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特許7400091メモ情報表示方法、メモ情報送信方法及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-08
(45)【発行日】2023-12-18
(54)【発明の名称】メモ情報表示方法、メモ情報送信方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20231211BHJP
【FI】
G06F3/04842
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022519542
(86)(22)【出願日】2020-07-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-05
(86)【国際出願番号】 CN2020105240
(87)【国際公開番号】W WO2021057243
(87)【国際公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-03-28
(31)【優先権主張番号】201910935536.5
(32)【優先日】2019-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲盧▼ 培▲鋭▼
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-105345(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0124518(US,A1)
【文献】特開2009-251774(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第103106236(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の電子機器に用いられるメモ情報表示方法であって、
第一の物体の画像を含む第一の画像を収集することと、
前記第一の画像を識別して、前記第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得することと、
サーバに前記第一の情報を送信することと、
前記サーバから送信された、前記第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信することと、
前記第一のメモ情報を表示することと、を含み、
前述した、第一の画像を収集することの前に、前記方法は、
前記サーバに、前記第一の物体のある位置の第一の位置情報を送信することをさらに含み、
前述した、第一の画像を収集することは、具体的には、
前記サーバから送信された、前記第一の位置情報に対応する第一の指令を受信した時、前記第一の指令に基づいて、前記第一の画像を収集することを含む、メモ情報表示方法。
【請求項2】
前述した、前記第一のメモ情報を表示することは、
ユーザにより入力された第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じである場合、前記第一のメモ情報を表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、第一の画像を収集することは、
前記第一の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、前記第一の画像を収集することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第二の電子機器に用いられるメモ情報送信方法であって、
第一の物体の画像を含む第一のターゲット画像を収集することと、
前記第一のターゲット画像を識別して、前記第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得することと、
ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信することと、
前記第一の情報と、前記第一の情報に対応する前記第一のメモ情報とを含むターゲット情報をサーバに送信することと、を含み、
前記第一のターゲット画像を収集する前に、前記方法は、
前記ユーザからのトリガーに応じて、前記第一の物体を決定することをさらに含む、メモ情報送信方法。
【請求項5】
前記ターゲット情報は、前記第一の物体のある位置の第一の位置情報をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前述した、第一のターゲット画像を収集することは、
前記第二の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、前記第一のターゲット画像を収集することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
収集モジュールと、識別モジュールと、第一の送信モジュールと、受信モジュールと、表示モジュールと、を含む電子機器であって、
前記収集モジュールは、第一の物体の画像を含む第一の画像を収集するために用いられ、
前記識別モジュールは、前記収集モジュールにより収集された前記第一の画像を識別して、前記第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いられ、
前記第一の送信モジュールは、前記識別モジュールにより識別された前記第一の情報をサーバに送信するために用いられ、
前記受信モジュールは、前記サーバから送信された、前記第一の送信モジュールにより送信された前記第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信するために用いられ、
前記表示モジュールは、前記受信モジュールにより受信された前記第一のメモ情報を表示するために用いられ
第二の送信モジュールをさらに含み、
前記第二の送信モジュールは、前記収集モジュールが前記第一の画像を収集する前に、前記サーバに、前記第一の物体のある位置の第一の位置情報を送信するために用いられ、
前記収集モジュールは、具体的には、前記サーバから送信された、前記第二の送信モジュールにより送信された前記第一の位置情報に対応する第一の指令を受信した時、前記第一の指令に基づいて、前記第一の画像を収集するために用いられる、電子機器。
【請求項8】
前記表示モジュールは、具体的には、ユーザにより入力された第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じである場合、前記第一のメモ情報を表示するために用いられる、請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記収集モジュールは、具体的には、前記電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、前記第一の画像を収集するために用いられる、請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
収集モジュールと、識別モジュールと、受信モジュールと、送信モジュールと、を含む電子機器であって、
前記収集モジュールは、第一の物体の画像を含む第一のターゲット画像を収集するために用いられ、
前記識別モジュールは、前記収集モジュールにより収集された前記第一のターゲット画像を識別して、前記第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いられ、
前記受信モジュールは、ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信するために用いられ、
前記送信モジュールは、前記識別モジュールにより識別された前記第一の情報と、前記受信モジュールにより受信され且つ前記第一の情報に対応する前記第一のメモ情報と、を含むターゲット情報をサーバに送信するために用いられ
前記収集モジュールが前記第一のターゲット画像を収集する前に、前記電子機器は、前記ユーザからのトリガーに応じて、前記第一の物体を決定する、電子機器。
【請求項11】
前記ターゲット情報は、前記第一の物体のある位置の第一の位置情報をさらに含む、請求項10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記収集モジュールは、具体的には、前記電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、前記第一のターゲット画像を収集するために用いられる、請求項10に記載の電子機器。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~3のいずれか一項に記載のメモ情報表示方法のステップを実現させるか、又は、請求項4~6のいずれか一項に記載のメモ情報送信方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~3のいずれか一項に記載のメモ情報表示方法のステップを実現させるか、又は、請求項4~6のいずれか一項に記載のメモ情報送信方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年9月29日に中国で提出された中国特許出願番号201910935536.5の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、端末技術分野に関し、特にメモ情報表示方法、メモ情報送信方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
電子機器の知能化レベルが絶えず向上することに伴い、電子機器におけるアプリケーションプログラムの機能もますます増えている。
【0004】
関連技術において、ユーザは、なんらかのアプリケーションプログラムにおける二次元コードスキャン機能によって、ある二次元コードをスキャンしてなんらかの操作を完了することで、ユーザニーズを満たすことができる。例えば、ユーザは、支払いアプリケーションプログラムにおける二次元コードスキャン機能によって、ある支払い二次元コードをスキャンして支払い操作を完了することができ、又は、ユーザは、通信アプリケーションプログラムにおける二次元コードスキャン機能によって、あるユーザの二次元コードをスキャンして友達追加の操作を完了することができる。
【0005】
しかしながら、二次元コードは、所定のルールに従ってコンパイルされなければならず、且つ二次元コードは、ユーザに示すにはキャリアが必要である(即ち、二次元コードは、スクリーンで示されるか、又は紙に印刷される必要がある)ため、二次元コードのスキャンにより操作を完了するプロセスは、柔軟性に欠けている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施例は、二次元コードのスキャンにより操作を完了するプロセスが柔軟性に欠けているという問題を解決するためのメモ情報表示方法、メモ情報送信方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。
