とを備え、
前記並列盤は、
前記複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力とそれぞれ接続される複数の入力端子と、
前記複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、接続される前記複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力を切替可能な複数のスイッチと、
前記複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する入力端子と対応するスイッチとの間に設けられる複数のリアクトルと、
前記複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、前記対応するスイッチと並列に前記対応するリアクトルと接続され、別の無停電電源装置の対応するリアクトルの出力と外部配線を介して接続可能に設けられ第1のテストを実行するための複数の第1テスト端子と、
前記複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、前記対応するスイッチと並列に前記対応するリアクトルと接続され、テスト負荷と接続可能に設けられ第2のテストを実行するための複数の第2テスト端子とを含む、無停電電源システム。
【請求項2】
前記並列盤は、前記複数の第2テスト端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する第2テスト端子と前記対応するリアクトルとの間に設けられる複数のテストスイッチをさらに含む、請求項1記載の無停電電源システム。
【請求項3】
前記第1のテストは、前記増設された無停電電源装置に対応する第1テスト端子と前記複数の無停電電源装置のうちの1つの無停電電源装置に対応する第1テスト端子とを前記外部配線で接続する無負荷並列テストである、請求項1記載の無停電電源システム。
【請求項4】
前記第2のテストは、前記第2テスト端子に前記テスト負荷を接続して、対応する無停電電源装置の出力を検出する負荷テストである、請求項1記載の無停電電源システム。
【請求項5】
前記複数の無停電電源装置と接続された前記並列盤からの出力を商用電源に切り替えて負荷に電力を供給可能な保守バイパス盤をさらに備える、請求項1記載の無停電電源システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力系統からの商用電源が瞬時低下または停電したさい、電池に蓄えた電力を高速に負荷へ供給することにより負荷設備停止を防ぐ無停電電源装置(UPS)に関し、複数台のUPSで構成される並列冗長方式のUPSに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、瞬間的な停電も許されない例えばコンピュータ等の重要負荷の電源として無停電電源装置(以下単にUPSと称する)が用いられている。
【0003】
365日24時間通常の運用並びに点検時にも、UPS電源による給電の継続が求められる。
【0004】
この点で、特開2017-50933公報においては、複数のUPSを複数台並列に接続し、共通の負荷に対して並列運転する無停電電源システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方で、複数台並列に接続する並列冗長方式の無停電電源システムでは、例えばUPS増設時等には、保守バイパス回路に切換える必要があり、給電信頼性が一時的に損なわれるという問題があった。
【0007】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、並列冗長方式の無停電電源システムにおいて、給電信頼性を損なうことなくテストすることが可能な無停電電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ある実施形態に従えば、無停電電源システムは、複数の無停電電源装置と、複数の無停電電源装置と接続されるとともに、無停電電源装置を増設可能に設けられた並列盤とを備える。並列盤は、複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力とそれぞれ接続される複数の入力端子と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、接続される複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力を切替可能な複数のスイッチと、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する入力端子と対応するスイッチとの間に設けられる複数のリアクトルと、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、別の無停電電源装置の対応するリアクトルの出力と外部配線を介して接続可能に設けられ第1のテストを実行するための複数の第1テスト端子と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、テスト負荷と接続可能に設けられ第2のテストを実行するための複数の第2テスト端子とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の無停電電源システムは、給電信頼性を損なうことなくテストすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態に基づく無停電電源システムの回路構成を説明する図である。
【
図2】実施形態に基づく無停電電源システムの第1のテストについて説明する図である。
【
図3】実施形態に基づく無停電電源システムの第2のテストについて説明する図である。
【
図4】実施形態に基づく無停電電源システムの別の第2のテストについて説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0012】
図1は、実施形態に基づく無停電電源システムの回路構成を説明する図である。
図1に示されるように、実施形態に基づく無停電電源システムは、商用電源1からの電力供給を受けて電力変換して負荷設備20に電力を供給する複数の無停電電源装置(UPS)11~13と、複数のUPS11~13のそれぞれの出力を並列接続する並列盤40と、複数のUPS11~13の保守点検時などに負荷設備20への給電を商用電源1に切替可能に設けられた保守バイパス盤30と、商用電源1の電力供給を遮断可能に設けられた入力側遮断器21~24とを含む。一例として、3台の無停電電源装置(UPS)の並列冗長システムが示されているが、3台に限られずさらに複数のUPSを設けた構成としても良い。