【0008】
第一の方面によれば、本開示の実施例は、第一の電子機器に用いられるメモ情報表示方法を提供する。この方法は、第一の画像を収集し、且つ第一の画像を識別して第一の情報を取得し、そしてサーバに第一の情報を送信し、且つサーバから送信された、第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信し、最後に第一のメモ情報を表示することを含む。そのうち、第一の画像には第一の物体の画像が含まれ、第一の情報は第一の物体の特徴情報である。
【0009】
第二の方面によれば、本開示の実施例は、第二の電子機器に用いられるメモ情報送信方法を提供する。この方法は、第一のターゲット画像を収集し、且つ第一のターゲット画像を識別して第一の情報を取得し、そしてユーザにより入力された第一のメモ情報を受信し、且つサーバにターゲット情報を送信することを含む。そのうち、ターゲット情報は、第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含み、第一のターゲット画像には第一の物体の画像が含まれ、第一の情報は第一の物体の特徴情報である。
【0010】
第三の方面によれば、本開示の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、収集モジュールと、識別モジュールと、第一の送信モジュールと、受信モジュールと、表示モジュールと、を含んでもよい。そのうち、収集モジュールは、第一の物体の画像を含む第一の画像を収集するために用いられ、識別モジュールは、収集モジュールにより収集された第一の画像を識別して、第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いられ、第一の送信モジュールは、識別モジュールにより識別された第一の情報をサーバに送信するために用いられ、受信モジュールは、サーバから送信された、第一の送信モジュールにより送信された第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信するために用いられ、表示モジュールは、受信モジュールにより受信された第一のメモ情報を表示するために用いられる。
【0011】
第四の方面によれば、本開示の実施例は電子機器を提供する。この電子機器は、収集モジュールと、識別モジュールと、受信モジュールと、送信モジュールと、を含んでもよく、収集モジュールは、第一の物体の画像を含む第一のターゲット画像を収集するために用いられ、識別モジュールは、収集モジュールにより収集された第一のターゲット画像を識別して、第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いられ、受信モジュールは、ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信するために用いられ、送信モジュールは、識別モジュールにより識別された第一の情報と、受信モジュールにより受信され、且つ第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含むターゲット情報をサーバに送信するために用いられる。
【0012】
第五の方面によれば、本開示の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶されており、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面におけるメモ情報表示方法のステップを実現させるか、又は、上記第二の方面におけるメモ情報送信方法のステップを実現させる。
【0013】
第六の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面におけるメモ情報表示方法のステップを実現させるか、又は、上記第二の方面におけるメモ情報送信方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0014】
本開示の実施例において、第一の電子機器は、第一の画像(この第一の画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つこの第一の画像を識別して、第一の情報(この第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてサーバに第一の情報を送信することで、サーバは、サーバにおいて第一の情報を検索し、第一の情報を検索した場合、第一の情報に対応する第一のメモ情報を第一の電子機器に送信し、即ち第一の電子機器は、サーバから送信される第一のメモ情報を受信し、且つ第一のメモ情報を表示することができる。この方案によると、ユーザは、物体の特徴情報とメモ情報とをサーバに予め記憶するようにトリガーすることができるため、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザは第一の電子機器をトリガーしてこの物体の特徴情報によりメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本開示の実施例によるアンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムのアーキテクチャ概略図である。
図2】本開示の実施例によるメモ情報表示方法の概略図のその一である。
図3】本開示の実施例によるメモ情報表示方法の概略図のその二である。
図4】本開示の実施例によるメモ情報表示方法が応用される画面概略図である。
図5】本開示の実施例によるメモ情報表示方法の概略図のその三である。
図6】本開示の実施例によるメモ情報送信方法の概略図である。
図7】本開示の実施例によるメモ情報送信方法が応用される画面概略図のその一である。
図8】本開示の実施例によるメモ情報送信方法が応用される画面概略図のその二である。
図9】本開示の実施例によるメモ情報送信方法が応用される画面概略図のその三である。
図10】本開示の実施例によるメモ情報送信方法が応用される画面概略図のその四である。
図11】本開示の実施例による電子機器の構造概略図のその一である。
図12】本開示の実施例による電子機器の構造概略図のその二である。
図13】本開示の実施例による別の電子機器の構造概略図である。
図14】本開示の実施例による電子機器のハードウェア概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明確且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の請求の範囲に属する。
【0017】
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を記述するものであり、三つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、単独のA、AとBとの組み合わせ、及び単独のBという三つのケースを表してもよい。また、本明細書における「/」という符号は、関連対象が「又は」の関係であることを表し、例えばA/Bは、A又はBを表す。
【0018】
本明細書における「第一の」及び「第二の」などの用語は、異なる対象を区別するためのものであり、対象の特定の順序を記述するためのものではない。例えば、第一の画像及び第二の画像などは、異なる画像を区別するために用いられ、画像の特定の順序を記述するためのものではない。
【0019】
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0020】
本開示の実施例の記述では、特に説明されていない限り、「複数」の意味は、二つ又は二つ以上を指し、例えば、複数の素子は、二つ又は二つ以上の素子を指すなどである。
【0021】
一方では、本開示の実施例はメモ情報表示方法及び電子機器を提供する。この電子機器は、第一の画像(この第一の画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つこの第一の画像を識別して、第一の情報(この第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてサーバに第一の情報を送信することで、サーバは、サーバにおいて第一の情報を検索し、第一の情報を検索した場合、第一の情報に対応する第一のメモ情報をこの電子機器に送信し、即ちこの電子機器は、サーバから送信される第一のメモ情報を受信し、且つ第一のメモ情報を表示することができる。この方案によると、ユーザは、物体の特徴情報とメモ情報とをサーバに予め記憶するようにトリガーすることができるため、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザはこの電子機器をトリガーしてこの物体の特徴情報によりメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【0022】
他方では、本開示の実施例は、メモ情報送信方法及び電子機器を提供する。この電子機器は、第一のターゲット画像(第一のターゲット画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つ第一のターゲット画像を識別して、第一の情報(第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてユーザにより入力された第一のメモ情報を受信し、且つサーバにターゲット情報(ターゲット情報は第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含む)を送信することができる。この方案によると、ユーザは、自分の実際の使用ニーズに応じて、この電子機器をトリガーしてメモを送信し、且つメモに情報を付与することができるため、関連技術のように、所定のルールに従って第一のメモ情報の二次元コードをコンパイルして取得する必要がなく、メモを作成するプロセスが簡略化される。そして、メモを作成するプロセスにおいて、メモ情報の公開方式を設定することによって、メモ情報のプライバシーとセキュリティを保証することができる。
【0023】
本開示の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、さらに他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本開示の実施例では具体的に限定しない。
【0024】
以下は、アンドロイドオペレーティングシステムを例として、本開示の実施例によるメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とが応用されるソフトウェア環境を紹介する。
【0025】
図1では、本開示の実施例による可能なアンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャ概略図が示されている。図1において、アンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャは4層を含み、それぞれは、アプリケーションプログラム層、アプリケーションプログラムフレームワーク層、システムランタイムライブラリ層及びカーネル層(具体的には、Linux(登録商標)カーネル層であってもよい)である。
【0026】
そのうち、アプリケーションプログラム層は、アンドロイドオペレーティングシステムにおける各アプリケーションプログラム(システムアプリケーションプログラムと第三者アプリケーションプログラムとを含む)を含む。
【0027】
アプリケーションプログラムフレームワーク層はアプリケーションプログラムのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションプログラムフレームワークの開発ルールに従う前提で、アプリケーションプログラムフレームワーク層に基づいていくつかのアプリケーションプログラムを開発することができる。
【0028】
システムランタイムライブラリ層は、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とアンドロイドオペレーティングシステムランタイム環境とを含む。ライブラリは、主に、アンドロイドオペレーティングシステムのために、その必要とされる各種類のリソースを提供する。アンドロイドオペレーティングシステムランタイム環境は、アンドロイドオペレーティングシステムにソフトウェア環境を提供するために用いられる。
【0029】
カーネル層は、アンドロイドオペレーティングシステムのオペレーティングシステム層であり、アンドロイドオペレーティングシステムソフトウェア階層の最下位層に属する。カーネル層は、Linuxカーネルに基づいて、アンドロイドオペレーティングシステムのために、コアシステムサービス及びハードウェアに関連するドライバープログラムを提供する。
【0030】
アンドロイドオペレーティングシステムを例にすると、本開示の実施例では、開発者は、上記図1に示されているアンドロイドオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャに基づいて、本開示の実施例によるメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とを実現させるソフトウェアプログラムを開発することができる。それによって、このメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とは、図1に示されているアンドロイドオペレーティングシステムに基づいて運行することができる。即ち、プロセッサ又は電子機器は、アンドロイドオペレーティングシステムにおいてこのソフトウェアプログラムを運行することによって、本開示の実施例によるメモ情報表示方法、又は、本開示の実施例によるメモ情報送信方法を実現させることができる。
【0031】
本開示の実施例における電子機器は、移動電子機器であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的に、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、テラー機又はセルフヘルプ機などであってもよく、本開示の実施例では具体的に限定しない。
【0032】
本開示の実施例によるメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とを実現させる実行主体は、上記電子機器であってもよく、この電子機器における、このメモ情報表示方法とこのメモ情報送信方法とを実現できる機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的には実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。以下は、電子機器を例として、本開示の実施例によるメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とを例示的に説明する。
【0033】
本開示の実施例において、ユーザがある物体を処理する必要があるが、このある物体をどのように処理するかが分からない場合、ユーザは、電子機器(例えば、下記実施例における第一の電子機器)をトリガーして、この物体の特徴情報を収集し、且つサーバにこの物体の特徴情報を送信することができ、サーバは、サーバにおいてこの特徴情報を検索し、且つこの特徴情報を検索した後、サーバはこの特徴情報に対応するメモ情報をこの電子機器に送信することができ、そしてこの電子機器は、サーバから送信されたこのメモ情報を受信した後、このメモ情報を表示することができ、それによりユーザは、このメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。即ち、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザは、ある電子機器をトリガーして、この物体の特徴情報により、この物体を処理するためのメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【0034】
そのうち、上記メモ情報は、ユーザが別の電子機器(例えば、下記実施例における第二の電子機器)をトリガーして、サーバに予め記憶したものであってもよい。ユーザが別の電子機器をトリガーして、メモ情報を予め記憶する方法については、下記実施例において詳細に記述するため、ここではこれ以上説明しない。
【0035】
なお、本開示の実施例による電子機器は、ビデオコードプロトコルをサポートすることができる。具体的には、電子機器がビデオコードプロトコルをサポートする場合、電子機器のカメラアプリケーションプログラムはビデオコードモードを含んでもよい。そのうち、ビデオコードモードにおいて、電子機器は、ある物体を処理するメモ情報を取得することができ、具体的には、電子機器は、本開示の実施例の方法を実行することによって、ある物体を処理するメモ情報を取得することができる。
【0036】
本開示の実施例において、電子機器のカメラアプリケーションプログラムは、ビデオモード、写真モード及びパノラマモードなど、他の可能なシーンでサポートするモードをさらに含んでもよい。そのうち、ビデオモードでは、電子機器は、ビデオを撮影する操作を実行することができ、写真モードでは、電子機器は、写真を撮る操作を実行することができ、パノラマモードでは、電子機器は、パノラマ撮影の操作を実行することができる。
【0037】
本開示の実施例では、二つのプロセスが含まれてもよく、一つのプロセスは、メモを表示するプロセスであり、もう一つのプロセスは、メモを作成するプロセスである。二つのプロセスにおける電子機器を区別するために、以下の実施例では、メモを表示するプロセスにおける電子機器を第一の電子機器と呼び、メモを作成するプロセスにおける電子機器を第二の電子機器と呼ぶ。
【0038】
本開示の実施例において、上記第一の電子機器と第二の電子機器とは、同一の電子機器であってもよく、異なる電子機器であってもよく、具体的には実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。
【0039】
以下は、各添付図面を結び付けながら、上述した、メモを表示するプロセス(即ち、本開示の実施例によるメモ情報表示方法)を例示的に説明する。
【0040】
図2に示すように、本開示の実施例はメモ情報表示方法を提供する。この方法は、上記第一の電子機器に適用することができ、この方法は下記S201-S205のステップを含んでもよい。
【0041】
S201、第一の電子機器は、第一の画像を収集する。
【0042】
そのうち、上記第一の画像には、第一の物体の画像が含まれてもよい。
【0043】
選択的に、本開示の実施例では、第一の電子機器は、カメラを介して第一の物体の画像を収集して、第一の画像を取得することができる。
【0044】
なお、本開示の実施例では、第一の電子機器が第一の画像を収集する前に、ユーザは第一の電子機器をトリガーして第一の物体を決定することができる。具体的には、本開示の実施例では、ユーザは、第一の電子機器のカメラアプリケーションプログラムのプレビュー画面において第一の物体を選択(例えば、クリック)することによって、第一の電子機器をトリガーして第一の物体を決定することができる。
【0045】
選択的に、本開示の実施例では、上記S201は、具体的には下記S201aによって実現することができる。
【0046】
S201a、第一の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、第一の電子機器は、第一の画像を収集する。
【0047】
理解できるように、本開示の実施例では、上記第一の物体は、第一の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、ユーザが第一の電子機器をトリガーしてカメラアプリケーションプログラムのプレビュー画面において選択した物体であってもよい。例示的に、カメラアプリケーションプログラムのプレビュー画面には、「カップ」、及び「人物」などの物体が含まれるとすると、ユーザは、「カップ」又は「人物」のいずれか一項を第一の物体として選択するようにトリガーすることができる。
【0048】
S202、第一の電子機器は第一の画像を識別して、第一の情報を取得する。
【0049】
そのうち、上記第一の情報は、第一の物体の特徴情報であってもよい。
【0050】
本開示の実施例では、第一の電子機器が第一の物体の画像を収集して、第一の画像を取得した後、第一の電子機器は、画像識別アルゴリズムを採用し、第一の画像を識別して、第一の物体の特徴情報、即ち第一の情報を取得することができる。そのうち、画像識別アルゴリズムは、顔識別アルゴリズム(人の顔の画像を識別するために用いられる)、及びクラスター分析アルゴリズム(実物の画像を識別するために用いられる)などの任意の可能な画像識別アルゴリズムであってもよく、具体的には実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。
【0051】
選択的に、本開示の実施例では、上記第一の物体の特徴情報は、第一の物体の色情報、第一の物体のサイズ情報、及び第一の物体の形状情報のうちの少なくとも一つを含んでもよい。そのうち、色情報は、色の種類及び各色の占有率などを含んでもよく、サイズ情報は、長さ、幅及び高さなどを含んでもよく、形状情報は、形状の種類及び湾曲度などを含んでもよい。具体的には、実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。