【0013】
各UPS11~13は、交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ2と、コンバータ2の出力である直流電圧を交流電圧に変換するインバータ3と、コンバータ2およびインバータ3をバイパス可能に設けられたバイパス切換回路5とを含む。また、各UPS11~13は、停電時に電力を供給可能な蓄電池4と接続されている。
【0014】
保守バイパス盤30は、UPS11~13からの電力供給と、商用電源1と接続されたバイパス経路からの電力供給とを切替可能に設けられた切替スイッチ31,32とを含む。
【0015】
並列盤40は、UPS11~13の出力とそれぞれ接続される入力端子61~63と、入力端子61~63にそれぞれ対応して設けられ、接続されるUPS11~13の出力を切替可能なスイッチ41~43と、入力端子61~63にそれぞれ対応して設けられ、対応する入力端子と対応するスイッチとの間に設けられるリアクトル71~73と、入力端子61~63にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、別のUPSの対応するリアクトルの出力と外部配線を介して接続可能に設けられ第1のテストを実行するための第1テスト端子81~83と、入力端子61~63にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、テスト負荷120と接続可能に設けられ第2のテストを実行するための第2テスト端子91~93とを含む。
【0016】
並列盤40は、第2テスト端子91~93にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する第2テスト端子と対応するリアクトルとの間に設けられるテストスイッチ101~103をさらに含む。
【0017】
リアクトル71~73は、横流抑制用のリアクトルとして設けられる。
【0018】
入力端子61は、UPS11の出力と接続される。リアクトル71は、入力端子61とスイッチ41との間に接続される。第1テスト端子81は、スイッチ41と並列にリアクトル71と接続される。第2テスト端子91は、テストスイッチ101を介してスイッチ41と並列にリアクトル71と接続される。
【0019】
入力端子62は、UPS12の出力と接続される。リアクトル72は、入力端子62とスイッチ42との間に接続される。第1テスト端子82は、スイッチ42と並列にリアクトル72と接続される。第2テスト端子92は、テストスイッチ102を介してスイッチ42と並列にリアクトル72と接続される。
【0020】
入力端子63は、UPS13の出力と接続される。リアクトル73は、入力端子63とスイッチ43との間に接続される。第1テスト端子83は、スイッチ43と並列にリアクトル73と接続される。第2テスト端子93は、テストスイッチ103を介してスイッチ43と並列にリアクトル73と接続される。
【0021】
図2は、実施形態に基づく無停電電源システムの第1のテストについて説明する図である。
図2に示されるように、一例としてUPS12およびUPS13について無負荷並列テストを実行する場合が示されている。具体的には、スイッチ41を投入させて、スイッチ42および43を開放に設定する。これによりUPS11から負荷設備20への電力供給が維持される。
【0022】
第1テスト端子82と、第1テスト端子83とを外部配線110で接続する。外部配線110にはスイッチ112が設けられている。スイッチ112を設けない構成とすることも可能である。
【0023】
スイッチ42および43は開放に設定されているためUPS12およびUPS13は無負荷の状態である。この状態で第1テスト端子82と第1テスト端子83とを接続させる。これによりUPS12あるいはUPS13の並列運転制御が正常に行われるかをテストする。
【0024】
無負荷並列テストによりUPS12あるいはUPS13から電流が流れる場合には、並列運転制御が正常に行われておらず、異常状態を確認することができる。無負荷並列テストによりUPS12あるいはUPS13から電流が流れない場合には、並列運転制御が正常であることを確認することができる。
【0025】
例えば、UPS11およびUPS12が既に無停電電源システムに搭載されており、UPS13が増設される場合について考える。上記の無負荷並列テストを実行することによりUPS13の並列運転制御の異常を検出することが可能である。
【0026】
一例として、UPS11から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS12およびUPS13の無負荷並列テストを実行する場合について説明したが、UPS12から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS11およびUPS13の無負荷並列テストを実行するようにしてもよい。
【0027】
図3は、実施形態に基づく無停電電源システムの第2のテストについて説明する図である。
図3に示されるように、一例としてUPS12およびUPS13について負荷テストを実行する場合が示されている。具体的には、スイッチ41を投入して、スイッチ42および43を開放に設定する。これによりUPS11から負荷設備20への電力供給が維持される。
【0028】
第1テスト端子82と、第1テスト端子83とを外部配線110で接続する。外部配線110にはスイッチ112が設けられている。スイッチ112を設けない構成とすることも可能である。
【0029】
第2テスト端子93にテスト負荷120を接続する。
【0030】
第2のテストの際にテストスイッチ103を投入させる。これにより、並列接続されたUPS12およびUPS13の出力がテスト負荷120に対して接続された状態となる。
【0031】
この状態でUPS12およびUPS13は、テスト負荷120に対して所望の電力を供給可能か否かをテストする。負荷テストによりUPS12およびUPS13から所望の電力が供給される場合には、UPS12およびUPS13は正常状態であることを確認することができる。一方で、所望の電力が供給されない場合には、UPS12およびUPS13の少なくとも一方の異常状態を確認することができる。当該異常状態に対して他のUPSと交換する等の代替処置をとることが可能である。
【0032】
例えば、UPS11およびUPS12が既に無停電電源システムに搭載されており、UPS13が増設される場合について考える。上記の負荷テストを実行することによりUPS13を増設する際に電力供給能力の異常の有無を検出することが可能である。
【0033】