【0052】
S203、第一の電子機器は、サーバに第一の情報を送信する。
【0053】
本開示の実施例では、第一の電子機器がサーバに第一の情報を送信した後、サーバは、この第一の情報を受信することができる。
【0054】
なお、本開示の実施例では、サーバには、物体の特徴情報と、ユーザが物体を処理するためのメモ情報と、が予め記憶されてもよい。具体的には、サーバに複数の情報が予め記憶されてもよく、各情報は、一つの物体の特徴情報と、ユーザがこの物体を処理するためのメモ情報と、を含み、即ち各物体の特徴情報と、ユーザがこの物体を処理するためのメモ情報とは、サーバにおいて対応して保存される。このように、サーバが第一の電子機器から送信されたある物体の特徴情報を受信した時、サーバは、サーバにおいてこの特徴情報を検索することができ、サーバがこの特徴情報を検索した場合、サーバは、特徴情報に対応して保存されているメモ情報を第一の電子機器に送信することができ、それにより第一の電子機器がこのメモ情報を表示すると、ユーザは、このメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。
【0055】
本開示の実施例では、サーバが上記第一の情報を受信した後、サーバは、サーバにおいて第一の情報があるか否かを検索することができる。
【0056】
なお、本開示の実施例では、サーバがサーバにおいて第一の情報を検索した場合、第一の電子機器は、引き続いて下記S204を実行することができる。サーバがサーバにおいて第一の情報を検索していない場合、サーバは第一の電子機器にいかなるメッセージも送信しなくてもよく、このように、第一の電子機器による第一の情報の送信後の予め設定された時間内に、第一の電子機器がいかなるメッセージも受信していなければ、この予め設定された時間後に、第一の電子機器は、第一の物体に対応するメモ情報が検索されなかったことをユーザに提示してもよく、又は、サーバは、第一の電子機器に応答メッセージ(サーバにおいて第一の物体に対応するメモ情報が検索されなかったことを指示するために用いられる)を送信してもよく、この場合、第一の電子機器がこの応答メッセージを受信した後、第一の電子機器は、第一の物体に対応するメモ情報が検索されなかったことをユーザに提示することができる。
【0057】
本開示の実施例では、サーバがサーバにおいて第一の情報を検索した場合、サーバは、第一の電子機器に、第一の情報に対応する第一のメモ情報を送信することができる。
【0058】
S204、第一の電子機器は、サーバから送信された、第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信する。
【0059】
本開示の実施例において、第一の電子機器が第一の情報を送信した後、サーバは、サーバにおいて第一の情報を検索することができる。サーバがサーバにおいて第一の情報を検索した場合、サーバは、この第一の情報に対応する第一のメモ情報を第一の電子機器に送信することができ、即ち第一の電子機器は、サーバから送信される第一のメモ情報を受信することができる。
【0060】
なお、上記第一の情報は、サーバに予め記憶された第一の物体の特徴情報であってもよい。
【0061】
選択的に、本開示の実施例では、上記第一のメモ情報は、文字情報であってもよく、画像情報であってもよく、ビデオ情報であってもよく、リンク情報であってもよく、さらに音声情報などの任意の可能な形式の情報であってもよい。具体的には、実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。
【0062】
S205、第一の電子機器は、第一のメモ情報を表示する。
【0063】
そのうち、上記第一のメモ情報は、第一の物体を処理するために用いることができる。
【0064】
本開示の実施例では、第一の電子機器が、サーバから送信された第一のメモ情報を受信した後、第一の電子機器は、第一のメモ情報を表示することができる。それによって、ユーザはこの第一のメモ情報に基づいて第一の物体を処理することができる。
【0065】
選択的に、本開示の実施例では、上記第一のメモ情報は、第一の電子機器の表示画面の任意の位置に表示可能であり、具体的には、実際の使用ニーズに応じて決定でき、本開示の実施例では限定しない。
【0066】
選択的に、本開示の実施例では、第一の電子機器が第一のメモ情報を表示する前に、第一の電子機器は、第一の物体に対応するメモ情報(メモコードと呼んでもよい)が検索されたので表示するかをユーザに提示するための提示情報をさらに表示することができる。そして、ユーザが第一のメモ情報の表示をトリガーした場合、第一の電子機器は、第一のメモ情報を表示し、且つこの提示情報の表示を取り消すことができる。又は、ユーザが表示をトリガーしていないか、第一のメモ情報を表示しないようにトリガーした場合、第一の電子機器は、第一のメモ情報を表示せずに、この提示情報の表示を取り消すことができる。
【0067】
本開示の実施例では、ユーザが、物体の特徴情報とメモ情報とをサーバに予め記憶するようにトリガーすることができるため、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザは第一の電子機器をトリガーしてこの物体の特徴情報によりメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【0068】
選択的に、本開示の実施例では、第一のメモ情報が暗号化されたメモ情報であれば、第一の電子機器が第一のメモ情報を表示する前に、第一の電子機器は、まず、パスワードを入力して第一のメモ情報を復号化するようにユーザに提示するための提示情報を表示することができる。
【0069】
例示的に、上記図2を結び付けて、図3に示すように、上記S205の前に、本開示の実施例によるメモ情報表示方法は、さらに下記S206を含んでもよい。そして、選択的に、上記S205は、具体的には下記S205aによって実現することができる。
【0070】
S206、第一の電子機器は、第一の提示情報を表示する。
【0071】
そのうち、上記第一の提示情報は、パスワード情報を入力するようにユーザに提示するために用いることができる。
【0072】
本開示の実施例では、第一のメモ情報が暗号化されたメモ情報であれば、第一の電子機器が、サーバから送信された第一のメモ情報を受信した後、第一の電子機器は、まず、パスワード情報を入力して第一のメモ情報を復号化するようにユーザに提示するための第一の提示情報を表示することができる。
【0073】
選択的に、本開示の実施例では、上記第一の提示情報は、第一の提示内容と第一の入力領域とを含んでもよい。第一の提示内容は、第一のメモ情報が暗号化されており、パスワード情報を入力して復号化する必要があることをユーザに提示するために用いることができ、第一の入力領域は、ユーザがパスワード情報を入力するために用いることができる。
【0074】
例示的に、図4に示すように、上記第一の提示内容は、「このメモ情報は暗号化されており、パスワードを入力してください」(図4における41の示すとおりである)というようなものであってもよく、ユーザは、第一の入力領域(図4における42の示すとおりである)においてパスワード情報を入力して、第一のメモ情報を復号化することができる。
【0075】
選択的に、本開示の実施例では、上記第一の提示情報は、さらに第一のヘルプオプションを含んでもよい。第一のヘルプオプションは、ユーザが第一のメモ情報を暗号化したパスワード情報を取得することを支援するために用いることができる。具体的には、第一のヘルプオプションは、ユーザが第一のメモ情報を暗号化したパスワード情報を知らない場合、ユーザがこのパスワード情報を取得することを支援するために用いることができる。
【0076】
例示的に、図4に示すように、ユーザが第一のメモ情報を暗号化したパスワード情報を知らない場合、ユーザは、第一のヘルプオプション(図4における43の示すとおりである)をクリックすることによって、第一の電子機器をトリガーして、この第一の電子機器のユーザのユーザ情報をターゲットユーザに送信することができる。
【0077】
本開示の実施例では、第一の物体を操作する必要があるユーザをユーザ1と呼び、ユーザ1の電子機器を電子機器1と呼び、ターゲットユーザの電子機器を電子機器2と呼ぶとする。電子機器2が、電子機器1から送信されたユーザ1のユーザ情報を受信した後、ターゲットユーザがユーザ1による第一の物体に対応するメモ情報(即ち上記第一のメモ情報)へのアクセスを許可する場合、ターゲットユーザは、電子機器2をトリガーして電子機器1にパスワード情報を送信することができ、即ち、電子機器1は、電子機器2から送信されるパスワード情報(即ち第一のメモ情報を復号化するパスワード情報)を受信することができ、それにより電子機器1は、第一のメモ情報を復号化してから、第一のメモ情報を表示することができる。ターゲットユーザがユーザ1による第一の物体に対応するメモ情報(即ち上記第一のメモ情報)へのアクセスを許可しない場合、ターゲットユーザは、電子機器2をトリガーして電子機器1にアクセス拒否メッセージを送信することができ、即ち、電子機器1は、アクセス拒否メッセージを受信することができ、それにより電子機器は、このアクセス拒否メッセージに基づいて、第一のメモ情報にアクセスする権限がないことをユーザに提示することができる。
【0078】
なお、上記ターゲットユーザは、電子機器をトリガーしてメモを作成するユーザであってもよく、具体的には、メモ作成について、メモ作成プロセスに対する以下の記述を参照すればよく、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0079】
S205a、ユーザにより入力された第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じである場合、第一の電子機器は、第一のメモ情報を表示する。
【0080】
そのうち、上記第一のターゲットパスワード情報は、上記第一のメモ情報を暗号化したパスワード情報であってもよい。
【0081】
本開示の実施例では、ユーザがパスワード情報(即ち第一のパスワード情報)を入力すると、第一の電子機器は、ユーザにより入力された第一のパスワード情報と、上記第一のメモ情報を暗号化するためのパスワード情報(即ち第一のターゲットパスワード情報)とが、同じであるか否かを判断することができ、第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じであれば、第一の電子機器は第一のメモ情報を表示することができ、第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じでなければ、第一の電子機器は、入力されたパスワード情報に誤りがあることをユーザに提示することができる。
【0082】
本開示の実施例では、第一のメモ情報が暗号化された場合、第一の電子機器は、まず第一のメモ情報を表示する前に、パスワード情報を入力するようユーザに提示し、且つユーザにより入力されたパスワード情報が正確でなければ第一のメモ情報を表示しないようにすることによって、第一のメモ情報のセキュリティを向上させ、第一のメモ情報の漏洩を防止することができる。そして、第一のメモ情報がユーザのプライバシー情報に係る時、ユーザのプライバシー情報の漏洩を防止することができる。
【0083】
選択的に、本開示の実施例では、第一の電子機器が第一の画像を収集する前に、第一の電子機器は、さらにサーバに第一の物体のある位置の位置情報を送信することができ、サーバがサーバにおいてこの位置情報を検索した後、サーバは、電子機器に、第一の物体の画像を収集するよう電子機器に指示するための指令を送信することができる。
【0084】
例示的に、上記図2を結び付けて、図5に示すように、上記S201の前に、本開示の実施例によるメモ情報表示方法は、さらに下記S207を含んでもよい。そして、選択的に、上記S201は、下記S201aによって実現することができる。
【0085】
S207、第一の電子機器は、サーバに、第一の物体のある位置の第一の位置情報を送信する。
【0086】
そのうち、上記第一の位置情報は、第一の電子機器が第一の位置情報を取得する時、上記第一の物体のある地理的位置を指示するために用いることができる。
【0087】
選択的に、本開示の実施例では、第一の物体のある位置情報は、第一の電子機器の位置情報に基づいて決定することができる。具体的には、第一の物体のある位置情報は、第一の電子機器のある地理的位置の位置情報であってもよい。即ち、第一の電子機器は、第一の電子機器のある地理的位置の位置情報を取得することによって、第一の物体のある地理的位置の位置情報を取得することができる。
【0088】
本開示の実施例では、ユーザが第一の電子機器をトリガーしてカメラアプリケーションプログラムを運行する時、又は、ユーザが第一の電子機器におけるカメラアプリケーションプログラムをトリガーしてビデオコードモードに切り替える時、第一の電子機器は、第一の電子機器の現在位置を検出するための位置検出機能を起動することができる。そして、ユーザが第一の電子機器をトリガーして第一の物体を決定した後、第一の電子機器は、第一の電子機器の現在の地理的位置の位置情報を、第一の物体の位置情報(即ち上記第一の位置情報)としてサーバに送信することができる。
【0089】
本開示の実施例では、上記第一の位置情報は、第一の物体のある位置の経緯度情報、即ち第一の電子機器のある位置の経緯度情報として理解されてもよい。
【0090】
本開示の実施例では、第一の電子機器がサーバに第一の位置情報を送信した後、サーバは、この第一の位置情報を受信することができる。
【0091】
なお、本開示の実施例では、サーバには物体の位置情報が予め記憶されてもよい。具体的には、上記サーバに予め記憶された複数の情報において、各情報は、一つの物体の特徴情報及びユーザがこの物体を処理するためのメモ情報だけでなく、この物体の位置情報をさらに含んでもよく、即ち各物体の特徴情報と、ユーザがこの物体を処理するためのメモ情報と、この物体の位置情報とは、サーバにおいて対応して保存される。このように、サーバが第一の電子機器から送信されたある物体の位置情報を受信した時、サーバは、サーバにおいてこの位置情報を検索することができ、サーバがこの位置情報を検索した場合、サーバは、第一の電子機器に第一の指令を送信し、この物体の画像を収集してこの画像を識別するよう第一の電子機器に指示することによって、この物体の特徴情報を取得することができ、第一の電子機器がこの物体の特徴情報を受信すると、第一の電子機器は、この物体の特徴情報をサーバに送信することができ、このように、サーバが第一の電子機器から送信されたこの物体の特徴情報を受信した時、サーバは、サーバにおけるこの位置情報に対応する特徴情報においてこの特徴情報を検索することができ、サーバがこの特徴情報を検索した場合、サーバは、この特徴情報に対応して保存されているメモ情報を第一の電子機器に送信することができ、それにより第一の電子機器がこのメモ情報を表示すると、ユーザは、このメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。
【0092】
本開示の実施例では、サーバが上記第一の位置情報を受信した後、サーバは、サーバにおいてこの第一の位置情報を検索することができる。
【0093】
なお、本開示の実施例では、サーバがサーバにおいて第一の位置情報を検索した場合、サーバは、第一の電子機器に第一の指令を送信することができる。サーバがサーバにおいて第一の位置情報を検索していない場合、サーバは第一の電子機器にいかなるメッセージも送信しなくてもよく、このように、第一の電子機器による第一の位置情報の送信後の予め設定された時間内に、第一の電子機器がいかなるメッセージも受信していなければ、この予め設定された時間後に、第一の電子機器は、物体の再選択をユーザに提示してもよく、又は、サーバが第一の電子機器に応答メッセージ(サーバにおいて第一の物体の位置情報に合う位置情報が検索されなかったことを指示するために用いられる)を送信してもよく、このように、第一の電子機器がこの応答メッセージを受信した後、第一の電子機器は、物体の再選択をユーザに提示することができる。理解できるように、本開示の実施例では、ユーザが改めて第一の電子機器をトリガーして第一の物体を決定した後、第一の電子機器は、上記S207に戻って引き続いて実行することができる。
【0094】
本開示の実施例では、サーバが第一の位置情報を検索した場合、サーバは、第一の電子機器に第一の指令を送信することができる。そして、第一の電子機器は、第一の指令を受信することができる。
【0095】
理解できるように、上記第一の指令は、上記サーバが、このサーバにおいて第一の位置情報を検索した場合で送信したものである。
【0096】
S201a、サーバから送信された、第一の位置情報に対応する第一の指令を受信した時、第一の電子機器は、第一の指令に基づいて、第一の画像を収集する。
【0097】
本開示の実施例では、第一の電子機器が、サーバから送信された第一の指令を受信した後、第一の電子機器は、第一の指令に基づいて、第一の物体の画像を収集し始めることによって、第一の画像を取得することができる。
【0098】
本開示の実施例では、第一の電子機器は、サーバから送信された第一の指令を受信してから第一の物体の画像を収集し始めることができ、即ち、サーバには、第一の物体の現在の位置情報が予め記憶されている場合にのみ、第一の電子機器は第一の物体の画像を収集し始めるため、第一の電子機器が必要のない操作を実行することを回避でき、それにより第一の電子機器の消費電力を節約することができる。
【0099】
以下は、各添付図面を結び付けながら、上述した、メモを作成するプロセス(即ち、本開示の実施例によるメモ情報送信方法)を例示的に説明する。
【0100】
図6に示すように、本開示の実施例はメモ情報送信方法を提供する。この方法は、第二の電子機器に適用できることができ、この方法は下記S301-S304のステップを含んでもよい。
【0101】
S301、第二の電子機器は、第一のターゲット画像を収集する。
【0102】
そのうち、上記第一のターゲット画像には、第一の物体の画像が含まれる。
【0103】
選択的に、本開示の実施例では、上記S301は、具体的には下記S301aによって実現することができる。
【0104】
S301a、第二の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、第二の電子機器は、第一のターゲット画像を収集する。
【0105】
理解できるように、上記第一のターゲット画像は、第二の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、カメラアプリケーションプログラムのプレビュー画面における第一の物体の画像であってもよい。
【0106】
選択的に、本開示の実施例では、第二の電子機器は、カメラを介して第一の物体の画像を収集して、第一のターゲット画像を取得することができる。
【0107】
理解できるように、本開示の実施例では、上記第一の画像は、メモを表示するプロセスにおいて収集した第一の物体の画像である。上記第一のターゲット画像は、メモを作成するプロセスにおいて収集した第一の物体の画像である。
【0108】
なお、本開示の実施例では、第二の電子機器が第一のターゲット画像を収集する前に、ターゲットユーザは第二の電子機器をトリガーして第一の物体を決定する必要がある。具体的には、本開示の実施例では、ターゲットユーザは、第二の電子機器のカメラアプリケーションプログラムのプレビュー画面において第一の物体を選択(例えば、クリック)することによって、第二の電子機器をトリガーして第一の物体を決定することができる。
【0109】
例示的に、図7に示すように、図7は、第二の電子機器のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合に表示されるプレビュー画面の概略図である。このプレビュー画面には、「パソコン」(図7における71の示すとおりである)と「カップ」(図7における72の示すとおりである)が含まれており、ターゲットユーザは、「カップ」をクリックすることによって、第二の電子機器をトリガーして、「カップ」を第一の物体として決定してもよく、又は、ターゲットユーザは、「パソコン」をクリックすることによって、第二の電子機器をトリガーして、「パソコン」を第一の物体として決定してもよい。図7に示すように、本開示の実施例では、「カップ」を第一の物体とすることを例にし、ターゲットユーザが「カップ」をクリックすると、「カップ」の周りに選択枠を表示し、選択された物体が「カップ」(図7における73の示すとおりである)であることをターゲットユーザに提示してもよい。さらに、ターゲットユーザが第二の電子機器をトリガーして第一の物体を決定した後、第二の電子機器は、第一の物体の画像を収集することによって、第一のターゲット画像を取得することができる。
【0110】
上記S301に対する他の記述について、具体的には、上記実施例におけるS201に対する関連記述を参照すればよく、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0111】
S302、第二の電子機器は第一のターゲット画像を識別して、第一の情報を取得する。
【0112】
そのうち、上記第一の情報は、第一の物体の特徴情報である。
【0113】
本開示の実施例では、第二の電子機器が第一の物体の画像を収集して、第一のターゲット画像を取得した後、第二の電子機器は、画像識別アルゴリズムを採用し、第一のターゲット画像を識別して、第一の物体の特徴情報、即ち第一の情報を取得することができる。そのうち、画像識別アルゴリズムに対する記述について、具体的には、上記S202における画像識別アルゴリズムに対する関連記述を参照すればよく、ここではこれ以上説明しない。