一例として、UPS11から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS12およびUPS13の負荷テストを実行する場合について説明したが、UPS12から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS11およびUPS13の負荷テストを実行するようにしてもよい。
【0034】
本例においては、第2テスト端子93にテスト負荷120を接続する場合について説明したが、これに限られず第2テスト端子92にテスト負荷120を接続するようにしても良い。
【0035】
従来の並列冗長方式の無停電電源システムでは、既存のUPSに、新たなUPSを増設する際に、既存のUPSと増設するUPSとで並列テストを実施する場合、負荷設備への給電を保守バイパス盤を用いて商用電源に切換える必要があり、給電信頼性が一時的に損なわれるという問題があった。
【0036】
実施形態に従う並列盤40を設けることにより、並列冗長方式の無停電電源システムにおいて、UPSの増設の際に、既存のUPSで負荷設備へのインバータ給電を継続しながら、増設したUPSの並列テストを実行することが可能であり、並列テスト時の給電信頼性を高めることが可能である。
【0037】
上記においては既存のUPSが2台の場合について説明したが、既存のUPSの台数が3台以上の並列冗長方式の無停電電源システムにおいても、同様に適用することが可能である。また、増設するUPSも1台に限らずさらに複数のUPSを増設する場合についても同様に適用可能である。
【0038】
上記においては、既存のUPSに対して、別のUPSを増設する際のテストについて説明したが、特にUPSを増設する際に限られず、既存のUPSに対して保守点検の際にテストすることも可能である。
【0039】
図4は、実施形態に基づく無停電電源システムの別の第2のテストについて説明する図である。
図4に示されるように、一例としてUPS12について負荷テストを実行する場合が示されている。本例においては、UPS13が増設される前の状態が示されている。
【0040】
具体的には、スイッチ41を投入して、スイッチ42を開放に設定する。これによりUPS11から負荷設備20への電力供給が維持される。
【0041】
第2テスト端子92にテスト負荷120を接続する。
【0042】
第2のテストの際にテストスイッチ102を投入する。これにより、UPS12はテスト負荷120に対して接続された状態となる。
【0043】
この状態でUPS12は、テスト負荷120に対して所望の電力を供給可能か否かをテストする。負荷テストによりUPS12から所望の電力が供給される場合には、UPS12は正常状態であることを確認することができる。一方で、所望の電力が供給されない場合には、UPS12の異常状態を確認することができる。当該異常状態に対して他のUPSと交換する等の代替処置をとることが可能である。
【0044】
上記の負荷テストを実行することにより、保守点検時にUPS12の電力供給能力の異常の有無を検出することが可能である。
【0045】
一例として、UPS11から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS12の負荷テストを実行する場合について説明したが、UPS12から負荷設備20への電力供給が維持された状態でUPS11の負荷テストを実行するようにしてもよい。
【0046】
実施形態に従う並列盤40を設けることにより、並列冗長方式の無停電電源システムにおいて、既存のUPSで負荷設備へのインバータ給電を継続しながら、既存のUPSに負荷テストを実行することが可能であり、保守点検のテスト時の給電信頼性を高めることが可能である。
【0047】
(付記)
上述したような実施形態は、以下のような技術思想を含む。
【0048】
ある実施形態に従う無停電電源システムは、複数の無停電電源装置(11,12)と、複数の無停電電源装置と接続されるとともに、無停電電源装置(13)を増設可能に設けられた並列盤(40)とを備える。並列盤は、複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力とそれぞれ接続される複数の入力端子(61~63)と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、接続される複数の無停電電源装置および増設される無停電電源装置の出力を切替可能な複数のスイッチ(41~43)と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する入力端子と対応するスイッチとの間に設けられる複数のリアクトル(71~73)と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、別の無停電電源装置の対応するリアクトルの出力と外部配線を介して接続可能に設けられ第1のテストを実行するための複数の第1テスト端子(81~83)と、複数の入力端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応するスイッチと並列に対応するリアクトルと接続され、テスト負荷と接続可能に設けられ第2のテストを実行するための複数の第2テスト端子(91~93)とを含む。
【0049】
第1テスト端子および第2テスト端子が設けられており、給電信頼性を損なうことなくテストすることが可能である。
【0050】
ある局面において、並列盤は、複数の第2テスト端子にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する第2テスト端子と対応するリアクトルとの間に設けられる複数のテストスイッチ(101~103)をさらに含む。
【0051】
ある局面において、第1のテストは、増設された無停電電源装置に対応する第1テスト端子と複数の無停電電源装置のうちの1つの無停電電源装置に対応する第1テスト端子とを外部配線で接続する無負荷並列テストである。
【0052】
ある局面において、第2のテストは、第2テスト端子にテスト負荷を接続して、対応する無停電電源装置の出力を検出する負荷テストである。
【0053】
ある局面において、複数の無停電電源装置と接続された並列盤からの出力を商用電源に切り替えて負荷に電力を供給可能な保守バイパス盤(30)をさらに備える。
【0054】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0055】
1 商用電源、2 コンバータ、3 インバータ、4 蓄電池、5 バイパス切換回路、20 負荷設備、21~24 入力側遮断器、30 保守バイパス盤、40 並列盤、41,42,43,112 スイッチ、61,62,63 入力端子、71,72,73 横流抑制用リアクトル、81,82,83 第1テスト端子、91,92,93 第2テスト端子、101,102,103 テストスイッチ、110 外部配線、120 テスト負荷。