【0114】
以下は、図8を結び付けながら、上記S302を例示的に説明する。
【0115】
例示的に、図8に示すように、第一の物体が「カップ」(図8における81の示すとおりである)であるとすると、第二の電子機器は、「カップ」を識別して、「カップ」の特徴情報を取得し、且つ現在画面の右下にこの特徴情報(即ち第一の情報)と、この「カップ」の画像(図8における82の示すとおりである)と、を表示することができる。例えば、第二の電子機器が取得した「カップ」の特徴情報は、「高さが5.7cm、色が灰色、付属品がスプーンである」となっている。
【0116】
選択的に、本開示の実施例では、第二の電子機器が第一の物体の特徴情報、即ち上記第一の情報を取得した後、第二の電子機器は、現在画面において、第一の情報を表示することができる。それによって、ターゲットユーザによる第一の物体の特徴情報の閲覧が容易になる。
【0117】
上記S302に対する他の記述について、具体的には、上記実施例におけるS202に対する関連記述を参照すればよく、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0118】
S303、第二の電子機器は、ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信する。
【0119】
S304、第二の電子機器は、サーバにターゲット情報を送信する。
【0120】
そのうち、上記ターゲット情報は、第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含む。
【0121】
以下は、図9を結び付けながら、ターゲットユーザが上記第一のメモ情報の入力をトリガーするプロセスについて例示的に説明する。
【0122】
例示的に、上記第一の物体が「カップ」であるとすると、図9に示すように、図9は、第二の電子機器で表示される、第一のメモ情報を入力するための画面の概略図である。第二の電子機器が「カップ」の特徴情報を取得した後、図9の(a)に示すように、第二の電子機器は、この画面の右下において、この特徴情報(即ち第一の情報)と、この「カップ」の画像(図9の(a)における91の示すとおりである)と、を表示することができる。そして、第二の電子機器は、ターゲットユーザが第一のメモ情報のタイプを選択するための複数のメモ情報タイプ(図9の(a)における92の示すとおりである)を表示することができる。ターゲットユーザが複数のメモ情報タイプから文字タイプを選択した時、第二の電子機器は、第一のメモ情報のタイプが文字タイプであると決定することができ、この時、第二の電子機器は、ターゲットユーザが第一のメモ情報の内容を入力するための情報入力領域(図9の(b)における93の示すとおりである)を表示することができる。図9の(b)に示すように、ターゲットユーザは、情報入力領域において第一のメモ情報の内容を入力することができ、例えば、この第一のメモ情報の内容は、図9の(b)に示すように、「hi、これはミルクティーだ。朝持ってきたが、君は席にいなかった。熱いうちに飲んでね、R」というような内容であってもよい。さらに、ターゲットユーザが情報入力領域において第一のメモ情報の内容を入力した後、ターゲットユーザは、図9の(b)に示されている「完了」コントロール(図9の(b)における94の示すとおりである)をクリックすることによって、第二の電子機器をトリガーして第一のメモ情報と上記第一の情報とをサーバに送信することができる。
【0123】
本開示の実施例では、第二の電子機器が上記第一のメモ情報と第一の物体の特徴情報とをサーバに送信した後、サーバはこの第一のメモ情報と第一の物体の特徴情報とを保存することができ、ユーザが第一のメモ情報を取得する必要があれば、ユーザは、第一の電子機器をトリガーしてサーバに第一の物体の特徴情報を送信することができ、それにより、サーバがこの第一の物体の特徴情報を受信した後、サーバは、この第一の物体に対応するメモ情報、即ち第一のメモ情報をユーザに送信することができる。
【0124】
理解できるように、本開示の実施例では、上述した、メモを作成するプロセスにおいて、ターゲットユーザがある物体に対してトリガーして入力したメモ情報は、即ちメモを表示するプロセスにおいて第一の電子機器がこの物体に対してサーバから受信したメモ情報である。
【0125】
本開示の実施例では、第二の電子機器が第一の情報とターゲットユーザによりトリガーして入力された第一のメモ情報とを取得した後、第二の電子機器は、第一の情報と第一のメモ情報とをターゲット情報としてサーバに送信することができる。それによって、サーバは、ターゲット情報を受信した後、ターゲット情報をサーバに保存することができる。このように、第一の物体の特徴情報と、第一の物体を処理するための第一のメモ情報と、をサーバに予め記憶するプロセスを完了することができ、即ちメモを作成するプロセスを完了する。
【0126】
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット情報は、第三の情報をさらに含んでもよく、この第三の情報は、上記第一のメモ情報の公開方式を指示するために用いることができる。即ち、サーバには、第一のメモ情報の公開方式がさらに予め記憶されてもよい。そのうち、この第三の情報は、ターゲットユーザによりトリガーして設定されたものであってもよい。
【0127】
選択的に、上記第一のメモ情報の公開方式は、公開と、暗号化後に公開と、暗号化後に隠蔽と、暗号化後に認可と、のうちのいずれか一つであってもよい。
【0128】
本開示の実施例では、上記第一のメモ情報の公開方式が「公開」である場合、いずれのユーザも第一のメモ情報を閲覧可能である。上記第一のメモ情報の公開方式が「暗号化後に公開」である場合、第一のメモ情報を閲覧するためには、いずれのユーザもパスワード情報を入力する必要がある。上記第一のメモ情報の公開方式が、「暗号化後に隠蔽」である場合、ターゲットユーザのみが第一のメモ情報を閲覧可能である。上記第一のメモ情報の公開方式が「暗号化後に認可」である場合、ターゲットユーザに認可されたユーザのみが第一のメモ情報を閲覧可能である。
【0129】
なお、本開示の実施例では、ターゲットユーザが、第一のメモ情報の公開方式を「暗号化後に公開」として設定するようにトリガーした場合、ユーザが第一のメモ情報を表示する必要がある時、第一の電子機器をトリガーして上記S205を実行することができる。
【0130】
以下は、図10を結び付けながら、ターゲットユーザが第一のメモ情報の公開方式を設定するようにトリガーするプロセスについて例示的に説明する。
【0131】
例示的に、図10に示すように、ターゲットユーザが図9の94に示されている「完了」コントロールをクリックすると、第二の電子機器は、さらに図10の101に示されている提示情報と複数の公開方式とを表示することができ、そのうち、この提示情報は、実際の使用ニーズに応じて第一のメモ情報の公開方式を選択するようにターゲットユーザに提示するために用いられる。それによって、ターゲットユーザは、この複数の公開方式から、その所望の公開方式を選択することができ、さらに、第二の電子機器は、ターゲットユーザにより選択された公開方式を、第一のメモ情報の公開方式として決定することができる。理解できるように、本開示の実施例では、図10に示すように、第二の電子機器が、図10の101に示されている提示情報と複数の公開方式とを表示している場合(即ち、ターゲットユーザが第一のメモ情報の公開方式を設定するようにトリガーするプロセス)において、第二の電子機器の現在の画面の右下には、第一の物体の特徴情報(即ち第一の情報)と第一の物体の画像とを表示してもよい。
【0132】
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット情報は、第一の物体のある位置の第一の位置情報をさらに含んでもよい。
【0133】
選択的に、本開示の実施例では、上記S301を実行する前に、ターゲットユーザは、まず第二の電子機器をトリガーして、サーバに第一の物体の位置情報を予め保存することができる。
【0134】
本開示の実施例では、第二の電子機器がサーバに第一の位置情報を送信した後、サーバは、第一の位置情報をサーバに保存することによって、ユーザが第一のメモの情報を取得する必要がある時、サーバは、ユーザが第二の電子機器をトリガーして送信した第一の位置情報に対して判断を行うことができる。
【0135】
本開示の実施例では、ユーザは、自分の実際の使用ニーズに応じて、第二の電子機器をトリガーしてメモを送信し、且つメモに情報を付与することができるため、関連技術のように、所定のルールに従って第一のメモ情報の二次元コードをコンパイルして取得する必要がなく、メモを作成するプロセスが簡略化される。そして、メモを作成するプロセスにおいて、メモ情報の公開方式を設定することによって、メモ情報のプライバシーとセキュリティとを保証することができる。
【0136】
選択的に、本開示の実施例では、ユーザが第一の電子機器をトリガーしてメモ表示のプロセス(即ち本開示の実施例によるメモ情報表示方法)を実行する前に、ユーザは、まず第二の電子機器をトリガーしてメモ作成のプロセス(即ち本開示の実施例によるメモ情報送信方法)を実行してもよい。
【0137】
なお、本開示の実施例では、上記各方法の添付図面に示されたメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とはいずれも、本開示の実施例における一つの添付図面を結び付けて例示的に説明されるものである。具体的に実現する時、上記各方法の添付図面に示されたメモ情報表示方法とメモ情報送信方法とは、上記実施例で示された結び付けることができる他の任意の添付図面を結び付けて実現されてもよく、ここではこれ以上説明しない。
【0138】
図11に示すように、本開示の実施例は、電子機器400を提供する。この電子機器400は、収集モジュール401、識別モジュール402、第一の送信モジュール403、受信モジュール404及び表示モジュール405を含んでもよい。そのうち、収集モジュール401は、第一の物体の画像を含む第一の画像を収集するために用いることができ、識別モジュール402は、収集モジュール401により収集された第一の画像を識別して、第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いることができ、第一の送信モジュール403は、識別モジュール402により識別された第一の情報をサーバに送信するために用いることができ、受信モジュール404は、サーバから送信された、第一の送信モジュール403により送信された第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信するために用いることができ、表示モジュール405は、受信モジュール404により受信された第一のメモ情報を表示するために用いられる。
【0139】
選択的に、図11を結び付けて、図12に示すように、本開示の実施例では、この電子機器400は、第二の送信モジュール406をさらに含んでもよい。そのうち、第二の送信モジュール406は、収集モジュール401が第一の画像を収集する前に、第一の物体のある位置の第一の位置情報をサーバに送信するために用いることができ、収集モジュール401は、具体的には、サーバから送信された、第二の送信モジュール406により送信された第一の位置情報に対応する第一の指令を受信した時、第一の指令に基づいて、第一の画像を収集するために用いることができる。
【0140】
選択的に、本開示の実施例では、上記表示モジュール405は、具体的には、ユーザにより入力された第一のパスワード情報と第一のターゲットパスワード情報とが同じである場合、第一のメモ情報を表示するために用いることができる。
【0141】
選択的に、本開示の実施例では、上記収集モジュール401は、具体的には、電子機器400のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、第一の画像を収集するために用いることができる。
【0142】
本開示の実施例による電子機器400は、上記方法の実施例における第一の電子機器であってもよく、それは上記方法の実施例において第一の電子機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0143】
本開示の実施例は電子機器を提供する。この電子機器は、第一の画像(この第一の画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つこの第一の画像を識別して、第一の情報(この第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてサーバに第一の情報を送信することで、サーバは、サーバにおいて第一の情報を検索し、第一の情報を検索した場合、第一の情報に対応する第一のメモ情報をこの電子機器に送信し、即ちこの電子機器は、サーバから送信される第一のメモ情報を受信し、且つ第一のメモ情報を表示することができる。この方案によると、ユーザはこの電子機器をトリガーして物体の特徴情報とメモ情報をサーバに予め記憶することができるため、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザはこの電子機器をトリガーしてこの物体の特徴情報によりメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【0144】
図13に示すように、本開示の実施例は、電子機器500を提供する。この電子機器500は、収集モジュール501、識別モジュール502、受信モジュール503及び送信モジュール504を含んでもよい。そのうち、収集モジュール501は、第一の物体の画像を含む第一のターゲット画像を収集するために用いることができ、識別モジュール502は、収集モジュール501により収集された第一のターゲット画像を識別して、第一の物体の特徴情報である第一の情報を取得するために用いることができ、受信モジュール503は、ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信するために用いることができ、送信モジュール504は、識別モジュール502により識別された第一の情報と、受信モジュール503により受信され、且つ第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含むターゲット情報をサーバに送信するために用いることができる。
【0145】
選択的に、本開示の実施例では、上記ターゲット情報は、第一の物体のある位置の第一の位置情報をさらに含んでもよい。
【0146】
選択的に、本開示の実施例では、上記収集モジュール501は、具体的には、電子機器500のカメラアプリケーションプログラムがビデオコードモードにある場合、第一のターゲット画像を収集するために用いることができる。
【0147】
本開示の実施例による電子機器500は、上記方法の実施例における第二の電子機器であってもよく、それは上記方法の実施例において第二の電子機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0148】
本開示の実施例は電子機器を提供する。この電子機器は、第一のターゲット画像(第一のターゲット画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つ第一のターゲット画像を識別して、第一の情報(第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてユーザにより入力された第一のメモ情報を受信し、且つサーバにターゲット情報(ターゲット情報は第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含む)を送信することができる。この方案によると、ターゲットユーザは、自分の実際の使用ニーズに応じて、この電子機器をトリガーしてメモを送信し、且つメモに情報を付与することができるため、関連技術のように、所定のルールに従って第一のメモ情報の二次元コードをコンパイルして取得する必要がなく、メモを作成するプロセスが簡略化される。そして、メモを作成するプロセスにおいて、メモ情報の公開方式を設定することによって、メモ情報のプライバシーとセキュリティとを保証することができる。
【0149】
図14に示すように、図14は、本開示の各実施例を実現させる電子機器(第一の電子機器又は第二の電子機器であってもよい)のハードウェア概略図である。図14に示すように、この電子機器100は、無線周波数ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110、及び電源111などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図14に示された電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成しなく、電子機器は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又は何らかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。本開示の実施例では、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0150】
本開示の実施例では、電子機器100が第一の電子機器である場合、上記プロセッサ110は、第一の画像を収集し、且つ第一の画像を識別して第一の情報を取得するために用いることができ、この第一の画像には、第一の物体の画像が含まれ、この第一の情報は、第一の物体の特徴情報であり、無線周波数ユニット101は、サーバに第一の情報を送信し、且つサーバから送信された、第一の情報に対応する第一のメモ情報を受信するために用いられ、表示ユニット106は、無線周波数ユニット101により受信された第一のメモ情報を表示するために用いられる。
【0151】
理解できるように、本開示の実施例では、上記第一の電子機器の構造概略図(例えば、上記図11)における収集モジュール401、識別モジュール402は、上記プロセッサ110によって実現することができる。上記第一の電子機器の構造概略図(例えば、上記図11)における第一の送信モジュール403、受信モジュール404は、上記無線周波数ユニット101によって実現することができる。上記第一の電子機器の構造概略図(例えば、上記図11)における表示モジュールは、上記表示ユニット106によって実現することができる。
【0152】
本開示の実施例は電子機器を提供する。この電子機器は、第一の画像(この第一の画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つこの第一の画像を識別して、第一の情報(この第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてサーバに第一の情報を送信することで、サーバは、サーバにおいて第一の情報を検索し、第一の情報を検索した場合、第一の情報に対応する第一のメモ情報をこの電子機器に送信し、即ちこの電子機器は、サーバから送信される第一のメモ情報を受信し、且つ第一のメモ情報を表示することができる。この方案によると、ユーザは、物体の特徴情報とメモ情報とをサーバに予め記憶するようにトリガーすることができるため、ユーザがある物体を処理する必要がある時、ユーザはこの電子機器をトリガーしてこの物体の特徴情報によりメモ情報を取得することができ、それによりユーザはこのメモ情報に基づいてこの物体を処理することができる。このように、本開示の実施例は、他のオブジェクト(例えば、二次元コード)を介してこの物体を処理するためのメモ情報を取得することなく、直接に物体によりこの物体を処理するためのメモ情報を取得することができるため、メモ情報の取得の柔軟性を向上させることができ、それにより物体処理の柔軟性を向上させることができる。
【0153】
本開示の実施例では、電子機器100が第二の電子機器である場合、上記プロセッサ110は、第一のターゲット画像を収集し、且つ第一のターゲット画像を識別して第一の情報を取得するために用いられ、この第一のターゲット画像には第一の物体の画像が含まれ、この第一の情報は第一の物体の特徴情報であり、ユーザ入力ユニット107は、ユーザにより入力された第一のメモ情報を受信するために用いられ、無線周波数ユニット101は、サーバにターゲット情報を送信するために用いられ、このターゲット情報は第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含む。
【0154】
理解できるように、本開示の実施例では、上記第二の電子機器の構造概略図(例えば、上記図13)における収集モジュール401と識別モジュール402とは、上記プロセッサ110によって実現することができる。上記第二の電子機器の構造概略図(例えば、上記図13)における受信モジュール503は、上記ユーザ入力ユニット107によって実現することができる。上記第二の電子機器の構造概略図(例えば、上記図13)における送信モジュール404は、上記無線周波数ユニット101によって実現することができる。
【0155】
本開示の実施例は電子機器を提供する。この電子機器は、第一のターゲット画像(第一のターゲット画像には第一の物体の画像が含まれる)を収集し、且つ第一のターゲット画像を識別して、第一の情報(第一の情報は第一の物体の特徴情報である)を取得し、そしてユーザにより入力された第一のメモ情報を受信し、且つサーバにターゲット情報(ターゲット情報は第一の情報と、第一の情報に対応する第一のメモ情報と、を含む)を送信することができる。この方案によると、ターゲットユーザは、自分の実際の使用ニーズに応じて、この電子機器をトリガーしてメモを送信し、且つメモに情報を付与することができるため、関連技術のように、所定のルールに従って第一のメモ情報の二次元コードをコンパイルして取得する必要がなく、メモを作成するプロセスが簡略化される。そして、メモを作成するプロセスにおいて、メモ情報の公開方式を設定することによって、メモ情報のプライバシーとセキュリティとを保証することができる。
【0156】
理解すべきことは、本開示の実施例では、無線周波数ユニット101は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ110に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット101は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、及びデュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット101は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0157】
電子機器は、ネットワークモジュール102によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、及びストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0158】
オーディオ出力ユニット103は、無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102によって受信された又はメモリ109に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット103はさらに、電子機器100によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、及びメッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0159】
入力ユニット104は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット104は、グラフィックスプロセッサ(graphics processing unit、GPU)1041とマイクロホン1042とを含んでもよい。グラフィックスプロセッサ1041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ1041によって処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102を介して送信されてもよい。マイクロホン1042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット101を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0160】
電子機器100は、少なくとも一つのセンサ105、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル1061の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器100が耳元に移動した時、表示パネル1061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、及び磁力計姿勢校正)の識別、及び振動識別関連機能(例えば、歩数計及びタップ)などに用いることができる。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサなどをさらに含んでもよい。これ以上説明しない。
【0161】
表示ユニット106は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット106は、表示パネル1061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、及び有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)などの形式で表示パネル1061を配置してもよい。
【0162】
ユーザ入力ユニット107は、入力された数字又は文字情報の受信、電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1071上又はタッチパネル1071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ110に送信し、プロセッサ110から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル1071を実現してもよい。タッチパネル1071以外、ユーザ入力ユニット107は、他の入力機器1072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器1072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン及びスイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。
【0163】
さらに、タッチパネル1071は、表示パネル1061上に覆われてもよい。タッチパネル1071は、その上又は付近でのタッチ操作を検出した場合、プロセッサ110に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1061で相応な視覚出力を提供する。図14では、タッチパネル1071と表示パネル1061とは、二つの独立した部材として電子機器の入力及び出力機能を実現するものであるが、いくつかの実施例では、タッチパネル1071と表示パネル1061とを集積して電子機器の入力及び出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0164】
インターフェースユニット108は、外部装置と電子機器100との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、及びイヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報及び電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器100内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器100と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0165】
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ109は、主に記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、及び少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能及び画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ及び電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0166】
プロセッサ110は、電子機器の制御センターであり、各種のインターフェースと線路とによって電子機器の各部分に接続され、メモリ109内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ109内に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の各種の機能を実行し、データを処理することにより、電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ110は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ110は、アプリケーションプログラムプロセッサとモデムプロセッサとを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプログラムプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきことは、上記モデムプロセッサは、プロセッサ110に集積されなくてもよい。
【0167】
電子機器100は、各部材に電力を供給する電源111(例えば、電池)をさらに含んでもよい。選択的に、電源111は、電源管理システムによってプロセッサ110にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0168】
また、電子機器100は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0169】
選択的に、本開示の実施例は、電子機器をさらに提供する。この電子機器は、プロセッサ110と、メモリ109と、メモリ109に記憶されおり、且つプロセッサ110上で運行できるコンピュータプログラムと、を含んでもよく、このコンピュータプログラムがプロセッサ110によって実行される時、上記方法の実施例における各プロセス(例えば、第一の電子機器によるメモ表示プロセス、又は、第二の電子機器によるメモ作成プロセス)を実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0170】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、このコンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含んでもよい。
【0171】
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0172】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームとの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には又は関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0173】
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらは、いずれも本開示の保護範囲に入っている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14